JP2000243973A - 半導体装置及びその製造方法並びに半導体装置の設計方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法並びに半導体装置の設計方法

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JP2000243973A JP11177091A JP17709199A JP2000243973A JP 2000243973 A JP2000243973 A JP 2000243973A JP 11177091 A JP11177091 A JP 11177091A JP 17709199 A JP17709199 A JP 17709199A JP 2000243973 A JP2000243973 A JP 2000243973A
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泰男 山口
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繁登 前川
Takashi Ipposhi
隆志 一法師
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俊明 岩松
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茂伸 前田
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有一 平野
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拓治 松本
Shoichi Miyamoto
昭一 宮本
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  • Element Separation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板浮遊効果の低減を図ったSOI構造の半
導体装置を得る。 【解決手段】 SOI層3の各トランジスタ形成領域は
下層部にウェル領域が形成される部分酸化膜31によっ
て分離される。NMOSトランジスタ間を分離する部分
酸化膜31の下層にp型のウェル領域11が形成され、
PMOSトランジスタ間を分離する部分酸化膜31の下
層にn型のウェル領域12が形成され、NMOSトラン
ジスタ,PMOSトランジスタ間を分離する部分酸化膜
31の下層にp型のウェル領域11及びn型のウェル領
域12が隣接して形成される。ボディー領域は隣接する
ウェル領域11に接している。層間絶縁膜4上に形成さ
れた配線層は、層間絶縁膜4中に設けられたボディーコ
ンタクトを介してボディー領域と電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はSOI構造の半導
体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図102に示すように、シリコン基板
1、埋め込み酸化膜2及びSOI(Silicon On Insu
lator)層からなる従来のSOI構造の半導体装置にお
いて、SOI層3中のトランジスタ形成領域は完全酸化
膜32によってが完全に分離されていた。例えば、NM
OSトランジスタ形成領域に形成される1単位のNMO
Sトランジスタは完全酸化膜32によって他のトランジ
スタから完全分離されていた。なお、図102の例では
SOI層3上を層間絶縁膜4で覆っている。
【0003】図102において、完全酸化膜32よって
他のトランジスタから完全分離される1単位のNMOS
トランジスタは、SOI層3中に形成されるドレイン領
域5、ソース領域6、チャネル形成領域7、チャネル形
成領域7上に形成されるゲート酸化膜8及びゲート酸化
膜8上に形成されるゲート電極9から構成される。ま
た、層間絶縁膜4上に形成された配線層22は、層間絶
縁膜4中に設けられたコンタクト21を介してドレイン
領域5あるいはソース領域6と電気的に接続される。
【0004】このように、従来のSOI構造の半導体装
置は素子(トランジスタ)単位でSOI層中に完全分離
されているため、PMOS及びNMOSそれぞれのトラ
ンジスタ間は完全に分離されラッチアップが原理的に起
こらない構造を呈している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、SOI構
造でCMOSトランジスタを有する半導体装置を製造す
る場合は、微細加工技術で決まる最小分離幅を使用でき
チップ面積を縮小できるメリットがあった。しかしなが
ら、衝突電離現象によって発生するキャリア(NMOS
ではホール)がチャネル形成領域に溜まり、これにより
キンクが発生したり、動作耐圧が劣化したり、また、チ
ャネル形成領域の電位が安定しないために遅延時間の周
波数依存性がでる等の基板浮遊効果により生ずる種々の
問題点があった。
【0006】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、基板浮遊効果の低減を図ったSOI構造
の半導体装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の半導体装置は、半導体基板、埋め込み絶縁層及び
SOI層3からなるSOI構造を呈しており、前記SO
I層に設けられ、各々に所定の素子が形成される複数の
素子形成領域と、前記SOI層に設けられ、前記複数の
素子形成領域間を絶縁素子分離する素子分離領域と、前
記SOI層に設けられ、外部から電位固定可能なボディ
ー領域とを備え、前記素子分離領域のうち少なくとも一
部の領域は、上層部に設けられた部分絶縁領域と下層部
に存在する前記SOI層の一部である半導体領域とから
構成される部分分離領域を含み、前記半導体領域は、前
記複数の前記素子形成領域のうちの少なくとも1つの素
子形成領域及び前記ボディー領域と接して形成されてい
る。
【0008】請求項2記載の半導体装置において、前記
複数の素子形成領域は、第1の素子用の複数の第1の素
子形成領域と第2の素子用の複数の第2の素子形成領域
とを含み、前記素子分離領域は前記SOI層を貫通した
完全絶縁領域を含む完全分離領域をさら含み、前記部分
分離領域は第1及び第2の部分分離領域を含み、前記複
数の第1の素子形成領域はそれぞれ前記第1の部分分離
領域によって素子分離され、前記複数の第2の素子形成
領域はそれぞれ前記第2の部分分離領域によって素子分
離され、前記複数の第1の素子形成領域と前記複数の第
2の素子形成領域とは前記完全分離領域によって素子分
離される。
【0009】請求項3記載の半導体装置において、前記
複数の素子形成領域は、第1の回路用の複数の素子形成
領域と第2の回路用の複数の素子形成領域とを含み、前
記第1の回路用の複数の素子形成領域は前記SOI層を
貫通した完全分離領域によって素子分離され、前記第2
の回路用の複数の素子形成領域は前記部分分離領域によ
って素子分離されている。
【0010】請求項4記載の半導体装置において、前記
SOI層は第1及び第2の部分SOI層を含み、前記第
1の部分SOI層の膜厚は前記第2の部分SOI層の膜
厚よりも薄く形成され、前記複数の第1の素子形成領域
は前記第1の部分SOI層に形成され、前記複数の第2
の素子形成領域は前記第2の部分SOI層に形成され
る。
【0011】請求項5記載の半導体装置において、前記
複数の素子形成領域は、所定の回路用素子形成領域と該
所定の回路以外の他の回路用素子形成領域とを含み、前
記所定の回路用素子形成領域と前記他の回路用素子形成
領域とは前記SOI層を貫通した完全分離領域によって
素子分離される。
【0012】請求項6記載の半導体装置において、前記
複数の素子形成領域のうち、前記部分分離領域によって
素子分離された素子形成領域に形成される素子の活性領
域の前記SOI層表面から形成深さは、前記部分分離領
域の形成深さより浅い。
【0013】請求項7記載の半導体装置において、前記
半導体領域はポリシリコン領域を含む。
【0014】請求項8記載の半導体装置において、前記
部分絶縁領域は誘電率が前記埋め込み絶縁層より低い低
誘電率膜を含む。
【0015】請求項9記載の半導体装置において、前記
部分絶縁領域は少なくとも側面に設けられた部分絶縁膜
とそれ以外の領域に設けられ、誘電率が前記部分絶縁膜
より低い低誘電率膜とを含む。
【0016】請求項10記載の半導体装置において、前
記素子分離領域は複数の素子分離領域を含み、前記複数
の素子分離領域の少なくとも1つの領域は所定の形成幅
で前記半導体基板の表面に対しほぼ垂直に延びて形成さ
れる。
【0017】この発明に係る請求項11記載の半導体装
置は、半導体基板、埋め込み絶縁層及びSOI層からな
るSOI構造を呈しており、前記SOI層に設けられ、
各々に所定の素子が形成される複数の素子形成領域と、
前記SOI層に設けられ、前記複数の素子形成領域間を
絶縁素子分離する素子分離領域と、外部から電位固定可
能なボディー領域とを備え、前記ボディー領域は、前記
複数の素子形成領域のうち、少なくとも1つの素子形成
領域の表面あるいは裏面に接するように形成される。
【0018】請求項12記載の半導体装置において、前
記ボディー領域は、前記埋め込み絶縁層の上層部に形成
され、前記少なくとも1つの素子形成領域の裏面に接し
ている。
【0019】請求項13記載の半導体装置において、前
記ボディー領域は、前記埋め込み絶縁層を貫通して形成
され、前記少なくとも1つの素子形成領域の裏面に接し
ている。
【0020】請求項14記載の半導体装置において、前
記ボディー領域は、前記少なくとも1つの素子形成領域
の上方に設けられ、前記少なくとも1つの素子形成領域
の表面に接する。
【0021】請求項15記載の半導体装置において、前
記素子分離領域のうち少なくとも一部の領域は、前記S
OI層を貫通した完全絶縁領域と前記部分分離領域とが
連続して形成される複合分離領域を含む。
【0022】請求項16記載の半導体装置において、前
記部分分離領域の上面は凹凸なく均一に形成される。
【0023】請求項17記載の半導体装置において、前
記複合分離領域の前記半導体領域の膜厚は、前記SOI
層の膜厚の1/2以下に設定される。
【0024】請求項18記載の半導体装置において、前
記複合分離領域において前記完全絶縁領域の形成幅は前
記複合分離領域全体の形成幅の1/2以下に設定され
る。
【0025】請求項19記載の半導体装置において、前
記素子分離領域は前記SOI層を貫通した完全絶縁領域
を有する完全分離領域を含み、前記複数の素子形成領域
は互いに隣接して形成される入出力NMOSトランジス
タ形成領域及び入出力PMOSトランジスタ形成領域を
含み、前記完全分離領域は少なくとも前記入出力NMO
Sトランジスタ形成領域と前記入出力PMOSトランジ
スタ形成領域との境界近傍領域に形成される。
【0026】請求項20記載の半導体装置において、前
記素子形成領域は入出力NMOSトランジスタ形成領域
あるいは入出力PMOSトランジスタ形成領域と隣接し
て形成される内部回路形成領域をさらに含み、前記完全
分離領域は、前記入出力NMOSトランジスタ形成領域
及び前記入出力PMOSトランジスタ形成領域のうち前
記内部回路形成領域と隣接配置された領域と前記内部回
路形成領域との境界近傍領域にさらに形成される。
【0027】請求項21記載の半導体装置において、前
記素子分離領域は前記SOI層を貫通した完全絶縁領域
を含む完全分離領域を含み、前記複数の素子形成領域は
互いに隣接して形成されるNMOSトランジスタ形成領
域及びPMOSトランジスタ形成領域を含み、前記完全
分離領域は、前記NMOSトランジスタ形成領域と前記
入出力PMOSトランジスタ形成領域との境界近傍の前
記PMOSトランジスタ形成領域内である完全分離領域
域形成箇所に形成され、前記部分分離領域は前記NMO
Sトランジスタ形成領域の周辺領域、及び前記完全分離
領域形成箇所を除く前記NMOSトランジスタ形成領域
の周辺領域に形成される。
【0028】請求項22記載の半導体装置において、前
記素子分離領域は前記SOI層を貫通した完全絶縁領域
を含む完全分離領域を含み、前記複数の素子形成領域は
MOSトランジスタ形成領域を含み、前記部分分離領域
は前記MOSトランジスタ領域のゲート電極の少なくと
も一端近傍の部分分離領域形成箇所に形成され、前記完
全絶縁領域は、は前記部分分離領域形成箇所を除く前記
MOSトランジスタ形成領域の周辺領域に形成される。
【0029】請求項23記載の半導体装置において、前
記複数の素子形成領域は第1の導電型のトランジスタ形
成領域を含み、前記部分分離領域は前記トランジスタ形
成領域の周囲を囲って形成される周辺部分分離領域を含
み、前記ボディー領域は、前記周辺部分分離領域の周囲
を囲って形成される第2の導電型の周辺ボディー領域を
含む。
【0030】請求項24記載の半導体装置において、前
記複数の素子形成領域はMOSトランジスタ形成領域を
含み、前記ボディー領域は前記MOSトランジスタ形成
領域のソース領域に隣接して形成されるソース隣接ボデ
ィー領域を含み、前記ソース領域及び前記ソース隣接ボ
ディー領域に共通接続される電位設定領域をさらに備え
る。
【0031】請求項25記載の半導体装置において、前
記部分分離領域における半導体領域は第1及び第2の部
分半導体領域を含み、前記第1の部分半導体領域の不純
物濃度を前記第2の部分半導体領域の不純物濃度よりも
高く設定している。
【0032】請求項26記載の半導体装置において、前
記第1の部分半導体領域は前記複数の素子形成領域のう
ち分離対象の素子形成領域に隣接して形成される周辺領
域を含み、前記第2の部分半導体領域は前記周辺領域を
除く前記半導体領域である中心領域を含む。
【0033】請求項27記載の半導体装置において、前
記複数の素子形成領域はMOSトランジスタ形成領域を
含み、前記部分分離領域は前記MOSトランジスタ形成
領域の周囲を囲って形成され、前記第1の部分半導体領
域は前記MOSトランジスタ形成領域のゲート電極近傍
領域を含み、前記第2の部分半導体領域は前記MOSト
ランジスタ形成領域のドレイン/ソース近傍領域を含
む。
【0034】請求項28記載の半導体装置において、前
記複数の素子形成領域は第1の導電型のMOSトランジ
スタ形成領域を含み、前記部分分離領域の前記半導体領
域は第2の導電型の領域を含み、前記部分分離領域にお
ける前記半導体領域の不純物濃度のピークが、前記MO
Sトランジスタ形成領域内で前記半導体領域に接して形
成されるドレイン/ソース領域の不純物濃度のピークよ
り、前記SOI層の表面からの深さが深くなるように設
定される。
【0035】請求項29記載の半導体装置において、前
記複数の素子形成領域はMOSトランジスタ形成領域を
含み、前記MOSトランジスタ形成領域のチャネル形成
領域の不純物濃度のピークが、前記部分分離領域におけ
る前記半導体領域の不純物濃度のピークより、SOI層
の表面からの深さが深くなるように設定される。
【0036】請求項30記載の半導体装置において、前
記複合分離領域における半導体領域は、前記完全絶縁領
域に隣接して形成される第1の部分半導体領域領域とそ
れ以外の前記半導体領域である第2の部分半導体領域と
を含み、前記第1の部分半導体領域の不純物濃度を前記
第2の部分半導体領域の不純物濃度よりも高く設定して
いる。
【0037】請求項31記載の半導体装置において、前
記部分分離領域の表面における角部の曲率半径より底面
における角部の曲率半径を大きくなるように設定してい
る。
【0038】請求項32記載の半導体装置の前記複合分
離領域において、前記部分絶縁領域の底面における角部
の曲率半径より前記絶縁分離領域と前記部分絶縁領域と
の間に生じる段差部の曲率半径を小さくしている。
【0039】請求項33記載の半導体装置において、前
記素子分離領域は前記SOI層を貫通した完全絶縁領域
を有する完全分離領域を含み、前記SOI層の上層部の
インダクタンス形成領域に形成されるインダクタンス成
分をさらに備え、前記完全分離領域は前記インダクタン
ス形成領域の下方に形成される。
【0040】請求項34記載の半導体装置において、前
記複数の素子形成領域はMOSトランジスタ形成領域を
含み、前記ボディー領域は前記MOSトランジスタ形成
領域に形成されるMOSトランジスタのゲート電極に電
気的に接続されるゲート接続ボディー領域を含み、前記
部分分離領域は前記MOSトランジスタ形成領域の周囲
を囲って形成される。
【0041】請求項35記載の半導体装置において、前
記半導体領域は第1の導電型の領域を含み、前記素子の
活性領域は第2の導電型を含み、前記素子の活性領域の
形成深さはビルトイン状態時に前記素子の活性領域から
伸びる空乏層が前記埋め込み絶縁層に到達しないレベル
に設定される。
【0042】請求項36記載の半導体装置において、前
記複数の素子形成領域はフィールドトランジスタ形成領
域を含み、前記フィールドトランジスタ形成領域内に形
成されるフィールドトランジスタは、互いに独立して形
成される第1及び第2の活性領域と、前記第1及び第2
の活性領域間に形成され、上層部に設けられたフィール
ドトランジスタ用部分絶縁領域と下層部に存在する前記
SOI層の一部であるフィールドトランジスタ用半導体
領域とから構成されるゲート部とを含む。
【0043】この発明に係る請求項37記載の半導体装
置は、半導体基板、埋め込み絶縁層及びSOI層からな
るSOI構造を呈しており、前記SOI層に設けられ、
所定の素子が形成される素子形成領域と、前記SOI層
に設けられ、前記素子形成領域の周囲を囲って形成され
る周辺素子分離領域とを備え、前記周辺素子分離領域
は、上層部に設けられた部分絶縁領域と下層部に存在す
る前記SOI層の一部である半導体領域とから構成され
る部分分離領域を含み、前記半導体領域は少なくとも1
つの前記素子形成領域に接して形成されるとともに、フ
ローティング状態に設定される。
【0044】この発明に係る請求項38記載の半導体装
置の製造方法は、(a)半導体基板、埋め込み絶縁層及び
SOI層からなるSOI構造のSOI基板を準備するス
テップと、(b)前記SOI層を選択的に表面から貫通さ
せることなく除去して、複数のトレンチを形成するステ
ップとを備え、前記複数のトレンチ間の前記SOI層の
領域が複数の素子形成領域となり、(c)前記複数のトレ
ンチそれぞれに絶縁膜を埋めるステップとをさらに備
え、前記複数のトレンチのうち少なくとも1つのトレン
チ内の絶縁膜と前記少なくとも1つのトレンチ下の前記
SOI層とにより部分分離領域が構成され、(d)前記複
数の素子形成領域それぞれに所定の素子を形成するステ
ップをさらに備えている。
【0045】請求項39記載の半導体装置の製造方法に
おいて、前記複数のトレンチは第1及び第2のトレンチ
を含み、前記少なくとも1つのトレンチは前記第1のト
レンチを含み、前記ステップ(b)の後、ステップ(c)の前
に、(e)前記第1及び第2のトレンチのうち、前記第2
のトレンチの底部から前記SOI層をさらに除去して、
前記SOI層を貫通させるステップをさらに備え、前記
ステップ(c)によって、前記第1のトレンチ内の絶縁膜
と前記第1のトレンチ下の前記SOI層とにより前記部
分分離領域が構成され、前記SOI層を貫通した前記第
2のトレンチ内の絶縁膜により完全分離領域が構成され
る。
【0046】請求項40記載の半導体装置の製造方法に
おいて、前記第2のトレンチの形成幅は前記第1のトレ
ンチの形成幅より広く、前記ステップ(b)は、(b-1)前記
第1のトレンチの底面は塞がり、第2のトレンチの底面
の中心部は露出する程度に、前記第1及び第2のトレン
チそれぞれの側面に側壁体を形成するステップと、(b-
2)前記側壁体をマスクとして前記第2のトレンチの中心
部下の前記SOI層を貫通させるステップとを備える。
【0047】請求項41記載の半導体装置の製造方法に
おいて、前記ステップ(b)の後、(f)前記複数のトレンチ
の下方の前記SOI層に不純物を導入して高濃度領域を
形成するステップをさらに備える。
【0048】請求項42記載の半導体装置の製造方法
は、(a)半導体基板、埋め込み絶縁層及びシリコン層か
らなるSOI構造のSOI基板を準備するステップと、
(b)前記シリコン層を選択的に除去し貫通させ貫通部を
設けるステップと、(c)前記シリコン層の前記貫通部に
前記シリコン層の表面から突出するように第1の絶縁膜
を埋め込むとともに、前記シリコン層上に第2の絶縁膜
を選択的に形成するステップと、(d)前記第2の絶縁膜
が形成されていない前記シリコン層の表面から上方にか
けてエピタキシャル成長させてエピタキシャル成長層を
