JPS6360694B2 - - Google Patents
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- JPS6360694B2 JPS6360694B2 JP59036138A JP3613884A JPS6360694B2 JP S6360694 B2 JPS6360694 B2 JP S6360694B2 JP 59036138 A JP59036138 A JP 59036138A JP 3613884 A JP3613884 A JP 3613884A JP S6360694 B2 JPS6360694 B2 JP S6360694B2
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- JP
- Japan
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- vinyl alcohol
- ethylene
- alcohol copolymer
- regrind
- blend
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/09—Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
本発明は、プラスチツク成形品の製造方法の関
するもので、より詳細には、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体層と低吸水性熱可塑性樹脂層と
を有する多層成形品のリグラインドから、ガスバ
リヤー性、機械的性質、フレーバー(香味)特性
及び外観的特性に優れたプラスチツク成形品を製
造する方法に関する。 エチレン−ビニルアルコール共重合体は、種々
の樹脂の内でも、酸素等の気体に対する耐透過性
に最も優れた樹脂の一つであり、この特性を利用
して、ボトル、カツプ等の包装用容器やフイルム
等の分野に広く使用されている。このエチレン−
ビニルアルコール共重合体は、湿度に対して敏感
であり、例えば100%RHのような高湿度条件下
には、酸素の透過係数が約一桁大きい値となると
いう欠点を有する。この欠点を改善する目的で、
エチレン−ビニルアルコール共重合体を含有する
ガスバリヤー層を、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の低吸水率樹脂の内外表面層でサンドイツチ
させた積層構造とし、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体への湿度の影響を小さくする手法が広
く採用されている。 この積層体から包装容器を製造する際、ボトル
等のブロー成形ではピンチオフによるバリ、また
カツプ成形の場合には、打抜きクズ等のリグライ
ンドが必然的に発生し、その再利用が省資源の見
地から必要となる。このリグラインドは、前述し
た積層構造に由来して低吸水率樹脂とエチレン−
ビニルアルコール共重合体とのブレンド物から成
つているが、これを容器やフイルム乃至はシート
の成形に再利用するときには、成形品の特性が至
つて劣つたものとなり、例えば、ガスバリヤー
性、強度、伸び及び耐衝撃性等の機械的性質、フ
レーバー特性及び外観的特性が極端に低下するこ
とが認められた。 従つて、本発明の目的は、低吸水性樹脂及びエ
チレン−ビニルアルコール共重合体を含む多層成
形品のリグラインドを、成形品の製造に有効に利
用する方法を提供するにある。 本発明の他の目的は、上記リグラインドから、
ガスバリヤー性、機械的特性、フレーバー特性及
び外観的特性に優れた容器、フイルム乃至シート
のような成形品を製造する方法を提供する方法を
提供するにある。 本発明によれば、エチレン−ビニルアルコール
共重合体と低吸水性熱可塑性樹脂とを含有するブ
レンド物を、単独で或いは他の樹脂との組合せで
溶融押出成形することから成るプラスチツク成形
品の製造方法において、前記ブレンド物がエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体層及び低吸水性熱
可塑性樹脂層を有する多層成形品のリグラインド
であり、このリグラインドに、溶融押出に先立つ
て、加熱気体を強制通風して、リグラインドをエ
チレン−ビニルアルコール共重合体のビニルアル
コール単位当りの水分量が1.3重量%未満となる
迄乾燥し、次いで溶融押出成形することを特徴と
するプラスチツク成形品の製造方法が提供され
る。 本発明は、エチレン−ビニルアルコール共重合
体層及び低吸水性熱可塑性樹脂層を有する多層成
形品のリグラインドを成形品の製造に再利用する
ものであり、このリグラインドを、溶融押出しに
先立つて、加熱気体の強制通風により乾燥するこ
と、及びこの乾燥の程度をエチレン−ビニルアル
コール共重合体のビニルアルコール単位当りの水
分量が1.3重量%未満となるようにすることに特
徴を有するものである。本発明によればこれによ
りこのリグラインドから形成される成形品のガス
バリヤー性、機械的性質、フレーバー特性及び外
観的特性を顕著に改善して、容器やフイルム乃至
シートへの成形に再利用することが可能となる。 本発明者等は、前記リグラインド溶融押出成形
する際に生ずる諸特性の劣化の原因について鋭意
研究を重ねた結果、次の知見を得た。エチレン−
ビニルアルコール共重合体は、それ自体公知の通
り、吸水性があり、従つて、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体と低吸水性樹脂とのブレンド物
から成るリグラインド(以下単にリグラインド或
いはブレンド物と呼ぶことがある)も必ず大気中
に置かれることから、或る程度の吸水をしてい
る。しかも、エチレン−ビニルアルコール共重合
体と低吸水性樹脂とのブレンド物の溶融押出で
は、エチレン−ビニルアルコール共重合体の単独
押出しの場合と異なり、ブレンド物中のエチレン
−ビニルアルコール共重合体は極めて特殊な条件
下に置かれる。即ち、このブレンド物の溶融樹脂
流中では、該共重合体は、ポリオレフイン等の低
吸水率樹脂中の連続相中に海−島状に分散した形
態をとるか、或いは本発明者等が既に提案してい
る如く、薄い層状に分布した構造となつており、
しかもブレンド物中の水分はは上記分布構造のエ
