JP2000241508A - 基板検査装置及び基板検査方法 - Google Patents

基板検査装置及び基板検査方法

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JP2000241508A
JP2000241508A JP11046590A JP4659099A JP2000241508A JP 2000241508 A JP2000241508 A JP 2000241508A JP 11046590 A JP11046590 A JP 11046590A JP 4659099 A JP4659099 A JP 4659099A JP 2000241508 A JP2000241508 A JP 2000241508A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査対象となる電子回路基板に形成された検
査用パッドがきわめて小面積であるような場合にも、プ
ローブピンを検査用パッドに確実に接触させて信頼性の
高い基板検査を行うことが可能な基板検査装置及び基板
検査方法を提供する。 【解決手段】 検査用パッド9は、電子回路基板3の表
面から凹陥して設けられる。複数の検査用パッド9と相
対向するように、複数のプローブピン組立部材18をピ
ンボード2に取り付ける。各プローブピン組立部材18
は、プローブピン1の先端が基板面に平行な方向へ独立
して揺動自在となるよう取り付けられる。プローブピン
1は、その先端側へバネ12で弾力を加えられる。プロ
ーブピン1を電子回路基板3の検査用パッド9近傍に押
圧する。基板面に平行な成分を有する振動を、加振部8
によってピンボード2に加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子回路基板に
設けられた検査用パッドにプローブピンの先端を接触さ
せて、前記電子回路基板の検査を行う基板検査装置及び
基板検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような基板検査装置の従来例とし
て、特開平3−195981号公報記載のものを挙げる
ことができる。図8は、この基板検査装置の動作を説明
するための要部側面図である。検査対象となる電子回路
基板43は、その表面に形成された導体パターン45に
電子部品47をハンダ付けして構成されている。このよ
うな電子回路基板43を、前記基板検査装置では、上下
方向に移動自在な可動テーブル46上に載置するように
なっている。またこの可動テーブル46と相対向するよ
う設けられたピンボード42には、複数のプローブピン
41と加振部44とが設けられている。そして前記各プ
ローブピン41は、信号の測定を行う制御部(図示せ
ず)と電気的に接続されている。
【0003】上記従来の基板検査装置で電子回路基板4
3の検査を行うには、まず検査対象となる電子回路基板
43を前記可動テーブル46上に載置する。そしてこの
可動テーブル46を前記ピンボード42に近接するよう
上方に移動させ、前記プローブピン41の先端を導体パ
ターン45に形成された検査用パッド(図示せず)の表
面に接触させる。ところが電子回路基板43の表面に
は、ハンダ付け時のフラックスやハンダの酸化膜等から
成る不純物層48が形成されていることもある。従って
このようにプローブピン41を検査用パッドの表面に当
接させただけでは、検査用パッドとプローブピン41と
の電気的な接触は必ずしも十分ではない。そこでプロー
ブピン41の先端を検査用パッドの表面に当接させた状
態で前記加振部44を作動させ、プローブピン41に振
動を加える。すると振動するプローブピン41の先端で
前記不純物層48が削剥され、プローブピン41と前記
検査用パッドとが確実に接触するようになる。そして前
記検査用パッドからプローブピン41を介して前記制御
部に電気信号が送信され、送信されたこの電気信号に基
づいて電子回路基板43が良品かどうかを判別できるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の電子回路基板で
は、機器に対するコンパクト化の要請に伴って、きわめ
て小型の電子部品47が用いられるとともに、導体パタ
