JPS6338199B2 - - Google Patents
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- JPS6338199B2 JPS6338199B2 JP58039813A JP3981383A JPS6338199B2 JP S6338199 B2 JPS6338199 B2 JP S6338199B2 JP 58039813 A JP58039813 A JP 58039813A JP 3981383 A JP3981383 A JP 3981383A JP S6338199 B2 JPS6338199 B2 JP S6338199B2
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- acid
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/26—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase
- C12Q1/32—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase involving dehydrogenase
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S435/00—Chemistry: molecular biology and microbiology
- Y10S435/805—Test papers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
(a) 産業上の利用分野
本発明は、新規なβ−ヒドロキシ酪酸の濃度を
簡易・迅速に定量できる固相一体化組成物に関す
るものである。 (b) 従来の技術及びその問題点 β−ヒドロキシ酪酸(β−オキシ酪酸)は、脂
肪酸代謝の中間産物でケトン体の一種であり、糖
尿病患者や糖尿病動物の体液(血液や尿等)に他
のケトン体とともに多く存在する。以下、本発明
を、体液中のβ−ヒドロキシ酪酸を測定する場合
を例にとり詳細に説明する。 膵内分泌障害によるインスリン不足など炭水化
物代謝障害があるときには、肝臓での脂肪酸の酸
化が盛んになる。その結果、アセトン・アセト酢
酸・β−ヒドロキシ酪酸等のケトン体が異常増加
し、組織、血液、尿中にケトン体が過剰に蓄積さ
れる(ケト−ジスの状態)。従つて、高度の膵内
分泌障害特に重症糖尿病の場合、或いは糖質制限
投与の際には体液中ケトン体の消長に注意するこ
とが必要である。 ところで、重症糖尿病におけるケト−ジス状態
の際には、これらのケトン体のうち特に血中β−
ヒドロキシ酪酸の上昇が著しくなり、β−ヒドロ
キシ酪酸/(アセトン+アセト酢酸)の比が増大
し、β−ヒドロキシ酪酸が糖質代謝異常を最も鋭
敏に反映するとされている。 血液中のβ−ヒドロキシ酪酸の定量法としては
ウイリアムソン等のβ−ヒドロキシ酪酸脱水素酵
素を用いる方法が知られている〔バイオケミカル
ジヤーナル(Biochemical Journal)82巻90頁、
1962年〕。この方法はβ−ヒドロキシ酪酸脱水素
酵素とジホスホピリジルヌクレオチド(DPN)
を反応させ、生成した還元型ジホスホピリジルヌ
クレオチド(DPNH)の340nmにおける特異吸
収の吸光度を測定し、その分子吸光係数からβ−
ヒドロキシ酪酸量を求めるものである。従つて、
分析には高度の熟練と長時間を要し、且つ高級な
紫外部分光光度計を必要とする点で問題があつ
た。 この欠点を是正するために、紫外部分光光度計
を必要としない血中ケトン体の高感度簡易比色法
が開発された(特開昭55−35232)。この方法は、
まずβ−ヒドロキシ酪酸にβ−ヒドロキシ酪酸脱
水素酵素とニコチンアミドアデニンジヌクレオチ
ド(NAD)を作用させて酵素的に酸化してアセ
ト酢酸となし、血中に元から含まれていたアセト
酢酸と共にp−ニトロフエニルジアゾニウムフル
オロボレートと反応させてアゾ化合物となす。こ
れを次亜燐酸で還元して安定なヒドラゾ化合物に
転じ、390nmの波長を用い比色法により全アセ
ト酢酸量を求める。別途、β−ヒドロキシ酪酸脱
水素酵素を作用させないで同様に比色して血中の
元のアセト酢酸量のみを求め、上記全アセト酢酸
量から差演算をなし、β−ヒドロキシ酪酸量を求
めるものである。しかしこの方法も、血液試料の
前処理(除蛋白)や複雑な定量操作のため測定に
熟練と長時間を要し、且つ特別の器具や高級な分
光光度計も必要であり、日常の臨床検査法として
は未だ多くの問題を有している。 一方、β−ヒドロキシ酪酸をニコチンアミドア
デニンジヌクレオチド(NAD)の存在下でβ−
ヒドロキシ酪酸脱水素酵素により酸化(脱水素)
して生成した還元型NAD(NADH)に、電子伝
達体を介してテトラゾリウム塩を還元せしめ、生
成する有色のホルマザンの呈色度を測定してβ−
ヒドロキシ酪酸を迅速、簡易に定量でき、優れた
結果を得ることができる方法が見いだされた。 更に、β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素、
(NAD)、及びテトラゾリウム塩を吸収性担体に
含浸させ、次いで乾燥させた試験具がオーエン
(Owen)によつて開発された。〔米国特許第
4351899号、発明の名称:代謝酸の半定量測定
(Semi−Quantitative Assay of Metabolic
Acid)〕 オーエンの組成物における測定原理は、下式に
示す如くまずβ−ヒドロキシ酪酸を電子受容体で
あるNADの存在下にβ−ヒドロキシ酪酸脱水素
酵素により酸化(脱水素)してアセト酢酸とな
す。このとき生じる還元型NAD(NADH)が電
子伝達体を介してテトラゾリウム塩を還元して有
色のホルマザンを生成させ、このホルマザンの呈
色状態を比色してβ−ヒドロキシ酪酸量を求める
ものである。 この試験具に検体の一滴を塗布すれば、数分の
後検体中のβ−ヒドロキシ酪酸の濃度に応じた色
を組成物上に呈する。これを予め作成した標準比
色表と肉眼比色するだけでβ−ヒドロキシ酪酸濃
度を測定することが可能である。 しかしながらこの試験具は、電子伝達体として
メルドラブルー、PMSが使用されていること及
び試薬を吸収性担体に含浸させているため、呈色
等の安定性が悪く、また、長時間の試験具の保存
