JP2000231201A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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JP2000231201A
JP2000231201A JP1368799A JP1368799A JP2000231201A JP 2000231201 A JP2000231201 A JP 2000231201A JP 1368799 A JP1368799 A JP 1368799A JP 1368799 A JP1368799 A JP 1368799A JP 2000231201 A JP2000231201 A JP 2000231201A
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弘章 佐藤
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Fuji Manufacturing Co Ltd
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プラズマディスプレイパネルの隔壁形成や電
極形成等のパターン形成に有効なパターン形成方法を提
供すること。 【解決方法】 基板1上に感光性樹脂組成物層3を積層
し(工程1)、パターンマスクを介して露光(工程
2)、現像(工程3)を行ってレジスト画像を形成(工
程4)した後、該形成されたレジスト画像の凹部に低融
点ガラスペースト等のパターン形成材料を埋め込み(工
程5)、感光性樹脂組成物の硬化レジストをサンドブラ
スト加工により除去(工程6)した後、焼成炉を通して
焼結することにより基板上にパターンが形成される(工
程7)。ことを特徴とするパターン形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルの隔壁形成や電極形成等の厚膜パターンを形
成する方法に関するものであり、更に詳しくはリフトオ
フ法において、感光性樹脂組成物の硬化レジストを容易
に除去することができるため、良好なパターン形成がで
きるパターン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、隔壁形成等の低融点ガラスのパタ
ーン形成や配線等の電極形成の方法として、スクリーン
印刷法、サンドブラスト法、リフトオフ法等が行われて
きた。パターン形成材料に低融点ガラスを使用したプラ
ズマディスプレイパネルの隔壁形成の場合、スクリーン
印刷法では、基板上にスクリーン印刷法で低融点ガラス
ペーストを同じパターンで所定の厚みまで何回も重ね刷
りして隔壁パターンを形成し、その後、焼成することに
より低融点ガラスのガラス化を行っている。
【0003】サンドブラスト法では、低融点ガラスペー
ストをコーターもしくはスクリーン印刷にて全面均一に
塗布し、乾燥後、サンドブラスト用のフォトレジストフ
ィルムをラミネートして、露光、現像を行い、レジスト
画像を形成し、その後サンドブラスト装置にて研磨材を
吹き付けレジスト膜で保護された低融点ガラスペースト
以外の部分の低融点ガラスペーストを研削、除去し、レ
ジストを剥離後焼成することにより隔壁を形成する。リ
フトオフ法では、基板上にフォトレジストフィルムをラ
ミネートし(必要に応じて所定の厚みにしたいときは何
回も繰り返してラミネートする。)、その後マスクをの
せて露光、現像を行いレジスト画像を形成し、該レジス
ト画像の凹部に低融点ガラスペーストを埋め込み乾燥し
た後、アルカリ剥離液に浸しレジストを膨潤させて該レ
ジストを剥離し、残った低融点ガラス部を焼成すること
により隔壁を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
クリーン印刷法によるパターン形成方法では、例えば1
80μmに形成するためには10回以上繰り返して印刷
を行わなければならないため、同じ位置に正確に重ね刷
りするには限界があり、大きな基板サイズに均一なパタ
ーンを形成することが困難であった。又、同様の理由で
形成するパターンをファイン化するにも限界があり、量
産性を考慮すると80μm以下に形成することは困難で
あった。従って、スクリーン印刷法によるパターン形成
では、プラズマディスプレイパネルの大型化、高精細
化、高輝度化を図る上で困難である。
【0005】又、サンドブラスト法によるパターン形成
方法では、高精細化で大型基板に対応できており、現状
では高精細化又は大型化のプラズマディスプレイパネル
の隔壁形成においてはこの方法が採用されているが、低
融点ガラス等のパターン形成材料を基板に全面塗布して
サンドブラストで削り取るため、削り取られた材料が廃
棄され、材料コストが高くなってしまう。プラズマディ
スプレイパネルの隔壁形成では、塗布された低融点ガラ
スの75%が捨てられ利用されるのは25%である。
