JPS6358943B2 - - Google Patents
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- JPS6358943B2 JPS6358943B2 JP56090851A JP9085181A JPS6358943B2 JP S6358943 B2 JPS6358943 B2 JP S6358943B2 JP 56090851 A JP56090851 A JP 56090851A JP 9085181 A JP9085181 A JP 9085181A JP S6358943 B2 JPS6358943 B2 JP S6358943B2
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2501/00—Wearing apparel
- D10B2501/04—Outerwear; Protective garments
- D10B2501/044—Fur garments; Garments of fur substitutes
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
この発明は人工毛皮の製造方法に関する。
ミンク、キツネなどの天然の高級毛皮はそのす
ばらしい外観、触感、光沢および立毛構造などの
ために人工的にそれらを作ろうとしても近寄り難
いものの一つである。 そのため、高級天然毛皮は依然として高価なも
のであり、ステータス・シンボルとしてあるいは
超高級フアツシヨン衣料素材としてゆるぎない地
位にある。 人工的に高級天然毛皮ライクな素材を作ろうと
する試みは古くから行なわれてきており、人造毛
皮を少しでも本物に近づけようとして数多くの提
案もなされているが、その多くは部分的または中
途半ぱな改善であり、全体的にみていかにも人造
の安物感を脱し得ないものがほとんどである。 最も大きな問題は、毛皮構造をうまく作るため
のプロセスに有り、特に天然毛皮の立毛形状や立
毛密度・毛孔密度、立毛の長さ分布、さし毛・わ
た毛の2層構造、あるいは一つの毛孔からさし毛
とわた毛とが混在して生えているという構成など
を人工的に実現させる毛皮化の総合技術が、その
困難さの故に目標レベルからはまだかなり遠い位
置にあるのが現状である。 この発明は上記したような点に鑑み、高級味あ
ふれるタツチ・風合い、外観等において天然毛皮
に極めて近似した特徴を有する人造毛皮の製造方
法を提供せんとするものである。 すなわち、本発明の人工毛皮の製造方法は、さ
し毛用有限長繊維と、該さし毛用有限長繊維より
も繊度の細いわた毛用有限長繊維からなり、かつ
該さし毛用有限長繊維として、繊度Dが下記式
〔〕で示される範囲でありかつ両端尖鋭化され
た形状を有する繊維が用いられているとともに、
該さし毛用有限長繊維の混合率Rが下記式〔〕
で示される範囲を満足してなる甘ヨリもしくは無
ヨリの紡績糸あるいは解ネン紡績糸である混紡紡
績糸をパイル糸として用いて、パイル布帛を構成
した後、パイル面側において該パイル糸を解繊す
るとともに、さし毛用有限長繊維およびわた毛用
有限長繊維よりなる遊離パイル繊維を除去するこ
とを特徴とする人工毛皮の製造方法である。 15≦D≦80 …〔〕 50D/50+D≦R≦450/D+55 …〔〕 ただし、 D:さし毛用有限長繊維の最も太い箇所の繊度
(デニール) R:さし毛用有限長繊維成分の混合率(重量%)
であつて、R=A/A+B×100より求める。 ただし、A:パイル糸の単位長さ当りのさし
毛用有限長繊維の重量 B:パイル糸の単位長さ当りのわた
毛用有限長繊維の重量 以下、図面等に基づき更に詳しくこの発明につ
いて説明をする。 この発明において、パイル布帛は、地組織と地
組織から密生する立毛とからなるものであつて、
該パイル布帛の製造に際しては好ましくは従来か
ら知られているパイル織機、パイル編機、タフト
機など、さらには2重ビロード等の2重織機、ダ
ブルラツセル等の2重編機などを使用できるもの
であり、またこれ以外でも糸状カツトパイルもし
くはループパイルを適宜な基布に接着せしめるな
ど糸状物でパイルを形成する各種のパイル布帛を
製造する技術を有効に活用することが可能であ
る。 この発明の最も重要な要件は、まずパイル布帛
の形成に関して、パイル糸として第1図aに示す
ような両端が尖鋭化されてなる形状を有していて
主として所望の毛皮調パイル製品のさし毛調立毛
長さに応じて適宜定められる特定長さの有限長繊
維成分、あるいは第1図bに示すようなさらにそ
の中間部分に1個またはそれ以上の細くくびれた
構造をもつ両端が尖鋭化している形状を有する特
定長さの有限長繊維成分を、さし毛用有限長繊維
成分として含み、なおかつ、さらに該さし毛用有
限長繊維よりも相対的に細いわた毛用有限長繊維
成分が混合使用されてなる混紡紡績糸をパイル糸
として用いることである。 この発明においてさらに重要な点は、さし毛用
有限長繊維成分の太さを適切に選ぶこと、さらに
該さし毛用有限長繊維成分の太さに応じて、糸状
物における該さし毛用有限長繊維成分とわた毛用
有限長繊維成分との混合使用率を適切に定めるこ
とであり、さし毛用有限長繊維成分において最も
太い箇所の繊維D(デニール)を、上記式〔〕
の範囲内とすることが肝要であり、最も太い箇所
の繊度が15デニールよりも小さい場合にはさし毛
調立毛としての効果が乏しく軟らかすぎるものし
か得られなく、80デニールよりも大きい場合には
布帛全体として風合いが粗硬になり好ましくない
ものであり、そして、さらにさし毛用有限長繊維
成分の上記混合使用率R(重量%)を、該Dの値
に応じて、上記式〔〕の範囲内にすることであ
り、そして、このような混紡紡績糸をパイル糸と
して用いてパイル布帛を構成した後、少なくとも
かかるさし毛用有限長繊維成分およびわた毛用有
限長繊維のうち布帛地組織に把持されていない繊
維成分を該パイル布帛から除去せしめ、かつ布帛
地組織に把持されている繊維成分をパイル面側に
おいて解繊せしめることである。 上記式〔〕、〔〕に示される領域を第2図に
斜線にて示した。Rの値が50D/50+Dよりも小さい 範囲で混合使用する場合には布帛全体におけるさ
し毛調立毛の存在感が外観上乏しくかつ風合い・
タツチも好ましくなく、またRの値が450/D+55の 値よりも大きい範囲にて混合使用する場合にはさ
し毛の存在感がリツチになるものの、さし毛調立
毛のそよぎ性、さし毛調立毛とわた毛調立毛のな
じみ性等の立毛特性面で劣つてくる傾向にあり、
かつさし毛調立毛が密に存在することにより集団
効果で粗硬感をもたらすようになり、布帛全体に
