JPS6341541A - 表面にキトサン成分を有する高分子成形物及びその製造方法 - Google Patents

表面にキトサン成分を有する高分子成形物及びその製造方法

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JPS6341541A
JPS6341541A JP61185805A JP18580586A JPS6341541A JP S6341541 A JPS6341541 A JP S6341541A JP 61185805 A JP61185805 A JP 61185805A JP 18580586 A JP18580586 A JP 18580586A JP S6341541 A JPS6341541 A JP S6341541A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、キトサンを表面に固定化させた高分子成形物
に関するものである。
〔従来技術〕
キトサンはカニやエビ等の甲殻類の甲皮に存在するキチ
ン(N−アセチル−β−D−グルコサミンを主構成単位
とする)を濃アルカリで処理することによって得られる
塩基性多糖である。キトサンは、化学構造的にはD−グ
ルコサミンがβ−(1→4)結合したものであるが、キ
チンを濃アルカリで処理する時の条件によってグルコサ
ミンのN−アセチル基が残り、通常は、β−D−グルコ
サミンとN−アセチルーβ−D−グルコサミンの共重合
体の構造になっている。
近年、キトサン及びその変性物のバイオマテリアルとし
ての研究が盛んに行われており、吸収性縫合糸、人工血
管、薬物徐放担体1人工皮膚等への応用が研究されてい
る。しかし、キトサン及びその変性物は親水性高分子で
あるため、含水状態、1 、′での機械的強度が弱いという欠点をもっている。
−;j ′I界工血管等に用いるにはそのものだけでは満足な械
能のものは得られない。また、人工臓器用材料としては
、表面にのみキトサン成分が存在するだけで、良好な生
体適合性が得られるものと考えられる。しかし、このよ
うな成形体は未だ作られていない。
〔目   的〕
本発明はキトサン成分を表面に共有結合で固定化させた
高分子成形物を提供することを目的とする。
〔構  成〕
本発明によれば、表面にキトサン成分を固定化させた高
分子成形物からなり、該キトサン成分と高分子成形物と
は共有結合により結合していることを特徴とする表面に
キトサン成分を有する高分子成形物が提供される。
本発明の高分子成形物における高分子材料としては、従
来公知の各種の高分子材料を用いることができ、その種
類は特に制約されないが、一般には、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリブタジェン、シリコンゴム、ニ
トリルゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を好まし
く用いることができる。高分子成形物の形態としては、
繊維状、チューブ状、粒子状、フィルム状、不織布状、
織布状、ブロック状等の種々の形態のものが含まれる。
本発明のキトサン成分を表面に有する高分子成形物は、
ナイトレン又はカルベン発生性反応試薬を結合したキト
サン成分を含む塗布液を用いて製造することができる。
即ち、この塗布液を高分子成形物表面に塗布乾燥して、
ナイトレン又はカルベン発生性反応試薬を結合させたキ
トサン成分からなる被膜を高分子形成物表面に形成し、
次いで、この高分子成形物表面に光を照射することによ
って製造することができる。
なお、本発明で用いるナイトレン又はカルベン−発生性
反応試薬は、キトサン成分を高分子成形物5.1 □゛の不対電子が存在する窒素化合物の分子状態を言い
、カルベンとは、炭素原子中で、2つの不対電子が存在
する炭素化合物の分子状態を言う。これらの状態の分子
は非常に不安定で、周囲の化合物と容易に共有結合を作
る。
本発明で用いるナイトレン発生性反応試薬としては、ア
