JP2000210793A - 導電性を有する溶接用耐火物製裏当材 - Google Patents
導電性を有する溶接用耐火物製裏当材Info
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、アーク溶接中に導電性を付与する
ための部材が曲がったり、分離したりして溶接を継続す
ることが出来なくなることがなく、また割れても落下す
ることがない導電性を有する溶接用耐火物製裏当材を提
供すること。 【解決手段】 溶接用耐火物製裏当材本体2の表面に導
電性の被覆層3が溶射、塗布などによって設けられてい
ることを特徴とする導電性を有する溶接用耐火物製裏当
材。
ための部材が曲がったり、分離したりして溶接を継続す
ることが出来なくなることがなく、また割れても落下す
ることがない導電性を有する溶接用耐火物製裏当材を提
供すること。 【解決手段】 溶接用耐火物製裏当材本体2の表面に導
電性の被覆層3が溶射、塗布などによって設けられてい
ることを特徴とする導電性を有する溶接用耐火物製裏当
材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接用耐火物製裏当
材、詳細には表面に導電性の被覆層を設けた導電性を有
する溶接用耐火物製裏当材に関する。
材、詳細には表面に導電性の被覆層を設けた導電性を有
する溶接用耐火物製裏当材に関する。
【0002】
【従来の技術】2つの溶接母材を溶接する場合、図14の
(a)(b)に示すように一方の溶接母材12および他方の溶接
母材13の下側に裏当金15を仮付け溶接16により固定した
後本溶接をしている。この仮付け溶接16は部分溶接であ
るため、一方の溶接母材12および他方の溶接母材13を部
分的に加熱することになるので、冷却時に歪みが発生す
ることになる。この状態で地震などの大きな繰り返し荷
重がかかった場合に破壊の起点となるおそれがあるた
め、最近では仮付け溶接16をしない方法が推奨されるよ
うになってきた。なお、図中の符号14は溶接溝である。
(a)(b)に示すように一方の溶接母材12および他方の溶接
母材13の下側に裏当金15を仮付け溶接16により固定した
後本溶接をしている。この仮付け溶接16は部分溶接であ
るため、一方の溶接母材12および他方の溶接母材13を部
分的に加熱することになるので、冷却時に歪みが発生す
ることになる。この状態で地震などの大きな繰り返し荷
重がかかった場合に破壊の起点となるおそれがあるた
め、最近では仮付け溶接16をしない方法が推奨されるよ
うになってきた。なお、図中の符号14は溶接溝である。
【0003】そこで、仮付け溶接16をしなくてもよいよ
うに、2つの溶接用母材の間の下側に溶接用耐火物製裏
当材を裏当材支持治具により固定して溶接する方法が提
案され、一部実施されている。しかし、溶接用耐火物製
裏当材は、導電性が非常に低いためにアークを発生する
ことができないので、アーク溶接には使用することがで
きなかった。
うに、2つの溶接用母材の間の下側に溶接用耐火物製裏
当材を裏当材支持治具により固定して溶接する方法が提
案され、一部実施されている。しかし、溶接用耐火物製
裏当材は、導電性が非常に低いためにアークを発生する
ことができないので、アーク溶接には使用することがで
きなかった。
【0004】そこで、溶接用耐火物製裏当材をアーク溶
接にも使用することができるようにするため、図15の
(a)(b)に示すように溶接用耐火物製裏当材本体2の一方
の溶接母材12に接する側に金属製の棒17などを固定する
ものが発明され、特許出願(特開平9─10930公
報)されている。しかし、この溶接用耐火物製裏当材1
を使用して溶接すると、アークによって発生する熱によ
る曲げ応力が金属製の棒17に発生し、これにより金属製
の棒17が曲がって溶接用耐火物製裏当材1を移動した
り、金属製の棒17が上方に曲がって溶接ができなくなる
ような場合があった。
接にも使用することができるようにするため、図15の
(a)(b)に示すように溶接用耐火物製裏当材本体2の一方
の溶接母材12に接する側に金属製の棒17などを固定する
ものが発明され、特許出願(特開平9─10930公
報)されている。しかし、この溶接用耐火物製裏当材1
を使用して溶接すると、アークによって発生する熱によ
る曲げ応力が金属製の棒17に発生し、これにより金属製
の棒17が曲がって溶接用耐火物製裏当材1を移動した
り、金属製の棒17が上方に曲がって溶接ができなくなる
ような場合があった。
【0005】一方、耐火物製裏当材は、靱性が低く衝撃
に弱いため、ごく僅かであるが作業中に割れて落下する
(溶接用耐火物製裏当材1は通常両端のみが保持されて
いるので、割れて2個以上に分離すると落下する)とい
う問題があった。低いところで割れても危険は少ない
が、高所での作業中に割れて落下すると、地上の作業者
のヘルメットを貫通する程度まで加速される場合がある
ので、非常に危険であった。そのため割れても落下する
ことがないようにする必要があったが、全く対策が取ら
れていなかった。
に弱いため、ごく僅かであるが作業中に割れて落下する
(溶接用耐火物製裏当材1は通常両端のみが保持されて
いるので、割れて2個以上に分離すると落下する)とい
う問題があった。低いところで割れても危険は少ない
が、高所での作業中に割れて落下すると、地上の作業者
のヘルメットを貫通する程度まで加速される場合がある
ので、非常に危険であった。そのため割れても落下する
ことがないようにする必要があったが、全く対策が取ら
れていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アーク溶接
中に導電性を付与するための部材が曲がったり、分離し
たりして溶接を継続することが出来なくなることがな
く、また割れても落下することがない導電性を有する溶
接用耐火物製裏当材を提供することを課題とするもので
ある。
中に導電性を付与するための部材が曲がったり、分離し
たりして溶接を継続することが出来なくなることがな
く、また割れても落下することがない導電性を有する溶
