JPS646210B2 - - Google Patents
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- JPS646210B2 JPS646210B2 JP5673980A JP5673980A JPS646210B2 JP S646210 B2 JPS646210 B2 JP S646210B2 JP 5673980 A JP5673980 A JP 5673980A JP 5673980 A JP5673980 A JP 5673980A JP S646210 B2 JPS646210 B2 JP S646210B2
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- polymerization
- particle size
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
本発明は重合体微粒子の製造方法に関し、さら
に詳しくは、メタクリル酸メチル重合体またはメ
タクリル酸メチルとアクリル酸アルキル共重合体
の微粒子の製造方法に関する。 メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル樹
脂は、塊状重合法あるいは懸濁重合法により製造
され、その優れた耐候性、卓越した透明性の故に
広い用途を有している。 そして近年アクリル樹脂の加工技術の進歩に伴
ない、従来よりの成形品、押出し板、パイプ等の
一般的な用途にとゞまらず、例えば、フイルタ
ー、気泡発生常用多孔体等重合体微粒子が必要と
される用途も散見される。さらに、このような重
合体微粒子には、例えば、メタクリル酸メチル等
の単量体に溶解して鋳型重合用のシラツプの調
製、有機溶剤に溶解しての表面被覆剤の調製、あ
るいは粘度指数向上を目的とした潤滑油添加剤等
の用途が期待される。 これ等の用途においては重合体微粒子の粒径の
分布、混在する不純物等は製品の品質および加工
工程に大きい影響を有しており、フイルターの場
合ビーズ粒径が細いほど、ビーズ間の空隙が小さ
くなり、フイルターとしての効果が増大し、ま
た、鋳込連合、表面コーテイングの際、ビーズの
溶媒への溶解速度がビーズ粒径により大きく影響
され、ビーズ粒径が1/2になると溶解速度が十数
倍に増加して、作業時間が短縮される。 これらのことから微細な重合体微粒子が種々な
用途から要望されるにいたつた。従来より知られ
ている微細な重合体微粒子の製造方法としては、
溶融した重合物を気体中、あるいは液体中に微小
粒子として噴霧し固化する方法があるが、これは
余分な加工工程を必要とし非常なコスト高とな
る。そして、通常の懸濁重合法では平均粒径
100μ以上のものしか得られない、また、乳化重
合法による場合得られる重合体は通常1μ以下の
粒径を有しているが、多くの場合この微粉状の粒
子は凝集していて、単一の粒子として得ることは
困難である。さらに、乳化重合法では後処理工
程、熟成工程等が必要とされる。 本発明者らは微細なアクリル系重合体微粒子を
得ることを目的として、鋭意研究した結果、少量
のポリビニルアルコールと少量のアニオン界面活
性剤および適量の電解質を用いることにより、通
常の乳化重合法における如き後処理工程を必要と
せず、一般の懸濁重合法では得られない平均粒径
の重合体微粒子を高収率で得ることを見出して、
本発明に至つた。さらに本発明の方法によれば、
通常の乳化重合法において必要とされる後処理工
程を必要とせず、得られた重合体微粒子の凝集は
ほとんど認められない。 即ち、本発明はメタクリル酸メチル100〜80重
量%と炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリ
ル酸アルキル0〜20重量%よりなる単量体混合物
を水性媒体中で重合するに際し、主として水100
重量部、重合度1000〜3000、ケン化度80%以上の
ポリビニルアルコール0.01〜0.3重量部、アニオ
ン界面活性剤0.001〜0.1重量部および水に可溶な
電解質0.1〜2.0重量部よりなる水性媒体を使用す
ることを特徴とする重合体微粒子の製造方法であ
る。 本発明の方法で使用可能な単量体としては、メ
タクリル酸メチルおよびメタクリル酸メチルとこ
れに共重合可能な炭素数1〜8のアルキル基を有
するアクリル酸アルキルとの単量体混合物があげ
られる。かゝる炭素数1〜8のアルキル基を有す
