JP2000240836A - 直動型切換弁およびその組立方法 - Google Patents

直動型切換弁およびその組立方法

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JP2000240836A
JP2000240836A JP11040332A JP4033299A JP2000240836A JP 2000240836 A JP2000240836 A JP 2000240836A JP 11040332 A JP11040332 A JP 11040332A JP 4033299 A JP4033299 A JP 4033299A JP 2000240836 A JP2000240836 A JP 2000240836A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切換弁の製造歩留りを向上させる。 【解決手段】 この切換弁は、流体が供給される供給ポ
ート13、2つの給排ポート15a,15bおよび2つ
の排出ポート14a,14bが形成された弁ハウジング
11を有し、弁ハウジング11内には弁軸16が軸方向
に往復動自在に設けられ、この弁軸16はソレノイドに
よって駆動される。弁軸16は2つの弁軸部材16a,
16bとを連結することにより形成され、弁軸16には
供給ポート13と給排ポート15a,15bとの間の供
給側弁座31a,31bに接触する供給側弁座シール部
材46a,46bと、給排ポート15a,15bと排出
ポート14a,14bとの間の排出側弁座シール部材3
4a,34bに接触する排出側接触面44a,44bと
を備えた2つの弁体43a,43bが設けられ、それぞ
れはゴムを焼き付けることにより形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は5つのポートを有す
る弁ハウジングと、ソレノイドにより作動する可動鉄心
に連結された弁軸とを有し、ソレノイトに通電したとき
と通電を解いたときとの2つの位置に弁軸を作動させる
ようにした直動型切換弁およびその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】流体の供給と供給停止を制御したり、流
れの方向を変えるために使用される方向切換弁には、流
体流路に接続されるポートを5つ有し、弁軸が2つの位
置に移動するようになった5ポート2位置切換弁があ
る。
【0003】この5ポート2位置切換弁には、弁ハウジ
ングの軸方向中央部に流体が供給される流入ポートが設
けられ、これの両側に流体を外部に排出するための排出
ポートが2つ設けられ、これらの流入ポートと排出ポー
トとはずれた位置に流入ポートからの流体を流体圧作動
機器に対する流体の供給と排出とを行うための給排ポー
トが2つ設けられたものがある。
【0004】弁ハウジング内にはこれらのポートの開閉
を行うために、弁体を有する弁軸が軸方向に往復動自在
に組み込まれるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】弁体のタイプとして
は、スプール弁とポペット弁があり、スプール弁はその
円筒形状の外周面が弁孔の内周面に接触するようにした
タイプであり、ポペット弁は弁ハウジング側の弁座に弁
体が接近離反するようにしたタイプである。
【0006】直動型切換弁は、弁軸を電磁石つまりソレ
ノイドにより直接駆動するようにしたタイプのものであ
り、ソレノイドに対して少ない消費電力によって弁軸を
駆動し得るようにするためには、弁軸に設けられる弁体
をポペット弁とすることが好ましい。なぜならば、スプ
ール弁とすると、弁軸を駆動させる際にはスプールの外
周面が常に弁孔の内周面に接触することから、摺動抵抗
が大きくなり、ソレノイドに対して供給する電力を大き
くしなければならなくなるからである。
【0007】弁軸に設けられる弁体をポペット弁とした
場合には、それぞれの弁体の軸方向両側にそれぞれ弁座
部に接触する接触面を設け、一方の弁体の接触面が弁座
に接触したときには、他方の弁体の接触面が他の弁座部
