JP2000229937A - ヒドロペルオキシド類の製造方法 - Google Patents
ヒドロペルオキシド類の製造方法Info
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- JP2000229937A JP2000229937A JP11029771A JP2977199A JP2000229937A JP 2000229937 A JP2000229937 A JP 2000229937A JP 11029771 A JP11029771 A JP 11029771A JP 2977199 A JP2977199 A JP 2977199A JP 2000229937 A JP2000229937 A JP 2000229937A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】炭化水素の酸素含有ガスによる酸化によるヒド
ロペルオキシド類の製造において、副生する有機酸を反
応器から連続的に除去することによって、目的とするヒ
ドロペルオキシド類を高濃度で、しかも、高選択性にて
製造することができる方法を提供することにある。 【解決手段】本発明は、原料炭化水素を反応器に仕込
み、この炭化水素を含む液相部に酸素を含有する酸化用
ガスを吹き込んで、上記炭化水素を対応するヒドロペル
オキシド類に酸化するヒドロペルオキシド類の製造方法
において、反応器の気相部にパージ用ガスを連続的に吹
き込んで、副生した有機酸を反応器から連続して除去す
ることを特徴とする。
ロペルオキシド類の製造において、副生する有機酸を反
応器から連続的に除去することによって、目的とするヒ
ドロペルオキシド類を高濃度で、しかも、高選択性にて
製造することができる方法を提供することにある。 【解決手段】本発明は、原料炭化水素を反応器に仕込
み、この炭化水素を含む液相部に酸素を含有する酸化用
ガスを吹き込んで、上記炭化水素を対応するヒドロペル
オキシド類に酸化するヒドロペルオキシド類の製造方法
において、反応器の気相部にパージ用ガスを連続的に吹
き込んで、副生した有機酸を反応器から連続して除去す
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化水素、好まし
くは、第2級炭素原子を有するアリールアルキル炭化水
素を酸素を含有する酸化用ガスにて酸化して、高濃度に
て、しかも、高選択性にて、対応するヒドロペルオキシ
ド類に転化することができるヒドロペルオキシド類の製
造方法に関する。
くは、第2級炭素原子を有するアリールアルキル炭化水
素を酸素を含有する酸化用ガスにて酸化して、高濃度に
て、しかも、高選択性にて、対応するヒドロペルオキシ
ド類に転化することができるヒドロペルオキシド類の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】炭化水素、例えば、第2級炭素原子を有
するアリールアルキル炭化水素を酸素を含有するガス、
例えば、空気にて酸化して、対応するヒドロペルオキシ
ド類を製造する方法は、自動酸化技術として、既によく
知られている。しかし、この反応においては、ヒドロペ
ルオキシド類の蓄積速度を高めるためには高い反応温度
を必要とし、他方、反応温度を高くすれば、目的とする
ヒドロペルオキシド類の熱分解を招いて、反応の選択性
が低下する。即ち、従来、アリールアルキル炭化水素の
自動酸化によるヒドロペルオキシド類の製造において、
反応の速度と選択性とを同時に高めることは不可能であ
った。
するアリールアルキル炭化水素を酸素を含有するガス、
例えば、空気にて酸化して、対応するヒドロペルオキシ
ド類を製造する方法は、自動酸化技術として、既によく
知られている。しかし、この反応においては、ヒドロペ
ルオキシド類の蓄積速度を高めるためには高い反応温度
を必要とし、他方、反応温度を高くすれば、目的とする
ヒドロペルオキシド類の熱分解を招いて、反応の選択性
が低下する。即ち、従来、アリールアルキル炭化水素の
自動酸化によるヒドロペルオキシド類の製造において、
反応の速度と選択性とを同時に高めることは不可能であ
った。
【0003】更に、従来、アリールアルキル炭化水素の
酸化に際して、ギ酸、酢酸等の有機酸が副生し、この有
機酸がヒドロペルオキシド類を酸分解して、酸化反応停
止物質を生成するので、これも、反応の速度と選択性を
低下させる原因であることが知られている。
酸化に際して、ギ酸、酢酸等の有機酸が副生し、この有