チレン−ビニルアルコール共重合体に吸着され、
しかもその周囲は疎水性の樹脂媒質で包囲された
環境となつている。更に、エチレン−ビニルアル
コール共重合体は、溶融成形は可能であるとして
も、ポリオレフイン等の他の樹脂に比べれば熱劣
化を受け易い樹脂であるから、一度溶融成形の履
歴をもつリグラインドでは、既に樹脂の熱劣化が
進行しているのである。しかして、この熱劣化傾
向のあるエチレン−ビニルアルコール共重合体
に、水の存在下に熱が作用すると、樹脂の熱劣化
が加速度的に進行するのである。換言すると、溶
融履歴のあるエチレン−ビニルアルコール共重合
体の再溶融に際して、水の存在は熱劣化の触媒と
して作用することが見出されたのである。しか
も、ブレンド物の溶融に際しては、水を含むエチ
レン−ビニルアルコール共重合体は疎水性樹脂で
閉じ込められた微細な粒状乃至層状の形で溶融温
度に付されることから、該共重合体はあたかも、
オートクレーブ処理のような条件で熱の影響を受
け、その結果として、ゲル化、ゴム質化、発泡答
等を生じ、それによりガスバリヤー性の低下;強
度、伸び及び耐衝撃性の低下;樹脂分解物の勾い
等によるフレーバー低下;着色、発泡等による外
観不良等のトラブルを生ずるのである。 本発明で用いるリグラインドでは、既に指摘し
た通り、エチレン−ビニルアルコール共重合体層
が低吸水性樹脂層でサンドイツチされた構造をと
ることから、一旦エチレン−ビニルアルコール共
重合体が吸湿するとその乾燥がかなり困難である
という問題がある。本発明ではこのリグラインド
を加熱気体の強制通風により乾燥すると、意外な
ことに樹脂の劣化なしに、しかも乾燥が効率よく
行なえることを見出したものである。即ち、特開
昭55−150316号公報には、ビニルアルコール系重
合体を熱風乾燥手段により乾燥すると該重合体の
着色、異臭の発生等を生じることが記載されてい
るが、本発明が対象とするリグラインドではこの
ような欠点なしに乾燥が可能となるのは、低吸水
性樹脂層とがリグラインド表面に存在してエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体と熱風との直接的
な接触が防止される一方で、高温での低吸水性樹
脂層の水分透過度が大となり、該共重合体中の水
分が低吸水性樹脂層を通して熱風中に有効に且つ
急速に蒸発することによるものと思われる。 本発明において、水分量とは、リグラインド全
体当りの水分量ではなく、エチレン−ビニルアル
コール共重合体のビニルアルコール単位当りの水
分量であることに注意する必要がある。このリグ
ラインド中の水分がビニルアルコール単位当り
1.3%未満とすることが、リグラインド成形品の
発泡着色を防止する上で極めて臨界的であること
は後述する実施例の結果から明白である。 エチレン−ビニルアルコール共重合体として
は、エチレン含有量が20乃至60モル%、特に25乃
至50モル%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体
を、ケン化度が96モル%以上、特に99モル%以上
となるようにケン化して得られる共重合体ケン化
物が使用される。このエチレンビニルアルコール
共重合体ケン化物は、フイルムを形成し得るに足
る分子量を有するべきであり、一般に、フエノー
ル:水の重量比で85:15の混合溶媒中30℃で測定
して、0.01dl/g以上、特に0.05dl/g以上の粘
度を有することが望ましい。 低吸水性樹脂としては、ASTM D570で測定
した吸水率が0.5%以下;特に0.1%以下の熱可塑
性樹脂が使用され、その代表例として、低−、中
−或いは高−密度のポリエチレン、アイソタクテ
イツクポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、ポリブテン−1、エチレン−ブテン−1
共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、エ
チレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレフイ
ン共重合体(アイオノマー)、或いはこれらのブ
レンド物等のオレフイン系樹脂を挙げることがで
き、更にポリエチレンテレフタレート、ポリテト
ラメチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエス
テルやポリカーボネートであることもできる。 本発明に用いるブレンド物においてエチレン−
ビニルアルコール共重合体(EVOH)と低吸水
性熱可塑性樹脂(LMR)とは、任意の比率で存
在し得るが、リグラインドではEVOHに比して
LMRの量が多く、一般に EVOH:LMR=1:2乃至1:1000 特に =1:3乃至1:500 である。 このブレンド物には、前に例示した以外の熱可
塑性樹脂が含有されていることができる。例え
ば、エチレン−ビニルアルコール共重合体と低吸
水性樹脂とは、通常熱接着性がないので、これら
両樹脂層の一方或いは両方に接着剤樹脂を配合す
るか、或いは両樹脂層の間に、接着剤樹脂層を設
ける。これらの接着剤樹脂は、当然リグラインド
のブレンド物中にも混入してくることになる。 このような接着剤樹脂としては、カルボン酸、
カルボン酸無水物、カルボン酸塩、カルボン酸ア
ミド、カルボン酸エステル等に基づくカルボニル
するもので、より詳細には、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体層と低吸水性熱可塑性樹脂層と
を有する多層成形品のリグラインドから、ガスバ
リヤー性、機械的性質、フレーバー(香味)特性
及び外観的特性に優れたプラスチツク成形品を製
造する方法に関する。 エチレン−ビニルアルコール共重合体は、種々
の樹脂の内でも、酸素等の気体に対する耐透過性
に最も優れた樹脂の一つであり、この特性を利用
して、ボトル、カツプ等の包装用容器やフイルム
等の分野に広く使用されている。このエチレン−
ビニルアルコール共重合体は、湿度に対して敏感
であり、例えば100%RHのような高湿度条件下
には、酸素の透過係数が約一桁大きい値となると
いう欠点を有する。この欠点を改善する目的で、
エチレン−ビニルアルコール共重合体を含有する
ガスバリヤー層を、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の低吸水率樹脂の内外表面層でサンドイツチ
