JP2000203319A - 自動車のフラット化シ―ト構造 - Google Patents

自動車のフラット化シ―ト構造

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JP2000203319A
JP2000203319A JP11008295A JP829599A JP2000203319A JP 2000203319 A JP2000203319 A JP 2000203319A JP 11008295 A JP11008295 A JP 11008295A JP 829599 A JP829599 A JP 829599A JP 2000203319 A JP2000203319 A JP 2000203319A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの前方にスペースがなくてもフラット
化することができ、且つ可動部とスライドレールとの間
に工具等が挟まれてスライドレール等が変形しにくい自
動車のフラット化シート構造を提供する。 【解決手段】 スライドレール2に上端から切欠いた逃
げ部4、5が形成されているため、クッションリンク6
及び/又はバックリンク7と、スライドレール2との間
に工具等が入っても、工具等が逃げ部4、5内へ逃げ込
む余地があるため、強干渉せず、リンク6、7とスライ
ドレール2が変形しにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のフラッ
ト化シート構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用のシートには、休憩や
安眠のため、或いは車室内を広く利用するために、シー
トクッションとシートバックとを略同一高さで水平にで
きるフラット構造になっているものがある。
【0003】この種のフラット構造としては、例えば、
実公平7−27239号公報にて知られているように、
シートクッションが前端支点を中心に前側へ回動して水
平な反転状態になり、また、シートバックが下端支点を
中心に前側へ回動して水平な前倒し状態となることで、
シートクッションの裏面と、シートバックの背面とが、
略同一高さのフラット面になるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、シートクッションをその前
端支点を中心にして前方へ反転させる構造になっている
ため、フラット化されたシートは、このシートクッショ
ンの全長分だけ前方へ突出することになる。従って、こ
の従来構造はシートの前方にスペースのない自動車には
適用困難である。
【0005】また、シートクッションやシートバック等
の可動部が、可動時において、それらを支持するスライ
ドレールと側面視で重合状態になるため、可動部とスラ
イドレールとの間に工具等が挟まれた場合には、可動部
やスライドレールが変形するおそれがあり、かかる場
合、その後の作動不良を招くおそれがある。
【0006】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、シートの前方にスペースがな
くてもフラット化することができ、且つ可動部とスライ
ドレールとの間に工具等が挟まれてスライドレール等が
変形しにくい自動車のフラット化シート構造を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シートクッションの前側に左右両側へ突出する前側
ローラを設けると共に、シートバックの下端に左右両側
へ突出する下端ローラを設け、これら両ローラをフロア
に固定された左右一対のスライドレールに対して前後ス
ライド自在且つ所定位置で保持自在に係合させると共
に、シートクッションの前側ローラよりも後方の中間支
点と、スライドレールの途中部位又は周辺部材とを、ク
ッションリンクで連結し、且つシートバックの下端ロー
ラよりも上方の中間支点と、スライドレールの途中部位
又はその周辺部材とを、バックリンクで連結し、前側ロ
ーラ及び下端ローラを後方へスライドさせ、シートクッ
ションが前側へ回動して水平な反転状態となり、シート
バックが前側へ回動して水平な前倒し状態となること
で、シートクッションの裏面と、シートバックの背面と
が、略同一高さになる自動車のフラット化シート構造で
あって、前記スライドレールにおいて、前記クッション
リンク及び/又は前記バックリンクが可動時に側面視で
重合し得る範囲の少なくとも一部に、上端から切欠いた
逃げ部を形成した。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、前記シー
トクッション及び前記シートバックを前側へ回動させる
際に、それぞれの全体的な前方移動はクッションリンク
及びバックリンクにより拘束されているため、シートク
