JPS6410703B2 - - Google Patents

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JPS6410703B2
JPS6410703B2 JP58115250A JP11525083A JPS6410703B2 JP S6410703 B2 JPS6410703 B2 JP S6410703B2 JP 58115250 A JP58115250 A JP 58115250A JP 11525083 A JP11525083 A JP 11525083A JP S6410703 B2 JPS6410703 B2 JP S6410703B2
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JP
Japan
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pressure
hydraulic
oil
oil passage
valve
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JP58115250A
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JPS608547A (ja
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Takeo Hiramatsu
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPS608547A publication Critical patent/JPS608547A/ja
Publication of JPS6410703B2 publication Critical patent/JPS6410703B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は自動変速機用の油圧クラツチの係合・
解放を行う油路切換弁装置の改良に関し、作動油
の温度上昇による影響を受けずに確実に作動する
ようにしたものである。 最近、多用されている自動車用の自動変速機に
あつては、複数の油圧クラツチやブレーキ等の摩
擦係合装置を選択的に油圧制御装置で係合させ所
定の変速段を得るよう構成されている。そして、
各摩擦係合装置へは、オイルポンプの吐出圧をソ
レノイド弁と油圧調整弁とを組合せたアクチユエ
ータ等で制御して得られた油圧が供給される。 このような油圧クラツチの係合・解放を制御す
るため、例えば油路切換弁としてスプール弁を用
い、オイルポンプで加圧された作動油を一定の油
圧に調整したライン圧として供給し、この作動油
のライン圧とスプリングの付勢力とのバランスに
よつてスプールを切換えるようにしたものがあ
る。 ところが、このような油路切換弁では、使用条
件や環境条件等により作動油が高温になつて粘度
が低下すると共にオイルポンプの回転数が低いア
イドル運転時には、オイルポンプの発生油圧が低
下して所定のライン圧とすることができない。こ
のため油路切換弁の作動がスムーズに切換わら
ず、油圧クラツチを所望の状態とすることができ
ないという欠点がある。 本発明はかかる従来の欠点を解消し、作動油の
温度上昇による切換不良を招くことのない自動変
速機用油圧クラツチの油路切換弁装置の提供を目
的とする。かかる目的を達成する本発明の構成
は、第1及び第2の変速段で共通して係合される
摩擦要素を有し、中立状態から駆動状態に切換え
るに際し一担上記第2の変速段が達成され、その
後所定の条件が満足されると上記第1の変速段が
達成されるように構成された自動変速機におい
て、一定圧力の第1の作動油を供給する油圧供給
源、前記第1作動油を所望の低油圧に調圧し第2
の作動油として供給する油圧調整装置、前記油圧
供給源、油圧調整装置及び前記摩擦要素に連通さ
れるとともに該摩擦要素に前記第1作動油を供給
し前記第2作動油の供給を遮断する第1位置と該
摩擦要素に前記第2作動油を供給し前記第1作動
油の供給を遮断する第2位置とを有する切換弁
と、上記第2の変速段達成時に上記切換弁へ導び
かれ同切換弁を上記第2位置に切換保持する第3
の作動油を供給し上記所定の条件が満足されると
同第3の作動油を排出して上記切換弁を上記第1
位置に切換える油圧給排手段とを有することを特
徴とする。 以下、本発明の自動変速機用油圧クラツチの油
路切換弁装置を車両用自動変速機およびその制御
装置に適用した一実施例について図面を参照して
詳細に説明する。 まず、制御対象となる自動変速機について、そ
の概略構造を第1図のパワートレーン図で説明す
る。 車両の動力源となるエンジン1のクランク軸2
はトルクコンバータ3のポンプ4に直結されてい
る。トルクコンバータ3は、ポンプ4、タービン
5、ステータ6、ワンウエイクラツチ7を有し、
ステータ6はワンウエイクラツチ7を介してケー
ス8に結合され、ワンウエイクラツチ7によつて
ステータ6はクランク軸2と同方向に回転する
が、その反対方向の回転は許されない構造となつ
ている。クランク軸2とタービン5の間には直結
クラツチ9が設けられ、同クラツチ9は係合時所
定のスリツプ率を有して直結する。 従つて、エンジン1の出力は、直結クラツチ9
またはトルクコンバータ3を介してタービン5に
伝えられる。 タービン5に伝えられたトルクは入力軸10に
よつてその後部に配置された前進4段後進1段を
達成する変速歯車列100に伝えられる。 変速歯車列100は、3組のクラツチ11,1
2,13、2組のブレーキ14,15、1組のワ
ンウエイクラツチ16及び1組のラビニオ型遊星
歯車組17で構成される。 遊星歯車組17は、アニユラスギヤ18、リバ
ースサンギヤ19、フオワードサンギヤ20、ロ
ングピニオン21、シヨートピニオン22、およ
びキヤリア23により構成されている。 アニユラスギヤ18は出力軸24に固着され、
