JPS646531B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS646531B2 JPS646531B2 JP56054910A JP5491081A JPS646531B2 JP S646531 B2 JPS646531 B2 JP S646531B2 JP 56054910 A JP56054910 A JP 56054910A JP 5491081 A JP5491081 A JP 5491081A JP S646531 B2 JPS646531 B2 JP S646531B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thickness
- deposited film
- capacitor
- double
- electrical insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
本発明は、両面金属化紙よりなる電極とプラス
チツクフイルムのみよりなる誘電体とを積層巻回
してなるコンデンサ素子に絶縁油を含浸してなる
コンデンサにおいて、コンデンサの難燃化に効果
を発揮するリン酸エステル化合物を有する電気絶
縁油を含浸してなるコンデンサの改良に関する。 箔タイプのコンデンサをはじめ、電気絶縁油を
充填してなる機器について、難燃性が叫ばれ、従
来の可燃性電気絶縁油に代わり、耐熱性に優れた
リン酸エステル化合物を有する電気絶縁油の適用
が行われつつある。 ところが、リン酸エステル化合物を有する電気
絶縁油は、電気絶縁油中に含まれている水分の影
響を受けて加水分解し、強酸性のリン酸を生成
し、このリン酸が電気機器を構成する種々の材料
に悪影響を及ぼす。 リン酸エステルが加水分解し、リン酸が生成さ
れる反応は、水分の含有量が多いほど、また温度
が高いほど促進される。したがつてリン酸エステ
ル化合物を有する電気絶縁油を実用に供するため
には、電気絶縁油中に存在する水分量を少なくす
ること、および電気機器内がたとえそれが極部的
なものであるにせよ異常な温度上昇が発生しない
ように細心の注意を払うこと、以上の二点が重要
な問題となる。 ところが、本発明の関するところの、両面金属
化紙よりなる電極とプラスチツクフイルムのみよ
りなる誘電体とを積層巻回してなるコンデンサ素
子に絶縁油を含浸してなるコンデンサにおいて
は、長所であるところの、誘電体の弱点部におけ
る自己回復作用があるため、自己回復部の部分的
な温度上昇は避けることができないこと、および
電極紙ならびに電気絶縁油中の水分の完全除去は
事実上不可能なことから、従来のアルミニウムの
場合には250Å以上、亜鉛の場合には700Å以上の
蒸着膜が、メタリコン金属接着部、容量形成部を
問わず一定に蒸着された両面金属化紙を用いて構
成されたコンデンサでは、自己回復作用時の極部
的な温度上昇のため、リン酸エステル化合物を有
する電気絶縁油の適用は不可能であつた。 そこで本発明者は、容量形成部の蒸着膜厚を薄
くすると、自己回復時のエネルギーが小さくな
り、極部的な温度上昇も小さくなることに注目
し、容量形成部の蒸着膜厚を変化させて、リン酸
エステル化合物を有する電気絶縁油を含浸したコ
ンデンサを試作し、これらの特性を調べたとこ
ろ、容量形成部の蒸着膜厚がアルミニウムの場合
には100〜200Å、亜鉛の場合には250〜500Åであ
れば、自己回復作用が発生しても、リン酸の発生
は少量であり、コンデンサの特性を悪化させるこ
となく安定した特性のコンデンサが得られること
を見出した。 本発明は、メタリコン金属との接着部の蒸着膜
厚を、従来のメタリコン接着部、容量形成部を問
わず一定である蒸着膜厚以上であるところの、ア
ルミニウム蒸着膜の場合には250Å以上、亜鉛蒸
着膜の場合には700Å以上とし、容量形成部の蒸
着膜厚を、アルミニウム蒸着膜の場合には100〜
200Å、亜鉛蒸着膜の場合には250〜500Åとする
ことによつて、リン酸エステル化合物を有する電
気絶縁油を含浸しても、安定な特性を有するコン
デンサを提供するものである。 以下、本発明の実施例を図面をもとに詳細に説
明する。 図は、本発明の実施例のコンデンサの巻回軸を
含む面での断面図の一部を模式的に示したもので
あり、1は厚さ5μmのポリプロピレンフイルム
(誘電体)、2は両面金属化紙よりなる電極、3は
メタリコン金属との接着部の蒸着膜、4は容量形
成部の蒸着膜、5はメタリコン金属層である。 次の表1はアルミニウム蒸着膜を用い、メタリ
コン金属接着部の蒸着膜厚を300Å一定とし、容
