JP2000236272A - 音声放送の受信装置 - Google Patents

音声放送の受信装置

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JP2000236272A
JP2000236272A JP11035438A JP3543899A JP2000236272A JP 2000236272 A JP2000236272 A JP 2000236272A JP 11035438 A JP11035438 A JP 11035438A JP 3543899 A JP3543899 A JP 3543899A JP 2000236272 A JP2000236272 A JP 2000236272A
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dab
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Yoichi Uramoto
洋一 浦本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DABの所望の番組の受信中に、アナウンス
による割り込みが発生したときにも、それまで聴いてい
た番組と同じ内容の音声を継続して聴くことができるよ
うにする。 【解決手段】 DABの所望の番組の受信中に、DAB
の受信装置が備えるDAB−FMリンク機能を利用し
て、DABとサイマルキャストが行われているFM放送
番組を探しておく。DABのアナウンスによる割り込み
が発生したときは、サイマルキャストのFM放送番組お
よびDABアナウンスの音声信号を、音量制御回路1
3,25と混合回路14とにより、所定の比率で混合し
て、双方の音声を同時に聴くことができるようにする。
FM放送番組の音声信号は、遅延回路24により、DA
B受信回路10とFM受信回路20とのデータ処理時間
の差が補償される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル音声放
送およびFMラジオ放送の受信が可能であり、特に、ア
ナウンスと呼ばれる割り込み放送の優先受信が可能なも
のに好適な音声放送の受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパにおけるFM放送局の中に
は、RDS(Radio Data Service)サービスを行ってい
る放送局がある。このRDSサービスは、本来のオーデ
ィオ信号にRDSデータと呼ばれるデジタルデータを付
加して放送するものである。このRDSデータには、 PIコード ・・・ 放送局識別コード(プログラム
識別コード) PSデータ ・・・ 放送局名を示す文字データ PTYコード ・・・ 番組の内容を示す識別コード AFリスト ・・・ 代替周波数のリスト などがある。
【0003】そして、このRDSデータにエラー訂正用
のエンコード処理が行われ、このエンコード処理の行わ
れたRDSデータにより、周波数が57kHz(これ
は、ステレオパイロット信号の周波数19kHzの3倍
の値)のサブキャリア信号が平衡変調され、その被変調
信号が、主信号であるステレオコンポジット信号に加算
されて周波数多重化され、この多重化信号によりメイン
キャリア信号が周波数変調されて送信される。
【0004】このRDSを利用すれば、例えば、車で走
行中にカーオーディオで放送を聞いている場合に、その
放送の受信状態が悪化しても、AFリストを利用して、
受信周波数を切り換えることにより、受信中の晩具久美
を引き続き聴くことができる。また、据え置き型のFM
受信機においても、例えばPTYコードを利用すること
により、好みの番組だけを自動的に選択して聴くことが
できる。
【0005】一方、ヨーロッパにおけるデジタル音声放
送としてDAB(Digital Audio Broadcasting;Eur
eka147規格にしたがったデジタル音声放送)があ
る。このDABは、 伝送帯域幅:1.5 MHz 変調方式 :OFDM オーディオ信号のデータ圧縮方式:MPEGオーディオ
のレイヤIIを採用することにより、最大で64組のデジ
タルオーディオ信号やデジタルデータを同時に放送でき
るものである。
【0006】このため、DABにおいては、番組の放送
は、例えば図3に示すように、階層構造とされている。
すなわち、DABは、上記のように、1つのチャンネル
