JPS6362377B2 - - Google Patents
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- JPS6362377B2 JPS6362377B2 JP59155520A JP15552084A JPS6362377B2 JP S6362377 B2 JPS6362377 B2 JP S6362377B2 JP 59155520 A JP59155520 A JP 59155520A JP 15552084 A JP15552084 A JP 15552084A JP S6362377 B2 JPS6362377 B2 JP S6362377B2
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- film
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C55/00—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
- B29C55/02—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/88—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
- B29C48/911—Cooling
- B29C48/9135—Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2023/00—Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material
- B29K2023/10—Polymers of propylene
- B29K2023/12—PP, i.e. polypropylene
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリプロピレン系樹脂透明成形品の製
造方法に関し、詳しくは熱成形性にすぐれ、しか
も透明性にすぐれた成形品を製造するこことので
きる方法に関する。 ポリプロピレン系樹脂は強度、剛性、耐熱性な
どにすぐれているため、近時ポリ塩化ビニル樹脂
やポリスチレン系樹脂に代つて各種成形品の製造
に用いられてきている。 しかしながら、ポリプロピレン系樹脂はその結
晶性のために透明性が十分でないという欠点があ
る。 そのため、ポリプロピレン系樹脂を用いて、透
明性の改善された成形品を製造する方法が種々提
案されている。例えば結晶性プラスチツクシー
トをその溶融点以上の温度に加熱し急冷した後、
その溶融点以下の温度で圧空成形して容器を製造
する方法(特公昭57−17689号公報)。熱可塑性
合成樹脂シートの両面の表面粗度を0.7μRMS以
下とし、次いで該シートに対し3倍以下の一軸方
向の延伸を付与して熱成形用シートを製造する方
法(特開昭53−128673号公報)。アイソタクチ
ツクポリプロピレンに対し0.01〜2.0wt%の造核
剤を含有する樹脂からなる表面粗度が0.7μRMS
以下のシートを、その融点より低い温度で一方向
に1.02〜3倍に伸長し、得られる一軸配向シート
をその融点より低い温度で熱成形して透明容器を
製造する方法(特開昭53−94371号公報)がある。 しかしながら、上記の方法では予め成形され
たシートを再加熱しているため、再加熱による樹
脂の劣化や加熱ムラが生じるとともにエネルギー
コストが高いものとなる。しかも、均一冷却、急
冷が十分でなく、得られるシートの透明性が十分
でない。さらに、熱成形時にシートのたるみやし
わが発生するなどの問題があり、透明性、均一性
にすぐれた成形品を得ることができない。 また、の方法では原反シートそのものは透明
性に劣るものの、二次的な延伸によつて透明性を
改善しようとするものである。しかしながら、
の方法ではその延伸倍率は通常1.5〜2.5倍と高い
ものの透明性は必ずしも十分でない。しかも、透
明性を良くするために延伸倍率を大きくすると、
熱成形性が大巾に悪化し、MD方向に裂けて成形
不能となる欠点がある。しかも、透明な容器を得
るためには、ある程度の深絞りによる延伸を必要
とし、延伸ムラにより均一な透明性が得られず、
しかも真空成形がシートの配向度が高く、耐熱性
が低いためにできないという大きな欠点がある。 さらに、の方法ではの方法と比較して延伸
倍率を比較的低くすることができるものの、造核
剤の均一混練性が十分でなく、シート成形時にダ
