JP2000077773A - 外部共振器付半導体レーザモジュール - Google Patents
外部共振器付半導体レーザモジュールInfo
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Abstract
(57)【要約】
【解決すべき課題】本発明は、ファブリペロー型半導体
レーザモジュールの発振波長域を狭帯域化し、容易に波
長合成等を図れる外部共振器型半導体レーザモジュール
を提供することにある。 【課題を解決するための手段】本発明は,上記の課題を
達成するために,半導体レーザの共振光路上に光ファイ
バを設けてなる外部共振器付半導体レーザモジュールの
構成に当たり、レーザモジュール部内に特定の波長を透
過する半値幅が1nm〜5nm程度のバンドパスフィル
タを配置するとともに、このバンドパスフィルタを透過
した光を反射させる反射点を半導体レーザ素子から50
cm程度以上離れた光ファイバの先端に配置する。
レーザモジュールの発振波長域を狭帯域化し、容易に波
長合成等を図れる外部共振器型半導体レーザモジュール
を提供することにある。 【課題を解決するための手段】本発明は,上記の課題を
達成するために,半導体レーザの共振光路上に光ファイ
バを設けてなる外部共振器付半導体レーザモジュールの
構成に当たり、レーザモジュール部内に特定の波長を透
過する半値幅が1nm〜5nm程度のバンドパスフィル
タを配置するとともに、このバンドパスフィルタを透過
した光を反射させる反射点を半導体レーザ素子から50
cm程度以上離れた光ファイバの先端に配置する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部共振器付半導
体レーザモジュールの改良であって、共振器に特定の波
長を透過する半値幅1nm〜5nm程度のバンドパスフ
ィルタ(BPF)を配置するとともに、このバンドパス
フィルタを透過した光を反射させる反射点を半導体レー
ザ素子から50cm程度以上離れた位置のピグテールフ
ァイバの先端に配置することにより、ファブリペロー型
半導体レーザモジュールの発振波長域を狭帯域化し、容
易に波長合成等を図ることができる外部共振器型半導体
レーザモジュールに関するものである。 【0002】 【発明の背景】近時、光通信の波長分割多重伝送方式等
(WDM=Wavelength Division Multiplex)による高密
度化に伴い、光ファイバアンプで用いられる励起用光源
の高出力化が必要となってきている。しかるに、この励
起用光源の高出力化のためには、複数個の励起半導体レ
ーザモジュールを波長合成して用いることが有効手段の
一つとされている。 【0003】一方、光アンプに用いられる、エルビウム
ドープファイバ(以下EDF )等の希土類ドープファイバ
は、信号光を励起できる波長の範囲が数nm〜数十nm
程度であるため、励起半導体レーザモジュールにおける
半導体レーザ素子の場合、発信波長が温度および電流に
対して変化するため、環境温度の変化、半導体レーザ素
子の劣化による駆動電流の増加等により、半導体レーザ
素子の発信波長が、希土類ドープファイバの励起有功波
長範囲を外れて、励起効率が低下するおそれがあった。 【0004】これらのため、反射戻り光を帰還させて発
信波長を狭帯域化する、外部共振器付半導体レーザモジ
ュールの開発が行われている。外部共振器付半導体レー
ザモジュールの構造として、紫外線照射等の手段で光フ
ァイバ内に回折格子を作成したファイバグレーティング
を用いた構造のものが多く見られる。 【0005】 【解決すべき課題】しかし、従来のこの種外部共振器付
半導体レーザモジュールにおける反射戻り光を帰還させ
るための反射点は、半導体レーザ素子に近い(例えば、
半導体レーザから50cm程度以下)に設定していたた
めに、半導体レーザの発振状態が不安定になるという問
題があった。 【0006】また、ハーフミラーを挿入する等の反射点
