JPS6340809B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6340809B2 JPS6340809B2 JP53163010A JP16301078A JPS6340809B2 JP S6340809 B2 JPS6340809 B2 JP S6340809B2 JP 53163010 A JP53163010 A JP 53163010A JP 16301078 A JP16301078 A JP 16301078A JP S6340809 B2 JPS6340809 B2 JP S6340809B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propylene
- copolymer
- catalyst
- titanium trichloride
- ethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F210/00—Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C08F210/04—Monomers containing three or four carbon atoms
- C08F210/06—Propene
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
本発明は高品質のプロピレン共重合体の工業的
に有利な製造方法に関する。さらに詳しくは特定
のチーグラー・ナツタ触媒を特定の範囲の成分比
で用いることにより、工業的に有利にかつフイル
ムの透明性、剛さ、ブロツキング性、ヒートシー
ル性等にすぐれたプロピレン共重合体を製造する
方法に関する。 立体規則性触媒をもつて製造されたアイソタク
チツクポリプロピレンは、剛性、強度、成形性、
成形品の外観、耐熱性にすぐれているため種々の
成形品に広く使用されている。また、ポリプロピ
レンのフイルムは透明性と腰の強さが高く評価さ
れ、種々の包装資材として広く普及している。 ポリプロピレンの欠点の1つは、衝撃強度の温
度依存性が大きく、室温から0℃までの間に衝撃
強度が急激に低下する点、いわゆる耐寒性が悪い
点である。もう1つの欠点はフイルムのヒートシ
ール温度や延伸フイルムの収縮温度が高すぎる点
であり、たとえば二軸延伸フイルムでは、十分な
ヒートシール強度が得られる温度でヒートシール
しようとすると熱収縮が起こり、フイルムの外観
が損われるため事実上ヒートシールできない。 ポリプロピレンのこれらの欠点を改善するた
め、エチレンやブテン−1などのα−オレフイン
を少量共重合したプロピレン−エチレン、プロピ
レン−ブテン−1、プロピレン−エチレン−ブテ
ン−1等のランダム共重合体が製造され、単体も
しくは他の樹脂やゴムとブレンドして、二軸延伸
ポリプロピレンフイルムのヒートシールを受けも
つ層や収縮包装用フイルム、耐寒性ポリプロピレ
ンフイルム等々として使用されている。 これらプロピレン共重合体には製造面および品
質面でいくつかの問題点がある。製造面では、ポ
リプロピレンを製造する場合にくらべて重合媒体
に溶解する無価値な非晶性重合体が多く、モノマ
ーの損失を招いて経済的に不利なばかりでなく、
スラリー粘度の上昇による撹拌動力の増大、重合
槽の伝熱低下等生産上支障をきたしやすい。かか
る現象は耐寒性、ヒートシール性などのすぐれた
コモノマー(エチレン、ブテン−1等)含有量の
高い共重合体を製造しようとするほど著るしい。 一方、品質面では一般にポリプロピレンにくら
べてフイルムのブロツキング、滑り性が悪く、透
明性が経時的に悪化しやすい。かかる欠点は、部
分的には剛性がポリプロピレンにくらべて低いこ
とにも原因があるが、主たる原因は共重合体中に
含まれる低分子量の非晶性重合体が多いためであ
る。 このような製造面と品質面での問題点は一般に
一方を改善しようとすると他方が悪化するという
きつ抗的な関係にある。たとえば、特公昭44−
4992号公報に示されているように三塩化チタン触
媒にあらかじめ少量のポリプロピレンを形成させ
てから共重合する方法では、重合媒体に溶解する
無価値な非晶性重合体は減少するが、共重合体中
に含まれる低分子量の非晶性重合体が増加して前
記の品質面の問題点が顕著になる。また、共重合
体中に含まれる低分子量の非晶性重合体を少くす
るためより溶解力の強い重合媒体を用いると重合
媒体中に溶解する非晶性重合体が増加する。 そこで重合温度を低下させる手段がとられるこ
とがあるが、周知のように低温ほど触媒の重合活
性が低下するので、重合時間が同じであれば、共
重合体中に残存する触媒残渣が増え、熱安定性色
相が悪化する。重合時間を長くすれば生産性が低
下するという重大な問題が発生する。 従来、ポリプロピレンの工業的製造において一
般に用いられる三塩化チタンとトリエチルアルミ
ニウムやジエチルアルミニウムクロライドのよう
な有機アルミニウム化合物とのモル比は1:1〜
20であつた。(日刊工業新聞社刊「ポリプロピレ
ン樹脂」第26頁参照)。これは種々の刊行物(た
とえば、Interscience Publishers刊C.Reichおよ
びA.Schindler著Polymerization by
Organometallic Compounds第章Dや、
Kodansha刊T.Keii著Kinetics of Ziegler−
Natta Polymerization4、2章などおよびそれら
の引用文献)あるいは特開昭47−34478号公報に
示されているように触媒成分のAl/Tiモル比が
1より小さくなると触媒活性および立体規則性
(n−ヘプタン不溶部量や結晶化度で表わされる)
がともに急激に低下し、またAl/Tiモル比が10
程度を越すと触媒活性や立体規則性が低下するか
らである。 プロピレン共重合体の製造においてもたとえば
特開昭49−35487号公報の明細書中にはチタン化
合物(A)と有機アルミニウム化合物(B)とのB/Aモ
ル比が0.5〜20程度、好ましくは1〜10であると
の記載があり、同様の範囲内で実施されるのが常
識であつた。 しかしながら、本発明の目的とするプロピレン
の含有量が80〜99モル%、エチレンおよび/また
は炭素数4〜18のα−オレフインの含有量が1〜
20モル%のプロピレン共重合体を製造するには、
従来の方法ではすでに述べた多くの問題があつ
た。 本発明者らは、プロピレン共重合体の前記製造
面および品質面の問題点の解決のため種々検討を
重ねた結果、特定のチーグラー・ナツタ触媒を従
来の知見からは考えられない範囲の成分比で用い
ることにより、前記製造および品質両面の問題点
が同時に改善されることを見出し、本発明に至つ
た。 即ち、本発明はチーグラー・ナツタ触媒を用い
