JPS6350976B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6350976B2 JPS6350976B2 JP55068306A JP6830680A JPS6350976B2 JP S6350976 B2 JPS6350976 B2 JP S6350976B2 JP 55068306 A JP55068306 A JP 55068306A JP 6830680 A JP6830680 A JP 6830680A JP S6350976 B2 JPS6350976 B2 JP S6350976B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vitamin
- feed
- cysteine
- amount
- eggs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は家禽の飼育方法に関し、詳しくはビ
タミン含有量の高い家禽卵が得られる採卵用家禽
の飼育方法の改良に係わるものである。 (従来の技術) ビタミンEは人体内の多価不飽和脂肪酸に由来
する過酸化物質の発生を防止する機能や、血管を
強化し血流を盛んにする機能を有する他、抗スト
レス効果を有するビタミンとして人体に重要なも
のである。そして日本における成人1日当りのビ
タミンE摂取量はα−トコフエロール換算値で約
5〜6mgと報告され、米国における所要量の約半
分以下の値である。また、ビタミンEはリノール
酸等に由来する多価不飽和脂肪酸量の増加に伴つ
て、所要量も増え、最近では血中のコレステロー
ルを下げるため不飽和脂肪酸の一種であるリノー
ル酸を多く摂取する傾向にあり、ビタミンEの摂
取不足が問題になつている。しかしながらビタミ
ンEは小麦胚芽、小麦胚芽油等のごく限られた食
品以外は、その含有量が極めて少ないので、通常
の献立では摂取し難いものである。 一方、ビタミンEは家禽においても必須ビタミ
ンであり、この欠乏症としては家禽の脳軟化症、
滲出性素質、筋ジストロフイー、骨格筋白色変
性、繁殖障害等が生ずるので、例えば、採卵鶏用
の飼料には酢酸dl−α−トコフエロール等が配合
される。通常、鶏卵中には可食部100g当り0.8〜
1.2mgのビタミンE(α−トコフエロール)が含有
され、この含有量は飼料中のビタミンE量を増加
すると、それを摂取した産卵鶏の卵中のビタミン
E含有量が増加するものである。しかしながらこ
の知見は、飼料中のビタミンE含有量が低い量の
場合であり、例えばα−トコフエロールアセテー
ト(ビタミンE)を飼料1Kg当り4.9〜60mg加え
た飼料を産卵鶏に給与した時には、卵1個当りに
0.28〜2.14mgのビタミンEが移行するとされてい
て、高レベルの試験でも1週間に1000mgを給摂さ
せた報告があるにすぎない。鶏卵中のビタミンE
含量を高めるためでなく、疾病対策としては飼料
1Kg当り300mgのビタミンEを含ませた飼料を給
与したり、孵化率を高めるために種鶏の飼料に対
し、飼料1Kg当り最高130mgのビタミンEを配合
した試験報告がある程度である。 (発明が解決しようとする課題) 産卵鶏においてはビタミンEの添加量が(飼料
1Kgに対し)500mg以上になると、産卵率の低下、
卵殻品質の劣化、卵黄着色の劣化、甲状腺肥大、
脚弱等のビタミンEの過剰症が発現し、ビタミン
E含有量が高くなる程、過剰症の程度はひどくな
る。この過剰症は高濃度のビタミンEと共に、ビ
タミンA及びビタミンDの要求量を数倍添加し、
脂溶性ビタミン相互のバランスをとることによ
り、ある程度は緩和することができる。すなわ
ち、産卵鶏におけるビタミンAの要求量は通常、
日本飼養標準によれば4400I.U./Kg・飼料、M.L.