おける風合い、タツチがやはり天然の毛皮調とは
言い難くなる。 この発明の方法において、遊離繊維すなわち少
なくとも布帛地組織に把持されていないさし毛用
有限長繊維成分およびわた毛用有限長繊維をパイ
ル布帛から除去せしめかつ布帛地組織に把持され
ている繊維成分をパイル面側において解繊せしめ
るに際し、その前に、パイル布帛基布のパイル裏
面側にバツキングを行なつてもよく、該バツキン
グを行なうことにより繊維成分のより強固な地組
織への把持・固定化を図ることができるものであ
る。基布に、各種天然ゴムまたは合成ゴム、アク
リル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマ
ー等の高分子弾性体の含浸処理を適宜行なつても
よい。 両端が尖鋭化された形状を有しており、相対的
に太いさし毛用有限長繊維成分の混紡紡績糸内に
おける用いられ方は、特には限定されるものでは
ないが、第3図にその配置モデルを示したように
該さし毛用有限長繊維成分1が繊維端位相をずら
して糸状物2中に含まれてなるものなどが好まし
く用いられる。たとえば、1例として、該さし毛
用有限長繊維成分およびわた毛用有限長繊維成分
を用いて、実質的に均一太さとして紡出されてな
る紡績糸がパイル糸として好ましく用いることの
できるものである。すなわち、有限長繊維成分を
用いて通常の工程で均一太さの紡績糸を製造した
場合、モデル的に描けば第3図の如くになる糸状
物が得られるものであつて、該紡績糸を用いるの
が紡績工程が要されるにしろ簡単であると言える
し、また、紡績理論上、任意の糸断面中における
構成繊維本数はほぼ等しいと言えるので適度で均
整な繊維端位相のずれも実現できるのである。 わた毛用繊維成分は、単繊維繊度がさし毛用有
限長繊維成分よりも相対的に小さい細いものを用
い、繊度1〜5デニール程度のものを用いるのが
よい。 より緻密でより高級な外観の毛皮調のパイル布
帛を得るためには、比較的細めの混紡紡績糸をパ
イル糸として使用してパイル密度を高くするのが
望ましい。また、人工毛皮としてより高級な立毛
品位のものを得る上で特に重要な点は、該混紡紡
績糸を、甘ヨリもしくは無ヨリの紡績糸あるいは
解ネン紡績糸として構成せしめて用いる点であ
り、このようにすることにより、後工程における
パイル糸の解繊と、さし毛用有限長繊維およびわ
た毛用有限長繊維よりなる遊離パイル繊維の除去
処理を非常に簡単にスムーズに行ない得て、強烈
な解繊アクシヨンにより両端尖鋭化繊維の先端部
や真直ぐでるべき立毛繊維を傷付けることが少な
く、また、混紡紡績糸中において、繊維成分にら
せん状のヨリぐせを与えてしまうこともないの
で、かかる点からも真直ぐであるべき立毛繊維を
得る上で非常に相乗効果的に有効なものである。 すなわち、ヨリの入つた混紡紡績糸を用いてパ
イル糸を構成した場合、構成繊維成分にはらせん
状のヨリグセがついてしまい、特に良好な真直ぐ
な外観を有するさし毛立毛を得ることは難しいば
かりか、また、ヨリの入つたパイル糸を解繊して
遊離繊維を除去する工程自体が強烈で長時間の解
繊アクシヨンが必要であり、この強アクシヨンが
また、両端の尖鋭化形状を破損したり、繊維の直
線性を損つたりする問題があつて、立毛品位・品
質の良好なものが得られない、加工工程が繁雑
化・長時間化する、工程管理が難しい等の問題が
あつて、望ましくないものである。なお、特にこ
のようにパイル糸を甘ヨリあるいは無ヨリ紡績糸
ないしは解ネン紡績糸として構成するに際して、
糸強力を持たせるために適宜のフイラメント糸も
しくは細番手紡績糸などを交ネン、カバリング等
させて用いるのも工業上有用な手段である。そし
て、その場合、該フイラメント糸もしくは細番手
紡績糸に関して、上述の如く該糸を最終製品中に
残してわた毛調の立毛の全部もしくは一部として
利用するようにしてもよく、あるいは適宜の処理
手段により容易に溶出する素材等を用いて、かつ
該溶出処理等をパイル布帛形成以降に施すことに
より最終製品中には該フイラメント糸もしくは細
番手紡績糸が実質上残らないようにしてもよい。 この発明の方法において、さし毛用有限長繊維
成分の長さは15〜50mmの範囲とするのがよい。 パイル布帛はその構造を特に限定されないが、
地組織をよりしつかりとしたものになし得る等の
理由から、織物にて構成せしめるのが最適であ
り、パイル構造はV型のルーズパイル、W型のフ
アーストパイル等のいずれを採用してもよいが、
フアーストパイルを採用する方がパイル抜けが少
なく好ましい。 繊維成分のパイル布帛からの遊離繊維の除去と
解繊作用は公知の起毛機などを用いてブラツシン
グ作用を与えて行なえばよい。 次に、この発明の方法による人工毛皮の代表的
態様例を第4図a,bにより説明するが、むろん
この発明の方法がこれのみに限定されないことは
言うまでもない。 第4図a,bはいずれもこの発明による人工毛
皮の例を示した側面モデル図であり、第4図a
は、両端が尖鋭化されたさし毛用有限長繊維成分
とこれよりも長さが約1/2と繊維長が短く、かつ
細いわた毛用有限長繊維成分との混紡糸をパイル
糸に用い、該さし毛用有限長繊維成分の長さより
も長いカツトパイル長さとしてなるカツトパイル
布帛を構成した後、遊離繊維すなわち地組織に把
持されていないさし毛用とわた毛用の各有限長繊
維成分を除去し、地組織に把持されているさし毛
用とわた毛用の各有限長繊維を解繊させたもので
あつて、さし毛調立毛3とわた毛調立毛4とが長
短2層の立毛織構造を呈していて、さし毛調立毛
層、わた毛調立毛層とも自然な立毛長さ分布を有
している。すなわち、第3図に示したようなパイ
ル糸中でのさし毛用有限長繊維の配置および同様
なわた毛用有限長繊維の配置に基づいて、さし毛
調立毛、わた毛調立毛とも、用いられたさし毛用
有限長繊維、わた毛用有限長繊維の長さにほぼ等
しい長さを最大立毛長さとして、最短でほぼゼロ
の立毛長さ分布を呈している。 立毛の他端は、地組織5に埋没しているか、あ
るいはさらに地組織5中でW型あるいはV型の把
持部を成した後、さらに突出して隣接する立毛を
形成している。地組織5にはポリウレタンなどの
接着性重合体が含浸されているか、バツキング層
6を形成せしめるかあるいはそれら両者を形成せ
しめてもよく、パイルのより強固な固定、さらに
擬革化など所望の目的に応じて適切なバツキング
等を行なえばよい。場合によつてはバツキングを
省略することもできる。 第4図bは、両端が尖鋭化されたさし毛用有限
長繊維成分と、これよりも長さが約1/2と繊維長
が短くかつ細いわた毛用有限長繊維成分とを用い
