JPS635077B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS635077B2 JPS635077B2 JP55112040A JP11204080A JPS635077B2 JP S635077 B2 JPS635077 B2 JP S635077B2 JP 55112040 A JP55112040 A JP 55112040A JP 11204080 A JP11204080 A JP 11204080A JP S635077 B2 JPS635077 B2 JP S635077B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- substance
- water
- present
- fungus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は抗腫瘍作用を有する物質の製造法に関
するものである。詳しくは、担子菌類から抽出に
より抗腫瘍作用を有する物質を製造する方法に関
するものである。 近年、多くの疾病の原因が生体内における免疫
機能調節によるものと理解されてきつつある。そ
れらの疾病としてはいわゆる自己免疫病と総称さ
れるものばかりでなく、胃かいよう、がん、糖尿
病さらには老化現象にいたるまで、生体調節機能
の異常の原因が免疫との関連で考えられている。
最近は、このような免疫機能調節がいかになさ
れ、またその異常がいかなる原因で引き起こされ
るか等の基礎的な研究ばかりでなく、生体のホメ
オスタシスを正常に維持する為の免疫現象にかか
わりうる薬物や、免疫機能異常に起因する疾病の
治療のための薬物に関する研究が広範におこなわ
れる様になつてきた。 このような免疫機能調節による抗腫瘍作用を有
すると考えられるものとして、例えば担子菌類で
シイタケやカワラタケから抽出された多糖類であ
るレンチナンやPS−Kが知られている。 本発明者は、かかる観点から副作用および毒性
が少なく、かつ免疫調節作用の高い新規な薬物を
開発すべく鋭意研究したところ、ある担子菌の抽
出物がその目的にかなうことを見出し、本発明に
到達した。 すなわち、本発明の要旨はシメジタケ科モリノ
カレバタケ属に属する菌類から溶媒により抗腫瘍
作用を有する物質を抽出することを特徴とする抗
腫瘍作用を有する物質の製造法に存する。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明方法で原料として用いられる担子菌は、
シメジタケ科モリノカレバタケ属に属する菌類で
ある。 このような菌類としては、例えばカブベニチヤ
タケ(Tricholomataceae Collybia acervata
(Fr.)Kummer)、エセオリミキ
(Tricholomataceae Collybia butyraceae)お
よびアカアザタケ(Tricholomataceae Collybia
maculata)などが挙げられる。 本発明方法の原料としては、モリノカレバタケ
属に属する菌類の全体を用いることができ、例え
ばそれらの子実体などが用いられる。 本発明方法で原料として用いられる菌類は、通
常、水、生理的食塩水、各種緩衝液や有機溶媒な
どで洗浄を行つたのち、溶媒抽出に用いる。 このような溶媒としては、例えば水、メタノー
ル、エタノールなどの低級アルカノール、アセト
ンなどの低級ケトン、ジオキサンなどのエーテル
等の水と混和しうる有機溶媒と水の混合溶媒や低
級アルカノールが挙げられ、通常は低級アルカノ
ールおよび水の混和溶媒が用いられる。 抽出の際は、抽出効率の点から菌体を細粉化す
ることが好ましい。 抽出溶媒の量は、乾燥菌体に対し、通常、3〜
15倍量(重量)、好ましくは5〜10倍量(重量)
程度である。溶媒の量が少なすぎれば抽出が不完
全となるし、溶媒の量が多すぎても格別それに伴
う効果の向上がみられないので、いずれも好まし
くない。 抽出の際の温度は、通常、室温(15〜25℃)で
あるが、加熱してもよい。 抽出時間は各種条件により相違するが、通常、
数時間〜数週間程度である。 抽出操作は繰り返し行つてもよい。 抽出後、ろ過または遠心分離等の周知の方法で
菌体と抽出液を分離し、抽出液を濃縮すれば目的
とする免疫機能調節作用を有する物質が得られ
る。 本発明方法により得られる抗腫瘍作用を有する
物質は、常法で投与することにより抗腫瘍剤とし
て有用である。 以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、
以下の実施例により限定を受けるものではない。 実施例 1 エセオリミキの子実体(生重126g)は泥や葉
くずを取り除きミキサーにて粉砕する。このとき
溶媒として1000mlの70%エタノール−水混合液を
用い、粉砕した液はガラス容器に入れ2時間室温
に放置する、この間、ときどきガラス棒で粉砕溶
液を撹拌して抽出効率をあげる。 2週間後、抽出液はブツフナーろう斗にて吸引
ろ過し、40℃以下で減圧濃縮する。 同様の操作を2〜3回くりかえし(この場合、
粉砕溶液の放置は1週間程度とする。)各抽出物
をあわせ約3gの褐色油状物質を得た。 このものの赤外スペクトル図を第1図に示し
た。 実施例 2 カブベニチヤタケの子実体(生重150g)は泥
や葉くずを取り除き、ミキサーにて粉砕する。こ
のとき溶媒として1000mlの70%エタノール−水混
