JP2000218751A - 化粧シート及びその製造方法 - Google Patents
化粧シート及びその製造方法Info
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- JP2000218751A JP2000218751A JP11023390A JP2339099A JP2000218751A JP 2000218751 A JP2000218751 A JP 2000218751A JP 11023390 A JP11023390 A JP 11023390A JP 2339099 A JP2339099 A JP 2339099A JP 2000218751 A JP2000218751 A JP 2000218751A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼却などするときに塩化水素ガス等の有害な
ガスを可能な限り抑えることができ、かつ、発泡樹脂層
がオレフィン系熱可塑性樹脂からなるにもかかわらず耐
候性に優れ、従来の塩ビ化粧シートと同等な接着強度を
有し、また、耐磨耗性、耐薬品性、耐汚染性等に優れた
美麗な印刷絵柄と凹凸模様を有する意匠性に優れた比較
的低コストな化粧シート及びその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。 【解決手段】 紙からなる基材層と、発泡剤、ラジカル
捕捉剤、無機充填剤およびオレフィン系熱可塑性樹脂を
主体とする発泡樹脂層と、絵柄層とが順次設けられると
共に、前記絵柄層側から前記発泡樹脂層にかけて凹凸模
様が施されていることを特徴とする化粧シート。
ガスを可能な限り抑えることができ、かつ、発泡樹脂層
がオレフィン系熱可塑性樹脂からなるにもかかわらず耐
候性に優れ、従来の塩ビ化粧シートと同等な接着強度を
有し、また、耐磨耗性、耐薬品性、耐汚染性等に優れた
美麗な印刷絵柄と凹凸模様を有する意匠性に優れた比較
的低コストな化粧シート及びその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。 【解決手段】 紙からなる基材層と、発泡剤、ラジカル
捕捉剤、無機充填剤およびオレフィン系熱可塑性樹脂を
主体とする発泡樹脂層と、絵柄層とが順次設けられると
共に、前記絵柄層側から前記発泡樹脂層にかけて凹凸模
様が施されていることを特徴とする化粧シート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋等の壁や天井
等に貼る化粧シートに関し、更に詳しくは、意匠性に優
れると共に環境に優しい化粧シートおよびその製造方法
に関するものである。
等に貼る化粧シートに関し、更に詳しくは、意匠性に優
れると共に環境に優しい化粧シートおよびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙基材の上に塩化ビニル樹脂層を
形成すると共に、この塩化ビニル樹脂層上に絵柄層を設
け、前記塩化ビニル樹脂層を発泡させるなどして凹凸模
様を施した、いわゆる塩ビ壁紙(塩ビ化粧シート)が広
く利用されている。しかし、この塩ビ化粧シートは焼却
処分をすると、焼却時に塩化水素ガス等の有害なガスを
発生するために、一般の焼却炉では焼却処分ができない
といった廃材処理の問題や、火災時にはこの塩化水素ガ
ス等の有害なガスを吸引することによる中毒といった問
題があり、この塩ビ化粧シートに代わる化粧シートが望
まれるようになってきた。
形成すると共に、この塩化ビニル樹脂層上に絵柄層を設
け、前記塩化ビニル樹脂層を発泡させるなどして凹凸模
様を施した、いわゆる塩ビ壁紙(塩ビ化粧シート)が広
く利用されている。しかし、この塩ビ化粧シートは焼却
処分をすると、焼却時に塩化水素ガス等の有害なガスを
発生するために、一般の焼却炉では焼却処分ができない
といった廃材処理の問題や、火災時にはこの塩化水素ガ
ス等の有害なガスを吸引することによる中毒といった問
題があり、この塩ビ化粧シートに代わる化粧シートが望
まれるようになってきた。
【0003】そこで、塩化ビニル樹脂層を含まない、す
なわち、塩化ビニル樹脂層に代えてアクリル系樹脂やオ
レフィン系樹脂等からなる非塩ビの樹脂層を設けた非塩
ビ化粧シートが用いられるようになってきた。この非塩
ビ化粧シートは、一般的に紙基材上に非塩ビの樹脂から
なる発泡樹脂層、絵柄層を順次設けた構成からなるもの
であって、製造方法としては、たとえば、紙基材に、
発泡剤を含有したアクリル系樹脂やオレフィン系樹脂等
の非塩ビの樹脂からなる水性エマルジョンを塗工乾燥し
て非塩ビの樹脂層を設け、この非塩ビの樹脂層上に絵柄
層を設けて後に加熱発泡炉で前記非塩ビの樹脂層を発泡
させると共に、前記絵柄層から前記発泡させた非塩ビの
樹脂層にかけてエンボス加工を施して凹凸模様を付ける
方法、あるいは、紙基材に、発泡剤を含有したアクリ
ル系樹脂やオレフィン系樹脂等からなる非塩ビの樹脂を
周知のTダイ押し出し法で押し出して非塩ビの樹脂層を
設け、この非塩ビの樹脂層上に絵柄層を設けて後に加熱
発泡炉で前記非塩ビの樹脂層を発泡させると共に、前記
絵柄層から前記発泡させた非塩ビの樹脂層にかけてエン
ボス加工を施して凹凸模様を付ける方法等がある。
なわち、塩化ビニル樹脂層に代えてアクリル系樹脂やオ
レフィン系樹脂等からなる非塩ビの樹脂層を設けた非塩
ビ化粧シートが用いられるようになってきた。この非塩
ビ化粧シートは、一般的に紙基材上に非塩ビの樹脂から
なる発泡樹脂層、絵柄層を順次設けた構成からなるもの
であって、製造方法としては、たとえば、紙基材に、
発泡剤を含有したアクリル系樹脂やオレフィン系樹脂等
の非塩ビの樹脂からなる水性エマルジョンを塗工乾燥し
て非塩ビの樹脂層を設け、この非塩ビの樹脂層上に絵柄
層を設けて後に加熱発泡炉で前記非塩ビの樹脂層を発泡
させると共に、前記絵柄層から前記発泡させた非塩ビの
樹脂層にかけてエンボス加工を施して凹凸模様を付ける
方法、あるいは、紙基材に、発泡剤を含有したアクリ
ル系樹脂やオレフィン系樹脂等からなる非塩ビの樹脂を
周知のTダイ押し出し法で押し出して非塩ビの樹脂層を
設け、この非塩ビの樹脂層上に絵柄層を設けて後に加熱
発泡炉で前記非塩ビの樹脂層を発泡させると共に、前記
絵柄層から前記発泡させた非塩ビの樹脂層にかけてエン
ボス加工を施して凹凸模様を付ける方法等がある。
【0004】しかし、いずれの方法で製造するにして
も、アクリル系樹脂はコストが高い上に耐薬品性に劣る
という問題があり、オレフィン系樹脂は耐汚染性におい
ては優れるものの耐候性が悪いという問題、すなわち、
屋外からの日光に暴露されると、前記オレフィン系樹脂
が劣化するために、前記オレフィン系樹脂と隣接する各
層との層間接着強度が経時的に低下するという問題があ
り、発泡樹脂層に塩化ビニル樹脂を用いた従来の塩ビ化
粧シートとは見劣りするものであった。
も、アクリル系樹脂はコストが高い上に耐薬品性に劣る
という問題があり、オレフィン系樹脂は耐汚染性におい
ては優れるものの耐候性が悪いという問題、すなわち、
屋外からの日光に暴露されると、前記オレフィン系樹脂
が劣化するために、前記オレフィン系樹脂と隣接する各
層との層間接着強度が経時的に低下するという問題があ
り、発泡樹脂層に塩化ビニル樹脂を用いた従来の塩ビ化
粧シートとは見劣りするものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、焼却などするときに塩化水素ガス等の有害なガ
スの発生を可能な限り抑えることができ、かつ、発泡樹
脂層がオレフィン系樹脂からなるにもかかわらず耐候性
に優れ、従来の塩ビ化粧シートと同等な接着強度を有
し、また、耐磨耗性、耐薬品性、耐汚染性等に優れた美
麗な印刷絵柄と凹凸模様を有する意匠性に優れた比較的
低コストな化粧シート及びその製造方法を提供すること
である。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、焼却などするときに塩化水素ガス等の有害なガ
スの発生を可能な限り抑えることができ、かつ、発泡樹
脂層がオレフィン系樹脂からなるにもかかわらず耐候性
に優れ、従来の塩ビ化粧シートと同等な接着強度を有
し、また、耐磨耗性、耐薬品性、耐汚染性等に優れた美
麗な印刷絵柄と凹凸模様を有する意匠性に優れた比較的