て混紡糸をいつたん作つた後、該混紡糸を解ネン
させつつ更にわた毛用のフイラメント糸を交ネン
させて得た、芯部の紡績糸がほぼ完全に無ヨリ化
され、その周囲に該フイラメント糸が巻回してな
る解ネン紡績糸をパイル糸として用い、2重ベル
ベツト織機で2重パイル織を成しつつ、hの高さ
位置でナイフ7を用いてパイル糸をカツトして得
られるパイル布帛を示したものである。なお、2
重パイル織に際し、上下基布間の接結パイル長さ
はさし毛用有限長繊維の長さとほぼ同じ程度ない
しは少し長いものとして設定したものである。こ
のようにして得られるパイル布帛は、ナイフ7を
パイル糸に当ててカツト作用を与えてもさし毛用
有限長繊維が滑べりを起こして現実にはさし毛用
有限長繊維は切断されず(たとえば、3′に示さ
れるさし毛用有限長繊維は、1端側のみ下の地組
織に固定把持されていて上の地組織には固定把持
されていないために、ナイフ7が当該部分を通過
しても、無ヨリのために滑べりを生じるだけで該
ナイフによる実際切断は起こらないわけである。)
に、フイラメント糸だけが実際のカツトを確実に
受け、さし毛調立毛は第4図aの場合と同様に立
毛し、一方、わた毛調立毛に関し、元はフイラメ
ント糸でありナイフでカツトされて長さがほぼh
のパイル立毛となつたわた毛調立毛4′と有限長
繊維としてもともと混紡糸中にて用いられていた
わた毛調立毛4″との両者のわた毛調の立毛が存
在することとなる。 この第4図bの場合、第4図aのものに比べて
わた毛調立毛の最大高さがよく揃つた好ましいも
のとなる。この第4図bのようにわた毛用繊維成
分としてフイラメント糸と有限長繊維の両者を用
いる場合、それらは同一の素材を用いてもよい
し、あるいは異素材を用いて異染効果などを特に
持たせるようにしてもよい。なお、第4図bのよ
うな場合でもフイラメント糸として易溶出素材か
らなるものを用いかつパイル布帛形成後、該フイ
ラメント糸の溶出加工を行なえば第4図aのもの
とほぼ同様なものが得られる。いずれの場合で
も、このような解ネン紡績糸を用うれば、パイル
布帛形成後の繊維成分の除去、解繊を著しく簡単
に成すことができる。 第4図a,bからもわかる通り、各々のパイル
は多数本のわた毛調立毛と比較的少数本のさし毛
調立毛から形成されている。そして、重要な点
は、より表層に位置する、立毛長さのより長いさ
し毛調立毛は、両端尖鋭化繊維の1端側により近
い箇所で地組織に把持されていることになるの
で、立毛根元部は細く、立毛中間部は太いものと
なつている点であり、さし毛調立毛とわた毛調立
毛とが1つのパイル根元から混存して生えている
という点と併せて、これら構造は天然毛皮の毛根
元構造とほぼ同様なものであり、かかる構造とな
ることによりわた毛調立毛とさし毛調立毛のなじ
みがよく、立毛表面をなびかせたり、逆なでした
ときの挙動も飛躍的に天然毛皮のそれに近づける
ことができるのである。 このような特徴は、両端尖鋭化繊維をさし毛用
有限長繊維成分として用いたことによつてもたら
されるものであるが、該両端尖鋭化繊維によりも
たらされる構造上の特徴を十二分に発揮させて好
ましい立毛特性、外観のものを得るために、該さ
し毛用有限長繊維成分の最も太い箇所の繊度D、
該さし毛用有限長繊維の混用比率Rの両者関係を
適切なものに設定することが肝要なのであつて、
特に、さし毛用有限長繊維成分の混合使用率をこ
の発明の規定する範囲よりも多くとつた場合な
ど、外観上さし毛が密に見えて高級そうな感じが
強くなる(天然毛皮は外観上わた毛はほとんど見
えずさし毛が主として視覚にうつたえている)も
のの、立毛のそよぎ性、逆なで回復性、わた毛と
のなじみ性などの立毛特性において、上記構造に
基づくせつかくの特徴が消されてしまう場合など
が多く、さし毛用有限長繊維成分の除去量なども
ふまえて、上記D、Rの選択には十分に注意をす
ることが肝要なのである。 なお、この発明の方法において、さし毛用有限
長繊維成分、わた毛用繊維成分はそれぞれ適度な
異デニール繊維の混合であつたり、中空、偏平な
どの変形断面であつたり、あるいは異種の断面繊
維の混合であることも最終製品の風合、光沢など
の面から有効に作用するので、それらの繊維を適
宜用いるのも好ましい。 また、得られるパイル布帛の地組織を薄くした
り、柔軟性を向上させたり、ある程度のストレツ
チ性を付与することは当該布帛のドレープ性を向
上させたり、縫製性を容易にしたりするうえで好
ましいことである。このため所望に応じて地組織
用糸として易溶出性繊維、分割・分繊型複合繊維
や極細デニール繊維あるいはケン縮加工糸、伸縮
性糸などを利用して適宜な後加工をしたり、それ
ら繊維、糸からなる基布を用いることも可能であ
る。また地組織裏面の擬革化についても公知の加
工手法を利用して容易に達成できるものである。 以上述べた通りのこの発明によれば、高級味あ
ふれるタツチ・風合い、外観等において天然毛皮
に極めて近似した特徴を有する人工毛皮が提供さ
れるものである。 以下、実施例に基づいてこの発明の方法の具体
的構成、効果について説明をする。 実施例 1 繊度20d、30d、50d、75dの4種類のポリブチ
レンテレフタレート繊維を用いて、両端に尖鋭化
処理を施して得られた両端尖鋭ポリブチレンテレ
フタレート・ステープル4種(ステープル長さ:
37mm)をさし毛用有限長繊維として用い、わた毛
用繊維としては米綿を用いて、第1表に示す各種
の混紡率にて7〜10S(綿番手)の範囲の実質的
に無ヨリの混紡糸18種を作つた。 該混紡糸をパイル糸に、地タテ・ヨコにポリエ
チレン・ステープル繊維1.5d×51mmからなる紡績
糸15S/2を使用して、それぞれタテパイルのカ
ツトパイル織物を第1表に示す通り18種類織成し
た。カツトパイル長さはいずれも39mmに設定し
た。 得られた生機のそれぞれに、ポリウレタン15%
DMF溶液でバツキングして、水洗、脱水、乾燥
をした後、起毛機を用いてブラツシングし、パイ
ル糸のヨリを根元まで解いて解繊せしめるととも
に、地組織から遊離してくる両端尖鋭化ポリブチ
レンテレフタレート繊維および米綿をパイル布帛
中から除去して、第4図aに構造モデルを示した
通りの毛皮調のパイル布帛を得た。 こうして得られた各毛皮調パイル布帛の評価結
果は第1表の通りである。 なお、さらに比較のために、上記の繊度30dの
さし毛用有限長繊維30%使い、わた毛用有限長繊
維として米綿70%使いで、10Sの混紡糸(ヨリ
数:473T/m)を作り、該混紡糸をパイル糸に用
いて、他は上記の各実施例と同様にして毛皮調パ
イル織物の製造を試みた。 この結果、この有ネン紡績糸をパイル糸として
用いた人工毛皮の製造においては、起毛機による
