JP2000214565A - 熱現像装置及び熱現像方法 - Google Patents
熱現像装置及び熱現像方法Info
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- JP2000214565A JP2000214565A JP9687299A JP9687299A JP2000214565A JP 2000214565 A JP2000214565 A JP 2000214565A JP 9687299 A JP9687299 A JP 9687299A JP 9687299 A JP9687299 A JP 9687299A JP 2000214565 A JP2000214565 A JP 2000214565A
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Abstract
に、画像形成を短時間で行いながらも、高画質を確保で
きる熱現像装置及び熱現像方法を提供する。 【解決手段】ドラム14が1回転する時間TRと、フィ
ルムFの先端がドラム14に供給される時間間隔Tと
が、任意の自然数Nに対して、 T≠N×TR という関係を有するようになっているので、ドラム14
に、小さいサイズのフィルムFを供給する場合でも、フ
ィルムFが保持される位置を変化させることにより、ド
ラム14の外周面の一部のみを冷却することなく、外周
面全体を均等に冷却することができ、それにより熱現像
された画像の質を向上させることができる。
Description
現像方法に関し、特に熱現像材料を、加熱したドラム外
周面に保持することによって画像の形成を行う熱現像装
置及び熱現像方法に関する。
ムの外周面に連続して供給することにより、かかる熱現
像材料に熱反応を生じさせ、それにより潜像として形成
された画像を可視的画像として形成できる熱現像装置が
開発されている(特表平10−500497号参照)。
かかる熱現像装置によれば、シート状の熱現像材料を、
一定の回転速度で回転するドラムの外周面に供給し、熱
現像材料を保持しつつドラムが所定の回転角度だけ回転
した後、加熱された熱現像材料をドラムの外周面から引
き剥がし、同時に新たな熱現像材料を前記ドラムの外周
面に供給するようになっているため、シート状の熱現像
材料を効率的に加熱することが可能となっている。
現像装置では、ドラムが1回転する時間TRと、熱現像
材料の先端がドラムに供給される時間間隔Tとが等しい
ことが、このドラムによって連続して加熱される熱現像
材料を同一の条件で現像でき、また、ドラムに熱現像材
料をチャッキングする機構を設けることができ、好まし
いと思った。
像材料を熱現像した後に、現像された熱現像材料のドラ
ム回転方向の前端部及び後端部に濃度ムラが発生するこ
とが判った。特に、ドラム回転方向に異なる複数のサイ
ズのシート状熱現像材料を熱現像処理できる装置で、あ
るサイズの熱現像材料を多数枚熱現像してから、それよ
り大きいサイズの熱現像材料を熱現像すると、画面中央
部にも濃度ムラが発生し、著しく画質を損なうことが判
った。
な濃度ムラの発生を抑制し、高速に高画質の熱現像がで
きるようにすることを目的とする。
ムは、同一サイズの熱現像材料を加熱することを前提に
しており、異なるサイズの熱現像材料を加熱することは
予定していないと考えられる。従って、従来技術のドラ
ムをそのまま、異なるサイズの熱現像材料を加熱するた
めに用いると、ドラムの周長と、熱現像材料のドラム回
転方向長さとの間に不整合が生じ、たとえばドラム径が
小さすぎて熱現像材料にカール等が生じる恐れもある。
に鑑み、異なるサイズの熱現像材料にも対応できると共
に、画像形成を短時間で行いながらも、高画質を確保で
きる熱現像装置及び熱現像方法を提供することを目的と
する。
のような濃度ムラの発生原因を鋭意検討した結果、以下
のことを発見し、本発明を成したものである。上記課題
を解決するための手段を以下に示す。
材料を供給する供給手段と、前記供給手段により供給さ
れた熱現像材料を、外周面上に保持しながら加熱し、実
質的に一定の回転速度で回転するドラムとを有する熱現
像装置において、前記供給手段は、少なくとも前記ドラ
ムにより連続して加熱される前記熱現像材料同士の間
で、前記熱現像材料の先端が保持される位置を、前記ド
ラムの回転方向にシフトするようなタイミングで、前記
熱現像材料を前記ドラムに供給する熱現像装置である。
の熱現像材料を供給する場合でも、熱現像材料の先端が
保持される位置を変化させることにより、前記ドラムの
外周面の一部のみが冷却されることなく、外周面全体の
温度を均等にすることができ、それにより濃度ムラの発
生を抑制し、熱現像された画像の質を向上させることが
できる。
材料を供給する供給手段と、前記供給手段により供給さ
れた熱現像材料を、外周面上に保持しながら加熱し、実
質的に一定の回転速度で回転するドラムとを有する熱現
像装置において、ドラムが1回転する時間TRと、熱現
像材料の先端がドラムに供給される時間間隔Tとが、任
意の自然数Nに対して、以下の式を満たす熱現像装置で
ある。
を供給する場合でも、熱現像材料の先端が保持される位
置を変化させることにより、前記ドラムの外周面の一部
のみが冷却されることなく、外周面全体の温度を均等に
することができ、それにより濃度ムラの発生を抑制し、
熱現像された画像の質を向上させることができる。
と、前記熱現像材料の先端がドラムに供給される時間間
隔Tとが、任意の自然数Nに対して、以下の式を満たす
ことにより、 (N−1/20)×TR≧T又は(N+1/20)×T
R≦T 前記熱現像材料の先端部が、実質的に前記ドラム上の同
一位置に供給されることがないため、前記ドラム上の回
転方向の温度ムラが発生しにくくなり、そのため濃度ム
ラが発生することを効果的に抑制できる。
と、前記熱現像材料の先端がドラムに供給される時間間
隔Tとが、任意の自然数Nに対して、以下の式を満たす
ことにより、 (N−1/100)×TR≧T又は(N+1/100)
×TR≦T 前記熱現像材料の先端部が、実質的に前記ドラム上の同
一位置に供給されることがないため、前記ドラム上の回
転方向の温度ムラが発生しにくくなり、そのため濃度ム
ラが発生することを効果的に抑制できる。
材料を供給する供給手段と、前記供給手段により供給さ
れた熱現像材料を、外周面上に保持しながら加熱し、実
質的に一定の回転速度で回転するドラムとを有する熱現
像装置において、ドラムが1回転する時間をTRとし、
n番目に供給される熱現像材料の先端がドラムに供給さ
れる時刻とn+1番目に供給される熱現像材料の先端が
ドラムに供給される時刻との時間間隔をT(n)とする
と、任意の自然数Nに対して、以下の式を全て満たす自
然数nの存在率が50%以上である熱現像装置である。
(N+1/20)×TR≦T(n) かつ (N−1/20)×TR≧T(n+1)又は (N+1/20)×TR≦T(n+1) かつ (N−1/20)×TR≧T(n)+T(n+1)又は (N+1/20)×TR≦T(n)+T(n+1) これにより、前記熱現像材料の先端が、実質的に前記ド
ラム上の同一位置に連続して供給される確率が低くなる
ため、ドラム上の回転方向の温度ムラが発生しにくくな
り、そのため温度ムラが発生することをより効果的に抑
制できる。尚、上記式を満たす自然数nの存在率は、M
枚の熱現像材料を現像処理する際に、これらの熱現像材
料の先端部が、前記ドラムに供給される時刻がいつか記
録し、前記ドラムが1回転する時間TRから、上記式を
満たす自然数nが何%か求めることができるが、求め方
はこれに限られない。また、上記式を満たす自然数nの
存在率は、濃度ムラのより効果的な抑制の観点から、7
0%以上(特に90%以上)であることが好ましい。
材料を供給する供給手段と、前記供給手段により供給さ
れた熱現像材料を、外周面上に保持しながら加熱し、実
質的に一定の回転速度で回転するドラムとを有する熱現
像装置において、ドラムが1回転する時間をTRとし、
n番目に供給される熱現像材料の先端がドラムに供給さ
れる時刻とn+1番目に供給される熱現像材料の先端が