低コストな化粧シート及びその製造方法を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく種々研究した結果、請求項1記載
の本発明の化粧シートは、紙からなる基材層と、発泡
剤、ラジカル捕捉剤、無機充填剤およびオレフィン系熱
可塑性樹脂を主体とする発泡樹脂層と、絵柄層とが順次
設けられると共に、前記絵柄層側から前記発泡樹脂層に
かけて凹凸模様が施されていることを特徴とするもので
ある。このように構成することにより、焼却などすると
きに塩化水素ガス等の有害なガスの発生を可能な限り抑
えることができ、また、オレフィン系熱可塑性樹脂から
なる発泡樹脂層が経時的に劣化することなく、その結果
前記発泡樹脂層と前記発泡樹脂層と隣接する各層との層
間接着強度が従来の塩ビ化粧シートに比べて遜色のない
非塩ビ化粧シートを得ることができる。
な問題点を解決すべく種々研究した結果、請求項1記載
の本発明の化粧シートは、紙からなる基材層と、発泡
剤、ラジカル捕捉剤、無機充填剤およびオレフィン系熱
可塑性樹脂を主体とする発泡樹脂層と、絵柄層とが順次
設けられると共に、前記絵柄層側から前記発泡樹脂層に
かけて凹凸模様が施されていることを特徴とするもので
ある。このように構成することにより、焼却などすると
きに塩化水素ガス等の有害なガスの発生を可能な限り抑
えることができ、また、オレフィン系熱可塑性樹脂から
なる発泡樹脂層が経時的に劣化することなく、その結果
前記発泡樹脂層と前記発泡樹脂層と隣接する各層との層
間接着強度が従来の塩ビ化粧シートに比べて遜色のない
非塩ビ化粧シートを得ることができる。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載する化粧シートにおいて、前記基材層と前記発泡
樹脂層との層間、および/または、前記発泡樹脂層と前
記絵柄層との層間に接着剤層が設けられていることを特
徴とするものである。このように構成することにより、
より一層前記発泡樹脂層と前記発泡樹脂層と隣接する各
層との層間接着強度を強いものとすることができる。
に記載する化粧シートにおいて、前記基材層と前記発泡
樹脂層との層間、および/または、前記発泡樹脂層と前
記絵柄層との層間に接着剤層が設けられていることを特
徴とするものである。このように構成することにより、
より一層前記発泡樹脂層と前記発泡樹脂層と隣接する各
層との層間接着強度を強いものとすることができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項
1、2のいずれかに記載する化粧シートにおいて、前記
絵柄層上にイソシアネート基を有する樹脂からなる保護
層が設けられていることを特徴とするものである。この
ように構成することにより、耐磨耗性、耐薬品性、耐汚
染性等に一層優れた化粧シートとすることができる。
1、2のいずれかに記載する化粧シートにおいて、前記
絵柄層上にイソシアネート基を有する樹脂からなる保護
層が設けられていることを特徴とするものである。この
ように構成することにより、耐磨耗性、耐薬品性、耐汚
染性等に一層優れた化粧シートとすることができる。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載する化粧シートにおいて、前記発
泡樹脂層を構成する前記オレフィン系熱可塑性樹脂がエ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなり、該エチレン
−酢酸ビニル共重合体樹脂のエチレン比率が10〜40重量
%であって、かつ、ガラス転移点(Tg)が−15〜+10
°Cであることを特徴とするものである。このように構
成することにより、印刷インキとの接着性が良好で、か
つ、前記基材層に発泡樹脂層を形成する組成物を塗工し
たものを巻き取った時にブロッキングすることがない発
泡樹脂層を得ることができる。
〜3のいずれかに記載する化粧シートにおいて、前記発
泡樹脂層を構成する前記オレフィン系熱可塑性樹脂がエ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなり、該エチレン
−酢酸ビニル共重合体樹脂のエチレン比率が10〜40重量
%であって、かつ、ガラス転移点(Tg)が−15〜+10
°Cであることを特徴とするものである。このように構
成することにより、印刷インキとの接着性が良好で、か
つ、前記基材層に発泡樹脂層を形成する組成物を塗工し
たものを巻き取った時にブロッキングすることがない発
泡樹脂層を得ることができる。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載する化粧シートにおいて、前記化
粧シートを構成する各層の中で、少なくとも前記基材
層、前記発泡樹脂層、前記保護層には塩素を有する物質
が含まれいていないことを特徴とするものである。この
ように構成することにより、塩化水素ガス等の有害なガ
スの発生を可能な限り抑えることができる。
〜3のいずれかに記載する化粧シートにおいて、前記化
粧シートを構成する各層の中で、少なくとも前記基材
層、前記発泡樹脂層、前記保護層には塩素を有する物質
が含まれいていないことを特徴とするものである。この
ように構成することにより、塩化水素ガス等の有害なガ
スの発生を可能な限り抑えることができる。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
に記載する化粧シートにおいて、前記発泡剤がカプセル
発泡剤であることを特徴とするものである。このように
構成することにより均一な発泡セルからなる発泡樹脂層
を容易に形成することができる。
に記載する化粧シートにおいて、前記発泡剤がカプセル
発泡剤であることを特徴とするものである。このように
構成することにより均一な発泡セルからなる発泡樹脂層
を容易に形成することができる。
【0012】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
に記載する化粧シートにおいて、前記ラジカル捕捉剤が
ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤であることを特徴と
するものである。このように構成することにより、発泡
樹脂層の耐候性が向上し、黄変や劣化を防止することが
できる。
に記載する化粧シートにおいて、前記ラジカル捕捉剤が
ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤であることを特徴と
するものである。このように構成することにより、発泡
樹脂層の耐候性が向上し、黄変や劣化を防止することが
できる。
【0013】また、請求項8に記載の発明の化粧シート
の製造方法は、紙からなる基材層上に加熱溶融した発泡
剤、ラジカル捕捉剤、無機充填剤およびオレフィン系熱
可塑性樹脂を主体とする組成物を押出機により押し出し
て積層し、積層した前記組成物上に絵柄層を印刷して後
に、加熱発泡炉で前記組成物を発泡させて発泡樹脂層を
形成すると共に、前記絵柄層側からエンボス版で凹凸を
施して後に冷却することにより、前記絵柄層から前記発
泡樹脂層にかけて凹凸模様を形成することを特徴とする
ものである。このように製造することにより、前記組成
物を水性エマルジョン化して前記基材層上に塗工して発
泡樹脂層を形成する方法に比べて、前記水性エマルジョ
ンを乾燥させるための乾燥工程が不要になると共に、塗
工時の水の影響による前記基材層の伸縮を防止すること
ができる。
の製造方法は、紙からなる基材層上に加熱溶融した発泡
剤、ラジカル捕捉剤、無機充填剤およびオレフィン系熱
可塑性樹脂を主体とする組成物を押出機により押し出し
て積層し、積層した前記組成物上に絵柄層を印刷して後
に、加熱発泡炉で前記組成物を発泡させて発泡樹脂層を
形成すると共に、前記絵柄層側からエンボス版で凹凸を
施して後に冷却することにより、前記絵柄層から前記発
泡樹脂層にかけて凹凸模様を形成することを特徴とする
ものである。このように製造することにより、前記組成
物を水性エマルジョン化して前記基材層上に塗工して発
泡樹脂層を形成する方法に比べて、前記水性エマルジョ
ンを乾燥させるための乾燥工程が不要になると共に、塗
工時の水の影響による前記基材層の伸縮を防止すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】上記の本発明について、図面等を
用いて以下に更に詳しく説明する。まず、図1は本発明
