JP2000245203A - 作業車両の作業機昇降制御装置 - Google Patents
作業車両の作業機昇降制御装置Info
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Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、作業部の高さを検出するセンサと、車
体の上下加速度、または角速度を検出するセンサとの検
出値により作業部を昇降する田植機等が知られている
が、トラクタのように前後輪の径が大きく違う車両で
は、局部的な凹凸部により前輪がバウンドしても、それ
に続く後輪はこの凹凸に影響され難く、加速度、または
角速度の検出値が顕著に現れにくい場合が有った。 【解決手段】 左右一対の前輪1と、前記前輪1よりも
径の大きい左右一対の後輪と、車体後部に昇降自在に連
結した作業部とを備え、この作業部には作業高さを検出
するリヤカバー角度センサ4を設け、一方車体側には車
体の角速度センサ5を設け前記作業部を前記両センサ
4,5の検出値に応じて昇降する作業機昇降制御装置と
を備えたトラクタ等の作業車両においては、前記車体の
上下加速度、または角速度センサ5を、前記前輪1の接
地位置、例えばフロントアクスルケース6の上方のエン
ジン取付フレーム11に設けた。
体の上下加速度、または角速度を検出するセンサとの検
出値により作業部を昇降する田植機等が知られている
が、トラクタのように前後輪の径が大きく違う車両で
は、局部的な凹凸部により前輪がバウンドしても、それ
に続く後輪はこの凹凸に影響され難く、加速度、または
角速度の検出値が顕著に現れにくい場合が有った。 【解決手段】 左右一対の前輪1と、前記前輪1よりも
径の大きい左右一対の後輪と、車体後部に昇降自在に連
結した作業部とを備え、この作業部には作業高さを検出
するリヤカバー角度センサ4を設け、一方車体側には車
体の角速度センサ5を設け前記作業部を前記両センサ
4,5の検出値に応じて昇降する作業機昇降制御装置と
を備えたトラクタ等の作業車両においては、前記車体の
上下加速度、または角速度センサ5を、前記前輪1の接
地位置、例えばフロントアクスルケース6の上方のエン
ジン取付フレーム11に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農業用トラク
タ、田植機等の作業車両の作業機昇降制御装置の構成に
関する。
タ、田植機等の作業車両の作業機昇降制御装置の構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平10−248325号公報
に示されるように、左右一対の前輪と、左右一対の後輪
と、車体後部に昇降自在に連結した作業部とを備え、こ
の作業部には作業高さを検出するセンサを設け、一方車
体側には車体の上下加速度、または角速度を検出するセ
ンサを設け前記作業部を前記両センサの検出値に応じて
昇降する作業機昇降制御装置とを備えた田植機等が知ら
れている。
に示されるように、左右一対の前輪と、左右一対の後輪
と、車体後部に昇降自在に連結した作業部とを備え、こ
の作業部には作業高さを検出するセンサを設け、一方車
体側には車体の上下加速度、または角速度を検出するセ
ンサを設け前記作業部を前記両センサの検出値に応じて
昇降する作業機昇降制御装置とを備えた田植機等が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記作業車両の作業機
昇降制御装置は、特にリンク機構を用いたタイプのセン
サや、振り子等を用いたタイプのセンサの欠点である検
出速度の遅れを補う為に、車体の上下加速度、または角
速度センサを備えるものである。しかしながら、従来、
このセンサは、後輪の接地位置近傍へ配置する構成とし
ている為、特にトラクタ等のように前後輪の径が大きく
違うときには、走行面に局部的な凹部が有りこれに前輪
が落ち込んでバウンドしても、それに続く後輪はこの凹
凸に影響されにくく、加速度、または角速度の検出が顕
著に現れにくいという課題が有った。
昇降制御装置は、特にリンク機構を用いたタイプのセン
