JP2000179480A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JP2000179480A
JP2000179480A JP10354509A JP35450998A JP2000179480A JP 2000179480 A JP2000179480 A JP 2000179480A JP 10354509 A JP10354509 A JP 10354509A JP 35450998 A JP35450998 A JP 35450998A JP 2000179480 A JP2000179480 A JP 2000179480A
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    • F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を考慮した流速でオイル封入作業を行
なうとができること。 【解決手段】 ハウジング10の内壁面及び渦巻体20
bの外周面のうちの少なくとも一方の面に、オイルを吸
入孔18aから前記ハウジング10内へ流入させるため
に前記吸入孔18aを含む周方向をオイル流入経路とな
すオイル封入用の溝20g,101gを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクロール型圧縮機
に属し、特に、生産工程において吸入孔からハウジング
内へオイルを流入させるタイプのスクロール型圧縮機に
属する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機は、一対の渦
巻体を角度をずらせてかみ合わせ、相対的な円運動(公
転運動のみ)を与えて、両渦巻体間に形成する密閉空間
を中心方向へ移動させながら容積を減縮して中心部から
圧縮流体を吐出させるようにした容積式流体圧縮装置で
ある。
【0003】従来技術のスクロール型圧縮機は、図3に
示すように、外郭を構成するハウジング10を有してい
る。ハウジング10は、大径の有底円筒体からなるリア
ハウジング101と、フロントハウジング100とを有
している。フロントハウジング100はリアハウジング
101の開放端に固定された大径円筒部103と小径円
筒部105とを備えている。リアハウジング101とフ
ロントハウジング100とは中心軸を同一にして配設さ
れている。
【0004】ハウジング10の中心軸線X上にはシャフ
ト11が配されている。シャフト11はフロントハウジ
ング100の小径円筒部105を通ってハウジング10
内へのびている。また、シャフト11はフロントハウジ
ング100の小径円筒部105に包囲された小径部11
aと、フロントハウジング100の大径円筒部103に
包囲された大径部11bとを有している。
【0005】大径部11bの端部には、軸線Xに平行に
のびている駆動ピン12が軸線Xから偏心して固定され
ている。シャフト11は大径部11bがボールベアリン
グ13を介してフロントハウジング100の大径部11
bにより回転自在に支承され、小径部11aがボールベ
アリング14を介してフロントハウジング100の小径
円筒部105により回転自在に支承されている。
【0006】小径円筒部105には、径方向外方に電磁
クラッチ15が配設されている。電磁クラッチ15は、
小径円筒部105に回転自在に外嵌するとともに、図示
しないV形ベルトを介して外部駆動源に接続されたプー
リ15aと小径部11aの端部に固定された回転伝達板
15cとを備えている。シャフト11は駆動源により回
転駆動される。
【0007】リアハウジング101内には、固定スクロ
ール16が配設されている。固定スクロール16は軸線
Xと同心に配設されてリアハウジング101に嵌合する
円板状の端板16aと、この端板16aの一方の面に形
成された渦巻体16bとを備えている。固定スクロール
16は端板16aの他方の面に形成された脚16cを備
えている。固定スクロール16は、脚16cがリアハウ
ジング101の底部101aに当接した状態でボルト1
7によってリアハウジング101に固定されている。リ
アハウジング101の内部空間は、固定スクロール16
の端板16aによって吸入室18と吐出室19とに仕切
られている。
【0008】さらに、リアハウジング101内には固定
スクロール16に隣接して可動スクロール20が配設さ
れている。可動スクロール20は円板状の端板20a
と、この端板20aの一方の面に形成された渦巻体20
bと、端板20aの他方の面に形成された環状のボス2
0cとを備えている。
【0009】リアハウジング101には、吸入室18に
