JP2000212302A - 包装用ポリエステルフィルム - Google Patents
包装用ポリエステルフィルムInfo
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Abstract
おり、包装材料、中でも成形加工、ラミネート成形加
工、紙、金属を基材としたラミネート成形加工、容器に
好適に使用することができる包装用ポリエステルフィル
ムを提供すること。 【解決手段】ポリエステルフィルム中の触媒金属残存量
(M:単位ミリモル%)と、リン元素残存量(P:単位
ミリモル%)の比(M/P)が1未満である包装用ポリ
エステルフィルム。
Description
ルフィルムに関するものである。詳しくは内容物に直接
接触する包装材料として使用される際の保存性に優れる
だけでなく、成形加工する用途、ラミネート成形する用
途、特に金属、紙、プラスチックを基材としたラミネー
ト成形用途、容器に好適な包装用ポリエステルフィルム
に関するものである。
ルフィルムは、軟包装の場合にはポリエチレン、ポリプ
ロピレンと接着剤を使用して、または接着剤を使用する
ことなくラミネートされ、シーラント層が直接内容物と
接するために、ポリエステルフィルムと内容物の接触を
考慮することは少なかった。
化、進化するにつれポリエステルフィルムと内容物が直
接接触する用途が増加し、さらにシェルフライフの増加
に伴いポリエステルフィルムの品質を改良することが考
えられてきている。
ポリエステルフィルムとの接触により品質の変化が認め
られるケース、たとえば飲料や食品の味の変化などは内
容物の商品としての価値を下げることから問題となる場
合がある。
ある容器の内面にポリエステルフィルムを使用するケー
スでは、金属とポリエステルフィルムを接着剤を使用し
て、または接着剤を使用せずにラミネートし、成形を行
い缶を得ている。
止を目的として、エポキシ系、フェノール系などの各種
熱硬化性樹脂を溶剤に溶解または分散させたものを塗布
し、金属表面を被覆することが広く行われてきた。しか
しながら、このような熱硬化性樹脂の被覆方法では塗料
の乾燥に長時間を要し、生産性が低下したり、多量の有
機溶剤による環境汚染など好ましくない問題がある。
缶の材料である鋼板、アルミニウム板あるいは該金属板
にメッキなどの各種表面処理を施した金属板にフィルム
をラミネートする方法がある。そして、フィルムのラミ
ネート金属板を絞り成形やしごき成形加工して金属缶を
製造する場合、フィルムには次のような特性が要求さ
れ、さらには最近では金属缶の内容物への金属触媒成分
および金属触媒成分に混入している不純物成分を少量化
したいという要求も高まりつつあり、フィルムに要求さ
れる特性としては次のようなものが挙げられる。
ること。
と。
などの欠陥を生じないこと。
エステルフィルムが剥離したり、クラック、ピンホール
が発生しないこと。
金属成分、低分子成分によりそこなわれないこと(以
下、味特性と記載する)。さらにその特性が長時間にわ
たり維持されること(長期保存性)。
めに多くの提案がなされており、たとえば特開平9−2
41361号公報では、触媒金属、リンの含有量を特定
の範囲として味特性、生産性の両立を図ろうとしてい
る。
報に記載されるような溶融ポリマーフィルムを静電印加
キャストする方法では、ポリエステル中に十分な金属
量、リン量が必要であるため、味特性の確保、特に長期
保存性、触媒金属成分の低減という点では十分とは言え
なかった。また、金属触媒成分および金属触媒成分に混
じった不純物成分の混入をできるだけ少なくするという
点でも不十分であった。
した従来技術の問題点を解消することにあり、包装材料
として内容物の保護性、特に味特性、長期保存性、触媒
金属成分の低減に優れるとともに、成形、ラミネート加
工を可能とし、特に絞り成形やしごきなどの厳しい成形
加工後も味特性、耐食性に優れる包装用ポリエステルフ
ィルムを提供することにある。
は、ポリエステルフィルム中の触媒金属残存量(M:単
位ミリモル%)と、リン元素残存量(P:単位ミリモル
%)の比(M/P)が1未満である包装用ポリエステル
