JP2000240255A - パネル状材の取付具、取付構造および取付方法 - Google Patents

パネル状材の取付具、取付構造および取付方法

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JP2000240255A
JP2000240255A JP11042460A JP4246099A JP2000240255A JP 2000240255 A JP2000240255 A JP 2000240255A JP 11042460 A JP11042460 A JP 11042460A JP 4246099 A JP4246099 A JP 4246099A JP 2000240255 A JP2000240255 A JP 2000240255A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル状材16の取り付けを簡単迅速に行
う。また、取付具1のうち、必要な部分には十分な強度
を持たせる一方、弾性変形し易くすべき部分は弾性変形
し易くする。 【解決手段】 取付具1は、強度が大きい金属板からな
る強度部材2と、弾性変形し易い金属板からなる弾性部
材3とを有し、これらの部材2,3は、強度部材2にバ
ーリング加工で形成した穴フランジ5で弾性部材3をか
しめることにより互いに結合されている。取付具1を支
持材7に取り付けた後、パネル状材16の支点凹部17
に強度部材2の支点係合部8を係合させ、次にパネル状
材16の押し込み用凹部18付近を弾性部材3の弾性係
合部12に押し付け、弾性係合部12を弾性変形して押
し込み用凹部18に侵入係合させることにより、パネル
状材16を取付具1を介して支持材7に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の化粧幕板、
外装材、外装化粧板材、内壁材等のパネル状材を壁下地
材等の支持材に取り付けるためのパネル状材の取付具、
取付構造および取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のようなパネル状材を壁下地
材等の鉛直方向に立ち上がる支持材に取り付ける際に
は、一般に、まず支持材に下側の取付具を取り付け、次
にパネル状材を前記下側の取付具よりやや上方に持ち上
げた後、下方にずらしながら、前記下側の取付具に前記
パネル状材の下端部を上方から係合して支持させ、しか
る後に前記パネル状材の上端部に上側の取付具を係合す
るとともにこの上側の取付具を支持材に取り付けること
により、パネル状材を前記上側および下側の取付具を介
して支持材に取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のパネル状材の取付構造においては、パネル状材の取
り付けに手間が掛かるという問題があった。
【0004】また、取付時にパネル状材を最終的な取付
位置より若干上方に持ち上げる工程が必要であるので、
パネル状材を最終的な取付位置より上方に持ち上げるこ
とができない場所では、施工が不可能になるという問題
もあった。
【0005】このような問題を解決するために、本出願
人は、先に特願平10−73169号において、金属板
を成形してなり、支点係合部と弾性係合部とを有するパ
ネル状材の取付具およびこの取付具を使用したパネル状
材の取付構造を提案した。この提案においては、パネル
状材に設けられた支点凹部に支点係合部を進入係合させ
た状態で、パネル状材を前記弾性係合部に押し付ける
と、該弾性係合部が弾性変形してパネル状材に設けられ
た押し込み用凹部に侵入し、該押し込み用凹部に係合さ
れることにより、パネル状材が取付具を介して支持材に
取り付けられるので、上述のような問題を解消できる。
【0006】しかし、この場合、取付具のパネル状材の
重量を支持する部分は十分な強度を有していなければな
らない一方、弾性係合部は弾性変形し易いことが必要で
ある。ところが、取付具を1枚の金属板により構成する
と、十分な強度を持たせるために板厚を厚くすれば、弾
性係合部が弾性変形し難くなる一方、弾性係合部が弾性
変形し易くなるように弾性に富む材料を用いかつ板厚を
薄くすれば、パネル状材の重量を支持する部分に十分な
強度を持たせることができなくなるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の事情に鑑みて
なされたもので、本発明の1つの目的は、建物の化粧幕