で1.5MHzの伝送帯域を使用しているが、この伝送
チャンネルは「アンサンブル」と呼ばれ、このアンサン
ブルの中心周波数に同調を取ることにより、そのアンサ
ンブルが選択される。
【0007】そして、このアンサンブルは、「サービ
ス」と呼ばれるグループに分割されている。図3の場合
には、4つのサービスに分割されている。そして、この
サービスは、さらにいくつかの「サービスコンポーネン
ト」に分割され、このサービスコンポーネントのそれぞ
れが、1つの番組を構成するデジタルオーディオ信号あ
るいはデジタルデータとされている。
【0008】この場合、サービスは、FM放送などにお
ける放送局の1つに対応するものであり、例えば、第1
のサービスの第1のサービスコンポーネントで第1会場
のサッカーゲーム(番組1A)を放送し、第2のサービ
スコンポーネントで第2会場のサッカーゲーム(番組1
B)を放送し、‥‥のように使用される。
【0009】また、アンサンブルおよびサービスには、
「アンサンブルID」および「サービスID」と呼ばれ
る識別コードがそれぞれ与えられ、このアンサンブルI
DおよびサービスIDのデータも送られてくる。さら
に、サービスコンポーネントには、サービスのそれぞれ
において通し番号が付けられ、その通し番号が送信され
ている。
【0010】したがって、DABの番組を聴く場合に
は、アンサンブル(周波数)を選択し、そのアンサンブ
ルに含まれる複数のサービスのうちの1つのサービス
(グループ)を選択し、さらに、その選択したサービス
の中から目的とするサービスコンポーネント(番組)を
選択することになる。
【0011】ところで、DABとFM放送とがサイマル
キャストを行う場合がある。つまり、DABとFM放送
とが、同一の地域で同一内容の番組を放送する場合があ
る。このような放送形態の場合、DABとFM放送との
うち、受信状態が良好なものを受信するように切り換え
れば、より優れた音質で番組を聴くことができる。そこ
で、この切り換えを簡単に実現するため、DABおよび
FM放送のRDSサービスには、「DAB−FMリン
ク」などと呼ばれる機能が用意されている。
【0012】このDAB−FMリンクにおいては、例え
ば図4に示すように、DABのあるサービスと、あるF
M放送の番組とが同一内容のとき、そのサービスのサー
ビスIDが、そのFM放送におけるPIコードと等しく
される。図4の場合には、アンサンブルαのサービス1
が、FM局Aと同一内容なので、サービス1のサービス
IDがFM局AのPIコードに等しくされている。ま
た、サービス2が、FM局Bと同一内容なので、サービ
ス2のサービスIDがFM局BのPIコードに等しくさ
れている。
【0013】さらに、このDAB−FMリンクを充実さ
せるため、DABおよびFM放送のRDSサービスで
は、「LSN」と呼ばれる識別子も送信され、例えば図
4に示すように、DABのあるサービスと、あるFM放
送の番組とが同一内容のとき、両方のLSNが等しくさ
れる。図4の場合には、アンサンブルαのサービス1〜
3が、FM局A〜Cとそれぞれ同一内容なので、サービ
ス1〜3のLSNと、FM局A〜CのLSNとがそれぞ
れ等しくされている。
【0014】したがって、DABとFM放送とのサイマ
ルキャストを行っている場合、DAB−FMリンク機能
を利用することにより、より優れた音質で番組を聴くこ
とができる。
【0015】なお、DABのサービスエリアは、一般
に、FM放送のサービスエリアよりも狭いので、サービ
スエリアの境界近傍などで、DAB受信が困難になった
場合にも、DAB−FMリンク機能により、同一内容の
FM放送に受信機を切り替えることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DABに
は、アナウンスと呼ばれる、割り込み放送がある。この
割り込み放送では、例えば、交通情報や気象情報など
が、30〜60秒程度放送される。
【0017】従来から、DAB受信機には、このアナウ
ンスによる割り込みを優先させるようにする機能が設け
られている。聴取者が、DABの受信時に、アナウンス
を優先受信するように、受信機を設定しておくと、DA
Bの番組の聴取中にアナウンスが発生したときに、DA
B受信機では、アナウンスが割り込んで、優先的にデコ
ードされて、聴取者に提供される。この機能により、何
時、放送が到来するかわからない交通情報などの割り込