ドラムに供給される時刻との時間間隔をT(n)とする
と、任意の自然数Nに対して、以下の式を全て満たす自
然数nの存在率が90%以上であることを特徴とする熱
現像装置である。
(N+1/100)×TR≦T(n) かつ (N−1/100)×TR≧T(n+1)又は (N+1/100)×TR≦T(n+1) かつ (N−1/100)×TR≧T(n)+T(n+1)又
は (N+1/100)×TR≦T(n)+T(n+1) これにより、前記熱現像材料の先端が、実質的に前記ド
ラム上の同一位置に連続して供給される確率が低くなる
ため、ドラム上の回転方向の温度ムラが発生しにくくな
り、そのため温度ムラが発生することをより効果的に抑
制できる。尚、上記式を満たす自然数nの存在率は、M
枚の熱現像材料を現像処理する際に、これらの熱現像材
料の先端部が、前記ドラムに供給される時刻がいつか記
録し、前記ドラムが1回転する時間TRから、上記式を
満たす自然数nが何%か求めることができるが、求め方
はこれに限られない。また、上記式を満たす自然数nの
存在率は、濃度ムラのより効果的な抑制の観点から、9
5%以上(特に97%以上)であることが好ましい。
さが異なる複数のサイズの熱現像材料を現像できること
により、前記ドラムの回転方向の長さが異なる複数のサ
イズの熱現像材料を現像した場合、まず前記熱現像材料
の後端部が位置するドラム上の位置の回転方向の前後
で、温度ムラが発生することを抑制し、その後、より大
きいサイズの熱現像材料を熱現像しても、画面中央部に
も濃度ムラが発生することを抑制し、画質を良好なもの
にできる。
保持する前記外周面の直径Dと、前記ドラムの回転方向
に沿った長さが最小である熱現像材料の回転方向長さL
minとが、以下の式を満たすことにより、 Lmin<π×D(πは円周率) 前記熱現像材料の処理能力を高くできると共に、前記ド
ラムの径を調整することにより、前記熱現像材料にカー
ルが発生することを抑制しながらも、濃度ムラの発生を
抑制することができる。
材料を供給する供給手段と、前記供給手段により供給さ
れた熱現像材料を、外周面上に保持しながら加熱し、実
質的に一定の回転速度で回転するドラムとを有する熱現
像装置において、ドラム回転方向の長さが異なる複数の
サイズの熱現像材料を現像でき、前記ドラムにおける、
熱現像材料を保持する前記外周面の直径Dと、前記ドラ
ムの回転方向に沿った長さが最小である熱現像材料のそ
の回転方向長さLminとが、以下の式を満たす熱現像
装置である。
のサイズの熱現像材料を現像できると共に、処理能力を
高めることができ、更に、前記ドラムの径を調整するこ
とにより、前記熱現像材料にカールが発生することを抑
制することができる。
を保持する前記外周面の直径Dと、前記ドラムの回転方
向に沿った長さが最大である熱現像材料のその回転方向
長さLmaxとが、以下の式を満たすことにより、 π×D<2×Lmax(πは円周率) 前記ドラムのサイズを小さく抑えることができると共
に、濃度ムラの発生を抑制でき、あるいは処理能力を高
めることができると共に、前記熱現像材料にカールが発
生することを抑制することができる。
化銀粒子と、有機銀塩と、銀イオン還元剤とを含有し、
40℃以下の温度では実質的に熱現像されず、80℃以
上である最低現像温度以上の温度で熱現像されるもので
あることにより、40℃以下の常温で、不用意に現像が
行われることはない。
記最低現像温度以上の現像温度で、所定の熱現像時間の
間、前記熱現像材料を加熱するものであることにより、
前記熱現像材料は前記ドラムにより熱現像されることが
できる。
ローラを有することにより、前記熱現像材料は、前記ド
ラムの外周面に密着できる。
以上の弾性層を有することにより、前記熱現像材料は、
前記ドラムの外周面により密着できる。
熱伝導率0.4(W/m/K)以上であり、前記ドラム
には、前記弾性層を直接又は間接的に支持する金属製支
持部材を有することにより、前記熱現像材料は良好に加
熱されると共に、前記弾性層は、前記金属製支持部材に
よりしっかりと支持されることができる。
ドラムを、実質的に一定の回転速度で回転させるステッ
プと、第1の熱現像材料を前記ドラムの外周面に供給す
るステップと、供給された前記第1の熱現像材料を、所
定時間だけ前記ドラムの外周面に保持するステップと、
前記第1の熱現像材料を前記ドラムの外周から離脱させ
るステップと、前記第1の熱源像材料に引き続く第2の
熱現像材料の先端を、前記第1の熱現像材料の先端が保
持された前記ドラムの外周位置に対して、前記ドラムの
回転方向にシフトさせながら、前記第2の熱現像材料を
前記ドラムの外周面に供給するステップとを有する熱現
像方法である。
の熱現像材料を供給する場合でも、熱現像材料の先端が
保持される位置を変化させることにより、前記ドラムの
外周面の一部のみが冷却されることなく、外周面全体の
温度を均等にすることができ、それにより濃度ムラの発
生抑制し、熱現像された画像の質を向上させることがで
きる。
材料を供給する供給手段と、前記供給手段により供給さ
れた熱現像材料を、外周面上に保持しながら加熱し、実
質的に一定の回転速度で回転するドラムとを有する熱現
像装置において、ドラムの外周半径Rと、ドラムの回転
速度Vと、フィルムの挿入間隔Tと、熱現像材料の回転
方向長さLとの間に、以下の関係が成立する実数Pが存
在することを特徴とする熱現像装置である。
P≦10 L>2πRの場合には、 T=(2πR±(L−2πR)/P)/V、ただし0<
P≦20 これにより、先行して前記ドラムに供給した熱現像材料
に対し、続いて供給する熱現像材料の供給タイミング
が、前記ドラム外周面上の同一位置に対して前記ドラム
の回転方向にシフトするタイミングで、前記ドラム上の
回転方向の温度ムラが発生しにくくなり、そのため濃度
ムラが発生することを効果的に抑制できる。
にドラムに供給された熱現像材料の供給時刻から今回、
供給する熱現像材料の供給時刻までの時間間隔のことで
ある。
実施の形態及び実施例を説明する。従って、発明の用語
の意義や発明自体を、発明の実施の形態及び実施例の記
載により限定して解釈すべきではなく、適宜変更/改良
が可能であることは言うまでもない。図1は、本発明の
実施の形態にかかる熱現像装置の正面図であり、図2
は、かかる熱現像装置の左側面図である。熱現像装置1
00は、実施例に示すシート状の熱現像材料であるフィ
ルムFの格納部110と、格納部110から1枚づつ取
り出されて給送されるフィルムFを露光する露光部12
0と、露光されたフィルムFを現像する現像部130と
を有している。図1,2を参照して、熱現像装置100
の動作について説明する。
設けられ、ケースCに収納されたフィルムFを、ケース
Cごと格納する。不図示の取り出し装置により、フィル
ムFをケースCから取り出し、図中矢印(1)に示す方
向(水平方向)に引き出す。更に、ケースCから引き出
されたフィルムFを、ローラ対からなる搬送装置141
により、図中矢印(2)に示す方向(下方)に搬送す
る。
フィルムFを、更に熱現像装置100の下部にある搬送
方向変換部145へ搬送し、搬送方向変換部145で、
搬送方向を変換し(図2の矢印(3)及び図1の矢印
(4))、露光準備段階に移行する。更に、フィルムF
を、熱現像装置100の左側面から、図1の矢印(5)
に示す方向(上方)に、ローラ対からなる搬送装置14
2が搬送し、その際露光部120から、赤外域780〜
860nm範囲内のレーザ光L、例えば、810nmの
レーザ光で、走査露光する。
り、後述する態様で潜像を形成する。その後、フィルム
Fを図1の矢印(6)に示す方向(上方)に搬送し、供
給ローラ対143に到達した時点で、そのままドラム1
4に供給する。すなわち、ランダムなタイミングで供給
する。また、到達した時点で一旦停止させるようにして
も良い。この場合、供給ローラ対143は、一定の回転
速度で回転する現像部130のドラム14に、フィルム
Fを供給するタイミングを決定する機能を有し、かかる
ドラム14周上の次の被供給位置である所定位置に回転
したとき、供給ローラ対143が回転を開始することに
より、フィルムFを、ドラム14の外周上に供給するよ