にも耐えうるものではなかつた。 ところで、この試験具は保存安定性を高めるた
め、試薬の内、PH緩衝剤のみを他の試薬と別の吸
収性担体に保持させている。オーエンが開示して
いるように、アルカリ性緩衝剤と他の試薬を一緒
にすると保存安定性が得られないためである。 この点を確認するために、発明者らは以下に示
す検討を行つた。 検討1 (1) β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素 60IU/ml (2) β−NAD 21mM (3) メルドラブルー 0.25mM (4) INT 8.9mM (5) グリシン−水酸化ナトリウム緩衝液
1M(PH8.8) (6) リン酸1K−リン酸2K緩衝液 1M(PH8.8) 上記(1)〜(4)の試薬を溶解したものと、(5)〜(6)の
試薬を溶解したものを別々に作製し、両者を合わ
せて含浸溶液を作製したところ、瞬時に赤紫色に
着色した。この混合含浸溶液に吸収性紙(東洋濾
紙製、濾紙#500)に浸漬し、乾燥したところ、
赤紫色に着色し、試薬紙として全く使用できなか
つた。 検討2 検討1で作製した(1)〜(4)の試薬を溶解した液と
(5)〜(6)の試薬を溶解して作製した液のそれぞれに
検討1で用いた濾紙を浸漬、含浸し、2種の試薬
残渣含有濾紙を作製した。(5)〜(6)の試薬乾燥残渣
含有濾紙は白色であつたが、(1)〜(4)の試薬乾燥残
渣含有濾紙はうす青色を呈していた。 検討1及び2より本発明に用いられている試薬
の場合、オーオンの主張する通り全ての試薬を一
緒にすると使用できない位の着色が見られるが、
アルカリ性緩衝液を別にすれば試験片の着色を抑
えられることが理解される。 しかしながら、アルカリ性緩衝剤を他の試薬と
別の吸収性担体に含浸させたオーエンの試験具は
使用において不便であるばかりか、精度の悪い結
果しかもたらさない。即ち、使用に際しては別々
の容器から取り出した2種類の試薬含有紙を重ね
た上から試料を滴下するという面倒さがあり、ま
た、2つに試薬含有紙を重ねた上から試料を滴下
するために、両方の試薬含有紙に試料を均一に供
給することができないため、精度に悪い結果しか
得られていなかつた。精度が悪いことは、オーエ
ン自身が、発明の名称に半定量測定という表現を
用いていることからも理解できる。 (c) 問題点を解決するための手段 以上のような現状に鑑み、本発明者等は鋭意研
究の結果、β−ヒドロキシ酪酸をニコチンアミド
アデニンジヌクレオチド(NAD)の存在下でβ
−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素により酸化(脱水
素)する工程に電子伝達体及びテトラゾリウム塩
を存在せしめ、生成するホルマザンの呈色度を測
定するためのものにおいて、PHを7〜9に維持す
るPH緩衝剤、β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素、
NAD、電子伝達体、テトラゾリウム塩が、親水
性の天然又は合成のフイルム形成重合体が疎水性
の天然又は合成のフイルム形成重合体に分散され
たものであるバインダーと共に、水不浸透性の支
持体上に構成させることによつて保存安定性の優
れたβ−ヒドロキシ酪酸の定量用組成物を見出し
た。 本発明の組成物の保存安定性が優れている理由
は、天然又は合成のフイルム形成重合体が不安定
な試薬を覆うことによつて空気中の酸素や湿度に
よる酸化から守つていることと、接触させると不
安定な試薬を覆うことによつて隔離していること
にある。特に疎水性のフイルム形成重合体中に親
水性のフイルム形成重合体を分散させ、油中水滴
エマルジヨンとしたものは試薬を覆う効果が高く
保存安定性を高めるのに絶大な効果を有してい
る。 本発明におけるβ−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素
としては、β−ヒドロキシ酪酸を酸化してアセト
酢酸を生成させるものならば如何なるものでも用
いられる。これには、ロドシユードモナススフエ
ロイド(Rhodopseudomonas spheroi−des)や
シユードモナスレモイグネ(Pseudomonas
lemoignei)などの細菌を起源とするもの、牛の
心臓や豚の肝臓などの動物組織から抽出したもの
などが挙げられる。 NADは、酸化還元系反応で水素原子受容作用
を有する補酵素であり、肝臓・膵臓などの動物組
織や酵母などから抽出されたものが挙げられ、そ
のナトリウム塩やリチウム塩なども使用可能であ
る。 電子伝達体としては、生成したNADH水素供
与作用を活性化するものであれば、いずれも用い
られる。例えばフラピン酵素の一種であるジアホ
ラーゼやメルドラブルー、PMS、1−メトキシ
PMSなどの中間電子キヤリヤーが挙げられる。
このうち、安定な1−メトキシPMSとジアホラ
ーゼが特に好ましい。 テトラゾリウム塩は、還元性物質の存在下で有
色物質であるホルマザン類に還元されるもので、
多数のモノテトラゾリウム塩、ジテトラゾリウム
塩等がある。前者の代表的な例としては、塩化3
−(p−ヨードフエニル)−2−(p−ニトロフエ
ニル)−5−フエニルテトラゾリウム(略称
INT)が臭化3−(4,5−ジメチル−2−チア
ゾリル)−2,5ジフエニル−2Hテトラゾリウム
(略称MTT)、又後者の代表例として、3,3′−
(3,3′−ジメトキシ−4,4′−ビフエニリレン)
−ビス〔2−(パラニトロフエニル)−5−フエニ
ル−2Hテトラゾリウム〕(略称ニトロ−TB)な
どが挙げられる。このうち、水によく溶け比較的
安定なニトロ−TBが最適である。 親水性の天然及び合成の有機フイルム形成重合
体としては、アラビアガム、アルギン酸、ゼラチ
ン、デキストラン、プルラン、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム
などがあり、疎水性のバインダーとしてはエチル
セルロース、酢酸セルロース、ポリアクリル酸エ
チル、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルカルバゾールなどがある。これらのう
ち、親水性バインダーとしては、ゼラチン、ポリ
ビニルアルコールが好適であり、疎水性のバイン
ダーとしてはエチルセルロース、ポリビニルブチ
ラールが好適である。 PH緩衝剤としては、酵素反応、呈色反応にして
至適なPH条件(7〜9)を与えるものであればど