て、プロピレンの含有量が80〜99モル%、エチレ
ンおよび/または炭素数4〜18のα−オレフイン
の含有量が1〜20モル%のプロピレン共重合体を
製造する方法において、該チーグラー・ナツタ触
媒が (a) 四塩化チタンを有機アルミニウム化合物で還
元して得られた三塩化チタン組成物またはβ型
三塩化チタンを、更に以下の(1)または(2)の方法
で活性化した三塩化チタン固体触媒、 (1) 三塩化チタン組成物を一般式X2(XはCl、
BrおよびIを表わす。)で表わされるハロゲ
ン又は一般式XX′a(XおよびX′はCl、Brお
よびIを表わす。またaは1或いは3であ
る。)で表わされるハロゲン間化合物と一般
式R1−O−R2(R1およびR2は炭素数が1〜
8個の直鎖状アルキル基又は分岐状アルキル
基を表わし、R1とR2は同一の基であつても
良いし、また異なつた基であつても良い。)
で表わされるエーテル化合物との混合物と反
応させる事によつて製造される三塩化チタン
固体触媒、 (2) β型三塩化チタンをエーテル等の錯化剤で
処理をした後、四塩化チタンで処理すること
によつて製造される三塩化チタン固体触媒、 および (b) 有機アルミニウム化合物 からなり、(a)と(b)のモル比(b)/(a)が20〜100であ
ることを特徴とするプロピレン共重合体の製造方
法である。 この触媒は単に三塩化チタン組成物またはβ型
三塩化チタンを熱処理等の公知の方法(たとえば
特公昭39−20501号公報に記載の方法)で得られ
たものに比べ、少なくとも3倍以上の活性を有す
るものである。 さらに具体的には例えば本発明者らが見い出し
た方法(特願昭51−108276)により得ることがで
きる。 また特開昭47−34478号公報に記載の方法、す
なわちβ型三塩化チタンをエーテル等の錯化剤処
理後四塩化チタンで処理することによつても得る
ことができる。 本発明が必須とする触媒以外のもの、たとえば
現在市販されているような四塩化チタンを金属ア
ルミニウムで還元し粉砕により活性化処理した
(たとえば、東邦チタニウム社製三塩化チタン
AA)ものや、四塩化チタンを有機アルミニウム
化合物で還元し、熱処理した従来公知の触媒で
は、本発明の効果を達成することはできない。 本発明において触媒成分(b)として使用される有
機アルミニウム化合物としては、具体的にはたと
えばトリアルキルアルミニウム、アルキルアルミ
ニウムハライド、アルキルアルミニウムハイドラ
イド、アルキルアルミニウムアルコキシド、アル
キルアルミニウムアルコキシハライドなどであ
る。これらの中で好適な化合物の具体的例示とし
ては、ジメチルアルミニウムクロライド、ジエチ
ルアルミニウムクロライド、ジイソブチルアルミ
ニウムクロライド、ジエチルアルミニウムブロマ
イド、ジエチルアルミニウムアイオダイド、エチ
ルアルミニウムセスキクロライド、トリエチルア
ルミニウムとジエチルアルミニウムの混合物、ト
リエチルアルミニウムと塩化アルミニウムの混合
物などであり、特に好ましいのはジエチルアルミ
ニウムクロライドである。 本発明において触媒成分(a)と(b)とのモル比(b)/
(a)は重要であつて、20〜100好ましくは30〜70の
範囲内で触媒を用いなければ、重合媒体に溶解す
る無価値な非晶性重合体も、共重合体中に含まれ
る低分子量の非晶性重合体も低減せず、本発明の
効果を達成することができないことは後で実施例
および比較例で示されるとおりである。 本発明において触媒は、本質的に前記特定比率
の二成分を含むものであるが、更に公知の電子供
与性化合物を第三成分として含むこともできる。
かかる第三成分としては、酸素、窒素、イオウ、
リン原子を含む化合物が一般的であるが、他に芳
香族化合物もよく知られている。具体的に例示す
ると、酢酸エチル、メタアクリル酸メチル、安息
香酸エチル、ε−カプロラクトンなどの飽和ある
いは不飽和の脂肪族、脂環族、芳香族エステル
類、ジブチルエーテル、テトラヒドロフランなど
のエーテル類、ブチルチオエーテル、チオフエノ
ールなどの有機含イオウ化合物、トリエチルアミ
ンなどのアミン類、トリ−n−ブチルホスフイ
ン、トリフエニルホスフアイト、トリ−n−ブチ
ルホスフアイト、トリ−n−ブチルホスフエー
ト、ヘキサメチルホスホルアミドなどの有機リン
化合物、ベンゼン、トルエン、アズレンなどの芳
香族化合物などである。これらは二種以上同時に
使用してもよい。 電子供与性化合物と前記二触媒成分との比率
は、電子供与性化合物の種類によつて効果の程度
が異るので、許容できる触媒活性の低下の度合い
とアタクチツクポリマーの発生量との兼合いでそ
れぞれ適当な範囲があるが、一般的には触媒成分
(a)に対してモル比で0.01〜100程度である。 触媒成分(a)、(b)または(a)、(b)および電子供与性
化合物からなる触媒を重合器へ投入する方法はこ
れらを別々に投入してもよいし、可能な2ないし
3の成分の組合せを混合して投入することもでき
る。 本発明の方法が適用される共重合体の組成は、
プロピレンの含有量が80〜99モル%、エチレンお
よび/または炭素数4〜18のα−オレフインの含
有量が1〜20モル%、好ましくはプロピレンの含
有量が85〜97.5モル%、エチレンおよび/または
炭素数4〜18のα−オレフインの含有量が2.5〜
15モル%である。プロピレンの含有量がこれより
大きいと本発明の効果は顕著ではない。またプロ
ピレンの含有量がこれより小さいと本発明の方法
をもつてしても、重合媒体に溶解する非晶性重合
体が多く、工業的には製造が困難である。 重合系に供給するモノマーは、プロピレン、エ
チレンおよび/または炭素数4〜18のα−オレフ
インであるが、α−オレフインとしてはブテン−
1、ペンテン−1、ヘプテン−1、3−メチルペ
ンテン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン
−1、デセン−1、ドデセン−1、テトラデセン
−1、ヘキサデセン−1、オクタデセン−1およ
びこれらの2種以上の混合物などを用いることが
できる。これらのうち特に好ましいのはブテン−
1である。従つて、得られる共重合体はプロピレ
ン−エチレン、プロピレン−ブテン−1、プロピ
レン−エチレン−ブテン−1共重合体などであ
る。 重合系に供給するモノマーの比率は、製造条件
(温度、圧力、重合媒体の種類、触媒など)によ
つて決まるモノマー反応性比を考慮して目的の組
成の共重合体が得られるように選ぶ。 重合はブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン
のような脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、メチ
ルシクロヘキサンのような脂環族炭化水素、ベン
