JPS634821B2 - - Google Patents
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- JPS634821B2 JPS634821B2 JP56073511A JP7351181A JPS634821B2 JP S634821 B2 JPS634821 B2 JP S634821B2 JP 56073511 A JP56073511 A JP 56073511A JP 7351181 A JP7351181 A JP 7351181A JP S634821 B2 JPS634821 B2 JP S634821B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は制がん性物質として有用なN−〔4−
(3−アミノプロピル)アミノブチル〕−2−
〔(S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキシヘプタ
ンアミド〕−2−ヒドロキシエタンアミドまたは
その3−0−アシル誘導体の合成中間体として有
用な新規化合物(S)−7−グアニジノ−3−ヒ
ドロキシヘプタンアミドおよびその製造方法に関
する。 第1の本発明は、新規化合物である次式() で表わされる(S)−7−グアニジノ−3−ヒド
ロキシヘプタンアミドにあり、その塩酸塩は結晶
性白色粉末で、分解点101−103℃を示し、〔α〕22 D
−2゜(C2、水)を示す。元素分析値は
C8H18N4O2・HClの理論値(C40.25%、H7.60
%、N23.47%、Cl29.71%)に合致し、FDマスス
ペクトルでm/e203(MH+)を示した。重水中で
測定したプロトンNMRで、δ1.8−2.3(4−、5
−、6−CH2)、2.95(2−CH2、J=2および6
Hz)、3.69(7−CH2、t、J=7Hz)、4.5(3−
CH)に特徴的なシグナルを示した。本発明によ
る(S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキシヘプ
タンアミドは、その安定性から通常酸付加塩とし
て得ることが好ましい。付加すべき酸としては、
塩酸、硫酸、リン酸、ホウ酸などの無機塩、酢
酸、クエン酸、酒石酸、グルタル酸などの有機酸
が用いられる。 第2の本発明は、L−リジンから出発して
Arndt−Eistert反応(ジヤーナル・オブ・オルガ
ニツク・ケミストリー、17巻、347頁、1952年)
によつて、(S)−3・7−ジアミノヘプタン酸を
生成し、続いてβ−アミノ基を亜硝酸塩で脱アミ
ノ化し、カルボキシル基をアミド基に、さらにア
ミノ基をグアニジン基に変換して(S)−7−グ
アニジノ−3−ヒドロキシヘプタンアミドを合成
する製造法にある。 次に本製造法を具体的に述べる。すなわち、次
式() で表わされるL−リジンの2個のアミノ基をアミ
ノ保護基で保護して次式(−1) 〔式中、Aは水素原子で、Bが1価のアミノ保護
基であるか、AおよびBが共同して2価のアミノ
保護基であることを示す〕で表わされるアミノ保
護体とした。アミノ保護基としては従来ペプチド
合成で常用されているアミノ保護基を使用しうる
が、本発明の方法においては2価のアミノ保護基
としてフタロイル基を使用することが好ましい。
L−リジンの2個のアミノ基にフタロイル基を導
入するには、常法により水溶液中過剰のN−エト
キシカルボニルフタルイミドの反応によつて行な
われる。 次に上記のアミノ保護体のカルボキシル基を次
の一般式(−2) で表わされる酸塩化物(Rが−COClの場合)と
した。酸塩化物とするには塩化チオニルや塩化オ
キザリルによる常法によつて行われる。続いてエ
ーテル中ジアゾメタンで処理してジアゾメチル基
を導入し〔(−2)式でRが−COCHN2の場
合〕、メタノール中安息香酸銀を触媒として室温
で転移せしめるArndt−Eistert反応によつて炭素
鎖を1個伸長したカルボン酸のエステル〔(−
2)式でRが−CH2COOCH3の場合〕とした。
次に常法によつてアミノ保護基およびカルボキシ
ル保護基を除去して次式() で表わされる(S)−3・7−ジアミノヘプタン
酸を合成した。 次に、(S)−3・7−ジアミノヘプタン酸の7
位のアミノ基のみをアミノ保護基で保護し、次の
一般式(−1) (式中Aは水素原子で、Bが1価のアミノ保護基
であるか、AおよびBが共同して2価のアミノ保
護基であることを示す)で表わされるアミノ保護
体とした。アミノ保護基としては前記同様ペプチ
ド合成で常用されている保護基を使用しうるが、
こゝでは保護基の除去方法が簡単なベンジルオキ
シカルボニル基や第三ブトキシカルボニル基など
が用いられる。7位の一級アミノ基は3位の二級
アミノ基よりも反応性が強いのでアミノ基の保護
に使用するアシル化剤の使用量を1当量に制限す
ることにより通常7位のアミノ保護体が優先して
生成する。アシル化剤としては公知の酸アミド、
活性エステルなどを使用するのが好ましい。 次に、3位のアミノ基を脱アミノ化し、次の一
般式(−2) (式中、A、Bは前述に同じ、RがOHを示す)
で表わされる3−ヒドロキシ体を合成した。脱ア
ミノ化反応は常法によつて酢酸水溶液中亜硝酸塩
によつて処理し、立体化学の同じ3−ヒドロキシ
体を得た。 この3−ヒドロキシ体をエーテル中ジアゾメタ
ンで処理してメチルエステルとし〔(−2)式
でRがOCH3の場合〕、常法によりメタノール中
アンモニアを反応せしめてアミドとし〔(−2)
式でRがNH2の場合〕、アミノ保護基を除去して
次式() で表わされる(S)−7−アミノ−3−ヒドロキ
シヘプタン酸アミドを合成した。 続いて7位のアミノ基をグアニジン基に変換し
て次式() で表わされる(S)−7−グアニジノ−3−ヒド
ロキシヘプタンアミドを合成した。7位のアミノ
基をグアニジン基に変換するには、アルカリ性水
溶液中1当量の2−メチル−1−ニトロイソ尿
素、S−メチルチオ尿素などを反応せしめてグア
ニジン基とすることができる。例えば前者を使用
した場合、グアニジン基の保護基であるニトロ基
は、パラジウム、酸化白金などを触媒とする通常
の加水分解によつて容易に脱離することができ
る。 本発明化合物を用いて制がん性物質として有用
なN−〔4−(3−アミノプロピル)アミノブチ
ル〕−2−〔(S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキ
シヘプタンアミド〕−2−ヒドロキシエタンアミ
ド(以下GHA−GSと略す)を合成するには、本
発明の前記式()の化合物と次式 で表わされるN−〔4−3−アミノプロピル)ア
ミノブチル〕−2・2−ジヒドロキシエタンアミ
ドを無機酸または有機酸の存在下で加熱縮合する
ことによつて得ることができる。 GHA−GSは次に示すようにマウス白血病
L1210に対して制ガン効果を示し、制ガン剤とし
て有用なものである。 マウス白血病L1210に対する制ガン効果一群5
匹の雄性BDF1系マウス(6週令)にL1210細胞
105個を腹腔内に接種し、その直後より生理食塩
水に溶解した試料を1日1回6日間連続で腹腔内
に投与し、延命率(T/C=処理群の平均生存日
数/無処理群の平均生存日数)を求めた。その結
果を次表に示す。
(3−アミノプロピル)アミノブチル〕−2−
〔(S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキシヘプタ
ンアミド〕−2−ヒドロキシエタンアミドまたは
その3−0−アシル誘導体の合成中間体として有
用な新規化合物(S)−7−グアニジノ−3−ヒ
ドロキシヘプタンアミドおよびその製造方法に関
する。 第1の本発明は、新規化合物である次式() で表わされる(S)−7−グアニジノ−3−ヒド
ロキシヘプタンアミドにあり、その塩酸塩は結晶
性白色粉末で、分解点101−103℃を示し、〔α〕22 D
−2゜(C2、水)を示す。元素分析値は
C8H18N4O2・HClの理論値(C40.25%、H7.60
%、N23.47%、Cl29.71%)に合致し、FDマスス
ペクトルでm/e203(MH+)を示した。重水中で
測定したプロトンNMRで、δ1.8−2.3(4−、5
−、6−CH2)、2.95(2−CH2、J=2および6
Hz)、3.69(7−CH2、t、J=7Hz)、4.5(3−
CH)に特徴的なシグナルを示した。本発明によ
る(S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキシヘプ
タンアミドは、その安定性から通常酸付加塩とし
て得ることが好ましい。付加すべき酸としては、
塩酸、硫酸、リン酸、ホウ酸などの無機塩、酢
酸、クエン酸、酒石酸、グルタル酸などの有機酸
が用いられる。 第2の本発明は、L−リジンから出発して
Arndt−Eistert反応(ジヤーナル・オブ・オルガ
ニツク・ケミストリー、17巻、347頁、1952年)
によつて、(S)−3・7−ジアミノヘプタン酸を
生成し、続いてβ−アミノ基を亜硝酸塩で脱アミ
ノ化し、カルボキシル基をアミド基に、さらにア
ミノ基をグアニジン基に変換して(S)−7−グ
アニジノ−3−ヒドロキシヘプタンアミドを合成
する製造法にある。 次に本製造法を具体的に述べる。すなわち、次
式() で表わされるL−リジンの2個のアミノ基をアミ
ノ保護基で保護して次式(−1) 〔式中、Aは水素原子で、Bが1価のアミノ保護
基であるか、AおよびBが共同して2価のアミノ
保護基であることを示す〕で表わされるアミノ保
護体とした。アミノ保護基としては従来ペプチド
合成で常用されているアミノ保護基を使用しうる
が、本発明の方法においては2価のアミノ保護基
としてフタロイル基を使用することが好ましい。
L−リジンの2個のアミノ基にフタロイル基を導
入するには、常法により水溶液中過剰のN−エト
キシカルボニルフタルイミドの反応によつて行な
われる。 次に上記のアミノ保護体のカルボキシル基を次
の一般式(−2) で表わされる酸塩化物(Rが−COClの場合)と
した。酸塩化物とするには塩化チオニルや塩化オ
キザリルによる常法によつて行われる。続いてエ
ーテル中ジアゾメタンで処理してジアゾメチル基
を導入し〔(−2)式でRが−COCHN2の場
合〕、メタノール中安息香酸銀を触媒として室温
で転移せしめるArndt−Eistert反応によつて炭素
鎖を1個伸長したカルボン酸のエステル〔(−
2)式でRが−CH2COOCH3の場合〕とした。
次に常法によつてアミノ保護基およびカルボキシ
ル保護基を除去して次式() で表わされる(S)−3・7−ジアミノヘプタン
酸を合成した。 次に、(S)−3・7−ジアミノヘプタン酸の7
位のアミノ基のみをアミノ保護基で保護し、次の
一般式(−1) (式中Aは水素原子で、Bが1価のアミノ保護基
であるか、AおよびBが共同して2価のアミノ保
護基であることを示す)で表わされるアミノ保護
体とした。アミノ保護基としては前記同様ペプチ
ド合成で常用されている保護基を使用しうるが、
こゝでは保護基の除去方法が簡単なベンジルオキ
シカルボニル基や第三ブトキシカルボニル基など
が用いられる。7位の一級アミノ基は3位の二級
アミノ基よりも反応性が強いのでアミノ基の保護
に使用するアシル化剤の使用量を1当量に制限す
ることにより通常7位のアミノ保護体が優先して
生成する。アシル化剤としては公知の酸アミド、
活性エステルなどを使用するのが好ましい。 次に、3位のアミノ基を脱アミノ化し、次の一
般式(−2) (式中、A、Bは前述に同じ、RがOHを示す)
で表わされる3−ヒドロキシ体を合成した。脱ア
ミノ化反応は常法によつて酢酸水溶液中亜硝酸塩
によつて処理し、立体化学の同じ3−ヒドロキシ
体を得た。 この3−ヒドロキシ体をエーテル中ジアゾメタ
ンで処理してメチルエステルとし〔(−2)式
でRがOCH3の場合〕、常法によりメタノール中
アンモニアを反応せしめてアミドとし〔(−2)
式でRがNH2の場合〕、アミノ保護基を除去して
次式() で表わされる(S)−7−アミノ−3−ヒドロキ
シヘプタン酸アミドを合成した。 続いて7位のアミノ基をグアニジン基に変換し
て次式() で表わされる(S)−7−グアニジノ−3−ヒド
ロキシヘプタンアミドを合成した。7位のアミノ
基をグアニジン基に変換するには、アルカリ性水
溶液中1当量の2−メチル−1−ニトロイソ尿
素、S−メチルチオ尿素などを反応せしめてグア
ニジン基とすることができる。例えば前者を使用
した場合、グアニジン基の保護基であるニトロ基
は、パラジウム、酸化白金などを触媒とする通常
の加水分解によつて容易に脱離することができ
る。 本発明化合物を用いて制がん性物質として有用
なN−〔4−(3−アミノプロピル)アミノブチ
ル〕−2−〔(S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキ
シヘプタンアミド〕−2−ヒドロキシエタンアミ
