JPS633818A - 加熱用調理器の製造方法 - Google Patents

加熱用調理器の製造方法

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JPS633818A
JPS633818A JP14663586A JP14663586A JPS633818A JP S633818 A JPS633818 A JP S633818A JP 14663586 A JP14663586 A JP 14663586A JP 14663586 A JP14663586 A JP 14663586A JP S633818 A JPS633818 A JP S633818A
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heating
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好男 市川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は加熱用調理器の製造方法に関し、更に詳細には
金属製の鍋、釜、フライパン、鉄板焼器、魚焼器、湯沸
器、炊飯器、パン焼器、オーブン等の加熱用調理器にあ
って、その素材の内面に、加熱時間の短縮、加熱温度の
低温化、料理の風味向上などをはかるため赤外線放射効
率の良い塗膜用組成物を塗布し、これを低温で加熱して
製造することを特徴とする赤外線高放射の加熱用調理器
の製造方法に関する。
(従来の技術) 本発明は加熱用調理器の内面に赤外線高放射の塗膜を作
るものであるが、このI iffは調理器として、その
前提条件とされる ■ 料理中のいかなる条件下でも溶出、剥離がないこと
■ 空焚きに耐える(耐熱性および冷熱サイクル性)こ
と。
■ 耐食性が優れていること。
■ 機械的強度が優れている(タワシで強くこすっても
傷がつかない)こと。
などの機能を具備していると共に、さらに本発明の目的
である赤外線高放射膜であることが要求されるものであ
る。
しかし、これまでこのような条件をすべて満たすものは
見当らない。
すなわち調理器の内面n1lAとしてはホーロー、フッ
素樹脂塗膜があるが、いづれも本発明とは目的を異にし
ている。
そしてホーローは高温加工のため基材が限定されること
となり、更に冷熱サイクル性にも問題がある。
またフッ素樹脂塗膜は耐熱性、機械的強度の点で間諺が
ある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は加熱用調理器の内面に適切なる塗膜用組成物を
塗布し、低温で加熱するだけで前記の加熱用調理器の前
提条件を満足し、しかも赤外線高放射体としての調理器
製造の方法を提供しようとするものである。
すなわち、この製造方法によって、加熱用調理器を直接
赤外線放射体とし、これにより放射面積を広げ、熱効率
の非常に高いものを得ようとしている。
上記赤外線放射体の100℃における熱放射率は1〜2
5g+aの殆どの波長域で0.85〜0.99と非常に
高く、このため遠赤外線の被熱物(料理)への透過によ
り外面、内面とも殆ど同時に同条件で加熱されることと
なり、その結果、加熱時間の短縮、加熱温度の低温化が
可能になり、更に料理の風味が向上させようとするので
ある。
このように本発明は調理器に必要な条件を具備している
上に、 ■ 熱効率が優れている。
■ 被熱物の内外面同時加熱により収縮が殆どなく風味
の良い料理ができる。
■ 耐熱性の低い金属の調理器にも摘要できる。
■ 低コストで提供できる。
などの開目的を達成しようとしている。
(問題点を解決するための手段) − 即ち本発明は前記の目的を達成するために、加熱用調理
器の内面に一般式R’5i(OH2)3(式中、R1は
炭素数1〜8の有機基、R2は炭素数1〜5のアルキル
基または炭素数1〜4のアシル基を示す。)で表わされ
るオルガノアルコキシシランの加水分解物もしくはその
部分縮合物と微粒子状のFe、Cu。
Cr、Go、Mu、Ti、Ni、Zn、Al、Siの酸