解繊作業、遊離繊維の除去作業は、非常に長い処
理時間(処理回数)と強いアクシヨンでの加工処
理条件が要された。 さらに、この結果、得られた毛皮調パイル織物
のさし毛調立毛は、起毛機によるアクシヨンによ
ると思われる繊維の引きちぎれ破損や折れ曲がり
損傷が多々生じていて、また、さし毛調立毛にお
いて特に目立つらせん状のヨリグセを立毛が持つ
ていることの2つの理由から、立毛外観はチリチ
リとしたスポツト状の輝点が無数に認められるも
のであり、また風合、立毛タツチもザラザラ、チ
リチリとした感じの強いものであり、スツキリと
した高級感に富んだ立毛外観と風合のものは、労
ばかり多くして全く得られなかつた。
ばらしい外観、触感、光沢および立毛構造などの
ために人工的にそれらを作ろうとしても近寄り難
いものの一つである。 そのため、高級天然毛皮は依然として高価なも
のであり、ステータス・シンボルとしてあるいは
超高級フアツシヨン衣料素材としてゆるぎない地
位にある。 人工的に高級天然毛皮ライクな素材を作ろうと
する試みは古くから行なわれてきており、人造毛
皮を少しでも本物に近づけようとして数多くの提
案もなされているが、その多くは部分的または中
途半ぱな改善であり、全体的にみていかにも人造
の安物感を脱し得ないものがほとんどである。 最も大きな問題は、毛皮構造をうまく作るため
のプロセスに有り、特に天然毛皮の立毛形状や立
毛密度・毛孔密度、立毛の長さ分布、さし毛・わ
た毛の2層構造、あるいは一つの毛孔からさし毛
とわた毛とが混在して生えているという構成など
を人工的に実現させる毛皮化の総合技術が、その
困難さの故に目標レベルからはまだかなり遠い位
置にあるのが現状である。 この発明は上記したような点に鑑み、高級味あ
ふれるタツチ・風合い、外観等において天然毛皮
に極めて近似した特徴を有する人造毛皮の製造方
法を提供せんとするものである。 すなわち、本発明の人工毛皮の製造方法は、さ
し毛用有限長繊維と、該さし毛用有限長繊維より
も繊度の細いわた毛用有限長繊維からなり、かつ
該さし毛用有限長繊維として、繊度Dが下記式
〔〕で示される範囲でありかつ両端尖鋭化され
た形状を有する繊維が用いられているとともに、
該さし毛用有限長繊維の混合率Rが下記式〔〕
で示される範囲を満足してなる甘ヨリもしくは無
ヨリの紡績糸あるいは解ネン紡績糸である混紡紡
績糸をパイル糸として用いて、パイル布帛を構成
した後、パイル面側において該パイル糸を解繊す
るとともに、さし毛用有限長繊維およびわた毛用
有限長繊維よりなる遊離パイル繊維を除去するこ
とを特徴とする人工毛皮の製造方法である。 15≦D≦80 …〔〕 50D/50+D≦R≦450/D+55 …〔〕 ただし、 D:さし毛用有限長繊維の最も太い箇所の繊度
(デニール) R:さし毛用有限長繊維成分の混合率(重量%)
であつて、R=A/A+B×100より求める。 ただし、A:パイル糸の単位長さ当りのさし
毛用有限長繊維の重量 B:パイル糸の単位長さ当りのわた
毛用有限長繊維の重量 以下、図面等に基づき更に詳しくこの発明につ
いて説明をする。 この発明において、パイル布帛は、地組織と地
組織から密生する立毛とからなるものであつて、
該パイル布帛の製造に際しては好ましくは従来か
ら知られているパイル織機、パイル編機、タフト
機など、さらには2重ビロード等の2重織機、ダ
ブルラツセル等の2重編機などを使用できるもの
であり、またこれ以外でも糸状カツトパイルもし
くはループパイルを適宜な基布に接着せしめるな
ど糸状物でパイルを形成する各種のパイル布帛を
製造する技術を有効に活用することが可能であ
る。 この発明の最も重要な要件は、まずパイル布帛
の形成に関して、パイル糸として第1図aに示す
ような両端が尖鋭化されてなる形状を有していて
主として所望の毛皮調パイル製品のさし毛調立毛
長さに応じて適宜定められる特定長さの有限長繊
維成分、あるいは第1図bに示すようなさらにそ
の中間部分に1個またはそれ以上の細くくびれた
構造をもつ両端が尖鋭化している形状を有する特
定長さの有限長繊維成分を、さし毛用有限長繊維
成分として含み、なおかつ、さらに該さし毛用有
限長繊維よりも相対的に細いわた毛用有限長繊維
成分が混合使用されてなる混紡紡績糸をパイル糸
として用いることである。 この発明においてさらに重要な点は、さし毛用
有限長繊維成分の太さを適切に選ぶこと、さらに
該さし毛用有限長繊維成分の太さに応じて、糸状
物における該さし毛用有限長繊維成分とわた毛用
有限長繊維成分との混合使用率を適切に定めるこ
とであり、さし毛用有限長繊維成分において最も
太い箇所の繊維D(デニール)を、上記式〔〕
の範囲内とすることが肝要であり、最も太い箇所
の繊度が15デニールよりも小さい場合にはさし毛
調立毛としての効果が乏しく軟らかすぎるものし
か得られなく、80デニールよりも大きい場合には
布帛全体として風合いが粗硬になり好ましくない
ものであり、そして、さらにさし毛用有限長繊維
成分の上記混合使用率R(重量%)を、該Dの値
に応じて、上記式〔〕の範囲内にすることであ
り、そして、このような混紡紡績糸をパイル糸と
して用いてパイル布帛を構成した後、少なくとも
かかるさし毛用有限長繊維成分およびわた毛用有
限長繊維のうち布帛地組織に把持されていない繊
維成分を該パイル布帛から除去せしめ、かつ布帛
地組織に把持されている繊維成分をパイル面側に
おいて解繊せしめることである。 上記式〔〕、〔〕に示される領域を第2図に
斜線にて示した。Rの値が50D/50+Dよりも小さい 範囲で混合使用する場合には布帛全体におけるさ
し毛調立毛の存在感が外観上乏しくかつ風合い・
タツチも好ましくなく、またRの値が450/D+55の 値よりも大きい範囲にて混合使用する場合にはさ
し毛の存在感がリツチになるものの、さし毛調立
毛のそよぎ性、さし毛調立毛とわた毛調立毛のな
じみ性等の立毛特性面で劣つてくる傾向にあり、
かつさし毛調立毛が密に存在することにより集団
効果で粗硬感をもたらすようになり、布帛全体に
おける風合い、タツチがやはり天然の毛皮調とは
言い難くなる。 この発明の方法において、遊離繊維すなわち少
なくとも布帛地組織に把持されていないさし毛用
有限長繊維成分およびわた毛用有限長繊維をパイ
ル布帛から除去せしめかつ布帛地組織に把持され
ている繊維成分をパイル面側において解繊せしめ
るに際し、その前に、パイル布帛基布のパイル裏
面側にバツキングを行なつてもよく、該バツキン
グを行なうことにより繊維成分のより強固な地組
織への把持・固定化を図ることができるものであ
る。基布に、各種天然ゴムまたは合成ゴム、アク