ゼン、トルエンのような芳香族炭化水素などの不
活性有機溶媒中実質的に不活性有機溶媒を含まな
い液相モノマー中もしくは気相中で行われる。 重合温度は0〜200℃好ましくは30〜80℃であ
る。 重合圧力は任意の圧力たとえば常圧〜100Kg/
cm2であり、重合方法により任意に選択することが
できる。 分子量の調節は種々の分子量調節剤を使用して
実施することができるが、水素の使用が一般的で
ある。 重合は、連続的、バツチ式いずれの方法で行う
こともできる。重合時間あるいは重合器での平均
滞留時間は任意であるが、より経済的に製造する
ために触媒残渣除去工程を実質的に省くか、ある
いは簡単にするには触媒成分(a)1重量部あたり
8000重量部以上の共重合体が生成するように与え
られた他の重合条件下で重合時間あるいは平均滞
留時間を選ぶことが望ましい。 本発明方法をさらに明確に説明するために以下
に比較例ならびに実施例を記すが本発明はこれら
の実施例によつてのみ限定されるものではない。
なお以下の実施例中の特性値は下記の方法で測定
したものである。 (1) メルトインデツクス(MI) JIS K6758によつた。 (2) ヒートシール温度 フイルムどうしをヒートシーラーを用いて所
定の温度で2Kg/cm2の荷重をかけ2秒間圧着し
て得た幅25mmの試料を剥離速度200mm/min、
剥離角度180゜で剥離を行なつて得た剥離抵抗力
が300g/25mmのときの温度をヒートシール温
度とした。 (3) 透明性(ヘイズ) ASTM D1003によつた。 (4) 開口性(ブロツキング) 40g/cm2の荷重下で60℃、3時間処理してブ
ロツキングさせた試片を島津製作所製ブロツキ
ングテスターで測定した。 (5) 剛性(スチフネス) ASTM D747によつた。 ヘイズ、ヒートシール温度、ブロツキングは、
酸化防止剤、抗ブロツキング剤、滑剤を添加した
粉末共重合体を造粒機で造粒し、これをTダイ成
形機にて製膜した厚さ30ミクロンのフイルムにつ
いて測定した。 実施例 1 (1) 触媒の調製 (1) 調製法(還元生成物の調製) 200の反応容器をアルゴン置換した後、
乾燥ヘキサン40、四塩化チタン10を投入
し、この溶液を−5℃に保ち乾燥ヘキサン30
、エチルアルミニウムセスキクロライド
23.2より成る溶液を反応系の温度が−3℃
以下に保たれる様な条件で滴下した。ついで
そのままの温度で2時間撹拌を続けた。反応
後静置して得られた還元生成物を0℃で固液
分離し、40のヘキサンで2回洗浄し16Kgの
還元生成物を得た。 (2) 調製法 調製法で得られた還元生成物をn−デカ
リンにスラリー化し、スラリー濃度を0.2
g/c.c.として140℃で2時間熱処理した。反
応後上澄み液を抜き出し、40のヘキサンで
2回洗浄し、三塩化チタン組成物(A)を得た。 (3) 調製法 調製法に従つて調製した三塩化チタン組
成物(A)11Kgをトルエン55にスラリー化し、
三塩化チタン組成物(A)/I2/ジイソアミルエ
ーテル=1/0.1/1.0モル比になる様にヨウ
素及びイソアミルエーテルを投入し、80℃で
1時間反応させることにより三塩化チタン固
体触媒(B)を得た。 (2) プロピレン共重合体の製造 内容積200の撹拌機付重合器を充分にプロ
ピレンで置換した後、ヘプタン68、プロピレ
ン13.6Kg、エチレン0.08Kgを送入した。重合器
を60℃に昇温し、圧力が10Kg/cm2ゲージ、気相
中のエチレンおよび水素の濃度がそれぞれ2.2
および8モル%になるように、プロピレン、エ
チレンおよび水素を送入した。 前記三塩化チタン固体触媒(B)を0.02モル
(3.1g)、ジエチルアルミニウムクロライド
(DEAC)を0.7モル(84.4g)投入して、ヘプ
タン2で洗い込み共重合を開始した。以後、
温度、圧力、気相組成が一定に維持されるよう
にモノマーを連続的に供給して8時間共重合を
続けた。 イソブタノールを投入して共重合を停止した
後、60℃のヘプタン70を加え30分間撹拌し
た。遠心分離器で粉末共重合体を分離し、乾燥
して26.5Kgの粉末共重合体を得た。また、粉末
共重合体を分離した残りのヘプタンを濃縮して
2.0Kgの非晶性重合体を得た。 全生成重合体に対する粉末共重合体の重量百
分率(HIP%)は93%であり、三塩化チタン触
媒成分あたりの全生成重合体量は9200g/gで
ある。 粉末共重合体の共重合体組成および性質を第
1表に示す。 実施例 2 エチレンのかわりに、目的の共重合体組成にな
るように計算したブテン−1を投入した以外は実
施例1と同様に行なつた。結果を第1表に示す。 実施例 3 エチレンのかわりに目的の共重合組成になるよ
うに計算したエチレンとブテン−1を投入した以
外は実施例1と同様に行なつた。結果を第1表に
示す。 実施例 4 目的の共重合体組成を変えた以外は実施例3と
同様に行なつた。結果を第1表に示す。 実施例5、比較例1 ジエチルアルミニウムクロライドの投入量を変
えた以外は実施例3と同様に行なつた。結果を第
1表に示す。 比較例 2、3 実施例1の(1)で調製した三塩化チタン固体触媒
(B)のかわりに東邦チタニウム社製三塩化チタン
AAを10g投入し、ジエチルアルミニウムクロラ
イドの投入量を変えた以外は実施例3と同様に行
なつた。結果を第1表に示す。 実施例 6 (1) 触媒の調製 (1) 調製法(β型三塩化チタンの調製) 200の反応器をアルゴン置換した後、乾
燥ヘキサン40四塩化チタン10を投入し、
この溶液を−5℃に保つた。 ついで乾燥ヘキサン30、ジエチルアルミ
ニウムクロリド11.6より成る溶液を反応系
の温度が−3℃以下に保たれる様な条件で滴
下した。滴下完了後さらに30分間撹拌を続
け、ついで70℃まで昇温し、さらに1時間撹
拌を続けた。 ついで静置してβ型三塩化チタンを固液分
離し、更に40のヘキサンで3回洗浄し15Kg
の還元生成物を得た。 該三塩化チタンは4.60重量%のAlを含有す
る。 (2) 調製法(ルイス塩基処理固体の調製) 上記調製法で得られたβ型三塩化チタン
を40の乾燥ヘキサンに懸濁させ、ついでβ
型三塩化チタンに対して1.2モル比のジイソ
アミルエーテルを添加し、40℃で1時間撹拌
した。 反応終了後、上澄み液を抜き出し、更に40
のヘキサンで3回洗浄し乾燥した。 (3) 調製法 上記、調製法に従がつて調製したルイス
塩基処理固体10Kgを乾燥ヘプタン30、四塩
化チタン20より成る溶液に投入し70℃で2
時間処理した。 反応後上澄み液を抜き出し、さらに30の
ヘキサンで3回洗浄後、乾燥して三塩化チタ
ン固体触媒(C)を得た。 (2) プロピレン共重合体の製造 内容積200の撹拌機付重合器を充分にプロ
ピレンで置換した後、プロピレン50Kg、エチレ
ン0.075Kgを送入した。 前記三塩化チタン固体触媒(C)を0.013モル
