JPS6367536B2 - - Google Patents
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- JPS6367536B2 JPS6367536B2 JP56126497A JP12649781A JPS6367536B2 JP S6367536 B2 JPS6367536 B2 JP S6367536B2 JP 56126497 A JP56126497 A JP 56126497A JP 12649781 A JP12649781 A JP 12649781A JP S6367536 B2 JPS6367536 B2 JP S6367536B2
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Description
本発明は新規な電気接点材料に関するもので、
特に従来、比較的小電流の継電器から電磁開閉器
や遮断器などの大電流域まで広汎に用いられてき
たAg−CdO系接点材料に代つて、CdOを排し代
替酸化物を含有させるようにしたAg酸化物系接
点材料に係るものである。 従来、電気接点材料として種々のものが用いら
れているが、特にAg−CdO系材料は電気接点と
して要求される耐溶着性、耐消耗性、接触抵抗の
安定性などの諸性能にすぐれているため、その需
要も年々上昇し、材料面の改良が重ねられてお
り、またこれらに関する学術的研究も多く、いわ
ばこの系の材料、製造技術の進歩は極限にまで達
しているといえよう。 しかし、このAg−CdO系接点材料は、既知の
ようにその製造上、溶解、熱間加工、高温内部酸
化、分析及び回収などCdを系外に排出し易い多
数の工程を含んでいるため、当然その排出防止に
努めなけれならない。 この結果、殊に生産設備の拡大に伴なつて莫大
な公害防止設備が必要となり、当該防止のために
多大なエネルギーが消費され、生産価格にまで重
大な影響を与えることになる。 Ag中にCdOを分散させることは、接点表面の
清浄化作用、溶着力の低減などの性能を改善する
ものとして効果的であるが、このような効果を十
分に果すのは特に交流回路においてであり、極性
の変化しない直流回路において当該接点材料を使
用したときは、比較的耐溶着性に乏しく開閉回数
が増すと接触抵抗が増加するなどの難点がある。 その原因は、一方の極から他方の極に接点材料
が移転し、接点表面に接点母材と異なる変質層が
形成されるためと提唱されており、この欠点は
Ag−CdO系接点を用いる限り解消できない宿命
といえよう。 そこで、Ag−CdO系接点材料に匹敵する新し
い材料の開発が注目されるに至り、近年各種の研
究がなされつつあり、Ag中Laの酸化物を分散さ
せた電気接点材料なども発表されている。 そこで本願人は既に、上記の諸点に鑑み、Cd
成分を含まない酸化物の接点特性に寄与する役割
について研究を重ねた結果、電気接点の表面にお
ける清浄化作用やアークに対する諸現象、例えば
消弧作用などが、添加する酸化物の物性、特にそ
の蒸気圧の温度特性に最も関係が深いとする考え
方に想到し、高性能Ag−酸化物系接点材料の開
発に必要な指針を得た。 このような思考を基盤として蒸気圧がCdOのそ
れに近い酸化物に着目し、Sb、Mn、Sn、In、
Teなどの酸化物をAg中に含有させることによ
り、Ag−CdO系接点と同等以上の接点表面清浄
化作用を発揮させ得ることを確認することができ
た。 さらに、Ni、Feなどを加えることによつて相
乗的効果が発揮され得ることについても、各種の
提案を発表している。 本発明は以上のような研究経過に基づいてなさ
れたものであり、Ag中に約500〜1500℃の温度範
囲でCdOより高い蒸気圧をもつSbの酸化物、約
1500〜4000℃の温度範囲でCdOより高い蒸気圧を
もつSn酸化物、約500〜4000℃の温度範囲でCdO
より低い蒸気圧をもつIn、Mnの酸化物を組合せ
て分散させることにより、優れた接点特性を発揮
し得るようにしたものである。 さらに、本発明の重要な点は、上記元素にさら
にTeを加えた酸化物を分散させることにより、
Ag−CdO系接点のもつているような欠陥を改善
しようとするにある。 すなわち既知の如く機器の頻繁な運転に伴い、
その開閉を司るスイツチにあつては、その接点表
面がアーク熱やジユール熱によつて溶融する程の
高温に熱せられ、これが夜間などの運転休止時に
は室温まで降温することになるから、高温と室温
の熱サイクルが繰返されることになる。 ところで当該接点は、片側をAg層としてCu、