ド(以下GHA−GSと略す)を合成するには、本
発明の前記式()の化合物と次式 で表わされるN−〔4−3−アミノプロピル)ア
ミノブチル〕−2・2−ジヒドロキシエタンアミ
ドを無機酸または有機酸の存在下で加熱縮合する
ことによつて得ることができる。 GHA−GSは次に示すようにマウス白血病
L1210に対して制ガン効果を示し、制ガン剤とし
て有用なものである。 マウス白血病L1210に対する制ガン効果一群5
匹の雄性BDF1系マウス(6週令)にL1210細胞
105個を腹腔内に接種し、その直後より生理食塩
水に溶解した試料を1日1回6日間連続で腹腔内
に投与し、延命率(T/C=処理群の平均生存日
数/無処理群の平均生存日数)を求めた。その結
果を次表に示す。
【表】
次に実施例を示す。
実施例
(a) (S)−3・7−ジアミノヘプタン酸の合成
L−リジン塩酸塩15g(82.15ミリモル)を
水500mlにとかし、炭酸ナトリウム8.7g
(82.15ミリモル)とN−エトキシカルボニルフ
タルイミド43.2g(200ミリモル)を加え、室
温で20時間撹拌した。反応液を50mlの酢酸エチ
ルで洗浄したのち、水層を6N塩酸でPH3.0と
し、トルエン100mlで3回抽出した。抽出液を
PH2.0に調整した水100mlで2回洗浄したのち、
無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧濃縮乾固し
てジ−N−フタロイル−L−リジンの白色粉末
27.95gを得た。収率84%、分解点71−72℃、
〔α〕22 D−32゜(C1、メタノール)。 ジ−N−フタロイル−L−リジン27.0g
(66.4ミリモル)に塩化オキザリル40mlを加え
90℃の油浴で加温したのち、1・2−ジメトキ
シエタン40mlを加え2時間加温還流した。反応
液を濃縮乾固したのち、再び1・2−ジメトキ
シエタン20mlにとかし、氷冷下ジアゾメタン
(330ミリモル)のエーテル溶液500ml中に滴下
し、続いて1時間撹拌した。反応液を濃縮乾固
し、無水メタノール250mlにとかし、安息香酸
銀3.4g(14.8ミリモル)をトリエチルアミン
50mlにとかした溶液を加え室温で15時間撹拌し
た。沈澱を取し、クロロホルム100mlにとか
し、不溶物を去したのち、濃縮乾固して、
(S)−3・7−ジフタロイルアミノヘプタン酸
メチルエステル15.3gを得た。収率53%、分解
点118−119℃、〔α〕22 D−3゜(C2、クロロホル
ム)。 (S)−3・7−ジフタロイルアミノヘプタ
ン酸メチルエステル15.0g(34.5ミリモル)に
1Mエタノール性抱水ヒドラジン100mlと95%エ
タノール100mlを加え1時間加熱還流した(油
浴温度90℃)。反応液を濃縮乾固し、5%塩酸
250mlにとかし、80℃で1時間加温したのち、
17%アンモニア水でPH7.1とし、アンバーライ
トCG−50(70%NH4型)300mlをつめた塔(内
径27mm)にかけ、続いてそれぞれ900mlの水と
0.2Mアンモニア水で洗浄し、0.5Mアンモニア
水で溶出し、ニンヒドリン陽性の分画を集めて
濃縮乾固し、無色アメ状の(S)−3・7−ジ
アミノヘプタン酸(C7H16N2O2・1/4H2CO3)
3.15gを得た。収率57%、〔α〕21 D+29゜(C1、
水)。 (b) (S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキシヘ
プタンアミドの合成 前項(a)で得られた(S)−3・7−ジアミノ
ヘプタン酸3.1g(19.3ミリモル)をピリジン
−水−トリエチルアミン(10:10:1容)の混
液30mlにとかし、N−ベンジルオキシカルボニ
ルオキシコハク酸イミド4.81g(19.3ミリモ
ル)を徐々に加え、室温で5時間撹拌した。反
応液を濃縮乾固し、水30mlにとかし、6N塩酸
でPH6.4とし、アンバーライトCG−50(80%
NH4型)100mlの塔(内径16mm)にかけ、300
mlの水で展開した。流出液を集めてさらにダウ
エツクス50W−X4(H型)100mlの塔(内径16
mm)にかけ、それぞれ300mlの水および0.2Mア
ンモニア水で洗浄したのち、0.5Mアンモニア
水で溶出し(10ml分画)、分画16〜33を合して
濃縮乾固し、(S)−3−アミノ−7−ベンジル
オキシカルボニルアミノヘプタン酸
(C15H22N2O4・H2O)の白色粉末2.73gを得
た。収率48%、分解点143−147℃、〔α〕22 D+
14゜(C1、メタノール)。なお、アンバーライト
CG−50の塔を0.5アンモニア水で溶出して
(S)−3・7−ジアミノヘプタン酸746mgを回
収した。回収率24%。 (S)−3−アミノ−7−ベンジルオキシカ
ルボニルアミノヘプタン酸2.7g(9.17ミリモ
ル)を33%酢酸水にとかし、亜硝酸ナトリウム
1.9g(27.51ミリモル)を水10mlにとかした溶
液を氷冷下1時間かけて加え、さらに1時間撹
拌したのち、5℃24時間放置した。反応液に水
50mlを加え、酢酸エチル50mlで2回抽出し、溶
媒層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮乾固
して2.16gの粗粉末を得た。これをシリカゲル
(ワコーゲルC−200)200gのカラムクロマト
グラフイー(内径28mm)でクロロホルム−メタ
ノール−濃アンモニア水(30:10:1容)の混
液によつて展開し(20ml分画)、分画51−60を
合して濃縮乾固し、(S)−7−ベンジルオキシ
カルボニルアミノ−3−ヒドロキシヘプタン酸
の白色粉末460mgを得た。収率17%、分解点115
−117℃、〔α〕23 D+3゜(C2、メタノール)。 (S)−7−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−3−ヒドロキシヘプタン酸450mg(1.52ミ
リモル)を1・2−ジメトキシエタンにとか
し、ジアゾメタンのエーテル溶液7ml(4.56ミ
リモル)を氷冷下滴加し、30分撹拌した。反応
液を濃縮乾固して、(S)−7−ベンジルオキシ
カルボニルアミノ−3−ヒドロキシヘプタン酸
メチルエステル461mgを得た。収率98%、〔α〕
21 D1゜。 (S)−7−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−3−ヒドロキシヘプタン酸メチルエステル
450mg(1.45ミリモル)を無水メタノール50ml