(2.0g)、ジエチルアルミニウムクロライド
(DEAC)を0.54モル(65g)、メタクリル酸メ
チル0.02モル(2.0g)を投入し、ただちに重
合器を60℃に昇温した。以後、温度、圧力、気
相組成が一定に維持されるようにモノマーを連
続的に供給し、4時間共重合を続けた。なお、
分子量の調製は水素で行つた。 イソブタノールを投入して共重合を停止した
後、50Kgの液相プロピレンで2回スラリーを洗
浄した。かくして、24.2Kgの粉末共重合体を得
た。また洗浄プロピレンに溶解した非晶性重合
体0.4Kgを回収した。 全生成共重合体に対する非晶性重合体の割合
(回収AP割合)は1.6重量%であり、三塩化チ
タン触媒成分あたりの全生成重合体量は12.100
g/g−Ticl3である。 粉末共重合体の共重合体組成および性質を第
1表に示した。 実施例 7 エチレンのかわりに目的の共重合体組成になる
ように計算したブテン−1を投入した以外は実施
例6と同様に行なつた。結果を第2表に示す。 実施例 8 エチレンのかわりに目的の共重合体組成になる
ように計算したエチレンとブテン−1を投入した
以外は実施例6と同様に行なつた。結果を第2表
に示す。 実施例 9 目的の共重合体組成を変えた以外は実施例8と
同様に行なつた。結果を第2表に示す。 実施例10、比較例4 ジエチルアルミニウムクロライドの投入量を変
えた以外は、実施例8と同様に行なつた。結果を
第2表に示す。
に有利な製造方法に関する。さらに詳しくは特定
のチーグラー・ナツタ触媒を特定の範囲の成分比
で用いることにより、工業的に有利にかつフイル
ムの透明性、剛さ、ブロツキング性、ヒートシー
ル性等にすぐれたプロピレン共重合体を製造する
方法に関する。 立体規則性触媒をもつて製造されたアイソタク
チツクポリプロピレンは、剛性、強度、成形性、
成形品の外観、耐熱性にすぐれているため種々の
成形品に広く使用されている。また、ポリプロピ
レンのフイルムは透明性と腰の強さが高く評価さ
れ、種々の包装資材として広く普及している。 ポリプロピレンの欠点の1つは、衝撃強度の温
度依存性が大きく、室温から0℃までの間に衝撃
強度が急激に低下する点、いわゆる耐寒性が悪い
点である。もう1つの欠点はフイルムのヒートシ
ール温度や延伸フイルムの収縮温度が高すぎる点
であり、たとえば二軸延伸フイルムでは、十分な
ヒートシール強度が得られる温度でヒートシール
しようとすると熱収縮が起こり、フイルムの外観
が損われるため事実上ヒートシールできない。 ポリプロピレンのこれらの欠点を改善するた
め、エチレンやブテン−1などのα−オレフイン
を少量共重合したプロピレン−エチレン、プロピ
レン−ブテン−1、プロピレン−エチレン−ブテ
ン−1等のランダム共重合体が製造され、単体も
しくは他の樹脂やゴムとブレンドして、二軸延伸
ポリプロピレンフイルムのヒートシールを受けも
つ層や収縮包装用フイルム、耐寒性ポリプロピレ
ンフイルム等々として使用されている。 これらプロピレン共重合体には製造面および品
質面でいくつかの問題点がある。製造面では、ポ
リプロピレンを製造する場合にくらべて重合媒体
に溶解する無価値な非晶性重合体が多く、モノマ
ーの損失を招いて経済的に不利なばかりでなく、
スラリー粘度の上昇による撹拌動力の増大、重合
槽の伝熱低下等生産上支障をきたしやすい。かか
る現象は耐寒性、ヒートシール性などのすぐれた
コモノマー(エチレン、ブテン−1等)含有量の
高い共重合体を製造しようとするほど著るしい。 一方、品質面では一般にポリプロピレンにくら
べてフイルムのブロツキング、滑り性が悪く、透
明性が経時的に悪化しやすい。かかる欠点は、部
分的には剛性がポリプロピレンにくらべて低いこ
とにも原因があるが、主たる原因は共重合体中に
含まれる低分子量の非晶性重合体が多いためであ
る。 このような製造面と品質面での問題点は一般に
一方を改善しようとすると他方が悪化するという
きつ抗的な関係にある。たとえば、特公昭44−
4992号公報に示されているように三塩化チタン触
媒にあらかじめ少量のポリプロピレンを形成させ
てから共重合する方法では、重合媒体に溶解する
無価値な非晶性重合体は減少するが、共重合体中
に含まれる低分子量の非晶性重合体が増加して前
記の品質面の問題点が顕著になる。また、共重合
体中に含まれる低分子量の非晶性重合体を少くす
るためより溶解力の強い重合媒体を用いると重合
媒体中に溶解する非晶性重合体が増加する。 そこで重合温度を低下させる手段がとられるこ
とがあるが、周知のように低温ほど触媒の重合活
性が低下するので、重合時間が同じであれば、共
重合体中に残存する触媒残渣が増え、熱安定性色
相が悪化する。重合時間を長くすれば生産性が低
下するという重大な問題が発生する。 従来、ポリプロピレンの工業的製造において一
般に用いられる三塩化チタンとトリエチルアルミ
ニウムやジエチルアルミニウムクロライドのよう
な有機アルミニウム化合物とのモル比は1:1〜
20であつた。(日刊工業新聞社刊「ポリプロピレ
ン樹脂」第26頁参照)。これは種々の刊行物(た
とえば、Interscience Publishers刊C.Reichおよ
びA.Schindler著Polymerization by
Organometallic Compounds第章Dや、
Kodansha刊T.Keii著Kinetics of Ziegler−
Natta Polymerization4、2章などおよびそれら
の引用文献)あるいは特開昭47−34478号公報に
示されているように触媒成分のAl/Tiモル比が
1より小さくなると触媒活性および立体規則性
(n−ヘプタン不溶部量や結晶化度で表わされる)
がともに急激に低下し、またAl/Tiモル比が10
程度を越すと触媒活性や立体規則性が低下するか
らである。 プロピレン共重合体の製造においてもたとえば
特開昭49−35487号公報の明細書中にはチタン化
合物(A)と有機アルミニウム化合物(B)とのB/Aモ
ル比が0.5〜20程度、好ましくは1〜10であると
の記載があり、同様の範囲内で実施されるのが常
識であつた。 しかしながら、本発明の目的とするプロピレン
の含有量が80〜99モル%、エチレンおよび/また
は炭素数4〜18のα−オレフインの含有量が1〜
20モル%のプロピレン共重合体を製造するには、
従来の方法ではすでに述べた多くの問題があつ
た。 本発明者らは、プロピレン共重合体の前記製造
面および品質面の問題点の解決のため種々検討を
重ねた結果、特定のチーグラー・ナツタ触媒を従
来の知見からは考えられない範囲の成分比で用い
ることにより、前記製造および品質両面の問題点
が同時に改善されることを見出し、本発明に至つ
た。 即ち、本発明はチーグラー・ナツタ触媒を用い
て、プロピレンの含有量が80〜99モル%、エチレ