接用耐火物製裏当材を提供することを課題とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の溶接用耐火物製裏当材においては、一体
形、複数のものを連結して使用する連結形、帯状、これ
らのものの長手方向に1本以上の耐熱性の金属棒を埋め
込んだもの(仮に割れても分離しないようにするため)
などの溶接用耐火物製裏当材本体の全体、両端面以外の
全体、必要な面または部分、必要な面または部分の一部
などに溶射、塗着、接着などにより金属、黒鉛など、好
ましくは溶接金属または溶接ワイヤと同じまたは類似の
金属からなる導電性の被覆層を設けることである。
に、本発明の溶接用耐火物製裏当材においては、一体
形、複数のものを連結して使用する連結形、帯状、これ
らのものの長手方向に1本以上の耐熱性の金属棒を埋め
込んだもの(仮に割れても分離しないようにするため)
などの溶接用耐火物製裏当材本体の全体、両端面以外の
全体、必要な面または部分、必要な面または部分の一部
などに溶射、塗着、接着などにより金属、黒鉛など、好
ましくは溶接金属または溶接ワイヤと同じまたは類似の
金属からなる導電性の被覆層を設けることである。
【0008】さらに、本発明の溶接用耐火物製裏当材に
おいては、導電性の被覆層が一方の溶接母材に接触する
面(表面と裏面を使用する場合にはこの面とこの面の対
称面)および溶接溝を構成する面(表面と裏面を使用す
る場合にはこの面とこの面の対称面)の一部または全面
に設けられ、かつ両面に設けられた導電性の被覆層が電
気的に接続されるように設けられているものとすること
である。
おいては、導電性の被覆層が一方の溶接母材に接触する
面(表面と裏面を使用する場合にはこの面とこの面の対
称面)および溶接溝を構成する面(表面と裏面を使用す
る場合にはこの面とこの面の対称面)の一部または全面
に設けられ、かつ両面に設けられた導電性の被覆層が電
気的に接続されるように設けられているものとすること
である。
【0009】また、本発明の溶接用耐火物製裏当材にお
いては、導電性の被覆層が一方の溶接母材に接触するよ
うに溶接溝を構成する面(表面と裏面を使用する場合に
はこの面とこの面の対称面)の一部または全面に設けら
れているものとすることである。また、本発明の溶接用
耐火物製裏当材においては、導電性の被覆層が一方の溶
接母材に接触する部分(表面と裏面を使用する場合には
この部分とこの部分と対称部分)および溶接溝を構成す
る部分(表面と裏面を使用する場合にはこの部分とこの
部分と対称部分)の一部または全部に設けられ、かつ両
部分に設けられた導電性の被覆層が電気的に接続される
ように設けられているものとすることである。
いては、導電性の被覆層が一方の溶接母材に接触するよ
うに溶接溝を構成する面(表面と裏面を使用する場合に
はこの面とこの面の対称面)の一部または全面に設けら
れているものとすることである。また、本発明の溶接用
耐火物製裏当材においては、導電性の被覆層が一方の溶
接母材に接触する部分(表面と裏面を使用する場合には
この部分とこの部分と対称部分)および溶接溝を構成す
る部分(表面と裏面を使用する場合にはこの部分とこの
部分と対称部分)の一部または全部に設けられ、かつ両
部分に設けられた導電性の被覆層が電気的に接続される
ように設けられているものとすることである。
【0010】また、本発明の溶接用耐火物製裏当材にお
いては、導電性の被覆層が一方の溶接母材に接触するよ
うに溶接溝を構成する部分(表面と裏面を使用する場合
にはこの部分とこの部分と対称部分)の一部または全部
に設けられているものとすることである。なお、上記一
方の溶接母材12は、電源の一方の端子が接続されている
もののことである。また、耐熱性の金属棒には耐熱性の
金属線といわれるものも含まれるものである。
いては、導電性の被覆層が一方の溶接母材に接触するよ
うに溶接溝を構成する部分(表面と裏面を使用する場合
にはこの部分とこの部分と対称部分)の一部または全部
に設けられているものとすることである。なお、上記一
方の溶接母材12は、電源の一方の端子が接続されている
もののことである。また、耐熱性の金属棒には耐熱性の
金属線といわれるものも含まれるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図1〜図13を参考
にして説明する。図1は、本発明の一実施例の溶接用耐
火物製裏当材およびその使用方法を説明するための概念
側面図、図2〜図5は、本発明の他の実施例の溶接用耐
火物製裏当材およびその使用方法を説明するための概念
側面図、図6〜図13は、本発明の他の実施例の溶接用耐
火物製裏当材の斜視図である。なお、図中の導電性の被
覆層3の厚さは、溶接用耐火物製裏当材本体2の約7分
の1程度に記載されているが、見やすくするためのもの
で、実際は下記のようにもっと薄いものである。
にして説明する。図1は、本発明の一実施例の溶接用耐
火物製裏当材およびその使用方法を説明するための概念
側面図、図2〜図5は、本発明の他の実施例の溶接用耐
火物製裏当材およびその使用方法を説明するための概念
側面図、図6〜図13は、本発明の他の実施例の溶接用耐
火物製裏当材の斜視図である。なお、図中の導電性の被
覆層3の厚さは、溶接用耐火物製裏当材本体2の約7分
の1程度に記載されているが、見やすくするためのもの
で、実際は下記のようにもっと薄いものである。
【0012】本発明は、溶接用耐火物製裏当材本体2の
表面に導電性の被覆層3を設けることなどを特徴とする
導電性を有する溶接用耐火物製裏当材1であるが、この
溶接用耐火物製裏当材本体2は、溶接用耐火物製裏当材
なら如何なる成分組成のもの、例えば、SiO2、Al2O3 、
CaOなどを主成分とする粉末を成形して焼成したも
の、フラックスを成形したもの、ガラスウール、ロック
ウールなどの不織布でもよい。
表面に導電性の被覆層3を設けることなどを特徴とする
導電性を有する溶接用耐火物製裏当材1であるが、この
溶接用耐火物製裏当材本体2は、溶接用耐火物製裏当材
なら如何なる成分組成のもの、例えば、SiO2、Al2O3 、
CaOなどを主成分とする粉末を成形して焼成したも
の、フラックスを成形したもの、ガラスウール、ロック
