JPS638734Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS638734Y2 JPS638734Y2 JP1984077803U JP7780384U JPS638734Y2 JP S638734 Y2 JPS638734 Y2 JP S638734Y2 JP 1984077803 U JP1984077803 U JP 1984077803U JP 7780384 U JP7780384 U JP 7780384U JP S638734 Y2 JPS638734 Y2 JP S638734Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion
- fuel body
- cover
- fuel
- flame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Solid-Fuel Combustion (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
本考案は、アルコールを主成分とした固体燃料
に関する。 アルコールを主成分とした煮炊き等に使用され
る固体燃料は既に公知であつて、適当な大きさの
燃料本体をそのまま火皿内で燃焼させるもの、又
は取扱いを容易にするために実公昭58−29164号
公報に開示されたようにカツプ状のアルミニウム
箔内に入れたもの等がある。 しかしながら、いずれも燃料本体の頂面の全体
が開放されているため燃焼時に火焔が拡散して熱
効率が悪くなるという問題点がある。 加えて、火皿又はカツプ状のアルミニウム箔の
上面の口部のみからしか空気を取り入れることが
できないから、空気の取り入れが容易な燃焼の初
期の間はよく燃焼して火焔が大きくなるが、燃焼
が進み燃料が小さくなると、空気の取り入れがや
や困難になつて、燃焼の途中から火焔が小さくな
つて鍋等の被加熱物に火焔が接しなくなり、十分
な加熱ができず被加熱物内の食品の温度が低下し
やすいという問題点もある。 かかる従来の問題点に鑑みて考案されたのが、
本考案の固体燃料であつて、火焔の拡散を防いで
熱効率を良好にし、且つ空気の取り入れのむらを
少なくして、燃焼中における火焔の大きさの差を
少なくして燃料本体の全量を効率よく使用可能に
することを目的とする。 このような目的を達成するため、本考案では、
アルコールを主成分とする略四角柱状の燃料本体
と、前記燃料本体の頂面と周面を外被し、頂面を
外被する頂壁中央には両側に長口を連通状態で側
設した燃焼口を設けるとともに、相対向する周壁
の下部には下方へ開放した給気口を形成し、他の
周壁下端を支脚として燃料本体下面を開放してな
る金属製の薄板のカバーとよりなる固体燃料を構
成した。 本考案の固体燃料の詳細を更に添付の図面にも
とづいて説明する。 図中1として示されるのがアルコールを主成分
とする略四角柱状の燃料本体であつて、1回の使
用に適する大きさに形成されている。 又、2は燃料本体1の頂面とそれに連続した周
面とに燃料本体1下面を開放した状態で外被する
カバーであつて、これはアルミニウム箔等の金属
製の薄板で形成されている。 ここで、燃料本体1の燃焼で端部が溶融状態等
になつて変形する程度の薄いアルミニウム箔を用
いても、本考案の意図する効果を達成することが
できる。 そして、カバー2の深さは燃料本体1の高さと
同じでも、燃料本体1の高さよりも浅くとも、又
は燃料本体1の高さよりも深くして、その端縁を
燃料本体1下面に折曲する等任意に形成すること
ができる。 図中3は、カバー2の燃料本体1の頂面を外被
する頂壁2Aに設けた両側に連通状態の長口を有
する燃焼口であつて、その形状は図示した実施例
では丸状であるが、多角形状に形成することもで
きる。 又、4はカバー2の相対向する周壁2Bの下部
に下方へ開放した状態で形成した給気口である。 そして、この給気口4を相対向する周壁2Bの
下部に設けることで、他の周壁2B下端を支脚と
するものである。 カバー2による燃料本体1の被覆は、一面開口
した箱状に形成したカバー2内に燃料本体1を挿
入してもよいが、所要の形状並びに大きさにした
アルミニウム箔等を燃料本体1の頂面と周面にわ
たつて重ね、且つ燃料本体1を包むようにアルミ
ニウム箔を折曲して燃料本体1の外面に沿つて重
