JPS647980B2 - - Google Patents
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- JPS647980B2 JPS647980B2 JP56029188A JP2918881A JPS647980B2 JP S647980 B2 JPS647980 B2 JP S647980B2 JP 56029188 A JP56029188 A JP 56029188A JP 2918881 A JP2918881 A JP 2918881A JP S647980 B2 JPS647980 B2 JP S647980B2
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は不飽和炭化水素側鎖を有するノルボル
ニル−2−アルデヒドおよびその製造法に関する
ものである。 ノルボルネン環にアルデヒド基が結合した化合
物としては、米国特許第3748344号公報に開示さ
れているように、アクロレインなどとシクロペン
タジエンなどとのデイールズ・アルダー反応付加
物の如くノルボルナン環内に不飽和結合を有する
ものが知られている。しかし、本発明のように、
不飽和炭化水素側鎖を有するノルボルニル−2−
アルデヒドは知られていない。 本発明者らは、ビニル基、エチリデン基などの
不飽和炭化水素側鎖を有する新規なノルボルニル
アルデヒドを合成する目的で鋭意研究した結果、
本発明を完成したものである。 本発明の不飽和炭化水素側鎖を有するノルボル
ニル−2−アルデヒドは香料原料、有機合成試
薬、高分子原料などとして広範な用途を有する。 すなわち、本発明は不飽和炭化水素側鎖を有す
る下記一般式()であらわされるノルボルニル
−2−アルデヒドおよびその製造法に関するもの
である。 上式中、C2はビニル基またはエチリデン基で
あつて、ノルボルナン環の5または6の位置に結
合しており、点線はC2がビニル基のときには単
結合を、エチリデン基のときには二重結合をそれ
ぞれあらわし、またR1およびR2は水素原子もし
くはメチル基をあらわす(以下本明細書中におい
て同じ)。上式であらわされるノルボルニル−2
−アルデヒドとしては、下記一般式()であら
わされる5または6−ビニル−ノルボルニル−2
−アルデヒド、5または6−エチリデンノルボル
ニル−2−アルデヒドなどがある。 さらに、前記一般式()の化合物としては、
下記の式であらわされる5または6−ビニル−3
−メチル−ノルボルニル−2−アルデヒド、5ま
たは6−エチリデン−3−メチル−ノルボルニル
−2−アルデヒドなどがある。 次に本発明のノルボルニル−2−アルデヒドの
製造を説明すると、その一つは、下記一般式
()であらわされるグリシド酸エステルを加水
分解し、次に50〜250℃で脱炭酸する方法である。 上式中、C2、点線、R1およびR2の定義は前記
一般式()とそれぞれ同じであり、かつR3は
炭素原子数1〜6の炭化水素基をあらわす。 加水分解は酸性または塩基性水溶液中で行なう
が、通常は塩基性において行なう方が分解は早
く、また溶媒としては水とアルコール、たとえば
エタノールの混合液を使用することが好適であ
る。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどの金属水酸化物、ナトリウムメチラート
などの金属アルコラートを用いる。加水分解する
際の温度は0〜100℃である。 塩基性で加水分解すると、グリシド酸が一旦塩
の形で得られるので、次いで鉱酸、たとえば塩酸
を加えて酸性にしてグリシド酸とし、次に50〜
250℃に加熱して脱炭酸を行なう。反応温度が50
℃より低いと脱炭酸反応が進行し難く、また250
℃より高いと脱炭酸以外の分解反応および重合反
応などが起り易くなる。より好ましい脱炭酸温度
は60〜150℃である。加熱時間は炭酸ガスの発生
が止むまで続けるようにすればよいが、通常は
0.5〜5時間程度である。 加熱終了後、抽出あるいは蒸留など適宜の手段
で反応混合物から生成物を分離した後、再精製す
ると本発明のノルボルニル−2−アルデヒドが得
られる。 なお、前記一般式()であらわされるグリシ
ド酸エステルは、下記一般式 であらわされるノルボルナノンとモノハロゲノ酢
酸エステル、たとえばモノブロム酢酸アルキル、
モノクロル酢酸アルキルなどのモノハロゲノ酢酸
アルキルとを塩基性触媒の存在下で反応させ脱ハ
ロゲン化水素を行なうことによつて製造すること
ができる。ここで、モノハロゲノ酢酸アルキルに
おけるアルキル基としては、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、
アミル、イソアミル、ヘキシル、2−エチルブチ
ル、シクロヘキシル基などがある。 なお、上記の脱ハロゲン化水素において、モノ
ハロゲノ酢酸エステルのアルキル基の炭素数が1
〜6である場合は、比較的反応が速やかに完結
し、またその結果、得られたグリシド酸エステル
の加水分解とそれに続く脱炭酸も容易であるが、
アルキル基の炭素数が7以上になると、脱ハロゲ
ン化水素、加水分解および脱炭酸などの反応に時
間がかかり過ぎ、かつ経済的な面からも不利であ
る。従つて、炭素数が1〜6のアルキル基を有す
るモノハロゲノ酢酸アルキルを用いることが好ま
しい。工業的に有利なものは、モノクロル酢酸メ
チル、モノクロル酢酸エチル、モノクロル酢酸イ
ソプロピルおよびエチレングリコールモノクロル
酢酸ジエステルなどである。 次に、他の製造法としては、下記一般式()