み放送を確実に聴取できるようになる。
【0018】しかしながら、アナウンスによる割り込み
が発生すると、聴取者がそれまで聴いていたDABの番
組が中断されることになる。このアナウンスによる割り
込みは、聴取者にとっては予期せぬ時点で発生し、この
ため、DABの番組のうち、聴取者が聞きたい部分が、
アナウンスによって聴けなくなってしまう問題を生じ
る。
【0019】また、前述のような、FM放送のRDSサ
ービスでも、交通情報などの音声による割り込み放送
(以下、これもアナウンスと称する)がある。したがっ
て、上述のDABの場合と同様に、RDSサービスのア
ナウンスを優先受信するように、受信機を設定していた
場合、FM放送の主番組の聴取中に、RDSサービスの
アナウンスが発生すると、受信機においては、RDSサ
ービスのアナウンスが割り込んで、聴取者がそれまで聴
いていたFM放送の主番組は中断されてしまう問題があ
る。
【0020】さらに、前述のようなDAB受信機やFM
受信機には、コンパクトディスク(CD)やミニディス
ク(MD)のような媒体から音楽を再生する機能を備え
ると共に、これらの媒体から音楽を再生しているとき
に、DABやRDSサービスのアナウンスが発生する
と、これらのアナウンスを媒体からの音楽再生に割り込
ませる自動切り替え機能を備えたものがある。
【0021】このような自動切り替え機能を備えたDA
B受信機やFM受信機でも、媒体の再生中に、DABや
RDSサービスのアナウンスが発生すると、媒体からの
音楽再生が中断されて聴けなくなってしまうという問題
があった。
【0022】以上のような問題点にかんがみ、この発明
は、DABの受信時などに、アナウンスが発生した場合
にも、聴取者がそれまで聴いていた番組などの音声と同
じ音声を継続して聴くことができる、音声放送の受信装
置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明による音声放送の受信装置は、主デ
ジタル音声放送番組と、割り込み放送番組とを受信可能
なデジタル音声放送受信回路と、主FM放送番組と、デ
ータ放送番組による割り込み放送番組とを受信可能なF
M受信回路と、前記デジタル音声放送受信回路からのオ
ーディオ信号による再生出力の音量を制御するための第
1の音声制御手段と、前記FM受信回路からのオーディ
オ信号による再生出力の音量を制御するための第2の音
声制御手段と、前記第1および第2の音量制御手段の出
力を混合し、この混合出力を受信再生出力として出力す
る混合手段と、前記第1および第2の音声制御手段を、
前記デジタル音声放送受信回路からのオーディオ信号に
よる再生出力の音量と、前記FM受信回路からのオーデ
ィオ信号による再生出力の音量との和は一定として、両
音量比を可変制御する音量比制御手段と、を備えること
を特徴とするものである。
【0024】この請求項1の発明による音声放送の受信
装置においては、デジタル音声放送の番組と、FM放送
番組とを切り換えて、受信再生出力として取り出すので
はなく、両者を混合して取り出すようにしているので、
デジタル音声放送と、FM放送とを、適宜、混合して聴
取することができる。また、デジタル音声放送番組と、
FM放送番組のどちらか一方のみを聴取したいときに
は、混合比率を、デジタル音声放送:FM放送=1:
0、あるいは、デジタル音声放送:FM放送=0:1と
することにより、実現できる。
【0025】さらに、割り込み放送番組が優先指定され
ている場合であっても、現在聴取している放送と異なる
放送について、同一内容の主放送番組が存在する場合に
は、その主放送番組を混合手段に供給するようにするこ
とにより、現在聴取している主放送番組を中断すること
なく、割り込み放送番組を聴取することが可能になる。
【0026】また、請求項2の発明による音声放送の受
信装置は、請求項1に記載の音声放送の受信装置におい
て、前記デジタル音声放送について、前記割り込み放送
番組の所定のものを設定して、それを優先的に受信する
機能を設定する機能キーを備え、前記機能キーにより、
前記機能が設定されている場合においては、前記FM放
送番組について、前記デジタル音声放送受信回路で受信
されている番組と同一内容の番組を検索し、その検索の
結果、前記同一内容の番組があったときには、前記設定
された割り込み放送番組が受信されたときに、前記FM
放送受信回路から得られる前記同一内容の主FM放送番
組のオーディオ信号と、前記デジタル音声放送受信回路
