JPS641426B2 - - Google Patents
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- JPS641426B2 JPS641426B2 JP58075874A JP7587483A JPS641426B2 JP S641426 B2 JPS641426 B2 JP S641426B2 JP 58075874 A JP58075874 A JP 58075874A JP 7587483 A JP7587483 A JP 7587483A JP S641426 B2 JPS641426 B2 JP S641426B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/14—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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Description
本発明は、セルフレベリング性石膏水性組成物
に関するものである。 自己平滑性、すなわち、重力の作用により平滑
表面を形成するような性質を有する石膏系もしく
はセメント系のスラリーを建築物の床面に流し延
べることにより平滑度の高い床面を形成する技術
は流し延べ工法とも呼ばれ、既に知られている。
この流し延べ工法によれば特に熟練を要すること
なく、平滑度の高い床面を形成することが可能と
なるため、近年において広く利用されている。 本発明は、自己平滑性を有する石膏系スラリー
(本明細書においては、これを、セルフレベリン
グ性石膏水性組成物という)の改良に関するもの
である。 セルフレベリング性石膏水性組成物は、一般に
は上述のように建築物の床面に流し延べて平滑度
の高い床面を形成するために利用されるものであ
り、そのように形成された床面は一定の強度を持
つことが要求されるが、通常この床面は、予めコ
ンクリートなどが打設された基盤の上に形成され
るものであるため、強度についての要求は余り厳
しくない。そして、むしろその石膏水性組成物
は、平滑度の高い床面を特に熟練を必要とするこ
となく容易に形成できる特性を有することが要求
される。 従つて、石膏水性組成物を用い、平滑度の高い
床面を熟練を要せず形成するためには、 (1) その石膏水性組成物が、高い流動性を有する
こと、すなわちフロー値が高いこと、 (2) 混合調製した石膏水性組成物の高いフロー値
が一定の時間(施工操作に要する時間を想定)
経過後も余り低下することなく高いレベルにあ
ること、すなわち、セルフレベリング性が高い
こと、そして、 (3) 床面に流し延べしたのちに、水分と固形分と
の分離、すなわち水浮き現象が現われにくいこ
と、 などが特に要求される。 一般に上記のような特性は組成物中に石膏分散
剤を配合することにより付与されている。 従来において石膏用の分散剤としては、たとえ
ば、リグニンスルホン酸塩、グルコン酸やグルコ
ヘプトン酸の塩、ナフタレンスルホン酸・ホルマ
リン縮合物塩、メラミン・ホルマリン縮合物スル
ホン酸塩、ポリサツカライド/塩化カルシウム/
トリエタノールアミンなど多くの種類が知られて
おり、それぞれの特性に合つた各種の用途に用い
られている。しかしながら、これらの公知の石膏
分散剤を流し延べ工法用の石膏水性組成物に用い
た場合には、一般に、高い流動性を付与しようと
すれば、硬化が遅延する傾向があり、また混合調
製した石膏水性組成物のフロー値が時間の経過と
ともに急速に低下するなどの傾向がある。 本発明は、新規な石膏分散剤を用いることによ
り、必要とされる各種の特性が高いレベルにある
セルフレベリング性石膏水性組成物を提供するも
のである。 従来よりセルフレベリング性石膏水性組成物の
代表的な組成の一つとして、石膏を硬化性成分と
し、これに骨材、消泡剤、石膏分散材、そして必
要に応じて、セメント、粘度調整剤などを添加
し、さらに適当量の水を添加してなる石膏水性組
成物が知られている。本発明は、このような組成
物系において新規な石膏分散剤を特定割合で配合
して得られる組成物系を利用することにより、セ
ルフレベリング性石膏水性組成物として要求され
る高いフロー値、優れたセルフレベリング性、そ
して水浮き現象の排除の達成を可能にした石膏水
性組成物を提供するものである。 すなわち本発明は、石膏、骨材、石膏分散剤、
消泡剤および水を含有する石膏水性組成物であつ
て、 石膏分散剤が、 一般式: 〔但し、R1は水素又はメチル基を表わし、R2は
炭素数2〜4個のアルキレン基を表わし、R3は
水素又は炭素数1〜5個のアルキル基を表わし、
pは5〜30の整数を表わす〕 で示されるポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマーから誘導され
た構成単位(イ)、 一般式: 〔但し、R4は水素又はメチル基を表わし、Xは
水素、一価アルカリ金属、二価アルカリ土類金
属、アンモニウム基もしくはトリエタノールアミ
ンより誘導される基を表わす〕 で示される(メタ)アクリル酸系モノマーから誘
導された構成単位(ロ)、および、 これらのモノマーと共重合可能なモノマーから
誘導された構成単位(ハ)を、 (イ)を10〜95重量%、(ロ)を90〜5重量%および(ハ)
を0〜50重量%(但し、(イ)、(ロ)および(ハ)の合計は
100重量%である)の比率で含有する(メタ)ア
クリル酸系コポリマーであり、 石膏分散剤の配合量は、下記の式: 0.05≦A×(n/m)×100/S≦0.8 〔但し、A:石膏分散剤配合量(重量部) S:石膏配合量(重量部) n:石膏分散剤中の(メタ)アクリル酸
系モノマーから誘導された構成単位
の含有量(重量部) m:石膏分散剤中のポリアルキレングリ
コールモノ(メタ)アクリル酸エス
テル系モノマーから誘導された構成
単位の含有量(重量部) である〕 を満足するような量であり、 石膏と骨材の配合量割合は石膏100重量部に対
して骨材が10〜300重量部であり、 水の配合量は、石膏配合量に対して20〜80重量
%(但し、石膏として、α型半水石膏、β型半水
石膏、あるいは型無水石膏を用いる場合には、
水の配合量は、それぞれ20〜50重量%、35〜80重
量%、あるいは25〜55重量%であることが望まし
い)であり、 消泡剤の配合量は石膏と骨材との合計量に対し
て0.01〜1.0重量%であり、かつ、 石膏水性組成物のフロー値が150mm以上である
ことを特徴とするセルフレベリング性石膏水性組
成物からなるものである。 次に本発明を詳しく説明する。 本発明は、上記のようにポリアルキレングリコ
ール(メタ)アクリル酸エステル系モノマーから
誘導された構成単位と(メタ)アクリル酸系モノ
マーから誘導された構成単位とを含む(メタ)ア
クリル酸系コポリマーを主成分とする石膏分散剤
を用いるものであるが、該(メタ)アクリル酸系
コポリマーが、 一般式: 〔但し、R1は水素又はメチル基を表わし、R2は
炭素数2〜4個のアルキレン基を表わし、R3は
水素又は炭素数1〜5個のアルキル基を表わし、
pは5〜30の整数を表わす〕 で示されるポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマーから誘導され
た構成単位(イ)、 一般式: 〔但し、R4は水素又はメチル基を表わし、Xは
水素、一価アルカリ金属、二価アルカリ土類金
属、アンモニウム基もしくはトリエタノールアミ
ンより誘導される基などの有機アミン基を表わ
す〕 で示される(メタ)アクリル酸系モノマーから誘
導された構成単位(ロ)、および、 これらのモノマーと共重合可能なモノマーから
誘導された構成単位(ハ)を、(イ)を10〜95重量%、(ロ)
を90〜5重量%および(ハ)を0〜50重量%(但し、
(イ)、(ロ)および(ハ)の合計は100重量%である)の比
率で含有する(メタ)アクリル酸系コポリマーで
ある。 さらに好ましくは、該ポリアルキレングリコー
ルモノ(メタ)アクリル酸エステル系モノマーか
ら誘導された構成単位(イ)を50〜80重量%、および
該(メタ)アクリル酸系モノマーから誘導された
構成単位(ロ)を20〜50重量%(但し、両者の合計量
は100重量%である)の比率で含有する(メタ)
アクリル酸系コポリマーである。 上記の(メタ)アクリル酸系コポリマーは、次
の方法により製造することができる。 すなわち、一般式(): で示されるポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマー(以下、モノ
マー()という)、および、 一般式(): で示される(メタ)アクリル酸系モノマー(以
下、モノマー()という)、 〔ただし、一般式()と一般式()におい
て、R1、R2、R3、R4、X、およびpは前記と同
じ意味を表わす〕 とを所望の重量比にて共重合させることにより製
造することができる。 なお、上記の共重合に際して、使用する全モノ
マーの重量に対して、50重量%未満の量で、かつ
上記の(メタ)アクリル酸系コポリマーの水溶性
を妨害しない限り、上記モノマーと共重合が可能
なモノマー(以下、モノマー()という)を併
用することができる。 また、上記の共重合により得られたコポリマー
に酸基が含まれている場合には、これをアルカリ
により適宜中和して用いることもできる。 上記の(メタ)アクリル酸系コポリマーを得る
ために用いるモノマー()は、公知の方法で得
ることができる。そして、モノマー()の例と
しては、ポリエチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリブチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシプ
ロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、
メトキシポリブチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、エトキシポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、エトキシポリプロピレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、エトキ
シポリブチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ートなどを挙げることができ、これらの1種又は
2種以上を用いることができる。 また、モノマー()の例としては、アクリル
酸、メタアクリル酸並びにそれらの一価アルカリ
金属塩、二価アルカリ土類金属塩、アンモニウム
塩、およびトリエタノールアミン塩などの有機ア
ミン塩を挙げることができ、これらの1種又は2
種以上を用いることができる。 モノマー()は、モノマー()およびモノ
マー()と共重合可能なモノマーであり、この
モノマー()の例としては、炭素数1〜20個の
脂肪族アルコールと(メタ)アクリル酸とのエス
テル;(メタ)アクリルアミド;マレイン酸、フ
マル酸、あるいはこれらの酸と炭素数1〜20個の
脂肪族アルコールまたは炭素数2〜4個のグリコ
ールもしくはこれらのグリコールの付加モル数2
〜100のポリアルキレングリコールとのモノエス
テルあるいはジエステル;酢酸ビニル、酢酸プロ
ペニル等の酢酸アルケニルエステル;スチレン、
p―メチルスチレン、スチレンスルホン酸等の芳
香族ビニル;塩化ビニル、等を挙げることがで
き、これらの1種又は2種以上を用いることがで
きる。 前記(メタ)アクリル酸系コポリマーを製造す
るには、公知の方法により重合開始剤を用い前記
の各モノマー成分を共重合させればよい。共重合
は溶媒中での重合や塊状重合等の方法により行う
ことができる。 溶媒中での重合は回分式でも連続式でも行うこ
とができ、その際使用される溶媒としては、水;
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール等の低級アルコール;ベンゼン、
トルエン、キシレン、シクロヘキサン、n―ヘキ
サン等の芳香族あるいは脂肪族炭化水素;酢酸エ
チル;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
化合物等が挙げられる。原料モノマー及び得られ
る(メタ)アクリル酸系コポリマーの溶解性並び
に該コポリマーの使用時の便からは、水及び炭素
数1〜4個の低級アルコールよりなる群から選ば
れた少なくとも1種を用いることが好ましい。炭
素数1〜4個の低級アルコールの中でもメチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアル
コールが特に有利である。 水媒体中で重合を行なう場合には、重合開始剤
としてアンモニウム又はアルカリ金属の過硫酸塩
あるいは過酸化水素等の水溶性の重合開始剤が使
用される。この際、亜硫酸水素ナトリウム等の促
進剤を併用することもできる。また、低級アルコ
ール、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、酢酸エ
チルあるいはケトン化合物を溶媒とする重合に
は、ベンゾイルパーオキシドやラウロイルパーオ
キシド等のパーオキシド;クメンハイドロパーオ
キシド等のハイドロパーオキシド;アゾビスイソ
ブチロニトリル等の脂肪族アゾ化合物が重合開始
剤として用いられる。この際アミン化合物等の促
進剤を併用することもできる。更に、水―低級ア
ルコール混合溶媒を用いる場合には、上記の種種
の重合開始剤あるいは重合開始剤と促進剤の組合
せの中から適宜選択して用いることができる。重
合温度は、用いられる溶媒や重合開始剤により適
宜定められるが、通常0〜120℃の範囲内で行な
われる。 塊状重合は、重合開始剤としてベンゾイルパー
オキシドやラウロイルパーオキシド等のパーオキ
シド;クメンハイドロパーオキシド等のハイドロ
パーオキシド;アゾビスイソブチロニトリル等の
脂肪族アゾ化合物等を用い、50〜150℃の温度範
囲内で行われる。 このようにして得られた前記(メタ)アクリル
酸系コポリマーは、そのままでも石膏分散剤の主
成分として用いられるが、必要に応じて、更にア
ルカリ性物質で中和したのち、これを石膏分散剤
の主成分として用いてもよい。このようなアルカ
リ性物質としては、一価金属及び二価金属の水酸
化物、塩化物及び炭酸塩;アンモニア;有機アミ
ン等が好ましいものとして挙げられる。 また(メタ)アクリル酸系コポリマーの分子量
は広い範囲のものが使用できるが、500〜50000の
範囲内のものが好ましい。 (メタ)アクリル酸系コポリマーは、それぞれ
単独または各種の構造を有するコポリマー混合物
を石膏分散剤として使用することができる。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの石膏分散剤
は、前記のように本発明の石膏水性組成物中に 下記の式: 0.05≦A×(n/m)×100/S≦0.8 〔但し、A:石膏分散剤配合量(重量部) S:石膏配合量(重量部) n:石膏分散剤中の(メタ)アクリル酸
系モノマーから誘導された構成単位
の含有量(重量部) m:石膏分散剤中のポリアルキレングリ
コールモノ(メタ)アクリル酸エス
テル系モノマーから誘導された構成
単位の含有量(重量部) である〕 を満足するような量配合される。 すなわち、石膏分散剤の配合量が上記の式を満
足する関係にある場合に、セルフレベリング性石
膏水性組成物は、セルフレベリング性石膏水性組
成物として要求される高いフロー値、優れたセル
フレベリング性、そして水浮き現象の排除などに
おいて優れた特性を示す。なお、上記の式の上限
値は0.6以下であることが更に好ましい。 本発明の組成物に用い得る石膏には特に制限は
なく、たとえば、α型半水石膏、β型半水石膏、
型無水石膏等の各種の石膏を用いることができ
る。 また、本発明のセルフレベリング性石膏水性組
成物には更に、セメントが、石膏に対して40重量
%以内の量で含まれていてもよい。 一般に、カルボキシル基を有する分散剤は石膏
粒子上に強く吸着することによりこれらの粒子を
水中に有効に分散させる。しかしその強い吸着性
のために水和反応を妨げ、その結果、硬化を大き
く遅延させる傾向がある。 一方、本発明で用いる石膏分散剤では、主成分
である前記(メタ)アクリル酸系コポリマーは1
分子中にエチレンオキシド付加物という非イオン
性の親水基とアニオン性のカルボキシル基とを有
しており、前者の親水性及び立体障害によつて後
者の石膏粒子への吸着を抑制し、その結果、従来
のカルボキシル基を有する分散剤にくらべて凝結
遅延効果が少なく、かつ優れた分散性能を発揮す
るものと考えられる。しかしながら、この説明は
仮想的なものであり、これにより本発明の組成物
が何ら制限を受けるものではない。 本発明の必須成分の骨材は、形成された石膏硬
化体に強度を付与するために必要な成分である。
骨材は、石膏配合剤あるいはセメント配合剤とし
て周知であり、たとえば、川砂、山砂、標準砂、
ケイ砂、ケイ石粉、スラグ、炭酸カルシウムなど
を挙げることができる、また軽量化を目的とする
場合には木粉、パーライト、シラスバルーン、フ
ライアツシユなどを単独使用もしくは前記の砂な
どを併用する。 本発明の組成物に含有される消泡剤は、本発明
の水性組成物の混合調製時に混入する空気により
形成されやすい空気泡の抑制および破壊に有効で
あり、硬化物表面(床面)に高度の平滑性を必要
とする本発明のセルフレベリング性石膏水性組成
物にとつて実用上必須な成分である。消泡剤は、
アルコール系、脂肪酸エステル系、界面活性剤系
およびシリコーン系など各種のものが知られてお
り、本発明においては、それらの消泡剤から適宜
選択して用いることができる。消泡剤の配合量は
石膏と骨材との合計量に対して0.01〜1.0重量%
である。 本発明のセルフレベリング性石膏水性組成物に
は、さらに、粘度調整剤、膨張抑制剤、凝結調整
剤などが配合されていることが好ましい。 粘度調整剤としては、公知のメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、天然ゴム、ポリビニルアルコー
ル、各種の高分子エマルジヨンなどを用いること
ができる。粘度調整剤の使用量は、用いる物質お
よび所望の粘度により大きく変動する。従つて使
用量の規定は困難であるが、本発明のセルフレベ
リング性石膏水性組成物の粘度が600〜2000セン
チポイズ(B型粘度計による測定値)となるよう
な量で使用することが望ましい。 膨張抑制剤は石膏の硬化時に発生する膨張を抑
制する機能を有するもので、たとえばホウ砂、あ
るいは硫酸カリウム、硫酸ナトリウムのようなア
ルカリ金属硫酸塩が用いられる。また凝結調整剤
としては、各種のリン酸塩、各種のカルボン酸、
蛋白質などが利用される。 さらに、本発明のセルフレベリング性石膏水性
組成物の特性を妨げるものでない限り、他の一般
的な石膏水性組成物配合材料を配合することがで
きる。 本発明のセルフレベリング性石膏水性組成物は
平滑度の高い床面を、熟練を要さず形成させるた
めに必要な前記諸特性、すなわち、高いフロー
値、優れたセルフレベリング性、そして水浮き現
象の排除などにおいて優れた特性を示す。たとえ
ば、セルフレベリング性石膏水性組成物としての
実用性能を考慮した場合に必要な150mm以上のフ
ロー値が容易に得られ、また、180mm以上、さら
には200mm以上の高いフロー値の水性組成物が容
易に得られ、一方では水浮き現象は殆ど現われな
い。なお本発明において用いている『フロー値』
とは、フローコーン(塩化ビニル製パイプ:容積
約100ml、内径5.1cm×高さ4.75cm)を水平に置い
た塩化ビニル製板の上に置き、測定試料を流し込
み、直ちにフローコーンを取り去り、3分後の直