うにしても良い。その具体的な構成については後述す
る。
ム14の外周に保持しながら、図1の矢印(7)に示す
方向に共に回転する。かかる状態で、フィルムFをドラ
ム14から加熱して熱現像して、後述する態様で潜像か
ら可視画像を形成する。その後、図1のドラム14の右
方まで回転したときに、ドラム14からフィルムFを離
脱させ、図1の矢印(8)に示す方向に搬送し冷却した
後、搬送装置144により、図1の矢印(9)及び(1
0)に示す方向に搬送し、熱現像装置100の上部から
取り出せるように排出トレイ160に排出する。
である。露光部120は、画像信号Sに基づき強度変調
されたレーザ光Lを、回転多面鏡113によって偏向し
て、フィルムF上を主走査すると共に、フィルムFをレ
ーザ光Lに対して主走査の方向と略直角な方向に相対移
動させることにより副走査し、レーザ光Lを用いてフィ
ルムFに潜像を形成するものである。
おいて、画像信号出力装置121から出力されたデジタ
ル信号である画像信号Sは、D/A変換器122におい
てアナログ信号に変換され、変調回路123に入力され
る。変調回路123は、かかるアナログ信号に基づき、
半導体レーザ(レーザ光源部)110のドライバ124
を制御して、半導体レーザ110から変調されたレーザ
光Lを照射させるようになっている。
光Lは、シリンドリカルレンズ115により上下方向に
のみ収束されて、図中矢印A方向に回転する回転多面鏡
113に対し、その駆動軸に垂直な線像として入射する
ようになっている。回転多面鏡113は、レーザ光Lを
主走査方向に反射偏向し、偏向されたレーザ光Lは、2
枚のレンズを組み合わせてなるシリンドリカルレンズを
含むfθレンズ114を通過した後、光路上に主走査方
向に延在して設けられたミラー116で反射されて、搬
送装置142により、矢印Y方向に搬送されている(副
走査される)フィルムFの被走査面上を、矢印X方向に
繰り返し主走査される。すなわち、レーザ光Lを、フィ
ルムF上の被走査面全面にわたって走査する。
は、入射したレーザ光LをフィルムFの被走査面上に、
副走査方向にのみ収束させるものとなっており、また前
記fθレンズ114から前記被走査面までの距離は、f
θレンズ114全体の焦点距離と等しくなっている。こ
のように、本露光部120においては、シリンドリカル
レンズを含むfθレンズ114及びミラー116を配設
しており、レーザ光Lが回転多面鏡113上で、一旦副
走査方向にのみ収束させるようになっているので、回転
多面鏡113に面倒れや軸ブレが生じても、フィルムF
の被走査面上において、レーザ光Lの走査位置が副走査
方向にずれることがなく、等ピッチの走査線を形成する
ことができるようになっている。回転多面鏡113は、
たとえばガルバノメータミラー等、その他の光偏光器に
比べ走査安定性の点で優れているという利点がある。以
上のようにして、フィルムFに画像信号Sに基づく潜像
が形成されることとなる。尚、潜像が形成される具体的
な化学的反応の内容については、図7を参照して後述す
る。
部130の構成を示す図であり、より具体的には、図4
は、現像部140の斜視図であり、図5は、図4の構成
をIV−IV線で切断して矢印方向に見た断面図であ
り、図6は、図4の構成を正面から見た図である。
しつつ加熱可能なドラム14を有している。ドラム14
は、フィルムFを所定の最低熱現像温度以上に、所定の
熱現像時間維持することによって、フィルムFに、形成
された潜像を可視画像として形成する機能を有する。こ
こで、最低熱現像温度とは、フィルムFに形成された潜
像が熱現像され始める最低温度のことであり、本実施の
形態にフィルムにおいては80℃以上である。一方、熱
現像時間とは、フィルムFの潜像を所望の現像特性に現
像するために、最低熱現像温度以上に維持すべき時間を
いう。尚、加熱により、潜像が可視化される具体的な化
学的反応の内容については、図8を参照して後述する。
ては、露光部120と共に熱現像装置100に組み込ま
れているが、露光部120とは独立した装置であっても
良い。かかる場合、露光部120から現像部130へと
フィルムFを搬送する搬送部があることが好ましい。
径のローラ16が15又は27本設けられており、ドラ
ム14に対して平行にかつ、ドラム14の周方向に等間
隔に配置されている。ドラム14の両端には、フレーム
18に支持されている案内ブラケット21が片側に3個
ずつ備えられている。尚、案内ブラケット21を組み合
わせることにより、ドラム14の両端において、対向す
るC字形状が形成されるようになっている。
た長孔42を5つ又は9つ形成している。この長孔42
から、ローラ16の両端部に設けられたシャフト40が
突出する。シャフト40には、それぞれコイルばね28
の一端が取り付けられており、コイルばね28の他端
は、案内ブラケット21の内方縁近傍に取り付けられて
いる。従って、各ローラ16は、コイルばね28の付勢
力に基づく所定の力で、ドラム14の外周に付勢され
る。フィルムFは、ドラム14の外周とローラ16との
間に侵入したときに、かかる所定の力でドラム14の外
周面に対して押圧され、それによりフィルムFを全面的
に均一に加熱する。
2は、フレーム18の端部部材20から外方に延在して
おり、シャフトベアリング24により、端部部材20に
対して回転自在に支承されている。シャフト22の下方
に配置され、端部部材20に取り付けられたマイクロス
テップモータ(不図示)の回転軸23には、不図示のギ
ヤが形成されている。一方、シャフト22にもギヤが形
成されている。両ギヤを連結するチェーン又はタイミン
グベルト(ギヤが刻まれているベルト)25を介して、
マイクロステップモータの動力がシャフト22に伝達さ
れ、それによりドラム14が回転する。尚、回転軸23
からシャフト22への動力の伝達は、ギヤ列を介して行
っても良い。
て、ローラ16は、ドラム14の周囲方向に凡そ220
又は234度の角度範囲にわたって設けられている。2
本の補強部材30(図5)が、フレーム18の両端部部
材20を連結し、両端部部材20を付加的に支持するよ
うになっている。
が全周にわたって取り付けられており、図6に示す制御
用電子装置34の制御下で、ドラム14の外周を加熱す
るようになっている。ヒータ32への電力の供給は、電
子装置34に連結されたスリッブ・リング・アセンブリ
35を介して行われる。
100の構成をコンパクトにするために、ドラム14を
回転自在な円筒形状としているが、フィルムFを加熱す
る手段として別な構成を用いても良い。たとえば、ヒー
タを備えたベルトコンベヤにフィルムFを載置し、かか
るベルトコンベヤによりフィルムFを搬送しつつ加熱す
ることが考えられる。
が、フィルムFの幅より大きく形成されれば、フィルム
Fの全面にわたって可視画像の形成が可能となる。一
方、ドラム14におけるフィルムFを保持する外周面の
直径Dと、ドラム14の回転方向に沿った長さが最小で
あるフィルムFの回転方向長さLminとが、 Lmin<π×D(πは円周率) (1) という式を満たすようにすれば、ドラム14の外周径が
小さくなりすぎることを防止でき、それによりフィルム
Fのカールを抑止できる。
の支持部材であるアルミ製の支持チューブ36と、この
支持チューブ36の外側に取り付けられた柔軟な柔軟層
(弾性層)38を備えている。尚、柔軟層38は、支持
チューブ36に間接的に取り付けられていても良い。本
実施の形態による支持チューブ36は、長さが45.7
cm、肉厚が0.64cmであり、外径が16cmとな
っている。しかしながら、上記(1)式を満たす範囲内
で、支持チューブ36の径を任意に変更することは可能
である。
たとえば4%以内に収めることが好ましい。更に、柔軟
層38は、加熱すべきフィルムFに対する密着度を高め
るため、十分に滑らかな面を有するようになっており、
その表面粗さRaは、5又は6.3μm(特に2又は
3.2μm)よりも小さいことが望ましい。
るような特定の材料についての表面粗さRaは、フィル
ムFがドラム14に粘着することを防止するために、
0.3μm以上とした方が良く、2.3μm以上にでき
ればより望ましい。尚、表面粗さRaが0.3又は2.