ッション及びシートバックは前側ローラ及び下端ローラ
をスライドレールに沿って後方へスライドさせながら、
その場で回動して、反転・前倒し状態となる。従って、
シートの前方にスペースのない自動車にも適用可能とな
る。また、スライドレールに上端から切欠いた逃げ部が
形成されているため、クッションリンク及び/又はバッ
クリンクと、スライドレールとの間に工具等が入って
も、工具等が逃げ部内へ逃げ込む余地があるため、強干
渉せず、リンクとスライドレールが変形しにくくなる。
【0009】請求項2に記載の発明は、スライドレール
が互いに内側を開口させた断面C形で、該スライドレー
ルの表面が該スライドレールと略同一断面形状の弾性部
材により被覆されている。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、スライド
レールの表面が略同一断面形状を有する弾性部材により
覆われているため、スライドレールに逃げ部を形成して
も、外観上は分からず、見映えが良い。また、逃げ部の
部分で、工具等を挟んでも、弾性部材が存在する分、緩
衝作用が得られ、スライドレールの変形が防止される。
【0011】請求項3に記載の発明は、クッションリン
クのシートクッション側の端部に、シートクッションの
着座状態及び反転状態において、スライドレールに上側
から係合するストッパ部が形成され、該ストッパ部を避
けた位置に逃げ部が形成されている。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、逃げ部が
ストッパ部を避けた位置に形成されているため、クッシ
ョンリンクのストッパ部がスライドレールの上面に確実
に係合して、シートクッションの着座状態及び反転状態
が維持される。
【0013】請求項4に記載の発明は、シートクッショ
ンの側面に固定リンクを取付け、該固定リンクの前端に
前側ローラを設け、後端に中間支点を設定した。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、シートク
ッションの側面に取付けた固定リンクの両端に前側ロー
ラと中間支点を設定しているため、両者の設定が容易で
あると共に、両者間の間隔が一定になる。
【0015】請求項5に記載の発明は、シートクッショ
ンの前側に左右両側へ突出する前側ローラを設けると共
に、シートバックの下端に左右両側へ突出する下端ロー
ラを設け、これら両ローラをフロアに固定された左右一
対のスライドレールに対して前後スライド自在且つ所定
位置で保持自在に係合させると共に、シートクッション
の前側ローラよりも後方の中間支点と、スライドレール
の途中部位又は周辺部材とを、クッションリンクで連結
し、且つシートバックの下端ローラよりも上方の中間支
点と、スライドレールの途中部位又はその周辺部材と
を、バックリンクで連結し、前側ローラ及び下端ローラ
を後方へスライドさせ、シートクッションが前側へ回動
して水平な反転状態となり、シートバックが前側へ回動
して水平な前倒し状態となることで、シートクッション
の裏面と、シートバックの背面とが、略同一高さになる
自動車のフラット化シート構造であって、前記バックリ
ンクにおいて、可動時にスライドレールと側面視で重合
し得る範囲の少なくとも一部に、下向きの弾性部材を取
付けた。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、バックリ
ンクに下向きの弾性部材が取付けられ、バックリンクと
スライドレールとの間に工具等が入った場合に、まず弾
性部材が先に工具等に当たることで工具等の存在に気付
くことができ、バックリンクと工具等との金属的な強干
渉を未然に防止することができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、弾性部材の一部
に変形を容易にするための凹部を形成した。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、バックリ
ンクに取付けた下向きの弾性部材に凹部を形成したた
め、弾性部材が変形し易くなり、工具等に干渉した場合
における弾性部材自体の破損を防止することができる。
【0019】請求項7に記載の発明は、シートクッショ
ンの前側に左右両側へ突出する前側ローラを設けると共
に、シートバックの下端に左右両側へ突出する下端ロー
ラを設け、これら両ローラをフロアに固定された左右一
対のスライドレールに対して前後スライド自在且つ所定
位置で保持自在に係合させると共に、シートクッション
の前側ローラよりも後方の中間支点と、スライドレール
の途中部位又は周辺部材とを、クッションリンクで連結
し、且つシートバックの下端ローラよりも上方の中間支
点と、スライドレールの途中部位又はその周辺部材と
を、バックリンクで連結し、前側ローラ及び下端ローラ
を後方へスライドさせ、シートクッションが前側へ回動