イでプレートアウトや目やにが発生するという問
題、さらには安全衛生上の問題もあり、しかも透
明性、均一性の点で必ずしも十分なものとはいえ
ない。 叙上の如く、従来の方法は種々の欠点を有して
おり、透明性にすぐれた容器類を熟成形性よく得
るまでには至つていない。 本発明は上記従来の欠点を解消し、熱成形性に
すぐれており、しかも透明性にすぐれた成形品を
製造することのできる方法の提供を目的とするも
のである。 すなわち本発明は、ポリプロピレン系樹脂を膜
状に溶融押出し、押出された溶融樹脂膜状体を冷
却水の流動するスリツトに導入して急冷した後、
前記樹脂の融点より低い温度で一方向に1.01〜
1.50倍の延伸倍率で延伸して得たシートまたはフ
イルムを、前記樹脂の融点より低い温度で熱成形
することを特徴とするポリプロピレン系樹脂透明
成形品の製造方法を提供するものである。 本発明の方法においては成形品の原料としてポ
リプロピレン系樹脂を用いる。ポリプロピレン系
樹脂としては、プロピレンホモポリマー、プロピ
レンとエチレンなど他の共重合成分とのブロツク
コポリマーやランダムコポリマー或いはこれらの
混合物などが挙げられる。とりわけ耐熱性の点で
プロピレンのホモポリマーやブロツクコポリマー
を用いることが好ましい。また、このポリプロピ
レン系樹脂のメルトインデツクスは通常0.2〜10
g/10分、好ましくは0.3〜8g/10分である。 本発明の方法においては、必要により上記ポリ
プロピレン系樹脂にシリカ、タルク、p−tert−
ブチル安息香酸、アルミニウム、ジベンジリデン
ソルビトールなどの造核剤やアルキレンビスフエ
ノール、β,β′−チオプロピオン酸エステルなど
の熱安定剤等を適宜添加することもできる。 本発明においては上記原料樹脂を膜状に溶融押
出しする。上記原料樹脂を膜状に溶融押出しする
方法としては、通常シート等の成形に行なわれる
T−ダイ法などを適用することができる。このよ
うにして押出された溶融樹脂膜状体を次いで冷却
水の流動するスリツトに導入するが、この際の膜
状体は透明性にすぐれた条件で押出しておくこと
が好ましい。すなわち、できるだけ膜状体の表面
が滑らかとなるような条件で押出すことが好まし
く、例えば表面に傷のないダイスを用いたり、ダ
イス出口温度を比較的高温として押出すことによ
つて行なうことが好ましい。 このようにして押出された溶融樹脂膜状体の厚
みは通常3mm以下、好ましくは0.1〜2.0mmであ
る。 次に、上記の如く押出された透明な溶融樹脂膜
状体を冷却水の流動するスリツトに導入して急冷
する。すなわち、冷却水をスリツト内に流して流
動状態とし、ここに溶融状態の膜状体を水の流動
方向に導入することによつて急冷する。 スリツト部の素材は特に制限されず、金属、プ
ラスチツク、木材、布などがある。また、スリツ
ト部は所定間隔を保つた1対の無端ベルトや1対
のロールなどで構成してもよい。特にスリツト部
を2段あるいはそれ以上にすることにより、一層
生産性良く優れた製品を得ることができる。ここ
でスリツトの巾は特に制限はないが、通常20mm以
下、好ましくは10mm以下、より好ましくは6mm以
下である。 また、冷却水として水のみ、あるいは水に有機
もしくは無機の増粘剤を添加した水溶液が用いら
れるが、増粘剤を添加した水溶液の方が均一冷
却、表面の滑らかさの点で好ましい。ここで有機
増粘剤としては天然高分子物質、半合成品、合成
品など各種のものを使用できる。天然高分子物質
には、かんしよデンプン、ばれいしよデンプン、
小麦デンプンなどのデンプン質;こんにやくなど
のマンナン;寒天、アルギン酸ナトリウムなどの
海藻類;トラガントガム、アラビアゴムなどの植
物粘質物;デキストラン、レバンなどの微生物粘
質物;にかわ、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン
などのタンパク質等がある。半合成品には、ビス
コース、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースなどのセルロース系物質;可溶性デンプ
ン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデ
ンプンなどのデンプン系物質等がある。また、合
成品としては、ポリビニルアルコール、ポリアク
リル酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド等があ
る。 一方、無機増粘剤としてはシリカゾル、アルミ