又、削られた低融点ガラスは破砕された研磨材と混ざっ
てしまい再生が難しく、鉛ガラス等が入っているため廃
棄にもコストがかかってしまう、といった欠点がある。
【0006】一方、リフトオフ法によるパターン形成方
法においては、レジスト画像の凹部にパターン形成材料
を埋め込むため、必要な部分のみ材料を使用するので低
融点ガラスの廃棄の必要がなく、非常に効率のよい方法
であるが、厚膜の感光性樹脂組成物の硬化レジストを剥
離する際には剥離液に浸漬して該レジストを膨潤させて
剥離させるため、レジスト画像の凹部に埋め込んだパタ
ーン形成材料も一緒に剥離してしまうという欠点があっ
た。特に、プラズマディスプレイパネルの隔壁形成にお
いてはレジストのパターンと埋め込む低融点ガラスのパ
ターンの比が3:1で、低融点ガラスのパターンのほう
が狭く、又形成する低融点ガラスのパターンの高さも約
180μmと高いため、レジストの剥離が非常に難し
く、レジストの剥離と一緒に、埋め込んだ低融点ガラス
の剥離も起こってしまう。そのため、現実的にはプラズ
マディスプレイパネルの隔壁形成では使用されていない
状況である。
【0007】そこで、本発明ではこのような背景下にお
いて、埋め込むパターン形成材料を効率よく使用してパ
ターン形成することができ、更にパターン形成材料の埋
め込み後のレジスト剥離を良好に行うことができるパタ
ーン形成方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【問題を解決するための手段】しかるに、本発明者等
は、かかる事情に鑑み鋭意研究をした結果、基板上に感
光性樹脂組成物層を積層し、パターンマスクを介して露
光、現像を行ってレジスト画像を形成した後、該形成さ
れたレジスト画像の凹部にパターン形成材料を埋め込
み、感光性樹脂組成物の硬化レジストをサンドブラスト
加工により除去するパターン形成方法が、上記目的に合
致することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、埋め込んだパターン形成材料を剥離
することなく、硬化レジストのみを除去することができ
る有効な方法である。本発明では特に、パターン形成材
料がガラスペーストであるときプラズマディスプレイパ
ネルの隔壁形成に有用で、又、パターン形成材料が電極
形成性材料であるときプラズマディスプレイパネルの電
極形成に有用である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に述べる
(図1参照)。 (工程1)本発明では、先ず感光性樹脂組成物層を基板
上に積層するわけであるが、かかる感光性樹脂組成物と
しては、サンドブラストにより削れやすいものであれば
特に限定されない。該感光性樹脂組成物としては、ベー
スポリマー、エチレン性不飽和化合物、光重合開始剤か
らなるものであり、例えば、下記のものが好ましく用い
られる。
【0011】酸価が100〜200mgKOH/gで
重量平均分子量が30000〜120000のベースポ
リマー、エチレン性不飽和化合物、P,P′−ビス(ジ
アルキルアミノ)ベンゾフェノン、ヘキサアリールビイ
ミダゾール及びロイコ染料を含んでなり、ベースポリマ
ーとエチレン性不飽和化合物の合計100重量部に対し
てP,P′−ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン
を0.01〜0.25重量部、ヘキサアリールビイミダ
ゾールを1.0〜10重量部、ロイコ染料を0.05〜
2重量%含有し、かつエチレン性不飽和化合物が重合性
不飽和基を2個有してなるエチレン性不飽和化合物を9
5重量%以上含有してなる感光性樹脂組成物(特開平7
−248621号公報)、
【0012】ベースポリマー、エチレン性不飽和化合
物、N−フェニルグリシン、P,P′−ビス(ジアルキ
ルアミノ)ベンゾフェノン、pKaが2〜4の有機カル
ボン酸、ベンゾトリアゾール誘導体及びトリアジン誘導
体を含んでなり、ベースポリマーとエチレン性不飽和化
合物の合計100重量部に対してN−フェニルグリシン
を0.01〜5重量部、P,P′−ビス(ジアルキルア
ミノ)ベンゾフェノンを0.005〜1.0重量部、p
Kaが2〜4の有機カルボン酸を0.05〜5重量部、
ベンゾトリアゾール誘導体を0.03〜1.0重量部、
トリアジン誘導体を0.01〜1.0重量部含有してな
る感光性樹脂組成物(特開平6−148881号公
報)、
【0013】カルボキシル基含有ポリマー、エチレン
性不飽和化合物、ロフィン二量体、光重合開始剤(特に
ベンジルジメチルケタール)、ロイコ染料を含んでな
り、エチレン性不飽和化合物成分として下記(1)式で
示される化合物をエチレン性不飽和化合物成分全体に対
して50〜100重量%を含有し、更にカルボキシル基
含有ポリマーとエチレン性不飽和化合物の合計100重
量部に対してロフィン二量体を0.5〜6.0重量部、
光重合開始剤を0.1〜10重量部、ロイコ染料を0.
