JP2000239631A - コンクリート用接着剤及び接着方法 - Google Patents
コンクリート用接着剤及び接着方法Info
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリートやモルタル同士、又はコンクリ
ートと金属、プラスチック、木材等の異質な被接着材料
とを一体的に強固に接着するコンクリート用接着剤、及
び同接着剤を使用して実施するコンクリートの接着方法
を提供する。 【解決手段】 酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレ
ン、アクリル酸エステルの共重合体エマルジョンであ
り、コンクリートの接着面へ塗布し、乾燥した塗膜を介
してコンクリートを打設し接着させる。
ートと金属、プラスチック、木材等の異質な被接着材料
とを一体的に強固に接着するコンクリート用接着剤、及
び同接着剤を使用して実施するコンクリートの接着方法
を提供する。 【解決手段】 酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレ
ン、アクリル酸エステルの共重合体エマルジョンであ
り、コンクリートの接着面へ塗布し、乾燥した塗膜を介
してコンクリートを打設し接着させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリートや
モルタル(以下、コンクリートと云う)同士、又はコン
クリートと金属、プラスチック、木材等の異質な被接着
材料とを一体的に強固に接着するコンクリート用接着
剤、及び同接着剤を使用して実施するコンクリートの接
着方法に関する。
モルタル(以下、コンクリートと云う)同士、又はコン
クリートと金属、プラスチック、木材等の異質な被接着
材料とを一体的に強固に接着するコンクリート用接着
剤、及び同接着剤を使用して実施するコンクリートの接
着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート同士の打継ぎ、又は
コンクリートと鉄筋、鉄骨あるいは埋め込みアンカー、
アンカーボルトのような金属との一体化接合、コンクリ
ート表面の防蝕、防水、或いは化粧仕上げを目的とする
プラスチックや木材等の異質材料とを一体的に接着する
必要性は大で多岐にわたっている。従来一般に使用され
ているコンクリート用接着剤は、エポキシ樹脂が通例で
あり、同接着剤をコンクリート打設の直前に被接着面へ
塗布していた。
コンクリートと鉄筋、鉄骨あるいは埋め込みアンカー、
アンカーボルトのような金属との一体化接合、コンクリ
ート表面の防蝕、防水、或いは化粧仕上げを目的とする
プラスチックや木材等の異質材料とを一体的に接着する
必要性は大で多岐にわたっている。従来一般に使用され
ているコンクリート用接着剤は、エポキシ樹脂が通例で
あり、同接着剤をコンクリート打設の直前に被接着面へ
塗布していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエポキシ樹脂接
着剤は、接着能力も高く、適用範囲も金属、プラスチッ
ク、木材等に広範囲に及んでいるが、使い勝手が誠に悪
く、信頼性にも欠けるため、あまり使用されていないの
が実情である。
着剤は、接着能力も高く、適用範囲も金属、プラスチッ
ク、木材等に広範囲に及んでいるが、使い勝手が誠に悪
く、信頼性にも欠けるため、あまり使用されていないの
が実情である。
【0004】即ち、エポキシ樹脂接着剤は、接着面への
塗布後、まだ乾かない間にコンクリートの打設を行わね
ばならない。塗布面(塗膜)が乾くと接着能力を喪失す
るからである。ところが同エポキシ樹脂接着剤は、塗布
後の乾燥硬化の時間が、通例のもので20分から1時間
ぐらい、特殊に配合されたものでもせいぜい1日とか2
日ぐらいの時間でしかない。その上、夏場のように気温
の高い場合には、前記塗布後の乾燥硬化の時間はおよそ
1/4ぐらいにまで短縮されてしまう。
塗布後、まだ乾かない間にコンクリートの打設を行わね
ばならない。塗布面(塗膜)が乾くと接着能力を喪失す
るからである。ところが同エポキシ樹脂接着剤は、塗布
後の乾燥硬化の時間が、通例のもので20分から1時間
ぐらい、特殊に配合されたものでもせいぜい1日とか2
日ぐらいの時間でしかない。その上、夏場のように気温
の高い場合には、前記塗布後の乾燥硬化の時間はおよそ
1/4ぐらいにまで短縮されてしまう。
【0005】従って、コンクリート打設の進捗状況と所
要時間とを比較考量すると、極めて小規模な、又は部分
的な工事の場合はさておき、通常規模のコンクリート工
事では、エポキシ樹脂接着剤の塗布後の乾燥速度とコン
クリート打設の進捗とを整合させることは工程の実際上
不可能に近く、これがために特殊な場合を除き使用され
ていないのが実情である。
