JPS6343031A - 車両用クラツチの取り外し方法 - Google Patents
車両用クラツチの取り外し方法Info
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- JPS6343031A JPS6343031A JP18563486A JP18563486A JPS6343031A JP S6343031 A JPS6343031 A JP S6343031A JP 18563486 A JP18563486 A JP 18563486A JP 18563486 A JP18563486 A JP 18563486A JP S6343031 A JPS6343031 A JP S6343031A
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- Japan
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- clutch
- release
- vehicle
- transmission
- input shaft
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、車両用クラッチの取り外し方法に関し、更に
詳しくは、プルタイプのクラッチカバーを使用した特に
フロントエンジン・リヤドライブ車に搭載されるクラッ
チの取り外し方法に係るものである。
詳しくは、プルタイプのクラッチカバーを使用した特に
フロントエンジン・リヤドライブ車に搭載されるクラッ
チの取り外し方法に係るものである。
第14図に示すように、通常の車両用クラッチは、縦置
き式エンジンのシリンダブロック1に対してクラッチハ
ウジング2がボルト3にて固定され、その内部にブツシ
ュタイプのクラッチカバー4Aが装着された構造となっ
ている。 このブツシュタイプのクラッチカバー4Aを使用するク
ラッチを搭載したフロントエンジン・リヤドライブ車(
FR車)においては、クラッチおよび変速機を取り外す
場合、先ずシリンダブロック1に対してクラッチハウジ
ング2を固定している複数本のボルト3を外す。次に、
クラッチハウジング2および変速機ケース5を車両後方
へ引く。 そして、変速機入力軸6の先端部を支持しているバイロ
フトベアリング7との嵌合を外すと共に、入力軸6にお
ける外スプライン6aの車両前方端面がクラッチディス
ク8における内スプライン8aの車両後方端面よりも車
両後方(図示右方)に位置するまでスライドさせ、入力
軸6とクラッチディスク8とのスプライン部の嵌合を外
す、更に、入力軸6をクラッチディスク8の車両後方端
面よりも車両後方側にスライドさせることにより、クラ
ッチおよび変速機をシリンダブロック1から外して車両
から引き降ろすことができるようになっている。 また、第15図に示すようなプルタイプのクラッチカバ
ー4Bを使用した構造のクラッチが知られている(例え
ば、特開昭60−157519号公報)。 このプルタイプのクラッチカバー4Bを使用したクラッ
チは、前記第14図に示したブツシュタイプのクラッチ
カバー4Aとはそのレリーズ方向が反対になるため、組
付性など車両構成上の点からレリーズベアリング9aお
よびレリーズハブ9bをクラッチカバー4B(具体的に
はダイヤフラムスプリング)に対してスナップリング等
にて一体化する必要がある。 そして、第15図に示すプルタイプのクラッチカバー4
Bを使用するクラッチを搭載したFR車においては、ク
ラッチおよび変速機を取り外す場合、同様に複数本のボ
ルト3を外してクラッチハウジング2および変速機ケー
ス5を車両後方へ引く。そして、入力軸6の先端部とパ
イロットベアリング7との嵌合を外すと共に、入力軸6
がレリーズハブ9bの車両後方端面よりも更に車両後方
(図示右方)側に位置するまでスライドさせることによ
り、クラッチおよび変速機をシリンダブロックlから外
して車両から引き降ろすことができるようになっている
。 また、上記プルタイプのクラッチカバーを使用したクラ
ッチにおいて、クラッチおよび変速機の脱着に着目した
場合、脱着を可能とするための構造としては、■クラッ
チハウジングを上下2分割する、■変速機入力軸を軸線
方向に2分割する、■レリーズフォークを外皮点タイプ
として支点部を外部から脱着可能とする、ことが知られ
ている。
き式エンジンのシリンダブロック1に対してクラッチハ
ウジング2がボルト3にて固定され、その内部にブツシ
ュタイプのクラッチカバー4Aが装着された構造となっ
ている。 このブツシュタイプのクラッチカバー4Aを使用するク
ラッチを搭載したフロントエンジン・リヤドライブ車(
FR車)においては、クラッチおよび変速機を取り外す
場合、先ずシリンダブロック1に対してクラッチハウジ
ング2を固定している複数本のボルト3を外す。次に、
クラッチハウジング2および変速機ケース5を車両後方
へ引く。 そして、変速機入力軸6の先端部を支持しているバイロ
フトベアリング7との嵌合を外すと共に、入力軸6にお
ける外スプライン6aの車両前方端面がクラッチディス
ク8における内スプライン8aの車両後方端面よりも車
両後方(図示右方)に位置するまでスライドさせ、入力
軸6とクラッチディスク8とのスプライン部の嵌合を外
す、更に、入力軸6をクラッチディスク8の車両後方端
面よりも車両後方側にスライドさせることにより、クラ
ッチおよび変速機をシリンダブロック1から外して車両
から引き降ろすことができるようになっている。 また、第15図に示すようなプルタイプのクラッチカバ
ー4Bを使用した構造のクラッチが知られている(例え
ば、特開昭60−157519号公報)。 このプルタイプのクラッチカバー4Bを使用したクラッ
チは、前記第14図に示したブツシュタイプのクラッチ
カバー4Aとはそのレリーズ方向が反対になるため、組
付性など車両構成上の点からレリーズベアリング9aお
よびレリーズハブ9bをクラッチカバー4B(具体的に
はダイヤフラムスプリング)に対してスナップリング等
にて一体化する必要がある。 そして、第15図に示すプルタイプのクラッチカバー4
Bを使用するクラッチを搭載したFR車においては、ク
ラッチおよび変速機を取り外す場合、同様に複数本のボ
ルト3を外してクラッチハウジング2および変速機ケー
ス5を車両後方へ引く。そして、入力軸6の先端部とパ
イロットベアリング7との嵌合を外すと共に、入力軸6
がレリーズハブ9bの車両後方端面よりも更に車両後方
(図示右方)側に位置するまでスライドさせることによ
り、クラッチおよび変速機をシリンダブロックlから外
して車両から引き降ろすことができるようになっている
。 また、上記プルタイプのクラッチカバーを使用したクラ
ッチにおいて、クラッチおよび変速機の脱着に着目した
場合、脱着を可能とするための構造としては、■クラッ
チハウジングを上下2分割する、■変速機入力軸を軸線
方向に2分割する、■レリーズフォークを外皮点タイプ
として支点部を外部から脱着可能とする、ことが知られ
ている。
上述した第14図に示すブツシュタイプのクラッチカバ
ー4Aを使用したクラッチにあっては、クラッチディス
ク8がエンジン側に保持されているため、クラッチおよ
び変速機をシリンダブロック1から取り外すには、第1
4図に示す如き大きなスライド量S、が必要である。故
に、クラッチハウジング2および変速機ケース5とボデ
ーとの間(具体的には、クラッチハウジング2とダッシ
ュパネルおよびフロアトンネル部との間、変速機ケース
5とサポートメンバボス部との間)には、上記スライド
を許容するだけのスペースを確保する必要がある。 しかしながら、FR車(特に乗用車)においては、変速
機のシフトポジションやペダルまわりのスペース確保な
ど車両構成上から、第16図に示す如(クラッチハウジ
ング2とダッシュパネルD、およびクラッチハウジング
2とフロアトンネル部F、変速機ケース5と図示しない
サポートメンバボス部間に、小さな隙間go (例え
ば、40I1m程度)しか確保できない場合がある。し
かるに、上述したクラッチハウジング2および変速機ケ
ース5とボデーとの間に小さな隙間しか確保できない車
両には、その車両構成上、第14図に示すプッシュタイ
プのクラッチカバー4Aを使用したクラフチを搭載する
ことがまず不可能である。換言すれば、車両にエンジン
を搭載した状態では、クラッチおよび変速機の脱着がで
きないことを意味する。 この点、第15図に示すプルタイプのクラッチカバー4
Bを使用したクラッチにあっては、レリーズベアリング
9aを担持したレリーズハブ9bがクラッチカバー4B