フィルムによって達成することができる。
構成するポリエステルとは、主鎖中の主要な結合をエス
テル結合とする高分子の総称であって、通常ジカルボン
酸成分とグリコール成分を重縮合反応させることによっ
て得ることができる。ここでジカルボン酸成分として
は、たとえばテレフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、イソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフ
ェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカ
ルボン酸、5−ナトリウムスルホンジカルボン酸、フタ
ル酸などの芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、
アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フ
マル酸などの脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸などの脂環族ジカルボン酸、パラオキシ安息香
酸などのオキシカルボン酸などを挙げることができる。
また、グリコール成分としては、たとえばエチレングリ
コール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタン
ジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール
などの脂肪族グリコール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどの
ポリオキシアルキレングリコール、シクロヘキサンジメ
タノールなどの脂環族グリコール、ビスフェノールA、
ビスフェノールSなどの芳香族グリコールなどが挙げら
れる。
ち90モル%以上がテレフタル酸成分および/または
2,6−ナフタレンジカルボン酸成分とするポリエステ
ルであることが耐熱性、味特性の点から好ましく、特に
味特性の厳しい用途では酸成分の95モル%以上がテレ
フタル酸成分および/または2,6−ナフタレンジカル
ボン酸成分であると長期保存性に優れるので好ましい。
耐熱性、成形性の点で融点が240〜280℃であるこ
とが好ましい。さらに成形性の点では融点が246〜2
75℃であることが好ましく、特に好ましくは246〜
270℃である。
味特性、長期保存性を極めて良好とする上で、フィルム
中の触媒金属残存量(M:単位ミリモル%)と、リン元
素残存量(P:単位ミリモル%)の比(M/P)が1未
満であることが必要である。さらに好ましくはM/Pが
0.3以上1未満である。0.5以上1未満であるとフ
ィルムの生産性が悪化しないので、より一層好ましい。
また、フィルム中の触媒金属残存量(M)が5〜30ミ
リモル%であると、味特性の点で好ましく、5〜25ミ
リモル%であるとさらに好ましい。一方、リン元素残存
量(P)は生産性、着色防止の観点から、10〜30ミ
リモル%であることが好ましく、さらに好ましくは15
〜25ミリモル%である。
ルムでは、耐熱性および長期保存性、詳しくは高温下で
の味の変化を抑制し、保存性を良好とする上で、フィル
ム中のアルカリ金属残存量(A:単位ppm)が10p
pm以下であることが好ましく、さらに好ましくは7p
pm以下である。特に好ましくは5ppm以下である。
としては特に限定されないが、アルカリ土類金属化合
物、マンガン化合物、コバルト化合物、アルミニウム化
合物、アンチモン化合物、チタン化合物、チタン/ケイ
素複合酸化物、ゲルマニウム化合物などが使用できる。
中でもチタン化合物、チタン/ケイ素複合酸化物、ゲル
マニウム化合物が触媒活性、味特性、上記触媒金属量を
設定する上で好ましい。
添加する場合には、テレフタル酸成分とエチレングリコ
ール成分を反応させ、次にチタン/ケイ素複合酸化物、
リン化合物を添加し、引き続き高温、減圧下で一定のジ
エチレングリコール含有量になるまで重縮合反応させ、