ジド基を有する化合物が用いられるが、この場合、アジ
ド基の他、キトサン成分の反応基、例えば、アミノ基と
容易に発応性を示す反応基を有するものが用いられる。
このような化合物としでは、従来公知のものを用いるこ
とができ、例えば、メチル−P−ベンゾイミデート、4
−フロロ−3−ニトロフェニルアジド、N−ヒドロキシ
サクシイミジル−4−アジドーサリシリックアシド、P
−アジド安息香酸無水物、N−ヒドロキシサクシイミジ
ル−4−アジド−ベンゾエート等を挙げることができる
。これらの化合物は、先ず、キトサン成分中のアミノ基
と反応し、アジド基を有するキトサン変性物となる。次
いで、光照射により、ナイトレンを発生し、このナイト
レンは周囲の炭素−水素結合、酸素−水素結合等に挿入
反応を起し、キトサン成分と高分子成形物との間に共有
結合が形成される。
二の反応は、例えば、メチル−P−アジドベンゾイミデ
ートの場合、次の反応式で示すことができる。
前記式中、(A−3−NH,はキトサン成分を示し、C
B−)−Hは高分子成形物を示し、phはフェニル基を
示す。
ものが用いられる。このような化合物としては、従来公
知のものを用いることができ、例えば、P−二トロフェ
ニル−3,3,3−トリフロロ−2−シアソフロピオネ
ート等を挙げることができる。この化合物は、先ず、キ
トサン成分中のアミノ基と反応し、ジアゾ基を有するキ
トサン変性物となる。次いで、光照射により、カルベン
を発生し、このカルベンは周囲の炭素−水素結合、酸素
−水素結合等に挿入反応を起し、キトサン成分と高分子
成形物との間に共有結合が形成される。この反応は、例
えば、P−ニトロフェニル−3,3,3−トリフロロ−
2−シアソフロビオネートの場合、次の反応式で示すこ
とができる。
(4)  (A+−NH2+  CF3−C−COO−
Ph−No2+ (A+−NH−C−C−CF。
光照射    11゛。
(6) [A3 NH−C−C−CF3+ CB−)−
Hll  °。
○ 一′(前記式中、(A)N)l、及びCB+−Hは前記
と同じ意味を持つ) 本発明で用いる塗布液は、ナイトレン又はカルベン発生
性反応試薬を結合したキトサン成分を含むものであるが
、このような塗布液は、キトサン成分を希酸水溶液に溶
解し、PHを調整した後、これにナイトレン又はカルベ
ン発生性反応試薬を添加することによって得ることがで
きる。この場合、酸としては、酢酸、ギ酸、乳酸等の有
機酸の使用が好ましい。また、この塗布液は、メタノー
ルやエタノール、プロパツール等のアルコール又は有機
溶媒によって希釈することもできる。塗布液中のキトサ
ン成分濃度は通常0.1〜3重量2、好まし高分子成形
物に対する塗布液の塗布は、従来公知の方法で実施され
、例えば、流延法、スプレー法、漬浸法等が採用される
。表面にナイトレン又はカルベン発生性反応試薬を含む
キトサン成分の被膜が形成された高分子成形物は、これ
を光照射するが、この場合、その光源としては、紫外線
を放出する水銀ランプ、キセノンランプ等が用いられ、
成形物表面と光源との距離は1〜50cm、照射時間は
1〜30分程度である。成形物表面に対する光照射は、
窒素ガス等の不活性ガス雰囲気下で行うこと好ましい。
また、光照射するまでの作業は暗室で行うのが好ましい
。
この光照射によって、キトサン成分中に結合したアジド
基又はジアゾ基は非常に反応性に富むナイトレン又はカ
ルベンを発生し、これらのものは。
キトサン成分及び成形物表面と反応し、炭素−水素結合
、酸素−水素結合等の結合に挿入反応を起し、キトサン
成分を共有結合で成形物表面に強固に結合させる。成形
物表面に固定化されるキトサン成分被膜の厚さは1〜1
0QOnm、好ましくは10〜300nm程度である。
本発明で高分子成形物表面に結合固定化させるキトサン
成分としては、キトサン自体の他、その各種変性物が用
いられる。この場合、キトサン変性物とは、キトサンの
構成単位であるβ−D−グルコサミンの水酸基及び/又