ねることでカバー2を構成し、且つ同時に燃料本
体1にカバー2を外被することもできる。 この固体燃料を燃焼させるときには、燃焼口3
側を上方にして、例えば第4図に示した鍋等を載
置するための五徳5内に置き、燃焼口3から露出
した燃料本体1に着火する。 燃料本体1はカバー2で外被されているから、
着火した初期は燃焼口3並びにその両側の長口か
ら表出した燃料本体1の部分のみが燃焼して、火
焔はやや小さいが、その熱で燃料本体1の全体が
加熱されて燃料本体1からアルコールが蒸発し、
且つ気化したアルコールも加熱されるから、着火
後数分程度経過すると気化したアルコールに着火
することで、給気口4から表出した燃料本体1の
部分に着火して燃焼を開始し、火焔が大きくな
る。 この状態で、燃焼がやや進行すると、給気口4
を有するカバー2の周壁2Bと重なる燃料本体1
の部分が、加熱によるアルコールの気化によつて
小さくなり、この部分とカバー2の周壁2Bとの
間に透間が生じて給気口4からカバー2内に空気
が吸引されるようになる。 このようになると、火焔は燃焼口3並びにその
両側の長口のみから上昇するようになり、且つカ
バー2の煙道効果によつて火焔は拡散することな
くほぼ燃焼口3並びにその両側の長口の大きさで
立起状態となつて上昇し、火焔のほぼ全体が鍋等
の底部に接触するから、鍋等の加熱効率を向上さ
せることができる。 この過程で、カバー2の下部に設けた給気口4
から常に空気を取り入れていることも相俟つて、
燃料本体1を完全燃焼に近い状態で燃焼させるこ
とができて効率のよい加熱ができるのである。 又、燃焼の初期には、カバー2の周壁2Bと燃
料本体1の透間が小さくて空気の吸入量が少な
く、且つ燃料本体1の頂面の一部がカバー2で外
被されているから、燃焼がやや押えられ、火焔が
不必要に大きくなることを阻止するが、燃焼が進
行して燃料が小さくなるにしたがつて給気口4か
らの空気の取り入れが容易になり、燃焼が盛んに
なつて火焔が大きくなる。 即ち、カバー2が燃料本体1の燃焼状態を制御
する役目を果して、燃焼時間を長くし、且つ燃焼
の初期とそれが進行したときとの火焔の大きさの
差を小さくし、長時間にわたつて火焔を鍋等の被
加熱物に均一に接触させうるのである。 したがつて、例えば鍋煮炊きするとき等におい
て、それを確実に煮沸させることができると同時
に、それの保温を長時間にわたつて十分にするこ
とができ、食している間に火力が低下して、食品
の温度が低下するのを防止することができるので
ある。 このようにカバー2が燃料本体1の燃焼状態を
制御するから、給気口4の大きさを変えること
で、燃料本体1の燃焼時間と火力も調整すること
が可能である。 又、カバー2によつて、燃料本体1の頂面と周
面とを外被したものであるから、燃料本体1下面
にはカバー2はなく、且つ給気口4の部分は開放
状態になつているが、燃料本体1の燃焼で生じる
残渣は、カバー2の範囲外に出ることなく、カバ
ー2と共に簡単に処理できる。 即ち、燃料本体1の燃焼で生じる残渣は、給気
口4の部分では、それから流入する空気で順次に
冷却されて固化するから、カバー2外に出ること
はなく、且つ燃料本体1は給気口4と相対した部
分から順次燃焼してゆくことにともなつて、第3
図に示すように、残渣6は板状になつてカバー2
の周壁2B下端の支脚間に架設状に固着して、カ
バー2を持ち上げることで燃料本体1の残渣もカ
バー2と同時に処理ができるのである。 この種の固体燃料において、その取扱いを容易
にし、且つアルコールの気化を防ぐために、燃料
本体の全体をポリエステル等のフイルムで被覆
し、それも燃焼させることが、既に実施されてい
るが、本考案による固体燃料も、カバー2ととも
にその全体をポリエステル等のフイルムで被覆し
てもよい。 このときの燃焼も前記と同様であつて、フイル
ムを介して燃料本体1に着火すれば、ある時間が
経過すれば気化したアルコールに点火され、この
点火とほぼ同時に燃料本体1の周囲のフイルムが
燃焼し、給気口4から表出した燃料本体1が燃焼
するようになる。 本考案の固体燃料と、燃料本体の全体が表出し
ている従来の固体燃料の燃焼時間と水を加熱して
蒸発した量による熱効率は次表のとおりであり、
燃焼経過は第5図のとおりであつた。 燃料本体は約30gで、その大きさは頂面の1辺