径(対角の二点)を測定した値を意味する。 また、本発明の石膏水性組成物は、混合調製し
た時点の高いフロー値が一定の時間(施工操作に
要する時間を想定、通常は30分間を基準とする)
経過後も余り低下することなく高いレベルにある
こと、すなわち、セルフレベリング性が高いこと
が大きな特徴である。すなわち、セルフレベリン
グ性が低い石膏水性組成物は、混合調製後、短時
間のうちに流動性が低下するため円滑な流し延べ
工法の実施が困難となり、また流延が可能であつ
ても、得られる床面には充分な平滑性が付与され
にくい。 本発明のセルフレベリング性石膏水性組成物の
セルフレベリング性について具体的に言えば、混
合調製した時点のフロー特性(F0)と、30分間
経過後のフロー特性(F30)の比(F30/F0:以下
SL値という)が、0.65以上、更には配合量を調
整することにより0.8以上のものが容易に得られ
る。このような高いSL値を有する石膏水性組成
物は、流し延べ操作が容易となる上、形成される
床面も高い平滑度を示すため、実用上非常に好ま
しいものである。なお本発明において用いている
『SL値』とは、次の方法により測定した値を意味
する。断面が長方形(横25mm×縦27mm)の長尺箱
状容器(長さ640mm)で、一方の端から150mmの位
置に『せき(上下可動仕切り)』を設けたものを
二本平行して配置したSL測定装置を用意し、そ
れぞれの容器の一方の側(短い側)に測定試料
100mlを入れる。一本の容器のせきは直ちに取り
外し、流れた試料の長さを測定する。この値を混
合調製した時点のフロー特性(F0)とする。他
の一本の容器のせきは30分後に取り外し、同じく
流れた試料の長さを測定する。この値を30分間経
過後のフロー特性(F30)とし、これらの値から
F30/F0を計算し、これをSL値とする。 次に本発明を、石膏分散剤の主成分である前記
(メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例および
石膏水性組成物の実施例、そして比較例により更
に詳しく説明する。なお、後に示す実施例および
比較例において石膏分散剤として用いた各コポリ
マーの番号は、以下の各製造例の番号に対応して
いる。 また以下において、特に記載のない場合には、
「部」は「重量部」、そして「%」は「重量%」を
意味する。また、n/mは、当該コポリマー中の
(メタ)アクリル酸系モノマーから誘導された構
成単位とポリエチレングリコール(メタ)アクリ
ル酸エステル系モノマーから誘導された構成単位
との含有割合(重量比)を表わす。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 1 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に水443部
を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、窒
素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数10個)140部、メタアクリル酸ナトリウム
60部及び水300部からなるモノマー混合容液と5
%過硫酸アンモニウム水溶液47.6部のそれぞれを
120分で添加し、添加終了後更に5%過硫酸アン
モニウム水溶液9.6部を20分間で添加した。上記
モノマー混合溶液の添加完結後、120分間95℃に
温度を保持して重合反応を完了させて、コポリマ
ー(1)〔n/m=3/7〕を得た。 このコポリマー(1)の40%水溶液のPHは7.1であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
345cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 2 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に水453部
を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、窒
素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数10個)160部、メタアクリル酸ナトリウム
40部及び水300部からなるモノマー混合溶液と5
%過硫酸アンモニウム水溶液38.9部のそれぞれを
120分で添加し、添加終了後更に5%過硫酸アン
モニウム水溶液7.8部を20分間で添加した。上記
モノマー混合溶液の添加完結後、120分間95℃に
温度を保持して重合反応を完了させて、コポリマ
ー(2)〔n/m=2/8〕を得た。 このコポリマー(2)の40%水溶液のPHは7.2であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
227cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 3 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器にイソプロ
ピルアルコール(以下、IPAと記す)―水共沸組
成物(IPA/水=87.4/12.6(重量比)、以下同じ)
485部を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換
し、窒素雰囲気内で沸点まで加熱した。次いでメ
トキシポリエチレングリコールモノメタアクリレ
ート(エチレンオキサイドの平均付加モル数9
個)131部、メタアクリル酸69部、ベンゾイルパ
ーオキシド4.5部、及びIPA―水共沸組成物300部
からなるモノマー混合物を120分で添加し、添加
終了後更に、0.9部のベンゾイルパーオキシドを
IPA―水共沸組成物10部に分散させたものを30分
毎に二回に分けて添加した。モノマー混合物の添
加完結後、120分間沸点に温度を保持して重合反
応を完了させた。その後水酸化ナトリウム水溶液
にて完全中和を行ない、IPAをを留去して、コポ
リマー(3)〔n/m=4/6〕を得た。 このコポリマー(3)の40%水溶液のPHは9.5であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
426cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 4 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、IPA―
水共沸組成物486部を仕込み、撹拌下に反応容器
内を窒素置換し、窒素雰囲気内で沸点まで加熱し
た。次いでメトキシポリエチレングリコールモノ
メタアクリレート(エチレンオキサイドの平均付
加モル数10個)148部、メタアクリル酸52部、ベ
ンゾイルパーオキシド3.6部、及びIPA―水共沸
組成物300部からなるモノマー混合物を120分で添
加し、添加終了後更に、0.7部のベンゾイルパー
オキシドをIPA―水共沸組成物10部に分散させた
ものを30分毎に二回に分けて添加した。モノマー
混合物の添加完結後、120分間沸点に温度を保持
して重合反応を完了させた。その後、水酸化カル
シウム22.4部を水201.6部に分散させた水酸化カ
ルシウム水分散液を添加し、IPAを留去して、コ
ポリマー(4)〔n/m=3/7〕を得た。 このコポリマー(4)の40%水溶液のPHは7.0であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
458cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 5 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、IPA―
水共沸組成物487部を仕込み、撹拌下に反応容器
内に窒素置換し、窒素雰囲気内で沸点まで加熱し
た。次いでメトキシポリエチレングリコールモノ
メタアクリレート(エチレンオキサイドの平均付
加モル数10個)166部、メタアクリル酸34部、ベ
ンゾイルパーオキシド2.9部、及びIPA―水共沸
組成物300部からなるモノマー混合物を120分で添
加し、添加終了後更に、0.6部のベンゾイルパー
オキシドをIPA―水共沸組成物10部に分散させた
ものを30分毎に二回に分けて添加した。モノマー
混合物の添加完結後、120分間沸点に温度を保持
して重合反応を完了させた。その後、水酸化カル
シウム14.6部を水131.7部に分散させた水酸化カ
ルシウム水分散液を添加し、IPAを留去して、コ
ポリマー(5)〔n/m=2/8〕を得た。 このコポリマー(5)の40%水溶液のPHは7.0であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
338cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 6 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、水427
部を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、
窒素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数5個)140部、メタアクリル酸ナトリウム
60部及び水300部からなるモノマー混合溶液と、
5%過硫酸アンモニウム水溶液62.0部とのそれぞ
れを120分間で添加し、添加終了後更に、5%過
硫酸アンモニウム水溶液10.9部を20分間で添加し
た。上記モノマー混合溶液の添加完結後、120分
間95℃に温度を保持して重合反応を完了させて、
コポリマー(6)〔n/m=3/7〕を得た。 このコポリマー(6)の40%水溶液のPHは7.0であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
286cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 7 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、水446
部を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、
窒素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数20個)160部、メタアクリル酸ナトリウム
40部及び水300部からなるモノマー混合溶液と、
5%過硫酸アンモニウム水溶液45.8部とのそれぞ
れを120分間で添加し、添加終了後更に、5%過
硫酸アンモニウム水溶液8.1部を20分間で添加し
た。上記モノマー混合溶液の添加完結後、120分
間95℃に温度を保持して重合反応を完了させて、
コポリマー(7)〔n/m=2/8〕を得た。 このコポリマー(7)の40%水溶液のPHは7.1であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
310cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 8 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、水
434.6部を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置
換し、窒素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数30個)140部、メタアクリル酸ナトリウム
60部及び水300部からなるモノマー混合溶液と、
5%過硫酸アンモニウム水溶液52.3部とのそれぞ
れを120分間で添加し、添加終了後更に、5%過
硫酸アンモニウム水溶液13.1部を20分間で添加し
た。上記モノマー混合溶液の添加完結後、120分
間95℃に温度を保持して重合反応を完了させて、
コポリマー(8)〔n/m=3/7〕を得た。 このコポリマー(8)の40%水溶液のPHは7.0であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
380cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 9 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、水443
部を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、
窒素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数10個)140部、メタアクリル酸アンモニウ
ム60部及び水300部からなるモノマー混合溶液と
5%過硫酸アンモニウム水溶液47.6部とのそれぞ
れを120分間で添加し、添加終了後更に、5%過
硫酸アンモニウム水溶液9.6部を20分間で添加し
た。上記モノマー混合溶液の添加完結後、120分
間95℃に温度を保持して重合反応を完了させて、
コポリマー(9)〔n/m=3/7〕を得た。 このコポリマー(9)の40%水溶液のPHは7.0であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
220cpsであつた。 実施例 1 次の配合組成からなる石膏水性組成物を調製し
た。 燐酸石膏(ブレーン値:2000〜2200) 70部 普通ポルトランドセメント 3部 骨材(新特6号ケイ砂:宇部電気化学(株)製)
30部 ホウ砂 0.2部 石膏分散剤〔コポリマー(1)n/m=3/7〕
第1表に示した量 粘度調整剤(ハイメトローズ#30000:信越化
学(株)製) 0.07部 消泡剤(SNデフオーマー14HP、アルコール
系非イオン界面活性剤60重量%とミクロシリカ
40重量%との混合物:サンノプコ(株)製)0.05部 消泡剤(フオーマスターPC、ポリアルキレン
グリコールポリエーテル系非イオン界面活性
剤:サンノプコ(株)製) 0.10部 硫酸カリウム 0.1部 水 約23部 上記の配合組成に従つて混合調製された石膏水
性組成物のフロー値およびSL値を測定して第1
表に示した。また、石膏水性組成物を流し延べ作
業における水浮き発生の有無も調べ、これも第1
表に示した。
に関するものである。 自己平滑性、すなわち、重力の作用により平滑
表面を形成するような性質を有する石膏系もしく
はセメント系のスラリーを建築物の床面に流し延
べることにより平滑度の高い床面を形成する技術
は流し延べ工法とも呼ばれ、既に知られている。
この流し延べ工法によれば特に熟練を要すること
なく、平滑度の高い床面を形成することが可能と
なるため、近年において広く利用されている。 本発明は、自己平滑性を有する石膏系スラリー
(本明細書においては、これを、セルフレベリン
グ性石膏水性組成物という)の改良に関するもの
である。 セルフレベリング性石膏水性組成物は、一般に
は上述のように建築物の床面に流し延べて平滑度
の高い床面を形成するために利用されるものであ
り、そのように形成された床面は一定の強度を持
つことが要求されるが、通常この床面は、予めコ
ンクリートなどが打設された基盤の上に形成され
るものであるため、強度についての要求は余り厳
しくない。そして、むしろその石膏水性組成物
は、平滑度の高い床面を特に熟練を必要とするこ
となく容易に形成できる特性を有することが要求
される。 従つて、石膏水性組成物を用い、平滑度の高い
床面を熟練を要せず形成するためには、 (1) その石膏水性組成物が、高い流動性を有する
こと、すなわちフロー値が高いこと、 (2) 混合調製した石膏水性組成物の高いフロー値
が一定の時間(施工操作に要する時間を想定)
経過後も余り低下することなく高いレベルにあ
ること、すなわち、セルフレベリング性が高い
こと、そして、 (3) 床面に流し延べしたのちに、水分と固形分と
の分離、すなわち水浮き現象が現われにくいこ
と、 などが特に要求される。 一般に上記のような特性は組成物中に石膏分散
剤を配合することにより付与されている。 従来において石膏用の分散剤としては、たとえ
ば、リグニンスルホン酸塩、グルコン酸やグルコ
ヘプトン酸の塩、ナフタレンスルホン酸・ホルマ
リン縮合物塩、メラミン・ホルマリン縮合物スル
ホン酸塩、ポリサツカライド/塩化カルシウム/
トリエタノールアミンなど多くの種類が知られて
おり、それぞれの特性に合つた各種の用途に用い
られている。しかしながら、これらの公知の石膏
分散剤を流し延べ工法用の石膏水性組成物に用い
た場合には、一般に、高い流動性を付与しようと
すれば、硬化が遅延する傾向があり、また混合調
製した石膏水性組成物のフロー値が時間の経過と
ともに急速に低下するなどの傾向がある。 本発明は、新規な石膏分散剤を用いることによ
り、必要とされる各種の特性が高いレベルにある
セルフレベリング性石膏水性組成物を提供するも
のである。 従来よりセルフレベリング性石膏水性組成物の
代表的な組成の一つとして、石膏を硬化性成分と
し、これに骨材、消泡剤、石膏分散材、そして必
要に応じて、セメント、粘度調整剤などを添加
し、さらに適当量の水を添加してなる石膏水性組
成物が知られている。本発明は、このような組成
物系において新規な石膏分散剤を特定割合で配合
して得られる組成物系を利用することにより、セ
ルフレベリング性石膏水性組成物として要求され
る高いフロー値、優れたセルフレベリング性、そ
して水浮き現象の排除の達成を可能にした石膏水
性組成物を提供するものである。 すなわち本発明は、石膏、骨材、石膏分散剤、
消泡剤および水を含有する石膏水性組成物であつ
て、 石膏分散剤が、 一般式: 〔但し、R1は水素又はメチル基を表わし、R2は
炭素数2〜4個のアルキレン基を表わし、R3は
水素又は炭素数1〜5個のアルキル基を表わし、
pは5〜30の整数を表わす〕 で示されるポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマーから誘導され
た構成単位(イ)、 一般式: 〔但し、R4は水素又はメチル基を表わし、Xは
水素、一価アルカリ金属、二価アルカリ土類金
属、アンモニウム基もしくはトリエタノールアミ
ンより誘導される基を表わす〕 で示される(メタ)アクリル酸系モノマーから誘
導された構成単位(ロ)、および、 これらのモノマーと共重合可能なモノマーから
誘導された構成単位(ハ)を、 (イ)を10〜95重量%、(ロ)を90〜5重量%および(ハ)
を0〜50重量%(但し、(イ)、(ロ)および(ハ)の合計は
100重量%である)の比率で含有する(メタ)ア
クリル酸系コポリマーであり、 石膏分散剤の配合量は、下記の式: 0.05≦A×(n/m)×100/S≦0.8 〔但し、A:石膏分散剤配合量(重量部) S:石膏配合量(重量部) n:石膏分散剤中の(メタ)アクリル酸
系モノマーから誘導された構成単位
の含有量(重量部) m:石膏分散剤中のポリアルキレングリ
コールモノ(メタ)アクリル酸エス
テル系モノマーから誘導された構成
単位の含有量(重量部) である〕 を満足するような量であり、 石膏と骨材の配合量割合は石膏100重量部に対
して骨材が10〜300重量部であり、 水の配合量は、石膏配合量に対して20〜80重量
%(但し、石膏として、α型半水石膏、β型半水
石膏、あるいは型無水石膏を用いる場合には、
水の配合量は、それぞれ20〜50重量%、35〜80重
量%、あるいは25〜55重量%であることが望まし
い)であり、 消泡剤の配合量は石膏と骨材との合計量に対し
て0.01〜1.0重量%であり、かつ、 石膏水性組成物のフロー値が150mm以上である
ことを特徴とするセルフレベリング性石膏水性組