はアミノ基が化学修飾されたものを意味し、このような
ものは、従来よく知られているものである。キトサン変
性試薬は、キトサン中に含まれる反応性のアミノ基及び
水酸基と反応し得るものであればよく、その変性目的に
応じて従来公知の適宜のものが用いられる。
このような変性試薬としては、例えば、アシル化剤、ホ
スホリル化剤、アルデヒド類、イソシアネート類、クロ
ロスルホン酸、酸性ムコ多糖類等が挙げられる。この場
合、アシル化剤は、キトサン中の水酸基やアミノ基と反
応し、N−アシル−グルコサミン基や、0−アシル−グ
ルコサミン基及びN−アシル−0−アシル−グルコサミ
ン基を形成、するために使用され、ホスホリル化剤は、
キトサン中の水酸基と反応し、0−ホスホリル−グルコ
サミン基を形成するために使用され、アルデヒド類は、
キトサン中のアミノ基と反応し、N−アリリデン−グル
コサミン基やN−アルキリデン−グルコサミン基を形成
させるための使用される。クロロスルホン酸はN−サル
フェイテッドーグルコサミン基や0−サルフェイテッド
ークルコサミン基を形成するために用いられる。酸性ム
コ多糖は、酸性ムコ多糖の硫酸基又はカルボキシル基が
キトサンのアミノ基とイオン結合した高分子電解質複合
体を形成すために用いられる。イソシアネート類は、キ
トサン中のアミノ基や水酸基と反応し、ウレア結合やウ
レタン結合を形成するために使用される。また、複数の
変性試薬を用いることも可能であり、例えば、アシル化
剤とアルデヒドを用いることにより、N−アリリデン−
O−アシル−グルコサミン基やN−アルキリデン−0−
アシル−グルコサミン基を形成させることができる。
アシル化剤としては、酸無水物、酸ハロゲン化物、ケテ
ン類、ジケテン類が用いられ、その具体例としては、例
えば、酢酸、プロピオン酸、安息香酸等の有機酸の無水
物、塩化物又は臭化物等を−ましいものとして挙げるこ
とができる。このアホスホリル化剤としては、2−クロ
ロ−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスホランや、
五酸化リン等がある。このホスホリル化剤は、キトサン
中の水酸基と反応する。
アルデヒド類としては、芳香族及び脂肪族アルデヒドが
用いられ、その具体例としては、例えば、ホルムアルデ
ヒド、アセトアルデヒド、グルタルアルデヒド、アクロ
レイン、ベンズアルデヒド、P−ヒドロキシベンズアル
デヒド、アニスアルデヒド等が挙げられる。脂肪族アル
デヒドはキトサン中のアミノ基と反応して、N−アルキ
リデン−のものが挙げられ、キトサン中のアミノ基や水
酸基と反応し、ウレア結合やウレタン結合を生成する。
酸性ムコ多糖としては、ヒアルロン酸、ヘパリン、ヘパ
ラン硫酸等が用いられ、キトサン中のアミノ基と反応し
、高分子電解質複合体を形成する。
本発明において、高分子成形物に対しキトサン変成物を
結合させる場合、そのキトサン変成物は、キトサン水溶
液に変性試薬を添加して反応させて得ることができる他
、キトサンを結合固定化して得られた製品に対し、変性
試薬を反応させることによっても得ることができる。
〔効  果〕
本発明の製品は、表面にキトサン成分が固定化されてい
ることから、そのキトサン成分の作用を利用し、人工血
管、人工皮フ、細胞培養床、血液成分分離剤、免疫吸着
材等として好適に用いられる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
1)実施例1 ′) 、キトサンtgを2%酢酸水溶液40m (Aに溶解し
、メレノール60m Qで希釈した。ここへ無水酢酸0
.212、j・ mflを入れ一昼夜撹拌した。1M水酸化ナトリウム水
溶液を加えてPHを6.6に調整した。ここへ、メチル
−P−アジドベンゾイミデート塩酸塩0.115gを入
れ暗室にて一昼夜撹拌した。これを原液とする。この原
液0.5+nQをとり、水とメタノールの比がl:1の
混合液4.5mflとまぜた。別にエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体フィルムを直径9cmのシャーレ上に溶液キ
