JP2000218194A - パレットの遠心脱水装置 - Google Patents

パレットの遠心脱水装置

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JP2000218194A
JP2000218194A JP11018911A JP1891199A JP2000218194A JP 2000218194 A JP2000218194 A JP 2000218194A JP 11018911 A JP11018911 A JP 11018911A JP 1891199 A JP1891199 A JP 1891199A JP 2000218194 A JP2000218194 A JP 2000218194A
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JP
Japan
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pallet
turntable
pallets
chain conveyor
positioning
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JP11018911A
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English (en)
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Sadamu Mine
定 峯
Minoru Fujita
稔 藤田
Masayuki Hiroki
正之 広木
Eikan Sawaide
英喚 沢出
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NIPPAKKU KK
TAISEI FURNESS KOGYO KK
Anzen Motor Car Co Ltd
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NIPPAKKU KK
TAISEI FURNESS KOGYO KK
Anzen Motor Car Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄後のパレットを、短時間でパレットを完
全に水切りして乾燥させることができるパレットの遠心
脱水装置を提供する。 【解決手段】 ケース体1内にモータ8によって回転駆
動されるターンテーブル14を配置し、このターンテー
ブル14上にパレット2を載置して搬送するチェーンコ
ンベヤ15を配設する。このチェーンコンベヤ15によ
って搬送されたパレット2はサイドガイド部材とエアシ
リンダ20a,20bで昇降される端面保持機構19と
で保持されて高速回転され、遠心脱水によってパレット
2を完全に水切りする。ケース体1にはターンテーブル
14に対向する上面板に空気抜き窓22a〜22cが形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフト等
で搬送する金属製、合成樹脂製又は木製のパレットを洗
浄した後の脱水工程で使用するパレットの遠心脱水装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、梱包物をパレット上に積載し、こ
のパレットをフォークリフトで移動させることにより、
トラック等の輸送車両に対して容易に積み卸しするよう
にしている。このパレットは、梱包物を載置する関係
で、近来、衛生管理が必要となり、洗浄が義務づけられ
るようになってきた。このため、パレットを洗浄する場
合には、手洗いで行うか、低圧又は高圧の洗浄液を吹き
つけることにより行い、洗浄後に高風速、多風量の温風
を吹きつけて乾燥させるようにしている。
【0003】この洗浄後の乾燥工程では、洗浄液が少し
でも残っていると、細菌が繁殖して洗浄効果がなくなる
恐れがある。又商品梱包用段ボールや紙類を傷めること
から、水滴を残すことなく、確実に乾燥させることが要
望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱風による乾燥工程では、パレットが例えば幅及び
長さが1100mmで高さが140mm程度と大きいと
共に、フォークリフトのフォークを差し込む開口部を有
することから、パレット全体を完全に乾燥させるには、
比較的長い時間を要し、1時間当たりの処理能力が60
枚程度となり、パレットを洗浄する際のネックとなって
いる。
【0005】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、温風による乾燥に
代えて、遠心脱水処理することにより、短時間でパレッ
トを完全に乾燥させることができるパレットの遠心脱水