Scottのストレス時の推奨値で15000I.U./Kg・飼
料程度であり、ビタミンDの要求量としては日本
飼養標準において500I.U./Kg・飼料、M.L.Scott
において2000I.U./Kg・飼料が各々推奨されてい
るが、ビタミンE500mg以上/Kg・飼料であつて、
過剰症を緩和し産卵率の低下を回復さすために
は、ビタミンAでストレス時の4倍の60000I.U.、
ビタミンDで2倍の4000I.U.の添加が必要とな
る。こうした場合には産卵率の改善にある程度の
効果はあるが、飼料中のビタミンEの卵中への移
行が非常に悪くなり、高ビタミンE含有卵の生産
は困難であつた。 本発明の目的は卵黄100g当り約40〜300mgとい
うような高ビタミンEを含有する家禽卵を産卵さ
せ、かつ採卵用の家禽には疾病等の障害を生じさ
せない家禽の飼育方法を提供し、この飼育方法に
より得られる家禽卵を人間の栄養食品とし人体の
ビタミンE不足を解消しようとしたものである。
本発明の他の目的は産卵率の良好な採卵用家禽の
飼育方法を提供することにある。 (課題を解決するための手段) 本発明者は高ビタミンE含有卵を得る研究にお
いて、ビタミンEの添加飼料にビタミンCおよ
び/またはシステインを併用給与することによ
り、産卵率を低下させることなく、卵中へのビタ
ミンEの移行率を上げ、卵黄100g当り約40〜300
mgのビタミンE含有卵を生産することができるこ
とを知り得て本発明を完成したものである。 本発明の採卵用の家禽を飼育するに際し、ビタ
ミンC500〜5000mg/Kg・飼料及びシステイン
1000〜10000mg/Kg・飼料の少なくとも一種と、
ビタミンE500〜10000mg/Kg・飼料とを添加した
飼料を与える家禽の飼育方法であり、本発明によ
れば卵黄100g当り約40〜300mgのビタミンEを含
有する家禽卵を得ることができるものである。 家禽に対するビタミンEの要求量はN.R.C.
(The National Research Council)、日本飼養
標準によれば産卵鶏で5I.U./Kg・飼料(α−ト
コフエロール1mg=1.1I.U.)、種鶏で10I.U./
Kg・飼料であり、ストレス時におけるM.L.Scott
の推奨量によれば産卵鶏、種鶏で20I.U./Kg・飼
料程度であるが、本発明ではこの25倍〜100倍以
上添加した飼料を給与する。飼料中のビタミンE
添加量が前記した範囲より少ない場合は、卵黄
100g当りのビタミンE含有量が目的の40mgに至
らず、前記した範囲より多い場合は家禽にビタミ
ンE過剰症が生じて良くない。本発明に用いるビ
タミンEはα、β、γ、δの各トコフエロール、
あるいはこれらの各エステル類、あるいは前記ト
コフエロール類の含む植物油、あるいはこの植物
油の脱臭留出物等である。 ビタミンCについては家禽が体内で生合成し得
るものとされ、その要求量はN.R.C.及び日本飼
養標準のいずれにも示されておらず、これまで家
禽に対して給与した例も少ない。ビタミンCの添
加量は飼料中に添加するビタミンE量によつて相
違するが、ビタミンEが上記含有量の範囲では約
500〜5000ppm程度、すなわち約500〜5000mg/
Kg・飼料である。ビタミンCとしてはL−アスコ
ルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−
アスコルビン酸カルシウム等が使用される。 また、ビタミンCのかわりにシステインを用い
ることができ、システインの添加量は、飼料中の
含硫アミノ酸量との関係が認められ、過剰の添加
はかえつて産卵率を低下させるので、飼料中のメ
チオニンが0.2%以上含有されかつメチオニンと
シスチンの含硫アミノ酸合計量が約0.4〜1.0%の
範囲であれば約1000〜10000mg/Kg・飼料の添加
が好ましい。システインとしてはL−システイ
ン、塩酸−L−システイン等が使用される。 ビタミンC及びシステインは単独使用の他、両
者を併用した場合においても単独使用の場合と同
様の効果を奏することができる。ビタミンC及び
システインの両者を添加する場合の使用範囲は前