化物およびカーボンブラック、黒鉛、炭化ケイ素、ケイ
酸ジルコ、ニア、ムライト、カオリンの群から選ばれた
2種以上の混合物または合成物及びアルコールとから成
る組成物を塗布した後、80〜400℃で加熱して製造
することを特徴とする赤外線高放射の加熱用調理器の製
造方法を提供するものである。
(実 施 例) 以下、本発明を構成要件別に詳述する。
(1)式R1Si(OR2)3 (式中、R1は炭素数
1〜8の有機ス(、R2は炭素数1〜5のアルキル基ま
たは炭素数1〜4のアシル基を示す。)で表わされるオ
ルガノアルコキシシランの加水分解物もしくはその部分
縮合物 オルガノアルコキシシランの加水分解物もしくは部分縮
合物はオルガノアルコキシシランを加水分解して得られ
るものである。
オルガノアルコキシシランは水媒体中で加水分解反応に
よって加水分解物を生成するとともに重縮合反応が生起
して、部分縮合物を生成する。
かかるR’ 5i(OR2)3で示されるオルガノアル
コキジシランのR1は炭素数1〜8の炭素を有する実機
基であり、 例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基などのアルキル基、その他r−クロロプロピル基
、ビニル基、3,3.3−)リフロロプロビル基、r−
グリシドキシプロビル基、r−メタクリルオキシプロピ
ル基、r−メルカプトプロピル基、フェニル1,3.4
−二ポキシシクロヘキシルエチル基、r−アミノプロピ
ル基、などである。
また、R2は炭素数1〜5のアルキル基または炭素数1
〜4のアシル基であり、例えばメチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基、n−ブチル基、5eG−ブチル基
、tert−ブチル基、アセチル基などである。
これらのオルガノアルコキシシランの具体例として、例
えばメチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシ
ラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシ
シラン、n−プロピルトリエトキシシラン、i−プロピ
ルトリメトキシシラン、i−プロピルトリエトキシシラ
ン、r−クロロプロピルトリメトキシシラン、r−クロ
ロプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリエトキシシラン、3,3.3−トリフ
ロロプロピルトリメトキシシラン、  r −グリシド
キシプロビルトリメトキシシラン、r −メタクリルオ
キシプロピルトリメトキシシラン、r−メルカプトプロ
ピルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン
、r−アミノプロピルトリメトキシシラン、3.4−エ
ポキシシクロヘキシルエチルトリエトキシシランなどを
挙げることができる。
これらのオルガノアルコキシシランは、1種または2種
以上を併用することができる。
また、これらのオルガノアルコキシシランのうち、特に
メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン
が好ましい。
かかるオルガノアルコキシシランの加水分解物もしくは
その部分縮合物は、組成物中ですルガノアルコキシシラ
ンに水を加えて生成したもの、或いは組成物調整の際に
別途加水分解して得られたもの、また加水分解後に後記
のアルコールを添加して加水分解物の縮合反応を制御し
ながら成る程度水を共沸留去して高分子量化したちのい
づれでも良い。
オルガノアルコキシシランの組成物中における割合は1
0〜35重量%、好ましくは20〜30重量%であり、
10重量%未満では得られる塗膜の密若力が弱くなり、
また硬度が充分に向上せず、−方35重量%を超えると
塗膜の可塑性がなくなり、亀裂や開離が生じやすくなり
、また組成物の保存安定性が悪化するなどの結果を招き
好ましくない。
加水分解に必要な水の割合は前記オルガノアルコキシシ
ランに対し20〜180重量%であり好ましくは40〜