量形成部の蒸着膜厚の異なる、図に示す構成のコ
ンデンサ素子を20μFとなるように各10個作成し、
ジアリルエタン49%、トリクレジールホスフエー
ト50%、他に少量の添加剤を加えた、10PPMの
水分を含む電気絶縁油を含浸し試料としたもの
に、85℃雰囲気中で500VACを印加した実験結果
を示したものである。
チツクフイルムのみよりなる誘電体とを積層巻回
してなるコンデンサ素子に絶縁油を含浸してなる
コンデンサにおいて、コンデンサの難燃化に効果
を発揮するリン酸エステル化合物を有する電気絶
縁油を含浸してなるコンデンサの改良に関する。 箔タイプのコンデンサをはじめ、電気絶縁油を
充填してなる機器について、難燃性が叫ばれ、従
来の可燃性電気絶縁油に代わり、耐熱性に優れた
リン酸エステル化合物を有する電気絶縁油の適用
が行われつつある。 ところが、リン酸エステル化合物を有する電気
絶縁油は、電気絶縁油中に含まれている水分の影
響を受けて加水分解し、強酸性のリン酸を生成
し、このリン酸が電気機器を構成する種々の材料
に悪影響を及ぼす。 リン酸エステルが加水分解し、リン酸が生成さ
れる反応は、水分の含有量が多いほど、また温度
が高いほど促進される。したがつてリン酸エステ
ル化合物を有する電気絶縁油を実用に供するため
には、電気絶縁油中に存在する水分量を少なくす
ること、および電気機器内がたとえそれが極部的
なものであるにせよ異常な温度上昇が発生しない
ように細心の注意を払うこと、以上の二点が重要
な問題となる。 ところが、本発明の関するところの、両面金属
化紙よりなる電極とプラスチツクフイルムのみよ
りなる誘電体とを積層巻回してなるコンデンサ素
子に絶縁油を含浸してなるコンデンサにおいて
は、長所であるところの、誘電体の弱点部におけ
る自己回復作用があるため、自己回復部の部分的
な温度上昇は避けることができないこと、および
電極紙ならびに電気絶縁油中の水分の完全除去は
事実上不可能なことから、従来のアルミニウムの
場合には250Å以上、亜鉛の場合には700Å以上の
蒸着膜が、メタリコン金属接着部、容量形成部を
問わず一定に蒸着された両面金属化紙を用いて構
成されたコンデンサでは、自己回復作用時の極部
的な温度上昇のため、リン酸エステル化合物を有
する電気絶縁油の適用は不可能であつた。 そこで本発明者は、容量形成部の蒸着膜厚を薄
くすると、自己回復時のエネルギーが小さくな
り、極部的な温度上昇も小さくなることに注目
し、容量形成部の蒸着膜厚を変化させて、リン酸
エステル化合物を有する電気絶縁油を含浸したコ
ンデンサを試作し、これらの特性を調べたとこ
ろ、容量形成部の蒸着膜厚がアルミニウムの場合
には100〜200Å、亜鉛の場合には250〜500Åであ
れば、自己回復作用が発生しても、リン酸の発生
は少量であり、コンデンサの特性を悪化させるこ
となく安定した特性のコンデンサが得られること
を見出した。 本発明は、メタリコン金属との接着部の蒸着膜
厚を、従来のメタリコン接着部、容量形成部を問
わず一定である蒸着膜厚以上であるところの、ア
ルミニウム蒸着膜の場合には250Å以上、亜鉛蒸
着膜の場合には700Å以上とし、容量形成部の蒸
着膜厚を、アルミニウム蒸着膜の場合には100〜
200Å、亜鉛蒸着膜の場合には250〜500Åとする
ことによつて、リン酸エステル化合物を有する電
気絶縁油を含浸しても、安定な特性を有するコン
デンサを提供するものである。 以下、本発明の実施例を図面をもとに詳細に説
明する。 図は、本発明の実施例のコンデンサの巻回軸を
含む面での断面図の一部を模式的に示したもので
あり、1は厚さ5μmのポリプロピレンフイルム
(誘電体)、2は両面金属化紙よりなる電極、3は
メタリコン金属との接着部の蒸着膜、4は容量形
成部の蒸着膜、5はメタリコン金属層である。 次の表1はアルミニウム蒸着膜を用い、メタリ
コン金属接着部の蒸着膜厚を300Å一定とし、容
量形成部の蒸着膜厚の異なる、図に示す構成のコ
ンデンサ素子を20μFとなるように各10個作成し、
ジアリルエタン49%、トリクレジールホスフエー
ト50%、他に少量の添加剤を加えた、10PPMの
水分を含む電気絶縁油を含浸し試料としたもの
に、85℃雰囲気中で500VACを印加した実験結果
を示したものである。
【表】
表中の初期tanδは、200VAC,60Hzで測つた電
圧印加前の平均のtanδであり、1000時間残存率は
10Aヒユーズが切れなかつた試料の数を百分率で
示したものであり、1000時間容量減少率(△C/
C)は、1000時間の試験後残存したコンデンサに
ついての容量減少の平均値を示したものである。