の化粧シートの第1の実施形態の層構成図、図2は本発
明の化粧シートの第2の実施形態の層構成図である。図
中の1,11は化粧シート、2は紙基材、3は発泡樹脂
層、4は印刷絵柄層、5は保護層、6は凹凸模様をそれ
ぞれ示す。
用いて以下に更に詳しく説明する。まず、図1は本発明
の化粧シートの第1の実施形態の層構成図、図2は本発
明の化粧シートの第2の実施形態の層構成図である。図
中の1,11は化粧シート、2は紙基材、3は発泡樹脂
層、4は印刷絵柄層、5は保護層、6は凹凸模様をそれ
ぞれ示す。
【0015】図1は本発明の化粧シートの第1の実施形
態の層構成図を示したものであり、本発明の化粧シート
1は、紙基材2上にカプセル発泡剤、ラジカル捕捉剤、
充填剤およびオレフィン系熱可塑性樹脂を主体とする発
泡樹脂層3を形成し、該発泡樹脂層3上に絵柄層4を形
成し、前記絵柄層4から前記発泡樹脂層3にかけて凹凸
模様6を施したものである。
態の層構成図を示したものであり、本発明の化粧シート
1は、紙基材2上にカプセル発泡剤、ラジカル捕捉剤、
充填剤およびオレフィン系熱可塑性樹脂を主体とする発
泡樹脂層3を形成し、該発泡樹脂層3上に絵柄層4を形
成し、前記絵柄層4から前記発泡樹脂層3にかけて凹凸
模様6を施したものである。
【0016】本発明に用いる前記紙基材2としては、ス
ルファニルグアナジンや燐酸グアニジンなどの水溶性難
燃剤を含浸させたパルプ主体の難燃紙、あるいは、水酸
化アルミニウムや水酸化マグネシウムなどの無機質剤を
混抄した無機質紙など、通常壁紙用裏打紙といわれるも
のを用いることができ、その坪量としては50〜300 g/m2
が適当である。
ルファニルグアナジンや燐酸グアニジンなどの水溶性難
燃剤を含浸させたパルプ主体の難燃紙、あるいは、水酸
化アルミニウムや水酸化マグネシウムなどの無機質剤を
混抄した無機質紙など、通常壁紙用裏打紙といわれるも
のを用いることができ、その坪量としては50〜300 g/m2
が適当である。
【0017】次に、本発明の発泡樹脂層3は、少なくと
も光安定剤としてのラジカル捕捉剤とカプセル発泡剤と
無機充填剤とを混合したオレフィン系熱可塑性樹脂から
なり、該オレフィン系熱可塑性樹脂を周知のTダイ押し
出し法で前記紙基材上に押し出して後に加熱発泡炉で発
泡させるなり、あるいは、前記オレフィン系熱可塑性樹
脂をエマルジョンタイプの溶液として前記紙基材上に塗
工し乾燥して後に加熱発泡炉で発泡させるなりして設け
ることができる。
も光安定剤としてのラジカル捕捉剤とカプセル発泡剤と
無機充填剤とを混合したオレフィン系熱可塑性樹脂から
なり、該オレフィン系熱可塑性樹脂を周知のTダイ押し
出し法で前記紙基材上に押し出して後に加熱発泡炉で発
泡させるなり、あるいは、前記オレフィン系熱可塑性樹
脂をエマルジョンタイプの溶液として前記紙基材上に塗
工し乾燥して後に加熱発泡炉で発泡させるなりして設け
ることができる。
【0018】本発明の発泡樹脂層3に用いるオレフィン
系熱可塑性樹脂としては、たとえば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリイソ
プレン等のポリオレフィンの1種ないしエチレン、プロ
ピレン、ブテン、ブタジエン、イソプレン等のオレフィ
ンの2種以上の共重合体、あるいは、炭素数が4以上の
αオレフィンの共重合体(線状低密度ポリエチレン)、
あるいは、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン
−メタクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物、あるいは、これらの混合樹脂を用いること
ができる。ここで発泡樹脂層3をオレフィン系熱可塑性
樹脂に限定したのは、従来の塩ビ化粧シートと同等な柔
軟性、低温での加工性、意匠性を有し、耐薬品性、耐溶
剤性、耐汚染性においては従来の塩ビ化粧シートに優れ
ると共に、比較的低コストな化粧シートとすることがで
きるためである。なお、上記オレフィン系熱可塑性樹脂
の中でも、特にエチレン比率が10〜40重量%で、ガラス
転移点が−15〜+10℃であるエチレン−酢酸ビニル共重
合体が加工性、印刷インキとの接着性において優れるた
めに好適である。
系熱可塑性樹脂としては、たとえば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリイソ
プレン等のポリオレフィンの1種ないしエチレン、プロ
ピレン、ブテン、ブタジエン、イソプレン等のオレフィ
ンの2種以上の共重合体、あるいは、炭素数が4以上の
αオレフィンの共重合体(線状低密度ポリエチレン)、
あるいは、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン
−メタクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物、あるいは、これらの混合樹脂を用いること
ができる。ここで発泡樹脂層3をオレフィン系熱可塑性
樹脂に限定したのは、従来の塩ビ化粧シートと同等な柔
軟性、低温での加工性、意匠性を有し、耐薬品性、耐溶
剤性、耐汚染性においては従来の塩ビ化粧シートに優れ
ると共に、比較的低コストな化粧シートとすることがで
きるためである。なお、上記オレフィン系熱可塑性樹脂
の中でも、特にエチレン比率が10〜40重量%で、ガラス
転移点が−15〜+10℃であるエチレン−酢酸ビニル共重
合体が加工性、印刷インキとの接着性において優れるた
めに好適である。
【0019】また、本発明の発泡樹脂層3には、紫外線
による該発泡樹脂層3の劣化を防止し、耐候性を向上さ
せる目的で、光安定剤としてラジカル捕捉剤が添加され
ている。オレフィン系熱可塑性樹脂は、太陽光(紫外
線)により経時的に劣化する性質があり、これを防ぐた
めに添加されている。このラジカル捕捉剤としては、ヒ
ンダードアミン系ラジカル捕捉剤が好ましい。この理由
としては、ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤は、テト
ラアルキルピペリジンを母核に持ち、紫外線で発生する
ラジカルを捕捉するラジカル捕捉作用がある他に、ヒド
ロペルオキシド(ROOH)の不活性作用等の各種作用
機構によりその効果が発揮されると推定されており、多
機能の安定剤として優れた性能が得られる。ヒンダード
アミン系ラジカル捕捉剤の具体例としては、ビス−
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケート、ビス−(N−メチル−2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス−(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバ
ケート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
リジル−トリデシル−1,2,3,4−ブタンテトラカ
ルボキシレート、テトラギス−(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート等の他に、たとえば、特公平4
−82625号公報に開示されている化合物などのヒン
ダードアミン系ラジカル捕捉剤を挙げることができる。
なお、このヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤の添加量
としては前記オレフィン系熱可塑性樹脂100 重量部に対
して0.01〜3.0 重量部添加するのが適当である。
による該発泡樹脂層3の劣化を防止し、耐候性を向上さ
せる目的で、光安定剤としてラジカル捕捉剤が添加され
ている。オレフィン系熱可塑性樹脂は、太陽光(紫外
線)により経時的に劣化する性質があり、これを防ぐた
めに添加されている。このラジカル捕捉剤としては、ヒ
ンダードアミン系ラジカル捕捉剤が好ましい。この理由
としては、ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤は、テト
ラアルキルピペリジンを母核に持ち、紫外線で発生する
ラジカルを捕捉するラジカル捕捉作用がある他に、ヒド
ロペルオキシド(ROOH)の不活性作用等の各種作用
機構によりその効果が発揮されると推定されており、多
機能の安定剤として優れた性能が得られる。ヒンダード
アミン系ラジカル捕捉剤の具体例としては、ビス−