を設ける構造の外部共振器付半導体レーザモジュールも
開発されているが、この種外部共振器付半導体レーザモ
ジュールは、半導体レーザ素子への戻り光量を調整する
ため、精度よく角度調整を行う必要があり、製造上相当
の困難があった。本発明は、これらの問題を解決し、フ
ァブリペロー型半導体レーザモジュールの発振波長域を
狭帯域化し、容易に波長合成等を図れる外部共振器型半
導体レーザモジュールを提供する。 【0007】 【課題を解決するための手段】第1 に、半導体レーザの
共振光路上に光ファイバを設けてなる外部共振器付半導
体レーザモジュールの構成に当たり、レーザモジュール
部内に特定の波長を透過する半値幅が1nm〜5nm程
度のバンドパスフィルタを配置するとともに、このバン
ドパスフィルタを透過した光を反射させる反射点を半導
体レーザ素子から50cm程度以上離れた光ファイバの
先端に配置する。 【0008】第2に、前記外部共振器付半導体レーザモ
ジュールは、レーザモジュール部とコリメータモジュー
ル部で構成され、前記レーザモジュール部内の半導体レ
ーザ素子をファブリペロー型半導体レーザ素子で構成す
る。第3に、前記バンドパスフィルタを透過した波長の
光を、前記コリメータモジュール部内にあるピグテール
ファイバの先端に設けた反射点で反射させて、半導体レ
ーザ素子に帰還させるように構成する。 【0009】第4に、前記レーザモジュール部に所定の
間隔でもって半導体レーザ素子の出射光をコリメート光
に変換する第一のレンズおよび集光する第二のレンズを
配置する。第5に、前記第二のレンズにより集光された
光を結合させる光ファイバに設けられる反射点は、光フ
ァイバのフェルール端面にイオン蒸着した低反射膜で構
成する。 【0010】第6 に、前記光ファイバ端面に設けられる
反射点は、光ファイバのフェルール端面の空気層との反
射(フレネル反射)を利用する。第7に、前記反射点の
反射率は0.1〜50%であって、好ましくは0.5〜
10%を有している。第8に、前記コリメータモジュー
ル部は、内部にファイバからの出射光をコリメート光に
変換する第一のレンズと、コリメート光を集光する第二
のレンズを配置して構成する。 【0011】第9に、前記光ファイバ端面に形成される
反射点の低反射膜は、低反射膜を施した硝子板等を接着
することにより構成する。第10に、前記コリメータモ
ジュール部は、スポットサイズ変換(TEC)ファイバ
を用いて光ファイバからの出射光をコリメート化させる
ように構成する。第11に、コリメータモジュール部内
に、他の波長域帯カットフィルタ及び光アイソレータ等
の光部品を挿入するように構成する。 【0012】 【発明の実施態様】本発明に係る外部共振器付半導体レ
ーザモジュールは、バンドパスフィルタを透過した特定
波長の光は、半導体レーザ素子より50cm以上離れて
配置するピグテールファイバ先端の反射点で反射させて
半導体レーザ素子に帰還し、半導体レーザ素子の後面と
反射点の間でもって外部共振器を形成するものである。 【0013】 【実施例1】図1は、本発明に係る外部共振器付半導体
レーザモジュールの構成図である。図1を参照すると、
外部共振器付半導体レーザモジュールは、レーザモジュ
ール部100とコリメータモジュール部101からなっ
ており、レーザモジュール部100内のファブリペロー
型半導体レーザ素子1から出た光のうち、バンドパスフ
ィルタ4を透過した波長の光をコリメータモジュール部
101内にあるピグテールファイバ5の先端に設けた反
射点20で半導体レーザ素子1に帰還させることによ
り、波長の安定化および狭帯域化を図る構成とする。 【0014】前記100は、レーザモジュール部であ
り、1は例えば980nm帯ファブリペロー型半導体レ
ーザ素子である。2は半導体レーザ素子の出射光をコリ
メート光に変換する第一のレンズであり、3はコリメー
ト光を集光する第二のレンズである。4は半導体レーザ
素子1と同じ波長帯の光を透過する、例えば半値幅0.
