JPS643975B2 - - Google Patents
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- JPS643975B2 JPS643975B2 JP9498280A JP9498280A JPS643975B2 JP S643975 B2 JPS643975 B2 JP S643975B2 JP 9498280 A JP9498280 A JP 9498280A JP 9498280 A JP9498280 A JP 9498280A JP S643975 B2 JPS643975 B2 JP S643975B2
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- JP
- Japan
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- napped
- resin
- fibers
- base fabric
- raised
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は接着性に優れ、抜け毛が少なく立毛品
位の良好な毛皮様の立毛繊維構造物の製造方法に
関する。
位の良好な毛皮様の立毛繊維構造物の製造方法に
関する。
さらに詳しくは、概して数10mm程度の立毛長さ
の立毛を多数有していて、ミンクなどの高級天然
毛皮によく近似した、人工毛皮として最適に用い
られる毛皮様の立毛繊維構造物の製造方法に関す
るものである。
の立毛を多数有していて、ミンクなどの高級天然
毛皮によく近似した、人工毛皮として最適に用い
られる毛皮様の立毛繊維構造物の製造方法に関す
るものである。
[従来技術]
従来、立毛を有する繊維構造物としては、パイ
ル織、パイル編、タフテイング、スライバーニツ
テイングによるものなどが知られている。また、
これらの技術を利用し毛皮調の立毛構造物を得る
試みが行なわれている。
ル織、パイル編、タフテイング、スライバーニツ
テイングによるものなどが知られている。また、
これらの技術を利用し毛皮調の立毛構造物を得る
試みが行なわれている。
しかし、これらのいわゆる立毛製品は、
立毛成分の繊維が束状に規則正しく植えられ
ているため、地割れしやすく立毛根元の地組織
が見えやすく、またパイルが束状に集束しやす
い、 ミンク毛皮のような刺毛とうぶ毛の2層構造
が得られにくい、 動物毛皮調の立毛先端の尖鋭化が困難、 立毛の平行性が悪く立毛どうしがからみやす
い、 などの欠点を有する。
ているため、地割れしやすく立毛根元の地組織
が見えやすく、またパイルが束状に集束しやす
い、 ミンク毛皮のような刺毛とうぶ毛の2層構造
が得られにくい、 動物毛皮調の立毛先端の尖鋭化が困難、 立毛の平行性が悪く立毛どうしがからみやす
い、 などの欠点を有する。
[発明が解決しようとする課題]
本発明者らは、既に、これらの欠点が改善され
外観や風合が天然毛皮に近似した立毛構造物、お
よび特にニードルパンチングによるその製造方法
について提案した。
外観や風合が天然毛皮に近似した立毛構造物、お
よび特にニードルパンチングによるその製造方法
について提案した。
しかしながら、ニードルパンチング技術を利用
した前記毛皮調立毛構造物は、立毛繊維が基体に
交絡することなく貫入しているのみであり、立毛
が抜けやすいという欠点を有していた。
した前記毛皮調立毛構造物は、立毛繊維が基体に
交絡することなく貫入しているのみであり、立毛
が抜けやすいという欠点を有していた。
本発明者らはこれらの点につき検討した結果、
立毛品位が良好で抜け毛の問題が実際上、非常に
少ない立毛構造物を得る方法を見出し、本発明に
至つたものである。
立毛品位が良好で抜け毛の問題が実際上、非常に
少ない立毛構造物を得る方法を見出し、本発明に
至つたものである。
[課題を解決するための手段]
すなわち、本発明の毛皮様の立毛繊維構造物の
製造方法は、多数の立毛繊維が基布から立毛して
なる立毛繊維構造物の製造に際し、基布表面側に
立毛繊維が配されてなる繊維構造物の基布裏面に
低接着力の樹脂を付与して後、該樹脂の存在下で
前記立毛繊維の立毛操作を行ない、しかる後、前
記低接着力の樹脂の少なくとも一部を除去する処
理を行ない、次いで高接着力の樹脂を基布裏面に