ーン45もきわめて微細に形成されるようになってい
る。そのため導体パターン45に形成される前記検査用
パッドも、きわめて小面積なものとならざるを得ない状
況にある。そしてこのように検査用パッドが小面積とな
ると、プローブピン41の先端位置と前記検査用パッド
の位置とを正確に一致させるのが困難になる。そのため
可動テーブル46を上昇させただけでプローブピン41
の先端を検査用パッドの表面に当接させることは、容易
ではなくなってきている。確かに上記従来の基板検査装
置を用いれば、プローブピン41の先端で不純物層48
が削剥される。そしてこれにより、プローブピン41と
検査用パッドとの接触を確実なものとすることができ
る。しかしながらこのようなプローブピン41と検査用
パッドとの確実な接触は、プローブピン41の先端位置
と検査用パッドの位置とが不純物層48の削剥前に予め
正確に一致していることを前提としている。従ってプロ
ーブピン41の先端位置と前記検査用パッドの位置とを
正確に一致させるのが困難な近年の電子回路基板の検査
においては、上記従来の基板検査装置を用いても、プロ
ーブピン41と検査用パッドとを確実に接触させること
は容易ではない。そしてこのようにプローブピン41と
検査用パッドとの接触が不確実なものになると、誤検査
が発生して基板検査の信頼性および生産率が低下すると
いう問題を生じるのである。
【0005】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたものであって、その目的は、検査対象とな
る電子回路基板に形成された検査用パッドがきわめて小
面積であるような場合にも、プローブピンを検査用パッ
ドに確実に接触させて信頼性の高い基板検査を行うこと
が可能な基板検査装置及び基板検査方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の基板検
査装置は、電子回路基板の表面から凹陥して設けられた
検査用パッドにプローブピンの先端を接触させて前記電
子回路基板の検査を行う基板検査装置であって、前記プ
ローブピンにその先端側へ向かう弾力を加える弾性体
と、このプローブピンの先端を電子回路基板の前記検査
用パッド近傍に押圧する押圧手段と、押圧された前記プ
ローブピンと電子回路基板との間に、基板面に平行な成
分を有する相対振動を加える加振手段とを備えたことを
特徴としている。
【0007】また請求項4の基板検査方法は、電子回路
基板の表面から凹陥して設けられた検査用パッドにプロ
ーブピンの先端を接触させて前記電子回路基板の検査を
行う基板検査方法であって、前記プローブピンにはその
先端側へ向かう弾力を加えておくとともに、このプロー
ブピンを電子回路基板の前記検査用パッド近傍に押圧す
る押圧過程と、この押圧過程で押圧された前記プローブ
ピンと電子回路基板との間に、基板面に平行な成分を有
する相対振動を加える加振過程とを有することを特徴と
している。
【0008】これらの基板検査装置又は基板検査方法で
は、電子回路基板の検査用パッド近傍に押圧されたプロ
ーブピンと電子回路基板との間に、基板面に平行な成分
を有する相対振動を加えている。このような相対振動を
加えると、正確に検査用パッドの箇所に押圧されなかっ
たプローブピンの先端と電子回路基板との相対位置が微
妙に変化する。そしてプローブピンの先端が前記検査用
パッドの対向位置に移動すると、弾力を加えられたプロ
ーブピンの先端は凹陥した検査用パッドに押圧され、し
かも基板面に平行な方向へのさらなる移動が前記検査用
パッドの周縁に遮られる。従ってプローブピンの先端を
確実に検査用パッドに接触させることが可能となる。
【0009】さらに請求項2の基板検査装置は、前記プ
ローブピンが、電子回路基板に設けられた複数の検査用
パッドのそれぞれに対応してプローブピン支持部材に複
数設けられるとともに、各プローブピンは、その先端が
前記基板面に平行な成分を有してそれぞれ独立に揺動自
在となるよう前記プローブピン支持部材に取り付けられ
る一方、前記加振手段が、前記相対振動を前記プローブ
ピン支持部材と電子回路基板との間に加えるよう成され
ていることを特徴としている。
【0010】請求項5の基板検査方法は、前記プローブ