板、外装材、外装化粧板材、内壁材等のパネル状材の取
り付けを簡単迅速に行うことができるパネル状材の取付
具、取付構造および取付方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、取付時にパネル状材
を最終的な取付位置より上方、側方または下方に一時的
に移動することができない場所でも、パネル状材を取り
付けることができるパネル状材の取付具、取付構造およ
び取付方法を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、取付具のうちの、大
きな強度が必要な部分には十分な強度を持たせる一方、
弾性変形し易くすべき部分は弾性変形し易くでき、なお
かつ製造コストを安くすることができ、安全性も優れた
パネル状材の取付具、取付構造および取付方法を提供す
ることにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、以下の説明か
ら明らかになろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるパネル状材
の取付具は、支点凹部および押し込み用凹部を有するパ
ネル状材を支持材に取り付けるためのパネル状材の取付
具であって、比較的に強度が大きい金属板を成形してな
る強度部材と、比較的に弾性変形し易い金属板を成形し
てなる弾性部材とを有し、前記強度部材および前記弾性
部材は、前記強度部材にバーリング加工により周縁に穴
フランジを有するバーリング穴を形成するとともに前記
穴フランジを前記弾性部材に開けられた結合穴に挿通し
た後、前記穴フランジを外側に開くように塑性変形して
前記弾性部材の前記結合穴の周縁部をかしめることによ
り、互いに結合されており、かつ前記支持材に取り付け
られるようになっており、前記強度部材は前記パネル状
材の前記支点凹部に侵入して該支点凹部に係合させられ
る支点係合部を有し、前記弾性部材は、前記支点係合部
が前記パネル状材の前記支点凹部に侵入して係合した状
態で前記パネル状材の前記押し込み用凹部付近を押し付
けられることにより、弾性変形して前記押し込み用凹部
に侵入し、該押し込み用凹部に係合される弾性係合部を
有するものである。
【0012】本発明によるパネル状材の取付構造は、比
較的に強度が大きい金属板を成形してなり、支点係合部
を有する強度部材と、比較的に弾性変形し易い金属板を
成形してなり、弾性係合部を有する弾性部材とを有し、
前記強度部材および前記弾性部材は、前記強度部材にバ
ーリング加工により周縁に穴フランジを有するバーリン
グ穴を形成するとともに前記穴フランジを前記弾性部材
に開けられた結合穴に挿通した後、前記穴フランジを外
側に開くように塑性変形して前記弾性部材の前記結合穴
の周縁部をかしめることにより、互いに結合されている
取付具と、支点凹部および押し込み用凹部を有するパネ
ル状材とを備えてなり、前記取付具が前記支持材に取り
付けられた状態で、前記パネル状材の前記支点凹部に前
記支点係合部が侵入させられて係合された後、前記パネ
ル状材の前記押し込み用凹部付近が前記弾性係合部に押
し付けられることにより、前記弾性係合部が弾性変形さ
れて前記押し込み用凹部に侵入し、該押し込み用凹部に
係合されているものである。
【0013】本発明によるパネル状材の取付方法は、比
較的に強度が大きい金属板を成形してなる強度部材と、
比較的に弾性変形し易い金属板を成形してなる弾性部材
とを有し、前記強度部材および前記弾性部材は、前記強
度部材にバーリング加工により周縁に穴フランジを有す
るバーリング穴を形成するとともに前記穴フランジを前
記弾性部材に開けられた結合穴に挿通した後、前記穴フ
ランジを外側に開くように塑性変形して前記弾性部材の
前記結合穴の周縁部をかしめることにより、互いに結合
されており、前記強度部材は支点係合部を有し、前記弾
性部材は弾性係合部を有する取付具と、支点凹部および
押し込み用凹部を有するパネル状材とを用意し、前記取
付具を支持材に取り付けた後、前記パネル状材の前記支
点凹部に前記支点係合部を侵入させて係合させ、しかる
後に前記パネル状材の前記押し込み用凹部付近を前記弾
性係合部に押し付けることにより、前記弾性係合部を弾
性変形して前記押し込み用凹部に侵入させ、該押し込み
用凹部に係合させることにより、前記パネル状材を前記
取り付け金具を介して前記支持材に取り付けるものであ
る。
