JP2000212047A - 養毛剤 - Google Patents
養毛剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】多様な脱毛の原因に対処すべく、優れた脱毛防
止効果及び発毛促進効果を有する養毛剤を提供するこ
と。 【解決手段】下記化学式(1): 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は、同一又は異なって、水素原子
又はグルコピラノース残基である〕で表されるエクラル
バサポニン(Eclalbasaponin)を有効成分とする養毛剤を
提供することにより、上記の課題を解決し得ることを見
出した。
止効果及び発毛促進効果を有する養毛剤を提供するこ
と。 【解決手段】下記化学式(1): 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は、同一又は異なって、水素原子
又はグルコピラノース残基である〕で表されるエクラル
バサポニン(Eclalbasaponin)を有効成分とする養毛剤を
提供することにより、上記の課題を解決し得ることを見
出した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、養毛剤に関する技
術分野の発明である。より具体的には、特定の植物抽出
物中に認められるエクラルバサポニンを有効成分とする
ことにより、優れた養毛効果を発揮する養毛剤に関する
発明である。
術分野の発明である。より具体的には、特定の植物抽出
物中に認められるエクラルバサポニンを有効成分とする
ことにより、優れた養毛効果を発揮する養毛剤に関する
発明である。
【0002】
【従来の技術】従来より、禿や脱毛の原因としては、毛
根、皮脂腺等の器官における男性ホルモンの活性化、毛
包への血流量の低下、皮脂の分泌過剰、過酸化物の生成
等による頭皮の異常等が考えられている。このため従来
の養毛剤には、前記の原因を取リ除いたり、または、軽
減する作用を持つ化合物が一般に配合されている。
根、皮脂腺等の器官における男性ホルモンの活性化、毛
包への血流量の低下、皮脂の分泌過剰、過酸化物の生成
等による頭皮の異常等が考えられている。このため従来
の養毛剤には、前記の原因を取リ除いたり、または、軽
減する作用を持つ化合物が一般に配合されている。
【0003】例えば、ビタミンB、ビタミンE等のビタ
ミン類、セリン、メチオニン等のアミノ酸類、センブリ
エキス、アセチルコリン誘導体などの血管拡張剤、紫根
エキス、ヒノキチオール等の抗炎症剤、エストラジオー
ルなどの女性ホルモン剤、セファランチンなどの皮膚機
能亢進剤などが配合され、脱毛症の予防および治療に用
いられている。
ミン類、セリン、メチオニン等のアミノ酸類、センブリ
エキス、アセチルコリン誘導体などの血管拡張剤、紫根
エキス、ヒノキチオール等の抗炎症剤、エストラジオー
ルなどの女性ホルモン剤、セファランチンなどの皮膚機
能亢進剤などが配合され、脱毛症の予防および治療に用
いられている。
【0004】また、上記以外に天然物成分を利用するも
のとして、霊芝の抽出物(特開昭60-94908号公報参照)
やヨクイニンの抽出物(特開昭60-174706 号公報参
照)、エゾウコギ(特公平1-34965 号公報参照)等が知
られている。さらに胡椒および地黄等をはじめとする15
種の薬用天然物を特定の割合で混合し、エタノールおよ
び酢酸含有水溶液に浸して調製した養毛剤(特開平3 −
44312 号公報参照)も提案されている。
のとして、霊芝の抽出物(特開昭60-94908号公報参照)
やヨクイニンの抽出物(特開昭60-174706 号公報参
照)、エゾウコギ(特公平1-34965 号公報参照)等が知
られている。さらに胡椒および地黄等をはじめとする15
種の薬用天然物を特定の割合で混合し、エタノールおよ
び酢酸含有水溶液に浸して調製した養毛剤(特開平3 −
44312 号公報参照)も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように種々の試みがなされているにもかかわらず、従来
の養毛剤では、その脱毛防止、発毛効果等の養毛作用は
必ずしも充分なものではなかった。これはおそらく、脱
毛の原因がさまざまであり、また発毛の機構も非常に複
雑であるためと考えられている。このような脱毛の原因
の多様性を考慮すれば、さらなる新規な養毛剤の提供が
望まれるところである。
ように種々の試みがなされているにもかかわらず、従来
の養毛剤では、その脱毛防止、発毛効果等の養毛作用は
必ずしも充分なものではなかった。これはおそらく、脱
毛の原因がさまざまであり、また発毛の機構も非常に複
雑であるためと考えられている。このような脱毛の原因
の多様性を考慮すれば、さらなる新規な養毛剤の提供が
望まれるところである。
【0006】従って、本発明の目的は、前記多様な脱毛
の原因に対処すべく、優れた脱毛防止効果及び発毛促進
効果を有する養毛剤を提供することにある。
の原因に対処すべく、優れた脱毛防止効果及び発毛促進
効果を有する養毛剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記観点か
ら、有効物質の探索対象を広く求めて検討を行ってき
た。その結果、従来から、薬用植物として用いられてい
るクマノギクに着目し、このクマノギクに認められる様
々な抽出成分についての、養毛作用に対する検討を行っ
た。
ら、有効物質の探索対象を広く求めて検討を行ってき
た。その結果、従来から、薬用植物として用いられてい
るクマノギクに着目し、このクマノギクに認められる様
々な抽出成分についての、養毛作用に対する検討を行っ
た。
【0008】その結果、クマノギクには、エクリプタ(E
clipta) 属に属する植物において存在することが認めら
れているエクラルバサポニン(Eclalbasaponin)が数種類
認められ、下記式(1)で表される、これらの特定のエ
クラルバサポニンが、優れた養毛作用を発揮し得ること
を見出した。
clipta) 属に属する植物において存在することが認めら
れているエクラルバサポニン(Eclalbasaponin)が数種類
認められ、下記式(1)で表される、これらの特定のエ
クラルバサポニンが、優れた養毛作用を発揮し得ること
を見出した。
【0009】
【化3】
【0010】〔式中、R1 及びR2 は、同一又は異なっ