特定の触媒金属量、リン量を有するポリエステルを得る
方法などが好ましく採用される。
特に限定されないが、リン酸、亜リン酸などが好まし
い。
ンドリングの点で、粒子を含有させることが好ましく、
粒子径、添加量は特に限定されないが、成形加工時の滑
り性、ラミネート時の接着性の点で粒子径が0.01〜
5μmの粒子を0.005〜0.5重量%含有させるこ
とが好ましい。
び乾式シリカ、コロイダルシリカ、ケイ酸アルミニウ
ム、酸化チタン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、
硫酸バリウム、アルミナ、マイカ、カオリン、クレ−な
どが挙げらる。
子粒子を用いることができるが、その種類としては、少
なくとも一部がポリエステルに対し不溶の粒子であれば
いかなる組成の粒子でもかまわない。また、このような
粒子の素材としては、ポリイミド、ポリアミドイミド、
ポリメチルメタクリレート、ホルムアルデヒド樹脂、フ
ェノール樹脂、架橋ポリスチレン、シリコーン樹脂およ
びこれらの混合、共重合樹脂などの種々のものを使用す
ることができるが、耐熱性が高く、かつ粒度分布の均一
な粒子が得られやすいビニル系架橋高分子粒子が特に好
ましい。
時の耐摩耗性の点から含有する粒子の異形度(粒子の最
小長さdに対する最大長さDの比、D/d)が1.1以
上であることが好ましい。さらに成形性を向上させるた
めにD/dが2.0〜15であればさらに好ましい。
はジエチレングリコール成分量が0.01〜3.5重量
%、さらに好ましくは0.01〜2.5重量%、特に好
ましくは0.01〜2.0重量%であることが包装材料
におけるレトルト処理などの多くの熱履歴を受けても優
れた内容物の保護性、味特性を維持する上で望ましい。
中のアセトアルデヒドの含有量を好ましくは20ppm
以下、さらに好ましくは15ppm以下とすることが望
ましい。アセトアルデヒドの含有量が20ppmを越え
ると味特性が劣ることがある。フィルム中のアセトアル
デヒドの含有量を20ppm以下にする方法は特に限定
されるものではないが、たとえばポリエステルを重縮合
反応などで製造する際の熱分解によって生じるアセトア
ルデヒドを除去するため、ポリエステルを減圧下もしく
は不活性ガス雰囲気下でポリエステルの融点以下の温度
で熱処理する方法、好ましくはポリエステルを減圧下あ
るいは不活性ガス雰囲気下において155℃以上融点以
下の温度で固相重合する方法、ベント式押出機を使用し
て溶融押出する方法、高分子を溶融押出する際に押出温
度を融点+25℃以内、好ましくは融点+20℃以内で
短時間で押し出す方法を挙げることができる。
〜0.15m3/kgであることが好ましく、特に耐熱
性、耐経時性が要求される用途では固有粘度が0.06
〜0.15m3/kgであるとより好ましい。
ートした後の成形性、耐熱性、絶縁性の点で5〜100
0μmであることが好ましく、さらに好ましくは8〜2
00μm、特に好ましくは8〜100μmである。
は、特に限定されないがたとえばポリエステルを必要に
応じて乾燥した後、公知の溶融押出機に供給し、スリッ
ト状のダイからシート状に押出し、ワイヤー状電極もし
くはテープ状電極を使用して静電印加する方法、キャス
ティングドラムと押出したポリマーシートの間に水膜を
設けたキャスト法、キャスティングドラムの温度を高温
としてポリマーを粘着させる方法、もしくはこれらの方
法を2種類以上組み合わせた方法によりシート状ポリマ
ーをキャスティングドラムに密着させ冷却固化し未延伸
フィルムを得る方法がある。これらの中でも、生産性、
平面性の点から、静電印加する方法が好ましく使用さ
れ、特に電極としてテープ状電極を使用することが好ま
しい。
方向および幅方向に延伸、熱処理し、目的とする厚さ方
向屈折率を有するフィルムを得る方法は耐熱性、耐経時
性の点で特に好ましい。好ましくはフィルムの品質の点
でテンター方式によるものが好ましく、長手方向に延伸
した後、幅方向に延伸する逐次二軸延伸方式、長手方
向、幅方向をほぼ同時に延伸していく同時二軸延伸方式
が望ましい。延伸倍率としては、それぞれの方向に1.