要時間とを比較考量すると、極めて小規模な、又は部分
的な工事の場合はさておき、通常規模のコンクリート工
事では、エポキシ樹脂接着剤の塗布後の乾燥速度とコン
クリート打設の進捗とを整合させることは工程の実際上
不可能に近く、これがために特殊な場合を除き使用され
ていないのが実情である。
【0006】また、仮に工程上の時間的折り合いをつけ
て使用するとしても、塗布作業(塗布時間)の前後の差
により、未だ乾燥していない部位と既に乾燥してしまっ
た部位の発生することは現実問題として避けられない。
その故に同じ被接着面であっても、確実に接着されてい
る部分(面)と、全く接着していない部分、あるいは接
着力が弱い部分などのバラツキの生ずることは当然に予
想されるところであり、接着効果の信頼性に欠けること
は否めない。しかし、コンクリート構造物においては、
こうした不確実性はとうてい許されないのである。
て使用するとしても、塗布作業(塗布時間)の前後の差
により、未だ乾燥していない部位と既に乾燥してしまっ
た部位の発生することは現実問題として避けられない。
その故に同じ被接着面であっても、確実に接着されてい
る部分(面)と、全く接着していない部分、あるいは接
着力が弱い部分などのバラツキの生ずることは当然に予
想されるところであり、接着効果の信頼性に欠けること
は否めない。しかし、コンクリート構造物においては、
こうした不確実性はとうてい許されないのである。
【0007】従って、本発明の目的は、被接着面へ塗布
した後の乾燥硬化の所要時間に接着効果を左右されな
い、というよりもむしろ乾燥硬化して初めて接着能力を
発揮するドライ型であり、屋外で暴露され、雨水に濡れ
ても接着能力に支障がなく、よって被接着面へ塗布した
後の経過時間とコンクリート打設の進捗状況ないし所要
時間との間の時間的制約条件は無いに等しく、使い勝手
に優れ、適用範囲、適用条件の幅が広いコンクリート用
接着剤、及び同接着剤を使用して実施するコンクリート
の接着方法を提供することである。
した後の乾燥硬化の所要時間に接着効果を左右されな
い、というよりもむしろ乾燥硬化して初めて接着能力を
発揮するドライ型であり、屋外で暴露され、雨水に濡れ
ても接着能力に支障がなく、よって被接着面へ塗布した
後の経過時間とコンクリート打設の進捗状況ないし所要
時間との間の時間的制約条件は無いに等しく、使い勝手
に優れ、適用範囲、適用条件の幅が広いコンクリート用
接着剤、及び同接着剤を使用して実施するコンクリート
の接着方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、請求項1記載の発明に係るコンクリー
ト用接着剤は、酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレ
ン、アクリル酸エステルの共重合体エマルジョンであ
り、コンクリートの接着面へ塗布し、乾燥した塗膜を介
してコンクリートを打設し接着させることを特徴とす
る。
めの手段として、請求項1記載の発明に係るコンクリー
ト用接着剤は、酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレ
ン、アクリル酸エステルの共重合体エマルジョンであ
り、コンクリートの接着面へ塗布し、乾燥した塗膜を介
してコンクリートを打設し接着させることを特徴とす
る。
【0009】請求項2に記載した発明に係るコンクリー
ト用接着剤は、酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレ
ン、アクリル酸エステル、アクリロニトリルの共重合体
エマルジョンであり、コンクリートの接着面へ塗布し、
乾燥した塗膜を介してコンクリートを打設し接着させる
ことを特徴とする。
ト用接着剤は、酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレ
ン、アクリル酸エステル、アクリロニトリルの共重合体
エマルジョンであり、コンクリートの接着面へ塗布し、
乾燥した塗膜を介してコンクリートを打設し接着させる
ことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載した発明に係るコンクリー
トの接着方法は、酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレ
ン、アクリル酸エステルの共重合体エマルジョンである
接着剤をコンクリートの接着面へ塗布し、その塗膜が乾
燥した後に、同塗膜を介してコンクリートを打設し接着
させることを特徴とする。
トの接着方法は、酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレ
ン、アクリル酸エステルの共重合体エマルジョンである