ャスト法により形成させておいた。
この上に、先の希釈した原液を流し、デシケータ中にて
乾燥させた。乾燥後高圧水銀ランプの下10cmの位置
にシャーレを置き、3分間紫外線を照射した。 10%
酢酸水溶液で十分に洗浄後、4%水酸化ナトリウム水溶
液で洗浄し、最後に水で十分に洗DiP後、乾燥した。
ATR−FTIR法〔文献Applied 5pect
’:oscopy 、 39巻418ヘージ(1985
)) L: 、k リ表面(7) キ:+サンのみの赤
外線吸収スペクトルを得た。またこのスペクトルからキ
トサンの塗布厚さが15nmと算出された。
実施例2 ポリ(1,2−ブタジェン)5gをベンゼン100m 
Qに溶解し、直径9cmのシャーレにこの溶液のうち1
5mQを流した。乾燥後、この上に実施例1で用いたと
同じ希釈した原液5mQを流し、暗室で乾燥させた。実
施例1と同様に紫外線を照射し、洗浄、乾燥させた。シ
ャーレからフィルムをはがし、そのうち20 X 40
m+nの小片をメタノール30m Q、水20m Q、
無水酢酸5mQの混合液に入れ、−昼夜放置してアセチ
ル化した後、水、4%水酸化ナトリウム水溶液、水で十
分に洗浄した。実施例1と同様にして表面分析を行い、
キトサン変性物(アセチル化変性物)のみの赤外吸収ス
ペクトルを得た。実施例1と比較して1115cm−”
の吸収がはっきり現われており、グルコサミン残基のア
ミノ基がアセチル化されたことを確認した。また、キト
サン変性物層の厚さは130nmであった。また、キト
サン固定化表面の水に対する接触角は49″であった。
キトサン固定化前のポリ(1,2−ブタジェン)フィル
ムのそれは、rI2°であった。
−レからはがしたフィルムのうちから14 X 40m
mの小片をとり、水14m Q、メタノール3mQ、無
水酢酸2mQ混合液に入れ、−昼夜放置したのち、水、
4%水酸化ナトリウム、水で十分に洗浄し、乾燥した。
実施例1と同様にして表面分析を行い、キトサン変性物
(アセチル化物)のみの赤外吸収スペクトルを得た。1
728cm”−’のエステルの吸収が現われており、グ
ルコサミン残基の水酸基がアセチル化されたことを示し
た。キトサン固定化表面の水に対する接着触角は57°
であった。
実施例4 実施例1で調製したキトサンを固定化したフィルムをト
リエチルアミン0.5mQ、フェニルイワシ1σ゛レネ
ート0.5+++9、アセトニトリル10m Qの混合
液′−ノ・ 1に入れ、室温で6時間変性化反応させた。アセト″”
猛トリル及びメタノールで洗浄後乾燥した。固定化させ
たキトサン変性物のみの赤外吸収スペクトルにおいては
、1598cm−’の吸収が現われており、フェニルイ
ソシアネートがグルコサミン残基のアミノ基及び水酸基
と反応したことが確認された。
キトサン固定化表面の水に対する接触角は60°であっ
た。
実施例5 実施例1において調製したキトサンを固定化したフィル
ムを、クロロスルホン酸0.5mQ、ヘキサン10mf
lの混合液の上澄に入れ、10分間放置した。
ヘキサン、アセトン、水、0.4%水酸化ナトリウム、
水の順で洗浄し、乾燥させた。固定化されたキトサン変
性物のみの赤外吸収スペクトルにおいては、1215c
m−1の硫酸エステル基の吸収が現われており、グルコ
サミン残基が硫酸エステル化されたことを確認した。キ
トサン固定化表面の水に対する接触角は48°であった
。
実施例6 実施例1で調製した原液In+Qをとり、酢酸0.1m
Q、メタノール3+nQ、1−プロパツール0.6m 
Qの混合液とまぜ、このうちの2.3mQをシャーレ上
に;成形したスチレン−ブタジェン−スチレンのプロ、
;; 一會 、ツク共重合体フィルムの上に流した。乾燥後、紫j)
外線を3分間照射し、洗浄し、乾燥した。このフィルム
から14 X 40mmの小片を切りとり、1%のコン
ドロイチン硫酸Aナトリウム塩溶液5+nQに入れ、−
昼夜放置して変性させた。水で十分に洗浄後乾燥した。
