JP2000220678A - スリット付き摩擦部材及びその製造方法 - Google Patents
スリット付き摩擦部材及びその製造方法Info
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- JP2000220678A JP2000220678A JP11026468A JP2646899A JP2000220678A JP 2000220678 A JP2000220678 A JP 2000220678A JP 11026468 A JP11026468 A JP 11026468A JP 2646899 A JP2646899 A JP 2646899A JP 2000220678 A JP2000220678 A JP 2000220678A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブレーキ鳴きや偏摩耗を防止するためにスリ
ットを形成したり、ブレーキ鳴き対策のために気孔率を
上げた場合でも、バックプレートの錆の発生を防止でき
る摩擦材を提供する。 【解決手段】 摩擦材12をパックプレート11に貼り
付け、該摩擦材12の表面にスリット13が形成された
スリット付き摩擦部材10において、上記スリット13
の少なくとも底面に防水層14,15を形成した。この
摩擦部材はスリット13があるので、ブレーキ鳴きや偏
摩耗を防止できる。加えて、スリット13内に水分が入
っても、防水層14,15があるのでバックプレート1
1まで水分が浸透せず、バックプレートの錆を効果的に
防止することができる。
ットを形成したり、ブレーキ鳴き対策のために気孔率を
上げた場合でも、バックプレートの錆の発生を防止でき
る摩擦材を提供する。 【解決手段】 摩擦材12をパックプレート11に貼り
付け、該摩擦材12の表面にスリット13が形成された
スリット付き摩擦部材10において、上記スリット13
の少なくとも底面に防水層14,15を形成した。この
摩擦部材はスリット13があるので、ブレーキ鳴きや偏
摩耗を防止できる。加えて、スリット13内に水分が入
っても、防水層14,15があるのでバックプレート1
1まで水分が浸透せず、バックプレートの錆を効果的に
防止することができる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動車のブレーキ
パッド、ブレーキライニング、クラッチフェーシング等
に使用される摩擦部材に関し、特に、摩擦材が貼り付け
られるバックプレートの摩擦材と接触する部分に発生す
る錆の防止に関する。
パッド、ブレーキライニング、クラッチフェーシング等
に使用される摩擦部材に関し、特に、摩擦材が貼り付け
られるバックプレートの摩擦材と接触する部分に発生す
る錆の防止に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のブレーキパッド、ブレーキライ
ニング、クラッチフェーシング等に使用される摩擦部材
は、繊維材、充填材、結合材等を混合した粉末状原料を
加圧・加熱して成形した摩擦材を有し、通常、この摩擦
材と、鋼鉄製のバックプレートとを貼り合わせて成形さ
れる。しかし、ドラムブレーキのライニングのようにバ
ックプレートとは接着されずに摩擦材単独で部品とな
り、使用の際にブレーキシューなどの金属基板に固定さ
れるものもある。
ニング、クラッチフェーシング等に使用される摩擦部材
は、繊維材、充填材、結合材等を混合した粉末状原料を
加圧・加熱して成形した摩擦材を有し、通常、この摩擦
材と、鋼鉄製のバックプレートとを貼り合わせて成形さ
れる。しかし、ドラムブレーキのライニングのようにバ
ックプレートとは接着されずに摩擦材単独で部品とな
り、使用の際にブレーキシューなどの金属基板に固定さ
れるものもある。
【0003】摩擦材の特性としては、摩擦係数を代表と
する各種の摩擦特性があり、その他にもブレーキとして
使用した場合の鳴き、偏摩耗、対面攻撃性といった特性
が重要になっている。
する各種の摩擦特性があり、その他にもブレーキとして
使用した場合の鳴き、偏摩耗、対面攻撃性といった特性
が重要になっている。
【0004】これらの特性のうち、ブレーキの鳴きや、
偏摩耗の対策として、図3に示すように、摩擦材1とバ
