JP2000230278A - 差筋用アンカー及びそのスリーブ部材圧接用プレス機 - Google Patents
差筋用アンカー及びそのスリーブ部材圧接用プレス機Info
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Abstract
接する形態を有する差筋用アンカーにおいて、異形鉄筋
とスリーブ部材とに十分な締結強度を持たせることを目
的とする。 【解決手段】本発明に係る差筋用アンカーは、異形棒材
2と、スリーブ部材4と、ピン部材6とを有し、スリー
ブ部材の異形棒材挿入領域を、外周方向において3方向
以上に等割したプレス型を用いて、同時にかつ均一にプ
レスしたものである。また、プレス型には、異形棒材の
異形筋間の少なくとも2個所に圧接歯筋が形成されるよ
うに、所定のピッチで圧接歯が設定され、かつ、圧接部
分の密着度が向上するように圧接歯の歯面は円弧状に形
成される。
Description
込まれる差筋用アンカーに関し、安価でしかも作業性の
優れ、かつ、定着の安定性に優れるものである。
うに、一端がテーパ状に拡径した異形鉄筋51に、一端
に長手方向の切り欠きが設けられたスリーブ部材52を
組み込んだもので、コンクリートの所定位置に設けた取
付穴53に挿入し、パイプ状の取付治具54でスリーブ
部材52を打ち付けて、スリーブ部材52の一端を取付
穴53内で拡径させることによって、異形鉄筋51の一
端をコンクリートに係止するものである。
定着強度は十分であったが、異形鉄筋51の一端にテー
パを形成するためコストが嵩み、また、取付に取付治具
54を異形鉄筋51に通す必要とするので、作業性にお
いて不都合があった。
示すように、異形鉄筋61と、スリーブ部材62と、ピ
ン部材63とを有し、異形鉄筋61を直に打込んでコン
クリートに定着させる差筋用アンカーがある。
に長さ方向に一定ピッチで異形筋が形成されたものであ
る。スリーブ部材62は、スリーブ状の部材で、一端に
異形鉄筋61が挿入された状態で圧接され、他端に数本
の切り込みが長さ方向に形成されている。ピン部材63
は、スリーブ部材62の他端に嵌入される。
は、プレス機を用いて異形鉄筋61を挿入した状態でス
リーブ部材62をプレスすることによって行われる。
む際は、コンクリートの所定位置に形成されたスリーブ
部材62を挿入可能な内径を有する取付穴に、上記スリ
ーブ部材62が圧接された異形鉄筋61の一端を挿入し
て打込む。このとき、スリーブ部材62の他端は、ピン
部材63がスリーブ部材62内に進入するために拡径
し、コンクリートの取付穴64の側面に食い込む。これ
によって、異形鉄筋61は、コンクリートに立設した状
態で係止される。
むだけでよいので、コンクリートに定着する際の作業性
に優れ、また、異形鉄筋61を単に切断するだけで良く
安価に構成されている。
ブ部材とを圧接させる形態の差筋用アンカーは、異形鉄
筋とスリーブ部材の圧接部分に十分な締結強度が得られ
ない場合がある。
において、異形鉄筋を引き抜くように力を加えると、コ
ンクリートが割れるよりも先に、異形鉄筋がスリーブ部
材から引き抜かれてしまう可能性があった。
ないために、圧接時に加圧方向と直行する方向において
スリーブ部材が拡径し易く、異形鉄筋の周囲にスリーブ
部材を均一に密着させることが難しいことが原因の一つ
と考えられる。
プレス機の型面にスリーブ部材の周方向や部分的に突起
した歯部を設けたものもあるが、十分な締結強度が得ら
れていない。
で、異形鉄筋をスリーブ部材から引き抜く方向に力を加
えると、約0.9tの力で異形鉄筋が引き抜かれる可能
性があった。また、部分的に突起を設けた場合等でも約
1.2t程度の力で異形鉄筋が引き抜かれる可能性があ
った。この場合、コンクリートが割れるよりも先に、ス
リーブ部材から異形鉄筋が抜けてしまう可能性がある。
着している場合に、例えば、異形鉄筋が直径10mmの
差筋用アンカーに引き抜く力を加えると、約1.3〜
1.5tの力でコンクリートが破壊される場合がある。
従って、異形鉄筋とスリーブ部材とを圧接する形態を有
する差筋用アンカーでは、さらに安全性を考慮して、圧
接部分に約1.7t以上の引き抜き力に耐え得る圧接強
度を担保する必要がある。
ーブ部材を圧接する形態を有する差筋用アンカーにおい
て、異形鉄筋とスリーブ部材とに十分な締結強度を持た
せることを目的とする。
スリーブ部材との圧接部を、複数の方向から同時に加圧
