JPS635432B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS635432B2 JPS635432B2 JP58162617A JP16261783A JPS635432B2 JP S635432 B2 JPS635432 B2 JP S635432B2 JP 58162617 A JP58162617 A JP 58162617A JP 16261783 A JP16261783 A JP 16261783A JP S635432 B2 JPS635432 B2 JP S635432B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melamine
- urea
- condensation resin
- formaldehyde
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
本発明は高含水率の木材の接着に好適であり、
作業性が良好で、経済性に優れた接着剤組成物に
関する。 現在合板の製造においてはホルムアルデヒド系
縮合樹脂が使用されているが充分な接着性能を得
る為には単板を充分に乾燥する必要があり、通常
単板含水率は10重量%以下に制御する事が必要で
ある。しかしながら原木が保有している水分には
巾があり、また材種によつても乾燥し易さが異な
る事等から乾燥に関連する多くの問題を生じ、従
つて生産性を疎害したり場合によつては、過乾燥
により単板に割れが発生して使用不能となる問題
も生じていた。この様な問題を解決するために、
例えば高含水率の単板を使用する際、接着剤に配
合する小麦粉等の増量剤及び水の量を減少する方
法、同時に大豆粉、血粉、とうもろこし白等を用
いる方法、或いは熱圧時間を延長させる方法が採
られているが、未だ満足し得る方法は見出されて
いない。 また特公昭57―19148には、水性エマルジヨン
に疎水性の有機溶剤に溶解したイソシアネート基
を有する化合物と界面活性剤とを配合してなる接
着剤が提供され、場合によりホルムアルデヒド系
縮合樹脂を併用することもできることが開示され
ている。しかし乍ら、この際用いる事もできると
されているホルムアルデヒド系縮合樹脂は、その
種類については、何ら限定されておらず、配合量
についても全く触れておらず、またその効果につ
いても何ら記述されていない。また使用する界面
活性剤についてはアニオン系が特に好適とされて
いる。而してこの方法による場合は、含水率の高
い木材の接着に有効ではあるが、充分とは言え
ず、また作業性および経済性においても大きな問
題があり、未だ実用性のある方法とは言えない。
本発明者はこの課題を達成する為に種々検討の結
果、水性ラテツクス、メラミンフエノールホルム
アルデヒド系縮合樹脂、尿素ホルムアルデヒド系
縮合樹脂及び又は尿素メラミンホルムアルデヒド
系縮合樹脂、及びイソシアネート化合物の特定さ
れた使用割合においてノニオン系界面活性剤を配
合使用することにより上記した問題を解決し得る
ことを見出して本発明に到達した。 即ち本発明は、水性ラテツクス、メラミン
フエノールホルムアルデヒド系縮合樹脂、尿素
ホルムアルデヒド系および又は尿素メラミンホル
ムアルデヒド系縮合樹脂およびイソシアネート
化合物を含有し、該と該+該の重量比が
3:7〜7:3であり、該の量が該+該+
該の1〜20重量%であり、ノニオン系界面活性
剤を該、、及びの固形分総量の0.1〜10
重量%を配合した事を特徴とする接着剤組成物で
ある。 本発明における水性ラテツクスとは、ブタジエ
ン、イソプレンの如き共役ジエンにこれらと共重
合するモノマー、例えばスチレン、メチルメタア
クリレート、アクリロニトリルの如き各種ビニル
モノマーを共重合させたもの、クロロプレンラテ
ツクス、ブチルゴムラテツクス、ポリ塩化ビニル
エマルジヨン、ポリブタジエンラテツクス、エチ
レン酢酸ビニル共重合体エマルジヨン、ポリ酢酸
ビニルエマルジヨンと、あるいはこれらのエマル
ジヨンにカルボキシル基、N―メチロール基、N
―アルコキシメチル基、グリシジル基、β―メチ
ルグリシジル基、水酸基、アミノ基、アミド基、
酸無水物基、よりなる群から選ばれた架橋しうる