3nm〜10nm程度、特に1〜5nmのバンドパスフ
ィルタ(BPF)である。 【0015】5は第二のレンズ3により集光された光を
結合させる光ファイバであり、この光ファイバ5は、5
0cm程度以上の長さに構成され、半導体レーザ素子1
からの出射光を反射させるための反射点20を有してい
る。反射点20は、光ファイバ5のフェルール端面にイ
オン蒸着された低反射膜からなり、反射率は0.1〜5
0%、特に2〜10%を有している。 【0016】前記101はコリメータモジュール部であ
り、内部にファイバ5からの出射光をコリメート光に変
換する第一のレンズ11と、コリメート光を集光する第
二のレンズ12であって、13は狭帯域化された光を外
部に取り出すための光ファイバである。以上の如く構成
した外部共振器付半導体レーザモジュールにおいて、例
えば、980nm帯ファブリペロー型半導体レーザ素子
1から出射した光は、第一のレンズ2により、コリメー
ト化され、バンドパスフィルタ(BPF)4を透過した
特定の波長の光だけが第二のレンズ3によって集光され
て光ファイバ5に結合される。そして、光ファイバ5に
結合した光は、反射点20で一部が反射帰還されること
になる。 【0017】すなわち、本発明に係る外部共振器付半導
体レーザモジュールにおける外部共振器は、980nm
帯ファブリペロー型半導体レーザ素子1の後面と光ファ
イバ5の先端に設けた反射点20との間で形成される。
この外部共振器により、発振波長幅の広い980nm帯
ファブリペロ型半導体レーザ素子1の波長範囲のうち、
バンドパスフィルタ4で決定される特定の波長のみを、
例えば、1nm程度の半値幅以下で狭帯域発振させるこ
とが可能であり、狭帯域発振させられた光は、コリメー
タモジュール部101を通過し、光ファイバ13を介し
て出射光として取り出される。 【0018】また、上記の説明では反射点20として光
ファイバ5端面に低反射膜をイオン蒸着により形成する
ように説明したが、低反射膜を施した硝子板等を接着す
ることにより反射点20を構成しても同様の効果を得る
ことができる。 【0019】 【実施例2】先の実施例では、コリメータモジュール1
01に第一レンズ11と第二レンズ12を使用したが、
これら第一、第二レンズ11,12の代わりに、例え
ば、図2に開示したスポットサイズ変換(TEC)ファ
イバ31および32等を用いて光ファイバ32からの出
射光をコリメート化させるように構成しても、前述した
実施例1と同様の効果を得ることが可能であり、上記の
実施例にのみ限定するものではない。 【0020】また、図3に開示した如く、コリメータモ
ジュール101内に、他の波長域帯カットフィルタ4
1、また、半導体レーザ素子と同波長帯の光アイソレー
タ42等の光部品を挿入することにより、レーザモジュ
ールの特性を向上させることができる。例えば他の波長
域帯(例えば、信号光1550nm帯)カットフィルタ
を挿入すれば信号光に対する反射減衰量を確保すること
ができる。 【0021】また、半導体レーザ素子と同波長域帯の光
アイソレータを挿入すれば、半導体レーザ素子への共振
に寄与しない戻り光や、複数個対向で使用した場合等に
おいて、半導体レーザ素子と同波長域帯の外部からの入
射光を低減でき、さらに半導体レーザモジュールの動作
を安定化することができる。これらの場合において、前
記光部品は単独で用いても、複数を組み合わせて用いて
構成してもよい。 【0022】また、上記の実施例では、ファブリペロー
型半導体レーザ素子の発振波長を980nm帯として説
明したが、他の波長のファブリペロー型半導体レーザ素
子、例えば1480nm帯等でも、バンドパスフィルタ
の透過波長域を1480nm帯とすれば同様の効果が得
られるので上記の実施例にのみ限定するものではない。 【0023】 【発明の効果】第1の効果は、ファブリペロー型半導体
レーザモジュールの発振波長を狭帯域化することであ
る。その理由は、BPFを透過した波長の光がファブリ
ペロー型半導体レーザ素子の後面と反射点間で外部共振
器を形成するからである。第2の効果は、波長の安定化
が図れることである。その理由は、半導体レーザ素子に
比べて、バンドパスフィルタの波長温度依存性が小さ
く、半導体レーザ素子の発振波長が温度により変化して
も、取り出せる波長が温度によらずほぼ一定となるから
である。 【0024】第3の効果は、半導体レーザモジュールの
特性を向上することが容易にできることである。その理
由は、コリメータモジュールを設けたことにより、コリ
メータモジュール内に、外部からの光が半導体レーザ素
子に入ることを防げる他の波長域帯カットフィルタ及び
光アイソレータ等の光部品を容易に挿入することができ
るためである。 【0025】つまり、本発明に係る外部共振器付半導体
レーザモジュールは、半導体レーザ素子に比べて、バン