ンおよび/または炭素数4〜18のα−オレフイン
の含有量が1〜20モル%のプロピレン共重合体を
製造する方法において、該チーグラー・ナツタ触
媒が (a) 四塩化チタンを有機アルミニウム化合物で還
元して得られた三塩化チタン組成物またはβ型
三塩化チタンを、更に以下の(1)または(2)の方法
で活性化した三塩化チタン固体触媒、 (1) 三塩化チタン組成物を一般式X2(XはCl、
BrおよびIを表わす。)で表わされるハロゲ
ン又は一般式XX′a(XおよびX′はCl、Brお
よびIを表わす。またaは1或いは3であ
る。)で表わされるハロゲン間化合物と一般
式R1−O−R2(R1およびR2は炭素数が1〜
8個の直鎖状アルキル基又は分岐状アルキル
基を表わし、R1とR2は同一の基であつても
良いし、また異なつた基であつても良い。)
で表わされるエーテル化合物との混合物と反
応させる事によつて製造される三塩化チタン
固体触媒、 (2) β型三塩化チタンをエーテル等の錯化剤で
処理をした後、四塩化チタンで処理すること
によつて製造される三塩化チタン固体触媒、 および (b) 有機アルミニウム化合物 からなり、(a)と(b)のモル比(b)/(a)が20〜100であ
ることを特徴とするプロピレン共重合体の製造方
法である。 この触媒は単に三塩化チタン組成物またはβ型
三塩化チタンを熱処理等の公知の方法(たとえば
特公昭39−20501号公報に記載の方法)で得られ
たものに比べ、少なくとも3倍以上の活性を有す
るものである。 さらに具体的には例えば本発明者らが見い出し
た方法(特願昭51−108276)により得ることがで
きる。 また特開昭47−34478号公報に記載の方法、す
なわちβ型三塩化チタンをエーテル等の錯化剤処
理後四塩化チタンで処理することによつても得る
ことができる。 本発明が必須とする触媒以外のもの、たとえば
現在市販されているような四塩化チタンを金属ア
ルミニウムで還元し粉砕により活性化処理した
(たとえば、東邦チタニウム社製三塩化チタン
AA)ものや、四塩化チタンを有機アルミニウム
化合物で還元し、熱処理した従来公知の触媒で
は、本発明の効果を達成することはできない。 本発明において触媒成分(b)として使用される有
機アルミニウム化合物としては、具体的にはたと
えばトリアルキルアルミニウム、アルキルアルミ
ニウムハライド、アルキルアルミニウムハイドラ
イド、アルキルアルミニウムアルコキシド、アル
キルアルミニウムアルコキシハライドなどであ
る。これらの中で好適な化合物の具体的例示とし
ては、ジメチルアルミニウムクロライド、ジエチ
ルアルミニウムクロライド、ジイソブチルアルミ
ニウムクロライド、ジエチルアルミニウムブロマ
イド、ジエチルアルミニウムアイオダイド、エチ
ルアルミニウムセスキクロライド、トリエチルア
ルミニウムとジエチルアルミニウムの混合物、ト
リエチルアルミニウムと塩化アルミニウムの混合
物などであり、特に好ましいのはジエチルアルミ
ニウムクロライドである。 本発明において触媒成分(a)と(b)とのモル比(b)/
(a)は重要であつて、20〜100好ましくは30〜70の
範囲内で触媒を用いなければ、重合媒体に溶解す
る無価値な非晶性重合体も、共重合体中に含まれ
る低分子量の非晶性重合体も低減せず、本発明の
効果を達成することができないことは後で実施例
および比較例で示されるとおりである。 本発明において触媒は、本質的に前記特定比率
の二成分を含むものであるが、更に公知の電子供
与性化合物を第三成分として含むこともできる。
かかる第三成分としては、酸素、窒素、イオウ、
リン原子を含む化合物が一般的であるが、他に芳
香族化合物もよく知られている。具体的に例示す
ると、酢酸エチル、メタアクリル酸メチル、安息
香酸エチル、ε−カプロラクトンなどの飽和ある
いは不飽和の脂肪族、脂環族、芳香族エステル
類、ジブチルエーテル、テトラヒドロフランなど
のエーテル類、ブチルチオエーテル、チオフエノ
ールなどの有機含イオウ化合物、トリエチルアミ
ンなどのアミン類、トリ−n−ブチルホスフイ
ン、トリフエニルホスフアイト、トリ−n−ブチ
ルホスフアイト、トリ−n−ブチルホスフエー
ト、ヘキサメチルホスホルアミドなどの有機リン
化合物、ベンゼン、トルエン、アズレンなどの芳
香族化合物などである。これらは二種以上同時に
使用してもよい。 電子供与性化合物と前記二触媒成分との比率
は、電子供与性化合物の種類によつて効果の程度
が異るので、許容できる触媒活性の低下の度合い
とアタクチツクポリマーの発生量との兼合いでそ
れぞれ適当な範囲があるが、一般的には触媒成分
(a)に対してモル比で0.01〜100程度である。 触媒成分(a)、(b)または(a)、(b)および電子供与性
化合物からなる触媒を重合器へ投入する方法はこ
れらを別々に投入してもよいし、可能な2ないし
3の成分の組合せを混合して投入することもでき
る。 本発明の方法が適用される共重合体の組成は、
プロピレンの含有量が80〜99モル%、エチレンお
よび/または炭素数4〜18のα−オレフインの含
有量が1〜20モル%、好ましくはプロピレンの含
有量が85〜97.5モル%、エチレンおよび/または
炭素数4〜18のα−オレフインの含有量が2.5〜
15モル%である。プロピレンの含有量がこれより
大きいと本発明の効果は顕著ではない。またプロ
ピレンの含有量がこれより小さいと本発明の方法
をもつてしても、重合媒体に溶解する非晶性重合
体が多く、工業的には製造が困難である。 重合系に供給するモノマーは、プロピレン、エ
チレンおよび/または炭素数4〜18のα−オレフ
インであるが、α−オレフインとしてはブテン−
1、ペンテン−1、ヘプテン−1、3−メチルペ
ンテン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン
−1、デセン−1、ドデセン−1、テトラデセン
−1、ヘキサデセン−1、オクタデセン−1およ
びこれらの2種以上の混合物などを用いることが
できる。これらのうち特に好ましいのはブテン−
1である。従つて、得られる共重合体はプロピレ
ン−エチレン、プロピレン−ブテン−1、プロピ
レン−エチレン−ブテン−1共重合体などであ
る。 重合系に供給するモノマーの比率は、製造条件
(温度、圧力、重合媒体の種類、触媒など)によ
つて決まるモノマー反応性比を考慮して目的の組
成の共重合体が得られるように選ぶ。 重合はブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン
のような脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、メチ
ルシクロヘキサンのような脂環族炭化水素、ベン
ゼン、トルエンのような芳香族炭化水素などの不
活性有機溶媒中実質的に不活性有機溶媒を含まな