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るパレットの遠心脱水装置は、洗浄液
で洗浄したパレットを遠心脱水するパレットの遠心脱水
装置において、密閉ケース体内に回転自在に配設された
ターンテーブルと、該ターンテーブルを高速回転駆動す
る回転駆動源と、前記ターンテーブル上に配設された前
記パレットを搬送支持するチェーンコンベヤと、該チェ
ーンコンベア上のパレットを位置決め保持する位置決め
保持手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】この請求項1に係る発明においては、ター
ンテーブル上にチェーンコンベヤを配置し、このチェー
ンコンベヤ上にパレットを支持し、このパレットを位置
決め保持手段で位置決め保持した状態で、ターンテーブ
ルを回転駆動源で高速回転駆動することにより、位置決
め保持状態でパレットとこれを支持するチェーンコンベ
ヤとの接触面積が極めて少ないことにより、パレットに
残留している洗浄液を全て吹き飛ばし、短時間で残留水
滴を完全に除去することができる。
【0008】また、請求項2に係るパレットの遠心脱水
装置は、請求項1に係る発明において、前記チェーンコ
ンベヤは、前記ターンテーブルが所定位置に停止された
状態で、ケース体内の固定部に進退自在に配設された回
転駆動機構に連結されて回転駆動されるように構成され
ていることを特徴としている。この請求項2に係る発明
においては、ターンテーブルが所定位置に停止している
状態で、回転駆動機構をチェーンコンベヤに連結するこ
とにより、チェーンコンベヤを回転駆動するので、回転
駆動機構をターンテーブル上に配置する必要がなく、タ
ーンテーブルの質量を小さくして、慣性力を小さくし、
ターンテーブルの回転駆動源を小型、低容量化すること
ができる。
【0009】さらに、請求項3に係るパレットの遠心脱
水装置は、請求項1又は2に係る発明においては、前記
ケース体には、ターンテーブルの上面に対向する所定位
置に多数の細孔が穿設された水切り板を配設した空気抜
き窓が形成されていることを特徴としている。この請求
項3に係る発明においては、ケース体のターンテーブル
の上面に対向する所定位置に空気抜き窓が形成されてい
るので、ターンテーブルが高速回転駆動されることによ
り、生じる空気流を空気抜き窓を介して外部に排出する
ことができ、空気抵抗を減少させて、回転駆動源の負荷
を低減することができると共に、水切り板によって水滴
が外部に飛散することを確実に防止する。
【0010】さらにまた、請求項4に係るパレットの遠
心脱水装置は、請求項1〜3の何れかの発明において、
前記ターンテーブル及び位置決め保持手段は、比重が小
さく、引張強度の大きいポリアセタール、FRP又はカ
ーボンケプラー材等の合成樹脂材で成形されていること
を特徴としている。この請求項4に係る発明において
は、ターンテーブル及び位置決め保持手段がポリアセタ
ール、FRP又はカーボンケプラー材等の合成樹脂材で
成形されているので、回転部分の質量を小さくして、回
転駆動源の負荷を低減させることができる。
【0011】なおさらに、請求項5に係るパレットの遠
心脱水装置は、請求項1〜4の何れかの発明において、
前記位置決め保持手段は、前記ターンテーブルを支持す
る回転軸に形成したスプラインに外嵌する摺動体と、該
摺動体に固定されたターンテーブルに対して下方から対
向する回転プレートと、該回転プレートに配設されたタ
ーンテーブルを貫通して前記パレットの搬送路外に延長
する支柱と、該支柱の延長端に配設された前記パレット
の搬送方向両端に係合する係合片と、前記摺動体を前記
係合片がパレットの搬送路より退避する退避位置及び係
合片がパレットに係合する保持位置との間で摺動させる
摺動機構と、前記ターンテーブル上に配設された前記パ
レットの側面を案内する案内部材とで構成されているこ
とを特徴としている。
【0012】この請求項5に係る発明は、摺動機構で摺
動体を退避位置に移動させた状態で、チェーンコンベヤ
によってパレットをターンテーブルの中央部の所定位置
に搬送し、この状態で摺動機構で摺動体を保持位置に移
動させることにより、パレットの四方を案内部材と係合
片とで保持するので、パレットを確実に保持して、円滑
な遠心脱水を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
縦断面図、図2はその横断面図であって、図中、1は床
面に固定された角筒状のケース体であり、左右側面に夫
々パレット2を挿通する挿通窓3L,3Rが設けられ、
この挿通窓3L,3Rには夫々左右位置に設けたガイド
枠(図示せず)によって上下方向に案内されて開閉する
開閉扉4L,4Rが設けられ、これら開閉扉4L,4R
がエアシリンダ5L,5Rによって開閉駆動される。