成物からなるものである。 次に本発明を詳しく説明する。 本発明は、上記のようにポリアルキレングリコ
ール(メタ)アクリル酸エステル系モノマーから
誘導された構成単位と(メタ)アクリル酸系モノ
マーから誘導された構成単位とを含む(メタ)ア
クリル酸系コポリマーを主成分とする石膏分散剤
を用いるものであるが、該(メタ)アクリル酸系
コポリマーが、 一般式: 〔但し、R1は水素又はメチル基を表わし、R2は
炭素数2〜4個のアルキレン基を表わし、R3は
水素又は炭素数1〜5個のアルキル基を表わし、
pは5〜30の整数を表わす〕 で示されるポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマーから誘導され
た構成単位(イ)、 一般式: 〔但し、R4は水素又はメチル基を表わし、Xは
水素、一価アルカリ金属、二価アルカリ土類金
属、アンモニウム基もしくはトリエタノールアミ
ンより誘導される基などの有機アミン基を表わ
す〕 で示される(メタ)アクリル酸系モノマーから誘
導された構成単位(ロ)、および、 これらのモノマーと共重合可能なモノマーから
誘導された構成単位(ハ)を、(イ)を10〜95重量%、(ロ)
を90〜5重量%および(ハ)を0〜50重量%(但し、
(イ)、(ロ)および(ハ)の合計は100重量%である)の比
率で含有する(メタ)アクリル酸系コポリマーで
ある。 さらに好ましくは、該ポリアルキレングリコー
ルモノ(メタ)アクリル酸エステル系モノマーか
ら誘導された構成単位(イ)を50〜80重量%、および
該(メタ)アクリル酸系モノマーから誘導された
構成単位(ロ)を20〜50重量%(但し、両者の合計量
は100重量%である)の比率で含有する(メタ)
アクリル酸系コポリマーである。 上記の(メタ)アクリル酸系コポリマーは、次
の方法により製造することができる。 すなわち、一般式(): で示されるポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマー(以下、モノ
マー()という)、および、 一般式(): で示される(メタ)アクリル酸系モノマー(以
下、モノマー()という)、 〔ただし、一般式()と一般式()におい
て、R1、R2、R3、R4、X、およびpは前記と同
じ意味を表わす〕 とを所望の重量比にて共重合させることにより製
造することができる。 なお、上記の共重合に際して、使用する全モノ
マーの重量に対して、50重量%未満の量で、かつ
上記の(メタ)アクリル酸系コポリマーの水溶性
を妨害しない限り、上記モノマーと共重合が可能
なモノマー(以下、モノマー()という)を併
用することができる。 また、上記の共重合により得られたコポリマー
に酸基が含まれている場合には、これをアルカリ
により適宜中和して用いることもできる。 上記の(メタ)アクリル酸系コポリマーを得る
ために用いるモノマー()は、公知の方法で得
ることができる。そして、モノマー()の例と
しては、ポリエチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリブチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシプ
ロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、
メトキシポリブチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、エトキシポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、エトキシポリプロピレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、エトキ
シポリブチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ートなどを挙げることができ、これらの1種又は
2種以上を用いることができる。 また、モノマー()の例としては、アクリル
酸、メタアクリル酸並びにそれらの一価アルカリ
金属塩、二価アルカリ土類金属塩、アンモニウム
塩、およびトリエタノールアミン塩などの有機ア
ミン塩を挙げることができ、これらの1種又は2
種以上を用いることができる。 モノマー()は、モノマー()およびモノ
マー()と共重合可能なモノマーであり、この
モノマー()の例としては、炭素数1〜20個の
脂肪族アルコールと(メタ)アクリル酸とのエス
テル;(メタ)アクリルアミド;マレイン酸、フ
マル酸、あるいはこれらの酸と炭素数1〜20個の
脂肪族アルコールまたは炭素数2〜4個のグリコ
ールもしくはこれらのグリコールの付加モル数2
〜100のポリアルキレングリコールとのモノエス
テルあるいはジエステル;酢酸ビニル、酢酸プロ
ペニル等の酢酸アルケニルエステル;スチレン、
p―メチルスチレン、スチレンスルホン酸等の芳
香族ビニル;塩化ビニル、等を挙げることがで
き、これらの1種又は2種以上を用いることがで
きる。 前記(メタ)アクリル酸系コポリマーを製造す
るには、公知の方法により重合開始剤を用い前記
の各モノマー成分を共重合させればよい。共重合
は溶媒中での重合や塊状重合等の方法により行う
ことができる。 溶媒中での重合は回分式でも連続式でも行うこ
とができ、その際使用される溶媒としては、水;
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール等の低級アルコール;ベンゼン、
トルエン、キシレン、シクロヘキサン、n―ヘキ
サン等の芳香族あるいは脂肪族炭化水素;酢酸エ
チル;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
化合物等が挙げられる。原料モノマー及び得られ
る(メタ)アクリル酸系コポリマーの溶解性並び
に該コポリマーの使用時の便からは、水及び炭素
数1〜4個の低級アルコールよりなる群から選ば
れた少なくとも1種を用いることが好ましい。炭
素数1〜4個の低級アルコールの中でもメチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアル
コールが特に有利である。 水媒体中で重合を行なう場合には、重合開始剤
としてアンモニウム又はアルカリ金属の過硫酸塩
あるいは過酸化水素等の水溶性の重合開始剤が使
用される。この際、亜硫酸水素ナトリウム等の促
進剤を併用することもできる。また、低級アルコ
ール、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、酢酸エ
チルあるいはケトン化合物を溶媒とする重合に
は、ベンゾイルパーオキシドやラウロイルパーオ
キシド等のパーオキシド;クメンハイドロパーオ
キシド等のハイドロパーオキシド;アゾビスイソ
ブチロニトリル等の脂肪族アゾ化合物が重合開始
剤として用いられる。この際アミン化合物等の促
進剤を併用することもできる。更に、水―低級ア
ルコール混合溶媒を用いる場合には、上記の種種
の重合開始剤あるいは重合開始剤と促進剤の組合
せの中から適宜選択して用いることができる。重
合温度は、用いられる溶媒や重合開始剤により適
宜定められるが、通常0〜120℃の範囲内で行な
われる。 塊状重合は、重合開始剤としてベンゾイルパー
オキシドやラウロイルパーオキシド等のパーオキ
シド;クメンハイドロパーオキシド等のハイドロ
パーオキシド;アゾビスイソブチロニトリル等の
脂肪族アゾ化合物等を用い、50〜150℃の温度範
囲内で行われる。 このようにして得られた前記(メタ)アクリル
酸系コポリマーは、そのままでも石膏分散剤の主
成分として用いられるが、必要に応じて、更にア
ルカリ性物質で中和したのち、これを石膏分散剤
の主成分として用いてもよい。このようなアルカ
リ性物質としては、一価金属及び二価金属の水酸
化物、塩化物及び炭酸塩;アンモニア;有機アミ
ン等が好ましいものとして挙げられる。 また(メタ)アクリル酸系コポリマーの分子量
は広い範囲のものが使用できるが、500〜50000の
範囲内のものが好ましい。 (メタ)アクリル酸系コポリマーは、それぞれ
単独または各種の構造を有するコポリマー混合物
を石膏分散剤として使用することができる。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの石膏分散剤
は、前記のように本発明の石膏水性組成物中に 下記の式: 0.05≦A×(n/m)×100/S≦0.8 〔但し、A:石膏分散剤配合量(重量部) S:石膏配合量(重量部) n:石膏分散剤中の(メタ)アクリル酸
系モノマーから誘導された構成単位
の含有量(重量部) m:石膏分散剤中のポリアルキレングリ
コールモノ(メタ)アクリル酸エス
テル系モノマーから誘導された構成
単位の含有量(重量部) である〕 を満足するような量配合される。 すなわち、石膏分散剤の配合量が上記の式を満
足する関係にある場合に、セルフレベリング性石
膏水性組成物は、セルフレベリング性石膏水性組
成物として要求される高いフロー値、優れたセル
フレベリング性、そして水浮き現象の排除などに
おいて優れた特性を示す。なお、上記の式の上限
値は0.6以下であることが更に好ましい。 本発明の組成物に用い得る石膏には特に制限は
なく、たとえば、α型半水石膏、β型半水石膏、
型無水石膏等の各種の石膏を用いることができ
る。 また、本発明のセルフレベリング性石膏水性組
成物には更に、セメントが、石膏に対して40重量
%以内の量で含まれていてもよい。 一般に、カルボキシル基を有する分散剤は石膏
粒子上に強く吸着することによりこれらの粒子を
水中に有効に分散させる。しかしその強い吸着性
のために水和反応を妨げ、その結果、硬化を大き
く遅延させる傾向がある。 一方、本発明で用いる石膏分散剤では、主成分
である前記(メタ)アクリル酸系コポリマーは1
分子中にエチレンオキシド付加物という非イオン
