JP2000244114A - ビルドアップ多層配線板の製造方法 - Google Patents
ビルドアップ多層配線板の製造方法Info
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- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 微細回路間への絶縁樹脂の充填性が高く、し
かも絶縁樹脂層を均一に且つ表面平滑性高く形成するこ
とができて微細回路の形成が容易になるビルドアップ多
層配線板の製造方法を提供する。 【解決手段】 表面に回路1が形成された回路基板2の
表面に液状絶縁樹脂を塗工すると共に加熱して130℃
における最低溶融粘度が100ps〜30000psの
半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成する。次いでこの絶縁
樹脂層3上にシート材4を重ねて加熱加圧成形する。液
状絶縁樹脂を塗工する際に回路1間に絶縁樹脂を容易に
充填させることができる共に半硬化状態の絶縁樹脂層3
を加熱加圧成形する際の樹脂の流動で回路1間に絶縁樹
脂を容易に充填させることができる。しかもシート材4
を介した加熱加圧成形によって、絶縁樹脂層3を均一に
且つ表面平滑性高く形成することができる。
かも絶縁樹脂層を均一に且つ表面平滑性高く形成するこ
とができて微細回路の形成が容易になるビルドアップ多
層配線板の製造方法を提供する。 【解決手段】 表面に回路1が形成された回路基板2の
表面に液状絶縁樹脂を塗工すると共に加熱して130℃
における最低溶融粘度が100ps〜30000psの
半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成する。次いでこの絶縁
樹脂層3上にシート材4を重ねて加熱加圧成形する。液
状絶縁樹脂を塗工する際に回路1間に絶縁樹脂を容易に
充填させることができる共に半硬化状態の絶縁樹脂層3
を加熱加圧成形する際の樹脂の流動で回路1間に絶縁樹
脂を容易に充填させることができる。しかもシート材4
を介した加熱加圧成形によって、絶縁樹脂層3を均一に
且つ表面平滑性高く形成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルドアップ工法
による多層配線板の製造方法に関するものである。
による多層配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器、電気機器は、携帯電話や携帯
端末(PDA)などに代表されるように、小型化や軽量
化が進んでいる。そしてこれらに用いられる多層配線板
としては、ビルドアップ多層配線板によって高密度化、
小型化、薄型化が進められてきた。
端末(PDA)などに代表されるように、小型化や軽量
化が進んでいる。そしてこれらに用いられる多層配線板
としては、ビルドアップ多層配線板によって高密度化、
小型化、薄型化が進められてきた。
【0003】ビルドアップ多層配線板を製造する方法と
しては、各種の方法が開発されている。例えば、銅箔な
どの金属箔の片面に半硬化状態の熱硬化性樹脂を設けて
形成した樹脂付き金属箔を用い、表面に回路が形成され
た回路基板の表面にこの樹脂付き金属箔を樹脂の側で重
ね、これを加熱加圧成形することによって積層した後
に、金属箔をエッチング加工して回路を形成し、必要に
応じてこれを繰り返してさらに多重回路を形成する方法
がある。また、特開平9−260841号公報等にみら
れるような、表面に回路が形成された回路基板の表面に
熱硬化性の液状絶縁樹脂を塗工し、これを加熱・硬化さ
せて絶縁樹脂層を形成した後に、この硬化した絶縁樹脂
層の上に無電解メッキ及び電解メッキによって回路を形
成し、必要に応じてこれを繰り返してさらに多重回路を
形成する方法がある。
しては、各種の方法が開発されている。例えば、銅箔な
どの金属箔の片面に半硬化状態の熱硬化性樹脂を設けて
形成した樹脂付き金属箔を用い、表面に回路が形成され
た回路基板の表面にこの樹脂付き金属箔を樹脂の側で重
ね、これを加熱加圧成形することによって積層した後
に、金属箔をエッチング加工して回路を形成し、必要に
応じてこれを繰り返してさらに多重回路を形成する方法
がある。また、特開平9−260841号公報等にみら
れるような、表面に回路が形成された回路基板の表面に
熱硬化性の液状絶縁樹脂を塗工し、これを加熱・硬化さ
せて絶縁樹脂層を形成した後に、この硬化した絶縁樹脂
層の上に無電解メッキ及び電解メッキによって回路を形
成し、必要に応じてこれを繰り返してさらに多重回路を
形成する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の樹脂付
き金属箔を用いる方法では、金属箔に設けられた樹脂は
半硬化状態であるので、加熱加圧成形の際の流動性が低
く、微細回路間への充填性が悪いという問題があり、ま
た金属箔に設けられた樹脂は厚みが一定であるために、
この樹脂で回路基板の表面に形成される絶縁樹脂層は回
路基板の表面の回路によって膜厚を一定に調整すること
が困難であり、この結果、絶縁樹脂層の表面に凹凸が生
じて金属箔による微細回路の形成が困難になるという問
題がある。また、後者の回路基板の表面に液状絶縁樹脂
を塗工して硬化させる方法では、回路基板の表面の回路
によって塗工される厚みに凹凸が生じ、形成される絶縁
樹脂層の表面に凹凸が形成されて、絶縁樹脂層の表面に
メッキによる微細回路を形成することが困難になるとい
う問題がある。
き金属箔を用いる方法では、金属箔に設けられた樹脂は