5〜10.0倍、好ましくは2.0〜6.0倍である。
長手方向、幅方向の延伸倍率はどちらを大きくしてもよ
く、同一としてもよい。また、延伸速度は1000%/
分〜200000%/分であることが望ましく、延伸温
度はポリエステルのガラス転移温度以上ガラス転移温度
+80℃以下であれば任意の温度とすることができる
が、ガラス転移温度+20℃〜60℃が好ましい。
が、この熱処理はオ−ブン中、加熱されたロ−ル上な
ど、従来公知の任意の方法で行なうことができる。熱処
理温度は60〜250℃の任意の温度とすることができ
るが、好ましくは150〜240℃である。ラミネート
性、耐衝撃性の点からは、熱処理温度は170〜220
℃であるとさらに好ましい。また熱処理時間は任意とす
ることができるが、0.1〜60秒間が好ましく、さら
に好ましくは1〜20秒間である。さらに、熱処理後の
冷却において100〜180℃の中間冷却ゾーンを設け
徐冷を行うことがフィルムの平面性、ひいては均一な成
形加工性を得る上で好ましい。
成形加工性、フィルムの強度の点で面配向係数が0.0
8〜0.17であることが好ましく、特に紙、金属板な
どの基材とラミネートして使用する用途では面配向係数
が0.10〜0.15が好ましく、さらに好ましくは
0.10〜0.14である。ここで、面配向係数とは、
フィルムの長手方向屈折率をnMD、フィルムの幅方向屈
折率をnTD、フィルムの厚さ方向屈折率をnZDとした際
に、面配向係数fn=(nMD+nTD)/2−nZDで表さ
れる。
手方向の屈折率(nMD)と幅方向の屈折率(nTD)
の差である複屈折(Δn=nMD−nTD)が0.01
〜−0.05であることが好ましく、より好ましくは−
0.001〜−0.04である。複屈折が−0.01〜
−0.04の範囲であると、ラミネート性のみならずラ
ミネート後の耐衝撃性も良好であることから特に好まし
い。
は厚さ方向屈折率nZDが1.5以上であることが好まし
い。特に、好ましくは1.51〜1.55であると成形
性、耐経時性を両立する上で望ましい。熱処理は、フィ
ルムをその長手方向および/または幅方向に弛緩させつ
つ行ってもよい。さらに、再延伸を各方向に対して1回
以上行ってもよく、その後熱処理を行ってもよい。
の表面処理を施すことにより、接着性をさらに向上させ
ることは、特性を向上させる上で好ましい。その際、E
値としては好ましくは5〜50W・分/m2、さらに好
ましくは10〜45W・分/m2である。ここで、E値
とは、コロナ放電処理強度であり、印加電圧(Vp、単
位:V)、印加電流(Ip、単位:A)、処理速度
(S、単位:m/分)、処理幅(Wt、単位:m)の関
数であり、E=Vp×Ip/S×Wtで表される。
を施してもよく、その塗布化合物、方法、厚みは、本発
明の効果を損なわない範囲であれば特に限定されない。
理した際のフィルム長手方向および幅方向の熱収縮率の
平均値がが5%以下であることが金属とのラミネート性
を良好にする上で好ましく、4%以下であると特に好ま
しい。
包装材料用途に用いられるものであり、その用途は包装
用途であれば特に限定されないが、アルミ蒸着用途、金
属酸化物蒸着用途、ポリエステルシーラント用途、ポリ
エステルラミネート積層体による軟包装、容器などが挙
げられる。中でも折り曲げ成形、絞り成形、しごき成形
などの成形加工用途に使用される用途であることが好ま
しく、さらには基材とのラミネート後に成形加工される
用途であることが好ましい。
紙、プラスチックから選択される基材であることが望ま
しく、金属、紙、プラスチックとの界面には特性を大き
く損ねない範囲で接着剤などが用いられていても良い
が、接着剤を介さずに熱により直接ポリエステルフィル
ムを接着させることが好ましい。金属−ポリエステルフ
ィルム、紙−ポリエステルフィルムおよびプラスチック
−ポリエステルフィルムから形成される包装材料は、味
を変化させる要因となる基材と内容物がポリエステルフ
ィルムによって直接接触することがなく、味特性の点で
好ましい。その場合、特にラミネート基材が金属である
ことが、バリア性、十分な加熱を施せるという点で好ま
しく、内容物の保護性が一段と向上するので好ましい。
内容物とする成形容器に使用することが好ましい。
限定されないが、成形性の点で鉄、アルミニウムから選
択される材料を主体とする金属板が好ましい。
の表面に接着性や耐腐食性を改良する無機酸化物被膜
層、例えばクロム酸処理、リン酸処理、クロム酸/リン