ウールなどの不織布でもよい。
【0013】その形状は図1〜図11に示すように一体形
のもので、表面のみ使用するものでも、また表面および
裏面の両面を使用するものでもよいし、図12に示すよう
に複数のものをアルミ箔4などに連結して取り付けたも
の10でもよいし、図13に示すように帯状のもの11で、必
要の長さに切断して使用するものなどの如何なるもので
もよい。また、溶接用耐火物製裏当材本体2の表面に導
電性の被覆層3を設けるため、導電性の被覆層3を設け
る面または部分の寸法が大きくなって平面にならない場
合には、図3に示すように溶接用耐火物製裏当材本体2
を被覆層3の厚さの分だけその寸法を小さくしてもよい
し、このような配慮をする必要がない場合には、被覆層
3の厚さは下記のように僅かであるので、特に考慮しな
くてもよい。
のもので、表面のみ使用するものでも、また表面および
裏面の両面を使用するものでもよいし、図12に示すよう
に複数のものをアルミ箔4などに連結して取り付けたも
の10でもよいし、図13に示すように帯状のもの11で、必
要の長さに切断して使用するものなどの如何なるもので
もよい。また、溶接用耐火物製裏当材本体2の表面に導
電性の被覆層3を設けるため、導電性の被覆層3を設け
る面または部分の寸法が大きくなって平面にならない場
合には、図3に示すように溶接用耐火物製裏当材本体2
を被覆層3の厚さの分だけその寸法を小さくしてもよい
し、このような配慮をする必要がない場合には、被覆層
3の厚さは下記のように僅かであるので、特に考慮しな
くてもよい。
【0014】本発明の導電性の被覆層3は、アーク溶接
などに使用した場合に溶接用耐火物製裏当材と溶接棒、
溶接ワイヤなどとの間でアークを発生するために溶接用
耐火物製裏当材本体2の表面に導電性を付与するための
もので、鉄、炭素鋼、特殊鋼、ステンレス鋼、超合金、
アルミニューム、黒鉛および不定形炭素の1種または2
種以上からなるものである。その導電性の被覆層3を設
ける場所は、全体、両端以外の全体、両端以外およびエ
ンドタブを載せる場所以外の全体、両端および/または
エンドタブを載せる場所以外の使用する面または部分の
全体、両端および/またはエンドタブを載せる場所以外
の使用する面または部分の一部などで、溶接時にアーク
を発生することができる場所であればよい。
などに使用した場合に溶接用耐火物製裏当材と溶接棒、
溶接ワイヤなどとの間でアークを発生するために溶接用
耐火物製裏当材本体2の表面に導電性を付与するための
もので、鉄、炭素鋼、特殊鋼、ステンレス鋼、超合金、
アルミニューム、黒鉛および不定形炭素の1種または2
種以上からなるものである。その導電性の被覆層3を設
ける場所は、全体、両端以外の全体、両端以外およびエ
ンドタブを載せる場所以外の全体、両端および/または
エンドタブを載せる場所以外の使用する面または部分の
全体、両端および/またはエンドタブを載せる場所以外
の使用する面または部分の一部などで、溶接時にアーク
を発生することができる場所であればよい。
【0015】そのうちの全体に導電性の被覆層3を設け
るものは、図示してないが、両端を含めて全体に設けら
れているものである。さらに、両端以外の全体に導電性
の被覆層3を設けるもので、一方の溶接母材12に接触す
る面6およびこの面に接するともに溶接溝14を構成する
面7に導電性の被覆層3を設けるものは、図1、図6の
(a) 、図8の(a) に示すものなどで、どの面または部分
を使用してもアークを発生することができるので、その
用途が広いが、両端以外の全体を被覆しているので、被
覆するのに時間がかかり、また被覆材を多く必要とし、
その結果として高価になるという欠点がある。また、両
端以外の全体に導電性の被覆層3を設けるもので、一方
の溶接母材に接触する部分8及び溶接溝14を構成する部
分9に導電性の被覆層3を設けたものは、図10の(a) に
示すものであるが、現在のところこれでなければならな
いという用途はない。なお、図10の(a) の符合5は、溶
接用耐火物製裏当材本体2に埋め込んだ耐熱性の棒材で
ある。
るものは、図示してないが、両端を含めて全体に設けら
れているものである。さらに、両端以外の全体に導電性
の被覆層3を設けるもので、一方の溶接母材12に接触す
る面6およびこの面に接するともに溶接溝14を構成する
面7に導電性の被覆層3を設けるものは、図1、図6の
(a) 、図8の(a) に示すものなどで、どの面または部分
を使用してもアークを発生することができるので、その
用途が広いが、両端以外の全体を被覆しているので、被
覆するのに時間がかかり、また被覆材を多く必要とし、
その結果として高価になるという欠点がある。また、両
端以外の全体に導電性の被覆層3を設けるもので、一方
の溶接母材に接触する部分8及び溶接溝14を構成する部
分9に導電性の被覆層3を設けたものは、図10の(a) に
示すものであるが、現在のところこれでなければならな
いという用途はない。なお、図10の(a) の符合5は、溶
接用耐火物製裏当材本体2に埋め込んだ耐熱性の棒材で
ある。
【0016】また、両端以外の面の一部に導電性の被覆
層3を設けるもので、一方の溶接母材12に接触する面6
および溶接溝14を構成する面7に導電性の被覆層3を設
けるものは、図2、図6の(b) 〜図7の(b) 、図8の
(b) 、図9の(a) に示すものなどで、これらのうち図6
の(b) 、図7の(b) 、図8の(b) に示すものなどが表面
と裏面を使用することができるものである。これらの導
電性の被覆層3は、一方の溶接母材12に接触する面6お
よび溶接溝14を構成する面7の全体に図2に示すように
設けてもよいし、図6の(b) 〜図7の(b) 、図8の(b)
に示すように必要な部分(図7の(a) は溶接溝14の一部
を構成する部分、図7の(b) および図8の(b) は一方の
溶接母材12に接触する面6の一部)のみに設けてもよ
い。これらのものは、導電性の被覆層3の面積が少ない
ので、短時間で、安価に製造をすることができるという
長所がある。
層3を設けるもので、一方の溶接母材12に接触する面6