形成するステップとを備え、前記シリコン層と前記エピ
タキシャル成長層とによりSOI層が構成され、前記第
2絶縁膜とその下方の前記シリコン層とにより部分分離
領域が構成され、前記第1の絶縁膜により完全分離領域
が構成され、(e)前記部分分離領域あるいは前記完全分
離領域によって素子分離される複数の素子形成領域それ
ぞれに所定の素子を形成するステップをさらに備えてい
る。
【0049】この発明に係る請求項43記載の半導体装
置の製造方法は、(a)半導体基板、埋め込み絶縁層及び
SOI層からなるSOI構造のSOI基板を準備するス
テップと、(b)前記SOI層を選択的に除去して、各々
が前記SOI層を貫通した第1及び第2のトレンチから
なる複数のトレンチを形成するステップとを備え、前記
複数のトレンチ間の前記SOI層の領域が複数の素子形
成領域となり、(c)前記第1及び第2のトレンチのう
ち、前記第1のトレンチ内の底面及び側面上にポリシリ
コン層を選択的に堆積するステップと、(d)前記第1及
び第2のトレンチに絶縁膜を埋めるステップと、(e)前
記第1のトレンチ内の前記ポリシリコン層を、前記第1
のトレンチの開口部から底面の方向に部分的に酸化させ
るステップとをさらに備え、前記第1のトレンチ内の絶
縁膜と前記第1のトレンチ内に酸化されずに残存した前
記ポリシリコン層とにより部分分離領域が構成され、前
記第2のトレンチ内の絶縁膜により完全分離領域が構成
され、(f)前記複数の素子形成領域それぞれに所定の素
子を形成するステップをさらに備えている。
【0050】この発明に係る請求項44記載の半導体装
置の製造方法は、(a)半導体基板、埋め込み絶縁層及び
SOI層からなるSOI構造のSOI基板を準備するス
テップと、(b)前記SOI層を選択的に除去して複数の
素子形成領域を形成するステップと、(c)前記複数の素
子形成領域をマスクしながら、前記埋め込み絶縁層に対
して等方性エッチングを施し、前記複数の素子形成領域
のうちの少なくとも1つの素子形成領域の端部裏面を露
出させつつ、前記埋め込み絶縁層の上層部を除去し穴部
を形成するステップと、(d)前記穴部をポリシリコン層
で埋め、前記ポリシリコン層を含み、前記少なくとも1
つの素子形成領域の端部底面に電気的接続関係を有する
ボディー領域を形成するステップと、(e)前記SOI層
内で前記複数の素子形成領域を絶縁分離するステップ
と、(f)前記ボディー領域を外部から電位固定可能にす
るとともに、前記複数の素子形成領域それぞれに所定の
素子を形成するステップとをさらに備えている。
【0051】請求項45記載の半導体装置の製造方法に
おいて、前記ステップ(d)は、(d-1)前記少なくとも1つ
の素子形成領域の端部裏面からエピタキシャル成長させ
て、前記穴部にエピタキシャル成長層を形成するステッ
プと、(d-2)前記エピタキシャル成長層に接するよう
に、前記穴部を前記ポリシリコン層で埋め、前記エピタ
キシャル成長層と前記ポリシリコン層とからなる前記ボ
ディー領域を形成するステップとを備えている。
【0052】請求項46記載の半導体装置の製造方法に
おいて、前記ステップ(d)は、(d-1)前記SOI層の上層
部に不純物濃度分布のピークが存在し、かつチャネリン
グ現象が生じるように所定の導電型の不純物を導入して
前記所定の素子の活性領域を形成するステップを含む。
【0053】この発明に係る請求項47記載の半導体装
置の製造方法は、(a)半導体基板、埋め込み絶縁層及び
SOI層からなるSOI構造のSOI基板を準備するス
テップと、(b)前記SOI層を選択的に表面から貫通さ
せて少なくとも1つの第1のトレンチを形成するステッ
プと、(c)前記SOI層を選択的に表面から貫通させる
ことなく複数の第2のトレンチを形成するステップとを
備え、前記複数の第2のトレンチ間の前記SOI層の領
域が複数の素子形成領域となり、前記複数の第2のトレ
ンチは複合トレンチと非貫通トレンチとを含み、前記複
合トレンチは前記少なくとも1つの第1のトレンチを含
んで前記少なくとも1つの第1のトレンチの形成幅より
広く形成されることにより、前記第1のトレンチ形成部
である貫通部と前記第1のトレンチ形成部以外の非貫通
部とからなり、前記非貫通トレンチは前記少なくとも1
つの第1のトレンチを含まずに非貫通部のみで形成さ
れ、(d)前記複合トレンチ及び非貫通トレンチそれぞれ
に絶縁膜を埋めるステップとをさらに備え、前記複合ト
レンチの前記非貫通部の絶縁膜及び前記非貫通部下の前
記SOI層よりなる部分分離部と前記貫通部の絶縁膜よ
りなる完全分離部とから複合分離領域が構成され、前記
非貫通トレンチ内の絶縁膜とその下方の前記SOI層と
により部分分離領域が構成され、(e)前記複数の素子形
成領域それぞれに所定の素子を形成するステップをさら
に備えている。
【0054】この発明に係る請求項48記載の半導体装
置の設計方法は、半導体基板、埋め込み絶縁層及びSO
I層からなり、前記SOI層にCMOSデバイスが形成
される半導体装置を設計する方法であって、(a)ウェル
領域内形成される第1の導電型の第1のMOSトランジ
スタと前記ウェル領域外に形成される第2の導電型の第
2のMOSトランジスタとからなるCMOSデバイスの
過去データを得るステップと、(b)前記過去データに基
づき第1及び第2のMOSトランジスタの形成領域を設
定するステップと、(c)前記過去データにおける前記ウ
ェル領域の外周近傍領域に、前記SOI層を貫通する完
全絶縁領域からなる完全分離領域を設定するステップと
備えている。
【0055】
【発明の実施の形態】<<実施の形態1>>図1〜図3
はこの発明の実施の形態1であるSOI構造の半導体装
置の構成を示す図である。図1及び図2は断面図、図3
は平面図であり、図3のA−A断面及びB−B断面がそ
れぞれ図1及び図2となる。
【0056】これらの図に示すように、シリコン基板
1、埋め込み酸化膜2及びSOI層からなるSOI構造
の半導体装置におけるSOI層3の各トランジスタ形成
領域は下層部にウェル領域が形成される部分酸化膜31
によって分離される。そして、NMOSトランジスタ間
を分離する部分酸化膜31の下層にp型のウェル領域1
1が形成され、PMOSトランジスタ間を分離する部分
酸化膜31の下層にn型のウェル領域12が形成され、
NMOSトランジスタ,PMOSトランジスタ間を分離
する部分酸化膜31の下層にp型のウェル領域11(N
MOSトランジスタ側)及びn型のウェル領域12(P
MOSトランジスタ側)が形成される。なお、ウェル領
域11はNMOSトランジスタ群のドレイン領域5及び
ソース領域6を囲うように形成され、ウェル領域12は
PMOSトランジスタ群のドレイン領域5及びソース領
域6を囲うように形成される。また、実施の形態1では
SOI層3上を層間絶縁膜4で覆っている。
【0057】実施の形態1において、部分酸化膜31よ
って他のトランジスタから分離される1単位のMOSト
ランジスタは、SOI層3中に形成されるドレイン領域
5、ソース領域6及びチャネル形成領域7、チャネル形
成領域7上に形成されるゲート酸化膜8、ゲート酸化膜
8上に形成されるゲート電極9から構成される。また、
層間絶縁膜4上に形成された配線層22は、層間絶縁膜
4中に設けられたコンタクト21を介してドレイン領域
5あるいはソース領域6と電気的に接続される。
【0058】また、図2及び図3に示すように、SOI
層3中のウェル領域11の間にボディー領域10が形成
され、ボディー領域10は隣接するウェル領域11に接
している。そして、層間絶縁膜4上に形成された配線層
25は、層間絶縁膜4中に設けられたボディーコンタク
ト23を介してボディー領域10と電気的に接続され
る。また、層間絶縁膜4上に形成された配線層26は、
層間絶縁膜4中に設けられたゲートコンタクト24を介
してゲート電極9と電気的に接続される。
【0059】このように、実施の形態1の半導体装置で
は、図1〜図3に示すように、図102で示した従来構
成と異なり素子分離領域の部分酸化膜31がSOI層3
の下部にまで到達せず、分離対象となるトランジスタの
チャネル形成領域と同一の導電型の不純物が導入された
ウェル領域11,12が部分酸化膜31の下層に設けら
れている。
【0060】したがって、各トランジスタの基板電位の
固定を、配線層25、ボディーコンタクト23、高濃度
のボディー領域10及びウェル領域11を介して行うこ
とができる。なお、PMOSトランジスタ側も同様に、
ボディー領域を介して各トランジスタの基板電位を固定
することができる。
【0061】以下、図1〜図3を参照してその詳細を説
明する。埋め込み酸化膜2の膜厚は例えば100〜50
0nm程度であり、SOI層3の膜厚は30〜200n
m程度である。チャネル形成領域7は、例えば1017
1018/cm3程度の第1導電型の不純物(NMOSで
はp型不純物、PMOSではn型不純物)の導入によっ
て形成される。ドレイン領域5及びソース領域6はチャ
ネル形成領域7と隣接して、例えば1019−1021/c
3程度の第2導電型の不純物(NMOSではn型不純
物、PMOSではp型不純物)の導入によって形成され
る。
【0062】隣接するトランジスタ間を分離する部分酸
化膜31はSOI層3の下層部をウェル領域形成用に例
えば10〜100nm程度残して形成される。部分酸化
膜31の上面高さはSOI層3の表面高さと同一である
ことが微細加工上好ましいが、SOI層3が薄い場合は
素子分離に必要な部分酸化膜31の膜厚をとることが難
しいため、SOI層3より上に持ち上げた方が素子分離
性能が向上する。
【0063】そして、酸化膜分離用の部分酸化膜31の
下部にはチャネル形成領域と同じ導電型のウェル領域1
1,12(たとえば1017〜5・1018/cm3の不純
物濃度、不純物濃度はチャネル形成領域と同じかそれ以
上、濃度が高いほどパンチスルーが防止でき分離性能は
良くなる)が設けられている。
【0064】また、ボディー領域10は、図2に示すよ
うに、隣接するウェル領域11と同じ導電型で1019
1021/cm3の高濃度の不純物が導入される。
【0065】なお、図2のボディー領域10は、SOI
層3の上面から下面にかけてボディー領域10を形成し
層間絶縁膜4を貫通してボディーコンタクト23を形成
したが、図4のようにボディー領域を形成しても良い。
【0066】図4の例では、ボディーコンタクト23の
形状に合わせてSOI層3の下層部のみにボディー領域
20を形成し、層間絶縁膜4及び部分酸化膜31を貫通
してボディーコンタクト23を形成することになる。こ
の場合、ボディー領域20に隣接して部分酸化膜31下
にウェル領域28が形成される。
【0067】ただし、図4の構造を形成する場合はコン
タクト開口後にボディー領域20を形成するための高濃
度不純物注入を行うことが望ましい。
【0068】ここで、同じ導電型の素子分離において
は、ウェル領域11,12はチャネル形成領域の導電型
と同一の不純物を導入して形成するだけでよいが、図1
に示すように、PMOSとNMOSにまたがる分離にお
いてはNMOS隣接部でp型のウェル領域11、PMO
S隣接部でn型のウェル領域12を設ける必要がある。
【0069】このようなSOI構造は後述する実施の形
態2の部分トレンチによる分離法を用いて製造すること
ができる。
【0070】<<実施の形態2>> <第1の態様>図5はこの発明の実施の形態2であるS
OI構造の半導体装置の第1の態様の構造を示す断面図
である。
【0071】図5に示すように、実施の形態2ではNM
OSトランジスタおよびPMOSトランジスタそれぞれ
の内部のトランジスタ分離を部分酸化膜31とその下層
のウェル領域11(12)によって行い、一方、PMO
Sトランジスタ,NMOSトランジスタ間の分離を完全
酸化膜32よって行っている。このような構成にするこ
とにより、実施の形態1の構造に比べて、PMOS、N
MOS間の分離幅を小さくできたり、ラッチアップを防
いだりすることができる。
【0072】図5の構造を実現する際には、ソース領域
6、ドレイン領域5をイオン注入で形成する際に、注入
イオンが部分酸化膜31を通り抜けて、本来はドレイン
領域5及びソース領域6と逆の導電型式にする必要のあ
る部分酸化膜31下のウェル領域11(12)に、ドレ
イン領域5及びソース領域6用の不純物が導入されるこ
とにより、部分酸化膜31及びウェル領域11による分
離特性を損ねる恐れがある。
【0073】<第2の態様>これを避けるためには、図
6に示す第2の態様に示すように、形成深さがSOI層
3の膜厚より十分に浅いドレイン領域5s及びソース領
域6sを形成する方が好ましい。すなわち、部分酸化膜
31の下面よりもドレイン領域5s及びソース領域6s
を浅く形成すると良い。図6のように、形成深さの浅い
ドレイン領域5s及びソース領域6sを形成するために
は、低エネルギーイオン注入によってソース、ドレイン
領域6,5を形成すればよい。
【0074】なお、ドレイン領域5s及びソース領域6
sの形成深さは、ビルトイン状態(PN接合にかかって
いるバイアス電圧が0Vのときの状態)で、ソース/ド
レインからの空乏層が埋め込み酸化膜2まで到達すると
いう条件を満足する深さで形成するのが理想的である。
【0075】なぜならば、ビルトイン状態で、ソース/
ドレイン空乏層が埋め込み酸化膜2まで到達するため、
ソース/ドレイン領域5s/6sとウェル領域11(1
2)との接合容量の低減化を図りながら、部分酸化膜3
1及びウェル領域11(12)による部分分離領域によ
る分離特性の向上が図れるからである。
【0076】<第3の態様>なおここで、図7に示す実
施の形態2の第3の態様のように、下層部の一部がウェ
ル領域29となるがSOI層3の上面から下面にかけて
酸化膜33を用いてNMOSトランジスタ,PMOSト
ランジスタ間を完全分離することもできる。第3の態様
では酸化膜33用のトレンチを部分酸化膜31用のトレ
ンチと同時に設けて形成しやすい分、完全酸化膜32に
よる分離よりレイアウトが容易になる可能性が高い。
【0077】以下、酸化膜33による完全分離を、SO
I層3を貫通した貫通部の酸化膜33による完全分離領
域と、SOI層3を貫通しない非貫通部の酸化膜33と
その下方のSOI層3であるウェル領域29とによる部
分分離領域とが連続して形成される複合分離領域による
分離と称する場合がある。
【0078】<第4の態様>また、図55に示す第4の
態様のように、単独で部分分離を行う部分酸化膜31と
複合分離領域の酸化膜33の上面は凹凸がなく均一にな
るように形成することにより、ゲート電極9の形成時の
パターニングが容易になる効果を奏する。
【0079】<第5の態様>図56は図7で示した複合
分離領域の酸化膜33の構造の詳細を示す断面図であ
る。同図に示すように、酸化膜33は中心部(貫通部)
がSOI層3の上面から下面に達して形成されるが周辺
部(非貫通部)は下面に達することなく形成される。酸
化膜33の周辺部の下方に残存するSOI層3の一部が
ウェル領域29となる。このような構造の酸化膜33に
おいて、酸化膜33の周辺部下のSOI層3(ウェル領
域29)の膜厚TBと、ウェル領域29より上方のSO
I層3の膜厚TAとの間に、TA>TBが成立するよう
に形成する。すなわち、SOI層3の膜厚(TA+T
B)の半分未満にウェル領域29の膜厚を設定する。
【0080】第5の態様のようにTA>TBが成立する
ように形成すると、酸化膜33の分離による閾値電圧
(酸化膜33をゲート酸化膜と見立てた時の閾値電圧)
を十分に上昇させ、十分高度な分離耐性を得ることがで
き、ウェル領域29に接して形成されるドレイン/ソー
ス領域とウェル領域29とのPN接合面積を十分に低下
させることによりリーク電流の発生を抑え、上記PN接
合容量を低下させることにより高速動作が可能となる。
【0081】<第6の態様>図57は図7で示した酸化
膜33の構造の詳細を示す断面図である。同図に示すよ
うに、SOI層3の上面から下面に達して形成される酸
化膜33の中心部の形成幅である完全分離幅WCと、酸
化膜33全体の酸化膜分離幅WDとの間に、WC<WD
/2が成立するように形成する。
【0082】第6の態様のように構成することにより、
酸化膜33の周辺部下に形成されるウェル領域29の面
積を十分確保できるため、ウェル領域29を介して基板
浮遊効果を十分抑制するレベルでトランジスタの基板電
位固定を図ることができ、その結果、トランジスタの安
定動作を可能にする。
【0083】さらに、完全分離幅WCをチップ内で同一
にすることにより、分離形状管理が容易になる。さら
に、酸化膜33のパターニングさえできれば素子間を電
気的に完全分離できるため、完全分離幅WCを最小デザ
イン幅に設定することができ、チップ面積を必要最小限
まで低減させ集積度の大幅な向上を図ることができる。
【0084】<その他>実施の形態2では、少なくとも
NMOSトランジスタ,PMOSトランジスタ間を完全
分離する構造を示したが、それ以外にも、メモリ混載論
理回路において、雑音対策のためメモリ部と論理回路部
との間を完全分離する構造も考えられる。
【0085】また、完全分離領域と部分分離領域とを併
用する代わりに、形成深さの異なる酸化膜を用いて複数
種の部分分離を行う方法も考えられる。この場合、形成
深さが深い酸化膜下のウェル領域にはボディー領域等の
ボディーコンタクト材料を接続することなくフローティ
ング状態にして完全分離領域として用いることもでき
る。
【0086】<製造方法(その1)(第1及び第2の態
様)>図8〜図11は実施の形態2の第1及び第2の態
様における製造方法の素子分離工程を示す断面図であ
る。図8〜図11で示す方法は部分トレンチ分離と完全
トレンチ分離を併用による方法である。
【0087】まず、図8に示すように、酸素イオン注入
によって埋め込み酸化膜2を形成するSIMOX法など
により形成した、シリコン基板1、埋め込み酸化膜2及
びSOI層3からなるSOI基板を出発材料とする。通
常、SOI層3の膜厚は50〜200nm、埋め込み酸
化膜2の膜厚は100〜400nmになる。
【0088】そして、図9に示すように、SOI基板上
に、20nm程度の酸化膜41と200nm程度の窒化
膜42を順次堆積した後、パターニングしたレジスト4
3をマスクとして分離領域をパターニングし、窒化膜4
2、酸化膜41、SOI層の3多層膜を、SOI層3の
下層部が残存するようにエッチングして複数の部分トレ
ンチ44を形成する。複数の部分トレンチ44は、所定
の幅でシリコン基板1に対してほぼ垂直方向に延びて形
成されるため、集積度を損ねることなく微細化を維持し
た素子分離を行うことができる。この状態で、図12に
示すように高濃度ウェル領域52(ウェル領域11、1
2に相当)形成のため、イオン注入を行えば分離耐圧を
より高めることができる。
【0089】次に、図10に示すように、複数の部分ト
レンチ44のうち、一部を覆うようにレジスト45を形
成して、レジスト45で覆われなかった部分トレンチ4
4をさらにエッチングすることにより、SOI層3を貫
通させた完全トレンチ48を形成する。
【0090】次に、図11に示すように、500nm程
度の酸化膜を堆積し、通常のトレンチ分離と同様の手法
でCMP処理により窒化膜42の途中まで研磨し、その
後、窒化膜42、酸化膜41の除去を行うことにより、
部分酸化膜31及びその下のSOI層3(ウェル領域)
と完全酸化膜32とが選択的に形成された構造を得るこ
とができる。このように、CMP処理による酸化膜を研
磨することにより、埋め込み酸化膜2からの高さが同一
になる部分酸化膜31及び完全酸化膜32を形成するこ
とができる。なお、図9の構造を得た後、図12で示す
イオン注入を行った場合は、図13に示すように、部分
酸化膜31下に高濃度ウェル領域52が形成されること
になる。高濃度ウェル領域52により安定性良く基板電
位固定することができる。
【0091】以下、既存の方法で、NMOSトランジス
タ形成領域にNMOSトランジスタを形成し、PMOS
トランジスタトランジスタ形成領域にPMOSトランジ
スタを形成することにより、図5で示した第1の態様の
SOI構造、あるいは図6で示した第2の態様のSOI
構造を得ることができる。
【0092】また、図10で示した工程を省略して他の
工程を上述したように実施すれば、全てが部分トレンチ
44となるため、図1〜図3で示した実施の形態1の構
造(全てが部分酸化膜31によって素子分離された構
造)を得ることができる。
【0093】<製造方法(その2)(第1及び第2の態
様)>図14〜図18は実施の形態2の第1及び第2の
態様における製造方法の素子分離工程を示す断面図であ
る。図14〜図18で示す方法は部分トレンチ分離と完
全トレンチ分離を併用による方法である。
【0094】まず、図14に示すように、シリコン基板