させた積層構造とし、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体への湿度の影響を小さくする手法が広
く採用されている。 この積層体から包装容器を製造する際、ボトル
等のブロー成形ではピンチオフによるバリ、また
カツプ成形の場合には、打抜きクズ等のリグライ
ンドが必然的に発生し、その再利用が省資源の見
地から必要となる。このリグラインドは、前述し
た積層構造に由来して低吸水率樹脂とエチレン−
ビニルアルコール共重合体とのブレンド物から成
つているが、これを容器やフイルム乃至はシート
の成形に再利用するときには、成形品の特性が至
つて劣つたものとなり、例えば、ガスバリヤー
性、強度、伸び及び耐衝撃性等の機械的性質、フ
レーバー特性及び外観的特性が極端に低下するこ
とが認められた。 従つて、本発明の目的は、低吸水性樹脂及びエ
チレン−ビニルアルコール共重合体を含む多層成
形品のリグラインドを、成形品の製造に有効に利
用する方法を提供するにある。 本発明の他の目的は、上記リグラインドから、
ガスバリヤー性、機械的特性、フレーバー特性及
び外観的特性に優れた容器、フイルム乃至シート
のような成形品を製造する方法を提供する方法を
提供するにある。 本発明によれば、エチレン−ビニルアルコール
共重合体と低吸水性熱可塑性樹脂とを含有するブ
レンド物を、単独で或いは他の樹脂との組合せで
溶融押出成形することから成るプラスチツク成形
品の製造方法において、前記ブレンド物がエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体層及び低吸水性熱
可塑性樹脂層を有する多層成形品のリグラインド
であり、このリグラインドに、溶融押出に先立つ
て、加熱気体を強制通風して、リグラインドをエ
チレン−ビニルアルコール共重合体のビニルアル
コール単位当りの水分量が1.3重量%未満となる
迄乾燥し、次いで溶融押出成形することを特徴と
するプラスチツク成形品の製造方法が提供され
る。 本発明は、エチレン−ビニルアルコール共重合
体層及び低吸水性熱可塑性樹脂層を有する多層成
形品のリグラインドを成形品の製造に再利用する
ものであり、このリグラインドを、溶融押出しに
先立つて、加熱気体の強制通風により乾燥するこ
と、及びこの乾燥の程度をエチレン−ビニルアル
コール共重合体のビニルアルコール単位当りの水
分量が1.3重量%未満となるようにすることに特
徴を有するものである。本発明によればこれによ
りこのリグラインドから形成される成形品のガス
バリヤー性、機械的性質、フレーバー特性及び外
観的特性を顕著に改善して、容器やフイルム乃至
シートへの成形に再利用することが可能となる。 本発明者等は、前記リグラインド溶融押出成形
する際に生ずる諸特性の劣化の原因について鋭意
研究を重ねた結果、次の知見を得た。エチレン−
ビニルアルコール共重合体は、それ自体公知の通
り、吸水性があり、従つて、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体と低吸水性樹脂とのブレンド物
から成るリグラインド(以下単にリグラインド或
いはブレンド物と呼ぶことがある)も必ず大気中
に置かれることから、或る程度の吸水をしてい
る。しかも、エチレン−ビニルアルコール共重合
体と低吸水性樹脂とのブレンド物の溶融押出で
は、エチレン−ビニルアルコール共重合体の単独
押出しの場合と異なり、ブレンド物中のエチレン
−ビニルアルコール共重合体は極めて特殊な条件
下に置かれる。即ち、このブレンド物の溶融樹脂
流中では、該共重合体は、ポリオレフイン等の低
吸水率樹脂中の連続相中に海−島状に分散した形
態をとるか、或いは本発明者等が既に提案してい
る如く、薄い層状に分布した構造となつており、
しかもブレンド物中の水分はは上記分布構造のエ
チレン−ビニルアルコール共重合体に吸着され、
しかもその周囲は疎水性の樹脂媒質で包囲された
環境となつている。更に、エチレン−ビニルアル
コール共重合体は、溶融成形は可能であるとして
も、ポリオレフイン等の他の樹脂に比べれば熱劣
化を受け易い樹脂であるから、一度溶融成形の履
歴をもつリグラインドでは、既に樹脂の熱劣化が
進行しているのである。しかして、この熱劣化傾
向のあるエチレン−ビニルアルコール共重合体
に、水の存在下に熱が作用すると、樹脂の熱劣化
が加速度的に進行するのである。換言すると、溶
融履歴のあるエチレン−ビニルアルコール共重合
体の再溶融に際して、水の存在は熱劣化の触媒と
して作用することが見出されたのである。しか
も、ブレンド物の溶融に際しては、水を含むエチ
レン−ビニルアルコール共重合体は疎水性樹脂で
閉じ込められた微細な粒状乃至層状の形で溶融温
度に付されることから、該共重合体はあたかも、
オートクレーブ処理のような条件で熱の影響を受
け、その結果として、ゲル化、ゴム質化、発泡答
等を生じ、それによりガスバリヤー性の低下;強
度、伸び及び耐衝撃性の低下;樹脂分解物の勾い
等によるフレーバー低下;着色、発泡等による外
観不良等のトラブルを生ずるのである。 本発明で用いるリグラインドでは、既に指摘し
た通り、エチレン−ビニルアルコール共重合体層
が低吸水性樹脂層でサンドイツチされた構造をと
ることから、一旦エチレン−ビニルアルコール共
重合体が吸湿するとその乾燥がかなり困難である
という問題がある。本発明ではこのリグラインド
を加熱気体の強制通風により乾燥すると、意外な
ことに樹脂の劣化なしに、しかも乾燥が効率よく
行なえることを見出したものである。即ち、特開
昭55−150316号公報には、ビニルアルコール系重
合体を熱風乾燥手段により乾燥すると該重合体の
着色、異臭の発生等を生じることが記載されてい
るが、本発明が対象とするリグラインドではこの
ような欠点なしに乾燥が可能となるのは、低吸水
性樹脂層とがリグラインド表面に存在してエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体と熱風との直接的
な接触が防止される一方で、高温での低吸水性樹
脂層の水分透過度が大となり、該共重合体中の水
分が低吸水性樹脂層を通して熱風中に有効に且つ
急速に蒸発することによるものと思われる。 本発明において、水分量とは、リグラインド全
体当りの水分量ではなく、エチレン−ビニルアル