側に結合保持されているため、クラッチおよび変速機を
シリンダブロック1から取り外すには、第15図に示す
如き更に大きなスライド量S4が必要である。故に、特
にこのプルタイプのクラッチカバー4Bを使用したクラ
ッチにおいては、車両にエンジンを搭載したままでクラ
ッチおよび変速機の取り外しができず、車両構成上、成
立しない。 なお、シリンダブロック1をクラッチおよび変速機と共
に車両後方側に傾けることも考えられるが、シリンダブ
ロック1の後端面がダッシュパネルDと干渉してしまう
。 また、前記■の構造にあっては、ハウジング構造が複雑
化し構成部品点数の増加を余儀なくされ、大幅な製造コ
ストアップを招く。 また、前記■の構造にあっては、入力軸の連結手段を必
要とするため、■と同様に構造が複雑化して構成部品点
数が増加し、かつクラッチの軸方向寸法(クラッチハウ
ジング2の全長)を従来タイプよりも長く取る必要があ
り、車両への脱着が困難である。 また、前記■の構造にあっては、レリーズフォークの長
さが中皮点タイプに比べて長くなるため、レリーズフォ
ークの剛性が不足してその分ペダルストロークが増加し
、クラッチ操作フィーリングを悪化させる要因が増える
。 従って、本発明の目的は、プルタイプのクラッチカバー
を使用した車両用クラッチにおいて、構成部品点数の大
幅な増加を伴うことなく、取り外し時における車両後方
へのスライド量を小さくすることにより、クラッチおよ
び変速機の脱着作業を容易にすることにある。
ー4Aを使用したクラッチにあっては、クラッチディス
ク8がエンジン側に保持されているため、クラッチおよ
び変速機をシリンダブロック1から取り外すには、第1
4図に示す如き大きなスライド量S、が必要である。故
に、クラッチハウジング2および変速機ケース5とボデ
ーとの間(具体的には、クラッチハウジング2とダッシ
ュパネルおよびフロアトンネル部との間、変速機ケース
5とサポートメンバボス部との間)には、上記スライド
を許容するだけのスペースを確保する必要がある。 しかしながら、FR車(特に乗用車)においては、変速
機のシフトポジションやペダルまわりのスペース確保な
ど車両構成上から、第16図に示す如(クラッチハウジ
ング2とダッシュパネルD、およびクラッチハウジング
2とフロアトンネル部F、変速機ケース5と図示しない
サポートメンバボス部間に、小さな隙間go (例え
ば、40I1m程度)しか確保できない場合がある。し
かるに、上述したクラッチハウジング2および変速機ケ
ース5とボデーとの間に小さな隙間しか確保できない車
両には、その車両構成上、第14図に示すプッシュタイ
プのクラッチカバー4Aを使用したクラフチを搭載する
ことがまず不可能である。換言すれば、車両にエンジン
を搭載した状態では、クラッチおよび変速機の脱着がで
きないことを意味する。 この点、第15図に示すプルタイプのクラッチカバー4
Bを使用したクラッチにあっては、レリーズベアリング
9aを担持したレリーズハブ9bがクラッチカバー4B
側に結合保持されているため、クラッチおよび変速機を
シリンダブロック1から取り外すには、第15図に示す
如き更に大きなスライド量S4が必要である。故に、特
にこのプルタイプのクラッチカバー4Bを使用したクラ
ッチにおいては、車両にエンジンを搭載したままでクラ
ッチおよび変速機の取り外しができず、車両構成上、成
立しない。 なお、シリンダブロック1をクラッチおよび変速機と共
に車両後方側に傾けることも考えられるが、シリンダブ
ロック1の後端面がダッシュパネルDと干渉してしまう
。 また、前記■の構造にあっては、ハウジング構造が複雑
化し構成部品点数の増加を余儀なくされ、大幅な製造コ
ストアップを招く。 また、前記■の構造にあっては、入力軸の連結手段を必
要とするため、■と同様に構造が複雑化して構成部品点
数が増加し、かつクラッチの軸方向寸法(クラッチハウ
ジング2の全長)を従来タイプよりも長く取る必要があ
り、車両への脱着が困難である。 また、前記■の構造にあっては、レリーズフォークの長
さが中皮点タイプに比べて長くなるため、レリーズフォ
ークの剛性が不足してその分ペダルストロークが増加し
、クラッチ操作フィーリングを悪化させる要因が増える
。 従って、本発明の目的は、プルタイプのクラッチカバー
を使用した車両用クラッチにおいて、構成部品点数の大
幅な増加を伴うことなく、取り外し時における車両後方
へのスライド量を小さくすることにより、クラッチおよ
び変速機の脱着作業を容易にすることにある。
そこで本発明は、上述の問題点を解決するための手段と
して、次のような構成を採用したものである。 すなわち、本発明は、上述したプルタイプのクラッチカ
バーを使用した車両用クラッチにおいて、最初にクラッ
チハウジングに開けられた左右一対の作業孔を塞ぐダス
トカバーを外し、その作業孔から中皮点タイプのレリー
ズフォークを外部へ取り出し、次にフライホイールとク
ラッチカバー組立体とを固定しているボルトを外して両
者を分離すると共に、そのクラッチカバー組立体および
レリーズハブを変速機のベアリングリテーナに沿ってス
ライドさせて車両後方へ位置させ、更にシリンダブロッ
クに対してクラッチハウジングを固定しているボルトを
外してそのハウジングと共に変速機を車両後方へ引き、
パイロットベアリングと変速機入力軸との嵌合長さだけ
スライドさせて両者の嵌合を外すことにより、シリンダ
ブロックから取り外すようにしたことを特徴とする。 具体的には、第1図、第11図および第12図を例にと
って説明すると、車両用クラッチは、縦置き式エンジン
のシリンダブロック(10)に対して第1のボルト(1
1)により固定されたクラッチハウジング(12)と、
そのハウジング(12)に開けられた左右一対の作業孔
(14・15)を塞ぐダストカバー(54・55)と、
上記ハウジング(12)内にてフライホイール(16)
に対して第2のボルト(19)により固定されたプルタ
イプのクラッチカバー組立体(20)と、そのクラッチ
カバー組立体(20)に対して軸線方向に結合されたレ
リーズベアリング(31)を担持するレリーズハブ(3
0)と、そのレリーズハブ(30)を軸線方向に摺動可
能に支持する変速機のベアリングリテーナ(29)と、
レリーズハブ(30)を摺動させる中皮点タイプのレリ
ーズフォーク(40)と、ベアリングリテーナ(29)
を貫通してその先端部がフライホイール中心部に対して
パイロットベアリング(25)により回転可能に支持さ
れた変速機の入力軸(24)と、その入力軸(24)上
にスプライン嵌合されたクラソチディスク(27)とを
備えている。 そして、クラッチの取り外し方法は、最初ダストカバー
(54・55)を外してその作業孔(14)からレリー
ズフォーク(40)を外部へ取り出す。 次に、第2のボルト(19)を外してフライホイール(
16)とクラッチカバー組立体(20)とを分離すると
共に、そのクラッチカバー組立体(20)およびレリー
ズハブ(30)をベアリングリテーナ(29)に沿って
スライドさせて車両後方へ位置させる。 更に第1のポル) (11)を外して上記ハウジング(
12)と共に変速機を車両後方へ引き、パイロットベア
リング(25)と入力軸(24)との嵌合長さくS、)
だけスライドさせて両者の嵌合を外すことにより、シリ
ンダブロック(10)から取り外す。
して、次のような構成を採用したものである。 すなわち、本発明は、上述したプルタイプのクラッチカ
バーを使用した車両用クラッチにおいて、最初にクラッ
チハウジングに開けられた左右一対の作業孔を塞ぐダス
トカバーを外し、その作業孔から中皮点タイプのレリー
ズフォークを外部へ取り出し、次にフライホイールとク
ラッチカバー組立体とを固定しているボルトを外して両
者を分離すると共に、そのクラッチカバー組立体および
レリーズハブを変速機のベアリングリテーナに沿ってス
ライドさせて車両後方へ位置させ、更にシリンダブロッ
クに対してクラッチハウジングを固定しているボルトを
外してそのハウジングと共に変速機を車両後方へ引き、
パイロットベアリングと変速機入力軸との嵌合長さだけ
スライドさせて両者の嵌合を外すことにより、シリンダ
ブロックから取り外すようにしたことを特徴とする。 具体的には、第1図、第11図および第12図を例にと
って説明すると、車両用クラッチは、縦置き式エンジン
のシリンダブロック(10)に対して第1のボルト(1
1)により固定されたクラッチハウジング(12)と、
そのハウジング(12)に開けられた左右一対の作業孔
(14・15)を塞ぐダストカバー(54・55)と、
上記ハウジング(12)内にてフライホイール(16)
