JPS628660B2 - - Google Patents
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- JPS628660B2 JPS628660B2 JP56154266A JP15426681A JPS628660B2 JP S628660 B2 JPS628660 B2 JP S628660B2 JP 56154266 A JP56154266 A JP 56154266A JP 15426681 A JP15426681 A JP 15426681A JP S628660 B2 JPS628660 B2 JP S628660B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/04—Smoothing ratio shift
- F16H61/06—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
- F16H61/061—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using electric control means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
本発明は自動変速機の油圧制御装置の改良に関
し、第4速達成時の変速シヨツク等を防止するよ
うにしたものである。 内燃機関等の原動機の出力トルクや回転数を所
望の値として従動機を駆動するため種々の自動変
速機が用いられており、この自動変速機の制御の
ため油圧制御装置を用いることも多い。 自動車用の自動変速機にあつても油圧制御装置
が用いられているが、少なくとも入力軸とラビニ
オ型遊星歯車組のキヤリアとを連結し第4速を達
成する油圧作動の摩擦クラツチを含む3組のクラ
ツチと2組のブレーキおよび1組のワンウエイク
ラツチを具えた前進4段達成型の自動変速機で
は、第3速達成のため2組のクラツチを係合する
必要がある一方、第4速達成のためには第3速の
ときと異なる摩擦クラツチと1組のブレーキとを
係合させる必要がある。このため、第3速達成の
ための2組のクラツチの解除と第4速達成のため
の摩擦クラツチおよび1組のブレーキの係合との
タイミング設定や初期係合トルクの設定が難し
く、変速シヨツクが発生したり、各クラツチやブ
レーキ等の耐久性や強度面の問題がある。 本発明はかかる従来の欠点を解消し、変速シヨ
ツクの発生を防止し、摩擦係合装置の耐久性や強
度面を改善した自動変速機の油圧制御装置の提供
を目的とする。かかる目的を達成する本発明の構
成は、入力軸とラビニオ型遊星歯車組のキヤリア
とを連結し第4速を達成する第1クラツチ及び第
2、第3のクラツチと2つのブレーキとを備え各
クラツチとブレーキを選択的に油圧で係合させる
ことにより前記入力軸と前記遊星歯車組に連結さ
れた出力軸との間に前進4段の変速段が達成され
るとともに第2速では前記第2クラツチと1つの
ブレーキが係合され第3速では前記3つのクラツ
チが係合されるように構成された自動変速機にお
いて、前記入力軸、出力軸または遊星歯車組の回
転部材のうちの少なくとも2つの要素の回転数を
検出することにより前記入力軸とキヤリアの回転
の同期を検出して信号を発する同期検出装置、前
記第2速から前記第3速への変速中に該第3速達
成時に係合される前記第3クラツチへの供給油圧
を低圧に制御するとともに前記信号を受けて当該
供給油圧を上昇させる油圧制御手段、前記供給油
圧の上昇により切り換え作動して前記第1クラツ
チへの油圧供給を開始する切換弁を備えたことを
特徴とする。 以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。 まず、制御対象となる自動変速機について、そ
の概略構造を第1図のパワートレーン図で説明す
る。 車両の動力源となるエンジン1のクランク軸2
はトルクコンバータ3のポンプ4に直結されてい
る。トルクコンバータ3は、ポンプ4、タービン
5、ステータ6、ワンウエイクラツチ7を有し、
ステータ6はワンウエイクラツチ7を介してケー
ス8に結合され、ワンウエイクラツチ7によつて
ステータ6はクランク軸2と同方向に回転する
が、その反対方向の回転は許されない構造となつ
ている。クランク軸2とタービンン5の間には直
結クラツチ9が設けられ、同クラツチ9は係合時
所定のスリツプ率を有して係合する。 従つて、エンジン1の出力は、直結クラツチ9
またはトルクコンバータ3を介してタービン5に
伝えられる。 タービン5に伝えられたトルクは入力軸10に
よつてその後部に配置された前進4段後進1段を
達成する変速歯車列100に伝えられる。 変速歯車列100は、3つのクラツチ11,1
2,13,2つのブレーキ14,15,1つのワ
ンウエイクラツチ16及び1組のラビニオ型遊星
歯車組17で構成される。 遊星歯車組17は、アニユラスギヤ18、リバ
ースサンギヤ19、フオワードサンギヤ20、ロ
ングピニオン21、シヨートピニオン22、およ
びキヤリア23により構成されている。 アニユラスギヤ18は出力軸24に固着され、
リバースサンギヤ19はキツクダウンドラム25
に固着され、同ドラム25はキツクダウンブレー
キ14を介してケース8に固定され、また、フロ
ントクラツチ11を介して入力軸10に一体化さ
れ、一方、フオワードサンギヤ20はリヤクラツ
チ12を介して入力軸10に一体化され、また、
ロングピニオン21及びシヨートピニオン22を
保持するキヤリア23はワンウエイクラツチ16
を介してケース8に固定されるとともに変速歯車
列100の後端に設けられた4速クラツチ13を
介して入力軸10に一体化され、さらにはローリ
バースブレーキ15を介してケース8に固定され
る。ワンウエイクラツチ16はキヤリア23の逆
転を阻止するために設けてある。 上記3つのクラツチ11,12,13及び2つ
のブレーキ14,15は油圧式摩擦係合装置であ
つて、これらの摩擦係合装置を作動する各油圧ピ
ストンに供給される油圧はオイルポンプ26で発
生される。 変速歯車列100を通つた出力は、出力軸24
に固着されたトランスフアドライブギヤ27より
トランスフアアイドルギヤ28を経てトランスフ
アドリブンギヤ29に伝達され、さらに同ドリブ
ンギヤ29に一体のトランスフアシヤフト30、
ヘリカルギヤ31より差動歯車32に伝達され
る。 図示しない運転席のセレクトレバー及び後述の
D4,D3,2,Lを選択する補助スイツチの操作
及び後述する種々の運転検出装置により検出され
た車両の運転状態に応じて、上記各摩擦係合装置
の選択的係合が行なわれ、種々の変速段が達成さ
れる。 セレクトパターンは、P(駐車)、R(後退)、
N(中立)、D4(前進4段自動変速)、D3(前進
3段自動変速)、2(前進2段自動変速)、L(1
速固定)となつていて、セレクトレバーはP,
R,N,Dの4位置を有し、同レバーをD位置に
選定した状態でインヒビタスイツチ及び切換スイ
ツチから成る補助スイツチを選定するとL,2,
D3またはD4が選択される構造となつている。 セレクトレバー及び補助スイツチを上記セレク
トパターンの各位置に置いた場合にそれぞれの摩
擦係合装置がどの様に働くかについては第2図の
作動エレメント図に示す通りで、第2図に示す摩
擦係合装置の選択的組合せにより、前進4段、後
退1段の変速比が得られる。 この図において、〇印は油圧作動によつて結合
状態にある摩擦係合装置を示し、●印は変速時の
ローリバースブレーキ15が係合される直前にお
いてワンウエイクラツチ16の作用でキヤリア2
3が止つていることを示し、セレクトレバー及び
補助スイツチ位置がD4,D3,2,Lの欄の1st,
2nd,3rd,4thは夫々第1速、第2速、第3速、
第4速の場合を示す。 同図から明らかなように第3速達成のためには
フロントクラツチ11とリヤクラツチ12との係
合が必要であり、第4速達成のためには、上記2
組のクラツチ11,12と異なるキツクダウンブ
レーキ14と4速クラツチ13との係合が必要と
なる。 次に、第3図により直結クラツチ9について説
明する。 この直結クラツチ9は常時滑りながら動力の伝
達を行なうスリツプ式クラツチであつて、同クラ
ツチ9作動時にはエンジン1からの動力は主に同
クラツチ9を介して入力軸10へ伝達され、一部
の動力がトルクコンバータ3を介して伝達され、
以つてトルクコンバータ3のスリツプを減少して
燃費が向上し、また、この滑りによりエンジン1
からの衝撃トルクを緩和する作用(ダンピング作
用)を有するものである。 トルクコンバータ3と直結クラツチ9は一体的
に形成されており、クランク軸2にドライブプレ
ート33が固着され、同ドライブプレート33は
トルクコンバータ3のポンプ4の外殻34及び直
結クラツチ9の摩擦板35が固着されたプレート
36に連結され、タービン5は入力軸10にスプ
ライン嵌合されて一体的に回転するとともに、ト
ランスフアリング37を介してピストン38とも
一体的に回転するように連結され、ピストン38
は入力軸10に対し軸方向に摺動且つ回動自在に
嵌合され、しかもプレート36に対向配置され、
摩擦板35に当接する摩擦面39を有しており、
ピストン38とプレート36との間には油圧室4
1が形成され、タービン5の外殻40外周面とピ
ストン38との間には油圧室42が形成されてい
る。 上記直結クラツチ9の摩擦板35と摩擦面39
の動摩擦係数は速度差による変化率が小さくなる
ように設定されている。 上記摩擦板35の表面には、半径方向、円周方
向、又は両者を組み合わせた方向に沿つて適宜複
数の溝が設けられ、同溝を通過する油によつて摩
擦板35及び摩擦面39の過熱が防止される。 上記トルクコンバータ3及び直結クラツチ9へ
の油の供給は後述する油圧制御により調圧された
油が供給される。油は第3図において矢印により
示すごとくポンプ4の入力軸10に外嵌されたス
リーブ43内側に形成された油路44よりトルク
コンバータ3内に導びかれて循環し、さらに油圧
室42に導びかれ、その後直結クラツチ9の摩擦
板35と摩擦面39間の隙間を通つて油圧室41
に導びかれ、さらに入力軸10に穿設された油路
45を通つて排出されるか、または、その逆方向
に循環されるようになつている。 次に、上記自動変速機の各摩擦係合装置の制御
を行なう油圧制御装置およびこれに適用された4
速クラツチの油圧制御装置について、第4図によ
り説明する。 油圧制御装置は油溜46よりオイルフイルタ4
7、油路402を通つてオイルポンプ26より吐
