JPS6412257B2 - - Google Patents

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JPS6412257B2
JPS6412257B2 JP8570581A JP8570581A JPS6412257B2 JP S6412257 B2 JPS6412257 B2 JP S6412257B2 JP 8570581 A JP8570581 A JP 8570581A JP 8570581 A JP8570581 A JP 8570581A JP S6412257 B2 JPS6412257 B2 JP S6412257B2
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JP
Japan
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naphthalene
dicyclohexylnaphthalene
dicarboxylic acid
solvent
naphthalene dicarboxylic
Prior art date
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Expired
Application number
JP8570581A
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English (en)
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JPS57203032A (en
Inventor
Kenji Nakaoka
Sakie Hasegawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はナフタリンジカルボン酸、特に2,6
−ナフタリンジカルボン酸を製造する方法に関す
るものである。
ナフタリンジカルボン酸は、高分子原料、染料
中間体、工業薬品などとして有用な化合物であ
る。特に近年は2,6−ナフタリンジカルボン酸
とエチレングリコールから生成するポリエステル
が、ポリエチレンテレフタレートよりも耐熱性、
剛性などが優れているため、フイルムや繊維など
の製造原料として注目されている。
従来2,6−ナフタリンジカルボン酸の製造方
法としては、ナフタリン核にメチル基、エチル
基、イソプロピル基などの炭素数1〜3個を含む
鎖状のアルキル基をアルキル化反応により2個導
入したナフタリン化合物(以下単にジアルキルナ
フタリンと称する)から2,6−ジアルキルナフ
タリンを分離し、2,6−ナフタリンジカルボン
酸に酸化する方法が主として採られていた。
しかしながらこのような公知の方法は中間体の
2,6−ジアルキルナフタリンの単離が著しく困
難であり、2,6−ナフタリンジカルボン酸の経
済的な製造法ではなかつた。
すなわち、ナフタリンに前記した通常のアルキ
ル化反応を行なうと、鎖状のアルキル基はナフタ
リン核のα−位置にもβ−位置にも導入されるた
め、ジアルキルナフタリンは多数の異性体の混合
物となり、2,6−ジアルキルナフタリンの含有
率は低く、一般に20%以下に留まる。そしてこの
ようなジアルキルナフタリン類はたがいに沸点が
近接しているために蒸留分離は不可能であり、ま
た2,6−ジアルキルナフタリンは結晶性が他の
異性体と大幅には相違していないために結晶化分
離することも困難である。したがつて2,6−ジ
アルキルナフタリンを単離するためには、2,6
−ジアルキルナフタリンとニトロ安息香酸類など
との錯体を形成しこの錯体を単離して分解するな
どといつた繁雑な手段を採る必要があつた。
本発明者らは、ナフタリンから安価に誘導でき
特に2,6−置換体の選択率が高く、副生する他
の異性体との分離が容易であつて、しかもナフタ
リンジカルボン酸に酸化可能なジ置換ナフタリン
誘導体を開発すべく鋭意研究を進めた結果ジシク
ロヘキシルナフタリン、特に2,6−ジシクロヘ
キシルナフタリンがこれらの条件をすべて満足す
ることを見い出し、本発明に到達した。
従つて、本発明はナフタリンジカルボン酸製造
用出発原料として特定の化合物を選択したところ
にその特徴がある。即ち、本発明はジシクロヘキ
シルナフタリンを酸化することを特徴とするナフ
タリンジカルボン酸の製造法である。本発明にお
いて特に2,6−ジシクロヘキシルナフタリンを
酢酸溶媒中でコバルトおよび/もしくはマンガン
と臭素を含む触媒の存在下で分子状酸素含有ガス
と接触させたとき、本発明の特徴が最も効果的に
発揮される。
ちなみに本発明は以下の事実を見い出したこと
に基づいてなされたものである。
(1) 塩化アルミニウムなどのフリーデルクラフツ
触媒の存在下でクロルシクロヘキサンなどのシ
クロヘキサン化剤とナフタリンを反応させる
と、シクロヘキシル基はナフタリン核のβ−位