リバースサンギヤ19はキツクダウンドラム25
に固着され、同ドラム25はキツクダウンブレー
キ14を介してケース8に固定され、また、フロ
ントクラツチ11を介して入力軸10に一体化さ
れ、一方、フオワードサンギヤ20はリヤクラツ
チ12を介して入力軸10に一体化され、また、
ロングピニオン21及びシヨートピニオン22を
保持するキヤリア23はワンウエイクラツチ16
を介してケース8に固定されるとともに変速歯車
列100の後端に設けられた4速クラツチ13を
介して入力軸10に一体化され、さらにはローリ
バースブレーキ15を介してケース8に固定され
る。ワンウエイクラツチ16はキヤリア23の逆
転を阻止するために設けてある。 上記3組のクラツチ11,12,13及び2組
のブレーキ14,15は油圧式摩擦係合装置であ
つて、これらの摩擦係合装置を作動する各油圧ピ
ストンに供給される油圧はオイルポンプ26で発
生される。 変速歯車列100を通つた出力は、出力軸24
に固着されたトランスフアドライブギヤ27より
トランスフアアイドルギヤ28を経てトランスフ
アドリブンギヤ29に伝達され、さらに同ドリブ
ンギヤ29に一体のトランスフアシヤフト30、
ヘリカルギヤ31より差動歯車32に伝達され
る。 図示しない運転席のセレクトレバー及び後述の
D4,D3,2,Lを選択する補助スイツチの操作
及び後述する種々の運転検出装置により検出され
た車両の運転状態に応じて、上記各摩擦係合装置
の選択的係合が行なわれ、種々の変速段が達成さ
れる。 セレクトパターンは、P(駐車)、R(後退)、N
(中立)、D4(前進4段自動変速)、D3(前進3段自
動変速)、2(前進2段自動変速)、L(1速固定)
となつていて、セレクトレバーはP,R,N,D
の4位置を有し、同レバーをD位置に選定した状
態でインヒビタスイツチ及び切換スイツチから成
る補助スイツチを選定するとL,2,D3または
D4が選択される構造となつている。 セレクトレバー及び補助スイツチを上記セレク
トパターンの各位置に置いた場合にそれぞれの摩
擦係合装置がどの様に働くかについては第2図の
作動エレメント図に示す通りで、第2図に示す摩
擦係合装置の選択的組合せにより、前進4段、後
退1段の変速比が得られる。 この図において、〇印は油圧作動によつて結合
状態にある摩擦係合装置を示し、●印は変速時の
ローリバースブレーキ15が係合される直前にお
いてワンウエイクラツチ16の作用でキヤリア2
3が止つていることを示し、セレクトレバー及び
補助スイツチ位置がD4,D3,2,Lの欄の1st,
2nd,3rd,4thは夫々第1速、第2速、第3速、
第4速の場合を示す。 同図から明らかなように、摩擦要素としてのリ
ヤクラツチ12は、第1速(1st)、第2速(2nd)
および第3速(3rd)の連続した前進3段での変
速中のいずれにも係合がなされるとともに第2速
達成のためには、他の摩擦係合装置であるキツク
ダウンブレーキ14の係合がなされ、第3速達成
のためにはフロントクラツチ11の係合がなされ
る。 次に、第3図により直結クラツチ9について説
明する。 この直結クラツチ9は常時滑りながら動力の伝
達を行なうスリツプ式クラツチであつて、同クラ
ツチ9作動時にはエンジン1からの動力は主に同
クラツチ9を介して入力軸10へ伝達され、一部
の動力がトルクコンバータ3を介して伝達され、
以つてトルクコンバータ3のスリツプを減少して
燃費が向上し、また、この滑りによりエンジン1
からの衝撃トルクを緩和する作用(ダンピング作
用)を有するものである。 トルクコンバータ3と直結クラツチ9は一体的
に形成されており、クランク軸2にドライブプレ
ート33が固着され、同ドライブプレート33は
トルクコンバータ3のポンプ4の外殻34及び直
結クラツチ9の摩擦板35が固着されたプレート
36に連結され、タービン5は入力軸10にスプ
ライン嵌合されて一体的に回転するとともに、ト
ランスフアリング37を介してピストン38とも
一体的に回転するように連結され、ピストン38
は入力軸10に対し軸方向に摺動且つ回動自在に
嵌合され、しかもプレート36に対向配置され、
摩擦板35に当接する摩擦面39を有しており、
ピストン38とプレート36との間には油圧室4
1が形成され、タービン5の外殻40外周面とピ
ストン38との間には油圧室42が形成されてい
る。 上記直結クラツチ9の摩擦板35と摩擦面39
の動摩擦係数は速度差による変化率が小さくなる
ように設定されている。 上記摩擦板35の表面には、半径方向、円周方
向、又は両者を組み合わせた方向に沿つて適宜複
数の溝が設けられ、同溝を通過する油によつて摩
擦板35及び摩擦面39の過熱が防止される。 上記トルクコンバータ3及び直結クラツチ9へ
の油の供給は後述する油圧制御により調圧された
油が供給される。油は第3図において矢印により
示すごとくポンプ4の入力軸10に外嵌されたス
リーブ43内側に形成された油路44よりトルク
コンバータ3内に導びかれて循環し、さらに油圧
室42に導びかれ、その後、直結クラツチ9の摩
擦板35と摩擦面39間の隙間を通つて油圧室4
1に導びかれ、さらに入力軸10に穿設された油
路45を通つて排出されるか、または、その逆方
向に循環されるようになつている。 次に、上記自動変速機の各摩擦係合装置の制御
を行なう油圧制御装置およびこれに適用された油
圧クラツチとしてのリヤクラツチの油路切換弁装
置について、第4図により説明する。 油圧制御装置は油溜46よりオイルフイルタ4
7、油路402を通つてオイルポンプ26より吐
出される油をトルクコンバータ3、直結クラツチ
9、フロントクラツチ11、油圧クラツチとして
のリヤクラツチ12、キツクダウンブレーキ1
4、ローリバースブレーキ15、4速クラツチ1
3の油圧ピストンを作動するため、各油圧室に供
給する油圧を運転状態に応じて制御するもので、
主に調圧弁50、トルクコンバータ制御弁70、
直結クラツチ制御弁90、減圧弁110、シフト