であらわされる2−ノルボルネンと一酸化炭素お
よび水素とを触媒の存在下に30〜300℃で反応さ
せ前記式()のノルボルニル−2−アルデヒド
を得る方法である。 上記一般式()の化合物としては、5−ビニ
ル−ノルボルネン−2、5または6−ビニル−3
−メチル−ノルボルネン−2、5−エチリデン−
ノルボルネン−2、5または6−エチリデン−3
−メチル−ノルボルネン−2などがある。 この反応は次のようにあらわされる。 反応生成物としては上記の反応式の(′)の
ように、ノルボルナン環の2の位置にアルデヒド
基が導入された化合物のほか、3の位置にアルデ
ヒド基が結合したものや、C2すなわちビニル基
やエチリデン基がヒドロホルミル化された化合
物、ならびにヒドロホルミル化化合物がさらに縮
合したものなどが得られる。そのために本発明の
目的物たる上記の一般式(′)のノルボルニル
−2−アルデヒドの収率を最大ならしめるように
触媒の選定を行なわなければならない。 多数の実験結果から、上記の反応を達成するた
めには、遷移金属化合物が触媒として用いられ、
特に周期律表中第8族元素の化合物が有用である
ことが判明した。 第8族金属の化合物のなかでも、コバルト、ロ
ジウム、イリジウム、ルテニウムまたは白金など
の金属化合物が有用であり、勿論、これらの金属
化合物のうち金属カルボニル化合物などの錯体に
あつては、反応の選択率を向上させるためにどの
ようなリガンドを配位させるかが大切であつて、
リガンドの電子供与性や立体的な大きさを充分考
慮せねばならない。 これら金属カルボニルは、コバルトカルボニル
(m.p.51〜52℃、分解)のように市販されている
のもあるが、活性金属粉末あるいはその他の金属
化合物に一酸化炭素を反応させることにより、使
用前に調製することもできる。そして効果を高め
るために、これらカルボニル錯体に次のような化
合物を配位させるか、もしくは反応系中に共存さ
せて触媒として用いることができる。このような
リガンド(配位子)としては、第3級アミン、ホ
スフアイトなどがあり、特に、トリブチルホスフ
インのようなアルキル第3及ホスフイン、トリフ
エニルホスフインの付加錯化合物などがヒドロホ
ルミル化反応に対して、場合により負触媒的な作
用もあるが、一般的には本発明の目的物の選択性
を増加させるのに大いに役立つものである。金属
化合物の中でもコバルト化合物およびロジウム化
合物が好ましく、これらは単独あるいは他の金属
化合物を助触媒として加えて使用しうる。 上記金属化合物を使用した場合の反応条件とし
て、反応温度は30〜300℃の範囲であり、より好
ましくは、50〜250℃である。圧力は、通常1〜
450Kg/cm2の範囲で選ばれる。 反応系に送入する一酸化炭素/水素のモル比は
反応生成物の収率により1:1〜1:4の程度に
変化させることができるが、通常はおよそ1:1
で良い。 また、ヒドロホルミル化反応は一般に溶媒を用
いて液相で行なわれ、その溶媒としては、飽和炭
化水素、ベンゼンなどの芳香族類、エーテル類、
アルコール類、エステル類、スルホラン、水およ
び反応生成物それ自身などの単独あるいは2種以
上の混合物が用いられる。 一般的なヒドロホルミル化反応の操作法におい
ては、2−ノルボルネンを一酸化炭素、水素およ
び溶媒と共に加圧反応釜に仕込み、触媒の存在下
で所定の温度に加熱し反応を行なう。反応終了
後、未反応の一酸化炭素および水素を除去し、さ
らに適当な方法で触媒を分離し、もしくは分解
し、その後反応生成物を精密蒸留などにより処理
し、目的物たるノルボルニルアルデヒドとして得
る。 以下に実施例により本発明を詳述する。 参考例 1 (グリシド酸エステル) 5または6−ビニル−2−ノルボルナノン0.15
モルとモノクロル酢酸エチル0.15モルとの混合物
に、カリウム−t−ブトキシド0.15モルを含むt
−ブタノール溶液200mlを加え、20℃で3時間反
応させた後、反応混合物を水中に投入し、エーテ
ル抽出して、エーテル抽出液を減圧蒸留すること
により62%の収率で、次式のグリシド酸エステル
(−1)と(−2)の混合物を得た。 分析結果は次の通りである。 沸点:105〜110℃/1.8mmHg ir(液膜法、cm-1): 3050、2930、2870、1725、1660、1120 nmr(CDCl3中): 6.3〜5.4δ(多重線、1H) 5.2〜4.7δ(多重線、2H) 4.5〜4.0δ(4重線、2H) 3.8〜3.6δ(3重線、1H) 2.9〜1.1δ(多重線、12H) 元素分析値(C13H18O3として): C(%) H(%) 計算値 70.2 8.2 分析値 70.1 8.2 参考例 2 5または6−エチリデン−2−ノルボルナノン
を出発原料に用いて参考例1と同様に反応させ
て、次式のグリシド酸エステル(−3)と(
−4)の混合物を収率85%で得た。 分析値は次の通りであつた。 沸点:119〜122℃/1.8mmHg ir(cm-1): 3090、2935、2870、1725、1120 nmr: 5.6〜5.1δ(多重線、1H) 4.5〜4.1δ(4重線、2H) 3.8〜3.6δ(3重線、1H) 2.7〜1.0δ(多重線、14H) 元素分析値(C13H18O3として): C(%) H(%) 計算値 70.2 8.2 分析値 70.2 8.2 実施例 1 〔5または6−ビニル−ノルボルニル−2−ア
ルデヒド〕 参考例1で得られた次式のグリシド酸エステル
(−1)と(−2)の混合物2.5g(0.011モ
ル)を、 10mlの99.5%エタノールに溶かし、ナトリウム
メチラートの28%メタノール溶液2.5gを20℃以