することによって、圧接部に十分な締結強度を持たせる
ことができると考え、以下に示すように、スリーブ部材
の外周方向の複数方向から同時に加圧することができる
プレス機を作成し、異形鉄筋とスリーブ部材との圧接部
を複数の方向から同時にプレスし、さらに、スリーブ部
材と異形鉄筋との密着度を向上させた差筋用アンカーに
係る発明を完成させた。
に長さ方向に一定のピッチの異形筋を有する異形棒材の
一端を、スリーブ形状のスリーブ部材の一端に挿入して
圧接したもので、スリーブ部材の他端がコンクリートの
取付穴内で拡径することによって、コンクリートに定着
する差筋用アンカーにおいて、スリーブ部材の異形棒材
挿入領域が、外周面の周方向において3個所以上の方向
から均一に圧接された圧接歯筋を有するものである。
て周方向に沿って円弧状に湾曲した歯筋とすることが望
ましい。また、圧接歯筋をスリーブ部材の長さ方向に一
定のピッチをもって複数配設し、スリーブ部材の異形棒
材挿入領域における異形棒材の異形筋間の少なくとも2
個所に、圧接歯筋を形成するように、圧接歯筋のピッチ
を設定することが望ましい。また、圧接は、スリーブ部
材の外周方向において略均等に分割した4方向から同時
にプレスすることが望ましい。
ーブ部材圧接用プレス機は、異形鉄筋を挿入した状態で
スリーブ部材を配置するスリーブ部材配設領域の外周方
向において3以上に分割された型部と、分割された型部
から各々スリーブ部材の長さ方向に一定長さで延在する
アームと、各アームの一定の中間位置に設けられた枢着
支点と、各アームの延在端部側において、スリーブ部材
と同一の中心軸をもって対向し、中心軸に沿って往復移
動可能に配設されたテーパ形状の外側面を備えるガイド
部材とを有し、各アームの延在側端部をガイド部材のテ
ーパ形状の外側面に当接させた状態で、前記ガイド部材
を中心軸に沿って移動させることによって、各アームの
延在側端部を拡・縮径させることによって、枢着支点を
介して、アームの型部を同期して縮・拡径させるもので
ある。
方向筋状に突出し、円弧状に窪んだ歯面が形成された歯
部を有することが望ましい。また、歯部は、中心軸の軸
線方向に一定のピッチをもって複数配設されており、ス
リーブ部材の異形棒材挿入領域における異形棒材の異形
筋間の少なくとも2個所を圧接するように、歯部のピッ
チが設定されたものであることが望ましい。また、分割
された型部の各型部間に、プレス時にスリーブ部材の余
肉を逃がすための隙間を有することが望ましい。型部
は、スリーブ部材の外周方向で略均等に4分割されたも
のであることが望ましい。
ーの実施形態について図面に基づいて説明する。
用アンカーは、異形鉄筋2と、スリーブ部材4と、ピン
部材6とを有し、スリーブ部材4の一端に異形鉄筋2が
挿入された状態で圧接され、スリーブ部材4の他端にピ
ン部材6が嵌入されたものである。
方向に一定のピッチをもって略1mm程度盛り上がった
異形筋2aが、外周面に形成されている。異形筋2aは
鋳型の型合わせのずれに伴って、棒材側面の半分毎で僅
かにずれが生じている。また、異形鉄筋2は異形筋2a
の位置に関わらず所定の長さに切断される。
態における異形鉄筋2は、異形筋2aが形成されていな
い部分の外径2bが10mmで、異形筋2aのピッチ2
cは6.5mmであり、異形筋2aの幅2dが1.5m
m、異形筋2a間の幅2eが5mmのものである。
かい材質の鋼鉄で形成されたスリーブ形状の部材であ
る。スリーブ部材4の外径は略一定で、内径は略中間部
を境として一端側と他端側とで肉厚差に基づく段差があ
る。このスリーブ部材の一端側は、肉厚が薄く異形鉄筋
2が挿入可能な内径を有する異形鉄筋挿入領域4aが形
成され、他端側は、肉厚が一端側よりも厚く、ピン部材
が嵌入可能な内径を有するピン部材嵌入領域4bが形成
されている。異形鉄筋挿入領域4aは、略20mm領域
長を有し、少なくとも3つの異形筋2aが挿入される。
ピン部材嵌入領域4bの側面は、他端側の端部から長さ
方向に切り込み4cが形成されている。
態におけるスリーブ部材4aは、全長が40mmのもの
で外径が14mmである。スリーブ部材4の異形鉄筋挿
入領域4aの内径は12mmで、ピン部材嵌入領域4b
の内径は10mmである。また、適合する取付穴の径は
14.5mmである。
の外径はスリーブ部材4の他端側に挿入可能で、拡径部
6aの外径は略スリーブ部材4の外径と同じである。
スリーブ部材4の一端に異形鉄筋2を挿入し、他端にピ