1、埋め込み酸化膜2及びシリコン層50からなる積層
構造を出発材料とする。この際、シリコン層50は最終
的に得られるSOI層3の膜厚よりも薄くする。
【0095】そして、図15に示すように、SOI基板
上に、酸化膜41と窒化膜42を順次堆積した後、パタ
ーニングしたレジスト46をマスクとして分離領域のパ
ターニング処理を行い、シリコン層50の表面が露出す
るように窒化膜42及び酸化膜41をエッチングして複
数の部分トレンチ44を形成する。
【0096】次に、図16に示すように、複数の部分ト
レンチ44のうち、一部を覆うようにレジスト49を形
成して、レジスト49で覆われなかった部分トレンチ4
4をさらにエッチングすることにより、シリコン層50
を貫通させた完全トレンチ48を形成する。
【0097】次に、図17に示すように、酸化膜を堆積
し、通常のトレンチ分離と同様の手法でCMP処理によ
り窒化膜42の途中まで研磨し、その後、窒化膜42、
酸化膜41の除去を行うことにより、部分酸化膜31及
びその下のシリコン層50(ウェル領域)と完全酸化膜
32とが選択的に形成された構造を得ることができる。
【0098】そして、図18に示すように、シリコン層
50からエピタキシャル成長させてエピタキシャルシリ
コン層51を形成することにより、シリコン層50及び
エピタキシャルシリコン層51からなる結晶性の良いS
OI層3を得る。
【0099】以下、既存の方法で、NMOSトランジス
タ形成領域にNMOSトランジスタを形成し、PMOS
トランジスタトランジスタ形成領域にPMOSトランジ
スタを形成することにより、図5で示した第1の態様の
SOI構造、あるいは図6で示した第2の態様のSOI
構造を得ることができる。
【0100】<製造方法(その3)(第3の態様)>図
19〜図22は実施の形態2の第3の態様の製造方法に
おける素子分離工程を示す断面図である。図19〜図2
2で示す方法は形成幅の異なる部分トレンチ形成による
方法である。
【0101】まず、図19に示すように、比較的幅の広
い部分トレンチ44Aと比較的幅の狭い部分トレンチ4
4Bとを形成する。部分トレンチ44Aが完全分離用で
あり、部分トレンチ44Bが部分分離用である。この
際、SOI層3の下層の一部が残るように部分トレンチ
44A及び44Bは形成される。
【0102】次に図20に示すように、酸化膜47で部
分トレンチ44A及び44Bの側面に、部分トレンチ4
4Bの底面は塞ぐが部分トレンチ44Aの底面中心部が
露出するようにサイドウォールを形成する。これは、部
分トレンチ44Bの形成幅が部分トレンチ44Aの形成
幅より狭いことを利用している。
【0103】次に、図21に示すように、酸化膜47を
マスクとして、SOI層3に対するシリコンエッチング
を行うことにより、部分トレンチ44Aの底面の中心部
下のSOI層3を含む、上部に酸化膜47が形成されて
いないSOI層3が除去され、埋め込み酸化膜2の表面
が露出する。
【0104】次に、図22に示すように、500nm程
度の酸化膜を堆積し、通常のトレンチ分離と同様の手法
でCMP処理により窒化膜42の途中まで研磨し、その
後、窒化膜42、酸化膜41の除去を行うことにより、
部分酸化膜31(及びその下のSOI層3)と酸化膜3
3(及びその一部下のSOI層3)とが選択的に形成さ
れた構造を得ることができる。
【0105】以下、既存の方法で、NMOSトランジス
タ形成領域にNMOSトランジスタを形成し、PMOS
トランジスタトランジスタ形成領域にPMOSトランジ
スタを形成することにより、図7で示した実施の形態2
の第3の態様のSOI構造を得ることができる。
【0106】<製造方法(その4)(第3の態様)>図
23〜図27は実施の形態2の第3の態様の製造方法に
おける素子分離工程を示す断面図である。図23〜図2
7で示す方法は形成幅の異なる部分トレンチ形成による
方法である。
【0107】まず、図23に示すように、シリコン基板
1、埋め込み酸化膜2及びSOI層3からなるSOI基
板を出発材料とする。
【0108】そして、図24に示すように、比較的幅の
広い部分トレンチ44Aと比較的幅の狭い部分トレンチ
44Bとを形成する。部分トレンチ44Aが完全分離用
であり、部分トレンチ44Bが部分分離用である。この
際、SOI層3の下層の一部が残るように部分トレンチ
44A及び44Bは形成される。
【0109】次に、図25に示すように、部分トレンチ
44B内全体を充填し、部分トレンチ44Aの側壁を覆
うように、レジスト49をパターニングする。したがっ
て、部分トレンチ44Aの底面中心部が確実に露出して
いる。
【0110】その後、図26に示すように、レジスト4
9をマスクとして、SOI層3に対するシリコンエッチ
ングを行うことにより、部分トレンチ44Aの底面の中
心部下のSOI層3を含む、レジスト49が上部に形成
されていないのSOI層3が除去され、埋め込み酸化膜
2の表面が露出する。
【0111】次に、図27に示すように、酸化膜を堆積
し、通常のトレンチ分離と同様の手法でCMP処理によ
り窒化膜42の途中まで研磨し、その後、窒化膜42、
酸化膜41の除去を行うことにより、部分酸化膜31
(及びその下のSOI層3)と酸化膜33(及びその下
のSOI層3)とが選択的に形成された構造を得ること
ができる。
【0112】<製造方法(その5)(第3の態様)>図
58〜図62は実施の形態2の第3の態様の製造方法に
おける素子分離工程を示す断面図である。
【0113】まず、図58に示すように、シリコン基板
1、埋め込み酸化膜2及びSOI層3からなるSOI基
板を出発材料とする。
【0114】そして、図59に示すように、SOI基板
上に、酸化膜41と窒化膜42を順次堆積した後、パタ
ーニングしたレジスト213をマスクとして分離領域の
パターニング処理を行い、埋め込み酸化膜2の表面が露
出するように窒化膜42、酸化膜41及びSOI層3を
エッチングにより貫通して複数のトレンチ214を形成
する。
【0115】次に、図60に示すように、残存した窒化
膜42上に選択的にレジスト215を形成する。この
際、複数のトレンチ214それぞれを含みトレンチ21
4の形成幅より広い領域が開口部となるようにレジスト
215を形成する。
【0116】そして、図61に示すように、レジスト2
15をマスクとして窒化膜42及び酸化膜41とSOI
層3の一部とをエッチングすることにより、下層にSO
I層3が残存した部分トレンチ216と、中心部の下層
がSOI層3を貫通した貫通部とそれ以外の下層にSO
I層3が残存した非貫通部とからなる複合トレンチ21
7とを同時に形成する。
【0117】その後、図62に示すように、HDP(高
密度プラズマ)CVD方等によって酸化膜を堆積し、通
常のトレンチ分離と同様の手法でCMP処理により窒化
膜42の途中まで研磨し、その後、窒化膜42、酸化膜
41の除去を行うことにより、部分酸化膜31(及びそ
の下のSOI層3)と酸化膜33(及びその一部下のS
OI層3)とが選択的に形成された構造を得ることがで
きる。
【0118】<製造方法(その6)(第3の態様)>製
造方法の極端な例として、部分分離により素子分離され
たトランジスタのゲート電極形成後、あるいはコンタク
トや配線工程などの後工程に実施段階で、部分分離領域
をSOI層3を貫通するようにエッチング除去し、その
後酸化膜を生み込み完全分離領域に変更することも可能
である。
【0119】<その他>上記実施の形態2の製造方法
は、トレンチ分離法としてSiN/SiO2の積層をS
OI層上に形成して、素子分離用の酸化膜の埋め込みを
行ったが、他の方法、SiN/SiO2の積層に代え
て、例えばSiN/poly−Si/SiO2による積
層を用いて埋め込み後酸化を行い、トレンチの角丸めを
行うなど、より多様な方法を行っても同様な効果を示す
ことは言うまでもない。
【0120】<<実施の形態3>> <第1の態様>図28はこの発明の実施の形態3である
SOI構造の半導体装置の第1の態様の構造を示す断面
図である。
【0121】図28に示すように、集積性が要求される
(部分酸化膜31は下層にウェル領域を形成する関係で
完全酸化膜32より集積度が若干劣る)が基板浮遊効果
の影響の少ない回路(第1の回路)の形成領域を完全酸
化膜32を用いた完全分離構造にし、基板浮遊効果の影
響が問題となる回路(第2の回路)の形成領域には部分
酸化膜31及びその下層のウェル領域11(12)を用
いた部分分離構造にし、第1,第2の回路の形成領域間
の分離は完全酸化膜32を用いた完全分離構造にしてい
る。
【0122】また、それ以外に第1の回路例として、稠
密構造が要求されるSRAM,DRAM等のメモリセル
部分の回路、第2の回路例としてメモリセル部分以外の
回路がある。
【0123】図28に示すように、第1の回路例として
は、内部回路及びデジタル回路等があり、第2の回路回
路の例としては、I/Oバッファー回路、アナログ回路
(PLL回路、センスアンプ回路)等がある。さらに、
第2の回路例として、タイミング回路、ダイナミック回
路等がある。
【0124】このように、実施の形態3の第1の態様
は、設けられる回路の基板浮遊効果の影響度を考慮し
て、部分酸化膜31による部分分離と完全酸化膜32と
による完全分離とを使い分けることにより、基板浮遊効
果の抑制と集積度の向上をバランス良く行った素子分離
構造を得ることができる。
【0125】なお、図28の構造は、実施の形態2の製
造方法のその1〜その4等を用いて、部分酸化膜31及
び完全酸化膜32(酸化膜33)を選択的に形成して素
子分離を行って第1の回路及び第2の回路を形成するこ
とにより得ることができる。
【0126】<第2の態様>図29はこの発明の実施の
形態3であるSOI構造の半導体装置の第2の態様の構
造を示す断面図である。同図に示すように、完全分離を
行う第1の回路形成用の部分SOI層3Bの膜厚を、部
分分離を行う第2の回路形成用の部分SOI層3Aの膜
厚よりも薄くしている。したがって、部分SOI層3B
に形成される完全酸化膜34,ドレイン領域5t,ソー
ス領域6t及びチャネル形成領域7tの膜厚も薄くな
る。
【0127】第2の態様では、第1の回路形成用の部分
SOI層3Bの膜厚を第2の回路形成用の部分SOI層
3Aの膜厚よりも薄く形成したため、同じトレンチエッ
チング条件を用いても、部分SOI層3Aには部分トレ
ンチを部分SOI層3Bには完全トレンチを形成し分け
ることができる。したがって、製造方法その1の図10
で示した工程が省略できる等の製造方法の簡略化を図っ
て、完全分離及び部分分離をそれぞれ部分SOI層3B
及び部分SOI層3A上で行うことができる。
【0128】また、完全分離、部分分離に関係なく、基
板電位固定が要求される第2の回路である、I/Oバッ
ファ回路、アナログ回路(PLL、センスアンプ)、タ
イミング回路、ダイナミック回路などを形成するSOI
層の膜厚は厚くすることが好ましく、その点からも第2
の態様は理にかなっており、特に保護回路では膜厚によ
り温度上昇を抑制でき効果的である。
【0129】<第3の態様>また、実施の形態3の第3
の態様として、ノイズ発生源となるI/O回路やRF回
路と他の回路との分離は少なくとも完全酸化膜32を用
いた完全分離を行い、他の部分の分離は部分酸化膜31
を用いた分離を行うことにより、内部回路やノイズに弱
いアナログ回路へのノイズの影響を減らしながら、基板
浮遊効果の影響を最小限に抑えたSOI構造の半導体装
置を得ることができる。
【0130】<<実施の形態4>>図30及び図31は
この発明の実施の形態4のSOI構造の半導体装置の構
造を示す断面図である。なお、図30及び図31はそれ
ぞれ実施の形態1の図3のA−A断面及びB−B断面に
相当する。
【0131】同図に示すように、シリコン基板1、埋め
込み酸化膜2及びSOI層3からなるSOI構造の半導
体装置におけるSOI層3の各トランジスタ形成領域は
下層部にウェル領域が形成される部分酸化膜71によっ
て分離される。そして、NMOSトランジスタ間を分離
する部分酸化膜71の下層にp型のポリシリコン領域6
1が形成され、PMOSトランジスタ間を分離する部分
酸化膜71の下層にn型のポリシリコン領域62が形成
され、NMOSトランジスタ,PMOSトランジスタ間
を分離する部分酸化膜71の下層にp型のポリシリコン
領域61(NMOSトランジスタ側)及びn型のポリシ
リコン領域62(PMOSトランジスタ側)が隣接して
形成される。
【0132】また、図31に示すように、SOI層3中
のポリシリコン領域61の間にボディー領域10が形成
され、ボディー領域10は隣接するポリシリコン領域6
1に接している。そして、層間絶縁膜4上に形成された
配線層25は、層間絶縁膜4中に設けられたボディーコ
ンタクト23を介してボディー領域10と電気的に接続
される。
【0133】このように、実施の形態4の半導体装置は
部分酸化膜71下に形成されるポリシリコン領域61,
62をウェル領域として利用し、ボディー領域10を介
してその電位が固定される。したがって、チャネル形成
領域7の電位が安定し基板浮遊効果を低減させることが
できる。
【0134】なお、図32に示すように、NMOSトラ
ンジスタおよびPMOSトランジスタそれぞれの内部の
トランジスタ分離を部分酸化膜71とその下層のポリシ
リコン領域61(62)によって行い、一方、PMOS
トランジスタ,NMOSトランジスタ間の分離を完全酸
化膜32よって行っても良い。このような構成にするこ
とにより、図30及び図31の構造に比べて、PMO
S、NMOS間の分離幅を小さくできたり、ラッチアッ
プを防いだりすることができる。
【0135】<製造方法>図33〜図37は実施の形態
4の半導体装置の製造方法における素子分離工程を示す
断面図である。
【0136】まず、図33に示すように、シリコン基板
1、埋め込み酸化膜2及びSOI層3からなるSOI基
板を出発材料とし、SOI基板上に酸化膜41と窒化膜
42を順次堆積した後、パターニングしたレジスト43
をマスクとして分離領域をパターニングし、窒化膜4
2、酸化膜41、SOI層の3多層膜を貫通させてトレ
ンチ53を形成する。
【0137】そして、図34に示すように、全面にポリ
シリコン層65を膜厚制御性良く堆積した後、図35に
示すように、複数のトレンチ53のうち、一部を覆うよ
うにレジスト66を形成して、レジスト66で覆われな
かったトレンチ53内のポリシリコン層65をエッチン
グして除去することにより、完全トレンチ48を形成す
る。
【0138】次に、図36に示すように、全面にトレン
チ埋め込み用の酸化膜を堆積し、通常のトレンチ分離と
同様の手法でCMP処理により窒化膜42の途中まで研
磨し、その後、窒化膜42、酸化膜41の除去を行うこ
とにより、ポリシリコン領域67及びその内部に残存す
る酸化膜68と完全酸化膜32とが選択的に形成された
構造を得ることができる。
【0139】そして、図37に示すように、ポリシリコ
ン領域67を酸化させることにより、酸化膜68とポリ
シリコン領域67が酸化された領域とからなる部分酸化
膜71と、酸化されずに残存したポリシリコン領域61
(62)とによる部分分離構造が完成する。
【0140】ポリシリコン領域67の酸化度合いの方が
SOI層3上に形成される酸化膜70より高いため、S
OI層3の表面とポリシリコン領域61(62)の最上
部との間に十分に段差が生じ、ゲート酸化膜形成時に酸
化膜不良によりゲート電極9とポリシリコン領域61と
がショートすることを防ぐことができる。
【0141】以下、既存の方法で、NMOSトランジス
タ形成領域にNMOSトランジスタを形成し、PMOS
トランジスタトランジスタ形成領域にPMOSトランジ
スタを形成することにより、図32で示したSOI構造
を得ることができる。
【0142】<<実施の形態5>> <第1の態様>図38はこの発明の実施の形態5のSO
I構造の半導体装置の第1の態様の構造を示す断面図で
ある。同図に示すように、シリコン基板1、埋め込み酸
化膜2及びSOI層3からなるSOI構造の半導体装置
におけるSOI層3の各トランジスタ形成領域は下層部
にウェル領域が形成される低誘電率膜(埋め込み酸化膜
2等の一般的な絶縁膜より誘電率が低い絶縁膜)75に
よって分離される。そして、図1で示した実施の形態1
のように、NMOSトランジスタ間を分離する低誘電率
膜75の下層にp型のウェル領域11が形成され、PM
OSトランジスタ間を分離する低誘電率膜75の下層に
n型のウェル領域12が形成され、NMOSトランジス
タ,PMOSトランジスタ間を分離する低誘電率膜75
の下層にp型のウェル領域及びn型のウェル領域(図3
8では共に図示せず)が形成される。上記したウェル領
域は実施の形態1と同様、電気的に接続関係にあるボデ
ィー領域を介して電位固定が可能である。
【0143】SOI構造の場合、SOI層3の膜厚が5
0nm程度に薄くなる場合がある。このとき、素子分離
用酸化膜(図1の部分酸化膜31)下に形成されるウェ
ル領域が空乏化あるいは反転し、本来素子分離すべきト
ランジスタ間にリーク電流が流れる恐れがある。
【0144】しかしながら、実施の形態4の第1の態様
では、素子分離用に低誘電率膜75を用いているため、
膜厚が薄くともその容量を十分低く抑えることができ、
上記したリーク電流発生を確実に回避することができ
る。
【0145】なお、低誘電率膜75としては、埋め込み
酸化膜2等に用いられるシリコン酸化膜(比誘電率が
3.9〜4程度)にフッ素を混入されたり、有機膜を用
いることにより、比誘電率が3程度のものを用いてい
る。
【0146】<第2の態様>図39は実施の形態5の第
2の態様を示す断面図である。同図に示すように、図3
8の低誘電率膜75に代えて、低誘電率膜76と低誘電
率膜76の底面及び側面に形成されるシリコン酸化膜7
8とにより素子分離を行っている。なお、他の構成は図
38で示した第1の態様と同様である。
【0147】このように、低誘電率膜77の底面及び側
面にシリコン酸化膜79を形成するのは、シリコン(ド
レイン領域5、ソース領域6、ウェル領域11,12
等)との界面に生じる欠陥や界面電荷の発生を確実に抑
制するためである。なお、シリコン酸化膜78は熱酸化
法やCVD法を用いて形成される。
【0148】<第3の態様>図40は実施の形態5の第
3の態様を示す断面図である。同図に示すように、図3
8の低誘電率膜75に代えて、低誘電率膜77と低誘電
率膜77の側面に形成されるシリコン酸化膜79とによ
り素子分離を行っている。なお、他の構成は図38で示
した第1の態様と同様である。
【0149】このように、低誘電率膜76の側面にシリ
コン酸化膜78を形成するのは、チャネル形成領域7が
存在する側面方向のシリコン(ドレイン領域5、ソース
領域6)との界面に生じる欠陥や界面電荷の発生を確実
に抑制することを主眼としたためである。
【0150】<<実施の形態6>> <第1の態様>図41はこの発明の実施の形態6である
SOI構造の半導体装置における第1の態様の構造を示
す断面図である。
【0151】同図に示すように、各素子間は層間絶縁膜
4(説明の都合上、完全酸化膜32相当する部分も層間
絶縁膜4で示す)によって完全分離し、ボディー領域と
なる接続領域80を埋め込み酸化膜2の上層部に形成
し、その一部がSOI層3(図41ではドレイン領域
5,チャネル形成領域7)の端部裏面と接することによ
り、電気的接続関係を保っている。なお、接続領域80
の導電型はチャネル形成領域7と同じである。また、図
1及び図2と同様の部分については同一の参照符号を付
しその説明を適宜省略する。
【0152】このように、第1の態様の半導体装置はボ
ディー領域となる接続領域80をSOI層3ではなく、
埋め込み酸化膜2の上層部に設けたため、ゲート電極9
との間に少なくともSOI層3の膜厚以上の高低差を設
けることができる。その結果、製造時にゲート電極9と
接続領域80とが短絡するという不具合を確実に回避す
ることができる。
【0153】<第2の態様>図42はこの発明の実施の
形態6であるSOI構造の半導体装置における第2の態
様の構造を示す断面図である。
【0154】同図に示すように、ドレイン領域5s及び
ソース領域6sはSOI層3の上層部に浅く形成され
る。なお、他の構成は図41で示した第1の態様と同様
である。
【0155】このように、第2の態様の半導体装置はド
レイン領域5s及びソース領域6sをSOI層3上層部
に浅く形成したため、ドレイン領域5sあるいはソース
領域6と接続領域80とが接触関係を持ちリーク電流を
引き起こすことを確実に回避することができる。
【0156】<製造方法(概念)>図43〜図45は接
続領域80となるポリシリコン領域を形成する工程を概
念的に示す断面図である。
【0157】まず、図43に示すように、シリコン基板