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケート、ビス−(N−メチル−2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス−(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバ
ケート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
リジル−トリデシル−1,2,3,4−ブタンテトラカ
ルボキシレート、テトラギス−(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート等の他に、たとえば、特公平4
−82625号公報に開示されている化合物などのヒン
ダードアミン系ラジカル捕捉剤を挙げることができる。
なお、このヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤の添加量
としては前記オレフィン系熱可塑性樹脂100 重量部に対
して0.01〜3.0 重量部添加するのが適当である。
【0020】また、必要に応じて紫外線吸収剤を併用す
ることもできる。紫外線吸収剤として本発明では、分子
中にOH基を有する有機系の化合物を使用する。たとえ
ば、2−(2'−ヒドロキシ−3',5'−ジ−tert−ブ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2'−ヒドロキシ−3'−tert−ブチル−5'−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2'
−ヒドロキシ−3'−tert−アミル−5'−イソブチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2'
−ヒドロキシ−3'−イソブチル−5'−メチルフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキ
シ−3'−イソブチル−5'−プロピルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール等の2'−ヒドロキシフェニル−
5−クロロベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤類、2−
(2'−ヒドロキシ−3',5'−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5'
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等の2'−ヒドロ
キシフェニルベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤類、
2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェ
ノン、2,2',4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノ
ン等の2,2'−ジヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸
収剤類、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の2−ヒド
ロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤類、サリチル酸フ
ェニル、4−tert−ブチル−フェニル−サリシレー
ト等のサリチル酸エステル系紫外線吸収剤類、2−エチ
ル−ヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリ
レート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアク
リレート、オクチル−2−シアノ−3,3−ジフェニル
アクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤類
等を用いることができる。これら紫外線吸収剤の添加量
は、通常0.1 〜10重量%程度である。また、ラジカル捕
捉剤と併用して用いる場合、特に耐候性と耐熱水性との
両立の観点から、また、本発明の目的からして、紫外線
吸収剤として非塩素系のベンゾフェノン系、または、シ
アノアクリレート系が好適である。
ることもできる。紫外線吸収剤として本発明では、分子
中にOH基を有する有機系の化合物を使用する。たとえ
ば、2−(2'−ヒドロキシ−3',5'−ジ−tert−ブ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2'−ヒドロキシ−3'−tert−ブチル−5'−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2'
−ヒドロキシ−3'−tert−アミル−5'−イソブチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2'
−ヒドロキシ−3'−イソブチル−5'−メチルフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキ
シ−3'−イソブチル−5'−プロピルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール等の2'−ヒドロキシフェニル−
5−クロロベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤類、2−
(2'−ヒドロキシ−3',5'−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5'
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等の2'−ヒドロ
キシフェニルベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤類、
2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェ
ノン、2,2',4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノ
ン等の2,2'−ジヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸
収剤類、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等の2−ヒド
ロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤類、サリチル酸フ
ェニル、4−tert−ブチル−フェニル−サリシレー
ト等のサリチル酸エステル系紫外線吸収剤類、2−エチ
ル−ヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリ
レート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアク
リレート、オクチル−2−シアノ−3,3−ジフェニル
アクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤類
等を用いることができる。これら紫外線吸収剤の添加量
は、通常0.1 〜10重量%程度である。また、ラジカル捕
捉剤と併用して用いる場合、特に耐候性と耐熱水性との
両立の観点から、また、本発明の目的からして、紫外線
吸収剤として非塩素系のベンゾフェノン系、または、シ
アノアクリレート系が好適である。
【0021】また、本発明の発泡樹脂層3に用いる発泡
剤としては、低沸点の炭化水素を内包した熱膨張型カプ
セル発泡剤が好適である。この理由としては、熱膨張型
カプセル発泡剤は、その膨張温度がほぼ一定していると
共に、膨張率もほぼ一定であり、均一な発泡セルからな
る発泡樹脂層を容易に形成することができるからであ
る。また、上記理由からTダイ押出機で発泡樹脂層を形
成する場合に好適である。前記熱膨張型カプセル発泡剤
のシェルの材質としては、塩化ビニリデン・アクリロニ
トリル共重合体、アクリロニトリル・アクリル系共重合
体、ニトリル系共重合体等を用いることができ、内包す