半硬化状態であるので、加熱加圧成形の際の流動性が低
く、微細回路間への充填性が悪いという問題があり、ま
た金属箔に設けられた樹脂は厚みが一定であるために、
この樹脂で回路基板の表面に形成される絶縁樹脂層は回
路基板の表面の回路によって膜厚を一定に調整すること
が困難であり、この結果、絶縁樹脂層の表面に凹凸が生
じて金属箔による微細回路の形成が困難になるという問
題がある。また、後者の回路基板の表面に液状絶縁樹脂
を塗工して硬化させる方法では、回路基板の表面の回路
によって塗工される厚みに凹凸が生じ、形成される絶縁
樹脂層の表面に凹凸が形成されて、絶縁樹脂層の表面に
メッキによる微細回路を形成することが困難になるとい
う問題がある。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、微細回路間への絶縁樹脂の充填性が高く、しかも
絶縁樹脂層を均一に且つ表面平滑性高く形成することが
できて微細回路の形成が容易になるビルドアップ多層配
線板の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
あり、微細回路間への絶縁樹脂の充填性が高く、しかも
絶縁樹脂層を均一に且つ表面平滑性高く形成することが
できて微細回路の形成が容易になるビルドアップ多層配
線板の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビルドアッ
プ多層配線板の製造方法は、表面に回路1が形成された
回路基板2の表面に液状絶縁樹脂を塗工すると共に加熱
して130℃における最低溶融粘度が100ps〜30
000psの半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成し、次い
でこの絶縁樹脂層3上にシート材4を重ねて加熱加圧成
形することを特徴とするものである。
プ多層配線板の製造方法は、表面に回路1が形成された
回路基板2の表面に液状絶縁樹脂を塗工すると共に加熱
して130℃における最低溶融粘度が100ps〜30
000psの半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成し、次い
でこの絶縁樹脂層3上にシート材4を重ねて加熱加圧成
形することを特徴とするものである。
【0007】また請求項2の発明は、液状絶縁樹脂とし
て粘度が10cps〜1000psのものを用いること
を特徴とするものである。
て粘度が10cps〜1000psのものを用いること
を特徴とするものである。
【0008】また請求項3の発明は、絶縁樹脂層3の半
硬化状態が、170℃における硬化時間が1分00秒〜
10分00秒であることを特徴とするものである。
硬化状態が、170℃における硬化時間が1分00秒〜
10分00秒であることを特徴とするものである。
【0009】また請求項4の発明は、液状絶縁樹脂の塗
工方法が、カーテンコーター、ダイコーター、ディッ
プ、ロールコーター、スクリーン印刷による方法から選
ばれることを特徴とするものである。
工方法が、カーテンコーター、ダイコーター、ディッ
プ、ロールコーター、スクリーン印刷による方法から選
ばれることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【0011】回路基板2としては、ガラス布基材エポキ
シ樹脂積層板など、電気絶縁性の樹脂積層板を基板5と
するものを用いることができるものであり、回路基板2
の表面には積層した銅箔などの金属箔のエッチング加工
や、無電解銅メッキ・電解銅メッキなど金属メッキによ
って、図1(a)に示すように回路1が形成してある。
シ樹脂積層板など、電気絶縁性の樹脂積層板を基板5と
するものを用いることができるものであり、回路基板2
の表面には積層した銅箔などの金属箔のエッチング加工
や、無電解銅メッキ・電解銅メッキなど金属メッキによ
って、図1(a)に示すように回路1が形成してある。
【0012】そしてまず、この回路基板2の回路1を形
成した表面に液状の絶縁樹脂3aを図1(b)のように
塗工する。この液状絶縁樹脂3aとしては、特に限定さ
れるものではないが、エポキシ樹脂など熱硬化性樹脂の
ワニスを用いることができる。液状絶縁樹脂3aの塗工
方法としては、塗工膜厚の均一性が良好な方法が好まし
く、フローコーターを用いた方法、ダイコーターを用い
た方法、ディップ法、ロールコーターを用いた方法、ス
クリーン印刷法を採用することができる。これらの方法
で液状絶縁樹脂3aを塗工することによって、液状絶縁
樹脂3aの均一な塗布が容易になると共に、液状絶縁樹
脂3aによって形成される絶縁樹脂層3の膜厚の細かな
調整が容易になるものである。
成した表面に液状の絶縁樹脂3aを図1(b)のように
塗工する。この液状絶縁樹脂3aとしては、特に限定さ
れるものではないが、エポキシ樹脂など熱硬化性樹脂の
ワニスを用いることができる。液状絶縁樹脂3aの塗工
方法としては、塗工膜厚の均一性が良好な方法が好まし
く、フローコーターを用いた方法、ダイコーターを用い
た方法、ディップ法、ロールコーターを用いた方法、ス
クリーン印刷法を採用することができる。これらの方法
で液状絶縁樹脂3aを塗工することによって、液状絶縁
樹脂3aの均一な塗布が容易になると共に、液状絶縁樹
脂3aによって形成される絶縁樹脂層3の膜厚の細かな
調整が容易になるものである。
【0013】液状絶縁樹脂3aはその流動性によって回
路1の微細な隙間にも容易に流れ込むので、微細回路間
への充填性が高いものである。ここで、液状絶縁樹脂3
aは塗工時の粘度が10cps〜1000psのものを