置に選択的に置換し、α−位置には実質的に置
換しない。
(2) β−シクロヘキシルナフタリンがさらにシク
ロヘキシル化されて生成するジシクロヘキシル
ナフタリンとしては、2,6体が主生成物であ
り、2,7体などの他の異性体の生成量は比較
的少ない。
(3) 目的物質の2,6−ジシクロヘキシルナフタ
リンは融点151℃で結晶性が良好であるのに対
して、副生物の2,7−ジシクロヘキシルナフ
タリンは結晶性が格段に劣る。
(4) ナフタリンのシクロヘキシル化生成物を蒸留
して得たジシクロヘキシルナフタリン留分
(2,6体と2,7体などの混合物)をヘキサ
ンなどを溶媒に用いて再結晶すると、純度のよ
い2,6−ジシクロヘキシルナフタリンの結晶
を得ることができる。
(5) 2,6−ジシクロヘキシルナフタリンを、酢
酸溶媒中でコバルトおよび/もしくはマンガン
と臭素を含む触媒の存在下に分子状酸素含有ガ
スと接触させると、2,6−ナフタリンジカル
ボン酸に酸化される。
更に具体的に本発明法を詳述する。
最初に本発明法の出発原料であるジシクロヘキ
シルナフタリンを用意する。ジシクロヘキシルナ
フタリンはナフタリンをシクロヘキシル化するこ
とによつて得られる。
ナフタリンのシクロヘキシル化は、二硫化炭素
やニトロベンゼンなどを溶媒に用いて、塩化アル
ミニウムなどのいわゆるフリーデルクラフツ触媒
の存在下に、ナフタリンとハロゲン化シクロヘキ
サン、シクロヘキセン、シクロヘキサノールなど
のシクロヘキシル化剤とを反応させる方法によ
る。
シクロヘキシル化剤は、ナフタリンに対して2
倍モル程度使用するのが適当であり、またフリー
デルクラフツ触媒はナフタリンに対して0.02〜
0.4倍モル程度使用するのが適当である。反応温
度は使用する溶媒の沸点によつても制約を受ける
が、0〜100℃の範囲が好ましい。
なおナフタリンの代りにβ−モノシクロヘキシ
ルナフタリンを原料に用いることもむろん可能で
ある。またシクロヘキシル化剤としてナフタリン
のシクロヘキシル化反応で副生するトリシクロヘ
キシルナフタリンなどを用い、これとナフタリン
あるいはモノシクロヘキシルナフタリンとの間で
トランスシクロヘキシル化反応を行なわせること
もできる。
シクロヘキシル化反応が終つた反応混合物は、
冷水と混合して触媒を分解し、有機層を分離す
る。この際必要ならば水と混じらない有機溶媒を
反応混合物に加えて分液操作を容易にすることも
できる。有機層をアルカリ水溶液と水でよく洗浄
し、脱水して蒸留する。溶媒、未反応ナフタリ
ン、モノシクロヘキシルナフタリンを留去後ジシ
クロヘキシルナフタリンからなる留分を取得す
る。
この留分をn−ヘキサンなどを溶媒に用いて再
結晶すると純度95%以上の2,6−ジシクロヘキ
シルナフタリンが得られる。母液側から回収され
る2,7ジシクロヘキシルナフタリンなどは、フ
リーデルクラフツ触媒で処理することにより2,
6−ジシクロヘキシルナフタリンに異性化するこ
とができる。
本発明においては、かくして得たジシクロヘキ
シルナフタリン、特に2,6−ジシクロヘキシル
ナフタリンを次に好ましくは酢酸溶媒中で酸化触
媒の存在下に分子状酸素含有ガスと接触させて、
相当するナフタリンジカルボン酸に酸化する。
溶媒の酢酸はジシクロヘキシルナフタリンの3
重量倍以上、好ましくは10重量倍以上使用する。
なお酢酸中に15重量%程度以下の水が存在しても
特に支障はない。
酸化触媒としてはコバルトおよび/もしくはマ
ンガンと臭素から構成される触媒系を使用し、こ
れらの触媒構成成分を下記に示す化合物形で加え
る。
すなわちコバルト化合物、マンガン化合物は酢
酸に可溶性のものであれば使用可能であるが、酢
酸塩、炭酸塩、水酸化物、臭化物などが特に好ま
しい。
臭素化合物としては、臭素、臭化水素、臭化ア
ルミニウム、アルカリ金属臭化物、臭化コバル
ト、臭化マンガンなどの無機臭素化合物およびテ
トラブロモエタン、ブロモ酢酸などの有機臭素化
合物が使用可能であるが、臭化水素、臭化コバル
ト、臭化マンガンが特に好ましい。
コバルト化合物、マンガン化合物の使用量はコ
バルトとマンガンの金属としての合計濃度が溶媒
酢酸に対して200〜3000ppmの範囲になるように
することが好ましい。一方臭素化合物の使用量
は、コバルトとマンガンの合計使用グラム原子量
に対して、臭素原子としての使用グラム原子量が
0.5〜2倍程度になるようにすることが好ましい。
分子状酸素含有ガスとしては、純酸素や工業排
ガスも使用可能であるが、工業的には通常の空気
が最適である。
反応温度は100〜250℃、特に110〜160℃が好ま
しい。反応圧力はこの温度において溶媒酢酸を液
相に保ち得るように設定するが10〜30気圧が適当
である。
反応方式としては、回分式、半連続式、連続式
のいずれをも採用しうるが、良好な品質の生成物
を安定して得るためには連続式が望ましい。
酸化反応によつて生成した2,6−ナフタリン
ジカルボン酸は熱酢酸にも難溶性であるので、反
応混合物を固液分離することにより、溶媒、触