る低沸点の炭化水素としてはペンタン、イソペンタン、
ブタン、イソブタン、ノルマルヘキサン等を用いること
ができるが、環境に優しいこととTダイ押出機で押し出
すことを考慮するとシェル材質としては非塩素系のニト
リル系共重合体が適しており、また、内包する炭化水素
としてはペンタンが適している。また、本発明の発泡樹
脂層3に用いる発泡剤としては前記熱膨張型カプセル発
泡剤のほかに、アゾジカルボンアミド等のアゾ系化合物
の熱分解型発泡剤を用いることもできる。また、発泡剤
のオレフィン系熱可塑性樹脂に対する混合量は、要求さ
れる意匠性により適宜決めればよいが、概ね前記オレフ
ィン系熱可塑性樹脂100 重量部に対して0.5 〜15重量部
が適当である。
剤としては、低沸点の炭化水素を内包した熱膨張型カプ
セル発泡剤が好適である。この理由としては、熱膨張型
カプセル発泡剤は、その膨張温度がほぼ一定していると
共に、膨張率もほぼ一定であり、均一な発泡セルからな
る発泡樹脂層を容易に形成することができるからであ
る。また、上記理由からTダイ押出機で発泡樹脂層を形
成する場合に好適である。前記熱膨張型カプセル発泡剤
のシェルの材質としては、塩化ビニリデン・アクリロニ
トリル共重合体、アクリロニトリル・アクリル系共重合
体、ニトリル系共重合体等を用いることができ、内包す
る低沸点の炭化水素としてはペンタン、イソペンタン、
ブタン、イソブタン、ノルマルヘキサン等を用いること
ができるが、環境に優しいこととTダイ押出機で押し出
すことを考慮するとシェル材質としては非塩素系のニト
リル系共重合体が適しており、また、内包する炭化水素
としてはペンタンが適している。また、本発明の発泡樹
脂層3に用いる発泡剤としては前記熱膨張型カプセル発
泡剤のほかに、アゾジカルボンアミド等のアゾ系化合物
の熱分解型発泡剤を用いることもできる。また、発泡剤
のオレフィン系熱可塑性樹脂に対する混合量は、要求さ
れる意匠性により適宜決めればよいが、概ね前記オレフ
ィン系熱可塑性樹脂100 重量部に対して0.5 〜15重量部
が適当である。
【0022】また、本発明の発泡樹脂層3に用いる無機
充填剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、三酸化アンチモ
ン、酸化チタン等の無機物の1種ないし2種以上の混合
物を用いることができる。この無機充填剤を用いる理由
としては可燃性であるオレフィン系熱可塑性樹脂を難燃
性にするために必要であり、この無機充填剤の前記オレ
フィン系熱可塑性樹脂に対する混合量は、前記オレフィ
ン系熱可塑性樹脂100 重量部に対して少なくとも80重量
部は混合する必要がある。このように無機充填剤を混合
することにより、発泡樹脂層3に難燃性を付与すること
ができる。
充填剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、三酸化アンチモ
ン、酸化チタン等の無機物の1種ないし2種以上の混合
物を用いることができる。この無機充填剤を用いる理由
としては可燃性であるオレフィン系熱可塑性樹脂を難燃
性にするために必要であり、この無機充填剤の前記オレ
フィン系熱可塑性樹脂に対する混合量は、前記オレフィ
ン系熱可塑性樹脂100 重量部に対して少なくとも80重量
部は混合する必要がある。このように無機充填剤を混合
することにより、発泡樹脂層3に難燃性を付与すること
ができる。
【0023】また、本発明の発泡樹脂層3は、必要に応
じて顔料等を添加して着色しても構わない。この顔料添
加による着色は透明着色であってもよいし、また、不透
明(隠蔽)着色であっても構わない。
じて顔料等を添加して着色しても構わない。この顔料添
加による着色は透明着色であってもよいし、また、不透
明(隠蔽)着色であっても構わない。
【0024】次に、本発明の絵柄層4は、一般的にはグ
ラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、
転写シートからの転写印刷等周知の印刷法によりインキ
にて形成することができる。印刷絵柄としては、木目
柄、石目柄、布目柄、皮紋柄、幾何学図形、文字、記
号、あるいは、全面ベタ等の印刷絵柄がある。インキと
しては、ビヒクルとして、塩素化ポリエチレン、塩素化
ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステ
ル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタ
ン、アクリル、酢酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合体、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等を1種
ないし2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種
補助剤等を加えてインキ化(塗料化)したものを用いる
ことができるが、本発明の目的からしてポリエステル、
イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ア
クリル、酢酸ビニル、セルロース系樹脂、ポリアミド系
樹脂等の1種ないし2種以上混合した非塩素系樹脂が好
適である。
ラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、
転写シートからの転写印刷等周知の印刷法によりインキ
にて形成することができる。印刷絵柄としては、木目
柄、石目柄、布目柄、皮紋柄、幾何学図形、文字、記
号、あるいは、全面ベタ等の印刷絵柄がある。インキと
しては、ビヒクルとして、塩素化ポリエチレン、塩素化
ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステ
ル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタ
ン、アクリル、酢酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合体、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等を1種
ないし2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種
補助剤等を加えてインキ化(塗料化)したものを用いる
ことができるが、本発明の目的からしてポリエステル、
イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ア
クリル、酢酸ビニル、セルロース系樹脂、ポリアミド系
樹脂等の1種ないし2種以上混合した非塩素系樹脂が好
適である。
【0025】次に、本発明の凹凸模様6は、紙基材2/
発泡樹脂層3/絵柄層4からなるシートを加熱軟化さ
せ、エンボス版で加圧、賦形し、冷却固化して形成する
もので、その加工には周知の枚葉、あるいは、輪転式の
エンボス機が用いられる。凹凸模様の形状としては、木
目板導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチュア、梨
地、砂目、ヘアライン、万線条溝等がある。
発泡樹脂層3/絵柄層4からなるシートを加熱軟化さ
せ、エンボス版で加圧、賦形し、冷却固化して形成する
もので、その加工には周知の枚葉、あるいは、輪転式の
エンボス機が用いられる。凹凸模様の形状としては、木
目板導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチュア、梨
地、砂目、ヘアライン、万線条溝等がある。
【0026】図2は本発明の化粧シートの第2の実施形
態の層構成図を示したものであり、本発明の化粧シート
11は、図1で示した第1の実施形態の印刷絵柄層4上に
保護層5を設けた構成からなるものである。この保護層
5は、該保護層で被覆される印刷絵柄層4、発泡樹脂層
3などの各層を保護するために設けられるものであり、
第1の実施形態の化粧シート1に比べて尚一層良好な耐
磨耗性、耐薬品性、耐汚染性等を化粧シートに付与する
目的で設けられるものである。この保護層5はエポキシ
系樹脂でもある程度の効果を期待できるが、イソシアネ
ート基を有する樹脂を用いて形成する方がより好まし
い。この樹脂としては、2液硬化型ウレタン樹脂や1液
湿気硬化型ウレタン樹脂等が挙げられる。