Cu−Znなどによる台材に、ろう付されることに
なるが、Agや上記台材、接点材(Ag−CdO)の
熱膨張率には差があり、このため上記の如き頻繁
な熱サイクルによる膨張、収縮が繰返されると、
接点が弯曲変形するという現象を生じ、これによ
り接点が台材から剥離し、剥離部分が欠落消耗あ
るいは温度上昇を起すことになる。 既述のTeの添加は、Ag中に当該酸化物を均一
微細に分散させる効果があり、前記剥離消耗現象
を軽減する。 そこで発明(1)は0.2〜6.2重量%Sb、0.1〜2.0重
量%Mn、0.5〜5.0重量%Sn、0.1〜5.0重量%In、
0.01〜1.2重量%Teで、かつその総和が5.0〜15.0
重量%の範囲である元素成分が酸化物として分散
しており、残部Agであることを特徴としている。 このような電気接点材料の製造には既知のよう
に焼結法(粉末治金法)と内部酸化法とがある
が、内部酸化の方が耐消耗性にすぐれていること
から後者が多用されている。 内部酸化合金接点の製法は、AgとSb、Su、
In、Mn、TeとのAg基合金を溶解によつて作製
し、これを酸素雰囲気中で高温に保持させること
により、合金の表面から酸素を侵入させ、添加元
素を選択的に酸化させて、Ag中に酸化物として
均一微細に分散させる。 成分元素としてのSbは0.2〜6.2重量%でなくて
はならず、ここでAgへのSbの添加量の上限を6.2
重量%に限定しなければならない理由は、合金の
α固溶体におけるSbの最大固溶限が、300℃で6.2
重量%であり、この添加量を越えるSbを添加し
た場合には著しく冷間加工性を阻害することとな
り、電気接点材料の量産が困難となるからであ
る。 一方、0.2重量%未満の添加量であると、顕著
な添加効果が得られず、その目的を達成し得な
い。 さらにMnを添加すると、Mn酸化物は約2000
℃以上の高温で、SbやSn酸化物よりも低い蒸気
圧であるため、これら酸化物のアークなどにより
揮発損耗を抑制する効果がある。 そしてMnの添加上限を2.0重量%とした理由
は、Mnを添加することにより、結晶粒界に酸化
物を析出することを抑制する効果があるが、上記
2.0重量%の上限を越えると、この傾向が現れ、
結晶粒界近傍で酸化物の分散が希薄になるので、
接点特性に悪影響を与えることになるからであ
り、0.1重量%の下限値は、効果発揮の最低限を
示している。 成分元素としてのSnは0.5〜5.0重量%の範囲で
なければならない。 このような範囲に限定しなければならない理由
は、Snを添加した合金を内部酸化すると、当該
酸化物は針状を呈するが、5.0重量%を越えた添
加では、当該酸化物が層状に表面近傍にて形成さ
れ、内部酸化処理が困難となり、一方、0.5重量
%未満の場合は、Snを添加した効果が明瞭に現
れないからである。 Inを含んだ合金は、Snと同様内部酸化すると、
針状の酸化物となるが、Sbその他の元素と組合
せた合金にあつてはInが5.0重量%を越えて添加
されると、内部酸化時に、表面に緻密な酸化被膜
を形成し、これが内部酸化を困難にすることにな
るため、上限を5.0重量%としなければならなず、
0.1重量%未満では、添加の効果が明瞭とならな
い。 本発明では、さらに前記の如くTeを添加する
が、その添加による効果は前記の通り熱サイクル
による熱歪を小さくし、接点の剥離、異常損耗を
解消し得る。 その上限を1.2重量%とした理由は、溶解試料
においてTeとAgの金属間化合物が形成されるた
め加工性が低下し、1.2重量%以上のTe添加にお
いては加工が困難となつてくるためである。 下限の0.01重量%は効果発揮の最低限を示して
いる。 このように、Sb、Mn、Sn、In、Teを複合添
加することにより、単体添加では得られない相乗
効果が得られることになり、すぐれた接点性能を
発揮することになる。 さらに、添加元素成分の総和が15.0重量%を越
えると内部酸化によつて酸化物を均一微細に分散
させることが極めて困難になる。 一方、総和が5.0重量%以下では、接点性能改
善への効果が明瞭に現れていない。 次に発明(2)にあつては、上記(1)の発明内容に加
えて、金属成分が0.01〜0.5重量%となるNi、金
属成分が0.01〜1.0重量%となるFeの一種または
二種の酸化物をも分散しており、残部Agである
ことを特徴としている。 ここで上記の如くNi、Feを添加することの役
割は、酸化物粒子を微細化し、整えることにあ
り、この際上記の如く0.5重量%を上限としたの