付与することを特徴とする毛皮様の立毛繊維構造
物の製造方法である。
製造方法は、多数の立毛繊維が基布から立毛して
なる立毛繊維構造物の製造に際し、基布表面側に
立毛繊維が配されてなる繊維構造物の基布裏面に
低接着力の樹脂を付与して後、該樹脂の存在下で
前記立毛繊維の立毛操作を行ない、しかる後、前
記低接着力の樹脂の少なくとも一部を除去する処
理を行ない、次いで高接着力の樹脂を基布裏面に
付与することを特徴とする毛皮様の立毛繊維構造
物の製造方法である。
上記した本発明の立毛繊維構造物の製造方法に
おいて、より天然の毛皮ライク感を強調する上
で、立毛が、太い繊度の繊維と細い繊度の繊維か
らなるものであることが好ましく、さらに、該太
い繊度の繊維が、細い繊度の繊維より長いもので
あることが好ましい。
おいて、より天然の毛皮ライク感を強調する上
で、立毛が、太い繊度の繊維と細い繊度の繊維か
らなるものであることが好ましく、さらに、該太
い繊度の繊維が、細い繊度の繊維より長いもので
あることが好ましい。
[作用]
以下、さらに詳しく本発明について説明をす
る。
る。
本発明の方法が適用され得る基布裏面に樹脂付
与をされる前の繊維構造物としては、特に限定さ
れるものではないが、立毛操作すなわち針布など
による起毛操作や毛割りブラツシング操作により
立毛繊維のループやからみを解除し、立毛を引き
出し、引きそろえられることが可能なものであつ
て、かつ立毛繊維間の拘束力が弱く、いわゆる基
布裏面に樹脂パツキングをしないと立毛操作中に
抜け毛が著しいような構造体に適用することがで
き、立毛を構成する繊維群と基布とからなるもの
である必要がある。そのような繊維構造物は、基
布を用いないときには、耐抜け毛性の十分なもの
が得られ難く、その場合、もし耐抜け毛性を十分
なものにしようとするならば極めて粗硬な基体と
ならざるを得なかつたり、さらに製品化後におい
て立毛層と基体の区別もつけ難いような製品とな
つてしまうという不都合がある。
与をされる前の繊維構造物としては、特に限定さ
れるものではないが、立毛操作すなわち針布など
による起毛操作や毛割りブラツシング操作により
立毛繊維のループやからみを解除し、立毛を引き
出し、引きそろえられることが可能なものであつ
て、かつ立毛繊維間の拘束力が弱く、いわゆる基
布裏面に樹脂パツキングをしないと立毛操作中に
抜け毛が著しいような構造体に適用することがで
き、立毛を構成する繊維群と基布とからなるもの
である必要がある。そのような繊維構造物は、基
布を用いないときには、耐抜け毛性の十分なもの
が得られ難く、その場合、もし耐抜け毛性を十分
なものにしようとするならば極めて粗硬な基体と
ならざるを得なかつたり、さらに製品化後におい
て立毛層と基体の区別もつけ難いような製品とな
つてしまうという不都合がある。
本発明に用いられ得る上記構造体の例として
は、本発明者らが先に提案をした特願昭54−
138146号に記載のものの他、基布の上に立毛繊維
となるウエブやスライバ様のものを配したものか
ら起毛立毛せしめたものなどにも適用することが
できる。また、本発明において立毛繊維構造物と
しては立毛が5mm程度から数10mm程度と比較的長
く密な毛皮調構造体が適している。また、立毛を
構成する繊維としては、少なくとも一部は実質的
にカールやケン縮のないものを用いるのがよいも
のである。
は、本発明者らが先に提案をした特願昭54−
138146号に記載のものの他、基布の上に立毛繊維
となるウエブやスライバ様のものを配したものか
ら起毛立毛せしめたものなどにも適用することが
できる。また、本発明において立毛繊維構造物と
しては立毛が5mm程度から数10mm程度と比較的長
く密な毛皮調構造体が適している。また、立毛を
構成する繊維としては、少なくとも一部は実質的
にカールやケン縮のないものを用いるのがよいも
のである。
たとえば、繊維構造物が、立毛繊維と基布とで
構成されているもので、特に立毛が、太い繊度の
繊維と細い繊度の繊維からなるもの、さらにその
場合、太い繊度の繊維が細い繊度の繊維よりも長
い立毛繊維構造物は、天然毛皮のうちでもより高
級なものとして好まれるミンク調を呈し得る利点
がある。代表的には立毛が、基布とは独立にかつ
基布を貫通して植毛されている、たとえばニード
ルパンチ植毛やスライバーニツテイング植毛によ
る立毛繊維構造物を原材料とした加工に本発明は