サや、振り子等を用いたタイプのセンサの欠点である検
出速度の遅れを補う為に、車体の上下加速度、または角
速度センサを備えるものである。しかしながら、従来、
このセンサは、後輪の接地位置近傍へ配置する構成とし
ている為、特にトラクタ等のように前後輪の径が大きく
違うときには、走行面に局部的な凹部が有りこれに前輪
が落ち込んでバウンドしても、それに続く後輪はこの凹
凸に影響されにくく、加速度、または角速度の検出が顕
著に現れにくいという課題が有った。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題に鑑
みて、作業車両の作業機昇降制御装置を以下のように構
成した。即ち、左右一対の前輪1と、前記前輪1よりも
径の大きい左右一対の後輪2と、車体後部に昇降自在に
連結した作業部3とを備え、この作業部3には作業高さ
を検出するセンサ4を設け、一方車体側には車体の上下
加速度、または角速度を検出するセンサ5を設け前記作
業部3を前記両センサ4,5の検出値に応じて昇降する
作業機昇降制御装置とを備えた作業車両において、前記
車体の上下加速度、または角速度を検出するセンサ5
を、前記前輪1の接地位置の上方、或いは前方に配置し
たことを特徴とする作業車両の作業機昇降制御装置。
みて、作業車両の作業機昇降制御装置を以下のように構
成した。即ち、左右一対の前輪1と、前記前輪1よりも
径の大きい左右一対の後輪2と、車体後部に昇降自在に
連結した作業部3とを備え、この作業部3には作業高さ
を検出するセンサ4を設け、一方車体側には車体の上下
加速度、または角速度を検出するセンサ5を設け前記作
業部3を前記両センサ4,5の検出値に応じて昇降する
作業機昇降制御装置とを備えた作業車両において、前記
車体の上下加速度、または角速度を検出するセンサ5
を、前記前輪1の接地位置の上方、或いは前方に配置し
たことを特徴とする作業車両の作業機昇降制御装置。
【0005】
【発明の効果】以上のように構成した作業車両の作業機
昇降制御装置は、加速度、または角速度を検出するセン
サ5を径の小さい前輪1の接地位置上方、或いは前方に
配置する構成としたので、後輪2近傍に配置する構成と
比較して、局部的な凹凸による車両の上下バウンド、ま
たは急速な左右の傾きを正確に検出することができる。
昇降制御装置は、加速度、または角速度を検出するセン
サ5を径の小さい前輪1の接地位置上方、或いは前方に
配置する構成としたので、後輪2近傍に配置する構成と
比較して、局部的な凹凸による車両の上下バウンド、ま
たは急速な左右の傾きを正確に検出することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を作
業車両である農業用トラクタ(以下、トラクタ10)に
ついて説明する。トラクタ10は、図1乃至図2に示す
ように、車体前部に上面視「門」型形状のエンジン取付
フレーム11を設け、同フレーム11の後部にエンジン
12の左右両側部を取り付けている。また前記エンジン
12の前方には、後輪2よりも径の小さい前輪1を支持
するフロントアクスルケース6を左右ローリング自在に
支持し、前記前輪1をステアリングハンドル14から連
動される左右タイロッド7を介して左右操舵する構成と
なっている。
業車両である農業用トラクタ(以下、トラクタ10)に
ついて説明する。トラクタ10は、図1乃至図2に示す
ように、車体前部に上面視「門」型形状のエンジン取付
フレーム11を設け、同フレーム11の後部にエンジン
12の左右両側部を取り付けている。また前記エンジン
12の前方には、後輪2よりも径の小さい前輪1を支持
するフロントアクスルケース6を左右ローリング自在に
支持し、前記前輪1をステアリングハンドル14から連
動される左右タイロッド7を介して左右操舵する構成と
なっている。
【0007】また、前記エンジン12の出力軸には、こ
の回転数を検出するエンジン回転センサ15を設けてい
る。操縦席13の前方には、前記前輪1を操舵するステ
アリングハンドル14を突出して設け、この下方にはア
クセルレバー16を設け、同レバー16の前後回動操作
によって前記エンジン12のアクセル位置を設定保持す