制御弁130、手動弁150、1速−2速シフト
弁170、2速−3速及び4速−3速シフト弁1
90、油路切換弁としてのN−D制御弁210、
4速クラツチ制御弁230、油圧調整弁としての
変速時の油圧制御弁250、N−R制御弁27
0、リヤクラツチ制御弁280、3個のソレノイ
ド弁300,310,320および制御装置とし
てのソレノイド弁325を構成要素としており、
これらの弁のうち、N−D制御弁210、変速時
の油圧制御弁250、N−R制御弁270および
ソレノイド弁325で第4図中、破線で囲んで示
したリヤクラツチ12の油路切換弁装置340が
構成され、各要素は油路によつて結ばれている。 ソレノイド弁300,310,320,325
はそれぞれ同一構造を有しており、電子制御装置
290からの電気信号により、それぞれオリフイ
ス301,311,321,326を開閉制御す
る非通電時閉塞型のソレノイド弁であつて、ソレ
ノイド302,312,322および327、同
ソレノイド内に配置され各オリフイス301,3
11,321,326を開閉する弁体303,3
13,323および328、同弁体を閉方向に付
勢するスプリング304,314,324および
329を有している。 電子制御装置290は変速の開始を検出する変
速検出装置等を内蔵し車両の運転状態を検出して
デユーテイ制御が行なわれるソレノイド弁30
0,325の作動、停止及び同ソレノイド弁に供
給される数〜数十Hz、例えば5.0Hzのパルス電流
の単一パルス電流幅を制御して開弁時間を変更し
て油圧を制御するとともにON−OFF制御が行な
われるソレノイド弁310,320の開閉を制御
するもので、その主な入力要素としては、エンジ
ン1の図示しないスロツトル弁開度または吸気マ
ニホルド負圧を検出するエンジン負荷検出装置3
30、エンジン1の回転数検出装置331、第1
図に示すキツクダウンドラム25の回転数検出装
置332、出力軸24の回転数検出を行なうため
に設けられたトランスフアドリブンギヤ29の回
転数検出装置333、潤滑油温を検出する油温検
出装置334、セレクトレバーの選定位置検出装
置341及び補助スイツチの選定位置検出装置3
42等から成つている。 オイルポンプ26より吐出される油は油路40
1を通つて調圧弁50、手動弁150、直結クラ
ツチ制御弁90及び減圧弁110に導びかれる。 調圧弁50は受圧面51,52を有するスプー
ル53及びスプリング54を有し、受圧面51に
はセレクトレバーの操作により手動弁150がN
またはD位置に選定されている時、同手動弁15
0を通つて油路401の油圧が油路403よりオ
リフイス404を介して作用し、その結果油路4
01の油圧は6Kg/cm2の一定圧(この圧力をライ
ン圧と呼ぶ。)に調圧され、受圧面52には手動
弁150がR位置にある時、同手動弁150を通
つて油路401の油圧が油路405よりオリフイ
ス406を介して作用し、その結果油路401の
油圧は14.6Kg/cm2に調圧される。なお、油路40
1に設けられたリリーフ弁407は、オイルポン
プ26から高圧油が吐出された場合の逃し弁であ
る。 油路401を通つて減圧弁110に導びかれた
油は同弁110によつて2.4Kg/cm2に調圧されて
油路408および410に導びかれる。 減圧弁110はスプール111、スプリング1
12を有し、スプール111に対向して形成され
た受圧面114,115の面積差による油圧力と
スプリング112とのバランスによつて調圧する
ものである。 この油路408に導びかれる調圧油はリヤクラ
ツチの油路切換弁装置340へ供給される制御側
への一定圧力の作動油であり、オリフイス426
を介して油圧制御弁250の制御側、N−R制御
弁270の制御側及びソレノイド弁325のオリ
フイス326に至り、電子制御装置290で制御
されるソレノイド弁325の作動により、油路4
08のオリフイス426下流の制御圧を変化させ
変速時運転状態に応じた出力油圧を油路422ま
たは油路409に発生させる。 この油圧クラツチとしてのリヤクラツチの油路
切換弁装置340を構成する種々の弁について説
明する。 油路切換弁としてのN−D制御弁210は一端
部(図中、右端部)に小径のランド212が形成
され他端部および中間部に径の異なる2つのラン
ド213,214が形成されたスプール211を
具えており、小径のランド212の一端側にスプ
リング215が設けられてスプール211を他端
側(図中、左端側)に付勢するようになつてい
る。 このN−D制御弁210には、スプール211
が図示のように左端位置にあるとき、手動弁15
0を介して油路414に導びかれたライン圧がラ
ンド214で閉じられる位置およびライン圧供給
方向には流れない一方向切換弁218を介して左
端油圧室216に連通している。さらに、ランド
213,214間には油圧制御弁250で調圧さ
れた作動油がオリフイス217を介して供給され
るよう油路422が連通すると共にリヤクラツチ
制御弁280を経てリヤクラツチ12に連通する
油路416が位置し、この油路416には、左端
油圧室216に連通する油路474が設けてあ
る。一方、スプリング215とともにスプール2
11を左方に押す力を得るため小径のランド21
2と中間部の最も径の大きいランド213との間
にシフト制御弁130が発進用変速段以外、例え
ば2速以上となつたときにライン圧が導びかれる
油路412が連通しており、右端には排油路が形
成してある。 したがつて、2速以上の変速段では油路412
にライン圧が供給されることからスプール211
に作用する左方への力はスプリング215の付勢
力とランド212,213の面積差に基づく油圧
力との合力となる一方、発進用変速段である1速
のときには油路412の作動油が排出されること
からスプール211に作用する左方への力はスプ
リング215の付勢力のみとなつて2つのランド
213,214間に油路422から高温のため油
圧が低下し調圧を行なわない状態で高圧の作動油