に対して第2のボルト(19)により固定されたプルタ
イプのクラッチカバー組立体(20)と、そのクラッチ
カバー組立体(20)に対して軸線方向に結合されたレ
リーズベアリング(31)を担持するレリーズハブ(3
0)と、そのレリーズハブ(30)を軸線方向に摺動可
能に支持する変速機のベアリングリテーナ(29)と、
レリーズハブ(30)を摺動させる中皮点タイプのレリ
ーズフォーク(40)と、ベアリングリテーナ(29)
を貫通してその先端部がフライホイール中心部に対して
パイロットベアリング(25)により回転可能に支持さ
れた変速機の入力軸(24)と、その入力軸(24)上
にスプライン嵌合されたクラソチディスク(27)とを
備えている。 そして、クラッチの取り外し方法は、最初ダストカバー
(54・55)を外してその作業孔(14)からレリー
ズフォーク(40)を外部へ取り出す。 次に、第2のボルト(19)を外してフライホイール(
16)とクラッチカバー組立体(20)とを分離すると
共に、そのクラッチカバー組立体(20)およびレリー
ズハブ(30)をベアリングリテーナ(29)に沿って
スライドさせて車両後方へ位置させる。 更に第1のポル) (11)を外して上記ハウジング(
12)と共に変速機を車両後方へ引き、パイロットベア
リング(25)と入力軸(24)との嵌合長さくS、)
だけスライドさせて両者の嵌合を外すことにより、シリ
ンダブロック(10)から取り外す。
上述の手段によれば、外部からクラッチハウジングの作
業孔(14・15)より第2のポル) (19)を外し
、フライホイール(16)とクラッチカバー組立体(2
0)とを分離してそのクラッチカバー組立体(20)お
よびレリーズハブ(30)をベアリングリテーナ(29
)に沿って車両後方にスライドさせると、これらのクラ
ッチカバー組立体(20)およびレリーズハブ(30)
は第11図に示す如くベアリングリテーナ(29)上に
保持される。また、この際、クラッチディスク(27)
は変速機の入力軸(24)上に保持されている。 それ故、エンジンのシリンダブロック(10)側にはフ
ライホイール(16)のみが保持されていることとなり
、シリンダブロック(10)からのクラッチおよび変速
機取り外しには、フライホイール側のパイロットベアリ
ング(25)と変速機の入力軸(24)先端部との嵌合
を外すだけで良い。 従って、上記取り外しに必要な車両後方へのスライド量
は、バイロフトベアリング(25)と入力軸(24)と
の嵌合長(Sl)だけであり、極めて小さい。
業孔(14・15)より第2のポル) (19)を外し
、フライホイール(16)とクラッチカバー組立体(2
0)とを分離してそのクラッチカバー組立体(20)お
よびレリーズハブ(30)をベアリングリテーナ(29
)に沿って車両後方にスライドさせると、これらのクラ
ッチカバー組立体(20)およびレリーズハブ(30)
は第11図に示す如くベアリングリテーナ(29)上に
保持される。また、この際、クラッチディスク(27)
は変速機の入力軸(24)上に保持されている。 それ故、エンジンのシリンダブロック(10)側にはフ
ライホイール(16)のみが保持されていることとなり
、シリンダブロック(10)からのクラッチおよび変速
機取り外しには、フライホイール側のパイロットベアリ
ング(25)と変速機の入力軸(24)先端部との嵌合
を外すだけで良い。 従って、上記取り外しに必要な車両後方へのスライド量
は、バイロフトベアリング(25)と入力軸(24)と
の嵌合長(Sl)だけであり、極めて小さい。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 第1図〜第9図は本発明の一つの実施例に係る車両用ク
ラッチの取り外し方法が適用される車両用クラッチを示
す。 第1図はレリーズフォークを含む平面にて切断したクラ
ッチの組立状態を示す縦断面図、第2図は第1図を車両
後方から見た図、第3図はレリーズハブの拡大縦断面図
、第4図は第3図のIV−IV線に沿った断面図、第5
図はフォークサポートとその付属部材を拡大して示す外
観斜視図、第6図は車両後方から見た一部を断面にて示
すレリーズフォークの拡大図、第7図は第6図に示すレ
リーズフォークの側面図、第8図は左側のダストカバー
を拡大して示す斜視図、第9図は右側のダストカバーを
拡大して示す斜視図である。なお、第2図は理解を容易
にするために、変速機の入力軸およびフロントベアリン
グリテーナを省略して示されている。 図において、符号10はクランク軸の軸線が車両前後方
向に配置された、所謂縦置き式エンジンのシリンダブロ
ック、12はシリンダブロック10に対して4本のボル
ト11によって固定されたクラッチハウジング、13は
クラッチハウジング12の後端に固定された変速機ケー
スをそれぞれ示している。 上記クラッチハウジング12には、後述するクラッチお
よび変速機の脱着作業を外部から容易に行うための左右
一対の作業孔14・15が開けられている0作業孔14
・15の位置は、作業性の点および車両搭載状態でのフ
ロアトンネル部とのスペースなど車両構成上の点から、
クラッチハウジングの中心(クラッチ中心)よりも下方
が有利である。また、作業孔14・15の大きさは最低
手が挿入できる大きさで、個数は両手で作業できるよう
最低2つ必要であり、更に、クラッチハウジング内部に
配設されたフライホイールとクラッチカバーとを固定し
ているボルトが取り外し可能であることが必要がある。 そして、クラッチハウジング12内において、フライホ
イール16がボルト17によって周知のようにエンジン
のクランク軸18の端部に固定されており、クランク軸
18と共に回転するようになっている。このフライホイ
ール16には、第1図に示すように6本のボルト19に
よってクラッチカバー21が固定されている。そして、
クラッチカバー21の内側には、ダイヤフラムスプリン
グ22およびプレッシャプレート23が他の構成部材と
共に組み込まれており、プルタイプのクラッチカバー組
立体20を構成している。なお、図示されていないが、
フライホイール16とクラッチカバー21間には位置決
め用のノックピンが打ち込まれている。 一方、変速機の入力軸24は、その先端がフライホイー
ル16の中心部に対し、パイロットベアリング25によ
って相対回転可能に支持された状態でクラッチの回転軸
芯部位に配設されている。 この入力軸24の外周に形成されたスプライン24aに
はクラッチディスク27のハブ27aが軸線方向にスラ
イド可能で、かつ相対回転不能に支持されている。この
クラッチディスク27のフェーシング27bは前記クラ
ッチカバー21の取付荷重、すなわちダイヤフラムスプ
リング22の設定ばね力に基づき、フライホイール16
とプレッシャプレート23間に強く挟持されている。こ
れにより、フライホイール16 (これと一体関係にあ
るクラッチカバー21およびプレッシャプレート23な
どを含む)と前記入力軸24とはクラッチディスク27
を介してトルク伝達可能である。 なお、クラッチカバー21とプレッシャプレート23と
は、図示しない周知のコーダルストラップを用いてトル
ク伝達可能、かつ軸線方向には互いに相対変位可能に連
結されている。また、クラッチカバー21とプレッシャ
プレート23間には、第1図に示すリベット28が取り
付けられている。 このリベット28は、ボルト19を取り外した際にダイ
ヤフラムスプリング22によるプレッシャプレート23
の軸線方向前方(図示左方)への移動を所定範囲内に規
制し、クラッチカバー21とプレッシャプレート23と
を連結しているコーダルストラップの塑性変形を阻止す
るためのものである。 また、入力軸24と同芯状に配置されて変速機ケース1
3の前面に固定されたフロントベアリングリテーナ29
の円筒部外周には、プルタイプのレリーズベアリング3
1を担持したレリーズハブ30が軸線方向にスライド可
能に組み付けられている。このベアリングリテーナ29
の大径部前端面とレリーズハブ30の後端面との間には
、前記フライホイール16とクラッチカバー21間のノ
ックピンを外すに充分な軸方向隙間Stが予め設定され
ている。そして、レリーズベアリング31のアウタレー
スは、前記ダイヤフラムスプリング22のレバー先端(
中心孔周縁)に樹脂製ワッシャプレート、ウェーブワッ
シャを介してスナップリングにより係止されている。 レリーズハブ30は、第3図および第4図に示すように
その外周には後述するレリーズフォークと当接するフラ
ンジ32が形成されており、かつレリーズフォークとの
保合部の外周形状は特に第4図に示す如く平行二面(以