る構成となっている。
の回転数を検出するエンジン回転センサ15を設けてい
る。操縦席13の前方には、前記前輪1を操舵するステ
アリングハンドル14を突出して設け、この下方にはア
クセルレバー16を設け、同レバー16の前後回動操作
によって前記エンジン12のアクセル位置を設定保持す
る構成となっている。
【0008】操縦席13側方には、後述する作業部であ
るロータリ作業機3の高さを変更する作業機昇降用レバ
ー17を設け、この回動基部にレバー操作位置を検出す
るポテンショメータ17Aを設けている。また同レバー
17のガイド近傍には、後述するローリング制御の作動
を入切するローリング制御入切スイッチ18や耕深制御
の作動を入切する耕深/負荷制御入切スイッチ19、耕
深設定器29等の各種設定器を設けている。
るロータリ作業機3の高さを変更する作業機昇降用レバ
ー17を設け、この回動基部にレバー操作位置を検出す
るポテンショメータ17Aを設けている。また同レバー
17のガイド近傍には、後述するローリング制御の作動
を入切するローリング制御入切スイッチ18や耕深制御
の作動を入切する耕深/負荷制御入切スイッチ19、耕
深設定器29等の各種設定器を設けている。
【0009】また、操縦席13の下方で、側面視で後輪
2を支持するリヤアクスルハウジング20の上方には、
内部に電解液を充填し電極間の電圧により車体の左右前
後の傾斜角度を検出するスロープセンサ21や、前記設
定器やセンサを接続する制御手段となるコントローラ2
2を設けている。これにより、スロープセンサ21は、
径の大きい後輪2近傍に配置され、後輪2は局部的な凹
部では落ち込むことがない為に、上下加速度に影響され
ず正確な車両の傾斜状態を検出することができる。
2を支持するリヤアクスルハウジング20の上方には、
内部に電解液を充填し電極間の電圧により車体の左右前
後の傾斜角度を検出するスロープセンサ21や、前記設
定器やセンサを接続する制御手段となるコントローラ2
2を設けている。これにより、スロープセンサ21は、
径の大きい後輪2近傍に配置され、後輪2は局部的な凹
部では落ち込むことがない為に、上下加速度に影響され
ず正確な車両の傾斜状態を検出することができる。
【0010】また、前記エンジン取付フレーム11の左
右間には、前記フロントアクスルケース6よりもやや前
方に連結プレート23を架け渡し、同プレート23の左
右中心位置よりも右側に左右前後方向の角速度を検出す
るジャイロ式の角速度センサ5を設けている。これによ
り、角速度センサ5は、径の小さい前輪1の接地位置の
上方に配置され、前輪1は局部的な凹凸面でバウンドし
易い為に、上下加速度、または左右のローリングが顕著
に現われ正確な角速度を検出することができる。
右間には、前記フロントアクスルケース6よりもやや前
方に連結プレート23を架け渡し、同プレート23の左
右中心位置よりも右側に左右前後方向の角速度を検出す
るジャイロ式の角速度センサ5を設けている。これによ
り、角速度センサ5は、径の小さい前輪1の接地位置の
上方に配置され、前輪1は局部的な凹凸面でバウンドし
易い為に、上下加速度、または左右のローリングが顕著
に現われ正確な角速度を検出することができる。
【0011】尚、前記角速度センサ5の取付位置として
は、フロントアクスルケース6に直接取り付ける構成と
しても良いし、また符号8に示すトラクタのバンパー部
に取り付ける構成としても良い。また、角速度センサ5
の形態としては、角速度これに替えて車体の上下ピッチ
ングを検出する加速検出式のセンサでも良いし、前記ス
ロープセンサ21と一体型の形態としても良い。
は、フロントアクスルケース6に直接取り付ける構成と
しても良いし、また符号8に示すトラクタのバンパー部
に取り付ける構成としても良い。また、角速度センサ5
の形態としては、角速度これに替えて車体の上下ピッチ
ングを検出する加速検出式のセンサでも良いし、前記ス
ロープセンサ21と一体型の形態としても良い。
【0012】トラクタ1の車体後部には、作業機昇降用
アクチュエータである油圧シリンダ30を内装するシリ
ンダケース31を備え、前記シリンダ30のピストン伸