機酸がヒドロペルオキシド類を酸分解して、酸化反応停
止物質を生成するので、これも、反応の速度と選択性を
低下させる原因であることが知られている。
【0004】そこで、反応系に炭酸ナトリウム水溶液を
加えて、副生する有機酸を中和すれば、有機酸によるヒ
ドロペルオキシド類の酸分解を抑制することができるこ
とが知られているが、しかし、反応において副生する有
機酸を完全に中和するには、多量の炭酸ナトリウム水溶
液を必要とし、他方、ヒドロペルオキシド類は、このア
ルカリによっても分解するので、結局、この場合にも、
反応の速度と選択性は低下する。
加えて、副生する有機酸を中和すれば、有機酸によるヒ
ドロペルオキシド類の酸分解を抑制することができるこ
とが知られているが、しかし、反応において副生する有
機酸を完全に中和するには、多量の炭酸ナトリウム水溶
液を必要とし、他方、ヒドロペルオキシド類は、このア
ルカリによっても分解するので、結局、この場合にも、
反応の速度と選択性は低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、炭化水素の
酸化によるヒドロペルオキシド類の製造における上述し
たような問題を解決するためになされたものであって、
酸化反応において副生する有機酸を反応器から連続的に
除去することによって、目的とするヒドロペルオキシド
類を高濃度で(従って、高反応速度にて)、しかも、高
選択性にて製造することができる方法を提供することを
目的とする。
酸化によるヒドロペルオキシド類の製造における上述し
たような問題を解決するためになされたものであって、
酸化反応において副生する有機酸を反応器から連続的に
除去することによって、目的とするヒドロペルオキシド
類を高濃度で(従って、高反応速度にて)、しかも、高
選択性にて製造することができる方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、原料炭化水素
を反応器に仕込み、この炭化水素を含む液相部に酸素を
含有する酸化用ガスを吹き込んで、上記炭化水素を対応
するヒドロペルオキシド類に酸化するヒドロペルオキシ
ド類の製造方法において、副生した有機酸を反応器から
連続して除去することを特徴とする。
を反応器に仕込み、この炭化水素を含む液相部に酸素を
含有する酸化用ガスを吹き込んで、上記炭化水素を対応
するヒドロペルオキシド類に酸化するヒドロペルオキシ
ド類の製造方法において、副生した有機酸を反応器から
連続して除去することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、原料炭化水素と
して、第2級炭素原子を有するパラフィンのほか、オレ
フィン、シクロパラフィン、アリールアルキル炭化水素
等を挙げることができる。第2級炭素原子を有するパラ
フィンの好ましい具体例として、例えば、イソブタン等
を挙げることができる。オレフィンの好ましい具体例と
して、例えば、ペンテン、イソブテン等を挙げることが
でき、シクロパラフィンの好ましい具体例として、例え
ば、シクロペンタン、シクロヘキサン等を挙げることが
できる。
して、第2級炭素原子を有するパラフィンのほか、オレ
フィン、シクロパラフィン、アリールアルキル炭化水素
等を挙げることができる。第2級炭素原子を有するパラ
フィンの好ましい具体例として、例えば、イソブタン等
を挙げることができる。オレフィンの好ましい具体例と
して、例えば、ペンテン、イソブテン等を挙げることが
でき、シクロパラフィンの好ましい具体例として、例え
ば、シクロペンタン、シクロヘキサン等を挙げることが
できる。
【0008】また、アリールアルキル炭化水素は、好ま
しくは、一般式(I)
しくは、一般式(I)
【0009】
【化2】
【0010】(式中、Arはn価の芳香族炭化水素基を
示し、P及びQはそれぞれ独立して水素原子又はアルキ
ル基を示し、nは1〜3の整数を示す。)で表わされ
る。本発明によれば、一般式(I)において、P及びQ
は、好ましくは、そのうちの少なくともいずれかがアル
キル基であり、特に好ましくは、いずれもがアルキル基
であり、このアルキル基としては、特にメチル基が好ま
しい。即ち、本発明によれば、出発原料として用いるア
リールアルキル炭化水素は、第2級炭素原子、特に、イ
ソプロピル基を有するアリールアルキル炭化水素である
ことが好ましい。
示し、P及びQはそれぞれ独立して水素原子又はアルキ
ル基を示し、nは1〜3の整数を示す。)で表わされ