のようなものでもよく、リン酸緩衝剤、ホウ酸緩
衝剤、トリス緩衝剤、グツドの緩衝剤などPHを7
〜9に維持できるものであれば多くのものの使用
が可能である。さらに、その他の添加剤の使用も
可能である。 上記各試薬を(バインダー)分散し溶解させて
プラスチツクフイルム上に塗布し、乾燥させて組
成物とする。これを例えば5mm角程度に裁断して
試験片とし、細長いプラスチツクフイルムの先端
に貼着して用いると使用に便利である。 この試験片に血清、血漿又は尿などの体液を滴
下して数分間の反応時間を待つと試験片が呈色す
る。また、検体が全血の場合は、試験片表面がβ
−ヒドロキシ酪酸のような低分子物質は通過させ
るが血球などの巨大な物質は通過させない構造に
なつているので、呈色反応後、血球を水洗または
ふき取りによつて除去でき、試験片表面の呈色が
赤血球の赤い色に妨げられることなく観測でき
る。 呈した色調を予め作成した標準比色表と肉眼比
色することにより、体液中のβ−ヒドロキシ酪酸
の濃度が測定できる。より高い精度の測定を希望
する場合、呈色色相に対応する光源を有する簡単
な光反射率計を用いることは勿論可能である。 次に、本発明の理解を助けるため、研究の過程
において見い出された例を参考例として挙げる。 参考例 1 0.1M−トリスヒドロキシアミノメタン−塩酸
緩衝液(PH8.5)100mlに、β−ヒドロキシ酪酸脱
水素酵素(起源:シユードモナスレモイグネ、比
活性:10U/mg)、10mg、NAD33mg、電子伝達体
(1−メトキシPMS)3mg、テトラゾリウム塩
(ニトロ−TB)17mgを溶解させた試液を調製し
た。 この試液3.0mlずつを試験管に採り、β−ヒド
ロキシ酪酸水溶液(標準液:0、2、4、6、
8、10mgmol/)の各々20μを加えて37℃に
保ち、比色計によつて520nmの単色光で0.5、1、
2、3、4、5分間の反応時間における吸光度を
測定した。測定値を表−1にまとめて示す。 この反応タイムコースを見るため、縦軸に吸光
度、横軸に反応時間をとり、各測定値をプロツト
して第1図を作成した。第1図より0mmol/
の試料の吸光度変化より試薬自身の着色が殆どな
いこと、及び反応は約4分間で終点に達している
ことが分かつた。 さらに、反応が終点に達した4分目の各標準液
に対応する吸光度(ただし、0mol/における
吸光度0.263をブランク値として差し引いた値)
を縦軸に、標準液の濃度を横軸にとり、検量線
(第2図)を作成した。β−ヒドロキシ酪酸
10mol/までの原点を通じる直線が得られた。
簡易・迅速に定量できる固相一体化組成物に関す
るものである。 (b) 従来の技術及びその問題点 β−ヒドロキシ酪酸(β−オキシ酪酸)は、脂
肪酸代謝の中間産物でケトン体の一種であり、糖
尿病患者や糖尿病動物の体液(血液や尿等)に他
のケトン体とともに多く存在する。以下、本発明
を、体液中のβ−ヒドロキシ酪酸を測定する場合
を例にとり詳細に説明する。 膵内分泌障害によるインスリン不足など炭水化
物代謝障害があるときには、肝臓での脂肪酸の酸
化が盛んになる。その結果、アセトン・アセト酢
酸・β−ヒドロキシ酪酸等のケトン体が異常増加
し、組織、血液、尿中にケトン体が過剰に蓄積さ
れる(ケト−ジスの状態)。従つて、高度の膵内
分泌障害特に重症糖尿病の場合、或いは糖質制限
投与の際には体液中ケトン体の消長に注意するこ
とが必要である。 ところで、重症糖尿病におけるケト−ジス状態
の際には、これらのケトン体のうち特に血中β−
ヒドロキシ酪酸の上昇が著しくなり、β−ヒドロ
キシ酪酸/(アセトン+アセト酢酸)の比が増大
し、β−ヒドロキシ酪酸が糖質代謝異常を最も鋭
敏に反映するとされている。 血液中のβ−ヒドロキシ酪酸の定量法としては
ウイリアムソン等のβ−ヒドロキシ酪酸脱水素酵
素を用いる方法が知られている〔バイオケミカル
ジヤーナル(Biochemical Journal)82巻90頁、
1962年〕。この方法はβ−ヒドロキシ酪酸脱水素
酵素とジホスホピリジルヌクレオチド(DPN)
を反応させ、生成した還元型ジホスホピリジルヌ
クレオチド(DPNH)の340nmにおける特異吸
収の吸光度を測定し、その分子吸光係数からβ−
ヒドロキシ酪酸量を求めるものである。従つて、
分析には高度の熟練と長時間を要し、且つ高級な
紫外部分光光度計を必要とする点で問題があつ
た。 この欠点を是正するために、紫外部分光光度計
を必要としない血中ケトン体の高感度簡易比色法
が開発された(特開昭55−35232)。この方法は、
まずβ−ヒドロキシ酪酸にβ−ヒドロキシ酪酸脱
水素酵素とニコチンアミドアデニンジヌクレオチ
ド(NAD)を作用させて酵素的に酸化してアセ
ト酢酸となし、血中に元から含まれていたアセト
酢酸と共にp−ニトロフエニルジアゾニウムフル
オロボレートと反応させてアゾ化合物となす。こ
れを次亜燐酸で還元して安定なヒドラゾ化合物に
転じ、390nmの波長を用い比色法により全アセ
ト酢酸量を求める。別途、β−ヒドロキシ酪酸脱
水素酵素を作用させないで同様に比色して血中の
元のアセト酢酸量のみを求め、上記全アセト酢酸
量から差演算をなし、β−ヒドロキシ酪酸量を求
めるものである。しかしこの方法も、血液試料の
前処理(除蛋白)や複雑な定量操作のため測定に
熟練と長時間を要し、且つ特別の器具や高級な分
光光度計も必要であり、日常の臨床検査法として
は未だ多くの問題を有している。 一方、β−ヒドロキシ酪酸をニコチンアミドア
デニンジヌクレオチド(NAD)の存在下でβ−
ヒドロキシ酪酸脱水素酵素により酸化(脱水素)
して生成した還元型NAD(NADH)に、電子伝
達体を介してテトラゾリウム塩を還元せしめ、生
成する有色のホルマザンの呈色度を測定してβ−
ヒドロキシ酪酸を迅速、簡易に定量でき、優れた
結果を得ることができる方法が見いだされた。 更に、β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素、
(NAD)、及びテトラゾリウム塩を吸収性担体に
含浸させ、次いで乾燥させた試験具がオーエン
(Owen)によつて開発された。〔米国特許第
4351899号、発明の名称:代謝酸の半定量測定
(Semi−Quantitative Assay of Metabolic
Acid)〕 オーエンの組成物における測定原理は、下式に
示す如くまずβ−ヒドロキシ酪酸を電子受容体で
あるNADの存在下にβ−ヒドロキシ酪酸脱水素
酵素により酸化(脱水素)してアセト酢酸とな