下で加え、次いで水0.3mlを加えた後、約70℃に
加熱して3時間撹拌し、上記グリシド酸エステル
を加水分解した。 次にこの混合物にさらに濃塩酸1.2ml、水5.7ml
を加え、3時間加熱還流し、脱炭酸を行なつた。
反応終了後、中和、水洗、乾燥し、溶媒を留去し
たのち減圧蒸留により題記の5または6−ビニル
−ノルボルニル−2−アルデヒド0.9g(収率
54.5%)を得た。沸点は67℃/3.0mmHgであつた。 分析結果 ir: 3050cm-1にビニル基のC−H伸縮振動、1630cm
-1に同じくビニル基のC=C伸縮振動を示し、ま
た2730cm-1にはアルデヒド基のC−H伸縮振動、
1725cm-1には同じくアルデヒド基のC=O伸縮振
動をそれぞれ示す。 nmr: 0.3τ(一重線、1H) 4.1τ(多重線、1H) 4.8τ(多重線、2H) 6.5〜9.0τ(多重線、10H) 元素分析(C10H14Oとして): C(%) H(%) 計算値 80.0 9.3 実測値 79.8 9.4 実施例 2 〔5または6−エチリデン−ノルボルニル−2
−アルデヒド〕 参考例2で得られたのグリシド酸エステル(
−3)と(−4)の混合物10.0g(0.044モル)
を、 50mlの99.5%エタノールに溶して、実施例1と
同様にして加水分解、脱炭酸を行ない題記の5ま
たは6−エチリデン−ノルボルニル−2−アルデ
ヒド3.2g(収率48%)を得た。沸点は84〜87
℃/10mmHgであつた。 分析結果 ir: 2710cm-1にアルデヒド基のC−H伸縮振動、
1725cm-1に同じくアルデヒド基のC=O伸縮振動
を示し、また3009cm-1にエチリデン基のC−H伸
縮振動、1665cm-1には同じくエチリデン基のC=
C伸縮振動をそれぞれ示す。 nmr: 0.3τ(一重線、1H) 4.4〜4.8τ(多重線、1H) 8.4τ(二重線、3H) 6.5〜9.1τ(多重線、9H) 元素分析(C10H14Oとして) C(%) H(%) 計算値 80.0 9.3 実測値 79.7 9.1 実施例 3 〔3−メチル−5または6−ビニル−ノルボル
ニル−2−アルデヒド〕 実施例1における原料のグリシド酸エステル混
合物の代りに次式のグリシド酸エステル混合物
0.011モルを用いて同様にして操作した。 目的とする題記の3−メチル−5または6−ビ
ニル−ノルボルニル−2−アルデヒドを52.5%の
収率で得た。沸点は55〜56℃/2.0mmHgであつ
た。 分析結果 ir: 3050cm-1にビニル基のC−H伸縮振動、1630cm
-1にビニル基のC=C伸縮振動を示し、2730cm-1
にアルデヒド基のC−H伸縮振動、1725cm-1にア
ルデヒド基のC=O伸縮振動を示す。 nmr: 0.3τ(一重線、1H) 4.1τ(多重線、1H) 4.8τ(多重線、2H) 6.5〜9.0τ(多重線、9H) 9.1τ(二重線、3H) 元素分析(C11H16Oとして) C(%) H(%) 計算値 80.5 9.8 実測値 80.2 9.5 実施例 4 〔3,3−ジメチル−5または6−ビニル−ノ
ルボルニル−2−アルデヒド〕 実施例1における原料のグリシド酸エステル混
合物の代りに次式のグリシド酸エステル混合物
0.011モルを用いて同様にして操作した。 目的とする題記の3,3−ジメチル−5または
6−ビニル−ノルボルニル−2−アルデヒドを
67.8%の収率で得た。沸点は65〜67℃/2.0mmHg
である。 分析結果 ir: 3050cm-1にビニル基のC−H伸縮振動、1630cm
-1にビニル基のC=C伸縮振動、2730cm-1にアル
デヒド基のC−H伸縮振動、1725cm-1にアルデヒ
ド基のC=O伸縮振動を示す。 nmr: 0.3τ(一重線、1H) 4.2τ(多重線、1H) 4.8τ(多重線、2H) 6.5〜9.0τ(多重線、8H) 9.0τ(二重線、6H) 元素分析(C12H18Oとして) C(%) H(%) 計算値 80.9 10.1 実測値 81.3 9.9 実施例 5 〔3−メチル−5または6−エチリデン−ノル
ボルニル−2−アルデヒド〕 実施例2における原料のグリシド酸エステル混
合物の代りに次式のグリシド酸エステル混合物
0.044モルを用いて同様にして操作した。 目的とする題記の3−メチル−5または6−エ
チリデン−ノルボルニル−2−アルデヒドを56.8
%の収率で得た。沸点は90〜92℃/12mmHgであ
つた。 分析結果 ir: 3050cm-1にエチリデン基のC−H伸縮振動、
1675cm-1にエチリデン基のC=C伸縮振動を示
し、2725cm-1にアルデヒド基のC−H伸縮振動、
1730cm-1にアルデヒド基のC=O伸縮振動を示
す。 nmr: 0.5τ(一重線、1H) 4.6τ(多重線、1H) 6.6〜8.9τ(多重線、8H) 8.5τ(二重線、3H) 9.1τ(二重線、3H) 元素分析(C11H16Oとして) C(%) H(%) 計算値 80.5 9.8 実測値 80.4 9.7 実施例 6 〔3,3−ジメチル−5または6−エチルデン
−ノルボルニル−2−アルデヒド〕 実施例2における原料のグリシド酸エステル混
合物の代りに次式のグリシド酸エステル混合物
0.044モルを用いて同様にして操作した。 その結果、題記の3,3−ジメチル−5または
6−エチリデン−ノルボルニル−2−アルデヒド
を収率60.3%で得た。沸点は66〜69℃/3mmHg
であつた。 分析結果 ir: 3050cm-1にエチリデン基のC−H伸縮振動、
1675cm-1にエチリデン基のC=C伸縮振動、2725