下、ハブ面という)33を有する大角形とされている。 このハブ面33は間隔W1をなしており、そのハブ面が
交差する角部はレリーズハブ30の中心軸線(クラッチ
中心)Oと同心の部分円筒面33aとして形成されてい
る。なお、図示した34および35は、前記レリーズベ
アリング31を軸線方向に位置決めするための環状突起
およびスナップリング取付用環状溝である。 また、クラッチハウジング12の内壁には、第5図に示
すような外観形状をなすフォークサポート36が2本の
ボルト37によって固定されている。このフォークサポ
ート36は、開放部が上記左側の作業孔14と対向する
向き(斜め下方)に位置するフック部38を備えている
。また、上記両ボルト37はフォークサポート36の締
め付けと同時に板ばね材を用いて第3図に示す如く形成
されたフォークスプリング39の固定も兼ねている。 中皮点タイプのレリーズフォーク40は、第6図および
第7図から明らかなように一端に二叉状アームを備えて
おり、その先端部のいずれか一方(第6図左方)41a
は他方(第6図右方)41bよりもlたけ長く形成され
、レリーズハブのハブ面33と係合するアーム先端部に
は面取り41C・41dが形成されている。また、レリ
ーズフォーク40にはレリーズハブ30に形成したフラ
ンジ32と当接する円弧面42a・42bが形成されて
いる。また、アーム先端部41aと41b間の対向する
面は、間隔W2を持った互いに平行な保合面(以下、フ
ォーク面という)43a・43bとして形成されている
。どの間隔W2は前述したハブ面33間の間隔W1より
も僅かに大きく(例えば、0.5 m程度の隙間が存在
するように)設定されている。また、レリーズフォーク
40における前記二叉状アームと反対側の端部には、後
述するレリーズシリンダのブツシュロッド端部を受は止
める半球状凹溝44が形成されている。更に、両アーム
の基部にはこれら相互間にわたって支点ピン45が貫通
され、皿ばね46を介してEリング47によりガタなく
固定されている。また、支点ピン45を支持している両
アーム基部には、支点ピン45の軸線を中心とする部分
円筒状の膨出部48がそれぞれ形成されている。 上記支点ピン45は、第1図で示す如く前記フォークサ
ポート36のフック部38に対して回動可能に支持され
る。そして、この状態では上記のアーム先端部41a・
41bが前記レリーズハブ30に対し、その外周を両側
から挟み持つように組み付けられる。なお、この状態に
おいて、両アーム基部に形成した膨出部48が上記のフ
ォークスプリング39で受は止められ、レリーズフォー
ク40が第1図の左方向へ付勢される。これにより、レ
リーズフォーク40の支点ヒン45はフォークサポート
36のフック部38に押し付けられ、かつ円弧面42a
・42bがレリーズハブのフランジ32に押し付けられ
る。この組付状態において、レリーズフォーク40は安
定しており、フォークサポート36から外れ落ちること
がない。なお、レリーズフォーク40は、第2図に示す
如く長い方のアーム先端部41aが上方に位置するよう
に配置される。 更に、上記クラッチハウジング12の内壁に形成した貫
通孔(シリンダ取付孔)26には、油圧式クラッチレリ
ーズ系のレリーズシリンダ50が挿入され、2本のボル
ト51によって固定されている。そして、レリーズシリ
ンダのブツシュロッド52の一端がクラッチハウジング
12の内部でレリーズフォークの上記凹溝44に当接し
ており、その他端がピストン53に当接している。 第8図および第9図は、クラッチハウジング12の下方
に開けた左右一対の作業孔14・15を塞ぐ鉄板製のダ
ストカバー54・55を示す。 第8図に示す左側のダストカバー54は、その左端内面
にクラッチハウジング12における作業孔14の周縁部
内面と係合する別体の爪部541が溶接され、その右端
部に長孔542が設けられている。そして、爪部541
を作業孔14の周縁部にそのばね作用にて係合させると
共に、長孔542に通した2本のボルト56(第2図)
にてクラッチハウジング12に取り付けられる。また、
作業孔14の周縁部外面と接触するダストカバー54の
周縁部内面にはシール用のスポンジ543が接着されて
いる。更に、ダストカバー54は下方に膨出された吸入
口544が形成され、かつ吸入口の開口部を覆う延長部
545が形成されている。 一方、第9図に示す右側のダストカバー55は、その右
端内面にクラッチハウジング12における作業孔15の
周縁部内面と係合する別体の爪部551が溶接され、そ
の左端部に長孔552が設けられている。そして、爪部
551を作業孔15の周縁部にそのばね作用にて係合さ
せると共に、長孔552に通した2本のボルト57(第
2図)にてクラッチハウジング12に取り付けられる。 °また、作業孔15の周縁部外面と接触するダストカバ
ーの周縁部内面にはシール用のスポンジ553が接着さ
れている。更に、ダストカバー55は下方に膨出された
排出口554が形成され、かつ排出口の開口部を覆う延
長部555が形成されている。 そして、左側のダストカバー54の吸入口544は右側
のダストカバー55の排出口555よりも車両後方にず
れた位置に設けられており、かつその幅が広く設定され
ている。 こうして、ダストカバー54および55は、クラッチハ
ウジング内部への泥水等の侵入を防止する。同時に、ク
ラッチカバー組立体20などの回転に伴ってその回転方
向(第2図の反時計方向)と逆に左側のダストカバー5
4に形成した吸入口544から低温の外気を吸入し、右
側のダストカバー55に形成した排出口554から内部
の高温空気を排出し、クラッチハウジング内部を換気し
てクラッチを冷却するようになっている。この際、エン
ジンの排気管(図示せず)からの熱害を避けるために左
側下方に配置されたレリーズシリンダ50側が吸入側と
なり、レリーズシリンダ50(特に内部のピストンカッ
プ)の熱影響を低減することができる。すなわち、本来
ならば、クラッチの吸入口および排出口は、エンジンの
回転方向により決まってしまい、比較的熱に弱いレリー
ズシリンダ50がクラッチ内部の高温空気が排出される
環境下となる。しかしながら、上述の如くダストカバー
54および55の形状を工夫したので、レリーズシリン
ダ50が温度の低い外気が集まる環境下となるため有利
である。 なお、図中の符号49はクラッチハウジング12の下半
分を覆うエンドプレートであり、第16図に示すシリン
ダブロックとクラッチハウジング間に連結されて結合強
度の向上を図るステイフナISO取付ボルトにて共線め
される。 上記のように構成された車両用クラッチレリーズ機構に
おいて、図示しないクラッチペダルを踏み込むと、マス
クシリンダ(図示せず)から上記レリーズシリンダ50
の内部へ油圧が供給され、ピストン53が第1図の左方
向へ作動する。 すると、ブツシュロッド52を介してレリーズフォーク
40が前記フォークサポート36に対し、支点ピン45
まわりに第1図の時計方向へ回動する。これに伴い、レ
リーズベアリング31がレリーズハブ30と共に前記フ
ロントベアリングリテーナ29に沿って第1図の右方向
へスライド操作される。こうして、前記ダイヤフラムス
プリング22が同方向に変位すると共に、プレッシャプ
レート23もコーダルストラップのばね力により同方向
に変位することとなる。 この結果、ダイヤフラムスプリング22のばね 。 力に基づく前記クラッチディスク27に対する挟圧力が
解除され、エンジンのクランク軸18 (フライホイー
ル16)と入力軸24とのトルク伝達が遮断されてクラ
ッチは解放された状態となる。 次に、上記構成からなる車両用クラッチの取り外し方法
について説明する。 第10図はダストカバーを外した状態のクラッチハウジ
ングの車両後方から見た図、第11図および第12図は
クラッチ取り外し過程を示す図であり、第11図はダス
トカバー、レリーズフォーク、レリーズシリンダおよび
フライホイールとクラッチカバー組立体との取付ボルト
を外してクラッチカバー組立体およびレリーズハブを車
両後方へスライドさせた状態を示す縦断面図、第12図
は第11図の状態からクラッチハウジングと共に変速機
ケースを車両後方へ引いた状態を示す縦断面図である。 最初に、ボルト56および57を緩めて左右のダストカ
バー54および55を外す。 次に、左側の作業孔14から手をいれてレリーズフォー
ク40を引っ張り、フォークスプリング39のばね力に
抗してレリーズフォーク40を外部に出す。この際、ボ
ルト51を緩めてレリーズシリンダ50も外す(但し、
レリーズシリンダ50を外さなくともその後の取り外し
作業は可能である)。 続いて、第10図に示すように、左右の作業孔14およ
