JP2000212314A - 樹脂成形品 - Google Patents

樹脂成形品

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JP2000212314A
JP2000212314A JP11016091A JP1609199A JP2000212314A JP 2000212314 A JP2000212314 A JP 2000212314A JP 11016091 A JP11016091 A JP 11016091A JP 1609199 A JP1609199 A JP 1609199A JP 2000212314 A JP2000212314 A JP 2000212314A
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JP
Japan
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coating layer
inorganic coating
molded product
melamine resin
resin molded
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JP11016091A
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English (en)
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Atsushi Nagaoka
淳 長岡
Shizuka Kubota
静 久保田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メラミン樹脂及び充填材を含有するメラミン
樹脂組成物を成形した樹脂成形品であって、ホルマリン
の溶出が少ない樹脂成形品を提供する。 【解決手段】 メラミン樹脂組成物を成形した成形物1
の表面に、シリコーン系無機塗料等を用いて無機塗膜層
2を形成することにより、成形品1からのホルマリンの
溶出を無機塗膜層2によって妨げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メラミン樹脂組成
物を成形して得られる、食器等の樹脂成形品に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】メラミン樹脂組成物を成形して得られる
樹脂成形品が、食器、配線器具、電気絶縁材料等の用途
に用いられている。このメラミン樹脂組成物は、得られ
る樹脂成形品の機械強度を高めたり、成形時の収縮率を
低下させるために、パルプ等の充填材をメラミン樹脂に
混合したものが一般的に用いられている。なお、この充
填材を含有するメラミン樹脂組成物を成形して得られた
樹脂成形品は、表面平滑性がやや劣るため、成形物の表
面に、メラミン樹脂単独の樹脂を塗布して有機塗膜層を
形成することにより、耐汚染性や表面光沢性を向上させ
ることも行われている。
【0003】なお、これらの樹脂成形品は、食品衛生法
に規定された基準値は充分に満足しているものの、微量
のホルマリンが溶出する場合があった。そのため、更に
ホルマリンが溶出しにくい樹脂成形品が求められてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、メラミン樹脂組成物を成形した樹脂成形品であっ
て、ホルマリンの溶出が少ない樹脂成形品を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂成形品
は、メラミン樹脂及び充填材を含有するメラミン樹脂組
成物を成形した成形物の表面に、無機塗膜層が形成され
てなることを特徴とする。
【0006】上記無機塗膜層は、シリコーン系無機塗料
の塗膜層であると好ましく、オルガノアルコキシシラン
を含有する無機塗料の塗膜層であると好ましく、下記式
(a)で表されるシラン化合物を含有する無機塗料の塗
膜層であると好ましい。
【0007】
【化2】
【0008】また、上記無機塗膜層の厚みは、塗布量換
算で10〜50g/平方mであると好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る樹脂成形品を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る樹脂成形品の一
実施の形態を説明する断面図である。本発明に係る樹脂
成形品の一実施の形態は、図1に示すように、メラミン
樹脂組成物を成形した成形物1の表面に、無機塗膜層2
が形成された樹脂成形品である。
【0010】成形物1は、メラミン樹脂及び充填材を含
有するメラミン樹脂組成物を用いて、所定の形状に、直
圧成形等により形成されたものである。このメラミン樹
脂組成物に含有するメラミン樹脂は、メラミンとホルム
アルデヒドを縮合反応させることにより得られる樹脂で
あれば特に限定するものではなく、例えば、酸性触媒等