3μm以上であれば、ガス、特に揮発性材料が、柔軟層
38とフィルムFとの間から排出され易くなる。
分な熱伝導率を有しており、これによりドラム14の外
周面の表面温度が均一に維持される。尚、本実施の形態
においては、柔軟層38の熱伝導率は、0.4W/m/
K以上としている。
を犠牲にすることなく、ローラ16によりフィルムFが
ドラム14に対し、より確実に密着するようになってい
る。柔軟層38は、デュロメータで測定されるショアA
硬さで70以下(特に60以下)であることが好まし
い。本実施の形態では、デュロメータで測定されるショ
アA硬さで55以下の硬度である。
めるための添加物と、シリコンゴムとを含有しており、
かかる材料は、柔軟層38を形成するために、特に有益
であることが見い出されている。かかる材料に含まれる
シリコンゴムの熱伝導率は比較的小さいものの、当該シ
リコンゴムにより、フィルムFの押しつけ性能と、フィ
ルムFに対する耐久性(耐摩耗性)とが向上することと
なる。
は、熱伝導率を高くすることが必要となるが、上述した
材料中の添加物は、熱伝導率を高く維持することに寄与
するものである。しかしながら、柔軟層38を形成する
材料において、添加物の添加量を増大させると、シリコ
ンゴムによる押しつけ性能及び耐久性が低下するため、
添加物とシリコンゴムの添加量は、ある程度の範囲内で
バランスさせる必要がある。尚、シリコンゴム含有材料
は、フィルムFに対して容易に離脱し、また化学的に不
活性であるという利点を有している。
mの範囲にあることが好ましく、これよりも薄い柔軟層
38を用いることも可能であるが、薄くなるにつれ、柔
軟層30の機能が低下すると共に、その製造が困難にな
るという問題がある。そこで、柔軟層38の厚さは、
0.4mm以上であることが好ましい。さらに、柔軟層
38の厚さのバラツキは、表面領域上で、20%以下
(特に10%以下)であれば好ましい。本実施の形態で
は、5%以下に抑えられている。
は、回転自在のローラ16を用いている。しかしなが
ら、小さな可動式ベルト等の他の手段を使用することも
可能である。本実施の形態では、ローラ16として、外
側の直径が1〜2又は2.18cmであり、肉厚が2又
は1mmのアルミ製の管を用いる。ローラ16が中空に
なっていることにより、熱伝導の抑止が支援され、これ
により、現像時における、ローラ16の熱の影響を極力
排除することができる。もちろん、ローラ16を、中空
とせず、中実又は充填された円筒部材で形成してもよ
い。
勢力は、フィルムFがドラム14の外周面により確実に
密着して、十分な熱伝達を受けることができるよう、ロ
ーラ16の押圧力を決定するものであるため、その値の
選定には注意する必要がある。コイルばね28の付勢力
が過小であれば、フィルムFに、熱が不均一に伝導する
ため画像の現像が不完全になる恐れがある。従って、フ
ィルムFの幅1cm当たりのローラ16からの付勢力
は、3g以上(特に5g以上)であることが好ましい。
また、かかるフィルムFの幅1cm当たりのローラ16
からの付勢力が14gより過小であると、ローラ16が
ドラム14に対してつれ回りしない恐れが生じてくる。
特に、この付勢力が7g以下だとつれ回りしない。この
ような場合、フィルムFがドラム14と共に回転移動
し、かつローラ16がフィルムFに接しているとき、フ
ィルムFは、ローラ16により傷つけられる恐れがあ
る。このような場合、これらのローラ16の両端に被回
転駆動部を設け、この被回転駆動部を介して、ギヤ駆
動、摩擦駆動などにより、回転駆動させることが好まし
い。一方、コイルばね28の付勢力は、ローラ16がフ
ィルムFに圧痕を生じさせない程度に小さくする必要が
ある。
ーラ16からの付勢力は、200g以下の範囲(特に、
100g以下の範囲)にあることが好ましい。本実施の
形態では、この力は、フィルムFの幅方向1cm当たり
5〜7g又は14〜30gの間にある。加えて、ローラ
16の両端に被回転駆動部を設け、この被回転駆動部を
介して、ギヤ駆動により、回転駆動させ、この範囲内に
力を維持することにより、圧痕の低減と、画像の不均一
の低減との調和を確保することができる。
ドラム14の周囲に設けらたローラ16に用いられたと
き、各コイルばね28による付勢力を、各ローラ16に
作用する重力を考慮して決定すると良い。たとえば、ド
ラム14の上側に位置するローラ16を付勢しているコ
イルばね28を、ドラム14の底側でローラ16を付勢
している他のコイルばね28よりも、ローラ16の重量
により応じてより小さい付勢力とすることにより、フィ
ルムFの全体にほぼ同一の面圧を作用させることができ
る。
加えて、隣接するローラ16の間のスペースは、フィル
ムFにおける高品質の画像形成を行うために重要である
といえる。フィルムFがドラム14に供給されたとき、
その温度は、一般的に室温(凡そ20°C)である。従
って、現像部130の処理能力を最大限にするために、
フィルムFは、現像を開始するに必要な最低熱現像温度
(本実施の形態では115〜120℃以上、例えば12
4℃)まで、室温から、速やかに加熱されねばならな
い。
れている基材、たとえば、ポリエステルフィルムをべー
スとする板材や、その他の熱可塑性(材料)をべースと
する板材は、加熱時に、熱膨張したり、収縮したり(縮
んだり)する恐れがある。従って、シワ(ヒダ)が形成
されないよう寸法変化を均一とするために、フィルムF
は、平らに保持される状態と拘束されない状態との間で
交互に状態変化するときに、均―に加熱されるようにし
なければならない。これを実現するために、複数のロー
ラ16は、フィルムFがローラ16とドラム14との間
で拘束されていないときに、隣接するローラ16の間に
位置するフィルムFの面積(領域)の変化を許容するこ
とができるように、間隔を置いて設けられている。
Fを均一に現像するべく熱を十分にかつ均一に伝導させ
るために、ローラ16は、フィルムFをドラム14に対
して付勢した状態で所定時間保持しなければならない。
結果として、隣接するローラ16の間に位置するスぺー
スは、シワ(ヒダ)が最小限になるように、かつ、フィ
ルムFの加熱が速やかにかつ均一に行われるように選択
されるべきである。
フィルムF自体の剛性により、その前縁がローラ16同
士の間で接線方向に延びるようになるが、これを抑える
べく、ローラ16同士は、十分に近接していなければな
らない。かかる配置は、フィルムFをローラ16とドラ
ム14との間に保持するために重要である。
ローラ16は、ドラム14の回転方向において224又
は234度にわたって設けられ、各スぺースは、中心か
ら中心に対して16度又は9度だけ隔てられている。こ
の構成は、ドラム14の直径が8.9cm〜20.3c
m又は15cm〜30cmであり、ローラ16の直径が
2.18cm又は1〜2cmである場合に、べースの厚
さが0.1〜0.2mmのフィルム、例えばベースの厚
さが0.18mmであるポリエステルフィルム等の、フ
ィルムFが比較的硬質であるものや、べースの厚さが
0.10mmであるポリエステルフィルム等の、フィル
ムFの硬度がより小さいものに対して有効に作用するも
のとなっている。
するべく、ドラム14の内周に取り付けられている。ド
ラム14を加熱するためのヒータ32は、エッチングさ
れた抵抗性のフォイル・ヒータを用いることができる。
4と共に回転し、感知された温度情報に応じてヒータ3
2に供給される電力を調整することができるようになっ
ている。ヒータ32と制御用電子装置34とにより、特
定のフィルムFの現像に適した温度になるよう、ドラム
14の外表面温度調整を行うことができる。本実施の形
態において、ヒータ32と制御用電子装置34とによ
り、ドラム14を、60℃〜160℃の温度にまで加熱
することができる。
とにより、ドラム14の幅方向の温度を2.0℃以内
(特に、1.0℃以内)に維持すると好ましい。本実施
の形態では、0.5℃以内に維持される。
で供給される未現像のフィルムFは、現像部130にお
いて、加熱部材14と、最も上流側のローラ16とによ
って形成されるニップ部52に供給される。次いで、フ
ィルムFは、ドラム14共に回転する。このとき、フィ
ルムFは、ローラ16によりドラム14に対して付勢さ
れ、回転の間に所定時間、ドラム14の外周に当接せし
められる。
同一速度で移動することができるため、フィルムFの表
面に傷(傷み、損傷)がつく恐れは低くなり、それによ
り高品質の画像を確保することができる。ドラム14と
ローラ16との間に搬送された後、現像されたフィルム
Fは、最も下流側に位置するローラ16とドラム14と
により形成されたニップ部50に案内されて現像部13
0のドラム14から引き出されることとなる。
線感光性ハロゲン化銀を含む感光性熱現像乳剤がコーテ
ィングされた0.178mmのポリエステル基層等の種
々のフィルムFを現像するように構成されることができ
る。ドラム14は、115℃〜138℃の温度、たとえ
ば、124℃に維持され、該ドラム14は、フィルムF
を所定時間である約15秒間、その外周面に当接状態で
保持するような回転速度で回転せしめられる。当該所定
時間及び当該温度で、フィルムFは、124℃の温度ま
で上昇せしめられることができる。
ィルムFの連続的処理を効率的に行えるように、選択さ