態の層構成図を示したものであり、本発明の化粧シート
11は、図1で示した第1の実施形態の印刷絵柄層4上に
保護層5を設けた構成からなるものである。この保護層
5は、該保護層で被覆される印刷絵柄層4、発泡樹脂層
3などの各層を保護するために設けられるものであり、
第1の実施形態の化粧シート1に比べて尚一層良好な耐
磨耗性、耐薬品性、耐汚染性等を化粧シートに付与する
目的で設けられるものである。この保護層5はエポキシ
系樹脂でもある程度の効果を期待できるが、イソシアネ
ート基を有する樹脂を用いて形成する方がより好まし
い。この樹脂としては、2液硬化型ウレタン樹脂や1液
湿気硬化型ウレタン樹脂等が挙げられる。
【0027】前記2液硬化型ウレタン樹脂は、ポリオー
ルを主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とす
るウレタン樹脂である。ポリオールとしては、分子中に
2個以上の水酸基を有するもので、たとえば、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリル
ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポ
リオール、ポリカーボネートポリオール等が用いられ
る。また、イソシアネートとしては、分子中に2個以上
のイソシアネート基を有する多価イソシアネートが用い
られ、たとえば、2−4トリレンジイソシアネート、キ
シレンジイソシアネート、4−4ジフェニルメタンジイ
ソシアネート等の芳香族イソシアネート、あるいは、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加
ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(ないし
は脂環族)イソシアネートが用いられる。あるいは、上
記各種イソシアネートの付加体、または、多量体を用い
ることもできる。たとえば、トリレンジイソシアネート
の付加体、トリレンジイソシアネートの3量体等があ
る。
ルを主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とす
るウレタン樹脂である。ポリオールとしては、分子中に
2個以上の水酸基を有するもので、たとえば、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリル
ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポ
リオール、ポリカーボネートポリオール等が用いられ
る。また、イソシアネートとしては、分子中に2個以上
のイソシアネート基を有する多価イソシアネートが用い
られ、たとえば、2−4トリレンジイソシアネート、キ
シレンジイソシアネート、4−4ジフェニルメタンジイ
ソシアネート等の芳香族イソシアネート、あるいは、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加
ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(ないし
は脂環族)イソシアネートが用いられる。あるいは、上
記各種イソシアネートの付加体、または、多量体を用い
ることもできる。たとえば、トリレンジイソシアネート
の付加体、トリレンジイソシアネートの3量体等があ
る。
【0028】他方、1液湿気硬化型ウレタン樹脂は、分
子末端にイソシアネート基を有するプレポリマーを必須
成分とする組成物である。前記プレポリマーは、通常は
分子両末端に各イソシアネート基を1個以上有するポリ
イソシアネートプレポリマーであり、室温で固体の熱可
塑性樹脂の状態にあるものである。イソシアネート基同
士が空気中の水分により反応して鎖延長反応を起こし、
その結果、分子鎖中に尿素結合を有する反応物を生じ、
この尿素結合にさらに分子末端のイソシアネート基が反
応して、ビウレット結合を起こして分岐し架橋反応を起
こす。
子末端にイソシアネート基を有するプレポリマーを必須
成分とする組成物である。前記プレポリマーは、通常は
分子両末端に各イソシアネート基を1個以上有するポリ
イソシアネートプレポリマーであり、室温で固体の熱可
塑性樹脂の状態にあるものである。イソシアネート基同
士が空気中の水分により反応して鎖延長反応を起こし、
その結果、分子鎖中に尿素結合を有する反応物を生じ、
この尿素結合にさらに分子末端のイソシアネート基が反
応して、ビウレット結合を起こして分岐し架橋反応を起
こす。
【0029】分子末端にイソシアネート基を有するプレ
ポリマーの分子鎖の骨格構造は任意であるが、具体的に
はウレタン結合を有するポリウレタン骨格、エステル結
合を有するポリエステル骨格、ポリブタジエン骨格等で
あり、適宜これら1種ないし2種以上の骨格構造を採用
する。なお、分子鎖中にウレタン結合がある場合は、こ
のウレタン結合とも末端イソシアネート基が反応して、
アロファネート結合を生じ、このアロファネート結合に
よっても架橋反応を起こす。
ポリマーの分子鎖の骨格構造は任意であるが、具体的に
はウレタン結合を有するポリウレタン骨格、エステル結
合を有するポリエステル骨格、ポリブタジエン骨格等で
あり、適宜これら1種ないし2種以上の骨格構造を採用
する。なお、分子鎖中にウレタン結合がある場合は、こ
のウレタン結合とも末端イソシアネート基が反応して、
アロファネート結合を生じ、このアロファネート結合に
よっても架橋反応を起こす。
【0030】この保護層5の形成方法としては、2液硬
化型ウレタン樹脂、あるいは、1液湿気硬化型ウレタン
樹脂を溶液化したものを、周知のグラビア印刷法、ロー
ルコート法等の塗工方法で印刷絵柄層4上に塗工するこ
とにより形成することができるし、また、1液湿気硬化
型ウレタン樹脂の場合は加熱溶融した前記1液湿気硬化
型ウレタン樹脂を周知のロールコート法、押し出しコー
ト法等の塗工方法で印刷絵柄層4上に塗工することによ
り形成することができる。この保護層5の厚さとしては
ドライ時で0.5 〜100 μm、通常は1〜10μm程度であ
る。
化型ウレタン樹脂、あるいは、1液湿気硬化型ウレタン
樹脂を溶液化したものを、周知のグラビア印刷法、ロー
ルコート法等の塗工方法で印刷絵柄層4上に塗工するこ
とにより形成することができるし、また、1液湿気硬化
型ウレタン樹脂の場合は加熱溶融した前記1液湿気硬化
型ウレタン樹脂を周知のロールコート法、押し出しコー
ト法等の塗工方法で印刷絵柄層4上に塗工することによ
り形成することができる。この保護層5の厚さとしては
ドライ時で0.5 〜100 μm、通常は1〜10μm程度であ
る。
【0031】ところで、前記保護層5をエポキシ系樹脂
よりもイソシアネート基を有する樹脂で形成する方が好
ましい理由としては、前記保護層5で覆われて前記保護
層5より紙基材2側にくる層中に、分子中にOH基を有す
る有機系の紫外線吸収剤を用いることにより、紫外線吸
収剤が前記保護層5にしみ出てきても、紫外線吸収剤の
OH基と前記保護層5のイソシアネート基とがウレタン結
合し、前記保護層5中に捕捉されるので、紫外線吸収剤
が前記保護層5上へ経時的にしみ出て前記保護層5の表
面を汚染することを防止することができる。特に、有機
系の紫外線吸収剤がしみ出し易いオレフィン系樹脂の場
合に有効である。
よりもイソシアネート基を有する樹脂で形成する方が好
ましい理由としては、前記保護層5で覆われて前記保護
層5より紙基材2側にくる層中に、分子中にOH基を有す
る有機系の紫外線吸収剤を用いることにより、紫外線吸
収剤が前記保護層5にしみ出てきても、紫外線吸収剤の
OH基と前記保護層5のイソシアネート基とがウレタン結
合し、前記保護層5中に捕捉されるので、紫外線吸収剤
が前記保護層5上へ経時的にしみ出て前記保護層5の表
面を汚染することを防止することができる。特に、有機
系の紫外線吸収剤がしみ出し易いオレフィン系樹脂の場
合に有効である。
【0032】また、図示はしないが、前記紙基材2と前
記発泡剤層3との層間、および/または、前記発泡樹脂
層と前記絵柄層との層間に接着剤層を設けることもでき
る。この接着剤層に用いる樹脂としては、上記した2液
硬化型ウレタン樹脂ないし1液湿気硬化型ウレタン樹脂
が適当である。この接着剤層の形成方法としては、溶液
化したものを周知のグラビア印刷法、あるいは、ロール
コート法等の塗工法で塗工するなり、あるいは、1液湿