ピンが、電子回路基板に設けられた複数の検査用パッド
のそれぞれに対応してプローブピン支持部材に複数設け
られるとともに、各プローブピンは、その先端が前記基
板面に平行な成分を有してそれぞれ独立に揺動自在とな
るよう前記プローブピン支持部材に取り付けられる一
方、前記加振過程において、前記相対振動を前記プロー
ブピン支持部材と電子回路基板との間に加えることを特
徴としている。
【0011】これらの基板検査装置又は基板検査方法で
は、電子回路基板に押圧された複数のプローブピンの先
端が、プローブピン支持部材に加えられた相対振動によ
って基板面に平行な成分を有してそれぞれ独立に揺動す
る。従って簡素な構成でありながら、各プローブピンと
検査用パッドとが正確に相対向して設けられていないよ
うな場合にも、独立した前記揺動によって各プローブピ
ンの先端を前記検査用パッドの対向位置に位置させて、
全プローブピンの先端をそれぞれ確実に検査用パッドに
接触させることが可能となる。
【0012】請求項3の基板検査装置は、前記加振手段
が、前記プローブピンと電子回路基板との間に、基板面
と垂直な成分を有する相対振動をも加えることを特徴と
している。
【0013】請求項6の基板検査方法は、前記加振過程
において、前記プローブピンと電子回路基板との間に、
基板面と垂直な成分を有する相対振動をも加えることを
特徴としている。
【0014】これらの基板検査装置又は基板検査方法で
は、電子回路基板の検査用パッド近傍に押圧されたプロ
ーブピンと電子回路基板との間に、基板面に垂直な成分
を有する相対振動をも加えている。従って電子回路基板
の表面に凹凸が形成されているような場合にも、これら
の凹凸を乗り越えて前記プローブピンを検査用パッドと
対向する位置へ確実に移動させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の基板検査装置及
び基板検査方法の具体的な実施の形態について、図面を
参照しつつ詳細に説明する。
【0016】図7は、上記基板検査装置全体の外観を示
す斜視図である。可動テーブル4は、駆動機構5によっ
て上下方向へ移動自在に成されている。そしてこの可動
テーブル4上の所定位置に、検査対象となる電子回路基
板3を位置決めして載置するようになっている。また前
記可動テーブル4と相対面するようにして、ピンボード
(プローブピン支持部材)2が配置されている。このピ
ンボード2には、後述する加振部(加振手段)8と複数
のプローブピン組立部材18とが取り付けられている。
そしてこのプローブピン組立部材18から延びる配線
が、ケーブル6を介して制御部7に接続されている。
【0017】一方、図6は、前記電子回路基板3に設け
られた検査用パッド9を示す断面図である。この電子回
路基板3では、絶縁体から成るレジスト10がその表面
を覆うように薄く形成されている。そして同図(a)に
示すように、検査用パッド9が設けられた部分で前記レ
ジスト10が除去され、導体から成る前記検査用パッド
9が電子回路基板3の表面に露出するようになってい
る。従って前記検査用パッド9は、電子回路基板3の表
面から凹陥して設けられていることになる。
【0018】図3は、前記プローブピン組立部材18の
構造を示す透過側面図である。このプローブピン組立部
材18は、一方が開口した有底円筒状のソケット11内
にプローブピン1を挿入し(同図(a))、このプロー
ブピン1の鋭頭した先端を前記ソケット11の開口端か
ら露出させている(同図(b))。プローブピン1内に
は弾性体としてバネ12が仕組まれていて、このバネ1
2の伸縮によりプローブピン1の先端を上下できるよう
になっている。また前記プローブピン組立部材18は、
図4の側面図に示すように、前記ソケット11の中間部
が支持軸13によってピンボード2に軸支され、プロー
ブピン1の先端が自由に揺動できるように取り付けられ
ている。他方、電子回路基板3には、図2の概略斜視図
に示すように、複数の検査用パッド9が設けられてい
る。そこで前記プローブピン組立部材18は、可動テー
ブル4上に載置された電子回路基板3の前記各検査用パ
ッドと各プローブピン1とがそれぞれ相対向するよう
に、前記ピンボード2に複数設けられている。
【0019】図5は、ピンボード2に設けられた前記加