れている。もちろん、これらのパラメータは、現像され
るフィルムFの特定の特徴(特性)に従って、また、所
望される処理能力に従って、変化させることが可能であ
る。たとえば、ドラム14の温度及び回転速度は、現像
に係る異なった必要条件を有するフィルムFを現像する
ために、フィルムFがドラム14に接する所定時間と同
様に、変化させることができる。
にも柔軟層を設けることができる。また、ローラ16に
柔軟層を設ける代わりに、ドラム14には、より柔軟で
ない外層を設けるようにすることもできる。さらに、ド
ラム14が回転ローラであり、円筒形状のドラム又は支
持された平坦なエンドレス・べルトがローラ16として
機能するように構成されることも可能である。
側の面は、ドラム14の外周面(本実施の形態では柔軟
層38)に接することが好ましい。しかしながら、フィ
ルムFのその反対側の面も、また、ドラム14の外周面
(本実施の形態では柔軟層38)に接するようにするこ
とができる。加えて、フィルムFの熱現像乳剤層は、ド
ラム14の外周面に接することが、また、所望される。
しかしながら、フィルムFのその反対側の面も、また、
ドラム14に接するようにすることができる。画像の熱
現像に続いて、フィルムFを現像部130のドラム14
の表面から離し、隔てられる方向に案内し、その後、冷
却装置150Aの方向に案内する。これにより、傷(損
傷)が付く恐れが低くなり、またその表面の摩耗の恐れ
も低くなる。尚、現像されたフィルムFは、冷却装置に
おいて、最初は徐々に冷却され、その後急速に冷却され
る。
であり、露光時におけるフィルムF内の化学的反応を模
式的に示した図である。図8は、加熱時におけるフィル
ムF内の化学的反応を模式的に示した、図7と同様な断
面図である。フィルムFは、PETからなる支持体(基
層)上に、ポリビニルブチラールを主材とする感光層が
形成され、更に、その上にセルロースブチレートからな
る保護層が形成されている。感光層には、ベヘン酸銀
(Beh.Ag)と、還元剤及び調色剤とが配合されて
いる。
フィルムFに対して照射されると、図7に示すように、
レーザ光Lが照射された領域に、ハロゲン化銀粒子が感
光し、潜像が形成される。一方、フィルムFを加熱し、
最低熱現像温度以上にすると、図8に示すように、ベヘ
ン酸銀から銀イオン(Ag+)が放出され、銀イオンを
放出したベヘン酸は調色剤と錯体を形成する。その後銀
イオンが拡散して、感光したハロゲン化銀粒子を核とし
て還元剤が作用し、化学的反応により銀画像が形成され
ると思われる。このようにフィルムFは、感光性ハロゲ
ン化銀粒子と、有機銀塩と、銀イオン還元剤とを含有
し、40℃以下の温度では実質的に熱現像されず、80
℃以上である最低現像温度以上の温度で熱現像されるよ
うになっている。
における一つの問題点は、シート状の熱現像材料(フィ
ルムF)を均一に加熱しないと、熱現像材料に温度バラ
ツキが生じ、それにより形成される画像の濃度にバラツ
キが生じる場合があることである。従って、ドラム14
の外周面は、全周にわたって、たとえば120℃程度の
均一な温度となるように加熱される必要がある。
F)は、ドラム14に供給される前においては、室温下
で維持されており、不用意に熱現像がなされることがな
いようになっている。しかるに、ドラム14の外周面の
温度に比し、ドラム14により加熱される前の熱現像材
料の温度は通常90〜100℃ほど低く、熱現像材料は
ドラム表面を冷却するため、ドラム14に供給されるこ
とにより、かかる熱現像材料が接触するドラム14の外
周面が冷却されて、その領域の温度が低下することとな
る。
料のサイズが一定であり、ドラム14の外周面に保持さ
れる位置も一定である場合には、熱現像材料の先端部及
び後端部を除いてドラム14の外周面は均一に冷却され
ることから、中央に位置する画像の濃度に関しては、特
にバラツキは生じない。しかしながら、熱現像材料の先
端部及び後端部近傍に位置する画像の濃度のバラツキを
抑え、高画質を確保したい場合もある。尚、ここで用い
るサイズとは、ドラム14の回転方向における熱現像材
料の長さをいうものとする。
を順不同にドラム14に供給したい場合がある。かかる
場合、ドラム14の外周面における同一の保持位置に、
たとえば小さいサイズの熱現像材料を複数枚供給する
と、かかる熱現像材料に接触したドラム14の外周面が
冷却されて、部分的に表面温度が低下した領域が生じる
こととなる。その後、大きいサイズの熱現像材料が、温
度の低下した領域と、温度の低下していない領域とにま
たがるようにして供給された場合には、その境界部分に
おいて画像の濃度に大きな変化が生じることとなる。こ
のような濃度変化により画像の質が低下する場合があ
る。
部分的に低下したような場合には、加熱された熱現像材
料をドラム14から引き剥がした後、ドラム14の外周
面の温度が均一になるまで待ち、その後新たな熱現像材
料を供給することも考えられる。しかしながら、ドラム
14の外周面の温度が均一になるまでには比較的長時間
を要するため、それにより処理時間が遅れるという新た
な問題が生じる。
ある。図9(a)は、ドラム14及びフィルムF1,F
2を展開して示す図であり、縦軸はドラム14の幅方向
の位置を示し、横軸はドラム14の回転方向の位置を示
している。図9(b)は、ドラム14の外周面の温度分
布を示す図であり、縦軸が温度、横軸がドラム14の回
転方向の位置を示している。図9(c)及び図9(d)
は、フィルムFの画像の濃度分布を示す図であり、縦軸
が濃度、横軸がドラム14の回転方向の位置を示してい
る。尚、図9に示すように、フィルムF1,F2のサイ
ズは、ドラム14の周長より短いものとする。
ムF1が、ドラム14の同一領域P1乃至P2で加熱さ
れたものとする。かかる場合、ドラム14の外周面の領
域P1乃至P2は、冷却されて、図9(b)に示すよう
に、フィルムの温度等の条件にもよるが、他の領域と比
べて3度程度低下する恐れがある。かかる状態から、同
じく小さいサイズのフィルムF1が、ドラム14の同一
領域P1乃至P2で加熱された場合には、その温度分布
は、図9(b)に示すドラム14の外周面の温度分布に
従うこととなる。
が高ければ、画像の濃度が高くなる傾向がある。従っ
て、フィルムF1の画像の濃度は、図9(c)に示すよ
うに、位置P1,P2すなわちフィルムF1の先端部と
後端部近傍で高くなり、それ以外の場所では低くなって
しまう。フィルムF1の先端部及び後端部の近傍に、主
要な画像が形成されていない場合には、画像の濃度に関
しては問題となるは恐れは低いが、たとえ先端部及び後
端部近傍であろうとも、画像の濃度バラツキを抑えたい
場合がある。
F1が、ドラム14の同一領域P1乃至P2で加熱され
た後、大きなサイズのフィルムF2が、ドラム14の領
域P1乃至P3で加熱された場合、その温度分布には、
図9(b)に示すように、フィルムF2の中央領域にお
いて、比較的大きく変化する部分(位置P2近傍)が生
じることとなる。
じたまま、フィルムF2が加熱されると、図9(d)に
示すように、フィルムF2の中央部分で画像の濃度が大
きく変わってしまい、高品質な画像を確保することが困
難となる。特に、フィルムF2の中央部分には、観察者
が最も注目する主要な画像が位置する可能性が高いた
め、たとえわずかな濃度変化であっても、観察者が違和
感を感じる恐れが高い。そこで、本実施の形態において
は、以下に述べる態様で、画像の濃度のバラツキを低減
するようにしている。図10は、画像の濃度バラツキを
低減する態様を説明するための図である。図10(a)
は、ドラム14に対して、複数枚のフィルムFを順次保
持する位置を示す展開図であり、縦軸はフィルムFの供
給順を示し、横軸はドラム14の回転方向の位置を示し
ている。図10(b)は、ドラム14の外周面の温度分
布を示す図であり、縦軸が温度、横軸がドラム14の回
転方向の位置を示している。図10(c)及び図10
(d)は、フィルムFの画像の濃度分布を示す図であ
り、縦軸が濃度、横軸がドラム14の回転方向の位置を
示している。
場合において、常に同一位置で保持するようにすると、
ドラム14の外周面における、その位置の温度が低下す
るのであるから、異なる位置で保持するようにすれば、
ドラム14の外周面は、ほぼ均等に冷却されるため、そ
の温度分布をほぼ均一に維持することが可能となるので
ある。
時間TRと、フィルムFの先端がドラム14に供給され
る時間間隔Tとが、任意の自然数Nに対して、以下の
(2)式を満たすようにする。
するフィルムF同士の間で、フィルムFの先端が保持さ
れる位置を、ドラム14の回転方向にシフトするような
タイミングで、フィルムFをドラム14に供給すること
によって、ドラム14の同じ位置に続けて保持しないよ
うにすればよいのである。
に、最初に加熱するフィルムFは、位置P1から保持す
るようにし、次に加熱するフィルムFは、位置P1から
ずれた位置P2から保持するというようにすれば、ドラ
ム14の外周面の冷却度合いが均一となる。従って、ド
ラム14の外周面の温度分布は、図10(b)に示すよ
うに均一となる。従って、小さいサイズのフィルムF
1、又は大きいサイズのフィルムF2に関わらず、その
全面にわたって、均一に加熱することが可能となり、そ
れにより画像の濃度分布を略一定とすることができる