ン部材6を嵌入した状態で、異形鉄筋2が挿入されたス
リーブ部材4の異形鉄筋挿入領域4aをプレスすること
によって行われる。本実施形態のスリーブ部材4の圧接
は、4方向同時プレスが可能なプレス機を用いる。
リーブ部材4の外周方向において分割された直交領域に
プレス型8がそれぞれ配設される。4つのプレス型8
は、スリーブ部材4の外形に対応するように円弧状に窪
んだ型面8aと、異形鉄筋挿入領域4aに対応する領域
において型面から突出する圧接歯8bと、ピン部材挿入
領域4bに対応する領域において設けられる拡径防止片
8cとを有する。また、各プレス型8の間には所定の隙
間8dが形成されている。
挿入領域4aにおいて、所定のピッチで所定の高さに突
出し、歯面8b1が円弧状に窪んで形成される。圧接歯
8bのピッチは、異形鉄筋2の異形筋2aのピッチより
も少し短く設定され、異形筋2aがプレス型8の圧接歯
8bに対して任意の位置に存在しても、常に少なくとも
2つの圧接歯8bが異形鉄筋2の異形筋2a間に食い込
むように設定される。
したように異形鉄筋2の鋳造面を境にずれがあり、ま
た、上述したように異形鉄筋2が異形筋に対して任意の
位置で切断されるので、異形筋2aの位置はプレス型8
の圧接歯8bに対して一定でない。このため、異形鉄筋
2の異形筋2aがプレス型8に対して任意に存在して
も、異形筋2a間の少なくとも2箇所に圧接歯8bが対
応することを担保したものである。
プレス型81では、異形鉄筋挿入領域4aにおいて、左
の異形筋2aが圧接歯8bによって圧壊される可能性が
あるが、3つの圧接歯8bが異形鉄筋2の異形筋2a間
に食い込む。図5中上側のプレス型82では、異形鉄筋
挿入領域4aにおける3つの異形筋2aのうち、両端の
2つの異形筋2aが両端の圧接歯8bによって圧壊され
る可能性があるが、真ん中の異形筋2aを挟むように2
つの圧接歯8bが食い込む。このように、圧接歯は異形
鉄筋の異形筋よりも少し短いピッチで設定されることに
よって、異形鉄筋挿入領域において異形筋の位置に関わ
らず、異形筋間のうち少なくとも2個所に圧接歯が食い
込む。これにより、この場合でも異形鉄筋2とスリーブ
部材4とに十分な圧接強度が担保される。なお、圧接歯
が異形筋間の少なくとも2個所に食い込むように設定さ
れていれば、圧接歯のピッチは異形筋のピッチよりも広
くても良い。
歯8bは、圧接歯8bのピッチが4.5mmであり、圧
接歯8bの歯幅(A)が1.0mm、圧接歯間の幅
(B)が3.5mmで、円弧状の歯面のRが5.5m
m、歯の高さ(C)が型面から2mmのもので、スリー
ブ部材4の異形鉄筋挿入領域4aに対応する領域に4つ
の圧接歯8bが設けられる。
部材嵌入領域4bにおいて周方向に突出し、スリーブ部
材4の外径に対応するRの円弧状の押圧面8c1を有
し、スリーブ部材4の異形鉄筋挿入領域4aをプレスす
る際に、同時にピン部材嵌入領域4bが拡径しないよう
に、その外側面を押さえるものである。これによって、
プレス時にピン部材6が脱落することを防止できる。な
お、この実施形態における拡径防止片8cは、ピン部材
嵌入領域4bの両端の2個所に形成され、型面から1m
m突出している。
形成される隙間8dは、プレス時において約2mm形成
されるように設定されている。
から同時にプレスされるので、一回のプレスでスリーブ
部材4を周方向から同時にかつ均等に圧接することがで
きる。また、スリーブ部材4は、円弧状の歯面8b1を
有する圧接歯8bによって圧接されので、圧接歯筋4d
の形成される部分が異形鉄筋2の外周面に沿って圧着す
る。また、プレス時に生じるスリーブ部材4の余肉は、
4つのプレス型8の隙間に逃げることができるので、圧
接部分でのスリーブ部材4と異形鉄筋2との密着度が増
す。また、4つの圧接歯8bのうち、少なくとも2つの
圧接歯8bが異形鉄筋2の異形筋2a間に設定されるの
で、十分な圧接強度を担保することができる。
ーブ部材4とに十分な圧接強度を有しており、異形鉄筋
2とスリーブ部材4とに引き抜く方向に力を加えたと
き、約2.0tの力でスリーブ部材に割れが生じる可能
性がある。しかし、上述したように、コンクリートに定
着した状態で差筋用アンカーを引き抜く際に、差筋用ア
ンカー周囲のコンクリートが約1.3〜1.5tで破壊
されるので、この差筋用アンカーは、直径10mmの差
筋用アンカーとして十分な圧接強度が担保されている。
いて説明する。
所定の鉄筋定着位置にドリルによって直径14.5mm