は、これを越えて添加すると溶解によつて均一な
合金が得難くなるからである。 また下限としての0.01重量%は、前記の如き酸
化物粒子微細化の効果を発揮し得る最低限を意味
している。 さらに、添加成分の総和が15.0重量%を越える
と、内部酸化によつて酸化物を均一微細に分散さ
せることが極めて困難になる。 一方総和が5.0重量%以下では接点性能改善へ
の効果が明瞭に現れてこない。 ここで発明(1)についての実施例を示せば、99.5
重量%以上の純度を有する成分材料を原料とし
て、これを大気中にて溶解することにより、 (1) Ag−1.5Sb−1.0Mn−3.0Sn−3.0In−0.5Te
(総和8.7) (2) Ag−1.0Sb−1.5Mn−4.0Sn−3.0In−0.8Te
(総和10.3) (3) Ag−3.0Sb−1.0Mn−1.5Sn−2.0In−0.6Te
(総和8.1) (4) Ag−0.23Sb−0.5Sn−2.0In−0.01Te(総和
7.74) (5) Ag−6.0Sb−2.0Mn−2.0Sn−4.0In−0.05Te
(総和14.05) (6) Ag−4.0Sb−0.2Mn−2.0Sn−0.1In−1.2Te
(総和7.5) の鋳塊を製造し、この鋳塊の表層を面削後、その
一面に薄い純銀板を熱圧着して、ろう付け用の銀
層を形成する。 次に当該素材を冷間圧延して厚さ2mmの板にし
た後、プレス機により直径8mmφの円盤状に打抜
き、これを内部酸化炉に入れ、酸素を炉内に導入
しながら、750℃で180時間加熱し、Sb、In、
Mn、Teを酸化させて本発明合金を作製した。 また発明(2)に係る実施例としては、上記発明(1)
について実施したと同じ工程により、 (7) Ag−2.0Sb−1.5Mn−3.0Sn−2.5In−0.3Te−
0.3Ni(総和9.6) (8) Ag−5.0Sb−1.0Mn−2.0Sn−1.0In−0.3Te−
0.3Fe(総和9.6) (9) Ag−1.5Sb−1.0Mn−4.0Sn−3.0In−0.3Te−
0.2Ni−0.2Fe(総和10.2) (10) Ag−0.3Sb−0.1Mn−4.0Sn−0.5In−0.2Te−
0.05Ni(総和5.15) (11) Ag−0.5Sb−0.1Mn−0.5Sn−5.0In−0.1Te−
0.49Ni−0.01Fe(総和6.7) による本発明合金を作製した。 そして上記(1)〜(11)につき接点試験用として当該
合金の裏側に形成されたAg層と接点保持用の台
材とをAgろう付けして試料とし、接点試験には
ASTM接点試験機を用い、電圧AC100V、電流
20A、力率0.6、接触力150g、解離力300gの条
件で、従来使用されている代表的な接点材料と比
較しながら第1表にあげた各項について試験を行
なつた。
特に従来、比較的小電流の継電器から電磁開閉器
や遮断器などの大電流域まで広汎に用いられてき
たAg−CdO系接点材料に代つて、CdOを排し代
替酸化物を含有させるようにしたAg酸化物系接
点材料に係るものである。 従来、電気接点材料として種々のものが用いら
れているが、特にAg−CdO系材料は電気接点と
して要求される耐溶着性、耐消耗性、接触抵抗の
安定性などの諸性能にすぐれているため、その需
要も年々上昇し、材料面の改良が重ねられてお
り、またこれらに関する学術的研究も多く、いわ
ばこの系の材料、製造技術の進歩は極限にまで達
しているといえよう。 しかし、このAg−CdO系接点材料は、既知の
ようにその製造上、溶解、熱間加工、高温内部酸
化、分析及び回収などCdを系外に排出し易い多
数の工程を含んでいるため、当然その排出防止に
努めなけれならない。 この結果、殊に生産設備の拡大に伴なつて莫大
な公害防止設備が必要となり、当該防止のために
多大なエネルギーが消費され、生産価格にまで重
大な影響を与えることになる。 Ag中にCdOを分散させることは、接点表面の
清浄化作用、溶着力の低減などの性能を改善する
ものとして効果的であるが、このような効果を十
分に果すのは特に交流回路においてであり、極性
の変化しない直流回路において当該接点材料を使
用したときは、比較的耐溶着性に乏しく開閉回数
が増すと接触抵抗が増加するなどの難点がある。 その原因は、一方の極から他方の極に接点材料
が移転し、接点表面に接点母材と異なる変質層が
形成されるためと提唱されており、この欠点は
Ag−CdO系接点を用いる限り解消できない宿命
といえよう。 そこで、Ag−CdO系接点材料に匹敵する新し
い材料の開発が注目されるに至り、近年各種の研