合液を用い、粉砕した液はガラス容器に入れ、2
週間室温に放置する。この間、ときどきガラス棒
で粉砕溶液を撹拌して抽出効率をあげる。2週間
後、抽出はブツフナーろう斗にて吸引ろ過し、40
℃以下で減圧濃縮する。 同様の操作を2〜3回くりかえし、(この場合、
粉砕溶液の放置は1週間程度でよい)各抽出物を
合わせ、約3.1gの褐色油状物質を得た。 試験例 1 本発明の抽出物の抗腫瘍作用は、下記のスクリ
ーニング試験により確認した同種(Allogeneic)
な腫瘍系としてザルコーマ(Sarcoma)−180を
用い、皮下結節型腫瘍を用いた。 本発明の抽出物投与群は一群4匹、対照群は一
群10匹のマウスを用いた。 試験法 実験動物は5〜6週令のddN系雄マウス(体重
22〜25g)を用いた。 癌種をマウスの腹腔内に移植し、充分増殖した
7日目にその細胞を採取し、4×106個を実験マ
ウスのそけい部皮下に移植して固型腫瘍とした。 移植後24時間目より、本発明の抽出物を生理食
塩水に溶解し、腹腔内に投与した。投与容量は一
匹当り1回0.2mlに調整し、1日1回10日間連続
投与を行なつた。 対照群には生理食塩水のみを投与した。移植後
30日目に腫瘍を摘出し、本発明の抽出物投与群の
平均腫瘍重量(T)及び対照群の平均腫瘍重量(C)
を測定しT/C(%)を算出した。 結果は表1に示した。
するものである。詳しくは、担子菌類から抽出に
より抗腫瘍作用を有する物質を製造する方法に関
するものである。 近年、多くの疾病の原因が生体内における免疫
機能調節によるものと理解されてきつつある。そ
れらの疾病としてはいわゆる自己免疫病と総称さ
れるものばかりでなく、胃かいよう、がん、糖尿
病さらには老化現象にいたるまで、生体調節機能
の異常の原因が免疫との関連で考えられている。
最近は、このような免疫機能調節がいかになさ
れ、またその異常がいかなる原因で引き起こされ
るか等の基礎的な研究ばかりでなく、生体のホメ
オスタシスを正常に維持する為の免疫現象にかか
わりうる薬物や、免疫機能異常に起因する疾病の
治療のための薬物に関する研究が広範におこなわ
れる様になつてきた。 このような免疫機能調節による抗腫瘍作用を有
すると考えられるものとして、例えば担子菌類で
シイタケやカワラタケから抽出された多糖類であ
るレンチナンやPS−Kが知られている。 本発明者は、かかる観点から副作用および毒性
が少なく、かつ免疫調節作用の高い新規な薬物を
開発すべく鋭意研究したところ、ある担子菌の抽
出物がその目的にかなうことを見出し、本発明に
到達した。 すなわち、本発明の要旨はシメジタケ科モリノ
カレバタケ属に属する菌類から溶媒により抗腫瘍
作用を有する物質を抽出することを特徴とする抗
腫瘍作用を有する物質の製造法に存する。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明方法で原料として用いられる担子菌は、
シメジタケ科モリノカレバタケ属に属する菌類で
ある。 このような菌類としては、例えばカブベニチヤ
タケ(Tricholomataceae Collybia acervata
(Fr.)Kummer)、エセオリミキ
(Tricholomataceae Collybia butyraceae)お
よびアカアザタケ(Tricholomataceae Collybia
maculata)などが挙げられる。 本発明方法の原料としては、モリノカレバタケ
属に属する菌類の全体を用いることができ、例え
ばそれらの子実体などが用いられる。 本発明方法で原料として用いられる菌類は、通
常、水、生理的食塩水、各種緩衝液や有機溶媒な
どで洗浄を行つたのち、溶媒抽出に用いる。 このような溶媒としては、例えば水、メタノー
ル、エタノールなどの低級アルカノール、アセト
ンなどの低級ケトン、ジオキサンなどのエーテル
等の水と混和しうる有機溶媒と水の混合溶媒や低
級アルカノールが挙げられ、通常は低級アルカノ
ールおよび水の混和溶媒が用いられる。 抽出の際は、抽出効率の点から菌体を細粉化す
ることが好ましい。 抽出溶媒の量は、乾燥菌体に対し、通常、3〜
15倍量(重量)、好ましくは5〜10倍量(重量)
程度である。溶媒の量が少なすぎれば抽出が不完
全となるし、溶媒の量が多すぎても格別それに伴
う効果の向上がみられないので、いずれも好まし
くない。 抽出の際の温度は、通常、室温(15〜25℃)で
あるが、加熱してもよい。 抽出時間は各種条件により相違するが、通常、
数時間〜数週間程度である。 抽出操作は繰り返し行つてもよい。 抽出後、ろ過または遠心分離等の周知の方法で
菌体と抽出液を分離し、抽出液を濃縮すれば目的
とする免疫機能調節作用を有する物質が得られ
る。 本発明方法により得られる抗腫瘍作用を有する
物質は、常法で投与することにより抗腫瘍剤とし
て有用である。 以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、
以下の実施例により限定を受けるものではない。 実施例 1 エセオリミキの子実体(生重126g)は泥や葉
くずを取り除きミキサーにて粉砕する。このとき
溶媒として1000mlの70%エタノール−水混合液を
用い、粉砕した液はガラス容器に入れ2時間室温
に放置する、この間、ときどきガラス棒で粉砕溶
液を撹拌して抽出効率をあげる。 2週間後、抽出液はブツフナーろう斗にて吸引
ろ過し、40℃以下で減圧濃縮する。 同様の操作を2〜3回くりかえし(この場合、