縮によりケース31左右に支持するリフトアーム32を
上下回動する構成となっている。また、車体後部には、
トップリンク33と左右ロワーリンク34からなる三点
リンク機構を設け、前記左側のリフトアーム32先端部
とロワーリンク34をロッド35にて連結し、右側のリ
フトアーム32先端部とロアーリンク34とをローリン
グ用油圧シリンダ5を介して連結し、ロータリ作業機2
の左右傾斜姿勢を変更する構成となっている。また更
に、前記左側のリフトアーム32には、リフトアーム角
センサ32Aを設け、車体に対する作業機2の高さを間
接的に検出すると共に、前記ローリング用油圧シリンダ
36にはこのピストン伸縮量を検出するストロークセン
サ37を併設して設けている。
アクチュエータである油圧シリンダ30を内装するシリ
ンダケース31を備え、前記シリンダ30のピストン伸
縮によりケース31左右に支持するリフトアーム32を
上下回動する構成となっている。また、車体後部には、
トップリンク33と左右ロワーリンク34からなる三点
リンク機構を設け、前記左側のリフトアーム32先端部
とロワーリンク34をロッド35にて連結し、右側のリ
フトアーム32先端部とロアーリンク34とをローリン
グ用油圧シリンダ5を介して連結し、ロータリ作業機2
の左右傾斜姿勢を変更する構成となっている。また更
に、前記左側のリフトアーム32には、リフトアーム角
センサ32Aを設け、車体に対する作業機2の高さを間
接的に検出すると共に、前記ローリング用油圧シリンダ
36にはこのピストン伸縮量を検出するストロークセン
サ37を併設して設けている。
【0013】これにより、前記コントローラ22は、作
業機昇降用レバー17の操作角度とリフトアーム32の
設定角度が一致するように、油圧回路内の作業機昇降用
の比例圧力制御弁のソレノイド45,46のソレノイド
へ通電し、作業機2の高さを変更する構成(ポジション
制御)となっている。また、前記ローリング制御切替ス
イッチ18が「入」に切替えられ、後述する一定値以上
の角速度を検出しない時には、前記スロープセンサ21
の検出値に応じたストロークセンサ37の目標長さが検
出されるまでローリング用油圧シリンダ36を駆動する
切替制御弁のソレノイド47,48へ通電し、作業機2
を水平状態に維持する構成(ローリング制御)を行う構
成となっている。
業機昇降用レバー17の操作角度とリフトアーム32の
設定角度が一致するように、油圧回路内の作業機昇降用
の比例圧力制御弁のソレノイド45,46のソレノイド
へ通電し、作業機2の高さを変更する構成(ポジション
制御)となっている。また、前記ローリング制御切替ス
イッチ18が「入」に切替えられ、後述する一定値以上
の角速度を検出しない時には、前記スロープセンサ21
の検出値に応じたストロークセンサ37の目標長さが検
出されるまでローリング用油圧シリンダ36を駆動する
切替制御弁のソレノイド47,48へ通電し、作業機2
を水平状態に維持する構成(ローリング制御)を行う構
成となっている。
【0014】次にロータリ作業機3について説明する。
ロータリ作業機3は、図2に示すように、前記三点リン
ク機構を介してトラクタ10に牽引されながら圃場を耕
耘、整地するものである。この作業機3は、耕耘部と、
この耕耘部を取り囲むカバー部等から構成されている。
耕耘部は、前記エンジン12の回転動力を車両後端から
突出するPTO軸24から取り出し、伝動軸、及び作業
機3の伝動機構を介して回転軸25へ伝導させ、回転軸
25に取り付けられた複数の回転爪26…を回転する構
成となっている。また、カバー部は、耕耘部の上方を覆
うロータリーカバー27と、このロータリーカバー27
後部に回動自在に枢着したリヤカバー28等から構成さ
れ、更にロータリカバー27の後端上面にはロータリカ
バー27に対するリヤカバー角をリンク機構を介して検
出するリヤカバー角センサ4を設け、対地高さを検出す
る構成となってる。
ロータリ作業機3は、図2に示すように、前記三点リン
ク機構を介してトラクタ10に牽引されながら圃場を耕
耘、整地するものである。この作業機3は、耕耘部と、
この耕耘部を取り囲むカバー部等から構成されている。