【0014】このケース体1の中心部には、床面に固定
された出力軸6bを上方に突出させた減速機6が配設さ
れ、この減速機6の後方に突出する入力軸6aが図3に
示すように軸継手7を介してベクトルインバータモータ
8の回転軸8aに連結され、出力軸6bが軸継手9を介
して回転軸10に連結されている。ここで、軸継手9
は、減速機6の周りに配設された支持台11の中心部に
転がり軸受12で回転自在に支持されている。
【0015】また、回転軸10は、軸継手9の上端側の
外周面にスプライン軸部10aが形成され、上端部にタ
ーンテーブル14が固定されている。ターンテーブル1
4は、図2で明らかなように、比重が1.41程度と軽
く、且つ引張強度が500kg/cm2 程度以上で剛性
が高い合成樹脂材としてのポリアセタールで製作され、
円板を前後対称位置で切断して互いに平行な弦14a,
14bを形成した二面幅構成に形成され、その上面に弦
14a,14bと平行で且つ中心点を挟んで対称位置に
パレット2を搬送するチェーンコンベヤ15が配設され
ている。
【0016】このチェーンコンベヤ15は、ターンテー
ブル14の上面に中心点を挟んで対称位置に形成された
支持板15a,15bの左右端部間に回転自在に支持さ
れた回転軸15c,15dに夫々スプロケット15e,
15f及び15g,15hが取り付けられ、これらスプ
ロケット15e,15f及び15g,15h間に搬送用
チェーン15i及び15jが巻装された構成を有する。
【0017】そして、回転軸15c及び15dの中心点
を挟んで点対称位置に夫々連結クラッチ15m,15n
が取り付けられ、図2における連結クラッチ15mと対
向する後方側のケース体1に回転駆動機構15oが配設
されている。この回転駆動機構15oは、図3と共に参
照して明らかな如く、ケース体1に配設されたロッドレ
スシリンダ15pの前後方向に進退する移動台15qに
電動モータ15rが配設され、この電動モータ15rの
前方に突出する回転軸15sの先端に連結クラッチ15
m,15nと連結する連結クラッチ15tが取り付けら
れている。ここで、移動台15qが後退している図3の
状態で、連結クラッチ15tが連結クラッチ15mの回
転軌跡の外側に位置するように設定され、この状態から
移動台15qを前方に移動させることにより、連結クラ
ッチ15tが連結クラッチ15m又は15nに連結し
て、回転軸15c又は15dを回転駆動し、パレット2
を右方向から左方向に搬送する。
【0018】また、ターンテーブル14には、同様に、
ポリアセタールで製作された位置決め機構16が配設さ
れている。この位置決め機構16は、図1に示すよう
に、ケース体1の上面に固定されたパレット2の搬送停
止位置を規制するエアシリンダ17のピストンロッド1
7aと、ターンテーブル14の弦14a及び14bに沿
って配設されたパレット2の前後側面を案内するサイド
ガイド部材18a及び18bと、パレット2の左右端面
を保持する端面保持部材19とで構成されている。
【0019】ここで、サイドガイド部材18a及び18
bの夫々は、図4に示すように、ターンテーブル14の
弦14a及び14b側の上面に固定され、チェーンコン
ベヤ15によって搬送されるパレット2の下端側隅部に
対向する段部18cを有する逆L字状の固定部18d
と、この固定部18dの上端面に配設された位置決め板
18eと、この位置決め板18eに形成された前後方向
に所定間隔を保って複数形成された係合孔18fの何れ
かを挿通して固定部18dに形成されたネジ孔18gに
螺合するボルト18hとで構成され、位置決め板18e
の内方側への突出長をボルト18hを係合孔18fの何
れに挿通するかによって設定する。
【0020】また、端面保持部材19は、前述した回転
軸10のスプライン軸部10aに係合するスプライン孔
部19aを有する外筒体19bと、この外筒体19bの
上端側に外周面に固定されたパレット2より小さい方形
の支持板19cと、この支持板19cの四隅に植設さ
れ、ターンテーブル14に形成された滑り軸受19dを
通じて上方に延長する支柱19eと、この前側及び後側
支柱19eの上端間を接続する帯状の支持片19fと、
これら支持片19fの左右端部側間を夫々接続し、且つ
チェーン15i及び15jの近傍に対向する位置に夫々
設けられたパレット2の左右端面に上方側から係合する
係合爪19gを有する保持板19hとで構成され、これ
らがターンテーブル14と同様にポリアセタールで製作
されている。
【0021】ここで、保持板19hは、図示しないがそ
の支柱19iに対向する位置に左右方向に延長する長孔
が形成され、この長孔内を通って支持板19fに螺合さ
れる摘み19iを緩めることにより、左右方向の位置を
パレット2の外形に合わせて設定することができる。そ
して、端面保持部材19の外筒体19bが前述した支持
台11に配設された2つのエアシリンダ20a,20b