1〜3.0重量部含有してなる感光性樹脂組成物(特開
平10−115916号公報)、
【0014】
【化1】 ここで、R1、R2は、炭素数1〜3のアルキル基又は水
素で、それらは同一であってもよいし、互いに異なって
いてもよい。nは4〜20の整数である。
【0015】酸価が95〜250mgKOH/gで、
重量平均分子量が5000〜200000のベースポリ
マー、エチレン性不飽和化合物、自己開裂型開始剤を含
んでなり、エチレン性不飽和化合物中にエチレンオキシ
ド変性トリメチロールプロパントリアクリレートを50
重量%以上含有してなる感光性樹脂組成物(特開平10
−161306号公報)、
【0016】ベースポリマー、エチレン性不飽和化合
物、光重合開始剤及びシラン系化合物を含んでなり、か
つエチレン性不飽和化合物として少なくともグリセリン
トリアクリレートを用いてなる感光性樹脂組成物(特開
平10−198031号公報)、
【0017】ベースポリマー、エチレン性不飽和化合
物、光重合開始剤及びシラン系化合物を含んでなり、か
つエチレン性不飽和化合物として少なくともポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレートを用いてなる感光
性樹脂組成物(特開平10−198032号公報)、
【0018】ベースポリマー、エチレン性不飽和化合
物及び光重合開始剤を含んでなり、かつベースポリマー
の共重合体主成分として(メタ)アクリル酸エステル、
(メタ)アクリル酸及び水酸基含有(メタ)アクリル酸
エステルを用いてなる感光性樹脂組成物(特開平10−
198034号公報)、等が挙げられる。 〜の感光性樹脂組成物の具体例については、それぞ
れの公開公報に記載の通りのものである。
【0019】上記感光性樹脂組成物は、これをポリエス
テルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレン
フィルム等のベースフィルム面に塗工した後、必要に応
じてその塗工面の上からポリエチレンフィルム、ポリビ
ニルアルコール系フィルム等の保護フィルムを被覆して
フォトレジストフィルムとして使用される。フォトレジ
ストフィルム以外の用途としては、上記感光性樹脂組成
物をディップコート法、フローコート法、スクリーン印
刷法等の常法により、加工すべき基板上に直接塗工する
ことも可能である。塗工時にメチルエチルケトン、メチ
ルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテー
ト、シクロヘキセン、メチルセルソルブ、塩化メチレ
ン、1,1,1−トリクロルエタン等の溶剤を添加する
こともできる。上記フォトレジストフィルムの感光性樹
脂組成物層の厚みは5〜30μmであることが好まし
く、これを7〜250μm厚みになるように重ね刷りす
ることが好ましい。
【0020】基板上に上記感光性樹脂組成物層を積層す
るに際しては、フォトレジストフィルムのベースフィル
ムと感光性樹脂組成物層との接着力及び保護フィルムと
感光性樹脂組成物層との接着力を比較し、接着力の低い
方のフィルムを剥離してから感光性樹脂組成物層の側を
基板上に貼り付ける。
【0021】(工程2)基板上に該感光性樹脂組成物層
を積層した後は、他方のフィルム上にパターンマスク
(ポリエステルフィルム、ガラスマスク等)を密着さ
せ、露光に供する。露光は通常紫外線照射により行い、
その際の光源としては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カ
ーボンアーク灯、キセノン灯、メタルハライドランプ、
ケミカルランプ等が用いられる。紫外線照射後は、必要
に応じて加熱を行って、硬化の完全を図ることもでき
る。
【0022】(工程3、4)露光後は、レジスト上のフ
ィルムを剥離除去してから現像を行い、未露光部分を除
去し、レジスト画像を形成する。かかる現像について
は、上記感光性樹脂組成物がアルカリ現像型であるの
で、炭酸ソーダ、炭酸カルシウム等のアルカリ0.5〜
3重量%程度の稀薄水溶液を用いて行う。
【0023】(工程5)次いで、本発明では、形成され
たレジスト画像の凹部にパターン形成材料を埋め込み、
乾燥を行う。 (工程6、7)乾燥後、感光性樹脂組成物の硬化レジス
トをサンドブラスト加工により除去し、厚膜等のパター