気硬化型ウレタン樹脂にあっては、加熱溶融した前記1
液湿気硬化型ウレタン樹脂を周知のロールコート法、押
し出しコート法等の塗工法で塗工することにより形成す
ることができる。この接着剤層の塗工量としては、ドラ
イ時で0.05〜10g/m2 が適当である。このように、前
記紙基材2と前記発泡剤層3との層間、および/また
は、前記発泡樹脂層と前記絵柄層との層間に接着剤層を
設けることにより、各層間の接着強度を一層強くするこ
とができる。また、この接着剤層についても設けた場合
には前記保護層5と同様に紫外線吸収剤を捕捉すること
は当然である。
記発泡剤層3との層間、および/または、前記発泡樹脂
層と前記絵柄層との層間に接着剤層を設けることもでき
る。この接着剤層に用いる樹脂としては、上記した2液
硬化型ウレタン樹脂ないし1液湿気硬化型ウレタン樹脂
が適当である。この接着剤層の形成方法としては、溶液
化したものを周知のグラビア印刷法、あるいは、ロール
コート法等の塗工法で塗工するなり、あるいは、1液湿
気硬化型ウレタン樹脂にあっては、加熱溶融した前記1
液湿気硬化型ウレタン樹脂を周知のロールコート法、押
し出しコート法等の塗工法で塗工することにより形成す
ることができる。この接着剤層の塗工量としては、ドラ
イ時で0.05〜10g/m2 が適当である。このように、前
記紙基材2と前記発泡剤層3との層間、および/また
は、前記発泡樹脂層と前記絵柄層との層間に接着剤層を
設けることにより、各層間の接着強度を一層強くするこ
とができる。また、この接着剤層についても設けた場合
には前記保護層5と同様に紫外線吸収剤を捕捉すること
は当然である。
【0033】また、本発明の化粧シートにあっては、光
安定剤としてのラジカル捕捉剤、あるいは、紫外線吸収
剤が発泡樹脂層以外の層、たとえば、絵柄層、保護層、
接着剤層等のいずれの層に添加されていても構わない。
安定剤としてのラジカル捕捉剤、あるいは、紫外線吸収
剤が発泡樹脂層以外の層、たとえば、絵柄層、保護層、
接着剤層等のいずれの層に添加されていても構わない。
【0034】また、本発明の化粧シートは前記保護層5
に抗菌剤を添加して抗菌性をもたせることもできる。前
記抗菌剤としては、たとえば、活性炭、活性アルミナ、
シリカゲル等の無機系吸着剤、ゼオライト、ヒドロキシ
アパタイト、燐酸ジルコニウム、燐酸チタン、チタン酸
カリウム、含水酸化ビスマス、含水酸化ジルコニウム、
ハイドロタルサイド等の無機イオン交換体に銀イオンま
たは銀イオンの他に銅イオン、亜鉛イオンを併用して担
持させた銀系抗菌剤、あるいは、抗菌性のある無機塩類
を酸化亜鉛粒子に化合させた酸化亜鉛化合物等の周知の
ものを挙げることができる。また、これら抗菌剤は、抗
菌剤の有効面積などから平均粒径が10μm以下、好まし
くは、0.01〜5μm程度のものが適当であり、その添加
量としては、前記保護層5に用いる樹脂100 重量部に対
して1〜10重量部が適当である。
に抗菌剤を添加して抗菌性をもたせることもできる。前
記抗菌剤としては、たとえば、活性炭、活性アルミナ、
シリカゲル等の無機系吸着剤、ゼオライト、ヒドロキシ
アパタイト、燐酸ジルコニウム、燐酸チタン、チタン酸
カリウム、含水酸化ビスマス、含水酸化ジルコニウム、
ハイドロタルサイド等の無機イオン交換体に銀イオンま
たは銀イオンの他に銅イオン、亜鉛イオンを併用して担
持させた銀系抗菌剤、あるいは、抗菌性のある無機塩類
を酸化亜鉛粒子に化合させた酸化亜鉛化合物等の周知の
ものを挙げることができる。また、これら抗菌剤は、抗
菌剤の有効面積などから平均粒径が10μm以下、好まし
くは、0.01〜5μm程度のものが適当であり、その添加
量としては、前記保護層5に用いる樹脂100 重量部に対
して1〜10重量部が適当である。
【0035】
【実施例】実施例1 紙からなる基材層として坪量140g/m2 の難燃性裏打紙
(紀州製紙製E-140SRS)を用い、この表面に表1に示す
配合の発泡樹脂層形成組成物を未発泡の状態でTダイか
ら100g/ m2となるように押し出し塗工して、140g/m2 難
燃性裏打紙/発泡樹脂層形成組成物100g/ m2からなる積
層体Aを作製した。
(紀州製紙製E-140SRS)を用い、この表面に表1に示す
配合の発泡樹脂層形成組成物を未発泡の状態でTダイか
ら100g/ m2となるように押し出し塗工して、140g/m2 難
燃性裏打紙/発泡樹脂層形成組成物100g/ m2からなる積
層体Aを作製した。
【0036】
【0037】次に、前記積層体Aの発泡樹脂層形成組成
物面全面に2液硬化型ウレタン樹脂をドライ時に1g/m
2 となるように周知のグラビア印刷法で塗工すると共
に、該塗工面にアクリル−ウレタン樹脂(プレポリマー
としてアクリルポリオールを用い、イソシアネートと反
応してウレタン結合を形成させる2液反応型樹脂をい
う)からなる印刷インキでグラビア印刷して布目絵柄層
を形成して後に、加熱発泡炉(170 °Cで1分)で前記
発泡樹脂層形成組成物を発泡させ、その後に前記布目絵
柄層側から加熱ヒーターで少なくとも表面温度が190 °
Cになるように加熱すると共に、布目形状のエンボス版
にてエンボス加工を行い、本発明の一実施例の化粧シー
トを得た。
物面全面に2液硬化型ウレタン樹脂をドライ時に1g/m
2 となるように周知のグラビア印刷法で塗工すると共
に、該塗工面にアクリル−ウレタン樹脂(プレポリマー
としてアクリルポリオールを用い、イソシアネートと反
応してウレタン結合を形成させる2液反応型樹脂をい
う)からなる印刷インキでグラビア印刷して布目絵柄層
を形成して後に、加熱発泡炉(170 °Cで1分)で前記
発泡樹脂層形成組成物を発泡させ、その後に前記布目絵
柄層側から加熱ヒーターで少なくとも表面温度が190 °
Cになるように加熱すると共に、布目形状のエンボス版
にてエンボス加工を行い、本発明の一実施例の化粧シー
トを得た。
【0038】実施例2 実施例1の積層体Aの発泡樹脂層形成組成物面全面に2
液硬化型ウレタン樹脂をドライ時に1g/m2 となるよう
に周知のグラビア印刷法で塗工すると共に、該塗工面に
アクリル−ウレタン樹脂(プレポリマーとしてアクリル
ポリオールを用い、イソシアネートと反応してウレタン
結合を形成させる2液反応型樹脂をいう)からなる印刷
インキでグラビア印刷して布目絵柄層を形成して後に、
該布目絵柄層面全面に2液硬化型ウレタン樹脂をドライ
時に1g/m2 となるように周知のグラビア印刷法で塗工
して保護層を形成し、その後に加熱発泡炉(170 °Cで
1分)で前記発泡樹脂層形成組成物を発泡させ、その後
に前記布目絵柄層側から加熱ヒーターで少なくとも表面
温度が190 °Cになるように加熱すると共に、布目形状
のエンボス版にてエンボス加工を行い、本発明の他の実
施例の化粧シートを得た。
液硬化型ウレタン樹脂をドライ時に1g/m2 となるよう
に周知のグラビア印刷法で塗工すると共に、該塗工面に
アクリル−ウレタン樹脂(プレポリマーとしてアクリル
ポリオールを用い、イソシアネートと反応してウレタン
結合を形成させる2液反応型樹脂をいう)からなる印刷
インキでグラビア印刷して布目絵柄層を形成して後に、
該布目絵柄層面全面に2液硬化型ウレタン樹脂をドライ
時に1g/m2 となるように周知のグラビア印刷法で塗工
して保護層を形成し、その後に加熱発泡炉(170 °Cで
1分)で前記発泡樹脂層形成組成物を発泡させ、その後
に前記布目絵柄層側から加熱ヒーターで少なくとも表面
温度が190 °Cになるように加熱すると共に、布目形状
のエンボス版にてエンボス加工を行い、本発明の他の実
施例の化粧シートを得た。
【0039】得られた本発明の化粧シートは、いずれも
発泡樹脂層がオレフィン系熱可塑性樹脂からなるにもか
かわらず、耐候性に優れると共に従来の塩ビ化粧シート
と比較しても柔軟性、意匠性において全く遜色がなく、
また、耐薬品性、耐溶剤性、耐汚染性においては従来の
塩ビ化粧シートに勝るものである。また、本発明の化粧
シートの製造方法を採ることにより、比較的低コストで
本発明の化粧シートを製造することができる。
発泡樹脂層がオレフィン系熱可塑性樹脂からなるにもか
かわらず、耐候性に優れると共に従来の塩ビ化粧シート
と比較しても柔軟性、意匠性において全く遜色がなく、
また、耐薬品性、耐溶剤性、耐汚染性においては従来の
塩ビ化粧シートに勝るものである。また、本発明の化粧
シートの製造方法を採ることにより、比較的低コストで