のピストンロッド20c,20dの先端に取り付けられ
た移動板20eに転がり軸受20fを介して支持される
ことにより、端面保持部材19が図1に示すパレット2
の左右端面を保持する保持位置と、この保持位置から上
方に移動して、係合爪19gがパレット2の上方に離間
する退避位置との間で昇降駆動される。
【0022】また、ケース体1の内周面側におけるター
ンテーブル14の外周端に対向する下面側には遠心力で
吹き飛ばされた水滴を受ける水受け皿21が配設されて
いると共に、上端面には、ターンテーブル14に対向す
る3カ所にエア抜き窓22a〜22cが形成されてい
る。これらエア抜き窓22a〜22cの夫々は、ケース
体1の上端面に形成された長方形の透孔22dに配設さ
れた角筒体22eと、この角筒体22eの上下端面に夫
々配設された多数の透孔を穿設したパンチングメタル2
2f,22gとで構成されている。
【0023】さらに、ケース体1の前面板部における端
面保持部材15の支持板15cに対向する位置にターン
テーブル14の停止位置を規制する停止位置規制機構2
5が配設されている。この停止位置規制機構25は、図
2に示すように、ケース体1の前面板部に固定されたエ
アシリンダ25aと、そのピストンロッド25bの先端
に取り付けられた支持板15cの外周面に接触する抑え
板25cとで構成され、ターンテーブル14の回転速度
が停止寸前の回転速度となったときにピストンロッド2
5bを伸長させて抑え板25cを支持板15cの外周面
に接触させることにより、ターンテーブル14を強制的
に停止させる。
【0024】また、ケース体1の内側における底部にタ
ーンテーブル14の下面に対向する位置に支柱26が形
成され、この支柱26の上端面にターンテーブル14の
回転位置を検出する磁気センサ27が取り付けられ、こ
の磁気センサ27に対向するターンテーブル14の下面
に支柱26に対向する軌跡上における中心点を挟んで点
対称位置に一対の支柱28が形成され、これら支柱28
の下端面に永久磁石29が配設されている。
【0025】そして、ターンテーブル14を回転駆動す
るベクトルインバータモータ8、回転駆動機構15oの
電動モータ15r、搬送停止位置を規制するエアシリン
ダ17及び端面保持部材19を昇降させるエアシリンダ
20a,20bが例えばプログラマブルコントローラ3
0によってシーケンス制御される。このプログラマブル
コントローラ30には、磁気センサ27の検出信号及び
パレット2が搬送停止位置を規制するエアシリンダ17
のピストンロッド17a位置に達したことを検出する発
光素子31aと受光素子31bとで構成される停止位置
センサ31の検出信号が入力され、これらに基づいてベ
クトルインバータモータ8、電動モータ15r及びエア
シリンダ17、20a,20bを駆動制御する。
【0026】次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、ターンテーブル14が停止位置規制機構25によっ
て図2示す所定の停止位置に停止されており、ターンテ
ーブル14に配設されたチェーンコンベヤ15上にパレ
ット2が載置されていないものとする。この状態から、
ケース体1の挿通窓3Rに隣接する外部のパレット洗浄
装置から洗浄液で洗浄したパレット2をケース体1内に
受け入れるには、先ず、搬送停止位置を規制するエアシ
リンダ17のピストンロッド17aを伸長させて、その
先端をパレット2の搬送通路まで降下させると共に、端
面保持機構19を昇降させるエアシリンダ20a,20
bのピストンロッド20c,20dを伸長させて、端面
保持機構19を係合爪19gがパレット2の搬送通路か
ら上方に離間する退避位置に移動させる。
【0027】この状態で、回転駆動機構15oのロッド
レスシリンダ15pの移動台15qを前進させて、連結
クラッチ15m及び15tを連結する。そして、隣接す
るパレット洗浄装置から洗浄後の水滴が滴るパレット2
がチェーンコンベヤ15上に移送される状態となるか又
はその前に電動モータ15rを回転駆動してチェーンコ
ンベヤ15をパレット2を左方向に搬送するように回転
駆動する。
【0028】これによってパレット2がチェーンコンベ
ヤ15に受け渡されたときに、パレット2が左方向に搬
送され、その先端が搬送停止位置を規制するエアシリン
ダ17のピストンロッド17aに当接する状態となる
と、これが停止位置センサ31によって検出されるの
で、プログラマブルコントローラ30によってエアシリ
ンダ20a,20bのピストンロッド20c,20dが
下降され、これによって端面保持機構19の係合爪19
gがパレット2の左右端面に夫々係合し、パレット2の
四方がサイドガイド部材18a及び18b及び端面保持
機構19によって保持される。
【0029】次いで、搬送停止位置を規制するエアシリ
ンダ17のピストンロッド17aが収縮されると共に、