る。本発明によれば、一般式(I)において、P及びQ
は、好ましくは、そのうちの少なくともいずれかがアル
キル基であり、特に好ましくは、いずれもがアルキル基
であり、このアルキル基としては、特にメチル基が好ま
しい。即ち、本発明によれば、出発原料として用いるア
リールアルキル炭化水素は、第2級炭素原子、特に、イ
ソプロピル基を有するアリールアルキル炭化水素である
ことが好ましい。
【0011】また、本発明において、上記芳香族炭化水
素基としては、例えば、ベンゼン、ナフタレン、ビフェ
ニル、ジフェニルエーテル等から導かれるn価の基を挙
げることができるが、好ましくは、ベンゼン又はナフタ
レンから導かれるn価の基である。
素基としては、例えば、ベンゼン、ナフタレン、ビフェ
ニル、ジフェニルエーテル等から導かれるn価の基を挙
げることができるが、好ましくは、ベンゼン又はナフタ
レンから導かれるn価の基である。
【0012】従って、本発明において、上記アリールア
ルキル炭化水素の好ましい具体例としては、例えば、ク
メン、サイメン、m−ジイソプロピルベンゼン、p−ジ
イソプロピルベンゼン等のジイソプロピルベンゼン類、
1,3,5−トリイソプロピルベンゼン等のトリイソプロピ
ルベンゼン類、エチルベンゼン、s−ブチルベンゼン、
s−ブチルエチルベンゼン、イソプロピルナフタレン
類、2,6−ジイソプロピルナフタレン等のジイソプロピ
ルナフタレン類、イソプロピルビフェニル類、4,4'−ジ
イソプロピルビフェニル等のジイソプロピルビフェニル
類や、これらの2種以上の混合物を挙げることができ
る。しかし、これらに限定されるものではない。
ルキル炭化水素の好ましい具体例としては、例えば、ク
メン、サイメン、m−ジイソプロピルベンゼン、p−ジ
イソプロピルベンゼン等のジイソプロピルベンゼン類、
1,3,5−トリイソプロピルベンゼン等のトリイソプロピ
ルベンゼン類、エチルベンゼン、s−ブチルベンゼン、
s−ブチルエチルベンゼン、イソプロピルナフタレン
類、2,6−ジイソプロピルナフタレン等のジイソプロピ
ルナフタレン類、イソプロピルビフェニル類、4,4'−ジ
イソプロピルビフェニル等のジイソプロピルビフェニル
類や、これらの2種以上の混合物を挙げることができ
る。しかし、これらに限定されるものではない。
【0013】本発明の好ましい態様によれば、原料炭化
水素を反応器に仕込み、この炭化水素を含む液相部に酸
素を含有する酸化用ガスを吹き込んで、上記炭化水素を
対応するヒドロペルオキシド類に酸化しつつ、反応器の
気相部(ベント)にパージ用ガスを連続的に吹き込むこ
とによって、軽沸点物である副生有機酸の蒸気圧に相当
する量の有機酸を反応器の気相部から連続して除去し、
かくして、液相部に高濃度(従って、高反応速度)に
て、しかも、高選択性にて、対応するヒドロペルオキシ
ド類を得ることができる。
水素を反応器に仕込み、この炭化水素を含む液相部に酸
素を含有する酸化用ガスを吹き込んで、上記炭化水素を
対応するヒドロペルオキシド類に酸化しつつ、反応器の
気相部(ベント)にパージ用ガスを連続的に吹き込むこ
とによって、軽沸点物である副生有機酸の蒸気圧に相当
する量の有機酸を反応器の気相部から連続して除去し、
かくして、液相部に高濃度(従って、高反応速度)に
て、しかも、高選択性にて、対応するヒドロペルオキシ
ド類を得ることができる。
【0014】本発明において、液相部とは、原料炭化水
素とその酸化反応の生成物であるヒドロペルオキシド類
のほか、反応溶媒を用いるときは、その反応溶媒や、ま
た、後述するように、塩基性物質の水溶液の存在下に反
応を行なうときは、その水溶液を含むものとする。
素とその酸化反応の生成物であるヒドロペルオキシド類
のほか、反応溶媒を用いるときは、その反応溶媒や、ま
た、後述するように、塩基性物質の水溶液の存在下に反
応を行なうときは、その水溶液を含むものとする。
【0015】酸化反応において副生する有機酸は、前述
したように、ギ酸と酢酸が主たるものであるが、しか
し、これらに限定されるものではない。
したように、ギ酸と酢酸が主たるものであるが、しか
し、これらに限定されるものではない。
【0016】本発明によれば、原料炭化水素を酸化する
ための酸素を含有する酸化用ガスとして、通常、空気が
用いられるが、しかし、必要に応じて、酸素や、また、
酸素と窒素の任意の混合ガスを用いることもできる。
ための酸素を含有する酸化用ガスとして、通常、空気が
用いられるが、しかし、必要に応じて、酸素や、また、
酸素と窒素の任意の混合ガスを用いることもできる。