出される油をトルクコンバータ3、直結クラツチ
9、フロントクラツチ11、リヤクラツチ12、
キツクダウンブレーキ14、ローリバースブレー
キ15、4速クラツチ13の油圧ピストンを作動
するため、各油圧室に供給する油圧を運転状態に
応じて制御するもので、主に調圧弁50、トルク
コンバータ制御弁70、直結クラツチ制御弁9
0、減圧弁110、シフト制御弁130、手動弁
150、1速―2速シフト弁170、2速―3速
及び4速―3速シフト弁190、N―D制御弁2
10、切換弁としての4速クラツチ制御弁23
0、変速時の油圧制御弁250、N―R制御弁2
70、リヤクラツチ制御弁280及び4個のソレ
ノイド弁300,310,320,325を構成
要素としており、これらの弁のうち、4速クラツ
チ制御弁230、油圧制御手段としての油圧制御
弁250およびソレノイド弁325で第4図中、
破線で囲んで示した4速クラツチ13の油圧制御
装置340が構成され、各要素は油路によつて結
ばれている。 ソレノイド弁300,310,320,325
はそれぞれ同一構造を有しており、電子制御装置
290からの電気信号により、それぞれオリフイ
ス301,311,321,326を開閉制御す
る非通電時閉塞型のソレノイド弁であつて、ソレ
ノイド302,312,322および327、同
ソレノイド内に配置され各オリフイス301,3
11,321,326を開閉する弁体303,3
13,323および328、同弁体を閉方向に付
勢するスプリング304,314,324および
329を有している。 電子制御装置290は変速の開始を検出する変
速検出装置等を内蔵し車両の運転状態を検出して
デユーテイ制御が行なわれるソレノイド弁30
0,325の作動、停止及び同ソレノイド弁に供
給される数〜数十Hz、例えば50Hzのパルス電流の
単一パルス電流幅を制御して開弁時間を変更して
油圧を制御するとともにON―OFF制御が行なわ
れるソレノイド弁310,320の開閉を制御す
るもので、その主な入力要素としては、エンジン
1の図示しないスロツトル弁開度または吸気マニ
ホルド負圧を検出するエンジン負荷検出装置33
0、エンジン1の回転数検出装置331、第1図
に示すキツクダウンドラム25の回転数検出装置
332、出力軸24の回転数検出を行なうために
設けられたトランスフアドリブンギヤ29の回転
数検出装置333、潤滑油温を検出する油温検出
装置334、セレクトレバーの選定位置検出装置
341及び補助スイツチの選定位置検出装置34
2等から成つている。 オイルポンプ26より吐出される油は油路40
1を通つて調圧弁50、手動弁150、直結クラ
ツチ制御弁90及び減圧弁110に導びかれる。 調圧弁50は受圧面51,52を有するスプー
ル53及びスプリング54を有し、受圧面51に
はセレクトレバーの操作により手動弁150がN
または、D位置に選定されている時、同手動弁1
50を通つて油路401の油圧が油路403より
オリフイス404を介して作用し、その結果油路
401の油圧は6Kg/cm2の一定圧(この圧力をラ
イン圧と呼ぶ。)に調圧され、受圧面52には手
動弁150がR位置にある時、同手動弁150を
通つて油路401の油圧が油路405よりオリフ
イス406を介して作用し、その結果油路401
の油圧は14.6Kg/cm2に調圧される。なお、油路4
01に設けられたリリーフ弁407は、オイルポ
ンプ26から高圧油が吐出された場合の逃し弁で
ある。 油路401を通つて減圧弁110に導びかれた
油は同弁110によつて2.4Kg/cm2に調圧されて
油路408および410に導びかれる。減圧弁1
10はスプール111、スプリング112を有
し、スプール111に対向して形成された受圧面
114,115の面積差による油圧力とスプリン
グ112とのバランスによつて調圧するものであ
る。 この油路408に導びかれる調圧油は4速クラ
ツチの油圧制御装置340への一定圧力の制御側
の制御油であり、オリフイス426を介して油圧
制御弁250の制御側、N―R制御弁270の制
御側及びソレノイド弁325のオリフイス326
に至り、電子制御装置290で制御されるソレノ
イド弁325の作動により、油路408のオリフ
イス426下流の制御圧を変化させ変速時運転状
態に応じた出力油圧を油路422または油路40
9に発生させる。 N―D制御弁210は径の異なる2つのランド
216,217を具えたスプール211およびス
プリング212を有し、ランド216の両側の受
圧面213,214およびランド217のランド
216側の受圧面215に作用する油圧力とスプ
リング212の付勢力との合力の方向に応じてス
プール211を第4図に示された左端位置と図示
しない右端位置との間で選択的に切換えられる。 4速クラツチ制御弁230は2つのランド23
5,236を具えたスプール231およびスプリ
ング232を有し、スプール231のランド23
5の左側にはライン圧が導びかれる油圧室233
が設けられ、ランド236の右側には油圧室23
4が設けられ、スプール231は第4図に示され
た左端位置と図示しない右端位置との間で選択的
に切換えられる。 油圧制御弁250は受圧面251,252,2
53を持つスプール254及びスプリング255
を有し、受圧面251に作用する油圧力と受圧面
252,253間の面積差による油圧力及びスプ
リング255の付勢力の合力とのバランスによつ
て油路422の油圧が所定圧に調圧される。 N―R制御弁270は受圧面271,272,
273を持つスプール274及びスプリング27
5を有し、受圧面271に作用する油圧力と受圧
面272,273間の面積差による油圧力及びス
プリング275の付勢力の合力とのバランスによ
つて油路409の油圧が所定圧に調圧される。 この油圧制御弁250とN―R制御弁270と
は、一方が調圧作用を行なつている間は他方が調
圧作用を行なわないように構成されて油路408
のオリフイス426下流の制御圧の脈動を受圧面
251又は271からの油圧力とスプリング25
5又は275の作用によつてアキユムレータとし
て吸収する。そして、油路422に導びかれた出
力油圧は前進時のフロントクラツチ11、リヤク
ラツチ12、キツクダウンブレーキ14及びロー
リバースブレーキ15の制御を行なう一方、油路
409に導びかれた出力油圧は後退時のローリバ
ースブレーキ15の制御を行なう。 ソレノイド弁325は、エンジン負荷検出装置
330、回転数検出装置333及び油温検出装置
334等からの信号を受けて電子制御装置290
により運転状態を検出し、同運転状態に応じて数
〜数十Hz、例えば50Hzでのデユーテイ制御による
パルス幅の変更によりオリフイス326の開閉時
間を制御する。このソレノイド弁325による油
圧制御弁250の受圧面251あるいはN―R制
御弁270の受圧面271に作用する制御油圧
Psの制御は、オリフイス426が0.8φ、オリフ
イス326が1.4φに設定されて略0.3〜2.1Kg/cm2
の間で調圧される。 したがつて、油圧制御弁250では、この制御
油圧Psによつて油路414から供給されたライ
ン圧6Kg/cm2の油圧が出力圧Paとなつて油路4
22に出力される際には、第5図に示すように0
〜6Kg/cm2の範囲で調圧され、N―R制御弁27
0では、この制御油圧Psによつて油路421か
ら供給されたライン圧14.6Kg/cm2の油圧が出力圧
Pbとなつて油路409から出力される際には、
第6図に示すように、0〜14.6Kg/cm2の範囲で調
圧される。 また、ソレノイド弁325の作動開始及び作動
期間は、上記各種検出装置330,333,33
4の他に、電子制御装置290に内蔵された変速
の開始を検出する変速検出装置、同期検出装置と
しての2つの回転数検出装置332,333から
成る係合時期検出装置等からの信号によつて決定
される。 シフト制御弁130はON―OFF制御される2
個のソレノイド弁310,320の開閉の組合せ
により制御され、前進4段の各変速段を得るもの
である。このシフト制御弁130は3個に分割さ
れたスプール131,132,133および2個
のストツパ134,135を有し、スプール13
1には2つのランド136,137が設けられる
とともにランド136外側の油圧室138とラン
ド136,137との間を連通する油孔139が
設けてあり、スプール132には径の異なる2つ
のランド140,141が設けられるとともに両
端部にスプール131,133と当接する押圧部
が設けてあり、スプール133には、2つのラン
ド142,143が設けられるとともにランド1
43外側の油圧室144とランド142,143
との間を連通する油孔145が設けてある。そし
て、スプール131とスプール132との間にス
トツパ134が介装され、スプール132端部の
押圧部が貫通する穴が形成されてケーシングに固
着され、スプール132とスプール133との間
にストツパ135が介装され、スプール132端
部の押圧部が貫通する穴が形成されてケーシング
に固着してある。 スプール132の2つのランド140,141
の間に常に連通する油路470は手動弁150の
油路414とも連通するとともにオリフイス47
1を介してソレノイド弁310によつて開閉され
るオリフイス311に連通しており、さらに油圧
室138および油圧室144にも連通している。
また、油路470は、オリフイス472を介して
ソレノイド弁320によつて開閉されるオリフイ
ス321に連通されるとともに第4図に示す状態
でのスプール131,132間に連通されてい
る。そして、2つのソレノイド弁310および3
20の開閉によつて1速〜4速の変速段を得るよ
う3個のスプール131,132,133を制御
するが、この場合のソレノイド弁310,320
の開閉と各変速段との関係は第1表に示す通りで
ある。尚、表中〇印はON、×印はOFFをそれぞ
れ示す。
し、第4速達成時の変速シヨツク等を防止するよ
うにしたものである。 内燃機関等の原動機の出力トルクや回転数を所
望の値として従動機を駆動するため種々の自動変
速機が用いられており、この自動変速機の制御の
ため油圧制御装置を用いることも多い。 自動車用の自動変速機にあつても油圧制御装置
が用いられているが、少なくとも入力軸とラビニ
オ型遊星歯車組のキヤリアとを連結し第4速を達
成する油圧作動の摩擦クラツチを含む3組のクラ
ツチと2組のブレーキおよび1組のワンウエイク
ラツチを具えた前進4段達成型の自動変速機で
は、第3速達成のため2組のクラツチを係合する
必要がある一方、第4速達成のためには第3速の