振部8の構成を示す側面図である。この加振部8は、モ
ータ14と、このモータ14の回転軸15に取り付けら
れた偏心重錘16とを備えて構成されている。そして偏
心して回転する前記偏心重錘16の作用によって、前記
回転軸15に垂直な平面に沿った振動を惹起するもので
ある。前記ピンボード2には、可動テーブル4上に載置
された電子回路基板3の基板面と垂直に前記回転軸15
が配置されるようにして、この加振部8が設けられてい
る。従って前記ピンボード2には、この加振部8によっ
て前記電子回路基板3の基板面に沿った方向(=平行方
向)の振動が加えられる。そしてこのような振動がピン
ボード2に加えられると、このピンボード2にはプロー
ブピン1の挿入された前記プローブピン組立部材18が
取り付けられているから、各プローブピン1が前記ピン
ボード2とともに振動することとなる。しかも前述のよ
うにプローブピン組立部材18は、プローブピン1の先
端が揺動自在となるようピンボード2に取り付けられて
いる。従って前記振動により、各プローブピン1の先端
は、図4の矢印に示すように、基板面に平行な成分を有
してそれぞれ独立に揺動することになる。
【0020】次に、上記基板検査装置を用いて行う基板
検査方法について説明する。まず検査対象となる電子回
路基板3は、前記検査用パッド9が上方を向くようにし
て、可動テーブル4上に載置する。この状態ではプロー
ブピン1の先端と電子回路基板3とは離隔している。従
って前記プローブピン組立部材18中に設けられたバネ
12は、図3(b)に示すようにプローブピン1の重さ
と釣り合った自由状態となっている。この状態から駆動
機構5を作動させて、可動テーブル4をピンボード2側
へと上昇させる。そしてプローブピン1の先端を電子回
路基板3の表面に当接させ、さらに駆動機構5を作動さ
せてピンボード2と電子回路基板3とを近接させてい
く。すると同図(c)に示すように電子回路基板3によ
ってプローブピン1が押し上げられ、次第に前記バネ1
2が短縮されて前記プローブピン1にその先端側に向か
う弾力が加えられるようになる。
【0021】また前記プローブピン1は、可動テーブル
4上に位置決め載置した電子回路基板3の各検査用パッ
ド9と相対向するように設けられている。従って上記の
ように駆動機構5を作動させると、プローブピン1の先
端が検査用パッド9の近傍に押圧されることになる。つ
まり電子回路基板3を位置決め載置する可動テーブル4
及び前記駆動機構5によって、押圧過程を実行する押圧
手段が構成されているということである。そしてこの状
態で前記加振部8を作動させ、この加振過程でプローブ
ピン1と電子回路基板3との間に基板面に平行な成分を
有する相対振動を生じさせるのである。
【0022】前記検査用パッド9は、電子回路基板3の
コンパクト化の要請に応えるためきわめて小面積に成さ
れている。従って可動テーブル4を上昇させただけでプ
ローブピン1の先端を検査用パッド9上に正確に位置さ
せるのは困難である。多くは、図1の一点鎖線に示すよ
うに、電子回路基板3の表面に形成されたレジスト10
とプローブピン1の先端とが当接することになる。この
状態でプローブピン1と電子回路基板3との間に基板面
に平行な成分を有する相対振動が加えられると、プロー
ブピン1の先端が電子回路基板3表面上を移動する。そ
してプローブピン1の先端が前記検査用パッド9上に位
置すると、プローブピン1にはバネ12で弾力が加えら
れているから、同図の実線に示すようにその先端が前記
検査用パッド9に押圧されるようになる。そして前記検
査用パッド9は電子回路基板3の表面から凹陥されてい
るために、この状態からさらに前記相対振動を加えて
も、プローブピン1は基板面に沿った方向への移動をレ
ジスト10の縁部10aに遮られ、前記検査用パッド9
上から抜け出ることはない。従って検査用パッド9がき
わめて小面積に形成されている場合でも、プローブピン
1を検査用パッド9に確実に接触させることができる。
そして前記検査用パッド9からプローブピン1を介して
前記制御部7に電気信号が送信され、送信されたこの電
気信号に基づいて前記制御部7で電子回路基板3が良品
かどうかを解析するのである。従ってこの基板検査装置