を用いて縮合反応させる。
【0011】また、このメラミン樹脂組成物に含有する
充填材は、得られる成形品1の機械強度を高めたり、成
形時の収縮率を低下させることが可能なものであれば特
に限定するものではなく、パルプ、ガラス繊維、水酸化
アルミニウム等が挙げられ、単独で用いても、2種類以
上を併用しても良い。なお、パルプを用いると、メラミ
ン樹脂との親和性が優れ好ましい。このメラミン樹脂組
成物に含有するメラミン樹脂と充填材の配合量として
は、メラミン樹脂100重量部に対し、充填材を40〜
50重量部含有すると好ましい。40重量部未満の場合
は、機械強度の低下や、成形時の収縮率の増加が生じや
すくなり、50重量部を超えると、成形性が低下しやす
くなる。
【0012】なお、メラミン樹脂組成物には、無水フタ
ル酸等のメラミン樹脂を硬化する硬化剤や、脂肪酸金属
塩・ワックス等の離型剤や、シランカップリング剤や、
着色剤等を配合しても良い。これらの配合量としては、
メラミン樹脂100重量部に対し、硬化剤を0.5〜1
重量部含有し、離型剤を1〜3重量部含有すると好まし
い。なお、硬化剤が0.5重量部未満の場合、充分な硬
化性が得られにくくなり、また、1重量部を超える量配
合すると、硬化反応が急激になって成形品1の表面に焼
け等が生じ、外観が損なわれやすくなる。また、離型剤
を3重量部を超える量配合すると、成形品1の表面に離
型剤がブリードし、外観が損なわれやすくなると共に、
成形物1の表面に形成する無機塗膜層2の密着性が低下
しやすくなる。
【0013】このメラミン樹脂組成物の製造方法として
は、例えば、メラミンとホルムアルデヒドを縮合反応さ
せてメチロール化メラミン樹脂を製造した後、充填材を
添加して加熱しながら混練することにより、均一に混合
すると共に乾燥し、次いで、硬化剤や離型剤を添加して
混合することにより製造する。上記混練の方法としては
例えば、ロール、ニーダー、ミキサー等を用いて加熱し
て行う。
【0014】そして、得られたメラミン樹脂組成物を加
熱・加圧して、成形品1を製造する。加熱・加圧の条件
としては、メラミン樹脂が硬化する条件であれば特に限
定するものではなく、適宜調整して加熱・加圧すれば良
い。
【0015】なお、本発明に係る樹脂成形品は、成形物
1の表面に、無機塗膜層2が形成されていることが重要
である。この無機塗膜層2が形成されていると、成形品
1からのホルマリンの溶出を妨げ、ホルマリンが溶出し
にくい樹脂成形品となる。
【0016】なお、無機塗膜層2が、オルガノアルコキ
シシランやオルガノクロロシランのように、有機基を有
するシラン化合物を無機系重合成分としたシリコーン系
無機塗料の塗膜層の場合、無機塗膜層2の形成が容易で
あると共に、得られる樹脂成形品の耐久性が向上して好
ましい。なお、オルガノアルコキシシランを含有する無
機塗料の塗膜層の場合、特に無機塗膜層2の形成が容易
であり好ましく、更に、上記式(a)で表されるシラン
化合物を含有する無機塗料の塗膜層の場合、比較的低い
温度の加熱で硬化させることが可能になるため、作業性
が優れ好ましい。
【0017】この無機塗膜層2の厚みは、成形品1から
のホルマリンの溶出を妨げることが可能な厚みであれば
特に限定するものではないが、塗布量換算で10〜50
g/平方mであると好ましい。10g/平方m未満の場
合、成形品1からのホルマリンの溶出を無機塗膜層2に
よって妨げることが不十分となって、溶出する場合があ
り、50g/平方mを超える厚み形成しても、成形品1
からのホルマリンの溶出を妨げる効果に差がないため、
経済的でない。
【0018】この無機塗膜層2の形成方法としては、特
に限定するものではなく、スプレー法、浸漬法、静電塗
装法等によって、成形品1の表面に無機塗料を塗布した
後、放置したり、加熱して無機塗料を重合させて形成す
る。なお、無機塗膜層2は、一層でも良く、複数層形成
しても良い。また、無機塗膜層2の表面に、印刷層等を
形成するようにしても良い。なお、無機塗膜層2の形成
は、成形品1の表面全体に形成することに限定するもの
ではなく、本発明の目的を損なわない程度であれば、形
成していない部分が有ってもかまわない。
【0019】
【実施例】(実施例1)メラミン樹脂組成物として、メ
ラミン樹脂及び充填材としてパルプを含有するメラミン
樹脂成形材料[松下電工株式会社製、商品名シルキー]
を用いた。また、無機塗料として、上記式(a)で表さ
れるシラン化合物を含有する無機塗料[松下電工株式会
社製、商品名フレッセラN]を用いた。
【0020】そして、メラミン樹脂成形材料を直圧成形
することにより成形して、皿型の成型物を得た。次い
で、この成形物の表面に、無機塗料をスプレー塗装した
後、加熱して無機塗料を重合させて無機塗膜層を形成す
ることにより、樹脂成形品を得た。なお、無機塗膜層の
厚みは、塗布量換算で10g/平方mとした。
【0021】(実施例2)無機塗膜層の厚みを、塗布量
換算で30g/平方mとしたこと以外は実施例1と同様
にして樹脂成形品を得た。