ックプレート2とを一体的に貼り合わせた摩擦部材にお
いて、摩擦材1の表面にスリット3を形成することが知
られている。このようなスリット3を形成することによ
って、ブレーキの鳴きや偏摩耗を防止することができ、
さらには、摩擦材の表面に条痕が付きにくくすることが
できる、といった効果を奏する。
偏摩耗の対策として、図3に示すように、摩擦材1とバ
ックプレート2とを一体的に貼り合わせた摩擦部材にお
いて、摩擦材1の表面にスリット3を形成することが知
られている。このようなスリット3を形成することによ
って、ブレーキの鳴きや偏摩耗を防止することができ、
さらには、摩擦材の表面に条痕が付きにくくすることが
できる、といった効果を奏する。
【0005】一方、摩擦材の気孔率を10%以上、特に
15%以上にすると、ブレーキの鳴きが非常に減少する
ことが知られ、最近の摩擦材では、気孔率を10%から
30%程度に設定するようになってきた。
15%以上にすると、ブレーキの鳴きが非常に減少する
ことが知られ、最近の摩擦材では、気孔率を10%から
30%程度に設定するようになってきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本願発
明者の研究によると、つぎのような事実が分かってき
た。図4は気孔率とバックプレートの錆との関係を示す
線図である。これは、種々の気孔率の摩擦材を作り、こ
れらを同一の鋼鉄製のバックプレートに貼り付け、同一
条件下で同一の期間経過させた後、摩擦材をバックプレ
ートから剥がし、バックプレートの錆の面積を測定し、
貼り合わせた面積で割って%を求めた値を図上にプロッ
トしたものである。線図の横軸に気孔率をとり、縦軸に
錆の発生した面積の%を表示している。
明者の研究によると、つぎのような事実が分かってき
た。図4は気孔率とバックプレートの錆との関係を示す
線図である。これは、種々の気孔率の摩擦材を作り、こ
れらを同一の鋼鉄製のバックプレートに貼り付け、同一
条件下で同一の期間経過させた後、摩擦材をバックプレ
ートから剥がし、バックプレートの錆の面積を測定し、
貼り合わせた面積で割って%を求めた値を図上にプロッ
トしたものである。線図の横軸に気孔率をとり、縦軸に
錆の発生した面積の%を表示している。
【0007】上記の線図から、気孔率を上げると錆も発
生し易いことが分かった。具体的には、気孔率が7%程
度で発錆率が50%になり、気孔率が10%では発錆率
が60%、気孔率が15%程度になると発錆率は80%
にも達している。これは、気孔率の高い摩擦材は水分が
浸透し易くなり、バックプレートの表面に水分が達し易
くなるためと考えられる。そして、錆が発生すると、バ
ックプレートと摩擦材との結合力が低下し、摩擦材が剥
離し易くなる。また、摩擦材にスリットを形成すると、
スリットの底とバックプレートとの間の距離が短くなる
ので、水はさらに浸透し易くなり、バックプレートのス
リットに面する部分は特に錆び易くなると考えられる。
生し易いことが分かった。具体的には、気孔率が7%程
度で発錆率が50%になり、気孔率が10%では発錆率
が60%、気孔率が15%程度になると発錆率は80%
にも達している。これは、気孔率の高い摩擦材は水分が
浸透し易くなり、バックプレートの表面に水分が達し易
くなるためと考えられる。そして、錆が発生すると、バ
ックプレートと摩擦材との結合力が低下し、摩擦材が剥
離し易くなる。また、摩擦材にスリットを形成すると、
スリットの底とバックプレートとの間の距離が短くなる
ので、水はさらに浸透し易くなり、バックプレートのス
リットに面する部分は特に錆び易くなると考えられる。
【0008】すなわち、ブレーキ鳴きを抑制するための
対策(スリットを作ったり、気孔率を上げたりする)
と、バックプレートの錆の防止策とは、両立しないこと
が分かった。
対策(スリットを作ったり、気孔率を上げたりする)
と、バックプレートの錆の防止策とは、両立しないこと
が分かった。
【0009】このようなことは、ドラムブレーキのライ
ニングのように、バックプレート無しの摩擦材単独で構
成される摩擦部材には無関係と考えるかもしれないが、
そのようなライニングもブレーキシュー等の金属板に貼
り付け固定された状態で使用されることになるので、バ