反応基を少くとも1種側鎖に有する反応性モノマ
ーの少なくとも1種を乳化共重合させたいわゆる
変性ラテツクスが含まれる。 本発明におけるメラミンフエノールホルムアル
デヒド系縮合樹脂は特に限定するものではない
が、ホルムアルデヒドとメラミンフエノールとの
モル比が1.5〜3.5であり、メラミン含有量10重量
%以上、フエノール含有量3重量%以上、および
メタノール含有量が5〜20重量%である様なもの
が好適である。樹脂分についても特に限定するも
のではないが、通常40〜60重量%のものが用いら
れる。 本発明における尿素ホルムアルデヒド系縮合樹
脂及び又は尿素メラミンホルムアルデヒド系縮合
樹脂は、特に限定されるものではないが、ホルム
アルデヒドと尿素又は尿素メラミンのモル比が
1.1〜2.5である様なものが好適である。樹脂分つ
いても特に限定されるものではないが通常40〜60
重量%のものを用いる。 本発明における接着剤中の水性ラテツクスと
メラミンフエノールホルムアルデヒド系縮合樹
脂と尿素ホルムアルデヒド系及び又は尿素メラ
ミンホルムアルデヒド系縮合樹脂の総量に対する
水性ラテツクスの割合は、30〜70重量%の範囲で
なければならず、好ましくは35〜65重量%の範囲
である。水性ラテツクスの割合が70重量%を越え
る場合には、配合糊の安定性が悪く作業性に問題
があるばかりではなく、性能的にも経時により急
激な低下が発生する。30重量%未満では配合糊の
高含水率木材に対する許容性が充分とは言えず合
板製造に際して、パンクが発生したり極めて低レ
ベルで実用に耐えない様な接着力しか期待出来な
い。 本発明においてメラミンフエノールホルムアル
デヒド系縮合樹脂と尿素ホルムアルデヒド系及び
又は尿素メラミンホルムアルデヒド系縮合樹脂の
重量比は、特に限定するものではないが、8:2
〜2:8であるものが好適である。 本発明におけるイソシアネート化合物として
は、分子中に2個以上のイソシアネート基を含む
ものなら何れでもよく、例えば、トリレンジイソ
シアネート(TDI)、4―4′―ジフエニルメタン
ジイソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート(HMDI)、キシリレンジイソシア
ネート(XDI)、イソホロンジイソシアネート
(IDI)、ポリメチレンポリフエニルポリイソシア
ネート(ポリメリツクMDI)等があげられる。 またイソシアネート基を有する化合物としてそ
の重合物、例えばポリイソシアネートとポリオー
ルを混合したもの、プレポリマー、即ちポリオー
ルと過剰のポリイソシアネートで予めポリマー化
したNCO末端のプレポリマー、或いは過剰のポ
リオールで予めポリマー化したOH末端のプレポ
リマーに使用時にポリイソシアネートを過剰に添
加して得られるポリマーを用いても差支えない。 本発明におけるイソシアネート化合物の作用は
次のように推察される。 イソシアネートは反応活性の強い物質であり、
種々の活性水素供与体と反応し、ウレタン結合、
尿素結合、アミド結合、ビウレツト結合、アロフ
アネート結合、アシル尿素結合等を形成する。 本発明の接着剤組成物は主として木材用であ
り、木材の主要構成成分であるセルロース、リグ
ニン等はアルコール性水酸基、フエノール性水酸
基を多く含有しており、イソシアネート基の一部
と反応し上述のような一次的結合を形成しうる可
能性がある。また、本発明においてイソシアネー
ト化合物とともに必須成分として含まれる水性
ラテツクス、メラミン―フエノールホルムアル
デヒド系縮合樹脂、尿素ホルムアルデヒド系及
び又は尿素メラミンホルムアルデヒド系縮合樹脂
もN―メチロール基、アミノ基、フエノール性水
酸基、アミド基等を含んでおり、これらの化合物
とイソシアネート化合物とも反応しうると考えら
れる。 本発明で用いるイソシアネート化合物は、その
分子内に少くとも2個以上のイソシアネート基を
有しており、上記のような反応によりイソシアネ
ート化合物を介して被着木材間どうし、もしくは
被着木材と接着剤組成物間の接着性が向上すると
ともに、接着剤組成物内での架橋による耐水、耐
久性の向上に寄与するものと推察できる。 一般的に水分含有量の多い木材を接着する場合