用いるのが好ましい。液状絶縁樹脂3aの粘度が10c
ps未満であると、微細回路1間への充填性は高いが、
流れが大きくなり過ぎて形成される絶縁樹脂層3の膜厚
の調整が困難になる。逆に液状絶縁樹脂3aの粘度が1
000psを超えると、流動性が悪くなって微細回路1
間への充填性が低下し、液状絶縁樹脂3aによって形成
される絶縁樹脂層3と回路1との間に空間が生じてボイ
ドが発生し易くなる。尚、液状絶縁樹脂3aをスクリー
ン印刷で塗工する場合には、液状絶縁樹脂3aの粘度は
50ps〜1000psの範囲であることが好ましい。
路1の微細な隙間にも容易に流れ込むので、微細回路間
への充填性が高いものである。ここで、液状絶縁樹脂3
aは塗工時の粘度が10cps〜1000psのものを
用いるのが好ましい。液状絶縁樹脂3aの粘度が10c
ps未満であると、微細回路1間への充填性は高いが、
流れが大きくなり過ぎて形成される絶縁樹脂層3の膜厚
の調整が困難になる。逆に液状絶縁樹脂3aの粘度が1
000psを超えると、流動性が悪くなって微細回路1
間への充填性が低下し、液状絶縁樹脂3aによって形成
される絶縁樹脂層3と回路1との間に空間が生じてボイ
ドが発生し易くなる。尚、液状絶縁樹脂3aをスクリー
ン印刷で塗工する場合には、液状絶縁樹脂3aの粘度は
50ps〜1000psの範囲であることが好ましい。
【0014】上記のように回路基板2の表面に液状絶縁
樹脂3aを塗布した後、加熱してこの液状絶縁樹脂3a
を半硬化させ、回路基板2の表面に絶縁樹脂層3を形成
する。この半硬化の状態は、加熱温度や加熱時間を調整
することによって、130℃における最低溶融粘度が1
00ps〜30000psになるように設定されるもの
である。ここで、130℃における最低溶融粘度とは、
樹脂を130℃で加熱することによって溶融粘度は時間
と共に変化するが、その溶融粘度のうち最も低い数値の
溶融粘度をいう。そして絶縁樹脂層3の半硬化状態が、
130℃における最低溶融粘度が30000psを超え
るものであると、後述の加熱加圧成形の際の樹脂の流動
性が悪くなって、微細回路1間への充填性が低下し、液
状絶縁樹脂3aによって形成される絶縁樹脂層3と回路
1との間に空間が生じてボイドが発生し易くなり、また
加熱加圧成形後の硬化した絶縁樹脂層3の表面の平坦度
が低くなる。さらに130℃における最低溶融粘度が3
0000psを超えるときには、絶縁樹脂層3の半硬化
が進みすぎており、後述のようにシート材4として銅箔
などの金属箔を用いて金属箔4aを絶縁樹脂層3で積層
する際に、金属箔4aと絶縁樹脂層3との密着性が低下
するおそれがある。また絶縁樹脂層3の半硬化状態が、
130℃における最低溶融粘度が100ps未満である
と、半硬化の進行が不十分であり、後述の加熱加圧成形
の際に樹脂流れが大きくなり過ぎ、絶縁樹脂層3の膜厚
の調整が困難になる。
樹脂3aを塗布した後、加熱してこの液状絶縁樹脂3a
を半硬化させ、回路基板2の表面に絶縁樹脂層3を形成
する。この半硬化の状態は、加熱温度や加熱時間を調整
することによって、130℃における最低溶融粘度が1
00ps〜30000psになるように設定されるもの
である。ここで、130℃における最低溶融粘度とは、
樹脂を130℃で加熱することによって溶融粘度は時間
と共に変化するが、その溶融粘度のうち最も低い数値の
溶融粘度をいう。そして絶縁樹脂層3の半硬化状態が、
130℃における最低溶融粘度が30000psを超え
るものであると、後述の加熱加圧成形の際の樹脂の流動
性が悪くなって、微細回路1間への充填性が低下し、液
状絶縁樹脂3aによって形成される絶縁樹脂層3と回路
1との間に空間が生じてボイドが発生し易くなり、また
加熱加圧成形後の硬化した絶縁樹脂層3の表面の平坦度
が低くなる。さらに130℃における最低溶融粘度が3
0000psを超えるときには、絶縁樹脂層3の半硬化
が進みすぎており、後述のようにシート材4として銅箔
などの金属箔を用いて金属箔4aを絶縁樹脂層3で積層
する際に、金属箔4aと絶縁樹脂層3との密着性が低下
するおそれがある。また絶縁樹脂層3の半硬化状態が、
130℃における最低溶融粘度が100ps未満である
と、半硬化の進行が不十分であり、後述の加熱加圧成形
の際に樹脂流れが大きくなり過ぎ、絶縁樹脂層3の膜厚
の調整が困難になる。
【0015】また絶縁樹脂層3の半硬化の状態は、17
0℃における硬化時間が1分00秒〜10分00秒であ
ることが好ましい。ここで170℃における硬化時間
は、JIS C 6521に基づいて測定されるもので
ある。そして絶縁樹脂層3の半硬化状態が、170℃に
おける硬化時間が1分00秒未満であると、絶縁樹脂層
3の半硬化が進みすぎており、加熱加圧成形の際の樹脂
の流動性が悪くなって、微細回路1間への充填性が低下
し、液状絶縁樹脂3aによって形成される絶縁樹脂層3
と回路1との間に空間が生じてボイドが発生し易くな
り、また加熱加圧成形後の硬化した絶縁樹脂層3の表面
の平坦度が低くなる。さらに後述のようにシート材4と
して銅箔などの金属箔を用いて金属箔4aを絶縁樹脂層
3で積層する際に、金属箔4aと絶縁樹脂層3との密着
性が低下するおそれがある。また絶縁樹脂層3の半硬化
状態が、170℃における硬化時間が10分00秒を超
えるものであると、半硬化の進行が不十分であり、後述
の加熱加圧成形の際に樹脂流れが大きくなり過ぎ、絶縁
樹脂層3の膜厚の調整が困難になる。
0℃における硬化時間が1分00秒〜10分00秒であ
ることが好ましい。ここで170℃における硬化時間
は、JIS C 6521に基づいて測定されるもので