が供給されてもスムーズにスプール211を右端
に切換えることとなる。 油圧調整弁としての油圧制御弁250は受圧面
251,252,253を持つスプール254及
びスプリング255を有し、受圧面251に作用
する油圧力と受圧面252,253間の面積差に
よる油圧力及びスプリング255の付勢力の合力
とのバランスによつて油路422の油圧が所定圧
に調圧される。 N−R制御弁270は受圧面271,272,
273を持つスプール274及びスプリング27
5を有し、受圧面271に作用する油圧力と受圧
面272,273間の面積差による油圧力及びス
プリング275の付勢力の合力とのバランスによ
つて油路409の油圧が所定圧に調圧される。 この油圧制御弁250とN−R制御弁270と
は、一方が調圧作用を行なつている間は他方が調
圧作用を行なわないように構成されて油路408
のオリフイス426下流の制御圧の脈動を受圧面
251又は271からの油圧力とスプリング25
5又は275の作用によつてアキユムレータとし
て吸収する。そして、油路422に導びかれた出
力油圧は前進時のリヤクラツチ12、キツクダウ
ンブレーキ14及びローリバースブレーキ15の
制御を行なう一方、油路409に導びかれた出力
油圧は後退時のローリバースブレーキ15の制御
を行なう。 制御装置を構成するソレノイド弁325は、エ
ンジン負荷検出装置330、回転数検出装置33
3及び油温検出装置334等からの信号を受けて
電子制御装置290により運転状態を検出し、同
運転状態に応じて数〜数十Hz、例えば50Hzでのデ
ユーテイ制御によるパルス幅の変更によりオリフ
イス326の開閉時間を制御する。このソレノイ
ド弁325による油圧制御弁250の受圧面25
1あるいはN−R制御弁270の受圧面271に
作用する制御油圧Psの制御は、オリフイス42
6が0.8φ、オリフイス326が1.4φに設定されて
略0.3〜2.1Kg/cm2の間で調圧される。 したがつて、油圧制御弁250では、この制御
油圧Psによつて油路414から供給された一定
圧力の作動油(油圧供給源)であるライン圧6
Kg/cm2の油圧が出力圧Paとなつて油路422に
出力される際には、第5図に示すように0〜6
Kg/cm2の範囲で調圧され、N−R制御弁270で
は、この制御油圧Psによつて油路421から供
給されたライン圧14.6Kg/cm2の油圧が出力圧Pbと
なつて油路409から出力される際には、第6図
に示すように、0〜14.6Kg/cm2の範囲で調圧され
る。また、ソレノイド弁325の作動開始及び作
動期間は、上記各種検出装置330,333,3
34の他に、電子制御装置290に内蔵された変
速の開始を検出する変速検出装置、2つの回転数
検出装置332,333から成る係合時期検出装
置等からの信号によつて決定される。 油圧給排手段としてのシフト制御弁130は
ON−OFF制御される2個のソレノイド弁31
0,320の開閉の組合せにより制御され、前進
4段の各変速段を得るものである。このシフト制
御弁130は3個に分割されたスプール131,
132,133および2個のストツパ134,1
35を有し、スプール131には2つのランド1
36,137が設けられるとともにランド136
外側の油圧室138とランド136,137との
間を連通する油孔139が設けてあり、スプール
132には径の異なる2つのランド140,14
1が設けられるとともに両端部にスプール13
1,133と当接する押圧部が設けてあり、スプ
ール133には、2つのランド142,143が
設けられるとともにランド143外側の油圧室1
44とランド142,143との間を連通する油
孔145が設けてある。そして、スプール131
とスプール132との間にストツパ134が介装
され、スプール132端部の押圧部が貫通する穴
が形成されてケーシングに固着され、スプール1
32とスプール133との間にストツパ135が
介装され、スプール132端部の押圧部が貫通す
る穴が形成されてケーシングに固着してある。 スプール132の2つのランド140,141
の間に常に連通する油路470は手動弁150の
油路414とも連通するとともにオリフイス47
1を介してソレノイド弁310によつて開閉され
るオリフイス311に連通しており、さらに油圧
室138および油圧室144にも連通している。
また、油路470は、オリフイス472を介して
ソレノイド弁320によつて開閉されるオリフイ
ス321に連通されるとともに第4図に示す状態
でのスプール131,132間に連通されてい
る。そして、2つのソレノイド弁310および3
20の開閉によつて1速〜4速の変速段を得るよ
う3個のスプール131,132,133を制御
するが、この場合のソレノイド弁310,320
の開閉と各変速段との関係は第1表に示す通りで
ある。尚、表中〇印はON、×印はOFFをそれぞ
れ示す。
【表】 1速−2速シフト弁170はスプール171と
スプリング172を有し、スプール171の左端
受圧面173に作用するライン圧の押圧力とスプ
リング172の付勢力との比較によりスプール1
71を第4図に示された左端位置と図示しない右
端位置との間で選択的に切換える。 2速−3速及び4速−3速シフト弁190及び
4速クラツチ制御弁230も同様に各々スプール
191,231及びスプリング192,232を
有し、各々スプール左側には、ライン圧が導かれ
る油圧室193,233が設けられ、右側には油
圧室194,234が設けられ各スプールには第
4図に示された左端位置と図示しない右端位置と
の間で選択的に切換えられる。 リヤクラツチ制御弁280は5つのランド28
1,282,283,284,285を具えたス
プール291とスプリング292とを有し、ラン
ド281の径はランド285より若干大きく形成
されており、ランド281の外側(第4図での左
側)の油圧室293に導びかれる油圧がランド2
81の受圧面に作用する力と、ランド285の外