ときと異なる摩擦クラツチと1組のブレーキとを
係合させる必要がある。このため、第3速達成の
ための2組のクラツチの解除と第4速達成のため
の摩擦クラツチおよび1組のブレーキの係合との
タイミング設定や初期係合トルクの設定が難し
く、変速シヨツクが発生したり、各クラツチやブ
レーキ等の耐久性や強度面の問題がある。 本発明はかかる従来の欠点を解消し、変速シヨ
ツクの発生を防止し、摩擦係合装置の耐久性や強
度面を改善した自動変速機の油圧制御装置の提供
を目的とする。かかる目的を達成する本発明の構
成は、入力軸とラビニオ型遊星歯車組のキヤリア
とを連結し第4速を達成する第1クラツチ及び第
2、第3のクラツチと2つのブレーキとを備え各
クラツチとブレーキを選択的に油圧で係合させる
ことにより前記入力軸と前記遊星歯車組に連結さ
れた出力軸との間に前進4段の変速段が達成され
るとともに第2速では前記第2クラツチと1つの
ブレーキが係合され第3速では前記3つのクラツ
チが係合されるように構成された自動変速機にお
いて、前記入力軸、出力軸または遊星歯車組の回
転部材のうちの少なくとも2つの要素の回転数を
検出することにより前記入力軸とキヤリアの回転
の同期を検出して信号を発する同期検出装置、前
記第2速から前記第3速への変速中に該第3速達
成時に係合される前記第3クラツチへの供給油圧
を低圧に制御するとともに前記信号を受けて当該
供給油圧を上昇させる油圧制御手段、前記供給油
圧の上昇により切り換え作動して前記第1クラツ
チへの油圧供給を開始する切換弁を備えたことを
特徴とする。 以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。 まず、制御対象となる自動変速機について、そ
の概略構造を第1図のパワートレーン図で説明す
る。 車両の動力源となるエンジン1のクランク軸2
はトルクコンバータ3のポンプ4に直結されてい
る。トルクコンバータ3は、ポンプ4、タービン
5、ステータ6、ワンウエイクラツチ7を有し、
ステータ6はワンウエイクラツチ7を介してケー
ス8に結合され、ワンウエイクラツチ7によつて
ステータ6はクランク軸2と同方向に回転する
が、その反対方向の回転は許されない構造となつ
ている。クランク軸2とタービンン5の間には直
結クラツチ9が設けられ、同クラツチ9は係合時
所定のスリツプ率を有して係合する。 従つて、エンジン1の出力は、直結クラツチ9
またはトルクコンバータ3を介してタービン5に
伝えられる。 タービン5に伝えられたトルクは入力軸10に
よつてその後部に配置された前進4段後進1段を
達成する変速歯車列100に伝えられる。 変速歯車列100は、3つのクラツチ11,1
2,13,2つのブレーキ14,15,1つのワ
ンウエイクラツチ16及び1組のラビニオ型遊星
歯車組17で構成される。 遊星歯車組17は、アニユラスギヤ18、リバ
ースサンギヤ19、フオワードサンギヤ20、ロ
ングピニオン21、シヨートピニオン22、およ
びキヤリア23により構成されている。 アニユラスギヤ18は出力軸24に固着され、
リバースサンギヤ19はキツクダウンドラム25
に固着され、同ドラム25はキツクダウンブレー
キ14を介してケース8に固定され、また、フロ
ントクラツチ11を介して入力軸10に一体化さ
れ、一方、フオワードサンギヤ20はリヤクラツ
チ12を介して入力軸10に一体化され、また、
ロングピニオン21及びシヨートピニオン22を
保持するキヤリア23はワンウエイクラツチ16
を介してケース8に固定されるとともに変速歯車
列100の後端に設けられた4速クラツチ13を
介して入力軸10に一体化され、さらにはローリ
バースブレーキ15を介してケース8に固定され
る。ワンウエイクラツチ16はキヤリア23の逆
転を阻止するために設けてある。 上記3つのクラツチ11,12,13及び2つ
のブレーキ14,15は油圧式摩擦係合装置であ
つて、これらの摩擦係合装置を作動する各油圧ピ
ストンに供給される油圧はオイルポンプ26で発
生される。 変速歯車列100を通つた出力は、出力軸24
に固着されたトランスフアドライブギヤ27より
トランスフアアイドルギヤ28を経てトランスフ
アドリブンギヤ29に伝達され、さらに同ドリブ
ンギヤ29に一体のトランスフアシヤフト30、
ヘリカルギヤ31より差動歯車32に伝達され
る。 図示しない運転席のセレクトレバー及び後述の
D4,D3,2,Lを選択する補助スイツチの操作
及び後述する種々の運転検出装置により検出され
た車両の運転状態に応じて、上記各摩擦係合装置
の選択的係合が行なわれ、種々の変速段が達成さ
れる。 セレクトパターンは、P(駐車)、R(後退)、
N(中立)、D4(前進4段自動変速)、D3(前進
3段自動変速)、2(前進2段自動変速)、L(1
速固定)となつていて、セレクトレバーはP,
R,N,Dの4位置を有し、同レバーをD位置に
選定した状態でインヒビタスイツチ及び切換スイ
ツチから成る補助スイツチを選定するとL,2,
D3またはD4が選択される構造となつている。 セレクトレバー及び補助スイツチを上記セレク
トパターンの各位置に置いた場合にそれぞれの摩
擦係合装置がどの様に働くかについては第2図の
作動エレメント図に示す通りで、第2図に示す摩
擦係合装置の選択的組合せにより、前進4段、後
退1段の変速比が得られる。 この図において、〇印は油圧作動によつて結合
状態にある摩擦係合装置を示し、●印は変速時の
ローリバースブレーキ15が係合される直前にお
いてワンウエイクラツチ16の作用でキヤリア2
3が止つていることを示し、セレクトレバー及び
補助スイツチ位置がD4,D3,2,Lの欄の1st,
2nd,3rd,4thは夫々第1速、第2速、第3速、
第4速の場合を示す。 同図から明らかなように第3速達成のためには
フロントクラツチ11とリヤクラツチ12との係
合が必要であり、第4速達成のためには、上記2
組のクラツチ11,12と異なるキツクダウンブ
レーキ14と4速クラツチ13との係合が必要と
なる。 次に、第3図により直結クラツチ9について説
明する。 この直結クラツチ9は常時滑りながら動力の伝
達を行なうスリツプ式クラツチであつて、同クラ
ツチ9作動時にはエンジン1からの動力は主に同
クラツチ9を介して入力軸10へ伝達され、一部
の動力がトルクコンバータ3を介して伝達され、
以つてトルクコンバータ3のスリツプを減少して
燃費が向上し、また、この滑りによりエンジン1
からの衝撃トルクを緩和する作用(ダンピング作
用)を有するものである。 トルクコンバータ3と直結クラツチ9は一体的
に形成されており、クランク軸2にドライブプレ
ート33が固着され、同ドライブプレート33は
トルクコンバータ3のポンプ4の外殻34及び直
結クラツチ9の摩擦板35が固着されたプレート
36に連結され、タービン5は入力軸10にスプ
ライン嵌合されて一体的に回転するとともに、ト
ランスフアリング37を介してピストン38とも
一体的に回転するように連結され、ピストン38
は入力軸10に対し軸方向に摺動且つ回動自在に
嵌合され、しかもプレート36に対向配置され、
摩擦板35に当接する摩擦面39を有しており、
ピストン38とプレート36との間には油圧室4
1が形成され、タービン5の外殻40外周面とピ
ストン38との間には油圧室42が形成されてい
る。 上記直結クラツチ9の摩擦板35と摩擦面39
の動摩擦係数は速度差による変化率が小さくなる
ように設定されている。 上記摩擦板35の表面には、半径方向、円周方
向、又は両者を組み合わせた方向に沿つて適宜複
数の溝が設けられ、同溝を通過する油によつて摩
擦板35及び摩擦面39の過熱が防止される。 上記トルクコンバータ3及び直結クラツチ9へ
の油の供給は後述する油圧制御により調圧された
油が供給される。油は第3図において矢印により
示すごとくポンプ4の入力軸10に外嵌されたス
リーブ43内側に形成された油路44よりトルク
コンバータ3内に導びかれて循環し、さらに油圧
室42に導びかれ、その後直結クラツチ9の摩擦
板35と摩擦面39間の隙間を通つて油圧室41
に導びかれ、さらに入力軸10に穿設された油路
45を通つて排出されるか、または、その逆方向
に循環されるようになつている。 次に、上記自動変速機の各摩擦係合装置の制御
を行なう油圧制御装置およびこれに適用された4
速クラツチの油圧制御装置について、第4図によ
り説明する。 油圧制御装置は油溜46よりオイルフイルタ4
7、油路402を通つてオイルポンプ26より吐
出される油をトルクコンバータ3、直結クラツチ
9、フロントクラツチ11、リヤクラツチ12、
キツクダウンブレーキ14、ローリバースブレー
キ15、4速クラツチ13の油圧ピストンを作動
するため、各油圧室に供給する油圧を運転状態に
応じて制御するもので、主に調圧弁50、トルク
コンバータ制御弁70、直結クラツチ制御弁9
0、減圧弁110、シフト制御弁130、手動弁
150、1速―2速シフト弁170、2速―3速
及び4速―3速シフト弁190、N―D制御弁2
10、切換弁としての4速クラツチ制御弁23
0、変速時の油圧制御弁250、N―R制御弁2
70、リヤクラツチ制御弁280及び4個のソレ
ノイド弁300,310,320,325を構成
要素としており、これらの弁のうち、4速クラツ
チ制御弁230、油圧制御手段としての油圧制御
弁250およびソレノイド弁325で第4図中、
破線で囲んで示した4速クラツチ13の油圧制御
装置340が構成され、各要素は油路によつて結
ばれている。 ソレノイド弁300,310,320,325
はそれぞれ同一構造を有しており、電子制御装置
290からの電気信号により、それぞれオリフイ
ス301,311,321,326を開閉制御す
る非通電時閉塞型のソレノイド弁であつて、ソレ
ノイド302,312,322および327、同
ソレノイド内に配置され各オリフイス301,3
11,321,326を開閉する弁体303,3
13,323および328、同弁体を閉方向に付
勢するスプリング304,314,324および
329を有している。 電子制御装置290は変速の開始を検出する変
速検出装置等を内蔵し車両の運転状態を検出して
デユーテイ制御が行なわれるソレノイド弁30
0,325の作動、停止及び同ソレノイド弁に供
給される数〜数十Hz、例えば50Hzのパルス電流の
単一パルス電流幅を制御して開弁時間を変更して
油圧を制御するとともにON―OFF制御が行なわ
れるソレノイド弁310,320の開閉を制御す
るもので、その主な入力要素としては、エンジン
1の図示しないスロツトル弁開度または吸気マニ