【0017】本発明によれば、原料炭化水素の酸化に際
して副生する有機酸を反応器から除去するために、上記
酸化用ガスとは別に、パージ用ガスを反応器の気相部に
連続して吹き込む。このパージ用ガスは、上記炭化水素
の酸化に有害な影響を与えないガスであれば、特に、限
定されるものではなく、従って、上記酸化用ガスと同じ
でもよく、例えば、空気でもよいが、しかし、好ましく
は、不活性ガス、例えば、窒素ガスが用いられる。パー
ジ用ガスの反応器への吹き込み量は、特に限定されるも
のではないが、通常、酸化用ガスの5〜20容積倍の範
囲である。
して副生する有機酸を反応器から除去するために、上記
酸化用ガスとは別に、パージ用ガスを反応器の気相部に
連続して吹き込む。このパージ用ガスは、上記炭化水素
の酸化に有害な影響を与えないガスであれば、特に、限
定されるものではなく、従って、上記酸化用ガスと同じ
でもよく、例えば、空気でもよいが、しかし、好ましく
は、不活性ガス、例えば、窒素ガスが用いられる。パー
ジ用ガスの反応器への吹き込み量は、特に限定されるも
のではないが、通常、酸化用ガスの5〜20容積倍の範
囲である。
【0018】原料炭化水素の酸化反応は、通常、常圧下
で行なえばよいが、必要に応じて、加圧下に行なっても
よい。反応温度は、通常、40〜120℃の範囲である
が、好ましくは、50〜100℃の範囲である。
で行なえばよいが、必要に応じて、加圧下に行なっても
よい。反応温度は、通常、40〜120℃の範囲である
が、好ましくは、50〜100℃の範囲である。
【0019】反応系内に水はあってもなくてもよい。ま
た、固体又は水溶液とした塩基性化合物の共存下に反応
を行なってもよい。塩基性化合物としては、例えば、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化カリウム
等が用いられるが、これらに限定されるものではない。
このような塩基性化合物は、前記アリールアルキル炭化
水素100重量部に対して、通常、0.0001〜10重
量部、好ましくは、0.001〜5重量部の範囲で用いら
れる。
た、固体又は水溶液とした塩基性化合物の共存下に反応
を行なってもよい。塩基性化合物としては、例えば、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化カリウム
等が用いられるが、これらに限定されるものではない。
このような塩基性化合物は、前記アリールアルキル炭化
水素100重量部に対して、通常、0.0001〜10重
量部、好ましくは、0.001〜5重量部の範囲で用いら
れる。
【0020】本発明による反応は、回分式、連続式のい
ずれでも行なうことができる。必要であれば、反応に不
活性な有機溶剤を反応溶剤として用いてもよい。出発原
料である炭化水素が反応温度で固体であれば、不活性な
有機溶剤に溶解させて溶液とし、加熱攪拌下に空気を吹
き込んで、酸化反応を行なってもよい。
ずれでも行なうことができる。必要であれば、反応に不
活性な有機溶剤を反応溶剤として用いてもよい。出発原
料である炭化水素が反応温度で固体であれば、不活性な
有機溶剤に溶解させて溶液とし、加熱攪拌下に空気を吹
き込んで、酸化反応を行なってもよい。
【0021】本発明によれば、通常、反応器の原料炭化
水素を含む液相部に酸化用ガスを吹き込むと共に、反応
器の気相部にパージ用ガスを吹き込むことによって、上
記炭化水素の酸化反応において副生した有機酸を反応器
から除去するが、しかし、必要に応じて、反応器の外部
に副反応器を付設し、反応器と副反応器との間で液相を
バイ・パスにて循環させながら、副反応器において、気
相部にパージ用ガスを吹き込んで、副生した有機酸を反
応系から連続して除去してもよい。
水素を含む液相部に酸化用ガスを吹き込むと共に、反応
器の気相部にパージ用ガスを吹き込むことによって、上
記炭化水素の酸化反応において副生した有機酸を反応器
から除去するが、しかし、必要に応じて、反応器の外部
に副反応器を付設し、反応器と副反応器との間で液相を
バイ・パスにて循環させながら、副反応器において、気
相部にパージ用ガスを吹き込んで、副生した有機酸を反
応系から連続して除去してもよい。
【0022】更に、本発明においては、必要に応じて、
反応の開始に際して、原料炭化水素にこれに対応する少
量のヒドロペルオキシドを開始剤として存在させてもよ
い。また、必要に応じて、遷移金属錯体等の触媒を併用
することも可能である。
反応の開始に際して、原料炭化水素にこれに対応する少