接着剤をコンクリートの接着面へ塗布し、その塗膜が乾
燥した後に、同塗膜を介してコンクリートを打設し接着
させることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載した発明に係るコンクリー
ト用接着剤は、酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレ
ン、アクリル酸エステル、アクリロニトリルの共重合体
エマルジョンである接着剤をコンクリートの接着面へ塗
布し、その塗膜が乾燥した後に、同塗膜を介してコンク
リートを打設し接着させることを特徴とする。
ト用接着剤は、酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレ
ン、アクリル酸エステル、アクリロニトリルの共重合体
エマルジョンである接着剤をコンクリートの接着面へ塗
布し、その塗膜が乾燥した後に、同塗膜を介してコンク
リートを打設し接着させることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施形態及び実施例】請求項1記載の発明に係
るコンクリート用接着剤は、酢酸ビニル、高級カルボン
酸、スチレン、アクリル酸エステルの共重合体エマルジ
ョンであり、これはコンクリートの接着面へ刷毛塗り、
或いはスプレーによる噴霧等の方法で塗布し、乾燥し硬
化した塗膜を介してコンクリートを打設し接着させるこ
とを特徴とする。
るコンクリート用接着剤は、酢酸ビニル、高級カルボン
酸、スチレン、アクリル酸エステルの共重合体エマルジ
ョンであり、これはコンクリートの接着面へ刷毛塗り、
或いはスプレーによる噴霧等の方法で塗布し、乾燥し硬
化した塗膜を介してコンクリートを打設し接着させるこ
とを特徴とする。
【0013】上記4つの物質から成る共重合体エマルジ
ョンは下記の構造
ョンは下記の構造
【化1】 となり得るが、この限りではない。酢酸ビニル、高級カ
ルボン酸、スチレン、アクリル酸エステルは様々な順番
で重合し得る。
ルボン酸、スチレン、アクリル酸エステルは様々な順番
で重合し得る。
【0014】請求項2に記載した発明に係るコンクリー
ト用接着剤は、同様に酢酸ビニル、高級カルボン酸、ス
チレン、アクリル酸エステルのほか、アクリロニトリル
との共重合体エマルジョンであり、やはり、これはコン
クリートの接着面へ刷毛塗り、或いはスプレーによる噴
霧等の方法で塗布し、乾燥し硬化した塗膜を介してコン
クリートを打設し接着させることを特徴とする。
ト用接着剤は、同様に酢酸ビニル、高級カルボン酸、ス
チレン、アクリル酸エステルのほか、アクリロニトリル
との共重合体エマルジョンであり、やはり、これはコン
クリートの接着面へ刷毛塗り、或いはスプレーによる噴
霧等の方法で塗布し、乾燥し硬化した塗膜を介してコン
クリートを打設し接着させることを特徴とする。
【0015】上記5つの物質から成る共重合体エマルジ
ョンは下記の構造
ョンは下記の構造
【化2】 となり得るが、この限りではない。酢酸ビニル、高級カ
ルボン酸、スチレン、アクリル酸エステル、アクリロニ
トリルは様々な順番で重合し得る。
ルボン酸、スチレン、アクリル酸エステル、アクリロニ
トリルは様々な順番で重合し得る。
【0016】以上要するに、本発明のコンクリート用接
着剤は、酢酸ビニル樹脂が持つ接着性、アクリル酸エス
テルの軟らかさ、スチレン及びアクリロニトリルの硬
さ、スチレンの耐水性、アクリロニトリルの耐油性、高
級カルボン酸の対アルカリ性など、各モノマー樹脂が発
揮する特長、物性をそれぞれ利用するべく程良い割合で
配合して共重合体エマルジョンとして製品化したもので
ある。
着剤は、酢酸ビニル樹脂が持つ接着性、アクリル酸エス
テルの軟らかさ、スチレン及びアクリロニトリルの硬
さ、スチレンの耐水性、アクリロニトリルの耐油性、高
級カルボン酸の対アルカリ性など、各モノマー樹脂が発
揮する特長、物性をそれぞれ利用するべく程良い割合で
配合して共重合体エマルジョンとして製品化したもので
ある。
【0017】このコンクリート用接着剤の性能は、コン
クリート同士の打継ぎ接合の接着はもとより、各種のプ
ラスチック、鉄鋼を初めとする金属類、木材、タイル等
との接着力にも優れている。このコンクリート用接着剤
の乾燥硬化の進捗状況は、気温、湿度、通風状態などに
より種々異なるが、早ければ塗布後約半日、長くても1
日も経過すると、接着強度を発揮する状態に硬化した塗
膜を形成する。従って、塗布後2日も経過すれば、いか
なる環境下であれ、接着を期待してコンクリート打設を
行うことが出来る。
クリート同士の打継ぎ接合の接着はもとより、各種のプ
ラスチック、鉄鋼を初めとする金属類、木材、タイル等
との接着力にも優れている。このコンクリート用接着剤
の乾燥硬化の進捗状況は、気温、湿度、通風状態などに