ドパスフィルタの波長の温度依存性が小さいので、半導
体レーザ素子の発振波長が温度により変化しても、取り
出せる波長は温度によらずほぼ一定に設定可能である。
殊に、半導体レーザの波長安定化及び狭帯域化が図れ、
波長多重化等がきわめて容易である。 【0026】さらに、コリメータモジュール内に、他の
波長域帯カットフィルタ及び光アイソレータ等の光部品
を容易に挿入することができるため、外部からの光が半
導体レーザ素子に入ることなく、レーザモジュールの特
性を向上させることが容易である。
体レーザモジュールの改良であって、共振器に特定の波
長を透過する半値幅1nm〜5nm程度のバンドパスフ
ィルタ(BPF)を配置するとともに、このバンドパス
フィルタを透過した光を反射させる反射点を半導体レー
ザ素子から50cm程度以上離れた位置のピグテールフ
ァイバの先端に配置することにより、ファブリペロー型
半導体レーザモジュールの発振波長域を狭帯域化し、容
易に波長合成等を図ることができる外部共振器型半導体
レーザモジュールに関するものである。 【0002】 【発明の背景】近時、光通信の波長分割多重伝送方式等
(WDM=Wavelength Division Multiplex)による高密
度化に伴い、光ファイバアンプで用いられる励起用光源
の高出力化が必要となってきている。しかるに、この励
起用光源の高出力化のためには、複数個の励起半導体レ
ーザモジュールを波長合成して用いることが有効手段の
一つとされている。 【0003】一方、光アンプに用いられる、エルビウム
ドープファイバ(以下EDF )等の希土類ドープファイバ
は、信号光を励起できる波長の範囲が数nm〜数十nm
程度であるため、励起半導体レーザモジュールにおける
半導体レーザ素子の場合、発信波長が温度および電流に
対して変化するため、環境温度の変化、半導体レーザ素
子の劣化による駆動電流の増加等により、半導体レーザ
素子の発信波長が、希土類ドープファイバの励起有功波
長範囲を外れて、励起効率が低下するおそれがあった。 【0004】これらのため、反射戻り光を帰還させて発
信波長を狭帯域化する、外部共振器付半導体レーザモジ
ュールの開発が行われている。外部共振器付半導体レー
ザモジュールの構造として、紫外線照射等の手段で光フ
ァイバ内に回折格子を作成したファイバグレーティング
を用いた構造のものが多く見られる。 【0005】 【解決すべき課題】しかし、従来のこの種外部共振器付
半導体レーザモジュールにおける反射戻り光を帰還させ
るための反射点は、半導体レーザ素子に近い(例えば、
半導体レーザから50cm程度以下)に設定していたた
めに、半導体レーザの発振状態が不安定になるという問
題があった。 【0006】また、ハーフミラーを挿入する等の反射点
を設ける構造の外部共振器付半導体レーザモジュールも
開発されているが、この種外部共振器付半導体レーザモ
ジュールは、半導体レーザ素子への戻り光量を調整する
ため、精度よく角度調整を行う必要があり、製造上相当
の困難があった。本発明は、これらの問題を解決し、フ
ァブリペロー型半導体レーザモジュールの発振波長域を
狭帯域化し、容易に波長合成等を図れる外部共振器型半
導体レーザモジュールを提供する。 【0007】 【課題を解決するための手段】第1 に、半導体レーザの
共振光路上に光ファイバを設けてなる外部共振器付半導
体レーザモジュールの構成に当たり、レーザモジュール
部内に特定の波長を透過する半値幅が1nm〜5nm程
度のバンドパスフィルタを配置するとともに、このバン
ドパスフィルタを透過した光を反射させる反射点を半導
体レーザ素子から50cm程度以上離れた光ファイバの
先端に配置する。 【0008】第2に、前記外部共振器付半導体レーザモ
ジュールは、レーザモジュール部とコリメータモジュー
ル部で構成され、前記レーザモジュール部内の半導体レ
ーザ素子をファブリペロー型半導体レーザ素子で構成す
る。第3に、前記バンドパスフィルタを透過した波長の
光を、前記コリメータモジュール部内にあるピグテール
ファイバの先端に設けた反射点で反射させて、半導体レ
ーザ素子に帰還させるように構成する。 【0009】第4に、前記レーザモジュール部に所定の
間隔でもって半導体レーザ素子の出射光をコリメート光
に変換する第一のレンズおよび集光する第二のレンズを
配置する。第5に、前記第二のレンズにより集光された
光を結合させる光ファイバに設けられる反射点は、光フ
ァイバのフェルール端面にイオン蒸着した低反射膜で構
成する。 【0010】第6 に、前記光ファイバ端面に設けられる
反射点は、光ファイバのフェルール端面の空気層との反
射(フレネル反射)を利用する。第7に、前記反射点の
反射率は0.1〜50%であって、好ましくは0.5〜
10%を有している。第8に、前記コリメータモジュー
ル部は、内部にファイバからの出射光をコリメート光に