において得られる前記割り込み放送番組のオーディオ信
号とを、所定の比率で混合したものを、前記混合手段か
ら出力するようにしたことを特徴とする。
【0027】この請求項2の発明による音声放送の受信
装置によれば、デジタル音声放送を聴取しているとき
に、割り込み放送番組の聴取が優先指定されている場合
であっても、現在聴取している主デジタル音声放送番組
を中断することなく、割り込み放送番組を聴取すること
が可能になる。
【0028】また、請求項3の発明による音声放送の受
信装置は、請求項1に記載の音声放送の受信装置におい
て、前記FM放送について、前記データ放送番組による
割り込み放送番組の所定のものを設定して、それを優先
的に受信する機能を設定する機能キーを備え、前記機能
キーにより、前記機能が設定されている場合において
は、前記デジタル音声放送番組について、前記FM受信
回路で受信されている番組と同一内容の番組を検索し、
その検索の結果、前記同一内容の番組があったときに
は、前記設定された割り込み放送番組が受信されたとき
に、前記デジタル音声放送受信回路から得られる前記同
一内容の主デジタル音声放送番組のオーディオ信号と、
前記FM放送受信回路において得られる前記割り込み放
送番組のオーディオ信号とを、所定の比率で混合したも
のを、前記混合手段から出力するようにしたことを特徴
とする。
【0029】この請求項3の発明による音声放送の受信
装置によれば、主FM放送番組を聴取しているときに、
割り込み放送番組の聴取が優先指定されている場合であ
っても、現在聴取している主FM放送番組を中断するこ
となく、割り込み放送番組を聴取することが可能にな
る。
【0030】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2に記載の音声放送の受信装置において、前記FM受信
回路からのオーディオ信号は、前記デジタル放送受信回
路におけるデコードのための遅延を考慮した遅延手段を
介して前記混合回路に供給するようにしたことを特徴と
する。
【0031】この請求項4の発明による音声放送の受信
装置においては、FM受信回路からの出力オーディオ信
号に対する、デジタル音声放送の受信回路における出力
オーディオ信号についてのデコード処理のための遅延時
間差が、遅延手段によって補償される。
【0032】また、請求項5の発明は、所定の記録媒体
から音声信号を再生する再生手段を備えると共に、複数
の番組と当該複数の番組の内容を示す番組データとが放
送される音声放送の所望の番組を受信し、かつ、当該所
望の番組の受信および上記記録媒体の再生に優先して上
記複数の番組中の所定の番組を随時受信可能とする受信
手段を備える音声放送の受信装置において、上記再生手
段および受信手段から出力される音声信号の音量をそれ
ぞれ制御する第1および第2の音量制御手段と、これら
音量制御手段の出力を混合する混合手段とを設けると共
に、上記所定の番組の優先受信に応動して上記第1およ
び第2の音量制御手段の制御量を所定値に設定する制御
量設定手段を設け、上記所定の番組の優先受信に応じて
上記受信手段および再生手段から出力される音声信号を
所定の比率で混合するようにしたことを特徴とする。
【0033】この請求項5の発明による音声放送の受信
装置においては、記録媒体の再生に優先して、所定の番
組が受信されると、制御量設定手段により、第1および
第2の音量制御手段の制御量が所定値に設定されて、受
信手段および再生手段から出力される音声信号が所定の
比率で混合されることにより、所定の番組の優先受信の
前に再生していた記録媒体からの音声信号が継続して出
力されて、聴取者は、所定の番組の優先受信の前に聴い
ていた記録媒体の再生音声を継続して聴くことができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を参照しな
がら、この発明による音声放送の受信装置の実施の形態
について説明する。
【0035】この実施の形態は、前述のような、DAB
−FMリンク機能に着目し、DABの受信中にアナウン
スが発生した場合には、DABとサイマルキャストが行
われているFM放送と、DABアナウンスとを同時に聴
くことができるようにしたものである。
【0036】[実施の形態の構成]この発明の実施の形
態の構成を図1に示す。
【0037】この実施の形態の受信装置は、DAB受信