リル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマ
ー等の高分子弾性体の含浸処理を適宜行なつても
よい。 両端が尖鋭化された形状を有しており、相対的
に太いさし毛用有限長繊維成分の混紡紡績糸内に
おける用いられ方は、特には限定されるものでは
ないが、第3図にその配置モデルを示したように
該さし毛用有限長繊維成分1が繊維端位相をずら
して糸状物2中に含まれてなるものなどが好まし
く用いられる。たとえば、1例として、該さし毛
用有限長繊維成分およびわた毛用有限長繊維成分
を用いて、実質的に均一太さとして紡出されてな
る紡績糸がパイル糸として好ましく用いることの
できるものである。すなわち、有限長繊維成分を
用いて通常の工程で均一太さの紡績糸を製造した
場合、モデル的に描けば第3図の如くになる糸状
物が得られるものであつて、該紡績糸を用いるの
が紡績工程が要されるにしろ簡単であると言える
し、また、紡績理論上、任意の糸断面中における
構成繊維本数はほぼ等しいと言えるので適度で均
整な繊維端位相のずれも実現できるのである。 わた毛用繊維成分は、単繊維繊度がさし毛用有
限長繊維成分よりも相対的に小さい細いものを用
い、繊度1〜5デニール程度のものを用いるのが
よい。 より緻密でより高級な外観の毛皮調のパイル布
帛を得るためには、比較的細めの混紡紡績糸をパ
イル糸として使用してパイル密度を高くするのが
望ましい。また、人工毛皮としてより高級な立毛
品位のものを得る上で特に重要な点は、該混紡紡
績糸を、甘ヨリもしくは無ヨリの紡績糸あるいは
解ネン紡績糸として構成せしめて用いる点であ
り、このようにすることにより、後工程における
パイル糸の解繊と、さし毛用有限長繊維およびわ
た毛用有限長繊維よりなる遊離パイル繊維の除去
処理を非常に簡単にスムーズに行ない得て、強烈
な解繊アクシヨンにより両端尖鋭化繊維の先端部
や真直ぐでるべき立毛繊維を傷付けることが少な
く、また、混紡紡績糸中において、繊維成分にら
せん状のヨリぐせを与えてしまうこともないの
で、かかる点からも真直ぐであるべき立毛繊維を
得る上で非常に相乗効果的に有効なものである。 すなわち、ヨリの入つた混紡紡績糸を用いてパ
イル糸を構成した場合、構成繊維成分にはらせん
状のヨリグセがついてしまい、特に良好な真直ぐ
な外観を有するさし毛立毛を得ることは難しいば
かりか、また、ヨリの入つたパイル糸を解繊して
遊離繊維を除去する工程自体が強烈で長時間の解
繊アクシヨンが必要であり、この強アクシヨンが
また、両端の尖鋭化形状を破損したり、繊維の直
線性を損つたりする問題があつて、立毛品位・品
質の良好なものが得られない、加工工程が繁雑
化・長時間化する、工程管理が難しい等の問題が
あつて、望ましくないものである。なお、特にこ
のようにパイル糸を甘ヨリあるいは無ヨリ紡績糸
ないしは解ネン紡績糸として構成するに際して、
糸強力を持たせるために適宜のフイラメント糸も
しくは細番手紡績糸などを交ネン、カバリング等
させて用いるのも工業上有用な手段である。そし
て、その場合、該フイラメント糸もしくは細番手
紡績糸に関して、上述の如く該糸を最終製品中に
残してわた毛調の立毛の全部もしくは一部として
利用するようにしてもよく、あるいは適宜の処理
手段により容易に溶出する素材等を用いて、かつ
該溶出処理等をパイル布帛形成以降に施すことに
より最終製品中には該フイラメント糸もしくは細
番手紡績糸が実質上残らないようにしてもよい。 この発明の方法において、さし毛用有限長繊維
成分の長さは15〜50mmの範囲とするのがよい。 パイル布帛はその構造を特に限定されないが、
地組織をよりしつかりとしたものになし得る等の
理由から、織物にて構成せしめるのが最適であ
り、パイル構造はV型のルーズパイル、W型のフ
アーストパイル等のいずれを採用してもよいが、
フアーストパイルを採用する方がパイル抜けが少
なく好ましい。 繊維成分のパイル布帛からの遊離繊維の除去と
解繊作用は公知の起毛機などを用いてブラツシン
グ作用を与えて行なえばよい。 次に、この発明の方法による人工毛皮の代表的
態様例を第4図a,bにより説明するが、むろん
この発明の方法がこれのみに限定されないことは
言うまでもない。 第4図a,bはいずれもこの発明による人工毛
皮の例を示した側面モデル図であり、第4図a
は、両端が尖鋭化されたさし毛用有限長繊維成分
とこれよりも長さが約1/2と繊維長が短く、かつ
細いわた毛用有限長繊維成分との混紡糸をパイル
糸に用い、該さし毛用有限長繊維成分の長さより
も長いカツトパイル長さとしてなるカツトパイル
布帛を構成した後、遊離繊維すなわち地組織に把
持されていないさし毛用とわた毛用の各有限長繊
維成分を除去し、地組織に把持されているさし毛
用とわた毛用の各有限長繊維を解繊させたもので
あつて、さし毛調立毛3とわた毛調立毛4とが長
短2層の立毛織構造を呈していて、さし毛調立毛
層、わた毛調立毛層とも自然な立毛長さ分布を有
している。すなわち、第3図に示したようなパイ
ル糸中でのさし毛用有限長繊維の配置および同様
なわた毛用有限長繊維の配置に基づいて、さし毛
調立毛、わた毛調立毛とも、用いられたさし毛用
有限長繊維、わた毛用有限長繊維の長さにほぼ等
しい長さを最大立毛長さとして、最短でほぼゼロ
の立毛長さ分布を呈している。 立毛の他端は、地組織5に埋没しているか、あ
るいはさらに地組織5中でW型あるいはV型の把
持部を成した後、さらに突出して隣接する立毛を
形成している。地組織5にはポリウレタンなどの
接着性重合体が含浸されているか、バツキング層
6を形成せしめるかあるいはそれら両者を形成せ
しめてもよく、パイルのより強固な固定、さらに
擬革化など所望の目的に応じて適切なバツキング
等を行なえばよい。場合によつてはバツキングを
省略することもできる。 第4図bは、両端が尖鋭化されたさし毛用有限
長繊維成分と、これよりも長さが約1/2と繊維長
が短くかつ細いわた毛用有限長繊維成分とを用い
て混紡糸をいつたん作つた後、該混紡糸を解ネン
させつつ更にわた毛用のフイラメント糸を交ネン
させて得た、芯部の紡績糸がほぼ完全に無ヨリ化
され、その周囲に該フイラメント糸が巻回してな
る解ネン紡績糸をパイル糸として用い、2重ベル
ベツト織機で2重パイル織を成しつつ、hの高さ
位置でナイフ7を用いてパイル糸をカツトして得
られるパイル布帛を示したものである。なお、2
重パイル織に際し、上下基布間の接結パイル長さ
はさし毛用有限長繊維の長さとほぼ同じ程度ない
しは少し長いものとして設定したものである。こ
のようにして得られるパイル布帛は、ナイフ7を