が34mm、他辺が38mm、高さが30mmである。 No.1〜3が従来品、No.4〜6が本考案品で、第
1図に示された形状の燃焼口と給気口を有し、カ
バーは厚さ20μのアルミニウム箔を使用した。 蒸発水量は13℃の水300c.c.を鍋に入れ、加熱終
了後に残つた水を計量して算出した。 No.1〜2は第4図の五徳内に入れた有底円筒の
火皿内に燃料本体を入れて燃焼させ、No.3〜6は
前記五徳内に燃料本体又は固体燃料のみを置いて
燃焼させた。 尚、表中火皿と給気口の寸法の単位はmmであ
る。
に関する。 アルコールを主成分とした煮炊き等に使用され
る固体燃料は既に公知であつて、適当な大きさの
燃料本体をそのまま火皿内で燃焼させるもの、又
は取扱いを容易にするために実公昭58−29164号
公報に開示されたようにカツプ状のアルミニウム
箔内に入れたもの等がある。 しかしながら、いずれも燃料本体の頂面の全体
が開放されているため燃焼時に火焔が拡散して熱
効率が悪くなるという問題点がある。 加えて、火皿又はカツプ状のアルミニウム箔の
上面の口部のみからしか空気を取り入れることが
できないから、空気の取り入れが容易な燃焼の初
期の間はよく燃焼して火焔が大きくなるが、燃焼
が進み燃料が小さくなると、空気の取り入れがや
や困難になつて、燃焼の途中から火焔が小さくな
つて鍋等の被加熱物に火焔が接しなくなり、十分
な加熱ができず被加熱物内の食品の温度が低下し
やすいという問題点もある。 かかる従来の問題点に鑑みて考案されたのが、
本考案の固体燃料であつて、火焔の拡散を防いで
熱効率を良好にし、且つ空気の取り入れのむらを
少なくして、燃焼中における火焔の大きさの差を
少なくして燃料本体の全量を効率よく使用可能に
することを目的とする。 このような目的を達成するため、本考案では、
アルコールを主成分とする略四角柱状の燃料本体
と、前記燃料本体の頂面と周面を外被し、頂面を
外被する頂壁中央には両側に長口を連通状態で側
設した燃焼口を設けるとともに、相対向する周壁
の下部には下方へ開放した給気口を形成し、他の
周壁下端を支脚として燃料本体下面を開放してな
る金属製の薄板のカバーとよりなる固体燃料を構
成した。 本考案の固体燃料の詳細を更に添付の図面にも
とづいて説明する。 図中1として示されるのがアルコールを主成分
とする略四角柱状の燃料本体であつて、1回の使
用に適する大きさに形成されている。 又、2は燃料本体1の頂面とそれに連続した周
面とに燃料本体1下面を開放した状態で外被する
カバーであつて、これはアルミニウム箔等の金属
製の薄板で形成されている。 ここで、燃料本体1の燃焼で端部が溶融状態等
になつて変形する程度の薄いアルミニウム箔を用
いても、本考案の意図する効果を達成することが
できる。 そして、カバー2の深さは燃料本体1の高さと
同じでも、燃料本体1の高さよりも浅くとも、又
は燃料本体1の高さよりも深くして、その端縁を
燃料本体1下面に折曲する等任意に形成すること
ができる。 図中3は、カバー2の燃料本体1の頂面を外被
する頂壁2Aに設けた両側に連通状態の長口を有
する燃焼口であつて、その形状は図示した実施例
では丸状であるが、多角形状に形成することもで
きる。 又、4はカバー2の相対向する周壁2Bの下部
に下方へ開放した状態で形成した給気口である。 そして、この給気口4を相対向する周壁2Bの
下部に設けることで、他の周壁2B下端を支脚と
するものである。 カバー2による燃料本体1の被覆は、一面開口
した箱状に形成したカバー2内に燃料本体1を挿
入してもよいが、所要の形状並びに大きさにした
アルミニウム箔等を燃料本体1の頂面と周面にわ
たつて重ね、且つ燃料本体1を包むようにアルミ
ニウム箔を折曲して燃料本体1の外面に沿つて重
ねることでカバー2を構成し、且つ同時に燃料本
体1にカバー2を外被することもできる。 この固体燃料を燃焼させるときには、燃焼口3
側を上方にして、例えば第4図に示した鍋等を載
置するための五徳5内に置き、燃焼口3から露出
した燃料本体1に着火する。 燃料本体1はカバー2で外被されているから、
着火した初期は燃焼口3並びにその両側の長口か
ら表出した燃料本体1の部分のみが燃焼して、火
焔はやや小さいが、その熱で燃料本体1の全体が
加熱されて燃料本体1からアルコールが蒸発し、
且つ気化したアルコールも加熱されるから、着火
後数分程度経過すると気化したアルコールに着火