ックプレートの代わりにブレーキシュー等に錆が発生
し、同様の問題が起こると言える。
ニングのように、バックプレート無しの摩擦材単独で構
成される摩擦部材には無関係と考えるかもしれないが、
そのようなライニングもブレーキシュー等の金属板に貼
り付け固定された状態で使用されることになるので、バ
ックプレートの代わりにブレーキシュー等に錆が発生
し、同様の問題が起こると言える。
【0010】本発明は、このような事実から考えられた
もので、ブレーキ鳴きや偏摩耗を防止するためにスリッ
トを形成したり、ブレーキ鳴き対策のために気孔率を上
げた場合でも、バックプレート等に錆が発生するのを防
止できる摩擦材を提供することを目的としている。
もので、ブレーキ鳴きや偏摩耗を防止するためにスリッ
トを形成したり、ブレーキ鳴き対策のために気孔率を上
げた場合でも、バックプレート等に錆が発生するのを防
止できる摩擦材を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、摩擦材の表面にスリットが形成されたス
リット付き摩擦部材において、上記スリットの少なくと
も底面に防水層が形成されたことを特徴としている。
めに本発明は、摩擦材の表面にスリットが形成されたス
リット付き摩擦部材において、上記スリットの少なくと
も底面に防水層が形成されたことを特徴としている。
【0012】上記摩擦材がバックプレートに貼り付けら
れている構成であったり、防水層がスリットの全面に形
成された構成や、上記防水層が塗装膜である構成や、上
記摩擦材が気孔率7%以上である構成とすることができ
る。
れている構成であったり、防水層がスリットの全面に形
成された構成や、上記防水層が塗装膜である構成や、上
記摩擦材が気孔率7%以上である構成とすることができ
る。
【0013】また、本発明の摩擦部材の製造方法は、摩
擦材の表面にスリットを形成するスリット付き摩擦部材
の製造方法において、上記スリットを形成した後、該ス
リットの少なくとも底面に防水層を形成することを特徴
としている。
擦材の表面にスリットを形成するスリット付き摩擦部材
の製造方法において、上記スリットを形成した後、該ス
リットの少なくとも底面に防水層を形成することを特徴
としている。
【0014】上記摩擦材がバックプレートに貼り付けら
れるものであったり、スリットに向けて塗料をスプレー
塗装し、乾燥後に摩擦材の表面に付着した塗料を研磨し
て除去することとしてもよい。
れるものであったり、スリットに向けて塗料をスプレー
塗装し、乾燥後に摩擦材の表面に付着した塗料を研磨し
て除去することとしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について説
明する。図1は、本発明のスリット付き摩擦部材の第1
実施例で、そのスリットの部分を拡大した断面図であ
る。この摩擦部材10は、従来のものと同様に製造され
るが、摩擦部材10の製造方法は特に限定されない。た
とえば、図示しないプレス装置の型枠内の底部にバック
プレートを置き、型枠内に粉末状の摩擦材原料を投入
し、プレス機で加圧・加熱して、バックプレート11に
摩擦材12が貼り付けられた摩擦部材を形成する方法と
してもよい。あるいは、粉末状の原料から摩擦材部分の
みを加圧・加熱により形成して摩擦部材としてもよい。
そして、その後、砥石のカッター等でU字状のスリット
13を掘削する。
明する。図1は、本発明のスリット付き摩擦部材の第1
実施例で、そのスリットの部分を拡大した断面図であ
る。この摩擦部材10は、従来のものと同様に製造され
るが、摩擦部材10の製造方法は特に限定されない。た
とえば、図示しないプレス装置の型枠内の底部にバック
プレートを置き、型枠内に粉末状の摩擦材原料を投入
し、プレス機で加圧・加熱して、バックプレート11に
摩擦材12が貼り付けられた摩擦部材を形成する方法と
してもよい。あるいは、粉末状の原料から摩擦材部分の
みを加圧・加熱により形成して摩擦部材としてもよい。
そして、その後、砥石のカッター等でU字状のスリット
13を掘削する。
【0016】以上で従来のスリット付き摩擦部材は完成
する。本発明の摩擦部材は、ここまでは従来のものと同
じであるが、この後、スリット13の底面に防水層14
を形成していることに特徴がある。この防水層14は、