にとかし、−10℃に冷却し、アンモニアガスを
飽和せしめたのち、封管中で室温3日間放置し
た。反応液を濃縮乾固したのち、シリカゲル
(ワコーゲルC−200)50gのカラム(内径20
mm)で、クロロホルム−メタノール(100:1
容)で展開するクロマトグラフイーを行ない、
10mlずつ分画し、分画82−106を合して濃縮乾
固し、(S)−7−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−3−ヒドロキシヘプタンアミドの白色粉
末371mgを得た。収率87%、分解点126−127℃、
〔α〕22 D−3゜(C5、メタノール)。 (S)−7−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−3−ヒドロキシヘプタンアミド350mg
(1.19ミリモル)を90%メタノール水10mlと酢
酸0.01mlの混液にとかし、5%パラジウム−炭
素50mgを加え、水素気流中室温で3時間撹拌触
媒を去し、液を濃縮乾固し、再び少量の水
にとかしてダウエツクス50W−X4(H型)30ml
の塔(内径12mm)にかけ、90mlの水で洗浄後、
0.5Mアンモニア水で溶出した(3ml分画)。分
画28−34を合して濃縮乾固し、(S)−7−アミ
ノ−3−ヒドロキシヘプタンアミド201mgを得
た。収率96%、〔α〕22 D−2゜(C2、水)。 (S)−7−アミノ−3−ヒドロキシヘプタ
ンアミド190mg(1.08ミリモル)を3mlの水に
とかし、2N苛性ソーダ0.54mlを加えて、2−
メチル−1−ニトロソウレア129mg(1.08ミリ
モル)を含むメタノール溶液1mlを氷冷下30分
間滴加し、さらに5時間撹拌した。反応液を
6N塩酸でPH6.0とし、濃縮乾固した。これをシ
リカゲル(ワコーゲルC−200)30gのカラム
(内径15mm)によりクロロホルム−メタノール
−濃アンモニア水(60:10:1容)の混液で展
開するクロマトグラフイーによつて精製した
(6ml分画)。分画67−90を合して濃縮乾固し、
(S)−7−ニトログアニジノ−3−ヒドロキシ
ヘプタンアミドの白色粉末187mgを得た。収率
70%、分解点148−149℃、〔α〕22 D−2゜(C2、メ
タノール)。 (S)−7−ニトログアニジノ−3−ヒドロ
キシヘプタンアミド170mg(0.69ミリモル)を
水15ml、メタノール15ml、酢酸7.5mlの混液に
とかし、5%パラジウム−炭素50mgを加え、水
素気流中室温で1時間撹拌した。触媒を去
し、液を濃縮乾固して165mgの粗粉末を得た。
これを10mlの水にとかし、CM−セフアデツク
スC−25(Na型)20mlをつめた塔(内径12mm)
にかけ0.5MNaClで溶出した(2ml分画)。分
画18−25を合して濃縮乾固した。これをメタノ
ール10mlで3回抽出し、このメタノール溶液を
合してセフアデツクスLH−20を100ml充填し
た塔(内径20mm)にかけ、メタノールで展開し
た(1ml分画)。分画28−46を合して濃縮乾固
し、(S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキシヘ
プタンアミド塩酸塩(C8H18N4O2・HCl)の白
色粉末149mgを得た。収率91%、〔α〕22 D−2゜
(C2、水)。 参考例 GHA−GSの合成 (S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキシヘプ
タン塩酸塩51mg(0.214ミリモル)、N−〔4−(3
−アミノプロピル)アミノブチル〕−2・2−ジ
ヒドロキシエタンアミド二塩酸塩112mg(0.385ミ
リモル)、グルタル酸70mg(0.53ミリモル)と水
0.07ml(3.9ミリモル)を混和し、60℃で43時間
撹拌した。反応液0.4MNaCl20mlを加え、10%ア
ンモニア水でPH6.1とし、0.4MNaClで平衡化した
CM−セフアデツクスC−25 20mlをつめた塔
(内径12mm)にかけ、続いて各80mlの0.4Mと
1.0MのNaClによるグラジエント溶出を行なつた
(2ml分画)。分画41−50を合し、濃縮乾固後メタ
ノール10mlで3回抽出した。メタノール抽出液を
セフアデツクスLH−20 100mlをつめた塔(内径
20mm)にかけメタノールで展開した(1ml分画)。
分画30−42を合して濃縮乾固し、N−〔4−(3−
アミノプロピル)アミノブチル〕−2−〔(S)−7
−グアニジノ−3−ヒドロキシヘプタンアミド〕
−2−ヒドロキシエタンアミド(GHA−GS)三
塩酸塩の白色粉末38.4mgを得た。収率35%。 GHA−GS三塩酸塩は吸湿性粉末で、明確な融
点を測定できず、〔α〕22 D−1゜±2゜(C2、水)を示
し
た。元素分析値はC17H37N7O4・3HClの理論値
(C39.81%、H7.86%、N19.12%、Cl20.73%)に
合致した。重水中で測定したプロトンNMRで
δ1.8−2.3(CH2×5)、2.57(6″−CH2)、2.95(2
−
CH2)、3.5−3.8(NCH2×5)、4.55(3−CH)、
5.98(2′−CH)に特徴的なシグナルを示した。 なお、本参考例で用いたN−〔4−(3−アミノ
プロピル)アミノブチル〕−2・2−ジヒドロキ
シエタンアミドは下記のようにして製造される。 N−〔4−(3−アミノプロピル)アミノブチ
ル〕−2・2−ジヒドロキシエタンアミドの合成 (a) モノ−N−ベンジルオキシカルボニル−1・
4−ブタンジアミンの合成 1・4−ブタンジアミン1.76g(20ミリモ
ル)を50%メタノール水30mlにとかし、ベンジ
ルS−4・6−ジメチルピリミド−2−イルチ
オカルボネート(国産化学(株)製)5.48g(20ミ
リモル)を加え、3時間撹拌する。反応後、沈
澱を去し、(ジ−N−ベンジルオキシカルボ
ニル体2.08g、29%を得た)、液を濃縮乾固
した。残渣を250mlのクロロホルムにとかし、
水100mlで5回洗浄し、クロロホルム層を無水
硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮乾固してモノ−
N−ベンジルオキシカルボニル−1・4−ブタ
ンジアミンの無色アメ状物質1.0gを得た。収
率23%。 (b) 0−トシル−3−第三ブトキシカルボニルア
ミノ−1−プロパノールの合成 3−アミノ−1−プロパノール1.5g(20ミ