することで、給気口4から表出した燃料本体1の
部分に着火して燃焼を開始し、火焔が大きくな
る。 この状態で、燃焼がやや進行すると、給気口4
を有するカバー2の周壁2Bと重なる燃料本体1
の部分が、加熱によるアルコールの気化によつて
小さくなり、この部分とカバー2の周壁2Bとの
間に透間が生じて給気口4からカバー2内に空気
が吸引されるようになる。 このようになると、火焔は燃焼口3並びにその
両側の長口のみから上昇するようになり、且つカ
バー2の煙道効果によつて火焔は拡散することな
くほぼ燃焼口3並びにその両側の長口の大きさで
立起状態となつて上昇し、火焔のほぼ全体が鍋等
の底部に接触するから、鍋等の加熱効率を向上さ
せることができる。 この過程で、カバー2の下部に設けた給気口4
から常に空気を取り入れていることも相俟つて、
燃料本体1を完全燃焼に近い状態で燃焼させるこ
とができて効率のよい加熱ができるのである。 又、燃焼の初期には、カバー2の周壁2Bと燃
料本体1の透間が小さくて空気の吸入量が少な
く、且つ燃料本体1の頂面の一部がカバー2で外
被されているから、燃焼がやや押えられ、火焔が
不必要に大きくなることを阻止するが、燃焼が進
行して燃料が小さくなるにしたがつて給気口4か
らの空気の取り入れが容易になり、燃焼が盛んに
なつて火焔が大きくなる。 即ち、カバー2が燃料本体1の燃焼状態を制御
する役目を果して、燃焼時間を長くし、且つ燃焼
の初期とそれが進行したときとの火焔の大きさの
差を小さくし、長時間にわたつて火焔を鍋等の被
加熱物に均一に接触させうるのである。 したがつて、例えば鍋煮炊きするとき等におい
て、それを確実に煮沸させることができると同時
に、それの保温を長時間にわたつて十分にするこ
とができ、食している間に火力が低下して、食品
の温度が低下するのを防止することができるので
ある。 このようにカバー2が燃料本体1の燃焼状態を
制御するから、給気口4の大きさを変えること
で、燃料本体1の燃焼時間と火力も調整すること
が可能である。 又、カバー2によつて、燃料本体1の頂面と周
面とを外被したものであるから、燃料本体1下面
にはカバー2はなく、且つ給気口4の部分は開放
状態になつているが、燃料本体1の燃焼で生じる
残渣は、カバー2の範囲外に出ることなく、カバ
ー2と共に簡単に処理できる。 即ち、燃料本体1の燃焼で生じる残渣は、給気
口4の部分では、それから流入する空気で順次に
冷却されて固化するから、カバー2外に出ること
はなく、且つ燃料本体1は給気口4と相対した部
分から順次燃焼してゆくことにともなつて、第3
図に示すように、残渣6は板状になつてカバー2
の周壁2B下端の支脚間に架設状に固着して、カ
バー2を持ち上げることで燃料本体1の残渣もカ
バー2と同時に処理ができるのである。 この種の固体燃料において、その取扱いを容易
にし、且つアルコールの気化を防ぐために、燃料
本体の全体をポリエステル等のフイルムで被覆
し、それも燃焼させることが、既に実施されてい
るが、本考案による固体燃料も、カバー2ととも
にその全体をポリエステル等のフイルムで被覆し
てもよい。 このときの燃焼も前記と同様であつて、フイル
ムを介して燃料本体1に着火すれば、ある時間が
経過すれば気化したアルコールに点火され、この
点火とほぼ同時に燃料本体1の周囲のフイルムが
燃焼し、給気口4から表出した燃料本体1が燃焼
するようになる。 本考案の固体燃料と、燃料本体の全体が表出し
ている従来の固体燃料の燃焼時間と水を加熱して
蒸発した量による熱効率は次表のとおりであり、
燃焼経過は第5図のとおりであつた。 燃料本体は約30gで、その大きさは頂面の1辺
が34mm、他辺が38mm、高さが30mmである。 No.1〜3が従来品、No.4〜6が本考案品で、第
1図に示された形状の燃焼口と給気口を有し、カ
バーは厚さ20μのアルミニウム箔を使用した。 蒸発水量は13℃の水300c.c.を鍋に入れ、加熱終
了後に残つた水を計量して算出した。 No.1〜2は第4図の五徳内に入れた有底円筒の
火皿内に燃料本体を入れて燃焼させ、No.3〜6は
前記五徳内に燃料本体又は固体燃料のみを置いて
燃焼させた。 尚、表中火皿と給気口の寸法の単位はmmであ
る。
【表】
No.1〜2の燃料本体は、火皿の口部の全体から
空気を取り入れるから、燃焼初期には空気の取り
入れが容易であることから盛んに燃焼するが火焔