量のヒドロペルオキシドを開始剤として存在させてもよ
い。また、必要に応じて、遷移金属錯体等の触媒を併用
することも可能である。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。クメンヒドロペルオキシドの蓄積速度は、ヨードメ
トリー及びガスクロマトグラフィーにて求め、また、ク
メンヒドロペルオキシドの選択率は、高速液体クロマト
グラフィーにて求めた。
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。クメンヒドロペルオキシドの蓄積速度は、ヨードメ
トリー及びガスクロマトグラフィーにて求め、また、ク
メンヒドロペルオキシドの選択率は、高速液体クロマト
グラフィーにて求めた。
【0024】実施例1 SUS316L製の500mL容量反応器にクメン21
2gとクメンヒドロペルオキシド38gの混合物を仕込
み、0.69MPaの加圧下に100℃に加熱し、強攪拌
しながら空気を1200mL/分の割合で液相中に吹き
込むと共に、窒素ガスを1200mL/分の割合にて反
応器の気相部(ベント)に吹き込んで、クメンを空気酸
化した。反応の開始から1.5時間後のクメンヒドロペル
オキシドの蓄積速度は4.4重量%/時であり、その間に
生成したクメンヒドロペルオキシドの選択率は89mo
l%であった。
2gとクメンヒドロペルオキシド38gの混合物を仕込
み、0.69MPaの加圧下に100℃に加熱し、強攪拌
しながら空気を1200mL/分の割合で液相中に吹き
込むと共に、窒素ガスを1200mL/分の割合にて反
応器の気相部(ベント)に吹き込んで、クメンを空気酸
化した。反応の開始から1.5時間後のクメンヒドロペル
オキシドの蓄積速度は4.4重量%/時であり、その間に
生成したクメンヒドロペルオキシドの選択率は89mo
l%であった。
【0025】実施例2 反応器に空気を1200mL/分で吹き込むと共に、窒
素ガスを1800mL/分で吹き込んだ以外は、実施例
1と同様にして反応を行なった。反応の開始から1.5時
間後のクメンヒドロペルオキシドの蓄積速度は5.4重量
%/時であり、その間に生成したクメンヒドロペルオキ
シドの選択率は90mol%であった。
素ガスを1800mL/分で吹き込んだ以外は、実施例
1と同様にして反応を行なった。反応の開始から1.5時
間後のクメンヒドロペルオキシドの蓄積速度は5.4重量
%/時であり、その間に生成したクメンヒドロペルオキ
シドの選択率は90mol%であった。
【0026】実施例3 反応を105℃で行なった以外は、実施例1と同様にし
て反応を行なった。反応の開始から1.5時間後のクメン
ヒドロペルオキシドの蓄積速度は7.0重量%/時であ
り、その間に生成したクメンヒドロペルオキシドの選択
率は89mol%であった。
て反応を行なった。反応の開始から1.5時間後のクメン
ヒドロペルオキシドの蓄積速度は7.0重量%/時であ
り、その間に生成したクメンヒドロペルオキシドの選択
率は89mol%であった。
【0027】比較例1 反応器に窒素ガスを吹き込まなかった以外は、実施例1
と同様にして反応を行った。反応の開始から1.5時間後
のクメンヒドロペルオキシドの蓄積速度は3.9重量%/
時であり、その間に生成したクメンヒドロペルオキシド
の選択率は88mol%であった。
と同様にして反応を行った。反応の開始から1.5時間後
のクメンヒドロペルオキシドの蓄積速度は3.9重量%/
時であり、その間に生成したクメンヒドロペルオキシド
の選択率は88mol%であった。
【0028】比較例2 反応器に窒素ガスを吹き込まなかった以外は、実施例3
と同様にして反応を行った。反応の開始から1.5時間後
のクメンヒドロペルオキシドの蓄積速度は5.2重量%/
時であり、その間に生成したクメンヒドロペルオキシド
の選択率は85mol%であった。
と同様にして反応を行った。反応の開始から1.5時間後
のクメンヒドロペルオキシドの蓄積速度は5.2重量%/
時であり、その間に生成したクメンヒドロペルオキシド
の選択率は85mol%であった。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、密閉し
た反応器中、原料炭化水素を含む液相部に酸化用ガスを
吹き込んで、上記炭化水素を酸化して、対応するヒドロ
ペルオキシド類を製造する方法において、反応器の気相
部にパージ用ガスを連続的に吹き込んで、副生する有機
酸を連続して反応器から除去することによって、上記ヒ