ホルド負圧を検出するエンジン負荷検出装置33
0、エンジン1の回転数検出装置331、第1図
に示すキツクダウンドラム25の回転数検出装置
332、出力軸24の回転数検出を行なうために
設けられたトランスフアドリブンギヤ29の回転
数検出装置333、潤滑油温を検出する油温検出
装置334、セレクトレバーの選定位置検出装置
341及び補助スイツチの選定位置検出装置34
2等から成つている。 オイルポンプ26より吐出される油は油路40
1を通つて調圧弁50、手動弁150、直結クラ
ツチ制御弁90及び減圧弁110に導びかれる。 調圧弁50は受圧面51,52を有するスプー
ル53及びスプリング54を有し、受圧面51に
はセレクトレバーの操作により手動弁150がN
または、D位置に選定されている時、同手動弁1
50を通つて油路401の油圧が油路403より
オリフイス404を介して作用し、その結果油路
401の油圧は6Kg/cm2の一定圧(この圧力をラ
イン圧と呼ぶ。)に調圧され、受圧面52には手
動弁150がR位置にある時、同手動弁150を
通つて油路401の油圧が油路405よりオリフ
イス406を介して作用し、その結果油路401
の油圧は14.6Kg/cm2に調圧される。なお、油路4
01に設けられたリリーフ弁407は、オイルポ
ンプ26から高圧油が吐出された場合の逃し弁で
ある。 油路401を通つて減圧弁110に導びかれた
油は同弁110によつて2.4Kg/cm2に調圧されて
油路408および410に導びかれる。減圧弁1
10はスプール111、スプリング112を有
し、スプール111に対向して形成された受圧面
114,115の面積差による油圧力とスプリン
グ112とのバランスによつて調圧するものであ
る。 この油路408に導びかれる調圧油は4速クラ
ツチの油圧制御装置340への一定圧力の制御側
の制御油であり、オリフイス426を介して油圧
制御弁250の制御側、N―R制御弁270の制
御側及びソレノイド弁325のオリフイス326
に至り、電子制御装置290で制御されるソレノ
イド弁325の作動により、油路408のオリフ
イス426下流の制御圧を変化させ変速時運転状
態に応じた出力油圧を油路422または油路40
9に発生させる。 N―D制御弁210は径の異なる2つのランド
216,217を具えたスプール211およびス
プリング212を有し、ランド216の両側の受
圧面213,214およびランド217のランド
216側の受圧面215に作用する油圧力とスプ
リング212の付勢力との合力の方向に応じてス
プール211を第4図に示された左端位置と図示
しない右端位置との間で選択的に切換えられる。 4速クラツチ制御弁230は2つのランド23
5,236を具えたスプール231およびスプリ
ング232を有し、スプール231のランド23
5の左側にはライン圧が導びかれる油圧室233
が設けられ、ランド236の右側には油圧室23
4が設けられ、スプール231は第4図に示され
た左端位置と図示しない右端位置との間で選択的
に切換えられる。 油圧制御弁250は受圧面251,252,2
53を持つスプール254及びスプリング255
を有し、受圧面251に作用する油圧力と受圧面
252,253間の面積差による油圧力及びスプ
リング255の付勢力の合力とのバランスによつ
て油路422の油圧が所定圧に調圧される。 N―R制御弁270は受圧面271,272,
273を持つスプール274及びスプリング27
5を有し、受圧面271に作用する油圧力と受圧
面272,273間の面積差による油圧力及びス
プリング275の付勢力の合力とのバランスによ
つて油路409の油圧が所定圧に調圧される。 この油圧制御弁250とN―R制御弁270と
は、一方が調圧作用を行なつている間は他方が調
圧作用を行なわないように構成されて油路408
のオリフイス426下流の制御圧の脈動を受圧面
251又は271からの油圧力とスプリング25
5又は275の作用によつてアキユムレータとし
て吸収する。そして、油路422に導びかれた出
力油圧は前進時のフロントクラツチ11、リヤク
ラツチ12、キツクダウンブレーキ14及びロー
リバースブレーキ15の制御を行なう一方、油路
409に導びかれた出力油圧は後退時のローリバ
ースブレーキ15の制御を行なう。 ソレノイド弁325は、エンジン負荷検出装置
330、回転数検出装置333及び油温検出装置
334等からの信号を受けて電子制御装置290
により運転状態を検出し、同運転状態に応じて数
〜数十Hz、例えば50Hzでのデユーテイ制御による
パルス幅の変更によりオリフイス326の開閉時
間を制御する。このソレノイド弁325による油
圧制御弁250の受圧面251あるいはN―R制
御弁270の受圧面271に作用する制御油圧
Psの制御は、オリフイス426が0.8φ、オリフ
イス326が1.4φに設定されて略0.3〜2.1Kg/cm2
の間で調圧される。 したがつて、油圧制御弁250では、この制御
油圧Psによつて油路414から供給されたライ
ン圧6Kg/cm2の油圧が出力圧Paとなつて油路4
22に出力される際には、第5図に示すように0
〜6Kg/cm2の範囲で調圧され、N―R制御弁27
0では、この制御油圧Psによつて油路421か
ら供給されたライン圧14.6Kg/cm2の油圧が出力圧
Pbとなつて油路409から出力される際には、
第6図に示すように、0〜14.6Kg/cm2の範囲で調
圧される。 また、ソレノイド弁325の作動開始及び作動
期間は、上記各種検出装置330,333,33
4の他に、電子制御装置290に内蔵された変速
の開始を検出する変速検出装置、同期検出装置と
しての2つの回転数検出装置332,333から
成る係合時期検出装置等からの信号によつて決定
される。 シフト制御弁130はON―OFF制御される2
個のソレノイド弁310,320の開閉の組合せ
により制御され、前進4段の各変速段を得るもの
である。このシフト制御弁130は3個に分割さ
れたスプール131,132,133および2個
のストツパ134,135を有し、スプール13
1には2つのランド136,137が設けられる
とともにランド136外側の油圧室138とラン
ド136,137との間を連通する油孔139が
設けてあり、スプール132には径の異なる2つ
のランド140,141が設けられるとともに両
端部にスプール131,133と当接する押圧部
が設けてあり、スプール133には、2つのラン
ド142,143が設けられるとともにランド1
43外側の油圧室144とランド142,143
との間を連通する油孔145が設けてある。そし
て、スプール131とスプール132との間にス
トツパ134が介装され、スプール132端部の
押圧部が貫通する穴が形成されてケーシングに固
着され、スプール132とスプール133との間
にストツパ135が介装され、スプール132端
部の押圧部が貫通する穴が形成されてケーシング
に固着してある。 スプール132の2つのランド140,141
の間に常に連通する油路470は手動弁150の
油路414とも連通するとともにオリフイス47
1を介してソレノイド弁310によつて開閉され
るオリフイス311に連通しており、さらに油圧
室138および油圧室144にも連通している。
また、油路470は、オリフイス472を介して
ソレノイド弁320によつて開閉されるオリフイ
ス321に連通されるとともに第4図に示す状態
でのスプール131,132間に連通されてい
る。そして、2つのソレノイド弁310および3
20の開閉によつて1速〜4速の変速段を得るよ
う3個のスプール131,132,133を制御
するが、この場合のソレノイド弁310,320
の開閉と各変速段との関係は第1表に示す通りで
ある。尚、表中〇印はON、×印はOFFをそれぞ
れ示す。
【表】
1速―2速シフト弁170はスプール171と
スプリング172を有し、スプール171の左端
受圧面173に作用するライン圧の押圧力とスプ
リング172の付勢力との比較によりスプール1
71を第4図に示された左端位置と図示しない右
端位置との間で選択的に切換える。 2速―3速及び4速―3速シフト弁190は、
スプール191及びスプリング192を有し、ス
プール左側には、ライン圧が導かれる油圧室19
3が設けられ、右側には油圧室194が設けられ
スプール191は第4図に示された左端位置と図
示しない右端位置との間で選択的に切換えられ
る。 リヤクラツチ制御弁280は5つのランド28
1,282,283,284,285を具えたス
プール291とスプリング292とを有し、ラン
ド281の径はランド285より若干大きく形成
されており、ランド281の外側(第4図での左
側)の油圧室293に導びかれる油圧がランド2
81の受圧面に作用する力と、ランド285の外
側(第4図での右側)の油圧室294に導びかれ
る油圧がランド285の受圧面に作用する力と、
スプリング292の付勢力とのバランスによつて
スプール291は、第4図に示した左端位置また
は図示しない右端位置との間で選択的に切換えら
れる。 次に、各摩擦係合装置の選択的係合による変速
制御について、油圧制御装置および4速クラツチ
油圧制御装置340との作用とともに説明する。 手動弁150が第4図に示されたNからDに切
換えられると、6Kg/cm2に調圧されたライン圧が
油路401から油路414に導びかれる。そし
て、油路414のライン圧は油圧制御弁250、
油路422、N―D制御弁210、油路416、
リヤクラツチ制御弁280、油路417を介して
リヤクラツチ12の油圧室に導びかれるとともに
油路422、1速―2速シフト弁170、油路4
53を介してローリバースブレーキ15の油圧室
に導びかれ、リヤクラツチ12及びローリバース
ブレーキ15の係合により1速の変速段が達成さ
れるが、この変速中にあつては、油圧制御弁25
0の作動により、リヤクラツチ12へ供給される
油圧が調整されシヨツクが防止される。すなわ
ち、コンピユータ等の電子制御装置290に内蔵
された変速の開始を検出する変速検出装置によつ
て変速開始が検出されると電子制御装置290で
制御されるソレノイド弁325のデユーテイ制御
により油路408のオリフイス426下流の制御
油圧Psを調整し、油路414から油路422へ
出力される出力圧Paを変化させ、リヤクラツチ
12の油圧室における急激な油圧の立ち上りを防
止して変速時のシヨツクを防止する。このとき、
油路408のオリフイス426下流に連通するN
―R制御弁270のスプール274は受圧面27
1とスプリング275との作用でアキユムレータ