優れた効果を発揮するものである。
構成されているもので、特に立毛が、太い繊度の
繊維と細い繊度の繊維からなるもの、さらにその
場合、太い繊度の繊維が細い繊度の繊維よりも長
い立毛繊維構造物は、天然毛皮のうちでもより高
級なものとして好まれるミンク調を呈し得る利点
がある。代表的には立毛が、基布とは独立にかつ
基布を貫通して植毛されている、たとえばニード
ルパンチ植毛やスライバーニツテイング植毛によ
る立毛繊維構造物を原材料とした加工に本発明は
優れた効果を発揮するものである。
このような構造体に実用レベルの接着性を有す
る樹脂を直ちに付与して、十分な接着力を有する
状態下で起毛・立毛させる場合、起毛に対する抵
抗が強いため起毛性・立毛性が悪く、立毛が切断
したり、カールを生ぜしめ品位が悪化する問題を
有する。特に、立毛繊維として尖鋭端を有する繊
維を使用した場合や、実質的にケン縮のない繊維
を用いた場合には、これらの品位の悪化が視覚上
著しく目立つという欠点を有し、このような欠点
は外観や見ばえが生命である本発明製品の分野で
は致命的なものとなつてしまう。
る樹脂を直ちに付与して、十分な接着力を有する
状態下で起毛・立毛させる場合、起毛に対する抵
抗が強いため起毛性・立毛性が悪く、立毛が切断
したり、カールを生ぜしめ品位が悪化する問題を
有する。特に、立毛繊維として尖鋭端を有する繊
維を使用した場合や、実質的にケン縮のない繊維
を用いた場合には、これらの品位の悪化が視覚上
著しく目立つという欠点を有し、このような欠点
は外観や見ばえが生命である本発明製品の分野で
は致命的なものとなつてしまう。
一方、樹脂を付与せずに立毛操作を行なつた場
合には、操作中に抜け毛、落毛が著しく、立毛密
度や均一性の点で問題がある。また、当然のこと
ながら低接着力の樹脂を使用した場合、立毛品位
の良好な立毛構造物は得られるが接着力が十分で
なく実用には耐え得ない。
合には、操作中に抜け毛、落毛が著しく、立毛密
度や均一性の点で問題がある。また、当然のこと
ながら低接着力の樹脂を使用した場合、立毛品位
の良好な立毛構造物は得られるが接着力が十分で
なく実用には耐え得ない。
このような点から本発明においては、基布の裏
面に低接着、易除去性の樹脂を付与し立毛操作を
行なつた後、樹脂を除去する処理を行ない、次い
で、本接着という意味で基布裏面に対し高接着力
の樹脂を付与することを特徴とする。ここで、低
接着性の樹脂を除去する操作を行なわず第2の樹
脂を付与しても、本発明の十分な接着性は得られ
ないことが多いのである。
面に低接着、易除去性の樹脂を付与し立毛操作を
行なつた後、樹脂を除去する処理を行ない、次い
で、本接着という意味で基布裏面に対し高接着力
の樹脂を付与することを特徴とする。ここで、低
接着性の樹脂を除去する操作を行なわず第2の樹
脂を付与しても、本発明の十分な接着性は得られ
ないことが多いのである。
本発明において、低接着性、易除去性の樹脂と
しては特に限定されるものではないが、接着力が
立毛糸あるいは立毛繊維の強力以下、好ましくは
強力の2/3以下であり、後の処理により容易に溶
解、分解あるいは分散除去可能なものが良い。こ
れらの例としては、水溶性の各種接着剤、たとえ
ば、でんぷん系、カルボキシメチルセルローズな
どセルローズ誘導体系、アルギン酸ソーダ、ポリ
アクリル酸ソーダ、ポリビニルアルコール、たん
白系接着剤、水溶性ポリエステルなどがあげられ
る。
しては特に限定されるものではないが、接着力が
立毛糸あるいは立毛繊維の強力以下、好ましくは
強力の2/3以下であり、後の処理により容易に溶
解、分解あるいは分散除去可能なものが良い。こ
れらの例としては、水溶性の各種接着剤、たとえ
ば、でんぷん系、カルボキシメチルセルローズな
どセルローズ誘導体系、アルギン酸ソーダ、ポリ
アクリル酸ソーダ、ポリビニルアルコール、たん
白系接着剤、水溶性ポリエステルなどがあげられ
る。
その他、非反応型で有機溶剤などに容易に溶解
するものも用いることができる。
するものも用いることができる。
反応型、熱硬化型のものについては樹脂の除去
が容易でなくなるので好ましくない。
が容易でなくなるので好ましくない。
また、接着力については、繊維素材や付与方
法、付与濃度によりコントロールできるので、接
着力の点で樹脂を限定されるものではない。