耕耘部は、前記エンジン12の回転動力を車両後端から
突出するPTO軸24から取り出し、伝動軸、及び作業
機3の伝動機構を介して回転軸25へ伝導させ、回転軸
25に取り付けられた複数の回転爪26…を回転する構
成となっている。また、カバー部は、耕耘部の上方を覆
うロータリーカバー27と、このロータリーカバー27
後部に回動自在に枢着したリヤカバー28等から構成さ
れ、更にロータリカバー27の後端上面にはロータリカ
バー27に対するリヤカバー角をリンク機構を介して検
出するリヤカバー角センサ4を設け、対地高さを検出す
る構成となってる。
【0015】次に前記トラクタ10の電気制御構成につ
いて説明する。前記コントローラ22は、図3に示すよ
うに、この内部に各種信号を処理するCPUと、これら
信号情報を一時記憶するRAMと、後述する各種制御プ
ログラムを格納するROM、そしてタイマーを備えた構
成となっている。そして、この入力部には、作業機昇降
用レバー17のポテンショメータ17Aと、リフトアー
ム角センサ32A、耕深設定器29、リヤカバー角セン
サ4、ローリング制御入切スイッチ18、スロープセン
サ21、ストロークセンサ37、角速度センサ5、エン
ジン回転センサ15等を接続して設けている。
いて説明する。前記コントローラ22は、図3に示すよ
うに、この内部に各種信号を処理するCPUと、これら
信号情報を一時記憶するRAMと、後述する各種制御プ
ログラムを格納するROM、そしてタイマーを備えた構
成となっている。そして、この入力部には、作業機昇降
用レバー17のポテンショメータ17Aと、リフトアー
ム角センサ32A、耕深設定器29、リヤカバー角セン
サ4、ローリング制御入切スイッチ18、スロープセン
サ21、ストロークセンサ37、角速度センサ5、エン
ジン回転センサ15等を接続して設けている。
【0016】また、出力側には、作業機上昇用、及び下
降用の比例制御弁のソレノイド38,39と、前記ロー
リング用油圧シリンダ5のピストンを伸長、伸縮する切
替制御弁のソレノイド40,41とを接続して設けてい
る。以上のように構成したトラクタ10では、図4乃至
図11に示す制御プログラムの概要を示すフローチャー
トのように制御が実行される。
降用の比例制御弁のソレノイド38,39と、前記ロー
リング用油圧シリンダ5のピストンを伸長、伸縮する切
替制御弁のソレノイド40,41とを接続して設けてい
る。以上のように構成したトラクタ10では、図4乃至
図11に示す制御プログラムの概要を示すフローチャー
トのように制御が実行される。
【0017】図4に示すフローチャートは、制御全体の
流れを示すフローチャートであり、最初にトラクタ10
の電気系統がONされると、STEP1で、前記コント
ローラ22は各種センサやスイッチの接続状態や検出値
を読み込む。そして、STEP2で現在作業機3が一定
値以下、即ち作業位置かどうかを判定し、これがYES
であると耕深/負荷制御、及びローリング制御を実行す
る。また、前記判定がNOの場合、STEP5のポジシ
ョン制御を実行し、その他各種制御が終了すると、リタ
ーンとなる。
流れを示すフローチャートであり、最初にトラクタ10
の電気系統がONされると、STEP1で、前記コント
ローラ22は各種センサやスイッチの接続状態や検出値
を読み込む。そして、STEP2で現在作業機3が一定
値以下、即ち作業位置かどうかを判定し、これがYES
であると耕深/負荷制御、及びローリング制御を実行す
る。また、前記判定がNOの場合、STEP5のポジシ
ョン制御を実行し、その他各種制御が終了すると、リタ
ーンとなる。
【0018】前記耕深/負荷制御は、図5に示すフロー
チャートのように、最初にSTEP1で、前記角速度セ
ンサ5の検出値が一定値以上かどうかを判定し、これが
YESの場合はSTEP2へ進み、一定時間だけこの角
速度と同じ方向に作業機3を昇降すべく前記比例制御弁
のソレノイド38,39へ通電を行う。また、前記判定
がNOの場合は、STEP3へ進み、リヤカバー角セン
サ4の値による作業機3の昇降を行う(STEP4,
5)。尚、前記リヤカバー角度の保持する角度は、前記
耕深設定器29により変更する構成となっている。即