として機能し制御油圧Psの脈動を吸収するので
ある。 油圧制御弁250により立上り時制御される油
路422の出力油圧Paの時間及びエンジン回転
数に対する特性を第7図及び第8図に示す。図
中、Paoはシフト開始時の出力油圧を、Paeはシ
フト完了時の出力油圧をそれぞれ示す。 次に、N―D制御弁210の作動について説明
すると、油路422より2つのランド216,2
17間に油圧が導びかれると、受圧面214,2
15の面積差によりスプール211はスプリング
212の付勢力に抗して第4図右方に押圧され、
その結果、油路422と油路416とは連通が遮
断され、逆に油路414がオリフイス473が介
装された油路415を通して油路416に連通
し、また油路414は油路474にも連通する。 その結果、手動弁150がD位置に保持される
限り油路414は油圧制御弁250を介すること
なく油路416に連通され、リヤクラツチ12の
油圧室は油圧制御弁250およびソレノイド弁3
25による変速時の油圧低減制御の影響を受ける
ことが無く、変速時、リヤクラツチ12の滑りに
よる変速シヨツクやエンジンの空ぶかし等による
不具合の発生が防止される。 ところで、手動弁150がNからDに切換えら
れると、シフト制御弁130にも油路414より
油圧が導びかれるが、ソレノイド弁310,32
0が共に通電されてオリフイス311,321が
開いた状態にある1速達成時は、オリフイス47
1,472の介装により、同オリフイス471,
472より後流の油圧は略0Kg/cm2となり、スプ
ール132のランド140,141間に発生する
高油圧によつて、ランド140,141の受圧面
積差による左方への押圧力を受け、スプール13
2は第4図に示す最左端位置にて停止する。 さらに、アクセルが踏み込まれて車速が増加す
ると、電子制御装置290からソレノイド弁31
0及び320に2速達成の指令が出され、ソレノ
イド弁310は通電が遮断され、ソレノイド弁3
20は通電状態に保持される。 この切換えにより油路470の高圧油がオリフ
イス471を介してスプール131の2つのラン
ド136,137間、油孔139、油圧室138
及び油圧室144、スプール133の2つのラン
ド142,143間に導びかれ、スプール131
はスプール132と一体的に右方に移動しスプー
ル131がストツパ134に当接した状態で停止
する。すると、油路414のライン圧はスプール
132の2つのランド140,141間を通つて
油路412に導びかれ、ライン圧は1速―2速シ
フト弁170の油圧室173に作用してスプール
171を第4図の右端位置に移動し、また、4速
クラツチ制御弁230の油圧室233にも作用し
てスプール231を第4図の右端位置に移動し、
1速―2速シフト弁170では油路422に導び
かれていたライン圧が油路428を介してキツク
ダウンブレーキ14の係合側油圧室423に供給
され、ロツド424がスプリング425に抗して
左方に移動して図示しないブレーキバンドをキツ
クダウンドラム25に係合する一方、油路453
の油圧はN―R制御弁270に連通する油路40
9を介して排出されてローリバースブレーキ15
の係合が解除されて2速が達成される。 この2速への変速中にあつても油圧制御弁25
0はソレノイド弁325の制御油圧によつて制御
され、油路422の油圧を減圧し、変速シヨツク
を防止する。 次に、電子制御装置290の指令により3速を
達成するためソレノイド弁310および320へ
の通電が共に遮断されると、ライン圧がシフト制
御弁130のスプール131のランド137外側
とストツパ134との間に供給され、スプール1
32はランド140の受圧面に作用するライン圧
によつて第4図の右方に移動し、スプール133
に押圧部が当接した状態にて停止し、油路414
は、新たに油路430と連通してライン圧は2速
―3速及び4速―3速シフト弁190の油圧室1
93に導びかれ、2速―3速及び4速―3速シフ
ト弁190のスプール191を右端に切換る。 この時、同シフト弁190に連通する油路42
8はオリフイス429を介して油路432に連通
される。油路432は切換弁452を介して4速
クラツチ制御弁230の右端の油圧室234に至
るとともにキツクダウンブレーキ14の解放側油
圧室433および切換弁434を介してフロント
クラツチ11の油圧室に連通する。 この油路432がキツクダウンブレーキ14の
解放側油圧室433及びフロントクラツチ11の
油圧室に連通された構造により、両者の係合と解
放はオーバラツプを持つて行なわれる。 この2速から3速への変速途中においても上記
1速から2速への変速時と全く同様に油圧制御弁
250が作動して短時間油路422の供給油圧が
低く保持される。また、油路428にはオリフイ
ス429が介装されており、同オリフイス429
の作用で上記油圧制御弁250の作動中は油圧室
433及びフロントクラツチ11の油圧室の油圧
が同一の低油圧に保持されて、キツクダウンブレ
ーキ14の解除に並行してフロントクラツチ11
の係合が行なわれる。その後、油圧制御弁250
の作動停止により油圧が6Kg/cm2まで昇圧される
とフロントクラツチ11の係合が完成して3速が
達成されるが、この3速が達成された場合、入力
軸10とキヤリア23の回転速度が出力軸24の
回転速度に近づき一致する同期回転状態となるた
め、この一致した状態またはその直前を変速完了
として回転数検出装置332,333により検出
し、この検出によつて油圧制御弁250の作動を
停止してフロントクラツチ11への供給圧が6
Kg/cm2に昇圧される。この昇圧により、4速クラ
ツチ制御弁230の右端油圧室234の油圧も昇
圧され、スプール231は第4図の左端位置に切
換り、油路430のライン圧が油路445を介し
て4速クラツチ13に供給され、4速クラツチは
係合状態に保持される。油路445は切換弁45
2を介して油路451より油圧室234に連通し
ており、油路445に一度油圧が供給されると油
路445の油圧が排出されるまで4速クラツチ制
御弁230のスプール231は第4図の左端位置
に保持され、3速と4速との間での変速中に4速
クラツチ13が解除またはスリツプして変速不能
やニユートラル状態となる不具合を防止してい
る。 次に、補助スイツチがD4に選定された状態
で、電子制御装置290の指令により4速を達成
するためソレノイド弁310は通電、ソレノイド
弁320は非通電状態に保持されると、シフト制
御弁130の油圧室144の油圧が低下し、スプ
ール133はスプール132と共に右方に移動し
て第4図の最右端位置となる。その結果、油路4
14のライン圧が油路436を介してリヤクラツ
チ制御弁280の油圧室293及びチエツク弁2
35を介して油路445へ導びかれる。 リヤクラツチ制御弁280のスプール291は
油圧室293に供給されたライン圧により第4図
の右端位置に移動し油路436と油路456とが
連通し、2速―3速及び4速―3速シフト弁19
0の油圧室194にライン圧が供給され同弁19
0のスプール191は第4図に示す左端位置に切
換わる。 この時、リヤクラツチ12の油圧室の油はリヤ
クラツチ制御弁280の排油口295より直ちに
排出されて、リヤクラツチ12は直ちに解除さ
れ、またフロントクラツチ11の油圧室及びキツ
クダウンブレーキ14の油圧室433の油が2速
―3速及び4速―3速シフト弁190の排油口1
95からオリフイス196を介して排出されてフ
ロントクラツチ11は解除され、キツクダウンブ
レーキ14は係合されるが、上記1速から2速、
あるいは2速から3速への変速と同様に油圧制御
弁250が作動して油路422の油圧が変速中の
短時間減圧されることにより、キツクダウンブレ
ーキ14の油圧室423に作用している係合油圧
を低くして滑らかな係合が行なわれ、その後、係
合油圧が6Kg/cm2に立ち上ると係合が達成されて
4速が完成する。 斯様に、第2速から第3速への変速が達成さ
れ、フロントクラツチ11が係合された状態で入
力軸10とラビニオ型遊星歯車組のキヤリア23
とが同期回転していることを回転数検出装置33
2,333で検出して、あらかじめ4速クラツチ
13を係合するよう構成したので、初期係合トル
クの設定が困難となつて変速シヨツクを生じたり
することが無く、4速クラツチ13の耐久性や強
度面で有利となる。 次に、ダウンシフトについて説明すると、油圧
の作動系路の切換りは上記アツプシフトの場合の
逆となり、まず、電子制御装置290の指令によ
り4速から3速に移すため両ソレノイド弁31
0,320が非通電状態になると、油路436の
ライン圧は排出され、リヤクラツチ制御弁280
のスプール291は左端に切換り、2速―3速及
び4速―3速シフト弁190のスプール191は
右端に切換り、油路417,432に油圧が供給
される。 この時、油はキツクダウンブレーキ14の油圧
室433及びフロントクラツチ11の油圧室へは
オリフイス429を介して滑らかに供給され、リ
ヤクラツチ12の油圧室へはオリフイス473を
介してフロントクラツチ11に比較すると充分な
遅れを有して徐々に供給される。したがつて、キ
ツクダウンブレーキ14は直ちに解除されるが、
この減速変速においても変速時の短時間、油圧制
御弁250が作動して油路428,432への供
給油圧は低圧に保持される。 これは、トルク容量の大きいリヤクラツチ12
からの係合による変速シヨツクを防止するために
行なわれるものである。 3速から2速へ変速される時はソレノイド弁3
10が非通電、ソレノイド弁320が通電状態と
なり、シフト制御弁130のスプール131と1
32との間の油圧が低下し、スプール132が第
4図左方へ一段移動して油路430の油圧が排出
され、その結果、2速―3速及び4速―3速シフ
ト弁190のスプール191が左端に移動し、油
路432の油圧が排出されるとともに4速クラツ
チ制御弁230のスプール231は右端に移動し
て油路445の油圧も排出され、4速クラツチ1
3の係合は直ちに解除され、フロントクラツチ1
1の係合の解除及びキツクダウンブレーキ14の
係合は上記4速から3速への変速と同様油圧制御
弁250の変速時の作動により徐々に行なわれて
円滑に2速が達成される。 2速から1速へ変速される時は、ソレノイド弁
310および320が共に通電状態となり、シフ
ト制御弁130は最左端位置にスプール131,
132が移動し、油路412の油圧が排出され
て、1速―2速シフト弁170のスプール171
及び4速クラツチ制御弁230のスプール231
が左端に移動し、キツクダウンブレーキ14の油