は、含有する水分によつて接着剤と被着木材間の
接着性が低下したり、接着層が形成しにくくなつ
たり、あるいは極めて脆弱な接着層となつたりし
て接着力が充分に発現しないという問題を生じる
が、本発明にいうイソシアネート化合物を用いる
と前述の理由によりこの様な問題点を生じにく
く、安定的な接着力が得られる。 したがつて、自づと用いられるイソシアネート
化合物の必要量には下限値があり、水性ラテツ
クス、メラミン―フエノールホルムアルデヒド
系縮合樹脂、尿素ホルムアルデヒド系及び又は
尿素メラミンホルムアルデヒド系縮合樹脂の総量
の1重量%未満ではこの様な接着力の安定化効果
は得られない。 また、20重量%を超える場合はイソシアネート
化合物の反応性が高いため、配合後の接着剤組成
物の粘度変化が大きくなり、接着剤塗付時の作業
性が低下したり、塗付できなかつたりする等問題
を生じる。 本発明においてノニオン系界面活性剤は、いず
れのタイプのものでも効果があり特に構造成分は
問わない。具体的に例示すると、ポリオキシメチ
レンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアシルエステル等があげ
られ、その中でHLB価が17以上のものが特に好
適であり合板性能および作業性の向上に著しく貢
献する界面活性剤にはアニオン系よびカチオン系
のイオン性ものがあるが、これらにより本発明で
使用するノニオン系界面活性剤を置換えたり、ノ
ニオン系とアニオン系及び又はカチオン系とを併
用したりすると、配合糊のバランスがくずれ、流
動性が極めて悪くなり、接着操作に重大な影響を
及ぼすばかりでなく物性の低下も発生する。この
様なマイナスの影響を回避する為には、アニオン
系界面活性剤およびカチオン系界面活性剤は、絶
対に配合することはできない。一方、ノニオン系
界面活性剤は、配合糊の塗付性を著しく改善する
役割を果しており、物性の安定化にも大きく貢献
している。 本発明においては、イソシアネート化合物とし
て、イソシアネート基を有する化合物を、疎水性
の溶剤、即ち水とほとんど相互溶解性がなく且つ
イソシアネート化合物又はその重合物と相互溶解
性を有する溶剤、に溶解したものを配合する事も
包含されるが、疎水性溶剤を用いない場合におい
ても本発明の配合糊は充分安定であり、むしろ接
着性能の点では溶剤を用いない方が良い。 本発明の実施においては、従来より合板製造に
用いられている増量剤としての小麦粉の他に大麦
粉、米粉、木粉、タルク、クレー等を用いたり、
仮接着向上を目的とするポリビニルアルコール等
の化合物、従来接着力向上対策として用いられて
いる血粉、大豆粉およびとうもろこし粉等を併用
する事は何ら差支えない。 本発明の接着剤組成物を用いる場合は粘性がホ
ルムアルデヒド系樹脂に近いため、配管内移送の
為のギアーポンプ等を改善する必要がなく、現在
ホルムアルデヒド系樹脂に使われている設備をそ
のまま使う事が可能である。 本発明の接着剤組成物は、高含水率単板の接着
において優れた性能を発揮し高含水率単板を用い
ても品質の良い合板を製造可能ならしめる事は大
きな意義がある。加えて本発明の接着剤組成物
は、配合糊経時粘度変化が小さく、単板への糊の
塗付性が著しく良好である等作業性の点でも優れ
ており、現状の合板製造ラインにこのまま適用可
能であると言つた特徴も具備している。さらに、
配合には、ホルムアルデヒド系樹脂特に、尿素ホ
ルムアルデヒド樹脂を用いることが出来、これは
配合糊コスト低減には効果的であり、合板製造の
実用化を充分可能ならしめる程度に経済性があ
る。 以上の点から考えて本発明の接着剤組成物は、
実用上の価値が極めて高いと言える。 次に本発明を実施例により説明するが実施例に
おける部数及び%は総て重量部並びに重量%であ
る。 実施例1〜7及び比較例1〜8 水性ラテツクスとしてSBRラテツクスPL―750
(三井東圧化学(株)の製品)、MBRラテツクスPL―
707(三井東圧化学(株)の製品)、NBRラテツクス
CrosleneNA―10(武田薬品(株)の製品)、尿素ホル
ムアルデヒド系縮合樹脂としてU―320(三井東圧
化学(株)の製品)、尿素メラミンホルムアルデヒド
系縮合樹脂としてU―350(三井東圧化学(株)の製