て、水素原子又は化学式(2):
て、水素原子又は化学式(2):
【0011】
【化4】
【0012】で表されるグルコピラノース残基である〕
で表される配糖体である。従って、本発明は、上記の化
学式(1)で表されるエクラルバサポニンを有効成分と
する養毛剤(以下、本発明養毛剤という)を提供する発
明である。
で表される配糖体である。従って、本発明は、上記の化
学式(1)で表されるエクラルバサポニンを有効成分と
する養毛剤(以下、本発明養毛剤という)を提供する発
明である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明養毛剤の有効成分として用いられ
る、上記のエクラルバサポニン(Eclalbasaponin)(1)
の製造方法は、特に限定されない。すなわち、上記のエ
クラルバサポニンが認められる植物から、抽出・精製し
て得ることも可能であり、化学合成技術を駆使した合成
品として得ることも可能である。
て説明する。本発明養毛剤の有効成分として用いられ
る、上記のエクラルバサポニン(Eclalbasaponin)(1)
の製造方法は、特に限定されない。すなわち、上記のエ
クラルバサポニンが認められる植物から、抽出・精製し
て得ることも可能であり、化学合成技術を駆使した合成
品として得ることも可能である。
【0014】現状においては、前者の抽出・精製による
製造が有利であり、具体的には、Eclipta alba等のEcli
pta 属に属する植物や、上述したクマノギク(Wedelia
chinensis MERR.)の全草から、溶媒抽出や各種のクロマ
トグラフィー等の公知の抽出・精製方法を組み合わせて
用いることによって、所望するエクラルバサポニン
(1)を得ることができる。
製造が有利であり、具体的には、Eclipta alba等のEcli
pta 属に属する植物や、上述したクマノギク(Wedelia
chinensis MERR.)の全草から、溶媒抽出や各種のクロマ
トグラフィー等の公知の抽出・精製方法を組み合わせて
用いることによって、所望するエクラルバサポニン
(1)を得ることができる。
【0015】なお、本発明養毛剤の有効成分として用い
得るエクラルバサポニン(1)は、完全な精製物を、養
毛剤中に1種又は2種以上配合し得ることは勿論のこ
と、本発明の所期の効果である養毛効果及び安全性に明
らかな悪影響を与えない限り、エクラルバサポニン
(1)を1種又は2種以上含む粗精製物をも用いること
ができる。
得るエクラルバサポニン(1)は、完全な精製物を、養
毛剤中に1種又は2種以上配合し得ることは勿論のこ
と、本発明の所期の効果である養毛効果及び安全性に明
らかな悪影響を与えない限り、エクラルバサポニン
(1)を1種又は2種以上含む粗精製物をも用いること
ができる。
【0016】本発明育毛剤におけるエクラルバサポニン
(1)の配合量は、剤形や他の配合成分との兼ね合い等
により、適宜選択し得るものであり、特に限定されるも
のではない。敢えて言及するならば、エクラルバサポニ
ン換算で、剤全体の0.0000001〜10.0重量
%が好ましく、特に好ましくは、同0.00001〜
0.1重量%になるように配合される。この配合量が、
エクラルバサポニン換算で、剤全体の0.000000
1重量%未満であると、エクラルバサポニン自体による
養毛効果が十分に発揮されずに好ましくなく、逆に同1
0.0重量%を超えて配合すると、製剤上の不都合を伴
うことが多くなり、好ましくない。
(1)の配合量は、剤形や他の配合成分との兼ね合い等
により、適宜選択し得るものであり、特に限定されるも
のではない。敢えて言及するならば、エクラルバサポニ
ン換算で、剤全体の0.0000001〜10.0重量
%が好ましく、特に好ましくは、同0.00001〜
0.1重量%になるように配合される。この配合量が、
エクラルバサポニン換算で、剤全体の0.000000
1重量%未満であると、エクラルバサポニン自体による
養毛効果が十分に発揮されずに好ましくなく、逆に同1
0.0重量%を超えて配合すると、製剤上の不都合を伴
うことが多くなり、好ましくない。
【0017】このようにして、エクラルバサポニン
(1)を1種又は2種以上有効成分として配合すること
により、優れた養毛作用を有する本発明養毛剤が提供さ
れる。なお、本発明において、「養毛」とは、発毛促
進、脱毛防止は勿論のこと、さらにはふけ、頭部の痒み
等の抑制作用を包含する概念として用いている。本発明
養毛剤においては、その有効成分として用いられるエク
ラルバサポニン(1)以外に、通常、養毛剤に用いられ
得る補助成分を、本発明の所期の効果を妨げない限り、
用いることができる。
(1)を1種又は2種以上有効成分として配合すること
により、優れた養毛作用を有する本発明養毛剤が提供さ
れる。なお、本発明において、「養毛」とは、発毛促
進、脱毛防止は勿論のこと、さらにはふけ、頭部の痒み
等の抑制作用を包含する概念として用いている。本発明
養毛剤においては、その有効成分として用いられるエク
ラルバサポニン(1)以外に、通常、養毛剤に用いられ
得る補助成分を、本発明の所期の効果を妨げない限り、
用いることができる。
【0018】具体的には、例えば、オリーブ油、イソプ
ロピルミリステート、高級アルコール、高級脂肪酸、固
形パラフィン、流動パラフィン、シリコーン油、スクワ
ラン等の油分;ヒアルロン酸、グリセリン、プロピレン
グリコール、マルチトール、アテロコラーゲン、乳酸ナ
トリウム等の保湿剤;マルメロ粘質物、カルボキシビニ
ルポリマー、キサンタンガム等の増粘剤;ニコチン酸ア
ミド、ニコチン酸ベンジル、ビタミンEアセテート、セ
ンブリ抽出物、塩化カルプロニウム、センブリエキス、
アセチルコリン誘導体等の血管拡張剤;セリン、メチオ
ニン、アルギニン等のアミノ酸類;ビタミンB6 、ビタ
ミンE及びその誘導体、ニコチン酸;ニコチン酸メチ
ル、ニコチン酸トコフェロール等のニコチン酸エステル
類;クエン酸等の有機酸類;セファランチン等の皮膚機
能亢進剤;エストラジオール等の女性ホルモン剤;ヒノ
キチオール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウ
ム、塩化セチルピリジニウム、ウンデシレン酸、トリク
ロロカルバニリド、ビチオノール等の抗菌剤;メントー
ル等の清涼剤;サリチル酸、亜鉛及びその誘導体、乳酸