酸処理、電解クロム酸処理、クロメート処理、クロムク
ロメート処理などで代表される化成処理被覆層を設けて
もよい。特に金属クロム換算値でクロムとして5〜20
0mg/m2 のクロム水和酸化物が好ましく、さらに、
展延性金属メッキ層、例えばニッケル、スズ、亜鉛、ア
ルミニウム、砲金、真ちゅうなどを設けてもよい。スズ
メッキの場合1〜20mg/m2 、ニッケルまたはアル
ミニウムの場合1〜25mg/m2 のメッキ量を有する
ものが好ましい。
が、パルプの含有率が90%以上であることが好まし
く、再生紙を使用しても良い。
る。なお、特性は以下の方法により測定、評価した。
おいて測定した。
ルムの長手方向の屈折率nMD、幅方向の屈折率nTD、厚
み方向の屈折率nZDを23℃で測定した。それぞれの屈
折率より面配向係数(fn)を下記の式で求めた。
MD)および幅方向屈折率(nTD)より下記の式で求
めた。
チレンを使用し、屈折計の接眼部に偏光板アナライザー
を取り付けて測定を行った。
ムついては、ラミネート鋼板を約10モル%の濃塩酸に
浸漬し、鋼板を溶解させラミネートフィルムを得た。こ
のようにして得たラミネートフィルムの非ラミネート面
について、ラミネート前のフィルムと同様に屈折率の測
定を行った。
ル%塩酸溶液で抽出し、原子吸光分析で求めた。
めた。なお、定量に際しては、あらかじめ各金属元素の
添加量を変更したサンプルから求めた蛍光X線での検量
線を使用した。
分を除去して求めた。なお、粒子を除去する方法として
は、たとえばフィルムを80〜100℃に熱したオルソ
クロロフェノールに溶解させ、遠心分離操作を行い、粒
子を取り除き、溶液中のポリマーを析出した後に上記の
蛍光X線分析を行う方法がある。
M)にて観察し、個々の粒子あるいは一次粒子径より小
さい間隔で凝集体(集合体)を形成したものを一つの粒
子と見なし、フィルム中に存在する各粒子の最大長さD
と最小長さdを求めた。そして、最大長さDと最小長さ
のdの比(D/d)を粒子の異形度とした。Dおよびd
は少なくとも50個以上の粒子について測定を行い平均
値を求めた。
ー社製DSC2型)により、20℃/分の昇温速度で測
定し吸熱ピーク温度を融点(Tm)とした。また、融点
の低温側にサブピークとしてあらわれる熱処理に伴う吸
熱ピークのピーク温度を熱処理温度(Ts)とした。
分光法により測定した。
として,幅10mmに切断したフィルムを長さ方向に吊
し,1gの加重を長さ方向に掛けて150℃の熱風を用
い30分間加熱し,冷却後の標線間の距離を測定し,原
寸法に対する百分率で熱収縮率を測定した。長手方向お
よび幅方向に各々5サンプルの測定を行い、その平均値
を求めた。
ィンフリースチール金属板(熱さ0.24mm)をラミ
ネート、急冷した。ラミネート後のフィルムの非ラミネ
ート面側の面配向係数が0.06〜0.04であるラミ
ネート鋼板を使用して、絞り成形機で成形(成形比(最
大厚み/最小厚み)=1.9、80〜100℃において
成形可能温度領域で成形)し缶を得た。得られた缶内に
1%の塩化ナトリウム水溶液を入れ1日放置後、塩化ナ
トリウム水溶液中の電極と金属缶に6Vの電圧をかけて
3秒後の電流値を読み取り、10缶測定後の平均値を求
めた。なお、電流値が小さいほど成形性が優れている。
して容器を作成した。折り曲げ加工を行い、飲料パック
を作成した。得られたパックの折り曲げ部を観察し下記
のように判定した。
裂はない。
れたティンフリースチール鋼板(厚さ0.2mm)にフ
ィルムを両面ラミネート後55℃の温水にて冷却した。
ラミネート後の非ラミネート面側の面配向係数が0.0
6〜0.04であるラミネート鋼板を使用し、絞り、し
ごき成形機で成形した。その後、ラミネート金属板をリ
ダクション率20%で成形し、缶を得た。得た金属缶
に、精製水を充填し巻き締めを行い密封し、80℃×2
0分熱処理を行った。開封後に、20人のパネラーで下
記の判定を行った。
処理後に30℃で4週間保存し、20人のパネラーで下
記の判定を行った。
エステルを用いてフィルムを製膜した。
媒、リン酸および粒子として炭酸カルシウム粒子(平均
径0.5μm)を用いてポリエチレンテレフタレートを
重合し、160℃で充分に真空乾燥し、280℃で溶融
押出して、キャスティングドラムのキャスト直前の表面
温度を上昇させ、テープ状の電極で静電印加させなが
ら、キャスト上で急冷固化し、未延伸フィルムを得た。
得られた未延伸フィルムを逐次二軸延伸機で延伸した。
その際の条件は、縦延伸温度105℃、縦延伸倍率3.