100重量%である。
水の割合が20重量%未満ではオルガノアルコキシシラ
ンの加水分解が充分に生起し難く、−方、180重量%
を超えるとゲル化したり、粘度が増大し過ぎたりして好
ましくない。
かかる水には水道水、蒸留水またはイオン交換水を用い
るが、水性のコロイド状アルミナ及びシリカを使用する
こともできる。
この水性のコロイド状アルミナ及びシリカは塗膜の耐熱
性の向上、硬度の改良などに寄与するもので固形分が1
5〜40重量%で平均粒径が10〜50mg、pi(が
酸性のものが好ましい。
また、前記オルガノアルコキシシランの加水分解時に、
必要に応じて各種の有機酸、無機酸またはアルミニウム
キレート等の加水分解触媒を使用することができる。
かかる加水分解触媒としては酢酸、無水#醜、クロロ酢
酸、塩酸、蟻酸、プロピオン酸、マレイン酸、クエン酸
、グリコール酸、トルエンスルホン酸などの酸類及びア
ルミニウムアセチルアセトネート、アルミニウムジ−n
ブトキシモノエチルアセトアセテートなどのアルミニウ
ムキレートなど、或いはその他の酸、アルミニウムキレ
ートを挙げることができる。
これらの中で好ましくは酢酸または無水酢酸である。
この加水分解触媒の使用量は加水分解に使用される水の
量に対し、0.03〜lO重量%、好ましくは0.05
〜2重量%である。
アルコールは前記オルガノアルコキシシランの加水分解
物もしくはその部分縮合物の縮合反応を制御するため、
また組成物の粘度を調節するために使用するものである
かかるアルコールとしてはメタノール、エタノール、プ
ロパツール、イソプロパツール、n−ブタノール、イソ
ブタノール等の低級脂肪族アルコ−ルミ、 及びエチレ
ングリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル
等のエチレングリコール誘導体及びジアセトンアルコー
ル等が挙げられ、これらから成る群より選ばれた1種も
しくは2種以上のものが使用される。
これらの中で好ましくはイソプロパツール、インブタノ
ール、エチレングリコールモノブチルエーテルである。
このアルコールの組成物中の割合は10〜85重量%、
好ましくは20〜45重量%であり、10重量%未満で
は加水分解によって生成したシテノール化合物の縮合が
進みすぎてゲル化が生起しやすく、また前記微粒子の分
散が充分にできない、−方65重量%を超えると相対的
に他の成分が少なくなり、得られる塗膜の密着力が弱く
なったり、塗膜が薄すぎたりするなど好ましくない。
微粒子状ノFe、Cu、Or、CoJn、Ti、Ni、
Zn、Al 、Siの酸化物およびカーポンプラッ先黒
鉛、炭化ケイ素、ケイ酸ジルコニア、ムライト、カオリ
ンの群から選ばれた2種以上の混合物または合成物は塗
膜を赤外線高放射性にするために用いるものであるが、
同時に耐熱性、耐食性、硬度などを向上させることを目
的としている。
前記の2種以上の混合物とは、例えば酸化鉄70%(重
量%で以下同じ)と酸化ニッケル30%、酸化チタン3
0%と炭化ケイ素30%及びケイ酸ジルコニア40%、
アルミナ20%と黒鉛20%及び、炭化ケイ素30%と
ムライト30%などの混合物である。
この混合物の組合せ及び割合により塗膜の赤外線放射ス
ペクトルが変化するが、好ましくは3〜4種の混合物で
あり、その割合は任意であるが、1種当り5重量%以上
が好ましい9 この微粒子状c7)Fe、Cu、Cr、Go、Mu、T
i 、Xi 、Zn、Alの酸化物およびカーボンブラ
ック、黒鉛は水性のコロイド状のものでも良く、この場
合この水を前記オルガノアルコキシシランの加水分解に
使用することもできる。
また、合成物とは、Fe、Cu、C:r、CoJn、T
i、Ni、Zn。
Al 、 Siの2種以上の合成酸化物であり、例えば
、チタンとニッケル、鉄と亜鉛などの2種合成酸化物、
或いは鉄とクロムと亜鉛、コバルトとアルミニウムと亜
鉛などの3種合成酸化物やチタンとニッケルとコバルト
とアルミニウムの4種合成酸化物などであるが、チタン
とクロムとアンチモンの合成酸化物のように他の酸化物
との合成物でもよい。