パイル糸に当ててカツト作用を与えてもさし毛用
有限長繊維が滑べりを起こして現実にはさし毛用
有限長繊維は切断されず(たとえば、3′に示さ
れるさし毛用有限長繊維は、1端側のみ下の地組
織に固定把持されていて上の地組織には固定把持
されていないために、ナイフ7が当該部分を通過
しても、無ヨリのために滑べりを生じるだけで該
ナイフによる実際切断は起こらないわけである。)
に、フイラメント糸だけが実際のカツトを確実に
受け、さし毛調立毛は第4図aの場合と同様に立
毛し、一方、わた毛調立毛に関し、元はフイラメ
ント糸でありナイフでカツトされて長さがほぼh
のパイル立毛となつたわた毛調立毛4′と有限長
繊維としてもともと混紡糸中にて用いられていた
わた毛調立毛4″との両者のわた毛調の立毛が存
在することとなる。 この第4図bの場合、第4図aのものに比べて
わた毛調立毛の最大高さがよく揃つた好ましいも
のとなる。この第4図bのようにわた毛用繊維成
分としてフイラメント糸と有限長繊維の両者を用
いる場合、それらは同一の素材を用いてもよい
し、あるいは異素材を用いて異染効果などを特に
持たせるようにしてもよい。なお、第4図bのよ
うな場合でもフイラメント糸として易溶出素材か
らなるものを用いかつパイル布帛形成後、該フイ
ラメント糸の溶出加工を行なえば第4図aのもの
とほぼ同様なものが得られる。いずれの場合で
も、このような解ネン紡績糸を用うれば、パイル
布帛形成後の繊維成分の除去、解繊を著しく簡単
に成すことができる。 第4図a,bからもわかる通り、各々のパイル
は多数本のわた毛調立毛と比較的少数本のさし毛
調立毛から形成されている。そして、重要な点
は、より表層に位置する、立毛長さのより長いさ
し毛調立毛は、両端尖鋭化繊維の1端側により近
い箇所で地組織に把持されていることになるの
で、立毛根元部は細く、立毛中間部は太いものと
なつている点であり、さし毛調立毛とわた毛調立
毛とが1つのパイル根元から混存して生えている
という点と併せて、これら構造は天然毛皮の毛根
元構造とほぼ同様なものであり、かかる構造とな
ることによりわた毛調立毛とさし毛調立毛のなじ
みがよく、立毛表面をなびかせたり、逆なでした
ときの挙動も飛躍的に天然毛皮のそれに近づける
ことができるのである。 このような特徴は、両端尖鋭化繊維をさし毛用
有限長繊維成分として用いたことによつてもたら
されるものであるが、該両端尖鋭化繊維によりも
たらされる構造上の特徴を十二分に発揮させて好
ましい立毛特性、外観のものを得るために、該さ
し毛用有限長繊維成分の最も太い箇所の繊度D、
該さし毛用有限長繊維の混用比率Rの両者関係を
適切なものに設定することが肝要なのであつて、
特に、さし毛用有限長繊維成分の混合使用率をこ
の発明の規定する範囲よりも多くとつた場合な
ど、外観上さし毛が密に見えて高級そうな感じが
強くなる(天然毛皮は外観上わた毛はほとんど見
えずさし毛が主として視覚にうつたえている)も
のの、立毛のそよぎ性、逆なで回復性、わた毛と
のなじみ性などの立毛特性において、上記構造に
基づくせつかくの特徴が消されてしまう場合など
が多く、さし毛用有限長繊維成分の除去量なども
ふまえて、上記D、Rの選択には十分に注意をす
ることが肝要なのである。 なお、この発明の方法において、さし毛用有限
長繊維成分、わた毛用繊維成分はそれぞれ適度な
異デニール繊維の混合であつたり、中空、偏平な
どの変形断面であつたり、あるいは異種の断面繊
維の混合であることも最終製品の風合、光沢など
の面から有効に作用するので、それらの繊維を適
宜用いるのも好ましい。 また、得られるパイル布帛の地組織を薄くした
り、柔軟性を向上させたり、ある程度のストレツ
チ性を付与することは当該布帛のドレープ性を向
上させたり、縫製性を容易にしたりするうえで好
ましいことである。このため所望に応じて地組織
用糸として易溶出性繊維、分割・分繊型複合繊維
や極細デニール繊維あるいはケン縮加工糸、伸縮
性糸などを利用して適宜な後加工をしたり、それ
ら繊維、糸からなる基布を用いることも可能であ
る。また地組織裏面の擬革化についても公知の加
工手法を利用して容易に達成できるものである。 以上述べた通りのこの発明によれば、高級味あ
ふれるタツチ・風合い、外観等において天然毛皮
に極めて近似した特徴を有する人工毛皮が提供さ
れるものである。 以下、実施例に基づいてこの発明の方法の具体
的構成、効果について説明をする。 実施例 1 繊度20d、30d、50d、75dの4種類のポリブチ
レンテレフタレート繊維を用いて、両端に尖鋭化
処理を施して得られた両端尖鋭ポリブチレンテレ
フタレート・ステープル4種(ステープル長さ:
37mm)をさし毛用有限長繊維として用い、わた毛
用繊維としては米綿を用いて、第1表に示す各種
の混紡率にて7〜10S(綿番手)の範囲の実質的
に無ヨリの混紡糸18種を作つた。 該混紡糸をパイル糸に、地タテ・ヨコにポリエ
チレン・ステープル繊維1.5d×51mmからなる紡績
糸15S/2を使用して、それぞれタテパイルのカ
ツトパイル織物を第1表に示す通り18種類織成し
た。カツトパイル長さはいずれも39mmに設定し
た。 得られた生機のそれぞれに、ポリウレタン15%
DMF溶液でバツキングして、水洗、脱水、乾燥
をした後、起毛機を用いてブラツシングし、パイ
ル糸のヨリを根元まで解いて解繊せしめるととも
に、地組織から遊離してくる両端尖鋭化ポリブチ
レンテレフタレート繊維および米綿をパイル布帛
中から除去して、第4図aに構造モデルを示した
通りの毛皮調のパイル布帛を得た。 こうして得られた各毛皮調パイル布帛の評価結
果は第1表の通りである。 なお、さらに比較のために、上記の繊度30dの
さし毛用有限長繊維30%使い、わた毛用有限長繊
維として米綿70%使いで、10Sの混紡糸(ヨリ
数:473T/m)を作り、該混紡糸をパイル糸に用
いて、他は上記の各実施例と同様にして毛皮調パ
イル織物の製造を試みた。 この結果、この有ネン紡績糸をパイル糸として
用いた人工毛皮の製造においては、起毛機による
解繊作業、遊離繊維の除去作業は、非常に長い処
理時間(処理回数)と強いアクシヨンでの加工処
理条件が要された。 さらに、この結果、得られた毛皮調パイル織物
のさし毛調立毛は、起毛機によるアクシヨンによ
ると思われる繊維の引きちぎれ破損や折れ曲がり
損傷が多々生じていて、また、さし毛調立毛にお
いて特に目立つらせん状のヨリグセを立毛が持つ
ていることの2つの理由から、立毛外観はチリチ
リとしたスポツト状の輝点が無数に認められるも
のであり、また風合、立毛タツチもザラザラ、チ
リチリとした感じの強いものであり、スツキリと