および溶接溝14を構成する面7に導電性の被覆層3を設
けるものは、図2、図6の(b) 〜図7の(b) 、図8の
(b) 、図9の(a) に示すものなどで、これらのうち図6
の(b) 、図7の(b) 、図8の(b) に示すものなどが表面
と裏面を使用することができるものである。これらの導
電性の被覆層3は、一方の溶接母材12に接触する面6お
よび溶接溝14を構成する面7の全体に図2に示すように
設けてもよいし、図6の(b) 〜図7の(b) 、図8の(b)
に示すように必要な部分(図7の(a) は溶接溝14の一部
を構成する部分、図7の(b) および図8の(b) は一方の
溶接母材12に接触する面6の一部)のみに設けてもよ
い。これらのものは、導電性の被覆層3の面積が少ない
ので、短時間で、安価に製造をすることができるという
長所がある。
【0017】また、両端以外の面の一部に導電性の被覆
層3を設けるもので、一方の溶接母材12に接触するよう
に溶接溝14を構成する面7に導電性の被覆層3を設ける
ものは、図4に示すように一方の溶接母材12に接触する
ように溶接溝14を構成する面7全体に導電性の被覆層3
を設けるもの、図10の(b) および図11の(a) に示すよう
に溶接溝14を構成する面7の一部(図10の(b) は溶接溝
14を構成する部分、図11の(a) は溶接溝14を構成する部
分の一部)に導電性の被覆層3を設けるものである。
層3を設けるもので、一方の溶接母材12に接触するよう
に溶接溝14を構成する面7に導電性の被覆層3を設ける
ものは、図4に示すように一方の溶接母材12に接触する
ように溶接溝14を構成する面7全体に導電性の被覆層3
を設けるもの、図10の(b) および図11の(a) に示すよう
に溶接溝14を構成する面7の一部(図10の(b) は溶接溝
14を構成する部分、図11の(a) は溶接溝14を構成する部
分の一部)に導電性の被覆層3を設けるものである。
【0018】また、両端以外の部分の一部に導電性の被
覆層3を設けるもので、一方の溶接母材に接触する部分
8および溶接溝14を構成する部分9に導電性の被覆層3
を設けるものは、図3、図9の(b) に示すものなどで、
そのうち図9の(b) に示すものが表面と裏面を使用する
ことができるものである。これらの導電性の被覆層3
は、一方の溶接母材12に接触する部分8および溶接溝を
構成する部分9の全体に設けてもよいし、図3、図9の
(b) のように必要な部分のみに設けてもよい。
覆層3を設けるもので、一方の溶接母材に接触する部分
8および溶接溝14を構成する部分9に導電性の被覆層3
を設けるものは、図3、図9の(b) に示すものなどで、
そのうち図9の(b) に示すものが表面と裏面を使用する
ことができるものである。これらの導電性の被覆層3
は、一方の溶接母材12に接触する部分8および溶接溝を
構成する部分9の全体に設けてもよいし、図3、図9の
(b) のように必要な部分のみに設けてもよい。
【0019】また、両端以外の部分の一部に導電性の被
覆層3を設けるもので、一方の溶接母材に接触するよう
に溶接溝14を構成する部分9の全体または一部に導電性
の被覆層3を設けたものは、図5、図11の(b) に示すも
のなどで、そのうち図11の(b) に示すものは表面と裏面
を使用することができるものである。これらのものは、
被覆層3の面積が少ないので、短時間で、安価に製造を
することができるという長所がある。
覆層3を設けるもので、一方の溶接母材に接触するよう
に溶接溝14を構成する部分9の全体または一部に導電性
の被覆層3を設けたものは、図5、図11の(b) に示すも
のなどで、そのうち図11の(b) に示すものは表面と裏面
を使用することができるものである。これらのものは、
被覆層3の面積が少ないので、短時間で、安価に製造を
することができるという長所がある。
【0020】本発明の溶接用耐火物製裏当材1の被覆層
3の形成方法は、溶射、塗布、接着、蒸着、めっきなど
である。溶射は、従来から金属の表面処理、肉盛、装飾
などに利用されている普通の方法でよく、溶接用耐火物
製裏当材本体2の何れの面または部分の被覆層の生成に
も適用できる。上記塗布は、金属粉、黒鉛粉および不定
形炭素の1種または2種以上と接着材を混合して塗布
し、その後必要に応じて加熱して乾燥または焼き付ける
とともに接着材を除去する方法で、溶接用耐火物製裏当
材本体2の何れの面または部分の被覆層3の生成にも適
用できるが、接着材の成分の水素などが溶接金属に混入
されるおそれがあるので、一方の溶接母材12に接触する
面または部分の被覆層3の生成に適している。
3の形成方法は、溶射、塗布、接着、蒸着、めっきなど
である。溶射は、従来から金属の表面処理、肉盛、装飾
などに利用されている普通の方法でよく、溶接用耐火物
製裏当材本体2の何れの面または部分の被覆層の生成に
も適用できる。上記塗布は、金属粉、黒鉛粉および不定
形炭素の1種または2種以上と接着材を混合して塗布
し、その後必要に応じて加熱して乾燥または焼き付ける
とともに接着材を除去する方法で、溶接用耐火物製裏当
材本体2の何れの面または部分の被覆層3の生成にも適
用できるが、接着材の成分の水素などが溶接金属に混入
されるおそれがあるので、一方の溶接母材12に接触する
面または部分の被覆層3の生成に適している。
【0021】上記接着は、アルミ箔などの金属箔を接着
材で張りつける方法で、塗布と同様に溶接用耐火物製裏
当材本体2の何れの面または部分の被覆層3の生成にも
適用できるが、箔の材料、接着材の成分の水素などが溶
接金属に混入されるおそれがあるので、一方の溶接母材
12に接触する面または部分の被覆層3の生成に適してい
る。
材で張りつける方法で、塗布と同様に溶接用耐火物製裏
当材本体2の何れの面または部分の被覆層3の生成にも
適用できるが、箔の材料、接着材の成分の水素などが溶
接金属に混入されるおそれがあるので、一方の溶接母材
12に接触する面または部分の被覆層3の生成に適してい
る。
【0022】本発明の溶接用耐火物製裏当材1の被覆層
3の成分は、溶接棒または溶接ワイヤと同じ成分組成の
ものが最も好ましいが、被覆層3の厚さが極めてわずか