ナゾル、粘土、水ガラス、各種金属塩などがあ
る。 これら増粘剤を水に加えて調製した水溶液のほ
か、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、シリコーンオイルなどの粘性物質を単
独で使用することもできる。 増粘剤を加えた水溶液の粘度は2〜3000センチ
ポイズ(CP)、好ましくは3〜1000CPとすべき
である。また、冷却水の温度は−10℃〜+50℃が
好ましく、特に厚み0.2mm以上のシートの製造に
おいては液温が20℃以下、特に好ましくは10℃以
下にすることがヘイズ斑の発生防止に効果的であ
る。 このようにして溶融樹脂膜状体を通常100℃以
下、好ましくは60℃以下に急冷することによりポ
リプロピレン系樹脂シートまたはフイルムを製造
する。 なお、このシートまたはフイルムの透明性をさ
らに良好にするため、アニーリング工程を付加す
ることが好ましい。すなわち、このシートまたは
フイルムをその融点以下、通常融点より10〜60℃
低い温度範囲、好ましくは融点より20〜50℃低い
温度範囲において、加熱ロールなどを用いて加熱
することにより、一層透明性にすぐれたものとす
ることができる。 さらに、このようにして急冷して得られる透明
なシートまたはフイルムを、その融点より低い温
度で一方向に2倍以下の延伸倍率で延伸する。す
なわち、急冷された透明なシートまたはフイルム
を、その融点より低い温度、通常100〜160℃、好
ましくは120〜150℃の温度に加熱し、ロール延伸
またはロール圧延を行なう。ここで該シートまた
はフイルムの加熱は、輻射などによつて行なつた
り、オーブンや熱ロールなどを用いて行なえばよ
い。また、延伸倍率は1.01〜1.50倍であり、熱成
形の種類、成形条件、製造する成形品の形状、大
きさなどにより異なるが通常圧空成形の場合は
1.01〜1.50倍の範囲、真空成形の場合は1.02〜
1.10倍の範囲である。収縮応力は延伸条件により
異なるが、通常0.2〜20Kg/cm2で十分である。す
なわち、得られるシートまたはフイルムの透明性
に対する延伸倍率の影響は殆んどないので、熱成
形時の条件にもよるが、一般的には熱成形時にた
るみやしわの発生がない程度に行なえばよく、ま
た成形品に要求される強度(配向度)等を考慮し
て決定する。 叙上の如くして透明性にすぐれた延伸シートま
たはフイルムを製造することができる。ここで、
このシートまたはフイルムの厚みは0.05〜1.5mm、
通常0.05〜0.6mm程度であり、また0.2mm厚みのと
きのヘイズ20%以下、好ましくは15%以下、より
好ましくは10%以下である。 本発明においては、このようにして得られた延
伸シートまたはフイルムを、ポリプロピレン系樹
脂の融点より低い温度で熱成形することにより、
目的とするポリプロピレン系樹脂透明成形品を製
造することができる。すなわち、上記延伸シート
またはフイルムを、ポリプロピレン系樹脂の融点
より低い温度、具体的にはその融点より5〜50℃
低い温度で、真空成形、圧空成形、プラグアシス
ト圧空成形、マツチドモールド成形等の熱成形を
行なうことによりポリプロピレン系樹脂透明成形
品が得られる。 本発明の方法によれば、透明性にすぐれた成形
品を多様な熱成形によつて得ることができる。 しかも、本発明の方法は延伸度が低くても透明
性にすぐれ、かつ熱成形性にもすぐれている。し
たがつて、本発明の方法によれば、真空成形から
圧空成形まで延伸倍率の調整により行なうことが
可能である。しかも得られる成形品の透明性は高
く、賦形性も良好である。 また、本発明の方法は延伸工程でアニーリング
処理を容易に組み込むことができるため、シート
の透明性をより高くでき、したがつて成形品の透
明性、均一性が高く、しかも熱変形温度が高いた
めより高温で成形でき、低圧の真空成形で賦形性
よく、複雑な形状のものであつてもすぐれた成形
品を得ることができる。 したがつて、本発明の方法はポリプロピレン系
樹脂の有する耐熱性、耐薬品性、耐透湿性、衛生
性等の特徴と共に、そのすぐれた透明性、賦形性
により各種包装容器等の成形品、例えばブリスタ
ー包装、PTP容器等の製造に有効に利用するこ
とができる。 次に、本発明の実施例を示す。 実施例 1〜7 アイソタクチツクポリプロピレン(メルトイン
デツクス2.0g/10分、融点168℃)を樹脂温度
250℃でT−ダイ押出装置(押出機60mmφ、L/
D=28、ダイ巾550mm、ダイリツプ開度1mm)を
用いて透明な溶融樹脂膜状体を押出した。押出さ
れた溶融樹脂膜状体を下記に示す冷却装置A、B