【0014】本発明においては、まず支持材に取付具を
取り付ける。次に、パネル状材の支点凹部に取付具の支
点係合部を侵入させた後、支点凹部と支点係合部との接
触部を支点として回転するようにしてパネル状材を支持
材側に押すと、該パネル状材の押し込み用凹部付近が弾
性係合部に押しつけられて該弾性係合部が弾性変形して
押し込み用凹部に侵入し、押し込み用凹部に係合し、こ
れによりパネル状材が取付具を介して支持材に取り付け
られる。
【0015】したがって、パネル状材の取付作業を簡単
迅速に行うことができる。また、取付時にパネル状材を
最終的な取付位置より上方、側方または下方に一時的に
移動することができない場所でも、パネル状材を取り付
けることが可能となる。
【0016】また、取付具のパネル状材の重量を支持す
る部分は十分な強度を有していなければならない一方、
弾性係合部は弾性変形し易いことが必要である。しか
し、もし取付具を1枚の金属板により構成すれば、十分
な強度を持たせるために板厚を厚くすると、弾性係合部
が弾性変形し難くなる一方、弾性係合部が弾性変形し易
くなるように板厚を薄くすれば、パネル状材の重量を支
持する部分に十分な強度を持たせることができなくな
る。しかるに、本発明においては、強度部材と弾性部材
とが共通の一枚の金属板から成形されるのではなく、強
度部材は比較的に強度が大きい金属板から成形され、弾
性部材は比較的に弾性変形し易い金属板から成形される
ので、上述のような不都合を生じることがない。しか
も、強度部材と弾性部材とはかしめにより結合されるの
で、製造コストを安くすることができる。
【0017】さらに、強度部材と弾性部材とを溶接、例
えばスポット溶接で結合した場合には、万一溶接欠陥が
あると、パネル状材の取り付け後、強度部材と弾性部材
とが分離してしまい、最悪の場合には、パネル状材が落
下する等の事故が生じる虞がある。しかるに、本発明に
おいては、バーリング穴を通して釘またはネジを前記支
持材に貫入させて支持材に強度部材および弾性部材を取
り付ければ、万一かしめ部分に不良があっても、前記釘
またはネジにより強度部材と弾性部材とが共に支持材に
取り付けられた状態で互いに結合され続けるので、極め
て安全である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
に基づいて説明する。
【0019】
【実施例】図1〜10は本発明の一実施例における取付
具、図11〜14は前記実施例によるパネル状材の取付
構造および取り付け方法を示している。
【0020】取付具1は、以下に詳しく説明するように
強度部材2と弾性部材3とをかしめにより互いに結合し
てなる。前記強度部材2は、比較的に厚いステンレス鋼
板または鋼板等の比較的に強度が大きい金属板をプレス
加工により成形してなり、矩形状の平面状部2aを有し
ている。前記弾性部材3は、比較的に薄いバネ性に富ん
だステンレス鋼板またはバネ鋼板等の比較的に弾性変形
し易い金属板を成形してなり、若干の段差を設けられて
互いに平行な、それぞれ矩形状の平面状部3a,3bを
有している。なお、本発明における強度部材および弾性
部材の構成材料は、前記例示したものに限られることは
ない。
【0021】前記強度部材2と弾性部材3とは、次のよ
うにして、かしめにより互いに結合されている。すなわ
ち、図7に示されるように、弾性部材3の平面状部3a
に結合穴4を開けておく一方、強度部材2の平面状部2
aにバーリング加工により周縁に穴フランジ5を有する
バーリング穴6を形成し、穴フランジ5を結合穴4に挿
通した後、図8に示されるように穴フランジ5をその先
端側から外側に開くようにつぶして塑性変形して弾性部
材3の結合穴4の周縁部をかしめており、これにより強
度部材2と弾性部材3とはそれらの平面状部2a,3a
を互いに重ね合わされた状態で結合されている。なお、
本実施例では、図1によく示されるように、前記バーリ
ング穴6および結合穴4によるかしめ部分を3箇所設け
ているが、本発明においては、前記かしめ部分は任意数
とすることができる。
【0022】前記強度部材2の平面状部2aの上端部に
は、該平面状部2aから前方(後述する支持材7への取
り付け状態において、支持材7から離間する方向)およ
び上方へとクランク状に折り曲げられて該平面状部2a
から突出する支点係合部8が平面状部2aに連続して設
けられている。この支点係合部8の先端部付近には、該
支点係合部8の一部を後方(後述する支持材7への取り