法、付与濃度によりコントロールできるので、接
着力の点で樹脂を限定されるものではない。
これらの樹脂は、立毛構造物の基布裏面に任意
の付与方法、たとえば各種コーテイング法、スプ
レー法、浸漬法などにより付与することができ
る。
の付与方法、たとえば各種コーテイング法、スプ
レー法、浸漬法などにより付与することができ
る。
本発明において、これらの樹脂を付与し、立毛
の抜け毛強力が立毛糸あるいは立毛繊維の強力以
下、好ましくは2/3以下であれば(ここで立毛が
多成分の場合、立毛製品として表層部を形成する
太い繊維の強力をいう)立毛操作において起毛
性・立毛性が良好であり、立毛品位も切断やカー
ルがなく良好となる。
の抜け毛強力が立毛糸あるいは立毛繊維の強力以
下、好ましくは2/3以下であれば(ここで立毛が
多成分の場合、立毛製品として表層部を形成する
太い繊維の強力をいう)立毛操作において起毛
性・立毛性が良好であり、立毛品位も切断やカー
ルがなく良好となる。
次いで、樹脂を除去する操作を行なう。これは
樹脂を溶解、分解あるいは分散させうる液中で処
理することにより行なわれる。水溶性樹脂を使用
した場合には水洗・湯洗操作により樹脂を除去す
る。樹脂の除去は十分に行なうことが望ましい
が、必ずしも完全に除去する必要はなく、付着樹
脂の大部分が除去される条件下であればよい。
樹脂を溶解、分解あるいは分散させうる液中で処
理することにより行なわれる。水溶性樹脂を使用
した場合には水洗・湯洗操作により樹脂を除去す
る。樹脂の除去は十分に行なうことが望ましい
が、必ずしも完全に除去する必要はなく、付着樹
脂の大部分が除去される条件下であればよい。
次に、高接着性の樹脂を付与する。この樹脂は
望ましくは柔軟で接着性が良く、耐久性のあるも
のから選ばれる。該樹脂は熱可塑性、熱硬化性い
ずれの場合も使用可能であり、たとえば、アクリ
ル酸エステル系、NBR、SBRなどの合成ゴム
系、エチレン−酢ビ系、ポリウレタン系、弾性ポ
リエステル系、弾性ポリアミド系などの樹脂を用
いることができる。これらの樹脂は、溶液あるい
はエマルジヨンなどの状態で用いられる。
望ましくは柔軟で接着性が良く、耐久性のあるも
のから選ばれる。該樹脂は熱可塑性、熱硬化性い
ずれの場合も使用可能であり、たとえば、アクリ
ル酸エステル系、NBR、SBRなどの合成ゴム
系、エチレン−酢ビ系、ポリウレタン系、弾性ポ
リエステル系、弾性ポリアミド系などの樹脂を用
いることができる。これらの樹脂は、溶液あるい
はエマルジヨンなどの状態で用いられる。
これらの樹脂の付与方法は、任意であるが、樹
脂は立毛の根元に浸透させる必要がある。一方、
立毛面への過剰の浸透は立毛品位・風合を悪化さ
せるので好ましくなく、樹脂の浸透をコントロー
ルすることは本発明の効果を十分発揮させる上で
も重要である。
脂は立毛の根元に浸透させる必要がある。一方、
立毛面への過剰の浸透は立毛品位・風合を悪化さ
せるので好ましくなく、樹脂の浸透をコントロー
ルすることは本発明の効果を十分発揮させる上で
も重要である。
接着力は、立毛繊維構造物の素材、形態、樹
脂、付与方法などにより大きく変わるが、立毛の
糸あるいは繊維強力と同等以上の接着力あるいは
約20g/1本当り以上の接着力を有するのが望ま
しい。
脂、付与方法などにより大きく変わるが、立毛の
糸あるいは繊維強力と同等以上の接着力あるいは
約20g/1本当り以上の接着力を有するのが望ま
しい。
樹脂を付与した後は必要に応じて、さらに、染
色、仕上げ剤付与などの浴中処理、ブラツシン
グ、ポリシングなどの立毛表面処理を行なうこと
ができる。
色、仕上げ剤付与などの浴中処理、ブラツシン
グ、ポリシングなどの立毛表面処理を行なうこと
ができる。
[実施例]
以下、実施例にて本発明を説明する。
なお、抜け毛強力は引張り試験機を用いて立毛
単繊維を垂直方向に引き抜いたときの強力を測定
し10本の平均値で示した。
単繊維を垂直方向に引き抜いたときの強力を測定
し10本の平均値で示した。
実施例 1
A 両端尖鋭化繊維の製造
特開昭54−38922号公報に記載の方法により、
両端尖鋭化ポリブチレンテレフタレート繊維20
デニール、40mmと、5デニール、25mmを作成し
た。
両端尖鋭化ポリブチレンテレフタレート繊維20
デニール、40mmと、5デニール、25mmを作成し
た。
B 立毛構造物の製造
