JP2000008637A - 二重殻式タンクの内槽屋根設置方法 - Google Patents

二重殻式タンクの内槽屋根設置方法

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JP2000008637A
JP2000008637A JP10180276A JP18027698A JP2000008637A JP 2000008637 A JP2000008637 A JP 2000008637A JP 10180276 A JP10180276 A JP 10180276A JP 18027698 A JP18027698 A JP 18027698A JP 2000008637 A JP2000008637 A JP 2000008637A
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Masao Kondo
正雄 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外槽屋根に吊られた内槽屋根を降下させると
き支持材で外槽屋根に強制変形を生じさせないようにす
る。 【解決手段】 外槽屋根4から多数の支持材7を介して
吊られている内槽屋根6を降下させるとき、内槽屋根6
の最外周部と外槽屋根4の内面との間に取り付けてある
多数の油圧ジャッキ8にかかる荷重を調節する。この油
圧ジャッキ8にかかる荷重の調節は、上記全支持材7に
吊り荷重がかかっている状態を維持させるようにして、
支持材7の全数と油圧ジャッキ8の全数にほぼ均等に荷
重がかかるようにする。内槽屋根6の中央部寄りの支持
材7から切断して行き、順次外側に位置する支持材を切
断して行って油圧ジャッキ8で内槽屋根6を降下し設置
するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重殻式タンクの内
槽屋根を外槽屋根と一緒にエアレイジングさせて内槽躯
体頂部に設置させる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガス(LNG)貯蔵タンクの如
き地上に設置される二重殻式タンクにおいて、外槽屋根
をエアレイジングして建設するエアレイジング工法によ
りタンク建設を行う場合は、従来、図2(イ)(ロ)
(ハ)に示すような手順で実施されていた。
【0003】すなわち、タンク設置部の底版1上に、外
槽底板2を作って、その周辺に外槽側板3を立上げて行
くようにすると共に、該外槽側板3の立上げに並行して
図2(イ)に示す如く外槽底板2上で内槽屋根6を作
り、該内槽屋根6上面に多数の型鋼からなる支持材7を
直立状態に立てて、該支持材7上に外槽屋根4を組み立
て、内槽屋根6上に支持材7を介して外槽屋根4を一体
化させて外槽屋根4の荷重を全支持材7を介し内槽屋根
6で受けるようにしている。そのために、内槽屋根6
は、図3に示す如く、多数本の補強用骨部材6aを屋根
中心部より放射方向に配設すると共に、円周方向にも半
径方向に位置をずらして径の異なる複数本の補強材6b
を配設して、該放射方向の補強用骨部材6aと円周方向
の補強材6bとで骨組みし、これに屋根板を貼り付けた
構成としてあり、外槽屋根4も同様に構成されていて、
支持材7は、内槽屋根6の上記補強用骨部材6aと補強
材6bの交叉部と外槽屋根4の同様な両部材の交叉部と
の間に介在させてあり、しかも、中央部寄りよりも外周
寄りほど周方向に配置する支持材7の数を多くして、各
支持材7にかかる荷重が均一化するように配慮されてい
る。
【0004】内槽屋根6の上方で外槽屋根4の組み立て
が終了すると、外槽屋根4の外周面と外槽側板3の内周
面との間にシール材9を介在させ、エアレイジング法に
て外槽屋根4を浮上させるようにする。外槽屋根4が浮
上させられると、これまで外槽屋根4を支持材7を介し
て支持していた内槽屋根6は、支持材7を介して外槽屋
根4から吊られている状態になり、各支持材7には逆に
吊り荷重が作用する状態になるが、上記した如き支持材
7の配置により各支持材7にかかる吊り荷重は均一状態
になっている。
【0005】外槽屋根4が所定位置まで浮上させられる
と、図2(ロ)の如く、該外槽屋根4を、外槽側板3の
頂部に溶接にて固定させ、各支持材7にて内槽屋根6を
吊っているようにする。この状態で外槽底板2上に、内
槽底板(アニュラープレート)と内槽側板10とからな
る内槽5を構築する。内槽5が構築されると、次に内槽
屋根6の最外周部の補強用骨部材6aと補強材6bの各
交叉部と、これに対応する外槽屋根4の内面との間に油
圧ジャッキ8をそれぞれ介在させて取り付け、上記外槽
屋根4から吊られている内槽屋根6を内槽側板10上へ
降下させて設置するようにしている。
【0006】従来の外槽屋根4から吊られている内槽屋
根6を降下させて内槽側板10上に設置する方法は、先
ず、内槽屋根6の最外周部に取り付けた各油圧ジャッキ
8を同期させて同時に短縮作動させることにより、各支
持材7にかかっていた内槽屋根の吊り荷重を、各油圧ジ
ャッキ8に受け持たせることによって零とし、次いで、
各支持材7を一気に切断して内槽屋根6と外槽屋根4を
切り離し、内槽屋根6を全油圧ジャッキ8で吊るように
する。次に、各油圧ジャッキ8を同期させて同時に伸長