であるので、溶接金属に含有されると有害な金属または
合金でなければ如何なる金属または合金でもよく、一方
の溶接母材12に接触する面6または部分8の被覆層で
は、アルミニュウ、黒鉛などでもよい場合がある。ま
た、被覆層3の厚みは、アークが発生される程度の電気
が流れ、また強度も取扱中に破損しない程度のものであ
ればよいので、0.02〜0.5mm程度でもよい。
3の成分は、溶接棒または溶接ワイヤと同じ成分組成の
ものが最も好ましいが、被覆層3の厚さが極めてわずか
であるので、溶接金属に含有されると有害な金属または
合金でなければ如何なる金属または合金でもよく、一方
の溶接母材12に接触する面6または部分8の被覆層で
は、アルミニュウ、黒鉛などでもよい場合がある。ま
た、被覆層3の厚みは、アークが発生される程度の電気
が流れ、また強度も取扱中に破損しない程度のものであ
ればよいので、0.02〜0.5mm程度でもよい。
【0023】本発明の溶接用耐火物製裏当材本体2に
は、図3、図5、図8の(b) および図10の(a) に示すよ
うに長手方向に1本以上の耐熱性の金属棒5を埋め込ん
だものも含まれているが、耐熱性の金属棒5を埋め込む
のは、割れないように強度を高くする目的もあるが、主
として割れた場合に分離して落下するのを防止するため
である。この耐熱性の金属棒5は、熱膨張率が高いと溶
接用耐火物と熱膨張率が異なるため、焼成中に割れを発
生することがあり、さらに細く靱性値が低いと衝撃で破
断する場合があるとともに必要の強度が得られない場合
があり、また融点が低いと焼成中に溶解するおそれがあ
るので、熱膨張率があまり高くなく、0.2mm以上の
太さがあり、融点が1310℃以上のもの、例えば鉄
線、軟鋼線、耐熱鋼などの細線が好適である。
は、図3、図5、図8の(b) および図10の(a) に示すよ
うに長手方向に1本以上の耐熱性の金属棒5を埋め込ん
だものも含まれているが、耐熱性の金属棒5を埋め込む
のは、割れないように強度を高くする目的もあるが、主
として割れた場合に分離して落下するのを防止するため
である。この耐熱性の金属棒5は、熱膨張率が高いと溶
接用耐火物と熱膨張率が異なるため、焼成中に割れを発
生することがあり、さらに細く靱性値が低いと衝撃で破
断する場合があるとともに必要の強度が得られない場合
があり、また融点が低いと焼成中に溶解するおそれがあ
るので、熱膨張率があまり高くなく、0.2mm以上の
太さがあり、融点が1310℃以上のもの、例えば鉄
線、軟鋼線、耐熱鋼などの細線が好適である。
【0024】さらに2本以上埋め込む場合には、図3に
示すもののように少なくとも1本を溶接用耐火物製裏当
材本体2の上面近くに埋め込み、少なくとも他の1本を
底面近くに埋め込むほうが、割れの原因となる衝撃がか
かった場合、その方向によっては一方の応力が小さくな
る場合があるので、そのように埋めるのが好ましい。ま
たこの耐熱性の金属棒5は、直線状のものを埋め込んで
もよいし、屈曲したものを埋め込んでもよい。
示すもののように少なくとも1本を溶接用耐火物製裏当
材本体2の上面近くに埋め込み、少なくとも他の1本を
底面近くに埋め込むほうが、割れの原因となる衝撃がか
かった場合、その方向によっては一方の応力が小さくな
る場合があるので、そのように埋めるのが好ましい。ま
たこの耐熱性の金属棒5は、直線状のものを埋め込んで
もよいし、屈曲したものを埋め込んでもよい。
【0025】
【作用】本発明の導電性を有する溶接用耐火物製裏当材
1は、導電性の被覆層3が溶射、塗着などで設けられて
いるので、溶接中に導電性を付与するための導電性の被
覆層3が剥離することなく溶接を行うことができる。ま
た、溶接用耐火物製裏当材1は、接用耐火物製裏当材本
体2に長手方向に耐熱性の金属棒5が埋め込まれている
ので、強度が高く、また使用中に割れても2個以上に分
離することがなく、落下を防止することができる。
1は、導電性の被覆層3が溶射、塗着などで設けられて
いるので、溶接中に導電性を付与するための導電性の被
覆層3が剥離することなく溶接を行うことができる。ま
た、溶接用耐火物製裏当材1は、接用耐火物製裏当材本
体2に長手方向に耐熱性の金属棒5が埋め込まれている
ので、強度が高く、また使用中に割れても2個以上に分
離することがなく、落下を防止することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1 Al2 O3 :50.9%、SiO2 :38.8%、Mg
O、K2 O、Fe2 O 3 およびCaO;全部で2.7%
からなる原料を成形し、乾燥した後1280〜1300
℃で焼成して幅25mm、厚さ10mm、長さ250m
mの溶接用耐火物製裏当材本体2を製造した。これの両
端面を除く残りの表面に0.25%の炭素鋼を溶射して
厚さ約0.1mmの被覆層3を形成して図4と同様な溶
接用耐火物製裏当材1を製造した。
O、K2 O、Fe2 O 3 およびCaO;全部で2.7%
からなる原料を成形し、乾燥した後1280〜1300
℃で焼成して幅25mm、厚さ10mm、長さ250m
mの溶接用耐火物製裏当材本体2を製造した。これの両
端面を除く残りの表面に0.25%の炭素鋼を溶射して
厚さ約0.1mmの被覆層3を形成して図4と同様な溶
接用耐火物製裏当材1を製造した。
【0027】この溶接用耐火物製裏当材1を図1に示し
たように配置し、図示してない裏当材支持治具を用いて
固定し、図示してないエンドタブを両端に固定し、0.
20%の炭素鋼の溶接ワイヤを使用して通常のアーク溶
接を実施したところ、被覆層が剥離することなく、鋼製
の溶接用裏当金を使用して溶接した場合と同様に溶接を
することができた。その後溶接用耐火物製裏当材1を手
で剥離しようとしたところ、一方の溶接母材に接触する
面6の被覆層3の上部が溶接金属に溶着していたため、
剥離することができず、端面にハンマーで振動を与える
とともに反対側を上下することにより溶着部が破断され
て剥離することができた。また溶接金属に接していた面
には溶射金属が残っていなかった。
たように配置し、図示してない裏当材支持治具を用いて
固定し、図示してないエンドタブを両端に固定し、0.