リモル)をメタノール30mlにとかし、第三ブチ
ルS−4・6−ジメチルピリミド−2−イルチ
オカルボネート(国産化学(株)製)4.8g(20ミ
リモル)を加え、6時間撹拌した。反応液を濃
縮乾固し、クロロホルム200mlにとかし、200ml
の水で洗浄した。クロロホルム層を濃縮し、シ
リカゲル(ワコーゲルC−200)300gによるカ
ラムクロマトグラフイーでトルエン−酢酸エチ
ル(1:1容)の混液で展開し(15ml分画)、
分画82−151を合して濃縮乾固し、3−第三ブ
トキシカルボニルアミノ−1−プロパノールの
無色油状物質2.95gを得た。収率84%。 3−第三ブトキシカルボニルアミノ−1−プ
ロパノール2.95g(16.9ミリモル)をピリジン
50mlにとかし、アルゴン中氷冷下に、塩化パラ
トルエンスルホニル3.36g(17.7ミリモル)を
含むピリジン溶液を40分間で滴加した。さらに
7℃で一夜放置したのち、少量の水を加え濃縮
乾固した。残渣をクロロホルム200mlにとかし、
5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液および水で順次洗浄したのち、
無水硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮乾固した。
これをシリカゲル(ワコーゲルC−200)120g
によるカラムクロマトグラフイーでトルエン−
酢酸エチル(8:1容)の混液で展開し(15ml
分画)、分画35−68を合して濃縮乾固し、0−
トシル−3−第三ブトキシカルボニルアミノ−
1−プロパノールの無色油状物質3.06gを得
た。収率55%。 (c) N−第三ブトキシカルボニル−N−(第三ブ
トキシカルボニルアミノプロピル)−1・4−
ブタンジアミンの合成 (b)項で得られた0−トシル−3−第三ブトキ
シカルボニルアミノ−1−プロパノール800mg
(2.43ミリモル)をジメチルホルムアミド15ml
にとかし、臭化リチウム(LiBrH2O)510mg
(4.8ミリモル)を加え室温で24時間撹拌した。
このブロム体の反応液に(a)項で得られたモノ−
N−ベンジルオキシカルボニル−1・4−ブタ
ンジアミン540mg(2.43ミリモル)とトリエチ
ルアミン0.34mlを加え、室温で48時間撹拌し
た。この反応液に第三ブチルS−4・6−ジメ
チルピリミド−2−イルチオカルボネート699
mg(2.9ミリモル)を加え、室温で13時間撹拌
した。反応液を濃縮乾固し、残渣をクロロホル
ム100mlにとかし、50mlの水で洗浄したのち、
無水硫酸ナトリウムで脱水し濃縮乾固した。こ
れをシリカゲル(ワコーゲルC−200)200gに
よるカラムクロマトグラフイーでトルエン−酢
酸エチル(4:1容)の混液で展開し(12ml分
画)、分画134〜165を合して濃縮乾固し、N−
ベンジルオキシカルボニル−N′−第三ブトキ
シカルボニル−N′−(第三ブトキシカルボニル
アミノプロピル)−1・4−ブタンジアミンの
無色アメ状物質608mgを得た。収率52%。 このアメ状物質144mg(0.3ミリモル)をメタ
ノール5mlにとかし、5%パラジウム−炭酸バ
リウム100mgを加え、水素気流中室温で5時間
撹拌した。触媒を去し、液を濃縮乾固し
て、N−第三ブトキシカルボニル−N−(第三
ブトキシカルボニルアミノプロピル)−1・4
−ブタンジアミン103mgを得た。収率100%。 (d) N−〔4−(3−アミノプロピル)アミノブチ
ル〕−2・2−ジヒドロキシエタンアミドの合
成 (c)項で得たN−第三ブトキシカルボニル−N
−(第三ブトキシカルボニルアミノプロピル)−
1・4−ブタンジアミン100mg(0.29ミリモル)
と2・2−ジエトキシ酢酸148mg(1ミリモル)
を酢酸エチル2mlにとかし、さらに1−ヒドロ
キシベンツトリアゾール135mg(1ミリモル)
およびジシクロヘキシルカルボジイミド206mg
(1ミリモル)を加え室温で15時間撹拌した。
沈澱を去し、冷酢酸エチルで洗浄し、液と
洗液を合し、1Mアンモニア水および水で順次
洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウム
で脱水して濃縮乾固した。これをシリカゲル
(ワコーゲルC−200)20gのカラムクロマトグ
ラフイーでトルエン−酢酸エチル(1:2容)
の混液で展開し(3ml分画)、分画14−21を合
して濃縮乾固し、N−〔4−(3−第三ブトキシ
カルボニルアミノプロピル)−4−第三ブトキ
シカルボニルアミノブチル〕−2・2−ジエト
キシエタンアミドの無色アメ状物質109mgを得
た。収率79%。 このアメ状物質44mg(0.13ミリモル)をジオ
キサン1mlにとかし、0.1N塩酸2.5mlを加え、
100℃の油浴中で4時間撹拌した。反応液を
0.2NNaOHで中和し(PH6)、濃縮乾固した。
残渣を1.5mlのメタノールで抽出し、セフアデ
ツクスLH−20 100mlのカラム(内径16.5mm)
にかけメタノールで展開した(2ml分画)。ニ
ンヒドリン反応陽性の分画22−25を合して、濃
縮乾固し、N−〔4−(3−アミノプロピル)ア
ミノブチル〕−2・2−ジヒドロキシエタンア
ミド二塩酸塩の無色アメ状物質13mgを得た。収
率46%。
水500mlにとかし、炭酸ナトリウム8.7g
(82.15ミリモル)とN−エトキシカルボニルフ
タルイミド43.2g(200ミリモル)を加え、室
温で20時間撹拌した。反応液を50mlの酢酸エチ
ルで洗浄したのち、水層を6N塩酸でPH3.0と
し、トルエン100mlで3回抽出した。抽出液を
PH2.0に調整した水100mlで2回洗浄したのち、
無水硫酸ナトリウムで脱水し、減圧濃縮乾固し
てジ−N−フタロイル−L−リジンの白色粉末
27.95gを得た。収率84%、分解点71−72℃、
〔α〕22 D−32゜(C1、メタノール)。 ジ−N−フタロイル−L−リジン27.0g
(66.4ミリモル)に塩化オキザリル40mlを加え
90℃の油浴で加温したのち、1・2−ジメトキ
シエタン40mlを加え2時間加温還流した。反応
液を濃縮乾固したのち、再び1・2−ジメトキ
シエタン20mlにとかし、氷冷下ジアゾメタン
(330ミリモル)のエーテル溶液500ml中に滴下
し、続いて1時間撹拌した。反応液を濃縮乾固
し、無水メタノール250mlにとかし、安息香酸
銀3.4g(14.8ミリモル)をトリエチルアミン
50mlにとかした溶液を加え室温で15時間撹拌し