(図10(c)、図10(d)参照)。
4が1回転する時間TRと、フィルムFの先端がドラム
14に供給される時間間隔Tとが、任意の自然数Nに対
して、以下の(3)式を満たすようになっている。
ム14上の供給位置が360/20=18度以上ずれる
ことにより、ドラム14の外周面の温度分布を、効率的
に均一にすることができ、それによりドラム14上の回
転方向の温度ムラが発生しにくくなり、画像に濃度ムラ
が発生することをより効果的に抑制できる。
フィルムFの先端がドラム14に供給される時間間隔T
とを、任意の自然数Nに対して、 (N−1/100)×TR≧T又は(N+1/100)×TR≦T (3’) (3’)式を満たすようした場合でも、ドラム14の外
周面における温度ムラの発生を抑制できることが判っ
た。
同士のズレ量を360/100=3.6度以上とするこ
とにより、ドラム14の外周面の温度分布を、効率的に
均一にすることができ、それによりドラム14上の回転
方向の温度ムラが発生しにくくなり、画像に濃度ムラが
発生することをより効果的に抑制できる。
とし、n番目に供給されるフィルムの先端がドラムに供
給される時刻とn+1番目に供給されるフィルムの先端
がドラムに供給される時刻との時間間隔をT(n)とす
ると、任意の自然数Nに対して、以下の(5)(6)
(7)式を全て満たす自然数nの存在率が50%以上で
あるように、供給タイミングを調整することが望まし
い。これにより、ドラム14の外周面の温度分布を、効
率的に均一にすることができ、それによりドラム14上
の回転方向の温度ムラが発生しにくくなり、画像に濃度
ムラが発生することをより効果的に抑制できる。
1と、これに続くフィルムF2との時間間隔T1は、
(5)式を満たすようにし、フィルムF2と、これに続
くフィルムF3との時間間隔T2は、(6)式を満たす
ようにし、かつ時間間隔T1+T2は、(7)式を満た
すようになっているが、n=2の場合、フィルムF3
と、これに続くフィルムF4との時間間隔T3が、
(6)式を満たさない場合、上記存在率は50%とな
る。このように、上述の存在率は、供給タイミングから
統計的に得ることができる。
は、M枚のフィルムFを現像処理する際に、これらのフ
ィルムFの先端がドラム14に供給される時刻がいつか
記録し、ドラム14が1回転する時間TRから、上記式
を満たす自然数nが何%か求めることができるが、求め
方はこれに限られない。また、上記式を満たす自然数n
の存在率は、濃度ムラのより効果的な抑制の観点から、
70%以上(特に90%以上)にすることが好ましい。
とし、n番目に供給されるフィルムの先端がドラムに供
給される時刻とn+1番目に供給されるフィルムの先端
がドラムに供給される時刻との時間間隔をT(n)とす
ると、任意の自然数Nに対して、以下の(15)(1
6)(17)式を全て満たす自然数nの存在率が90%
以上であるように、供給タイミングを調整することが望
ましい。これにより、ドラム14の外周面の温度分布
を、効率的に均一にすることができ、それによりドラム
14上の回転方向の温度ムラが発生しにくくなり、画像
に濃度ムラが発生することをより効果的に抑制できる。
1と、これに続くフィルムF2との時間間隔T1は、
(5)式を満たすようにし、フィルムF2と、これに続
くフィルムF3との時間間隔T2は、(6)式を満たす
ようにし、かつ時間間隔T1+T2は、(7)式を満た
すようになっているが、n=2の場合、フィルムF3
と、これに続くフィルムF4との時間間隔T3が、
(6)式を満たさない場合、上記存在率は90%とな
る。このように、上述の存在率は、供給タイミングから
統計的に得ることができる。
ようにドラム14の外周面の温度分布をほぼ一定とする
ことができるため、ドラム14の回転方向の長さが同一
のみならず、異なるサイズのフィルムをも順不同に加熱
することができる。より具体的には、小さいサイズのフ
ィルムを複数枚加熱した後にも、そのフィルムの後端が
位置するドラム14上の位置における回転方向の前後に
おいて、温度ムラが発生することを抑制することができ
るので、その後、例えば、図10(a)で一点鎖線xで
示すように、より大きいサイズのフィルムを加熱して
も、いずれの部分にも画像の濃度ムラが生じないように
することができ、画質を良好なものにできる。
4のフィルムFを保持する外周面の直径Dと、ドラム1
4の回転方向サイズが最小のフィルムの回転方向長さL
minとが、以下の(8)式を満たすようになってい
る。
所定値以上に大きくしているため、現像の処理能力を高
くでき、かつドラム径が小さくなれば生じるであろう、
フィルムのカールを防止することが可能となる。
のフィルムを保持する外周面の直径Dと、ドラム14の
回転方向サイズが最大のフィルムの回転方向長さLma
xとが、以下の(9)式を満たすようになっている。
て足り、ひいては熱現像装置100の構成をコンパクト
にすることができる。
図である。まず、図11(c)に模式的に示す熱現像装
置において、一定速度V(mm/sec)で回転するド
ラム14の外周円の半径をR(mm)とし、ドラム14
の外周面に巻き付けられるフィルムFの、ドラム14の
周方向長さをL(mm)とした場合において、フィルム
Fの供給間隔TをT(sec)=2πR/Vとすると、
フィルムFの前端部は、ドラム14の外周の同一位置に
常に供給されるようになる。
ある。まず、ドラム14の外周面の初期温度をt℃とし
たときに、ドラム14に1番目のフィルムFを供給する
と、図11(a)の実線Aで示すように、ドラム14の
外周面は、フィルムFにより冷却されるため、点p(フ
ィルムFの先端部が供給される点)から周方向長さLの
範囲にわたって初期温度t℃より低い温度となってしま
う。尚、フィルムFにより冷却されなかった範囲は、内
蔵ヒータの加熱により温度が上昇している。
を、同じ点pに先端部を一致させて供給すると、図11
(a)の点線Bで示すように、ドラム14の外周面にお
いてフィルムFにより冷却された範囲へと、その周囲か
ら熱が伝導するため、点pの手前から周方向長さLを超
えた範囲にわたるように、初期温度t℃より低い温度の
範囲が若干広がると共に、点pから周方向長さLの範囲
と、それ以外の範囲とで最大温度差が更に拡大すること
になる。かかる傾向は、3番目、4番目とフィルムFを
続けて供給する内に、より顕著になる。
ータにより加熱することができるが、ドラム14の外周
面の一部のみを加熱することは困難である。従って、図
11(a)に示すように、繰り返し供給されるフィルム
Fに応じて、ドラム14の外周面が、特定の点pから周
方向長さLの範囲にわたって常に冷却されることによ
り、外周面温度差が拡大していった場合、内蔵ヒータの
加熱制御だけでは、ドラム14の外周面に顕著な温度ム
ラが生じることを抑制することは困難となる。外周面の
顕著な温度ムラは、熱現像される画像の濃度ムラを招
き、画質の低下を生じさせることになる。
ようにしてかかる不具合を解消する。具体的には、ドラ
ムの外周半径Rと、ドラムの回転速度Vと、フィルムF
の挿入(供給)間隔Tと、熱現像材料の回転方向長さL
との間において、フィルムFの長さがドラム14の周長
より短い(L≦2πR)場合には、 T=(2πR±(2πR−L)/P)/V (10) が成立する実数P(0<P≦10)が存在ようにして、
フィルムFをドラム14に供給する。
したことによる、ドラム14の回転方向における外周面
図温度分布を図11(b)に示す。まず、外周面の初期
温度をt℃としたときに、ドラム14に1番目のフィル
ムFを供給した時点では、図11(b)の実線Aで示す
ように、ドラム14の外周面の温度分布は、図11
(a)に示す分布と実質的に同じ状態になる。
ルムFを、式(10)で示すような供給タイミングで、
点pから先端部をシフトするようにして供給すると、図
11(b)の点線Bで示すように、初期温度t℃より低
い温度の範囲は、点pから回転方向に長さmだけ離れた
位置から始まるようになる。
は、フィルムFは回転方向に3回シフトされて供給さ
れ、4番目のフィルムFの先端の位置が、最初に供給さ
れたフィルムFの後端の位置(点p)に一致するように
なり、それによりフィルムFによって、ドラム14の外
周面を一様に冷却することが可能となる。ドラム14の
外周面が一様に冷却されれば、内蔵ヒータを用いてドラ
ム14の外周面を均一に加熱することができるため、結
果としてドラム14の外周面の温度を均一に維持するこ
とができ、それにより、熱現像される画像の濃度ムラを
抑制することが可能となる。
4の周長2πRとフイルムFの長さLとの差に対するシ
フト量(2πR−VT)との比、すなわち(2πR−V
T)/(2πR−L)が、±10%以上で効果があり、
±20%以上であれば、効果がより顕著となり、更に±
50%以上であれば、効果が更に顕著になることが判明
している。
より長い(L>2πR)場合には、 T=(2πR±(L−2πR)/P)/V (11) が成立する実数P(0<P≦20)が存在するようにし
て、フィルムFをドラム14に供給すればよい。
ルムFをドラム14に供給すれば、たとえフィルムFの
長さがドラム14の周長より長い場合でも、ドラム14
の外周面温度を一様にすることができ、それにより、熱
現像される画像の濃度ムラを抑制することが可能とな
る。