本発明の化粧シートを製造することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の化粧シートおよびその製造方法
は、今まで縷々説明してきたが、発泡樹脂層に光安定剤
としてのラジカル捕捉剤を添加することにより、従来の
塩ビ化粧シートと経時的に同等な層間接着強度を有する
化粧シートとすることができると共に、焼却などすると
きに塩化水素ガス等の有害なガスの発生を可能な限り抑
えることができ、かつ、耐磨耗性、耐候性、耐汚染性、
耐薬品性に優れ、美麗な印刷絵柄と凹凸模様を有する意
匠性に優れた非塩ビの化粧シートを比較的低コストで提
供することができるという効果を奏するものである。
は、今まで縷々説明してきたが、発泡樹脂層に光安定剤
としてのラジカル捕捉剤を添加することにより、従来の
塩ビ化粧シートと経時的に同等な層間接着強度を有する
化粧シートとすることができると共に、焼却などすると
きに塩化水素ガス等の有害なガスの発生を可能な限り抑
えることができ、かつ、耐磨耗性、耐候性、耐汚染性、
耐薬品性に優れ、美麗な印刷絵柄と凹凸模様を有する意
匠性に優れた非塩ビの化粧シートを比較的低コストで提
供することができるという効果を奏するものである。
【図1】本発明の化粧シートの第1の実施形態の層構成
図である。
図である。
【図2】本発明の化粧シートの第2の実施形態の層構成
図である。
図である。
1,11 化粧シート 2 紙基材 3 発泡樹脂層 4 印刷絵柄層 5 保護層 6 凹凸模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA01B AA18 AA21 AH03 AH07 AK03B AK51D AK68B AR00C BA03 BA04 BA07 BA10A BA10D CA01B CA05B CA23B CB00 DE04B DG10A DJ01B EH232 EJ022 EJ392 EJ502 GB08 HB00C HB21 JA05B JB16B JJ07A YY00B
Claims (8)
- 【請求項1】 紙からなる基材層と、発泡剤、ラジカル
捕捉剤、無機充填剤およびオレフィン系熱可塑性樹脂を
主体とする発泡樹脂層と、絵柄層とが順次設けられると
共に、前記絵柄層側から前記発泡樹脂層にかけて凹凸模
様が施されていることを特徴とする化粧シート。 - 【請求項2】 前記化粧シートにおいて、前記基材層と
前記発泡樹脂層との層間、および/または、前記発泡樹
脂層と前記絵柄層との層間に接着剤層が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の化粧シート。 - 【請求項3】 前記化粧シートにおいて、前記絵柄層上
にイソシアネート基を有する樹脂からなる保護層が設け
られていることを特徴とする請求項1、2のいずれかに
記載の化粧シート。 - 【請求項4】 前記化粧シートにおいて、前記発泡樹脂
層を形成する前記オレフィン系熱可塑性樹脂がエチレン
−酢酸ビニル共重合体樹脂からなり、該エチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂のエチレン比率が10〜40重量%であ
って、かつ、ガラス転移点が−15〜+10°Cであること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シー
ト。 - 【請求項5】 前記化粧シートにおいて、前記化粧シー
トを構成する各層の中で、少なくとも前記基材層、前記
発泡樹脂層、前記保護層には塩素を有する物質が含まれ
いていないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
記載の化粧シート。 - 【請求項6】 前記化粧シートにおいて、前記発泡剤が
カプセル発泡剤であることを特徴とする請求項1記載の
化粧シート。 - 【請求項7】 前記化粧シートにおいて、前記ラジカル
捕捉剤がヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤であること
を特徴とする請求項1記載の化粧シート。 - 【請求項8】 紙からなる基材層上に加熱溶融した発泡
剤、ラジカル捕捉剤、無機充填剤およびオレフィン系熱
可塑性樹脂を主体とする組成物を押出機により押し出し
て積層し、積層した前記組成物上に絵柄層を印刷して後
に、加熱発泡炉で前記組成物を発泡させて発泡樹脂層を
形成すると共に、前記絵柄層側からエンボス版で凹凸を
施して後に冷却することにより、前記絵柄層から前記発
泡樹脂層にかけて凹凸模様を形成することを特徴とする
化粧シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11023390A JP2000218751A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 化粧シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11023390A JP2000218751A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 化粧シート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000218751A true JP2000218751A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12109197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11023390A Withdrawn JP2000218751A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 化粧シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000218751A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002096433A (ja) * | 2000-09-22 | 2002-04-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 壁 紙 |
| JP2007196590A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 発泡壁紙 |
| JP2018030297A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 凸版印刷株式会社 | 壁紙用原反、発泡壁紙及び発泡壁紙の製造方法 |
| JP2018202661A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 凸版印刷株式会社 | 木目意匠壁紙 |
-
1999
- 1999-02-01 JP JP11023390A patent/JP2000218751A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002096433A (ja) * | 2000-09-22 | 2002-04-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 壁 紙 |
| JP2007196590A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 発泡壁紙 |
| JP2018030297A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 凸版印刷株式会社 | 壁紙用原反、発泡壁紙及び発泡壁紙の製造方法 |
| JP2018202661A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 凸版印刷株式会社 | 木目意匠壁紙 |
| JP7027703B2 (ja) | 2017-05-31 | 2022-03-02 | 凸版印刷株式会社 | 木目意匠壁紙 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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