ち、通常の耕深制御中に一定値以上の角速度が検出され
ると優先して作業機3を昇降する構成となっている。
チャートのように、最初にSTEP1で、前記角速度セ
ンサ5の検出値が一定値以上かどうかを判定し、これが
YESの場合はSTEP2へ進み、一定時間だけこの角
速度と同じ方向に作業機3を昇降すべく前記比例制御弁
のソレノイド38,39へ通電を行う。また、前記判定
がNOの場合は、STEP3へ進み、リヤカバー角セン
サ4の値による作業機3の昇降を行う(STEP4,
5)。尚、前記リヤカバー角度の保持する角度は、前記
耕深設定器29により変更する構成となっている。即
ち、通常の耕深制御中に一定値以上の角速度が検出され
ると優先して作業機3を昇降する構成となっている。
【0019】これにより、局部的な凹凸によって前記リ
ヤカバー角センサ4の検出が遅れても、角速度センサ5
の検出値により即座に作業機3を一定時間だけ駆動し、
続けてリヤカバー角センサ4の検出値による制御作動が
行われるので、作業機3の応答性が良く整地性を損なう
ことがない。そして、前記作業機昇降作動が終了する
と、続けてSTEP7でエンジン回転数が所定値以上か
どうかを判定し、これがNOで有れば、作業機3に作業
負荷が掛ってエンジン12の出力が落ちている状態と想
定し、前記作業機3を一定時間だけ上昇する。これによ
りエンジンストップを回避することができる。
ヤカバー角センサ4の検出が遅れても、角速度センサ5
の検出値により即座に作業機3を一定時間だけ駆動し、
続けてリヤカバー角センサ4の検出値による制御作動が
行われるので、作業機3の応答性が良く整地性を損なう
ことがない。そして、前記作業機昇降作動が終了する
と、続けてSTEP7でエンジン回転数が所定値以上か
どうかを判定し、これがNOで有れば、作業機3に作業
負荷が掛ってエンジン12の出力が落ちている状態と想
定し、前記作業機3を一定時間だけ上昇する。これによ
りエンジンストップを回避することができる。
【0020】尚、前記STEP3からSTEP6までの
耕深制御における作業機3の昇降についての別形態とし
ては、角速度による作業機昇降の時間を、この大きさに
応じて変更する構成としても良い。また、前記前輪1の
上下の加速度、即ち上動後に下動、若しくは下動後に上
動の検出を行ったときには、前輪1が局部的な凸部に乗
り上げたか、或いは凹部に落ち込んだと判定し、同時に
作業機3を上昇、或いは下降する。これと共に、車速に
よるトラクタ10の走行距離を演算して前記凸部、若し
くは凹部に後輪2が差し掛かる前に作業機3を前記ポジ
ション制御による作動よりも低速で昇降、即ち、作業機
3は後輪2の接地点を軸に前記凸部では下方に傾くため
先立ってこれを下降し、反対に凹部では作業機3を上昇
する構成としても良い。これにより、追従性の良い制御
作動が行われ整地性が向上する。
耕深制御における作業機3の昇降についての別形態とし
ては、角速度による作業機昇降の時間を、この大きさに
応じて変更する構成としても良い。また、前記前輪1の
上下の加速度、即ち上動後に下動、若しくは下動後に上
動の検出を行ったときには、前輪1が局部的な凸部に乗
り上げたか、或いは凹部に落ち込んだと判定し、同時に
作業機3を上昇、或いは下降する。これと共に、車速に
よるトラクタ10の走行距離を演算して前記凸部、若し
くは凹部に後輪2が差し掛かる前に作業機3を前記ポジ
ション制御による作動よりも低速で昇降、即ち、作業機
3は後輪2の接地点を軸に前記凸部では下方に傾くため
先立ってこれを下降し、反対に凹部では作業機3を上昇
する構成としても良い。これにより、追従性の良い制御
作動が行われ整地性が向上する。
【0021】前記ローリング制御は、図6乃至図8に示
すフローチャートのように、最初にSTEP1で、角速
度センサ5の検出値が一定値以上かどうかを判定し、S
TEP2でこの向きを判定する。そこで、角速度の方向
が下向きであれば、STEP3へ進みスロープセンサ2
1の検出値を判定する。ここでスロープセンサ21が車
体左下傾斜の状態を検出しているときには、前記左側の
前輪1が凹部に落ちていると想定し、ローリング用油圧