回路10と、FM受信回路20と、システム制御回路
(マイクロコンピュータ)31とを含んで構成される。
【0038】DAB受信回路10は、デコード回路11
を含み、アンテナ12により受信された、DABの放送
波信号がDAB受信回路10に供給されて、デコード回
路11からは、所望の番組のデジタルオーディオデータ
が取り出される。
【0039】デコード回路11から取り出された、デジ
タルオーディオデータは、音量制御回路13と混合回路
14とを通じて、D−A変換器15に供給され、アナロ
グオーディオ信号に変換されて、音声増幅回路16を通
じて、スピーカ17に供給される。
【0040】一方、FM受信回路20は、復調回路21
を含み、アンテナ22により受信された、FM放送波信
号がFM受信回路20に供給されて、復調回路21から
は、オーディオ信号が取り出される。
【0041】このオーディオ信号は、A−D変換器23
に供給されて、デジタルオーディオデータに変換され、
遅延回路24において、DAB受信回路10のデコード
処理のために、FM受信回路20よりもオーディオ信号
出力が遅延される分に相当する時間の遅延処理を施さ
れ、音量制御回路25を通じて、混合回路14に供給さ
れて、音量制御回路13からのデジタルオーディオデー
タと混合され、D−A変換器15と音声増幅回路16と
を通じて、スピーカ17に供給される。なお、図1で
は、簡単のため、音声系はモノラルとして示してある。
【0042】図示は省略するが、DAB受信回路10
は、直交復調回路、複素フーリエ変換回路、ビタビデコ
ード回路などをも含んでおり、データ処理の所要時間
は、FM受信回路20のデータ処理時間よりも長い。
【0043】遅延回路24は、前述したように、DAB
受信回路10およびFM受信回路20のデータ処理時間
の差を補償するものであって、例えば、メモリを用いて
構成され、その遅延時間は、例えば、50msecに設
定される。
【0044】上述のようなDAB受信回路10およびF
M受信回路20と、システム制御回路(マイクロコンピ
ュータ)31との間で、受信周波数、DAB−FMリン
ク、DABアナウンスの割り込みなどの制御情報が授受
されると共に、システム制御回路31から音量制御回路
13,25に対して、DAB受信回路10およびFM受
信回路20の出力に対応する音声信号の混合比を制御す
るための制御信号が供給される。
【0045】また、マイクロコンピュータ31には、こ
のマイクロコンピュータ31において実行されるプログ
ラムの一部として、図2に示すような混合処理ルーチン
100が用意される。このルーチン100の詳細につい
ては、後述する。
【0046】さらに、マイクロコンピュータ31には、
各種の情報を表示する表示素子、例えばLCD32が接
続されると共に、例えばプッシュスイッチにより構成さ
れた複数の操作キー33a〜33nが接続される。
【0047】[実施の形態の混合処理]次に、図2をも
参照しながら、図1の実施の形態の混合処理について説
明する。
【0048】図1の実施の形態の受信装置は、複数の操
作キー33のうちのメニューキーが操作されると、LC
D32にメニューが表示される。更に、カーソルキーお
よび決定キーの操作により、DABアナウンスの優先が
設定されると共に、DAB−FMリンク機能が有効に設
定される。
【0049】なお、操作キー33a〜33nに、DAB
のアナウンスの優先受信の設定キーや、FM放送のデー
タ放送番組のアナウンスの優先受信の設定キーなどの機
能キーを設けるようにしてもよい。
【0050】前述のように、DAB−FMリンクにおい
ては、DABのあるサービスと、あるFM放送の番組と
が同一内容のとき、そのサービスのサービスIDが、そ
のFM放送におけるPIコードと等しくされると共に、
DABのあるサービスのLSN識別子と、あるFM放送
の番組のLSN識別子とが等しくされる。
【0051】上述のような設定の下に、マニュアル操作
などによりDABのアンサンブルを選択して所望のサー
ビスを受信するときは、マイクロコンピュータ31によ
り、図2に示すような、混合処理ルーチン100が実行
される。
【0052】このルーチン100がスタートすると、最
初のステップ101においては、DABのサービスID
と、RDSデータのPIコードとが等しいか否か、換言
すれば、現に受信しているDABの所望のサービスと同
一内容のFM放送があるか否かが判断される。
【0053】サービスIDとPIコードとが等しい場