した高級感に富んだ立毛外観と風合のものは、労
ばかり多くして全く得られなかつた。
【表】
比較実施例 1
繊度30d、50dの2種のポリブチレンテレフタ
レート・ステープル(両端尖鋭化加工をしていな
いストレート状、ステープル長さ:37mm)をさし
毛用有限長繊維として用い、わた毛用繊維として
は米綿を用いて、実質的に無ヨリの混紡糸2種を
作つた。30aのポリブチレンテレフタレート・ス
テープル使いのものは、R=30%、10Sであり、
50dのポリブチレンテレフタレート・ステープル
使いのものは、R45%、9Sである これらの混紡糸をパイル糸に用いて実施例1と
同様に、製織、後加工して毛皮調のパイル布帛を
得た。 こうして得られた毛皮調パイル布帛は、いずれ
もさし毛調立毛が布帛表面を覆い好ましいものと
言えたが、さし毛の先に尖鋭化されていないた
め、外観的に今一つイミテーシヨンの域を出ない
ものであり、風合、タツチも滑らかでなく、ま
た、長めのさし毛調立毛でも根元部は細くなつて
おらずそのままストレート状であるため立毛のそ
よぎ性等の立毛特性において劣るものであつた。 比較実施例 2 繊度10dと85dの2種のポリブチレンテレフタ
レート繊維を用いて、両端に尖鋭化処理を施して
得られた両端尖鋭ポリブチレンテレフタレート・
ステープル2種(ステープル長さ:37mm)をさし
毛用有限長繊維として用い、わた毛用繊維として
は米綿を用いて実質的に無ヨリの混紡糸を作つ
た。10dのポリブチレンテレフタレート・ステー
プル使いのものは、R=45%、10Sであり、85d
のポリブチレンテレフタレート使いのものはR=
50%、7Sである。 これらの混紡糸をパイル糸に用いて実施例1と
同様に、製織、後加工してパイル布帛2種を得
た。 こうして得られたパイル布帛は、10d使いのも
のはさし毛調立毛が、天然のものと比べてさし毛
としての効果が乏しく、軟らかすぎ外観的にも貧
弱なものであり、また85d使いのものは風合が粗
硬すぎて滑らかさに乏しく、高級天然毛皮調とは
いずれも言い難いものであつた。 実施例 2 繊度40d、50dの2種のポリブチレンテレフタ
レート繊維を用いて、両端に尖鋭化処理を施して
得られた両端尖鋭ポリブチレンテレフタレート・
ステープル2種(ステープル長さ:38mm)をさし
毛用有限長繊維として用い、わた毛用繊維として
ポリブチレンテレフタレート・ステープル1.5d×
20mmを用い、混紡糸10S、ヨリ数(Zヨリ)473
T/mのものそれぞれ2種を作つた。それぞれ、
さし毛用ステープルは45重量%、わた毛用ステー
プルは55重量%である。 この混紡糸に、第2のわた毛用成分として、ポ
リブチレンテレフタレート・フイラメント糸75d
×24filをヨリ数(Sヨリ)473T/mにて交ネンし
て100%解ネン紡績糸を得た。結局、Rは2種の
糸とも40%である。 これらの糸をパイル糸に用い、地糸は実施例1
に用いたものと同じものを用いて、2重ベルベツ
ト織機にて製織し、それぞれ上下2枚のパイル布
帛を得た。製織に際し、結結パイル長さは40mmと
して、中央部にてナイフが当たる(ナイフ高さ:
20mm)ようにした。 こうして得られた生機に、実施例1と同様の後
加工を施して毛皮調のパイル布帛を得た。 得られた毛皮調パイル布帛は、いずれも天然ミ
ンク調として良好なものであり、構造的には第4
図bに示した如きものであり、実施例1のものに
比べるとわた毛高さがよく揃つたものであつた。 さし毛用ステープル40d、50d使いのものの両
者に比べると、40d使いのものは全体として天然
毛皮により近い柔らかい風合い・タツチを特に特
徴として有するものであり、50d使いのものは、
さし毛1本1本の有する外観太さが特に天然のも
のに近いものであつた。
レート・ステープル(両端尖鋭化加工をしていな
いストレート状、ステープル長さ:37mm)をさし
毛用有限長繊維として用い、わた毛用繊維として
は米綿を用いて、実質的に無ヨリの混紡糸2種を
作つた。30aのポリブチレンテレフタレート・ス
テープル使いのものは、R=30%、10Sであり、
50dのポリブチレンテレフタレート・ステープル
使いのものは、R45%、9Sである これらの混紡糸をパイル糸に用いて実施例1と
同様に、製織、後加工して毛皮調のパイル布帛を
得た。 こうして得られた毛皮調パイル布帛は、いずれ
もさし毛調立毛が布帛表面を覆い好ましいものと
言えたが、さし毛の先に尖鋭化されていないた
め、外観的に今一つイミテーシヨンの域を出ない
ものであり、風合、タツチも滑らかでなく、ま
た、長めのさし毛調立毛でも根元部は細くなつて
おらずそのままストレート状であるため立毛のそ
よぎ性等の立毛特性において劣るものであつた。 比較実施例 2 繊度10dと85dの2種のポリブチレンテレフタ
レート繊維を用いて、両端に尖鋭化処理を施して
得られた両端尖鋭ポリブチレンテレフタレート・
ステープル2種(ステープル長さ:37mm)をさし
毛用有限長繊維として用い、わた毛用繊維として
は米綿を用いて実質的に無ヨリの混紡糸を作つ
た。10dのポリブチレンテレフタレート・ステー
プル使いのものは、R=45%、10Sであり、85d
のポリブチレンテレフタレート使いのものはR=
50%、7Sである。 これらの混紡糸をパイル糸に用いて実施例1と
同様に、製織、後加工してパイル布帛2種を得
た。 こうして得られたパイル布帛は、10d使いのも
のはさし毛調立毛が、天然のものと比べてさし毛
としての効果が乏しく、軟らかすぎ外観的にも貧
弱なものであり、また85d使いのものは風合が粗
硬すぎて滑らかさに乏しく、高級天然毛皮調とは
いずれも言い難いものであつた。 実施例 2 繊度40d、50dの2種のポリブチレンテレフタ
レート繊維を用いて、両端に尖鋭化処理を施して
得られた両端尖鋭ポリブチレンテレフタレート・
ステープル2種(ステープル長さ:38mm)をさし
毛用有限長繊維として用い、わた毛用繊維として
ポリブチレンテレフタレート・ステープル1.5d×
20mmを用い、混紡糸10S、ヨリ数(Zヨリ)473
T/mのものそれぞれ2種を作つた。それぞれ、
さし毛用ステープルは45重量%、わた毛用ステー
プルは55重量%である。 この混紡糸に、第2のわた毛用成分として、ポ
リブチレンテレフタレート・フイラメント糸75d
×24filをヨリ数(Sヨリ)473T/mにて交ネンし
て100%解ネン紡績糸を得た。結局、Rは2種の
糸とも40%である。 これらの糸をパイル糸に用い、地糸は実施例1
に用いたものと同じものを用いて、2重ベルベツ
ト織機にて製織し、それぞれ上下2枚のパイル布
帛を得た。製織に際し、結結パイル長さは40mmと