より種々異なるが、早ければ塗布後約半日、長くても1
日も経過すると、接着強度を発揮する状態に硬化した塗
膜を形成する。従って、塗布後2日も経過すれば、いか
なる環境下であれ、接着を期待してコンクリート打設を
行うことが出来る。
【0018】以下に、接着強度試験の結果を示す。コン
クリートに対する被接着物として各種のプラスチック成
形板、モルタル、鉄板を選択して、接着剤塗布後の暴露
経過日数と接着強度の推移を試験した結果を下記の[表
1]に示す。試験方法は、本発明のコンクリート用接着
剤を被接着面へ刷毛塗りした後、屋外暴露した。所定の
暴露日数乃至期間の経過時点でコンクリートの打設を行
い、屋外で養生した。コンクリート打設後、5週間経過
した時点で接着面の引張り試験を行った。接着強度の単
位は、kgf/cm2である。
クリートに対する被接着物として各種のプラスチック成
形板、モルタル、鉄板を選択して、接着剤塗布後の暴露
経過日数と接着強度の推移を試験した結果を下記の[表
1]に示す。試験方法は、本発明のコンクリート用接着
剤を被接着面へ刷毛塗りした後、屋外暴露した。所定の
暴露日数乃至期間の経過時点でコンクリートの打設を行
い、屋外で養生した。コンクリート打設後、5週間経過
した時点で接着面の引張り試験を行った。接着強度の単
位は、kgf/cm2である。
【表1】
【0019】なお、鉄板については、暴露中の錆の発生
のため、1週間暴露以後の試験は中止した。コンクリー
ト自体の引っ張り強度は、20〜30kgf/cm2であるこ
とを、各接着強度と対比されたい。次に、請求項3、4
に記載した発明に係るコンクリートの接着方法は、上記
コンクリート用接着剤を使用する方法であって、酢酸ビ
ニル、高級カルボン酸、スチレン、アクリル酸エステル
の共重合体エマルジョン又は酢酸ビニル、高級カルボン
酸、スチレン、アクリル酸エステル、アクリロニトリル
の共重合体エマルジョンである接着剤をコンクリートの
接着面へ塗布し、その塗膜が乾燥した後に、同塗膜を介
してコンクリートを打設し接着させることを特徴とす
る。
のため、1週間暴露以後の試験は中止した。コンクリー
ト自体の引っ張り強度は、20〜30kgf/cm2であるこ
とを、各接着強度と対比されたい。次に、請求項3、4
に記載した発明に係るコンクリートの接着方法は、上記
コンクリート用接着剤を使用する方法であって、酢酸ビ
ニル、高級カルボン酸、スチレン、アクリル酸エステル
の共重合体エマルジョン又は酢酸ビニル、高級カルボン
酸、スチレン、アクリル酸エステル、アクリロニトリル
の共重合体エマルジョンである接着剤をコンクリートの
接着面へ塗布し、その塗膜が乾燥した後に、同塗膜を介
してコンクリートを打設し接着させることを特徴とす
る。
【0020】上記[表1]の試験結果を見ると、接着剤の
塗布後、乾燥硬化してからはなるべく早い時期にコンク
リート打設をすると接着強度も大きいが、2カ月経過し
た後のコンクリート打設によっても遜色ない接着強度を
発揮することがわかる。6カ月経過した後でも、接着強
度を発揮している。従って、かなり大規模なコンクリー
ト工事であっても、コンクリート型枠を兼ねるプラスチ
ック板の接着面、或いは鉄筋や鉄骨の表面、埋め込みア
ンカー金物や、アンカーボルト、タイルなどの表面に本
発明の接着剤を塗布してから、コンクリート打設するま
でに許される時間的余裕は十分にある。あるいは先行し
て構築された地下壁や柱に対して直接、又は接続金物
(シアコネクター)などを仲介として梁や床スラブを打
継ぎ施工する場合にも、その接合面(接着面)に本発明
の接着剤を予め塗布し、その後型枠を組み立て、コンク
リート打設を行って一体化させる工事も容易に可能であ
る。
塗布後、乾燥硬化してからはなるべく早い時期にコンク
リート打設をすると接着強度も大きいが、2カ月経過し
た後のコンクリート打設によっても遜色ない接着強度を
発揮することがわかる。6カ月経過した後でも、接着強
度を発揮している。従って、かなり大規模なコンクリー
ト工事であっても、コンクリート型枠を兼ねるプラスチ
ック板の接着面、或いは鉄筋や鉄骨の表面、埋め込みア
ンカー金物や、アンカーボルト、タイルなどの表面に本
発明の接着剤を塗布してから、コンクリート打設するま
でに許される時間的余裕は十分にある。あるいは先行し
て構築された地下壁や柱に対して直接、又は接続金物
(シアコネクター)などを仲介として梁や床スラブを打
継ぎ施工する場合にも、その接合面(接着面)に本発明
の接着剤を予め塗布し、その後型枠を組み立て、コンク
リート打設を行って一体化させる工事も容易に可能であ
る。
【0021】以下に、本発明に係るコンクリート用接着
剤の使用例、ないし接着方法の実施態様を例示する。 既設の床若しくは壁又は柱のようなコンクリート構
造物(躯体)と、これに打継ぐ柱、壁、梁、床のような
コンクリート構造物との接着を行うケース。