に導入し、第1表に示す成形条件で成形し、ポリ
プロピレンシートを得た。次いで、このシートを
加熱ロールを用いて130℃に加熱した後、第1表
に示す所定の延伸倍率で延伸し、延伸ポリプロピ
レンシートを得た。 得られた延伸ポリプロピレンシートを、第1表
に示す所定の熱成形を行ない、その成形性ならび
に成形品の評価を行なつた。結果を第1表に示
す。 冷却装置A(一段スリツト) スリツトの高さ50mm、巾3mm、スリツト上部水
槽水位5mm、冷却水温2℃ 冷却装置B(二段スリツト) 第一段スリツト:高さ50mm、巾2mm、スリツト上
部水槽水位5mm 第二段スリツト:高さ10mm、巾4mm、スリツト上
部水槽水位10mm 冷却水温:10℃ 比較例 1 実施例3において、延伸を行なわなかつたこと
以外は実施例3に準じてシートを製造し、熱成形
して、その成形性ならびに成形品の評価を行なつ
た。結果を第1表に示す。 参考例 1 実施例2において、圧空成形の代わりに成形温
度155℃で真空成形を行なつたが、成形できなか
つた。このため成形温度を165℃まで高めたとこ
ろ、成形品の透明性、表面光沢が著しく低下し
た。 【表】
造方法に関し、詳しくは熱成形性にすぐれ、しか
も透明性にすぐれた成形品を製造するこことので
きる方法に関する。 ポリプロピレン系樹脂は強度、剛性、耐熱性な
どにすぐれているため、近時ポリ塩化ビニル樹脂
やポリスチレン系樹脂に代つて各種成形品の製造
に用いられてきている。 しかしながら、ポリプロピレン系樹脂はその結
晶性のために透明性が十分でないという欠点があ
る。 そのため、ポリプロピレン系樹脂を用いて、透
明性の改善された成形品を製造する方法が種々提
案されている。例えば結晶性プラスチツクシー
トをその溶融点以上の温度に加熱し急冷した後、
その溶融点以下の温度で圧空成形して容器を製造
する方法(特公昭57−17689号公報)。熱可塑性
合成樹脂シートの両面の表面粗度を0.7μRMS以
下とし、次いで該シートに対し3倍以下の一軸方
向の延伸を付与して熱成形用シートを製造する方
法(特開昭53−128673号公報)。アイソタクチ
ツクポリプロピレンに対し0.01〜2.0wt%の造核
剤を含有する樹脂からなる表面粗度が0.7μRMS
以下のシートを、その融点より低い温度で一方向
に1.02〜3倍に伸長し、得られる一軸配向シート
をその融点より低い温度で熱成形して透明容器を
製造する方法(特開昭53−94371号公報)がある。 しかしながら、上記の方法では予め成形され
たシートを再加熱しているため、再加熱による樹
脂の劣化や加熱ムラが生じるとともにエネルギー
コストが高いものとなる。しかも、均一冷却、急
冷が十分でなく、得られるシートの透明性が十分
でない。さらに、熱成形時にシートのたるみやし
わが発生するなどの問題があり、透明性、均一性
にすぐれた成形品を得ることができない。 また、の方法では原反シートそのものは透明
性に劣るものの、二次的な延伸によつて透明性を
改善しようとするものである。しかしながら、
の方法ではその延伸倍率は通常1.5〜2.5倍と高い
ものの透明性は必ずしも十分でない。しかも、透
明性を良くするために延伸倍率を大きくすると、
熱成形性が大巾に悪化し、MD方向に裂けて成形
不能となる欠点がある。しかも、透明な容器を得
るためには、ある程度の深絞りによる延伸を必要
とし、延伸ムラにより均一な透明性が得られず、
しかも真空成形がシートの配向度が高く、耐熱性
が低いためにできないという大きな欠点がある。 さらに、の方法ではの方法と比較して延伸
倍率を比較的低くすることができるものの、造核
剤の均一混練性が十分でなく、シート成形時にダ
イでプレートアウトや目やにが発生するという問
題、さらには安全衛生上の問題もあり、しかも透
明性、均一性の点で必ずしも十分なものとはいえ
ない。 叙上の如く、従来の方法は種々の欠点を有して
おり、透明性にすぐれた容器類を熟成形性よく得
るまでには至つていない。 本発明は上記従来の欠点を解消し、熱成形性に
すぐれており、しかも透明性にすぐれた成形品を
製造することのできる方法の提供を目的とするも
のである。 すなわち本発明は、ポリプロピレン系樹脂を膜
状に溶融押出し、押出された溶融樹脂膜状体を冷
却水の流動するスリツトに導入して急冷した後、
前記樹脂の融点より低い温度で一方向に1.01〜
1.50倍の延伸倍率で延伸して得たシートまたはフ
イルムを、前記樹脂の融点より低い温度で熱成形
することを特徴とするポリプロピレン系樹脂透明