び15から両手をクラッチハウジング12内に差し入れ
、メガネレンチなどを用いてボルト19を外し、フライ
ホイール16とクラッチカバー組立体20とを分離する
(この際、シリンダ取付孔26を利用してインパクトレ
ンチにてボルト19を外すことも可能である)。 このとき、ボルト19を取り外すと、ダイヤフラムスプ
リング22によってプレッシャプレート23が車両前方
(第11図左方)へ移動するが、クラッチカバー21に
固定したリベット28のヘッドにプレッシャプレート2
3が当接し、それ以上の車両前方への移動が規制される
。この結果、クラッチカバー21とプレッシャプレート
23とを連結している板ばね材からなるコーダルストラ
ップが塑性変形して破損することを防止している。 その後、第11図に示すように、フライホイール16か
ら分離したクラッチカバー組立体20およびレリーズハ
ブ30を、ベアリングリテーナ29に沿ってフライホイ
ール16とクラッチカバー21間の位置決め用ノックビ
ンの嵌合が外れるまでスライドさせ、車両後方に位置さ
せる。 この際、クラッチカバー組立体20およびレリーズハブ
30はベアリングリテーナ29上に保持される。また、
クラッチディスク27は変速機の入力軸24上に保持さ
れる。それ故、エンジンのシリンダブロック10側には
フライホイール16のみが保持されていることとなる。 更に、シリンダブロック10に対してクラッチハウジン
グ12を固定しているボルト11およびエンドプレート
49(但し、通常の一体型でシリンダブロック1θ側に
ノックビンで位置決めされたものにあっては、取り外し
不要である)を外し、第12図に示すようにクラッチハ
ウジング12と共に変速機ケース13を車両後方に引く
。 こうして、パイロットベアリング25と入力軸24との
嵌合長さSIだけスライドさせて両者の嵌合を外すこと
により、シリンダブロックlOから容易に取り外すこと
ができる。 特に、第12図から明らかなように、クラッチおよび変
速機の取り外し作業時、クラッチカバー組立体20およ
びレリーズハブ30がベアリングリテーナ29上に、ま
たクラッチディスク27が変速機入力軸24上に保持さ
れる。このため、シリンダブロック10からのクラッチ
および変速機を取り外すには、フライホイール側のパイ
ロットベアリング25と変速機の入力軸24先端部との
嵌合を外すだけで良い。つまり、取り外しに必要な車両
後方へのスライド量は、パイロットベアリング25の車
両後方端面までのSIであり、従来のクラッチ構造に比
べて上記スライド量は極めて小さい。 従って、第16図に示す例のように、クラッチハウジン
グおよび変速機ケースとボデーとの間に小さな隙間しか
確保できない車両にあっても搭載可能である。換言すれ
ば、クラッチハウジングおよび変速機ケースとボデーと
の間に小さなスペースしか確保できない場合においても
、エンジンを車両に搭載したままの状a(エンジンを降
ろさなくとも)クラッチおよび変速機を取り外すことが
可能である。 また、クラッチおよび変速機をシリンダブロック10に
装着する場合は、予めクラッチカバー組立体20をベア
リングリテーナ29上に、クラッチディスク27を入力
軸24上に保持させておき、上記と逆の手順にて組み付
けることにより行う。 なお、レリーズフォーク40は、作業孔14からクラッ
チハウジング12内へその二叉状アーム先端部41a・
41bが先になるようにしてレリーズハブ40の軸線0
と直交する方向に挿入する。 そして、レリーズフォークの支点ピン45をフォークサ
ポートのフック部38に係合させると共に、レリーズフ
ォークの二叉状アーム先端部41a・41bをレリーズ
ハブ30に係合させる。この際、レリーズハブ30にお
けるレリーズフォーク保合部の外周形状を平行二面(ハ
ブ面)33を有する多角形とし、かつレリーズフォーク
40におけるアーム先端部の長さを異ならしたので、相
互の回り止めを可能としたレリーズフォーク40をレリ
ーズハブ30に容易に係合させることができる。 すなわち、第13図(a)に示すように、レリーズハブ
40の軸線Oと直交する方向からレリーズフォーク40
を挿入すると、長い方のアーム先端部41aの面取り4
1cが先にレリーズハブのいずれかのハブ面33に接触
し、レリーズハブ30が軸線0まわりにベアリングリテ
ーナ29に沿って回転し始める。そして、上記面取り4
1Cと接触しているレリーズハブのハブ面43が、長い
方のアーム先端部41aのフォーク面43aと平行にな
るまで第13図(b)に示す如くレリーズハブ30が回
転する。両者の面が平行となった状態でレリーズハブ3
0の回転が止まる。この際、短い方のアーム先端部41
bのフォーク面43bもハブ面43と平行をなす。続い
て、長い方のアーム先端部41aのフォーク面43aが
ガイドとなり、第13図(C)に示す如く他方のアーム
先端部41bと共にレリーズハブのハブ面43にスムー
ズに係合する。従って、レリーズフォーク40の組付性
を悪化させることなく、レリーズフォーク40とレリー
ズハブ30間の回り止めを行うことができ、レリーズハ
ブ30の連れ回りに起因する種々の摺動音の発生を防止
することができると共に、各部の摩耗を低減することが
可能である。 以上、本発明を特定の実施例について説明したが、本発
明は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載の範囲で種々の実施態様が包含されるもの
であり、例えば、フォークサポートの形状は外部からレ
リーズフォークの脱着が可能であれは他の形状でも良い
。また、2枚のクラッチディスクを用いたツインプレー
トクラッチにも適用可能である。
。 第1図〜第9図は本発明の一つの実施例に係る車両用ク
ラッチの取り外し方法が適用される車両用クラッチを示
す。 第1図はレリーズフォークを含む平面にて切断したクラ
ッチの組立状態を示す縦断面図、第2図は第1図を車両
後方から見た図、第3図はレリーズハブの拡大縦断面図
、第4図は第3図のIV−IV線に沿った断面図、第5
図はフォークサポートとその付属部材を拡大して示す外
観斜視図、第6図は車両後方から見た一部を断面にて示
すレリーズフォークの拡大図、第7図は第6図に示すレ
リーズフォークの側面図、第8図は左側のダストカバー
を拡大して示す斜視図、第9図は右側のダストカバーを
拡大して示す斜視図である。なお、第2図は理解を容易
にするために、変速機の入力軸およびフロントベアリン
グリテーナを省略して示されている。 図において、符号10はクランク軸の軸線が車両前後方
向に配置された、所謂縦置き式エンジンのシリンダブロ
ック、12はシリンダブロック10に対して4本のボル
ト11によって固定されたクラッチハウジング、13は
クラッチハウジング12の後端に固定された変速機ケー
スをそれぞれ示している。 上記クラッチハウジング12には、後述するクラッチお
よび変速機の脱着作業を外部から容易に行うための左右
一対の作業孔14・15が開けられている0作業孔14
・15の位置は、作業性の点および車両搭載状態でのフ
ロアトンネル部とのスペースなど車両構成上の点から、
クラッチハウジングの中心(クラッチ中心)よりも下方
が有利である。また、作業孔14・15の大きさは最低
手が挿入できる大きさで、個数は両手で作業できるよう
最低2つ必要であり、更に、クラッチハウジング内部に
配設されたフライホイールとクラッチカバーとを固定し
ているボルトが取り外し可能であることが必要がある。 そして、クラッチハウジング12内において、フライホ
イール16がボルト17によって周知のようにエンジン
のクランク軸18の端部に固定されており、クランク軸
18と共に回転するようになっている。このフライホイ
ール16には、第1図に示すように6本のボルト19に
よってクラッチカバー21が固定されている。そして、
クラッチカバー21の内側には、ダイヤフラムスプリン
グ22およびプレッシャプレート23が他の構成部材と
共に組み込まれており、プルタイプのクラッチカバー組
立体20を構成している。なお、図示されていないが、
フライホイール16とクラッチカバー21間には位置決
め用のノックピンが打ち込まれている。 一方、変速機の入力軸24は、その先端がフライホイー
ル16の中心部に対し、パイロットベアリング25によ
って相対回転可能に支持された状態でクラッチの回転軸
芯部位に配設されている。 この入力軸24の外周に形成されたスプライン24aに
はクラッチディスク27のハブ27aが軸線方向にスラ
イド可能で、かつ相対回転不能に支持されている。この
クラッチディスク27のフェーシング27bは前記クラ
ッチカバー21の取付荷重、すなわちダイヤフラムスプ