粉砕溶液の放置は1週間程度とする。)各抽出物
をあわせ約3gの褐色油状物質を得た。 このものの赤外スペクトル図を第1図に示し
た。 実施例 2 カブベニチヤタケの子実体(生重150g)は泥
や葉くずを取り除き、ミキサーにて粉砕する。こ
のとき溶媒として1000mlの70%エタノール−水混
合液を用い、粉砕した液はガラス容器に入れ、2
週間室温に放置する。この間、ときどきガラス棒
で粉砕溶液を撹拌して抽出効率をあげる。2週間
後、抽出はブツフナーろう斗にて吸引ろ過し、40
℃以下で減圧濃縮する。 同様の操作を2〜3回くりかえし、(この場合、
粉砕溶液の放置は1週間程度でよい)各抽出物を
合わせ、約3.1gの褐色油状物質を得た。 試験例 1 本発明の抽出物の抗腫瘍作用は、下記のスクリ
ーニング試験により確認した同種(Allogeneic)
な腫瘍系としてザルコーマ(Sarcoma)−180を
用い、皮下結節型腫瘍を用いた。 本発明の抽出物投与群は一群4匹、対照群は一
群10匹のマウスを用いた。 試験法 実験動物は5〜6週令のddN系雄マウス(体重
22〜25g)を用いた。 癌種をマウスの腹腔内に移植し、充分増殖した
7日目にその細胞を採取し、4×106個を実験マ
ウスのそけい部皮下に移植して固型腫瘍とした。 移植後24時間目より、本発明の抽出物を生理食
塩水に溶解し、腹腔内に投与した。投与容量は一
匹当り1回0.2mlに調整し、1日1回10日間連続
投与を行なつた。 対照群には生理食塩水のみを投与した。移植後
30日目に腫瘍を摘出し、本発明の抽出物投与群の
平均腫瘍重量(T)及び対照群の平均腫瘍重量(C)
を測定しT/C(%)を算出した。 結果は表1に示した。
【表】
ザルコーマ(Sarcoma−180)においてT/C
(%)25以下は著効と判定される。
(%)25以下は著効と判定される。
第1図は、実施例1の生成物の赤外スペクトル
を示すグラフである。
を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シメジタケ科モリノカレバタケ属に属する菌
類から溶媒により下記の理化学的性質及び抗腫瘍
作用を有する物質を抽出することを特徴とする抗
腫瘍作用を有する物質の製造法。 理化学的性質: 褐色油状物質である。 赤外吸収が1550〜1680cm、1400cm、1150cm、
1080cm、1050cm、990cm付近にある。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
溶媒が水であることを特徴とする方法。 3 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
溶媒が水および水と混和可能な有機溶媒の混合溶
媒であることを特徴とする方法。 4 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
溶媒が低級アルカノールであることを特徴とする
方法。 5 特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
かに記載の方法において、菌類がカブベニチヤタ
ケであることを特徴とする方法。 6 特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
かに記載の方法において、菌類がエセオリミキで
あることを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11204080A JPS5736988A (ja) | 1980-08-14 | 1980-08-14 | Koshuyosayoojusurubutsushitsunoseizohoho |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11204080A JPS5736988A (ja) | 1980-08-14 | 1980-08-14 | Koshuyosayoojusurubutsushitsunoseizohoho |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5736988A JPS5736988A (ja) | 1982-02-27 |
| JPS635077B2 true JPS635077B2 (ja) | 1988-02-02 |
Family
ID=14576504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11204080A Granted JPS5736988A (ja) | 1980-08-14 | 1980-08-14 | Koshuyosayoojusurubutsushitsunoseizohoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5736988A (ja) |
-
1980
- 1980-08-14 JP JP11204080A patent/JPS5736988A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5736988A (ja) | 1982-02-27 |
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