ドロペルオキシド類を高濃度にて、しかも、高選択性に
て得ることができる。
た反応器中、原料炭化水素を含む液相部に酸化用ガスを
吹き込んで、上記炭化水素を酸化して、対応するヒドロ
ペルオキシド類を製造する方法において、反応器の気相
部にパージ用ガスを連続的に吹き込んで、副生する有機
酸を連続して反応器から除去することによって、上記ヒ
ドロペルオキシド類を高濃度にて、しかも、高選択性に
て得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 敏浩 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井化学株式会社内 (72)発明者 加藤 穂慈 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井化学株式会社内 (72)発明者 藤田 照典 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井化学株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC40 BB61 BD20 BE30
Claims (6)
- 【請求項1】原料炭化水素を反応器に仕込み、この炭化
水素を含む液相部に酸素を含有する酸化用ガスを吹き込
んで、上記炭化水素を対応するヒドロペルオキシド類に
酸化するヒドロペルオキシド類の製造方法において、副
生した有機酸を反応器から連続して除去することを特徴
とするヒドロペルオキシド類の製造方法。 - 【請求項2】反応器の気相部にパージ用ガスを連続的に
吹き込んで、副生した有機酸を反応器から連続して除去
する請求項1に記載のヒドロペルオキシド類の製造方
法。 - 【請求項3】原料炭化水素が一般式(I) 【化1】 (式中、Arはn価の芳香族炭化水素基を示し、P及び
Qはそれぞれ独立して水素原子又はアルキル基を示し、
nは1〜3の整数を示す。)で表わされるアリールアル
キル炭化水素である請求項1に記載のヒドロペルオキシ
ド類の製造方法。 - 【請求項4】アリールアルキル炭化水素がクメン、サイ
メン、m−ジイソプロピルベンゼン、p−ジイソプロピ
ルベンゼン、1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、イソ
プロピルナフタレン、ジイソプロピルナフタレン、イソ
プロピルビフェニル、ジイソプロピルビフェニル又はこ
れらの2種以上の混合物である請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】パージ用ガスが不活性ガスである請求項2
に記載の方法。 - 【請求項6】不活性ガスが窒素ガスである請求項5に記
載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11029771A JP2000229937A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | ヒドロペルオキシド類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11029771A JP2000229937A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | ヒドロペルオキシド類の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000229937A true JP2000229937A (ja) | 2000-08-22 |
Family
ID=12285314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11029771A Pending JP2000229937A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | ヒドロペルオキシド類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000229937A (ja) |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP11029771A patent/JP2000229937A/ja active Pending
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