す。このとき生じる還元型NAD(NADH)が電
子伝達体を介してテトラゾリウム塩を還元して有
色のホルマザンを生成させ、このホルマザンの呈
色状態を比色してβ−ヒドロキシ酪酸量を求める
ものである。 この試験具に検体の一滴を塗布すれば、数分の
後検体中のβ−ヒドロキシ酪酸の濃度に応じた色
を組成物上に呈する。これを予め作成した標準比
色表と肉眼比色するだけでβ−ヒドロキシ酪酸濃
度を測定することが可能である。 しかしながらこの試験具は、電子伝達体として
メルドラブルー、PMSが使用されていること及
び試薬を吸収性担体に含浸させているため、呈色
等の安定性が悪く、また、長時間の試験具の保存
にも耐えうるものではなかつた。 ところで、この試験具は保存安定性を高めるた
め、試薬の内、PH緩衝剤のみを他の試薬と別の吸
収性担体に保持させている。オーエンが開示して
いるように、アルカリ性緩衝剤と他の試薬を一緒
にすると保存安定性が得られないためである。 この点を確認するために、発明者らは以下に示
す検討を行つた。 検討1 (1) β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素 60IU/ml (2) β−NAD 21mM (3) メルドラブルー 0.25mM (4) INT 8.9mM (5) グリシン−水酸化ナトリウム緩衝液
1M(PH8.8) (6) リン酸1K−リン酸2K緩衝液 1M(PH8.8) 上記(1)〜(4)の試薬を溶解したものと、(5)〜(6)の
試薬を溶解したものを別々に作製し、両者を合わ
せて含浸溶液を作製したところ、瞬時に赤紫色に
着色した。この混合含浸溶液に吸収性紙(東洋濾
紙製、濾紙#500)に浸漬し、乾燥したところ、
赤紫色に着色し、試薬紙として全く使用できなか
つた。 検討2 検討1で作製した(1)〜(4)の試薬を溶解した液と
(5)〜(6)の試薬を溶解して作製した液のそれぞれに
検討1で用いた濾紙を浸漬、含浸し、2種の試薬
残渣含有濾紙を作製した。(5)〜(6)の試薬乾燥残渣
含有濾紙は白色であつたが、(1)〜(4)の試薬乾燥残
渣含有濾紙はうす青色を呈していた。 検討1及び2より本発明に用いられている試薬
の場合、オーオンの主張する通り全ての試薬を一
緒にすると使用できない位の着色が見られるが、
アルカリ性緩衝液を別にすれば試験片の着色を抑
えられることが理解される。 しかしながら、アルカリ性緩衝剤を他の試薬と
別の吸収性担体に含浸させたオーエンの試験具は
使用において不便であるばかりか、精度の悪い結
果しかもたらさない。即ち、使用に際しては別々
の容器から取り出した2種類の試薬含有紙を重ね
た上から試料を滴下するという面倒さがあり、ま
た、2つに試薬含有紙を重ねた上から試料を滴下
するために、両方の試薬含有紙に試料を均一に供
給することができないため、精度に悪い結果しか
得られていなかつた。精度が悪いことは、オーエ
ン自身が、発明の名称に半定量測定という表現を
用いていることからも理解できる。 (c) 問題点を解決するための手段 以上のような現状に鑑み、本発明者等は鋭意研
究の結果、β−ヒドロキシ酪酸をニコチンアミド
アデニンジヌクレオチド(NAD)の存在下でβ
−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素により酸化(脱水
素)する工程に電子伝達体及びテトラゾリウム塩
を存在せしめ、生成するホルマザンの呈色度を測
定するためのものにおいて、PHを7〜9に維持す
るPH緩衝剤、β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素、
NAD、電子伝達体、テトラゾリウム塩が、親水
性の天然又は合成のフイルム形成重合体が疎水性
の天然又は合成のフイルム形成重合体に分散され
たものであるバインダーと共に、水不浸透性の支
持体上に構成させることによつて保存安定性の優
れたβ−ヒドロキシ酪酸の定量用組成物を見出し
た。 本発明の組成物の保存安定性が優れている理由
は、天然又は合成のフイルム形成重合体が不安定
な試薬を覆うことによつて空気中の酸素や湿度に
よる酸化から守つていることと、接触させると不
安定な試薬を覆うことによつて隔離していること
にある。特に疎水性のフイルム形成重合体中に親
水性のフイルム形成重合体を分散させ、油中水滴
エマルジヨンとしたものは試薬を覆う効果が高く
保存安定性を高めるのに絶大な効果を有してい
る。 本発明におけるβ−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素
としては、β−ヒドロキシ酪酸を酸化してアセト
酢酸を生成させるものならば如何なるものでも用
いられる。これには、ロドシユードモナススフエ
ロイド(Rhodopseudomonas spheroi−des)や
シユードモナスレモイグネ(Pseudomonas
lemoignei)などの細菌を起源とするもの、牛の
心臓や豚の肝臓などの動物組織から抽出したもの
などが挙げられる。 NADは、酸化還元系反応で水素原子受容作用
を有する補酵素であり、肝臓・膵臓などの動物組
織や酵母などから抽出されたものが挙げられ、そ
のナトリウム塩やリチウム塩なども使用可能であ
る。 電子伝達体としては、生成したNADH水素供
与作用を活性化するものであれば、いずれも用い
られる。例えばフラピン酵素の一種であるジアホ
ラーゼやメルドラブルー、PMS、1−メトキシ
PMSなどの中間電子キヤリヤーが挙げられる。
このうち、安定な1−メトキシPMSとジアホラ
ーゼが特に好ましい。 テトラゾリウム塩は、還元性物質の存在下で有
色物質であるホルマザン類に還元されるもので、
多数のモノテトラゾリウム塩、ジテトラゾリウム
塩等がある。前者の代表的な例としては、塩化3
−(p−ヨードフエニル)−2−(p−ニトロフエ
ニル)−5−フエニルテトラゾリウム(略称
INT)が臭化3−(4,5−ジメチル−2−チア
ゾリル)−2,5ジフエニル−2Hテトラゾリウム
(略称MTT)、又後者の代表例として、3,3′−
(3,3′−ジメトキシ−4,4′−ビフエニリレン)
−ビス〔2−(パラニトロフエニル)−5−フエニ
ル−2Hテトラゾリウム〕(略称ニトロ−TB)な
どが挙げられる。このうち、水によく溶け比較的
安定なニトロ−TBが最適である。 親水性の天然及び合成の有機フイルム形成重合
体としては、アラビアガム、アルギン酸、ゼラチ