品)、メラミンフエノールホルムアルデヒド系縮
合樹脂U―881(三井東圧化学(株)の製品)、イソシ
アネート化合物としてMDI―CR―200(三井東圧
化学(株)の製品)、MDI―CR―200とジオクチルフ
タレートを重量比4:1の割合で混合したもの
(以下これをAHとする)、充てん剤、各種界面活
性剤(花王アトラス(株)製)、水を用いて種種の割
合で配合し表―1の如く接着剤を調製した。これ
らの接着剤を用いて、1.0+2.0+1.0mmの単板構成
の4mm合板を塗付量30g/900cm2冷圧10Kg/cm2で
20min熱圧9Kg/cm2で115℃、60secで製造した。
なお用いた単板の含水率はすべて23〜27%であつ
た。 配合糊の経時増粘、塗付性、接着力、データを
表―1に示す。 (注) 充てん剤は小麦粉とクレーを1:1で混合し
たものを用いた。
作業性が良好で、経済性に優れた接着剤組成物に
関する。 現在合板の製造においてはホルムアルデヒド系
縮合樹脂が使用されているが充分な接着性能を得
る為には単板を充分に乾燥する必要があり、通常
単板含水率は10重量%以下に制御する事が必要で
ある。しかしながら原木が保有している水分には
巾があり、また材種によつても乾燥し易さが異な
る事等から乾燥に関連する多くの問題を生じ、従
つて生産性を疎害したり場合によつては、過乾燥
により単板に割れが発生して使用不能となる問題
も生じていた。この様な問題を解決するために、
例えば高含水率の単板を使用する際、接着剤に配
合する小麦粉等の増量剤及び水の量を減少する方
法、同時に大豆粉、血粉、とうもろこし白等を用
いる方法、或いは熱圧時間を延長させる方法が採
られているが、未だ満足し得る方法は見出されて
いない。 また特公昭57―19148には、水性エマルジヨン
に疎水性の有機溶剤に溶解したイソシアネート基
を有する化合物と界面活性剤とを配合してなる接
着剤が提供され、場合によりホルムアルデヒド系
縮合樹脂を併用することもできることが開示され
ている。しかし乍ら、この際用いる事もできると
されているホルムアルデヒド系縮合樹脂は、その
種類については、何ら限定されておらず、配合量
についても全く触れておらず、またその効果につ
いても何ら記述されていない。また使用する界面
活性剤についてはアニオン系が特に好適とされて
いる。而してこの方法による場合は、含水率の高
い木材の接着に有効ではあるが、充分とは言え
ず、また作業性および経済性においても大きな問
題があり、未だ実用性のある方法とは言えない。
本発明者はこの課題を達成する為に種々検討の結
果、水性ラテツクス、メラミンフエノールホルム
アルデヒド系縮合樹脂、尿素ホルムアルデヒド系
縮合樹脂及び又は尿素メラミンホルムアルデヒド
系縮合樹脂、及びイソシアネート化合物の特定さ
れた使用割合においてノニオン系界面活性剤を配
合使用することにより上記した問題を解決し得る
ことを見出して本発明に到達した。 即ち本発明は、水性ラテツクス、メラミン
フエノールホルムアルデヒド系縮合樹脂、尿素
ホルムアルデヒド系および又は尿素メラミンホル
ムアルデヒド系縮合樹脂およびイソシアネート
化合物を含有し、該と該+該の重量比が
3:7〜7:3であり、該の量が該+該+
該の1〜20重量%であり、ノニオン系界面活性
剤を該、、及びの固形分総量の0.1〜10
重量%を配合した事を特徴とする接着剤組成物で
ある。 本発明における水性ラテツクスとは、ブタジエ
ン、イソプレンの如き共役ジエンにこれらと共重
合するモノマー、例えばスチレン、メチルメタア
クリレート、アクリロニトリルの如き各種ビニル
モノマーを共重合させたもの、クロロプレンラテ
ツクス、ブチルゴムラテツクス、ポリ塩化ビニル
エマルジヨン、ポリブタジエンラテツクス、エチ
レン酢酸ビニル共重合体エマルジヨン、ポリ酢酸
ビニルエマルジヨンと、あるいはこれらのエマル
ジヨンにカルボキシル基、N―メチロール基、N
―アルコキシメチル基、グリシジル基、β―メチ
ルグリシジル基、水酸基、アミノ基、アミド基、
酸無水物基、よりなる群から選ばれた架橋しうる
反応基を少くとも1種側鎖に有する反応性モノマ
ーの少なくとも1種を乳化共重合させたいわゆる
変性ラテツクスが含まれる。 本発明におけるメラミンフエノールホルムアル