前記の混合物同様この合成物の組合せ及び割合により塗
膜の赤外線放射スペクトルが変化するが、好ましくは3
〜4種の合成酸化物であり、その割合は任意であるが、
1種当り5重量%以上が好ましい。
また合成酸化物と酸化鉄や黒鉛やムライトなどとの、或
いは合成酸化物と合成酸化物との混合物でもよい。
これらの混合物または合成物の乎均粒径は0.02〜1
0gm、好ましくは0.1−1 grnであることが必
要であり、0.024a未満では赤外線放射率が低下し
たり、組成物の粘度が上昇したり、−方、lOル履を超
えると組成物の分散性が悪化したり、塗膜が粗くなった
りして好ましくない。
この混合物または合成物の組成物中の割合は、3〜60
重量%、好ましくは5〜35重量%であり、3重量26
未満では赤外線放射率が低下したり、波長によるばらつ
きができたりする、−方SO重量%を超えると組成物の
粘度が上昇しすぎたり、密着力が弱くなったり、硬度が
低下したりして好ましくない。
本発明に使用する塗膜用組成物は前記のような成分より
なるが、全組成物中の固形分の割合は15〜70重量%
、好ましくは20〜50重量%であり、15重量%未満
では得られる塗膜厚が薄すぎたり、赤外線放射率が低下
したりする、−方70重量%を超えると粘度が上昇しす
ぎたり、密着力が悪化したりして好ましくない。
また本発明の塗膜用組成物は必要に応じて、分散剤また
は増粘剤として超微粒子状のアルミナ、シリカ、チタニ
アなど、或いは補強剤としてチタン酸カリウム、窒化ケ
イ素、炭化ケイ素などのウィスカー、着色剤、充填剤と
して顔料、その他の微粒子状無機物またその他の補助剤
として界面活性剤、各種カップリング剤その他従来公知
の添加剤を用いることができる。
本発明の塗膜用組成物を調整するに際しては、例えばオ
ルガノアルコキシシランに水及び酸を加え、これにアル
コールと微粒子状の混合物または合成物を加えて一度に
調合してもよいし、また予めオルガノアルコキシシラン
の加水分解物もしくはその部分縮合物にアルコールを加
えた溶液を作り、これに微粒子状の混合物または合成物
を加えて調合してもよい、更に水及び酸にアルコールと
微粒子状の混合物または合成物を加えて調合し、使用に
際してオルガノアルコキシシランを加え、3〜24時間
熟成したものでもよい。
この調整液は高速撹拌機、ボールミルその他の分散機に
より均一な安定性のよい分散液とすることができる。
本発明の加熱用調理器とは鉄、ステンレス、アルミニウ
ム、銅、合金のどの金属性の鍋、釜、フライパン、鉄板
焼器、魚焼器、湯佛器、炊飯器、パン焼器、オーブンそ
の他全ての加熱用調理器のことである。
本発明は、前記の塗膜用組成物をスプレー、刷毛、ディ
ッピングなどの塗装方法により加熱用調理器の素材の内
側に塗布した後80〜400℃で加熱して赤外線高放射
の加熱用調理器を製造するものであるが、この場合の加
熱は電気、ガスなどの加熱炉、熱風乾燥炉、赤外線乾燥
炉などにより行なうが直火による加熱も可能である。
加熱条件は通常80〜100℃の場合120分以上、1
50℃の場合60〜90分、200℃の場合20〜60
分、300℃の場合10〜30分、350〜400℃の
場合5〜20分であるが加熱時間は加熱方法や塗膜厚に
よって異るのでこの限りでない。
好ましい加熱条件は200℃で30分である。
加熱温度が80℃以下の場合は乾燥が完全に行なわれ難
く、耐熱水性、硬度など物性的に問題が生じやすく、−
方400℃以上の場合は調理器の材料が変形したり、変
色したり、また、コストの面からも好ましくない。
また、本発明の塗膜厚は、 2〜10月lであるが、好
ましくは5〜30paである。
2終m以下では均一な塗膜が得られ難く、−方100g
m以上では冷熱サイクル性に問題が生じやすく、また作
業性も悪くなり好ましくない。
塗装方法はスプレー、ディンプ塗装方法が好ましく、1
〜3回の重層塗装を行なう。
塗装は、通常常温下で行なうが材料を予め70〜120
℃に加熱して行うこともできる。
予熱面に塗布すると組成物の垂れの発生を防ぐことがで
き、また指触乾燥が瞬時にできるため作業性が良い。