して水平な反転状態となり、シートバックが前側へ回動
して水平な前倒し状態となることで、シートクッション
の裏面と、シートバックの背面とが、略同一高さになる
自動車のフラット化シート構造であって、前記クッショ
ンリンクをスライドレールよりも上方に位置する棒部材
で形成した。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、クッショ
ンリンクを上下幅の小さい棒部材で形成したため、スラ
イドレールの上方に位置させることができる。従って、
クッションリンクとスライドレールとの間に上下方向で
の隙間が確保され、工具等が間に入っても、強干渉しに
くくなって、変形が抑制される。
【0021】請求項8に記載の発明は、棒状のクッショ
ンリンクに樹脂パイプを外装した。
【0022】請求項8に記載の発明によれば、クッショ
ンリンクに樹脂パイプを外装したため、工具等を挟んで
も、樹脂パイプが存在する分、緩衝作用が得られ、スラ
イドレール等の変形が抑制される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。
【0024】図1〜図6は、この発明の第1実施形態を
示す図である。この実施形態は、ワゴン車における3列
目のサードシート1に係るフラット化構造を示すもので
ある。従って、このサードシート1の前方には、図示せ
ぬセカンドシートが設けられている。符号2は、スライ
ドレールで、前後の脚部によりフロアに固定されてい
る。このスライドレール2は、左右に一対備えられてお
り、それぞれが内側面に長手方向に沿う開口を有する断
面C形状をしている。このスライドレール2は、車室内
から後方のラゲッジルーム側にかけて設けられている。
【0025】このスライドレール2の表面は、同一断面
形状を有する弾性部材(ゴム)3にて被覆されている。
また、この弾性部材3により被覆された内部のスライド
レール2には、前後2ケ所に逃げ部4、5が形成されて
いる。この逃げ部4、5は、スライドレール2の上端か
ら所定深さ分だけ切欠くことにより形成されており、そ
の形成位置は、後述するクッションリンク6とバックリ
ンク7とが、可動時にスライドレール2と側面視で重合
する部位に設定されている。スライドレール2にこのよ
うな逃げ部4、5を形成しても、表面に弾性部材3が設
けられているため、外観上は分からず、見映えが良い。
また、逃げ部4、5のうち、前側の逃げ部4は、後述す
るストッパ部8との係合部位を避けた位置に形成されて
いる。
【0026】このようなスライドレール2における中間
部よりも、若干前側寄りの途中部位付近には、「周辺部
材」としてのブラケット9が立設されている。従って、
このブラケット9により支えられて、スライドレール2
の途中部位の下側への変形が防止されている。
【0027】サードシート1は、シートクッション10
及びシートバック11とから形成されている。シートク
ッション10の側面には、前側寄りに固定リンク12が
取付けられている。該固定リンク12の前端には、互い
に左右外側へ突出する前側ローラ13が設けられてい
る。従って、該前側ローラ13がスライドレール2に対
して前後スライド自在に係合されている。固定リンク1
2の後端には、中間支点S1が設定されており、該中間
支点S1と前記ブラケット9とが、板状のクッションリ
ンク6にて連結されている。シートクッション10の側
面に取付けた固定リンク12の両端には、前側ローラ1
3と中間支点S1とを設定しているため、両者の設定が
容易であると共に、両者間の間隔が一定になる。また、
このクッションリンク6のシートクッション10側の端
部には、シートクッション10の着座状態及び反転状態
において、スライドレール2の上面に係合するストッパ
部8が一体的に曲折形成されている。このストッパ部8
は、クッションリンク6に形成したものなので、コンパ
クトで、スペースをとらない。
【0028】シートバック11の下端には、互いに左右
外側へ突出する下端ローラ15が設けられており、該下
端ローラ15がスライドレール2に対して前後スライド
自在に係合されている。シートバック11の中間部に
は、中間支点S2が設定されており、該中間支点S2と
前記ブラケット9とが、バックリンク7にて連結されて
いる。図1に示すシートバック11のバックリンク7に
おけるスライドレール2から上方に出ている部分、すな
わち、可動時に側面視でスライドレール2と重合する部
分には、弾性部材(ゴム)16が一体的に取付けられて
いる。この弾性部材16は、バックリンク7から下向き
に形成され、その中央部には凹部17が形成されてい
る。
【0029】サードシート1の着座状態においては、図
1に示すように、クッションリンク6の端部に一体形成
したストッパ部8がスライドレール2の上面に係合して
いるため、このストッパ部8とスライドレール2との係
合により、シートクッション10の中間支点S1がスラ