リング22の設定ばね力に基づき、フライホイール16
とプレッシャプレート23間に強く挟持されている。こ
れにより、フライホイール16 (これと一体関係にあ
るクラッチカバー21およびプレッシャプレート23な
どを含む)と前記入力軸24とはクラッチディスク27
を介してトルク伝達可能である。 なお、クラッチカバー21とプレッシャプレート23と
は、図示しない周知のコーダルストラップを用いてトル
ク伝達可能、かつ軸線方向には互いに相対変位可能に連
結されている。また、クラッチカバー21とプレッシャ
プレート23間には、第1図に示すリベット28が取り
付けられている。 このリベット28は、ボルト19を取り外した際にダイ
ヤフラムスプリング22によるプレッシャプレート23
の軸線方向前方(図示左方)への移動を所定範囲内に規
制し、クラッチカバー21とプレッシャプレート23と
を連結しているコーダルストラップの塑性変形を阻止す
るためのものである。 また、入力軸24と同芯状に配置されて変速機ケース1
3の前面に固定されたフロントベアリングリテーナ29
の円筒部外周には、プルタイプのレリーズベアリング3
1を担持したレリーズハブ30が軸線方向にスライド可
能に組み付けられている。このベアリングリテーナ29
の大径部前端面とレリーズハブ30の後端面との間には
、前記フライホイール16とクラッチカバー21間のノ
ックピンを外すに充分な軸方向隙間Stが予め設定され
ている。そして、レリーズベアリング31のアウタレー
スは、前記ダイヤフラムスプリング22のレバー先端(
中心孔周縁)に樹脂製ワッシャプレート、ウェーブワッ
シャを介してスナップリングにより係止されている。 レリーズハブ30は、第3図および第4図に示すように
その外周には後述するレリーズフォークと当接するフラ
ンジ32が形成されており、かつレリーズフォークとの
保合部の外周形状は特に第4図に示す如く平行二面(以
下、ハブ面という)33を有する大角形とされている。 このハブ面33は間隔W1をなしており、そのハブ面が
交差する角部はレリーズハブ30の中心軸線(クラッチ
中心)Oと同心の部分円筒面33aとして形成されてい
る。なお、図示した34および35は、前記レリーズベ
アリング31を軸線方向に位置決めするための環状突起
およびスナップリング取付用環状溝である。 また、クラッチハウジング12の内壁には、第5図に示
すような外観形状をなすフォークサポート36が2本の
ボルト37によって固定されている。このフォークサポ
ート36は、開放部が上記左側の作業孔14と対向する
向き(斜め下方)に位置するフック部38を備えている
。また、上記両ボルト37はフォークサポート36の締
め付けと同時に板ばね材を用いて第3図に示す如く形成
されたフォークスプリング39の固定も兼ねている。 中皮点タイプのレリーズフォーク40は、第6図および
第7図から明らかなように一端に二叉状アームを備えて
おり、その先端部のいずれか一方(第6図左方)41a
は他方(第6図右方)41bよりもlたけ長く形成され
、レリーズハブのハブ面33と係合するアーム先端部に
は面取り41C・41dが形成されている。また、レリ
ーズフォーク40にはレリーズハブ30に形成したフラ
ンジ32と当接する円弧面42a・42bが形成されて
いる。また、アーム先端部41aと41b間の対向する
面は、間隔W2を持った互いに平行な保合面(以下、フ
ォーク面という)43a・43bとして形成されている
。どの間隔W2は前述したハブ面33間の間隔W1より
も僅かに大きく(例えば、0.5 m程度の隙間が存在
するように)設定されている。また、レリーズフォーク
40における前記二叉状アームと反対側の端部には、後
述するレリーズシリンダのブツシュロッド端部を受は止
める半球状凹溝44が形成されている。更に、両アーム
の基部にはこれら相互間にわたって支点ピン45が貫通
され、皿ばね46を介してEリング47によりガタなく
固定されている。また、支点ピン45を支持している両
アーム基部には、支点ピン45の軸線を中心とする部分
円筒状の膨出部48がそれぞれ形成されている。 上記支点ピン45は、第1図で示す如く前記フォークサ
ポート36のフック部38に対して回動可能に支持され
る。そして、この状態では上記のアーム先端部41a・
41bが前記レリーズハブ30に対し、その外周を両側
から挟み持つように組み付けられる。なお、この状態に
おいて、両アーム基部に形成した膨出部48が上記のフ
ォークスプリング39で受は止められ、レリーズフォー
ク40が第1図の左方向へ付勢される。これにより、レ
リーズフォーク40の支点ヒン45はフォークサポート
36のフック部38に押し付けられ、かつ円弧面42a
・42bがレリーズハブのフランジ32に押し付けられ
る。この組付状態において、レリーズフォーク40は安
定しており、フォークサポート36から外れ落ちること
がない。なお、レリーズフォーク40は、第2図に示す
如く長い方のアーム先端部41aが上方に位置するよう
に配置される。 更に、上記クラッチハウジング12の内壁に形成した貫
通孔(シリンダ取付孔)26には、油圧式クラッチレリ
ーズ系のレリーズシリンダ50が挿入され、2本のボル
ト51によって固定されている。そして、レリーズシリ
ンダのブツシュロッド52の一端がクラッチハウジング
12の内部でレリーズフォークの上記凹溝44に当接し
ており、その他端がピストン53に当接している。 第8図および第9図は、クラッチハウジング12の下方
に開けた左右一対の作業孔14・15を塞ぐ鉄板製のダ
ストカバー54・55を示す。 第8図に示す左側のダストカバー54は、その左端内面
にクラッチハウジング12における作業孔14の周縁部
内面と係合する別体の爪部541が溶接され、その右端
部に長孔542が設けられている。そして、爪部541
を作業孔14の周縁部にそのばね作用にて係合させると
共に、長孔542に通した2本のボルト56(第2図)
にてクラッチハウジング12に取り付けられる。また、
作業孔14の周縁部外面と接触するダストカバー54の
周縁部内面にはシール用のスポンジ543が接着されて
いる。更に、ダストカバー54は下方に膨出された吸入
口544が形成され、かつ吸入口の開口部を覆う延長部
545が形成されている。 一方、第9図に示す右側のダストカバー55は、その右
端内面にクラッチハウジング12における作業孔15の
周縁部内面と係合する別体の爪部551が溶接され、そ
の左端部に長孔552が設けられている。そして、爪部
551を作業孔15の周縁部にそのばね作用にて係合さ
せると共に、長孔552に通した2本のボルト57(第
2図)にてクラッチハウジング12に取り付けられる。 °また、作業孔15の周縁部外面と接触するダストカバ
ーの周縁部内面にはシール用のスポンジ553が接着さ
れている。更に、ダストカバー55は下方に膨出された
排出口554が形成され、かつ排出口の開口部を覆う延
長部555が形成されている。 そして、左側のダストカバー54の吸入口544は右側
のダストカバー55の排出口555よりも車両後方にず
れた位置に設けられており、かつその幅が広く設定され
ている。 こうして、ダストカバー54および55は、クラッチハ
ウジング内部への泥水等の侵入を防止する。同時に、ク
ラッチカバー組立体20などの回転に伴ってその回転方
向(第2図の反時計方向)と逆に左側のダストカバー5
4に形成した吸入口544から低温の外気を吸入し、右
側のダストカバー55に形成した排出口554から内部
の高温空気を排出し、クラッチハウジング内部を換気し
てクラッチを冷却するようになっている。この際、エン
ジンの排気管(図示せず)からの熱害を避けるために左
側下方に配置されたレリーズシリンダ50側が吸入側と
なり、レリーズシリンダ50(特に内部のピストンカッ
プ)の熱影響を低減することができる。すなわち、本来
ならば、クラッチの吸入口および排出口は、エンジンの
回転方向により決まってしまい、比較的熱に弱いレリー
ズシリンダ50がクラッチ内部の高温空気が排出される
環境下となる。しかしながら、上述の如くダストカバー
54および55の形状を工夫したので、レリーズシリン
ダ50が温度の低い外気が集まる環境下となるため有利
である。 なお、図中の符号49はクラッチハウジング12の下半
分を覆うエンドプレートであり、第16図に示すシリン
ダブロックとクラッチハウジング間に連結されて結合強
度の向上を図るステイフナISO取付ボルトにて共線め
される。 上記のように構成された車両用クラッチレリーズ機構に
おいて、図示しないクラッチペダルを踏み込むと、マス
クシリンダ(図示せず)から上記レリーズシリンダ50