回転駆動機構15oのロッドレスシリンダ15pの移動
台15qが後方に後退されて、連結クラッチ15tがパ
レット2やサイドガイド部材18a,18bに接触しな
い位置に退避される。この退避が完了すると、プログラ
マブルコントローラ30によってベクトルインバータモ
ータ8が図5に示す回転駆動パターンで回転駆動され
る。すなわち、先ず、例えば最初の3秒間で遠心脱水に
必要な回転数300rpmまで増速され、回転数300
rpmに達すると、この状態を例えば12秒間維持した
後、3秒間の減速処理によって低速回転数例えば30r
pmまで減速し、この状態を例えば1秒維持した後、磁
気センサ27から検出信号が得られた時点でベクトルイ
ンバータモータ8の通電を停止すると共に、回転停止機
構25のエアシリンダ25aのピストンロッド25bを
伸長させて抑え板15cを支持板19cの一辺に当接す
ることにより、端面保持機構19を介してターンテーブ
ル14を強制的に停止させる。
【0030】このように、パレット2を遠心脱水する際
に、ターンテーブル14や端面保持機構19が比重の小
さいポリアセタールで形成されているので、慣性力GD
2 を小さくすることが可能となり、安価な低容量のモー
タでターンテーブル14の加速及び減速制御を容易に行
うことができる。また、遠心脱水時に、パレット2はチ
ェーンコンベヤ15上に載置され、且つ係合爪15g及
びサイドガイド機構18a,18bで保持されているの
で、パレット2とその保持部材との接触面積が小さくて
済み、パレット2に付着している水滴を確実に円周方向
に吹き飛ばすことができ、遠心脱水を効果的に行うこと
ができる。因みに、搬送手段としてローラコンベヤを適
用する場合には、パレット2との接触面積が広くなって
水切り量が少なくなると共に、ターンテーブル14上の
重量が増加することにより、大きな駆動力を必要とす
る。
【0031】この吹き飛ばされた水滴は、ケース体2の
内周面に達し、これを伝って流下して水受け皿21に受
けられて、外部に排出される。一方、ターンテーブル1
4が回転駆動されて、パレット2が回転状態となると、
パレット2が方形状であるので、大きな空気の渦流が発
生することになるが、ターンテーブル14の上方に3カ
所の空気抜き窓22a〜22bが形成され、ここから空
気が外部に排出されることにより、空気抵抗を減少させ
て、小さい駆動力でターンテーブル14を回転させるこ
とができる。しかも、空気抜き窓22a〜22bには、
多数の透孔を有するパンチングメタル22f,22gが
配設されているので、水滴はパンチングメタル22f,
22gで遮られて、空気のみが排出されることになり、
水滴が外部に飛散することを確実に防止することができ
る。
【0032】さらに、ターンテーブル14を停止させる
際に、ターンテーブル14の回転速度が所定速度以下の
低速状態となったときに回転停止機構25によって強制
的に停止させるようにしているので、ターンテーブル1
4の回転位置を検出して連結クラッチ14m又は14n
が連結クラッチ15tに対向する位置に正確に停止させ
るための位置決め制御をモータ側で行う必要がなく、こ
の点でも安価なモータを適用することができる。
【0033】そして、ターンテーブルの停止状態で、エ
アシリンダ20a,20bのピストンロッド20c,2
0dを伸長させて、端面保持機構19を上方の退避位置
まで上昇させ、係合爪19gによるパレット2の保持状
態を解除する。このターンテーブルの停止状態では、図
2に示すように、チェーンコンベヤ15の連結クラッチ
15m又は15nが回転駆動機構15oの連結クラッチ
15tに対向することになる。したがって、先ず、エア
シリンダ5Lのピストンロッドが収縮されて開閉扉4L
が開状態となって挿通窓3Lが開放され、この状態で、
ロッドレスシリンダ15pの移動台15qが前進され
て、連結クラッチ15tが連結クラッチ15m又は15
nに連結し、この状態で電動モータ15rが回転駆動さ
れることにより、チェーンコンベヤ15が回転駆動され
て、パレット2が挿通窓3Lを通じて後工程のパレット
を自動的に1枚ごとに段積みするスタッカー装置に受け
渡すと同時に、停止位置センサ31でパレット2を検出
しない状態となったとき即ちパレット2がスタッカー装
置側に送り出されたときに、前述したように、搬送停止
位置を規制するエアシリンダ17のピストンロッド17
aを伸長させて、その先端をパレット2の搬送通路まで
降下させる。
【0034】この状態で、前工程の洗浄装置から新たな
パレット2を受け取って、これを搬送停止位置まで搬送
し、搬送停止位置に達すると、エアシリンダ20a,2
0bのピストンロッド20c,20dを収縮させて、端
面保持機構19を保持位置に下降させ、パレット2の左
右端面を係合爪19gで保持した後に、回転駆動機構1
5oのロッドレスシリンダ15pの移動台15qを後方
に移動させて連結リンク15tをパレット2に接触しな