作動させることにより、内槽屋根6を降下させて内槽側
板10上に移し設置するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
内槽屋根6の設置方法では、多数の油圧ジャッキ8で内
槽屋根6を持ち上げて各支持材7にかかっている吊り荷
重を零にするようにして、一気に各支持材7を切断して
内槽屋根6の全荷重を油圧ジャッキ8で受けるようにし
ているため、各油圧ジャッキ8を同時に短縮作動させて
各支持材7にかかる荷重を零にするとき、支持材7には
圧縮荷重が作用し、場所によっては支持材7により外槽
屋根4を突き上げて強制変位を与えるおそれがある。各
支持材7は、外槽屋根4の組み立て時に架台となった
り、足場となったりするものであり、又、外槽屋根4の
設置後は、長期間(約6カ月間)にわたり内槽屋根6を
吊っているものでもあるため、充分な強度を有するもの
としてあり、上記突き上げ力で外槽屋根4を変形させる
おそれがある。
【0008】そこで、本発明は、内槽屋根の全重量をジ
ャッキのみで受け持つときの支持材により外槽屋根に強
制変形を生じさせるおそれがないようにする内槽屋根の
設置方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、内槽屋根上に立てた多数の支持材を介し
て外槽屋根を組み立て、且つ内槽屋根の最外周部と外槽
屋根の内面との間に多数のジャッキを立てて取り付け、
外槽屋根をエアレイジングして外槽側板に固定した後、
該外槽屋根に支持材を介し吊られた内槽屋根を降下させ
て内槽側板上に設置する二重殻式タンクの内槽屋根設置
方法において、各支持材に吊り荷重がかかっている状態
を維持しながら上記各ジャッキにかかる荷重を調節し
て、上記支持材の全数とジャッキの全数にほぼ均等に荷
重がかかるようにし、次に、上記支持材を切断して内槽
屋根と外槽屋根とを切り離して行き、最後に全ジャッキ
で内槽屋根を降下して内槽側板上に設置させるようにす
る方法とし、又、内槽屋根の中央部寄りに取り付けられ
ている支持材を最初に切断し、順次半径方向外側に取り
付けられている支持材を切断して行くようにする。
【0010】全ジャッキに内槽屋根の吊り荷重をかけて
も各支持材には吊り荷重がかかるようにしてあるため、
ジャッキに荷重をかけたことにより支持材を突き上げて
外槽屋根を強制変形させるおそれはなくなる。又、吊り
荷重をかけた状態の支持材を順に切るので、最後までジ
ャッキに大きな荷重が急にかかることはなく、更に、吊
り荷重がかかっている支持材を切るので、切欠きを入れ
るだけで容易に且つ自動的に切断することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態を示すもので、
図1(ロ)に示すように、外槽底板2上で組み立てた外
槽屋根4をエアレイジング法により浮上させて外槽側板
3に固定させ、次いで、外槽底板2上に内槽5を構築す
る間、外槽屋根4から支持材7を介して内槽屋根6を吊
り下げたままとし、内槽5が構築された後に、内槽屋根
6を降下させて内槽側板10上に設置するようにしてあ
り、又、図3と同様に内槽屋根6の最外周部と外槽屋根
4の内面との間に多数の油圧ジャッキ8が取り付けてあ
る構成において、内槽屋根6の降下に際して、内槽屋根
6の全重量を全油圧ジャッキ8のみで支えるようにする
ことなく、該油圧ジャッキ8の全数と上記支持材7の全
数へほぼ均等に荷重がかかるようにして、支持材7を順
次切断して行くようにする。
【0013】詳述すると、多数本の支持材7を介して外
槽屋根4から吊られている内槽屋根6の最外周部と外槽
屋根4の内面との間に多数の油圧ジャッキ8が取り付け
てある状態において、全油圧ジャッキ8を同期制御して
該全油圧ジャッキ8にかかる荷重を調節し、各支持材7
に内槽屋根6の吊り荷重がかかっている状態を維持しな
がら全油圧ジャッキ8にも吊り荷重が作用しているよう
にする。このとき、支持材7の全数と油圧ジャッキ8の
全数へほぼ均等に荷重がかかる様に予め計算しておいた
荷重を全油圧ジャッキ8に作用させておくようにし、こ
の状態で図1に二点鎖線で示す如く内槽屋根6の中央部
寄り支持材7、すなわち、半径方向内側の支持材7を最
初に切り離して行く。この際、支持材7には、吊り荷重
がかかっているので、切断のための切欠きを支持材7に
入れることにより、該支持材7を吊り荷重に伴う引張り
力により該切欠部から容易に且つ自動的に切断すること
ができる。
【0014】内槽屋根6を吊っている支持材7のうち、
内側の支持材7の切断が終ると、次に、その外側にある
列の支持材7を同様に切断して行き、順次外側に取り付
けられている支持材7の切断へと移って行き、最終的に
は全油圧ジャッキ8で内槽屋根6を吊るようにする。こ
の場合、支持材7の本数は、半径方向の外側へ行くほど
円周方向に配設されている数が多くなるようにしてある
ため、円周方向に配設されている本数の少ない内側から
外側へ順に切断して行くことにより最外側に位置する支
持材7が切断されるまでは油圧ジャッキ8にかかる荷重
を軽減できる。最終的に内槽屋根6が油圧ジャッキ8で
吊られた状態になると、該全油圧ジャッキ8を伸長作動
させて内槽屋根6を降下させ、内槽側板10上に設置さ
せるようにする。
【0015】上記において、全油圧ジャッキ8には、当