コール共重合体のビニルアルコール単位当りの水
分量であることに注意する必要がある。このリグ
ラインド中の水分がビニルアルコール単位当り
1.3%未満とすることが、リグラインド成形品の
発泡着色を防止する上で極めて臨界的であること
は後述する実施例の結果から明白である。 エチレン−ビニルアルコール共重合体として
は、エチレン含有量が20乃至60モル%、特に25乃
至50モル%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体
を、ケン化度が96モル%以上、特に99モル%以上
となるようにケン化して得られる共重合体ケン化
物が使用される。このエチレンビニルアルコール
共重合体ケン化物は、フイルムを形成し得るに足
る分子量を有するべきであり、一般に、フエノー
ル:水の重量比で85:15の混合溶媒中30℃で測定
して、0.01dl/g以上、特に0.05dl/g以上の粘
度を有することが望ましい。 低吸水性樹脂としては、ASTM D570で測定
した吸水率が0.5%以下;特に0.1%以下の熱可塑
性樹脂が使用され、その代表例として、低−、中
−或いは高−密度のポリエチレン、アイソタクテ
イツクポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、ポリブテン−1、エチレン−ブテン−1
共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、エ
チレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレフイ
ン共重合体(アイオノマー)、或いはこれらのブ
レンド物等のオレフイン系樹脂を挙げることがで
き、更にポリエチレンテレフタレート、ポリテト
ラメチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエス
テルやポリカーボネートであることもできる。 本発明に用いるブレンド物においてエチレン−
ビニルアルコール共重合体(EVOH)と低吸水
性熱可塑性樹脂(LMR)とは、任意の比率で存
在し得るが、リグラインドではEVOHに比して
LMRの量が多く、一般に EVOH:LMR=1:2乃至1:1000 特に =1:3乃至1:500 である。 このブレンド物には、前に例示した以外の熱可
塑性樹脂が含有されていることができる。例え
ば、エチレン−ビニルアルコール共重合体と低吸
水性樹脂とは、通常熱接着性がないので、これら
両樹脂層の一方或いは両方に接着剤樹脂を配合す
るか、或いは両樹脂層の間に、接着剤樹脂層を設
ける。これらの接着剤樹脂は、当然リグラインド
のブレンド物中にも混入してくることになる。 このような接着剤樹脂としては、カルボン酸、
カルボン酸無水物、カルボン酸塩、カルボン酸ア
ミド、カルボン酸エステル等に基づくカルボニル
【式】基を主鎖又は側鎖に、1乃至700ミリ
イクイバレント(m・eq)/100g樹脂、特に10
乃至500meq/100g樹脂の濃度で含有する熱可
塑性樹脂が挙げられる。接着剤樹脂の適当な例
は、エチレン−アクリル酸共重合体、イオン架橋
オレフイン共重合体、無水マレイン酸グラフトポ
リエチレン、無水マレイン酸グラフトポリプロピ
レン、アクリル酸グラフトポリオレフイン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、共重合ポリエステ
レ、共重合ポリアミド等である。 これらの含カルボニル熱可塑性樹脂は一般に
EVOHとLMRとの合計量100重量部当り、200乃
至0.01重量部、特に100乃至0.1重量部の量で存在
する。 本発明においては、リグラインドの形のブレン
ド物を、水分率が前述した範囲となるように乾燥
する。乾燥操作は、リグラインドに加熱気体を強
制通風することにより行われ、加熱された空気や
窒素が使用される。温度は、低吸湿性樹脂の水分
透過率が大となつて加熱気体への水分の蒸発が有
効に行われるようなものであり、50乃至150℃の
温度が適当である。 勿論、乾燥は一段で行つてもよいし、多段に行
つてもよい。更に、上述した乾燥法と組合せで、
乾燥剤による乾燥、例えば活性アルミナ、シリカ
ゲル、ゼオライト、アンヒドロン、デヒドライト
等の乾燥剤を用いる乾燥法を適用することができ
る。乾燥剤による乾燥法の好適な例として、加熱
された不活性なドライガスによる乾燥方式を挙げ
ることができ、例えば複式の塔内に、乾燥剤を充
填し、一方の塔からのドライガスを、加熱して前
記ブレンド物に通じてブレンド物の乾燥を行い、
ブレンド物からの湿つたガスは塔内の乾燥剤と接
触させて、ドライガスに再生し、他方の使用済み
の塔内の乾燥剤を再生し、これらの操作を交互に
行う方式が採用される。 ブレンド物中の水分量は、厳密にはカールフイ
ツシヤー法で求めることができるが、熱天秤によ
る重量減少法で水分量を簡単に求めることがで
き、一方ブレンド物中のエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体のビニルアルコール単位の含有量
は、赤外線分子吸光法により求めることができ
る。尚、本明細書において、水分量を、エチレン
ビニルアルコール共重合体のビニルアルコール単
位の量を基準として規定しているのは、該共重合
体のビニルアルコール単位含有量によつて水分の
影響も変化するからである。 このブレンド物におけるエチレン−ビニルアル
コール単位の熱劣化の程度は、このブレンド物を
差動走査型熱量計での測定に付し、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体に特有の融解ピークの半
値巾を求めることにより評価できる。即ちエチレ
ンビニルアルコール共重合体の熱劣化の程度が低
い場合には、この半値巾が狭く、この程度が大き
い場合には半値巾は大きくなる。本発明において
は、この半値巾(△T)が20℃以内、特に15℃以
内となるように乾燥処理を行うことが望ましい。 前述した方法で乾燥処理されたリグラインド
は、これをそのまま、或いは必要によりこれに低
吸水率樹脂やエチレン−ビニルアルコール共重合
体を配合してブレンド物とし、これを溶融押出し
て、容器、フイルム乃至シート等の形に成形す
る。この際、成形品をブレンド物単層から形成し
てもよく、また他の樹脂乃至は樹脂組成物と共押