イドレール2により下側から支えられ、上からの荷重に
対するシートクッション10の支持性能が向上する。
【0030】次に、このサードシート1をフラット化さ
せる操作方法を説明する。サードシート1をフラット化
させる場合は、まず、図示せぬロック機構を解除して、
シートクッション10の後端部を持ち上げ、いったん立
てた状態にした後(図2参照)、前側へ回動させてシー
トクッション10を反転状態にする(図3参照)。シー
トクッション10を前側へ回動させる際には、シートク
ッション10の前方移動がクッションリンク6により規
制されているため、シートクッション10は、前側ロー
ラ13を後方へスライドさせながら、その場で反転す
る。従って、図示せぬ前席(セカンドシート)とのスペ
ースがなくても、シートクッション10の反転には支障
がない。そして、シートクッション10の水平な反転状
態は、クッションリンク6の端部に形成されたストッパ
部8が、スライドレール2の上面に係合することに維持
される。従って、反転状態の場合も、前記着座状態の場
合と同様に、ストッパ部8とスライドレール2との係合
により、シートクッション10の中間支点S1がスライ
ドレールにより下側から支えられ、上からの荷重に対す
るシートクッション10の支持性能が向上する。
【0031】次に、シートバック11を前倒しして水平
状態にする。まず、図示せぬロック機構を解除して、下
端ローラ15を後方へスライドさせる(図2参照)。下
端ローラ15の後方へのスライドに伴って、シートバッ
ク11は、水平な前倒し状態となる(図3参照)。
【0032】水平状態にされたシートバック11の背面
は、前記シートクッション10の裏面と同じ高さにな
り、これらの背面と裏面とでフラットな連続した面が形
成される。このようなシートクッション10及びシート
バック11のフラット化状態では、それらの前後移動
が、クッションリンク6及びバックリンク7により規制
されるため、図示せぬロック機構が解除されていても問
題ない。
【0033】この実施形態によれば、シートクッション
10及びシートバック11が、前側ローラ13及び下端
ローラ15をスライドレール2に沿って後方へスライド
させならが、その場で回動して、反転・前倒し状態とな
るため、前方の図示せぬセカンドシート1とのスペース
のない自動車にも適用可能となる。
【0034】また、シートクッション10及びシートバ
ック11をフラット化する過程において、クッションリ
ンク10及びバックリンク11が回動して、側面視で、
スライドレール2と重合した状態になるが、その場合
に、各リンク6、7とスライドレール2との間に工具等
が入っても、その工具等が逃げ部4、5内に逃げ込むた
め、リンク4、5とスライドレール2とが強干渉せず、
両者とも変形しにくくなる。また、逃げ部4、5が弾性
部材3により覆われているため、仮に逃げ部4、5で工
具等を挟んでも、弾性部材3が存在する分、緩衝作用が
得られ、スライドレール2の変形が防止される。
【0035】一方、バックリンク7には、下向きの弾性
部材16が取付けられているため、バックリンク7とス
ライドレール2との間に工具等が入った場合には、その
工具等を挟んでしまう前に、弾性部材16が工具等に先
に当たることにより、その工具等の存在に気付くことが
できる。従って、バックリンク7と工具等との金属的な
強緩衝を未然に防止することができる。そして、万一、
挟み込んでも、前述したように、バックリンク7に対応
する部分にも逃げ部5が形成されているため、変形が抑
制される。しかも、この弾性部材16には凹部17が形
成されているため、変形し易く(撓み易く)、工具等に
干渉した場合における弾性部材16自体の破損を防止す
ることができる。
【0036】図7は、この発明の第2実施形態を示す図
である。この第2実施形態では、クッションリンク18
をスライドレール19よりもdだけ上方に位置する棒部
材で形成し、そのクッションリンク18に樹脂パイプ2
0を外装した。そして、スライドレール19には、先の
実施形態のような「逃げ部」は形成されていない。クッ
ションリンク18をこのようにスライドレール2よりも
上方に配置することができるのも、クッションリンク1
8を上下幅の小さい棒部材で形成したためである。この
ようにしたことにより、クッションリンク18とスライ
ドレール19との間に上下方向での前記隙間dが確保さ
れるため、クッションリンク18とスライドレール19
との間に工具等が入っても、強干渉しにくくなって、変
形が防止される。しかも、クッションリンク18に樹脂
パイプ20が外装されているため、工具等を挟んでも、
樹脂パイプ20が存在する分、緩衝作用が得られ、スラ
イドレール19の変形が防止される。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、シート
クッション及びシートバックを前側へ回動させる際に、