フイルムFの長さLとドラム14の周長2πRとの差に
対するシフト量(2πR−VT)との比、すなわち(2
πR−VT)/(L−2πR)が、±5%以上で効果が
あり、±10%以上であれば、効果がより顕著となり、
更に±50%以上であれば、効果が更に顕著になること
が判明している。
ムFを供給する場合に関して説明しているが、フィルム
Fの長さが異なる場合でも、上述したようにフィルムF
をシフトしながら供給することにより、ドラム14の回
転方向における外周面温度を一様にすることが可能であ
る。また、フィルムFは、式(10)又は式(11)を
満たす限り、先行するフィルムFの先端部が供給された
点pよりも、回転方向前側に供給されて良い。
ィルムFを供給する供給タイミングを決定する機構につ
いて説明する。図4において、ドラム14の下方に位置
する供給ローラ対143の、片側のローラにはモータ1
51が連結されている。また、モータ151は、ランダ
ムなタイミングで露光部120から送られたフィルムF
をそのままドラム14に供給する。
適宜駆動されるようにして、式(5)〜(7)の全てを
満たすように、あるいは式(10)又は式(11)を満
たすようにして供給タイミングを調整することもでき
る。供給ローラ対143と、モータ151と、制御装置
150とで供給手段を構成する。この場合、下方の搬送
部142(図1)から搬送されてきたフィルムFは、供
給ローラ対143の回転が停止していることから、供給
ローラ対143の手前で一旦停止する。ここで、制御装
置150は、ドラム14の位相を不図示のセンサにより
検出して、適切なタイミングで、駆動信号をモータ15
1に送信する。かかるモータ151の回転により、供給
ローラ対143が動作して、フィルムFをドラム14に
供給することができる。尚、フィルムFが搬送されてき
たタイミングによっては、供給ローラ対143が回転し
ている場合もある。また、フィルムFは、ドラム14の
外周面とローラ16とにより、任意の位置に保持される
ため、ドラム14にフィルムの保持機構を設ける必要は
ないが、必要に応じて適切なチャッキング機構を設けて
も良い。
に対するフィルムFの供給タイミングを調整して、たと
えば図10(a)又は図11(b)に示すように、フィ
ルムFの保持位置を適宜ずらせるようにしているので、
現像される画像の濃度のバラツキを極力抑えることが可
能となる。
化銀は、典型的に、有機銀塩に関して、0.75〜25
mol%の範囲で用いられることができ、好ましくは、
2〜20mol%の範囲で用いられることができる。
や、塩化銀や、臭化ヨウ化銀や、塩化臭化ヨウ化銀や、
塩化臭化銀等のあらゆる感光性ハロゲン化銀であっても
良い。このハロゲン化銀は、これらに限定されるもので
はないが、立方体や、斜方晶系状や、平板状や、4面体
等を含む、感光性であるところのあらゆる形態であった
も良い。
ゆる有機材料である。有機酸の、特に長鎖脂肪酸(炭素
原子数10〜30、好ましくは15〜28)の銀塩が好
ましい。配位子が全体的に4.0〜10.0の間で一定
の安定性を有する有機又は無機の銀塩錯体であることが
好ましい。そして、画像形成層の重量の約5〜30%で
あることが好ましい。
有機銀塩は、光に対して比較的安定な銀塩であって、露
光された光触媒(たとえば写真用ハロゲン化銀等)と還
元剤の存在において、115〜120℃以上の温度に加
熱されたときに銀画像を形成する銀塩である。
有する有機化合物の銀塩が含まれる。それらには、脂肪
族カルボン酸の銀塩及び芳香族カルボン酸の銀塩が含ま
れる。脂肪族カルボン酸の銀塩の好ましい例には、ベヘ
ン酸銀、ステアリン酸銀等が含まれる。脂肪族カルボン
酸におけるハロゲン原子又はヒドロキシルとの銀塩も効
果的に用いうる。メルカプト又はチオン基を有する化合
物及びそれらの誘導体の銀塩も用いうる。更に、イミノ
基を有する化合物の銀塩を用いうる。
属銀に還元できるいずれの材料でも良く、好ましくは有
機材料である。フェニドン、ヒドロキノン及びカテコー
ルのような従来の写真現像剤が有用である。しかし、フ
ェノール還元剤が好ましい。還元剤は画像形成層の1〜
10重量%存在するべきである。多層構成においては、
還元剤が乳剤層以外の相に添加される場合は、わずかに
高い割合である約2〜15重量%がより望ましい。
を、米国特許第3,839,049号に記載の方法によ
って調製した。上記ハロゲン化銀は総銀量の9モル%を
有し、一方べへン酸銀は総銀量の91モル%を有した。
上記ハロゲン化銀は、ヨウ化物2%を有する0.055
μm臭化ヨウ化銀エマルジョンであった。
酸銀ドライソープ455g、トルエン27g、2−ブタ
ノン1918g、およびポリビニルブチラール(モンサ
ント製のB−79)と均質化した。上記均質化熱現像乳
剤(698g)および2−ブタノン60gを撹拌しなが
ら12.8℃まで冷却した。ピリジニウムヒドロブロミ
ドペルブロミド(0.92g)を加えて、2時間撹絆し
た。
メタノール10ミリリットル)3.25ミリリットルを
加え、続いて30分間撹拌した。更にポリビニルブチラ
ール(158g;モンサント製B−79)を加え、20
分間撹拌した。温度を21.1℃まで上昇し、以下のも
のを撹絆しながら15分間かけて加えた。
用いて調製した, 2−ブタノン 80.0g メタノール 10.7g 酢酪酸セルロース(CAB−171−155、イーストマン・ケミカルズ製) 8.0g 4−メチルフタル酸 0.52g MRA−1、モトル還元剤、N−エチルペルフルオロオクタンスルホニルアミド エチルメタクリレート/ヒドロキシエチルメタクリレート/アクリル酸の重量比 70:20:10の3級ポリマ― 0.80g この熱現像乳剤とトッブコートとは、同時に、0.18
mmの青色ポリエステル・フィルム・べースにコーティ
ングされた。ナイフ・コーターは、同時にコーティング
する2つのバーやナイフを15.2cmの距離を置いた
状態で設定された。銀トリップ層と、トップ・コートと
は、銀乳剤をリアー・ナイフに先立ってフィルムに注
ぎ、トップ・コートをフロント・バーに先立ってフィル
ムに注ぐことにより、多層コーティングされた。
にコーテングされるように、前方へ引き出された。これ
は、多層コーティング方法を1回行って得られた。コー
ティングされたポリエステル・べースは、79.4℃で
4分間乾燥せしめられた。そのナイフは、その銀層に対
して1m2当たりの乾燥被膜重量が23gとなるよう
に、そして、そのトップ・コートに対して1m2当たり
の乾燥被膜重量が2.4gとなるように調整された。
濃度の領域を有する様々な圧縮された画像データを復元
できたタイミングで露光し、供給することで、ランダム
なタイミングで、かつ平均するとドラム2回転分の時間
で1枚のフィルムFを供給するタイミングで、上述の7
×10インチのフィルムFを用いて、100枚のフィル
ムを熱現像した。式(5)〜(7)を満たす自然数nの
存在率は、約90%であった。また、式(15)〜(1
7)を満たす自然数nの存在率は、約98%であった。
像データにすることにより、供給される7×10インチ
のフィルムFの時間間隔がドラム2回転分の時間とほぼ
等しくなるように制御して、上述のフィルムFを用い
て、100枚のフィルムを熱現像した。式(5)〜
(7)を満たす自然数nの存在率は、約60%であっ
た。また、式(15)〜(17)を満たす自然数nの存
在率は、約92%であった。
像データにすることにより、供給される7×10インチ
のフィルムFの時間間隔がドラム2回転分の時間と全く
等しくなるように制御して、上述のフィルムFを用い
て、100枚のフィルムを熱現像した。式(5)〜
(7)を満たす自然数nの存在率は、0%であった。ま
た、式(15)〜(17)を満たす自然数nの存在率
は、0%であった。
た。
るが殆ど判らないレベルで、実質的に良好な画像が得ら
れた。
ラがあるが殆ど判らないレベルであった。5枚目以降
は、端部に濃度ムラがあり、目立つものがあった。ま
た、上記実験の後、14×17インチのフィルムFを熱
現像して、濃度ムラを評価した。
像が得られた。
で、実質的に良好な画像が得られた。
ち、実用できないものであった。
ムラの発生を抑制できる。
図である。
面図である。
す図であり、現像部130の斜視図である。
に見た断面図である。
ィルムF内の化学的反応を模式的に示した図である。
式的に示した、図7と同様な断面図である。
である。
低減する態様を説明するための図である。
にフィルムFを供給した場合におけるドラム14の回転
方向における外周面温度分布を示す図であり、図11
(b)は、ドラム14に対し位置をずらしてフィルムF
を供給した場合におけるドラム14の回転方向における
外周面温度分布を示す図であり、図11(c)は、本実
施の形態の熱現像装置の一部を模式的に示す図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 シート状の熱現像材料を供給する供給手
段と、 前記供給手段により供給された熱現像材料を、外周面上
に保持しながら加熱し、実質的に一定の回転速度で回転
するドラムとを有する熱現像装置において、 前記供給手段は、少なくとも前記ドラムにより連続して
加熱される前記熱現像材料同士の間で、前記熱現像材料
の先端が保持される位置を、前記ドラムの回転方向にシ
フトするようなタイミングで、前記熱現像材料を前記ド