2〜3回の塗装を行う場合は、1回目の塗装後80〜2
00℃で3〜20分位の加熱乾燥をして、その予熱面に
、または常温にしてから2回目を塗布する。
なお、1回あたりの塗布量は35gm以下が好ましい。
本発明によって得られた加熱用調理器、例えば鉄製の天
ぷら鍋の内面に前記の塗膜用組成物をスプレー塗装法で
約15ルm塗布し、 150℃で60分加熱処理したも
のは、食用油が30〜110℃で天ぷらができ上り、時
間も市阪の天ぷら鍋を使用して180〜180℃で揚げ
たものと比べ短縮できることはあっても超えることはな
い。
この結果食用油が酸化されず(食用油の酸化温度は12
0〜130℃位である)天ぷらの風味が良くなる。
また、食用油が酸化されないため何回でも使用すること
ができ、その経済的メリットも大きい。
また、使用後も塗膜には変化が全く認められず、別途行
った連続98時間の煮演試験、 500℃で8時間の耐
熱試験、 400℃と常温の5回繰返しの、また300
℃と水冷の5回繰返しの冷熱試験、金属タワシによる庁
耗試験などの全てに変化は全く認められなかった。
更に、アルミニウム製のフライパンの内面に前記の塗膜
用組成物をスプレーで塗布し200℃で30分加熱処理
したものは、 100X 75X Loamの大きさの
牛肉が殆ど収縮しないで焼上り、市販のフライパンを使
用した場合は10%以上収縮するので、これと比べ肉が
やわらかく、風味が向上することが証明された。
また、加熱温度、時間ともに短縮することができる。
更に、本発明の塗膜の上に非粘石性の向上を目的として
公知のフッ素樹脂加工をすることもできる。
以上のように本発明は、金属製のあらゆる加熱用調理器
の内面に加熱時間の短縮、加熱温度の低温化、料理の風
味向上などをはかるため赤外線放射効率に優れた塗膜用
組成物を塗布し、低温で加熱して製造することを特徴と
する赤外線高放射の加熱用調理器の製造方法を提供する
ものである。
以下、具体例を挙げ本発明を更に説明するが、本発明は
特許請求の範囲を超えない限り以下の具体例に限定され
るものではない。
なお、具体例中、部および%は、断らない限り重量基準
である。
具体例 本発明の加熱用調理器の赤外線放射による効果、及びそ
の他の物性を調べるため第1表に示す塗膜用組成物No
、1〜No、7の7種類を作成した。
なお、第1表の組成物No、1は、まず水25部と氷酢
酸0.1 部、インプロパツール24部、ブチルセロソ
ルブ16部、酸化鉄(黒)4部、黒鉛2部、ケイ酸ジル
コニア4部を撹拌容器に入れ、1.00Orpmで10
分間撹拌し、更にボールミルで60分間分散させた。
そして使用する1部詩間前にこの分散液とメチルトリメ
トキシシランを混合し、3.00Orpmで10分間撹
拌して作成したものである。
組成物No、2〜No、4も前記組成物No、lと同様
の方法で作成した。
組成物N005はメチルトリメトキシシラン21部と氷
酢酸0.1部、インプロパツール10部、ブチルセロソ
ルブ15部を混合した後、水12部を加えて軽く撹拌し
、16時間熟成した。
熟成後ケイ酸ジルコニ710部、合成ムライト10部、
TiとNiとGoとAlの合成酸化物20部、超微粒子
状シリカ2部、ノニオン系界面活性剤0.1部を加え撹
拌機で10分間(1,00Orpm)撹拌し、これをボ
ールミルで80分間分散させて作成した。
組成物NO,6は組成物No、1と同様メチルトリエト
キシシラン以外の成分を混合、分散させ、使用する12
時間前にメチルトリエトキシシランを混合し、撹拌して
作成した。
組成物No、7はスノーテンクツ030部、インプロパ
ツール25部、ケイ酸ジルコニア10部、FeとZnの
合成酸化物8部、チタン酸カリウムウィスカー2部を組
成物N011と同様の方法で混合、分散させ、使用する
15時間前にメチルトリメトキシシランを混合し、撹拌
して作成した。
つぎに塗j模の放射率を調べるため、サイズ50×50
X2mmの鋼板3枚とアルミニウム板3枚を用意し、こ
の各2枚の片面に第1表の組成物を塗布した後、加熱し
て4枚のテストピースを作成した。