1、埋め込み酸化膜2及びSOI層3からなるSOI構
造から、SOI層3を表面から選択的に除去することに
より、トレンチ分離が施された素子形成領域を形成す
る。
【0158】そして、図44に示すように、SOI層3
をマスクとして埋め込み酸化膜2に対するウェットエッ
チングを施し、SOI層3の端部下面の埋め込み酸化膜
2が除去しながら、SOI層3が上部に存在しない埋め
込み酸化膜2の上層部を除去した穴部94を形成する。
【0159】そして、図45に示すように、穴部94に
ポリシリコンを埋め込むことにより、接続領域80用の
ポリシリコン領域81を形成する。
【0160】<製造方法(その1)>図46〜図48は
接続領域80となるポリシリコン領域を形成するその1
の工程をより具体的に示す断面図である。
【0161】まず、図46に示すように、SOI基板の
SOI層3上にシリコン酸化膜91及びシリコン窒化膜
92を堆積し、SOI層3、シリコン酸化膜91及びシ
リコン窒化膜92をパターニングしてトレンチ分離を行
った後、パターニング後のSOI層3、シリコン酸化膜
91及びシリコン窒化膜92の側面に側壁シリコン窒化
膜93を形成する。
【0162】そして、図47に示すように、シリコン窒
化膜92及び側壁シリコン窒化膜93をマスクとして、
埋め込み酸化膜2に対するウェットエッチングを行い、
SOI層3の端部裏面の埋め込み酸化膜2を除去しなが
ら、SOI層3が上部に存在せずに露出した埋め込み酸
化膜2の上層部を除去することにより、穴部94を形成
する。
【0163】その後、図48に示すように、全面にポリ
シリコン層を堆積した後、ポリシリコン層をドライエッ
チングによりエッチバックすることにより、穴部94に
ポリシリコンを埋め込んで接続領域80用のポリシリコ
ン領域81を形成する。
【0164】以下、図11で示した工程のように、トレ
ンチに酸化膜を埋め込む等の方法により複数の素子形成
領域を絶縁分離し、接続領域80を外部から電位固定可
能にし、さらに、複数の素子形成領域それぞれに所定の
素子を形成することにより、図41あるいは図42で示
した構造が完成する。
【0165】<製造方法(その2)>図49〜図51は
接続領域80となるポリシリコン領域を形成するその2
の工程を具体的に示す断面図である。
【0166】まず、既に取り上げた図46に示すよう
に、SOI層3、シリコン酸化膜91及びシリコン窒化
膜92をパターニングしてトレンチ分離を行った後、パ
ターニング後のSOI層3、シリコン酸化膜91及びシ
リコン窒化膜92の側面に側壁シリコン窒化膜93を形
成する。
【0167】そして、図49に示すように、シリコン窒
化膜92及び側壁シリコン窒化膜93をマスクとして、
埋め込み酸化膜2に対するウェットエッチングを行い、
SOI層3の端部裏面の埋め込み酸化膜2を除去しなが
ら、SOI層3が上部に存在しない埋め込み酸化膜2の
上層部を除去することにより、穴部94を形成する。
【0168】次に、図50に示すように、SOI層3の
露出した裏面からのエピタキシャル成長により側壁シリ
コン窒化膜93下にエピタキシャル成長層82を形成す
る。
【0169】その後、図51に示すように、全面にポリ
シリコン層を堆積した後、ポリシリコン層をエッチバッ
クすることにより、穴部94にポリシリコンを埋め込ん
で接続領域80用のポリシリコン領域83を形成する。
その結果、エピタキシャル成長層82とポリシリコン領
域83とからなる接続領域80を形成することができ
る。
【0170】以下、トレンチに酸化膜を埋め込む等の方
法により複数の素子形成領域を絶縁分離し、接続領域8
0を外部から電位固定可能にし、さらに、複数の素子形
成領域それぞれに所定の素子を形成することにより、図
41あるいは図42で示した構造が完成する。
【0171】第2の態様の構造は、エピタキシャル成長
層82を介している分、ドレイン領域5あるいはソース
領域6とチャネル形成領域7とによるPN接合部分とポ
リシリコン領域83との距離を十分とることができ、良
好な電気的特性を得ることができる。
【0172】<第3の態様>図52は実施の形態6の第
3の態様を示す断面図である。同図の構造は図41で示
した構造(接続領域80,ボディーコンタクト23、ゲ
ートコンタクト24及び配線層22,25を除く)か
ら、シリコン基板1及び埋め込み酸化膜2を研摩により
除去した後、表裏面を反対にした後、新たな裏面にシリ
コン基板90を張り合わせ、接続領域86を表面に形成
した構造である。したがって、シリコン基板90、層間
絶縁膜4及び素子形成領域(ドレイン領域5、ソース領
域6、チャネル形成領域7等)からなるSOI構造とな
る。
【0173】第3の態様は結果的に接続領域86を表面
に形成することになるため、製造工程が容易になる。
【0174】<第4の態様>図53は実施の形態6の第
4の態様を示す断面図である。同図に示すように、埋め
込み酸化膜2を貫通して接続領域87を形成している。
他の構成は図41で示した第1の態様と同様である。
【0175】このように、第4の態様は、埋め込み酸化
膜2を貫通して接続領域87を形成したため、支持基板
であるシリコン基板1から電位を固定することができ
る。この際、図54に示すように、接続領域87形成を
ウェットエッチングにより埋め込み酸化膜2の上層部に
形成された穴部89と、ドライエッチングにより横方向
に広がりなく埋め込み酸化膜2を貫通して形成された貫
通部88とにより貫通口を設けた後、ポリシリコン等を
埋め込んで接続領域87を形成すれば、貫通口形成時の
横方向の広がりを抑えながら、埋め込み酸化膜2を貫通
した接続領域87を得ることができる。
【0176】<<実施の形態7>>図63はこの発明の
実施の形態7であるSOI構造の半導体装置の完全分離
領域の設計方法説明用の平面図である。同図に示すよう
に、CMOSトランジスタを形成する場合、仮想nウェ
ル領域104内にPMOS活性領域101及びPMOS
ボディーコンタクト領域102が選択的に設けられ、仮
想nウェル領域104外のP領域(図示せず)にNMO
S活性領域111及びNMOSボディーコンタクト領域
112を選択的に設けられる形状が一般的である。
【0177】一方、実施の形態2の第3の態様(図7)
等で示した複合分離領域によってNMOS,PMOS間
を分離する場合、仮想nウェル領域104と部分分離領
域とがほぼ一致し、部分分離領域に連続して完全分離領
域が形成される。
【0178】このような複合分離領域を用いた半導体装
置のレイアウト構成は蓄積された過去のレイアウトデー
タを利用できる可能性は高い。
【0179】したがって、完全分離領域は以下の〜
で示す設計方法を実行することにより自動生成すること
ができる。
【0180】ウェル領域内形成されるPMOSトラン
ジスタとウェル領域外に形成されるNMOSトランジス
タとからなるCMOSデバイスの過去データを得る。
【0181】過去データに基づき第1及び第2のMO
Sトランジスタの形成領域(PMOS活性領域101,
PMOSボディーコンタクト領域102,NMOS活性
領域111,NMOSボディーコンタクト領域112)
を設定する。
【0182】上記過去データにおけるウェル領域を仮
想nウェル領域104として、nウェル領域104の外
周近傍領域に、完全分離領域105設定する。
【0183】仮想nウェル領域104は通常、NMOS
領域とPMOS領域とを区別する領域であるため、仮想
nウェル領域104を基準にして完全分離領域を設定す
ることによりNMOSトランジスタ,PMOSトランジ
スタ間を効果的に分離することができる。
【0184】図63の例では、仮想nウェル領域104
の外縁を完全分離幅Wの半分の幅W/2で外側にオーバ
ーサイズ設定するとともに、同外縁を幅W/2で内側に
アンダーサイズ設定することにより完全分離領域105
を設定している。
【0185】このように、通常のCMOSトランジスタ
を製造する過去データのウェル領域の外周近傍に完全分
離幅Wに基づき完全分離領域を自動設定することができ
る。
【0186】さらに、部分分離領域113をPMOS活
性領域101、PMOSボディーコンタクト領域10
2、nウェル領域104、NMOS活性領域111及び
NMOSボディーコンタクト領域112以外の領域にn
ウェル領域104に連続してK形成されるように設定す
ることにより、完全分離領域105及び部分分離領域1
13からなる複合分離領域を設計することができる。
【0187】<<実施の形態8>> <ラッチアップ現象>図64はラッチアップ現象説明用
の説明図である。同図に示すように、PMOS領域13
1にNMOS領域141が隣接するCMOS構造では、
PMOS領域131内のPMOS活性領域133及びn
ウェル領域132とNMOS領域141内のpウェル領
域142とにより形成される寄生バイポーラトランジス
タT1と、NMOS領域141内のNMOS活性領域1
43及びpウェル領域142とPMOS領域131内の
nウェル領域132とにより形成される寄生バイポーラ
トランジスタT2とが形成される。
【0188】n+ボディーコンタクト領域135はnウ
ェル領域132の抵抗成分R11と介して寄生バイポー
ラトランジスタT1のベースに接続されることになる。
同様に、p+ボディーコンタクト領域145はpウェル
領域142の抵抗成分R12を介して寄生バイポーラト
ランジスタT2のベースに接続されることになる。n +
ボディーコンタクト領域135は電源電圧Vccに設定さ
れ、p+ボディーコンタクト領域145は接地レベルVs
sに設定される。なお、PMOS活性領域133及びN
MOS活性領域143の中心部にはゲート電極134及
び144がそれぞれ形成されている。
【0189】これら寄生バイポーラトランジスタT1及
びT2による寄生サイリスタ構造が形成されることによ
り、ノイズによって寄生サイリスタがオン状態になると
電源電圧Vccから接地レベルVssにかけて電流が流れっ
ぱなしになるというラッチアップ現象が起こる。
【0190】<第1の態様>一般にラッチアップ現象を
引き起こすノイズは入出力端子から入ってくることが多
い。そこで、図65に示すように、入出力NMOS(ト
ランジスタ形成)領域106,入出力PMOS(トラン
ジスタ形成)領域116間の境界近傍領域を完全分離領
域114で完全分離する構造が望ましい。なお、入出力
NMOS領域106及び入出力PMOS領域116はそ
れぞれ部分分離領域107及び部分分離領域117で周
辺領域と部分分離されている。
【0191】入出力領域とは入出力バッファや保護回路
を主に形成する領域を意味する。図66は入力回路の一
例を示す回路図である。同図に示すように、入力信号I
Nを受ける外部入力端子P1は抵抗R1及びR2を介し
て入力バッファ122の入力部に接続され、入力バッフ
ァ122の出力部が内部入力端子P2に接続され、内部
入力端子P2より内部信号S0が出力される。
【0192】入力保護回路121はPMOSトランジス
タQ1及びNMOSトランジスタQ2から構成され、P
MOSトランジスタQ1はソース及びゲートが電源電圧
Vccに接続され、ドレインが抵抗R1,R2間のノード
N1に接続される。NMOSトランジスタQ2はソース
及びゲートが接地され、ドレインがノードN1に接続さ
れる。
【0193】入力バッファ122はPMOSトランジス
タQ11,NMOSトランジスタQ12によりCMOS
インバータを構成し、PMOSトランジスタQ11,N
MOSトランジスタQ12のゲートが入力部、ドレイン
が出力部となる。
【0194】この回路例では、PMOSトランジスタQ
1及びQ11が入力PMOS領域118に形成され、N
MOSトランジスタQ2及びQ12が入力NMOS領域
108に形成される。
【0195】図67は出力回路の一例を示す回路図であ
る。同図に示すように、内部信号S1を受ける内部入力
端子P3は出力バッファ123の入力部に接続され、出
力バッファ123の出力部より得られる信号が外部出力
端子P4を介して出力信号OUTとして出力される。
【0196】出力バッファ123はPMOSトランジス
タQ13,NMOSトランジスタQ14によりCMOS
インバータを構成し、PMOSトランジスタQ13,N
MOSトランジスタQ14のゲートが入力部、ドレイン
が出力部となる。
【0197】出力保護回路124はPMOSトランジス
タQ3及びNMOSトランジスタQ4から構成され、P
MOSトランジスタQ3のソース及びゲートが電源電圧
Vccに接続され、ドレインが外部出力端子P4に接続さ
れる。NMOSトランジスタQ4のソース及びゲートが
接地され、ドレインが外部出力端子P4に接続される。
【0198】この回路例では、PMOSトランジスタQ
3及びQ13が出力PMOS領域119に形成され、N
MOSトランジスタQ4及びQ14が入力NMOS領域
109に形成される。
【0199】このように、実施の形態8の第1の態様
は、ラッチアップ現象が生じやすい入出力NMOS領域
106,入出力PMOS領域116間の少なくとも境界
近傍領域に完全分離領域114を形成して完全分離する
ことにより、ラッチアップ現象が生じない構造にしてい
る。
【0200】また、実施の形態8の第1の態様はNMO
S領域,PMOS領域間の全領域に完全部分離領域を設
けるのではなく、入出力NMOS領域,入出力PMOS
領域の境界近傍領域のみに完全分離領域114を設ける
ことにより、ラッチアップ現象を効果的に抑制しなが
ら、回路形成面積の増大を最小限に抑えることができ
る。
【0201】<第2の態様>なお、入出力NMOS領域
106,入出力PMOS領域116間の完全分離は、図
65のように、入出力NMOS領域106,入出力PM
OS領域116間の境界近傍領域のみに設けてる以外
に、図68に示す第2の態様のように、入出力NMOS
領域106及び入力PMOS領域118を完全に囲うよ
うに完全分離領域115を形成してもよい。
【0202】さらに、入出力NMOS領域,入出力PM
OS領域間に加え、アナログ回路,ディジタル回路間の
ように特定の回路間に完全分離領域を設けることも考え
られる。
【0203】<第3の態様>図69は実施の形態8の第
3の態様を示す説明図である。同図に示すように、NM
OS領域(入出力NMOS領域106,内部NMOS領
域180),PMOS領域(入出力PMOS領域11
6,内部PMOS領域190)間に加え、入出力領域
(入出力PMOS領域116),内部回路領域(内部N
MOS領域180)間をも完全分離領域110で完全分
離している。
【0204】第3の態様により、第1及び第2の態様の
効果に加え、ノイズ影響を受けやすい入出力領域の影響
を内部回路領域から完全に遮断することができる。
【0205】<<実施の形態9>> <第1の態様>図70はこの発明の実施の形態9である
SOI構造の半導体装置の第1の態様の平面構造を示す
平面図であり、図71は図70のA−A断面構造を示す
断面図である。これらの図に示すように、NMOS(ト
ランジスタ形成)領域126とPMOS(トランジスタ
形成)領域136とが隣接して設けられている。NMO
S領域126内に複数のゲート電極129を有するNM
OS活性領域128とp +ボディー領域130とが形成
され、NMOS活性領域128の周囲を部分分離領域1
27で囲っている。
【0206】一方、PMOS領域136内に複数のゲー
ト電極139を有するPMOS活性領域138とn+
ディー領域140とが形成され、PMOS活性領域13
8の周囲を部分分離領域137及び完全分離領域120
によって囲っている。完全分離領域120は、NMOS
領域126とPMOS領域136との境界近傍のPMO
S領域136内におけるゲート電極139のPMOS活
性領域138からのはみだし部分に設けられる。
【0207】したがって、NMOS領域126と部分分
離領域127との境界近傍領域は、図71に示すよう
に、NMOS領域126は酸化膜54とウェル領域16
9とによる部分分離領域127で周囲と分離されるのに
対し、PMOS領域136は酸化膜54のみによる完全
分離領域120で周囲と分離される。
【0208】このように、NMOS領域126には完全
分離領域を全く形成せず、部分分離領域127を設ける
ことにより、酸化膜54下のウェル領域169を介して
NMOSトランジスタの基板電位の固定が不足なく行え
るため、基板浮遊効果の激しいNMOSトランジスタの
基板浮遊効果を効果的に抑えることができる。
【0209】また、基板浮遊効果がNMOSトランジス
タに比べて穏やかなPMOSトランジスタは、周辺の一
部に完全分離領域を形成しても大きな悪影響はなく、N
MOS領域126,部分分離領域127間を完全分離領
域120によって絶縁分離しながら面積効率を高めた配
置となり、レイアウトに余裕がない場合等に有効とな
る。
【0210】<第2の態様>図72はこの発明の実施の
形態9であるSOI構造の半導体装置の第2の態様の平
面構造を示す平面図であり、図73は図72のB−B断
面構造を示す断面図である。これらの図に示すように、
-型のウェル領域169内に形成されるNMOS領域
126と、n-型のウェル領域179内に形成されるP
MOS領域136とが隣接して設けられる。
【0211】NMOS領域126内に複数のゲート電極
129を有するNMOS活性領域128が形成され、N
MOS活性領域128の周囲の大部分を完全分離領域1
25で囲っている。そして、ゲート電極129の一方側
(PMOS領域136と反対側)のゲート電極129の
端部のみ部分分離領域127で周囲と分離している。
【0212】図73に示すように、酸化膜54と酸化膜
54の下方に形成されたウェル領域169とにより部分
分離領域127を構成している。なお、部分分離領域1
27の形成幅は、ゲート電極129の形成幅よりも大き
くても(図73の左側)、小さくても(図73の右側)
良い。また、ウェル領域169内の上記ゲート電極12
9の一方側付近にp+ボディー領域130が設けられ
る。
【0213】一方、PMOS領域136内に複数のゲー
ト電極139を有するPMOS活性領域138が形成さ
れ、PMOS活性領域138の周囲の大部分を完全分離
領域125で囲っている。そして、NMOS領域126
と同様、ゲート電極139の一方側(NMOS領域12
6と反対側)のゲート電極139の端部のみ部分分離領
域137で周囲と分離している。また、ウェル領域17
9内の上記ゲート電極139の一方側付近にn+ボディ
ー領域140が設けられる。
【0214】このように、実施の形態9の第2の態様
は、ゲート電極の端部を部分分離領域によって分離し
て、ゲート電極下に存在するチャネル形成領域と部分分
離領域のウェル領域とが接するように形成することによ
り、各トランジスタ形成領域の基板電位を固定すること
ができる。
【0215】なお、NMOS領域126及びPMOS領
域136の周囲の大部分を完全分離領域125で囲って
いるのは、PN接合面積を減らすためとラッチアップ現
象が生じる経路を遮断するためである。
【0216】<<実施の形態10>> <第1の態様>図74はこの発明の実施の形態10であ
るSOI構造の半導体装置の第1の態様の構成を示す平
面図である。同図に示すように、NMOS活性領域12
8内に複数のゲート電極129が形成され、NMOS活
性領域128の周囲を囲って部分分離領域127を設け
ている。さらに、部分分離領域127の周囲を囲ってp
+ボディ領域146を設けている。なお、図101は図
74のE−E断面構造を示す断面図である。
【0217】部分分離領域127は図101に示すよう
に、酸化膜54とウェル領域169とから構成されてお
り、このウェル領域169はNMOS活性領域128に
形成されるチャネル形成領域と接して形成されるため、
ノイズやラッチアップの影響を受けやすい構造になって
いる。
【0218】しかしながら、実施の形態10の第1の態
様は、部分分離領域127を囲ってp+ボディ領域14
6が形成されているため、p+ボディ領域146を接地
レベルに固定する等の基板固定を行うことにより、他の
回路部分からの影響を抑制し、基板電位を安定にでき、
ノイズやラッチアップに対する耐性を大きく向上させる
ことができる。
【0219】このような構成の第1の態様は、ノイズ源
の回路ブロック、外部からノイズを遮断したい回路ブロ
ック等に適している。なお、PMOS活性領域の場合は
部分分離領域の周囲をn+のボディー領域で囲って形成
すれば、同様な効果が得られる。
【0220】<第2の態様>図75はこの発明の実施の
形態10であるSOI構造の半導体装置の第2の態様の
構成を示す平面図である。同図に示すように、入出力N
MOS領域151と入出力PMOS領域152とが隣接
して形成される。
【0221】入出力NMOS領域151において、NM
OS活性領域128内に複数のゲート電極129が形成
され、NMOS活性領域128の周囲を囲って部分分離