剤の使用例、ないし接着方法の実施態様を例示する。 既設の床若しくは壁又は柱のようなコンクリート構
造物(躯体)と、これに打継ぐ柱、壁、梁、床のような
コンクリート構造物との接着を行うケース。
【0022】既設のコンクリート構造物における打継ぎ
面(接合面)へ接着剤を塗布し、その塗膜が乾燥し硬化
した後に、打継ぎコンクリートを打設する。例えば逆打
ち工法における本設山留めコンクリート壁と地下コンク
リート構造躯体との接合、柱同士の打継ぎ、床コンクリ
ート上にかなりの期間を経過後に壁コンクリートを打設
する場合などに適用できる。 コンクリートの補強体としてコンクリート中に埋設
される鉄筋や鉄骨、或いは他の構造物との接合の準備と
して埋設し又は打ち込まれる鉄板、型枠スペーサー、接
続用金物、シアコネクタ、アンカー金物、アンカーボル
トなどを一体的に接着するケース。
面(接合面)へ接着剤を塗布し、その塗膜が乾燥し硬化
した後に、打継ぎコンクリートを打設する。例えば逆打
ち工法における本設山留めコンクリート壁と地下コンク
リート構造躯体との接合、柱同士の打継ぎ、床コンクリ
ート上にかなりの期間を経過後に壁コンクリートを打設
する場合などに適用できる。 コンクリートの補強体としてコンクリート中に埋設
される鉄筋や鉄骨、或いは他の構造物との接合の準備と
して埋設し又は打ち込まれる鉄板、型枠スペーサー、接
続用金物、シアコネクタ、アンカー金物、アンカーボル
トなどを一体的に接着するケース。
【0023】コンクリート打設前に予め、鉄筋や鉄骨、
或いは鉄板、接続用金物(シアコネクタ)、アンカー金
物、アンカーボルトなどの表面へ本発明のコンクリート
用接着剤を塗布し、塗膜が乾燥硬化した後の適当な時期
にコンクリート打設を行って接着し一体化させる。 コンクリート表面の防蝕、防水処理、或いは化粧仕
上げ処理のために鉄板、プラスチック板、木板、タイル
などをコンクリート表面へ一体的に打ち込み接着させる
ケース。
或いは鉄板、接続用金物(シアコネクタ)、アンカー金
物、アンカーボルトなどの表面へ本発明のコンクリート
用接着剤を塗布し、塗膜が乾燥硬化した後の適当な時期
にコンクリート打設を行って接着し一体化させる。 コンクリート表面の防蝕、防水処理、或いは化粧仕
上げ処理のために鉄板、プラスチック板、木板、タイル
などをコンクリート表面へ一体的に打ち込み接着させる
ケース。
【0024】前記の被接着物を型枠を兼ねる態様に組み
立てる。その組み立て前、または組立て後に、前記鉄
板、プラスチック板、木板、タイルなどの接着表面に本
発明のコンクリート用接着剤を塗布し、塗膜を乾燥硬化
させる。その後の適当な時期にコンクリートを打設して
打ち込みを行い、接着により一体化させる。
立てる。その組み立て前、または組立て後に、前記鉄
板、プラスチック板、木板、タイルなどの接着表面に本
発明のコンクリート用接着剤を塗布し、塗膜を乾燥硬化
させる。その後の適当な時期にコンクリートを打設して
打ち込みを行い、接着により一体化させる。
【0025】
【本発明が奏する効果】請求項1及び2に記載した発明
に係るコンクリート用接着剤は、被接着面へ塗布した後
の乾燥硬化の時間、またはその後の経過時間に接着効果
をあまり左右されず、むしろ乾燥硬化して初めて接着能
力を発揮するドライ型であり、屋外で暴露され、雨水に
濡れても接着能力に支障がないから、接着面への塗布作
業後の経過時間とコンクリート打設の進捗状況ないし所
要時間との間の時間的制約条件は無いに等しく、使い勝
手に優れ、適用範囲、適用条件の幅が広い。
に係るコンクリート用接着剤は、被接着面へ塗布した後
の乾燥硬化の時間、またはその後の経過時間に接着効果
をあまり左右されず、むしろ乾燥硬化して初めて接着能
力を発揮するドライ型であり、屋外で暴露され、雨水に
濡れても接着能力に支障がないから、接着面への塗布作
業後の経過時間とコンクリート打設の進捗状況ないし所
要時間との間の時間的制約条件は無いに等しく、使い勝
手に優れ、適用範囲、適用条件の幅が広い。
【0026】しかもこのコンクリート用接着剤は、コン
クリート同士の打継ぎ接合の接着はもとより、各種のプ
ラスチック板、鉄鋼を初めとする金属類、木材、タイル
等との接着力に優れているから、この接着剤を使用し
て、請求項3又は4に記載した発明に係る接着方法を実
施するにより、接着を目的とする各種のコンクリート工
事を容易、確実に、段取り良く、高い信頼性のもとに行
うことができ、コンクリート構造の品質、性能、意匠、
態様寿命の向上に大きく寄与する。
クリート同士の打継ぎ接合の接着はもとより、各種のプ
ラスチック板、鉄鋼を初めとする金属類、木材、タイル
等との接着力に優れているから、この接着剤を使用し
て、請求項3又は4に記載した発明に係る接着方法を実
施するにより、接着を目的とする各種のコンクリート工