なお、テストピースの名称及び作成方法を第2表に示す
塗装は全てエアースプレー法により行い、加熱は電気オ
ーブンを使用した。
このテストピースを用いて放射率を測定した。
測定方法はIRA−2型赤外分光光度計〔日本分光(株
)製〕の付属装置である熱放射率314定装置により温
度設定値を黒体、テストピースともに100℃±0.5
°Cにして3+11定した。
第1図(a)(b)にこの放射スペクトルを示す。
更にサイズ250 X 250 X 4m3の鋼板6枚
とステンレス板(SUS304)8枚、銅板6枚を用意
し、第1表の組成物を夫々の片面に塗布した後、加熱し
てテストピースを作成した。
なを、テストピースの名称及び作成方法を第3表に示す
塗装は全てエアースプレー法により行ない、加熱は電気
オーブンを使用した。
第2表中使用組成物名の1.2.3とあるのは1回塗布
、1−1.5−4は1及び5を塗布し、加熱処理vk1
及び4を塗布し、更に加熱処理したものである。
このようにして得られたテストピースを室内に5日間放
置後、各種のテストを実施した。
その結果を第4表に示す。
なお、第4表中の各種試験項目は下記に従い測定したも
のである。
[硬度] 鉛筆硬度(JIS  K5400)による。
[密着性] 基盤目試験(JIS  K5400)による。
[耐熱性] 電気炉で450℃×48時間保持し、自然放冷して塗膜
の状態を観察した。
[冷熱サイクル性〕 電気炉で500℃で30分保持し、自然放冷した。
これを連続8回繰返して塗膜の状態を観察した。
[耐庁耗性] #○○OOのスチールクールによるひっかきテストで強
くこすっても傷がつくか否かのテストをし”C塗膜の状
態を観察した。
[耐食塩水性] 4%食塩水で8時間の煮沸テストを3回崩返し′、塗膜
の状態を観察した。
[耐水性コ 水道水に30日間浸櫃後、塗膜の状態を観察した。
[耐アルカリ性] 2%苛性ソーダ液に48時間浸漬し、塗膜の状態を観察
した。
[耐沸騰水性] 水道水で連続8時間の煮沸テストを10回繰返し、塗膜
の状態を観察した。
[耐酸性] 5%酢酸液を点適し、5時間後に塗膜の状態を観察した
本発明を実証するためにプレス成形した直径250、深
さ100、厚さ1.51の鋼板製鋼4ヶと同サイズのア
ルミニウム製w44ケを用意し、それぞれ3ケづつの内
面に第1表の組成物を塗布した後、加熱してテスト品を
作成した。
なお、テスト品の名称及び、作成方法を第5表に示す。
塗装は全てエアースプレー法により行い、加熱は電気オ
ーブンを使用した。
このようにして得られたテスト品を室内に5日間放置後
、各種のテストを実施した。
まずテスト品F−1とF−4に800ccの水道水を入
れ、都市ガスを一定の火力にセットして加熱し、その温
度変化を測定した。
このテストを3回繰返し、そのモ均値を出した。
またテスト品G−1とG−4に1.200ccの水道水
を入れ、前記と同様のテストを行った。
その結果を第2図に示す。
つぎにサイズ45X45X13mmのさつまいもを24
枚用意し、テスト品F−2、F−4、G−2、G−4に
小さじ1杯の大豆油を拡散し、これにさつまいもを2枚
づつ入れ、都市ガスを一定の火力にセットして加熱し、
箸が軽く通る時間の変化をi!測した。
なお1分30秒毎にさつまいもを裏返しにした。
このテストを3回繰返し、その平均値を測定した。
その結果をつぎに示す。
(1)時間 F−26分45秒 F−410分05秒 G−26分10秒 G−48分25秒 (2)外観 イ)F−2、G=2で加熱したものは焦げ目が少なく、
F−4、G−4で加熱したものは焦げ目が激しく、全面
が焦げている。
口)F−2、G−2で料理したものは収縮が殆どなく、
元のサイズの通りであった。
−方F−4、G−4で料理したものは収縮が太きく41
X3i3X11mmのサイズになった。
ハ)F−2、G−2は底面に殆ど焦げ付きができず、樹
脂タワシで簡単に落だ。
一方、F−4、G−4は底面に焦げ付き、樹脂タワシで
は全く落ちず、金属タワシで相当時間をかけて落した。
更にサイズ40 X 40 X 8mmのし壱がいもと
60×θOX 8!IIの牛肉に小麦粉をつけたものを