cm-1にアルデヒド基のC−H伸縮振動、1730cm-1
にアルデヒド基のC=O伸縮振動を示す。 nmr: 0.5τ(一重線、1H) 4.5τ(多重線、1H) 6.7〜9.0τ(多重線、7H) 8.5τ(二重線、3H) 8.9τ(二重線、6H) 元素分析(C12H18Oとして) C(%) H(%) 計算値 80.9 10.1 実測値 81.1 9.8 実施例 7〜15 以下に示す実施例7〜15では、一酸化炭素と水
素とを用いるヒドロホルミル化反応により本発明
の不飽和炭化水素側鎖を有するノルボルニル−2
−アルデヒドを製造した。 すなわち、次表に示すノルボルネン、メチルノ
ルボルネンと反応溶媒、触媒を内容積500mlの加
圧釜に入れ合成ガス(CO/H2=1:1)を圧入
し、次表の圧力、温度、時間で反応させた後、冷
却して過剰の未反応ガスを除去した。加圧釜の内
容物を酸素および塩酸で処理して触媒を除去した
後、有機層を分離して水洗、乾燥し、まず溶液を
回収した後、残渣を減圧蒸留した。得られた留分
を減圧精密蒸留によつて2回分留した後主留分に
ついて、irおよびnmrスペクトル分析、元素分析
により、また実施例1〜6で得られた化合物の分
析結果とも比較し、その構造を確認すると共にそ
の収率を求めた。結果はまとめて次表に示す。
ニル−2−アルデヒドおよびその製造法に関する
ものである。 ノルボルネン環にアルデヒド基が結合した化合
物としては、米国特許第3748344号公報に開示さ
れているように、アクロレインなどとシクロペン
タジエンなどとのデイールズ・アルダー反応付加
物の如くノルボルナン環内に不飽和結合を有する
ものが知られている。しかし、本発明のように、
不飽和炭化水素側鎖を有するノルボルニル−2−
アルデヒドは知られていない。 本発明者らは、ビニル基、エチリデン基などの
不飽和炭化水素側鎖を有する新規なノルボルニル
アルデヒドを合成する目的で鋭意研究した結果、
本発明を完成したものである。 本発明の不飽和炭化水素側鎖を有するノルボル
ニル−2−アルデヒドは香料原料、有機合成試
薬、高分子原料などとして広範な用途を有する。 すなわち、本発明は不飽和炭化水素側鎖を有す
る下記一般式()であらわされるノルボルニル
−2−アルデヒドおよびその製造法に関するもの
である。 上式中、C2はビニル基またはエチリデン基で
あつて、ノルボルナン環の5または6の位置に結
合しており、点線はC2がビニル基のときには単
結合を、エチリデン基のときには二重結合をそれ
ぞれあらわし、またR1およびR2は水素原子もし
くはメチル基をあらわす(以下本明細書中におい
て同じ)。上式であらわされるノルボルニル−2
−アルデヒドとしては、下記一般式()であら
わされる5または6−ビニル−ノルボルニル−2
−アルデヒド、5または6−エチリデンノルボル
ニル−2−アルデヒドなどがある。 さらに、前記一般式()の化合物としては、
下記の式であらわされる5または6−ビニル−3
−メチル−ノルボルニル−2−アルデヒド、5ま
たは6−エチリデン−3−メチル−ノルボルニル
−2−アルデヒドなどがある。 次に本発明のノルボルニル−2−アルデヒドの
製造を説明すると、その一つは、下記一般式
()であらわされるグリシド酸エステルを加水
分解し、次に50〜250℃で脱炭酸する方法である。 上式中、C2、点線、R1およびR2の定義は前記
一般式()とそれぞれ同じであり、かつR3は
炭素原子数1〜6の炭化水素基をあらわす。 加水分解は酸性または塩基性水溶液中で行なう
が、通常は塩基性において行なう方が分解は早
く、また溶媒としては水とアルコール、たとえば
エタノールの混合液を使用することが好適であ
る。塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどの金属水酸化物、ナトリウムメチラート
などの金属アルコラートを用いる。加水分解する
際の温度は0〜100℃である。 塩基性で加水分解すると、グリシド酸が一旦塩
の形で得られるので、次いで鉱酸、たとえば塩酸
を加えて酸性にしてグリシド酸とし、次に50〜
250℃に加熱して脱炭酸を行なう。反応温度が50
℃より低いと脱炭酸反応が進行し難く、また250
℃より高いと脱炭酸以外の分解反応および重合反
応などが起り易くなる。より好ましい脱炭酸温度
は60〜150℃である。加熱時間は炭酸ガスの発生
が止むまで続けるようにすればよいが、通常は
0.5〜5時間程度である。 加熱終了後、抽出あるいは蒸留など適宜の手段
で反応混合物から生成物を分離した後、再精製す
ると本発明のノルボルニル−2−アルデヒドが得
られる。 なお、前記一般式()であらわされるグリシ
ド酸エステルは、下記一般式 であらわされるノルボルナノンとモノハロゲノ酢
酸エステル、たとえばモノブロム酢酸アルキル、
モノクロル酢酸アルキルなどのモノハロゲノ酢酸
アルキルとを塩基性触媒の存在下で反応させ脱ハ
ロゲン化水素を行なうことによつて製造すること
ができる。ここで、モノハロゲノ酢酸アルキルに
おけるアルキル基としては、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、
アミル、イソアミル、ヘキシル、2−エチルブチ
ル、シクロヘキシル基などがある。 なお、上記の脱ハロゲン化水素において、モノ
ハロゲノ酢酸エステルのアルキル基の炭素数が1
〜6である場合は、比較的反応が速やかに完結
し、またその結果、得られたグリシド酸エステル
の加水分解とそれに続く脱炭酸も容易であるが、
アルキル基の炭素数が7以上になると、脱ハロゲ