合、即ち、DABの所望のサービスと同一内容のFM放
送がある場合は、次のステップ102に進み、DABの
LSN識別子と、RDSデータのLSN識別子とがある
か否かが判断される。
【0054】そして、DABおよびRDSデータの双方
にLSN識別子がある場合は、ステップ103に進み、
DABのLSN識別子と、RDSデータのLSN識別子
とが等しいか否か、換言すれば、現に受信しているDA
Bの所望のサービスと同一内容のFM放送があるか否か
が再度判断される。
【0055】DABおよびRDSデータの双方のLSN
識別子が等しい場合、即ち、DABの所望のサービスと
同一内容のFM放送がある場合は、次のステップ104
に進んで、DAB聴取中にアナウンスが発生したか否か
が判断され、DABアナウンスが発生しない場合は、ス
テップ101に戻る。
【0056】また、ステップ104において、DABの
所望のサービスの聴取中に、アナウンスが発生した場合
には、ステップ105に進み、マイクロコンピュータ3
1から各音量制御回路13,25に適宜の制御信号を供
給して、DABアナウンスの持続期間中、アナウンスの
音声と、DAB−FMリンク(機能によって選択された
FM放送の番組)の音声とを50:50の比率で混合す
るように、各音量制御回路13,25の制御量を調節す
る。
【0057】これにより、スピーカ17からは、DAB
のアナウンスとDAB−FMリンクの音声とが、同レベ
ルで混合されて放音される。
【0058】そして、聴取者は、アナウンスの発生前に
聴いていた、DABの所望のサービスと同一内容のFM
放送の番組の音声を、聴取者の耳で聞き分けることによ
り、アナウンスの発生後も、引き続いて聴くことができ
る。
【0059】上述のようなステップ105の後で、処理
はステップ101に戻る。
【0060】一方、上述のステップ101〜ステップ1
03において、現に受信しているDABの所望のサービ
スと同一内容のFM放送がないと判断された場合には、
それぞれステップ106に移行して、DAB聴取中にア
ナウンスが発生したか否かが判断され、DABアナウン
スが発生しない場合は、ステップ101に戻る。
【0061】また、ステップ106において、DABの
所望のサービスの聴取中に、アナウンスが発生した場合
には、ステップ107に進み、マイクロコンピュータ3
1から各音量制御回路13,25に適宜の制御信号を供
給して、DABアナウンスの持続期間中、アナウンスア
ナウンスの音声と、DAB−FMリンクの音声とを10
0:0の比率で混合するように、各音量制御回路13,
25の制御量を調節する。
【0062】これにより、スピーカ17からは、DAB
のアナウンスのみが、適宜のレベルで放音される。
【0063】上述のようなステップ107の後で、処理
はステップ101に戻る。
【0064】なお、図示は省略するが、受信装置の電源
が遮断されると、ルーチン100は終了する。
【0065】また、この実施の形態は、従来のDAB受
信機に対して、2つの音量制御回路13,25および混
合回路14と、遅延回路24とを追加して構成されるの
で、コストアップは小幅に抑えられる。
【0066】[他の実施の形態]前述のように、DAB
のアナウンスには、交通情報や気象情報などがある。こ
のアナウンスによる割り込みが発生すると、前述の実施
の形態では、アナウンスの音声がそれまで聴いていた所
望の番組の音声に混合されて、聴取者は、所望の番組の
音声を聴き分けなければならず、感興がそがれてしま
う。
【0067】特に、DABのアナウンスが、遠隔地の交
通情報や気象情報などの場合、聴取者は、無用の情報に
煩わされて、所望の番組を楽しむことができなくなる。
【0068】上述のような場合は、聴取者が適宜のキー
を操作して、DAB−FMリンクの音声とDABアナウ
ンスの音声とを、予め設定された、100:0の比率で
混合するように、各音量制御回路13,25の制御量を
調節することにより、DABのアナウンスは遮断され
て、スピーカ17からは、所望の番組の音声のみが、適
宜のレベルで放音されて、聴取者は、無用の情報に煩わ
されることなく、所望の番組を継続して楽しむことがで
きる。
【0069】また、前述の実施の形態では、DABのア
ナウンスによる割り込みが発生したとき、サイマルキャ
ストのFM放送番組があれば、その音声を混合するよう
にしたが、FMラジオのRDSサービスにも同様な割り
込み放送があって、DABの所望番組の聴取中に、RD