るアクリル酸アルキルの中で、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸n―ブチルが
とくに好ましく、また、これらを混合して使用す
ることもできる。 単量体組成は目的に応じて広く選ぶことができ
るが、硬質の重合体微粒子を目的とする場合はメ
タクリル酸メチル100〜80重量%、アクリル酸ア
ルキル0〜20重量%が好ましい。 本発明の方法では従来より公知の連鎖移動剤を
使用することも可能であり、かゝる連鎖移動剤と
してはn―ドデシルメルカプタン、n―オクチル
メルカプタン、n―ブチルメルカプタン等のメル
カプタン類がある。 さらに、本発明の方法では架橋性単量体を使用
することも可能であり、かゝる架橋性単量体の種
類としては、ジビニルベンゼン、アクリルアクリ
レート、ポリエチレングリコールジアクリレート
類、ポリエチレングリコールジメタクリレート
類、があげられ、かゝる架橋性単量体は通常3重
量%近の量が好ましく使用できる。 本発明の方法で使用する水性媒体は主としてポ
リビニルアルコール、アニオン界面活性剤と水に
可溶な電解質を含むものである。ポリビニルアル
コールとアニオン界面活性剤のみの使用では、生
成した重合体微粒子中への凝集した粒子の混入が
多くなり、ポリビニルアルコールと電解質のみの
使用で、アニオン界面活性剤を除くと、重合体微
粒子の粒径が大きくなり、目的とする微細な重合
体微粒子が得られない。 本発明で言うポリビニルアルコールとは、重合
度1000〜3000、ケン化度80%以上のものが好まし
い。重合度が3000より高くなると、得られる重合
体微粒子の粒径が大きくなり、目的とする微細な
重合体微粒子が得られない。重合度が1000未満で
は、重合安定性が低下し、生成した重合体微粒子
の粒子形状が不揃いになり、異形の重合体微粒子
が混入する。また、ケン化度が80%未満ではポリ
ビニルアルコールの水への溶解度が低下し、重合
安定剤としての効果が減少するばかりでなく、生
成した重合体微粒子中にポリビニルアルコールが
残留し、着色の原因となる。ポリビニルアルコー
ルの使用量は水100重量部に対して0.01重量部か
ら0.3重量部であり、好ましくは0.05〜0.15重量部
である。 ポリビニルアルコールの添加量が0.3重量部を
越えると生成した重合体微粒子からポリビニルア
ルコールを洗い去ることが困難となり、残留した
ポリビニルアルコールは生成物の品質を低下させ
る。また、0.01重量部以下になると重合安定剤と
しての作用が低下し、生成する重合体微粒子が凝
集してブロツク状物を生じる。 アニオン界面活性剤としては、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、
2―ブチルオクチルベンゼンスルホン酸のナトリ
ウム塩およびカリウム塩、イソプロピルナフタリ
ンスルホン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、
β―ナフタリンスルホン酸のナトリウム塩および
カリウム塩、ジオクチルスルホコハク酸のナトリ
ウム塩およびカリウム塩、ジオクチルスルホサク
シン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、ラウリ
ル硫酸のナトリウム塩およびカリウム塩、ステア
リン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、オレイ
ン酸のナトリウム塩およびカリウム塩等が含まれ
るが、特にドデシルベンゼンスルホン酸のナトリ
ウム塩およびカリウム塩、β―ナフタリンスルホ
ン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、ラウリル
硫酸のナトリウム塩およびカリウム塩が好ましく
使用される。その使用量は水100重量部に対して
0.001〜0.1重量部、好ましくは0.01〜0.05重量部
である。使用量が0.1重量部より多くなると、凝
集した重合物の混入が多くなるとともに、重合体
微粒子の形状が悪くなり、逆に0.001%以下にな
ると、重合体微粒子の粒径が大きく不均一とな
り、目的とする微細な重合体微粒子は得られな
い。水に可溶な電解質としては塩化ナトリウム、
塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化リチウム、
硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硝酸ナトリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリ
ウム、臭化カリウム等が使用できるが、特に塩化
ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウムが好
ましく適量として、水100重量部に対して0.1〜
2.0重量部、好ましくは0.3〜1.0重量部である。使
用量が2.0重量部より多くなると、ポリビニルア
ルコールの水への溶解度が低下し、生成する重合
物が固化してブロツク状になる場合があり、逆に
0.1重量部未満になると生成する重合体微粒子の
粒径分布が広く、かつ微粉状の粒子の凝集物が混
入する。 本発明の方法では、水の単量体に対する重量比
は1.0〜5.0の範囲で変化できるが、均一性の高い
微細な重合体微粒子を得るには、2.0〜3.0の比が
好ましい。 本発明の方法は公知の懸濁重合と同様に単量体
と水性媒体を70〜120℃の温度で2〜10時間、好
ましくは3〜6時間撹拌重合することにより実施
することができる。重合雰囲気として、大気ある
いは窒素雰囲気どちらでも良いが、窒素雰囲気下
の方が重合率向上の面からより好ましい。また重
合系の圧力は、大気圧でも良く、必要に応じて加
圧してもよい。 重合開始剤として、公知の油溶性の遊離基重合
開始剤、例えばベンゾイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド等の有機過酸化物;アゾビ
スイソブチロニトリル等のアゾ系開始剤;もしく
は、ベンゾイルパーオキサイドとジメチルアニリ
ン系等のレドツクス開始剤;を使用することがで
きる。 かくして、本発明の方法によれば、直径10〜
150μを有する粒子の混合物となり、平均粒径40
〜100μの範囲に於て任意の粒径のかつ粒径の均
一性の高い重合体微粒子を製造することができ
る。また、従来の懸濁重合では重合安定性の低下
から、連鎖移動剤なしでの重合、すなわち高重合
度のポリマーを得ること、あるいは架橋剤の添加
による重合、すなわち三次元ポリマーを得ること
は困難であつたが、本発明の方法では連鎖移動剤
がなくても、あるいは少量の架橋剤共存下でも、
重合体微粒子径、重合安定性に何ら変化を及ぼす
ことなく、任意の粒径の重合体微粒子の製造が可
能である。 以下実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例中の部数はすべて重量部である。 実施例 1 内容積50のステンレススチール製耐圧反応槽
に純水300部と、それぞれ種々な部数のポリビニ
ルアルコール(分子量2000、ケン化度85%)、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、塩化ナト
リウムを仕込んで撹拌溶解し、次いでメタクリル
酸メチル100部、ラウロイルパーオキサイド0.5
部、n―ドデシルメルカプタン0.2部の混合液を
添加して、撹拌回転数を100r.p.m.に保持し、反
応槽内の空気を窒素により置換した後、反応槽ジ
ヤケツトを温水で加熱して系の温度を80℃に保つ
て2時間重合した。次いで90℃で1.5時間後重合
を行ない、水洗乾燥して種々な粒径の粒子を得
た。結果を表1に示す。粒径分布、平均粒径は顕
微鏡写真による。
に詳しくは、メタクリル酸メチル重合体またはメ
タクリル酸メチルとアクリル酸アルキル共重合体
の微粒子の製造方法に関する。 メタクリル酸メチルを主成分とするアクリル樹
脂は、塊状重合法あるいは懸濁重合法により製造
され、その優れた耐候性、卓越した透明性の故に
広い用途を有している。 そして近年アクリル樹脂の加工技術の進歩に伴
ない、従来よりの成形品、押出し板、パイプ等の
一般的な用途にとゞまらず、例えば、フイルタ
ー、気泡発生常用多孔体等重合体微粒子が必要と
される用途も散見される。さらに、このような重
合体微粒子には、例えば、メタクリル酸メチル等
の単量体に溶解して鋳型重合用のシラツプの調
製、有機溶剤に溶解しての表面被覆剤の調製、あ
るいは粘度指数向上を目的とした潤滑油添加剤等
の用途が期待される。 これ等の用途においては重合体微粒子の粒径の
分布、混在する不純物等は製品の品質および加工
工程に大きい影響を有しており、フイルターの場
合ビーズ粒径が細いほど、ビーズ間の空隙が小さ
くなり、フイルターとしての効果が増大し、ま
た、鋳込連合、表面コーテイングの際、ビーズの
溶媒への溶解速度がビーズ粒径により大きく影響