防水性のものであれば、合成樹脂の皮膜など何でもよ
い。この実施例のものは、塗料を塗布した塗装膜で形成
している。通常、スリット12の幅Wは狭いので、この
ような塗装膜の形成は簡単ではない。しかし、たとえ
ば、細い刷毛を用いて塗布することなどで形成すること
ができる。
する。本発明の摩擦部材は、ここまでは従来のものと同
じであるが、この後、スリット13の底面に防水層14
を形成していることに特徴がある。この防水層14は、
防水性のものであれば、合成樹脂の皮膜など何でもよ
い。この実施例のものは、塗料を塗布した塗装膜で形成
している。通常、スリット12の幅Wは狭いので、この
ような塗装膜の形成は簡単ではない。しかし、たとえ
ば、細い刷毛を用いて塗布することなどで形成すること
ができる。
【0017】塗料の種類としては、水性、油性、ハイソ
リッド、光硬化、粉体(電着)塗料、等が使用できる。
これらのうち、耐熱性、耐候性の面では油性が有利だ
が、対環境性の面では水性、粉体塗料が望ましい。
リッド、光硬化、粉体(電着)塗料、等が使用できる。
これらのうち、耐熱性、耐候性の面では油性が有利だ
が、対環境性の面では水性、粉体塗料が望ましい。
【0018】塗料の原料としては、アクリル、ポリエス
テル、エポキシ、ポリウレタン、ユリア、フェノール、
アルキド、フッ素、ポリアクリルシロキサン、ポリイミ
ド、ポリパラキシレン、シリコン樹脂等が使用でき、特
に、耐食性、耐熱性、価格の面で、アクリル、ポリエス
テル、エポキシ等がよく、特にアクリル塗料が好まし
い。
テル、エポキシ、ポリウレタン、ユリア、フェノール、
アルキド、フッ素、ポリアクリルシロキサン、ポリイミ
ド、ポリパラキシレン、シリコン樹脂等が使用でき、特
に、耐食性、耐熱性、価格の面で、アクリル、ポリエス
テル、エポキシ等がよく、特にアクリル塗料が好まし
い。
【0019】しかし、通常の塗料は油性のものでも、水
性のものでも、乾燥すれば防水性があるので、塗料であ
ればよく、特に、限定されるものではない。上述した経
済性や耐熱性で選択すればよい。
性のものでも、乾燥すれば防水性があるので、塗料であ
ればよく、特に、限定されるものではない。上述した経
済性や耐熱性で選択すればよい。
【0020】この実施例の摩擦部材10はスリット13
を形成しているので、ブレーキ鳴きや偏摩耗の防止につ
いては、従来と同様の効果を得ることができる。それに
加え、最も水の浸透し易いスリット13の底の部分に防
水層14を形成したので、スリット13内に水が進入し
てもバックプレート11には簡単に浸透することができ
ず、バックプレート11の錆を効果的に防止することが
できる。
を形成しているので、ブレーキ鳴きや偏摩耗の防止につ
いては、従来と同様の効果を得ることができる。それに
加え、最も水の浸透し易いスリット13の底の部分に防
水層14を形成したので、スリット13内に水が進入し
てもバックプレート11には簡単に浸透することができ
ず、バックプレート11の錆を効果的に防止することが
できる。
【0021】図2は、本発明の第2実施例を示す。上記
第1実施例は、スリット13の底面のみに防水層14を
形成したが、長期間経過するうちには、スリット13の
側面から水が進入し、バックプレート11に達して錆を
発生させることも考えられる。そこで、この実施例は、
スリット13の底面のみでなく、両側面を含めた全面に
防水層を形成したものである。
第1実施例は、スリット13の底面のみに防水層14を
形成したが、長期間経過するうちには、スリット13の
側面から水が進入し、バックプレート11に達して錆を
発生させることも考えられる。そこで、この実施例は、
スリット13の底面のみでなく、両側面を含めた全面に
防水層を形成したものである。
【0022】図2(a)に示すように、スリット13が
形成されたら、その上からスプレー等で防水層15を形
成する。スプレー塗装であるから、塗料は広い範囲に飛
散し、防水層15はスリット13の両側の摩擦材12の
表面にも15aで示すように形成される。このように摩
擦材12の表面に塗装膜15aがあると、この部分の摩
擦係数が低下し、ブレーキの効きが悪化するとか、クラ
ッチの滑りが大きくなる等の問題が起こる。そこで、こ
の実施例2では、防水層15を形成した後、スリット1