表からわかるように、容量形成部の蒸着膜厚が
100Å未満であると、蒸着膜自体の安定性の面か
ら不適格であり、また200Åを越えると、リン酸
の影響により破壊したり、また△C/Cに関して
もばらつきが目立ち、安定した特性は得られな
い。したがつて容量形成部の蒸着膜厚は100〜200
Åが適していることがわかる。 また次の表2はアルミニウム蒸着膜を用い、容
量形成部の蒸着膜厚を150Å一定とし、メタリコ
ン金属接着部の蒸着膜厚の異なる、図に示す構成
のコンデンサ素子を1μFとなるように各10個作成
し、ジアリルエタン49%、トリクレジールホスフ
エート50%、他に少量の添加剤を加えた、
10PPMの水分を含む電気絶縁油を含浸し試料と
し、充放電試験をした結果を示したものである。
圧印加前の平均のtanδであり、1000時間残存率は
10Aヒユーズが切れなかつた試料の数を百分率で
示したものであり、1000時間容量減少率(△C/
C)は、1000時間の試験後残存したコンデンサに
ついての容量減少の平均値を示したものである。
表からわかるように、容量形成部の蒸着膜厚が
100Å未満であると、蒸着膜自体の安定性の面か
ら不適格であり、また200Åを越えると、リン酸
の影響により破壊したり、また△C/Cに関して
もばらつきが目立ち、安定した特性は得られな
い。したがつて容量形成部の蒸着膜厚は100〜200
Åが適していることがわかる。 また次の表2はアルミニウム蒸着膜を用い、容
量形成部の蒸着膜厚を150Å一定とし、メタリコ
ン金属接着部の蒸着膜厚の異なる、図に示す構成
のコンデンサ素子を1μFとなるように各10個作成
し、ジアリルエタン49%、トリクレジールホスフ
エート50%、他に少量の添加剤を加えた、
10PPMの水分を含む電気絶縁油を含浸し試料と
し、充放電試験をした結果を示したものである。
【表】
【表】
容量を1μFとしたのは、充放電試験をやり易く
したためで、他の意味はない。表中の初期tanδは
200VAC,60Hzで測つた充放電試験前のtanδであ
り、試験後のtanδは充放電試験後200VAC,60Hz
で測つたtanδであり、試験後の容量減少率は充放
電試験前後の容量変化を示したもので、いずれも
平均値である。表からわかるように、メタリコン
金属接着部の蒸着膜厚は250Å以上が特性的に安
定していることがわかる。 亜鉛の蒸着膜に関しても、同様な実験をした結
果、メタリコン金属接着部の蒸着膜厚が700Å以
上で、容量形成部の蒸着膜厚が250〜500Åである
とき、良好な特性であることを確かめた。 以上のように容量形成部とメタリコン金属接着
部の蒸着膜厚が異なる本発明のコンデンサは、リ
ン酸エステル化合物の加水分解を抑制し、長寿
命、高信頼性のコンデンサである。
したためで、他の意味はない。表中の初期tanδは
200VAC,60Hzで測つた充放電試験前のtanδであ
り、試験後のtanδは充放電試験後200VAC,60Hz
で測つたtanδであり、試験後の容量減少率は充放
電試験前後の容量変化を示したもので、いずれも
平均値である。表からわかるように、メタリコン
金属接着部の蒸着膜厚は250Å以上が特性的に安
定していることがわかる。 亜鉛の蒸着膜に関しても、同様な実験をした結
果、メタリコン金属接着部の蒸着膜厚が700Å以
上で、容量形成部の蒸着膜厚が250〜500Åである
とき、良好な特性であることを確かめた。 以上のように容量形成部とメタリコン金属接着
部の蒸着膜厚が異なる本発明のコンデンサは、リ
ン酸エステル化合物の加水分解を抑制し、長寿
命、高信頼性のコンデンサである。
図面は本発明の実施例のコンデンサの巻回軸を
含む面での概略断面図である。 1……プラスチツクフイルム(誘電体)、2…
…両面金属化紙よりなる電極、3……メタリコン
金属との接着部の蒸着膜、4……容量形成部の蒸
着膜、5……メタリコン金属層。
含む面での概略断面図である。 1……プラスチツクフイルム(誘電体)、2…
…両面金属化紙よりなる電極、3……メタリコン
金属との接着部の蒸着膜、4……容量形成部の蒸
着膜、5……メタリコン金属層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 プラスチツクフイルムのみからなる誘電体と
両面金属化紙よりなる電極とを積層巻回してなる
コンデンサにおいて、含浸剤がリン酸エステル化
合物を有する電気絶縁油であり、前記両面金属化
紙の電極がアルミニウムであり、そのメタリコン
金属との接着部の蒸着膜厚が250Å以上で容量形
成部の蒸着膜厚が100〜200Åであることを特徴と