変換する第一のレンズと、コリメート光を集光する第二
のレンズを配置して構成する。 【0011】第9に、前記光ファイバ端面に形成される
反射点の低反射膜は、低反射膜を施した硝子板等を接着
することにより構成する。第10に、前記コリメータモ
ジュール部は、スポットサイズ変換(TEC)ファイバ
を用いて光ファイバからの出射光をコリメート化させる
ように構成する。第11に、コリメータモジュール部内
に、他の波長域帯カットフィルタ及び光アイソレータ等
の光部品を挿入するように構成する。 【0012】 【発明の実施態様】本発明に係る外部共振器付半導体レ
ーザモジュールは、バンドパスフィルタを透過した特定
波長の光は、半導体レーザ素子より50cm以上離れて
配置するピグテールファイバ先端の反射点で反射させて
半導体レーザ素子に帰還し、半導体レーザ素子の後面と
反射点の間でもって外部共振器を形成するものである。 【0013】 【実施例1】図1は、本発明に係る外部共振器付半導体
レーザモジュールの構成図である。図1を参照すると、
外部共振器付半導体レーザモジュールは、レーザモジュ
ール部100とコリメータモジュール部101からなっ
ており、レーザモジュール部100内のファブリペロー
型半導体レーザ素子1から出た光のうち、バンドパスフ
ィルタ4を透過した波長の光をコリメータモジュール部
101内にあるピグテールファイバ5の先端に設けた反
射点20で半導体レーザ素子1に帰還させることによ
り、波長の安定化および狭帯域化を図る構成とする。 【0014】前記100は、レーザモジュール部であ
り、1は例えば980nm帯ファブリペロー型半導体レ
ーザ素子である。2は半導体レーザ素子の出射光をコリ
メート光に変換する第一のレンズであり、3はコリメー
ト光を集光する第二のレンズである。4は半導体レーザ
素子1と同じ波長帯の光を透過する、例えば半値幅0.
3nm〜10nm程度、特に1〜5nmのバンドパスフ
ィルタ(BPF)である。 【0015】5は第二のレンズ3により集光された光を
結合させる光ファイバであり、この光ファイバ5は、5
0cm程度以上の長さに構成され、半導体レーザ素子1
からの出射光を反射させるための反射点20を有してい
る。反射点20は、光ファイバ5のフェルール端面にイ
オン蒸着された低反射膜からなり、反射率は0.1〜5
0%、特に2〜10%を有している。 【0016】前記101はコリメータモジュール部であ
り、内部にファイバ5からの出射光をコリメート光に変
換する第一のレンズ11と、コリメート光を集光する第
二のレンズ12であって、13は狭帯域化された光を外
部に取り出すための光ファイバである。以上の如く構成
した外部共振器付半導体レーザモジュールにおいて、例
えば、980nm帯ファブリペロー型半導体レーザ素子
1から出射した光は、第一のレンズ2により、コリメー
ト化され、バンドパスフィルタ(BPF)4を透過した
特定の波長の光だけが第二のレンズ3によって集光され
て光ファイバ5に結合される。そして、光ファイバ5に
結合した光は、反射点20で一部が反射帰還されること
になる。 【0017】すなわち、本発明に係る外部共振器付半導
体レーザモジュールにおける外部共振器は、980nm
帯ファブリペロー型半導体レーザ素子1の後面と光ファ
イバ5の先端に設けた反射点20との間で形成される。
この外部共振器により、発振波長幅の広い980nm帯
ファブリペロ型半導体レーザ素子1の波長範囲のうち、
バンドパスフィルタ4で決定される特定の波長のみを、
例えば、1nm程度の半値幅以下で狭帯域発振させるこ
とが可能であり、狭帯域発振させられた光は、コリメー
タモジュール部101を通過し、光ファイバ13を介し
て出射光として取り出される。 【0018】また、上記の説明では反射点20として光
ファイバ5端面に低反射膜をイオン蒸着により形成する
ように説明したが、低反射膜を施した硝子板等を接着す
ることにより反射点20を構成しても同様の効果を得る
ことができる。 【0019】 【実施例2】先の実施例では、コリメータモジュール1
01に第一レンズ11と第二レンズ12を使用したが、
これら第一、第二レンズ11,12の代わりに、例え
ば、図2に開示したスポットサイズ変換(TEC)ファ
イバ31および32等を用いて光ファイバ32からの出
射光をコリメート化させるように構成しても、前述した
実施例1と同様の効果を得ることが可能であり、上記の
実施例にのみ限定するものではない。 【0020】また、図3に開示した如く、コリメータモ
ジュール101内に、他の波長域帯カットフィルタ4
1、また、半導体レーザ素子と同波長帯の光アイソレー
タ42等の光部品を挿入することにより、レーザモジュ
ールの特性を向上させることができる。例えば他の波長
域帯(例えば、信号光1550nm帯)カットフィルタ
を挿入すれば信号光に対する反射減衰量を確保すること