付け状態において、支持材7へ近づく方向)側に若干切
り起こしてなる凹部当接用突起部9が適当数形成されて
いる。前記強度部材2の平面状部2aの左右両側端部に
は、該平面状部2aから直角に折り曲げられて前方に突
出する立上げ部20が平面状部2aに連続して設けられ
ている。
【0023】前記弾性部材3の平面状部3bには、適当
数の取付穴10が設けられている。これらの取付穴10
の周辺は前方に向かって若干陥没されている。また、前
記弾性部材3の平面状部3bには、該平面状部3bを前
方に切り起こしてなる一対の弾性押圧片11が設けられ
ている。さらに、前記弾性部材3の平面状部3bの下端
部には、大略前方に突出する弾性係合部12が平面状部
3bに連続して設けられている。これらの弾性係合部1
2の平面状部3b側の部分は、側方から見て比較的に大
きなカーブを描いて湾曲する湾曲部12aを構成してい
る一方、先端側の部分は、側方から見てV字状に屈曲す
る曲がり部12bを構成している。前記湾曲部12aに
は、該湾曲部12aを弾性変形し易くするための穴13
が適当数開けられている。前記曲がり部12bには、該
部分12bの一部を突き出し加工により内側(すなわ
ち、該曲がり部12bの対向する部分側)に突出させる
ことにより、変形制限用突起部14が適当数形成されて
いる。前記弾性部材3の平面状部3a,3bの左右両側
端部には、該平面状部3a,3bから直角に折り曲げら
れて前方に突出する立上げ部15が平面状部3a,3b
に連続して設けられている。
【0024】本実施例におけるパネル状材16は、建物
(家屋)の化粧幕板として使用されるもので、全体に横
に細長いパネル状をなしており、図11〜13に示され
るように、このパネル状材16の裏面には、それぞれ横
方向に延びる溝状の支点凹部22と押し込み用凹部18
とが互いに平行に設けられている。前記支点凹部17は
押し込み用凹部18より上方に設けられている。また、
前記支点凹部17にはパネル状材16と平行方向かつ上
方に陥入する部分17a、押し込み用凹部18にはパネ
ル状材16と平行方向かつ下方に陥入する部分18aが
それぞれ設けられている。
【0025】次に、本実施例におけるパネル状材16の
取付方法を図11〜14を用いて説明する。
【0026】本実施例では、まず図11に示されるよう
に、バーリング穴6を通して釘19を支持材7に打ち込
むことにより、取付具1を支持材7の所定の位置に取り
付ける(バーリング穴6を通してネジを支持材7にねじ
込むことにより取り付けてもよいし、必要ならば、取付
穴10を通して釘またはネジを支持材7に貫入してもよ
い)。
【0027】次に、図11のように、パネル状材16の
支点凹部17のパネル状材16と平行方向に陥入する部
分17aに支点係合部8を侵入させた後、支点凹部17
と支点係合部8との接触部を支点として回転するように
して、パネル状材16を支持材7側に押すと、該パネル
状材16の押し込み用凹部18の下部側の周縁部が弾性
係合部12の曲がり部12bに当接するので、弾性係合
部12が弾性変形し、図12のように、曲がり部12b
が押し込み用凹部18のパネル状材16と平行方向に陥
入する部分18a内に侵入し、曲がり部12bが押し込
み用凹部18に係合され、これによりパネル状材16が
取付具1を介して支持材7に取り付けられる。
【0028】本発明においては、上述のようにパネル状
材16の支点凹部17に支点係合部8を侵入させた後、
支点係合部8と支点凹部17との接触部を支点として回
転するようにして、パネル状材16を支持材7に向かっ
て押し込むだけでパネル状材16を支持材7に取り付け
ることができるので、パネル状材16の取付作業を簡単
迅速に行うことができる。
【0029】また、障害物等の存在によりパネル状材1
6を最終的な取付位置より上方に持ち上げることが不可
能でも、パネル状材16を取り付けることができる。
【0030】また、取付具1のパネル状材16の重量を
支持する部分は十分な強度を有していなければならない
一方、弾性係合部12は弾性変形し易いことが必要であ
る。しかし、もし取付具1を1枚の金属板により構成す
ることとする、十分な強度を持たせるために板厚を厚く
すれば、弾性係合部12が弾性変形し難くなる一方、弾
性係合部12が弾性変形し易くなるように弾性に富む材
料を用いかつ板厚を薄くすれば、パネル状材16の重量
を支持する部分に十分な強度を持たせることができなく
なるというジレンマが生じる。しかるに、本発明におい
ては、強度部材2と弾性部材3とが共通の一枚の金属板