の取付穴10を形成する。次に、差筋用アンカーのスリ
ーブ部材4側の端部を取付穴10に挿入する。次に、ハ
ンマー(図示省略)で差筋用アンカーを取付穴10に打
ち付ける。このとき、スリーブ部材4のピン部材嵌入領
域4bにピン部材6が進入していき、ピン部材嵌入領域
4bが側面の切り込み4cにより拡径して取付穴10の
壁面に食い込み、差筋用アンカーはコンクリートに定着
する。このように本実施形態の差筋用アンカーは、定着
作業の作業性が良好なものとなっている。
ス機の構造について説明する。
ブ部材配設領域12と、プレス部14と、アーム部16
と、アーム枢着支点18と、ガイド部20とを有する。
レス機の側面図であるが、説明の便宜上横方向に延在す
るアームは省略されている。
中央においてプレス方向と直交するようにスリーブ部材
4が配設される。スリーブ部材配設領域12の奥には、
スリーブ部材4の配設位置を設定し、かつ、プレス時に
ピン部材6が脱落することを防止するためのストッパ壁
12aが配設される。
2の外径方向において90度毎に分割された直交領域
に、それぞれプレス型8を有する。各プレス型8は、型
面8aからプレス方向に対して45度をなす側面を有す
る。
れぞれプレス方向と直交する方向に延在する4つのアー
ム16aを有する。各アーム16aのプレス型8と反対
側の端部は、ベアリングローラ16bが設けられる。
領域12の外周に配設されるプレス機の外枠22に固定
され、4本のアーム16aの中間部を枢支する支点であ
る。
テーパの中心軸Lがスリーブ部材配設領域12の中心と
一致し、径の小さい方をスリーブ部材配設領域12に向
け、かつ、中心軸Lに沿って直線往復移動するように配
設される。このとき、アーム部16の4つのベアリング
ローラ16bは、ガイド部20のテーパ外周に当接す
る。
挿入され他端にピン部材6が嵌入された状態で、プレス
機のスリーブ部材配設領域12に配設される。
がスリーブ部材配設領域12に向けて移動する。このと
き、ガイド部20のテーパ外周により、アーム部16の
ベアリングローラ16b側が外側に押し広げられて、ア
ーム部16は枢着支点で回動してプレス型8側において
縮径する。これによって、プレス機は、スリーブ部材配
設領域12に配設されたスリーブ部材4を同時にかつ均
等にプレスする。
向、5方向、6方向等の複数方向から同時にプレス可能
なものを構成できる。なお、4方向からプレスするプレ
ス機は、また、プレス型8が対向して配置され、かつ、
歯面8b1も広く設定できるので、プレス時のスリーブ
部材4の軸ぶれが生じにくえので、各方向において均一
に圧接し易い。
外周方向において略均等に分割されたプレス型8で同時
にプレスすることが可能であるので、スリーブ部材4を
複数の方向から同時にかつ均等にプレスすることができ
る。また、一回のプレスにおいて、スリーブ部材4を4
方向から均等にプレスすることができるので、製造時間
の短縮を図ることができる。また、少なくとも2つの圧
接歯8bが常に異形筋間に食い込むように、圧接歯8b
のピッチが設定されるので、スリーブの位置を手動で設
定する必要が無くプレス作業を自動化することができ
る。
施形態について説明したが、本発明の差筋用アンカー
は、上述のものに限定されるものではない。
は、スリーブ部材の外径方向で4方向に略均等に分割さ
れたものを用い、プレス機も4つのアームを持ち4方向
から同時にプレス可能な構造を示したが、同様の構成を
具備するプレス機を用いて3方向若しくは5方向から同
時にプレスするものとしても良い。また、型部の分割に
ついては、望ましい実施形態として等分割であるとした
が、本発明はこれに限定されるものではない。
3以上の方向から均等に圧接された圧接歯筋を形成する
ことによって、上述した従来の圧接手段よりも強い圧接
強度が得られる。
が10mmで、スリーブ部材の径が14mmであるもの
を示したが、本発明の差筋用アンカーは、上記寸法のも
のに限定されるものではない。例えば、スリーブ部材の
肉厚や、取付穴の径等について種々の変更が可能であ
る。
ーブ部材の径が17.5mmのものでは、異形鉄筋、ス
リーブ部材、ドリル径、プレス型の部材の各寸法は、後
記表1,表2に示すようになる。この場合も、プレス型
の圧接歯のピッチは、少なくとも2つの圧接歯筋がスリ
ーブ部材の異形鉄筋挿入領域の異形筋間に形成されるよ
うに設定されている。また、異形鉄筋に代えて、鉄以外
の異形棒材を用いることもできる。
ーは、異形鉄筋とスリーブ部材とを引き抜く方向に力に