圧室の油が排出されて同ブレーキ14の係合が解
除される一方、ローリバースブレーキ15が係合
されて1速が達成される。 セレクトレバー及び補助スイツチの操作により
D3または2位置を選定した時、手動弁150に
よる油路の切換は全く行なわれず、セレクトレバ
ーの選定位置検出装置341及び補助スイツチの
選定位置検出装置342によりその位置検出を行
ない、電子制御装置290に信号を与え、4速あ
るいは3速以上の変速が行なわれないようにソレ
ノイド弁310,320を制御する。 手動弁150がL位置に選定されると、セレク
トレバーの選定位置検出装置341による位置検
出で、選定初期において車速が50Km/H等の所定
値以上にあると2速に保持され、その後車速が所
定値以下になるとソレノイド弁310,320の
制御による1速固定が達成される。 尚、上記各変速時と同様油圧制御弁250の作
動により、切換時(変速時)の供給油圧は低圧に
保持されシヨツクが防止される。 次に、後退する場合について説明する。 手動弁150がR位置に選定されると、油路4
01は油路421に連通され、油路421はN―
R制御弁270、油路409、1速―2速シフト
弁170、油路453を介してローリバースブレ
ーキ15に導びかれ、一方、油路401は油路4
05を介して切換弁434に接続され、フロント
クラツチ11の油圧室にも油が供給され、クラツ
チ11およびブレーキ15の係合により後退が達
成される。 この後退時の変速中にあつてもN―R制御弁2
70が油圧調整弁として作動し、油圧制御弁25
0のスプール254およびスプリング255が脈
動緩和用のアキユムレータとして機能し、油路4
09からの出力圧Pdを第9図および第10図に
示すように変化させる。 ところで、調圧弁50を通つて油路459より
トルクコンバータ制御弁70に導びかれた油は、
スプール71の第4図右端受圧面に作用する制御
油圧とスプリング72の付勢力とのバランスによ
り、2.5Kg/cm2に調圧されて油路460より直結
クラツチ制御弁90に至る。また、油路460の
油はオリフイス463を介してエンジン1とは反
対側の潤滑系統に供給される。 以上、説明したアツプシフトおよびダウンシフ
トにおける油圧制御装置の油圧制御特性の代表例
を第11図〜第13図に示した。 第11図〜第13図は通常のアツプシフトであ
るパワーONアツプシフトの場合の1速→2速、
2速→3速、3→4速の変速にかかり、Niは入
力軸回転速度、Noは出力軸回転速度、Nkはキツ
クダウンドラム回転速度、Paは出力油圧をそれ
ぞれ示す。 次に、トルクコンバータ3内でのすべりを低減
するため設けられた直結クラツチ9の制御につい
て説明する。 減圧弁110により2.4Kg/cm2に調圧されて油
路410に導びかれた油はオリフイス464を介
してソレノイド弁300が開閉制御するオリフイ
ス301に至る。 直結クラツチ制御弁90は4つのランド92,
93,94,95を具えたスプール91を有し、
ソレノイド弁300によつて0.3〜1.9Kg/cm2の間
でデユーテイ制御によつて調圧された制御油圧が
ランド92の外側の受圧面96に作用する一方、
油路410はランド94,95間に連通し、減圧
弁110により調圧された調圧油がランド94,
95に作用し、その受圧面積差によつて第4図左
方への押圧力をスプール91に作用し、また、ラ
ンド92の受圧面はランド93の受圧面より小さ
く設定され、上記受圧面96に作用する第4図右
方への油圧力とランド94,95間の油圧によつ
て生じる第4図左方への押圧力と、ランド92,
93間の油圧によつて生じる第4図右方への押圧
力とのバランスによつてトルクコンバータ3及び
直結クラツチ9に供給される油の流れ方向とその
油圧が制御される。トルクコンバータ3に続く油
路44は油路465に接続され、直結クラツチ9
に続く油路45は油路466に接続され、直結ク
ラツチ制御弁90の切換制御により油路465は
供給油路401またはオイルクーラ462から変
速機のエンジン1側の潤滑系統に接続された排出
油路467に選択的に連通され、油路466は供
給油路460または排出油路467に選択的に連
通される。 電子制御装置290によりソレノイド弁300
に直結クラツチ9の係合指令が与えられている時
は、第4図に実線の矢印で示すごとく直結クラツ
チ制御弁90により調圧された油が油路401よ
り465に供給され、直結クラツチ9は油圧室4
2に作用する油圧でピストン38が左方に押圧さ
れ、所定のスリツプ量を有して係合される。 直結クラツチ制御弁90による油圧特性を第1
4図に示す。スプール91の受圧面96に作用す
る制御油圧Psに対して油路465に発生する出
力油圧Pcは第14図に示す特性を有す。 ピストン38に作用する油圧をコンピユータで
制御し、エンジン1の変動トルクによるクランク
軸2の速度変動域より若干下まわる程度のスリツ
プ量を与えるようにすると、クランク軸2の変動
トルクをほとんど伝達することなく、効率の高い
動力伝達が達成され、燃費が向上する。ところ
で、発進時、急加速時はフイーリング上トルクコ
ンバータ3の特性を利用するため直結クラツチ9
を外す必要があり、この時は、電子制御装置29
0によりソレノイド弁300への通電が停止さ
れ、直結クラツチ制御弁90は切換つて第4図に
破線の矢印で示す上記とは逆方向に油が流れる。
すなわち、トルクコンバータ制御弁70による
2.5Kg/cm2の低油圧の油が油路460より466
に供給され、直結クラツチ9は油圧室41に作用
する油圧でピストン38が右方に移動し、その係
合が解除される。 以上、実施例とともに具体的に説明したように
本発明によれば、第3速達成時、フロントクラツ
チ11と4速クラツチ13とに同時に係合油圧が
供給されると両クラツチの係合タイミングが場合
によつて異なり、初期係合トルクの設定が困難と
なつて変速シヨツクが発生するが、フロントクラ
ツチが完全に係合した後、4速クラツチを係合す
るので、スムーズな変速が達成されるとともに4
速クラツチの耐久性や強度面で有利となる。
スプリング172を有し、スプール171の左端
受圧面173に作用するライン圧の押圧力とスプ
リング172の付勢力との比較によりスプール1
71を第4図に示された左端位置と図示しない右
端位置との間で選択的に切換える。 2速―3速及び4速―3速シフト弁190は、
スプール191及びスプリング192を有し、ス
プール左側には、ライン圧が導かれる油圧室19
3が設けられ、右側には油圧室194が設けられ
スプール191は第4図に示された左端位置と図
示しない右端位置との間で選択的に切換えられ
る。 リヤクラツチ制御弁280は5つのランド28
1,282,283,284,285を具えたス
プール291とスプリング292とを有し、ラン
ド281の径はランド285より若干大きく形成
されており、ランド281の外側(第4図での左
側)の油圧室293に導びかれる油圧がランド2
81の受圧面に作用する力と、ランド285の外
側(第4図での右側)の油圧室294に導びかれ
る油圧がランド285の受圧面に作用する力と、
スプリング292の付勢力とのバランスによつて
スプール291は、第4図に示した左端位置また
は図示しない右端位置との間で選択的に切換えら
れる。 次に、各摩擦係合装置の選択的係合による変速
制御について、油圧制御装置および4速クラツチ
油圧制御装置340との作用とともに説明する。 手動弁150が第4図に示されたNからDに切
換えられると、6Kg/cm2に調圧されたライン圧が
油路401から油路414に導びかれる。そし
て、油路414のライン圧は油圧制御弁250、
油路422、N―D制御弁210、油路416、
リヤクラツチ制御弁280、油路417を介して
リヤクラツチ12の油圧室に導びかれるとともに
油路422、1速―2速シフト弁170、油路4
53を介してローリバースブレーキ15の油圧室
に導びかれ、リヤクラツチ12及びローリバース
ブレーキ15の係合により1速の変速段が達成さ
れるが、この変速中にあつては、油圧制御弁25
0の作動により、リヤクラツチ12へ供給される
油圧が調整されシヨツクが防止される。すなわ
ち、コンピユータ等の電子制御装置290に内蔵
された変速の開始を検出する変速検出装置によつ
て変速開始が検出されると電子制御装置290で
制御されるソレノイド弁325のデユーテイ制御
により油路408のオリフイス426下流の制御
油圧Psを調整し、油路414から油路422へ
出力される出力圧Paを変化させ、リヤクラツチ
12の油圧室における急激な油圧の立ち上りを防
止して変速時のシヨツクを防止する。このとき、
油路408のオリフイス426下流に連通するN
―R制御弁270のスプール274は受圧面27
1とスプリング275との作用でアキユムレータ
として機能し制御油圧Psの脈動を吸収するので
ある。 油圧制御弁250により立上り時制御される油
路422の出力油圧Paの時間及びエンジン回転
数に対する特性を第7図及び第8図に示す。図
中、Paoはシフト開始時の出力油圧を、Paeはシ
フト完了時の出力油圧をそれぞれ示す。 次に、N―D制御弁210の作動について説明
すると、油路422より2つのランド216,2
17間に油圧が導びかれると、受圧面214,2
15の面積差によりスプール211はスプリング
212の付勢力に抗して第4図右方に押圧され、
その結果、油路422と油路416とは連通が遮
断され、逆に油路414がオリフイス473が介
装された油路415を通して油路416に連通
し、また油路414は油路474にも連通する。 その結果、手動弁150がD位置に保持される
限り油路414は油圧制御弁250を介すること
なく油路416に連通され、リヤクラツチ12の
油圧室は油圧制御弁250およびソレノイド弁3
25による変速時の油圧低減制御の影響を受ける
ことが無く、変速時、リヤクラツチ12の滑りに
よる変速シヨツクやエンジンの空ぶかし等による
不具合の発生が防止される。 ところで、手動弁150がNからDに切換えら
れると、シフト制御弁130にも油路414より
油圧が導びかれるが、ソレノイド弁310,32
0が共に通電されてオリフイス311,321が
開いた状態にある1速達成時は、オリフイス47
1,472の介装により、同オリフイス471,
472より後流の油圧は略0Kg/cm2となり、スプ
ール132のランド140,141間に発生する
高油圧によつて、ランド140,141の受圧面
積差による左方への押圧力を受け、スプール13
2は第4図に示す最左端位置にて停止する。 さらに、アクセルが踏み込まれて車速が増加す