0倍、横延伸温度115℃、横延伸倍率3.0倍、熱処
理温度195℃、弛緩5%である。
ン酸を用いてポリエチレンテレフタレートを重合した。
160℃で充分に真空乾燥し、280℃で溶融押出し
て、キャスティングドラムの表面に水膜を形成させてテ
ープ上の電極で静電印加させながら、キャスト上で急冷
固化し、未延伸フィルムを得た。得られた未延伸フィル
ムをリニアモーター方式の同時二軸延伸機で、温度11
0℃にて同時二軸延伸(縦、横ともに延伸倍率2.8
倍、延伸速度3000%/分)し、190℃にて、弛緩
5%、3秒間熱処理し、20μmのフィルムを得た。
て、実施例1と同様に製膜を行った。なお、製膜条件は
表1のように変更した。
を表3に示す。
フィルムを実施例1と同様にして製膜した。なお、製膜
条件は、表1のように変更した。
を表3に示す。
のは、成形加工性、味特性、長期保存性に優れる結果と
なった。
タレート(*は共重合モル%) PET/N*:2,6−ナフタレンジカルボン酸共重合
ポリエチレンテレフタレート(*は共重合モル%) PET/A*:アジピン酸共重合ポリエチレンテレフタ
レート(*は共重合モル%) M:触媒金属元素残存量(ミリモル%) P:リン元素残存量(ミリモル%) A:アルカリ金属残存量(ppm) IV:固有粘度(m3/kg) Ts:熱処理に伴うDSC上の吸熱ピーク温度(℃) nMD:フィルム長手方向の屈折率 nTD:フィルム幅方向の屈折率 nZD:フィルム厚み方向の屈折率 fn:面配向係数 Δn:複屈折 DEG:ジエチレングリコール
は、成形性、耐熱性、味特性、長期保存性に優れてお
り、包装材料、中でも成形加工、ラミネート成形加工、
金属、紙、プラスチックを基材としたラミネート成形加
工、容器に好適に使用することができる。
Claims (11)
- 【請求項1】 ポリエステルフィルム中の触媒金属残存
量(M:単位ミリモル%)と、リン元素残存量(P:単
位ミリモル%)の比(M/P)が1未満である包装用ポ
リエステルフィルム。 - 【請求項2】 ポリエステルフィルム中のアルカリ金属
残存量(A:単位ppm)が10ppm以下である請求
項1に記載の包装用ポリエステルフィルム。 - 【請求項3】 ポリエステルフィルムの融点が240〜
280℃である請求項1〜2のいずれかに記載の包装用
ポリエステルフィルム。 - 【請求項4】 フィルムが含有する粒子の異形度(粒子
の最大長さDと最小長さdの比、D/d)が1.1以上
である請求項1〜3のいずれかに記載の包装用ポリエス
テルフィルム。 - 【請求項5】 ポリエステルを構成する酸成分のうち9
0モル%以上がテレフタル酸成分および/または2,6
−ナフタレンジカルボン酸成分である請求項1〜4のい
ずれかに記載の包装用ポリエステルフィルム。 - 【請求項6】 成形加工用途に用いられる請求項1〜5
のいずれかに記載の包装用ポリエステルフィルム。 - 【請求項7】 ラミネート後に成形加工される請求項6
に記載の包装用ポリエステルフィルム。 - 【請求項8】 ラミネート基材が金属、紙、プラスチッ
クから選択される請求項7に記載の包装用ポリエステル
フィルム。 - 【請求項9】 ラミネート基材が金属である請求項8に
記載の包装用ポリエステルフィルム。 - 【請求項10】 成形後に容器として使用する請求項6
〜9のいずれかに記載の包装用ポリエステルフィルム。 - 【請求項11】 食品、飲料用の容器として使用される
請求項10に記載の包装用ポリエステルフィルム。
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|---|---|---|---|
| JP11313330A JP2000212302A (ja) | 1998-11-16 | 1999-11-04 | 包装用ポリエステルフィルム |
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|---|---|---|---|
| JP32556898 | 1998-11-16 | ||
| JP10-325568 | 1998-11-16 | ||
| JP11313330A JP2000212302A (ja) | 1998-11-16 | 1999-11-04 | 包装用ポリエステルフィルム |
Publications (1)
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|---|---|
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|---|---|---|---|
| JP11313330A Pending JP2000212302A (ja) | 1998-11-16 | 1999-11-04 | 包装用ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2000212302A (ja) |
Cited By (9)
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