前記20デニール、40mmの両端尖鋭化繊維40重
量%と、5デニール、25mm60重量%(いずれも
実質的にケン縮を有さないもの)をエアーを用
いて十分開繊ミツクスした。基布としてポリエ
ステル(65%)/綿(35%)混ブロード(目
付:95g/m2)上に前記繊維層を約1000g/m2
となるように形成させ、オルガン針(株)製フエル
ト針FPD−1型#36の針を用いて針深度10mm、
パンチング本数250本/cm2の条件下でニードル
パンチングした。
量%と、5デニール、25mm60重量%(いずれも
実質的にケン縮を有さないもの)をエアーを用
いて十分開繊ミツクスした。基布としてポリエ
ステル(65%)/綿(35%)混ブロード(目
付:95g/m2)上に前記繊維層を約1000g/m2
となるように形成させ、オルガン針(株)製フエル
ト針FPD−1型#36の針を用いて針深度10mm、
パンチング本数250本/cm2の条件下でニードル
パンチングした。
C 樹脂バツキング
得られたフエルト状物は、表面が絡合度の比
較的低いフエルト状であり、裏面は基布を貫通
して短い毛がランダムに出ているものであつ
た。さらに、該裏面の毛を電気バリカンを用い
て1mm長さに剪毛操作を行なつた。この面に
CMC系糊剤(サンローズPN05A)5%水溶液
を500g/m2の割合で塗布し60℃で乾燥した。
次いで表面をハンドカードを用いて起毛した。
起毛性・立毛性は良好であり、余剰繊維を除去
して外観・風合がミンク毛皮調のものを得た。
較的低いフエルト状であり、裏面は基布を貫通
して短い毛がランダムに出ているものであつ
た。さらに、該裏面の毛を電気バリカンを用い
て1mm長さに剪毛操作を行なつた。この面に
CMC系糊剤(サンローズPN05A)5%水溶液
を500g/m2の割合で塗布し60℃で乾燥した。
次いで表面をハンドカードを用いて起毛した。
起毛性・立毛性は良好であり、余剰繊維を除去
して外観・風合がミンク毛皮調のものを得た。
この構造物の抜け毛強力は5g/1本当り
(太い繊維)であつた。
(太い繊維)であつた。
この構造物を98℃の熱湯で3回湯を交換して
糊抜きを行ない60℃で乾燥した。
糊抜きを行ない60℃で乾燥した。
次いで、水溶性ウレタン(大日本インキ化学
製“ハイドランHW−311”)を用い、増粘剤と
して“プライマルASE−60”(ロームアンドハ
ース社)を用いて、2000センチポイズに増粘し
たものを塗布し100℃で乾燥した。表面をブラ
ツシング後、得られた立毛構造物はミンク毛皮
調の外観・風合であり、風合は柔軟で、かつ抜
け毛強力は38g/1本当り(太い繊維)と良好
であつた。
製“ハイドランHW−311”)を用い、増粘剤と
して“プライマルASE−60”(ロームアンドハ
ース社)を用いて、2000センチポイズに増粘し
たものを塗布し100℃で乾燥した。表面をブラ
ツシング後、得られた立毛構造物はミンク毛皮
調の外観・風合であり、風合は柔軟で、かつ抜
け毛強力は38g/1本当り(太い繊維)と良好
であつた。
比較例 1
実施例1Bで得た立毛構造物の裏面を剪毛後、
水溶性ウレタン(ハイドランHW−311)を実施
例1と同様に付与した。表面をハンドカードで起
毛したところ、起毛に対する抵抗が大きく立毛に
カールが切断がみられ、品位が著しく劣るものと
なつた。
水溶性ウレタン(ハイドランHW−311)を実施
例1と同様に付与した。表面をハンドカードで起
毛したところ、起毛に対する抵抗が大きく立毛に
カールが切断がみられ、品位が著しく劣るものと
なつた。
比較例 2
実施例1において、水溶性糊剤の糊抜きを行な
うことなく水溶性ウレタンを同様に付与した場
合、抜け毛強力は16g/1本当りと十分でなく、
またウレタン樹脂の浸透が不十分のためか、抜け
毛強力のバラツキが大きく、手で触つただけでも
落毛するものがかなり認められた。
うことなく水溶性ウレタンを同様に付与した場
合、抜け毛強力は16g/1本当りと十分でなく、
またウレタン樹脂の浸透が不十分のためか、抜け
毛強力のバラツキが大きく、手で触つただけでも
落毛するものがかなり認められた。
実施例 2
実施例1において、水溶性ウレタン樹脂の代わ
りにアクリル系樹脂“プライマルTR−934”(ロ
ームアンドハース社)を用いて加工した。得られ
たミンク調毛皮構造物は風合は柔軟で、かつ抜け
毛強力も30g/1本当りと良好であつた。