され、ビーズ粒径が1/2になると溶解速度が十数
倍に増加して、作業時間が短縮される。 これらのことから微細な重合体微粒子が種々な
用途から要望されるにいたつた。従来より知られ
ている微細な重合体微粒子の製造方法としては、
溶融した重合物を気体中、あるいは液体中に微小
粒子として噴霧し固化する方法があるが、これは
余分な加工工程を必要とし非常なコスト高とな
る。そして、通常の懸濁重合法では平均粒径
100μ以上のものしか得られない、また、乳化重
合法による場合得られる重合体は通常1μ以下の
粒径を有しているが、多くの場合この微粉状の粒
子は凝集していて、単一の粒子として得ることは
困難である。さらに、乳化重合法では後処理工
程、熟成工程等が必要とされる。 本発明者らは微細なアクリル系重合体微粒子を
得ることを目的として、鋭意研究した結果、少量
のポリビニルアルコールと少量のアニオン界面活
性剤および適量の電解質を用いることにより、通
常の乳化重合法における如き後処理工程を必要と
せず、一般の懸濁重合法では得られない平均粒径
の重合体微粒子を高収率で得ることを見出して、
本発明に至つた。さらに本発明の方法によれば、
通常の乳化重合法において必要とされる後処理工
程を必要とせず、得られた重合体微粒子の凝集は
ほとんど認められない。 即ち、本発明はメタクリル酸メチル100〜80重
量%と炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリ
ル酸アルキル0〜20重量%よりなる単量体混合物
を水性媒体中で重合するに際し、主として水100
重量部、重合度1000〜3000、ケン化度80%以上の
ポリビニルアルコール0.01〜0.3重量部、アニオ
ン界面活性剤0.001〜0.1重量部および水に可溶な
電解質0.1〜2.0重量部よりなる水性媒体を使用す
ることを特徴とする重合体微粒子の製造方法であ
る。 本発明の方法で使用可能な単量体としては、メ
タクリル酸メチルおよびメタクリル酸メチルとこ
れに共重合可能な炭素数1〜8のアルキル基を有
するアクリル酸アルキルとの単量体混合物があげ
られる。かゝる炭素数1〜8のアルキル基を有す
るアクリル酸アルキルの中で、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸n―ブチルが
とくに好ましく、また、これらを混合して使用す
ることもできる。 単量体組成は目的に応じて広く選ぶことができ
るが、硬質の重合体微粒子を目的とする場合はメ
タクリル酸メチル100〜80重量%、アクリル酸ア
ルキル0〜20重量%が好ましい。 本発明の方法では従来より公知の連鎖移動剤を
使用することも可能であり、かゝる連鎖移動剤と
してはn―ドデシルメルカプタン、n―オクチル
メルカプタン、n―ブチルメルカプタン等のメル
カプタン類がある。 さらに、本発明の方法では架橋性単量体を使用
することも可能であり、かゝる架橋性単量体の種
類としては、ジビニルベンゼン、アクリルアクリ
レート、ポリエチレングリコールジアクリレート
類、ポリエチレングリコールジメタクリレート
類、があげられ、かゝる架橋性単量体は通常3重
量%近の量が好ましく使用できる。 本発明の方法で使用する水性媒体は主としてポ
リビニルアルコール、アニオン界面活性剤と水に
可溶な電解質を含むものである。ポリビニルアル
コールとアニオン界面活性剤のみの使用では、生
成した重合体微粒子中への凝集した粒子の混入が
多くなり、ポリビニルアルコールと電解質のみの
使用で、アニオン界面活性剤を除くと、重合体微
粒子の粒径が大きくなり、目的とする微細な重合
体微粒子が得られない。 本発明で言うポリビニルアルコールとは、重合
度1000〜3000、ケン化度80%以上のものが好まし
い。重合度が3000より高くなると、得られる重合
体微粒子の粒径が大きくなり、目的とする微細な
重合体微粒子が得られない。重合度が1000未満で
は、重合安定性が低下し、生成した重合体微粒子
の粒子形状が不揃いになり、異形の重合体微粒子
が混入する。また、ケン化度が80%未満ではポリ
ビニルアルコールの水への溶解度が低下し、重合
安定剤としての効果が減少するばかりでなく、生
成した重合体微粒子中にポリビニルアルコールが
残留し、着色の原因となる。ポリビニルアルコー
ルの使用量は水100重量部に対して0.01重量部か
ら0.3重量部であり、好ましくは0.05〜0.15重量部
である。 ポリビニルアルコールの添加量が0.3重量部を
越えると生成した重合体微粒子からポリビニルア