デヒド系縮合樹脂は特に限定するものではない
が、ホルムアルデヒドとメラミンフエノールとの
モル比が1.5〜3.5であり、メラミン含有量10重量
%以上、フエノール含有量3重量%以上、および
メタノール含有量が5〜20重量%である様なもの
が好適である。樹脂分についても特に限定するも
のではないが、通常40〜60重量%のものが用いら
れる。 本発明における尿素ホルムアルデヒド系縮合樹
脂及び又は尿素メラミンホルムアルデヒド系縮合
樹脂は、特に限定されるものではないが、ホルム
アルデヒドと尿素又は尿素メラミンのモル比が
1.1〜2.5である様なものが好適である。樹脂分つ
いても特に限定されるものではないが通常40〜60
重量%のものを用いる。 本発明における接着剤中の水性ラテツクスと
メラミンフエノールホルムアルデヒド系縮合樹
脂と尿素ホルムアルデヒド系及び又は尿素メラ
ミンホルムアルデヒド系縮合樹脂の総量に対する
水性ラテツクスの割合は、30〜70重量%の範囲で
なければならず、好ましくは35〜65重量%の範囲
である。水性ラテツクスの割合が70重量%を越え
る場合には、配合糊の安定性が悪く作業性に問題
があるばかりではなく、性能的にも経時により急
激な低下が発生する。30重量%未満では配合糊の
高含水率木材に対する許容性が充分とは言えず合
板製造に際して、パンクが発生したり極めて低レ
ベルで実用に耐えない様な接着力しか期待出来な
い。 本発明においてメラミンフエノールホルムアル
デヒド系縮合樹脂と尿素ホルムアルデヒド系及び
又は尿素メラミンホルムアルデヒド系縮合樹脂の
重量比は、特に限定するものではないが、8:2
〜2:8であるものが好適である。 本発明におけるイソシアネート化合物として
は、分子中に2個以上のイソシアネート基を含む
ものなら何れでもよく、例えば、トリレンジイソ
シアネート(TDI)、4―4′―ジフエニルメタン
ジイソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート(HMDI)、キシリレンジイソシア
ネート(XDI)、イソホロンジイソシアネート
(IDI)、ポリメチレンポリフエニルポリイソシア
ネート(ポリメリツクMDI)等があげられる。 またイソシアネート基を有する化合物としてそ
の重合物、例えばポリイソシアネートとポリオー
ルを混合したもの、プレポリマー、即ちポリオー
ルと過剰のポリイソシアネートで予めポリマー化
したNCO末端のプレポリマー、或いは過剰のポ
リオールで予めポリマー化したOH末端のプレポ
リマーに使用時にポリイソシアネートを過剰に添
加して得られるポリマーを用いても差支えない。 本発明におけるイソシアネート化合物の作用は
次のように推察される。 イソシアネートは反応活性の強い物質であり、
種々の活性水素供与体と反応し、ウレタン結合、
尿素結合、アミド結合、ビウレツト結合、アロフ
アネート結合、アシル尿素結合等を形成する。 本発明の接着剤組成物は主として木材用であ
り、木材の主要構成成分であるセルロース、リグ
ニン等はアルコール性水酸基、フエノール性水酸
基を多く含有しており、イソシアネート基の一部
と反応し上述のような一次的結合を形成しうる可
能性がある。また、本発明においてイソシアネー
ト化合物とともに必須成分として含まれる水性
ラテツクス、メラミン―フエノールホルムアル
デヒド系縮合樹脂、尿素ホルムアルデヒド系及
び又は尿素メラミンホルムアルデヒド系縮合樹脂
もN―メチロール基、アミノ基、フエノール性水
酸基、アミド基等を含んでおり、これらの化合物
とイソシアネート化合物とも反応しうると考えら
れる。 本発明で用いるイソシアネート化合物は、その
分子内に少くとも2個以上のイソシアネート基を
有しており、上記のような反応によりイソシアネ
ート化合物を介して被着木材間どうし、もしくは
被着木材と接着剤組成物間の接着性が向上すると
ともに、接着剤組成物内での架橋による耐水、耐
久性の向上に寄与するものと推察できる。 一般的に水分含有量の多い木材を接着する場合
は、含有する水分によつて接着剤と被着木材間の
接着性が低下したり、接着層が形成しにくくなつ
たり、あるいは極めて脆弱な接着層となつたりし
て接着力が充分に発現しないという問題を生じる