側(第4図での右側)の油圧室294に導びかれ
る油圧がランド285の受圧面に作用する力と、
スプリング292の付勢力とのバランスによつて
スプール291は、第4図に示した左端位置また
は図示しない右端位置との間で選択的に切換えら
れる。 次に、各摩擦係合装置の選択的係合による変速
制御について、油圧制御装置およびリヤクラツチ
の油路切換弁装置340との作用とともに説明す
る。 手動弁150が、第4図に示されたN位置から
D位置に切換えられると、所謂トルクコンバータ
のクリープ現象を防止するため一旦2速が達成さ
れるようになつており、このため6Kg/cm2に調圧
されたライン圧が油路401から油路414に導
びかれる。そして、油路414のライン圧は油圧
制御弁250、油路422、オリフイス217、
N−D制御弁210、油路416、リヤクラツチ
制御弁280、油路417を介してリヤクラツチ
12の油圧室に導びかれリヤクラツチ12の係合
がなされる。一方、これと同時に電子制御装置2
90からソレノイド弁310および320に2速
達成の指令が出され、ソレノイド弁320のみが
通電状態に保持される。 この切換えにより油路470の高圧油がオリフ
イス471を介してスプール131の2つのラン
ド136,137間、油孔139、油圧室138
及び油圧室144、油孔145、スプール133
の2つのランド142,143間に導びかれ、ス
プール131はスプール132と一体的に右方に
移動しスプール131がストツパ134に当接し
た状態で停止する。すると、油路414のライン
圧はスプール132の2つのランド140,14
1間を通つて油路412に導びかれ、ライン圧は
1速−2速シフト弁170の左端の油圧室173
に作用してスプール171を第4図の右端位置に
移動し、また、4速クラツチ制御弁230の左端
の油圧室233にも作用してスプール231を第
4図の右端位置に移動する。この結果、1速−2
速シフト弁170では油路422に導びかれてい
たライン圧が油路428を介してキツクダウンブ
レーキ14の係合側油圧室423に供給され、ロ
ツド424がスプリング425に抗して左方に移
動して図示しないブレーキバンドをキツクダウン
ドラム25に係合する。 こうして、リヤクラツチ12およびキツクダウ
ンドラム25を係合することで2速が達成され
る。 この変速中にあつては、油圧制御弁250の作
動により、リヤクラツチ12へ供給される油圧が
調整されシヨツクが防止される。すなわち、コン
ピユータ等の電子制御装置290に内蔵された変
速の開始を検出する変速検出装置によつて変速開
始(この場合N→D)が検出されると、電子制御
装置290で制御されるソレノイド弁325のデ
ユーテイ制御により油路408のオリフイス42
6下流の制御油圧Psを調整し、油圧制御弁25
0の受圧面251に作用する油圧を低減してスプ
ール254を右端位置から左方のバランスする位
置に移動し、油路414と油路422を連通す
る。これにより受圧面252と253との面積差
による押圧力、受圧面251に作用する押圧力お
よびスプリング255とのバランスによつて減圧
された油が出力圧Paとして油路422からN−
D制御弁210に導びかれる。この油圧調整時に
は、油路408のオリフイス426下流に連通す
るN−R制御弁270のスプール274は受圧面
271とスプリング275との作用でアキユムレ
ータとして機能し制御油圧Psの脈動を吸収する。 油圧制御弁250により立上り時制御される油
路422の出力油圧Paの時間及びエンジン回転
数に対する特性を第7図及び第8図に示す。図
中、Paoはシフト開始時の出力油圧を、Paeはシ
フト完了時の出力油圧をそれぞれ示す。 一方、N−D制御弁210では、ランド21
2,213間に油路412より第3の作動油とし
てのライン圧が作用すると共にスプリング215
の付勢力によりスプール211は左端位置となつ
ており、手動弁150と連通する油路414はス
プール211のランド214で閉じられると共に
一方向切換弁218で左端油圧室216との連通
も遮断されている。したがつて、油路422から
N−D制御弁210に導びかれた減圧された油は
オリフイス217を介してある程度の遅れをもつ
てランド213,214間を経て、さらにリヤク
ラツチ制御弁280を介してリヤクラツチ12に
供給され初期係合がなされ変速シヨツクが防止さ
れる。 次に、この状態からアクセルが踏み込まれる
と、電子制御装置290からソレノイド弁310
および320に発進に必要な1速達成の指令が出
され、これらソレノイド弁310,320が共に
通電状態となる。このためオリフイス311,3
21が開いた状態となつてオリフイス471,4
72の介装により、これらオリフイス471,4
72より後流側の油圧が略0Kg/cm2となり、シフ
ト制御弁130は最左端位置にスプール131,
132が移動し、油路412の油圧が排出され
て、1速−2速シフト弁170のスプール171
及び4速クラツチ制御弁230のスプール231
が左端に移動し、キツクダウンブレーキ14の油
圧室の油が排出されて同ブレーキ14の係合が解
除される一方、ローリバースブレーキ15が係合
される。これと同時にN−D制御弁210のラン
ド212,213間と連通している油路412の
油圧がシフト制御弁130で排出されるためのス
プール211に作用する左方への力はスプリング
215による付勢力のみとなり、油圧制御弁25
0で調圧されて油路422から供給された作動油
が変速完了によつて高圧となるとスプール211
をスプリング215に抗して右端位置に切換え
る。この結果、手動弁150と連通するライン圧
が供給された油路414が開かれ、左端油圧室2
16、油路474を介して油路416にライン圧
が供給されリヤクラツチ12が完全に係合されて
1速が達成される。この状態は油路422がラン
ド216で閉じられる(このときは、変速完了と
してソレノイド325は閉状態となつている)の
で油圧制御弁250の出力圧Paが変化してもそ