にほぼ同時に接触させるようにしなければならない。
【0008】しかしながら、特に、ソレノイドにより弁
軸の往復動ストロークが1mm 以下の小型の切換弁にあっ
ては、両方の接触面がほぼ同時に接触するようにするに
は、切換弁を構成する部材の加工精度を高めなければな
らず、製造コストを低減することが困難であった。ま
た、加工精度のバラツキに起因して、同様の手順によっ
て組み立てても、所望の精度を有する切換弁を製造する
ことができず、組み立てられた切換弁の製造歩留りの向
上には限度があった。
【0009】本発明の目的は、切換弁の製造歩留りを向
上させて低コストで製造し得るようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の直動型切換弁
は、流体が供給される供給ポート、前記供給ポートに連
通される2つの給排ポートおよび前記給排ポートに連通
される2つの排出ポートを有する弁ハウジングと、前記
弁ハウジング内に前記それぞれのポートに連通して軸方
向に貫通して形成された弁孔内に軸方向に往復動自在に
設けられた弁軸と、前記弁ハウジングに取り付けられ前
記弁軸を軸方向に駆動するソレノイドと、前記弁軸に設
けられ、前記供給ポートと前記給排ポートの間の供給側
弁座に接触する供給側弁座シール部材と、前記給排ポー
トと前記排出ポートの間の排出側弁座シール部材に接触
する排出側接触面とを備えた2つの弁体とを有し、前記
弁軸を端部で相互に連結される第1と第2の弁軸部材に
より形成し、それぞれの前記供給側弁座シール部材をゴ
ムを焼き付けることにより形成し、前記排出側弁座シー
ル部材をゴムを焼き付けることにより形成したことを特
徴とする。
【0011】前記排出側弁座シール部材のゴムの硬度は
前記供給側弁座シール部材のゴムの硬度よりも高く設定
されている。前記弁体の前記排出側接触面の中心軸に対
する傾斜角度を前記供給側弁座シール部材の傾斜角度よ
りも小さい角度に設定されている。前記弁軸の外側に配
置される2つのガイドスリーブを有し、前記それぞれの
ガイドスリーブの端面にゴム製の前記排出側弁座シール
部材が設けられている。
【0012】本発明の直動型切換弁の組立方法は、流体
が供給される供給ポート、前記供給ポートに連通される
2つの給排ポートおよび前記給排ポートに連通される2
つの排出ポートを有し、前記供給ポートと前記給排ポー
トの間に設けられた供給側弁座が形成された弁ハウジン
グを用意する工程と、前記供給側弁座に接触する供給側
弁座シール部材と、これと反対側の排出側接触面を有す
る弁体がそれぞれ設けられた第1および第2の弁軸部材
を用意する工程と、前記第1および第2の弁軸部材のそ
れぞれに、前記排出側接触面に接触するゴム製の排出側
弁座シール部材が先端部に設けられたガイドスリーブを
嵌合させる工程と、前記第1および第2の弁軸部材を前
記ハウジング内に挿入しつつ、前記第1および第2の弁
軸部材の先端部を相互に連結する工程と、前記弁ハウジ
ングの一端に前記弁軸部材を駆動するソレノイドを取り
付け、他端にエンドカバーを取り付ける工程とを有する
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1(A)は本発明の一実施の形態である
直動型5ポート2位置切換弁を示す断面図であり、
(B)は同図(A)の平面図である。
【0015】この切換弁10は、全体的に長方形の弁ハ
ウジング11を有し、内部には一端から他端に向けて弁
孔12が貫通して形成されている。図1(A)における
下面には弁ハウジング11の長手方向中央部分に供給ポ
ート13が形成され、その両側には第1の排出ポート1
4aと第2の排出ポート14bとが形成され、それぞれ
のポート13,14aおよび14bは弁孔12に連通し
ている。
【0016】弁ハウジング11の上面には、第1の給排
ポート15aと第2の給排ポート15bとがそれぞれ弁
孔12に連通して形成されている。
【0017】それぞれのポートを切り換えるために、弁
孔12内には弁軸16が軸方向に往復動自在に組み込ま
れ、弁ハウジング11の一端部に取り付けられるエンド