及びそのアルキルエステル等の薬剤;香料、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、色素、エタノール、水等を、エクラ
ルバサポニン(1)と共に、本発明養毛剤において配合
することも可能である。
ロピルミリステート、高級アルコール、高級脂肪酸、固
形パラフィン、流動パラフィン、シリコーン油、スクワ
ラン等の油分;ヒアルロン酸、グリセリン、プロピレン
グリコール、マルチトール、アテロコラーゲン、乳酸ナ
トリウム等の保湿剤;マルメロ粘質物、カルボキシビニ
ルポリマー、キサンタンガム等の増粘剤;ニコチン酸ア
ミド、ニコチン酸ベンジル、ビタミンEアセテート、セ
ンブリ抽出物、塩化カルプロニウム、センブリエキス、
アセチルコリン誘導体等の血管拡張剤;セリン、メチオ
ニン、アルギニン等のアミノ酸類;ビタミンB6 、ビタ
ミンE及びその誘導体、ニコチン酸;ニコチン酸メチ
ル、ニコチン酸トコフェロール等のニコチン酸エステル
類;クエン酸等の有機酸類;セファランチン等の皮膚機
能亢進剤;エストラジオール等の女性ホルモン剤;ヒノ
キチオール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウ
ム、塩化セチルピリジニウム、ウンデシレン酸、トリク
ロロカルバニリド、ビチオノール等の抗菌剤;メントー
ル等の清涼剤;サリチル酸、亜鉛及びその誘導体、乳酸
及びそのアルキルエステル等の薬剤;香料、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、色素、エタノール、水等を、エクラ
ルバサポニン(1)と共に、本発明養毛剤において配合
することも可能である。
【0019】本発明養毛剤は、液状、乳液、軟膏など頭
皮に適用できる性状のものであれぱ特に限定されるもの
ではない。また、本発明養毛剤の商品形態も任意であ
り、トニック、ヘアークリーム、ムース、シャンプー、
リンス等の商品形態をとることができるが、これらの商
品形態に限定されるものではない。
皮に適用できる性状のものであれぱ特に限定されるもの
ではない。また、本発明養毛剤の商品形態も任意であ
り、トニック、ヘアークリーム、ムース、シャンプー、
リンス等の商品形態をとることができるが、これらの商
品形態に限定されるものではない。
【0020】
1.毛乳頭細胞の増殖促進活性判定試験 本実施例においては、試験品の養毛効果を検討するため
の一次的な指標として、毛乳頭細胞の増殖促進活性を用
いた。
の一次的な指標として、毛乳頭細胞の増殖促進活性を用
いた。
【0021】この毛乳頭細胞の増殖促進活性の判定は、
培養毛乳頭細胞を用いた細胞増殖試験により行った。 毛乳頭細胞の採取:整形外科手術によって摘出された
男性の後頭部皮膚(5mm×1.5cm)から、脂肪組織を
分離して、そこから毛包を摘出し、毛球部より毛乳頭細
胞を単離した。単離した毛乳頭細胞を20%FBSを含
むMEMで2週間培養した〔37℃,5%CO2 〕。毛
乳頭細胞から細胞のアウトグロースが確認された時点
で、培地を10%FBSを含むMEM(MEM+10%
FBS)に交換して、同様の条件で培養を継続した。以
降、1週間に2回の割合で培養液(MEM+10%FB
S)を交換して、毛乳頭細胞を維持した。
培養毛乳頭細胞を用いた細胞増殖試験により行った。 毛乳頭細胞の採取:整形外科手術によって摘出された
男性の後頭部皮膚(5mm×1.5cm)から、脂肪組織を
分離して、そこから毛包を摘出し、毛球部より毛乳頭細
胞を単離した。単離した毛乳頭細胞を20%FBSを含
むMEMで2週間培養した〔37℃,5%CO2 〕。毛
乳頭細胞から細胞のアウトグロースが確認された時点
で、培地を10%FBSを含むMEM(MEM+10%
FBS)に交換して、同様の条件で培養を継続した。以
降、1週間に2回の割合で培養液(MEM+10%FB
S)を交換して、毛乳頭細胞を維持した。
【0022】培養開始より4週間後に継代培養を行い、
以後、毛乳頭細胞が十分増殖した時点で、再度継代し
て、この継代を繰り返した。 試験の具体的な内容:上記の継代数3代目の毛乳頭細
胞を用い、MEM+10%FBS培地で、10000細
胞/mlの細胞密度の毛乳頭細胞の細胞懸濁液を調製す
る。この細胞懸濁液を200μl ずつ、96ウエルのマ
イクロプレートに分注し(つまり.2000細胞/ウエ
ル)、37℃・5%CO2 で3日間インキュベートを行
い、ウエル上に細胞を付着させる。培養開始72時間
後、培養液を、試験品を含有する無血清のMEMに交換
して、これをさらに、上記と同様の条件で、さらに4日
間培養する。
以後、毛乳頭細胞が十分増殖した時点で、再度継代し
て、この継代を繰り返した。 試験の具体的な内容:上記の継代数3代目の毛乳頭細
胞を用い、MEM+10%FBS培地で、10000細
胞/mlの細胞密度の毛乳頭細胞の細胞懸濁液を調製す
る。この細胞懸濁液を200μl ずつ、96ウエルのマ
イクロプレートに分注し(つまり.2000細胞/ウエ
ル)、37℃・5%CO2 で3日間インキュベートを行
い、ウエル上に細胞を付着させる。培養開始72時間
後、培養液を、試験品を含有する無血清のMEMに交換
して、これをさらに、上記と同様の条件で、さらに4日
間培養する。
【0023】培養終了後、それぞれのウエルに、アラマ
ーブルー(alamar blue)(BIOSOURSE社製) を20μl 添
加後、さらに8時間培養し、マイクロプレートリーダー
(Micro plate reader:Bio RAD社製) で570nmと59
5nmの吸光度を測定する。添付の使用説明書に従って、
吸光度の測定結果によりアラマーブルーの還元率を算出
する。この還元率は細胞数と相関することから対照およ
び被検体系での細胞増殖率を比較する。
ーブルー(alamar blue)(BIOSOURSE社製) を20μl 添
加後、さらに8時間培養し、マイクロプレートリーダー
(Micro plate reader:Bio RAD社製) で570nmと59
5nmの吸光度を測定する。添付の使用説明書に従って、
吸光度の測定結果によりアラマーブルーの還元率を算出
する。この還元率は細胞数と相関することから対照およ
び被検体系での細胞増殖率を比較する。
【0024】この毛乳頭細胞の細胞増殖率の増加が認め
られ、かつ、この細胞増殖率が大きいほど、試験品に優
れた養毛効果が認められることの、極めて有力な指標と