い液相モノマー中もしくは気相中で行われる。 重合温度は0〜200℃好ましくは30〜80℃であ
る。 重合圧力は任意の圧力たとえば常圧〜100Kg/
cm2であり、重合方法により任意に選択することが
できる。 分子量の調節は種々の分子量調節剤を使用して
実施することができるが、水素の使用が一般的で
ある。 重合は、連続的、バツチ式いずれの方法で行う
こともできる。重合時間あるいは重合器での平均
滞留時間は任意であるが、より経済的に製造する
ために触媒残渣除去工程を実質的に省くか、ある
いは簡単にするには触媒成分(a)1重量部あたり
8000重量部以上の共重合体が生成するように与え
られた他の重合条件下で重合時間あるいは平均滞
留時間を選ぶことが望ましい。 本発明方法をさらに明確に説明するために以下
に比較例ならびに実施例を記すが本発明はこれら
の実施例によつてのみ限定されるものではない。
なお以下の実施例中の特性値は下記の方法で測定
したものである。 (1) メルトインデツクス(MI) JIS K6758によつた。 (2) ヒートシール温度 フイルムどうしをヒートシーラーを用いて所
定の温度で2Kg/cm2の荷重をかけ2秒間圧着し
て得た幅25mmの試料を剥離速度200mm/min、
剥離角度180゜で剥離を行なつて得た剥離抵抗力
が300g/25mmのときの温度をヒートシール温
度とした。 (3) 透明性(ヘイズ) ASTM D1003によつた。 (4) 開口性(ブロツキング) 40g/cm2の荷重下で60℃、3時間処理してブ
ロツキングさせた試片を島津製作所製ブロツキ
ングテスターで測定した。 (5) 剛性(スチフネス) ASTM D747によつた。 ヘイズ、ヒートシール温度、ブロツキングは、
酸化防止剤、抗ブロツキング剤、滑剤を添加した
粉末共重合体を造粒機で造粒し、これをTダイ成
形機にて製膜した厚さ30ミクロンのフイルムにつ
いて測定した。 実施例 1 (1) 触媒の調製 (1) 調製法(還元生成物の調製) 200の反応容器をアルゴン置換した後、
乾燥ヘキサン40、四塩化チタン10を投入
し、この溶液を−5℃に保ち乾燥ヘキサン30
、エチルアルミニウムセスキクロライド
23.2より成る溶液を反応系の温度が−3℃
以下に保たれる様な条件で滴下した。ついで
そのままの温度で2時間撹拌を続けた。反応
後静置して得られた還元生成物を0℃で固液
分離し、40のヘキサンで2回洗浄し16Kgの
還元生成物を得た。 (2) 調製法 調製法で得られた還元生成物をn−デカ
リンにスラリー化し、スラリー濃度を0.2
g/c.c.として140℃で2時間熱処理した。反
応後上澄み液を抜き出し、40のヘキサンで
2回洗浄し、三塩化チタン組成物(A)を得た。 (3) 調製法 調製法に従つて調製した三塩化チタン組
成物(A)11Kgをトルエン55にスラリー化し、
三塩化チタン組成物(A)/I2/ジイソアミルエ
ーテル=1/0.1/1.0モル比になる様にヨウ
素及びイソアミルエーテルを投入し、80℃で
1時間反応させることにより三塩化チタン固
体触媒(B)を得た。 (2) プロピレン共重合体の製造 内容積200の撹拌機付重合器を充分にプロ
ピレンで置換した後、ヘプタン68、プロピレ
ン13.6Kg、エチレン0.08Kgを送入した。重合器
を60℃に昇温し、圧力が10Kg/cm2ゲージ、気相
中のエチレンおよび水素の濃度がそれぞれ2.2
および8モル%になるように、プロピレン、エ
チレンおよび水素を送入した。 前記三塩化チタン固体触媒(B)を0.02モル
(3.1g)、ジエチルアルミニウムクロライド
(DEAC)を0.7モル(84.4g)投入して、ヘプ
タン2で洗い込み共重合を開始した。以後、
温度、圧力、気相組成が一定に維持されるよう
にモノマーを連続的に供給して8時間共重合を
続けた。 イソブタノールを投入して共重合を停止した
後、60℃のヘプタン70を加え30分間撹拌し
た。遠心分離器で粉末共重合体を分離し、乾燥
して26.5Kgの粉末共重合体を得た。また、粉末
共重合体を分離した残りのヘプタンを濃縮して
2.0Kgの非晶性重合体を得た。 全生成重合体に対する粉末共重合体の重量百
分率(HIP%)は93%であり、三塩化チタン触
媒成分あたりの全生成重合体量は9200g/gで
ある。 粉末共重合体の共重合体組成および性質を第
1表に示す。 実施例 2 エチレンのかわりに、目的の共重合体組成にな
るように計算したブテン−1を投入した以外は実
施例1と同様に行なつた。結果を第1表に示す。 実施例 3 エチレンのかわりに目的の共重合組成になるよ
うに計算したエチレンとブテン−1を投入した以
外は実施例1と同様に行なつた。結果を第1表に
示す。 実施例 4 目的の共重合体組成を変えた以外は実施例3と
同様に行なつた。結果を第1表に示す。 実施例5、比較例1 ジエチルアルミニウムクロライドの投入量を変
えた以外は実施例3と同様に行なつた。結果を第
1表に示す。 比較例 2、3 実施例1の(1)で調製した三塩化チタン固体触媒
(B)のかわりに東邦チタニウム社製三塩化チタン
AAを10g投入し、ジエチルアルミニウムクロラ
イドの投入量を変えた以外は実施例3と同様に行
なつた。結果を第1表に示す。 実施例 6 (1) 触媒の調製 (1) 調製法(β型三塩化チタンの調製) 200の反応器をアルゴン置換した後、乾
燥ヘキサン40四塩化チタン10を投入し、
この溶液を−5℃に保つた。 ついで乾燥ヘキサン30、ジエチルアルミ
ニウムクロリド11.6より成る溶液を反応系
の温度が−3℃以下に保たれる様な条件で滴
下した。滴下完了後さらに30分間撹拌を続
け、ついで70℃まで昇温し、さらに1時間撹
拌を続けた。 ついで静置してβ型三塩化チタンを固液分
離し、更に40のヘキサンで3回洗浄し15Kg
の還元生成物を得た。 該三塩化チタンは4.60重量%のAlを含有す
る。 (2) 調製法(ルイス塩基処理固体の調製) 上記調製法で得られたβ型三塩化チタン
を40の乾燥ヘキサンに懸濁させ、ついでβ
型三塩化チタンに対して1.2モル比のジイソ
アミルエーテルを添加し、40℃で1時間撹拌
した。 反応終了後、上澄み液を抜き出し、更に40
のヘキサンで3回洗浄し乾燥した。 (3) 調製法 上記、調製法に従がつて調製したルイス
塩基処理固体10Kgを乾燥ヘプタン30、四塩
化チタン20より成る溶液に投入し70℃で2
時間処理した。 反応後上澄み液を抜き出し、さらに30の
ヘキサンで3回洗浄後、乾燥して三塩化チタ
ン固体触媒(C)を得た。 (2) プロピレン共重合体の製造 内容積200の撹拌機付重合器を充分にプロ
ピレンで置換した後、プロピレン50Kg、エチレ
ン0.075Kgを送入した。 前記三塩化チタン固体触媒(C)を0.013モル
(2.0g)、ジエチルアルミニウムクロライド