を用いた基板検査方法によれば、きわめて信頼性の高い
基板検査を行うことができることになる。
【0023】また前記電子回路基板3において、検査用
パッド9が位置する部分でレジスト10が除去されてい
るのは前述の通りである。しかしながら、個々の電子回
路基板3で基板上に形成したレジストにずれが生じるた
め、いくつかの検査用パッド9では、図6(b)に示す
ように検査用パッド9上にレジスト10がはみ出して形
成されていることがある。また検査用パッド9がきわめ
て微小な面積しかもたない場合は、全てのプローブピン
1をそれぞれ検査用パッド9と正確に対向させて配置す
ることは困難である。このような場合にプローブピン1
がピンボード2に全く固定して設けられていると、前記
はみ出したレジスト10やプローブピン1の配置誤差の
ために、ピンボード2を振動させていくつかのプローブ
ピン1を検査用パッド9に当接させることができても、
どうしても残りのプローブピン1を検査用パッド9に接
触させることができないという問題が生じる。しかしな
がら上記基板検査装置では、加振部8によって加えられ
た振動により、各プローブピン1の先端が基板面に平行
にそれぞれ独立して揺動するようになっている。そのた
め上記のような場合でも、各プローブピン1がそれぞれ
揺動し、すべてのプローブピン1の先端を検査用パッド
9上にそれぞれ位置させることができる。従って上記と
同じ原理により、全プローブピン1を検査用パッド9に
確実に接触させ、これによって一段と信頼性の高い基板
検査を行うことができる。そしてこの場合に、支持軸1
3によって複数のプローブピン組立部材18をピンボー
ド2に軸支するとともに、このピンボード2と電子回路
基板3との間に相対振動を加えている。従って単一の加
振部8で各プローブピン1の先端を独立して揺動でき、
これによって検査装置の構成をきわめて簡素なものとす
ることができる。
【0024】また上記の揺動を含めた前記相対振動によ
るプローブピン1先端の振幅は、検査用パッド9の配置
位置とプローブピン1の取付位置との間に生じ得る最大
誤差よりも大きく、かつ互いに隣接する検査用パッド9
間の最小距離よりも小さいことが望ましい。前記振幅が
検査用パッド9の配置位置とプローブピン1の取付位置
との間の最大誤差よりも小さいと、プローブピン1が検
査用パッド9の対向位置に確実に位置しないこともあり
得るし、また前記振幅が互いに隣接する検査用パッド9
間の最小距離よりも大きいと、本来接触すべきでない隣
接の検査用パッド9にプローブピン1が接触してしまう
危険もあるからである。
【0025】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施
することができる。上記では、加振部8によって基板面
と平行な成分を有する相対振動をプローブピン1と電子
回路基板3との間に加えるようにしたが、さらに基板面
と垂直な成分を有する相対振動を加えるようにしてもよ
い。このような相対振動をプローブピン1と電子回路基
板3との間に加えるには、モータ14の回転軸15が基
板面に沿った方向に延びるように配置された第2の加振
部を前記ピンボード2に増設すればよい。このようにす
ると、前記第2の加振部によってソケット11に与えら
れた振動がバネ12を介してプローブピン1に伝達さ
れ、プローブピン1と電子回路基板3との間に基板面と
垂直な成分を有する比較的小さな振幅の相対振動を加え
ることができる。すると電子回路基板3の表面にレジス
ト10の凹凸が形成されているような場合にも、前記相
対振動によってプローブピン1にこの凹凸の山部17
(図1参照)を乗り越えさせ、検査用パッド9上に確実
に位置させることができる。
【0026】この場合には、プローブピン1と電子回路
基板3との間に加えられる基板面と垂直な方向の相対振
動の振幅が、前記検査用パッド9の凹陥量よりも小さな
ものであることが望ましい。このような振幅の相対振動
であれば、検査用パッド9上に位置したプローブピン1
の基板面に沿った方向へ移動が前記レジスト10の縁部
10aで確実に遮られる。従って垂直な方向の相対振動
が加えられているにもかかわらず、プローブピン1の先
端は安定して検査用パッド9上に位置し続けることにな
るからである。そしてレジスト10の表面に形成される