領域127Aを設けている。さらに、部分分離領域12
7Aの周囲を囲ってp+ボディ領域146を設けてい
る。そして、p+ボディ領域146を囲って部分分離領
域127Bを設けている。
【0222】入出力PMOS領域152において、PM
OS活性領域138内に複数のゲート電極139が形成
され、PMOS活性領域138の周囲を囲って部が分分
離領域137Aを設けている。さらに、部分分離領域1
37Aの周囲を囲ってn+ボディ領域147を設けてい
る。そして、n+ボディ領域147を囲って部分分離領
域137Bを設けている。
【0223】一般に入出力回路はサージやノイズの影響
をチップ外から受ける場合が多いため、ラッチアップ現
象やノイズ耐性を高めることが特に重要となる。
【0224】実施の形態10の第2の態様では、入出力
NMOS領域151及び入出力PMOS領域152それ
ぞれの部分分離領域127A及び137Aをp+ボディ
領域146及びn+ボディ領域147で囲うことによ
り、サージに影響でウェル領域の電位が上昇して生じる
ラッチアップ現象を抑制することができる。
【0225】第2の態様では、NMOS,PMOS活性
領域全体をボディー領域で覆った構造と示したが、入出
力NMOS領域151と入出力PMOS領域152との
境界近傍領域に、少なくともボディー領域を設ければ、
ラッチアップ現象やノイズ耐性をある程度高めることが
できる。
【0226】<<実施の形態11>> <第1の態様>図76はこの発明の実施の形態11であ
るSOI構造の半導体装置の第1の態様の構成を示した
平面図である。
【0227】同図に示すように、NMOS活性領域12
8内に複数のゲート電極129が設けられ、NMOS活
性領域128の周囲を囲ってフローティング部分分離領
域149を形成し、フローティング部分分離領域149
の周囲を囲って完全分離領域148を形成している。
【0228】フローティング部分分離領域149は、例
えば図55の部分酸化膜31とウェル領域11との関係
のように酸化膜とウェル領域との2層構造で形成される
が、ウェル領域は電位固定されることなく、常にフロー
ティング状態とされている。フローティング部分分離領
域149のウェル領域をフローティング状態にしても、
衝突電離によって発生したキャリアはフローティング部
分分離領域149のウェル領域に流れ込むため、ポテン
シャル上昇を最低限に抑えることができる。加えて、宇
宙線によって発生する電荷をフローティング部分分離領
域149のウェル領域に分散できるためソフトエラー耐
性を向上させることもできる。
【0229】このようにフローティング部分分離領域1
49を設ける実施の形態11の第1の態様の構成は、S
RAM等、高密度回路でボディー領域へのコンタクトが
困難な場合等に有効である。
【0230】なお、完全分離領域148を設ける方がラ
ッチアップ耐性向上等の観点から望ましいが、必ずしも
必要でない。
【0231】<第2の態様>図77はこの発明の実施の
形態11であるSOI構造の半導体装置の第2の態様の
構成を示した平面図である。
【0232】同図に示すように、フローティング部分分
離領域149内にフローティングp +ボディー領域15
0を設けている。他の構成は図76で示した第1の態様
と同様である。
【0233】フローティングp+ボディー領域150は
電位固定されることなく、常にフローティング状態とさ
れている。したがって、フローティング部分分離領域1
49のウェル領域もフローティング状態となる。
【0234】第2の態様のように、フローティング部分
分離領域149のウェル領域をフローティング状態にし
ても、第1の態様と同様、ポテンシャル上昇を最低限に
抑えることができ、ソフトエラー耐性を向上させること
ができる。
【0235】さらに、第2の態様は、フローティングp
+ボディー領域150の存在により、キャリアの再結合
が促進されるため、第1の態様に比べ基板浮遊効果の抑
制効果が大きくなる効果を奏する。
【0236】<<実施の形態12>> <第1の態様>図78はこの発明の実施の形態12であ
るSOI構造の半導体装置の第1の態様の構成を示した
平面図であり、図79はそのC−C断面図である。
【0237】これらの図に示すように、ドレイン領域1
53、ソース領域154及びゲート電極155で構成さ
れるNMOSトランジスタのソース領域154に隣接し
てp +型のボディー領域156を設け、ソース領域15
4及びボディー領域156が共にアルミ配線層160と
コンタクト158によって電気的に接続されている。
【0238】なお、ドレイン領域153はアルミ配線層
159とコンタクト157によって電気的に接続され、
ドレイン領域153、ソース領域154及びボディー領
域156の周辺を囲って部分分離領域161が形成され
ている。
【0239】図79に示すように、部分分離領域161
は、酸化膜162とp-型のウェル領域177とから構
成されている。また、ソース領域154及びボディー領
域156の共通接続を容易にすべくソース領域154及
びボディー領域156の上面にまたがってシリサイド層
163を形成し、シリサイド層163上にコンタクト1
58を形成している。なお、ゲート電極155のゲート
酸化膜178下方のSOI層3の領域がチャネル形成領
域170となる。
【0240】このような構成において、アルミ配線層1
60によって、ソース領域154及びボディー領域15
6を接地レベルに固定することによって、ソース領域1
54と同電位にウェル領域177の電位を固定し、ウェ
ル領域177を介してチャネル形成領域170の電位を
固定することができる。
【0241】そして、第1の態様は、図78及び図79
のように、ソース領域154及びボディー領域156を
隣接して形成できる分、集積度の向上を図ることができ
る。
【0242】なお、PMOSトランジスタも同様に構成
することができる。ただし、ソース領域及びボディー領
域の電位固定は電源レベルで行う必要がある。
【0243】<第2の態様>図80はこの発明の実施の
形態12であるSOI構造の半導体装置の第2の態様の
構成を示した平面図であり、図81はそのD−D断面図
である。
【0244】これらの図に示すように、ソース領域15
4と隣接してp+型のボディー領域164を設け、ソー
ス領域154及びボディー領域164が共にアルミ配線
層166とコンタクト165によって電気的に接続され
ている。この際、コンタクト165がソース領域154
とボディー領域164とにかかるように形成される。そ
して、ドレイン領域153、ソース領域154及びボデ
ィー領域164の周辺を囲って部分分離領域161が形
成されている。
【0245】図81に示すように、ソース領域154上
にシリサイド層167が形成され、シリサイド層167
の一部及び上ボディー領域164上にコンタクト165
を形成している。なお、他の構成は図78及び図79で
示した第1の態様と同様である。
【0246】このような構成において、アルミ配線層1
66によって、ソース領域154及びボディー領域16
4を接地レベルに固定することによって、ソース領域1
54と同電位にウェル領域177の電位を固定し、ウェ
ル領域177を介してチャネル形成領域170の電位を
固定することができる。
【0247】そして、第2の態様は、図80及び図81
のように、ソース領域154及びボディー領域156を
隣接して形成できる分、集積度の向上を図ることができ
る。
【0248】<第3の態様>図82に示すように、部分
分離領域161と隣接し、通常ソース領域154となる
部分の一部にボディー領域164を設け、ソース領域1
54上にコンタクト156を設けても、第2の態様と同
等の効果を奏する。
【0249】さらに、第3の態様は、図82のように、
ソース領域154となる領域内にボディー領域156を
完全重複して形成できる分、第1及び第2の態様以上に
集積度の向上を図ることができる。
【0250】<<実施の形態13>>図83はこの発明
の実施の形態13であるSOI構造の半導体装置の断面
構造を示す断面図である。同図に示すように、n+活性
領域171,172間を分離する部分分離領域を酸化膜
173と酸化膜173下のウェル領域(p領域174,
175及びp-領域176)とから構成している。な
お、n+活性領域171,172として例えば、トラン
ジスタのソース,ドレイン領域が考えられ、p領域17
4,175がn+活性領域171,172に隣接するウ
ェル領域の周辺領域となり、p-領域176がウェル領
域の中心領域となる。
【0251】このように、実施の形態13は、n+活性
領域171、172と隣接するp領域174及び175
の不純物濃度をp-領域176より高く設定することに
より、部分分離におけるパンチスルー耐性の向上を図っ
ている。
【0252】なお、製造方法としては、酸化膜173下
にp-のウェル領域形成後、斜め回転注入でボロンやB
2をウェル領域に達すように注入すれば、図312で
示すように、p領域174,175を形成することがで
きる。
【0253】例えば、ボロン(B)を注入エネルギー2
0keV、注入角度45度で、ドーズ量4×1013/c
2注入すれば良い。また、BやBF2の注入エネルギー
が低い場合(例えば、BF2の注入エネルギー20ke
V)でも、n+の不純物注入時に発生する格子欠陥によ
る増速拡散によってn+活性領域171,172の周辺
にp型の領域を形成することによりp領域174,17
5を設けることも可能である。
【0254】<<実施の形態14>> <第1の態様>図84はこの発明の実施の形態14であ
るSOI構造の半導体装置の第1の態様の断面構造を示
す断面図である。同図に示すように、シリコン基板1及
び埋め込み酸化膜2上のSOI層3に形成され、ドレイ
ン領域183、ソース領域184、ゲート酸化膜18
5、ゲート電極186及びチャネル形成領域187で構
成されるNMOSトランジスタが酸化膜181及びウェ
ル領域182よりなる部分分離領域によって部分分離さ
れる。
【0255】このとき、図84の右側に示すように、ド
レイン領域183及びソース領域184の不純物プロフ
ァイルと、ウェル領域182の不純物プロファイルとの
比較した場合、ウェル領域182の不純物ピークがドレ
イン領域183及びソース領域184の不純物ピークよ
りSOI層3の表面からの深さが深くなるように設定す
る。
【0256】このような構成の第1の態様の半導体装置
は、ドレイン領域183及びソース領域184とウェル
領域182とのPN接合部分を薄い不純物プロファイル
同士で形成することができるため、ドレイン領域183
及びソース領域184とウェル領域182とのPN接合
耐圧を高めることができる。
【0257】<第2の態様>図85はこの発明の実施の
形態14であるSOI構造の半導体装置の第2の態様の
断面構造を示す断面図である。同図に示すように、第1
の態様と同様な構造を呈している。
【0258】このとき、図85の右側に示すように、ウ
ェル領域182の不純物プロファイルとチャネル形成領
域187の不純物プロファイルとの比較した場合、ウェ
ル領域182の不純物ピークがチャネル形成領域187
の不純物ピークよりSOI層3の表面からの深さが浅く
なるように設定する。例えば、部分分離用の酸化膜18
1の上面がSOI層3の表面より上部にある状態で不純
物注入することによりウェル領域182及びチャネル形
成領域187を同時に形成すれば、チャネル形成領域1
87は自動的にウェル領域182より深い位置にピーク
となる不純物プロファイルとなる。
【0259】このような構成の第2の態様の半導体装置
は、チャネル形成領域187の表面の不純物濃度を十分
に下げ、閾値電圧が所望の値より大きくならないように
することができる。
【0260】<<実施の形態15>> <第1の態様>図86はこの発明の実施の形態15であ
るSOI構造の半導体装置の第1の態様の構造を示す断
面図である。同図に示すように、シリコン基板1及び埋
め込み酸化膜2上のSOI層3にn+活性領域191〜
193が選択的に形成され、n+活性領域191,19
2間が完全分離領域209で分離され、n+活性領域1
92,193間が部分分離領域219で分離されてい
る。
【0261】完全分離領域209は酸化膜188と酸化
膜188下に形成されるウェル領域(p-ウェル領域1
94,195及びpウェル領域196,197)とから
構成される。酸化膜188は中心部の完全絶縁部分22
9がSOI層3を貫通して形成されることにより、n+
活性領域191,192間を完全分離することができ
る。一方、部分分離領域219は酸化膜189と酸化膜
189下のp-ウェル領域198とにより構成される。
【0262】酸化膜188下のウェル領域において、完
全絶縁部分229に隣接して形成されるpウェル領域1
96,197の不純物濃度を他の領域194,195よ
り高く設定している。
【0263】完全絶縁部分229の近傍領域ではSOI
層3にかかるストレスにより電荷が発生したり不純物の
酸化膜への偏析によりパンチスルーしやすい状態になる
という不具合が生じる可能性が高い。
【0264】しかしながら、実施の形態15の第1の態
様は、完全絶縁部分229の近傍に比較的不純物濃度の
高いpウェル領域196,197を設けているため、上
記不具合の発生の可能性を抑制することができる。
【0265】<第2の態様>図87はこの発明の実施の
形態15であるSOI構造の半導体装置の第2の態様の
構成を示す平面図である。同図に示すように、ドレイン
領域201,ソース領域202及びゲート電極203か
らなるNMOSトランジスタの周囲を部分分離領域20
4〜207で囲い、さらに部分分離領域204〜207
の周囲を完全分離領域208で囲っている。
【0266】部分分離領域204〜207において、ゲ
ート電極203の近傍領域は不純物濃度が比較的高いp
ウェル領域206及び207を形成し、それ以外のドレ
イン領域201及びソース領域202に接した領域は不
純物濃度が低いp--ウェル領域204及び205を形成
している。
【0267】このような構成の実施の形態15の第2の
態様は、p--ウェル領域204及び205によってPN
接合容量の低下を図り、pウェル領域206及び207
によってパンチスルーを防止することができる。
【0268】<<実施の形態16>> <第1の態様>図88はこの発明の実施の形態16であ
るSOI構造の半導体装置の第1の態様の構造を示す断
面図である。同図に示すように、シリコン基板1及び埋
め込み酸化膜2上のSOI層3内に部分分離領域用の酸
化膜211を形成している。
【0269】分離形状の最適化において、分離幅の縮小
とSOI層にかかるストレス緩和の両面のバランスをと
る必要がある。部分分離領域用の酸化膜の形状におい
て、分離幅の縮小のためにはできるだけ角部の曲率をき
つく(曲率半径を小さく)し、また深さ方向の面を垂直
に近づけるのが良い。逆にストレス緩和のためには角部
の曲率を緩く(曲率半径を大きく)する方が良い。ま
た、バーズビーク部は有効な活性領域幅を確保するため
にできるだけ小さくするのが好ましい。
【0270】このような観点から、第1の態様の酸化膜
211の断面形状は、分離幅を縮小するために、表面の
角部であるバーズビーク部の形状FA(凸部分)の曲率
をきつくし、ストレスを緩和するために底面の角部の形
状FCの曲率を緩く設定している。また、分離幅を縮小
するために、深さ方向の面の形状FBの少なくとも一部
は垂直に近づけることが望ましい。
【0271】<第2の態様>図89はこの発明の実施の
形態16であるSOI構造の半導体装置の第2の態様の
構造を示す断面図である。同図に示すように、シリコン
基板1及び埋め込み酸化膜2上のSOI層3内に完全分
離領域用の酸化膜212を形成している。
【0272】第2の態様も第1の態様と同様の観点か
ら、酸化膜212の断面形状は、第1の態様と同様な形
状FA,FB,FCに設定し、さらに、底部の完全絶縁
部分と部分分離部分との段差部の形状FDの曲率を形状
FCよりもきつく設定して分離幅の縮小を図っている。
【0273】<<実施の形態17>> <第1の態様>図90はこの発明の実施の形態17であ
るSOI構造の半導体装置の第1の態様の構造を示す断
面図である。なお、第1の態様は図91で示す回路を実
現している。図91に示すように、アナログ回路用トラ
ンジスタQ21のゲート電極とアナログ回路用トランジ
スタQ22の一方電極との間がスパイラルインダクタ1
99を介して接続される回路構成が第1の態様の回路構
成である。
【0274】図90に示すように、高抵抗シリコン基板
200上に埋め込み酸化膜2が形成され、埋め込み酸化
膜2上のSOI層3にアナログ回路用トランジスタQ2
1及びQ22が作り込まれている。
【0275】アナログ回路用トランジスタQ21及びQ
22は共にドレイン領域5、ソース領域6、チャネル形
成領域7、ゲート酸化膜8及びゲート電極9から構成さ
れ、アナログ回路用トランジスタQ21,Q22間は比
較的形成面積が大きい酸化膜210により完全分離さ
れ、アナログ回路用トランジスタQ21,22と他の周
辺部とは比較的形成面積が小さい酸化膜33で完全分離
されている。なお、酸化膜210及び33の下方の一部
にはウェル領域29が形成されている。
【0276】アナログ回路用トランジスタQ21,Q2
2を含むSOI層3全面に層間絶縁膜4が形成され、層
間絶縁膜4上に選択的に第1配線層221が形成され
る。第1配線層221の一部はコンタクトホール244
を介してアナログ回路用トランジスタQ21,Q22そ
れぞれのドレイン領域5及びソース領域6と電気的に接
続される。
【0277】第1配線層221を含む層間絶縁膜4上の
全面に層間絶縁膜220が形成され、層間絶縁膜220
上に選択的に第2配線222が形成され、第2配線22
2の一部によってスパイラルインダクタ199を形成し
ている。第2配線222の一部はコンタクトホール25
4を介して対応する第1配線層221(221A)と電
気的に接続される。なお、アナログ回路用トランジスタ
Q21のゲート電極9は図示しない領域で層間絶縁膜4
に形成されるコンタクトホールを介して第1配線層22
1Aと接続される。
【0278】このような構成の第1の態様は、スパイラ
ルインダクタ199の下方に酸化膜210及びウェル領
域29からなる完全絶縁領域を設けることにより、スパ
イラルインダクタ199に付随する寄生容量の低減を図
っている。すなわち、スパイラルインダクタ199下の
分離領域を酸化膜とウェル領域との部分分離領域で形成
した場合に、ウェル領域とスパイラルインダクタ199
との間で寄生容量が発生し、性能指数Q(エネルギーロ
スとストアの比)が低下しエネルギーロスが発生する等
によって所望のインダクタンス性能が得られないという
不具合を解消している。
【0279】また、第1の態様はSOI基板の下地基板
として高抵抗シリコン基板200を用いることにより、
渦電流や容量を介した電力ロスの低減化、寄生容量の低
減化を図り、性能指数Qの向上させることができる。
【0280】また、アナログ回路は外来ノイズを嫌うた
め、アナログ回路用トランジスタQ21,Q22の周辺
を酸化膜210あるいは酸化膜33によって完全分離し
て、外部との電気的遮断し、性能の向上を図っている。
【0281】また、図90では図示していないが、パッ
ド部の下方に部分分離領域を形成するとスパイラルイン
ダクタと同様に大きな寄生容量が発生しやすく電量ロス
を生じ易いため、パッド部下方にもスパイラルインダク
タ199の下方と同様に完全分離領域を設けるのが望ま
しい。
【0282】<第2の態様>図92はこの発明の実施の
形態17であるSOI構造の半導体装置の第2の態様の
構造を示す断面図である。なお、第2の態様は第1の態
様と同様に図91で示す回路を実現している。
【0283】図92に示すように、アナログ回路用トラ
ンジスタQ21,Q22間は比較的形成面積が大きい酸
化膜218並びにその下方の高抵抗領域223及びウェ
ル領域224によりにより部分分離され、アナログ回路
用トランジスタQ21,22と他の周辺部とは比較的形
成面積が小さい酸化膜31及びその下方のウェル領域1
1(12)で部分分離されている。
【0284】酸化膜218下の大部分の領域は高抵抗領
域223で形成され、周辺部の一部のみウェル領域22
4が形成されている。なお、他の構成は図90で示した
第1の態様と同様である。
【0285】第2の態様のように、部分分離を行いなが
ら、スパイラルインダクタ199下の部分分離領域の大
部分は酸化膜218と高抵抗領域223とにより構成す
ることにより、スパイラルインダクタ199に付随する
寄生容量を十分抑えることができる。
【0286】高抵抗領域223の形成方法としては、高
抵抗領域223には不純物を導入しないように製造する
等が考えられる。また、例えば1×1020/cm2程度