ラムに供給することを特徴とする熱現像装置。 - 【請求項2】 シート状の熱現像材料を供給する供給手
段と、 前記供給手段により供給された熱現像材料を、外周面上
に保持しながら加熱し、実質的に一定の回転速度で回転
するドラムとを有する熱現像装置において、 ドラムが1回転する時間TRと、熱現像材料の先端がド
ラムに供給される時間間隔Tとが、任意の自然数Nに対
して、以下の式を満たすことを特徴とする熱現像装置。 T≠N×TR - 【請求項3】 前記ドラムが1回転する時間TRと、前
記熱現像材料の先端がドラムに供給される時間間隔Tと
が、任意の自然数Nに対して、以下の式を満たすことを
特徴とする請求項2に記載の熱現像装置。 (N−1/20)×TR≧T又は(N+1/20)×T
R≦T - 【請求項4】 前記ドラムが1回転する時間TRと、前
記熱現像材料の先端がドラムに供給される時間間隔Tと
が、任意の自然数Nに対して、以下の式を満たすことを
特徴とする請求項2に記載の熱現像装置。 (N−1/100)×TR≧T又は(N+1/100)
×TR≦T - 【請求項5】 シート状の熱現像材料を供給する供給手
段と、前記供給手段により供給された熱現像材料を、外
周面上に保持しながら加熱し、実質的に一定の回転速度
で回転するドラムとを有する熱現像装置において、ドラ
ムが1回転する時間をTRとし、n番目に供給される熱
現像材料の先端がドラムに供給される時刻とn+1番目
に供給される熱現像材料の先端がドラムに供給される時
刻との時間間隔をT(n)とすると、任意の自然数Nに
対して、以下の式を全て満たす自然数nの存在率が50
%以上であることを特徴とする熱現像装置。 (N−1/20)×TR≧T(n)又は(N+1/2
0)×TR≦T(n) かつ (N−1/20)×TR≧T(n+1)又は (N+1/20)×TR≦T(n+1) かつ (N−1/20)×TR≧T(n)+T(n+1)又は (N+1/20)×TR≦T(n)+T(n+1) - 【請求項6】 シート状の熱現像材料を供給する供給手
段と、前記供給手段により供給された熱現像材料を、外
周面上に保持しながら加熱し、実質的に一定の回転速度
で回転するドラムとを有する熱現像装置において、ドラ
ムが1回転する時間をTRとし、n番目に供給される熱
現像材料の先端がドラムに供給される時刻とn+1番目
に供給される熱現像材料の先端がドラムに供給される時
刻との時間間隔をT(n)とすると、任意の自然数Nに
対して、以下の式を全て満たす自然数nの存在率が90
%以上であることを特徴とする熱現像装置。 (N−1/100)×TR≧T(n)又は(N+1/1
00)×TR≦T(n)かつ (N−1/100)×TR≧T(n+1)又は (N+1/100)×TR≦T(n+1) かつ (N−1/100)×TR≧T(n)+T(n+1)又
は (N+1/100)×TR≦T(n)+T(n+1) - 【請求項7】 前記ドラムの回転方向に沿った長さが異
なる複数のサイズの熱現像材料を現像できることを特徴
とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱現像装
置。 - 【請求項8】 前記ドラムにおける、熱現像材料を保持
する前記外周面の直径Dと、前記ドラムの回転方向に沿
った長さが最小である熱現像材料の回転方向長さLmi
nとが、以下の式を満たすことを特徴とする請求項1〜
7のいずれか1項に記載の熱現像装置。 Lmin<π×D(πは円周率) - 【請求項9】 シート状の熱現像材料を供給する供給手
段と、前記供給手段により供給された熱現像材料を、外
周面上に保持しながら加熱し、実質的に一定の回転速度
で回転するドラムとを有する熱現像装置において、 ドラム回転方向の長さが異なる複数のサイズの熱現像材
料を現像でき、 前記ドラムにおける、熱現像材料を保持する前記外周面
の直径Dと、前記ドラムの回転方向に沿った長さが最小
である熱現像材料のその回転方向長さLminとが、以
下の式を満たすことを特徴とする熱現像装置。Lmin
<π×D(πは円周率) - 【請求項10】 前記ドラムにおける、熱現像材料を保
持する前記外周面の直径Dと、前記ドラムの回転方向に
沿った長さが最大である熱現像材料のその回転方向長さ
Lmaxとが、以下の式を満たすことを特徴とする請求
項1〜8のいずれか1項に記載の熱現像装置。 π×D<2×Lmax(πは円周率) - 【請求項11】 前記熱現像材料が、感光性ハロゲン化
銀粒子と、有機銀塩と、銀イオン還元剤とを含有し、4
0℃以下の温度では実質的に熱現像されず、80℃以上
である最低現像温度以上の温度で熱現像されるものであ
ることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記
載の熱現像装置。 - 【請求項12】 前記ドラムが、前記熱現像材料を前記
最低現像温度以上の現像温度で、所定の熱現像時間の
間、前記熱現像材料を加熱するものであることを特徴と
する請求項11に記載の熱現像装置。 - 【請求項13】 前記ドラムに付勢された回転自在なロ
ーラを有することを特徴とする請求項1〜12のいずれ
か1項に記載の熱現像装置。 - 【請求項14】 前記ドラムの表面に厚さ0.1mm以
上の弾性層を有することを特徴とする請求項1〜13の
いずれか1項に記載の熱現像装置。 - 【請求項15】 前記弾性層が、厚さ2mm以下で、熱
伝導率0.4(W/m/K)以上であり、前記ドラムに
は、前記弾性層を直接又は間接的に支持する金属製支持
部材を有することを特徴とする請求項13に記載の熱現
像装置。 - 【請求項16】 外周面を加熱したドラムを、実質的に
一定の回転速度で回転させるステップと、 第1の熱現像材料を前記ドラムの外周面に供給するステ
ップと、 供給された前記第1の熱現像材料を、所定時間だけ前記
ドラムの外周面に保持するステップと、 前記第1の熱現像材料を前記ドラムの外周から離脱させ
るステップと、 前記第1の熱源像材料に引き続く第2の熱現像材料の先
端を、前記第1の熱現像材料の先端が保持された前記ド
ラムの外周位置に対して、前記ドラムの回転方向にシフ
トさせながら、前記第2の熱現像材料を前記ドラムの外
周面に供給するステップとを有することを特徴とする熱
現像方法。 - 【請求項17】 シート状の熱現像材料を供給する供給
手段と、 前記供給手段により供給された熱現像材料を、外周面上
に保持しながら加熱し、実質的に一定の回転速度で回転
するドラムとを有する熱現像装置において、 ドラムの外周半径Rと、ドラムの回転速度Vと、フィル
ムの挿入間隔Tと、熱現像材料の回転方向長さLとの間
に、以下の関係が成立する実数Pが存在することを特徴
とする熱現像装置。L≦2πRの場合には、 T=(2πR±(2πR−L)/P)/V、ただし0<
P≦10 L>2πRの場合には、 T=(2πR±(L−2πR)/P)/V、ただし0<
P≦20
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9687299A JP2000214565A (ja) | 1998-11-16 | 1999-04-02 | 熱現像装置及び熱現像方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-341186 | 1998-11-16 | ||
| JP34118698 | 1998-11-16 | ||
| JP9687299A JP2000214565A (ja) | 1998-11-16 | 1999-04-02 | 熱現像装置及び熱現像方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000214565A true JP2000214565A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=26438035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9687299A Pending JP2000214565A (ja) | 1998-11-16 | 1999-04-02 | 熱現像装置及び熱現像方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000214565A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005225132A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 医用画像記録装置、医用画像補正方法及び記録媒体 |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP9687299A patent/JP2000214565A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005225132A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 医用画像記録装置、医用画像補正方法及び記録媒体 |
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