(DEAC)を0.54モル(65g)、メタクリル酸メ
チル0.02モル(2.0g)を投入し、ただちに重
合器を60℃に昇温した。以後、温度、圧力、気
相組成が一定に維持されるようにモノマーを連
続的に供給し、4時間共重合を続けた。なお、
分子量の調製は水素で行つた。 イソブタノールを投入して共重合を停止した
後、50Kgの液相プロピレンで2回スラリーを洗
浄した。かくして、24.2Kgの粉末共重合体を得
た。また洗浄プロピレンに溶解した非晶性重合
体0.4Kgを回収した。 全生成共重合体に対する非晶性重合体の割合
(回収AP割合)は1.6重量%であり、三塩化チ
タン触媒成分あたりの全生成重合体量は12.100
g/g−Ticl3である。 粉末共重合体の共重合体組成および性質を第
1表に示した。 実施例 7 エチレンのかわりに目的の共重合体組成になる
ように計算したブテン−1を投入した以外は実施
例6と同様に行なつた。結果を第2表に示す。 実施例 8 エチレンのかわりに目的の共重合体組成になる
ように計算したエチレンとブテン−1を投入した
以外は実施例6と同様に行なつた。結果を第2表
に示す。 実施例 9 目的の共重合体組成を変えた以外は実施例8と
同様に行なつた。結果を第2表に示す。 実施例10、比較例4 ジエチルアルミニウムクロライドの投入量を変
えた以外は、実施例8と同様に行なつた。結果を
第2表に示す。
【表】
第1図及び第2図は、本発明の理解を助けるた
めのフローチヤート図である。
めのフローチヤート図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 チーグラー・ナツタ触媒を用いて、プロピレ
ンの含有量が80〜99モル%、エチレンおよび/ま
たは炭素数4〜18のα−オレフインの含有量が1
〜20モル%のプロピレン共重合体を製造する方法
において、該チーグラー・ナツタ触媒が (a) 四塩化チタンを有機アルミニウム化合物で還
元して得られた三塩化チタン組成物またはβ型
三塩化チタンを、更に以下の(1)または(2)の方法
で活性化した三塩化チタン固体触媒、 (1) 三塩化チタン組成物を一般式X2(XはCl、
BrおよびIを表わす。)で表わされるハロゲ
ン又は一般式XX′a(XおよびX′はCl、Brお
よびIを表わす。またaは1或いは3であ
る。)で表わされるハロゲン間化合物と一般
式R1−O−R2(R1およびR2は炭素数が1〜
8個の直鎖状アルキル基又は分岐状アルキル
基を表わし、R1とR2は同一の基であつても
良いし、また異なつた基であつても良い。)
で表わされるエーテル化合物との混合物と反
応させる事によつて製造される三塩化チタン
固体触媒、 (2) β型三塩化チタンをエーテル等の錯化剤で
処理をした後、四塩化チタンで処理すること
によつて製造される三塩化チタン固体触媒、 および (b) 有機アルミニウム化合物 からなり、(a)と(b)のモル比(b)/(a)が20〜100であ
ることを特徴とするプロピレン共重合体の製造方
法。 2 触媒成分(b)がアルモルアルミニウムハライド
である特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 触媒成分(a)と(b)のモル比(b)/(a)が30〜70であ
る特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 プロピレン共重合体のプロピレン含有量が85
〜97.5モル%、エチレンおよび/または炭素数4
〜18のα−オレフインの含有量が2.5〜15モル%
である特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 プロピレン共重合体がプロピレン−エチレン
共重合体である特許請求の範囲第1項記載の方
法。 6 プロピレン共重合体がプロピレン−ブテン−
1共重合体である特許請求の範囲第1項記載の方
法。 7 プロピレン共重合体がプロピレン−エチレン
−ブテン−1共重合体である特許請求の範囲第1
項記載の方法。 8 重合を不活性有機溶媒中で行う特許請求の範
囲第1項記載の方法。 9 重合を実質的に不活性有機溶媒を含まない液
相モノマー中で行う特許請求の範囲第1項記載の
方法。 10 触媒成分(a)の1重量部あたり8000重量部以
上の共重合体を生成させる特許請求の範囲第1項
記載の方法。
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16301078A JPS5590514A (en) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | Preparation of propylene copolymer |
| IT51211/79A IT1162495B (it) | 1978-12-28 | 1979-12-27 | Prodimenzo per produrre copolimeri di propilene |
| BR7908553A BR7908553A (pt) | 1978-12-28 | 1979-12-27 | Aperfeicoamento em processo para produzir copolimero de propileno |
| CA000342683A CA1152697A (en) | 1978-12-28 | 1979-12-27 | Process for producing propylene copolymer |
| GB7944546A GB2044275B (en) | 1978-12-28 | 1979-12-28 | Process for producing propylene copolymer |
| NL7909350A NL191630C (nl) | 1978-12-28 | 1979-12-28 | Werkwijze ter bereiding van propeencopolymeer en daaruit vervaardigde voorwerpen. |
| BE0/198807A BE880943A (fr) | 1978-12-28 | 1979-12-28 | Procede de preparation d'un copolymere de propylene |
| DE19792952579 DE2952579A1 (de) | 1978-12-28 | 1979-12-28 | Verfahren zur herstellung eines propylencopolymeren |
| FR7932004A FR2445346B1 (fr) | 1978-12-28 | 1979-12-28 | Procede pour preparer un copolymere de propylene |