ルコールを洗い去ることが困難となり、残留した
ポリビニルアルコールは生成物の品質を低下させ
る。また、0.01重量部以下になると重合安定剤と
しての作用が低下し、生成する重合体微粒子が凝
集してブロツク状物を生じる。 アニオン界面活性剤としては、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、
2―ブチルオクチルベンゼンスルホン酸のナトリ
ウム塩およびカリウム塩、イソプロピルナフタリ
ンスルホン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、
β―ナフタリンスルホン酸のナトリウム塩および
カリウム塩、ジオクチルスルホコハク酸のナトリ
ウム塩およびカリウム塩、ジオクチルスルホサク
シン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、ラウリ
ル硫酸のナトリウム塩およびカリウム塩、ステア
リン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、オレイ
ン酸のナトリウム塩およびカリウム塩等が含まれ
るが、特にドデシルベンゼンスルホン酸のナトリ
ウム塩およびカリウム塩、β―ナフタリンスルホ
ン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、ラウリル
硫酸のナトリウム塩およびカリウム塩が好ましく
使用される。その使用量は水100重量部に対して
0.001〜0.1重量部、好ましくは0.01〜0.05重量部
である。使用量が0.1重量部より多くなると、凝
集した重合物の混入が多くなるとともに、重合体
微粒子の形状が悪くなり、逆に0.001%以下にな
ると、重合体微粒子の粒径が大きく不均一とな
り、目的とする微細な重合体微粒子は得られな
い。水に可溶な電解質としては塩化ナトリウム、
塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化リチウム、
硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硝酸ナトリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリ
ウム、臭化カリウム等が使用できるが、特に塩化
ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウムが好
ましく適量として、水100重量部に対して0.1〜
2.0重量部、好ましくは0.3〜1.0重量部である。使
用量が2.0重量部より多くなると、ポリビニルア
ルコールの水への溶解度が低下し、生成する重合
物が固化してブロツク状になる場合があり、逆に
0.1重量部未満になると生成する重合体微粒子の
粒径分布が広く、かつ微粉状の粒子の凝集物が混
入する。 本発明の方法では、水の単量体に対する重量比
は1.0〜5.0の範囲で変化できるが、均一性の高い
微細な重合体微粒子を得るには、2.0〜3.0の比が
好ましい。 本発明の方法は公知の懸濁重合と同様に単量体
と水性媒体を70〜120℃の温度で2〜10時間、好
ましくは3〜6時間撹拌重合することにより実施
することができる。重合雰囲気として、大気ある
いは窒素雰囲気どちらでも良いが、窒素雰囲気下
の方が重合率向上の面からより好ましい。また重
合系の圧力は、大気圧でも良く、必要に応じて加
圧してもよい。 重合開始剤として、公知の油溶性の遊離基重合
開始剤、例えばベンゾイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド等の有機過酸化物;アゾビ
スイソブチロニトリル等のアゾ系開始剤;もしく
は、ベンゾイルパーオキサイドとジメチルアニリ
ン系等のレドツクス開始剤;を使用することがで
きる。 かくして、本発明の方法によれば、直径10〜
150μを有する粒子の混合物となり、平均粒径40
〜100μの範囲に於て任意の粒径のかつ粒径の均
一性の高い重合体微粒子を製造することができ
る。また、従来の懸濁重合では重合安定性の低下
から、連鎖移動剤なしでの重合、すなわち高重合
度のポリマーを得ること、あるいは架橋剤の添加
による重合、すなわち三次元ポリマーを得ること
は困難であつたが、本発明の方法では連鎖移動剤
がなくても、あるいは少量の架橋剤共存下でも、
重合体微粒子径、重合安定性に何ら変化を及ぼす
ことなく、任意の粒径の重合体微粒子の製造が可