連通されている吸入孔(吸入ポート)18aと吐出室1
9に連通している吐出孔(吐出ポート)19aとが設け
られている。吸入孔18aは可動スクロール20の渦巻
体20bに対向しており、可動スクロール20が公転運
動を行なうものであるが、図1に示した状態では吸入孔
18aを塞ぐようにわずかな隙間をもって、もっとも接
近した状態となる。なお、圧縮機を組み立てるときに
は、吸入室18へオイルを封入する生産工程で吸入孔1
8aから吸入室18へオイルを流入し封入している。
【0010】端板20aの中心軸線Yは軸線Xから距離
rs偏心している。可動スクロール20の渦巻体20b
は固定スクロール16の渦巻体16bと180度の角度
の位相差をもってかみ合っている。ボス20cには端板
20aと同心に配設された厚肉円板状の偏心ブッシュ2
1がニードルベアリング22を介して回転自在に内嵌し
ている。偏心ブッシュ21には軸線Xに平行にのびる偏
心した貫通穴21aが形成されている。
【0011】また、偏心ブッシュ21には径方向にのび
るカウンターウェイト23が固定されている。偏心ブッ
シュ21の貫通穴21aはシャフト11の大径部11b
に固定された駆動ピン12を摺動可能に収容している。
偏心ブッシュ21に形成されたピン21bはシャフト1
1の大径部11bの端部に形成されている駆動ピン12
よりもわずかに大径の穴に嵌合している。
【0012】さらに、フロントハウジング100の大径
円筒部103の端部に固定されたドーナツ板状のフロン
トハウジング側レース(レース部材)24と、可動スク
ロール20の端板20aに固定されたドーナツ板状の可
動スクロール側レース(レース部材)25と周方向に互
いに間隔を隔ててフロントハウジング側レース24と可
動スクロール側レース25との間に介在する複数のボー
ル26とによって、可動スクロール自転防止用のボール
カップリングが構成されている。
【0013】上述した構成のスクロール型圧縮機は、可
動スクロール20の公転にともなって、ボール26がフ
ロントハウジング側レース24,可動スクロール側レー
ス25内を可動スクロール20の公転半径rsと略同一
半径の円軌道を描いて転走する。また、可動スクロール
20の公転にともなって、ボール26はフロントハウジ
ング側レース24,可動スクロール側レース25へ押し
つけられた状態で可動スクロール20の公転半径rsと
略同一半径に円軌道を描いて滑らかに転走することがで
きる。この結果、可動スクロール20はフロントハウジ
ング100、ひいては固定スクロール16に対して所定
の角度関係を維持しつつ公転することになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来、車両用のスクロ
ール型圧縮機では、圧縮機を組み立てるときに、吸入室
18へオイルを封入する生産工程で可動スクロール20
の渦巻体20bの位置が吸入孔18aを塞ぐようにもっ
とも接近した状態となっているときに、生産性を考慮し
た流速でオイル封入作業を行なうと、オイルが入りきれ
ずに吸入孔18aへ外へ溢れでてしまうという問題があ
る。
【0015】したがって、生産工程では可動スクロール
20の渦巻体20bの位置を確認し、吸入孔18aを塞
ぐようにもっとも接近した状態となっているときには、
手によってシャフト11を回転させ、可動スクロール2
0の渦巻体20bの位置をずらしてから、吸入孔18a
から吸入室18へオイルを封入しているので、手間がか
かってしまうことから生産性に劣るという問題がある。
【0016】それ故に、本発明の課題は、組み立て時に
生産性を考慮した流速でオイル封入作業を行なうことが
できるスクロール型圧縮機を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ハウジ
ングと、該ハウジング内で互いに角度をずらせてかみ合
わせた一対の渦巻体と、前記ハウジングの内壁面に対向
する一方の前記渦巻体の外周面の一部面に設けた吸入孔
とを含み、前記一対の渦巻体の相対的な公転運動を与え
て、前記一対の渦巻体間に形成する密閉空間を中心方向
へ移動させながら容積を減縮して中心部から圧縮流体を
吐出させるスクロール型圧縮機において、前記ハウジン
グの内壁面及び前記該渦巻体の外周面のうちの少なくと
も一方の面に、オイルを前記吸入孔から前記ハウジング
内へ流入させるために前記吸入孔を含む周方向をオイル
流入経路となすオイル封入用の溝を有していることを特
徴とするスクロール型圧縮機が得られる。
【0018】また、本発明の構成では、前記オイル封入
の前記溝を環状に形成したり、前記溝が位置している前
記ハウジングの外面に前記ハウジングと同じ部材によっ
て肉盛り部を形成している。