3の両側の防水層15aの部分を、砥石やペーパ等の研
磨材で削り落として除去し、図2(b)に示すようにす
る。この実施例2は、スプレー塗装を採用できるので、
後から15aの部分を剥離する必要が生じるものの、効
率よく防水層15を形成することができる。
形成されたら、その上からスプレー等で防水層15を形
成する。スプレー塗装であるから、塗料は広い範囲に飛
散し、防水層15はスリット13の両側の摩擦材12の
表面にも15aで示すように形成される。このように摩
擦材12の表面に塗装膜15aがあると、この部分の摩
擦係数が低下し、ブレーキの効きが悪化するとか、クラ
ッチの滑りが大きくなる等の問題が起こる。そこで、こ
の実施例2では、防水層15を形成した後、スリット1
3の両側の防水層15aの部分を、砥石やペーパ等の研
磨材で削り落として除去し、図2(b)に示すようにす
る。この実施例2は、スプレー塗装を採用できるので、
後から15aの部分を剥離する必要が生じるものの、効
率よく防水層15を形成することができる。
【0023】あるいは、図2の15aの部分に剥離が容
易な紙類を貼付しておき、スプレー塗装のあと、その紙
類を剥がすようにすれば、研磨材で削り落とす必要がな
くなる。
易な紙類を貼付しておき、スプレー塗装のあと、その紙
類を剥がすようにすれば、研磨材で削り落とす必要がな
くなる。
【0024】この第2実施例では、スリット13の底面
のみならず、両側面も含めたスリット全面に防水層15
を形成するので、スリット13からバックプレート11
に水が浸透することを第1実施例よりも確実に防止でき
る。
のみならず、両側面も含めたスリット全面に防水層15
を形成するので、スリット13からバックプレート11
に水が浸透することを第1実施例よりも確実に防止でき
る。
【0025】なお、この第2実施例は、スプレー塗装と
したが、刷毛で塗装して最初から図2(b)のような防
水層15とすることも可能である。また、第1実施例で
も第2実施例でも、特に、摩擦材12の気孔率が7%以
上の場合にはその効果が大きく、特に、10%以上にし
た場合にはより一層の効果を奏する。
したが、刷毛で塗装して最初から図2(b)のような防
水層15とすることも可能である。また、第1実施例で
も第2実施例でも、特に、摩擦材12の気孔率が7%以
上の場合にはその効果が大きく、特に、10%以上にし
た場合にはより一層の効果を奏する。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のスリッ
ト付き摩擦部材は、スリットの少なくとも底面に防水層
が形成された構成なので、バックプレート等への水の侵
入を効果的に阻止することができ、バックプレート等の
錆を減少させ、防止することができる。したがって、従
来のブレーキ鳴き対策と、錆防止対策の双方を矛盾する
ことなく行うことができる。
ト付き摩擦部材は、スリットの少なくとも底面に防水層
が形成された構成なので、バックプレート等への水の侵
入を効果的に阻止することができ、バックプレート等の
錆を減少させ、防止することができる。したがって、従
来のブレーキ鳴き対策と、錆防止対策の双方を矛盾する
ことなく行うことができる。
【0027】上記防水層が、スリットの全面に形成され
た構成とすると、さらに確実にバックプレート等への水
の侵入を防止することができ、バックプレート等の錆を
防止することができる。
た構成とすると、さらに確実にバックプレート等への水
の侵入を防止することができ、バックプレート等の錆を
防止することができる。
【0028】防水層が、塗装膜である構成とすれば、特
別の材料を用いる必要がない。摩擦材が、気孔率7%以
上である構成とすれば、さらにブレーキ鳴きを減少させ
ることができ、効果的である。
別の材料を用いる必要がない。摩擦材が、気孔率7%以
上である構成とすれば、さらにブレーキ鳴きを減少させ
ることができ、効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のスリット付き摩擦部材の
図で、スリットの部分を拡大した断面図である。
図で、スリットの部分を拡大した断面図である。
【図2】本発明の第2実施例のスリット付き摩擦部材の
図で、スリットの部分を拡大した断面図である。
図で、スリットの部分を拡大した断面図である。