記したビタミンC及びシステインにおける各使用
範囲内にて自在である。 本発明が適用される採卵用の家禽には、にわと
り、あひる、がちよう、うずら等があげられる。
ビタミンC及びシステインの少なくとも一種と、
ビタミンEとを飼料に添加する手段は飼料中に均
等に混合されるような、適宜な混合手段にて行な
うことができ、この飼料による家禽の飼育は通常
の給餌手段及び管理方法と同様でよい。 (実施例) 次に本発明の実験例を説明する。 まず、下記の第1表に示す配合割合にて各原料
を配合して産卵鶏用の飼料(粉体)を用意する。
なお、この飼料の成分分析の結果は第2表に示す
通りであつた。次いで用意した飼料にビタミン類
(ビタミンE、A、D、C)及びシステインを添
加し、〜の8つの試験区の配合飼料を作る。
添加するビタミン類及びシステインは、ビタミン
Eとして酢酸dl−α−トコフエロール50%の製
剤、ビタミンAとして酢酸レチノール50万I.U./
gの製剤、ビタミンDとしてコレカルシフエロー
ル20万I.U./gの製剤、ビタミンCとしてアスコ
ルビン酸カルシウム純度96%の結晶、システイン
として純度96%の結晶を、各々微粉状になして使
用した。ビタミン類及びシステインの添加は飼料
1Kg当り、第3表に示す各有効成分量となるよう
に添加し、飼料中に均等に分散せしめ、試験用の
配合飼料となした。
タミン含有量の高い家禽卵が得られる採卵用家禽
の飼育方法の改良に係わるものである。 (従来の技術) ビタミンEは人体内の多価不飽和脂肪酸に由来
する過酸化物質の発生を防止する機能や、血管を
強化し血流を盛んにする機能を有する他、抗スト
レス効果を有するビタミンとして人体に重要なも
のである。そして日本における成人1日当りのビ
タミンE摂取量はα−トコフエロール換算値で約
5〜6mgと報告され、米国における所要量の約半
分以下の値である。また、ビタミンEはリノール
酸等に由来する多価不飽和脂肪酸量の増加に伴つ
て、所要量も増え、最近では血中のコレステロー
ルを下げるため不飽和脂肪酸の一種であるリノー
ル酸を多く摂取する傾向にあり、ビタミンEの摂
取不足が問題になつている。しかしながらビタミ
ンEは小麦胚芽、小麦胚芽油等のごく限られた食
品以外は、その含有量が極めて少ないので、通常
の献立では摂取し難いものである。 一方、ビタミンEは家禽においても必須ビタミ
ンであり、この欠乏症としては家禽の脳軟化症、
滲出性素質、筋ジストロフイー、骨格筋白色変
性、繁殖障害等が生ずるので、例えば、採卵鶏用
の飼料には酢酸dl−α−トコフエロール等が配合
される。通常、鶏卵中には可食部100g当り0.8〜
1.2mgのビタミンE(α−トコフエロール)が含有
され、この含有量は飼料中のビタミンE量を増加
すると、それを摂取した産卵鶏の卵中のビタミン
E含有量が増加するものである。しかしながらこ
の知見は、飼料中のビタミンE含有量が低い量の
場合であり、例えばα−トコフエロールアセテー
ト(ビタミンE)を飼料1Kg当り4.9〜60mg加え
た飼料を産卵鶏に給与した時には、卵1個当りに
0.28〜2.14mgのビタミンEが移行するとされてい
て、高レベルの試験でも1週間に1000mgを給摂さ
せた報告があるにすぎない。鶏卵中のビタミンE
含量を高めるためでなく、疾病対策としては飼料
1Kg当り300mgのビタミンEを含ませた飼料を給
与したり、孵化率を高めるために種鶏の飼料に対
し、飼料1Kg当り最高130mgのビタミンEを配合
した試験報告がある程度である。 (発明が解決しようとする課題) 産卵鶏においてはビタミンEの添加量が(飼料
1Kgに対し)500mg以上になると、産卵率の低下、
卵殻品質の劣化、卵黄着色の劣化、甲状腺肥大、
脚弱等のビタミンEの過剰症が発現し、ビタミン
E含有量が高くなる程、過剰症の程度はひどくな
る。この過剰症は高濃度のビタミンEと共に、ビ
タミンA及びビタミンDの要求量を数倍添加し、
脂溶性ビタミン相互のバランスをとることによ
り、ある程度は緩和することができる。すなわ
ち、産卵鶏におけるビタミンAの要求量は通常、
日本飼養標準によれば4400I.U./Kg・飼料、M.L.