ン化水素、加水分解および脱炭酸などの反応に時
間がかかり過ぎ、かつ経済的な面からも不利であ
る。従つて、炭素数が1〜6のアルキル基を有す
るモノハロゲノ酢酸アルキルを用いることが好ま
しい。工業的に有利なものは、モノクロル酢酸メ
チル、モノクロル酢酸エチル、モノクロル酢酸イ
ソプロピルおよびエチレングリコールモノクロル
酢酸ジエステルなどである。 次に、他の製造法としては、下記一般式()
であらわされる2−ノルボルネンと一酸化炭素お
よび水素とを触媒の存在下に30〜300℃で反応さ
せ前記式()のノルボルニル−2−アルデヒド
を得る方法である。 上記一般式()の化合物としては、5−ビニ
ル−ノルボルネン−2、5または6−ビニル−3
−メチル−ノルボルネン−2、5−エチリデン−
ノルボルネン−2、5または6−エチリデン−3
−メチル−ノルボルネン−2などがある。 この反応は次のようにあらわされる。 反応生成物としては上記の反応式の(′)の
ように、ノルボルナン環の2の位置にアルデヒド
基が導入された化合物のほか、3の位置にアルデ
ヒド基が結合したものや、C2すなわちビニル基
やエチリデン基がヒドロホルミル化された化合
物、ならびにヒドロホルミル化化合物がさらに縮
合したものなどが得られる。そのために本発明の
目的物たる上記の一般式(′)のノルボルニル
−2−アルデヒドの収率を最大ならしめるように
触媒の選定を行なわなければならない。 多数の実験結果から、上記の反応を達成するた
めには、遷移金属化合物が触媒として用いられ、
特に周期律表中第8族元素の化合物が有用である
ことが判明した。 第8族金属の化合物のなかでも、コバルト、ロ
ジウム、イリジウム、ルテニウムまたは白金など
の金属化合物が有用であり、勿論、これらの金属
化合物のうち金属カルボニル化合物などの錯体に
あつては、反応の選択率を向上させるためにどの
ようなリガンドを配位させるかが大切であつて、
リガンドの電子供与性や立体的な大きさを充分考
慮せねばならない。 これら金属カルボニルは、コバルトカルボニル
(m.p.51〜52℃、分解)のように市販されている
のもあるが、活性金属粉末あるいはその他の金属
化合物に一酸化炭素を反応させることにより、使
用前に調製することもできる。そして効果を高め
るために、これらカルボニル錯体に次のような化
合物を配位させるか、もしくは反応系中に共存さ
せて触媒として用いることができる。このような
リガンド(配位子)としては、第3級アミン、ホ
スフアイトなどがあり、特に、トリブチルホスフ
インのようなアルキル第3及ホスフイン、トリフ
エニルホスフインの付加錯化合物などがヒドロホ
ルミル化反応に対して、場合により負触媒的な作
用もあるが、一般的には本発明の目的物の選択性
を増加させるのに大いに役立つものである。金属
化合物の中でもコバルト化合物およびロジウム化
合物が好ましく、これらは単独あるいは他の金属
化合物を助触媒として加えて使用しうる。 上記金属化合物を使用した場合の反応条件とし
て、反応温度は30〜300℃の範囲であり、より好
ましくは、50〜250℃である。圧力は、通常1〜
450Kg/cm2の範囲で選ばれる。 反応系に送入する一酸化炭素/水素のモル比は
反応生成物の収率により1:1〜1:4の程度に
変化させることができるが、通常はおよそ1:1
で良い。 また、ヒドロホルミル化反応は一般に溶媒を用
いて液相で行なわれ、その溶媒としては、飽和炭
化水素、ベンゼンなどの芳香族類、エーテル類、
アルコール類、エステル類、スルホラン、水およ
び反応生成物それ自身などの単独あるいは2種以
上の混合物が用いられる。 一般的なヒドロホルミル化反応の操作法におい
ては、2−ノルボルネンを一酸化炭素、水素およ
び溶媒と共に加圧反応釜に仕込み、触媒の存在下
で所定の温度に加熱し反応を行なう。反応終了
後、未反応の一酸化炭素および水素を除去し、さ
らに適当な方法で触媒を分離し、もしくは分解
し、その後反応生成物を精密蒸留などにより処理
し、目的物たるノルボルニルアルデヒドとして得
る。 以下に実施例により本発明を詳述する。 参考例 1 (グリシド酸エステル) 5または6−ビニル−2−ノルボルナノン0.15
モルとモノクロル酢酸エチル0.15モルとの混合物
に、カリウム−t−ブトキシド0.15モルを含むt
−ブタノール溶液200mlを加え、20℃で3時間反
応させた後、反応混合物を水中に投入し、エーテ
ル抽出して、エーテル抽出液を減圧蒸留すること
により62%の収率で、次式のグリシド酸エステル
(−1)と(−2)の混合物を得た。 分析結果は次の通りである。 沸点:105〜110℃/1.8mmHg ir(液膜法、cm-1): 3050、2930、2870、1725、1660、1120 nmr(CDCl3中): 6.3〜5.4δ(多重線、1H) 5.2〜4.7δ(多重線、2H) 4.5〜4.0δ(4重線、2H) 3.8〜3.6δ(3重線、1H) 2.9〜1.1δ(多重線、12H) 元素分析値(C13H18O3として): C(%) H(%) 計算値 70.2 8.2 分析値 70.1 8.2 参考例 2 5または6−エチリデン−2−ノルボルナノン
を出発原料に用いて参考例1と同様に反応させ
て、次式のグリシド酸エステル(−3)と(
−4)の混合物を収率85%で得た。 分析値は次の通りであつた。 沸点:119〜122℃/1.8mmHg ir(cm-1): 3090、2935、2870、1725、1120 nmr: 5.6〜5.1δ(多重線、1H) 4.5〜4.1δ(4重線、2H) 3.8〜3.6δ(3重線、1H) 2.7〜1.0δ(多重線、14H) 元素分析値(C13H18O3として): C(%) H(%) 計算値 70.2 8.2 分析値 70.2 8.2 実施例 1 〔5または6−ビニル−ノルボルニル−2−ア