媒、未反応物、副生物などと分離することができ
る。このようにして得た2,6−ナフタリンジカ
ルボン酸は必要に応じてさらに精製処理を加えて
高純度2,6−ナフタリンジカルボン酸とする。
本発明法で得られたナフタリンジカルボン酸
は、ポリエステル、ポリアミド等の高分子原料、
染料中間体その他の工業薬品として広く有用でき
る。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。
実施例 還流冷却器と撹拌機を備えた反応器を用いて、
二硫化炭素80部、ナフタリン13.4部、塩化アルミ
ニウム28部の混合液に、クロルシクロヘキサン25
部を1時間かけて滴下した。この間塩化水素ガス
が発生し、反応熱で穏やかに二硫化炭素が還流し
た。滴下終了後、30分間還流加熱し、冷却してか
ら反応物を稀塩酸中に投じ、水層と有機層に分液
した。有機層を稀アルカリついで水で洗浄し、溶
媒を留去した。
残留物を減圧蒸留し、未反応のナフタリン、モ
ノシクロヘキシルナフタリンに続いて、195〜205
℃/0.9mmHgで留出する主としてジシクロヘキシ
ルナフタリンからなる留分11.8部を得た。缶残の
主成分はトリシクロヘキシルナフタリンであつ
た。
ジシクロヘキシルナフタリンの留分は2,6−
体が主成分で、他に2,7体と1,3体と推定さ
れる異性体を含有していたが、n−ヘキサンで再
結晶することにより、純度95%以上の2,6−ジ
シクロヘキシルナフタリン3部が得られた。
かくして得た2,6−ジシクロヘキシルナフタ
リン2.5部を臭化コバルト・六水塩0.27部、酢酸
コバルト・四水塩0.13部、酢酸マンガン・四水塩
0.33部、酢酸100部とともに、空気20気圧の加圧
下で130℃に5時間加熱した。
反応液をロ過して得たケークを酢酸で洗浄し、
粉末状固体1部を得た。このIRスペクトルは2,
6−ナフタリンジカルボン酸に一致した。
またメタノールでエステル化すると、IRスペ
クトル、NMRスペクトル、ガスクロ保持時間が
2,6−ナフタリンジカルボン酸ジメチルエステ
ルに一致する生成物が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ジシクロヘキシルナフタリンを酸化すること
    を特徴とするナフタリンジカルボン酸の製造法。
JP8570581A 1981-06-05 1981-06-05 Preparation of naphthalenedicarboxylic acid Granted JPS57203032A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8570581A JPS57203032A (en) 1981-06-05 1981-06-05 Preparation of naphthalenedicarboxylic acid

Applications Claiming Priority (1)

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JP8570581A JPS57203032A (en) 1981-06-05 1981-06-05 Preparation of naphthalenedicarboxylic acid

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57203032A JPS57203032A (en) 1982-12-13
JPS6412257B2 true JPS6412257B2 (ja) 1989-02-28

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ID=13866232

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JP8570581A Granted JPS57203032A (en) 1981-06-05 1981-06-05 Preparation of naphthalenedicarboxylic acid

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4668133A (en) * 1985-10-01 1987-05-26 Westinghouse Electric Corp. Boring bar assembly
JPS63122645A (ja) * 1986-11-11 1988-05-26 Kureha Chem Ind Co Ltd ビフエニル−4,4’−ジカルボン酸の製造方法

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JPS57203032A (en) 1982-12-13

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