実施例1と同様にして表面分析を行い、キトサン変性物
のみの赤外吸収スペクトルを得た。
1250c+++−1の硫酸基の吸収により、キトサン
とコンドロイチン硫酸Aとの高分子電解質複合体の存在
が確認された。またキトサン変性物層の厚さは38nm
であった。キトサン固定化表面の水に対する接触角は3
6°であった。固定化前のスチレン−ブタジェン−スチ
レンのブロック共重合体フィルムのそれは、76°であ
った。
実施例7 λ ′、11;実施例2の前半で得た紫外線照射し、シャー
レ;ミからはがしたフィルムのうちから10 X 35
mmの小片(1: 111をとり、アセトニトリル10m Q、トリエチル
アミン0.1mΩ、2−クロロ−2−オキソ−1,3,
2−ジオキサホスホラン0.2mQの混合液に、7℃で
19時間浸せきし、次いで0.4%苛性ソーダ溶液20
m Qに40分間浸せきし、水で十分に洗浄し、乾燥し
た。フィルム表面の赤外吸収スペクトルにおいて120
6cm−1のリン酸エステルの吸収が現われており、ホ
スホリル化されたことが確認された。キトサン固定化表
面の水に対する接触角は45°であった。
実施例8 実施例6の前半で調製したスチレンーブタジエンースチ
レンブロック共重合体フィルムから、5X 25mmの
小片を切りとり1zのヘパリンナトリウム塩水溶液5m
Qに入れ、6時間放置した。水で十分に洗浄後乾燥した
。キトサン変性物のみの赤外吸収スペク1ヘルには12
26cm−’の硫酸エステルの吸収が現われており、キ
トサンとヘパリンとの高分子電解質複合体の形成が確認
された。キトサン固定化表面の水に対する接触角は50
°であった。
実施例9 実施例6の前半で得たスチレン−ブタジェン−スチレン
ブロック共重合体フィルムから14 X 40mmの小
片を切りとり、アヤトニトリル10mQ、トリエチルア
ミン0,1.mQ、、無水酢酸1−+n(1,の混合液
に入れ、−昼夜放置した。アセl−二トリル及びメタノ
ールで洗浄後乾燥した。キトサン変性物の赤外吸収スペ
クトルには、1743cm−”のエステルの吸収が顕著
に現われており、水酸基がアセチル化されていることが
確認された。キトサン固定化表面の水に対する接触角は
53°であった。
実施例10 ポリビニルアルコール(重合度500)の5%水溶液0
.5+nQをシャーレに流し乾燥した。さらにその上に
、実施例1で調製した原液2n+Qを流して乾燥した。
次に、水銀ランプで3分間照射し、水]、Omflと1
6M塩酸0.5+nQとの混合液に入れ110°Cで4
時間加熱した。これによって、キトサンは加水分解され
た。この液ともとのポリビニルアルコールのみの液をゲ
ル濾過クロマトグラフィで分析した。220nmと25
0nmの2つの波長で検出した。ポリビニルアルコール
のみでは、その溶出ピークの高さが相対的に220nm
の場合の方が250nmの場合よりも高いが、加水分解
後の液では、ピークの高さが逆に250nmの場合の方
が高かった。これは250nmに吸収をもつ反応試薬が
紫外線照射によってポリビニルアルコールに共有結合で
結合し、加水分解後もポリビニルアルコールに結合して
いたためである。キトサン及びその加水分解物は250
nmに吸収を持たない。このことから、本発明によって
キトサン成分を表面に共有結合で固定化していることが
証明された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面にキトサン成分を固定化させた高分子成形物
    からなり、該キトサン成分と高分子成形物とは共有結合
    により結合していることを特徴とする表面にキトサン成
    分を有する高分子成形物。
JP61185805A 1986-08-07 1986-08-07 表面にキトサン成分を有する高分子成形物及びその製造方法 Granted JPS6341541A (ja)

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