ン、デキストラン、プルラン、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム
などがあり、疎水性のバインダーとしてはエチル
セルロース、酢酸セルロース、ポリアクリル酸エ
チル、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルカルバゾールなどがある。これらのう
ち、親水性バインダーとしては、ゼラチン、ポリ
ビニルアルコールが好適であり、疎水性のバイン
ダーとしてはエチルセルロース、ポリビニルブチ
ラールが好適である。 PH緩衝剤としては、酵素反応、呈色反応にして
至適なPH条件(7〜9)を与えるものであればど
のようなものでもよく、リン酸緩衝剤、ホウ酸緩
衝剤、トリス緩衝剤、グツドの緩衝剤などPHを7
〜9に維持できるものであれば多くのものの使用
が可能である。さらに、その他の添加剤の使用も
可能である。 上記各試薬を(バインダー)分散し溶解させて
プラスチツクフイルム上に塗布し、乾燥させて組
成物とする。これを例えば5mm角程度に裁断して
試験片とし、細長いプラスチツクフイルムの先端
に貼着して用いると使用に便利である。 この試験片に血清、血漿又は尿などの体液を滴
下して数分間の反応時間を待つと試験片が呈色す
る。また、検体が全血の場合は、試験片表面がβ
−ヒドロキシ酪酸のような低分子物質は通過させ
るが血球などの巨大な物質は通過させない構造に
なつているので、呈色反応後、血球を水洗または
ふき取りによつて除去でき、試験片表面の呈色が
赤血球の赤い色に妨げられることなく観測でき
る。 呈した色調を予め作成した標準比色表と肉眼比
色することにより、体液中のβ−ヒドロキシ酪酸
の濃度が測定できる。より高い精度の測定を希望
する場合、呈色色相に対応する光源を有する簡単
な光反射率計を用いることは勿論可能である。 次に、本発明の理解を助けるため、研究の過程
において見い出された例を参考例として挙げる。 参考例 1 0.1M−トリスヒドロキシアミノメタン−塩酸
緩衝液(PH8.5)100mlに、β−ヒドロキシ酪酸脱
水素酵素(起源:シユードモナスレモイグネ、比
活性:10U/mg)、10mg、NAD33mg、電子伝達体
(1−メトキシPMS)3mg、テトラゾリウム塩
(ニトロ−TB)17mgを溶解させた試液を調製し
た。 この試液3.0mlずつを試験管に採り、β−ヒド
ロキシ酪酸水溶液(標準液:0、2、4、6、
8、10mgmol/)の各々20μを加えて37℃に
保ち、比色計によつて520nmの単色光で0.5、1、
2、3、4、5分間の反応時間における吸光度を
測定した。測定値を表−1にまとめて示す。 この反応タイムコースを見るため、縦軸に吸光
度、横軸に反応時間をとり、各測定値をプロツト
して第1図を作成した。第1図より0mmol/
の試料の吸光度変化より試薬自身の着色が殆どな
いこと、及び反応は約4分間で終点に達している
ことが分かつた。 さらに、反応が終点に達した4分目の各標準液
に対応する吸光度(ただし、0mol/における
吸光度0.263をブランク値として差し引いた値)
を縦軸に、標準液の濃度を横軸にとり、検量線
(第2図)を作成した。β−ヒドロキシ酪酸
10mol/までの原点を通じる直線が得られた。
【表】
【表】
上記処方の試液3.0mlに患者血清検体20μを添
加し、37℃で5分間反応させ520nmの単色光を
用いて吸光度を測定したところ0.27であつた。第
2図の検量線より検体中のβ−ヒドロキシ酪酸の
濃度は3.10mmol/である。 本例から明らかなように、PH8.8においても電
子伝達体として1−メトキシPMS、ジアゾニウ
ム塩としてニトロ−TBを用いることによつて単
一の溶液試薬でもβ−ヒドロキシ酪酸を定量する
ことができる。 よつて、本方法によれば、上記の処方の試液
3.0mlに検体20μを添加し、一定温度で4〜5分
間反応させ520nm付近の単色光を用いて比色し、
同条件で予め作成した検査線より検体中のβ−ヒ
ドロキシ酪酸を定量することができる。 参考例 2 0.1Mホウ酸−ホウ砂緩衝剤(PH8)10ml、
NAD10mg、1−メトキシPMS1mg、安定化剤と
して牛血清アルブミン100mg、β−ヒドロキシ酪
酸脱水素酵素(起源:Pseudomonas
lemoigneis)50Uを溶解した後、ニトロTBを溶
解し、直ちに濾紙を浸漬して室温で風乾させる。 本品を5mm角の試験片に裁断し、5×70mmの細
長いポリ塩化ビニルフイルムの先端に両面テープ
を用いて貼り合わせる。この試験片部分を検体に
浸けるか、または検体の1滴を塗布して3分間反
応させると、青紫色の呈色が見られる。 この呈色色調を予め作成しておいた0、0.1、
0.2、0.5、1.0、2.0、5.0、10.0mmol/のβ−ヒ
ドロキシ酪酸に相当する呈色色調を示す標準比色
表と対比することによつて、検体中のβ−ヒドロ
キシ酪酸の濃度を測定することができる。 しかしながら、実施例4に示すように本例で作
成した試験片は安定性が十分でないので、商品と
して使用者に提供することはできない。 実施例 1 0.1Mトリスヒドロキシアミノメタン−塩酸緩
衝液(PH8)10mlに、1−メトキシPMS1.5
加し、37℃で5分間反応させ520nmの単色光を
用いて吸光度を測定したところ0.27であつた。第
2図の検量線より検体中のβ−ヒドロキシ酪酸の
濃度は3.10mmol/である。 本例から明らかなように、PH8.8においても電
子伝達体として1−メトキシPMS、ジアゾニウ
ム塩としてニトロ−TBを用いることによつて単
一の溶液試薬でもβ−ヒドロキシ酪酸を定量する
ことができる。 よつて、本方法によれば、上記の処方の試液
3.0mlに検体20μを添加し、一定温度で4〜5分
間反応させ520nm付近の単色光を用いて比色し、
同条件で予め作成した検査線より検体中のβ−ヒ
ドロキシ酪酸を定量することができる。 参考例 2 0.1Mホウ酸−ホウ砂緩衝剤(PH8)10ml、
NAD10mg、1−メトキシPMS1mg、安定化剤と
して牛血清アルブミン100mg、β−ヒドロキシ酪
酸脱水素酵素(起源:Pseudomonas
lemoigneis)50Uを溶解した後、ニトロTBを溶
解し、直ちに濾紙を浸漬して室温で風乾させる。 本品を5mm角の試験片に裁断し、5×70mmの細
長いポリ塩化ビニルフイルムの先端に両面テープ
を用いて貼り合わせる。この試験片部分を検体に
浸けるか、または検体の1滴を塗布して3分間反