の影響を受けることがなく、油路414からのラ
イン圧が排出されるまで、すなわち、手動弁15
0がNレンジにもどされるまでリヤクラツチ12
の係合がなされるのである。 したがつて、手動弁150がD位置に保持され
発進状態となつている限り油路414は油圧制御
弁250を介することなく油路416に連通さ
れ、リヤクラツチ12の油圧室は油圧制御弁25
0およびソレノイド弁325による変速時の油圧
低減制御の影響を受けることが無く、変速時、リ
ヤクラツチ12の滑りによる変速シヨツクの発生
が防止される。 さらに、アクセルが踏み込まれると、電子制御
装置290からソレノイド弁310及び320に
2速達成の指令が出され、ソレノイド弁310は
通電が遮断され、ソレノイド弁320は通電状態
に保持される。 この切換えにより油路470高圧油がオリフイ
ス471を介してスプール131の2つのランド
136,137間、油孔139、油圧室138及
び油圧室144、スプール133の2つのランド
142,143間に導びかれ、スプール131は
スプール132と一体的に右方に移動しスプール
131がストツパ134に当接した状態で停止す
る。すると、油路414のライン圧はスプール1
32の2つのランド140,141間を通つて油
路412に導びかれ、ライン圧は1速−2速シフ
ト弁170の油圧室173に作用してスプール1
71を第4図の右端位置に移動し、また、4速ク
ラツチ制御弁230の油圧室233にも作用して
スプール231を第4図の右端位置に移動し、1
速−2速シフト弁170では油路422に導びか
れていたライン圧が油路428を介してキツクダ
ウンブレーキ14の係合側油圧室423に供給さ
れ、ロツド424がスプリング425に抗して左
方に移動して図示しないブレーキバンドをキツク
ダウンドラム25に係合する一方、油路453の
油圧はN−R制御弁270に連通する油路409
を介して排出されてローリバースブレーキ15の
係合が解除されて2速が達成される。 この2速への変速中にあつても油圧制御弁25
0はソレノイド弁325の制御油圧によつて制御
され、油路422の油圧を減圧し、変速シヨツク
を防止するとともにリヤクラツチ12はこの減圧
の影響を受けない。 次に、電子制御装置290の指令により3速を
達成するためソレノイド弁310および320へ
の通電が共に遮断されると、ライン圧がシフト制
御弁130のスプール131のランド137外側
とストツパ134との間に供給され、スプール1
32はランド140の受圧面に作用するライン圧
によつて第4図の右方に移動し、スプール133
に押圧部が当接した状態にて停止し、油路414
は、新たに油路430と連通してライン圧は2速
−3速及び4速−3速シフト弁190の油圧室1
93に導びかれ、2速−3速及び4速−3速シフ
ト弁190のスプール191を右端に切換る。 この時、同シフト弁190に連通する油路42
8はオリフイス429を介して油路432に連通
される。油路432は切換弁452を介して4速
クラツチ制御弁230の右端の油圧室234に至
るとともにキツクダウンブレーキ14の解放側油
圧室433および切換弁434を介してフロント
クラツチ11の油圧室に連通する。 この油路432がキツクダウンブレーキ14の
解放側油圧室433及びフロントクラツチ11の
油圧室に連通された構造により、両者の係合と解
放はオーバラツプを持つて行なわれる。 この2速から3速への変速途中においても上記
1速から2速への変速時と全く同様に油圧制御弁
250が作動して短時間油路422の供給油圧が
低く保持されるがリヤクラツチ12はこの減圧の
影響を受けない。また、油路428にはオリフイ
ス429が介装されており、同オリフイス429
の作用で上記油圧制御弁250作動中は油圧室4
33及びフロントクラツチ11の油圧室の油圧が
同一の低油圧に保持されて、キツクダウンブレー
キ14の解除に並行してフロントクラツチ11の
係合が行なわれる。その後、油圧制御弁250の
作動停止により油圧が6Kg/cm2まで昇圧されると
フロントクラツチ11の係合が完成して3速が達
成されるが、この3速が達成された場合、入力軸
10とキツクダウンドラム25の回転速度が出力
軸24の回転速度に近づき一致する同期回転状態
となるため、この一致した状態またはその直前を
変速完了として回転数検出装置332,333に
より検出し、この検出によつて油圧制御弁250
の作動を停止してフロントクラツチ11への供給
圧が6Kg/cm2に昇圧される。この昇圧により、4
速クラツチ制御弁230の右端油圧室234の油
圧も昇圧され、スプール231は第4図の左端位
置に切換り、油路430のライン圧が油路445
を介して4速クラツチ13に供給され、4速クラ
ツチは係合状態に保持される。油路445は切換
弁452を介して油路451より油圧室234に
連通しており、油路445に一度油圧が供給され
ると油路445の油圧が排出されるまで4速クラ
ツチ制御弁230のスプール231は第4図の左
端位置に保持され、3速と4速との間での変速中
に4速クラツチ13が解除またはスリツプして変
速不能やニユートラル状態となる不具合を防止し
ている。 次に、補助スイツチがD4に選定された状態で、
電子制御装置290の指令により4速を達成する
ためソレノイド弁310は通電、ソレノイド弁3
20は非通電状態に保持されると、シフト制御弁
130の油圧室144の油圧が低下し、スプール
133はスプール132と共に右方に移動して第
4図の最右端位置となる。その結果、油路414
のライン圧が油路436を介してリヤクラツチ制
御弁280の油圧室293及びチエツク弁235
を介して油路445へ導びかれる。 リヤクラツチ制御弁280のスプール291は
油圧室293に供給されたライン圧により第4図
の右端位置に移動し油路436と油路456とが
連通し、2速−3速及び4速−3速シフト弁19
0の油圧室194にライン圧が供給され同弁19
0のスプール191は第4図に示す左端位置に切