ルデヒド〕 参考例1で得られた次式のグリシド酸エステル
(−1)と(−2)の混合物2.5g(0.011モ
ル)を、 10mlの99.5%エタノールに溶かし、ナトリウム
メチラートの28%メタノール溶液2.5gを20℃以
下で加え、次いで水0.3mlを加えた後、約70℃に
加熱して3時間撹拌し、上記グリシド酸エステル
を加水分解した。 次にこの混合物にさらに濃塩酸1.2ml、水5.7ml
を加え、3時間加熱還流し、脱炭酸を行なつた。
反応終了後、中和、水洗、乾燥し、溶媒を留去し
たのち減圧蒸留により題記の5または6−ビニル
−ノルボルニル−2−アルデヒド0.9g(収率
54.5%)を得た。沸点は67℃/3.0mmHgであつた。 分析結果 ir: 3050cm-1にビニル基のC−H伸縮振動、1630cm
-1に同じくビニル基のC=C伸縮振動を示し、ま
た2730cm-1にはアルデヒド基のC−H伸縮振動、
1725cm-1には同じくアルデヒド基のC=O伸縮振
動をそれぞれ示す。 nmr: 0.3τ(一重線、1H) 4.1τ(多重線、1H) 4.8τ(多重線、2H) 6.5〜9.0τ(多重線、10H) 元素分析(C10H14Oとして): C(%) H(%) 計算値 80.0 9.3 実測値 79.8 9.4 実施例 2 〔5または6−エチリデン−ノルボルニル−2
−アルデヒド〕 参考例2で得られたのグリシド酸エステル(
−3)と(−4)の混合物10.0g(0.044モル)
を、 50mlの99.5%エタノールに溶して、実施例1と
同様にして加水分解、脱炭酸を行ない題記の5ま
たは6−エチリデン−ノルボルニル−2−アルデ
ヒド3.2g(収率48%)を得た。沸点は84〜87
℃/10mmHgであつた。 分析結果 ir: 2710cm-1にアルデヒド基のC−H伸縮振動、
1725cm-1に同じくアルデヒド基のC=O伸縮振動
を示し、また3009cm-1にエチリデン基のC−H伸
縮振動、1665cm-1には同じくエチリデン基のC=
C伸縮振動をそれぞれ示す。 nmr: 0.3τ(一重線、1H) 4.4〜4.8τ(多重線、1H) 8.4τ(二重線、3H) 6.5〜9.1τ(多重線、9H) 元素分析(C10H14Oとして) C(%) H(%) 計算値 80.0 9.3 実測値 79.7 9.1 実施例 3 〔3−メチル−5または6−ビニル−ノルボル
ニル−2−アルデヒド〕 実施例1における原料のグリシド酸エステル混
合物の代りに次式のグリシド酸エステル混合物
0.011モルを用いて同様にして操作した。 目的とする題記の3−メチル−5または6−ビ
ニル−ノルボルニル−2−アルデヒドを52.5%の
収率で得た。沸点は55〜56℃/2.0mmHgであつ
た。 分析結果 ir: 3050cm-1にビニル基のC−H伸縮振動、1630cm
-1にビニル基のC=C伸縮振動を示し、2730cm-1
にアルデヒド基のC−H伸縮振動、1725cm-1にア
ルデヒド基のC=O伸縮振動を示す。 nmr: 0.3τ(一重線、1H) 4.1τ(多重線、1H) 4.8τ(多重線、2H) 6.5〜9.0τ(多重線、9H) 9.1τ(二重線、3H) 元素分析(C11H16Oとして) C(%) H(%) 計算値 80.5 9.8 実測値 80.2 9.5 実施例 4 〔3,3−ジメチル−5または6−ビニル−ノ
ルボルニル−2−アルデヒド〕 実施例1における原料のグリシド酸エステル混
合物の代りに次式のグリシド酸エステル混合物
0.011モルを用いて同様にして操作した。 目的とする題記の3,3−ジメチル−5または
6−ビニル−ノルボルニル−2−アルデヒドを
67.8%の収率で得た。沸点は65〜67℃/2.0mmHg
である。 分析結果 ir: 3050cm-1にビニル基のC−H伸縮振動、1630cm
-1にビニル基のC=C伸縮振動、2730cm-1にアル
デヒド基のC−H伸縮振動、1725cm-1にアルデヒ
ド基のC=O伸縮振動を示す。 nmr: 0.3τ(一重線、1H) 4.2τ(多重線、1H) 4.8τ(多重線、2H) 6.5〜9.0τ(多重線、8H) 9.0τ(二重線、6H) 元素分析(C12H18Oとして) C(%) H(%) 計算値 80.9 10.1 実測値 81.3 9.9 実施例 5 〔3−メチル−5または6−エチリデン−ノル
ボルニル−2−アルデヒド〕 実施例2における原料のグリシド酸エステル混
合物の代りに次式のグリシド酸エステル混合物
0.044モルを用いて同様にして操作した。 目的とする題記の3−メチル−5または6−エ
チリデン−ノルボルニル−2−アルデヒドを56.8
%の収率で得た。沸点は90〜92℃/12mmHgであ
つた。 分析結果 ir: 3050cm-1にエチリデン基のC−H伸縮振動、
1675cm-1にエチリデン基のC=C伸縮振動を示
し、2725cm-1にアルデヒド基のC−H伸縮振動、
1730cm-1にアルデヒド基のC=O伸縮振動を示
す。 nmr: 0.5τ(一重線、1H) 4.6τ(多重線、1H) 6.6〜8.9τ(多重線、8H) 8.5τ(二重線、3H) 9.1τ(二重線、3H) 元素分析(C11H16Oとして) C(%) H(%) 計算値 80.5 9.8 実測値 80.4 9.7 実施例 6 〔3,3−ジメチル−5または6−エチルデン
−ノルボルニル−2−アルデヒド〕 実施例2における原料のグリシド酸エステル混