応させると、青紫色の呈色が見られる。 この呈色色調を予め作成しておいた0、0.1、
0.2、0.5、1.0、2.0、5.0、10.0mmol/のβ−ヒ
ドロキシ酪酸に相当する呈色色調を示す標準比色
表と対比することによつて、検体中のβ−ヒドロ
キシ酪酸の濃度を測定することができる。 しかしながら、実施例4に示すように本例で作
成した試験片は安定性が十分でないので、商品と
して使用者に提供することはできない。 実施例 1 0.1Mトリスヒドロキシアミノメタン−塩酸緩
衝液(PH8)10mlに、1−メトキシPMS1.5
【表】
mg、ゼラチン1.5g、NAD8mg、β−ヒドロキシ
酪酸脱水素酵素(起源:Rhodopseudomonac
spheroides)100Uを溶解させ、次にニトロ−
TB100mgを溶解したのち、直ちにドクターブレ
ードを用いて0.4mmの厚さでポリエステルフイル
ムに均一に塗布した後、25℃で2時間乾燥する。 本品を5×7mmの試験片に切断し、更に5×90
mmのポリ塩化ビニルの先端に貼り合わして試験具
とする。この試験具の試験片部分に種々濃度のβ
−ヒドロキシ酪酸を含有する患者血清の1滴を塗
布して2分間反応させ、余りの血清を吸収性紙で
軽く吸い取り、更に3分間呈色が安定するのを待
つて、予め作成しておいた0、0.1、0.2、0.5、
1.0、2.0、5.0、10.0mmol/のβ−ヒドロキシ
酪酸に相当する呈色色調を示す標準比色表と肉眼
対比してβ−ヒドロキシ酪酸の濃度を求めた。 同じ血清試料のβ−ヒドロキシ酪酸濃度を、本
例の方法(測定値x)と特開昭55−35232号公報
に記載の方法(測定値y)で測定した結果を表−
2に示す。両者の相関係数は0.988、回帰直線式
はy=1.06x−0.02となり、両者が良好な相関関
係にあることを示す。 実施例 2 実施例1の組成物に、更にエチルセルロース1
gをクロロホルム10mlに溶解させたものと、20%
ゼラチン水溶液1.5mlを添加し、強撹拌すること
によつて分散させ、油中水滴エマルジヨンを作製
する。これを0.15mmの厚さのドクターブレードを
用いてポリエステルフイルム上に均一塗布し、30
℃で45分間乾燥し、多孔性の半透性膜を形成させ
る。これを実施例1と同様な試験具に加工してこ
の試験片部分に全血試料中の1滴を塗布し、3分
間後に脱脂綿で余剰の試料をふき取ると、血球成
分が除去され、全血試料中のβ−ヒドロキシ酪酸
濃度に対応する青紫色の呈色が観察される。 実施例 3 0.2Mリン酸1カリウム−ホウ砂緩衝液(PH8)
10mlにNAD120mg、ジアホラーゼ4000U、ニトロ
ーTB60mg、β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素
2000U(起源、Pseudomonas lemoignei)、ゼラ
チン1gを溶解した溶液(1)を作製する。また、エ
チルセルロース1gをクロロホルム10mlに溶解さ
せた溶液(2)に上記の溶液(1)3.0mlを添加し、強撹
拌することにより分散させ、油中水滴エマルジヨ
ンを作製する。これを0.15mmの厚さのドクターブ
レードを用いてポリエステルフイルム上に均一に
塗布し、30℃で45分間乾燥し、多孔性の半透性膜
を形成させる。 これは、実施例2に示された方法で全血試料の
β−ヒドロキシ酪酸濃度を3分間で測定すること
ができる。 本実施例による組成物は、電子伝達体にジアホ
ラーゼを用いているため、25℃における保存安定
性が6ケ月間あり、さらに血球分離して血清(又
は血漿)にする必要がなく、全血を試料として血
中β−ヒドロキシ酪酸濃度を測定することができ
る。 また、試験面のβ−ヒドロキシ酪酸濃度に対応
する青紫色の呈色は、紙を担体とする試験具表面
のそれと比べて均一であり、精度の高い測定成積
が得られる。 実施例 4 参考例2及び実施例1〜3において作製した組
成物の保存安定性(試験面がもとのクリーム色か
ら暗い青紫色に着色し、β−ヒドロキシ酪酸濃度
判定が困難になるまでの期間)を調べたところ、
表3の通りとなつた。 参考例2と比較して、実施例1では濾紙のよう
な吸収性担体に試薬を含浸させていないので、安
定性が改善されていることが見い出された。また
実施例2、3では更に良好な保存安定性を有して
いる。この検討の結果より、親水性バインダーを
加えることによつて保存安定性が改善され、さら
に疎水性バインダー中に分散して油中水滴エマル
ジヨンを作製した後、塗布・乾燥することによつ
て商品として実用できる安定性を有するβ−ヒド
ロキシ酪酸定量用組成物を製造できる。
酪酸脱水素酵素(起源:Rhodopseudomonac
spheroides)100Uを溶解させ、次にニトロ−
TB100mgを溶解したのち、直ちにドクターブレ
ードを用いて0.4mmの厚さでポリエステルフイル
ムに均一に塗布した後、25℃で2時間乾燥する。 本品を5×7mmの試験片に切断し、更に5×90
mmのポリ塩化ビニルの先端に貼り合わして試験具
とする。この試験具の試験片部分に種々濃度のβ
−ヒドロキシ酪酸を含有する患者血清の1滴を塗
布して2分間反応させ、余りの血清を吸収性紙で
軽く吸い取り、更に3分間呈色が安定するのを待
つて、予め作成しておいた0、0.1、0.2、0.5、
1.0、2.0、5.0、10.0mmol/のβ−ヒドロキシ
酪酸に相当する呈色色調を示す標準比色表と肉眼
対比してβ−ヒドロキシ酪酸の濃度を求めた。 同じ血清試料のβ−ヒドロキシ酪酸濃度を、本
例の方法(測定値x)と特開昭55−35232号公報
に記載の方法(測定値y)で測定した結果を表−
2に示す。両者の相関係数は0.988、回帰直線式
はy=1.06x−0.02となり、両者が良好な相関関
係にあることを示す。 実施例 2 実施例1の組成物に、更にエチルセルロース1
gをクロロホルム10mlに溶解させたものと、20%
ゼラチン水溶液1.5mlを添加し、強撹拌すること
によつて分散させ、油中水滴エマルジヨンを作製
する。これを0.15mmの厚さのドクターブレードを
用いてポリエステルフイルム上に均一塗布し、30
℃で45分間乾燥し、多孔性の半透性膜を形成させ
る。これを実施例1と同様な試験具に加工してこ
の試験片部分に全血試料中の1滴を塗布し、3分
間後に脱脂綿で余剰の試料をふき取ると、血球成
分が除去され、全血試料中のβ−ヒドロキシ酪酸
濃度に対応する青紫色の呈色が観察される。 実施例 3 0.2Mリン酸1カリウム−ホウ砂緩衝液(PH8)