出して積層構造の成形品とすることもできる。ブ
レンド物との共押出に使用される他の樹脂として
は、低吸水性樹脂、エチレンビニルアルコール共
重合体、接着剤樹脂或いはこれらの2種以上のブ
レンド物を挙げることができる。その層構造の適
当な数例は、ブレンド物をBL、低吸水性樹脂を
LMR、エチレン−ビニルアルコール共重合体を
EVOH、接着剤樹脂をADで表わして、次の通り
であるが、勿論本発明はこれに限定されない。 単層構造 BL 二層構造 BL/LMR、BL/EVOH 三層構造 BL/EVOH/BL、BL/EVOH+AD/BL、
BL/EVOH+AD+LMR/BL、EVOH/AD/
BL、EVOH/BL/LMR 四層構造 LMR/BL/EVOH/LMR+AD、LMR/
BL/EVOH+AD/LMR 五層構造 BL/AD/EVOH/AD/BL、LMR/AD/
EVOH/AD/BL、BL/EVOH/BL/
EVOH/BL 六層構造 LMR/AD/EVOH/AD/BL/LMR 七層構造 LMR/BL/AD/EVOH/AD/BL/LMR 八層構造 LMR/BL/LMR/AD/EVOH/AD/
BL/LMR 九層構造 LMR/BL/LMR/AD/EVOH/AD/
LMR/BL/LMR。 前述したブレンド物は、押出機で溶融混練した
後、T−ダイ、サーキユラーダイ等のダイスを通
して所定の形状に押出す。多層同時押出の場合に
は、各樹脂層に対応する押出機で溶融混練した
後、多層多重ダイスを通して押出す。本発明によ
れば、これら何れの場合にも、ブレンド物中の共
重合体成分の熱劣化が防止されるため、押出特性
も良好であり、サージング、フイシユアイ、ヤニ
付等の欠陥のない押出物が得られる。成形物は、
フイルム、シート、ボトル乃至チユーブで形成用
パリソン乃至はパイプ、ボトル乃至チユーブ成形
用プリフオーム等の形をとり得る。パリソン、パ
イプ或いはプリフオームからのボトルの形成は、
押出物を一対の割型でピンチオフし、その内部に
流体を吹込むことにより容易に行われる。また、
パイプ乃至はプリフオームを冷却した後、延伸温
度に加熱し、軸方向に延伸すると共に、流体圧に
よつて周方向にブロー延伸することにより、延伸
ブローボトル等が得られる。また、フイルム乃至
シートを、真空成型、圧空成型、張出成型、プラ
グアシスト成形等の手段に付することにより、カ
ツプ状、トレイ状等の包装容器が得られる。 本発明を次の例で説明する。 実施例 内、外層に低密度ポリエチレン(ユカロンZE
−41、三菱油化(株)製)、中間層にエチレンビニル
アルコール共重合体(エバール−F、クラレ(株)
製)、接着層に変性ポリエチレン(シヨウレツク
スER−403、昭和電工(株))を使用し、層構成比
が、外層:接着層:中間層:内層=10:0.5:
1:0.5:10の対称5層の積層構造を有した楕円
状の瓶を成形した。瓶の平均肉厚は約600μ、内
容積は約280c.c.であつた。 この瓶をクラツシヤー(ダイコー精機(株))にて
細断し、リグラインドを作製した。このリグライ
ンドを種々の条件下で保管し、以下に記載の水分
量を保持させた後リグラインドを内、外層とし
た。同様の層構成のボトルを作成した。 押出機としては、内、外層に直径65mm、L/D
が22のメタリング型スクリユーを有したもの、中
間層に直径が40mm、L/Dが20の同様のもの、接
着層に直径が32mm、L/Dが20の同様のものを用
い、ダイの温度が200℃の条件下で形成した。 押出時には、窒素ガスを注入し得るホツパード
ライヤー(マツイ製作所製)を用い、乾燥窒素ガ
スを注入しつつ、リグラインドを供給した。熱風
温度は100℃、乾燥時間は約1.5時間であつた。 リグラインド以外の材料については、使用前に
100℃で10時間サーキユレーシヨンオーブン中で
乾燥し、いずれの樹脂についても水分量は0.1重
量%以下とし、押出時に発泡、黄変が生じないこ
とを確認している。 以下に成形ボトルの観察結果を示す。因みに、
リグラインドの保管期間は1日である。また、ホ
ツパードライヤーで加熱乾燥をしななかつた場
合、あいは加熱はするが窒素ガスを注入しない乾
燥の場合を比較して示す。
乃至500meq/100g樹脂の濃度で含有する熱可
塑性樹脂が挙げられる。接着剤樹脂の適当な例
は、エチレン−アクリル酸共重合体、イオン架橋
オレフイン共重合体、無水マレイン酸グラフトポ
リエチレン、無水マレイン酸グラフトポリプロピ
レン、アクリル酸グラフトポリオレフイン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、共重合ポリエステ
レ、共重合ポリアミド等である。 これらの含カルボニル熱可塑性樹脂は一般に
EVOHとLMRとの合計量100重量部当り、200乃
至0.01重量部、特に100乃至0.1重量部の量で存在
する。 本発明においては、リグラインドの形のブレン
ド物を、水分率が前述した範囲となるように乾燥
する。乾燥操作は、リグラインドに加熱気体を強
制通風することにより行われ、加熱された空気や
窒素が使用される。温度は、低吸湿性樹脂の水分
透過率が大となつて加熱気体への水分の蒸発が有
効に行われるようなものであり、50乃至150℃の
温度が適当である。 勿論、乾燥は一段で行つてもよいし、多段に行
つてもよい。更に、上述した乾燥法と組合せで、
乾燥剤による乾燥、例えば活性アルミナ、シリカ
ゲル、ゼオライト、アンヒドロン、デヒドライト
等の乾燥剤を用いる乾燥法を適用することができ
る。乾燥剤による乾燥法の好適な例として、加熱
された不活性なドライガスによる乾燥方式を挙げ
ることができ、例えば複式の塔内に、乾燥剤を充
填し、一方の塔からのドライガスを、加熱して前
記ブレンド物に通じてブレンド物の乾燥を行い、
ブレンド物からの湿つたガスは塔内の乾燥剤と接
触させて、ドライガスに再生し、他方の使用済み
の塔内の乾燥剤を再生し、これらの操作を交互に
行う方式が採用される。 ブレンド物中の水分量は、厳密にはカールフイ
ツシヤー法で求めることができるが、熱天秤によ
る重量減少法で水分量を簡単に求めることがで
き、一方ブレンド物中のエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体のビニルアルコール単位の含有量
は、赤外線分子吸光法により求めることができ
る。尚、本明細書において、水分量を、エチレン
ビニルアルコール共重合体のビニルアルコール単