シリンダ36のピストンを伸長すると同時に作業機3全
体を上昇させる。
すフローチャートのように、最初にSTEP1で、角速
度センサ5の検出値が一定値以上かどうかを判定し、S
TEP2でこの向きを判定する。そこで、角速度の方向
が下向きであれば、STEP3へ進みスロープセンサ2
1の検出値を判定する。ここでスロープセンサ21が車
体左下傾斜の状態を検出しているときには、前記左側の
前輪1が凹部に落ちていると想定し、ローリング用油圧
シリンダ36のピストンを伸長すると同時に作業機3全
体を上昇させる。
【0022】また反対にスロープセンサ21が車体右下
傾斜の状態を検出しているときには、前記右側の前輪1
が凹部に落ちていると想定し、ローリング用油圧シリン
ダ36のピストンを短縮すると同時に作業機3全体を下
降させる。また、前記STEP3でスロープセンサ21
が不感帯内、即ち車両の傾斜が検出されない場合は、左
右の前後輪が共に落ち込んだ状態と判定し、傾斜変化は
無い為エンドとなる。また、STEP1の判定がNOの
場合は、STEP17に示す通常時の制御、即ち前記ス
ロープセンサ21の検出値とこれに応じたストロークセ
ンサ37の目標値による作業機3のローリング制御が行
われてエンドとなる。
傾斜の状態を検出しているときには、前記右側の前輪1
が凹部に落ちていると想定し、ローリング用油圧シリン
ダ36のピストンを短縮すると同時に作業機3全体を下
降させる。また、前記STEP3でスロープセンサ21
が不感帯内、即ち車両の傾斜が検出されない場合は、左
右の前後輪が共に落ち込んだ状態と判定し、傾斜変化は
無い為エンドとなる。また、STEP1の判定がNOの
場合は、STEP17に示す通常時の制御、即ち前記ス
ロープセンサ21の検出値とこれに応じたストロークセ
ンサ37の目標値による作業機3のローリング制御が行
われてエンドとなる。
【0023】一方、STEP2の判定で前記角速度の方
向が上向きであれば、STEP10へ進みスロープセン
サ21の検出値を判定する。ここでスロープセンサ21
が車体左下傾斜の状態を検出しているときには、前記左
側の前輪1が凸部に乗り上げた状態と想定し、ローリン
グ用油圧シリンダ36のピストンを伸長すると同時に作
業機3全体を上昇させる。
向が上向きであれば、STEP10へ進みスロープセン
サ21の検出値を判定する。ここでスロープセンサ21
が車体左下傾斜の状態を検出しているときには、前記左
側の前輪1が凸部に乗り上げた状態と想定し、ローリン
グ用油圧シリンダ36のピストンを伸長すると同時に作
業機3全体を上昇させる。
【0024】また反対にスロープセンサ21が車体右下
傾斜の状態を検出しているときには、前記左側の前輪1
が凸部に乗り上げた状態と想定し、ローリング用油圧シ
リンダ36のピストンを短縮すると同時に作業機3全体
を下降させる。また、前記STEP10でスロープセン
サ21が不感帯内、即ち車両の傾斜が検出されない場合
は、左右の前後輪が共に乗り上げた状態と判定し、傾斜
変化は無い為エンドとなる。
傾斜の状態を検出しているときには、前記左側の前輪1
が凸部に乗り上げた状態と想定し、ローリング用油圧シ
リンダ36のピストンを短縮すると同時に作業機3全体
を下降させる。また、前記STEP10でスロープセン
サ21が不感帯内、即ち車両の傾斜が検出されない場合
は、左右の前後輪が共に乗り上げた状態と判定し、傾斜
変化は無い為エンドとなる。
【0025】以上のように、従来のスロープセンサ21
とストロークセンサ37によるローリング制御に加え
て、一定値以上の角速度を検出したときには、作業機3
の左右傾斜姿勢と上下位置を同時に変更する構成とした
ので、作動遅れが無く整地性が向上する。前記ポジショ
ン制御は、図11に示すフローチャートのように、リフ
トアーム角度が一定以上のとき、即ち前記作業機3が非
作業位置にあるときに実行可能な制御であり、前記ポジ
ションレバーの操作とリフトアーム32の設定角度が一
致するように前記制御弁のソレノイド38,39へ通電
が行われる。
とストロークセンサ37によるローリング制御に加え
て、一定値以上の角速度を検出したときには、作業機3
の左右傾斜姿勢と上下位置を同時に変更する構成とした