カバー17と弁軸16との間に装着された圧縮コイルば
ね18によって弁軸16には他端部に向かうばね力が加
えられている。図示する弁軸16の往復動ストローク
は、0.35mm程度となっている。
【0018】弁軸16を駆動するために、弁ハウジング
11の他端にはソレノイド20が取り付けられるように
なっており、ソレノイド20はコイル21が巻き付けら
れたボビン22を有し、このボビン22内には固定鉄心
23が固定されるとともに、可動鉄心24が軸方向に摺
動自在に組み込まれている。この可動鉄心24の往復動
ストロークは0.4 〜0.45mm程度となっており、弁軸16
の移動ストロークよりも長く設定されている。コイル2
1は樹脂製のケース25により覆われており、ケース2
5の端面に取り付けられるカバー26には、手動で可動
鉄心24を操作するための手動操作ボタン27が設けら
れている。可動鉄心24には作動ロッド28が取り付け
られており、この作動ロッド28は弁ハウジング11の
弁孔12内に突出して弁軸16にスペーサ19を介して
当接するようになっている。
【0019】したがって、コイル21に通電しない状態
では、圧縮コイルばね18のばね力により弁軸16はソ
レノイド20側に押し付けられ、供給ポート13と給排
ポート15aとが連通状態となり、給排ポート15bと
排出ポート14bとが連通状態となる。これにより、た
とえば、図1(A)に示すように、空気圧シリンダ29
の後退側の圧力室と給排ポート15aとを接続した場合
には、ピストンロッド29aは後退移動することにな
る。
【0020】一方、コイル21に通電すると、ばね力に
抗して弁軸16は可動鉄心24が弁軸16に向けて移動
することから、作動ロッド28により弁軸16が駆動さ
れて、供給ポート13と給排ポート15bとが連通状態
となり、給排ポート15aと排出ポート14aとが連通
状態となる。これにより、たとえば、空気圧シリンダ2
9のピストンロッド29aは前進移動することになる。
【0021】図2は弁ハウジング11を拡大して示す断
面図であり、図3は弁軸16を拡大して示す断面図であ
る。
【0022】弁ハウジング11内には供給ポート13と
2つの給排ポート15a,15bとの間に位置させて供
給側弁座31a,31bが設けられており、それぞれの
供給側弁座31a,31bは弁ハウジング11と一体と
なった小径のフランジ部により形成されている。
【0023】弁ハウジング11の弁孔12内の両端部内
には、それぞれガイドスリーブ32a,32bが嵌合さ
れるようになっており、それぞれのガイドスリーブ32
a,32bには排出ポート14a,14bと給排ポート
15a,15bとをそれぞれ連通させるための連通孔3
3a,33bが形成され、先端部にはゴム製の排出側弁
座シール部材34a,34bが焼付けられており、それ
ぞれの排出側弁座シール部材34a,34bは、ガイド
スリーブ32a,32bの先端部の内外両面と先端面を
囲むように、断面コの字形状となっている。
【0024】それぞれのガイドスリーブ32a,32b
を挿入してこれらを弁孔12内に嵌合させる際に、挿入
限位置を規制するために、弁ハウジング11内にはスト
ッパ35a,35bが設けられている。また、それぞれ
のガイドスリーブ32a,32bの外側には、これの外
面と弁孔12の内面との間をシールするために、ゴム製
のOリング36a,36bが設けられている。
【0025】弁軸16は、図3に示すように、第1の弁
軸部材16aと第2の弁軸部材16bとの2つの部材か
ら構成されており、これらをそれぞれの連結端の部分で
連結することにより、弁軸16が組み立てられるように
なっている。第1の弁軸部材16aはその連結端に突起
部41を有し、第2の弁軸部材16bは突起部41が嵌
合される嵌合穴42を有している。
【0026】第1の弁軸部材16aは供給ポート13と
給排ポート15aと排出ポート14aとのポート切換を
行う第1の弁体43aを有し、この弁体43aはポペッ
ト型の弁体となり、ガイドスリーブ32aに設けられた
排出側弁座シール部材34aに接触して排気ポート14