【0019】
【作用】本発明のスクロール型圧縮機おいては、例え
ば、車両用として用いる場合、車両の限られたスペース
に設置しなければならず小形化が要求されているので、
設計の段階で、通常、吸入孔を塞ぐように接近させて一
方の渦巻体を配置する構造が採用されている。
【0020】このような構造のスクロール型圧縮機で
は、ハウジング又は渦巻体を切削加工するときに、オイ
ル封入用の溝を形成することによって、組み立て時にお
ける一方の渦巻体のどのような位置にかかわらず、ハウ
ジング内へのオイル流入経路が確保される。したがっ
て、組み立て時には、一方の渦巻体がハウジングの内壁
面に対して吸入孔を塞ぐように接近している状態であっ
ても、溝をオイル流入経路としてハウジング内へ流入さ
せることができる。
【0021】また、ハウジングの溝を環状に全周に対し
形成すると、通常、ハウジングのインローは旋削加工す
るため、容易に形成することができる。さらに、溝が位
置しているハウジングの外面に前記ハウジングと同じ部
材によって肉盛り部を形成すると、ハウジングの局部的
な強度を補強することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスクロール型圧縮
機の第1の実施の形態例について図1を参照して説明す
る。なお、スクロール型圧縮機は図3で説明した構成の
スクロール型圧縮機とほぼ同じ構成であるため、発明の
要部を除く部分には同じ符号を付して構成が同じ部分の
説明を省略する。
【0023】図1を参照して、リアハウジング101内
には固定スクロール16に隣接して可動スクロール20
が配設されている。可動スクロール20は円板状の端板
20aと、この端板20aの一方の面に形成された渦巻
体20bとを備えている。
【0024】リアハウジング101には、吸入室18に
連通されている吸入孔(吸入ポート)18aと吐出室1
9に連通している吐出孔(吐出ポート)19aとが設け
られている。吸入孔18aは冷媒ガスをハウジング10
内へ供給し、吐出孔19aは渦巻体16b,20bによ
って圧縮された冷媒ガスをハウジング10外へ供給する
ものである。
【0025】吸入孔18aは可動スクロール20の渦巻
体20bに対向しており、公転運動を行なうものである
が、図1に示した状態では吸入孔18aを塞ぐようにわ
ずかな隙間をもって、もっとも接近した状態となる。
【0026】リアハウジング101の内壁面には、オイ
ルを吸入孔18aからハウジング10内へ流入させるた
めに吸入孔18aを含む周方向をオイル流入経路となす
オイル封入用の第1の溝101gが形成されている。可
動スクロール20の渦巻体20bの外周面には、オイル
を吸入孔18aからハウジング10内へ流入させるため
に吸入孔18aを含む周方向をオイル流入経路となすオ
イル封入用の第2の溝20gが形成されている。
【0027】リアハウジング101の内壁面には、第1
の溝101gが環状に形成されている。第1の溝101
gは、リアハウジング101の内壁面を切削加工するこ
とによって得られる。可動スクロール20の渦巻体20
bの外周面には、第2の溝20gが環状に形成されてい
る。第2の溝20gは渦巻体20bの外周面を切削加工
することによって得られる。
【0028】ところで、圧縮機の組み立て時におけるハ
ウジング10内の吸入室18へオイルを封入するための
生産工程では、吸入孔18aから吸入室18へオイルを
封入している。圧縮機を組み立てるときには、吸入室1
8へオイルを封入する生産工程で可動スクロール20の
渦巻体20bの位置を確認することなしに、生産性を考
慮した流速でオイルを流入して封入作業を行なうことが
できる。
【0029】この際、第1及び第2の溝101g,20
gはオイル流入経路となり、吸入孔18aからハウジン
グ10内へ円滑にオイルを流入させることができる。し
たがって、渦巻体20bの外周面が吸入孔18aを塞ぐ
ようにもっとも接近した状態となっているときにおいて
も、生産工程のオイル封入作業を低下させることがな
く、オイルが吸入孔18aの外へ溢れることがない。
【0030】なお、この第1の実施に形態では、リアハ
ウジング101の内壁面及び可動スクロール20の渦巻
体20bの外周面に第1及び第2の溝101g,20g
を形成したが、この構成に限定されるものではなく、生
産性を考慮した流速及び流量によって、リアハウジング
101の内壁面及び可動スクロール20の渦巻体20b
の外周面のうちのどちらか一方に形成するのみでもよ
い。
【0031】図2は、本発明のスクロール圧縮機の第2
の実施の形態例を示している。なお、図1において説明