【図3】従来のスリット付き摩擦部材の斜視図である。
【図4】摩擦材の気孔率と錆との関係を示す線図であ
る。
る。
10 摩擦部材 11 バックプレート 12 摩擦材 13 スリット 14,15 防水層
Claims (6)
- 【請求項1】 摩擦材の表面にスリットが形成されたス
リット付き摩擦部材において、上記スリットの少なくと
も底面に防水層が形成されたことを特徴とするスリット
付き摩擦部材。 - 【請求項2】 上記防水層がスリットの全面に形成され
たことを特徴とする請求項1記載のスリット付き摩擦部
材。 - 【請求項3】 上記防水層が塗装膜であることを特徴と
する請求項1又は2記載のスリット付き摩擦部材。 - 【請求項4】 上記摩擦材が気孔率7%以上であること
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のスリッ
ト付き摩擦部材。 - 【請求項5】 摩擦材の表面にスリットを形成するスリ
ット付き摩擦部材の製造方法において、上記スリットを
形成した後、該スリットの少なくとも底面に防水層を形
成することを特徴とするスリット付き摩擦部材の製造方
法。 - 【請求項6】 上記スリットに向けて塗料をスプレー塗
装し、乾燥後に摩擦材の表面に付着した塗料を研磨して
除去することを特徴とする請求項5記載のスリット付き
摩擦部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11026468A JP2000220678A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | スリット付き摩擦部材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11026468A JP2000220678A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | スリット付き摩擦部材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000220678A true JP2000220678A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12194363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11026468A Pending JP2000220678A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | スリット付き摩擦部材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000220678A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004507677A (ja) * | 2000-08-23 | 2004-03-11 | ティーエムディー フリクション ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフツング | ブレーキ・シューを生産するための方法 |
-
1999
- 1999-02-03 JP JP11026468A patent/JP2000220678A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004507677A (ja) * | 2000-08-23 | 2004-03-11 | ティーエムディー フリクション ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフツング | ブレーキ・シューを生産するための方法 |
| JP4885411B2 (ja) * | 2000-08-23 | 2012-02-29 | ティーエムディー フリクション ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフツング | ブレーキ・シューを生産するための方法 |
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