究がなされつつあり、Ag中Laの酸化物を分散さ
せた電気接点材料なども発表されている。 そこで本願人は既に、上記の諸点に鑑み、Cd
成分を含まない酸化物の接点特性に寄与する役割
について研究を重ねた結果、電気接点の表面にお
ける清浄化作用やアークに対する諸現象、例えば
消弧作用などが、添加する酸化物の物性、特にそ
の蒸気圧の温度特性に最も関係が深いとする考え
方に想到し、高性能Ag−酸化物系接点材料の開
発に必要な指針を得た。 このような思考を基盤として蒸気圧がCdOのそ
れに近い酸化物に着目し、Sb、Mn、Sn、In、
Teなどの酸化物をAg中に含有させることによ
り、Ag−CdO系接点と同等以上の接点表面清浄
化作用を発揮させ得ることを確認することができ
た。 さらに、Ni、Feなどを加えることによつて相
乗的効果が発揮され得ることについても、各種の
提案を発表している。 本発明は以上のような研究経過に基づいてなさ
れたものであり、Ag中に約500〜1500℃の温度範
囲でCdOより高い蒸気圧をもつSbの酸化物、約
1500〜4000℃の温度範囲でCdOより高い蒸気圧を
もつSn酸化物、約500〜4000℃の温度範囲でCdO
より低い蒸気圧をもつIn、Mnの酸化物を組合せ
て分散させることにより、優れた接点特性を発揮
し得るようにしたものである。 さらに、本発明の重要な点は、上記元素にさら
にTeを加えた酸化物を分散させることにより、
Ag−CdO系接点のもつているような欠陥を改善
しようとするにある。 すなわち既知の如く機器の頻繁な運転に伴い、
その開閉を司るスイツチにあつては、その接点表
面がアーク熱やジユール熱によつて溶融する程の
高温に熱せられ、これが夜間などの運転休止時に
は室温まで降温することになるから、高温と室温
の熱サイクルが繰返されることになる。 ところで当該接点は、片側をAg層としてCu、
Cu−Znなどによる台材に、ろう付されることに
なるが、Agや上記台材、接点材(Ag−CdO)の
熱膨張率には差があり、このため上記の如き頻繁
な熱サイクルによる膨張、収縮が繰返されると、
接点が弯曲変形するという現象を生じ、これによ
り接点が台材から剥離し、剥離部分が欠落消耗あ
るいは温度上昇を起すことになる。 既述のTeの添加は、Ag中に当該酸化物を均一
微細に分散させる効果があり、前記剥離消耗現象
を軽減する。 そこで発明(1)は0.2〜6.2重量%Sb、0.1〜2.0重
量%Mn、0.5〜5.0重量%Sn、0.1〜5.0重量%In、
0.01〜1.2重量%Teで、かつその総和が5.0〜15.0
重量%の範囲である元素成分が酸化物として分散
しており、残部Agであることを特徴としている。 このような電気接点材料の製造には既知のよう
に焼結法(粉末治金法)と内部酸化法とがある
が、内部酸化の方が耐消耗性にすぐれていること
から後者が多用されている。 内部酸化合金接点の製法は、AgとSb、Su、
In、Mn、TeとのAg基合金を溶解によつて作製
し、これを酸素雰囲気中で高温に保持させること
により、合金の表面から酸素を侵入させ、添加元
素を選択的に酸化させて、Ag中に酸化物として
均一微細に分散させる。 成分元素としてのSbは0.2〜6.2重量%でなくて
はならず、ここでAgへのSbの添加量の上限を6.2
重量%に限定しなければならない理由は、合金の
α固溶体におけるSbの最大固溶限が、300℃で6.2
重量%であり、この添加量を越えるSbを添加し
た場合には著しく冷間加工性を阻害することとな
り、電気接点材料の量産が困難となるからであ
る。 一方、0.2重量%未満の添加量であると、顕著
な添加効果が得られず、その目的を達成し得な
い。 さらにMnを添加すると、Mn酸化物は約2000
℃以上の高温で、SbやSn酸化物よりも低い蒸気
圧であるため、これら酸化物のアークなどにより
揮発損耗を抑制する効果がある。 そしてMnの添加上限を2.0重量%とした理由
は、Mnを添加することにより、結晶粒界に酸化
物を析出することを抑制する効果があるが、上記
2.0重量%の上限を越えると、この傾向が現れ、
結晶粒界近傍で酸化物の分散が希薄になるので、
接点特性に悪影響を与えることになるからであ
り、0.1重量%の下限値は、効果発揮の最低限を
示している。 成分元素としてのSnは0.5〜5.0重量%の範囲で
なければならない。 このような範囲に限定しなければならない理由
は、Snを添加した合金を内部酸化すると、当該
酸化物は針状を呈するが、5.0重量%を越えた添