ある。そして絶縁樹脂層3の半硬化状態が、170℃に
おける硬化時間が1分00秒未満であると、絶縁樹脂層
3の半硬化が進みすぎており、加熱加圧成形の際の樹脂
の流動性が悪くなって、微細回路1間への充填性が低下
し、液状絶縁樹脂3aによって形成される絶縁樹脂層3
と回路1との間に空間が生じてボイドが発生し易くな
り、また加熱加圧成形後の硬化した絶縁樹脂層3の表面
の平坦度が低くなる。さらに後述のようにシート材4と
して銅箔などの金属箔を用いて金属箔4aを絶縁樹脂層
3で積層する際に、金属箔4aと絶縁樹脂層3との密着
性が低下するおそれがある。また絶縁樹脂層3の半硬化
状態が、170℃における硬化時間が10分00秒を超
えるものであると、半硬化の進行が不十分であり、後述
の加熱加圧成形の際に樹脂流れが大きくなり過ぎ、絶縁
樹脂層3の膜厚の調整が困難になる。
【0016】上記のように絶縁樹脂液3aを塗工すると
共に加熱して、回路基板2の表面に半硬化状態の絶縁樹
脂層3を形成した後、図1(c)のように絶縁樹脂層3
の表面にシート材4を重ね、平板プレスなどを用いて加
熱加圧成形を行なう(加圧状態を矢印で示す)。加熱加
圧成形の条件は特に限定されるものではないが、圧力2
0〜50kgf/cm2、温度150〜200℃、時間
1.5〜3時間の範囲に設定するのが好ましい。このよ
うに加熱加圧成形することによって、半硬化状態の絶縁
樹脂層3が溶融・硬化して、この硬化した絶縁樹脂層3
で図1(d)のように回路基板2の表面にシート材4を
積層することができるものである。ここで、回路基板2
に液状絶縁樹脂3aを塗工すると共に加熱して半硬化状
態の絶縁樹脂層3を形成した段階では、回路1の存在す
る箇所で盛り上がって、絶縁樹脂層3の膜厚(基板5の
表面からの厚み)は図1(b)(c)のように均一では
ないが、このように加熱加圧成形することによって、図
1(d)に示すように、膜厚は均一になって表面が平滑
な硬化した絶縁樹脂層3を得ることができるものであ
る。
共に加熱して、回路基板2の表面に半硬化状態の絶縁樹
脂層3を形成した後、図1(c)のように絶縁樹脂層3
の表面にシート材4を重ね、平板プレスなどを用いて加
熱加圧成形を行なう(加圧状態を矢印で示す)。加熱加
圧成形の条件は特に限定されるものではないが、圧力2
0〜50kgf/cm2、温度150〜200℃、時間
1.5〜3時間の範囲に設定するのが好ましい。このよ
うに加熱加圧成形することによって、半硬化状態の絶縁
樹脂層3が溶融・硬化して、この硬化した絶縁樹脂層3
で図1(d)のように回路基板2の表面にシート材4を
積層することができるものである。ここで、回路基板2
に液状絶縁樹脂3aを塗工すると共に加熱して半硬化状
態の絶縁樹脂層3を形成した段階では、回路1の存在す
る箇所で盛り上がって、絶縁樹脂層3の膜厚(基板5の
表面からの厚み)は図1(b)(c)のように均一では
ないが、このように加熱加圧成形することによって、図
1(d)に示すように、膜厚は均一になって表面が平滑
な硬化した絶縁樹脂層3を得ることができるものであ
る。
【0017】ここで、シート材4として銅箔などの金属
箔4aを用いる場合には、金属箔4aを硬化した絶縁樹
脂層3を介して回路基板2の表面に積層することができ
るものであり、この金属箔4aをエッチング等してパタ
ーンニング加工することによって、絶縁樹脂層3の表面
に回路を形成することができ、多層に回路を設けたビル
ドアップ多層配線板を得ることができるものである。ま
た上記の操作を繰り返すことによって、更に多重回路構
成にしたビルドアップ多層配線板を得ることができるも
のである。
箔4aを用いる場合には、金属箔4aを硬化した絶縁樹
脂層3を介して回路基板2の表面に積層することができ
るものであり、この金属箔4aをエッチング等してパタ
ーンニング加工することによって、絶縁樹脂層3の表面
に回路を形成することができ、多層に回路を設けたビル
ドアップ多層配線板を得ることができるものである。ま
た上記の操作を繰り返すことによって、更に多重回路構
成にしたビルドアップ多層配線板を得ることができるも
のである。
【0018】また、シート材4として離型シートを用い
る場合には、加熱加圧成形の後に離型シートを硬化した
絶縁樹脂層3の表面から剥離し、この硬化した絶縁樹脂
層3の表面に無電解銅メッキや電解銅メッキなどを施す
ことによって、絶縁樹脂層3の表面に回路を形成するこ
とができ、多層に回路を設けたビルドアップ多層配線板
を得ることができるものである。また上記の操作を繰り
返すことによって、更に多重回路構成にしたビルドアッ
プ多層配線板を得ることができるものである。
る場合には、加熱加圧成形の後に離型シートを硬化した
絶縁樹脂層3の表面から剥離し、この硬化した絶縁樹脂
層3の表面に無電解銅メッキや電解銅メッキなどを施す
ことによって、絶縁樹脂層3の表面に回路を形成するこ
とができ、多層に回路を設けたビルドアップ多層配線板
を得ることができるものである。また上記の操作を繰り
返すことによって、更に多重回路構成にしたビルドアッ
プ多層配線板を得ることができるものである。
【0019】そして上記のように絶縁樹脂層3の表面に
回路を形成するにあたって、絶縁樹脂層3は膜厚が均一
であると共に表面が平滑であるので、微細なファインパ
ターンで回路を形成することが容易になるものである。
回路を形成するにあたって、絶縁樹脂層3は膜厚が均一
であると共に表面が平滑であるので、微細なファインパ
ターンで回路を形成することが容易になるものである。
【0020】
【実施例】以下本発明を実施例によって具体的に説明す
る。
る。
【0021】(実施例1)厚み12μmの銅箔を両面に