合物の代りに次式のグリシド酸エステル混合物
0.044モルを用いて同様にして操作した。 その結果、題記の3,3−ジメチル−5または
6−エチリデン−ノルボルニル−2−アルデヒド
を収率60.3%で得た。沸点は66〜69℃/3mmHg
であつた。 分析結果 ir: 3050cm-1にエチリデン基のC−H伸縮振動、
1675cm-1にエチリデン基のC=C伸縮振動、2725
cm-1にアルデヒド基のC−H伸縮振動、1730cm-1
にアルデヒド基のC=O伸縮振動を示す。 nmr: 0.5τ(一重線、1H) 4.5τ(多重線、1H) 6.7〜9.0τ(多重線、7H) 8.5τ(二重線、3H) 8.9τ(二重線、6H) 元素分析(C12H18Oとして) C(%) H(%) 計算値 80.9 10.1 実測値 81.1 9.8 実施例 7〜15 以下に示す実施例7〜15では、一酸化炭素と水
素とを用いるヒドロホルミル化反応により本発明
の不飽和炭化水素側鎖を有するノルボルニル−2
−アルデヒドを製造した。 すなわち、次表に示すノルボルネン、メチルノ
ルボルネンと反応溶媒、触媒を内容積500mlの加
圧釜に入れ合成ガス(CO/H2=1:1)を圧入
し、次表の圧力、温度、時間で反応させた後、冷
却して過剰の未反応ガスを除去した。加圧釜の内
容物を酸素および塩酸で処理して触媒を除去した
後、有機層を分離して水洗、乾燥し、まず溶液を
回収した後、残渣を減圧蒸留した。得られた留分
を減圧精密蒸留によつて2回分留した後主留分に
ついて、irおよびnmrスペクトル分析、元素分析
により、また実施例1〜6で得られた化合物の分
析結果とも比較し、その構造を確認すると共にそ
の収率を求めた。結果はまとめて次表に示す。
【表】
【表】
なお、上表においては、触媒の形態は外観上均
一になるようなものを主として使用したが、実施
例12において、触媒として、クロルロジウムカル
ボニル錯体RhCl(CO)2P(C6H5)2をシリカ粉末上
に10%付着させたものを15mmol使用してもほぼ
同じ結果が得られた。一般にホスフインリガンド
を付けた錯塩にすると目的物の収率(つまり選択
率)が向上することが認められた。 また実施例11において、コバルトカルボニル
Co2(CO)8の代りにコバルトハイドロカルボニル
HCo(CO)4を用いてもほぼ同じ結果が得られ、ま
た、実施例14において、ロジウムカルボニルRh4
(CO)12の代りにロジウムカルボニルアセチルア
セトネートを用いてもほぼ同じ結果が得られた。 さらに、実施例9において、触媒として水酸化
パラジウムPd(OH)2、ニツケルカルボニルNi
(CO)4、ニツケルアセチルアセトネートNi
(C5H7O)2、鉄カルボニルFe(CO)5などを用いた
場合には、目的物の収率が2〜12%となり、結局
その他の実施例の結果もあわせて考慮すると、周
期律表中第8族金属化合物の中でも、コバルト化
合物およびロジウム化合物が最も優れており、次
いでイリジウム、ルテニウムなどが有用であるこ
とが解つた。
一になるようなものを主として使用したが、実施
例12において、触媒として、クロルロジウムカル
ボニル錯体RhCl(CO)2P(C6H5)2をシリカ粉末上
に10%付着させたものを15mmol使用してもほぼ
同じ結果が得られた。一般にホスフインリガンド
を付けた錯塩にすると目的物の収率(つまり選択
率)が向上することが認められた。 また実施例11において、コバルトカルボニル
Co2(CO)8の代りにコバルトハイドロカルボニル
HCo(CO)4を用いてもほぼ同じ結果が得られ、ま
た、実施例14において、ロジウムカルボニルRh4
(CO)12の代りにロジウムカルボニルアセチルア
セトネートを用いてもほぼ同じ結果が得られた。 さらに、実施例9において、触媒として水酸化
パラジウムPd(OH)2、ニツケルカルボニルNi
(CO)4、ニツケルアセチルアセトネートNi
(C5H7O)2、鉄カルボニルFe(CO)5などを用いた
場合には、目的物の収率が2〜12%となり、結局
その他の実施例の結果もあわせて考慮すると、周
期律表中第8族金属化合物の中でも、コバルト化
合物およびロジウム化合物が最も優れており、次
いでイリジウム、ルテニウムなどが有用であるこ
とが解つた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 不飽和炭化水素側鎖を有する下記一般式
()であらわされるノルボルニル−2−アルデ
ヒド。 式中、C2はビニル基またはエチリデン基であ
つて、ノルボルナン環の5または6の位置に結合
しており、点線はC2がビニル基のときには単結
合を、エチリデン基のときには二重結合をそれぞ
れあらわし、またR1およびR2は水素原子もしく
はメチル基をあらわす。 2 前記一般式()の化合物が下記一般式
()であらわされる特許請求の範囲第1項に記
載のノルボルニル−2−アルデヒド。 3 下記一般式()であらわされるグリシド酸
エステルを加水分解し、次に50〜250℃で脱炭酸
せしめることを特徴とする不飽和炭化水素側鎖を
有する下記一般式()であらわされるノルボル
ニル−2−アルデヒドの製造法。 両式中、C2はビニル基またはエチリデン基で
あつて、ノルボルナン環の5または6の位置に結
合しており、点線はC2がビニル基のときには単
結合を、エチリデン基のときには二重結合をそれ
ぞれあらわし、またR1およびR2は水素原子もし
くはメチル基であり、R3は炭素原子数1〜6の
炭化水素基をあらわす。 4 前記一般式()のグリシド酸エステルが下