加では、当該酸化物が層状に表面近傍にて形成さ
れ、内部酸化処理が困難となり、一方、0.5重量
%未満の場合は、Snを添加した効果が明瞭に現
れないからである。 Inを含んだ合金は、Snと同様内部酸化すると、
針状の酸化物となるが、Sbその他の元素と組合
せた合金にあつてはInが5.0重量%を越えて添加
されると、内部酸化時に、表面に緻密な酸化被膜
を形成し、これが内部酸化を困難にすることにな
るため、上限を5.0重量%としなければならなず、
0.1重量%未満では、添加の効果が明瞭とならな
い。 本発明では、さらに前記の如くTeを添加する
が、その添加による効果は前記の通り熱サイクル
による熱歪を小さくし、接点の剥離、異常損耗を
解消し得る。 その上限を1.2重量%とした理由は、溶解試料
においてTeとAgの金属間化合物が形成されるた
め加工性が低下し、1.2重量%以上のTe添加にお
いては加工が困難となつてくるためである。 下限の0.01重量%は効果発揮の最低限を示して
いる。 このように、Sb、Mn、Sn、In、Teを複合添
加することにより、単体添加では得られない相乗
効果が得られることになり、すぐれた接点性能を
発揮することになる。 さらに、添加元素成分の総和が15.0重量%を越
えると内部酸化によつて酸化物を均一微細に分散
させることが極めて困難になる。 一方、総和が5.0重量%以下では、接点性能改
善への効果が明瞭に現れていない。 次に発明(2)にあつては、上記(1)の発明内容に加
えて、金属成分が0.01〜0.5重量%となるNi、金
属成分が0.01〜1.0重量%となるFeの一種または
二種の酸化物をも分散しており、残部Agである
ことを特徴としている。 ここで上記の如くNi、Feを添加することの役
割は、酸化物粒子を微細化し、整えることにあ
り、この際上記の如く0.5重量%を上限としたの
は、これを越えて添加すると溶解によつて均一な
合金が得難くなるからである。 また下限としての0.01重量%は、前記の如き酸
化物粒子微細化の効果を発揮し得る最低限を意味
している。 さらに、添加成分の総和が15.0重量%を越える
と、内部酸化によつて酸化物を均一微細に分散さ
せることが極めて困難になる。 一方総和が5.0重量%以下では接点性能改善へ
の効果が明瞭に現れてこない。 ここで発明(1)についての実施例を示せば、99.5
重量%以上の純度を有する成分材料を原料とし
て、これを大気中にて溶解することにより、 (1) Ag−1.5Sb−1.0Mn−3.0Sn−3.0In−0.5Te
(総和8.7) (2) Ag−1.0Sb−1.5Mn−4.0Sn−3.0In−0.8Te
(総和10.3) (3) Ag−3.0Sb−1.0Mn−1.5Sn−2.0In−0.6Te
(総和8.1) (4) Ag−0.23Sb−0.5Sn−2.0In−0.01Te(総和
7.74) (5) Ag−6.0Sb−2.0Mn−2.0Sn−4.0In−0.05Te
(総和14.05) (6) Ag−4.0Sb−0.2Mn−2.0Sn−0.1In−1.2Te
(総和7.5) の鋳塊を製造し、この鋳塊の表層を面削後、その
一面に薄い純銀板を熱圧着して、ろう付け用の銀
層を形成する。 次に当該素材を冷間圧延して厚さ2mmの板にし
た後、プレス機により直径8mmφの円盤状に打抜
き、これを内部酸化炉に入れ、酸素を炉内に導入
しながら、750℃で180時間加熱し、Sb、In、
Mn、Teを酸化させて本発明合金を作製した。 また発明(2)に係る実施例としては、上記発明(1)
について実施したと同じ工程により、 (7) Ag−2.0Sb−1.5Mn−3.0Sn−2.5In−0.3Te−
0.3Ni(総和9.6) (8) Ag−5.0Sb−1.0Mn−2.0Sn−1.0In−0.3Te−
0.3Fe(総和9.6) (9) Ag−1.5Sb−1.0Mn−4.0Sn−3.0In−0.3Te−
0.2Ni−0.2Fe(総和10.2) (10) Ag−0.3Sb−0.1Mn−4.0Sn−0.5In−0.2Te−
0.05Ni(総和5.15) (11) Ag−0.5Sb−0.1Mn−0.5Sn−5.0In−0.1Te−
0.49Ni−0.01Fe(総和6.7) による本発明合金を作製した。 そして上記(1)〜(11)につき接点試験用として当該
合金の裏側に形成されたAg層と接点保持用の台
材とをAgろう付けして試料とし、接点試験には
ASTM接点試験機を用い、電圧AC100V、電流
20A、力率0.6、接触力150g、解離力300gの条