10mlにNAD120mg、ジアホラーゼ4000U、ニトロ
ーTB60mg、β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素
2000U(起源、Pseudomonas lemoignei)、ゼラ
チン1gを溶解した溶液(1)を作製する。また、エ
チルセルロース1gをクロロホルム10mlに溶解さ
せた溶液(2)に上記の溶液(1)3.0mlを添加し、強撹
拌することにより分散させ、油中水滴エマルジヨ
ンを作製する。これを0.15mmの厚さのドクターブ
レードを用いてポリエステルフイルム上に均一に
塗布し、30℃で45分間乾燥し、多孔性の半透性膜
を形成させる。 これは、実施例2に示された方法で全血試料の
β−ヒドロキシ酪酸濃度を3分間で測定すること
ができる。 本実施例による組成物は、電子伝達体にジアホ
ラーゼを用いているため、25℃における保存安定
性が6ケ月間あり、さらに血球分離して血清(又
は血漿)にする必要がなく、全血を試料として血
中β−ヒドロキシ酪酸濃度を測定することができ
る。 また、試験面のβ−ヒドロキシ酪酸濃度に対応
する青紫色の呈色は、紙を担体とする試験具表面
のそれと比べて均一であり、精度の高い測定成積
が得られる。 実施例 4 参考例2及び実施例1〜3において作製した組
成物の保存安定性(試験面がもとのクリーム色か
ら暗い青紫色に着色し、β−ヒドロキシ酪酸濃度
判定が困難になるまでの期間)を調べたところ、
表3の通りとなつた。 参考例2と比較して、実施例1では濾紙のよう
な吸収性担体に試薬を含浸させていないので、安
定性が改善されていることが見い出された。また
実施例2、3では更に良好な保存安定性を有して
いる。この検討の結果より、親水性バインダーを
加えることによつて保存安定性が改善され、さら
に疎水性バインダー中に分散して油中水滴エマル
ジヨンを作製した後、塗布・乾燥することによつ
て商品として実用できる安定性を有するβ−ヒド
ロキシ酪酸定量用組成物を製造できる。
【表】
以上本発明における好適な実施例を挙げたが、
これらは本発明の技術思想に限定を加えるもので
はなく、その技術思想の範囲内において種々の変
更を加え得る。例えば、酵素や発色剤の安定剤と
して蛋白質や多糖類、反応促進剤としてヒドラジ
ン化合物やマグネシウム化合物が用いられ、また
各種粘稠剤、界面活性剤のような添加物を使用す
ることが可能である。また溶媒は氷だけでなく、
種々の有機溶媒も使用可能であり、各材料は必ず
しも溶解している必要はなく、サスペンシヨンや
エマルジヨン状態で溶媒中に分散していてもよ
い。 尚、本発明は上記した臨床検査分野以外に、食
品添加物その他の検体中のβ−ヒドロキシ酪酸の
定量分析にも勿論用いることができる。以上詳述
したように本発明は、PHを7〜9に維持できるPH
緩衝剤の存在下、β−ヒドロキシ酪酸をNADと
β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素により脱水素して
生成したNADHに、電子伝達体を介してテトラ
ゾリウム塩を還元させ、β−ヒドロキシ酪酸量に
応じて有色のホルマザンに変化させ、ホルマザン
の呈色状態を比色してβ−ヒドロキシ酪酸の量を
求める試薬を固相一体化した組成物である。 本発明の組成物を用いれば従来行われていた方
法と異なり、検体(特に血液)の前処理を要せず
測定に際し特別の装置や複雑な操作及び熟練を必
要とせず極めて使用しやすく、且つ短時間に結果
が得られる。 本発明の組成物によれば、検体の一滴を組成物
に塗布するだけでよく検体が極めて微量ですみ、
呈色までの反応を数分で終了し、臨床分野におけ
る日常検査として不可欠な条件である迅速・簡易
化と検体の微量化が実現出来る。特に、既に市販
され入手可能な尿糖や血糖試験片と組み合わせて
同様の操作で尿・血液中の糖とβ−ヒドロキシ酪
酸両者の濃度が測定でき、医師、看護婦更に在宅
検査しなければならない糖尿病患者にとつて便利
であり、実用上極めて大きな価置を有するもので
ある。
これらは本発明の技術思想に限定を加えるもので
はなく、その技術思想の範囲内において種々の変
更を加え得る。例えば、酵素や発色剤の安定剤と
して蛋白質や多糖類、反応促進剤としてヒドラジ
ン化合物やマグネシウム化合物が用いられ、また
各種粘稠剤、界面活性剤のような添加物を使用す
ることが可能である。また溶媒は氷だけでなく、
種々の有機溶媒も使用可能であり、各材料は必ず
しも溶解している必要はなく、サスペンシヨンや
エマルジヨン状態で溶媒中に分散していてもよ
い。 尚、本発明は上記した臨床検査分野以外に、食
品添加物その他の検体中のβ−ヒドロキシ酪酸の
定量分析にも勿論用いることができる。以上詳述
したように本発明は、PHを7〜9に維持できるPH
緩衝剤の存在下、β−ヒドロキシ酪酸をNADと
β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素により脱水素して
生成したNADHに、電子伝達体を介してテトラ
ゾリウム塩を還元させ、β−ヒドロキシ酪酸量に
応じて有色のホルマザンに変化させ、ホルマザン
の呈色状態を比色してβ−ヒドロキシ酪酸の量を
求める試薬を固相一体化した組成物である。 本発明の組成物を用いれば従来行われていた方
法と異なり、検体(特に血液)の前処理を要せず
測定に際し特別の装置や複雑な操作及び熟練を必
要とせず極めて使用しやすく、且つ短時間に結果
が得られる。 本発明の組成物によれば、検体の一滴を組成物
に塗布するだけでよく検体が極めて微量ですみ、
呈色までの反応を数分で終了し、臨床分野におけ
る日常検査として不可欠な条件である迅速・簡易
化と検体の微量化が実現出来る。特に、既に市販
され入手可能な尿糖や血糖試験片と組み合わせて
同様の操作で尿・血液中の糖とβ−ヒドロキシ酪
酸両者の濃度が測定でき、医師、看護婦更に在宅
検査しなければならない糖尿病患者にとつて便利
であり、実用上極めて大きな価置を有するもので
ある。
第1図は、本発明の原理を使用した方法の参考
例1の処方における反応タイムコースを示し、第
2図は、本発明の原理を使用した方法の参考例1
の処方における検量線を示すグラフである。
例1の処方における反応タイムコースを示し、第
2図は、本発明の原理を使用した方法の参考例1
の処方における検量線を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 β−ヒドロキシ酪酸をニコチンアミドアデニ