なる。 2.発毛試験 実験動物として、毛周期の休止期にあるC3H /HeNCrjマ
ウスを使用し、小川らの方法〔ノーマルアンドアブノー
マル、エピダーマル、ディファレンシエ−ション(Norm
al and Abnormal Epidermal Differentiation )、M.Se
iji およびI.A.Bernstein 編集、第159 〜170 ページ、
1982年、東大出版〕により行なった。
られ、かつ、この細胞増殖率が大きいほど、試験品に優
れた養毛効果が認められることの、極めて有力な指標と
なる。 2.発毛試験 実験動物として、毛周期の休止期にあるC3H /HeNCrjマ
ウスを使用し、小川らの方法〔ノーマルアンドアブノー
マル、エピダーマル、ディファレンシエ−ション(Norm
al and Abnormal Epidermal Differentiation )、M.Se
iji およびI.A.Bernstein 編集、第159 〜170 ページ、
1982年、東大出版〕により行なった。
【0025】すなわち、マウスを1群10匹とし、それぞ
れ試験品又は比較品を用いる群に分け、バリカン及びシ
ェーバーで、マウスの背部を剃毛し、それぞれの試料を
1 日1 回、0.1 mlずつ塗布する。そして、塗布17日後
及び30日後に、毛の再生面積を測定することにより、
剃毛部分に発毛が認められるか否かを特定する。剃毛部
分に発毛が認められる場合には、試験品に発毛効果が認
められることになる。
れ試験品又は比較品を用いる群に分け、バリカン及びシ
ェーバーで、マウスの背部を剃毛し、それぞれの試料を
1 日1 回、0.1 mlずつ塗布する。そして、塗布17日後
及び30日後に、毛の再生面積を測定することにより、
剃毛部分に発毛が認められるか否かを特定する。剃毛部
分に発毛が認められる場合には、試験品に発毛効果が認
められることになる。
【0026】3.育毛試験(トリコグラム試験) 試験品の、脱毛防止効果・発毛効果等の育毛効果を、さ
らに具体的に調べるために、ヒトに対して、トリコグラ
ム試験を実施した。すなわち、試験品と比較品に該当す
る各試料を、それぞれ、男性被験者10名の頭皮に、1
日2回・1回2mlずつ、6カ月間連続して塗布し、初回
の塗布直前及び6ヵ月目の塗布終了直後に、被験者1名
につき、100本ずつ毛髪を抜去し、それぞれの毛根を
調べ、実使用テストを行う。
らに具体的に調べるために、ヒトに対して、トリコグラ
ム試験を実施した。すなわち、試験品と比較品に該当す
る各試料を、それぞれ、男性被験者10名の頭皮に、1
日2回・1回2mlずつ、6カ月間連続して塗布し、初回
の塗布直前及び6ヵ月目の塗布終了直後に、被験者1名
につき、100本ずつ毛髪を抜去し、それぞれの毛根を
調べ、実使用テストを行う。
【0027】具体的には、試料の使用前と使用後の抜去
毛髪の毛根を顕微鏡下で観察し、毛根の形態から休止期
毛根数を計数し(休止期毛根とは、成長の止まった毛の
毛根であり、脱毛を訴える人は正常な人よりも、この休
止期毛根の割合が多いことが認められている)、その割
合の増減によって、試料における養毛作用を比較する。
毛髪の毛根を顕微鏡下で観察し、毛根の形態から休止期
毛根数を計数し(休止期毛根とは、成長の止まった毛の
毛根であり、脱毛を訴える人は正常な人よりも、この休
止期毛根の割合が多いことが認められている)、その割
合の増減によって、試料における養毛作用を比較する。
【0028】休止期毛根の割合が減少していれば、その
試料には、育毛効果が認められることになる。判定基準
を、以下のように定めて判定する。判定基準 休止期毛根の割合が減少した被験者の割合が、10%以
下の場合:無効 休止期毛根の割合が減少した被験者の割合が、10〜5
0%未満の場合:やや有効 休止期毛根の割合が減少した被験者の割合が、50%以
上で、20%以上減少した被験者が30%未満の場合:
有効 休止期毛根の割合が減少した被験者の割合が、50%以
上で、20%以上減少した被験者が30%未満の場合:
著効 〔試験例〕 1.クマノギクの抽出物の養毛効果の検討 クマノギクの全草1kgを、メタノールで10時間還流
して、61.81gのメタノール抽出物(S−1)を得
た。この抽出物を、n−ヘキサンー80%メタノール抽
出を行い、これにより得られたn−ヘキサン層(S−
2)と、メタノール層を分離し、メタノール層に対し
て、さらに酢酸エチルー40%メタノール抽出を行い、
酢酸エチル層(S−3)と40%メタノール層を得た。
試料には、育毛効果が認められることになる。判定基準
を、以下のように定めて判定する。判定基準 休止期毛根の割合が減少した被験者の割合が、10%以
下の場合:無効 休止期毛根の割合が減少した被験者の割合が、10〜5
0%未満の場合:やや有効 休止期毛根の割合が減少した被験者の割合が、50%以
上で、20%以上減少した被験者が30%未満の場合:
有効 休止期毛根の割合が減少した被験者の割合が、50%以
上で、20%以上減少した被験者が30%未満の場合:
著効 〔試験例〕 1.クマノギクの抽出物の養毛効果の検討 クマノギクの全草1kgを、メタノールで10時間還流
して、61.81gのメタノール抽出物(S−1)を得
た。この抽出物を、n−ヘキサンー80%メタノール抽
出を行い、これにより得られたn−ヘキサン層(S−
2)と、メタノール層を分離し、メタノール層に対し
て、さらに酢酸エチルー40%メタノール抽出を行い、
酢酸エチル層(S−3)と40%メタノール層を得た。
【0029】この40%メタノール層を、蒸留水で可能
な限り溶解させ、蒸留水に溶解しなかった残りをメタノ
ールで溶解させ、多孔質ポリスチレンゲル〔Diaio
n:三菱化学(株)製〕に付し、1)水,2)40%メタノ
ール,3)70%メタノール,4)100%メタノールの順
で、2L ずつ流した。溶出溶媒をイオン交換水とした溶
出画分(S−4)と、同40%メタノールとした溶出画
分(S−5)と、同70%メタノールとした溶出画分
(S−6)と、同100%メタノールとした溶出画分
(S−7)を得た。
な限り溶解させ、蒸留水に溶解しなかった残りをメタノ
ールで溶解させ、多孔質ポリスチレンゲル〔Diaio
n:三菱化学(株)製〕に付し、1)水,2)40%メタノ
ール,3)70%メタノール,4)100%メタノールの順
で、2L ずつ流した。溶出溶媒をイオン交換水とした溶
出画分(S−4)と、同40%メタノールとした溶出画