ると、電子制御装置290からソレノイド弁31
0及び320に2速達成の指令が出され、ソレノ
イド弁310は通電が遮断され、ソレノイド弁3
20は通電状態に保持される。 この切換えにより油路470の高圧油がオリフ
イス471を介してスプール131の2つのラン
ド136,137間、油孔139、油圧室138
及び油圧室144、スプール133の2つのラン
ド142,143間に導びかれ、スプール131
はスプール132と一体的に右方に移動しスプー
ル131がストツパ134に当接した状態で停止
する。すると、油路414のライン圧はスプール
132の2つのランド140,141間を通つて
油路412に導びかれ、ライン圧は1速―2速シ
フト弁170の油圧室173に作用してスプール
171を第4図の右端位置に移動し、また、4速
クラツチ制御弁230の油圧室233にも作用し
てスプール231を第4図の右端位置に移動し、
1速―2速シフト弁170では油路422に導び
かれていたライン圧が油路428を介してキツク
ダウンブレーキ14の係合側油圧室423に供給
され、ロツド424がスプリング425に抗して
左方に移動して図示しないブレーキバンドをキツ
クダウンドラム25に係合する一方、油路453
の油圧はN―R制御弁270に連通する油路40
9を介して排出されてローリバースブレーキ15
の係合が解除されて2速が達成される。 この2速への変速中にあつても油圧制御弁25
0はソレノイド弁325の制御油圧によつて制御
され、油路422の油圧を減圧し、変速シヨツク
を防止する。 次に、電子制御装置290の指令により3速を
達成するためソレノイド弁310および320へ
の通電が共に遮断されると、ライン圧がシフト制
御弁130のスプール131のランド137外側
とストツパ134との間に供給され、スプール1
32はランド140の受圧面に作用するライン圧
によつて第4図の右方に移動し、スプール133
に押圧部が当接した状態にて停止し、油路414
は、新たに油路430と連通してライン圧は2速
―3速及び4速―3速シフト弁190の油圧室1
93に導びかれ、2速―3速及び4速―3速シフ
ト弁190のスプール191を右端に切換る。 この時、同シフト弁190に連通する油路42
8はオリフイス429を介して油路432に連通
される。油路432は切換弁452を介して4速
クラツチ制御弁230の右端の油圧室234に至
るとともにキツクダウンブレーキ14の解放側油
圧室433および切換弁434を介してフロント
クラツチ11の油圧室に連通する。 この油路432がキツクダウンブレーキ14の
解放側油圧室433及びフロントクラツチ11の
油圧室に連通された構造により、両者の係合と解
放はオーバラツプを持つて行なわれる。 この2速から3速への変速途中においても上記
1速から2速への変速時と全く同様に油圧制御弁
250が作動して短時間油路422の供給油圧が
低く保持される。また、油路428にはオリフイ
ス429が介装されており、同オリフイス429
の作用で上記油圧制御弁250の作動中は油圧室
433及びフロントクラツチ11の油圧室の油圧
が同一の低油圧に保持されて、キツクダウンブレ
ーキ14の解除に並行してフロントクラツチ11
の係合が行なわれる。その後、油圧制御弁250
の作動停止により油圧が6Kg/cm2まで昇圧される
とフロントクラツチ11の係合が完成して3速が
達成されるが、この3速が達成された場合、入力
軸10とキヤリア23の回転速度が出力軸24の
回転速度に近づき一致する同期回転状態となるた
め、この一致した状態またはその直前を変速完了
として回転数検出装置332,333により検出
し、この検出によつて油圧制御弁250の作動を
停止してフロントクラツチ11への供給圧が6
Kg/cm2に昇圧される。この昇圧により、4速クラ
ツチ制御弁230の右端油圧室234の油圧も昇
圧され、スプール231は第4図の左端位置に切
換り、油路430のライン圧が油路445を介し
て4速クラツチ13に供給され、4速クラツチは
係合状態に保持される。油路445は切換弁45
2を介して油路451より油圧室234に連通し
ており、油路445に一度油圧が供給されると油
路445の油圧が排出されるまで4速クラツチ制
御弁230のスプール231は第4図の左端位置
に保持され、3速と4速との間での変速中に4速
クラツチ13が解除またはスリツプして変速不能
やニユートラル状態となる不具合を防止してい
る。 次に、補助スイツチがD4に選定された状態
で、電子制御装置290の指令により4速を達成
するためソレノイド弁310は通電、ソレノイド
弁320は非通電状態に保持されると、シフト制
御弁130の油圧室144の油圧が低下し、スプ
ール133はスプール132と共に右方に移動し
て第4図の最右端位置となる。その結果、油路4
14のライン圧が油路436を介してリヤクラツ
チ制御弁280の油圧室293及びチエツク弁2
35を介して油路445へ導びかれる。 リヤクラツチ制御弁280のスプール291は
油圧室293に供給されたライン圧により第4図
の右端位置に移動し油路436と油路456とが
連通し、2速―3速及び4速―3速シフト弁19
0の油圧室194にライン圧が供給され同弁19
0のスプール191は第4図に示す左端位置に切
換わる。 この時、リヤクラツチ12の油圧室の油はリヤ
クラツチ制御弁280の排油口295より直ちに
排出されて、リヤクラツチ12は直ちに解除さ
れ、またフロントクラツチ11の油圧室及びキツ
クダウンブレーキ14の油圧室433の油が2速
―3速及び4速―3速シフト弁190の排油口1
95からオリフイス196を介して排出されてフ
ロントクラツチ11は解除され、キツクダウンブ
レーキ14は係合されるが、上記1速から2速、
あるいは2速から3速への変速と同様に油圧制御
弁250が作動して油路422の油圧が変速中の
短時間減圧されることにより、キツクダウンブレ
ーキ14の油圧室423に作用している係合油圧
を低くして滑らかな係合が行なわれ、その後、係
合油圧が6Kg/cm2に立ち上ると係合が達成されて
4速が完成する。 斯様に、第2速から第3速への変速が達成さ
れ、フロントクラツチ11が係合された状態で入
力軸10とラビニオ型遊星歯車組のキヤリア23
とが同期回転していることを回転数検出装置33
2,333で検出して、あらかじめ4速クラツチ
13を係合するよう構成したので、初期係合トル
クの設定が困難となつて変速シヨツクを生じたり
することが無く、4速クラツチ13の耐久性や強
度面で有利となる。 次に、ダウンシフトについて説明すると、油圧
の作動系路の切換りは上記アツプシフトの場合の
逆となり、まず、電子制御装置290の指令によ
り4速から3速に移すため両ソレノイド弁31
0,320が非通電状態になると、油路436の
ライン圧は排出され、リヤクラツチ制御弁280
のスプール291は左端に切換り、2速―3速及
び4速―3速シフト弁190のスプール191は
右端に切換り、油路417,432に油圧が供給
される。 この時、油はキツクダウンブレーキ14の油圧
室433及びフロントクラツチ11の油圧室へは
オリフイス429を介して滑らかに供給され、リ
ヤクラツチ12の油圧室へはオリフイス473を
介してフロントクラツチ11に比較すると充分な
遅れを有して徐々に供給される。したがつて、キ
ツクダウンブレーキ14は直ちに解除されるが、
この減速変速においても変速時の短時間、油圧制
御弁250が作動して油路428,432への供
給油圧は低圧に保持される。 これは、トルク容量の大きいリヤクラツチ12
からの係合による変速シヨツクを防止するために
行なわれるものである。 3速から2速へ変速される時はソレノイド弁3
10が非通電、ソレノイド弁320が通電状態と
なり、シフト制御弁130のスプール131と1
32との間の油圧が低下し、スプール132が第
4図左方へ一段移動して油路430の油圧が排出
され、その結果、2速―3速及び4速―3速シフ
ト弁190のスプール191が左端に移動し、油
路432の油圧が排出されるとともに4速クラツ
チ制御弁230のスプール231は右端に移動し
て油路445の油圧も排出され、4速クラツチ1
3の係合は直ちに解除され、フロントクラツチ1
1の係合の解除及びキツクダウンブレーキ14の
係合は上記4速から3速への変速と同様油圧制御
弁250の変速時の作動により徐々に行なわれて
円滑に2速が達成される。 2速から1速へ変速される時は、ソレノイド弁
310および320が共に通電状態となり、シフ
ト制御弁130は最左端位置にスプール131,
132が移動し、油路412の油圧が排出され
て、1速―2速シフト弁170のスプール171
及び4速クラツチ制御弁230のスプール231
が左端に移動し、キツクダウンブレーキ14の油
圧室の油が排出されて同ブレーキ14の係合が解
除される一方、ローリバースブレーキ15が係合
されて1速が達成される。 セレクトレバー及び補助スイツチの操作により
D3または2位置を選定した時、手動弁150に
よる油路の切換は全く行なわれず、セレクトレバ
ーの選定位置検出装置341及び補助スイツチの
選定位置検出装置342によりその位置検出を行
ない、電子制御装置290に信号を与え、4速あ
るいは3速以上の変速が行なわれないようにソレ
ノイド弁310,320を制御する。 手動弁150がL位置に選定されると、セレク
トレバーの選定位置検出装置341による位置検
出で、選定初期において車速が50Km/H等の所定
値以上にあると2速に保持され、その後車速が所
定値以下になるとソレノイド弁310,320の
制御による1速固定が達成される。 尚、上記各変速時と同様油圧制御弁250の作
動により、切換時(変速時)の供給油圧は低圧に
保持されシヨツクが防止される。 次に、後退する場合について説明する。 手動弁150がR位置に選定されると、油路4
01は油路421に連通され、油路421はN―
R制御弁270、油路409、1速―2速シフト
弁170、油路453を介してローリバースブレ
ーキ15に導びかれ、一方、油路401は油路4
05を介して切換弁434に接続され、フロント
クラツチ11の油圧室にも油が供給され、クラツ
チ11およびブレーキ15の係合により後退が達
成される。 この後退時の変速中にあつてもN―R制御弁2
70が油圧調整弁として作動し、油圧制御弁25
0のスプール254およびスプリング255が脈
動緩和用のアキユムレータとして機能し、油路4
09からの出力圧Pdを第9図および第10図に
示すように変化させる。 ところで、調圧弁50を通つて油路459より