から成形されるのではなく、強度部材2は比較的に強度
が大きい金属板から成形される一方、弾性部材3は比較
的に弾性変形し易い金属板から成形されるので、上述の
ような不都合を生じることがない。しかも、強度部材2
と弾性部材3とはかしめにより結合されるので、製造コ
ストを安くすることができる。
【0031】さらに、強度部材2と弾性部材3とを溶
接、例えばスポット溶接で結合した場合には、万一溶接
欠陥があると、パネル状材16の取り付け後、強度部材
2と弾性部材3とが分離してしまい、最悪の場合には、
パネル状材16が落下する等の事故が生じる虞がある。
しかるに、本発明においては、バーリング穴6を通して
釘またはネジを前記支持材7に貫入させて支持材7に強
度部材2および弾性部材3を取り付ければ、万一かしめ
部分に不良があっても、前記釘またはネジにより強度部
材2と弾性部材3とが共に支持材7に取り付けられた状
態で互いに結合され続けるので、極めて安全である。
【0032】また、本実施例では、支点係合部8が支点
凹部17に係合されるとともに弾性係合部12が押し込
み用凹部18に係合され、パネル状材16が取付具1を
介して支持材7に取り付けられた状態になると、図14
によく示されるように、パネル状材16により弾性押圧
片11が支持材7に向かって押し付けられて弾性変形し
た状態となり、逆に弾性押圧片11はパネル状材16に
対し該パネル状材16を支持材7から離間させる方向の
力を作用させる。これにより、支点係合部8および弾性
係合部12が支点凹部17および押し込み用凹部18に
常に押し付けられるので、支持材7に対するパネル状材
16のガタ止め、緩み止めを図ることができる。
【0033】また、本実施例では、支点凹部17および
押し込み用凹部18はそれぞれパネル状材16と平行方
向に陥入する部分17a,18aを有しており、この陥
入する部分17a,18aに支点係合部8および弾性係
合部12が侵入するようになっているので、一旦支点凹
部17および押し込み用凹部18内に侵入すると、支点
係合部8および弾性係合部12はそれらの凹部17,1
8から脱出することができなくなる。したがって、パネ
ル状材16を取付具1を介して確実に支持材7に取り付
けることができる。
【0034】また、本実施例では、支点係合部8のうち
の押し込み用凹部18内に侵入する部分の一部に凹部当
接用突起部9が設けられているので、支点係合部8が支
点凹部17内に侵入したとき、支点係合部8の先端のみ
ならず凹部当接用突起部9も支点凹部17の内面に当接
されるようにすることができ、これによってもパネル状
材16の取り付けの緩み、ガタ、および横方向の移動等
を効果的に防止することができる。
【0035】また、本実施例では、弾性係合部12の曲
がり部12bに変形制限用突起部14が設けられている
ので、パネル状材16を支持材7側に押し込む際に、曲
がり部12bがパネル状材16に押されて変形して該曲
がり部12bの屈曲角度が一定以上小さくなろうとする
と、変形制限用突起部14が曲がり部12bの対向する
部分に当接されるので、曲がり部12bが過度に大きく
変形して塑性変形しないようにすることができる。
【0036】また、本発明における弾性係合部12およ
び支点係合部8の形状は、前記実施例のような形状に限
定されるものではない。
【0037】また、前記実施例では、弾性係合部12の
曲がり部12bがV字状に屈曲されているが、弾性係合
部12の曲がり部12bをより大きなカーブを描くよう
に湾曲させてもよい。
【0038】また、前記実施例においては、パネル状材
16が化粧幕板である場合の例であるが、本発明は、外
装材、外装化粧板材、内壁材等の他の種のパネル状材を
支持材に取り付けるパネル状材の取付具、取付構造およ
び取付方法にも適用できるものである。
【0039】また、前記実施例においては、支点凹部1
7および押し込み用凹部18がパネル状材16の裏面に
設けられているが、本発明においては、支点凹部17ま
たは(および)押し込み用凹部18をパネル状材16の
端面に設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、(a)パネル状
材の取り付けを簡単迅速に行うことができる、(b)取
付時にパネル状材を最終的な取付位置より上方、側方ま
たは下方に一時的に移動することができない場所でも、
パネル状材を取り付けることが可能となる、(c)取付
具のうちの、大きな強度が必要な部分には十分な強度を