位の量を基準として規定しているのは、該共重合
体のビニルアルコール単位含有量によつて水分の
影響も変化するからである。 このブレンド物におけるエチレン−ビニルアル
コール単位の熱劣化の程度は、このブレンド物を
差動走査型熱量計での測定に付し、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体に特有の融解ピークの半
値巾を求めることにより評価できる。即ちエチレ
ンビニルアルコール共重合体の熱劣化の程度が低
い場合には、この半値巾が狭く、この程度が大き
い場合には半値巾は大きくなる。本発明において
は、この半値巾(△T)が20℃以内、特に15℃以
内となるように乾燥処理を行うことが望ましい。 前述した方法で乾燥処理されたリグラインド
は、これをそのまま、或いは必要によりこれに低
吸水率樹脂やエチレン−ビニルアルコール共重合
体を配合してブレンド物とし、これを溶融押出し
て、容器、フイルム乃至シート等の形に成形す
る。この際、成形品をブレンド物単層から形成し
てもよく、また他の樹脂乃至は樹脂組成物と共押
出して積層構造の成形品とすることもできる。ブ
レンド物との共押出に使用される他の樹脂として
は、低吸水性樹脂、エチレンビニルアルコール共
重合体、接着剤樹脂或いはこれらの2種以上のブ
レンド物を挙げることができる。その層構造の適
当な数例は、ブレンド物をBL、低吸水性樹脂を
LMR、エチレン−ビニルアルコール共重合体を
EVOH、接着剤樹脂をADで表わして、次の通り
であるが、勿論本発明はこれに限定されない。 単層構造 BL 二層構造 BL/LMR、BL/EVOH 三層構造 BL/EVOH/BL、BL/EVOH+AD/BL、
BL/EVOH+AD+LMR/BL、EVOH/AD/
BL、EVOH/BL/LMR 四層構造 LMR/BL/EVOH/LMR+AD、LMR/
BL/EVOH+AD/LMR 五層構造 BL/AD/EVOH/AD/BL、LMR/AD/
EVOH/AD/BL、BL/EVOH/BL/
EVOH/BL 六層構造 LMR/AD/EVOH/AD/BL/LMR 七層構造 LMR/BL/AD/EVOH/AD/BL/LMR 八層構造 LMR/BL/LMR/AD/EVOH/AD/
BL/LMR 九層構造 LMR/BL/LMR/AD/EVOH/AD/
LMR/BL/LMR。 前述したブレンド物は、押出機で溶融混練した
後、T−ダイ、サーキユラーダイ等のダイスを通
して所定の形状に押出す。多層同時押出の場合に
は、各樹脂層に対応する押出機で溶融混練した
後、多層多重ダイスを通して押出す。本発明によ
れば、これら何れの場合にも、ブレンド物中の共
重合体成分の熱劣化が防止されるため、押出特性
も良好であり、サージング、フイシユアイ、ヤニ
付等の欠陥のない押出物が得られる。成形物は、
フイルム、シート、ボトル乃至チユーブで形成用
パリソン乃至はパイプ、ボトル乃至チユーブ成形
用プリフオーム等の形をとり得る。パリソン、パ
イプ或いはプリフオームからのボトルの形成は、
押出物を一対の割型でピンチオフし、その内部に
流体を吹込むことにより容易に行われる。また、
パイプ乃至はプリフオームを冷却した後、延伸温
度に加熱し、軸方向に延伸すると共に、流体圧に
よつて周方向にブロー延伸することにより、延伸
ブローボトル等が得られる。また、フイルム乃至
シートを、真空成型、圧空成型、張出成型、プラ
グアシスト成形等の手段に付することにより、カ
ツプ状、トレイ状等の包装容器が得られる。 本発明を次の例で説明する。 実施例 内、外層に低密度ポリエチレン(ユカロンZE
−41、三菱油化(株)製)、中間層にエチレンビニル
アルコール共重合体(エバール−F、クラレ(株)
製)、接着層に変性ポリエチレン(シヨウレツク
スER−403、昭和電工(株))を使用し、層構成比
が、外層:接着層:中間層:内層=10:0.5:
1:0.5:10の対称5層の積層構造を有した楕円
状の瓶を成形した。瓶の平均肉厚は約600μ、内
容積は約280c.c.であつた。 この瓶をクラツシヤー(ダイコー精機(株))にて
細断し、リグラインドを作製した。このリグライ
ンドを種々の条件下で保管し、以下に記載の水分
量を保持させた後リグラインドを内、外層とし
た。同様の層構成のボトルを作成した。 押出機としては、内、外層に直径65mm、L/D
が22のメタリング型スクリユーを有したもの、中
間層に直径が40mm、L/Dが20の同様のもの、接
着層に直径が32mm、L/Dが20の同様のものを用
い、ダイの温度が200℃の条件下で形成した。 押出時には、窒素ガスを注入し得るホツパード
ライヤー(マツイ製作所製)を用い、乾燥窒素ガ
スを注入しつつ、リグラインドを供給した。熱風
温度は100℃、乾燥時間は約1.5時間であつた。 リグラインド以外の材料については、使用前に
100℃で10時間サーキユレーシヨンオーブン中で
乾燥し、いずれの樹脂についても水分量は0.1重
量%以下とし、押出時に発泡、黄変が生じないこ
とを確認している。 以下に成形ボトルの観察結果を示す。因みに、
リグラインドの保管期間は1日である。また、ホ
ツパードライヤーで加熱乾燥をしななかつた場
合、あいは加熱はするが窒素ガスを注入しない乾
燥の場合を比較して示す。
【表】
水分量の大きいリグラインドは発泡が多く、黄
変も生じることがわかる。また、ホツパードライ
ヤーを用い加熱強制通風を行なうことにより、乾
燥が容易となる。 成形した瓶のうち、最も外観の悪い(保管条件
90%RH、ホツパードライヤー加熱せず)瓶(A)
と、最も外観の良い(保管条件45%RH、ホツパ
ードライヤー加熱)瓶(B)に、3%濃度の食塩水を
充填し、密栓した後、冷蔵室にて−4℃に冷却保
存した。1日後、瓶を冷蔵室内にて、1.2mの高
さからコンクリート面に垂直に10回落下させ、耐
衝撃性の評価をした。(A)は10本中3本割れたのに
対し、(B)は10本中割れた瓶がなかつた。したがつ
て、水分量の多いリグラインドで成形した場合は
耐衝撃性も低下することが判明した。 更に、成形した瓶のうち、発泡、黄変とも△の
評価を得た(保管条件65%RH、ホツパードライ
ヤー加熱)瓶(C)と上記の(A)、(B)について、蒸留水
を充填し、密封した後、37℃で3日間保存した後
その蒸留水を実施例1と同様にしてフレーバーテ
ストを行なつた。結果を以下に示す。
変も生じることがわかる。また、ホツパードライ