事を容易、確実に、段取り良く、高い信頼性のもとに行
うことができ、コンクリート構造の品質、性能、意匠、
態様寿命の向上に大きく寄与する。
フロントページの続き (72)発明者 川添 万紀 愛知県東海市東海町三丁目4番20号 レオ 化研株式会社内 Fターム(参考) 4J040 DB041 DE021 DF011 DF041 DF081 GA07 GA13 HA126 JA03 JB05 LA05 LA06 LA07 MA02 MA03 MA04 MA08 MA10 NA12 PA44
Claims (4)
- 【請求項1】酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレン、
アクリル酸エステルの共重合体エマルジョンであり、コ
ンクリートの接着面へ塗布し、乾燥した塗膜を介してコ
ンクリートを打設し接着させることを特徴とする、コン
クリート用接着剤。 - 【請求項2】酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレン、
アクリル酸エステル、アクリロニトリルの共重合体エマ
ルジョンであり、コンクリートの接着面へ塗布し、乾燥
した塗膜を介してコンクリートを打設し接着させること
を特徴とする、コンクリート用接着剤。 - 【請求項3】酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレン、
アクリル酸エステルの共重合体エマルジョンである接着
剤をコンクリートの接着面へ塗布し、その塗膜が乾燥し
た後に、同塗膜を介してコンクリートを打設し接着させ
ることを特徴とする、コンクリートの接着方法。 - 【請求項4】酢酸ビニル、高級カルボン酸、スチレン、
アクリル酸エステル、アクリロニトリルの共重合体エマ
ルジョンである接着剤をコンクリートの接着面へ塗布
し、その塗膜が乾燥した後に、同塗膜を介してコンクリ
ートを打設し接着させることを特徴とする、コンクリー
トの接着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11042029A JP2000239631A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | コンクリート用接着剤及び接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11042029A JP2000239631A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | コンクリート用接着剤及び接着方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000239631A true JP2000239631A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12624753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11042029A Pending JP2000239631A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | コンクリート用接着剤及び接着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000239631A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004018692A (ja) * | 2002-06-17 | 2004-01-22 | Denki Kagaku Kogyo Kk | エマルジョン組成物 |
| JP2008069605A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Nippon Steel Corp | 断面h形鋼材の補強構造および補強方法 |
-
1999
- 1999-02-19 JP JP11042029A patent/JP2000239631A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004018692A (ja) * | 2002-06-17 | 2004-01-22 | Denki Kagaku Kogyo Kk | エマルジョン組成物 |
| JP2008069605A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Nippon Steel Corp | 断面h形鋼材の補強構造および補強方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040305 |