ンを形成する。上記パターン形成材料は、特に限定され
ることなく、用途に応じて種々の材料が選択されるが、
中でもプラズマディスプレイパネルの隔壁形成において
は、低融点ガラスペーストを用いることが好ましく、
又、プラズマディスプレイパネルの電極形成において
は、電極形成性材料を用いることが好ましい。
【0024】隔壁形成を行うための低融点ガラスペース
トとしては、融点が400〜650℃、好ましくは40
0〜600℃のものであり、具体的には、低融点ガラス
パウダー、骨剤、耐熱顔料等を有機バインダー樹脂に分
散させた有機ペースト材料等が挙げられ、骨剤として
は、シリカ、アルミナ、ジルコニア、SiC、BN、S
US、マイカ等が用いられ、耐熱顔料としては、酸化ク
ロム、酸化鉄、酸化コバルト、酸化チタン、酸化銅、ア
ルミニウム等が挙げられる。又、該ペースト材料には、
硬化剤、安定剤、分散剤等の添加剤を配合することもで
きる。
【0025】更に、上記有機バインダー樹脂として、熱
硬化性樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、エポキシア
クリレート樹脂、セルロース系樹脂、及びそれらの樹脂
に沸点が150℃以上である可塑剤を含有させたもの、
ポリブタジエン樹脂、ポリイソプレン樹脂等が挙げられ
る。
【0026】該有機バインダーの含有量は、ガラスパウ
ダーと有機バインダー100重量部に対して3〜40重
量部であることが好ましく、更に好ましくは5〜30重
量部、特に好ましくは10〜30重量部である。かかる
有機バインダーの含有量が3重量部未満ではブラストに
より硬化レジストを除去する際にセラミックパターンに
もダメージが起こることとなり、40重量部を越えると
セラミックパターン形成後の焼成において残存炭素量が
増える可能性が高くなり好ましくない。
【0027】又、ガラス成分は、通常平均粒径10μm
以下の微粉末にして用いられるが、このガラス粉末の成
分として、特にその軟化点が540〜650℃、好まし
くは540〜600℃のものを、その一部または全部に
用いることが好ましい。該軟化点が540℃未満ではガ
ラスの溶融が早すぎてガスの内包が発生し、650℃を
越えるとガラスが溶融せず隔壁強度が得られなくなり好
ましくない。上記隔壁形成においては、パターン形成材
料の厚みは75〜250μmであることが好ましく、特
に好ましくは100〜200μmである。
【0028】電極形成を行うための電極形成性材料とし
ては、銀含有ペースト、半田含有ペースト、亜鉛含有ペ
ースト、銅含有ペースト等が挙げられる。上記電極形成
においては、パターン形成材料の厚みは5〜70μmで
あることが好ましく、特に好ましくは7〜50μmであ
る。
【0029】又、パターン形成材料の埋め込む方法につ
いては、上記凹部の開口部にパターン形成材料を流し込
み、ゴム又は金属等からなるスキージー又はスクレーバ
ー等をレジストパターン上部に接しながら基板と平行に
移動させながらはみ出した余分なパターン形成材料を除
去すると同時に、該開口部内に過不足なく充填し、次に
80〜120℃程度で乾燥を行う。この埋め込み工程
は、必要に応じて複数回繰り返してもよいし、充填性に
よっては最後にスクリーン版を介して、上部全面にパタ
ーン形成材料を塗布した後、余剰分を切削や研磨によっ
て除去してもよい。ここで、ガラスペーストを埋め込む
際には、該ガラスペーストを酢酸ブチルカルビトール、
酢酸セロソルブアセテート、メチルナフタレン等の溶剤
にて、60〜90重量%程度に希釈しておくことが好ま
しい。
【0030】サンドブラスト加工については、例えば、
粒子径が0.1〜100μm程度のSiC、CaC
3、H3BO3等の無機粉体やブドウ糖等の有機粉体を
用いて、ブラスト圧0.5〜10kgで吹き付けて硬化
レジストの除去を行う。硬化レジストを除去した後は、
形成されたガラス等のパターン形成材料は焼成される。
【0031】かくして本発明では、低融点ガラスペース
トや電極形成性材料等のパターン形成材料のパターニン
グにおいて、基板上、特にプラズマディスプレイパネル
形成用基板上に、感光性樹脂組成物のレジスト画像を形
成し、該レジスト画像の凹部にパターン形成材料を埋め
込み、感光性樹脂組成物の硬化レジストをサンドブラス
ト加工により除去するため、埋め込んだパターン形成材