性の親水基とアニオン性のカルボキシル基とを有
しており、前者の親水性及び立体障害によつて後
者の石膏粒子への吸着を抑制し、その結果、従来
のカルボキシル基を有する分散剤にくらべて凝結
遅延効果が少なく、かつ優れた分散性能を発揮す
るものと考えられる。しかしながら、この説明は
仮想的なものであり、これにより本発明の組成物
が何ら制限を受けるものではない。 本発明の必須成分の骨材は、形成された石膏硬
化体に強度を付与するために必要な成分である。
骨材は、石膏配合剤あるいはセメント配合剤とし
て周知であり、たとえば、川砂、山砂、標準砂、
ケイ砂、ケイ石粉、スラグ、炭酸カルシウムなど
を挙げることができる、また軽量化を目的とする
場合には木粉、パーライト、シラスバルーン、フ
ライアツシユなどを単独使用もしくは前記の砂な
どを併用する。 本発明の組成物に含有される消泡剤は、本発明
の水性組成物の混合調製時に混入する空気により
形成されやすい空気泡の抑制および破壊に有効で
あり、硬化物表面(床面)に高度の平滑性を必要
とする本発明のセルフレベリング性石膏水性組成
物にとつて実用上必須な成分である。消泡剤は、
アルコール系、脂肪酸エステル系、界面活性剤系
およびシリコーン系など各種のものが知られてお
り、本発明においては、それらの消泡剤から適宜
選択して用いることができる。消泡剤の配合量は
石膏と骨材との合計量に対して0.01〜1.0重量%
である。 本発明のセルフレベリング性石膏水性組成物に
は、さらに、粘度調整剤、膨張抑制剤、凝結調整
剤などが配合されていることが好ましい。 粘度調整剤としては、公知のメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、天然ゴム、ポリビニルアルコー
ル、各種の高分子エマルジヨンなどを用いること
ができる。粘度調整剤の使用量は、用いる物質お
よび所望の粘度により大きく変動する。従つて使
用量の規定は困難であるが、本発明のセルフレベ
リング性石膏水性組成物の粘度が600〜2000セン
チポイズ(B型粘度計による測定値)となるよう
な量で使用することが望ましい。 膨張抑制剤は石膏の硬化時に発生する膨張を抑
制する機能を有するもので、たとえばホウ砂、あ
るいは硫酸カリウム、硫酸ナトリウムのようなア
ルカリ金属硫酸塩が用いられる。また凝結調整剤
としては、各種のリン酸塩、各種のカルボン酸、
蛋白質などが利用される。 さらに、本発明のセルフレベリング性石膏水性
組成物の特性を妨げるものでない限り、他の一般
的な石膏水性組成物配合材料を配合することがで
きる。 本発明のセルフレベリング性石膏水性組成物は
平滑度の高い床面を、熟練を要さず形成させるた
めに必要な前記諸特性、すなわち、高いフロー
値、優れたセルフレベリング性、そして水浮き現
象の排除などにおいて優れた特性を示す。たとえ
ば、セルフレベリング性石膏水性組成物としての
実用性能を考慮した場合に必要な150mm以上のフ
ロー値が容易に得られ、また、180mm以上、さら
には200mm以上の高いフロー値の水性組成物が容
易に得られ、一方では水浮き現象は殆ど現われな
い。なお本発明において用いている『フロー値』
とは、フローコーン(塩化ビニル製パイプ:容積
約100ml、内径5.1cm×高さ4.75cm)を水平に置い
た塩化ビニル製板の上に置き、測定試料を流し込
み、直ちにフローコーンを取り去り、3分後の直
径(対角の二点)を測定した値を意味する。 また、本発明の石膏水性組成物は、混合調製し
た時点の高いフロー値が一定の時間(施工操作に
要する時間を想定、通常は30分間を基準とする)
経過後も余り低下することなく高いレベルにある
こと、すなわち、セルフレベリング性が高いこと
が大きな特徴である。すなわち、セルフレベリン
グ性が低い石膏水性組成物は、混合調製後、短時
間のうちに流動性が低下するため円滑な流し延べ
工法の実施が困難となり、また流延が可能であつ
ても、得られる床面には充分な平滑性が付与され
にくい。 本発明のセルフレベリング性石膏水性組成物の
セルフレベリング性について具体的に言えば、混
合調製した時点のフロー特性(F0)と、30分間
経過後のフロー特性(F30)の比(F30/F0:以下
SL値という)が、0.65以上、更には配合量を調
整することにより0.8以上のものが容易に得られ
る。このような高いSL値を有する石膏水性組成
物は、流し延べ操作が容易となる上、形成される
床面も高い平滑度を示すため、実用上非常に好ま
しいものである。なお本発明において用いている
『SL値』とは、次の方法により測定した値を意味
する。断面が長方形(横25mm×縦27mm)の長尺箱
状容器(長さ640mm)で、一方の端から150mmの位
置に『せき(上下可動仕切り)』を設けたものを
二本平行して配置したSL測定装置を用意し、そ
れぞれの容器の一方の側(短い側)に測定試料
100mlを入れる。一本の容器のせきは直ちに取り
外し、流れた試料の長さを測定する。この値を混
合調製した時点のフロー特性(F0)とする。他
の一本の容器のせきは30分後に取り外し、同じく
流れた試料の長さを測定する。この値を30分間経
過後のフロー特性(F30)とし、これらの値から
F30/F0を計算し、これをSL値とする。 次に本発明を、石膏分散剤の主成分である前記
(メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例および
石膏水性組成物の実施例、そして比較例により更
に詳しく説明する。なお、後に示す実施例および
比較例において石膏分散剤として用いた各コポリ
マーの番号は、以下の各製造例の番号に対応して
いる。 また以下において、特に記載のない場合には、
「部」は「重量部」、そして「%」は「重量%」を
意味する。また、n/mは、当該コポリマー中の
(メタ)アクリル酸系モノマーから誘導された構
成単位とポリエチレングリコール(メタ)アクリ
ル酸エステル系モノマーから誘導された構成単位
との含有割合(重量比)を表わす。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 1 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に水443部
を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、窒
素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数10個)140部、メタアクリル酸ナトリウム
60部及び水300部からなるモノマー混合容液と5
%過硫酸アンモニウム水溶液47.6部のそれぞれを
120分で添加し、添加終了後更に5%過硫酸アン
モニウム水溶液9.6部を20分間で添加した。上記
モノマー混合溶液の添加完結後、120分間95℃に
温度を保持して重合反応を完了させて、コポリマ
ー(1)〔n/m=3/7〕を得た。 このコポリマー(1)の40%水溶液のPHは7.1であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
345cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 2 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に水453部
を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、窒
素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数10個)160部、メタアクリル酸ナトリウム
40部及び水300部からなるモノマー混合溶液と5
%過硫酸アンモニウム水溶液38.9部のそれぞれを
120分で添加し、添加終了後更に5%過硫酸アン
モニウム水溶液7.8部を20分間で添加した。上記
モノマー混合溶液の添加完結後、120分間95℃に
温度を保持して重合反応を完了させて、コポリマ
ー(2)〔n/m=2/8〕を得た。 このコポリマー(2)の40%水溶液のPHは7.2であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
227cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 3 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器にイソプロ
ピルアルコール(以下、IPAと記す)―水共沸組
成物(IPA/水=87.4/12.6(重量比)、以下同じ)
485部を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換
し、窒素雰囲気内で沸点まで加熱した。次いでメ
トキシポリエチレングリコールモノメタアクリレ
ート(エチレンオキサイドの平均付加モル数9
個)131部、メタアクリル酸69部、ベンゾイルパ
ーオキシド4.5部、及びIPA―水共沸組成物300部
からなるモノマー混合物を120分で添加し、添加
終了後更に、0.9部のベンゾイルパーオキシドを
IPA―水共沸組成物10部に分散させたものを30分
毎に二回に分けて添加した。モノマー混合物の添
加完結後、120分間沸点に温度を保持して重合反
応を完了させた。その後水酸化ナトリウム水溶液
にて完全中和を行ない、IPAをを留去して、コポ
リマー(3)〔n/m=4/6〕を得た。 このコポリマー(3)の40%水溶液のPHは9.5であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
426cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 4 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、IPA―