ができる。 【0021】また、半導体レーザ素子と同波長域帯の光
アイソレータを挿入すれば、半導体レーザ素子への共振
に寄与しない戻り光や、複数個対向で使用した場合等に
おいて、半導体レーザ素子と同波長域帯の外部からの入
射光を低減でき、さらに半導体レーザモジュールの動作
を安定化することができる。これらの場合において、前
記光部品は単独で用いても、複数を組み合わせて用いて
構成してもよい。 【0022】また、上記の実施例では、ファブリペロー
型半導体レーザ素子の発振波長を980nm帯として説
明したが、他の波長のファブリペロー型半導体レーザ素
子、例えば1480nm帯等でも、バンドパスフィルタ
の透過波長域を1480nm帯とすれば同様の効果が得
られるので上記の実施例にのみ限定するものではない。 【0023】 【発明の効果】第1の効果は、ファブリペロー型半導体
レーザモジュールの発振波長を狭帯域化することであ
る。その理由は、BPFを透過した波長の光がファブリ
ペロー型半導体レーザ素子の後面と反射点間で外部共振
器を形成するからである。第2の効果は、波長の安定化
が図れることである。その理由は、半導体レーザ素子に
比べて、バンドパスフィルタの波長温度依存性が小さ
く、半導体レーザ素子の発振波長が温度により変化して
も、取り出せる波長が温度によらずほぼ一定となるから
である。 【0024】第3の効果は、半導体レーザモジュールの
特性を向上することが容易にできることである。その理
由は、コリメータモジュールを設けたことにより、コリ
メータモジュール内に、外部からの光が半導体レーザ素
子に入ることを防げる他の波長域帯カットフィルタ及び
光アイソレータ等の光部品を容易に挿入することができ
るためである。 【0025】つまり、本発明に係る外部共振器付半導体
レーザモジュールは、半導体レーザ素子に比べて、バン
ドパスフィルタの波長の温度依存性が小さいので、半導
体レーザ素子の発振波長が温度により変化しても、取り
出せる波長は温度によらずほぼ一定に設定可能である。
殊に、半導体レーザの波長安定化及び狭帯域化が図れ、
波長多重化等がきわめて容易である。 【0026】さらに、コリメータモジュール内に、他の
波長域帯カットフィルタ及び光アイソレータ等の光部品
を容易に挿入することができるため、外部からの光が半
導体レーザ素子に入ることなく、レーザモジュールの特
性を向上させることが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1 】図1は、本発明に係る外部共振器付半導体レー
ザモジュールの要部構造を示す説明図である。 【図2 】図2は、同じく本発明に係る外部共振器付半導
体レーザモジュールの他の実施例の要部構造を示す説明
図である。 【図3 】図3は、同じく本発明に係る外部共振器付半導
体レーザモジュールの他の実施例の要部構造を示す説明
図である。 【符号の説明】 100 レーザモジュール部 101 コリメータモジュール部 1 ファブリペロー型半導体レーザ素
子 2 第一のレンズ 3 第二のレンズ 4 バンドパスフィルタ(BPF) 5 ピグテールファイバ 11 第一のレンズ 12 第二のレンズ 13 光ファイバ 20 反射点 31 スポットサイズ変換(TEC)フ
ァイバ 32 光ファイバ 41 他の波長域帯カットフィルタ 42 光アイソレータ
ザモジュールの要部構造を示す説明図である。 【図2 】図2は、同じく本発明に係る外部共振器付半導
体レーザモジュールの他の実施例の要部構造を示す説明
図である。 【図3 】図3は、同じく本発明に係る外部共振器付半導
体レーザモジュールの他の実施例の要部構造を示す説明
図である。 【符号の説明】 100 レーザモジュール部 101 コリメータモジュール部 1 ファブリペロー型半導体レーザ素
子 2 第一のレンズ 3 第二のレンズ 4 バンドパスフィルタ(BPF) 5 ピグテールファイバ 11 第一のレンズ 12 第二のレンズ 13 光ファイバ 20 反射点 31 スポットサイズ変換(TEC)フ
ァイバ 32 光ファイバ 41 他の波長域帯カットフィルタ 42 光アイソレータ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1 】半導体レーザの共振光路上に光ファイバを
設けてなる外部共振器付半導体レーザモジュールの構成
に当たり、レーザモジュール部内に特定の波長を透過す
る半値幅が1nm〜5nm程度であって好ましくは2n
m〜3nm程度を有しているバンドパスフィルタを配置
するとともに、このバンドパスフィルタを透過した光を
反射させる反射点を半導体レーザ素子から50cm程度
以上離れた光ファイバの先端に配置するようにしたこと
を特徴とする外部共振器付半導体レーザモジュール。 【請求項2】前記外部共振器付半導体レーザモジュール