ヤーを用い加熱強制通風を行なうことにより、乾
燥が容易となる。 成形した瓶のうち、最も外観の悪い(保管条件
90%RH、ホツパードライヤー加熱せず)瓶(A)
と、最も外観の良い(保管条件45%RH、ホツパ
ードライヤー加熱)瓶(B)に、3%濃度の食塩水を
充填し、密栓した後、冷蔵室にて−4℃に冷却保
存した。1日後、瓶を冷蔵室内にて、1.2mの高
さからコンクリート面に垂直に10回落下させ、耐
衝撃性の評価をした。(A)は10本中3本割れたのに
対し、(B)は10本中割れた瓶がなかつた。したがつ
て、水分量の多いリグラインドで成形した場合は
耐衝撃性も低下することが判明した。 更に、成形した瓶のうち、発泡、黄変とも△の
評価を得た(保管条件65%RH、ホツパードライ
ヤー加熱)瓶(C)と上記の(A)、(B)について、蒸留水
を充填し、密封した後、37℃で3日間保存した後
その蒸留水を実施例1と同様にしてフレーバーテ
ストを行なつた。結果を以下に示す。
【表】
以上の結果より、フレーバー的にも、水分量の
多いリグラインドで成形したものは、よくないこ
とが判明した。 比較例 1 エチレンビニルアルコール共重合体の水分量に
よる押出挙動を観察するため、実施例にのつとり
ボトルを成形した。エチレンビニルアルコール共
重合体以外の材料は、バージンであり、水分量
0.1重量%以下に乾燥してある。
多いリグラインドで成形したものは、よくないこ
とが判明した。 比較例 1 エチレンビニルアルコール共重合体の水分量に
よる押出挙動を観察するため、実施例にのつとり
ボトルを成形した。エチレンビニルアルコール共
重合体以外の材料は、バージンであり、水分量
0.1重量%以下に乾燥してある。
【表】
乾燥後の水分量を、実施例のリグラインドと比
較すると、明らかに、少なく、エチレンビニルア
ルコール共重合体は容易に乾燥されることがわか
る。 しかし、ボトル観察結果より、発泡は水分量の
減少により改善されるが、黄変については、何ら
改善されない。リグラインドについては、明らか
に、水分量の減少に伴い、発泡及び黄変はなくな
る。したがつて、熱風による乾燥ではエチレンビ
ニルアルコール共重合体に直接、熱風があるた
め、エチレンビニルアルコール共重合体の熱劣化
が激しくなり、黄変するものと思われる。それに
反し、リグラインドの場合は、低吸水性樹脂層が
保護層となつているため、エチレン−ビニルアル
コール共重合体の熱劣化が押えられるものと思わ
れる。 比較例 2 実施例に用いた材料、低密度ポリエチレン、エ
チレンビニルアルコール共重合体、変性ポリエチ
レンを20:1:1でブレンドし、実施例のリグラ
インドと同じ構成比のペレツトを、押出して作成
した。 これを内外層とし、実施例と同様にボトルを成
形し、評価を行なつた。成形押出し時の、ホツパ
ードライヤーによる熱風乾燥を1.5、3.0時間とし
た。また、実施例のリグラインドについても評価
した。
較すると、明らかに、少なく、エチレンビニルア
ルコール共重合体は容易に乾燥されることがわか
る。 しかし、ボトル観察結果より、発泡は水分量の
減少により改善されるが、黄変については、何ら
改善されない。リグラインドについては、明らか
に、水分量の減少に伴い、発泡及び黄変はなくな
る。したがつて、熱風による乾燥ではエチレンビ
ニルアルコール共重合体に直接、熱風があるた
め、エチレンビニルアルコール共重合体の熱劣化
が激しくなり、黄変するものと思われる。それに
反し、リグラインドの場合は、低吸水性樹脂層が
保護層となつているため、エチレン−ビニルアル
コール共重合体の熱劣化が押えられるものと思わ
れる。 比較例 2 実施例に用いた材料、低密度ポリエチレン、エ
チレンビニルアルコール共重合体、変性ポリエチ
レンを20:1:1でブレンドし、実施例のリグラ
インドと同じ構成比のペレツトを、押出して作成
した。 これを内外層とし、実施例と同様にボトルを成
形し、評価を行なつた。成形押出し時の、ホツパ
ードライヤーによる熱風乾燥を1.5、3.0時間とし
た。また、実施例のリグラインドについても評価
した。
【表】
乾燥後の水分量をブレンドとリグラインドで比
較すると、ブレンドの方が低い傾向がある。リグ
ラインドは、完全に低吸水性樹脂層にエチレンビ
ニルアルコール共重合体がサンドイツチされ、エ
チレンビニルアルコール共重合体からの水分の拡
散が疎外されるのに対し、ブレンドは両者が分散
状態にあり、それ程、水分の拡散が疎外されない
ためと思われる。したがつて、リグラインドの乾
燥は強制通風によりすみやかに行なう必要があ
る。 しかし、ボトル観察結果より、発泡は水分量の
減少により改善されるが、黄変については、熱風
乾燥で改善されない。したがつて、ブレンド系の
場合も、熱風によるエチレンビニルアルコール共
重合体の熱劣化が生ずるものと思われる。 比較例 3 実施例及び比較例1において、窒素を用いる代
りに通常の空気を用い、ホツパードライヤーによ
る熱風乾燥を行ない、同様にボトルを成形し、評
価を行なつた。
較すると、ブレンドの方が低い傾向がある。リグ
ラインドは、完全に低吸水性樹脂層にエチレンビ
ニルアルコール共重合体がサンドイツチされ、エ
チレンビニルアルコール共重合体からの水分の拡
散が疎外されるのに対し、ブレンドは両者が分散
状態にあり、それ程、水分の拡散が疎外されない
ためと思われる。したがつて、リグラインドの乾
燥は強制通風によりすみやかに行なう必要があ
る。 しかし、ボトル観察結果より、発泡は水分量の
減少により改善されるが、黄変については、熱風
乾燥で改善されない。したがつて、ブレンド系の
場合も、熱風によるエチレンビニルアルコール共
重合体の熱劣化が生ずるものと思われる。 比較例 3 実施例及び比較例1において、窒素を用いる代
りに通常の空気を用い、ホツパードライヤーによ
る熱風乾燥を行ない、同様にボトルを成形し、評
価を行なつた。
【表】
乾燥後の水分量は、絶乾状態である窒素の使用
に比べ、幾分多くなつた。 比較例1におけるよりも、エチレンビニルアル
コール共重合体の黄変は激しくなり、酸化劣化も
生じていると予想される。これに対し、リグライ
ンドは低吸水性樹脂が保護層となり、酸化劣化も
ある程度防止できることがわかる。 しかし、リグラインド中のエチレンビニルアル
コール共重合体の黄変を防止するには、窒素ガス
の注入方式の熱風乾燥のほうが有効である。
に比べ、幾分多くなつた。 比較例1におけるよりも、エチレンビニルアル