が、本発明にいうイソシアネート化合物を用いる
と前述の理由によりこの様な問題点を生じにく
く、安定的な接着力が得られる。 したがつて、自づと用いられるイソシアネート
化合物の必要量には下限値があり、水性ラテツ
クス、メラミン―フエノールホルムアルデヒド
系縮合樹脂、尿素ホルムアルデヒド系及び又は
尿素メラミンホルムアルデヒド系縮合樹脂の総量
の1重量%未満ではこの様な接着力の安定化効果
は得られない。 また、20重量%を超える場合はイソシアネート
化合物の反応性が高いため、配合後の接着剤組成
物の粘度変化が大きくなり、接着剤塗付時の作業
性が低下したり、塗付できなかつたりする等問題
を生じる。 本発明においてノニオン系界面活性剤は、いず
れのタイプのものでも効果があり特に構造成分は
問わない。具体的に例示すると、ポリオキシメチ
レンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアシルエステル等があげ
られ、その中でHLB価が17以上のものが特に好
適であり合板性能および作業性の向上に著しく貢
献する界面活性剤にはアニオン系よびカチオン系
のイオン性ものがあるが、これらにより本発明で
使用するノニオン系界面活性剤を置換えたり、ノ
ニオン系とアニオン系及び又はカチオン系とを併
用したりすると、配合糊のバランスがくずれ、流
動性が極めて悪くなり、接着操作に重大な影響を
及ぼすばかりでなく物性の低下も発生する。この
様なマイナスの影響を回避する為には、アニオン
系界面活性剤およびカチオン系界面活性剤は、絶
対に配合することはできない。一方、ノニオン系
界面活性剤は、配合糊の塗付性を著しく改善する
役割を果しており、物性の安定化にも大きく貢献
している。 本発明においては、イソシアネート化合物とし
て、イソシアネート基を有する化合物を、疎水性
の溶剤、即ち水とほとんど相互溶解性がなく且つ
イソシアネート化合物又はその重合物と相互溶解
性を有する溶剤、に溶解したものを配合する事も
包含されるが、疎水性溶剤を用いない場合におい
ても本発明の配合糊は充分安定であり、むしろ接
着性能の点では溶剤を用いない方が良い。 本発明の実施においては、従来より合板製造に
用いられている増量剤としての小麦粉の他に大麦
粉、米粉、木粉、タルク、クレー等を用いたり、
仮接着向上を目的とするポリビニルアルコール等
の化合物、従来接着力向上対策として用いられて
いる血粉、大豆粉およびとうもろこし粉等を併用
する事は何ら差支えない。 本発明の接着剤組成物を用いる場合は粘性がホ
ルムアルデヒド系樹脂に近いため、配管内移送の
為のギアーポンプ等を改善する必要がなく、現在
ホルムアルデヒド系樹脂に使われている設備をそ
のまま使う事が可能である。 本発明の接着剤組成物は、高含水率単板の接着
において優れた性能を発揮し高含水率単板を用い
ても品質の良い合板を製造可能ならしめる事は大
きな意義がある。加えて本発明の接着剤組成物
は、配合糊経時粘度変化が小さく、単板への糊の
塗付性が著しく良好である等作業性の点でも優れ
ており、現状の合板製造ラインにこのまま適用可
能であると言つた特徴も具備している。さらに、
配合には、ホルムアルデヒド系樹脂特に、尿素ホ
ルムアルデヒド樹脂を用いることが出来、これは
配合糊コスト低減には効果的であり、合板製造の
実用化を充分可能ならしめる程度に経済性があ
る。 以上の点から考えて本発明の接着剤組成物は、
実用上の価値が極めて高いと言える。 次に本発明を実施例により説明するが実施例に
おける部数及び%は総て重量部並びに重量%であ
る。 実施例1〜7及び比較例1〜8 水性ラテツクスとしてSBRラテツクスPL―750
(三井東圧化学(株)の製品)、MBRラテツクスPL―
707(三井東圧化学(株)の製品)、NBRラテツクス
CrosleneNA―10(武田薬品(株)の製品)、尿素ホル
ムアルデヒド系縮合樹脂としてU―320(三井東圧
化学(株)の製品)、尿素メラミンホルムアルデヒド
系縮合樹脂としてU―350(三井東圧化学(株)の製
品)、メラミンフエノールホルムアルデヒド系縮
合樹脂U―881(三井東圧化学(株)の製品)、イソシ
アネート化合物としてMDI―CR―200(三井東圧
化学(株)の製品)、MDI―CR―200とジオクチルフ