凹凸量は、通常はレジスト10の厚さ、すなわち検査用
パッド9の凹陥量よりも小さい。従って上記のような振
幅の相対振動によってプローブピン1に山部17を乗り
越えさせ、これを検査用パッド9上に確実に位置させる
ことができる。
【0027】また上記では、加振部8によってピンボー
ド2を振動させ、これによってプローブピン1と電子回
路基板3との間に相対振動を加えている。しかしながら
これは、加振部8を可動テーブル4側に設けて電子回路
基板3に振動を与え、これによってプローブピン1と電
子回路基板3との間に相対振動が加えられるようにして
もよい。さらに上記ではプローブピン組立部材18を支
持軸13で回動可能に軸支し、これによってプローブピ
ン1の先端を一方向に揺動自在としている。しかしなが
らこれは、例えばベアリング等を用いてプローブピン組
立部材18を支持し、これによってプローブピン1の先
端が多方向に揺動自在となるようにしてもよい。また上
記では弾性体としてバネ12を用いているが、これは例
えば空気バネであってもよいし、またゴム等の他の弾性
体であってもよいのは勿論である。
【0028】また上記では、可動テーブル4が駆動機構
5によって上下方向へ移動可能な基板検査装置を示し
た。しかしながらピンボード(プローブピン支持部材)
2が上下方向へ移動し、これによってプローブピン1の
先端と検査用パッド9とを接触させることができるよう
な構成になっていても構わない。さらにプローブピン1
の先端が必ずしも下を向いている必要はない。例えばプ
ローブピン1の先端が上を向いているような構成や、あ
るいは一の基板検査装置に上向きと下向きのプローブピ
ン1がそれぞれあり、電子回路基板3を挟むような形で
検査できるような構成になっていても構わない。
【0029】さらに上記ではソケット11の中間部を支
持軸13によって軸支し、これによってプローブピン1
の先端が自由に揺動できるようにしている。しかしなが
らこれは、例えばプローブピン組立部材18を次のよう
な構成にして、プローブピン1の先端が自由に揺動でき
るようにしてもよい。すなわち、ソケット11の内径を
プローブピン1の外径よりもいくらか大きくしておき、
ソケット11の内周面とプローブピン1の外周面との間
に空隙が形成されるようにするのである。そしてソケッ
ト11は、例えば圧入によってピンボード2に取り付け
る。このような構成によっても、ソケット11に加えた
振動によって各プローブピン1をそれぞれ独立して揺動
させることができる。そしてこの場合にはきわめて構成
が簡素となるので、基板検査装置のコストダウンを図る
ことができる。
【0030】
【発明の効果】上記のように請求項1の基板検査装置又
は請求項4の基板検査方法では、電子回路基板の検査用
パッド近傍に押圧されたプローブピンと電子回路基板と
の間に基板面に平行な成分を有する相対振動を加えるこ
とにより、基板面から凹陥して設けられた検査用パッド
にプローブピンの先端を確実に接触させることができ
る。従って前記検査用パッドがきわめて小面積に形成さ
れているような場合であっても、プローブピンを検査用
パッドに確実に接触させて信頼性の高い基板検査を行う
ことが可能となる。
【0031】また請求項2の基板検査装置又は請求項5
の基板検査方法では、複数のプローブピンと検査用パッ
ドとがそれぞれ正確に相対向して設けられていないよう
な場合にも、簡素な構成によって全プローブピンの先端
を確実に検査用パッドに接触させることができる。従っ
て複数の検査用パッドに複数のプローブピンを接触させ
る必要が場合にも、コストダウン等を図りつつ、プロー
ブピンと検査用パッドとの接触を確実なものとして信頼
性の高い基板検査を行うことが可能となる。
【0032】さらに請求項3の基板検査装置又は請求項
6の基板検査方法では、電子回路基板の表面に凹凸が形
成されているような場合にも、前記プローブピンを検査
用パッド上へ確実に移動させることができる。従ってプ
ローブピンを検査用パッドにさらに確実に接触させて、
より信頼性の高い基板検査を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の基板検査装置に設けら
れたプローブピンの作用を説明するための透過側面図で
ある。