りにアクリル系樹脂“プライマルTR−934”(ロ
ームアンドハース社)を用いて加工した。得られ
たミンク調毛皮構造物は風合は柔軟で、かつ抜け
毛強力も30g/1本当りと良好であつた。
実施例 3
実施例1において、水溶性ウレタン樹脂の代わ
りに溶液系ウレタン樹脂“クリスボン8316”(大
日本インキ(株)製)を用いて乾式凝固加工した。立
毛の抜け毛強力は42g/1本当りと良好であつ
た。
りに溶液系ウレタン樹脂“クリスボン8316”(大
日本インキ(株)製)を用いて乾式凝固加工した。立
毛の抜け毛強力は42g/1本当りと良好であつ
た。
[発明の効果]
以上述べた通りの本発明の毛皮様の立毛繊維構
造物の製造方法によれば、耐抜け毛性が良好な立
毛繊維構造物が得られる。
造物の製造方法によれば、耐抜け毛性が良好な立
毛繊維構造物が得られる。
本発明の製造方法によれば、弱い接着力のもと
で立毛操作を施すものであるため、立毛繊維を切
断してしまうことやカールを生ぜしめてしまう等
の不都合がなく立毛品位の良好なものを得ること
ができる。
で立毛操作を施すものであるため、立毛繊維を切
断してしまうことやカールを生ぜしめてしまう等
の不都合がなく立毛品位の良好なものを得ること
ができる。
また、本発明の製造方法では、2段階の樹脂付
与を行なうため、それぞれの樹脂に最適な役割を
負わすことができ、第2の樹脂としては接着性が
高ければよく、その他には樹脂種類や塗布方法な
ど特別に限定されず、たとえば柔軟な樹脂を選択
することにより基布が軟らかい、人工毛皮として
最適な立毛繊維構造物を得ることができる。
与を行なうため、それぞれの樹脂に最適な役割を
負わすことができ、第2の樹脂としては接着性が
高ければよく、その他には樹脂種類や塗布方法な
ど特別に限定されず、たとえば柔軟な樹脂を選択
することにより基布が軟らかい、人工毛皮として
最適な立毛繊維構造物を得ることができる。
Claims (1)
- 1 多数の立毛繊維が基布から立毛してなる立毛
繊維構造物の製造に際し、基布表面側に立毛繊維
が配されてなる繊維構造物の基布裏面に低接着力
の樹脂を付与して後、該樹脂の存在下で基布表面
側において前記立毛繊維の立毛操作を行ない、し
かる後、前記低接着力の樹脂の少なくとも一部を
除去する処理を行ない、次いで高接着力の樹脂を
基布裏面に付与することを特徴とする毛皮様の立
毛繊維構造物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9498280A JPS5721571A (en) | 1980-07-14 | 1980-07-14 | Production of raised fiber structure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9498280A JPS5721571A (en) | 1980-07-14 | 1980-07-14 | Production of raised fiber structure |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5721571A JPS5721571A (en) | 1982-02-04 |
| JPS643975B2 true JPS643975B2 (ja) | 1989-01-24 |
Family
ID=14125101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9498280A Granted JPS5721571A (en) | 1980-07-14 | 1980-07-14 | Production of raised fiber structure |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5721571A (ja) |
-
1980
- 1980-07-14 JP JP9498280A patent/JPS5721571A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5721571A (en) | 1982-02-04 |
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