aと給排ポート15aとの連通を閉じる排出側接触面4
4aを有している。この弁体43aには、図3に示すよ
うに、焼付け段部45aが形成されており、この焼付け
段部45aには供給側弁座シール部材46aが焼付けら
れて弁軸部材16aの全周を覆うように取り付けられる
ようになっている。この供給側弁座シール部材46a
は、弁ハウジング11に設けられた供給側弁座31aに
接触する接触面47aを有し、この接触面47aが供給
側弁座31aに接触することによって、供給ポート13
と給排ポート15aとの連通が閉じられる。
【0027】第2の弁軸部材16bは、嵌合穴42が設
けられていることを除き、第1の弁軸部材16aとほぼ
同一の構造となっており、図2および図3に示すよう
に、第2の弁軸部材16bにあっては、第1の弁軸部材
16aを構成する部材と共通する部材には同一の番号に
符号bを付して示されている。
【0028】このように、弁軸16は2つの弁軸部材1
6a,16bを連結することによって形成されているの
で、弁体43a,43bの外径よりも小さい内径を有す
る供給側弁座31a,31bが弁ハウジング11に設け
られていても、弁軸16を弁孔12内に組み込むことが
できる。
【0029】それぞれの弁軸部材16a,16bには、
ガイドスリーブ32a,32bの内周面との間をシール
するためにVパッキン48a,48bが設けられ、それ
ぞれのVパッキン48a,48bに隣接されてウエアリ
ング49a,49bが設けられるようになっている。
【0030】図4は弁軸部材16aに供給側弁座シール
部材46aを焼き付けるための金型を示す図であり、下
側の第1金型51とこれに対して弁軸部材16aの軸方
向に接近離反移動自在となった上側の第2金型52とを
有し、第1金型51には弁軸部材16aとの間で供給側
弁座シール部材46aの断面形状に対応したキャビティ
53が形成されている。したがって、ゴム材料を溶融状
態として、キャビティ53内に注入口54から注入する
と、弁軸部材16aの外周に供給側弁座シール部材46
aが焼付けられることになる。第2の弁軸部材16bに
供給側弁座シール部材46bを焼き付ける場合にも同一
の金型を用いることができ、それぞれの弁軸部材16
a,16bにおける供給側弁座シール部材46a,46
bの寸法を一定に安定させることができる。
【0031】供給側弁座シール部材46a,46bを弁
軸部材16a,16bに焼き付ける際には、弁軸16が
2つの弁軸部材16a,16bから構成されており、両
方の金型51,52を軸方向に型抜きすることができる
ので、両方の金型51,52の合わせ面が接触面47a
の位置となることを防止できる。これにより、金型を離
した後には金型51,52の型合わせ面、つまり型分離
面によるビード状の突起部分が接触面47aに形成され
ることが防止される。
【0032】供給側弁座31a,31bの内径よりも大
径の弁体43a,43bを有する弁軸16を1つの部材
によって形成した場合には、供給側弁座シール部材46
a,46bを成形するための2つの金型を径方向に分割
するようにしなければならないが、その場合には接触面
47aに型合わせ面が位置するとになり、その部分には
焼付け後にビード状の突起部分が形成されることにな
る。このため、後工程においてその部分を研磨加工する
必要があるが、本発明にあっては、弁軸16を2つの弁
軸部材16a,16bを連結して形成するようにしたこ
とから、それぞれの弁軸部材16a,16bは金型を軸
方向に分割することによって焼付けを行うことが可能と
なり、接触面47aには型合わせ面によるビード状の突
起部分が形成されることがない。これにより、後に接触
面47aを研磨加工する工程が不要となる。
【0033】排出側弁座シール部材34a,34bをそ
れぞれのガイドスリーブ32a,32bの先端部に設け
る場合にも、金型を用いて型合わせした状態のもとで、
ゴム材料を溶融して焼き付けることになる。その場合に
も、排出側弁座シール部材34a,34bのうち排出側
接触面44a,44bに接触する部分には、型合わせ面
を形成しないようにすることができ、焼付け成形の後に