い退避位置に後退させると共に、回転停止機構25のエ
アシリンダ25aのピストンロッド25bを収縮させ
て、抑え板25cを支持板19cに接触しない退避位置
に退避させてからベクトルインバータモータ8を回転駆
動して遠心脱水を開始する。
【0035】以後、上記と同様の動作が繰り返されて、
洗浄装置から受け入れたパレット2を遠心脱水してから
スタッカー装置に送り出す。なお、上記実施形態におい
ては、端面保持機構19をターンテーブル14の下側で
支持するようにした場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、図6に示すように、ケース体1
の上面板にエアシリンダ31を配設し、このエアシリン
ダ31で2本のガイド部材32で上下に摺動自在に案内
された支持板33を昇降し、この支持板33に回転自在
に回転軸34を取り付け、この回転軸の下端に支持板3
5を取り付け、この支持板35にパレット2の左右端面
に係合する係合爪36を設けるようにしてもよい。
【0036】また、上記実施形態においては、ターンテ
ーブル14及び端面保持機構19をポリアセタールで製
作する場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、比重が小さく且つ引張強度が大きい他のFR
P又はカーボンケプラー材等の合成樹脂材を使用するよ
うにしてもよいことは言うまでもない。さらに、上記実
施形態においては、回転停止機構25の抑え板25cを
端面支持機構19の支持板19cに当接させることによ
り、ターンテーブル14の回転を停止させる場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、ターン
テーブル14の弦14a,14bに回転停止機構25の
抑え板25cを当接させて停止させるようにしてもよ
い。
【0037】さらにまた、上記実施形態においては、タ
ーンテーブル14の回転中のフェイルセーフ機能につい
ては格別考慮していないが、ターンテーブル14の回転
中におけるパレット2の水平面内の位置ずれや上方への
移動をそれぞれ例えば所定間隔を保って対向配設された
発光素子及び受光素子で構成される光電センサで監視
し、水平面内の位置ずれや上方への移動を検出したとき
に、ターンテーブル14の回転を停止させることによ
り、より安全性を向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ターンテーブル上にチェーンコンベヤを配
置し、このチェーンコンベヤ上にパレットを支持し、こ
のパレットを位置決め保持手段で位置決め保持した状態
で、ターンテーブルを回転駆動源で高速回転駆動するこ
とにより、位置決め保持状態でパレットとこれを支持す
るチェーンコンベヤとの接触面積が極めて少ないことに
より、パレットに残留している洗浄液を全て吹き飛ば
し、短時間で残留水滴を完全に除去することができると
いう効果が得られる。
【0039】また、請求項2に係る発明によれば、ター
ンテーブルが所定位置に停止している状態で、回転駆動
機構をチェーンコンベヤに連結することにより、チェー
ンコンベヤを回転駆動するので、回転駆動機構をターン
テーブル上に配置する必要がなく、ターンテーブルの質
量を小さくして、慣性力を小さくし、ターンテーブルの
回転駆動源を小型、低容量化することができるという効
果が得られる。
【0040】さらに、請求項3に係る発明によれば、ケ
ース体のターンテーブルの上面に対向する所定位置に空
気抜き窓が形成されているので、ターンテーブルが高速
回転駆動されることにより、生じる空気流を空気抜き窓
を介して外部に排出することができ、空気抵抗を減少さ
せて、回転駆動源の負荷を低減することができると共
に、水切り板によって水滴が外部に飛散することを確実
に防止することができるという効果が得られる。
【0041】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、ターンテーブル及び位置決め保持手段がポリアセタ
ール、FRP又はカーボンケプラー材等の合成樹脂材で
成形されているので、回転部分の質量を小さくして、回
転駆動源の負荷を低減させることができるという効果が
得られる。なおさらに、請求項5に係る発明によれば、
摺動機構で摺動体を退避位置に移動させた状態で、チェ
ーンコンベヤによってパレットをターンテーブルの中央
部の所定位置に搬送し、この状態で摺動機構で摺動体を
保持位置に移動させることにより、パレットの四方を案
内部材と係合片とで保持するので、パレットを確実に保
持して、円滑な遠心脱水を行うことができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すケース体を断面とし