換わる。 この時、リヤクラツチ12の油圧室の油はリヤ
クラツチ制御弁280の排油口295より直ちに
排出されて、リヤクラツチ12は直ちに解除さ
れ、またフロントクラツチ11の油圧室及びキツ
クダウンブレーキ14の油圧室433の油が2速
−3速及び4速−3速シフト弁190の排油口1
95からオリフイス196を介して排出されてフ
ロントクラツチ11は解除され、キツクダウンブ
レーキ14は係合されるが、上記1速から2速、
あるいは2速から3速への変速と同様に油圧制御
弁250が作動して油路422の油圧が変速中の
短時間減圧されることにより、キツクダウンブレ
ーキ14の油圧室423に作用している係合油圧
も低くして滑らかな係合が行なわれ、その後係合
油圧が6Kg/cm2に立ち上ると係合が達成されて4
速が完成する。 次に、ダウンシフトについて説明すると、油圧
の作動系路の切換りは上記アツプシフトの場合の
逆となり、まず、電子制御装置290の指令によ
り4速から3速に移すため両ソレノイド弁31
0,320が非通電状態になると、油路436の
ライン圧は排出され、リヤクラツチ制御弁280
のスプール291は左端に切換り、2速−3速及
び4速−3速シフト弁190のスプール191は
左端に切換り、油路417,432に油圧が供給
される。 この時、油はキツクダウンブレーキ14の油圧
室433及びフロントクラツチ11の油圧室へは
オリフイス429を介して滑らかに供給され、リ
ヤクラツチ12の油圧室へはオリフイス217を
介してフロントクラツチ11に比較すると充分な
遅れを有して徐々に供給される。したがつて、キ
ツクダウンブレーキ14は直ちに解除されるが、
この減速変速においても変速時の短時間油圧制御
弁250が作動して油路428,432への供給
油圧は低圧に保持される。 これは、トルク容量の大きいリヤクラツチ12
からの係合による変速シヨツクを防止するために
行なわれるものである。 3速から2速へ変速される時はソレノイド弁3
10が非通電、ソレノイド弁320が通電状態と
なり、シフト制御弁130のスプール131と1
32との間の油圧が低下し、スプール132が第
4図左方へ一段移動して油路430の油圧が排出
され、その結果、2速−3速及び4速−3速シフ
ト弁190のスプール191が左端に移動し、油
路432の油圧が排出されるとともに4速クラツ
チ制御弁230のスプール231は左端に移動し
て油路445の油圧も排出され、4速クラツチ1
3の係合は直ちに解除され、フロントクラツチ1
1の係合の解除及びキツクダウンブレーキ14の
係合は上記4速から3速への変速と同様油圧制御
弁250の変速時の作動により徐々に行なわれて
円滑に2速が達成される。 2速から1速へ変速される時は、ソレノイド弁
310および320が共に通電状態となり、シフ
ト制御弁130は最左端位置にスプール131,
132が移動し、油路412の油圧が排出され
て、1速−2速シフト弁170のスプール171
及び4速クラツチ制御弁230のスプール231
が左端に移動し、キツクダウンブレーキ14の油
圧室の油が排出されて同ブレーキ14の係合が解
除される一方、ローリバースブレーキ15が係合
されて1速が達成される。 セレクトレバー及び補助スイツチの操作により
D3または2位置を選定した時は、手動弁150
による油路の切換は全く行なわれず、セレクトレ
バーの選定位置検出装置341及び補助スイツチ
の選定位置検出装置342によりその位置検出を
行ない、電子制御装置290に信号を与え、4速
あるいは3速以上の変速が行なわれないようにソ
レノイド弁310,320を制御する。 手動弁150がL位置に選定されると、セレク
トレバーの選定位置検出装置341による位置検
出で、選定初期において車速が50Km/H等の所定
値以上にあると2速に保持され、その後車速が所
定値以下になるとソレノイド弁310,320の
制御による1速固定が達成される。 尚、上記各変速時と同様油圧制御弁250の作
動により、切換時(変速時)の供給油圧は低圧に
保持されシヨツクが防止される。 次に、後退する場合について説明する。 手動弁150がR位置に選定されると、油路4
01は油路421に連通され、油路421はN−
R制御弁270、油路409、1速−2速シフト
弁170、油路453を介してローリバースブレ
ーキ15に導びかれ、一方、油路401は油路4
05を介して切換弁434に接続され、フロント
クラツチ11の油圧室にも油が供給され、クラツ
チ11およびブレーキ15の係合により後退が達
成される。 この後退時の変速中にあつてもN−R制御弁2
70が油圧調整弁として作動し、油圧制御弁25
0のスプール254およびスプリング255が脈
動緩和用のアキユムレータとして機能し、油路4
09からの出力圧Pdを第9図および第10図に
示すように変化させる。 ところで、調圧弁50を通つて油路459より
トルクコンバータ制御弁70に導びかれた油は、
スプール71の第4図右端受圧面に作用する制御
油圧とスプリング72の付勢力とのバランスによ
り、2.5Kg/cm2に調圧されて油路460より直結
クラツチ制御弁90に至る。また、油路460の
油はオリフイス463を介してエンジン1とは反
対側の潤滑系統に供給される。 次にトルクコンバータ3内でのすべりを低減す
るため設けられた直結クラツチ9の制御について
説明する。 減圧弁110により2.4Kg/cm2に調圧されて油
路410に導びかれた油はオリフイス464を介
してソレノイド弁300が開閉制御するオリフイ
ス301に至る。 直結クラツチ制御弁90は4つのランド92,
93,94,95を具えたスプール91を有し、
ソレノイド弁300によつて0.3〜1.9Kg/cm2の間
でデユーテイ制御によつて調圧された制御油圧が
ランド92の外側の受圧面96に作用する一方、
油路410はランド94,95間に連通し、減圧
弁110により調圧された調圧油がランド94,
95に作用し、その受圧面積差によつて第4図左