タレートを重量比4:1の割合で混合したもの
(以下これをAHとする)、充てん剤、各種界面活
性剤(花王アトラス(株)製)、水を用いて種種の割
合で配合し表―1の如く接着剤を調製した。これ
らの接着剤を用いて、1.0+2.0+1.0mmの単板構成
の4mm合板を塗付量30g/900cm2冷圧10Kg/cm2で
20min熱圧9Kg/cm2で115℃、60secで製造した。
なお用いた単板の含水率はすべて23〜27%であつ
た。 配合糊の経時増粘、塗付性、接着力、データを
表―1に示す。 (注) 充てん剤は小麦粉とクレーを1:1で混合し
たものを用いた。
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水性ラテツクス メラミンフエノールホルムアルデヒド系縮合
樹脂、 尿素ホルムアルデヒド系および又は尿素メラ
ミンホルムアルデヒド系縮合樹脂および イソシアネート化合物 を含有し、該と該+該との重量比が3:7
〜7:3であり、該の量が該+該+該の
1〜20重量%であり、ノニオン系界面活性剤を該
、、及びの固形分総量の0.1〜10重量%
を配合した事を特徴とする接着剤組成物。 2 メラミンフエノールホルムアルデヒド系縮合
樹脂のホルムアルデヒドとメラミン・フエノール
とのモル比が1.5〜3.5であり、メラミン含有量10
重量%以上、フエノール含有量3重量%以上およ
びメタノール含有量が5〜20重量%であるメラミ
ンフエノールホルムアルデヒド系縮合樹脂である
特許請求の範囲第1項記載の組成物。 3 尿素ホルムアルデヒド系及び又は尿素メラミ
ンホルムアルデヒド系縮合樹脂のホルムアルデヒ
ドと尿素又は尿素メラミンのモル比が1.1〜2.5で
ある特許請求の範囲第1項又は第2項記載の組成
物。 4 メラミンフエノールホルムアルデヒド系縮合
樹脂と尿素ホルムアルデヒド系及び又は尿素メラ
ミンホルムアルデヒド系縮合樹脂の重量比が8:
2〜2:8である特許請求の範囲第1項〜3項の
いずれかに記載の組成物。 5 ノニオン系界面活性剤のHLB価が17以上で
ある特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載
の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16261783A JPS6055071A (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16261783A JPS6055071A (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 接着剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6055071A JPS6055071A (ja) | 1985-03-29 |
| JPS635432B2 true JPS635432B2 (ja) | 1988-02-03 |
Family
ID=15758004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16261783A Granted JPS6055071A (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6055071A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210121229A (ko) * | 2019-02-14 | 2021-10-07 | 이구루코교 가부시기가이샤 | 슬라이딩 부품 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NZ238043A (en) * | 1990-05-03 | 1994-12-22 | Commw Scient Ind Res Org | Adhesive composition for bonding porous material comprising aqueous adhesive and hydrophilic surface-active agent; method of bonding porous material involving optional pre-treatment with surface-active agent |