能である。 以下実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例中の部数はすべて重量部である。 実施例 1 内容積50のステンレススチール製耐圧反応槽
に純水300部と、それぞれ種々な部数のポリビニ
ルアルコール(分子量2000、ケン化度85%)、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、塩化ナト
リウムを仕込んで撹拌溶解し、次いでメタクリル
酸メチル100部、ラウロイルパーオキサイド0.5
部、n―ドデシルメルカプタン0.2部の混合液を
添加して、撹拌回転数を100r.p.m.に保持し、反
応槽内の空気を窒素により置換した後、反応槽ジ
ヤケツトを温水で加熱して系の温度を80℃に保つ
て2時間重合した。次いで90℃で1.5時間後重合
を行ない、水洗乾燥して種々な粒径の粒子を得
た。結果を表1に示す。粒径分布、平均粒径は顕
微鏡写真による。
【表】
上記実施例1―1〜1―9の重合体微粒子各5
gをクロロホルム95gに溶解したところ、すべて
完全溶解し、溶液の透明性は良好であつた。 実施例 2 純水350部、ポリビニルアルコール(分子量
3000、ケン化度95%)、0.35部、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム0.08部、塩化カルシウム
1.7部を反応槽に仕込んで撹拌溶解し、次いでメ
タクリル酸メチル60部、アクリル酸メチル10部、
ラウロイルパーオキサイド0.35部、n―ドデシル
メルカプタン0.2部の混合液を添加した。以下実
施例1と同様の方法で重合を完結させた。得られ
た微細な粒子は20〜125μの粒径分布を持ち、平
均粒径83μであつた。乳化重合物、異形ポリマー
は含まれていなかつた。 実施例 3 純水250部、ポリビニルアルコール(分子量
1250、ケン化度90%)0.6部、ラウリル硫酸ナト
リウム0.15部、塩化ナトリウム0.7部を反応槽に
仕込んで撹拌溶解し、次いでメタクリル酸メチル
100部、アクリル酸メチル25部、ラウロイルパー
オキサイド0.75部の混合液を添加した。以下実施
例1と同様の方法で重合を完結させた。得られた
粒子は20〜130μの分布で、平均粒径89μであり、
連鎖移動剤無添加でも粒径、重合安定性に何ら影
響はなく、また凝集物、異形重合体は含まれてい
なかつた。 実施例 4 純水250部、ポリビニルアルコール(分子量
2500、ケン化度80%)0.15部、β―ナフタリンス
ルホン酸ナトリウム0.025部、塩化ナトリウム3.0
部を反応槽に仕込んで撹拌溶解し、次いでメタク
リル酸メチル113部、アクリル酸エチル12部、ラ
ウロイルパーオキサイド0.6部、アリルアクリレ
ート1.25部の混合液を添加した。以下実施例1と
同様の方法で重合した。得られた微細な粒子は15
〜105μの分布で、平均粒径65μであつた。架橋剤
の添加にもかかわらずビーズ粒径、重合安定性に
何ら変化を及ぼすことなく、かつまた凝集物、異
形重合体は含まれていなかつた。得られたビーズ
5gをクロロホルム95gに溶解したところ、完全
にゲル化して溶解しなかつた。この架橋重合体微
粒子の特異な用途として通常のアクリルビーズ80
重量%と、得られた架橋ポリマービーズ20重量%
を混合し、押出し板を試作したところ、光が乱反
射し装飾用照明ルーバーとして特徴のあるものが
得られた。 実施例 5 純水300部、ポリビニルアルコール(分子量
2000、ケン化度95%)0.06部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム0.006部、硫酸ナトリウム
0.5部を反応槽に仕込んで撹拌溶解し、次いでメ
タクリル酸メチル95部、アクリル酸n―ブチル5
部、ベンゾイルパーオキサイド0.7部、n―ドデ
シルメルカプタン0.2部の混合液を添加して、撹
拌回転数を120r.p.m.に保持し、反応槽内の空気
を窒素により置換した後、反応槽ジヤケツトを温
水で加熱して系の温度を75℃に保つて3時間重合
した。次いで95℃で1.5時間後重合した。得られ
た微細な重合体微粒子を水洗乾燥し、顕微鏡写真
により粒径分布を測定したところ15〜95μの分布
を持ち、平均粒径56μであつた。乳化重合物、異
形重合物は含まれていなかつた。 実施例 6 純水240部、ポリビニルアルコール(分子量
2500、ケン化度90%)0.24部、β―ナフタリンス