の高濃度のシリコン注入を行って酸化膜の下方領域をア
モルファス化し、その後、熱処理でポリシリコン化して
高抵抗領域223を形成することもできる。
【0287】<<実施の形態18>>図93はこの発明
の実施の形態18であるSOI構造の半導体装置の構成
を示す平面図である。同図に示すように、DT−MOS
領域225,226間を完全分離領域240で完全分離
している。なお、DT−MOSとは、ゲート電極とボデ
ィー領域(チャネル形成領域)とを同一電位に設定する
MOSトランジスタである。
【0288】DT−MOS領域225,226はそれぞ
れp型のウェル領域231(部分分離領域230)内に
+のNMOS活性領域232とp+のボディー領域23
4とを設け、コンタクト238を介して配線層239に
接続するとともに、NMOS活性領域232の中心部に
設けられるゲート電極233はコンタクト235(ゲー
トコンタクト)を介して配線層237に電気的に接続さ
れ、ボディー領域234はコンタクト236(ボディー
コンタクト)を介して配線層237に電気的に接続され
る。
【0289】配線層237によってゲート電極233と
ボディー領域234とを同一電位に設定して、オン状態
の閾値電圧を低下させて動作速度の向上を図っている。
【0290】このように、実施の形態18は、ボディー
領域234及びウェル領域231を介してチャネル形成
領域の電位を固定することができるとともに、完全分離
領域240によってDT−MOS領域225,226間
を完全分離することができるため、性能の良いDT−M
OSを比較的容易に形成することができる。なお、ボデ
ィーコンタクトとゲートコンタクトはシェアードコンタ
クトによって同時に接続してもよい。
【0291】<<実施の形態19>>図94はこの発明
の実施の形態19であるSOI構造の半導体装置の構造
を示す断面図である。
【0292】同図に示すように、ゲート幅Wが比較的狭
いトランジスタを形成するトランジスタ形成領域227
には、ドレイン領域245、ソース領域246、チャネ
ル形成領域247、ゲート酸化膜248及びゲート電極
249からなるMOSトランジスタを構成し、各MOS
トランジスタ間を部分酸化膜31及びウェル領域11
(12)によって部分分離し、周囲とは完全酸化膜32
によって完全分離している。
【0293】MOSトランジスタを含むSOI層3上の
全面に層間絶縁膜4が形成され、層間絶縁膜4上に選択
的に配線層242が形成される。配線層242はコンタ
クトホール241を介してドレイン領域245及びソー
ス領域246に電気的に接続される。
【0294】一方、ゲート幅Wが比較的広いトランジス
タを形成するトランジスタ形成領域228には、ドレイ
ン領域255、ソース領域256、チャネル形成領域2
57、ゲート酸化膜258及びゲート電極259からな
るMOSトランジスタを構成し、各MOSトランジスタ
間を部分酸化膜31及びウェル領域11(12)によっ
て部分分離し、周囲とは完全酸化膜32によって完全分
離している。
【0295】MOSトランジスタを含むSOI層3上の
全面に層間絶縁膜4が形成され、層間絶縁膜4上に選択
的に配線層252が形成される。配線層252はコンタ
クトホール251を介してドレイン領域255及びソー
ス領域256に電気的に接続される。
【0296】ゲート幅Wが狭いトランジスタ形成領域2
27に形成されるドレイン領域245及びソース領域2
46の形成深さを、ビルドイン状態時にドレイン/ソー
スからの空乏層243の少なくとも一部が埋め込み酸化
膜2に到達する深さに設定して、接合容量の低減化を図
っている。なお、ドレイン領域245及びソース領域2
46の形成深さを埋め込み酸化膜2に到達する深さに設
定しても良い。
【0297】一方、ゲート幅Wが広いトランジスタ形成
領域228に形成されるドレイン領域255及びソース
領域256の形成深さを、ビルドイン状態時のドレイン
/ソースからの空乏層253が埋め込み酸化膜2に到達
しないように設定して、確実にチャネル形成領域257
の電位固定が行えるようにしている。
【0298】なお、トランジスタ形成領域227及び2
28に形成される2種類のドレイン/ソース領域は、ソ
ース/ドレイン形成時の不純物の注入エネルギーを変化
させたり、NUDC(Non Uniformly Doped Channe
l)の注入量を変化させることで実現できる。
【0299】また、ビルドイン状態時に空乏層が埋め込
み酸化膜2に到達しない程度の深さのソース/ドレイン
領域を仮に形成した後、トランジスタ形成領域227側
のソース/ドレイン領域に対してのみ形成深さが深くな
るように、再度不純物の追加注入を行うことによっても
実現できる。
【0300】<<実施の形態20>> <第1の態様>図95はこの発明の実施の形態20であ
るSOI構造の半導体装置の第1の態様の構造を示す断
面図である。同図に示すように、シリコン基板1及び埋
め込み酸化膜2上のSOI層3にn+領域261,26
2を選択的に設け、n+領域261,262間にp-領域
263及び酸化膜264からなる部分分離領域を設けて
いる。そして、n+領域261,262、p-領域263
及び酸化膜264からなるフィールドトランジスタを構
成している。なお、フィールドトランジスタは、MOS
トランジスタのゲート部(ゲート酸化膜、ゲート電極)
に置き換えて酸化膜を設けた構造を呈している。
【0301】このように第1の態様は、p-領域263
及び酸化膜264からなる部分分離領域構造を用いてフ
ィールドトランジスタを構成している。フィールドトラ
ンジスタは保護回路用素子等に応用できる。
【0302】実施の形態20のフィールドトランジスタ
のゲート部の構成は部分分離領域と基本的に同じ構成で
あるため、部分分離領域と同時にゲート部を構成するこ
とにより、比較的容易にフィールドトランジスタを形成
することができる。
【0303】図96は回路の入力部におけるフィールド
トランジスタ利用例を示す回路図である。同図に示すよ
うに、フィールドトランジスタQ31の一方電極が外部
入力端子P1に接続され他方電極が接地される。また、
電源,接地間にフィールドトランジスタQ33を設けて
いる。なお、他の構成は図66で示し回路構成と同様で
あるため、説明は省略する。
【0304】このように、フィールドトランジスタQ3
1によって外部入力端子P1,接地レベル間の保護,フ
ィールドトランジスタQ33によって電源,接地レベル
間の寄生ダイオードパスを設けている。
【0305】図97は回路の出力部におけるフィールド
トランジスタ利用例を示す回路図である。同図に示すよ
うに、フィールドトランジスタQ32の一方電極が外部
出力端子P4に接続され他方電極が接地される。また、
電源,接地間にフィールドトランジスタQ34を設けて
いる。なお、他の構成は図67で示し回路構成と同様で
あるため、説明は省略する。
【0306】このように、フィールドトランジスタQ3
2によって外部出力端子P4,接地レベル間の保護,フ
ィールドトランジスタQ34によって電源,接地レベル
間の寄生ダイオードパスを設けている。
【0307】なお、フィールドトランジスタは図95に
示すようにNMOS類似構造が放電能力が高いため望ま
しいが、PMOS類似構造を用いても良い。この場合、
フィールドトランジスタQ31,Q32の代わりに、電
源と外部入力端子P1との間にフィールドトランジスタ
を設ける必要がある。
【0308】<第2の態様>図98はこの発明の実施の
形態20であるSOI構造の半導体装置の第2の態様の
構造を示す断面図である。同図に示すように、n+領域
261,262の周囲を完全酸化膜265によって完全
分離している。他の構成は図95で示した第1の態様と
同様であるため、説明を省略する。
【0309】第2の態様は、フィールドトランジスタ全
体を完全酸化膜265で囲っているため、雑音遮断など
において大きな効果が期待できる。また、フィールドト
ランジスタを保護回路として用いる際、他の構成素子へ
の電流の寄生パスを確実に防ぐことができる。
【0310】<第3の態様>図99はこの発明の実施の
形態20であるSOI構造の半導体装置の第3の態様の
構成を示す平面図である。複数のn+領域261,26
2を交互に配置し、各n+領域261,262間を酸化
膜264及びp-領域263によって部分分離し、周囲
全体を完全酸化膜265によって完全分離している。
【0311】複数のn+領域261は共通に接続端子P
11に接続され、複数のn+領域262は共通に接続端
子P12に接続される。このように、櫛形構造で配置さ
れた複数のn+領域261及び262を電気的に並列に
接続することにより、放電能力を高めることができる。
【0312】<その他>なお、フィールドトランジスタ
のソース/ドレイン領域(n+領域261,262)を
埋め込み酸化膜2を到達させることなく、空乏層が埋め
込み酸化膜2に到達するレベルの深さに形成しても良
い。
【0313】<<補足>>ソース/ドレイン領域を埋め
込み酸化膜に到達させるために、通常の手法として不純
物の注入深さを十分深くしてソース/ドレイン領域を形
成したり、不純物ピークが浅い不純物注入の後に不純物
ピークが深い不純物注入を行うようにしても良い。
【0314】しかしながら、上記した方法では、図85
に示す実施の形態14の第1の態様のようにソース/ド
レイン領域の浅い部分に不純物濃度のピークをもたせ、
かつSOI層3を貫通する深さで不純物分布をもたせる
ことができない。
【0315】そこで、注入角度を0度近傍に注入エネル
ギーを十分小さくして不純物のイオン注入を行う等の方
法を適用することにより、不純物ピークは図100のL
1で示すようにSOI層3の比較的浅い位置に設定する
とともに、チャネリング現象によるテールプロファイル
によって、図100のL2で示す不純物分布のように、
不純物がSOI層3を貫通して埋め込み酸化膜2に到達
するように分布させることができる。
【0316】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の半導体装置において、素子分離領域のう
ち少なくとも1つの領域は、上層部に設けられた部分絶
縁領域と下層部に存在するSOI層の一部である半導体
領域とから構成される部分分離領域を含み、半導体領域
は複数の素子形成領域の少なくとも1つの領域及びボデ
ィー領域と接して形成されるため、部分絶縁領域により
複数の素子形成領域を絶縁分離するともに、上記少なく
とも1つの素子形成領域を上記半導体領域及び上記ボデ
ィー領域によって電位固定することができる。
【0317】その結果、上記少なくとも1つの素子形成
領域の基板浮遊効果を低減したSOI構造の半導体装置
を得ることができる。
【0318】請求項2記載の半導体装置において、複数
の第1の素子形成領域はそれぞれ部分分離領域によって
素子分離され、複数の第2の素子形成領域はそれぞれ部
分分離領域によって素子分離され、複数の第1の素子形
成領域と複数の第2の素子形成領域とはSOI層を貫通
した完全分離領域によって素子分離されるため、異なる
素子間の素子形成領域を完全に絶縁分離するとともに、
同一の素子内の素子形成領域の基板浮遊効果を低減する
ことができる。
【0319】請求項3記載の半導体装置において、第1
の回路用の複数の素子形成領域はSOI層を貫通した完
全分離領域によって素子分離され、第2の回路用の複数
の素子形成領域は部分分離領域によって素子分離され
る。
【0320】したがって、基板浮遊効果の影響を重視す
る回路は第2の回路とし、基板浮遊効果を重視しない回
路は第1の回路として扱うことにより、形成する回路の
性質に基づいた適切な絶縁分離を行うことができる。
【0321】請求項4記載の半導体装置において、第1
の部分SOI層の膜厚は第2の部分SOI層の膜厚より
も薄く形成され、複数の第1の回路用の素子形成領域は
第1の部分SOI層に形成され、複数の第2の素子形成
領域は第2の回路用の部分SOI層に形成される。
【0322】したがって、第1及び第2の部分SOI層
の膜厚の違いを利用して、第1の部分SOI層を貫通し
た完全分離用トレンチと第2の部分SOI層を貫通しな
い部分分離用トレンチを、第1及び第2の部分SOI層
に対して同時に形成することができるため、製造工程の
簡略化を図ることができる。
【0323】請求項5記載の半導体装置において、所定
の回路用素子形成領域と他の回路用素子形成領域とはS
OI層を貫通した完全分離領域によって素子分離される
ため、上記他の回路は所定の回路からの影響を完全に遮
断することができる。
【0324】請求項6記載の半導体装置において、部分
分離領域によって素子分離された素子形成領域に形成さ
れる素子の活性領域のSOI層表面から形成深さは、部
分分離領域の形成深さより浅く形成されるため、部分分
離領域による分離特性の劣化を最小限に抑えることがで
きる。
【0325】請求項7記載の半導体装置において、半導
体領域はポリシリコン領域を含むため、半導体領域を精
度良く形成することができる。
【0326】請求項8記載の半導体装置において、部分
絶縁領域は低誘電率膜を含むため、部分絶縁領域の容量
値に基づく不具合を最小限に抑えることができる。
【0327】請求項9記載の半導体装置において、部分
絶縁領域は少なくとも側面に設けられた部分絶縁膜とそ
れ以外の領域に設けられた低誘電率膜とを含むため、部
分絶縁領域の側面方向に形成される素子の影響を部分絶
縁膜によって効果的に抑制しながら、部分絶縁領域の容
量値に基づく不具合を抑えることができる。
【0328】請求項10記載の半導体装置における複数
の素子分離領域の少なくとも1つの領域は所定の形成幅
で前記半導体基板の表面に対しほぼ垂直に延びて形成さ
れるため、集積度を損ねることなく素子分離が行える。
【0329】この発明に係る請求項11記載の半導体装
置のボディー領域は、複数の素子形成領域のうち、少な
くとも1つの素子形成領域の表面あるいは裏面に接する
ように形成されるため、上記少なくとも1つの素子形成
領域を上記ボディー領域によって電位固定することがで
きる。
【0330】請求項12記載の半導体装置において、ボ
ディー領域は、SOI層下の埋め込み絶縁層の上層部に
形成されるため、素子分離領域による素子分離特性に与
える悪影響を最小限に抑えることができる。
【0331】請求項13記載の半導体装置において、ボ
ディー領域は、埋め込み絶縁層を貫通して形成されるた
め、半導体基板側から上記少なくとも1つの素子形成領
域を上記ボディー領域を介して電位固定することができ
る。
【0332】請求項14記載の半導体装置において、ボ
ディー領域は、少なくとも1つの素子形成領域の上方に
設けられ、少なくとも1つの素子形成領域の表面に接す
るため、比較的簡単に形成することができる。
【0333】請求項15記載の半導体装置は、素子分離
領域のうち少なくとも一部の領域は、SOI層を貫通し
た完全絶縁領域と部分分離領域とが連続して形成される
複合分離領域を含んでおり、複数の素子形成領域のうち
複合分離領域によって分離される素子形成領域間は、複
合分離領域の完全絶縁領域によって完全に絶縁分離する
ことができる。
【0334】請求項16記載の半導体装置の部分分離領
域の上面は凹凸なく均一に形成されるため、MOSトラ
ンジスタのゲート電極等の所定の素子の構成要素を形成
する際のパターニングが容易になるという効果を奏す
る。
【0335】請求項17記載の半導体装置の複合分離領
域の半導体領域の膜厚は、SOI層の膜厚の1/2以下
に設定されるため、複合分離領域によって十分高度な分
離特性を得ることができる。
【0336】請求項18記載の半導体装置の複合分離領
域において完全絶縁領域の形成幅は複合分離領域全体の
形成幅の1/2以下に設定されるため、複合分離領域を
構成する部分分離領域の半導体領域の面積を十分確保で
き、この半導体領域に接した素子形成領域の電位固定を
安定性良く行うことができる。
【0337】請求項19記載の半導体装置の完全分離領
域は少なくとも入出力NMOSトランジスタ形成領域と
入出力PMOSトランジスタ形成領域との境界近傍領域
に形成されるため、ラッチアップ現象を効果的に抑制す
ることができる。
【0338】請求項20記載の半導体装置の完全分離領
域は、入出力用トランジスタ形成領域と内部回路形成領
域との間の境界近傍領域にさらに形成されるため、ノイ
ズ影響を受けやすい入出力用トランジスタ形成領域の影
響を内部回路形成領域から完全に遮断することができ
る。
【0339】請求項21記載の半導体装置の完全絶縁領
域はNMOSトランジスタ形成領域と入出力PMOSト
ランジスタ形成領域との境界近傍のPMOSトランジス
タ形成領域内である完全分離領域域形成箇所にのみ形成
され、部分分離領域はNMOSトランジスタ形成領域の
周辺領域、及び完全分離領域形成箇所を除くNMOSト
ランジスタ形成領域の周辺領域に形成されるため、NM
OSトランジスタの基板電位の固定を不足なく行い、N
MOSトランジスタ形成領域,PMOSトランジスタ形
成領域間の境界を面積効率よく完全分離することができ
る。
【0340】請求項22記載の半導体装置の部分分離領
域はMOSトランジスタ領域のゲート電極の少なくとも
一端近傍の部分分離領域形成箇所に形成され、完全絶縁
領域は、部分分離領域形成箇所を除くMOSトランジス
タ形成領域の周辺領域に形成されるため、MOSトラン
ジスタのゲート電極下方のチャネル形成領域の電位固定
を効果的に行いながら、完全分離領域によってMOSト
ランジスタ形成領域を周囲からほぼ完全に分離すること
ができる。
【0341】請求項23記載の半導体装置のボディー領
域は、周辺部分分離領域の周囲を囲って形成される第2
の導電型の周辺ボディー領域を含むため、周辺ボディー
領域を電位固定することによりトランジスタ形成領域を
周囲から効果的に分離することができる。
【0342】請求項24記載の半導体装置のソース隣接
ボディー領域はMOSトランジスタ形成領域のソース領
域に隣接して形成され、電位設定領域によってソース領
域と共通接続されるため、ソース領域に隣接してソース
隣接ボディー領域を形成できる分、集積度の向上を図る
ことができる。
【0343】請求項25記載の半導体装置の部分分離領
域の半導体領域を構成する第1及び第2の部分半導体領
域の不純物濃度を異なって設定することにより、部分分
離領域による分離特性、基板浮遊効果の低減化等に適し
た半導体領域を得ることができる。
【0344】請求項26記載の半導体装置の比較的不純
物濃度が高い第1の部分半導体領域は複数の素子形成領
域のうち分離対象の素子形成領域に隣接する周辺領域を
含むため、部分分離領域による分離によるパンチスルー
耐性の向上を図ることができる。
【0345】請求項27記載の半導体装置の比較的不純
物濃度が高い第1の部分半導体領域はMOSトランジス
タ形成領域のゲート電極近傍領域を含み、比較的不純物
濃度が低い第2の部分半導体領域はMOSトランジスタ
形成領域のドレイン/ソース近傍領域を含むため、PN
接合容量の低下とパンチスルー耐性の向上を図ることが
できる。
【0346】請求項28記載の半導体装置の部分分離領
域における半導体領域の不純物濃度のピークが、MOS
トランジスタ形成領域のドレイン/ソース領域の不純物
濃度のピークより、SOI層の表面からの深さが深くな
るように設定されるため、ドレイン/ソース領域と半導
体領域との間のPN接合耐圧を高めることができる。
【0347】請求項29記載の半導体装置のMOSトラ
ンジスタ形成領域のチャネル形成領域の不純物濃度のピ
ークが、部分分離領域における半導体領域の不純物濃度
のピークより、SOI層の表面からの深さが深くなるよ
うに設定されるため、MOSトランジスタの閾値電圧が
所望の値より大きくならないようにできる。
【0348】請求項30記載の半導体装置において、完
全絶縁領域に隣接して形成される第1の部分半導体領域
の不純物濃度をそれ以外の半導体領域である第2の部分
半導体領域の不純物濃度よりも高く設定したため、SO
I層にかかるストレス等により発生する不具合を抑制す
ることができる。
【0349】請求項31記載の半導体装置は、部分分離
領域の表面における角部の曲率半径より底面における角
部の曲率半径を大きくすることにより、分離幅の縮小を
図りながらSOI層にかかるストレス緩和を図ってい
る。
【0350】請求項32記載の半導体装置は、複合分離
領域において、部分絶縁領域の底面における角部より絶
縁分離領域と部分絶縁領域との間に生じる段差部の曲率
半径を小さくすることにより、分離幅の縮小を図りなが
らSOI層にかかるストレス緩和を図っている。
【0351】請求項33記載の半導体装置において、完
全分離領域はインダクタンス形成領域の下方に形成され
るため、インダクタンス成分に付随する寄生容量の低減
化を図ることができる。