料が硬化レジストと一緒に剥がれるということがなく、
良好なパターン形成が得られるのである。
【0032】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。尚、実施例中「%」、「部」とあるのは、断りの
ない限り重量基準を意味する。
【0033】実施例1 (ドープの調整)下記のベースポリマー(A)に下記の
モノマー(B)、下記の光重合開始剤(C)及びその他
の添加剤(D)を混合して感光性樹脂組成物を調整し、
更に溶媒としてメチルエチルケトン100部及びメチル
セロソルブ10部を混合してドープを得た。
【0034】 ベースポリマー(A) ・メチルメタクリレート/n−ブチルメタクリレート/2− エチルヘキシルアクリレート/メタクリル酸の共重合割合 が重量基準で50/10/15/25である共重合体(酸 価163.1mgKOH/g、ガラス転移点66℃、重量 平均分子量8万) 60部
【0035】 モノマー(B) ・エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアク リレート(大阪有機社製『ビスコート#360』) 30部 ・フェノキシヘキサエチレングリコールアクリレート(新中 村化学社製『AMP−60G』) 10部
【0036】 光重合開始剤(C) ・p,p’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン 0.02部 ・ヘキサアリールビイミダゾール 3.0部
【0037】 その他の添加剤(D) ・ロイコクリスタルバイオレット 0.3部 ・マラカイトグリーン 0.05部
【0038】(フォトレジストフィルムの作製及び基板
へのラミネート)次に得られたドープを、ギャップ10
ミルのアプリケーターを用いて厚さ20μmのポリエス
テルフィルム上に塗工し、室温で1分30秒間放置後、
60℃、90℃、110℃のオーブンでそれぞれ3分間
乾燥して、レジスト厚50μmのフォトレジストフィル
ム(保護フィルムは設けていない)を得た。これをガラ
ス基板にラミネートした後、該フォトレジストフィルム
のカバーフィルム(ポリエステルフィルム)を剥ぎ、更
に2層目のフォトレジストフィルムをラミネートした。
再度この操作を繰り返し150μm厚のフォトレジスト
フィルムの積層体を設けた。尚、上記のラミネート工程
においては、ガラス基板をオーブンで60℃に予熱し、
ラミネートロール温度100℃、同ロール圧3kg/c
2、ラミネート速度1.5m/minにてラミネート
した。
【0039】(露光、現像)上記のフォトレジストフィ
ルムの積層体表面にライン/スペース=300μm/1
00μmのパターンマスクを当てて、オーク製作所の露
光機HMW−532Dにて2kw超高圧水銀灯で450
mjで露光した。露光後15分間のホールドタイムを取
った後、1%Na2CO3水溶液、30℃で最小現像時間
の1.5倍の時間で現像して、基板上に開口幅97μ
m、開口高さ150μmのレジスト画像の凹部(雌型)
を形成させた。
【0040】(パターン形成材料の埋め込み)上記の凹
部(雌型)によって得られた開口部に下記処方のガラス
ペースト(融点550℃)を流し込み、ゴム製のスキー
ジーにより、該開口部内に過不足なく充填した後、12
0℃で60分間乾燥を行った。この操作を3回繰り返し
て充填を行った。
【0041】 ガラスペースト ・ガラスパウダー(PbO/B25/SiO2/Al23/ TiO2=31.1部/15.1部/9.2部/34.2 部/10.4部の混合物) 74部 ・バインダー(メチルメタクリレート/n−ブチルメタクリ レート/メタクリル酸=45部/54.5部/0.5部の 共重合体(酸価3.3mgKOH/g、重量平均分子量1 50000) 8部 ・エチレンオキサイド変性ビスフェノールA型ジアクリレート 18部
【0042】(サンドブラスト加工)ガラスペーストを
埋め込んだ後、不二製作所製のSCM−1ADE−40
1を用いて、研磨材CaCO3を噴霧圧力3kg/cm2
でノズル距離50mmのところから噴霧し、感光性樹脂
組成物の硬化レジストをサンドブラスト加工により除去
した。
【0043】上記で形成されたガラスパターンの形状を
走査型電子顕微鏡で観察したところ、やや上端部が丸味