は拡散した。 特に、No.2は火皿が浅いからよりよく燃焼し
た。 したがつて、第5図から明らかなように、水の
沸騰までに要する時間が比較的短かつた。 しかし、No.1〜2は燃焼時間の半分程度が経過
すると、燃料本体が小さくなり、且つ火皿の底部
に位置するようになるから火焔が小さくなつた。 No.1では火皿の径が小さく空気の取り入れが少
ないから、燃焼時間は比較的長くなつたが、後半
の火力が弱いから、燃焼時間に比して蒸発水量が
少なく熱効率が低いことが判明した。 No.2は火皿の径が大きく空気の取り入れが容易
であるから比較的火力が強いが、火焔が常に拡散
し、燃焼時間と熱効率のいずれも悪かつた。 No.3は火皿を使用していないから、よく燃焼し
たが火焔は拡散し、燃焼時間が短く、熱効率も悪
かつた。 No.4〜6から明らかなように、本考案の固体燃
料は水の沸騰までに要する時間が、カバーのない
燃料本体に比してやや長くかかつた。 これはカバーが燃焼状態を制御することによる
ものである。 又、給気口の大きさを変えることで燃焼をコン
トロールできることが明白で、給気口の大きさを
変えることで、用途等に応じた燃焼状態をうるこ
とができる。 即ち、給気口を小さくすれば、燃焼時間が長く
なり、逆に大きくすれば短くなる。 しかし、燃焼の全期間を通じて火焔の大きさの
差が小さく、且つ火焔が拡散することなくほぼ燃
焼口並びにその両側の長口の大きさで立起状態に
なつて上昇し鍋の底部を効率よく加熱するから、
いずれも蒸発水量が多かつた。 これによつても本考案の固体燃料は、カバーの
煙道効果で燃焼状態が安定し、且つ火焔の拡散が
少なく熱効率が高いことが明らかである。 以上のようになる本考案の固体燃料は、燃料本
体の頂面と周面に外被したカバーの頂壁中央に両
側に長口を連通状態で側設した燃焼口を設け、且
つカバーの相対向する周壁の下部には下方へ開放
した給気口を設けているから、カバーが燃料本体
の燃焼状態を制御し、且つカバーの煙道効果で、
燃焼の全期間におけるかなり長い時間にわたつて
火焔を拡散させることなくほぼ燃焼口並びにその
両側の長口の大きさで立起状態にして火焔を上昇
させることが可能となり、鍋等を加熱するに際し
熱効率を著しく向上させることができるのであ
る。 そして、燃焼のための空気を給気口から取り入
れるから、燃焼の全期間における火焔の大きさの
差を少なくしうるばかりでなく、燃料本体の全量
を効率よく使用することが可能となる。
空気を取り入れるから、燃焼初期には空気の取り
入れが容易であることから盛んに燃焼するが火焔
は拡散した。 特に、No.2は火皿が浅いからよりよく燃焼し
た。 したがつて、第5図から明らかなように、水の
沸騰までに要する時間が比較的短かつた。 しかし、No.1〜2は燃焼時間の半分程度が経過
すると、燃料本体が小さくなり、且つ火皿の底部
に位置するようになるから火焔が小さくなつた。 No.1では火皿の径が小さく空気の取り入れが少
ないから、燃焼時間は比較的長くなつたが、後半
の火力が弱いから、燃焼時間に比して蒸発水量が
少なく熱効率が低いことが判明した。 No.2は火皿の径が大きく空気の取り入れが容易
であるから比較的火力が強いが、火焔が常に拡散
し、燃焼時間と熱効率のいずれも悪かつた。 No.3は火皿を使用していないから、よく燃焼し
たが火焔は拡散し、燃焼時間が短く、熱効率も悪
かつた。 No.4〜6から明らかなように、本考案の固体燃
料は水の沸騰までに要する時間が、カバーのない
燃料本体に比してやや長くかかつた。 これはカバーが燃焼状態を制御することによる
ものである。 又、給気口の大きさを変えることで燃焼をコン
トロールできることが明白で、給気口の大きさを
変えることで、用途等に応じた燃焼状態をうるこ
とができる。 即ち、給気口を小さくすれば、燃焼時間が長く
なり、逆に大きくすれば短くなる。 しかし、燃焼の全期間を通じて火焔の大きさの
差が小さく、且つ火焔が拡散することなくほぼ燃
焼口並びにその両側の長口の大きさで立起状態に
なつて上昇し鍋の底部を効率よく加熱するから、
いずれも蒸発水量が多かつた。 これによつても本考案の固体燃料は、カバーの
煙道効果で燃焼状態が安定し、且つ火焔の拡散が
少なく熱効率が高いことが明らかである。 以上のようになる本考案の固体燃料は、燃料本
体の頂面と周面に外被したカバーの頂壁中央に両