した第1の実施の形態例と同じ部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0032】第2の実施の形態例におけるスクロール型
圧縮機では、リアハウジング101の内壁面に位置して
いる第1の溝101gのリアハウジング101の外面に
リアハウジング101と同じ部材によって肉盛り部10
1mが形成されている。肉盛り部101mは、第1の溝
101gのリアハウジング101の薄肉となった部分の
局部的な強度不足を補う役目を果たす。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスクロー
ル型圧縮機によれば、ハウジングの内壁面及び可動スク
ロールの渦巻体の外周面の少なくとも一方の面に、オイ
ル封入用の溝を形成したので、圧縮機を組み立てるとき
に、吸入室へオイルを封入する生産工程で可動スクロー
ルの渦巻体の位置を確認する必要がなく、生産性を考慮
した流速でオイル封入作業を行なうとができる。
【0034】また、ハウジングには、溝が位置している
ハウジングの外面にハウジングと同じ部材によって肉盛
り部を形成したので、ハウジングの溝を形成した部分の
局部的な強度不足を補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクロール型圧縮機の第1の実施の形
態を示す縦断面図である。
【図2】本発明のスクロール型圧縮機の第2の実施の形
態の要部を示す縦断面図である。
【図3】従来のスクロール型圧縮機の一例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 11 シャフト 11a 小径円筒部 11b 大径円筒部 16 固定スクロール 16b,20b, 渦巻体 18 吸入室 18a 吸入孔 19 吐出室 20 可動スクロール 20g 第2の溝 100 フロントハウジング 101 リアハウジング 101g 第1の溝 101m 肉盛り部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月27日(1999.1.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】大径部11bの端部には、軸線Xに平行に
のびている駆動ピン12が軸線Xから偏心して固定され
ている。シャフト11は大径部11bがニードルベアリ
ング13を介してフロントハウジング100の大径部1
1bにより回転自在に支承され、小径部11aがボール
ベアリング14を介してフロントハウジング100の小
径円筒部105により回転自在に支承されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、偏心ブッシュ21には径方向にのび
るカウンターウェイト23が固定されている。偏心ブッ
シュ21の貫通穴21aはシャフト11の大径部11b
に固定された駆動ピン12を摺動可能に収容している。
偏心ブッシュ21に形成されたピン21はシャフト11
の大径部11bの端部に位置し、偏心ブッシュ21とカ
ウンターウェイト23とを互いに固定する役割を有して
いる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジング内で互いに
    角度をずらせてかみ合わせた一対の渦巻体と、前記ハウ
    ジングの内壁面に対向する一方の前記渦巻体の外周面の
    一部面に設けた吸入孔とを含み、前記一対の渦巻体の相
    対的な公転運動を与えて、前記一対の渦巻体間に形成す
    る密閉空間を中心方向へ移動させながら容積を減縮して
    中心部から圧縮流体を吐出させるスクロール型圧縮機に
    おいて、前記ハウジングの内壁面及び前記該渦巻体の外
    周面のうちの少なくとも一方の面に、オイルを前記吸入
    孔から前記ハウジング内へ流入させるために前記吸入孔
    を含む周方向をオイル流入経路となすオイル封入用の溝
    を有していることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスクロール型圧縮機にお
    いて、前記溝を前記周方向に沿って環状に形成したこと
    を特徴とするスクロール型圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスクロール型圧縮機にお
    いて、前記溝が位置している前記ハウジングの外面に前
    記ハウジングと同じ部材によって肉盛り部が形成されて
    いることを特徴とするスクロール型圧縮機。
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