ルホン酸ナトリウム0.15部、塩化カルシウム0.48
部を反応槽に仕込んで撹拌溶解し、次いでメタク
リル酸メチル144部、アクリル酸メチル8部、ア
クリル酸n―ブチル8部、ラウロイルパーオキサ
イド0.8部、n―ドデシルメルカプタン0.25部の
混合液を添加した。以下実施例5と同様の方法で
重合を完結した。得られたポリマービーズは10〜
140μの分布を持ち、平均粒径93μであつた。乳化
重合物、異形重合物は含まれていなかつた。
gをクロロホルム95gに溶解したところ、すべて
完全溶解し、溶液の透明性は良好であつた。 実施例 2 純水350部、ポリビニルアルコール(分子量
3000、ケン化度95%)、0.35部、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム0.08部、塩化カルシウム
1.7部を反応槽に仕込んで撹拌溶解し、次いでメ
タクリル酸メチル60部、アクリル酸メチル10部、
ラウロイルパーオキサイド0.35部、n―ドデシル
メルカプタン0.2部の混合液を添加した。以下実
施例1と同様の方法で重合を完結させた。得られ
た微細な粒子は20〜125μの粒径分布を持ち、平
均粒径83μであつた。乳化重合物、異形ポリマー
は含まれていなかつた。 実施例 3 純水250部、ポリビニルアルコール(分子量
1250、ケン化度90%)0.6部、ラウリル硫酸ナト
リウム0.15部、塩化ナトリウム0.7部を反応槽に
仕込んで撹拌溶解し、次いでメタクリル酸メチル
100部、アクリル酸メチル25部、ラウロイルパー
オキサイド0.75部の混合液を添加した。以下実施
例1と同様の方法で重合を完結させた。得られた
粒子は20〜130μの分布で、平均粒径89μであり、
連鎖移動剤無添加でも粒径、重合安定性に何ら影
響はなく、また凝集物、異形重合体は含まれてい
なかつた。 実施例 4 純水250部、ポリビニルアルコール(分子量
2500、ケン化度80%)0.15部、β―ナフタリンス
ルホン酸ナトリウム0.025部、塩化ナトリウム3.0
部を反応槽に仕込んで撹拌溶解し、次いでメタク
リル酸メチル113部、アクリル酸エチル12部、ラ
ウロイルパーオキサイド0.6部、アリルアクリレ
ート1.25部の混合液を添加した。以下実施例1と
同様の方法で重合した。得られた微細な粒子は15
〜105μの分布で、平均粒径65μであつた。架橋剤
の添加にもかかわらずビーズ粒径、重合安定性に
何ら変化を及ぼすことなく、かつまた凝集物、異
形重合体は含まれていなかつた。得られたビーズ
5gをクロロホルム95gに溶解したところ、完全
にゲル化して溶解しなかつた。この架橋重合体微
粒子の特異な用途として通常のアクリルビーズ80
重量%と、得られた架橋ポリマービーズ20重量%
を混合し、押出し板を試作したところ、光が乱反
射し装飾用照明ルーバーとして特徴のあるものが
得られた。 実施例 5 純水300部、ポリビニルアルコール(分子量
2000、ケン化度95%)0.06部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム0.006部、硫酸ナトリウム
0.5部を反応槽に仕込んで撹拌溶解し、次いでメ
タクリル酸メチル95部、アクリル酸n―ブチル5
部、ベンゾイルパーオキサイド0.7部、n―ドデ
シルメルカプタン0.2部の混合液を添加して、撹
拌回転数を120r.p.m.に保持し、反応槽内の空気
を窒素により置換した後、反応槽ジヤケツトを温
水で加熱して系の温度を75℃に保つて3時間重合
した。次いで95℃で1.5時間後重合した。得られ
た微細な重合体微粒子を水洗乾燥し、顕微鏡写真
により粒径分布を測定したところ15〜95μの分布
を持ち、平均粒径56μであつた。乳化重合物、異
形重合物は含まれていなかつた。 実施例 6 純水240部、ポリビニルアルコール(分子量
2500、ケン化度90%)0.24部、β―ナフタリンス
ルホン酸ナトリウム0.15部、塩化カルシウム0.48
部を反応槽に仕込んで撹拌溶解し、次いでメタク
リル酸メチル144部、アクリル酸メチル8部、ア
クリル酸n―ブチル8部、ラウロイルパーオキサ
イド0.8部、n―ドデシルメルカプタン0.25部の
混合液を添加した。以下実施例5と同様の方法で
重合を完結した。得られたポリマービーズは10〜
140μの分布を持ち、平均粒径93μであつた。乳化
重合物、異形重合物は含まれていなかつた。
Claims (1)
- 1 メタクリル酸メチル100〜80重量%と炭素数