記式()であらわされ、かつ前記一般式()
のノルボルニル−2−アルデヒドが下記式()
であらわされる特許請求の範囲第3項に記載のノ
ルボルニル−2−アルデヒドの製造法。 5 下記一般式()であらわされる2−ノルボ
ルネンと一酸化炭素および水素を周期律表中第8
族元素化合物の存在下に30〜300℃で反応させる
ことを特徴とする不飽和炭化水素側鎖を有する下
記一般式(′)であらわされるノボルニル−2
−アルデヒドの製造法。 両式中、C2はビニル基またはエチリデン基で
あつて、ノルボルナン環またはノルボルネン環の
5または6の位置に結合しており、点線はC2が
ビニル基のときには単結合を、エチリデン基のと
きには二重結合をそれぞれあらわし、またR1は
水素原子もしくはメチル基をあらわす。 6 前記一般式()の化合物が5−ビニル−2
−ノルボルネンまたは5−エチリデン−2−ノル
ボルネンであり、前記一般式(′)の化合物が
下記式()であらわされる特許請求の範囲第5
項に記載のノルボルニル−2−アルデヒドの製造
法。 7 前記第8族元素化合物がコバルト、ロジウ
ム、イリジウム、ルテニウムまたは白金の化合物
である特許請求の範囲第5項に記載のノルボルニ
ル−2−アルデヒドの製造法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56029188A JPS57142937A (en) | 1981-02-28 | 1981-02-28 | Norbornyl-2-aldehyde having unsaturated hydrocarbon side chain and its preparation |
| US06/351,993 US4524017A (en) | 1981-02-28 | 1982-02-24 | Derivatives of norbornanes having hydrocarbon side chains and perfume compositions containing the same |
| DE8282101503T DE3260230D1 (en) | 1981-02-28 | 1982-02-26 | Derivatives of norbornanes having hydrocarbon side chains, processes for preparing the same and perfume compositions containing the same |
| EP82101503A EP0059457B1 (en) | 1981-02-28 | 1982-02-26 | Derivatives of norbornanes having hydrocarbon side chains, processes for preparing the same and perfume compositions containing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56029188A JPS57142937A (en) | 1981-02-28 | 1981-02-28 | Norbornyl-2-aldehyde having unsaturated hydrocarbon side chain and its preparation |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57142937A JPS57142937A (en) | 1982-09-03 |
| JPS647980B2 true JPS647980B2 (ja) | 1989-02-10 |
Family
ID=12269220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56029188A Granted JPS57142937A (en) | 1981-02-28 | 1981-02-28 | Norbornyl-2-aldehyde having unsaturated hydrocarbon side chain and its preparation |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57142937A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59110643A (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-26 | Kao Corp | 2−エチリデン−5(又は6)−ホルミルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタンの製造法 |
| JPS6084238A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-13 | Kao Corp | 新規なビシクロ〔2.2.1〕ヘプタンアセタ−ル類及びこれを含有する香料組成物 |
-
1981
- 1981-02-28 JP JP56029188A patent/JPS57142937A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57142937A (en) | 1982-09-03 |
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