の内部へ油圧が供給され、ピストン53が第1図の左方
向へ作動する。 すると、ブツシュロッド52を介してレリーズフォーク
40が前記フォークサポート36に対し、支点ピン45
まわりに第1図の時計方向へ回動する。これに伴い、レ
リーズベアリング31がレリーズハブ30と共に前記フ
ロントベアリングリテーナ29に沿って第1図の右方向
へスライド操作される。こうして、前記ダイヤフラムス
プリング22が同方向に変位すると共に、プレッシャプ
レート23もコーダルストラップのばね力により同方向
に変位することとなる。 この結果、ダイヤフラムスプリング22のばね 。 力に基づく前記クラッチディスク27に対する挟圧力が
解除され、エンジンのクランク軸18 (フライホイー
ル16)と入力軸24とのトルク伝達が遮断されてクラ
ッチは解放された状態となる。 次に、上記構成からなる車両用クラッチの取り外し方法
について説明する。 第10図はダストカバーを外した状態のクラッチハウジ
ングの車両後方から見た図、第11図および第12図は
クラッチ取り外し過程を示す図であり、第11図はダス
トカバー、レリーズフォーク、レリーズシリンダおよび
フライホイールとクラッチカバー組立体との取付ボルト
を外してクラッチカバー組立体およびレリーズハブを車
両後方へスライドさせた状態を示す縦断面図、第12図
は第11図の状態からクラッチハウジングと共に変速機
ケースを車両後方へ引いた状態を示す縦断面図である。 最初に、ボルト56および57を緩めて左右のダストカ
バー54および55を外す。 次に、左側の作業孔14から手をいれてレリーズフォー
ク40を引っ張り、フォークスプリング39のばね力に
抗してレリーズフォーク40を外部に出す。この際、ボ
ルト51を緩めてレリーズシリンダ50も外す(但し、
レリーズシリンダ50を外さなくともその後の取り外し
作業は可能である)。 続いて、第10図に示すように、左右の作業孔14およ
び15から両手をクラッチハウジング12内に差し入れ
、メガネレンチなどを用いてボルト19を外し、フライ
ホイール16とクラッチカバー組立体20とを分離する
(この際、シリンダ取付孔26を利用してインパクトレ
ンチにてボルト19を外すことも可能である)。 このとき、ボルト19を取り外すと、ダイヤフラムスプ
リング22によってプレッシャプレート23が車両前方
(第11図左方)へ移動するが、クラッチカバー21に
固定したリベット28のヘッドにプレッシャプレート2
3が当接し、それ以上の車両前方への移動が規制される
。この結果、クラッチカバー21とプレッシャプレート
23とを連結している板ばね材からなるコーダルストラ
ップが塑性変形して破損することを防止している。 その後、第11図に示すように、フライホイール16か
ら分離したクラッチカバー組立体20およびレリーズハ
ブ30を、ベアリングリテーナ29に沿ってフライホイ
ール16とクラッチカバー21間の位置決め用ノックビ
ンの嵌合が外れるまでスライドさせ、車両後方に位置さ
せる。 この際、クラッチカバー組立体20およびレリーズハブ
30はベアリングリテーナ29上に保持される。また、
クラッチディスク27は変速機の入力軸24上に保持さ
れる。それ故、エンジンのシリンダブロック10側には
フライホイール16のみが保持されていることとなる。 更に、シリンダブロック10に対してクラッチハウジン
グ12を固定しているボルト11およびエンドプレート
49(但し、通常の一体型でシリンダブロック1θ側に
ノックビンで位置決めされたものにあっては、取り外し
不要である)を外し、第12図に示すようにクラッチハ
ウジング12と共に変速機ケース13を車両後方に引く
。 こうして、パイロットベアリング25と入力軸24との
嵌合長さSIだけスライドさせて両者の嵌合を外すこと
により、シリンダブロックlOから容易に取り外すこと
ができる。 特に、第12図から明らかなように、クラッチおよび変
速機の取り外し作業時、クラッチカバー組立体20およ
びレリーズハブ30がベアリングリテーナ29上に、ま
たクラッチディスク27が変速機入力軸24上に保持さ
れる。このため、シリンダブロック10からのクラッチ
および変速機を取り外すには、フライホイール側のパイ
ロットベアリング25と変速機の入力軸24先端部との
嵌合を外すだけで良い。つまり、取り外しに必要な車両
後方へのスライド量は、パイロットベアリング25の車
両後方端面までのSIであり、従来のクラッチ構造に比
べて上記スライド量は極めて小さい。 従って、第16図に示す例のように、クラッチハウジン
グおよび変速機ケースとボデーとの間に小さな隙間しか
確保できない車両にあっても搭載可能である。換言すれ
ば、クラッチハウジングおよび変速機ケースとボデーと
の間に小さなスペースしか確保できない場合においても
、エンジンを車両に搭載したままの状a(エンジンを降
ろさなくとも)クラッチおよび変速機を取り外すことが
可能である。 また、クラッチおよび変速機をシリンダブロック10に
装着する場合は、予めクラッチカバー組立体20をベア
リングリテーナ29上に、クラッチディスク27を入力
軸24上に保持させておき、上記と逆の手順にて組み付
けることにより行う。 なお、レリーズフォーク40は、作業孔14からクラッ
チハウジング12内へその二叉状アーム先端部41a・
41bが先になるようにしてレリーズハブ40の軸線0
と直交する方向に挿入する。 そして、レリーズフォークの支点ピン45をフォークサ
ポートのフック部38に係合させると共に、レリーズフ
ォークの二叉状アーム先端部41a・41bをレリーズ
ハブ30に係合させる。この際、レリーズハブ30にお
けるレリーズフォーク保合部の外周形状を平行二面(ハ
ブ面)33を有する多角形とし、かつレリーズフォーク
40におけるアーム先端部の長さを異ならしたので、相
互の回り止めを可能としたレリーズフォーク40をレリ
ーズハブ30に容易に係合させることができる。 すなわち、第13図(a)に示すように、レリーズハブ
40の軸線Oと直交する方向からレリーズフォーク40
を挿入すると、長い方のアーム先端部41aの面取り4
1cが先にレリーズハブのいずれかのハブ面33に接触
し、レリーズハブ30が軸線0まわりにベアリングリテ
ーナ29に沿って回転し始める。そして、上記面取り4
1Cと接触しているレリーズハブのハブ面43が、長い
方のアーム先端部41aのフォーク面43aと平行にな
るまで第13図(b)に示す如くレリーズハブ30が回
転する。両者の面が平行となった状態でレリーズハブ3
0の回転が止まる。この際、短い方のアーム先端部41
bのフォーク面43bもハブ面43と平行をなす。続い
て、長い方のアーム先端部41aのフォーク面43aが
ガイドとなり、第13図(C)に示す如く他方のアーム
先端部41bと共にレリーズハブのハブ面43にスムー
ズに係合する。従って、レリーズフォーク40の組付性
を悪化させることなく、レリーズフォーク40とレリー
ズハブ30間の回り止めを行うことができ、レリーズハ
ブ30の連れ回りに起因する種々の摺動音の発生を防止
することができると共に、各部の摩耗を低減することが
可能である。 以上、本発明を特定の実施例について説明したが、本発
明は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載の範囲で種々の実施態様が包含されるもの
であり、例えば、フォークサポートの形状は外部からレ
リーズフォークの脱着が可能であれは他の形状でも良い
。また、2枚のクラッチディスクを用いたツインプレー
トクラッチにも適用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、プルタイプのク
ラッチカバーを使用した車両用クラッチにおいて、構成
部品点数の大幅な増加を伴うことなく取り外し時におけ
る車両後方へのスライド量を小さくすることができる。 従って、クラッチハウジングおよび変速機ケースとボデ
ー間に小さなスペースしか確保できない車両においても
、エンジンを車両に搭載したままの状態でクラッチおよ
び変速機を容易に脱着することができる。
ラッチカバーを使用した車両用クラッチにおいて、構成
部品点数の大幅な増加を伴うことなく取り外し時におけ
る車両後方へのスライド量を小さくすることができる。 従って、クラッチハウジングおよび変速機ケースとボデ
ー間に小さなスペースしか確保できない車両においても
、エンジンを車両に搭載したままの状態でクラッチおよ
び変速機を容易に脱着することができる。
第1図〜第9図は本発明の一つの実施例に係る車両用ク
ラッチの取り外し方法が適用される車両用クラッチを示