【図2】前記プローブピンと電子回路基板との位置関係
を示す概略斜視図である。
【図3】前記プローブピンを備えたプローブピン組立部
材の構成を示す透過側面図である。
【図4】前記プローブピン組立部材の取付構造を示す側
面図である。
【図5】前記基板検査装置に設けられた加振部の構成を
示す側面図である。
【図6】検査対象となる電子回路基板について、その検
査用パッド近傍を示す断面図である。
【図7】前記基板検査装置全体の外観を示す斜視図であ
る。
【図8】従来例の基板検査装置の動作を説明するための
要部側面図である。
【符号の説明】
1 プローブピン 2 ピンボード 3 電子回路基板 5 駆動機構 8 加振部 9 検査用パッド 12 バネ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路基板の表面から凹陥して設けら
    れた検査用パッドにプローブピンの先端を接触させて前
    記電子回路基板の検査を行う基板検査装置であって、前
    記プローブピンにその先端側へ向かう弾力を加える弾性
    体と、このプローブピンの先端を電子回路基板の前記検
    査用パッド近傍に押圧する押圧手段と、押圧された前記
    プローブピンと電子回路基板との間に、基板面に平行な
    成分を有する相対振動を加える加振手段とを備えたこと
    を特徴とする基板検査装置。
  2. 【請求項2】 前記プローブピンは、電子回路基板に設
    けられた複数の検査用パッドのそれぞれに対応してプロ
    ーブピン支持部材に複数設けられるとともに、各プロー
    ブピンは、その先端が前記基板面に平行な成分を有して
    それぞれ独立に揺動自在となるよう前記プローブピン支
    持部材に取り付けられる一方、前記加振手段は、前記相
    対振動を前記プローブピン支持部材と電子回路基板との
    間に加えるよう成されていることを特徴とする請求項1
    の基板検査装置。
  3. 【請求項3】 前記加振手段は、前記プローブピンと電
    子回路基板との間に、基板面と垂直な成分を有する相対
    振動をも加えることを特徴とする請求項1又は請求項2
    の基板検査装置。
  4. 【請求項4】 電子回路基板の表面から凹陥して設けら
    れた検査用パッドにプローブピンの先端を接触させて前
    記電子回路基板の検査を行う基板検査方法であって、前
    記プローブピンにはその先端側へ向かう弾力を加えてお
    くとともに、このプローブピンを電子回路基板の前記検
    査用パッド近傍に押圧する押圧過程と、この押圧過程で
    押圧された前記プローブピンと電子回路基板との間に、
    基板面に平行な成分を有する相対振動を加える加振過程
    とを有することを特徴とする基板検査方法。
  5. 【請求項5】 前記プローブピンは、電子回路基板に設
    けられた複数の検査用パッドのそれぞれに対応してプロ
    ーブピン支持部材に複数設けられるとともに、各プロー
    ブピンは、その先端が前記基板面に平行な成分を有して
    それぞれ独立に揺動自在となるよう前記プローブピン支
    持部材に取り付けられる一方、前記加振過程において
    は、前記相対振動を前記プローブピン支持部材と電子回
    路基板との間に加えることを特徴とする請求項4の基板
    検査方法。
  6. 【請求項6】 前記加振過程においては、前記プローブ
    ピンと電子回路基板との間に、基板面と垂直な成分を有
    する相対振動をも加えることを特徴とする請求項4又は
    請求項5の基板検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102565564A (zh) * 2010-12-30 2012-07-11 塔工程有限公司 阵列测试装置
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JP2022169624A (ja) * 2017-12-26 2022-11-09 日本電産リード株式会社 検査治具

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