1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキル
0〜20重量%よりなる単量体混合物を水性媒体中
で重合するに際し、主として水100重量部、重合
度1000〜3000、ケン化度80%以上のポリビニルア
ルコール0.01〜0.3重量部、アニオン界面活性剤
0.001〜0.1重量部および水に可溶な電解質0.1〜
2.0重量部よりなる水性媒体を使用することを特
徴とする重合体微粒子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5673980A JPS56152812A (en) | 1980-04-28 | 1980-04-28 | Production of fine polymer particle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5673980A JPS56152812A (en) | 1980-04-28 | 1980-04-28 | Production of fine polymer particle |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56152812A JPS56152812A (en) | 1981-11-26 |
| JPS646210B2 true JPS646210B2 (ja) | 1989-02-02 |
Family
ID=13035888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5673980A Granted JPS56152812A (en) | 1980-04-28 | 1980-04-28 | Production of fine polymer particle |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56152812A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04118310U (ja) * | 1991-04-08 | 1992-10-22 | 正文 清水 | 土嚢における土砂の袋詰め具 |
| JPH07149326A (ja) * | 1993-11-25 | 1995-06-13 | Diatex Co Ltd | 収納袋における内容物充填時の開口作業方法及びその開口保持具 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03257171A (ja) * | 1990-03-07 | 1991-11-15 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 導電性成型物及びその製造方法 |
| KR100659455B1 (ko) * | 2004-11-09 | 2006-12-19 | 주식회사 엘지화학 | 염화비닐수지용 첨가제 및 이를 포함하는 염화비닐계 수지 조성물 |
| JP4613808B2 (ja) * | 2005-12-06 | 2011-01-19 | 住友化学株式会社 | 微細メタクリル樹脂粒子の製造方法 |
| JP5879174B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2016-03-08 | 積水化成品工業株式会社 | 樹脂粒子およびその製造方法、並びにその樹脂粒子を用いた多孔性樹脂成形体の製造方法 |
-
1980
- 1980-04-28 JP JP5673980A patent/JPS56152812A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04118310U (ja) * | 1991-04-08 | 1992-10-22 | 正文 清水 | 土嚢における土砂の袋詰め具 |
| JPH07149326A (ja) * | 1993-11-25 | 1995-06-13 | Diatex Co Ltd | 収納袋における内容物充填時の開口作業方法及びその開口保持具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56152812A (en) | 1981-11-26 |
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