初支持材7の全数とほぼ均等に荷重がかかるようにして
あって、全支持材7にも吊り荷重がかかっている状態に
してあることから、上記油圧ジャッキ8で内槽屋根6を
吊る際に支持材7を突き上げるような外槽屋根4にかか
る荷重は、従来の全荷重を油圧ジャッキ8で受けて全支
持材7にかかる吊り荷重を零にする場合に比して、約2
分の1から3分の1に減少させることができて、外槽屋
根4に強制変形を生じさせるおそれをほとんどなくすこ
とができる。
【0016】なお、図2は内槽屋根6の一例を示すもの
であり、補強用骨部材6aの数は説明の便宜上少な目に
表わしてあるが、実際には多くの本数となっているこ
と、又、その本数に応じた数の油圧ジャッキ8が取り付
けてあること、油圧ジャッキ8を例示したが、作動流体
は油以外のものでもよいこと、その他本発明の要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の二重殻式タン
クの内槽屋根設置方法によれば、外槽屋根を内槽屋根上
に立てた多数の支持材上に組み立てて、該外槽屋根をエ
アレイジングするとき外槽屋根から内槽屋根を支持材を
介し吊っている状態とし、外槽屋根上に固定した外槽屋
根から吊られている内槽屋根を降下させて内槽側板上に
設置する方法において、内槽屋根の最外周部と外槽屋根
の内面との間に多数のジャッキを、周方向へ並べて取り
付けて、該ジャッキの全数と、内槽屋根と外槽屋根との
間に介在させてある多数の支持材の全数に、ほぼ均等に
吊り荷重がかかっているようにジャッキにかかる荷重を
調節し、内槽屋根の中央部側に位置する支持材から外側
の周方向に位置している支持材へと順に切断する如く支
持材を順に切断した後、全ジャッキで内槽屋根を降下さ
せて内槽側板上に設置するようにするので、全支持材に
は吊り荷重がかかっている状態のままであるためジャッ
キに荷重をかけても、ジャッキから外側屋根に支持材を
突き上げるような荷重がかかることが少なくなって、外
槽屋根に強制変形を生じさせるおそれがほとんどなくな
ると共に、支持材に切欠きを入れることにより容易に切
断でき、又、支持材を順に切断して行くことにより最後
まで大きな荷重がジャッキにかかることがなく、特に、
半径方向内側に位置する支持材から外側に位置する支持
材へと順に切断して行くことにより、外側に近いほど支
持材の本数が多いことから荷重の偏りをなくすことがで
き、内槽屋根を安定して降下し設置することができる、
等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す概略側面図であ
る。
【図2】従来の二重殻式タンクの外槽屋根を内槽屋根の
上で組み立てて浮上させてから内槽屋根を降下させて設
置までの過程を示すもので、(イ)は外槽屋根を組み立
てた状態図、(ロ)は外槽屋根を浮上させて外槽側板に
固定し内槽側板を構築した状態図、(ハ)は内槽屋根の
全荷重をジャッキで受けて支持材を全部切り離した状態
図である。
【図3】図2(ハ)における内槽屋根の一例を示す拡大
平面図である。
【符号の説明】
2 外槽底板 3 外槽側板 4 外槽屋根 5 内槽 6 内槽屋根 7 支持材 8 油圧ジャッキ 10 内槽側板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内槽屋根上に立てた多数の支持材を介し
    て外槽屋根を組み立て、外槽屋根をエアレイジングして
    外槽側板に固定した後、内槽屋根の最外周部と外槽屋根
    の内面との間に多数のジャッキを立てて取り付け、該外
    槽屋根に支持材を介し吊られた内槽屋根を降下させて内
    槽側板上に設置する二重殻式タンクの内槽屋根設置方法
    において、各支持材に吊り荷重がかかっている状態を維
    持しながら上記各ジャッキにかかる荷重を調節して、上
    記支持材の全数とジャッキの全数にほぼ均等に荷重がか
    かるようにし、次に、上記支持材を切断して内槽屋根と
    外槽屋根とを切り離して行き、最後に全ジャッキで内槽
    屋根を降下して内槽側板上に設置させるようにすること
    を特徴とする二重殻式タンクの内槽屋根設置方法。
  2. 【請求項2】 内槽屋根の中央部寄りに取り付けられて
    いる支持材を最初に切断し、順次半径方向外側に取り付
    けられている支持材を切断して行くようにする請求項1
    記載の二重殻式タンクの内槽屋根設置方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2077258A1 (en) 2007-12-11 2009-07-08 Daicel Chemical Industries, Ltd. Gelatinous enhancer for inflator

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EP2077258A1 (en) 2007-12-11 2009-07-08 Daicel Chemical Industries, Ltd. Gelatinous enhancer for inflator

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