すものであり、 第1図はクラッチの組立状態を示す縦断面図、第2図は
第1図を車両後方から見た図、第3図はレリーズハブの
拡大縦断面図、第4図は第3図のIt/−IV線に沿っ
た断面図、第5図はフォークサポートとその付属部材を
拡大して示す外観斜視図、 第6図は車両後方から見た一部を断面にて示すレリーズ
フォークの拡大図、 第7図は第6図に示すレリーズフォークの側面図、 第8図は左側のダストカバーを拡大して示す斜視図、 第9図は右側のダストカバーを拡大して示す斜視図、 第10図はダストカバーを外した状態のクラッチハウジ
ングの車両後方から見た図、 第11図および第12図はクラッチ取り外し過程を示す
ものであり、 第11図はクラッチカバー組立体およびレリーズハブを
車両後方へスライドさせた状態を示す縦断面図、 第12図は第11図の状態からクラッチハウジングと共
に変速機ケースを車両後方へ引いた状態を示す縦断面図
、 第13図はレリーズハブへのレリーズフォーク組付過程
を順に示す車両前方から見た概略図、第14図は従来の
ブツシュタイプのクラッチカバーを使用した車両用クラ
ッチの一例を示す縦断面図、 第15図は従来のプルタイプのクラッチカバーを使用し
た車両用クラッチの一例を示す縦断面図、第16図は一
般的なエンジン、クラッチおよび変速機の車両への搭載
状態を示す概略構成図である。 符号の説明 10−−−−−−・・エンジンのシリンダブロックi
1−−−−−−−・・ボルト(第1のボルト)12・−
・−・クラッチハウジング 13−−−−−・−変速機ケース 14・15・−・−・−・作業孔 16−−−−−−−フライホイール 19−−−−一・−・ボルト(第2のボルト)20−・
−クラッチカバー組立体 24−−−−−−・変速機の入力軸 25・−・−・バイロフトベアリング 27−−−−−−−クラツチデイスク 29−−−−−−一変速機のベアリングリテーナ30−
−m=−−・−レリーズハブ 31−一一一一・・レリーズベアリング36−・−フォ
ークサポート 40−−−−−・−レリーズフォーク 50−−−−−−−−レリーズシリンダ54・55−・
−−−−−ダストカバー出願人 トヨタ自動車株式会
社 第7図 第6図 第10図 第14図 −・“ニー1 第15図 第16図
ラッチの取り外し方法が適用される車両用クラッチを示
すものであり、 第1図はクラッチの組立状態を示す縦断面図、第2図は
第1図を車両後方から見た図、第3図はレリーズハブの
拡大縦断面図、第4図は第3図のIt/−IV線に沿っ
た断面図、第5図はフォークサポートとその付属部材を
拡大して示す外観斜視図、 第6図は車両後方から見た一部を断面にて示すレリーズ
フォークの拡大図、 第7図は第6図に示すレリーズフォークの側面図、 第8図は左側のダストカバーを拡大して示す斜視図、 第9図は右側のダストカバーを拡大して示す斜視図、 第10図はダストカバーを外した状態のクラッチハウジ
ングの車両後方から見た図、 第11図および第12図はクラッチ取り外し過程を示す
ものであり、 第11図はクラッチカバー組立体およびレリーズハブを
車両後方へスライドさせた状態を示す縦断面図、 第12図は第11図の状態からクラッチハウジングと共
に変速機ケースを車両後方へ引いた状態を示す縦断面図
、 第13図はレリーズハブへのレリーズフォーク組付過程
を順に示す車両前方から見た概略図、第14図は従来の
ブツシュタイプのクラッチカバーを使用した車両用クラ
ッチの一例を示す縦断面図、 第15図は従来のプルタイプのクラッチカバーを使用し
た車両用クラッチの一例を示す縦断面図、第16図は一
般的なエンジン、クラッチおよび変速機の車両への搭載
状態を示す概略構成図である。 符号の説明 10−−−−−−・・エンジンのシリンダブロックi
1−−−−−−−・・ボルト(第1のボルト)12・−
・−・クラッチハウジング 13−−−−−・−変速機ケース 14・15・−・−・−・作業孔 16−−−−−−−フライホイール 19−−−−一・−・ボルト(第2のボルト)20−・
−クラッチカバー組立体 24−−−−−−・変速機の入力軸 25・−・−・バイロフトベアリング 27−−−−−−−クラツチデイスク 29−−−−−−一変速機のベアリングリテーナ30−
−m=−−・−レリーズハブ 31−一一一一・・レリーズベアリング36−・−フォ
ークサポート 40−−−−−・−レリーズフォーク 50−−−−−−−−レリーズシリンダ54・55−・
−−−−−ダストカバー出願人 トヨタ自動車株式会
社 第7図 第6図 第10図 第14図 −・“ニー1 第15図 第16図
Claims (1)
- (1)、縦置き式エンジンのシリンダブロックに対して
第1のボルトにより固定されたクラッチハウジングと、
該ハウジングに開けられた左右一対の作業孔を塞ぐダス
トカバーと、前記ハウジング内にてフライホィールに対
して第2のボルトにより固定されたプルタイプのクラッ
チカバー組立体と、該クラッチカバー組立体に対して軸
線方向に結合されたレリーズベアリングを担持するレリ
ーズハブと、該レリーズハブを軸線方向に摺動可能に支
持する変速機のベアリングリテーナと、前記レリーズハ
ブを摺動させる中支点タイプのレリーズフォークと、前
記ベアリングリテーナを貫通してその先端部が前記フラ
イホィール中心部に対してパイロットベアリングにより
回転可能に支持された変速機の入力軸と、該入力軸上に
スプライン嵌合されたクラッチディスクとを備えた車両
用クラッチにおいて、 前記ダストカバーを外してその作業孔から前記レリーズ
フォークを外部へ取り出し、次に前記第2のボルトを外
して前記フライホィールとクラッチカバー組立体とを分
離すると共に、そのクラッチカバー組立体およびレリー
ズハブを前記ベアリングリテーナに沿ってスライドさせ
て車両後方へ位置させ、更に前記第1のボルトを外して
前記ハウジングと共に変速機を車両後方へ引き、前記パ
イロットベアリングと前記入力軸との嵌合長さだけスラ
イドさせて両者の嵌合を外すことにより、前記シリンダ
ブロックから取り外すようにしたことを特徴とする車両
用クラッチの取り外し方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18563486A JPS6343031A (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 車両用クラツチの取り外し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18563486A JPS6343031A (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 車両用クラツチの取り外し方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6343031A true JPS6343031A (ja) | 1988-02-24 |
| JPH0429913B2 JPH0429913B2 (ja) | 1992-05-20 |
Family
ID=16174203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18563486A Granted JPS6343031A (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 車両用クラツチの取り外し方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6343031A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0946355A (ja) * | 1995-07-31 | 1997-02-14 | Nec Corp | フレームデータをセル化する方法及び装置 |
-
1986
- 1986-08-07 JP JP18563486A patent/JPS6343031A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0946355A (ja) * | 1995-07-31 | 1997-02-14 | Nec Corp | フレームデータをセル化する方法及び装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0429913B2 (ja) | 1992-05-20 |
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