して、中央部にてナイフが当たる(ナイフ高さ:
20mm)ようにした。 こうして得られた生機に、実施例1と同様の後
加工を施して毛皮調のパイル布帛を得た。 得られた毛皮調パイル布帛は、いずれも天然ミ
ンク調として良好なものであり、構造的には第4
図bに示した如きものであり、実施例1のものに
比べるとわた毛高さがよく揃つたものであつた。 さし毛用ステープル40d、50d使いのものの両
者に比べると、40d使いのものは全体として天然
毛皮により近い柔らかい風合い・タツチを特に特
徴として有するものであり、50d使いのものは、
さし毛1本1本の有する外観太さが特に天然のも
のに近いものであつた。
第1図a,bは、この発明に用いられる両端が
尖鋭化されてなる形状を有するさし毛用有限長繊
維の例を示した側面モデル図である。第2図は、
本発明で規定するD、Rの領域を示したグラフで
ある。第3図は、本発明において好ましく用いら
れる糸状物内におけるさし毛用有限長繊維の配置
をモデル的に示したものである。第4図a,b
は、本発明による人工毛皮の例を示した側面モデ
ル図である。 1:さし毛用有限長繊維、2:糸状物、3,
3′:さし毛調立毛、4,4′,4″:わた毛調立
毛、5:地組織、6:バツキング層、7:ナイ
フ。
尖鋭化されてなる形状を有するさし毛用有限長繊
維の例を示した側面モデル図である。第2図は、
本発明で規定するD、Rの領域を示したグラフで
ある。第3図は、本発明において好ましく用いら
れる糸状物内におけるさし毛用有限長繊維の配置
をモデル的に示したものである。第4図a,b
は、本発明による人工毛皮の例を示した側面モデ
ル図である。 1:さし毛用有限長繊維、2:糸状物、3,
3′:さし毛調立毛、4,4′,4″:わた毛調立
毛、5:地組織、6:バツキング層、7:ナイ
フ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 さし毛用有限長繊維と、該さし毛用有限長繊
維よりも繊度の細いわた毛用有限長繊維からな
り、かつ該さし毛用有限長繊維として、繊度Dが
下記式〔〕で示される範囲でありかつ両端尖鋭
化された形状を有する繊維が用いられているとと
もに、該さし毛用有限長繊維の混合率Rが下記式
〔〕で示される範囲を満足してなる甘ヨリもし
くは無ヨリの紡績糸あるいは解ネン紡績糸である
混紡紡績糸をパイル糸として用いて、パイル布帛
を構成した後、パイル面側において該パイル糸を
解繊するとともに、さし毛用有限長繊維およびわ
た毛用有限長繊維よりなる遊離パイル繊維を除去
することを特徴とする人工毛皮の製造方法。 15≦D≦80 …〔〕 50D/50+D≦R≦450/D+55 …〔〕 ただし、 D:さし毛用有限長繊維の最も太い箇所の繊度
(デニール) R:さし毛用有限長繊維成分の混合率(重量%)
であつて、R=A/A+B×100より求める。 ただし、A:パイル糸の単位長さ当りのさし
毛用有限長繊維の重量 B:パイル糸の単位長さ当りのわた
毛用有限長繊維の重量 2 さし毛用有限長繊維成分の長さが、15〜50mm
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の人工毛皮の製造方法。 3 パイル布帛がパイル織物であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の人工毛皮の製造
方法。 4 パイル糸の解繊および遊離パイル繊維の除去
工程の前および/または後に、パイル布帛の非パ
イル面にバツキング処理することを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の人工毛皮の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56090851A JPS57205546A (en) | 1981-06-15 | 1981-06-15 | Production of artificial leather |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56090851A JPS57205546A (en) | 1981-06-15 | 1981-06-15 | Production of artificial leather |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57205546A JPS57205546A (en) | 1982-12-16 |
| JPS6358943B2 true JPS6358943B2 (ja) | 1988-11-17 |
Family
ID=14010079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56090851A Granted JPS57205546A (en) | 1981-06-15 | 1981-06-15 | Production of artificial leather |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57205546A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0340832A (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-21 | Toray Ind Inc | パイル布帛 |
| JP2626230B2 (ja) * | 1990-10-09 | 1997-07-02 | 東レ株式会社 | 毛皮調パイル布帛およびその製造方法 |
| CN105531411A (zh) * | 2014-02-14 | 2016-04-27 | 内野株式会社 | 毛圈织物和制造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56128342A (en) * | 1980-03-14 | 1981-10-07 | Toray Industries | Raised structure and method |
-
1981
- 1981-06-15 JP JP56090851A patent/JPS57205546A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57205546A (en) | 1982-12-16 |
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