トルクコンバータ制御弁70に導びかれた油は、
スプール71の第4図右端受圧面に作用する制御
油圧とスプリング72の付勢力とのバランスによ
り、2.5Kg/cm2に調圧されて油路460より直結
クラツチ制御弁90に至る。また、油路460の
油はオリフイス463を介してエンジン1とは反
対側の潤滑系統に供給される。 以上、説明したアツプシフトおよびダウンシフ
トにおける油圧制御装置の油圧制御特性の代表例
を第11図〜第13図に示した。 第11図〜第13図は通常のアツプシフトであ
るパワーONアツプシフトの場合の1速→2速、
2速→3速、3→4速の変速にかかり、Niは入
力軸回転速度、Noは出力軸回転速度、Nkはキツ
クダウンドラム回転速度、Paは出力油圧をそれ
ぞれ示す。 次に、トルクコンバータ3内でのすべりを低減
するため設けられた直結クラツチ9の制御につい
て説明する。 減圧弁110により2.4Kg/cm2に調圧されて油
路410に導びかれた油はオリフイス464を介
してソレノイド弁300が開閉制御するオリフイ
ス301に至る。 直結クラツチ制御弁90は4つのランド92,
93,94,95を具えたスプール91を有し、
ソレノイド弁300によつて0.3〜1.9Kg/cm2の間
でデユーテイ制御によつて調圧された制御油圧が
ランド92の外側の受圧面96に作用する一方、
油路410はランド94,95間に連通し、減圧
弁110により調圧された調圧油がランド94,
95に作用し、その受圧面積差によつて第4図左
方への押圧力をスプール91に作用し、また、ラ
ンド92の受圧面はランド93の受圧面より小さ
く設定され、上記受圧面96に作用する第4図右
方への油圧力とランド94,95間の油圧によつ
て生じる第4図左方への押圧力と、ランド92,
93間の油圧によつて生じる第4図右方への押圧
力とのバランスによつてトルクコンバータ3及び
直結クラツチ9に供給される油の流れ方向とその
油圧が制御される。トルクコンバータ3に続く油
路44は油路465に接続され、直結クラツチ9
に続く油路45は油路466に接続され、直結ク
ラツチ制御弁90の切換制御により油路465は
供給油路401またはオイルクーラ462から変
速機のエンジン1側の潤滑系統に接続された排出
油路467に選択的に連通され、油路466は供
給油路460または排出油路467に選択的に連
通される。 電子制御装置290によりソレノイド弁300
に直結クラツチ9の係合指令が与えられている時
は、第4図に実線の矢印で示すごとく直結クラツ
チ制御弁90により調圧された油が油路401よ
り465に供給され、直結クラツチ9は油圧室4
2に作用する油圧でピストン38が左方に押圧さ
れ、所定のスリツプ量を有して係合される。 直結クラツチ制御弁90による油圧特性を第1
4図に示す。スプール91の受圧面96に作用す
る制御油圧Psに対して油路465に発生する出
力油圧Pcは第14図に示す特性を有す。 ピストン38に作用する油圧をコンピユータで
制御し、エンジン1の変動トルクによるクランク
軸2の速度変動域より若干下まわる程度のスリツ
プ量を与えるようにすると、クランク軸2の変動
トルクをほとんど伝達することなく、効率の高い
動力伝達が達成され、燃費が向上する。ところ
で、発進時、急加速時はフイーリング上トルクコ
ンバータ3の特性を利用するため直結クラツチ9
を外す必要があり、この時は、電子制御装置29
0によりソレノイド弁300への通電が停止さ
れ、直結クラツチ制御弁90は切換つて第4図に
破線の矢印で示す上記とは逆方向に油が流れる。
すなわち、トルクコンバータ制御弁70による
2.5Kg/cm2の低油圧の油が油路460より466
に供給され、直結クラツチ9は油圧室41に作用
する油圧でピストン38が右方に移動し、その係
合が解除される。 以上、実施例とともに具体的に説明したように
本発明によれば、第3速達成時、フロントクラツ
チ11と4速クラツチ13とに同時に係合油圧が
供給されると両クラツチの係合タイミングが場合
によつて異なり、初期係合トルクの設定が困難と
なつて変速シヨツクが発生するが、フロントクラ
ツチが完全に係合した後、4速クラツチを係合す
るので、スムーズな変速が達成されるとともに4
速クラツチの耐久性や強度面で有利となる。
第1図は本発明の適用対象のひとつである車両
用自動変速機のパワートレーン図、第2図は上記
自動変速機における各摩擦係合装置の係合状態を
セレクトレバー位置との関係で示した作動エレメ
ント図、第3図はトルクコンバータ及び直結クラ
ツチの断面図、第4図は本発明の一実施例の4速
クラツチの油圧制御装置を具えた上記自動変速機
の油圧制御装置を示す系統図、第5図および第6
図は4速クラツチの油圧制御装置における制御圧
Psに対する前進時の出力圧Paおよび後退時の出
力圧Pbとの関係を表わすグラフ、第7図〜第1
0図は4速クラツチの油圧制御装置による油圧制
御の時間に対する特性およびエンジン回転数に対
する特性を示すグラフ、第11図〜第13図はア
ツプシフトのそれぞれの変速段における油圧制御
特性を示すグラフ、第14図は直結クラツチ制御
弁による油圧特性を示すグラフである。 図面中、1はエンジン、3はトルクコンバー
タ、9は直結クラツチ、10は入力軸、11はフ
ロントクラツチ、13は4速クラツチ、17は遊
星歯車組、50は調圧弁、70はトルクコンバー
タ制御弁、90は直結クラツチ制御弁、110は
減圧弁、130はシフト制御弁、150は手動
弁、170は1速―2速シフト弁、190は2速
―3速及び4速―3速シフト弁、210はN―D
制御弁、230は4速クラツチ制御弁(切換
弁)、250は油圧制御弁、270はN―R制御
弁、280はリヤクラツチ制御弁、290は電子
制御装置、300,310,320,325はソ
レノイド弁、332,333は回転数検出装置、
340は4速クラツチの油圧制御装置である。
用自動変速機のパワートレーン図、第2図は上記
自動変速機における各摩擦係合装置の係合状態を
セレクトレバー位置との関係で示した作動エレメ
ント図、第3図はトルクコンバータ及び直結クラ
ツチの断面図、第4図は本発明の一実施例の4速
クラツチの油圧制御装置を具えた上記自動変速機
の油圧制御装置を示す系統図、第5図および第6
図は4速クラツチの油圧制御装置における制御圧
Psに対する前進時の出力圧Paおよび後退時の出
力圧Pbとの関係を表わすグラフ、第7図〜第1
0図は4速クラツチの油圧制御装置による油圧制
御の時間に対する特性およびエンジン回転数に対
する特性を示すグラフ、第11図〜第13図はア
ツプシフトのそれぞれの変速段における油圧制御
特性を示すグラフ、第14図は直結クラツチ制御
弁による油圧特性を示すグラフである。 図面中、1はエンジン、3はトルクコンバー
タ、9は直結クラツチ、10は入力軸、11はフ
ロントクラツチ、13は4速クラツチ、17は遊
星歯車組、50は調圧弁、70はトルクコンバー
タ制御弁、90は直結クラツチ制御弁、110は
減圧弁、130はシフト制御弁、150は手動
弁、170は1速―2速シフト弁、190は2速
―3速及び4速―3速シフト弁、210はN―D
制御弁、230は4速クラツチ制御弁(切換
弁)、250は油圧制御弁、270はN―R制御
弁、280はリヤクラツチ制御弁、290は電子
制御装置、300,310,320,325はソ
レノイド弁、332,333は回転数検出装置、
340は4速クラツチの油圧制御装置である。
Claims (1)
- 1 入力軸とラビニオ型遊星歯車組のキヤリアと
を連結し第4速を達成する第1クラツチ及び第
2、第3のクラツチと2つのブレーキとを備え各
クラツチとブレーキを選択的に油圧で係合させる
ことにより前記入力軸と前記遊星歯車組に連結さ
れた出力軸との間に前進4段の変速段が達成され
るとともに第2速では前記第2クラツチと1つの
ブレーキが係合され第3速では前記3つのクラツ
チが係合されるように構成された自動変速機にお
いて、前記入力軸、出力軸または遊星歯車組の回
転部材のうち少なくとも2つの要素の回転数を検
出することにより前記入力軸とキヤリアの回転の
同期を検出して信号を発する同期検出装置、前記
第2速から前記第3速への変速中に該第3速達成
時に係合される前記第3クラツチへの供給油圧を
低圧に制御するとともに前記信号を受けて当該供
給油圧を上昇させる油圧制御手段、前記供給油圧
の上昇により切り換え作動して前記第1クラツチ
への油圧供給を開始する切換弁を備えたことを特
徴とする自動変速機の油圧制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56154266A JPS5865355A (ja) | 1981-09-29 | 1981-09-29 | 自動変速機の油圧制御装置 |
| US06/421,311 US4506563A (en) | 1981-09-29 | 1982-09-22 | Hydraulic control system for automatic transmission gear |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56154266A JPS5865355A (ja) | 1981-09-29 | 1981-09-29 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5865355A JPS5865355A (ja) | 1983-04-19 |
| JPS628660B2 true JPS628660B2 (ja) | 1987-02-24 |
Family
ID=15580413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56154266A Granted JPS5865355A (ja) | 1981-09-29 | 1981-09-29 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4506563A (ja) |
| JP (1) | JPS5865355A (ja) |
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| JPS6057047A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | 無段変速機の変速特性制御装置 |
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