分(S−5)と、同70%メタノールとした溶出画分
(S−6)と、同100%メタノールとした溶出画分
(S−7)を得た。
【0030】 上記のS−1〜S−7を、それぞれ試
験品として、上述の毛乳頭細胞の増殖促進活性判定試験
を行った。なお、対照は、MEM+10%FBS培地を
用い、S−1は1.0ppm 、その他は、0.1ppm の濃
度となるように、MEM+10%FBS培地に添加され
た。
験品として、上述の毛乳頭細胞の増殖促進活性判定試験
を行った。なお、対照は、MEM+10%FBS培地を
用い、S−1は1.0ppm 、その他は、0.1ppm の濃
度となるように、MEM+10%FBS培地に添加され
た。
【0031】その結果を第1図に示す。第1図に示すよ
うに、S−6及びS−7に優れた毛乳頭細胞の増殖促進
活性が認められた。 そこで、この画分S−6及びS−7における含有成分
について、さらに詳しい検討を行った。すなわち、S−
6画分(約760mg)を、シリカゲルクロマトグラフィ
ーにかけ、C:M:W=8:2:0.2 (以下、特に断わ
らない限り、溶媒の混合比を示す比率は容積比である)
と、同9:1:0.1 の1:1混合溶媒を1L 、同8:
2:0.2 を500ml、同7:3:0.2を1L 、同6:
4:1を600ml流した。
うに、S−6及びS−7に優れた毛乳頭細胞の増殖促進
活性が認められた。 そこで、この画分S−6及びS−7における含有成分
について、さらに詳しい検討を行った。すなわち、S−
6画分(約760mg)を、シリカゲルクロマトグラフィ
ーにかけ、C:M:W=8:2:0.2 (以下、特に断わ
らない限り、溶媒の混合比を示す比率は容積比である)
と、同9:1:0.1 の1:1混合溶媒を1L 、同8:
2:0.2 を500ml、同7:3:0.2を1L 、同6:
4:1を600ml流した。
【0032】このうち、fr32〜37の前記8:2:0.2 と
同9:1:0.1 の混合溶媒を流した分画(20.9mg)
を、W−2とした、後述するNMR等による分析を行っ
た。S−7画分(500mg)は、ODSカラムを用い、
60%,70%,80%,100%メタノールを流し、
このうち60%メタノールを流してできた画分fr18〜38
(89.2mg)を、シリカゲルカラム(350g )にか
け、C:M:W=9:1:0.1(600ml)、同9:
1:0.1と8:2:0.2の1:1混合溶媒を500
ml、同8:2:0.2 を500ml流し、このうち、fr77〜
87(混合溶媒区分:41.9mg)をW−1、fr113 〜12
0 (8:2:0.2 の溶媒区分:8.7mg)をW−3と
し、後述するNMR等による分析を行った。
同9:1:0.1 の混合溶媒を流した分画(20.9mg)
を、W−2とした、後述するNMR等による分析を行っ
た。S−7画分(500mg)は、ODSカラムを用い、
60%,70%,80%,100%メタノールを流し、
このうち60%メタノールを流してできた画分fr18〜38
(89.2mg)を、シリカゲルカラム(350g )にか
け、C:M:W=9:1:0.1(600ml)、同9:
1:0.1と8:2:0.2の1:1混合溶媒を500
ml、同8:2:0.2 を500ml流し、このうち、fr77〜
87(混合溶媒区分:41.9mg)をW−1、fr113 〜12
0 (8:2:0.2 の溶媒区分:8.7mg)をW−3と
し、後述するNMR等による分析を行った。
【0033】上述の画分W−1,W−2及びW−3の、
i)比旋光度を求め、さらにii)1H−NMR分析を行っ
た。その結果を記載する。W−1画分 : i) [α] D 30−2.7°(c=0.28,MeOH) ii)1H−NMR(in pyridine-d5) δ:0.82(1H,d,J=12.2Hz,H−5) 0.89(3H,s,H−25) 1.00(6H,s,H−29,30) 1.05(3H,s,H−24) 1.13(3H,s,H−26) 1.29(3H,s,H−23) 1.84(3H,s,H−27) 3.41(1H,dd,J=4.3,11.6Hz,H
−3) 3.52(1H,m,H−18) 4.93(1H,d,J=8.0Hz,3−glcH−
1) 5.31(1H,brs,H−16) 5.62(1H,brs,H−12) 6.31(1H,d,J=7.9Hz,28−glcH
−1)W−2画分 : i) [α] D 30−1.9°(c=0.36,MeOH) ii)1H−NMR(in pyridine-d5) δ:0.84(1H,d,J=11.6Hz,H−5) 0.87(3H,s,H−25) 1.01(3H,s,H−29) 1.04(3H,s,H−30) 1.07(3H,s,H−24) 1.19(3H,s,H−26) 1.31(3H,s,H−23) 1.87(3H,s,H−27) 3.42(1H,m,H−3) 4.95(1H,d,J=7.3Hz,glcH−1) 5.26(1H,brs,H−16) 5.65(1H,brs,H−12)W−3画分 : i) [α] D 30+0.8°(c=0.35,MeOH) ii)1H−NMR(in pyridine-d5) δ:0.75(1H,d,J=11.6Hz,H−5) 0.89(3H,s,H−25) 1.01(3H,s,H−29) 1.05(3H,s,H−30) 1.11(3H,s,H−24) 1.14(3H,s,H−26) 1.27(3H,s,H−23) 1.83(3H,s,H−27) 3.31(1H,m,H−3) 3.52(1H,m,H−18) 4.92(1H,d,J=7.3Hz,i−3−glc
H−1) 5.32(1H,brs,H−16) 5.39(1H,d,J=8.0Hz,t−3−glc
H−1) 5.82(1H,brs,H−12) 6.33(1H,d,J=8.6Hz,28−glcH−
1) これらの分析結果により、上記のW−1画分における成
分は、R1 が水素原子で、R2 がグルコピラノース残基
(2)である場合の、エクラルバサボニン(1)(以
下、エクラルバサボニンIともいう)である。
i)比旋光度を求め、さらにii)1H−NMR分析を行っ
た。その結果を記載する。W−1画分 : i) [α] D 30−2.7°(c=0.28,MeOH) ii)1H−NMR(in pyridine-d5) δ:0.82(1H,d,J=12.2Hz,H−5) 0.89(3H,s,H−25) 1.00(6H,s,H−29,30) 1.05(3H,s,H−24) 1.13(3H,s,H−26) 1.29(3H,s,H−23) 1.84(3H,s,H−27) 3.41(1H,dd,J=4.3,11.6Hz,H