| JP2958944B2 (ja) * | 1992-06-12 | 1999-10-06 | 日本ポリウレタン工業株式会社 | 接着剤組成物 |
| CN103320083B (zh) * | 2013-06-27 | 2014-09-24 | 东营正和木业有限公司 | 中高密度纤维板用水性聚氨酯的制备方法 |
| JP7562356B2 (ja) * | 2020-09-29 | 2024-10-07 | アイカ工業株式会社 | 木質板用エマルジョン組成物 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4926341A (ja) * | 1972-07-04 | 1974-03-08 | ||
| JPS5719148A (en) * | 1980-07-09 | 1982-02-01 | Toyota Motor Corp | Pressure casting device |
-
1983
- 1983-09-06 JP JP16261783A patent/JPS6055071A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210121229A (ko) * | 2019-02-14 | 2021-10-07 | 이구루코교 가부시기가이샤 | 슬라이딩 부품 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6055071A (ja) | 1985-03-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN104144959B (zh) | 应力耐久性提高的耐碰撞粘合剂 | |
| US20010031819A1 (en) | Adhesives | |
| KR101467609B1 (ko) | 온도 변화에 대한 민감도가 매우 낮은 충돌 내구성 에폭시 접착제 | |
| CN1326943C (zh) | 用于结构指形接合的双组分聚氨基甲酸酯粘合剂及其方法 | |
| CA2171202C (en) | Moisture-activated adhesive compositions | |
| WO2018227645A1 (zh) | 一种无醛添加的人造板胶粘剂及用其制造的无醛添加人造板 | |
| JP2002194317A (ja) | 高度耐水性接着剤組成物 | |
| JPH10121021A (ja) | 合板製造用接着剤及びこれを用いた合板の製造方法 | |
| US7074844B2 (en) | Adhesives | |
| JPH0457881A (ja) | 接着剤組成物 | |
| JPS6055071A (ja) | 接着剤組成物 | |
| JPH0116440B2 (ja) | ||
| JPH0251949B2 (ja) | ||
| JP4109010B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
| JPS60135471A (ja) | 接着剤組成物 | |
| JPS5846277B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
| JP4020391B2 (ja) | 木材用接着剤組成物 | |
| JPS6040178A (ja) | 接着剤組成物 | |
| JPS6055070A (ja) | 接着剤組成物 | |
| JPS59197478A (ja) | 接着剤 | |
| JPS62119285A (ja) | 接着剤組成物 | |
| JPH0525271B2 (ja) | ||
| JPH0112795B2 (ja) | ||
| JP3914538B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
| JPH093429A (ja) | 通気性被着体用接着剤 |