成形品の製造方法を提供するものである。 本発明の方法においては成形品の原料としてポ
リプロピレン系樹脂を用いる。ポリプロピレン系
樹脂としては、プロピレンホモポリマー、プロピ
レンとエチレンなど他の共重合成分とのブロツク
コポリマーやランダムコポリマー或いはこれらの
混合物などが挙げられる。とりわけ耐熱性の点で
プロピレンのホモポリマーやブロツクコポリマー
を用いることが好ましい。また、このポリプロピ
レン系樹脂のメルトインデツクスは通常0.2〜10
g/10分、好ましくは0.3〜8g/10分である。 本発明の方法においては、必要により上記ポリ
プロピレン系樹脂にシリカ、タルク、p−tert−
ブチル安息香酸、アルミニウム、ジベンジリデン
ソルビトールなどの造核剤やアルキレンビスフエ
ノール、β,β′−チオプロピオン酸エステルなど
の熱安定剤等を適宜添加することもできる。 本発明においては上記原料樹脂を膜状に溶融押
出しする。上記原料樹脂を膜状に溶融押出しする
方法としては、通常シート等の成形に行なわれる
T−ダイ法などを適用することができる。このよ
うにして押出された溶融樹脂膜状体を次いで冷却
水の流動するスリツトに導入するが、この際の膜
状体は透明性にすぐれた条件で押出しておくこと
が好ましい。すなわち、できるだけ膜状体の表面
が滑らかとなるような条件で押出すことが好まし
く、例えば表面に傷のないダイスを用いたり、ダ
イス出口温度を比較的高温として押出すことによ
つて行なうことが好ましい。 このようにして押出された溶融樹脂膜状体の厚
みは通常3mm以下、好ましくは0.1〜2.0mmであ
る。 次に、上記の如く押出された透明な溶融樹脂膜
状体を冷却水の流動するスリツトに導入して急冷
する。すなわち、冷却水をスリツト内に流して流
動状態とし、ここに溶融状態の膜状体を水の流動
方向に導入することによつて急冷する。 スリツト部の素材は特に制限されず、金属、プ
ラスチツク、木材、布などがある。また、スリツ
ト部は所定間隔を保つた1対の無端ベルトや1対
のロールなどで構成してもよい。特にスリツト部
を2段あるいはそれ以上にすることにより、一層
生産性良く優れた製品を得ることができる。ここ
でスリツトの巾は特に制限はないが、通常20mm以
下、好ましくは10mm以下、より好ましくは6mm以
下である。 また、冷却水として水のみ、あるいは水に有機
もしくは無機の増粘剤を添加した水溶液が用いら
れるが、増粘剤を添加した水溶液の方が均一冷
却、表面の滑らかさの点で好ましい。ここで有機
増粘剤としては天然高分子物質、半合成品、合成
品など各種のものを使用できる。天然高分子物質
には、かんしよデンプン、ばれいしよデンプン、
小麦デンプンなどのデンプン質;こんにやくなど
のマンナン;寒天、アルギン酸ナトリウムなどの
海藻類;トラガントガム、アラビアゴムなどの植
物粘質物;デキストラン、レバンなどの微生物粘
質物;にかわ、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン
などのタンパク質等がある。半合成品には、ビス
コース、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースなどのセルロース系物質;可溶性デンプ
ン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデ
ンプンなどのデンプン系物質等がある。また、合
成品としては、ポリビニルアルコール、ポリアク
リル酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド等があ
る。 一方、無機増粘剤としてはシリカゾル、アルミ
ナゾル、粘土、水ガラス、各種金属塩などがあ
る。 これら増粘剤を水に加えて調製した水溶液のほ
か、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、シリコーンオイルなどの粘性物質を単
独で使用することもできる。 増粘剤を加えた水溶液の粘度は2〜3000センチ
ポイズ(CP)、好ましくは3〜1000CPとすべき
である。また、冷却水の温度は−10℃〜+50℃が
好ましく、特に厚み0.2mm以上のシートの製造に
おいては液温が20℃以下、特に好ましくは10℃以
下にすることがヘイズ斑の発生防止に効果的であ
る。 このようにして溶融樹脂膜状体を通常100℃以
下、好ましくは60℃以下に急冷することによりポ
リプロピレン系樹脂シートまたはフイルムを製造
する。 なお、このシートまたはフイルムの透明性をさ
らに良好にするため、アニーリング工程を付加す