Sのアナウンスにより、FMに切り替えられる場合もあ
る。
【0070】この場合も、前述の実施の形態におけると
同様に、DABの所望番組の音声とRDSのアナウンス
の音声とを、適宜の比率で混合することにより、あるい
は、上述のように、聴取者が適宜のキーを操作して、R
DSのアナウンスを遮断することにより、DABの所望
番組の音声を継続して聴くことができる。
【0071】更に、前述のような自動切り替え機能を備
えたDAB受信機では、CDやMDのような記録媒体か
ら音楽を再生しているときに、DABやRDSサービス
のアナウンスによる割り込みが発生する場合がある。
【0072】この場合にも、前述の実施の形態における
と同様に、記録媒体から再生される音楽と、DABやR
DSサービスのアナウンスの音声とを、適宜の比率で混
合することにより、あるいは、聴取者が適宜のキーを操
作して、アナウンスを遮断することにより、記録媒体か
ら再生される音楽を継続して聴くことができる。
【0073】なお、音量制御回路13と、25とを、そ
のときの音量は、変えずに、両者の音量比を変更するよ
うにするマニュアルの操作手段を設けてもよい。この操
作手段によれば、上述のように混合されたアナウンスを
聴きたくないときには、その操作手段を操作すること
で、主音声放送番組のみを聴くことができると共に、主
音声放送番組の音量を絞って、アナウンスのみを聴くよ
うにすることもできる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、デジタル音声放送を受信しているときに、アナウン
スを優先受信する機能を設定している場合であっても、
FM放送のデータ放送番組に、同一内容のアナウンスの
番組があれば、優先受信の前に聴いていたデジタル音声
放送番組と、FM放送のデータ放送番組によるアナウン
スの番組とを、混合して聴取することができて、それま
で聴いていたデジタル音声放送番組の聴きたい部分を、
アナウンスの番組と共に、聴取できるようになる。
【0075】また、FM放送を受信しているときに、ア
ナウンスを優先受信する機能を設定している場合であっ
ても、デジタル音声放送番組に、同一内容のアナウンス
の番組があれば、優先受信の前に聴いていたFM放送番
組と、デジタル音声放送のアナウンスの番組とを、混合
して聴取することができて、それまで聴いていたFM放
送番組の聴きたい部分を、アナウンスの番組と共に、聴
取できるようになる。
【0076】また、請求項4の発明によれば、FM放送
受信と、デジタル音声放送受信とのデータ処理時間の差
を補償することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による音声放送の受信装置をDAB受
信機に適用した実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明の実施の形態の混合処理を説明するた
めの流れ図である。
【図3】この発明を説明するための階層図である。
【図4】この発明を説明するための図である。
【符号の説明】
10…DAB受信回路、11…デコード回路、12…ア
ンテナ、13…音量制御回路、14…混合回路、15…
D−A変換器、16…音声増幅回路、17…スピーカ、
20…FM受信回路、21…復調回路、22…アンテ
ナ、23…A−D変換器、24…遅延回路、25…音量
制御回路、31…システム制御回路(マイクロコンピュ
ータ)、32…LCD、33…操作キー、100…混合
処理ルーチン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主デジタル音声放送番組と、割り込み放送
    番組とを受信可能なデジタル音声放送受信回路と、 主FM放送番組と、データ放送番組による割り込み放送
    番組とを受信可能なFM受信回路と、 前記デジタル音声放送受信回路からのオーディオ信号に
    よる再生出力の音量を制御するための第1の音声制御手
    段と、 前記FM受信回路からのオーディオ信号による再生出力
    の音量を制御するための第2の音声制御手段と、 前記第1および第2の音量制御手段の出力を混合し、こ
    の混合出力を受信再生出力として出力する混合手段と、 前記第1および第2の音声制御手段を、前記デジタル音
    声放送受信回路からのオーディオ信号による再生出力の
    音量と、前記FM受信回路からのオーディオ信号による