対して約4.0tの力でスリーブ部材が破断し、異形鉄
筋とスリーブ部材の圧接部分は抜けない。これをコンク
リートに定着させた状態で、引き抜く方向に力を加える
と、約3.0tでコンクリートが破壊されるので、異形
鉄筋径が13mmの差筋用アンカーとして十分な圧接強
度を有する。
ブ部材の異形棒材挿入領域が、外周方向において3方向
以上に分割された方向から均一に圧接されるので、周方
向が均等な締結強度を持つ。また、スリーブ部材の外周
に対応する円弧状に窪んだ歯面を有する圧接歯によって
圧接されるので、スリーブ部材の圧接歯筋の形成される
部分が異形棒材の外周面に沿って密着する。また、スリ
ーブ部材の異形棒材挿入領域において異形棒材の異形筋
間の少なくとも2個所が圧接されるように、圧接歯のピ
ッチが設定されるので、スリーブ部材と異形棒材との締
結強度が十分に担保できる。また、プレス時に生じるス
リーブ部材の余肉が、4つのプレス型の隙間に逃げるこ
とができるので、圧接部分でのスリーブ部材と異形鉄筋
との密着度が増す。
材圧接用プレス機は、スリーブ部材の外周方向に分割さ
れたプレス型から延在し、中間に枢着支点を有するアー
ムの延在側端部を、テーパ状のガイド部材で拡・縮径さ
せることにより、アームのプレス型側を縮・拡径させる
ので、スリーブ部材を同時にかつ均一にプレスすること
ができる。また、一回のプレスにおいて、スリーブ部材
を複数の方向から均等にプレスすることができるので、
製造時間の短縮を図ることができる。また、プレス型に
スリーブ部材の余肉が逃げられる隙間を設定しているの
で、スリーブ部材と異形棒材との密着度が向上する。ま
た、少なくとも2つの圧接歯が異形筋間に食い込むよう
に、圧接歯のピッチが設定されるので、スリーブ部材の
位置を手動で設定する必要が無くプレス作業を自動化す
ることができる。
部分断面図。
側面図。
型の正面図。
型の端面図。
ブ部材配設領域に関する図面。
定着作業に関する図面。
図。
図。
Claims (9)
- 【請求項1】外周表面に長さ方向に一定のピッチの異形
筋を有する異形棒材の一端を、スリーブ形状のスリーブ
部材の一端に挿入して圧接したもので、スリーブ部材の
他端がコンクリートの取付穴内で拡径することによっ
て、コンクリートに定着する差筋用アンカーにおいて、 前記スリーブ部材の異形棒材挿入領域が、外周面の周方
向において3個所以上の方向から均一に圧接された圧接
歯筋を有することを特徴とする差筋用アンカー。 - 【請求項2】前記圧接歯筋が、スリーブ部材の外周面に
おいて周方向に沿って円弧状に湾曲した歯筋であること
を特徴とする請求項1記載の差筋用アンカー。 - 【請求項3】前記圧接歯筋をスリーブ部材の長さ方向に
一定のピッチをもって複数配設しており、前記スリーブ
部材の異形棒材挿入領域における異形棒材の異形筋間の
少なくとも2個所に、前記圧接歯筋を形成するように、
前記圧接歯筋のピッチを設定したことを特徴とする請求
項2記載の差筋用アンカー。 - 【請求項4】前記圧接が、前記スリーブ部材の外周方向
において略均等に分割した4方向から同時にプレスした
ものであることを特徴とする請求項1乃至3の差筋用ア
ンカー。 - 【請求項5】異形鉄筋を挿入した状態でスリーブ部材を
配置するスリーブ部材配設領域の外周方向において3以
上に分割された型部と、 前記分割された型部から各々スリーブ部材の長さ方向に
一定長さで延在するアームと、 前記各アームの一定の中間位置に設けられた枢着支点
と、 前記各アームの延在端部側において、スリーブ部材と同
一の中心軸をもって対向し、前記中心軸に沿って往復移
動可能に配設されたテーパ形状の外側面を備えるガイド
部材とを有し、 前記各アームの延在側端部を前記ガイド部材のテーパ形
状の外側面に当接させた状態で、前記ガイド部材を前記
中心軸に沿って移動させることによって、前記各アーム
の延在側端部を拡・縮径させることによって、前記枢着
支点を介して、前記アームの型部を同期して縮・拡径さ
せることを特徴とする差筋用アンカーのスリーブ部材圧
接用プレス機。 - 【請求項6】前記分割された型部が、前記型部から内向
きかつ周方向筋状に突出し、円弧状に窪んだ歯面が形成
された歯部を有することを特徴とする請求項5記載の差
筋用アンカーのスリーブ部材圧接用プレス機。 - 【請求項7】前記歯部が前記中心軸の軸線方向に一定の
ピッチをもって複数配設されており、前記スリーブ部材