ることが好ましい。すなわち、このシートまたは
フイルムをその融点以下、通常融点より10〜60℃
低い温度範囲、好ましくは融点より20〜50℃低い
温度範囲において、加熱ロールなどを用いて加熱
することにより、一層透明性にすぐれたものとす
ることができる。 さらに、このようにして急冷して得られる透明
なシートまたはフイルムを、その融点より低い温
度で一方向に2倍以下の延伸倍率で延伸する。す
なわち、急冷された透明なシートまたはフイルム
を、その融点より低い温度、通常100〜160℃、好
ましくは120〜150℃の温度に加熱し、ロール延伸
またはロール圧延を行なう。ここで該シートまた
はフイルムの加熱は、輻射などによつて行なつた
り、オーブンや熱ロールなどを用いて行なえばよ
い。また、延伸倍率は1.01〜1.50倍であり、熱成
形の種類、成形条件、製造する成形品の形状、大
きさなどにより異なるが通常圧空成形の場合は
1.01〜1.50倍の範囲、真空成形の場合は1.02〜
1.10倍の範囲である。収縮応力は延伸条件により
異なるが、通常0.2〜20Kg/cm2で十分である。す
なわち、得られるシートまたはフイルムの透明性
に対する延伸倍率の影響は殆んどないので、熱成
形時の条件にもよるが、一般的には熱成形時にた
るみやしわの発生がない程度に行なえばよく、ま
た成形品に要求される強度(配向度)等を考慮し
て決定する。 叙上の如くして透明性にすぐれた延伸シートま
たはフイルムを製造することができる。ここで、
このシートまたはフイルムの厚みは0.05〜1.5mm、
通常0.05〜0.6mm程度であり、また0.2mm厚みのと
きのヘイズ20%以下、好ましくは15%以下、より
好ましくは10%以下である。 本発明においては、このようにして得られた延
伸シートまたはフイルムを、ポリプロピレン系樹
脂の融点より低い温度で熱成形することにより、
目的とするポリプロピレン系樹脂透明成形品を製
造することができる。すなわち、上記延伸シート
またはフイルムを、ポリプロピレン系樹脂の融点
より低い温度、具体的にはその融点より5〜50℃
低い温度で、真空成形、圧空成形、プラグアシス
ト圧空成形、マツチドモールド成形等の熱成形を
行なうことによりポリプロピレン系樹脂透明成形
品が得られる。 本発明の方法によれば、透明性にすぐれた成形
品を多様な熱成形によつて得ることができる。 しかも、本発明の方法は延伸度が低くても透明
性にすぐれ、かつ熱成形性にもすぐれている。し
たがつて、本発明の方法によれば、真空成形から
圧空成形まで延伸倍率の調整により行なうことが
可能である。しかも得られる成形品の透明性は高
く、賦形性も良好である。 また、本発明の方法は延伸工程でアニーリング
処理を容易に組み込むことができるため、シート
の透明性をより高くでき、したがつて成形品の透
明性、均一性が高く、しかも熱変形温度が高いた
めより高温で成形でき、低圧の真空成形で賦形性
よく、複雑な形状のものであつてもすぐれた成形
品を得ることができる。 したがつて、本発明の方法はポリプロピレン系
樹脂の有する耐熱性、耐薬品性、耐透湿性、衛生
性等の特徴と共に、そのすぐれた透明性、賦形性
により各種包装容器等の成形品、例えばブリスタ
ー包装、PTP容器等の製造に有効に利用するこ
とができる。 次に、本発明の実施例を示す。 実施例 1〜7 アイソタクチツクポリプロピレン(メルトイン
デツクス2.0g/10分、融点168℃)を樹脂温度
250℃でT−ダイ押出装置(押出機60mmφ、L/
D=28、ダイ巾550mm、ダイリツプ開度1mm)を
用いて透明な溶融樹脂膜状体を押出した。押出さ
れた溶融樹脂膜状体を下記に示す冷却装置A、B
に導入し、第1表に示す成形条件で成形し、ポリ
プロピレンシートを得た。次いで、このシートを
加熱ロールを用いて130℃に加熱した後、第1表
に示す所定の延伸倍率で延伸し、延伸ポリプロピ
レンシートを得た。 得られた延伸ポリプロピレンシートを、第1表
に示す所定の熱成形を行ない、その成形性ならび
に成形品の評価を行なつた。結果を第1表に示
す。 冷却装置A(一段スリツト) スリツトの高さ50mm、巾3mm、スリツト上部水
槽水位5mm、冷却水温2℃ 冷却装置B(二段スリツト) 第一段スリツト:高さ50mm、巾2mm、スリツト上
部水槽水位5mm 第二段スリツト:高さ10mm、巾4mm、スリツト上
部水槽水位10mm 冷却水温:10℃ 比較例 1 実施例3において、延伸を行なわなかつたこと
以外は実施例3に準じてシートを製造し、熱成形
して、その成形性ならびに成形品の評価を行なつ