−3) 3.52(1H,m,H−18) 4.93(1H,d,J=8.0Hz,3−glcH−
1) 5.31(1H,brs,H−16) 5.62(1H,brs,H−12) 6.31(1H,d,J=7.9Hz,28−glcH
−1)W−2画分 : i) [α] D 30−1.9°(c=0.36,MeOH) ii)1H−NMR(in pyridine-d5) δ:0.84(1H,d,J=11.6Hz,H−5) 0.87(3H,s,H−25) 1.01(3H,s,H−29) 1.04(3H,s,H−30) 1.07(3H,s,H−24) 1.19(3H,s,H−26) 1.31(3H,s,H−23) 1.87(3H,s,H−27) 3.42(1H,m,H−3) 4.95(1H,d,J=7.3Hz,glcH−1) 5.26(1H,brs,H−16) 5.65(1H,brs,H−12)W−3画分 : i) [α] D 30+0.8°(c=0.35,MeOH) ii)1H−NMR(in pyridine-d5) δ:0.75(1H,d,J=11.6Hz,H−5) 0.89(3H,s,H−25) 1.01(3H,s,H−29) 1.05(3H,s,H−30) 1.11(3H,s,H−24) 1.14(3H,s,H−26) 1.27(3H,s,H−23) 1.83(3H,s,H−27) 3.31(1H,m,H−3) 3.52(1H,m,H−18) 4.92(1H,d,J=7.3Hz,i−3−glc
H−1) 5.32(1H,brs,H−16) 5.39(1H,d,J=8.0Hz,t−3−glc
H−1) 5.82(1H,brs,H−12) 6.33(1H,d,J=8.6Hz,28−glcH−
1) これらの分析結果により、上記のW−1画分における成
分は、R1 が水素原子で、R2 がグルコピラノース残基
(2)である場合の、エクラルバサボニン(1)(以
下、エクラルバサボニンIともいう)である。
【0034】また、上記のW−2画分における成分は、
R1 ,R2 共に水素原子である場合の、エクラルバサボ
ニン(1)(以下、エクラルバサボニンIIともいう)で
ある。 また、W−3画分における成分は、R1 ,R2
共にグルコピラノース残基(2)である場合の、エクラ
ルバサポニン(1)(以下、エクラルバサポニンIII と
もいう)である。
R1 ,R2 共に水素原子である場合の、エクラルバサボ
ニン(1)(以下、エクラルバサボニンIIともいう)で
ある。 また、W−3画分における成分は、R1 ,R2
共にグルコピラノース残基(2)である場合の、エクラ
ルバサポニン(1)(以下、エクラルバサポニンIII と
もいう)である。
【0035】なお、上述したように、このようにして得
られた3種類のエクラルバサポニンの製造方法は、本発
明においては、特に限定されるものではない。例えば、
上述のクマノギクからの抽出・精製以外に、Eclipta a
lba 等のEclipta 属に属する植物から製造することもで
きる[Chem.Pharm,Bull,42(6)1336-1338(1994)]。
られた3種類のエクラルバサポニンの製造方法は、本発
明においては、特に限定されるものではない。例えば、
上述のクマノギクからの抽出・精製以外に、Eclipta a
lba 等のEclipta 属に属する植物から製造することもで
きる[Chem.Pharm,Bull,42(6)1336-1338(1994)]。
【0036】次に、上記の3種のエクラルバサポニン
における養毛効果についての試験を行った。 i)毛乳頭細胞増殖促進試験 上述した毛乳頭細胞増殖促進試験の手順に則り、上記3
種のエクラルバサポニンについての毛乳頭細胞増殖促進
効果を検討した。
における養毛効果についての試験を行った。 i)毛乳頭細胞増殖促進試験 上述した毛乳頭細胞増殖促進試験の手順に則り、上記3
種のエクラルバサポニンについての毛乳頭細胞増殖促進
効果を検討した。
【0037】具体的には、試験品としてエクラルバサポ
ニンI,同II及び同III を、無血清のMEMにおいて、
それぞれ、0.00001重量%(1ppm )から0.1
重量%になるように設定して(対照は、75%エタノー
ル)、これらを上述の試験用の交換培地として用いて
(試料1〜15)、4日間培養を行い、上述のアラマー
ブルーアッセイにより、毛乳頭細胞の増殖促進活性を判
定した。
ニンI,同II及び同III を、無血清のMEMにおいて、
それぞれ、0.00001重量%(1ppm )から0.1
重量%になるように設定して(対照は、75%エタノー
ル)、これらを上述の試験用の交換培地として用いて
(試料1〜15)、4日間培養を行い、上述のアラマー
ブルーアッセイにより、毛乳頭細胞の増殖促進活性を判
定した。
【0038】その結果を第1表に示す。
【表1】 第 1 表 ──────────────────────────────────── 試料番号 試料 濃度 増殖促進率 判定 (重量%) (%) ──────────────────────────────────── 75%エタノール 0 効果なし 1 エクラルバサポニンI 0.00001 2 効果あり 2 0.0001 6 効果あり 3 0.001 14 効果あり 4 0.01 20 効果あり 5 0.1 21 効果あり 6 エクラルバサポニンII 0.00001 4 効果あり 7 0.0001 6 効果あり 8 0.001 7 効果あり 9 0.01 15 効果あり 10 0.1 12 効果あり 11 エクラルバサポニンIII 0.00001 7 効果あり 12 0.0001 9 効果あり 13 0.001 14 効果あり 14 0.01 27 効果あり 15 0.1 28 効果あり ──────────────────────────────────── この結果より、いずれのエクラルバサポニンにおいて
も、ほぼ用量依存的に、毛乳頭活性促進効果が認められ
た。
も、ほぼ用量依存的に、毛乳頭活性促進効果が認められ
た。
【0039】ii)発毛試験 上述した発毛試験の手順に則り、上記3種のエクラルバ
サポニンについての発毛促進効果を検討した。具体的に
は、試験品としてエクラルバサポニンI,同II及び同II
I を、70%エタノール溶液において、それぞれ、0.