水共沸組成物486部を仕込み、撹拌下に反応容器
内を窒素置換し、窒素雰囲気内で沸点まで加熱し
た。次いでメトキシポリエチレングリコールモノ
メタアクリレート(エチレンオキサイドの平均付
加モル数10個)148部、メタアクリル酸52部、ベ
ンゾイルパーオキシド3.6部、及びIPA―水共沸
組成物300部からなるモノマー混合物を120分で添
加し、添加終了後更に、0.7部のベンゾイルパー
オキシドをIPA―水共沸組成物10部に分散させた
ものを30分毎に二回に分けて添加した。モノマー
混合物の添加完結後、120分間沸点に温度を保持
して重合反応を完了させた。その後、水酸化カル
シウム22.4部を水201.6部に分散させた水酸化カ
ルシウム水分散液を添加し、IPAを留去して、コ
ポリマー(4)〔n/m=3/7〕を得た。 このコポリマー(4)の40%水溶液のPHは7.0であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
458cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 5 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、IPA―
水共沸組成物487部を仕込み、撹拌下に反応容器
内に窒素置換し、窒素雰囲気内で沸点まで加熱し
た。次いでメトキシポリエチレングリコールモノ
メタアクリレート(エチレンオキサイドの平均付
加モル数10個)166部、メタアクリル酸34部、ベ
ンゾイルパーオキシド2.9部、及びIPA―水共沸
組成物300部からなるモノマー混合物を120分で添
加し、添加終了後更に、0.6部のベンゾイルパー
オキシドをIPA―水共沸組成物10部に分散させた
ものを30分毎に二回に分けて添加した。モノマー
混合物の添加完結後、120分間沸点に温度を保持
して重合反応を完了させた。その後、水酸化カル
シウム14.6部を水131.7部に分散させた水酸化カ
ルシウム水分散液を添加し、IPAを留去して、コ
ポリマー(5)〔n/m=2/8〕を得た。 このコポリマー(5)の40%水溶液のPHは7.0であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
338cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 6 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、水427
部を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、
窒素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数5個)140部、メタアクリル酸ナトリウム
60部及び水300部からなるモノマー混合溶液と、
5%過硫酸アンモニウム水溶液62.0部とのそれぞ
れを120分間で添加し、添加終了後更に、5%過
硫酸アンモニウム水溶液10.9部を20分間で添加し
た。上記モノマー混合溶液の添加完結後、120分
間95℃に温度を保持して重合反応を完了させて、
コポリマー(6)〔n/m=3/7〕を得た。 このコポリマー(6)の40%水溶液のPHは7.0であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
286cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 7 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、水446
部を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、
窒素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数20個)160部、メタアクリル酸ナトリウム
40部及び水300部からなるモノマー混合溶液と、
5%過硫酸アンモニウム水溶液45.8部とのそれぞ
れを120分間で添加し、添加終了後更に、5%過
硫酸アンモニウム水溶液8.1部を20分間で添加し
た。上記モノマー混合溶液の添加完結後、120分
間95℃に温度を保持して重合反応を完了させて、
コポリマー(7)〔n/m=2/8〕を得た。 このコポリマー(7)の40%水溶液のPHは7.1であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
310cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 8 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、水
434.6部を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置
換し、窒素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数30個)140部、メタアクリル酸ナトリウム
60部及び水300部からなるモノマー混合溶液と、
5%過硫酸アンモニウム水溶液52.3部とのそれぞ
れを120分間で添加し、添加終了後更に、5%過
硫酸アンモニウム水溶液13.1部を20分間で添加し
た。上記モノマー混合溶液の添加完結後、120分
間95℃に温度を保持して重合反応を完了させて、
コポリマー(8)〔n/m=3/7〕を得た。 このコポリマー(8)の40%水溶液のPHは7.0であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
380cpsであつた。 (メタ)アクリル酸系コポリマーの製造例 9 温度計、撹拌機、滴下ロート、ガス導入管及び
還流冷却機を備えたガラス製反応容器に、水443
部を仕込み、撹拌下に反応容器内を窒素置換し、
窒素雰囲気内で95℃まで加熱した。 次いでメトキシポリエチレングリコールモノメ
タアクリレート(エチレンオキサイドの平均付加
モル数10個)140部、メタアクリル酸アンモニウ
ム60部及び水300部からなるモノマー混合溶液と
5%過硫酸アンモニウム水溶液47.6部とのそれぞ
れを120分間で添加し、添加終了後更に、5%過
硫酸アンモニウム水溶液9.6部を20分間で添加し
た。上記モノマー混合溶液の添加完結後、120分
間95℃に温度を保持して重合反応を完了させて、
コポリマー(9)〔n/m=3/7〕を得た。 このコポリマー(9)の40%水溶液のPHは7.0であ
り、粘度(B型粘度計、25℃、60rpmの測定)は
220cpsであつた。 実施例 1 次の配合組成からなる石膏水性組成物を調製し
た。 燐酸石膏(ブレーン値:2000〜2200) 70部 普通ポルトランドセメント 3部 骨材(新特6号ケイ砂:宇部電気化学(株)製)
30部 ホウ砂 0.2部 石膏分散剤〔コポリマー(1)n/m=3/7〕
第1表に示した量 粘度調整剤(ハイメトローズ#30000:信越化
学(株)製) 0.07部 消泡剤(SNデフオーマー14HP、アルコール
系非イオン界面活性剤60重量%とミクロシリカ
40重量%との混合物:サンノプコ(株)製)0.05部 消泡剤(フオーマスターPC、ポリアルキレン
グリコールポリエーテル系非イオン界面活性
剤:サンノプコ(株)製) 0.10部 硫酸カリウム 0.1部 水 約23部 上記の配合組成に従つて混合調製された石膏水
性組成物のフロー値およびSL値を測定して第1
表に示した。また、石膏水性組成物を流し延べ作
業における水浮き発生の有無も調べ、これも第1
表に示した。
【表】
実施例 2
実施例1において、石膏分散剤をコポリマー(2)
〔n/m=2/8〕に変え、その配合量を変動さ
せた以外は実施例1と同様に石膏水性組成物を調
製し、同様な測定を行なつた。得られた結果を第
2表に示す。
〔n/m=2/8〕に変え、その配合量を変動さ
せた以外は実施例1と同様に石膏水性組成物を調
製し、同様な測定を行なつた。得られた結果を第
2表に示す。
【表】
実施例 3
実施例1において、石膏分散剤をコポリマー(3)
〔n/m=4/6〕に変え、その配合量を変動さ
せた以外は実施例1と同様にして石膏水性組成物
を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結果
を第3表に示す。
〔n/m=4/6〕に変え、その配合量を変動さ
せた以外は実施例1と同様にして石膏水性組成物
を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結果
を第3表に示す。
【表】
比較例 1
実施例3において、石膏分散剤の配合量を1.5
部に変えた以外は実施例1と同様に石膏水性組成
物を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結
果を第4表に示す。
部に変えた以外は実施例1と同様に石膏水性組成
物を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結
果を第4表に示す。
【表】
実施例 4
実施例1において、石膏分散剤をコポリマー(4)
〔n/m=3/7〕に変え、その配合量を変動さ
せた以外は実施例1と同様に石膏水性組成物を調
製し、同様な測定を行なつた。得られた結果を第
5表に示す。
〔n/m=3/7〕に変え、その配合量を変動さ
せた以外は実施例1と同様に石膏水性組成物を調
製し、同様な測定を行なつた。得られた結果を第
5表に示す。
【表】
実施例 5
実施例1において、石膏分散剤をコポリマー(5)
〔n/m=2/8〕に変え、その配合量を変動さ
せた以外は実施例1と同様に石膏水性組成物を調
製し、同様な測定を行なつた。得られた結果を第
6表に示す。
〔n/m=2/8〕に変え、その配合量を変動さ