持たせる一方、弾性変形し易くすべき部分は弾性変形し
易くでき、なおかつ製造コストを安くすることができ
る、(d)バーリング穴を通して釘またはネジを前記支
持材に貫入させて支持材に強度部材および弾性部材を取
り付ければ、万一かしめ部分に不良があっても、前記釘
またはネジにより強度部材と弾性部材とが共に支持材に
取り付けられた状態で互いに結合され続けるので、極め
て安全である、等の優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における取付具を示す正面図
である。
【図2】前記取付具を示す平面図である。
【図3】前記取付具を示す側面図である。
【図4】前記取付具を示す底面図である。
【図5】前記取付具を示す背面図である。
【図6】図1のVI−VI線における断面図である。
【図7】前記取付具の強度部材と弾性部材との結合作業
の途中過程を示す拡大断面図である。
【図8】結合作業完了後の前記強度部材と弾性部材との
結合部付近を示す拡大断面図である。
【図9】図1のIX−IX線における断面図である。
【図10】前記取付具の支点係合部を示す拡大断面図で
ある。
【図11】前記第実施例においてパネル状材を支持材に
取り付ける過程を示す断面図である。
【図12】前記実施例において支持材にパネル状材を取
り付け完了後の状態を示す断面図である。
【図13】前記実施例における支持材にパネル状材を取
り付け完了後の状態の要部を示す拡大断面図である。
【図14】図12のXIV−XIV線における弾性押圧
片付近を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 取付具 2 強度部材 3 弾性部材 4 結合穴 5 穴フランジ 6 バーリング穴 7 支持材 8 支点係合部 11 弾性押圧片 12 弾性係合部 12b 曲がり部 16 パネル状材 17 支点凹部 17a 支点凹部の平行方向に陥入する部分 18 押し込み用凹部 18a 押し込み用凹部の平行方向に陥入する部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美藤 敦司 香川県三豊郡詫間町大字香田80番地 神島 化学工業株式会社詫間工場内 Fターム(参考) 2E110 AA42 AA47 AA50 AA70 AB04 AB22 AB23 BC14 CC03 CC06 CC12 CC16 CC17 CC19 DA12 DB14 DC02 DC12 DC15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支点凹部および押し込み用凹部を有する
    パネル状材を支持材に取り付けるためのパネル状材の取
    付具であって、 比較的に強度が大きい金属板を成形してなる強度部材
    と、比較的に弾性変形し易い金属板を成形してなる弾性
    部材とを有し、前記強度部材および前記弾性部材は、前
    記強度部材にバーリング加工により周縁に穴フランジを
    有するバーリング穴を形成するとともに前記穴フランジ
    を前記弾性部材に開けられた結合穴に挿通した後、前記
    穴フランジを外側に開くように塑性変形して前記弾性部
    材の前記結合穴の周縁部をかしめることにより、互いに
    結合されており、かつ前記支持材に取り付けられるよう
    になっており、 前記強度部材は前記パネル状材の前記支点凹部に侵入し
    て該支点凹部に係合させられる支点係合部を有し、 前記弾性部材は、前記支点係合部が前記パネル状材の前
    記支点凹部に侵入して係合した状態で前記パネル状材の
    前記押し込み用凹部付近を押し付けられることにより、
    弾性変形して前記押し込み用凹部に侵入し、該押し込み
    用凹部に係合される弾性係合部を有することを特徴とす
    るパネル状材の取付具。
  2. 【請求項2】 前記バーリング穴を通して釘またはネジ
    を前記支持材に貫入させることにより前記支持材に前記
    強度部材および前記弾性部材を取り付けることができる
    請求項1記載のパネル状材の取付具。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は、前記支点係合部が前記
    支点凹部に係合されるとともに前記弾性係合部が前記押
    し込み用凹部に係合した状態になると、前記パネル状材
    により前記支持材に向かって押し付けられて弾性変形し