Scottのストレス時の推奨値で15000I.U./Kg・飼
料程度であり、ビタミンDの要求量としては日本
飼養標準において500I.U./Kg・飼料、M.L.Scott
において2000I.U./Kg・飼料が各々推奨されてい
るが、ビタミンE500mg以上/Kg・飼料であつて、
過剰症を緩和し産卵率の低下を回復さすために
は、ビタミンAでストレス時の4倍の60000I.U.、
ビタミンDで2倍の4000I.U.の添加が必要とな
る。こうした場合には産卵率の改善にある程度の
効果はあるが、飼料中のビタミンEの卵中への移
行が非常に悪くなり、高ビタミンE含有卵の生産
は困難であつた。 本発明の目的は卵黄100g当り約40〜300mgとい
うような高ビタミンEを含有する家禽卵を産卵さ
せ、かつ採卵用の家禽には疾病等の障害を生じさ
せない家禽の飼育方法を提供し、この飼育方法に
より得られる家禽卵を人間の栄養食品とし人体の
ビタミンE不足を解消しようとしたものである。
本発明の他の目的は産卵率の良好な採卵用家禽の
飼育方法を提供することにある。 (課題を解決するための手段) 本発明者は高ビタミンE含有卵を得る研究にお
いて、ビタミンEの添加飼料にビタミンCおよ
び/またはシステインを併用給与することによ
り、産卵率を低下させることなく、卵中へのビタ
ミンEの移行率を上げ、卵黄100g当り約40〜300
mgのビタミンE含有卵を生産することができるこ
とを知り得て本発明を完成したものである。 本発明の採卵用の家禽を飼育するに際し、ビタ
ミンC500〜5000mg/Kg・飼料及びシステイン
1000〜10000mg/Kg・飼料の少なくとも一種と、
ビタミンE500〜10000mg/Kg・飼料とを添加した
飼料を与える家禽の飼育方法であり、本発明によ
れば卵黄100g当り約40〜300mgのビタミンEを含
有する家禽卵を得ることができるものである。 家禽に対するビタミンEの要求量はN.R.C.
(The National Research Council)、日本飼養
標準によれば産卵鶏で5I.U./Kg・飼料(α−ト
コフエロール1mg=1.1I.U.)、種鶏で10I.U./
Kg・飼料であり、ストレス時におけるM.L.Scott
の推奨量によれば産卵鶏、種鶏で20I.U./Kg・飼
料程度であるが、本発明ではこの25倍〜100倍以
上添加した飼料を給与する。飼料中のビタミンE
添加量が前記した範囲より少ない場合は、卵黄
100g当りのビタミンE含有量が目的の40mgに至
らず、前記した範囲より多い場合は家禽にビタミ
ンE過剰症が生じて良くない。本発明に用いるビ
タミンEはα、β、γ、δの各トコフエロール、
あるいはこれらの各エステル類、あるいは前記ト
コフエロール類の含む植物油、あるいはこの植物
油の脱臭留出物等である。 ビタミンCについては家禽が体内で生合成し得
るものとされ、その要求量はN.R.C.及び日本飼
養標準のいずれにも示されておらず、これまで家
禽に対して給与した例も少ない。ビタミンCの添
加量は飼料中に添加するビタミンE量によつて相
違するが、ビタミンEが上記含有量の範囲では約
500〜5000ppm程度、すなわち約500〜5000mg/
Kg・飼料である。ビタミンCとしてはL−アスコ
ルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−
アスコルビン酸カルシウム等が使用される。 また、ビタミンCのかわりにシステインを用い
ることができ、システインの添加量は、飼料中の
含硫アミノ酸量との関係が認められ、過剰の添加
はかえつて産卵率を低下させるので、飼料中のメ
チオニンが0.2%以上含有されかつメチオニンと
シスチンの含硫アミノ酸合計量が約0.4〜1.0%の
範囲であれば約1000〜10000mg/Kg・飼料の添加
が好ましい。システインとしてはL−システイ
ン、塩酸−L−システイン等が使用される。 ビタミンC及びシステインは単独使用の他、両
者を併用した場合においても単独使用の場合と同
様の効果を奏することができる。ビタミンC及び
システインの両者を添加する場合の使用範囲は前
記したビタミンC及びシステインにおける各使用
範囲内にて自在である。 本発明が適用される採卵用の家禽には、にわと
り、あひる、がちよう、うずら等があげられる。
ビタミンC及びシステインの少なくとも一種と、
ビタミンEとを飼料に添加する手段は飼料中に均
等に混合されるような、適宜な混合手段にて行な
うことができ、この飼料による家禽の飼育は通常
の給餌手段及び管理方法と同様でよい。 (実施例) 次に本発明の実験例を説明する。 まず、下記の第1表に示す配合割合にて各原料
を配合して産卵鶏用の飼料(粉体)を用意する。
なお、この飼料の成分分析の結果は第2表に示す
通りであつた。次いで用意した飼料にビタミン類