張ったエポキシ樹脂ガラス基材積層板(松下電工株式会
社製「R1766T」)を用い、両面の銅箔を全面エッ
チングした後に、セミアディティブ法で厚み35μmの
銅めっきによる回路1を両面に設けて回路基板2を作製
した。回路1の形状は導体幅500μm、導体間隔50
0μmのくし型に形成した。そしてまず、この回路基板
2を有機酸系エッチング液(メック株式会社製「CZ−
5452」)で処理し、回路1の表面を2μmエッチン
グするソフトエッチングを施して回路1の表面を粗面化
処理した。
張ったエポキシ樹脂ガラス基材積層板(松下電工株式会
社製「R1766T」)を用い、両面の銅箔を全面エッ
チングした後に、セミアディティブ法で厚み35μmの
銅めっきによる回路1を両面に設けて回路基板2を作製
した。回路1の形状は導体幅500μm、導体間隔50
0μmのくし型に形成した。そしてまず、この回路基板
2を有機酸系エッチング液(メック株式会社製「CZ−
5452」)で処理し、回路1の表面を2μmエッチン
グするソフトエッチングを施して回路1の表面を粗面化
処理した。
【0022】次に、回路基板1の片側の表面に液状絶縁
樹脂3aをダイコーターから80μmの厚みで押し出し
て塗工した(図1(b)参照)。ここで、液状絶縁樹脂
3aとしては、多官能エポキシ樹脂(三井化学株式会社
製「VG3101M80」)50重量部、臭素化エポキ
シ樹脂(三井化学株式会社製「VF2803M80」)
150重量部、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(東都化成株式会社製「YDB400」)40重量部、
硬化剤(イハラケミカル工業株式会社製「キュアハード
MED」)40重量部、硬化促進剤(四国化成株式会社
製「2E4MZ−CN」)0.5重量部、フッ素系界面
活性剤(住友スリーエム株式会社製「FC430」)
0.5重量部及び、溶剤としてN,N−ジメチルホルム
アミド70重量部、1,2−メトキシプロパノール20
重量部の配合のエポキシ樹脂ワニスを用いた。この液状
絶縁樹脂3aの粘度は150cpsであった。このよう
に回路基板1の片側の表面に液状絶縁樹脂3aをダイコ
ーターで塗工して110℃で20分間乾燥した後、さら
に回路基板1の他方の片側の表面にも液状絶縁樹脂3a
を同様に塗工・乾燥した。そして回路基板1を140℃
で21分間加熱することによって、回路基板1の表面に
半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成した。この絶縁樹脂層
3の半硬化状態は、130℃における最低溶融粘度が1
000psであり、また170℃での硬化時間が4分0
0秒であった。
樹脂3aをダイコーターから80μmの厚みで押し出し
て塗工した(図1(b)参照)。ここで、液状絶縁樹脂
3aとしては、多官能エポキシ樹脂(三井化学株式会社
製「VG3101M80」)50重量部、臭素化エポキ
シ樹脂(三井化学株式会社製「VF2803M80」)
150重量部、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(東都化成株式会社製「YDB400」)40重量部、
硬化剤(イハラケミカル工業株式会社製「キュアハード
MED」)40重量部、硬化促進剤(四国化成株式会社
製「2E4MZ−CN」)0.5重量部、フッ素系界面
活性剤(住友スリーエム株式会社製「FC430」)
0.5重量部及び、溶剤としてN,N−ジメチルホルム
アミド70重量部、1,2−メトキシプロパノール20
重量部の配合のエポキシ樹脂ワニスを用いた。この液状
絶縁樹脂3aの粘度は150cpsであった。このよう
に回路基板1の片側の表面に液状絶縁樹脂3aをダイコ
ーターで塗工して110℃で20分間乾燥した後、さら
に回路基板1の他方の片側の表面にも液状絶縁樹脂3a
を同様に塗工・乾燥した。そして回路基板1を140℃
で21分間加熱することによって、回路基板1の表面に
半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成した。この絶縁樹脂層
3の半硬化状態は、130℃における最低溶融粘度が1
000psであり、また170℃での硬化時間が4分0
0秒であった。
【0023】次に、この半硬化状態の絶縁樹脂層3の表
面に厚み12μmの銅箔3a(古河サーキットフォイル
株式会社製「GT−S」)を重ね、170℃、30kg
/cm2、90分の条件で真空プレス機によって加熱加
圧成形し、絶縁樹脂層3を硬化させると共に銅箔3aを
積層した(図1(d)参照)。成形終了後、更に絶縁樹
脂層3を完全に硬化させるために、200℃の乾燥機で
120分間加熱した。
面に厚み12μmの銅箔3a(古河サーキットフォイル
株式会社製「GT−S」)を重ね、170℃、30kg
/cm2、90分の条件で真空プレス機によって加熱加
圧成形し、絶縁樹脂層3を硬化させると共に銅箔3aを
積層した(図1(d)参照)。成形終了後、更に絶縁樹
脂層3を完全に硬化させるために、200℃の乾燥機で
120分間加熱した。
【0024】(実施例2)液状絶縁樹脂3aの塗工後の
加熱温度と加熱時間を調整することによって、130℃
における最低溶融粘度が100psの半硬化状態になる
ようにして、半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成した。こ
の絶縁樹脂層3は170℃での硬化時間が7分30秒で
あった。その他は、実施例1と同様にした。
加熱温度と加熱時間を調整することによって、130℃
における最低溶融粘度が100psの半硬化状態になる