件で、従来使用されている代表的な接点材料と比
較しながら第1表にあげた各項について試験を行
なつた。
【表】
【表】
Sb、Mn、Sn、In、Teの酸化物を所定範囲内
の添加量だけAg中に分散させることにより、Ag
−CdO系接点と比較すると、その消耗量ではこれ
を可成り低減でき、しかも溶着回数を大幅に低下
させることができたものであり、また前記した熱
サイクルによる剥離消耗の点でも改善効果が得ら
れ、さらにNi、Feを添加することにより、酸化
物粒子を整え、溶着回数についての、改善を促進
させることができた。
の添加量だけAg中に分散させることにより、Ag
−CdO系接点と比較すると、その消耗量ではこれ
を可成り低減でき、しかも溶着回数を大幅に低下
させることができたものであり、また前記した熱
サイクルによる剥離消耗の点でも改善効果が得ら
れ、さらにNi、Feを添加することにより、酸化
物粒子を整え、溶着回数についての、改善を促進
させることができた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 0.2〜6.2重量%Sb、0.1〜2.0重量%Mn、0.5
〜5.0重量%Sn、0.1〜5.0重量%In、0.01〜1.2重量
%Teで、かつその総和が5.0〜15.0重量%の範囲
である元素成分が酸化物として分散しており、残
部Agであることを特徴とする銀−酸化物系接点
材料。 2 0.2〜6.2重量%Sb、0.1〜2.0重量%Mn、0.5
〜5.0重量%Sn、0.1〜5.0重量%In、0.01〜1.2重量
%Teに、さらに0.01〜0.5重量%Ni、0.01〜0.5重
量%Feの一種あるいは二種を加えて、その総和
が5.0〜15.0重量%の範囲である元素成分が酸化
物として分散しており、残部Agであることを特
徴とする銀−酸化物系接点材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56126497A JPS58144445A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 銀一酸化物系接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56126497A JPS58144445A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 銀一酸化物系接点材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58144445A JPS58144445A (ja) | 1983-08-27 |
| JPS6367536B2 true JPS6367536B2 (ja) | 1988-12-26 |
Family
ID=14936662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56126497A Granted JPS58144445A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 銀一酸化物系接点材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58144445A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60110867A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-17 | Mitsubishi Metal Corp | 耐摩耗性および耐食性のすぐれた表面硬化Ag合金部材 |
| US5451272A (en) * | 1991-04-12 | 1995-09-19 | Mitsubishi Materials Corporation | Silver-oxide electric contact material for use in switches for high current |
-
1981
- 1981-08-12 JP JP56126497A patent/JPS58144445A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58144445A (ja) | 1983-08-27 |
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