せた以外は実施例1と同様に石膏水性組成物を調
製し、同様な測定を行なつた。得られた結果を第
6表に示す。
【表】
比較例 2
実施例1において、石膏分散剤をポリアクリル
酸ナトリウム〔ホモポリマー、分子量約5000〕に
変え、その配合量を変動させた以外は実施例1と
同様に石膏水性組成物を調製し、同様な測定を行
なつた。得られた結果を第7表に示す。
酸ナトリウム〔ホモポリマー、分子量約5000〕に
変え、その配合量を変動させた以外は実施例1と
同様に石膏水性組成物を調製し、同様な測定を行
なつた。得られた結果を第7表に示す。
【表】
実施例 6
次の配合組成からなる石膏水性組成物を調製し
た。 燐酸石膏(実施例1と同じ) 100部 普通ポルトランドセメント 6部 骨材(新特5号ケイ砂:宇部電気化学(株)製)
70部 骨材(新特6号ケイ砂:宇部電気化学(株)製)
30部 ホウ砂 0.2部 石膏分散剤〔コポリマー(1)n/m=3/7〕
第8表に示した量 粘度調整剤(ハイメトローズ#30000:信越化
学(株)製) 0.07部 消泡剤(SNデフオーマー14HP、アルコール
系非イオン界面活性剤60重量%とミクロシリカ
40重量%との混合物:サンノプコ(株)製)0.05部 消泡剤(フオーマスターPC、ポリアルキレン
グリコールポリエーテル系非イオン界面活性
剤:サンノプコ(株)製) 0.10部 硫酸カリウム 0.1部 水 約40部 上記の石膏水性組成物については実施例1と同
様な測定を行なつた。得られた結果を第8表に示
す。
た。 燐酸石膏(実施例1と同じ) 100部 普通ポルトランドセメント 6部 骨材(新特5号ケイ砂:宇部電気化学(株)製)
70部 骨材(新特6号ケイ砂:宇部電気化学(株)製)
30部 ホウ砂 0.2部 石膏分散剤〔コポリマー(1)n/m=3/7〕
第8表に示した量 粘度調整剤(ハイメトローズ#30000:信越化
学(株)製) 0.07部 消泡剤(SNデフオーマー14HP、アルコール
系非イオン界面活性剤60重量%とミクロシリカ
40重量%との混合物:サンノプコ(株)製)0.05部 消泡剤(フオーマスターPC、ポリアルキレン
グリコールポリエーテル系非イオン界面活性
剤:サンノプコ(株)製) 0.10部 硫酸カリウム 0.1部 水 約40部 上記の石膏水性組成物については実施例1と同
様な測定を行なつた。得られた結果を第8表に示
す。
【表】
実施例 7
実施例1において、石膏分散剤をコポリマー(6)
〔n/m=3/7〕に変え、そしてその配合量を
変動させた以外は実施例1と同様に石膏水性組成
物を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結
果を第9表に示す。
〔n/m=3/7〕に変え、そしてその配合量を
変動させた以外は実施例1と同様に石膏水性組成
物を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結
果を第9表に示す。
【表】
実施例 8
実施例1において、石膏分散剤をコポリマー(7)
〔n/m=2/8〕に変え、そしてその配合量を
変動させた以外は実施例1と同様に石膏水性組成
物を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結
果を第10表に示す。
〔n/m=2/8〕に変え、そしてその配合量を
変動させた以外は実施例1と同様に石膏水性組成
物を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結
果を第10表に示す。
【表】
実施例 9
実施例1において、石膏分散剤をコポリマー(8)
〔n/m=3/7〕に変え、そしてその配合量を
変動させた以外は実施例1と同様に石膏水性組成
物を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結
果を第11表に示す。
〔n/m=3/7〕に変え、そしてその配合量を
変動させた以外は実施例1と同様に石膏水性組成
物を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結
果を第11表に示す。
【表】
実施例 10
実施例1において、石膏分散剤をコポリマー(9)
〔n/m=3/7〕に変え、そしてその配合量を
変動させた以外は実施例1と同様に石膏水性組成
物を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結
果を第12表に示す。
〔n/m=3/7〕に変え、そしてその配合量を
変動させた以外は実施例1と同様に石膏水性組成
物を調製し、同様な測定を行なつた。得られた結
果を第12表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 石膏、骨材、石膏分散剤、消泡剤および水を
含有する石膏水性組成物であつて、 石膏分散材が、 一般式: 〔但し、R1は水素又はメチル基を表わし、R2は
炭素数2〜4個のアルキレン基を表わし、R3は
水素又は炭素数1〜5個のアルキル基を表わし、
pは5〜30の整数を表わす〕 で示されるポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマーから誘導され
た構成単位(イ)、 一般式: 〔但し、R4は水素又はメチル基を表わし、Xは
水素、一価アルカリ金属、二価アルカリ土類金
属、アンモニウム基もしくはトリエタノールアミ
ンより誘導される基を表わす〕 で示される(メタ)アクリル酸系モノマーから誘
導された構成単位(ロ)、および、 これらのモノマーと共重合可能なモノマーから
誘導された構成単位(ハ)を、 (イ)を10〜95重量%、(ロ)を90〜5重量%および(ハ)
を0〜50重量%(但し、(イ)、(ロ)および(ハ)の合計は
100重量%である)の比率で含有する(メタ)ア
クリル酸系コポリマーであり、 石膏分散材の配合量は、下記の式: 0.05≦A×(n/m)×100/S≦0.8 〔但し、A:石膏分散剤配合量(重量部) S:石膏配合量(重量部) n:石膏分散材中の(メタ)アクリル
酸系モノマーから誘導された構成
単位の含有量(重量部) m:石膏分散材中のポリアルキレング
リコールモノ(メタ)アクリル酸
エステル系モノマーから誘導され
た構成単位の含有量(重量部) である〕 を満足するような量であり、 石膏と骨材の配合量割合は石膏100重量部に対
して骨材が10〜300重量部であり、 水の配合量は、石膏配合量に対して20〜80重量
%であり、 消泡剤の配合量は石膏と骨材との合計量に対し
て0.01〜1.0重量%であり、かつ、 石膏水性組成物のフロー値が150mm以上である
ことを特徴とするセルフレベリング性石膏水性組
成物。 2 さらに、セメントを石膏に対して40重量%以
内の量で含有することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のセルフレベリング性石膏水性組成
物。 3 さらに、粘度調整剤、膨張抑制剤および凝結
調整剤を含有することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のセルフレベリング性石膏水性組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58075874A JPS59203742A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | セルフレベリング性石膏水性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58075874A JPS59203742A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | セルフレベリング性石膏水性組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59203742A JPS59203742A (ja) | 1984-11-17 |
| JPS641426B2 true JPS641426B2 (ja) | 1989-01-11 |
Family
ID=13588850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58075874A Granted JPS59203742A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | セルフレベリング性石膏水性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59203742A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013137400A1 (ja) | 2012-03-14 | 2013-09-19 | 東邦化学工業株式会社 | 石膏用分散剤 |
| WO2013137402A1 (ja) | 2012-03-14 | 2013-09-19 | 東邦化学工業株式会社 | 石膏用分散剤 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS61266340A (ja) * | 1985-05-18 | 1986-11-26 | 清水建設株式会社 | 石膏系流し延べ床材用組成物及びその施工法 |
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Also Published As
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| JPS59203742A (ja) | 1984-11-17 |
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