ようにして、半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成した。こ
の絶縁樹脂層3は170℃での硬化時間が7分30秒で
あった。その他は、実施例1と同様にした。
【0025】(実施例3)液状絶縁樹脂3aの塗工後の
加熱温度と加熱時間を調整することによって、130℃
における最低溶融粘度が10000psの半硬化状態に
なるようにして、半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成し
た。この絶縁樹脂層3は170℃での硬化時間が2分0
0秒であった。その他は、実施例1と同様にした。
加熱温度と加熱時間を調整することによって、130℃
における最低溶融粘度が10000psの半硬化状態に
なるようにして、半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成し
た。この絶縁樹脂層3は170℃での硬化時間が2分0
0秒であった。その他は、実施例1と同様にした。
【0026】(実施例4)液状絶縁樹脂3aの塗工後の
加熱温度と加熱時間を調整することによって、130℃
における最低溶融粘度が30000psの半硬化状態に
なるようにして、半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成し
た。この絶縁樹脂層3は170℃での硬化時間が1分1
5秒であった。その他は、実施例1と同様にした。
加熱温度と加熱時間を調整することによって、130℃
における最低溶融粘度が30000psの半硬化状態に
なるようにして、半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成し
た。この絶縁樹脂層3は170℃での硬化時間が1分1
5秒であった。その他は、実施例1と同様にした。
【0027】(実施例5)銅箔3aの代わりに厚み25
μmの離型シート(東洋メタライジング株式会社製「セ
ラピールQ−1」)を用いるようにした他は、実施例1
と同様にした。
μmの離型シート(東洋メタライジング株式会社製「セ
ラピールQ−1」)を用いるようにした他は、実施例1
と同様にした。
【0028】(比較例1)実施例1と同じ回路基板2を
用い、この回路基板2に実施例1と同じ液状絶縁樹脂3
aを実施例1と同様にしてダイコーターで塗工した。そ
してこれを150℃で50分間加熱して半硬化状態に
し、さらに170℃で120分間加熱することによっ
て、完全に硬化させた絶縁樹脂層を形成した。
用い、この回路基板2に実施例1と同じ液状絶縁樹脂3
aを実施例1と同様にしてダイコーターで塗工した。そ
してこれを150℃で50分間加熱して半硬化状態に
し、さらに170℃で120分間加熱することによっ
て、完全に硬化させた絶縁樹脂層を形成した。
【0029】(比較例2)実施例1と同じ回路基板2を
用い、また厚み12μmの銅箔の片面に厚み80μmの
エポキシ樹脂の半硬化樹脂層を設けて形成した樹脂付き
銅箔(松下電工株式会社製「R−0880」)を用い
た。そして回路基板2の表面に樹脂付き銅箔を樹脂の側
で重ね、これを170℃、30kg/cm2、90分の
条件で加熱加圧成形し、回路基板2に銅箔を積層した。
用い、また厚み12μmの銅箔の片面に厚み80μmの
エポキシ樹脂の半硬化樹脂層を設けて形成した樹脂付き
銅箔(松下電工株式会社製「R−0880」)を用い
た。そして回路基板2の表面に樹脂付き銅箔を樹脂の側
で重ね、これを170℃、30kg/cm2、90分の
条件で加熱加圧成形し、回路基板2に銅箔を積層した。
【0030】(比較例3)液状絶縁樹脂3aの塗工後の
加熱温度と加熱時間を調整することによって、130℃
における最低溶融粘度が50psの半硬化状態になるよ
うにして、半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成した。この
絶縁樹脂層3は170℃での硬化時間が11分00秒で
あった。その他は、実施例1と同様にした。
加熱温度と加熱時間を調整することによって、130℃
における最低溶融粘度が50psの半硬化状態になるよ
うにして、半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成した。この
絶縁樹脂層3は170℃での硬化時間が11分00秒で
あった。その他は、実施例1と同様にした。
【0031】(比較例4)液状絶縁樹脂3aの塗工後の
加熱温度と加熱時間を調整することによって、130℃
における最低溶融粘度が50000psの半硬化状態に
なるようにして、半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成し
た。この絶縁樹脂層3は170℃での硬化時間が0分4
5秒であった。その他は、実施例1と同様にした。
加熱温度と加熱時間を調整することによって、130℃
における最低溶融粘度が50000psの半硬化状態に
なるようにして、半硬化状態の絶縁樹脂層3を形成し
た。この絶縁樹脂層3は170℃での硬化時間が0分4
5秒であった。その他は、実施例1と同様にした。
【0032】上記のように実施例1〜5及び比較例1〜
4で得たビルドアップ多層配線板について、「充填
性」、「平坦度」、「最低樹脂厚」を測定した。これら
の測定は、実施例1〜4及び比較例2〜4のものについ
ては、表面の銅箔をエッチングして除去することによっ
て絶縁樹脂層を露出させ、実施例5のものについては、
離型シートを剥離して絶縁樹脂層を露出させて行ない、
絶縁樹脂層が露出している比較例1のものについてはそ