【0352】請求項34記載の半導体装置のボディー領
域はMOSトランジスタ形成領域に形成されるMOSト
ランジスタのゲート電極に電気的に接続されるゲート接
続ボディー領域を含み、部分分離領域はMOSトランジ
スタ形成領域の周囲を囲って形成されるため、ゲート電
極とゲート接続ボディー領域とを同一電位に設定するD
T−MOSトランジスタの性能向上を図ることができ
る。
【0353】請求項35記載の半導体装置の素子の活性
領域の形成深さはビルトイン状態時に素子の活性領域か
ら伸びる空乏層が埋め込み絶縁層に到達しないレベルに
設定されるため、部分分離領域の半導体領域と活性領域
との間の接合容量の低減化を図ることができる。
【0354】請求項36記載の半導体装置のフィールド
トランジスタは、第1及び第2の活性領域間に形成さ
れ、上層部に設けられたフィールドトランジスタ用部分
絶縁領域と下層部に存在するSOI層の一部であるフィ
ールドトランジスタ用半導体領域とから構成されるゲー
ト部により構成される。
【0355】ゲート部の構成は部分分離領域と基本的に
同じ構成であるため、部分分離領域と同時にゲート部を
構成することにより、比較的容易にフィールドトランジ
スタを形成することができる。
【0356】請求項37記載の半導体装置の周辺素子分
離領域は、上層部に設けられた部分絶縁領域と下層部に
存在するSOI層の一部である半導体領域とから構成さ
れる部分分離領域を含み、上記部分分離領域の半導体領
域は複数の素子形成領域の少なくとも1つの領域と接し
て形成されるとともにフローティング状態に設定される
ため、部分絶縁領域により素子形成領域を周囲から分離
するともに、上記少なくとも1つの領域内で衝突電離に
より発生するキャリアや宇宙線によって発生する電荷等
を上記半導体領域に分散させることができるため、電位
上昇を抑え、ソフトエラー耐性の向上させることができ
る。
【0357】この発明に係る請求項38記載の半導体装
置の製造方法によって形成される半導体装置において、
複数の素子形成領域のうち、少なくとも1つのトレンチ
内の絶縁膜とその下方のSOI層とによって素子分され
る素子形成領域に対し、基板浮遊効果を抑えた素子分離
がなされる。
【0358】請求項39記載の半導体装置の製造方法に
よって形成される複数の素子形成領域は、第1のトレン
チ内の絶縁膜とその下方のSOI層とによって基板浮遊
効果を抑えた素子分離がなされるとともに、SOI層を
貫通した第2のトレンチ内の絶縁膜によって完全な素子
分離がなされる。
【0359】請求項40記載の半導体装置の製造方法
は、第1及び第2のトレンチ間の形成幅の違いを利用し
て、側壁体をマスクとして第2のトレンチの中心部下の
SOI層を貫通させることにより、レジストを用いるこ
となく部分分離領域と完全分離領域とを選択的に形成す
ることができる。
【0360】請求項41記載の半導体装置の製造方法
は、複数のトレンチの下方のSOI層に不純物を導入し
て高濃度領域を形成することにより、高濃度領域を介し
て高濃度領域に接する素子形成領域を安定性良く電位固
定することができる。
【0361】この発明に係る請求項42記載の半導体装
置の製造方法は、シリコン層とエピタキシャル成長層と
によりSOI層を構成するため、結晶性の良いSOI層
を形成することができる。
【0362】この発明に係る請求項43記載の半導体装
置の製造方法は、第1のトレンチ内の絶縁膜と第1のト
レンチ内に残存したポリシリコン層とにより部分分離領
域を形成している。したがって、素子形成領域と電気的
に接続するポリシリコン層の膜厚を制御性良く形成する
ことができる。
【0363】この発明に係る請求項44記載の半導体装
置の製造方法は、埋め込み絶縁層に形成された穴部をポ
リシリコン層で埋め、少なくとも1つの素子形成領域と
電気的接続関係を有するボディー領域を形成している。
【0364】したがって、ボディー領域は、SOI層下
の埋め込み絶縁層に形成されるため、素子分離領域によ
る絶縁分離に与える悪影響を最小限に抑えることができ
る。
【0365】請求項45記載の半導体装置の製造方法
は、少なくとも1つの素子形成領域の端部裏面からエピ
タキシャル成長させたエピタキシャル成長層とポリシリ
コン層とからなるボディー領域を形成している。
【0366】したがって、エピタキシャル成長層を介し
ている分、上記少なくとも1つの素子形成領域に形成さ
れる素子とポリシリコン層との距離を十分とることがで
き、良好な電気的特性を得ることができる。
【0367】請求項46記載の半導体装置の製造方法の
ステップ(d)は、SOI層の上層部に濃度分布のピーク
が存在し、かつチャネリング現象が生じるように所定の
導電型の不純物を導入して所定の素子の活性領域を形成
するステップを含むため、SOI層の上層部に不純物濃
度のピークを存在させながら、チャネリング現象により
埋め込み絶縁膜の表面にかけて不純物が分布する所定の
素子の活性領域を得ることができる。
【0368】この発明における請求項47記載の半導体
装置の製造方法は、ステップ(b),(c)を行うことによ
り、複合分離領域用の複合トレンチと部分分離領域用の
非貫通トレンチとを同時に形成することができる。
【0369】請求項48記載の半導体装置の設計方法は
ステップ(c)で、過去データにおけるウェル領域の外周
近傍領域に、SOI層を貫通する完全絶縁領域からなる
完全分離領域を設定するため、過去データを有効に活用
して第1及び第2のMOSトランジスタの形成領域間を
効果的に分離する完全分離領域を設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるSOI構造の
半導体装置の第1の態様を示す断面図である。
【図2】 実施の形態1の第1の態様を示す断面図であ
る。
【図3】 実施の形態1の第1の態様の平面図である。
【図4】 実施の形態1の第2の態様の構造を示す断面
図である。
【図5】 実施の形態2の第1の態様を示す断面図であ
る。
【図6】 実施の形態2の第2の態様を示す断面図であ
る。
【図7】 実施の形態2の第3の態様を示す断面図であ
る。
【図8】 実施の形態2における素子分離工程(その
1)を示す断面図である。
【図9】 実施の形態2における素子分離工程(その
1)を示す断面図である。
【図10】 実施の形態2における素子分離工程(その
1)を示す断面図である。
【図11】 実施の形態2における素子分離工程(その
1)を示す断面図である。
【図12】 高濃度ウェル領域形成工程を示す断面図で
ある。
【図13】 高濃度ウェル領域形成工程を示す断面図で
ある。
【図14】 実施の形態2における素子分離工程(その
2)を示す断面図である。
【図15】 実施の形態2における素子分離工程(その
2)を示す断面図である。
【図16】 実施の形態2における素子分離工程(その
2)を示す断面図である。
【図17】 実施の形態2における素子分離工程(その
2)を示す断面図である。
【図18】 実施の形態2における素子分離工程(その
2)を示す断面図である。
【図19】 実施の形態2における素子分離工程(その
3)を示す断面図である。
【図20】 実施の形態2における素子分離工程(その
3)を示す断面図である。
【図21】 実施の形態2における素子分離工程(その
3)を示す断面図である。
【図22】 実施の形態2における素子分離工程(その
3)を示す断面図である。
【図23】 実施の形態2における素子分離工程(その
4)を示す断面図である。
【図24】 実施の形態2における素子分離工程(その
4)を示す断面図である。
【図25】 実施の形態2における素子分離工程(その
4)を示す断面図である。
【図26】 実施の形態2における素子分離工程(その
4)を示す断面図である。
【図27】 実施の形態2における素子分離工程(その
4)を示す断面図である。
【図28】 実施の形態3の第1の態様を示す断面図で
ある。
【図29】 実施の形態3の第2の態様を示す断面図で
ある。
【図30】 実施の形態4のSOI構造を示す断面図で
ある。
【図31】 実施の形態4のSOI構造を示す断面図で
ある。
【図32】 実施の形態4の他のSOI構造を示す断面
図である。
【図33】 実施の形態4における素子分離工程を示す
断面図である。
【図34】 実施の形態4における素子分離工程を示す
断面図である。
【図35】 実施の形態4における素子分離工程を示す
断面図である。
【図36】 実施の形態4における素子分離工程を示す
断面図である。
【図37】 実施の形態4における素子分離工程を示す
断面図である。
【図38】 実施の形態5の第1の態様を示す断面図で
ある。
【図39】 実施の形態5の第2の態様を示す断面図で
ある。
【図40】 実施の形態5の第3の態様を示す断面図で
ある。
【図41】 実施の形態6の第1の態様を示す断面図で
ある。
【図42】 実施の形態6の第2の態様を示す断面図で
ある。
【図43】 実施の形態6における接続領域形成工程
(その1)を示す断面図である。
【図44】 実施の形態6における接続領域形成工程
(その1)を示す断面図である。
【図45】 実施の形態6における接続領域形成工程
(その1)を示す断面図である。
【図46】 実施の形態6における接続領域形成工程
(その2)を示す断面図である。
【図47】 実施の形態6における接続領域形成工程
(その2)を示す断面図である。
【図48】 実施の形態6における接続領域形成工程
(その2)を示す断面図である。
【図49】 実施の形態6における接続領域形成工程
(その3)を示す断面図である。
【図50】 実施の形態6における接続領域形成工程
(その3)を示す断面図である。
【図51】 実施の形態6における接続領域形成工程
(その3)を示す断面図である。
【図52】 実施の形態6の第3の態様を示す断面図で
ある。
【図53】 実施の形態6の第4の態様を示す断面図で
ある。
【図54】 実施の形態6の第5の態様を示す断面図で
ある。
【図55】 実施の形態2の第4の態様を示す断面図で
ある。
【図56】 実施の形態2の第5の態様を示す断面図で
ある。
【図57】 実施の形態2の第6の態様を示す断面図で
ある。
【図58】 実施の形態2における素子分離工程(その
5)を示す断面図である。
【図59】 実施の形態2における素子分離工程(その
5)を示す断面図である。
【図60】 実施の形態2における素子分離工程(その
5)を示す断面図である。
【図61】 実施の形態2における素子分離工程(その
5)を示す断面図である。
【図62】 実施の形態2における素子分離工程(その
5)を示す断面図である。
【図63】 実施の形態7による完全分離領域の設定方
法を示す説明図である。
【図64】 ラッチアップ現象説明用の説明図である。
【図65】 実施の形態8の第1の態様を示す断面図で
ある。
【図66】 入力回路の一例を示す回路図である。
【図67】 出力回路の一例を示す回路図である。
【図68】 実施の形態8の第2の態様を示す断面図で
ある。
【図69】 実施の形態8の第3の態様を示す平面図で
ある。
【図70】 実施の形態9の第1の態様を示す平面図で
ある。
【図71】 図70のA−A断面を示す断面図である。
【図72】 実施の形態9の第2の態様を示す平面図で
ある。
【図73】 図72のB−B断面を示す断面図である。
【図74】 実施の形態10の第1の態様を示す平面図
である。
【図75】 実施の形態10の第2の態様を示す平面図
である。
【図76】 実施の形態11の第1の態様を示す平面図
である。
【図77】 実施の形態11の第2の態様を示す平面図
である。
【図78】 実施の形態12の第1の態様を示す平面図
である。
【図79】 図78のC−C断面を示す断面図である。
【図80】 実施の形態12の第2の態様を示す平面図
である。
【図81】 図80のC−C断面を示す断面図である。
【図82】 実施の形態12の第3の態様を示す平面図
である。
【図83】 実施の形態13を示す断面図である。
【図84】 実施の形態14の第1の態様の特徴を示す
説明図である。
【図85】 実施の形態14の第2の態様の特徴を示す
説明図である。
【図86】 実施の形態15の第1の態様を示す断面図
である。
【図87】 実施の形態15の第2の態様を示す平面図
である。
【図88】 実施の形態16の第1の態様を示す断面図
である。
【図89】 実施の形態16の第2の態様を示す断面図
である。
【図90】 実施の形態17の第1の態様を示す断面図
である。
【図91】 実施の形態17の回路構成を示す回路図で
ある。
【図92】 実施の形態17の第2の態様を示す断面図
である。
【図93】 実施の形態18のDT−MOSを示す平面
図である。
【図94】 実施の形態19を示す断面図である。
【図95】 実施の形態20の第1の態様を示す断面図
である。
【図96】 実施の形態20のフィールドトランジスタ
の入力回路への利用例を示す回路図である。
【図97】 実施の形態20のフィールドトランジスタ
の出力回路への利用例を示す回路図である。
【図98】 実施の形態20の第2の態様を示す断面図
である。
【図99】 実施の形態20の第3の態様を示す平面図
である。
【図100】 ドレイン/ソース領域の不純物分布を示
す説明図である。
【図101】 図74のE−E断面を示す断面図であ
る。
【図102】 従来のSOI構造の半導体装置を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、2 埋め込み酸化膜、3 SOI
層、3A,3B 部分SOI層、4 層間絶縁膜、5,
5s,5t,245,255 ドレイン領域、6,6
s,6t,246,256 ソース領域、7 チャネル
形成領域、8 ゲート酸化膜、9 ゲート電極、10,
20,146,147,156,164 ボディー領
域、11 ウェル領域(p型)、12,28 ウェル領
域(n型)、31 部分酸化膜、32 完全酸化膜、3
3,210〜212,218 酸化膜、44,44A,
44B 部分トレンチ、48 完全トレンチ、61,6
2 ポリシリコン領域、75〜77 低誘電率膜、7
8,79 シリコン酸化膜、80,86〜89 接続領
域、104 nウェル領域、105,110,114,
115,120 完全分離領域、107,117,12
7,137,148 部分分離領域、149 フローテ
ィング部分分離領域、150 フローティングp+ボデ
ィー領域、182,224 ウェル領域、199 スパ
イラルインダクタ、200 高抵抗シリコン基板、22
3 高抵抗領域、Q21,Q22 アナログ回路用トラ
ンジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一法師 隆志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 岩松 俊明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 前田 茂伸 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 平野 有一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松本 拓治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮本 昭一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F032 AA01 AA07 AA34 AA44 AA77 BA03 BA06 CA17 CA20 CA21 DA01 DA12 DA22 DA33 DA43 DA44 DA77 5F048 AA00 AA03 AB03 AB06 AB07 AB10 AC04 AC10 BA09 BB03 BB15 BC11 BC16 BG01 BG07 BG14 CC01 CC15 CC19 5F110 AA15 AA21 BB04 CC02 DD05 DD13 DD24 FF02 GG02 GG12 GG24 HK05 HL03 HM02 NN02 NN13 QQ30

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板、埋め込み絶縁層及びSOI
    層3からなるSOI構造の半導体装置であって、 前記SOI層に設けられ、各々に所定の素子が形成され
    る複数の素子形成領域と、 前記SOI層に設けられ、前記複数の素子形成領域間を
    絶縁素子分離する素子分離領域と、 前記SOI層に設けられ、外部から電位固定可能なボデ
    ィー領域とを備え、 前記素子分離領域のうち少なくとも一部の領域は、上層
    部に設けられた部分絶縁領域と下層部に存在する前記S
    OI層の一部である半導体領域とから構成される部分分
    離領域を含み、前記半導体領域は、前記複数の前記素子
    形成領域のうちの少なくとも1つの素子形成領域及び前
    記ボディー領域と接して形成されることを特徴とする、
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の素子形成領域は、第1の素子
    用の複数の第1の素子形成領域と第2の素子用の複数の
    第2の素子形成領域とを含み、前記素子分離領域は前記
    SOI層を貫通した完全絶縁領域を含む完全分離領域を
    さら含み、前記部分分離領域は第1及び第2の部分分離
    領域を含み、 前記複数の第1の素子形成領域はそれぞれ前記第1の部
    分分離領域によって素子分離され、前記複数の第2の素
    子形成領域はそれぞれ前記第2の部分分離領域によって
    素子分離され、前記複数の第1の素子形成領域と前記複
    数の第2の素子形成領域とは前記完全分離領域によって
    素子分離される、請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の素子形成領域は、第1の回路
    用の複数の素子形成領域と第2の回路用の複数の素子形
    成領域とを含み、 前記第1の回路用の複数の素子形成領域は前記SOI層
    を貫通した完全分離領域によって素子分離され、前記第
    2の回路用の複数の素子形成領域は前記部分分離領域に
    よって素子分離される、請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記SOI層は第1及び第2の部分SO
    I層を含み、前記第1の部分SOI層の膜厚は前記第2
    の部分SOI層の膜厚よりも薄く形成され、 前記複数の第1の素子形成領域は前記第1の部分SOI
    層に形成され、前記複数の第2の素子形成領域は前記第
    2の部分SOI層に形成される、請求項3記載の半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の素子形成領域は、所定の回路
    用素子形成領域と該所定の回路以外の他の回路用素子形
    成領域とを含み、 前記所定の回路用素子形成領域と前記他の回路用素子形
    成領域とは前記SOI層を貫通した完全分離領域によっ
    て素子分離される、請求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の素子形成領域のうち、前記部
    分分離領域によって素子分離された素子形成領域に形成
    される素子の活性領域の前記SOI層表面から形成深さ
    は、前記部分分離領域の形成深さより浅い請求項1ない
    し請求項5のうちいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体領域はポリシリコン領域を含
    む、請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載
    の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記部分絶縁領域は誘電率が前記埋め込
    み絶縁層より低い低誘電率膜を含む、請求項1ないし請
    求項5のうちいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記部分絶縁領域は少なくとも側面に設
    けられた部分絶縁膜とそれ以外の領域に設けられ、誘電
    率が前記部分絶縁膜より低い低誘電率膜とを含む、請求
    項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の半導体
    装置。
  10. 【請求項10】 前記素子分離領域は複数の素子分離領
    域を含み、前記複数の素子分離領域の少なくとも1つの