20%の炭素鋼の溶接ワイヤを使用して通常のアーク溶
接を実施したところ、被覆層が剥離することなく、鋼製
の溶接用裏当金を使用して溶接した場合と同様に溶接を
することができた。その後溶接用耐火物製裏当材1を手
で剥離しようとしたところ、一方の溶接母材に接触する
面6の被覆層3の上部が溶接金属に溶着していたため、
剥離することができず、端面にハンマーで振動を与える
とともに反対側を上下することにより溶着部が破断され
て剥離することができた。また溶接金属に接していた面
には溶射金属が残っていなかった。
【0028】実施例2 実施例1と同様な原料および方法で幅25mm、厚さ1
0mm、長さ250mmの溶接用耐火物製裏当材本体2
を製造した。これの左端部に鉄板を当てて表面全体に
0.25%の炭素鋼を溶射して厚さ約0.1mmの被覆
層3を形成して図4と同様な溶接用耐火物製裏当材1を
製造した。この溶接用耐火物製裏当材1を図4に示した
ように配置し、図示してない裏当材支持治具を用いて固
定し、図示してないエンドタブを両端に固定し、0.2
0%の炭素鋼の溶接ワイヤを使用して通常のアーク溶接
を実施したところ、鋼製の溶接用裏当金を使用して溶接
した場合と同様に溶接をすることができた。その後溶接
用耐火物製裏当材1を剥離しようとしたところ、溶接金
属に接していた面には溶射金属が残っていなかった。
0mm、長さ250mmの溶接用耐火物製裏当材本体2
を製造した。これの左端部に鉄板を当てて表面全体に
0.25%の炭素鋼を溶射して厚さ約0.1mmの被覆
層3を形成して図4と同様な溶接用耐火物製裏当材1を
製造した。この溶接用耐火物製裏当材1を図4に示した
ように配置し、図示してない裏当材支持治具を用いて固
定し、図示してないエンドタブを両端に固定し、0.2
0%の炭素鋼の溶接ワイヤを使用して通常のアーク溶接
を実施したところ、鋼製の溶接用裏当金を使用して溶接
した場合と同様に溶接をすることができた。その後溶接
用耐火物製裏当材1を剥離しようとしたところ、溶接金
属に接していた面には溶射金属が残っていなかった。
【0029】実施例3 実施例1と同様な原料および方法で幅25mm、厚さ1
2mm、長さ250mm、中央部に深さ3mmの円弧状
の溝を設けた図4のものと同様な溶接用耐火物製裏当材
本体2を製造した。これの表面の一方の溶接母材12に接
触する部分8に0.05mmのアルミニューム製の箔を
接着剤で接着し、これに続く溝(溶接溝9を構成する部
分に相当する。) に0.3%の炭素鋼を溶射して厚いと
ころで約0.2mmの被覆層3を形成して耐熱性の金属
棒5が入っていないこと以外は図3と同様な溶接用耐火
物製裏当材1を製造した。
2mm、長さ250mm、中央部に深さ3mmの円弧状
の溝を設けた図4のものと同様な溶接用耐火物製裏当材
本体2を製造した。これの表面の一方の溶接母材12に接
触する部分8に0.05mmのアルミニューム製の箔を
接着剤で接着し、これに続く溝(溶接溝9を構成する部
分に相当する。) に0.3%の炭素鋼を溶射して厚いと
ころで約0.2mmの被覆層3を形成して耐熱性の金属
棒5が入っていないこと以外は図3と同様な溶接用耐火
物製裏当材1を製造した。
【0030】この溶接用耐火物製裏当材1を図3と同様
に配置し、図示してない裏当材支持治具を用いて固定
し、図示してないエンドタブを両端に固定し、0.25
%の炭素鋼の溶接ワイヤを使用して通常のアーク溶接を
実施したところ、被覆層が剥離することなく鋼製の溶接
用裏当金を使用して溶接した場合と同様に溶接をするこ
とができた。その後溶接用耐火物製裏当材1を剥離した
ところ、破損することなく剥離することができ、裏面を
使用とすれば使用することができる状態であった。溶接
母材12には箔のアルミニューム製のが溶着していたが、
鋼片で擦ると容易に除去することができた。また溶接金
属に接していた面には溶射金属が残っていなかった。
に配置し、図示してない裏当材支持治具を用いて固定
し、図示してないエンドタブを両端に固定し、0.25
%の炭素鋼の溶接ワイヤを使用して通常のアーク溶接を
実施したところ、被覆層が剥離することなく鋼製の溶接
用裏当金を使用して溶接した場合と同様に溶接をするこ
とができた。その後溶接用耐火物製裏当材1を剥離した
ところ、破損することなく剥離することができ、裏面を
使用とすれば使用することができる状態であった。溶接
母材12には箔のアルミニューム製のが溶着していたが、
鋼片で擦ると容易に除去することができた。また溶接金
属に接していた面には溶射金属が残っていなかった。
【0031】実施例4 成型時に長手方向に径が1mmの鉄線(耐熱性の金属棒
5に相当)を入れたこと以外は実施例1と同様な原料お
よび方法で実施例2と同様な幅25mm、厚さ12m
m、長さ250mm、中央部に深さ3mmの円弧状の溝
を設けた図3のものと類似の溶接用耐火物製裏当材本体
2を製造した。これの上面の一方の溶接母材12に接触す
る部分8に鉄粉85重量%と有機接着剤15重量%の混
合物を厚さ1mmに被覆した後乾燥し、これに続く溝に
0.4%の炭素鋼を溶射して厚いところで約0.2mm
の被覆層3を形成して図3と同様な溶接用耐火物製裏当
材1を製造した。
5に相当)を入れたこと以外は実施例1と同様な原料お
よび方法で実施例2と同様な幅25mm、厚さ12m
m、長さ250mm、中央部に深さ3mmの円弧状の溝
を設けた図3のものと類似の溶接用耐火物製裏当材本体
2を製造した。これの上面の一方の溶接母材12に接触す
る部分8に鉄粉85重量%と有機接着剤15重量%の混
合物を厚さ1mmに被覆した後乾燥し、これに続く溝に
0.4%の炭素鋼を溶射して厚いところで約0.2mm
の被覆層3を形成して図3と同様な溶接用耐火物製裏当
材1を製造した。
【0032】この溶接用耐火物製裏当材1を図3と同様
に配置し、図示してない裏当材支持治具を用いて固定
し、図示してないエンドタブを両端に固定し、0.30
%の炭素鋼の溶接ワイヤを使用して通常のアーク溶接を
実施したところ、被覆層が剥離することなく鋼製の溶接
用裏当金を使用して溶接した場合と同様に溶接をするこ
とができた。その後溶接用耐火物製裏当材1を剥離した
ところ、破損することなく剥離することができ、裏面を
使用とすれば使用することができる状態であった。溶接
母材12には鉄粉が付着していたが、鋼片で擦ると容易に
除去することができた。また溶接金属に接していた面に
は溶射金属が残っていなかった。この使用済の溶接用耐
火物製裏当材1を台の上に載せて中央に衝撃を加えて割
ったところ、耐火物の部分は2個に割れたが、鉄棒は切
れず、2個の耐火物は繋がったままであった。
に配置し、図示してない裏当材支持治具を用いて固定
し、図示してないエンドタブを両端に固定し、0.30
%の炭素鋼の溶接ワイヤを使用して通常のアーク溶接を
実施したところ、被覆層が剥離することなく鋼製の溶接
用裏当金を使用して溶接した場合と同様に溶接をするこ
とができた。その後溶接用耐火物製裏当材1を剥離した
ところ、破損することなく剥離することができ、裏面を
使用とすれば使用することができる状態であった。溶接
母材12には鉄粉が付着していたが、鋼片で擦ると容易に
除去することができた。また溶接金属に接していた面に
は溶射金属が残っていなかった。この使用済の溶接用耐
火物製裏当材1を台の上に載せて中央に衝撃を加えて割
ったところ、耐火物の部分は2個に割れたが、鉄棒は切
れず、2個の耐火物は繋がったままであった。
【0033】実施例5 成型時に長手方向に径が1.5mmの鉄線(耐熱性の金
属棒5に相当)を2本入れたこと以外は実施例1と同様
な原料および方法で実施例2と同様な幅25mm、厚さ
12mm、長さ250mm、中央部に深さ3mmの円弧
状の溝を設けた図3のものと同様な溶接用耐火物製裏当
材本体2を製造した。これの上面の一方の溶接母材12に
接触する部分8に0.4%の炭素鋼を溶射して厚さ約
0.2mmの被覆層を形成し、これに続く溝に0.4%
の炭素鋼を溶射して厚いところで約0.2mmの被覆層
3を形成して図3と同様な溶接用耐火物製裏当材1を製
造した。
属棒5に相当)を2本入れたこと以外は実施例1と同様
な原料および方法で実施例2と同様な幅25mm、厚さ
12mm、長さ250mm、中央部に深さ3mmの円弧
状の溝を設けた図3のものと同様な溶接用耐火物製裏当
材本体2を製造した。これの上面の一方の溶接母材12に
接触する部分8に0.4%の炭素鋼を溶射して厚さ約
0.2mmの被覆層を形成し、これに続く溝に0.4%
の炭素鋼を溶射して厚いところで約0.2mmの被覆層
3を形成して図3と同様な溶接用耐火物製裏当材1を製
造した。
【0034】この溶接用耐火物製裏当材1を図3と同様
に配置し、図示してない裏当材支持治具を用いて固定
し、また図示してないエンドタブを両端に固定し、0.