| US06/291,701 US4367322A (en) | 1978-12-28 | 1981-08-10 | Process for producing propylene copolymer |
| SG284/83A SG28483G (en) | 1978-12-28 | 1983-05-24 | Process for producing propylene copolymer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16301078A JPS5590514A (en) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | Preparation of propylene copolymer |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5590514A JPS5590514A (en) | 1980-07-09 |
| JPS6340809B2 true JPS6340809B2 (ja) | 1988-08-12 |
Family
ID=15765471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16301078A Granted JPS5590514A (en) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | Preparation of propylene copolymer |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5590514A (ja) |
| BE (1) | BE880943A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5755906A (en) * | 1980-09-19 | 1982-04-03 | Sumitomo Chem Co Ltd | Polymerization of olefin |
| JPS58181613A (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-24 | Showa Denko Kk | 水冷インフレ−ションフィルムの製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2637991A1 (de) * | 1976-08-24 | 1978-03-02 | Hoechst Ag | Kunststoffolie aus copolymeren und verfahren zur herstellung derselben |
| DE2637990A1 (de) * | 1976-08-24 | 1978-03-02 | Hoechst Ag | Propylen-terpolymer |
-
1978
- 1978-12-28 JP JP16301078A patent/JPS5590514A/ja active Granted
-
1979
- 1979-12-28 BE BE0/198807A patent/BE880943A/fr not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5590514A (en) | 1980-07-09 |
| BE880943A (fr) | 1980-04-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4367322A (en) | Process for producing propylene copolymer | |
| US4304890A (en) | Method for producing propylene copolymers using a catalyst activated prior to copolymerization | |
| EP0010428B1 (en) | Process for producing a random ethylene terpolymer and melt-shaped articles of such terpolymer | |
| JPH0134250B2 (ja) | ||
| US4670529A (en) | Packaging shrink film | |
| US5521251A (en) | Propylene random copolymer composition | |
| JPH0257770B2 (ja) | ||
| GB2027720A (en) | Process for Producing a Propylene Copolymer and a Multilayer Polypropylene Film | |
| US6451936B1 (en) | Polypropylene random copolymer and film thereof | |
| US4433110A (en) | Process for producing propylene block copolymers | |
| JP2882237B2 (ja) | ポリプロピレンランダム共重合体及びそのフィルム | |
| GB2034337A (en) | Preparation of ethylene-propylene | |
| EP0633133B1 (en) | Polypropylene laminate film | |
| EP0579510A2 (en) | Propylene polymers and process for preparing the same | |
| JP3569737B2 (ja) | プロピレン系ランダム共重合体の製造方法 | |
| US6106938A (en) | Polypropylene composition and laminated and oriented film therefrom | |
| JPS646211B2 (ja) | ||
| JPS6340809B2 (ja) | ||
| JPS6316403B2 (ja) | ||
| JP2733060B2 (ja) | プロピレン共重合体組成物 | |
| JPS6312086B2 (ja) | ||
| JPS646212B2 (ja) | ||
| JPH0379367B2 (ja) | ||
| JPS6312087B2 (ja) | ||
| KR820000602B1 (ko) | 공중합 전에 활성화된 촉매를 사용하여 프로피렌 공중합체를 제조하는 방법 |