た。結果を第1表に示す。 参考例 1 実施例2において、圧空成形の代わりに成形温
度155℃で真空成形を行なつたが、成形できなか
つた。このため成形温度を165℃まで高めたとこ
ろ、成形品の透明性、表面光沢が著しく低下し
た。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリプロピレン系樹脂を膜状に溶融押出し、
押出された溶融樹脂膜状体を冷却水の流動するス
リツトに導入して急冷した後、前記樹脂の融点よ
り低い温度で一方向に1.01〜1.50倍の延伸倍率で
延伸して得たシートまたはフイルムを、前記樹脂
の融点より低い温度で熟成形することを特徴とす
るポリプロピレン系樹脂透明成形品の製造方法。 2 スリツトが二段スリツトである特許請求の範
囲第1項記載の製造方法。 3 延伸して得たシートまたはフイルムが、収縮
応力0.2〜20Kg/cm2である特許請求の範囲第1項
記載の製造方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15552084A JPS6135226A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | ポリプロピレン系樹脂透明成形品の製造方法 |
| AT85304982T ATE46476T1 (de) | 1984-07-25 | 1985-07-12 | Verfahren zur herstellung thermoplastischer folien. |
| EP85304982A EP0176177B1 (en) | 1984-07-25 | 1985-07-12 | Thermoplastic sheet preparation method |
| DE8585304982T DE3573091D1 (en) | 1984-07-25 | 1985-07-12 | Thermoplastic sheet preparation method |
| US06/757,076 US4680157A (en) | 1984-07-25 | 1985-07-19 | Method for the preparation of a crystalline thermoplastic resin sheet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15552084A JPS6135226A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | ポリプロピレン系樹脂透明成形品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6135226A JPS6135226A (ja) | 1986-02-19 |
| JPS6362377B2 true JPS6362377B2 (ja) | 1988-12-02 |
Family
ID=15607857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15552084A Granted JPS6135226A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-27 | ポリプロピレン系樹脂透明成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6135226A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50158652A (ja) * | 1974-06-14 | 1975-12-22 | ||
| JPS5527203A (en) * | 1978-08-16 | 1980-02-27 | Showa Denko Kk | Producing process of polypropyrene sheet having superior transparency |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15552084A patent/JPS6135226A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6135226A (ja) | 1986-02-19 |
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