ので、作動遅れが無く整地性が向上する。前記ポジショ
ン制御は、図11に示すフローチャートのように、リフ
トアーム角度が一定以上のとき、即ち前記作業機3が非
作業位置にあるときに実行可能な制御であり、前記ポジ
ションレバーの操作とリフトアーム32の設定角度が一
致するように前記制御弁のソレノイド38,39へ通電
が行われる。
【図1】トラクタのフロントアクスルケース部の上面
図。
図。
【図2】トラクタの側面図。
【図3】コントローラの接続状態を示す図。
【図4】制御全体の概要を示すフローチャート。
【図5】耕深/負荷制御の概要を示すフローチャート。
【図6】ローリング制御の概要を示すフローチャート
(1)。
(1)。
【図7】ローリング制御の概要を示すフローチャート
(2)。
(2)。
【図8】ローリング制御の概要を示すフローチャート
(3)。
(3)。
【図9】ポジション制御の概要を示すフローチャート。
1 前輪 2 後輪 3 ロータリ作業機 4 リヤカバー角度センサ 5 角速度センサ 6 フロントアクスルケース
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対の前輪1と、前記前輪1よりも
径の大きい左右一対の後輪2と、車体後部に昇降自在に
連結した作業部3とを備え、この作業部3には作業高さ
を検出するセンサ4を設け、一方車体側には車体の上下
加速度、または角速度を検出するセンサ5を設け前記作
業部3を前記両センサ4,5の検出値に応じて昇降する
作業機昇降制御装置とを備えた作業車両において、前記
車体の上下加速度、または角速度を検出するセンサ5
を、前記前輪1の接地位置の上方、或いは前方に配置し
たことを特徴とする作業車両の作業機昇降制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11055808A JP2000245203A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 作業車両の作業機昇降制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11055808A JP2000245203A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 作業車両の作業機昇降制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000245203A true JP2000245203A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=13009236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11055808A Pending JP2000245203A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 作業車両の作業機昇降制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000245203A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010188555A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Sanwa Sekisan Kk | ミキサ車 |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP11055808A patent/JP2000245203A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010188555A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Sanwa Sekisan Kk | ミキサ車 |
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