それぞれの全体的な前方移動はクッションリンク及びバ
ックリンクにより拘束されているため、シートクッショ
ン及びシートバックは前側ローラ及び下端ローラをスラ
イドレールに沿って後方へスライドさせながら、その場
で回動して、反転・前倒し状態となる。従って、シート
の前方にスペースのない自動車にも適用可能となる。ま
た、スライドレールに上端から切欠いた逃げ部が形成さ
れているため、クッションリンク及び/又はバックリン
クと、スライドレールとの間に工具等が入っても、工具
等が逃げ部内へ逃げ込む余地があるため、強干渉せず、
リンクとスライドレールが変形しにくくなる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、スライド
レールの表面が略同一断面形状を有する弾性部材により
覆われているため、スライドレールに逃げ部を形成して
も、外観上は分からず、見映えが良い。また、逃げ部の
部分で、工具等を挟んでも、弾性部材が存在する分、緩
衝作用が得られ、スライドレールの変形が防止される。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、逃げ部が
ストッパ部を避けた位置に形成されているため、クッシ
ョンリンクのストッパ部がスライドレールの上面に確実
に係合して、シートクッションの着座状態及び反転状態
が維持される。
【0040】請求項4に記載の発明によれば、シートク
ッションの側面に取付けた固定リンクの両端に前側ロー
ラと中間支点を設定しているため、両者の設定が容易で
あると共に、両者間の間隔が一定になる。
【0041】請求項5に記載の発明によれば、バックリ
ンクに下向きの弾性部材が取付けられ、バックリンクと
スライドレールとの間に工具等が入った場合に、まず弾
性部材が先に工具等に当たることで工具等の存在に気付
くことができ、バックリンクと工具等との金属的な強干
渉を未然に防止することができる。
【0042】請求項6に記載の発明によれば、バックリ
ンクに取付けた下向きの弾性部材に凹部を形成したた
め、弾性部材が変形し易くなり、工具等に干渉した場合
における弾性部材自体の破損を防止することができる。
【0043】請求項7に記載の発明によれば、クッショ
ンリンクを上下幅の小さい棒部材で形成したため、スラ
イドレールの上方に位置させることができる。従って、
クッションリンクとスライドレールとの間に上下方向で
の隙間が確保され、工具等が間に入っても、強干渉しに
くくなって、変形が抑制される。
【0044】請求項8に記載の発明によれば、クッショ
ンリンクに樹脂パイプを外装したため、工具等を挟んで
も、樹脂パイプが存在する分、緩衝作用が得られ、スラ
イドレール等の変形が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るサードシートの
着座状態を示す側面図。
【図2】フラット化する途中状態を示す側面図。
【図3】フラット化した状態を示す側面図。
【図4】逃げ部を形成した部分のスライドレールを示す
拡大側面図。
【図5】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図6】図1中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【図7】この発明の第2実施形態を示す図5相当の断面
図。
【符号の説明】
1 サードシート 2、19 スライドレール 3 弾性部材(スライドレール被覆) 4、5 逃げ部 6 クッションリンク 7 バックリンク 8 ストッパ部 9 ブラケット(周辺部材) 10 シートクッション 11 シートバック 12 固定リンク 13 前側ローラ 15 下端ローラ 16 弾性部材(バックリンク取付) 17 凹部 18 クッションリンク(棒状) 20 樹脂パイプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの前側に左右両側へ突
    出する前側ローラを設けると共に、シートバックの下端
    に左右両側へ突出する下端ローラを設け、これら両ロー
    ラをフロアに固定された左右一対のスライドレールに対
    して前後スライド自在且つ所定位置で保持自在に係合さ
    せると共に、 シートクッションの前側ローラよりも後方の中間支点
    と、スライドレールの途中部位又は周辺部材とを、クッ
    ションリンクで連結し、且つシートバックの下端ローラ
    よりも上方の中間支点と、スライドレールの途中部位又
    はその周辺部材とを、バックリンクで連結し、 前側ローラ及び下端ローラを後方へスライドさせ、シー
    トクッションが前側へ回動して水平な反転状態となり、
    シートバックが前側へ回動して水平な前倒し状態となる
    ことで、シートクッションの裏面と、シートバックの背