各24枚用意し、テスト品F−3、F−4、G−3、G
−4に大豆油を1.0OOccづつ入れ、電熱器で11
0℃に加熱した。
これにじゃがいもと牛肉を各2枚づつ入れて揚げた。
このテストを3回繰返して、その平均値を測定した。
つぎにその結果を示す。
(1)温度と時間 F−3とG−3を使用したものはじ壱がいもが4分40
秒と4分05秒で揚った(箸が簡単に通る状態)、牛肉
は3分10秒と2分50秒で揚った(切断面に赤味が残
らない状態)。
−方、F−4とG−4を使用した場合、7分間揚げたじ
ヤがいもは全く揚がらず、牛肉は切断面の1/3位に赤
味が残った。
このため大豆油の温度を160℃にして揚げたところ、
じゃがいもは2分40秒で、牛肉は1分20秒でできた
(2)外  観 イ)F−3とG−3を使用したものはいづれも殆ど収縮
がみられなかった。
一方F−4とG−4を使用したものは全てが収縮し、そ
の収縮率は9〜16%であった。
口)大豆油の透明度を比較したところ、F−3とG−3
は全く変らず、F−4とG−4は僅かではあるが濁って
いることがはっきり確認された(酸化度)。
(発明の効果) 以上のように本発明の加熱用調理器の製造方法は (1)赤外線高放射の調理器を供することができ、結果
として 1)調理の加熱時間が短篇できる。
2)調理の加熱温度が低温化できる。
3)料理の風味が向上する。
(2)#食性に優れた調理器を供することができる。
(3)焦げ付きを防止できる調理器を供することができ
る。
(4)表面硬度に優れ、傷のつき難い調理器を供するこ
とができる。
(5)薄膜で低温加熱により製造することができ、その
製造コストが安い。
など数々の利点を有し、その工業的意義は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法よる各テストピースの放射スペクト
ルの測定図、第2図は本発明方法よる各テストピースの
加熱特性図である。 代理人 弁理士  斎 藤 義 雄 第 1 図 ((L) 、41−丁 (b)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱用調理器の内面に一般式R^1Si(OR^
    2)_3(式中、R^1は炭素数1〜8の有機基、R^
    2は炭素数1〜5のアルキル基または炭素数1〜4のア
    シル基を示す。)で表わされるオルガノアルコキシシラ
    ンの加水分解物もしくはその部分縮合物と微粒子状のF
    e、Cu、Cr、Co、Mn、Ti、Mi、Zn、Al
    、Siの酸化物およびカーボンブラック、黒鉛、炭化ケ
    イ素、ケイ酸ジルコニア、ムライト、カオリンの群から
    選ばれた2種以上の混合物または合成物及びアルコール
    とから成る組成物を塗布した後、80〜400℃で加熱
    して製造することを特徴とする赤外線高放射の加熱用調
    理器の製造方法。
  2. (2)加熱用調理器が鍋、釜、フライパン、鉄板焼器、
    魚焼器、湯沸器、炊飯器、パン焼器、オーブンその他全
    ての加熱用調理器である特許請求の範囲第1項記載の加
    熱用調理器の製造方法。
  3. (3)微粒子状のFe、Cu、Cr、Co、Mn、Ti
    、Ni、Zn、Alの酸化物およびカーボンブラック、
    黒鉛、炭化ケイ素、ケイ酸ジルコニア、ムライトの群か
    ら選ばれた2種以上の混合物または合成物の平均粒径が
    0.02〜10μmである特許請求の範囲第1項記載の
    加熱用調理器の製造方法。
  4. (4)組成物の固形分が15〜70重量%である特許請
    求の範囲第1項記載の加熱用調理器の製造方法。
  5. (5)一般式R^1Si(OR^2)_3で表わされる
    オルガノアルコキシシランの加水分解物もしくはその部
    分縮合物を得るための加水分解時に加水分解触媒を使用
    する特許請求の範囲第1項記載の加熱用調理器の製造方
    法。
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