た正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】サイドガイド部材を示す拡大図である。
【図5】ターンテーブルの回転駆動パターンを示す説明
図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示すケース体を断面と
した正面図である。
【符号の説明】
1 ケース体 2 パレット 6 減速機 8 ベクトルインバータモータ 10 回転軸 14 ターンテーブル 15 チェーンコンベヤ 15o回転駆動機構 16 位置決め機構 17 エアシリンダ 18 サイドガイド部材 19 端面保持機構 19g係合爪 20a,20b エアシリンダ 22a〜22c 空気抜き窓 22f,22g パンチングメタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 稔 東京都町田市高ヶ坂1869−12 (72)発明者 広木 正之 神奈川県茅ヶ崎市香川1013 (72)発明者 沢出 英喚 東京都港区芝浦4丁目16番25号 安全自動 車株式会社内 Fターム(参考) 4D057 AA00 AB01 AC00 AC05 AD01 AE01 BA43 CA05 CB04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液で洗浄したパレットを遠心脱水す
    るパレットの遠心脱水装置において、密閉ケース体内に
    回転自在に配設されたターンテーブルと、該ターンテー
    ブルを高速回転駆動する回転駆動源と、前記ターンテー
    ブル上に配設された前記パレットを搬送支持するチェー
    ンコンベヤと、該チェーンコンベア上のパレットを位置
    決め保持する位置決め保持手段とを備えたことを特徴と
    するパレットの遠心脱水装置。
  2. 【請求項2】 前記チェーンコンベヤは、前記ターンテ
    ーブルが所定位置に停止された状態で、ケース体内の固
    定部に進退自在に配設された回転駆動機構に連結されて
    回転駆動されるように構成されていることを特徴とする
    請求項1記載のパレットの遠心脱水装置。
  3. 【請求項3】 前記ケース体には、ターンテーブルの上
    面に対向する所定位置に多数の細孔が穿設された水切り
    板を配設した空気抜き窓が形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のパレットの遠心脱水装置。
  4. 【請求項4】 前記ターンテーブル及び位置決め保持手
    段は、比重が小さく、引張強度の大きいポリアセター
    ル、FRP、カーボンケプラー材等の合成樹脂材で成形
    されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
    記載のパレットの遠心脱水装置。
  5. 【請求項5】 前記位置決め保持手段は、前記ターンテ
    ーブルを支持する回転軸に形成したスプラインに外嵌す
    る摺動体と、該摺動体に固定されたターンテーブルに対
    して下方から対向する回転プレートと、該回転プレート
    に配設されたターンテーブルを貫通して前記パレットの
    搬送路外に延長する支柱と、該支柱の延長端に配設され
    た前記パレットの搬送方向両端に係合する係合片と、前
    記摺動体を前記係合片がパレットの搬送路より退避する
    退避位置及び係合片がパレットに係合する保持位置との
    間で摺動させる摺動機構と、前記ターンテーブル上に配
    設された前記パレットの側面を案内する案内部材とで構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載のパレットの遠心脱水装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3184184B2 (ja) 1999-06-14 2001-07-09 株式会社ニッパック物流 折畳み籠の遠心脱水装置
KR101072441B1 (ko) 2009-10-27 2011-10-11 (주)클레슨 건조 겸용 팔레트 세척기
CN117029393A (zh) * 2023-09-27 2023-11-10 哈尔滨岛田大鹏工业股份有限公司 一种用于动力总成零部件节能干燥机构
KR102667125B1 (ko) * 2023-09-13 2024-05-20 한시스템 주식회사 개인화기 탈수 장치
US12535270B2 (en) * 2022-09-13 2026-01-27 Jiangsu Sea-Lion Machinery Co., Ltd. Mattress centrifugal dehydration device

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