(ビタミンE、A、D、C)及びシステインを添
加し、〜の8つの試験区の配合飼料を作る。
添加するビタミン類及びシステインは、ビタミン
Eとして酢酸dl−α−トコフエロール50%の製
剤、ビタミンAとして酢酸レチノール50万I.U./
gの製剤、ビタミンDとしてコレカルシフエロー
ル20万I.U./gの製剤、ビタミンCとしてアスコ
ルビン酸カルシウム純度96%の結晶、システイン
として純度96%の結晶を、各々微粉状になして使
用した。ビタミン類及びシステインの添加は飼料
1Kg当り、第3表に示す各有効成分量となるよう
に添加し、飼料中に均等に分散せしめ、試験用の
配合飼料となした。
【表】
【表】
【表】
供試鶏にはバブコツクB−380を選び〜の
各区に100羽ずつ用い、29週令から41週令までの
12週間、試験用の配合飼料にて飼育した。配合飼
料はいずれの区も1日1羽当り110gずつ与え、
同条件にて管理した。 しかして各区の鶏の産卵結果及び各区の卵に含
まれるビタミンEの量は第4表に示すようであつ
た。なお、第4表における平均産卵率はヘンハウ
スの算式によるものであり、ビタミンEは試験開
始10週目に各区20羽分の卵の卵黄につきα−トコ
フエロールを測定し、卵黄100g当りのα−トコ
フエロール量をビタミンE量として表した。
各区に100羽ずつ用い、29週令から41週令までの
12週間、試験用の配合飼料にて飼育した。配合飼
料はいずれの区も1日1羽当り110gずつ与え、
同条件にて管理した。 しかして各区の鶏の産卵結果及び各区の卵に含
まれるビタミンEの量は第4表に示すようであつ
た。なお、第4表における平均産卵率はヘンハウ
スの算式によるものであり、ビタミンEは試験開
始10週目に各区20羽分の卵の卵黄につきα−トコ
フエロールを測定し、卵黄100g当りのα−トコ
フエロール量をビタミンE量として表した。
【表】
第4表において、飼料にビタミン類及びシステ
インを新たに添加しない対照の区に対し、試験
区〜は次の通りである。飼料にビタミンEの
入らない区は産卵率が83.0%であるが、卵中の
ビタミンE含量が非常に少ないものとなつた。飼
料にビタミンEのみを添加した区は産卵率が著
しく減少した。さらに、飼料にビタミンEの他に
ビタミンA及びDを加えた区は産卵率はいくぶ
ん良好になるが卵中のビタミンE含量が減少し
た。飼料にビタミンA、Dを加えかつビタミンC
を500mg加えた区は産卵率、ビタミンEの移行
率も上昇した。ビタミンEとビタミンCを単独に
加えた区は産卵率の上昇の他にビタミンEの移
行率が著しく増加した。 同様にしてビタミンCの代りにシステインを加
えた区区も産卵率及びビタミンEの移行率の
良化が認められた。またシステインとビタミンC
を併用した区においても同様の試験結果を得
た。この試験結果から、飼料にビタミンCおよ
び/またはシステインを添加することにより、高
ビタミンEを含有させた卵を得ることができる。
そしてビタミンCおよび/またはシステインの添
加はビタミンEの移行率を高めるので、飼料中に
添加するビタミンE量が少なくて済み、ビタミン
E量の節約になりビタミンA、Dの強化も必要で
なくなり、卵の生産コストを低廉にすることがで
き都合がよい。また、ビタミンE量が少なくて済
むので、ビタミンE過剰症を抑制することができ
る。なお、飼料にビタミンEのみを新たに添加し
た区は産卵性が悪く、鶏に換羽、緑便等の症状
があり、よくなかつた。 前記した実験例は飼料中にビタミンEを1000
mg/Kg・飼料添加した場合を示したが、本発明者
の他の実験によれば、前記実験例第1表の飼料
に、 (イ) ビタミンC600mg/Kg、システイン1000mg/
Kg、ビタミンE600mg/Kgを添加した添加飼料
にて、ビタミンE含有量60mg/卵黄・100gの
鶏卵を得た。この場合の産卵率は80.0%であつ
た。また同様に、 (ロ) ビタミンC4000mg/Kg、システイン8000mg/
Kg、ビタミンE8000mg/Kgを添加した添加飼料
にて、ビタミンE含有量230mg/卵黄・100gの
鶏卵を得た。この場合の産卵率は79.0%であつ
た。 なお、卵黄100g当り300mgを越えるビタミン
E含有鶏卵は、供試鶏にビタミンE過剰症を生
ずることにより得られなかつた。 (発明の効果) しかして、本発明では飼料中にビタミンEとと
もに、ビタミンCおよび/またはシステインを含
有させるので、ビタミンCおよび/またはシステ
インの作用により採卵用家禽のビタミンE過剰症
が阻止され、産卵率がよくかつ卵黄中のビタミン
含有量の高い家禽卵を得ることができる。
インを新たに添加しない対照の区に対し、試験
区〜は次の通りである。飼料にビタミンEの
入らない区は産卵率が83.0%であるが、卵中の
ビタミンE含量が非常に少ないものとなつた。飼