た。沈澱を取し、クロロホルム100mlにとか
し、不溶物を去したのち、濃縮乾固して、
(S)−3・7−ジフタロイルアミノヘプタン酸
メチルエステル15.3gを得た。収率53%、分解
点118−119℃、〔α〕22 D−3゜(C2、クロロホル
ム)。 (S)−3・7−ジフタロイルアミノヘプタ
ン酸メチルエステル15.0g(34.5ミリモル)に
1Mエタノール性抱水ヒドラジン100mlと95%エ
タノール100mlを加え1時間加熱還流した(油
浴温度90℃)。反応液を濃縮乾固し、5%塩酸
250mlにとかし、80℃で1時間加温したのち、
17%アンモニア水でPH7.1とし、アンバーライ
トCG−50(70%NH4型)300mlをつめた塔(内
径27mm)にかけ、続いてそれぞれ900mlの水と
0.2Mアンモニア水で洗浄し、0.5Mアンモニア
水で溶出し、ニンヒドリン陽性の分画を集めて
濃縮乾固し、無色アメ状の(S)−3・7−ジ
アミノヘプタン酸(C7H16N2O2・1/4H2CO3)
3.15gを得た。収率57%、〔α〕21 D+29゜(C1、
水)。 (b) (S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキシヘ
プタンアミドの合成 前項(a)で得られた(S)−3・7−ジアミノ
ヘプタン酸3.1g(19.3ミリモル)をピリジン
−水−トリエチルアミン(10:10:1容)の混
液30mlにとかし、N−ベンジルオキシカルボニ
ルオキシコハク酸イミド4.81g(19.3ミリモ
ル)を徐々に加え、室温で5時間撹拌した。反
応液を濃縮乾固し、水30mlにとかし、6N塩酸
でPH6.4とし、アンバーライトCG−50(80%
NH4型)100mlの塔(内径16mm)にかけ、300
mlの水で展開した。流出液を集めてさらにダウ
エツクス50W−X4(H型)100mlの塔(内径16
mm)にかけ、それぞれ300mlの水および0.2Mア
ンモニア水で洗浄したのち、0.5Mアンモニア
水で溶出し(10ml分画)、分画16〜33を合して
濃縮乾固し、(S)−3−アミノ−7−ベンジル
オキシカルボニルアミノヘプタン酸
(C15H22N2O4・H2O)の白色粉末2.73gを得
た。収率48%、分解点143−147℃、〔α〕22 D+
14゜(C1、メタノール)。なお、アンバーライト
CG−50の塔を0.5アンモニア水で溶出して
(S)−3・7−ジアミノヘプタン酸746mgを回
収した。回収率24%。 (S)−3−アミノ−7−ベンジルオキシカ
ルボニルアミノヘプタン酸2.7g(9.17ミリモ
ル)を33%酢酸水にとかし、亜硝酸ナトリウム
1.9g(27.51ミリモル)を水10mlにとかした溶
液を氷冷下1時間かけて加え、さらに1時間撹
拌したのち、5℃24時間放置した。反応液に水
50mlを加え、酢酸エチル50mlで2回抽出し、溶
媒層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮乾固
して2.16gの粗粉末を得た。これをシリカゲル
(ワコーゲルC−200)200gのカラムクロマト
グラフイー(内径28mm)でクロロホルム−メタ
ノール−濃アンモニア水(30:10:1容)の混
液によつて展開し(20ml分画)、分画51−60を
合して濃縮乾固し、(S)−7−ベンジルオキシ
カルボニルアミノ−3−ヒドロキシヘプタン酸
の白色粉末460mgを得た。収率17%、分解点115
−117℃、〔α〕23 D+3゜(C2、メタノール)。 (S)−7−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−3−ヒドロキシヘプタン酸450mg(1.52ミ
リモル)を1・2−ジメトキシエタンにとか
し、ジアゾメタンのエーテル溶液7ml(4.56ミ
リモル)を氷冷下滴加し、30分撹拌した。反応
液を濃縮乾固して、(S)−7−ベンジルオキシ
カルボニルアミノ−3−ヒドロキシヘプタン酸
メチルエステル461mgを得た。収率98%、〔α〕
21 D1゜。 (S)−7−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−3−ヒドロキシヘプタン酸メチルエステル
450mg(1.45ミリモル)を無水メタノール50ml
にとかし、−10℃に冷却し、アンモニアガスを
飽和せしめたのち、封管中で室温3日間放置し
た。反応液を濃縮乾固したのち、シリカゲル
(ワコーゲルC−200)50gのカラム(内径20
mm)で、クロロホルム−メタノール(100:1
容)で展開するクロマトグラフイーを行ない、
10mlずつ分画し、分画82−106を合して濃縮乾
固し、(S)−7−ベンジルオキシカルボニルア
ミノ−3−ヒドロキシヘプタンアミドの白色粉
末371mgを得た。収率87%、分解点126−127℃、
〔α〕22 D−3゜(C5、メタノール)。 (S)−7−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−3−ヒドロキシヘプタンアミド350mg
(1.19ミリモル)を90%メタノール水10mlと酢
酸0.01mlの混液にとかし、5%パラジウム−炭
素50mgを加え、水素気流中室温で3時間撹拌触
媒を去し、液を濃縮乾固し、再び少量の水
にとかしてダウエツクス50W−X4(H型)30ml
の塔(内径12mm)にかけ、90mlの水で洗浄後、
0.5Mアンモニア水で溶出した(3ml分画)。分
画28−34を合して濃縮乾固し、(S)−7−アミ
ノ−3−ヒドロキシヘプタンアミド201mgを得
た。収率96%、〔α〕22 D−2゜(C2、水)。 (S)−7−アミノ−3−ヒドロキシヘプタ
ンアミド190mg(1.08ミリモル)を3mlの水に
とかし、2N苛性ソーダ0.54mlを加えて、2−
メチル−1−ニトロソウレア129mg(1.08ミリ
モル)を含むメタノール溶液1mlを氷冷下30分
間滴加し、さらに5時間撹拌した。反応液を
6N塩酸でPH6.0とし、濃縮乾固した。これをシ
リカゲル(ワコーゲルC−200)30gのカラム
(内径15mm)によりクロロホルム−メタノール
−濃アンモニア水(60:10:1容)の混液で展
開するクロマトグラフイーによつて精製した
(6ml分画)。分画67−90を合して濃縮乾固し、
(S)−7−ニトログアニジノ−3−ヒドロキシ
ヘプタンアミドの白色粉末187mgを得た。収率
70%、分解点148−149℃、〔α〕22 D−2゜(C2、メ