ンジヌクレオチド(NAD)の存在下でβ−ヒド
ロキシ酪酸脱水素酵素により酸化(脱水素)する
工程に電子伝達体及びテトラゾリウム塩を存在せ
しめ、生成するホルマザンの呈色度を測定するた
めのものにおいて、PHを7〜9に維持するPH緩衝
剤、β−ヒドロキシ酪酸脱水素酵素、NAD、電
子伝達体、テトラゾリウム塩が、親水性の天然又
は合成のフイルム形成重合体が疎水性の天然又は
合成のフイルム形成重合体に分散されたものであ
るバインダーと共に、水不浸透性の支持体上に構
成されていることを特徴とするβ−ヒドロキシ酪
酸の定量用組成物。 2 電子伝達体が1−メトキシPMS又はジアホ
ラーゼであり、かつテトラゾリウム塩がニトロ
TBである特許請求の範囲第1項記載のβ−ヒド
ロキシ酪酸の定量用組成物。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58039813A JPS59162899A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | β‐ヒドロキシ酪酸の定量用組成物 |
| DE19843408062 DE3408062A1 (de) | 1983-03-08 | 1984-03-05 | Verfahren zur bestimmung von ss-hydroxibuttersaeure und eine zusammensetzung zur bestimmung von ss-hydroxibuttersaeure |
| US06/922,178 US4803158A (en) | 1983-03-08 | 1986-10-23 | Composition used for the determination of beta-hydroxybutyric acid and a method for preparing the said composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58039813A JPS59162899A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | β‐ヒドロキシ酪酸の定量用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59162899A JPS59162899A (ja) | 1984-09-13 |
| JPS6338199B2 true JPS6338199B2 (ja) | 1988-07-28 |
Family
ID=12563404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58039813A Granted JPS59162899A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | β‐ヒドロキシ酪酸の定量用組成物 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4803158A (ja) |
| JP (1) | JPS59162899A (ja) |
| DE (1) | DE3408062A1 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0698029B2 (ja) * | 1985-12-10 | 1994-12-07 | 株式会社三和化学研究所 | 獣乳の品質検査と乳獣の健康診断とを同時に行う方法 |
| FR2596865B1 (fr) * | 1986-04-04 | 1989-09-01 | Elf Aquitaine | Nouveau procede et dispositif pour le dosage de la carnitine |
| US5036000A (en) * | 1986-12-16 | 1991-07-30 | Enzymatics, Inc. | Threshold color control system |
| JPS63212868A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-05 | Shimadzu Corp | 3−ヒドロキシ酪酸分析装置 |
| JPH01117799A (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 生体成分測定用試験紙 |
| JP2677154B2 (ja) * | 1993-03-08 | 1997-11-17 | 日東紡績株式会社 | 総ケトン体の測定方法および測定試薬 |
| US5902731A (en) * | 1998-09-28 | 1999-05-11 | Lifescan, Inc. | Diagnostics based on tetrazolium compounds |
| US6656697B1 (en) * | 1998-09-28 | 2003-12-02 | Lifescan, Inc. | Diagnostics based on tetrazolium compounds |
| US6541216B1 (en) | 1999-12-22 | 2003-04-01 | Roche Diagnostics Corporation | Amperometric biosensor test strip |
| US6583722B2 (en) | 2000-12-12 | 2003-06-24 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wetness signaling device |
| US6603403B2 (en) | 2000-12-12 | 2003-08-05 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Remote, wetness signaling system |
| JP6222629B2 (ja) * | 2013-08-29 | 2017-11-01 | 花王株式会社 | 排尿障害のバイオマーカー |
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