側に長口を連通状態で側設した燃焼口を設け、且
つカバーの相対向する周壁の下部には下方へ開放
した給気口を設けているから、カバーが燃料本体
の燃焼状態を制御し、且つカバーの煙道効果で、
燃焼の全期間におけるかなり長い時間にわたつて
火焔を拡散させることなくほぼ燃焼口並びにその
両側の長口の大きさで立起状態にして火焔を上昇
させることが可能となり、鍋等を加熱するに際し
熱効率を著しく向上させることができるのであ
る。 そして、燃焼のための空気を給気口から取り入
れるから、燃焼の全期間における火焔の大きさの
差を少なくしうるばかりでなく、燃料本体の全量
を効率よく使用することが可能となる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図はカバーのみの正面図、第3図は燃焼
後のカバーの正面図、第4図は使用状態の正面
図、第5図は固体燃料の燃焼テストの燃焼経過を
示す説明図である。 1……燃料本体、2……カバー、3……燃焼
口、4……給気口。
図、第2図はカバーのみの正面図、第3図は燃焼
後のカバーの正面図、第4図は使用状態の正面
図、第5図は固体燃料の燃焼テストの燃焼経過を
示す説明図である。 1……燃料本体、2……カバー、3……燃焼
口、4……給気口。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 アルコールを主成分とする略四角柱状の燃料本
体と、 前記燃料本体の頂面と周面を外被し、頂面を外
被する頂壁中央には両側に長口を連通状態で側設
した燃焼口を設けるとともに、相対向する周壁の
下部には下方へ開放した給気口を形成し、他の周
壁下端を支脚として燃料本体下面を開放してなる
金属製の薄板のカバーと、 よりなる固体燃料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7780384U JPS60189546U (ja) | 1984-05-26 | 1984-05-26 | 固体燃料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7780384U JPS60189546U (ja) | 1984-05-26 | 1984-05-26 | 固体燃料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60189546U JPS60189546U (ja) | 1985-12-16 |
| JPS638734Y2 true JPS638734Y2 (ja) | 1988-03-16 |
Family
ID=30621205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7780384U Granted JPS60189546U (ja) | 1984-05-26 | 1984-05-26 | 固体燃料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60189546U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012236872A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Niitaka:Kk | 固形燃料 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5113690Y2 (ja) * | 1971-04-15 | 1976-04-13 |
-
1984
- 1984-05-26 JP JP7780384U patent/JPS60189546U/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012236872A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Niitaka:Kk | 固形燃料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60189546U (ja) | 1985-12-16 |
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