【0022】(実施例3)無機塗膜層の厚みを、塗布量
換算で50g/平方mとしたこと以外は実施例1と同様
にして樹脂成形品を得た。
【0023】(実施例4)無機塗膜層の厚みを、塗布量
換算で60g/平方mとしたこと以外は実施例1と同様
にして樹脂成形品を得た。
【0024】(実施例5)無機塗膜層の厚みを、塗布量
換算で5g/平方mとしたこと以外は実施例1と同様に
して樹脂成形品を得た。
【0025】(比較例1)シラン化合物を含有する無機
塗料に代えて、メラミン樹脂単独の樹脂を塗布して、成
形物の表面に有機塗膜層を形成したこと以外は実施例1
と同様にして樹脂成形品を得た。
【0026】(評価、結果)各実施例及び比較例で得ら
れた樹脂成形品の、ホルマリン溶出量と、耐煮沸性と、
外観を評価した。ホルマリン溶出量は、食品衛生法の食
品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第37
0号)ホルムアルデヒドを製造原料とする合成樹脂製の
器具又は容器包装(昭和57年厚生省告示第20号)に
準拠して行った。
【0027】耐煮沸性は、煮沸1時間と110℃の乾燥
1時間を1サイクルとして、このサイクルを繰り返し、
樹脂成形品の表面にクラックが生じる迄のサイクルを求
めた。また、外観は、目視で樹脂成形品の表面を評価し
た。
【0028】その結果は、表1に示すように、各実施例
で得られた樹脂成形品は、比較例で得られた樹脂成形品
と比べて、ホルマリンの溶出量が少ないと共に、耐煮沸
性が優れることが確認された。また、無機塗膜層の厚み
が、塗布量換算で10〜50g/平方mである実施例1
〜3は、実施例5と比較して特にホルマリンの溶出量が
少ないと共に、実施例4,5と比較して外観が優れるこ
とが確認された。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明に係る樹脂成形品は、成形物の表
面に無機塗膜層が形成されているため、ホルマリンの溶
出が少ない樹脂成形品となる。
【0031】本発明の請求項5に係る樹脂成形品は、ホ
ルマリンの溶出量が特に少ないと共に、外観が優れた樹
脂成形品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂成形品の一実施の形態を説明
する断面図である。
【符号の説明】
1 成形物 2 無機塗膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F006 AA33 AB39 AB67 BA00 CA00 EA05 4J038 AA011 DL021 DL031 HA441 NA27 PB04 PC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メラミン樹脂及び充填材を含有するメラ
    ミン樹脂組成物を成形した成形物の表面に、無機塗膜層
    が形成されてなることを特徴とする樹脂成形品。
  2. 【請求項2】 無機塗膜層が、シリコーン系無機塗料の
    塗膜層であることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形
    品。
  3. 【請求項3】 無機塗膜層が、オルガノアルコキシシラ
    ンを含有する無機塗料の塗膜層であることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の樹脂成形品。
  4. 【請求項4】 無機塗膜層が、下記式(a)で表される
    シラン化合物を含有する無機塗料の塗膜層であることを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の樹
    脂成形品。 【化1】
  5. 【請求項5】 無機塗膜層の厚みが、塗布量換算で10
    〜50g/平方mであることを特徴とする請求項1から
    請求項4のいずれかに記載の樹脂成形品。
JP11016091A 1999-01-25 1999-01-25 樹脂成形品 Pending JP2000212314A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008307379A (ja) * 2007-05-17 2008-12-25 Yamato Kako Co Ltd メラミン系樹脂製食器
JP5801510B1 (ja) * 2015-06-17 2015-10-28 ヤマト化工株式会社 メラミン系樹脂製食器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008307379A (ja) * 2007-05-17 2008-12-25 Yamato Kako Co Ltd メラミン系樹脂製食器
JP5801510B1 (ja) * 2015-06-17 2015-10-28 ヤマト化工株式会社 メラミン系樹脂製食器

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