    面とが、略同一高さになる自動車のフラット化シート構
    造であって、 前記スライドレールにおいて、前記クッションリンク及
    び/又は前記バックリンクが可動時に側面視で重合し得
    る範囲の少なくとも一部には、上端から切欠いた逃げ部
    を形成したことを特徴とする自動車のフラット化シート
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車のフラット化シ
    ート構造であって、前記スライドレールが、互いに内側
    を開口させた断面C形であり、該スライドレールの表面
    が、該スライドレールと略同一断面形状の弾性部材によ
    り被覆されていることを特徴とする自動車のフラット化
    シート構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の自動車の
    フラット化シート構造であって、 前記クッションリンクのシートクッション側の端部に
    は、シートクッションの着座状態及び反転状態におい
    て、スライドレールに上側から係合するストッパ部が形
    成され、該ストッパ部を避けた位置に逃げ部が形成され
    ていることを特徴とする自動車のフラット化シート構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自
    動車のフラット化シート構造であって、 前記シートクッションの側面には、固定リンクを取付
    け、該固定リンクの前端には、前側ローラを設け、後端
    には、中間支点を設定したことを特徴とする自動車のフ
    ラット化シート構造。
  5. 【請求項5】 シートクッションの前側に左右両側へ突
    出する前側ローラを設けると共に、シートバックの下端
    に左右両側へ突出する下端ローラを設け、これら両ロー
    ラをフロアに固定された左右一対のスライドレールに対
    して前後スライド自在且つ所定位置で保持自在に係合さ
    せると共に、 シートクッションの前側ローラよりも後方の中間支点
    と、スライドレールの途中部位又は周辺部材とを、クッ
    ションリンクで連結し、且つシートバックの下端ローラ
    よりも上方の中間支点と、スライドレールの途中部位又
    はその周辺部材とを、バックリンクで連結し、 前側ローラ及び下端ローラを後方へスライドさせ、シー
    トクッションが前側へ回動して水平な反転状態となり、
    シートバックが前側へ回動して水平な前倒し状態となる
    ことで、シートクッションの裏面と、シートバックの背
    面とが、略同一高さになる自動車のフラット化シート構
    造であって、 前記バックリンクにおいて、可動時にスライドレールと
    側面視で重合し得る範囲の少なくとも一部には、下向き
    の弾性部材を取付けたことを特徴とする自動車のフラッ
    ト化シート構造。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の自動車のフラット化シ
    ート構造であって、 前記弾性部材の一部に、変形を容易にするための凹部を
    形成したことを特徴とする自動車のフラット化シート構
    造。
  7. 【請求項7】 シートクッションの前側に左右両側へ突
    出する前側ローラを設けると共に、シートバックの下端
    に左右両側へ突出する下端ローラを設け、これら両ロー
    ラをフロアに固定された左右一対のスライドレールに対
    して前後スライド自在且つ所定位置で保持自在に係合さ
    せると共に、 シートクッションの前側ローラよりも後方の中間支点
    と、スライドレールの途中部位又は周辺部材とを、クッ
    ションリンクで連結し、且つシートバックの下端ローラ
    よりも上方の中間支点と、スライドレールの途中部位又
    はその周辺部材とを、バックリンクで連結し、 前側ローラ及び下端ローラを後方へスライドさせ、シー
    トクッションが前側へ回動して水平な反転状態となり、
    シートバックが前側へ回動して水平な前倒し状態となる
    ことで、シートクッションの裏面と、シートバックの背
    面とが、略同一高さになる自動車のフラット化シート構
    造であって、 前記クッションリンクをスライドレールよりも上方に位
    置する棒部材で形成したことを特徴とする自動車のフラ
    ット化シート構造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の自動車のフラット化シ
    ート構造であって、 棒状のクッションリンクに樹脂パイプを外装したことを
    特徴とする自動車のフラット化シート構造。
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