    再生出力の音量との和は一定として、両音量比を可変制
    御する音量比制御手段と、 を備える音声放送の受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の音声放送の受信装置にお
    いて、 前記デジタル音声放送について、前記割り込み放送番組
    の所定のものを設定して、それを優先的に受信する機能
    を設定する機能キーを備え、 前記機能キーにより、前記機能が設定されている場合に
    おいては、前記FM放送番組について、前記デジタル音
    声放送受信回路で受信されている番組と同一内容の番組
    を検索し、 その検索の結果、前記同一内容の番組があったときに
    は、前記設定された割り込み放送番組が受信されたとき
    に、前記FM放送受信回路から得られる前記同一内容の
    主FM放送番組のオーディオ信号と、前記デジタル音声
    放送受信回路において得られる前記割り込み放送番組の
    オーディオ信号とを、所定の比率で混合したものを、前
    記混合手段から出力するようにしたことを特徴とする音
    声放送の受信装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の音声放送の受信装置にお
    いて、 前記FM放送について、前記データ放送番組による割り
    込み放送番組の所定のものを設定して、それを優先的に
    受信する機能を設定する機能キーを備え、 前記機能キーにより、前記機能が設定されている場合に
    おいては、前記デジタル音声放送番組について、前記F
    M受信回路で受信されている番組と同一内容の番組を検
    索し、 その検索の結果、前記同一内容の番組があったときに
    は、前記設定された割り込み放送番組が受信されたとき
    に、前記デジタル音声放送受信回路から得られる前記同
    一内容の主デジタル音声放送番組のオーディオ信号と、
    前記FM放送受信回路において得られる前記割り込み放
    送番組のオーディオ信号とを、所定の比率で混合したも
    のを、前記混合手段から出力するようにしたことを特徴
    とする音声放送の受信装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の音声放送
    の受信装置において、 前記FM受信回路からのオーディオ信号は、前記デジタ
    ル放送受信回路におけるデコードのための遅延を考慮し
    た遅延手段を介して前記混合回路に供給するようにした
    ことを特徴とする音声放送の受信装置。
  5. 【請求項5】所定の記録媒体から音声信号を再生する再
    生手段を備えると共に、 複数の番組と当該複数の番組の内容を示す番組データと
    が放送される音声放送の所望の番組を受信し、かつ、当
    該所望の番組の受信および上記記録媒体の再生に優先し
    て上記複数の番組中の所定の番組を随時受信可能とする
    受信手段を備える音声放送の受信装置において、 上記再生手段および受信手段から出力される音声信号の
    音量をそれぞれ制御する第1および第2の音量制御手段
    と、 これら音量制御手段の出力を混合する混合手段とを設け
    ると共に、 上記所定の番組の優先受信に応動して上記第1および第
    2の音量制御手段の制御量を所定値に設定する制御量設
    定手段を設け、 上記所定の番組の優先受信に応じて上記受信手段および
    再生手段から出力される音声信号を所定の比率で混合す
    るようにしたことを特徴とする音声放送の受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7499630B2 (en) 2001-04-18 2009-03-03 Robert Bosch Gmbh Method for playing back multimedia data using an entertainment device
EP2091164A2 (en) 2008-02-13 2009-08-19 Sony Corporation Radio receiving apparatus and output restoring method

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