    た状態となり、逆に前記パネル状材に対し該パネル状材
    を前記支持材から離間させる方向の力を作用させる弾性
    押圧片を有する請求項1または2記載のパネル状材の取
    付具。
  4. 【請求項4】 前記弾性係合部は、側方から見て屈曲ま
    たは湾曲している曲がり部を有し、前記パネル状材の前
    記押し込み用凹部付近が前記曲がり部に押し付けられ、
    前記弾性係合部の弾性変形によって前記曲がり部が前記
    周縁部を乗り越えて前記押し込み用凹部内に侵入するこ
    とにより、前記曲がり部が前記押し込み用凹部に係合さ
    れる請求項1,2または3記載のパネル状材の取付具。
  5. 【請求項5】 比較的に強度が大きい金属板を成形して
    なり、支点係合部を有する強度部材と、比較的に弾性変
    形し易い金属板を成形してなり、弾性係合部を有する弾
    性部材とを有し、前記強度部材および前記弾性部材は、
    前記強度部材にバーリング加工により周縁に穴フランジ
    を有するバーリング穴を形成するとともに前記穴フラン
    ジを前記弾性部材に開けられた結合穴に挿通した後、前
    記穴フランジを外側に開くように塑性変形して前記弾性
    部材の前記結合穴の周縁部をかしめることにより、互い
    に結合されている取付具と、 支点凹部および押し込み用凹部を有するパネル状材とを
    備えてなり、 前記取付具が前記支持材に取り付けられた状態で、前記
    パネル状材の前記支点凹部に前記支点係合部が侵入させ
    られて係合された後、前記パネル状材の前記押し込み用
    凹部付近が前記弾性係合部に押し付けられることによ
    り、前記弾性係合部が弾性変形されて前記押し込み用凹
    部に侵入し、該押し込み用凹部に係合されているパネル
    状材の取付構造。
  6. 【請求項6】 前記支点凹部および前記押し込み用凹部
    は、前記パネル状材の裏面側に設けられている請求項5
    記載のパネル状材の取付構造。
  7. 【請求項7】 前記支点凹部は前記パネル状材と平行方
    向に陥入する部分を有しており、この陥入する部分に前
    記支点係合部が侵入する請求項5または6記載のパネル
    状材の取付構造。
  8. 【請求項8】 前記押し込み用凹部は前記パネル状材と
    平行方向に陥入する部分を有しており、この陥入する部
    分に前記弾性係合部が侵入する請求項5,6または7記
    載のパネル状材の取付構造。
  9. 【請求項9】 比較的に強度が大きい金属板を成形して
    なる強度部材と、比較的に弾性変形し易い金属板を成形
    してなる弾性部材とを有し、前記強度部材および前記弾
    性部材は、前記強度部材にバーリング加工により周縁に
    穴フランジを有するバーリング穴を形成するとともに前
    記穴フランジを前記弾性部材に開けられた結合穴に挿通
    した後、前記穴フランジを外側に開くように塑性変形し
    て前記弾性部材の前記結合穴の周縁部をかしめることに
    より、互いに結合されており、前記強度部材は支点係合
    部を有し、前記弾性部材は弾性係合部を有する取付具
    と、 支点凹部および押し込み用凹部を有するパネル状材とを
    用意し、 前記取付具を支持材に取り付けた後、前記パネル状材の
    前記支点凹部に前記支点係合部を侵入させて係合させ、
    しかる後に前記パネル状材の前記押し込み用凹部付近を
    前記弾性係合部に押し付けることにより、前記弾性係合
    部を弾性変形して前記押し込み用凹部に侵入させ、該押
    し込み用凹部に係合させることにより、前記パネル状材
    を前記取り付け金具を介して前記支持材に取り付けるこ
    とを特徴とするパネル状材の取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013002235A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Kurabo Ind Ltd 外装化粧材の固定構造
JP2017066731A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ニチハ株式会社 外壁部材の支持具

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