00001重量%(1ppm )から、0.1重量%になる
ように設定して(試料16〜30:対照は、70%エタ
ノール)、発毛促進効果を検討した。
サポニンについての発毛促進効果を検討した。具体的に
は、試験品としてエクラルバサポニンI,同II及び同II
I を、70%エタノール溶液において、それぞれ、0.
00001重量%(1ppm )から、0.1重量%になる
ように設定して(試料16〜30:対照は、70%エタ
ノール)、発毛促進効果を検討した。
【0040】その結果を第2表に示す。
【表2】 第 2 表 ──────────────────────────────────── 試料番号 試料 濃度 17日後 30日後 判定 (重量%) (%) (%) ──────────────────────────────────── 70%エタノール 0 5 効果なし 16 エクラルバサポニンI 0.00001 7 18 効果あり 17 0.0001 11 26 効果あり 18 0.001 16 32 効果あり 19 0.01 22 38 効果あり 20 0.1 23 44 効果あり 21 エクラルバサポニンII 0.00001 0 3 効果あり 22 0.0001 0 4 効果あり 23 0.001 3 9 効果あり 24 0.01 7 21 効果あり 25 0.1 19 30 効果あり 26 エクラルバサポニンIII 0.00001 7 14 効果あり 27 0.0001 14 23 効果あり 28 0.001 19 26 効果あり 29 0.01 28 46 効果あり 30 0.1 34 56 効果あり ──────────────────────────────────── この結果により、いずれのエクラルバサポニンにおいて
も、ほぼ用量依存的に、発毛促進効果が認められた。
も、ほぼ用量依存的に、発毛促進効果が認められた。
【0041】iii) 育毛試験(トリコグラム試験) 前述した育毛試験の手順に則り、前記3種のエクラルバ
サポニンのうち、上述のように、特に優れた発毛促進効
果が認められた、エクラルバサポニンI及び同III につ
いての育毛効果を検討した。具体的には、試験品とし
て、エクラルバサポニンI及び同III を、それらの濃度
が、それぞれ0.001重量%から0.1重量%の濃度
になるように、液体試料〔70%エタノール(90 %) 、オ
レイン酸ナトリウム(0.01%) 、ドデシルベンゼンスル
ホン酸(0.49 %) 、硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40
モル) 付加物(0.5%) 及びイオン交換水(残余)〕中
に、混合攪拌して溶解させた液状試料を調製した。これ
を、前述した育毛試験の手順に準じて、試験品(試料3
1〜36:対照はエクラルバサポニンの抜去品)として
用いて、トリコグラム試験を行った。
サポニンのうち、上述のように、特に優れた発毛促進効
果が認められた、エクラルバサポニンI及び同III につ
いての育毛効果を検討した。具体的には、試験品とし
て、エクラルバサポニンI及び同III を、それらの濃度
が、それぞれ0.001重量%から0.1重量%の濃度
になるように、液体試料〔70%エタノール(90 %) 、オ
レイン酸ナトリウム(0.01%) 、ドデシルベンゼンスル
ホン酸(0.49 %) 、硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40
モル) 付加物(0.5%) 及びイオン交換水(残余)〕中
に、混合攪拌して溶解させた液状試料を調製した。これ
を、前述した育毛試験の手順に準じて、試験品(試料3
1〜36:対照はエクラルバサポニンの抜去品)として
用いて、トリコグラム試験を行った。
【0042】結果を、第3表に示す。
【表3】 第 3 表 ──────────────────────────────────── 試料番号 休止期毛根の割合 養毛効果 20%以上減少 20%未満減少 増加 20%以上増加 の評価 ──────────────────────────────────── 31(E-I:0.001%) 0 4 6 0 やや有効 32(E-I:0.01 %) 2 6 1 1 有効 33(E-I:0.1%) 3 5 1 1 著効 34(E-III:0.001%) 1 4 4 1 やや有効 35(E-III:0.01 %) 2 4 5 1 有効 36(E-III:0.1%) 4 5 1 0 著効 対照試料 0 1 5 4 無効 ──────────────────────────────────── 注)E−I:エクラルバサポニンI,E−III :エクラルバサポニンIII この結果により、エクラルバサポニンには、トリコグラ
ム試験においても、育毛効果が有意に認められることが
明らかになった。
ム試験においても、育毛効果が有意に認められることが
明らかになった。
【0043】以下、本発明養毛剤の処方例を記載する。
なお、これらの処方例の本発明育毛剤において、上述の
発毛試験と育毛試験を行ったところ、いずれの処方例に
おいても、発毛試験は「効果あり」で、育毛試験は「有
効」又は「著効」であった。 〔処方例1〕 液状養毛剤 配合成分 配合量(重量%) エクラルバサポニンI 0.1 70%エタノール 90.0 オレイン酸ナトリウム 0.01 ドデシルベンゼンスルホン酸 0.49 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 イオン交換水 残 量 <製法>各配合成分を混合攪拌して溶解させて、液状養
毛剤を得た。
なお、これらの処方例の本発明育毛剤において、上述の
発毛試験と育毛試験を行ったところ、いずれの処方例に
おいても、発毛試験は「効果あり」で、育毛試験は「有
効」又は「著効」であった。 〔処方例1〕 液状養毛剤 配合成分 配合量(重量%) エクラルバサポニンI 0.1 70%エタノール 90.0 オレイン酸ナトリウム 0.01 ドデシルベンゼンスルホン酸 0.49 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 イオン交換水 残 量 <製法>各配合成分を混合攪拌して溶解させて、液状養
毛剤を得た。
【0044】 〔処方例2〕 液状養毛剤 配合成分 配合量(重量%) エクラルバサポニンIII 0.1 70%エタノール 90.0 オレイン酸ナトリウム 0.01 ドデシルベンゼンスルホン酸 0.49 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 イオン交換水 残 量 <製法>処方例1と同様にして、液状養毛剤を得た。
【0045】 〔処方例3〕 液状養毛剤 配合成分 配合量(重量%) エクラルバサポニンI 0.001 95%エタノール 90.0 オレイン酸ナトリウム 0.01 ドデシルベンゼンスルホン酸 0.49 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 イオン交換水 残 量 <製法>処方例1と同様にして、液状養毛剤を得た。 〔処方例4〕 ヘアトニック 配合成分 配合量(重量%) グリセリン 2.0 L−メントール 0.1 エクラルバサポニンI 0.00001 95%エタノール 60.0 香料 0.5 イオン交換水 残 量 <製法>95%エタノールに、各配合成分(イオン交換
水を除く)を加え、攪拌混合した後、これにイオン交換
水を加えて、ヘアトニックを得た。 〔処方例5〕 ヘアトニック 配合成分 配合量(重量%) グリセリン 2.0 L−メントール 0.1 エクラルバサポニンIII 0.00001 95%エタノール 60.0 香料 0.5 イオン交換水 残 量 <製法>処方例4と同様にして、ヘアトニックを得た。
水を除く)を加え、攪拌混合した後、これにイオン交換
水を加えて、ヘアトニックを得た。 〔処方例5〕 ヘアトニック 配合成分 配合量(重量%) グリセリン 2.0 L−メントール 0.1 エクラルバサポニンIII 0.00001 95%エタノール 60.0 香料 0.5 イオン交換水 残 量 <製法>処方例4と同様にして、ヘアトニックを得た。