その接触面を研磨加工することが不要となる。
【0034】焼付けに使用されるゴム材料は、排出側弁
座シール部材34a,34bの方のゴム材料の硬度が供
給側弁座シール部材46a,46bのゴム材料の硬度よ
りも高い硬度のものが使用されている。たとえば、排出
側弁座シール部材34a,34bのゴム材料は硬度が8
0度のものが使用され、供給側弁座シール部材46a,
46bのゴム材料は硬度が70度のものが使用されてい
る。
【0035】弁体43a,43bの供給側弁座シール部
材46a,46bにはその内側から圧縮空気の圧力が加
わることになるのに対して、排出側弁座シール部材34
a,35bには、外側から圧力が加わることになり、そ
れぞれに作用する流体による押し付け力は排出側弁座シ
ール部材34a,34bの方が供給側弁座シール部材4
6a,46bよりも大きくなるが、排出側弁座シール部
材34a,34bの方が硬度が高く設定されているの
で、それぞれのシール部材に加わる流体の押し付け力に
起因する変形量をほぼ同一にすることができる。
【0036】弁体43a,43bの排出側接触面44
a,44bの弁軸16の中心軸に対する傾斜角度θaは
45度となっており、供給側弁座シール部材46a,4
6bの接触面47a,47bの傾斜角度θbは60度と
なっており、排出側接触面44a,44bの傾斜角度θ
aの方が接触面47a,47bの傾斜角度θbよりも小
さく設定されている。
【0037】傾斜角度が小さい方が同一のストロークだ
け軸方向に移動した場合における接触面の径方向の変位
量は多いので、弁軸16の軸方向の移動力が径方向に変
換されて弁座側に加えられる押し付け分力は大きくする
ことができる。つまり、排出側接触面44a,44bに
より排出側弁座シール部材34a,34bに径方向に加
えられる押し付け分力の方が、接触面47a,47bに
より供給側弁座31a,31bに径方向に加えられる押
し付け分力よりも大きくなり、硬度が高く変形しにくい
ゴム製の排出側弁座シール部材34a,34bに対して
大きな分力により確実に排出側接触面44a,44bを
排出側弁座シール部材34a,34bに押し付けてポー
トの切換を行うことができる。
【0038】次に、図1に示す切換弁の組立手順につい
て説明すると、図1に示す切換弁を構成する部材は、予
めそれぞれの製造工程において製造される。2つの弁軸
部材16a,16bに対する供給側弁座シール部材46
a,46bの取付は、図4に示す金型を用いてゴムを焼
き付けることにより行われる。これらの部材が用意され
た状態のもとで、ガイドスリーブ32aを弁軸部材16
aの外側に嵌合し、ガイドスリーブ32bを弁軸部材1
6bの外側に嵌合する。そのときには、ガイドスリーブ
32a,32bの先端に設けられた排出側弁座シール部
材34a,34bが、排出側接触面44a,44bに対
向するようにする。
【0039】2つの弁軸部材16a,16bをそれぞれ
の弁ハウジング11の両端部から弁軸16内に挿入しつ
つ、弁軸部材16aの先端の突起部41を弁軸部材16
bの嵌合穴42内に嵌合させて、両方の弁軸部材16
a,16bを相互に連結する。これにより、弁孔12の
中央部に弁体43a,43bよりも小径の連通孔を有す
る供給側弁座31a,31bが設けられていても、弁孔
12内に弁軸16を組み込むことができる。
【0040】2つの弁軸部材16a,16bをそれぞれ
の連結部により相互に連結した後に、前記それぞれのガ
イドスリーブ32a,32bを弁軸部材16a,16b
の外側に嵌合させるようにしても良い。
【0041】その後に、弁ハウジング11の一端にソレ
ノイド20をねじ部材を用いて取り付け、他端にエンド
カバー17をねじ部材を用いて取り付けることになる。
ソレノイド20を取り付けるねじ部材のねじ孔と、エン
ドカバー17を取り付けるねじ部材のねじ孔とを同一径
として同一の位置に形成すると、弁ハウジング11のい
ずれの端面にソレノイド20やエンドカバー17を取り
付けることができ、製造作業が容易となる。
【0042】弁軸16を構成する2つの弁軸部材16
a,16bは、一方が突起部41を有し、他方が嵌合穴