料にビタミンEのみを添加した区は産卵率が著
しく減少した。さらに、飼料にビタミンEの他に
ビタミンA及びDを加えた区は産卵率はいくぶ
ん良好になるが卵中のビタミンE含量が減少し
た。飼料にビタミンA、Dを加えかつビタミンC
を500mg加えた区は産卵率、ビタミンEの移行
率も上昇した。ビタミンEとビタミンCを単独に
加えた区は産卵率の上昇の他にビタミンEの移
行率が著しく増加した。 同様にしてビタミンCの代りにシステインを加
えた区区も産卵率及びビタミンEの移行率の
良化が認められた。またシステインとビタミンC
を併用した区においても同様の試験結果を得
た。この試験結果から、飼料にビタミンCおよ
び/またはシステインを添加することにより、高
ビタミンEを含有させた卵を得ることができる。
そしてビタミンCおよび/またはシステインの添
加はビタミンEの移行率を高めるので、飼料中に
添加するビタミンE量が少なくて済み、ビタミン
E量の節約になりビタミンA、Dの強化も必要で
なくなり、卵の生産コストを低廉にすることがで
き都合がよい。また、ビタミンE量が少なくて済
むので、ビタミンE過剰症を抑制することができ
る。なお、飼料にビタミンEのみを新たに添加し
た区は産卵性が悪く、鶏に換羽、緑便等の症状
があり、よくなかつた。 前記した実験例は飼料中にビタミンEを1000
mg/Kg・飼料添加した場合を示したが、本発明者
の他の実験によれば、前記実験例第1表の飼料
に、 (イ) ビタミンC600mg/Kg、システイン1000mg/
Kg、ビタミンE600mg/Kgを添加した添加飼料
にて、ビタミンE含有量60mg/卵黄・100gの
鶏卵を得た。この場合の産卵率は80.0%であつ
た。また同様に、 (ロ) ビタミンC4000mg/Kg、システイン8000mg/
Kg、ビタミンE8000mg/Kgを添加した添加飼料
にて、ビタミンE含有量230mg/卵黄・100gの
鶏卵を得た。この場合の産卵率は79.0%であつ
た。 なお、卵黄100g当り300mgを越えるビタミン
E含有鶏卵は、供試鶏にビタミンE過剰症を生
ずることにより得られなかつた。 (発明の効果) しかして、本発明では飼料中にビタミンEとと
もに、ビタミンCおよび/またはシステインを含
有させるので、ビタミンCおよび/またはシステ
インの作用により採卵用家禽のビタミンE過剰症
が阻止され、産卵率がよくかつ卵黄中のビタミン
含有量の高い家禽卵を得ることができる。
Claims (1)
- 1 採卵用の家禽を飼育するに際し、ビタミン
C500〜5000mg/Kg・飼料及びシステイン1000〜
10000mg/Kg・飼料の少なくとも一種と、ビタミ
ンE500〜10000mg/Kg・飼料とを添加した飼料を
与えることを特徴とした家禽の飼育方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6830680A JPS56164749A (en) | 1980-05-22 | 1980-05-22 | Breeding method of livestock |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6830680A JPS56164749A (en) | 1980-05-22 | 1980-05-22 | Breeding method of livestock |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56164749A JPS56164749A (en) | 1981-12-17 |
| JPS6350976B2 true JPS6350976B2 (ja) | 1988-10-12 |
Family
ID=13369970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6830680A Granted JPS56164749A (en) | 1980-05-22 | 1980-05-22 | Breeding method of livestock |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56164749A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1980
- 1980-05-22 JP JP6830680A patent/JPS56164749A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56164749A (en) | 1981-12-17 |
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