の異形棒材挿入領域における異形棒材の異形筋間の少な
くとも2個所を前記歯部が圧接するように、前記歯部の
ピッチが設定されたことを特徴とする請求項6記載の差
筋用アンカーのスリーブ部材圧接用プレス機。 - 【請求項8】前記分割された型部の各型部間に、プレス
時にスリーブ部材の余肉を逃がすための隙間を有するこ
とを特徴とする請求項5乃至7記載の差筋用アンカーの
スリーブ部材圧接用プレス機。 - 【請求項9】前記型部が、スリーブ部材の外周方向で略
均等に4分割されたものであることを特徴とする請求項
5乃至8記載の差筋用アンカーのスリーブ部材圧接用プ
レス機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26183698A JP4176205B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 差筋用アンカーのスリーブ部材圧接用プレス機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26183698A JP4176205B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 差筋用アンカーのスリーブ部材圧接用プレス機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000230278A true JP2000230278A (ja) | 2000-08-22 |
| JP4176205B2 JP4176205B2 (ja) | 2008-11-05 |
Family
ID=17367426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26183698A Expired - Fee Related JP4176205B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 差筋用アンカーのスリーブ部材圧接用プレス機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4176205B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT500825A1 (de) * | 2003-05-14 | 2006-04-15 | Adolf Wuerth Gmbh & Co Kg | Verfahren zur herstellung einer dübelhülse und dübelhülse |
| CN119711704A (zh) * | 2024-11-26 | 2025-03-28 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 一种cfrp筋混凝土结构用锚具以及cfrp筋压接锚固施工工艺 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP26183698A patent/JP4176205B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT500825A1 (de) * | 2003-05-14 | 2006-04-15 | Adolf Wuerth Gmbh & Co Kg | Verfahren zur herstellung einer dübelhülse und dübelhülse |
| CN119711704A (zh) * | 2024-11-26 | 2025-03-28 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 一种cfrp筋混凝土结构用锚具以及cfrp筋压接锚固施工工艺 |
| CN119711704B (zh) * | 2024-11-26 | 2025-10-28 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 一种cfrp筋混凝土结构用锚具以及cfrp筋压接锚固施工工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4176205B2 (ja) | 2008-11-05 |
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