コール共重合体の黄変は激しくなり、酸化劣化も
生じていると予想される。これに対し、リグライ
ンドは低吸水性樹脂が保護層となり、酸化劣化も
ある程度防止できることがわかる。 しかし、リグラインド中のエチレンビニルアル
コール共重合体の黄変を防止するには、窒素ガス
の注入方式の熱風乾燥のほうが有効である。
Claims (1)
- 1 エチレン−ビニルアルコール共重合体と低吸
水性熱可塑性樹脂とを含有するブレンド物を、単
独で或いは他の樹脂との組合せで溶融押出成形す
ることから成るプラスチツク成形品の製造方法に
おいて、前記ブレンド物がエチレン−ビニルアル
コール共重合体層及び低吸水性熱可塑性樹脂層を
有する多層成形品のリグラインドであり、このリ
グラインドに、溶融押出に先立つて、加熱気体を
強制通風して、リグラインドをエチレン−ビニル
アルコール共重合体のビニルアルコール単位当り
の水分量が1.3重量%未満となる迄乾燥し、次い
で溶融押出成形することを特徴とするプラスチツ
ク成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59036138A JPS60180813A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | プラスチツク成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59036138A JPS60180813A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | プラスチツク成形品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60180813A JPS60180813A (ja) | 1985-09-14 |
| JPS6360694B2 true JPS6360694B2 (ja) | 1988-11-25 |
Family
ID=12461423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59036138A Granted JPS60180813A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | プラスチツク成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60180813A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH036425Y2 (ja) * | 1985-12-23 | 1991-02-19 | ||
| JPH0212176Y2 (ja) * | 1985-12-23 | 1990-04-05 | ||
| JPH0167272U (ja) * | 1987-10-24 | 1989-04-28 | ||
| JP4107446B2 (ja) * | 1998-04-10 | 2008-06-25 | 日本合成化学工業株式会社 | エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物ペレットの乾燥方法 |
| JP4107447B2 (ja) * | 1998-05-15 | 2008-06-25 | 日本合成化学工業株式会社 | エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物ペレットの乾燥方法 |
| JP3745619B2 (ja) * | 1999-12-13 | 2006-02-15 | 新日本製鐵株式会社 | 化学原料用廃棄プラスチック粒状化物の成形方法 |
| JP3713188B2 (ja) * | 2000-05-25 | 2005-11-02 | 新日本製鐵株式会社 | 廃棄プラスチック粒状化物の成形方法 |
| JP6907578B2 (ja) * | 2017-02-15 | 2021-07-21 | 三菱ケミカル株式会社 | エチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレットの製造方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5130104B2 (ja) * | 1972-01-14 | 1976-08-30 | ||
| JPS5120060B2 (ja) * | 1972-11-06 | 1976-06-22 | ||
| JPS53119958A (en) * | 1977-03-28 | 1978-10-19 | Kuraray Co Ltd | Drying of ethylene-vinyl alcohol copolymer particles |
| JPS55150316A (en) * | 1979-05-14 | 1980-11-22 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | Process for melt-molding vinyl aclohol polymer |
| JPS56157355A (en) * | 1980-05-08 | 1981-12-04 | Tokan Kogyo Co Ltd | Laminated film using regenerated resin and its manufacture and its device |
| JPS5711051A (en) * | 1980-06-24 | 1982-01-20 | Kureha Chemical Ind Co Ltd | Multilayer bottle |
| JPS6044155B2 (ja) * | 1980-06-24 | 1985-10-02 | 呉羽化学工業株式会社 | 多層ボトル |
-
1984
- 1984-02-29 JP JP59036138A patent/JPS60180813A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60180813A (ja) | 1985-09-14 |
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