42とを有しており、相互に相違した形状となっている
が、たとえば、両方の弁軸部材を嵌合穴42が形成され
た弁軸部材16bとし、両方の弁軸部材16bの嵌合穴
42にピンを嵌合させるようにしても良い。その場合に
は、同一形状の2つの弁軸部材16bによって弁軸16
を組み立てることができる。
【0043】図5は本発明の他の実施の形態である切換
弁の弁ハウジング11を示す図であり、図5にあって
は、図2における部材と共通する部材には同一の符号が
付されている。
【0044】この弁ハウジング11の形成された弁孔1
2の軸方向中央部分には、円筒形状のスペーサ61が配
置されるようになっており、このスペーサ61には径方
向内方に突出する突起部により供給側弁座31a,31
bが形成されている。なお、このスペーサ61の外周に
は、弁孔12との間をシールするOリング62が装着さ
れるようになっている。
【0045】スペーサ61は弁ハウジング11の一部を
構成しており、スペーサ61に対して2つの弁軸部材1
6a,16bを組み付ける際には、その両端部から弁軸
部材16a,16bを挿入しながら、これらを連結端部
において相互に連結することになる。両方の弁軸部材1
6a,16bをこのようにして相互に連結した後に弁孔
12内に挿入するようにしても良く、予めスペーサ61
を弁孔12内に挿入した後にガイドスリーブ32a,3
2bと弁軸部材16a,16bとを嵌合するようにして
も良い。
【0046】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0047】たとえば、排出側弁座シール部材34a,
34bのゴムの硬度が供給側弁座シール部材46a,4
6bのゴムの硬度よりも大きければ、それぞれを前述し
た硬度と相違させても良い。また、排出側接触面44
a,44bの傾斜角度が接触面47a,47bの傾斜角
度よりも小さく設定されていれば、前述した角度と相違
させても良い。
【0048】
【発明の効果】本発明にあっては、2つの弁体の軸方向
両側に接触面が形成された弁軸を有し、弁体の外径より
も小さい内径を有し弁体の接触面に接触する弁座が弁ハ
ウジング側に設けられているが、弁軸を2つの弁軸部材
を両方の弁座の間に対応する位置で連結することによっ
て、弁ハウジング内に貫通させることができない弁軸を
弁ハウジング内に組み込むことができる。
【0049】弁軸を2つの弁軸部材によって形成するよ
うにしたので、それぞれの弁軸部材に対するゴム製の供
給側弁座シール部材を金型を用いて焼き付ける際に、型
合わせ面を接触面に位置させることなく、供給側弁座シ
ール部材にパーティングラインが形成されることを防止
できる。
【0050】排出側弁座シール部材のゴムの硬度を供給
側弁座シール部材のゴムの硬度よりも高い硬度としたの
で、径方向外方に位置して大きな押し付け力が加えられ
る排出側弁座シール部材と、これよりも小さな押し付け
力が加えられる供給側弁座シール部材との変形量をバラ
ンスさせて、それぞれのシール部材のシール性をバラン
スさせることができる。
【0051】排出側接触面の傾斜角度を供給側弁座シー
ル部材の接触面の傾斜角度よりも小さい角度としたの
で、それぞれの接触面が弁座側に対して径方向に押し付
けられる押し付け力に差を持たせることにより、それぞ
れの接触面のシール性をバランスさせることができる。
【0052】このようにして、切換弁を構成する各部材
に加工誤差が存在していても、所望の作動性能を有する
切換弁を歩留り良く組み立てることができ、製造歩留り
を向上させて製造コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施の形態である直動型5
ポート2位置切換弁を示す断面図であり、(B)は同図
(A)の平面図である。
【図2】図1に示された弁ハウジングを拡大して示す断
面図である。
【図3】図2に示された弁軸を分解し拡大して示す断面
図である。
【図4】弁軸部材にゴムを焼き付けて供給側弁座シール
部材を取り付けるための金型を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態である切換弁の弁ハウ