方への押圧力をスプール91に作用し、また、ラ
ンド92の受圧面はランド93の受圧面より小さ
く設定され、上記受圧面96に作用する第4図右
方への油圧力とランド94,95間の油圧によつ
て生じる第4図左方への押圧力と、ランド92,
93間の油圧によつて生じる第4図右方への押圧
力とのバランスによつてトルクコンバータ3及び
直結クラツチ9に供給される油の流れ方向とその
油圧が制御される。トルクコンバータ3に続く油
路44は油路465に接続され、直結クラツチ9
に続く油路45は油路466に接続され、直結ク
ラツチ制御弁90の切換制御により油路465は
供給油路401またはオイルクーラ462から変
速機のエンジン1側の潤滑系統に接続された排出
油路467に選択的に連通され、油路466は供
給油路460または排出油路467に選択的に連
通される。 電子制御装置290によりソレノイド弁300
に直結クラツチ9の係合指令が与えられている時
は、第4図に実線の矢印で示すごとく直結クラツ
チ制御弁90により調圧された油が油路401よ
り465に供給され、直結クラツチ9は油圧室4
2に作用する油圧でピストン38が左方に押圧さ
れ、所定のスリツプ量を有して係合される。すな
わち、ピストン38に作用する油圧をコンピユー
タで制御し、エンジン1の変動トルクによるクラ
ンク軸2の速度変動域より若干下まわる程度のス
リツプ量を与えるようにすると、クランク軸2の
変動トルクをほとんど伝達することなく、効率の
高い動力伝達が達成され、燃費が向上する。とこ
ろで、発進時、急加速時はフイーリング上トルク
コンバータ3の特性を利用するため直結クラツチ
9を外す必要があり、この時は、電子制御装置2
90によりソレノイド弁300への通電が停止さ
れ、直結クラツチ制御弁90は切換つて第4図に
破線の矢印で示す上記とは逆方向に油が流れる。
すなわち、トルクコンバータ制御弁70による
2.5Kg/cm2の低油圧の油が油路460より466
に供給され、直結クラツチ9は油圧室41に作用
する油圧でピストン38が右方に移動し、その係
合が解除される。 以上、実施例とともに具体的に説明したように
本発明によれば、少なくとも2以上の連続した変
速段で係合される油圧クラツチ、例えばリヤクラ
ツチの係合・解放を行なう油路切換弁に、発進用
変速段以外と発進用変速段とで給排される油路を
一方に連通し、他方に油圧調整弁で調圧された作
動油を作用させ、前記給排される油圧とスプリン
グの付勢力との組合せにより、油路切換弁の切換
時には前記油路の油圧を給排することで油圧調整
弁で調圧された作動油の油圧が高温となつて所定
の油圧にならずともスムーズに切換えることがで
きる。 したがつて、油圧クラツチを所望の状態として
スムーズな自動変速が達成できる。また、油圧ク
ラツチが一旦係合されたのちは、他の摩擦係合装
置の初期係合のため供給油圧を減圧してもその影
響を受けず完全な係合状態が保持されるので滑り
の発生による変速シヨツク等の不具合の発生が防
止できるとともに耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用対象のひとつである車両
用自動変速機のパワートレーン図、第2図は上記
自動変速機における各摩擦係合装置の係合状態を
セレクトレバー位置との関係で示した作動エレメ
ント図、第3図はトルクコンバータ及び直結クラ
ツチの断面図、第4図は本発明の一実施例の油圧
クラツチの油路切換弁装置を具えた上記自動変速
機の油圧制御装置を示す系統図、第5図および第
6図はリヤクラツチの油圧制御装置における制御
圧Psに対する前進時の出力圧Paおよび後退時の
出力圧Pbとの関係を表わすグラフ、第7図〜第
10図はリヤクラツチの油路切換弁装置による油
圧制御の時間に対する特性およびエンジン回転数
に対する特性を示すグラフである。 図面中、1はエンジン、3はトルクコンバー
タ、9は直結クラツチ、12はリヤクラツチ(油
圧クラツチ)、11,13,14,15は摩擦係
合装置、17は遊星歯車組、50は調圧弁、70
はトルクコンバータ制御弁、90は直結クラツチ
制御弁、110は減圧弁、130はシフト制御
弁、150は手動弁、170は1速−2速シフト
弁、190は2速−3速及び4速−3速シフト
弁、210はN−D制御弁(油路切換弁)、23
0は4速クラツチ制御弁、250は油圧制御弁
(油圧調整弁)、270はN−R制御弁、280は
リヤクラツチ制御弁、290は電子制御装置、3
00,310,320はソレノイド弁、325は
ソレノイド弁(制御装置)、340はリヤクラツ
チの油路切換弁装置である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1及び第2の変速段で共通して係合される
    摩擦要素を有し、中立状態から駆動状態に切換え
    るに際し一担上記第2の変速段が達成され、その
    後所定の条件が満足されると上記第1の変速段が
    達成されるように構成された自動変速機におい
    て、一定圧力の第1の作動油を供給する油圧供給
    源、前記第1作動油を所望の低油圧に調圧し第2
    の作動油として供給する油圧調整装置、前記油圧
    供給源、油圧調整装置及び前記摩擦要素に連通さ
    れるとともに該摩擦要素に前記第1作動油を供給
    し前記第2作動油の供給を遮断する第1位置と該
    摩擦要素に前記第2作動油を供給し前記第1作動
    油の供給を遮断する第2位置とを有する切換弁
    と、上記第2の変速段達成時に上記切換弁へ導び
    かれ同切換弁を上記第2位置に切換保持する第3
    の作動油を供給し上記所定の条件が満足されると
    同第3の作動油を排出して上記切換弁を上記第1
    位置に切換える油圧給排手段とを有することを特
    徴とする自動変速機用油圧クラツチの油路切換弁
    装置。
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