する油浸プラスチツクフイルムコンデンサ。 2 プラスチツクフイルムのみからなる誘電体と
両面金属化紙よりなる電極とを積層巻回してなる
コンデンサにおいて、含浸剤がリン酸エステル化
合物を有する電気絶縁油であり、前記両面金属化
紙の電極が亜鉛であり、そのメタリコン金属との
接着部の蒸着膜厚が700Å以上で容量形成部の蒸
着膜厚が250〜500Åであることを特徴とする油浸
プラスチツクフイルムコンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56054910A JPS57169230A (en) | 1981-04-10 | 1981-04-10 | Oil-immersed plastic ilm capacitor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56054910A JPS57169230A (en) | 1981-04-10 | 1981-04-10 | Oil-immersed plastic ilm capacitor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57169230A JPS57169230A (en) | 1982-10-18 |
| JPS646531B2 true JPS646531B2 (ja) | 1989-02-03 |
Family
ID=12983750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56054910A Granted JPS57169230A (en) | 1981-04-10 | 1981-04-10 | Oil-immersed plastic ilm capacitor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57169230A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60176538U (ja) * | 1984-05-02 | 1985-11-22 | ニチコン株式会社 | 金属化フイルムコンデンサ |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE787940A (fr) * | 1971-08-25 | 1973-02-26 | Searle & Co | Nouveaux medicaments diuretiques et hypotenseurs et procede de leur preparation |
| FR2225821A1 (en) * | 1973-04-13 | 1974-11-08 | Radiotechnique Compelec | Electric capacitors with metallised dielectric foil - longer life obtd. by thickening metal along border or leakage path |
| JPS5112942U (ja) * | 1974-07-16 | 1976-01-30 | ||
| JPS5112942A (ja) * | 1974-07-19 | 1976-01-31 | Teijin Ltd | Saikurodekisutorinno seiho |
| JPS5140551A (ja) * | 1974-10-02 | 1976-04-05 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | |
| JPS5262650A (en) * | 1975-11-19 | 1977-05-24 | Nichicon Capacitor Ltd | Metod of manufacturing plactic film capacitor |
| JPS5517942A (en) * | 1978-07-24 | 1980-02-07 | Nissin Electric Co Ltd | Oillfilled electric device |
-
1981
- 1981-04-10 JP JP56054910A patent/JPS57169230A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57169230A (en) | 1982-10-18 |
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