を帯びたものの矩形形状に近く、比較的良好なパターン
が得られ、これを350℃〜380℃に脱灰工程を有
し、Max580℃に設定したメッシュベルト式焼成炉
を通して焼結を行った結果、良好なものであった。
【0044】実施例2 実施例1において、パターン形成材料として、下記に示
す電極形成性材料を用いた以外は同様に行った。(電極
形成材料の厚み40μm) 電極形成性材料(銀含有ペースト) ・銀 80部 ・バインダー(メチルメタクリレート/n−ブチル メタクリレート/メタクリル酸=45/54.5 /0.5(重量比)からなる共重合体(酸価3. 3mgKOH/g、重量平均分子量150000) 5部 ・エチレンオキサイド変性ビスフェノールA型ジアクリレート 15部 ・酢酸n−ブチルカルビトール 10部
【0045】上記で形成された電極パターンの形状を走
査型電子顕微鏡で観察したところ、やや上端部が丸味を
帯びたものの矩形形状に近く、比較的良好なパターンが
得られ、これを350〜380℃に脱灰工程を有し、M
ax580℃に設定したメッシュベルト式焼成炉を通し
て焼結を行った結果、良好なものであった。
【0046】実施例3 実施例1において、下記に示す感光性樹脂組成物のドー
プを用いた以外は同様に行った。 (ドープの調製)下記のベースポリマー(A)に下記の
モノマー(B)、下記の光重合開始剤(C)及びその他
の添加剤(D)を混合して感光性樹脂組成物を調整し、
更に溶媒としてメチルエチルケトン100部及びメチル
セロソルブ10部を混合してドープを得た。
【0047】 ベースポリマー(A) ・メチルメタクリレート/n−ブチルメタクリレート/2− エチルヘキシルアクリレート/メタクリル酸の共重合割合 が重量基準で20/40/20/20である共重合体(酸 価150mgKOH/g、ガラス転移点67.1℃、重量 平均分子量9万) 60部
【0048】 モノマー(B) ・エピクロルヒドリン変性グリセリントリアクリレート (長瀬産業社製、『デナコールDA−314』) 20部 ・プロピレングリコール#400ジアクリレート (新中村化学社製、『NKエステルAPG−400』) 10部 ・フェノキシテトラエチレングリコールアクリレート (東亞合成社製、『アロニックスM−102』 10部
【0049】 光重合開始剤(C) ・4−(4−メトキシナフチル)−2,6−ビス(トリ クロロメチル)−トリアジン 0.3部
【0050】 その他の添加剤(D) ・マラカイトグリーン 0.02部 ・ロイコクリスタルバイオレット 0.5部
【0051】上記で形成された電極パターンの形状を走
査型電子顕微鏡で観察したところ、やや上端部が丸味を
帯びたものの矩形形状に近く、比較的良好なパターンが
得られ、これを350〜380℃に脱灰工程を有し、M
ax580℃に設定したメッシュベルト式焼成炉を通し
て焼結を行った結果、良好なものであった。
【0052】実施例4 実施例1において、サンドブラスト加工の研磨材をブド
ウ糖に変更した以外は同様に行った。上記で形成された
電極パターンの形状を走査型電子顕微鏡で観察したとこ
ろ、やや上端部が丸味を帯びたものの矩形形状に近く、
比較的良好なパターンが得られ、これを350〜380
℃に脱灰工程を有し、Max580℃に設定したメッシ
ュベルト式焼成炉を通して焼結を行った結果、良好なも
のであった。
【0053】比較例1 実施例1において、パターン形成材料を埋め込んだ後、
サンドブラスト加工を行う代わりに、50℃に加温した
3%水酸化ナトリウム水溶液でシャワーリングを行い、
硬化レジストを剥離した。
【0054】上記で形成されたガラスパターンの形状を
走査型電子顕微鏡で観察したところ、レジスト剥離時に
ガラスペーストパターンも影響を受け、高さがばらつく
と共に、一部ガラスが露出するほどの欠損が生じ、満足
な隔壁が得られなかった。
【0055】
【発明の効果】本発明のパターン形成方法は、低融点ガ
ラスペーストや電極形成性材料等のパターン形成材料の
パターニングにおいて、基板上、特にプラズマディスプ
レイパネル形成用基板上に、感光性樹脂組成物のレジス
ト画像を形成し、該レジスト画像の凹部にパターン形成
材料を埋め込み、感光性樹脂組成物の硬化レジストをサ
ンドブラスト加工により除去するため、埋め込んだパタ
ーン形成材料が硬化レジストと一緒に剥がれるというこ