は、レーザモジュール部とコリメータモジュール部で構
成され、前記レーザモジュール部内の半導体レーザ素子
をファブリペロー型半導体レーザ素子で構成したことを
特徴とする請求項1記載の外部共振器付半導体レーザモ
ジュール。 【請求項3】前記バンドパスフィルタを透過した波長の
光を、前記コリメータモジュール部内にあるピグテール
ファイバの先端に設けた反射点で反射させて、半導体レ
ーザ素子に帰還させるように構成したことを特徴とする
請求項1および請求項2記載の外部共振器付半導体レー
ザモジュール。 【請求項4】前記レーザモジュール部に所定の間隔でも
って半導体レーザ素子の出射光をコリメート光に変換す
る第一のレンズおよび集光する第二のレンズを配置した
ことを特徴とする請求項1および請求項2記載の外部共
振器付半導体レーザモジュール。 【請求項5】前記第二のレンズにより集光された光を結
合させる光ファイバに設けられる反射点は、光ファイバ
のフェルール端面にイオン蒸着した低反射膜で構成した
ことを特徴とする請求項3記載の外部共振器付半導体レ
ーザモジュール。 【請求項6 】前記光ファイバ端面に設けられる反射点
は、光ファイバのフェルール端面の空気層との反射(フ
レネル反射)を利用したことを特徴とする請求項3記載
の外部共振器付半導体レーザモジュール。 【請求項7】前記反射点の反射率は0.1〜50%であ
って、好ましくは0.5〜10%を有していることを特
徴とする請求項5記載の外部共振器付半導体レーザモジ
ュール。 【請求項8】前記コリメータモジュール部は、内部にフ
ァイバからの出射光をコリメート光に変換する第一のレ
ンズと、コリメート光を集光する第二のレンズを配置し
て構成されたことを特徴とする請求項2記載の外部共振
器付半導体レーザモジュール。 【請求項9】前記光ファイバ端面に形成される反射点の
低反射膜は、低反射膜を施した硝子板等を接着すること
により構成したことを特徴とする請求項5記載の外部共
振器付半導体レーザモジュール。 【請求項10】前記コリメータモジュール部は、スポッ
トサイズ変換(TEC)ファイバを用いて光ファイバか
らの出射光をコリメート化させるように構成したことを
特徴とすることを請求項7記載の外部共振器付半導体レ
ーザモジュール。 【請求項11】前記コリメータモジュール部内に、他の
波長域帯カットフィルタ及び光アイソレータ等の光部品
を挿入するように構成したことを特徴とする請求項2記
載の外部共振器付半導体レーザモジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10241483A JP2000077773A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 外部共振器付半導体レーザモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10241483A JP2000077773A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 外部共振器付半導体レーザモジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000077773A true JP2000077773A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17074994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10241483A Pending JP2000077773A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 外部共振器付半導体レーザモジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000077773A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003086893A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザモジュール及びこれを用いたラマン増幅器 |
-
1998
- 1998-08-27 JP JP10241483A patent/JP2000077773A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003086893A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザモジュール及びこれを用いたラマン増幅器 |
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