ジングを示す断面図である。
【符号の説明】
11 弁ハウジング 12 弁孔 13 供給ポート 14a 第1の排出ポート 14b 第2の排出ポート 15a 第1の給排ポート 15b 第2の給排ポート 16 弁軸 16a 第1の弁軸部材 16b 第2の弁軸部材 20 ソレノイド 24 可動鉄心 28 作動ロッド 31a,31b 供給側弁座 32a,32b ガイドスリーブ 34a,34b 排出側弁座シール部材 41 突起部 42 嵌合穴 43a,43b 弁体 44a,44b 排出側接触面 46a,46b 供給側弁座シール部材 47a,47b 接触面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が供給される供給ポート、前記供給
    ポートに連通される2つの給排ポートおよび前記給排ポ
    ートに連通される2つの排出ポートを有する弁ハウジン
    グと、 前記弁ハウジング内に前記それぞれのポートに連通して
    軸方向に貫通して形成された弁孔内に軸方向に往復動自
    在に設けられた弁軸と、 前記弁ハウジングに取り付けられ前記弁軸を軸方向に駆
    動するソレノイドと、前記弁軸に設けられ、前記供給ポ
    ートと前記給排ポートの間の供給側弁座に接触する供給
    側弁座シール部材と、前記給排ポートと前記排出ポート
    の間の排出側弁座シール部材に接触する排出側接触面と
    を備えた2つの弁体とを有し、 前記弁軸を端部で相互に連結される第1と第2の弁軸部
    材により形成し、 それぞれの前記供給側弁座シール部材をゴムを焼き付け
    ることにより形成し、 前記排出側弁座シール部材をゴムを焼き付けることによ
    り形成したことを特徴とする直動型切換弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の直動型切換弁において、
    前記排出側弁座シール部材のゴムの硬度を前記供給側弁
    座シール部材のゴムの硬度よりも高くしたことを特徴と
    する直動型切換弁。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の直動型切換弁に
    おいて、前記弁体の前記排出側接触面の中心軸に対する
    傾斜角度を前記供給側弁座シール部材の傾斜角度よりも
    小さい角度としたことを特徴とする直動型切換弁。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3のいずれか1項に
    記載の直動型切換弁において、前記弁軸の外側に配置さ
    れる2つのガイドスリーブを有し、前記それぞれのガイ
    ドスリーブの端面にゴム製の前記排出側弁座シール部材
    を設けたことを特徴とする直動型切換弁。
  5. 【請求項5】 流体が供給される供給ポート、前記供給
    ポートに連通される2つの給排ポートおよび前記給排ポ
    ートに連通される2つの排出ポートを有し、前記供給ポ
    ートと前記給排ポートの間に設けられた供給側弁座が形
    成された弁ハウジングを用意する工程と、 前記供給側弁座に接触する供給側弁座シール部材と、こ
    れと反対側の排出側接触面を有する弁体がそれぞれ設け
    られた第1および第2の弁軸部材を用意する工程と、 前記第1および第2の弁軸部材のそれぞれに、前記排出
    側接触面に接触するゴム製の排出側弁座シール部材が先
    端部に設けられたガイドスリーブを嵌合させる工程と、 前記第1および第2の弁軸部材を前記ハウジング内に挿
    入しつつ、前記第1および第2の弁軸部材の先端部を相
    互に連結する工程と、 前記弁ハウジングの一端に前記弁軸部材を駆動するソレ
    ノイドを取り付け、他端にエンドカバーを取り付ける工
    程とを有することを特徴とする直動型切換弁の組立方
    法。
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