【0046】 〔処方例6〕 ヘアトニック 配合成分 配合量(重量%) グリセリン 2.0 L−メントール 0.1 エクラルバサポニンII 0.0001 95%エタノール 60.0 香料 0.5 イオン交換水 残 量 <製法>処方例4と同様にして、ヘアトニックを得た。
【0047】 〔処方例7〕 乳液状養毛剤 配合成分 配合量(重量%) (A相) エクラルバサポニンIII 0.1 ポリオキシエチレン(60モル) 付加硬化ヒマシ油 2.0 グリセリン 10.0 ジプロピレングリコール 10.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール1500 5.0 (B相) セチルイソオクタネート 10.0 スクワラン 5.0 ワセリン 2.0 プロピルパラベン 2.0 (C相) カルボキシビニルポリマー1%水溶液 30.0 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.03 イオン交換水 8.35 (D相) イオン交換水 残 余 (E相) 苛性カリ 0.12 イオン交換水 5.0 <製法>A相とB相とを、それぞれ60℃で加熱溶解
し、混合してホモミキサー処理し、ゲルを調製した。こ
れに、D相を徐々に添加し、ホモミキサーで分散させ
た。次に、この分散物に、溶解したC相を添加し、最後
に、これに溶解したE相を添加し、ホモミキサーで乳化
して、O/W乳液型の養毛剤を得た。 〔処方例8〕 クリーム状養毛剤 配合成分 配合量(重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 EO(20モル)−2−オクチルドデシルエーテル 8.0 プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相) エクラルバサポニンIII 0.0001 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.005 イオン交換水 残 余 <製法>A相とB相を、それぞれ加熱溶解して混合し、
これをホモミキサーで乳化して、クリーム状養毛剤を得
た。
し、混合してホモミキサー処理し、ゲルを調製した。こ
れに、D相を徐々に添加し、ホモミキサーで分散させ
た。次に、この分散物に、溶解したC相を添加し、最後
に、これに溶解したE相を添加し、ホモミキサーで乳化
して、O/W乳液型の養毛剤を得た。 〔処方例8〕 クリーム状養毛剤 配合成分 配合量(重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 EO(20モル)−2−オクチルドデシルエーテル 8.0 プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相) エクラルバサポニンIII 0.0001 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.005 イオン交換水 残 余 <製法>A相とB相を、それぞれ加熱溶解して混合し、
これをホモミキサーで乳化して、クリーム状養毛剤を得
た。
【0048】
【発明の効果】本発明により、優れた養毛効果が認めら
れる養毛剤が提供される。
れる養毛剤が提供される。
【図1】毛乳頭細胞増殖促進試験の結果を示す図面であ
る。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 孝次 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 田島 正裕 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 野原 稔弘 熊本県熊本市長嶺町2861−27 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB032 AB282 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC252 AC352 AC422 AC432 AC482 AC782 AC792 AD042 AD092 AD391 AD392 AD491 AD492 AD532 BB53 CC32 CC37 DD23 DD31 EE22 EE23 FF01 FF05 4C091 AA06 BB02 CC01 DD01 EE01 FF02 FF14 GG05 HH01 JJ03 KK01 LL01 MM01 NN12 PA12 QQ05 QQ15 RR13 SS10
Claims (1)
- 【請求項1】下記化学式(1): 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は、同一又は異なって、水素原子
又は化学式(2): 【化2】 で表されるグルコピラノース残基である〕で表されるエ
クラルバサポニン(Eclalbasaponin)を有効成分とする養
毛剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11013435A JP2000212047A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 養毛剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11013435A JP2000212047A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 養毛剤 |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2000212047A true JP2000212047A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11833063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11013435A Withdrawn JP2000212047A (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 養毛剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000212047A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015002450A1 (ko) * | 2013-07-03 | 2015-01-08 | 경희대학교 산학협력단 | 에클랄바사포닌 또는 그 유도체를 포함하는 인지기능 장애 또는 집중력 장애 질환 예방 또는 치료용 약학 조성물 |
| JP2023521275A (ja) * | 2020-02-05 | 2023-05-24 | エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド | 脱毛防止及び発毛促進用組成物 |
-
1999
- 1999-01-21 JP JP11013435A patent/JP2000212047A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015002450A1 (ko) * | 2013-07-03 | 2015-01-08 | 경희대학교 산학협력단 | 에클랄바사포닌 또는 그 유도체를 포함하는 인지기능 장애 또는 집중력 장애 질환 예방 또는 치료용 약학 조성물 |
| JP2023521275A (ja) * | 2020-02-05 | 2023-05-24 | エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド | 脱毛防止及び発毛促進用組成物 |
| JP7688038B2 (ja) | 2020-02-05 | 2025-06-03 | エルジー・エイチアンドエイチ・カンパニー・リミテッド | 脱毛防止及び発毛促進用組成物 |
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