タノール)。 (S)−7−ニトログアニジノ−3−ヒドロ
キシヘプタンアミド170mg(0.69ミリモル)を
水15ml、メタノール15ml、酢酸7.5mlの混液に
とかし、5%パラジウム−炭素50mgを加え、水
素気流中室温で1時間撹拌した。触媒を去
し、液を濃縮乾固して165mgの粗粉末を得た。
これを10mlの水にとかし、CM−セフアデツク
スC−25(Na型)20mlをつめた塔(内径12mm)
にかけ0.5MNaClで溶出した(2ml分画)。分
画18−25を合して濃縮乾固した。これをメタノ
ール10mlで3回抽出し、このメタノール溶液を
合してセフアデツクスLH−20を100ml充填し
た塔(内径20mm)にかけ、メタノールで展開し
た(1ml分画)。分画28−46を合して濃縮乾固
し、(S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキシヘ
プタンアミド塩酸塩(C8H18N4O2・HCl)の白
色粉末149mgを得た。収率91%、〔α〕22 D−2゜
(C2、水)。 参考例 GHA−GSの合成 (S)−7−グアニジノ−3−ヒドロキシヘプ
タン塩酸塩51mg(0.214ミリモル)、N−〔4−(3
−アミノプロピル)アミノブチル〕−2・2−ジ
ヒドロキシエタンアミド二塩酸塩112mg(0.385ミ
リモル)、グルタル酸70mg(0.53ミリモル)と水
0.07ml(3.9ミリモル)を混和し、60℃で43時間
撹拌した。反応液0.4MNaCl20mlを加え、10%ア
ンモニア水でPH6.1とし、0.4MNaClで平衡化した
CM−セフアデツクスC−25 20mlをつめた塔
(内径12mm)にかけ、続いて各80mlの0.4Mと
1.0MのNaClによるグラジエント溶出を行なつた
(2ml分画)。分画41−50を合し、濃縮乾固後メタ
ノール10mlで3回抽出した。メタノール抽出液を
セフアデツクスLH−20 100mlをつめた塔(内径
20mm)にかけメタノールで展開した(1ml分画)。
分画30−42を合して濃縮乾固し、N−〔4−(3−
アミノプロピル)アミノブチル〕−2−〔(S)−7
−グアニジノ−3−ヒドロキシヘプタンアミド〕
−2−ヒドロキシエタンアミド(GHA−GS)三
塩酸塩の白色粉末38.4mgを得た。収率35%。 GHA−GS三塩酸塩は吸湿性粉末で、明確な融
点を測定できず、〔α〕22 D−1゜±2゜(C2、水)を示
し
た。元素分析値はC17H37N7O4・3HClの理論値
(C39.81%、H7.86%、N19.12%、Cl20.73%)に
合致した。重水中で測定したプロトンNMRで
δ1.8−2.3(CH2×5)、2.57(6″−CH2)、2.95(2
−
CH2)、3.5−3.8(NCH2×5)、4.55(3−CH)、
5.98(2′−CH)に特徴的なシグナルを示した。 なお、本参考例で用いたN−〔4−(3−アミノ
プロピル)アミノブチル〕−2・2−ジヒドロキ
シエタンアミドは下記のようにして製造される。 N−〔4−(3−アミノプロピル)アミノブチ
ル〕−2・2−ジヒドロキシエタンアミドの合成 (a) モノ−N−ベンジルオキシカルボニル−1・
4−ブタンジアミンの合成 1・4−ブタンジアミン1.76g(20ミリモ
ル)を50%メタノール水30mlにとかし、ベンジ
ルS−4・6−ジメチルピリミド−2−イルチ
オカルボネート(国産化学(株)製)5.48g(20ミ
リモル)を加え、3時間撹拌する。反応後、沈
澱を去し、(ジ−N−ベンジルオキシカルボ
ニル体2.08g、29%を得た)、液を濃縮乾固
した。残渣を250mlのクロロホルムにとかし、
水100mlで5回洗浄し、クロロホルム層を無水
硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮乾固してモノ−
N−ベンジルオキシカルボニル−1・4−ブタ
ンジアミンの無色アメ状物質1.0gを得た。収
率23%。 (b) 0−トシル−3−第三ブトキシカルボニルア
ミノ−1−プロパノールの合成 3−アミノ−1−プロパノール1.5g(20ミ
リモル)をメタノール30mlにとかし、第三ブチ
ルS−4・6−ジメチルピリミド−2−イルチ
オカルボネート(国産化学(株)製)4.8g(20ミ
リモル)を加え、6時間撹拌した。反応液を濃
縮乾固し、クロロホルム200mlにとかし、200ml
の水で洗浄した。クロロホルム層を濃縮し、シ
リカゲル(ワコーゲルC−200)300gによるカ
ラムクロマトグラフイーでトルエン−酢酸エチ
ル(1:1容)の混液で展開し(15ml分画)、
分画82−151を合して濃縮乾固し、3−第三ブ
トキシカルボニルアミノ−1−プロパノールの
無色油状物質2.95gを得た。収率84%。 3−第三ブトキシカルボニルアミノ−1−プ
ロパノール2.95g(16.9ミリモル)をピリジン
50mlにとかし、アルゴン中氷冷下に、塩化パラ
トルエンスルホニル3.36g(17.7ミリモル)を
含むピリジン溶液を40分間で滴加した。さらに
7℃で一夜放置したのち、少量の水を加え濃縮
乾固した。残渣をクロロホルム200mlにとかし、
5%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液および水で順次洗浄したのち、
無水硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮乾固した。
これをシリカゲル(ワコーゲルC−200)120g
によるカラムクロマトグラフイーでトルエン−
酢酸エチル(8:1容)の混液で展開し(15ml
分画)、分画35−68を合して濃縮乾固し、0−
トシル−3−第三ブトキシカルボニルアミノ−
1−プロパノールの無色油状物質3.06gを得
た。収率55%。 (c) N−第三ブトキシカルボニル−N−(第三ブ
トキシカルボニルアミノプロピル)−1・4−
ブタンジアミンの合成 (b)項で得られた0−トシル−3−第三ブトキ
シカルボニルアミノ−1−プロパノール800mg
(2.43ミリモル)をジメチルホルムアミド15ml
にとかし、臭化リチウム(LiBrH2O)510mg
(4.8ミリモル)を加え室温で24時間撹拌した。
このブロム体の反応液に(a)項で得られたモノ−
N−ベンジルオキシカルボニル−1・4−ブタ
ンジアミン540mg(2.43ミリモル)とトリエチ
ルアミン0.34mlを加え、室温で48時間撹拌し
た。この反応液に第三ブチルS−4・6−ジメ
チルピリミド−2−イルチオカルボネート699