    領域は所定の形成幅で前記半導体基板の表面に対しほぼ
    垂直に延びて形成される、請求項1ないし請求項9のう
    ちいずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板、埋め込み絶縁層及びSO
    I層からなるSOI構造の半導体装置であって、 前記SOI層に設けられ、各々に所定の素子が形成され
    る複数の素子形成領域と、 前記SOI層に設けられ、前記複数の素子形成領域間を
    絶縁素子分離する素子分離領域と、 外部から電位固定可能なボディー領域とを備え、 前記ボディー領域は、前記複数の素子形成領域のうち、
    少なくとも1つの素子形成領域の表面あるいは裏面に接
    するように形成される、半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記ボディー領域は、前記埋め込み絶
    縁層の上層部に形成され、前記少なくとも1つの素子形
    成領域の裏面に接することを特徴とする、請求項11記
    載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記ボディー領域は、前記埋め込み絶
    縁層を貫通して形成され、前記少なくとも1つの素子形
    成領域の裏面に接することを特徴とする、請求項11記
    載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記ボディー領域は、前記少なくとも
    1つの素子形成領域の上方に設けられ、前記少なくとも
    1つの素子形成領域の表面に接することを特徴とする、
    請求項11記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記素子分離領域のうち少なくとも一
    部の領域は、前記SOI層を貫通した完全絶縁領域と前
    記部分分離領域とが連続して形成される複合分離領域を
    含む、請求項1記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記部分分離領域の上面は凹凸なく均
    一に形成される、請求項15記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記複合分離領域の前記半導体領域の
    膜厚は、前記SOI層の膜厚の1/2以下に設定され
    る、請求項15記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記複合分離領域において前記完全絶
    縁領域の形成幅は前記複合分離領域全体の形成幅の1/
    2以下に設定される、請求項15記載の半導体装置。
  19. 【請求項19】 前記素子分離領域は前記SOI層を貫
    通した完全絶縁領域を有する完全分離領域を含み、 前記複数の素子形成領域は互いに隣接して形成される入
    出力NMOSトランジスタ形成領域及び入出力PMOS
    トランジスタ形成領域を含み、 前記完全分離領域は少なくとも前記入出力NMOSトラ
    ンジスタ形成領域と前記入出力PMOSトランジスタ形
    成領域との境界近傍領域に形成される、請求項1記載の
    半導体装置。
  20. 【請求項20】 前記素子形成領域は入出力NMOSト
    ランジスタ形成領域あるいは入出力PMOSトランジス
    タ形成領域と隣接して形成される内部回路形成領域をさ
    らに含み、 前記完全分離領域は、前記入出力NMOSトランジスタ
    形成領域及び前記入出力PMOSトランジスタ形成領域
    のうち前記内部回路形成領域と隣接配置された領域と前
    記内部回路形成領域との境界近傍領域にさらに形成され
    る、請求項19記載の半導体装置。
  21. 【請求項21】 前記素子分離領域は前記SOI層を貫
    通した完全絶縁領域を含む完全分離領域を含み、 前記複数の素子形成領域は互いに隣接して形成されるN
    MOSトランジスタ形成領域及びPMOSトランジスタ
    形成領域を含み、 前記完全分離領域は、前記NMOSトランジスタ形成領
    域と前記入出力PMOSトランジスタ形成領域との境界
    近傍の前記PMOSトランジスタ形成領域内である完全
    分離領域域形成箇所に形成され、 前記部分分離領域は前記NMOSトランジスタ形成領域
    の周辺領域、及び前記完全分離領域形成箇所を除く前記
    NMOSトランジスタ形成領域の周辺領域に形成され
    る、請求項1記載の半導体装置。
  22. 【請求項22】 前記素子分離領域は前記SOI層を貫
    通した完全絶縁領域を含む完全分離領域を含み、 前記複数の素子形成領域はMOSトランジスタ形成領域
    を含み、 前記部分分離領域は前記MOSトランジスタ領域のゲー
    ト電極の少なくとも一端近傍の部分分離領域形成箇所に
    形成され、 前記完全絶縁領域は、は前記部分分離領域形成箇所を除
    く前記MOSトランジスタ形成領域の周辺領域に形成さ
    れる、請求項1記載の半導体装置。
  23. 【請求項23】 前記複数の素子形成領域は第1の導電
    型のトランジスタ形成領域を含み、 前記部分分離領域は前記トランジスタ形成領域の周囲を
    囲って形成される周辺部分分離領域を含み、 前記ボディー領域は、前記周辺部分分離領域の周囲を囲
    って形成される第2の導電型の周辺ボディー領域を含
    む、請求項1記載の半導体装置。
  24. 【請求項24】 前記複数の素子形成領域はMOSトラ
    ンジスタ形成領域を含み、 前記ボディー領域は前記MOSトランジスタ形成領域の
    ソース領域に隣接して形成されるソース隣接ボディー領
    域を含み、 前記ソース領域及び前記ソース隣接ボディー領域に共通
    接続される電位設定領域をさらに備える、請求項1記載
    の半導体装置。
  25. 【請求項25】 前記部分分離領域における半導体領域
    は第1及び第2の部分半導体領域を含み、 前記第1の部分半導体領域の不純物濃度を前記第2の部
    分半導体領域の不純物濃度よりも高く設定したことを特
    徴とする、請求項1記載の半導体装置。
  26. 【請求項26】 前記第1の部分半導体領域は前記複数
    の素子形成領域のうち分離対象の素子形成領域に隣接し
    て形成される周辺領域を含み、前記第2の部分半導体領
    域は前記周辺領域を除く前記半導体領域である中心領域
    を含む、 請求項25記載の半導体装置。
  27. 【請求項27】 前記複数の素子形成領域はMOSトラ
    ンジスタ形成領域を含み、 前記部分分離領域は前記MOSトランジスタ形成領域の
    周囲を囲って形成され、 前記第1の部分半導体領域は前記MOSトランジスタ形
    成領域のゲート電極近傍領域を含み、前記第2の部分半
    導体領域は前記MOSトランジスタ形成領域のドレイン
    /ソース近傍領域を含む、請求項25記載の半導体装
    置。
  28. 【請求項28】 前記複数の素子形成領域は第1の導電
    型のMOSトランジスタ形成領域を含み、前記部分分離
    領域の前記半導体領域は第2の導電型の領域を含み、 前記部分分離領域における前記半導体領域の不純物濃度
    のピークが、前記MOSトランジスタ形成領域内で前記
    半導体領域に接して形成されるドレイン/ソース領域の
    不純物濃度のピークより、前記SOI層の表面からの深
    さが深くなるように設定される、請求項1記載の半導体
    装置。
  29. 【請求項29】 前記複数の素子形成領域はMOSトラ
    ンジスタ形成領域を含み、 前記MOSトランジスタ形成領域のチャネル形成領域の
    不純物濃度のピークが、前記部分分離領域における前記
    半導体領域の不純物濃度のピークより、SOI層の表面
    からの深さが深くなるように設定される、請求項1記載
    の半導体装置。
  30. 【請求項30】 前記複合分離領域における半導体領域
    は、前記完全絶縁領域に隣接して形成される第1の部分
    半導体領域領域とそれ以外の前記半導体領域である第2
    の部分半導体領域とを含み、 前記第1の部分半導体領域の不純物濃度を前記第2の部
    分半導体領域の不純物濃度よりも高く設定したことを特
    徴とする、請求項15記載の半導体装置。
  31. 【請求項31】 前記部分分離領域の表面における角部
    の曲率半径より底面における角部の曲率半径を大きくな
    るように設定したことを特徴とする、請求項1記載の半
    導体装置。
  32. 【請求項32】 前記複合分離領域において、前記部分
    絶縁領域の底面における角部の曲率半径より前記絶縁分
    離領域と前記部分絶縁領域との間に生じる段差部の曲率
    半径を小さくしたことを特徴とする、請求項15記載の
    半導体装置。
  33. 【請求項33】 前記素子分離領域は前記SOI層を貫
    通した完全絶縁領域を有する完全分離領域を含み、 前記SOI層の上層部のインダクタンス形成領域に形成
    されるインダクタンス成分をさらに備え、 前記完全分離領域は前記インダクタンス形成領域の下方
    に形成される、請求項1記載の半導体装置。
  34. 【請求項34】 前記複数の素子形成領域はMOSトラ
    ンジスタ形成領域を含み、前記ボディー領域は前記MO
    Sトランジスタ形成領域に形成されるMOSトランジス
    タのゲート電極に電気的に接続されるゲート接続ボディ
    ー領域を含み、 前記部分分離領域は前記MOSトランジスタ形成領域の
    周囲を囲って形成される、請求項1記載の半導体装置。
  35. 【請求項35】 前記半導体領域は第1の導電型の領域
    を含み、前記素子の活性領域は第2の導電型を含み、 前記素子の活性領域の形成深さはビルトイン状態時に前
    記素子の活性領域から伸びる空乏層が前記埋め込み絶縁
    層に到達しないレベルに設定される、請求項6記載の半
    導体装置。
  36. 【請求項36】 前記複数の素子形成領域はフィールド
    トランジスタ形成領域を含み、 前記フィールドトランジスタ形成領域内に形成されるフ
    ィールドトランジスタは、 互いに独立して形成される第1及び第2の活性領域と、 前記第1及び第2の活性領域間に形成され、上層部に設
    けられたフィールドトランジスタ用部分絶縁領域と下層
    部に存在する前記SOI層の一部であるフィールドトラ
    ンジスタ用半導体領域とから構成されるゲート部とを含
    む、請求項1記載の半導体装置。
  37. 【請求項37】 半導体基板、埋め込み絶縁層及びSO
    I層からなるSOI構造の半導体装置であって、 前記SOI層に設けられ、所定の素子が形成される素子
    形成領域と、 前記SOI層に設けられ、前記素子形成領域の周囲を囲
    って形成される周辺素子分離領域とを備え、前記周辺素
    子分離領域は、上層部に設けられた部分絶縁領域と下層
    部に存在する前記SOI層の一部である半導体領域とか
    ら構成される部分分離領域を含み、 前記半導体領域は少なくとも1つの前記素子形成領域に
    接して形成されるとともに、フローティング状態に設定
    される、半導体装置。
  38. 【請求項38】 (a)半導体基板、埋め込み絶縁層及び
    SOI層からなるSOI構造のSOI基板を準備するス
    テップと、 (b)前記SOI層を選択的に表面から貫通させることな
    く除去して、複数のトレンチを形成するステップとを備
    え、前記複数のトレンチ間の前記SOI層の領域が複数
    の素子形成領域となり、 (c)前記複数のトレンチそれぞれに絶縁膜を埋めるステ
    ップとをさらに備え、前記複数のトレンチのうち少なく
    とも1つのトレンチ内の絶縁膜と前記少なくとも1つの
    トレンチ下の前記SOI層とにより部分分離領域が構成
    され、 (d)前記複数の素子形成領域それぞれに所定の素子を形
    成するステップをさらに備える、半導体装置の製造方
    法。
  39. 【請求項39】 前記複数のトレンチは第1及び第2の
    トレンチを含み、前記少なくとも1つのトレンチは前記
    第1のトレンチを含み、 前記ステップ(b)の後、ステップ(c)の前に、 (e)前記第1及び第2のトレンチのうち、前記第2のト
    レンチの底部から前記SOI層をさらに除去して、前記
    SOI層を貫通させるステップをさらに備え、 前記ステップ(c)によって、前記第1のトレンチ内の絶
    縁膜と前記第1のトレンチ下の前記SOI層とにより前
    記部分分離領域が構成され、前記SOI層を貫通した前
    記第2のトレンチ内の絶縁膜により完全分離領域が構成
    される、請求項38記載の半導体装置の製造方法。
  40. 【請求項40】 前記第2のトレンチの形成幅は前記第
    1のトレンチの形成幅より広く、 前記ステップ(b)は、 (b-1)前記第1のトレンチの底面は塞がり、第2のトレ
    ンチの底面の中心部は露出する程度に、前記第1及び第
    2のトレンチそれぞれの側面に側壁体を形成するステッ
    プと、 (b-2)前記側壁体をマスクとして前記第2のトレンチの
    中心部下の前記SOI層を貫通させるステップと、を備
    える、請求項39記載の半導体装置の製造方法。
  41. 【請求項41】 前記ステップ(b)の後、 (f)前記複数のトレンチの下方の前記SOI層に不純物
    を導入して高濃度領域を形成するステップをさらに備え
    る、請求項39あるいは請求項40記載の半導体装置の
    製造方法。
  42. 【請求項42】 (a)半導体基板、埋め込み絶縁層及び
    シリコン層からなるSOI構造のSOI基板を準備する
    ステップと、 (b)前記シリコン層を選択的に除去し貫通させ貫通部を
    設けるステップと、 (c)前記シリコン層の前記貫通部に前記シリコン層の表
    面から突出するように第1の絶縁膜を埋め込むととも
    に、前記シリコン層上に第2の絶縁膜を選択的に形成す
    るステップと、 (d)前記第2の絶縁膜が形成されていない前記シリコン
    層の表面から上方にかけてエピタキシャル成長させてエ
    ピタキシャル成長層を形成するステップとを備え、前記
    シリコン層と前記エピタキシャル成長層とによりSOI
    層が構成され、前記第2絶縁膜とその下方の前記シリコ
    ン層とにより部分分離領域が構成され、前記第1の絶縁
    膜により完全分離領域が構成され、 (e)前記部分分離領域あるいは前記完全分離領域によっ
    て素子分離される複数の素子形成領域それぞれに所定の
    素子を形成するステップをさらに備える、半導体装置の
    製造方法。
  43. 【請求項43】 (a)半導体基板、埋め込み絶縁層及び
    SOI層からなるSOI構造のSOI基板を準備するス
    テップと、 (b)前記SOI層を選択的に除去して、各々が前記SO
    I層を貫通した第1及び第2のトレンチからなる複数の
    トレンチを形成するステップとを備え、前記複数のトレ
    ンチ間の前記SOI層の領域が複数の素子形成領域とな
    り、 (c)前記第1及び第2のトレンチのうち、前記第1のト
    レンチ内の底面及び側面上にポリシリコン層を選択的に
    堆積するステップと、 (d)前記第1及び第2のトレンチに絶縁膜を埋めるステ
    ップと、 (e)前記第1のトレンチ内の前記ポリシリコン層を、前
    記第1のトレンチの開口部から底面の方向に部分的に酸
    化させるステップとをさらに備え、前記第1のトレンチ
    内の絶縁膜と前記第1のトレンチ内に酸化されずに残存
    した前記ポリシリコン層とにより部分分離領域が構成さ
    れ、前記第2のトレンチ内の絶縁膜により完全分離領域
    が構成され、 (f)前記複数の素子形成領域それぞれに所定の素子を形
    成するステップをさらに備える、半導体装置の製造方
    法。
  44. 【請求項44】 (a)半導体基板、埋め込み絶縁層及び
    SOI層からなるSOI構造のSOI基板を準備するス
    テップと、 (b)前記SOI層を選択的に除去して複数の素子形成領
    域を形成するステップと、 (c)前記複数の素子形成領域をマスクしながら、前記埋
    め込み絶縁層に対して等方性エッチングを施し、前記複
    数の素子形成領域のうちの少なくとも1つの素子形成領
    域の端部裏面を露出させつつ、前記埋め込み絶縁層の上
    層部を除去し穴部を形成するステップと、 (d)前記穴部をポリシリコン層で埋め、前記ポリシリコ
    ン層を含み、前記少なくとも1つの素子形成領域の端部
    底面に電気的接続関係を有するボディー領域を形成する
    ステップと、 (e)前記SOI層内で前記複数の素子形成領域を絶縁分
    離するステップと、 (f)前記ボディー領域を外部から電位固定可能にすると
    ともに、前記複数の素子形成領域それぞれに所定の素子
    を形成するステップとをさらに備える、半導体装置の製
    造方法。
  45. 【請求項45】 前記ステップ(d)は、 (d-1)前記少なくとも1つの素子形成領域の端部裏面か
    らエピタキシャル成長させて、前記穴部にエピタキシャ
    ル成長層を形成するステップと、 (d-2)前記エピタキシャル成長層に接するように、前記
    穴部を前記ポリシリコン層で埋め、前記エピタキシャル
    成長層と前記ポリシリコン層とからなる前記ボディー領
    域を形成するステップと、を備える請求項44記載の半
    導体装置の製造方法。
  46. 【請求項46】 前記ステップ(d)は、 (d-1)前記SOI層の上層部に不純物濃度分布のピーク
    が存在し、かつチャネリング現象が生じるように所定の
    導電型の不純物を導入して前記所定の素子の活性領域を
    形成するステップを含む、請求項38記載の半導体装置
    の製造方法。
  47. 【請求項47】 (a)半導体基板、埋め込み絶縁層及び
    SOI層からなるSOI構造のSOI基板を準備するス
    テップと、 (b)前記SOI層を選択的に表面から貫通させて少なく
    とも1つの第1のトレンチを形成するステップと、 (c)前記SOI層を選択的に表面から貫通させることな
    く複数の第2のトレンチを形成するステップとを備え、
    前記複数の第2のトレンチ間の前記SOI層の領域が複
    数の素子形成領域となり、前記複数の第2のトレンチは
    複合トレンチと非貫通トレンチとを含み、前記複合トレ
    ンチは前記少なくとも1つの第1のトレンチを含んで前
    記少なくとも1つの第1のトレンチの形成幅より広く形
    成されることにより、前記第1のトレンチ形成部である
    貫通部と前記第1のトレンチ形成部以外の非貫通部とか
    らなり、前記非貫通トレンチは前記少なくとも1つの第
    1のトレンチを含まずに非貫通部のみで形成され、 (d)前記複合トレンチ及び非貫通トレンチそれぞれに絶
    縁膜を埋めるステップとをさらに備え、前記複合トレン
    チの前記非貫通部の絶縁膜及び前記非貫通部下の前記S
    OI層よりなる部分分離部と前記貫通部の絶縁膜よりな
    る完全分離部とから複合分離領域が構成され、前記非貫
    通トレンチ内の絶縁膜とその下方の前記SOI層とによ
    り部分分離領域が構成され、 (e)前記複数の素子形成領域それぞれに所定の素子を形
    成するステップをさらに備える、半導体装置の製造方
    法。
  48. 【請求項48】 半導体基板、埋め込み絶縁層及びSO
    I層からなり、前記SOI層にCMOSデバイスが形成
    される半導体装置の設計方法であって、 (a)ウェル領域内形成される第1の導電型の第1のMO
    Sトランジスタと前記ウェル領域外に形成される第2の
    導電型の第2のMOSトランジスタとからなるCMOS
    デバイスの過去データを得るステップと、 (b)前記過去データに基づき第1及び第2のMOSトラ
    ンジスタの形成領域を設定するステップと、 (c)前記過去データにおける前記ウェル領域の外周近傍
    領域に、前記SOI層を貫通する完全絶縁領域からなる
    完全分離領域を設定するステップと、を備える半導体装
    置の設計方法。
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