のまま行なった。そして「充填性」は、回路間への樹脂
の充填性を評価するものであり、回路部分での絶縁樹脂
層の断面をSEM顕微鏡で目視観察し、ボイドがないも
のを「○」、ボイドがあるものを「×」と判定した。
「平坦度」は絶縁樹脂層の表面の平滑性を評価するもの
であり、表面に半径15μm以上の凹凸がないものを
「○」、半径15μm以上の凹凸があるものを「×」と
判定した。「最低樹脂厚」は、加熱加圧成形の際の樹脂
の流れ性を評価するものであり、回路上で絶縁樹脂層が
電気絶縁性を保つのに必要な40μm以上の厚みで存在
するものを「○」、40μm未満のものを「×」と判定
した。これらの結果を表1に示す。
4で得たビルドアップ多層配線板について、「充填
性」、「平坦度」、「最低樹脂厚」を測定した。これら
の測定は、実施例1〜4及び比較例2〜4のものについ
ては、表面の銅箔をエッチングして除去することによっ
て絶縁樹脂層を露出させ、実施例5のものについては、
離型シートを剥離して絶縁樹脂層を露出させて行ない、
絶縁樹脂層が露出している比較例1のものについてはそ
のまま行なった。そして「充填性」は、回路間への樹脂
の充填性を評価するものであり、回路部分での絶縁樹脂
層の断面をSEM顕微鏡で目視観察し、ボイドがないも
のを「○」、ボイドがあるものを「×」と判定した。
「平坦度」は絶縁樹脂層の表面の平滑性を評価するもの
であり、表面に半径15μm以上の凹凸がないものを
「○」、半径15μm以上の凹凸があるものを「×」と
判定した。「最低樹脂厚」は、加熱加圧成形の際の樹脂
の流れ性を評価するものであり、回路上で絶縁樹脂層が
電気絶縁性を保つのに必要な40μm以上の厚みで存在
するものを「○」、40μm未満のものを「×」と判定
した。これらの結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1にみられるように、半硬化の絶縁樹脂
層をその130℃での最低溶融粘度が1000〜300
00psになるように設定した各実施例のものは、「充
填性」、「平坦度」、「最低樹脂厚」のいずれもが良好
であったが、最低溶融粘度が低い比較例3では「最低樹
脂厚」に問題が生じ、最低溶融粘度が高い比較例4では
「充填性」や「平坦度」に問題が生じるものであった。
また液状絶縁樹脂を塗工して完全硬化させる比較例1で
は「平坦度」に問題が生じ、樹脂付き銅箔を用いる比較
例2では「充填性」や「平坦度」に問題が生じるもので
あった。
層をその130℃での最低溶融粘度が1000〜300
00psになるように設定した各実施例のものは、「充
填性」、「平坦度」、「最低樹脂厚」のいずれもが良好
であったが、最低溶融粘度が低い比較例3では「最低樹
脂厚」に問題が生じ、最低溶融粘度が高い比較例4では
「充填性」や「平坦度」に問題が生じるものであった。
また液状絶縁樹脂を塗工して完全硬化させる比較例1で
は「平坦度」に問題が生じ、樹脂付き銅箔を用いる比較
例2では「充填性」や「平坦度」に問題が生じるもので
あった。
【0035】
【発明の効果】上記のように本発明は、表面に回路が形
成された回路基板の表面に液状絶縁樹脂を塗工すると共
に加熱して130℃における最低溶融粘度が100ps
〜30000psの半硬化状態の絶縁樹脂層を形成し、
次いでこの絶縁樹脂層の上にシート材を重ねて加熱加圧
成形するようにしたので、液状絶縁樹脂を塗工する際に
微細回路間に絶縁樹脂を容易に充填させることができる
共に半硬化状態の絶縁樹脂層を加熱加圧成形する際の樹
脂の流動で微細回路間に絶縁樹脂を容易に充填させるこ
とができ、微細回路間への絶縁樹脂の充填性が高いもの
であり、しかもシート材を介した加熱加圧成形によって
絶縁樹脂層を均一に且つ表面平滑性高く形成することが
でき、絶縁樹脂層の表面への微細回路の形成が容易にな
るものである。
成された回路基板の表面に液状絶縁樹脂を塗工すると共
に加熱して130℃における最低溶融粘度が100ps
〜30000psの半硬化状態の絶縁樹脂層を形成し、
次いでこの絶縁樹脂層の上にシート材を重ねて加熱加圧
成形するようにしたので、液状絶縁樹脂を塗工する際に
微細回路間に絶縁樹脂を容易に充填させることができる
共に半硬化状態の絶縁樹脂層を加熱加圧成形する際の樹
脂の流動で微細回路間に絶縁樹脂を容易に充填させるこ
とができ、微細回路間への絶縁樹脂の充填性が高いもの
であり、しかもシート材を介した加熱加圧成形によって
絶縁樹脂層を均一に且つ表面平滑性高く形成することが
でき、絶縁樹脂層の表面への微細回路の形成が容易にな
るものである。
【0036】また請求項2の発明は、液状絶縁樹脂とし
て粘度が10cps〜1000psのものを用いるよう
にしたので、絶縁樹脂層の膜厚の調整が困難になること
なく回路間に液状絶縁樹脂を容易に充填することができ
るものである。
て粘度が10cps〜1000psのものを用いるよう
にしたので、絶縁樹脂層の膜厚の調整が困難になること
なく回路間に液状絶縁樹脂を容易に充填することができ
るものである。
【0037】また請求項3の発明は、絶縁樹脂層の半硬
化状態が、170℃における硬化時間が1分00秒〜1
0分00秒であるので、絶縁樹脂層の膜厚の調整が困難
になることなく加熱加圧成形時に樹脂を良好に流動させ
て回路間に容易に充填することができるものである。
化状態が、170℃における硬化時間が1分00秒〜1
0分00秒であるので、絶縁樹脂層の膜厚の調整が困難
になることなく加熱加圧成形時に樹脂を良好に流動させ
て回路間に容易に充填することができるものである。
【0038】また請求項4の発明は、液状絶縁樹脂の塗