mg(2.9ミリモル)を加え、室温で13時間撹拌
した。反応液を濃縮乾固し、残渣をクロロホル
ム100mlにとかし、50mlの水で洗浄したのち、
無水硫酸ナトリウムで脱水し濃縮乾固した。こ
れをシリカゲル(ワコーゲルC−200)200gに
よるカラムクロマトグラフイーでトルエン−酢
酸エチル(4:1容)の混液で展開し(12ml分
画)、分画134〜165を合して濃縮乾固し、N−
ベンジルオキシカルボニル−N′−第三ブトキ
シカルボニル−N′−(第三ブトキシカルボニル
アミノプロピル)−1・4−ブタンジアミンの
無色アメ状物質608mgを得た。収率52%。 このアメ状物質144mg(0.3ミリモル)をメタ
ノール5mlにとかし、5%パラジウム−炭酸バ
リウム100mgを加え、水素気流中室温で5時間
撹拌した。触媒を去し、液を濃縮乾固し
て、N−第三ブトキシカルボニル−N−(第三
ブトキシカルボニルアミノプロピル)−1・4
−ブタンジアミン103mgを得た。収率100%。 (d) N−〔4−(3−アミノプロピル)アミノブチ
ル〕−2・2−ジヒドロキシエタンアミドの合
成 (c)項で得たN−第三ブトキシカルボニル−N
−(第三ブトキシカルボニルアミノプロピル)−
1・4−ブタンジアミン100mg(0.29ミリモル)
と2・2−ジエトキシ酢酸148mg(1ミリモル)
を酢酸エチル2mlにとかし、さらに1−ヒドロ
キシベンツトリアゾール135mg(1ミリモル)
およびジシクロヘキシルカルボジイミド206mg
(1ミリモル)を加え室温で15時間撹拌した。
沈澱を去し、冷酢酸エチルで洗浄し、液と
洗液を合し、1Mアンモニア水および水で順次
洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウム
で脱水して濃縮乾固した。これをシリカゲル
(ワコーゲルC−200)20gのカラムクロマトグ
ラフイーでトルエン−酢酸エチル(1:2容)
の混液で展開し(3ml分画)、分画14−21を合
して濃縮乾固し、N−〔4−(3−第三ブトキシ
カルボニルアミノプロピル)−4−第三ブトキ
シカルボニルアミノブチル〕−2・2−ジエト
キシエタンアミドの無色アメ状物質109mgを得
た。収率79%。 このアメ状物質44mg(0.13ミリモル)をジオ
キサン1mlにとかし、0.1N塩酸2.5mlを加え、
100℃の油浴中で4時間撹拌した。反応液を
0.2NNaOHで中和し(PH6)、濃縮乾固した。
残渣を1.5mlのメタノールで抽出し、セフアデ
ツクスLH−20 100mlのカラム(内径16.5mm)
にかけメタノールで展開した(2ml分画)。ニ
ンヒドリン反応陽性の分画22−25を合して、濃
縮乾固し、N−〔4−(3−アミノプロピル)ア
ミノブチル〕−2・2−ジヒドロキシエタンア
ミド二塩酸塩の無色アメ状物質13mgを得た。収
率46%。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次式() で表わされる(S)−7−グアニジノ−3−ヒド
ロキシヘプタンアミドおよびその酸付加塩。 2 次式() で表わされるL−リジンの2個のアミノ基をアミ
ノ保護基で保護し、続いて常法により酸塩化物と
し、ジアゾメタンで処理したのち、メタノール中
安息香酸銀を触媒として転移反応を行ない、アミ
ノ保護基およびカルボキシル保護基を除去して、
次式() で表わされる(S)−3・7−ジアミノヘプタン
酸とし、末端アミノ基のみをアミノ保護基で保護
し、β−アミノ基を亜硝酸塩で脱アミノ化し、続
いてカルボキシル基をエステル化し、アンモニア
で処理してアミド化し、アミノ保護基を除去し
て、次式() で表わされる(S)−7−アミノ−3−ヒドロキ
シヘプタン酸アミドとし、続いて7位のアミノ基
を常法によりグアニジン基に変換することを特徴
とする次式() で表わされる(S)−7−グアニジノ−3−ヒド
ロキシヘプタンアミドの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56073511A JPS57188562A (en) | 1981-05-18 | 1981-05-18 | (s)-7-guanidino-3-hydroxyheptanamide and its synthesis |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56073511A JPS57188562A (en) | 1981-05-18 | 1981-05-18 | (s)-7-guanidino-3-hydroxyheptanamide and its synthesis |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57188562A JPS57188562A (en) | 1982-11-19 |
| JPS634821B2 true JPS634821B2 (ja) | 1988-02-01 |
Family
ID=13520340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56073511A Granted JPS57188562A (en) | 1981-05-18 | 1981-05-18 | (s)-7-guanidino-3-hydroxyheptanamide and its synthesis |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57188562A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0337013U (ja) * | 1989-08-23 | 1991-04-10 |
-
1981
- 1981-05-18 JP JP56073511A patent/JPS57188562A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0337013U (ja) * | 1989-08-23 | 1991-04-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57188562A (en) | 1982-11-19 |
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