30%の炭素鋼の溶接ワイヤを使用して通常のアーク溶
接を実施したところ、被覆層が剥離することなく鋼製の
溶接用裏当金を使用して溶接した場合と同様に溶接をす
ることができた。その後溶接用耐火物製裏当材1を剥離
したところ、一方の溶接母材側に接触する部分8の被覆
層3が溶接金属に溶着していたため、剥離することがで
きず、端面にハンマーで振動を与えることによって溶着
部を破断して剥離することができた。この使用済の溶接
用耐火物製裏当材1を台の上に載せて中央に衝撃を加え
て割ったところ、耐火物の部分は2個に割れたが、鉄棒
は切れず、2個の耐火物は繋がったままであった。
に配置し、図示してない裏当材支持治具を用いて固定
し、また図示してないエンドタブを両端に固定し、0.
30%の炭素鋼の溶接ワイヤを使用して通常のアーク溶
接を実施したところ、被覆層が剥離することなく鋼製の
溶接用裏当金を使用して溶接した場合と同様に溶接をす
ることができた。その後溶接用耐火物製裏当材1を剥離
したところ、一方の溶接母材側に接触する部分8の被覆
層3が溶接金属に溶着していたため、剥離することがで
きず、端面にハンマーで振動を与えることによって溶着
部を破断して剥離することができた。この使用済の溶接
用耐火物製裏当材1を台の上に載せて中央に衝撃を加え
て割ったところ、耐火物の部分は2個に割れたが、鉄棒
は切れず、2個の耐火物は繋がったままであった。
【0035】なお、図面に記載した溶接用耐火物製裏当
材1の形状は例示であって、本発明はこれに限定される
ものでないことはもちろんである。
材1の形状は例示であって、本発明はこれに限定される
ものでないことはもちろんである。
【0036】
【発明の効果】本発明は、上記構成にしたことより、次
のような優れた効果を奏する。 (1)従来耐火物製裏当材を使用して溶接をすることが
できなかったアーク溶接ができるようになった。 (2)密着性の高い導電性の被覆層3を設けているの
で、溶接中に導電性を付与するための被覆層3が曲がっ
たり、剥離することなく溶接を行うことができる。 (3)導電性の被覆層3を簡単に設けることができるの
ので、比較的安価に製造することができる。 (4)耐熱性の金属棒を埋め込んだものは、割れにく
く、割れても分離することがないので、割れによる落下
がなくなる。
のような優れた効果を奏する。 (1)従来耐火物製裏当材を使用して溶接をすることが
できなかったアーク溶接ができるようになった。 (2)密着性の高い導電性の被覆層3を設けているの
で、溶接中に導電性を付与するための被覆層3が曲がっ
たり、剥離することなく溶接を行うことができる。 (3)導電性の被覆層3を簡単に設けることができるの
ので、比較的安価に製造することができる。 (4)耐熱性の金属棒を埋め込んだものは、割れにく
く、割れても分離することがないので、割れによる落下
がなくなる。
【図1】本発明の一実施例の溶接用耐火物製裏当材およ
びその使用方法を説明するための概念側面図である。
びその使用方法を説明するための概念側面図である。
【図2】本発明の他の実施例の溶接用耐火物製裏当材お
よびその使用方法を説明するための概念側面図である。
よびその使用方法を説明するための概念側面図である。
【図3】本発明の他の実施例の溶接用耐火物製裏当材お
よびその使用方法を説明するための概念側面図である。
よびその使用方法を説明するための概念側面図である。
【図4】本発明の他の実施例の溶接用耐火物製裏当材お
よびその使用方法を説明するための概念側面図である。
よびその使用方法を説明するための概念側面図である。
【図5】本発明の他の実施例の溶接用耐火物製裏当材お
よびその使用方法を説明するための概念側面図である。
よびその使用方法を説明するための概念側面図である。
【図6】本発明の他の実施例の溶接用耐火物製裏当材の
斜視図である。
斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例の溶接用耐火物製裏当材の
斜視図である。
斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例の溶接用耐火物製裏当材の
斜視図である。
斜視図である。
【図9】本発明の他の実施例の溶接用耐火物製裏当材の
斜視図である。
斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例の溶接用耐火物製裏当材の
斜視図である。
斜視図である。
【図11】本発明の他の実施例の溶接用耐火物製裏当材の
斜視図である。
斜視図である。
【図12】本発明の一実施例の溶接用耐火物製裏当材で、
連結して使用するものの斜視図である。
連結して使用するものの斜視図である。
【図13】本発明の実施例の溶接用耐火物製裏当材で、帯
状のものの斜視図である。
状のものの斜視図である。
【図14】従来の裏当金を使用して溶接する場合を説明す
るための概念側面図である。
るための概念側面図である。
【図15】従来の導電性を有する溶接用耐火物製裏当材の
斜視図である。
斜視図である。
1 溶接用耐火物製裏当材 2 溶接用耐火物製裏当材本体 3 導電性の被覆層 4 アルミニューム箔 5 耐熱性の金属棒 6 一方の溶接母材側の面 7 溶接溝を構成する面 8 一方の溶接母材側の部分 9 溶接溝を構成する部分 10 連結形溶接用耐火物製裏当材本体 11 帯状溶接用耐火物製裏当材本体 12 一方の溶接母材 13 他方の溶接母材 14 溶接溝 15 裏当金 16 仮付け溶接 17 金属製の棒
Claims (17)
- 【請求項1】 溶接用耐火物製裏当材本体(2)の表面
に導電性の被覆層(3)が設けられていることを特徴と
する導電性を有する溶接用耐火物製裏当材。 - 【請求項2】 上記溶接用耐火物製裏当材本体(2)が
一体のものであることを特徴とする請求項1記載の導電
性を有する溶接用耐火物製裏当材。 - 【請求項3】 上記溶接用耐火物製裏当材本体(2)が
複数のものを連結して使用するもの(10)であることを
特徴とする請求項1記載の導電性を有する溶接用耐火物
製裏当材。 - 【請求項4】 上記溶接用耐火物製裏当材本体(2)が
帯状のもの(11)で、必要な長さに切断して使用するもの
であることを特徴とする請求項1記載の導電性を有する
溶接用耐火物製裏当材。 - 【請求項5】 上記溶接用耐火物製裏当材本体(2)が
長手方向に耐熱性の金属棒(5)を埋め込んだものであ
ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項
記載の導電性を有する溶接用耐火物製裏当材。 - 【請求項6】 上記溶接用耐火物製裏当材本体(2)が
表面および裏面を使用するものであることを特徴とする
請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の導電性を有す
る溶接用耐火物製裏当材。 - 【請求項7】 上記導電性の被覆層(3)が一方の溶接
母材(12) に接触する面(6)および溶接溝(14)を構
成する面(7)に設けられ、かつ両面に設けられている
被覆層が電気的に接続されるように設けられているもの
であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか
1項記載の導電性を有する溶接用耐火物製裏当材。 - 【請求項8】 上記導電性の被覆層(3)が溶接溝(1
4)を構成する面(7)に一方の溶接母材(12) に接触
するように設けられているものであることを特徴とする
請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の導電性を有す
る溶接用耐火物製裏当材。 - 【請求項9】 上記導電性の被覆層(3)が一方の溶接
母材(12)に接触する部分(8)および溶接溝(14)を
構成する部分(9)に設けられ、かつ両部分に設けられ
ている被覆層が電気的に接続されるように設けられてい
るものであることを特徴とする請求項1〜請求項6のい
ずれか1項記載の導電性を有する溶接用耐火物製裏当
材。 - 【請求項10】 上記導電性の被覆層(3)が溶接溝(1
4)を構成する部分(9)に一方の溶接母材に接触する
ように設けられているものであることを特徴とする請求
項1〜請求項6のいずれか1項記載の導電性を有する溶
接用耐火物製裏当材。 - 【請求項11】 上記導電性の被覆層(3)が一方の側面
および表面の一方の溶接母材(12)に接触する面(6)
および溶接溝(14)を構成する面(7)に設けられると
ともに、他方の側面および裏面の一方の溶接母材(12)
に接触する面(6)または部分(8)および溶接溝(1
4)を構成する面(7)に設けられ、かつそれぞれの面
に設けられる被覆層が電気的に接続されるように設けら
れているものであることを特徴とする請求項1〜請求項
6のいずれか1項記載の導電性を有する溶接用耐火物製
裏当材。 - 【請求項12】 上記導電性の被覆層(3)が表面の一方
の溶接母材(12)に接触する部分(8)および溶接溝
(14)を構成する部分(9)ならびに裏面の一方の溶接
母材(12)に接触する部分(8)および溶接溝(14)を
構成する部分(9)に設けられ、かつそれぞれの部分に
設けられる被覆層が電気的に接続さるように設けられて
いるものであることを特徴とする請求項1〜請求項6の
いずれか1項記載の導電性を有する溶接用耐火物製裏当
材。 - 【請求項13】 上記導電性の被覆層(3)が表面の溶接
溝(14)を構成する面(7)または部分(9)および裏
面の溶接溝(14)を構成する面(7)または部分(9)
に一方の溶接母材(12)に接触するように設けられてい
るものであることを特徴とする請求項1〜請求項6のい
ずれか1項記載導電性を有する溶接用耐火物製裏当材。 - 【請求項14】 上記導電性の被覆層(3)の全部または
一部が金属を溶射したものであることを特徴とする請求
項1〜請求項13のいずれか1項記載の導電性を有する溶
接用耐火物製裏当材。 - 【請求項15】 上記導電性の被覆層(3)の少なくとも
一方の溶接母材(12) に接触する面(6)または部分
(8)が金属箔を接着したものであることを特徴とする
請求項1〜請求項14のいずれか1項記載の導電性を有す
る溶接用耐火物製裏当材。 - 【請求項16】 上記導電性の被覆層(3)の少なくとも
一方の溶接母材(12) に接触する面(6)または部分
(8)が金属粉、黒鉛粉および不定形炭素の1種または
2種以上を接着剤と混合して塗布したものであることを
特徴とする請求項1〜請求項14のいずれか1項記載の導
電性を有する溶接用耐火物製裏当材。 - 【請求項17】 上記導電性の被覆層(3)が鉄、炭素
鋼、特殊鋼、ステンレス鋼、超合金、アルミニューム、
黒鉛および不定形炭素の1種または1種以上であること
を特徴とする請求項1〜請求項16のいずれか1項記載の
導電性を有する溶接用耐火物製裏当材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11013292A JP2000210793A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 導電性を有する溶接用耐火物製裏当材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11013292A JP2000210793A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 導電性を有する溶接用耐火物製裏当材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000210793A true JP2000210793A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11829131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11013292A Pending JP2000210793A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 導電性を有する溶接用耐火物製裏当材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000210793A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100507439B1 (ko) * | 2003-06-30 | 2005-08-09 | 정무수 | 상,하면의 비드홈 크기와 형상이 다른 용접지지구 |
| JP2011125917A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Sunouchi:Kk | アーク溶接用エンドタブ及びそれを用いるアーク溶接方法 |
| KR101524236B1 (ko) * | 2014-01-17 | 2015-05-29 | 정무수 | 세라믹 용접 지지구 |
| JP2016036845A (ja) * | 2014-08-11 | 2016-03-22 | 株式会社スノウチ | 溶接用裏当て材 |
-
1999
- 1999-01-21 JP JP11013292A patent/JP2000210793A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100507439B1 (ko) * | 2003-06-30 | 2005-08-09 | 정무수 | 상,하면의 비드홈 크기와 형상이 다른 용접지지구 |
| JP2011125917A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Sunouchi:Kk | アーク溶接用エンドタブ及びそれを用いるアーク溶接方法 |
| KR101524236B1 (ko) * | 2014-01-17 | 2015-05-29 | 정무수 | 세라믹 용접 지지구 |
| JP2016036845A (ja) * | 2014-08-11 | 2016-03-22 | 株式会社スノウチ | 溶接用裏当て材 |
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