とがなく、パターン形成性に優れた効果を示すものであ
り、特にプラズマディスプレイパネルの隔壁形成や電極
成形に非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパターン形成方法に関する工程図で
ある。工程1は基板へのフォトレジストフィルムのラミ
ネート工程、工程2は紫外線による露光工程、工程3は
感光性樹脂組成物の未露光部分の現像工程、工程4はレ
ジスト画像形成工程、工程5はパターン形成材料の埋め
込み工程、工程6はサンドブラスト加工工程、工程7は
パターン形成工程である。
【符号の説明】
1・・・基板 2・・・フォトレジストフィルムのラミネーターロール 3・・・フォトレジストフィルム 4・・・パターンマスク 5・・・紫外線 6・・・現像液 7・・・パターン形成材料 8・・・サンドブラストノズル 9・・・研磨材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 101 H04N 5/66 101A Fターム(参考) 2H096 AA27 BA05 BA20 EA02 GA08 HA01 JA04 LA06 5C027 AA01 AA09 5C040 GC19 GF19 JA02 JA09 JA15 JA17 JA20 JA22 KA01 KA09 KA16 MA23 MA24 MA25 5C058 AA11 AB01 BA35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に感光性樹脂組成物層を積層し、
    パターンマスクを介して露光、現像を行ってレジスト画
    像を形成した後、該形成されたレジスト画像の凹部にパ
    ターン形成材料を埋め込み、感光性樹脂組成物の硬化レ
    ジストをサンドブラスト加工により除去することを特徴
    とするパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 パターン形成材料が、ガラスペーストで
    あることを特徴とする請求項1記載のパターン形成方
    法。
  3. 【請求項3】 パターン形成方法が、電極形成性材料で
    あることを特徴とする請求項1記載のパターン形成方
    法。
  4. 【請求項4】 感光性樹脂組成物層が感光性樹脂組成物
    をベースフィルムに積層してなるフォトレジストフィル
    ムであることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の
    パターン形成方法。
  5. 【請求項5】 基板がプラズマディスプレイパネル形成
    用基板であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記
    載のパターン形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7744714B2 (en) 2006-11-20 2010-06-29 E.I. Du Pont De Nemours And Company Paste patterns formation method and transfer film used therein
CN108339980A (zh) * 2017-01-23 2018-07-31 布鲁克Eas有限公司 用于制造至少两件式的结构的方法

Cited By (3)

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US7744714B2 (en) 2006-11-20 2010-06-29 E.I. Du Pont De Nemours And Company Paste patterns formation method and transfer film used therein
CN108339980A (zh) * 2017-01-23 2018-07-31 布鲁克Eas有限公司 用于制造至少两件式的结构的方法
CN108339980B (zh) * 2017-01-23 2021-04-09 布鲁克Eas有限公司 用于制造至少两件式的结构的方法

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