工方法が、カーテンコーター、ダイコーター、ディッ
プ、ロールコーター、スクリーン印刷による方法である
ので、均一な膜厚で塗工することができるものである。
工方法が、カーテンコーター、ダイコーター、ディッ
プ、ロールコーター、スクリーン印刷による方法である
ので、均一な膜厚で塗工することができるものである。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
(a)〜(d)はそれぞれ断面図である。
(a)〜(d)はそれぞれ断面図である。
1 回路 2 回路基板 3 絶縁樹脂層 4 シート材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 正一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 江崎 義昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5E346 AA06 AA12 AA15 AA38 BB01 CC08 DD02 DD03 EE31 EE35 GG27 GG28 HH11 HH26
Claims (4)
- 【請求項1】 表面に回路が形成された回路基板の表面
に液状絶縁樹脂を塗工すると共に加熱して130℃にお
ける最低溶融粘度が100ps〜30000psの半硬
化状態の絶縁樹脂層を形成し、次いでこの絶縁樹脂層の
上にシート材を重ねて加熱加圧成形することを特徴とす
るビルドアップ多層配線板の製造方法。 - 【請求項2】 液状絶縁樹脂として粘度が10cps〜
1000psのものを用いることを特徴とする請求項1
に記載のビルドアップ多層配線板の製造方法。 - 【請求項3】 絶縁樹脂層の半硬化状態が、170℃に
おける硬化時間が1分00秒〜10分00秒であること
を特徴とする請求項1又は2に記載のビルドアップ多層
配線板の製造方法。 - 【請求項4】 液状絶縁樹脂の塗工方法が、カーテンコ
ーター、ダイコーター、ディップ、ロールコーター、ス
クリーン印刷による方法から選ばれることを特徴とする
請求項1乃至3のいずれかに記載のビルドアップ多層配
線板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4480599A JP2000244114A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | ビルドアップ多層配線板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4480599A JP2000244114A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | ビルドアップ多層配線板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000244114A true JP2000244114A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12701654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4480599A Withdrawn JP2000244114A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | ビルドアップ多層配線板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000244114A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002271019A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-20 | Ibiden Co Ltd | 積層配線板の製造方法 |
| JP2005268543A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Hitachi Chem Co Ltd | 絶縁層形成用材料及び絶縁層 |
| WO2008099596A1 (ja) | 2007-02-14 | 2008-08-21 | Sumitomo Bakelite Co., Ltd. | キャリア材料付き層間絶縁膜およびこれを用いる多層プリント回路板 |
| WO2009107357A1 (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-03 | 住友ベークライト株式会社 | 半田の接続方法、電子機器およびその製造方法 |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP4480599A patent/JP2000244114A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2009107357A1 (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-03 | 住友ベークライト株式会社 | 半田の接続方法、電子機器およびその製造方法 |
| JPWO2009107357A1 (ja) * | 2008-02-29 | 2011-06-30 | 住友ベークライト株式会社 | 半田の接続方法、電子機器およびその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060509 |