JP2000249185A - アクティブ型除振装置 - Google Patents
アクティブ型除振装置Info
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Abstract
つ、設置場所に制限が少ないアクティブ型除振装置を提
供する。 【解決手段】 アクティブ型除振装置1000は、ケー
ス100、中間フレーム200、取付板300、小変位
アクチュエータ400、大変位アクチュエータ500、
振動センサ600、空気ばね700などを備えた除振機
構部800と、この除振機構部800の制御を行う制御
装置部を備える。中間フレーム200は、ケース100
によって上下方向にスライド可能に支持されている。小
変位アクチュエータ400は、ケース100に対する中
間フレーム200の位置を上下方向に変位させる。大変
位アクチュエータ500は、ケース100に対する中間
フレーム200の位置を上下方向に変位させる。
Description
置に関する。
用される超微細加工に用いる製造装置や超高倍率の電子
顕微鏡などの精密機器は、振動を極端に嫌う装置であ
り、振動がこの種の装置に悪影響を及ぼすのを防止する
ために除振装置が使用されている。除振装置は、外部の
振動などに影響されることなく高度の静止状態を維持す
ることのできる定盤を備え、この定盤上に、振動を嫌う
装置の全体またはその装置のうちの特に振動を嫌う部
分、すなわち除振すべき対象物である被除振体を取り付
けて用いる。
す振動には、大きく分けて次の3種類のものがある。 (A)外部環境に通常的に発生している小振動。例え
ば、振動を嫌う装置を設置した建物の近くを走行する車
両や、周辺の建設工事による地盤振動、その建物に設置
された空調設備やエレベータおよびその他の機械の作動
によって発生する振動、それに、その建物内を人が歩行
することによって発生する振動などである。 (B)振動を嫌う装置そのものが発生する振動。例え
ば、この振動を嫌う装置が半導体リソグラフィ工程で用
いられるステップ・アンド・スキャン型のウェーハ露光
装置であった場合を例に説明すると、ウェーハ上の1箇
所の露光領域の露光を行う毎に、ウェーハを載置したウ
ェーハ・ステージとマスクを載置したマスク・ステージ
とが水平方向に走査されるために加速および減速され、
その際に発生する揺動によって小振動が発生する。 (C)地震による振動。この振動の振幅および加速度は
小さなものから大きなものまでさまざまであり、したが
ってこの振動には、小振動から大振動までが含まれ得
る。
(B)の小振動を吸収して、振動を嫌う装置がそのよう
な小振動の影響を受けないようにすることを目的として
設計されており、上記(C)の地震による振動のうち比
較的大きな振動に対応することは、最初から予定してい
ない。例えば、半導体デバイスの集積度が現在ほど高く
なく、露光装置などが扱うパターンの線幅が現在ほど細
かくなかった頃は、パッシブ型除振装置が多く使用され
ていた。パッシブ型除振装置では、露光装置などの振動
を嫌う装置を取付ける定盤が空気ばねや防振ゴムなどの
弾性支持手段を介して、床面に固定された基台上に固定
されており、その弾性支持手段の撓みによって外部から
の小振動が吸収され、また、その弾性支持手段と定盤お
よびそれに取り付けされた装置の質量とによって形成さ
れる振動系の共振周波数を適当に設定することにより、
露光装置などが発生する小振動の振幅が抑制されるよう
にしていた。
は、その弾性支持手段が有する固有振動数以下の低振動
領域の振動に対しては除振効果が得られず、逆に振動を
増幅してしまうおそれがあり、この弾性支持手段の固有
振動数を下げるには限度があった。そして、半導体の集
積度が上昇してパターンの微細化が進行するにつれて、
このようなパッシブ型除振装置の除振能力では不充分と
なってきたため、最近ではアクティブ型除振装置が多用
されている。
アクチュエータを介して基台上に支持すると共に、定盤
に複数の振動検出手段(加速度センサ)を取り付け、そ
れら振動検出手段の検出出力に基づいて、フィードバッ
クやフィードフォワード等の技法を用いてアクチュエー
タを制御することで、定盤に発生する加速度を小さく抑
え、従ってその振動を小さく抑えるようにしている。
除振装置では、変位量が微小であるが周波数応答性に優
れたピエゾアクチュエータや超磁歪アクチュエータとい
った微小変位アクチュエータ(本明細書では小変位アク
チュエータという)を用いているため、上記(A)、
(B)の、外部および内部の小振動に起因する定盤の振
幅が小さくかつ周波数が高い振動を良好に抑制する優れ
た除振性能を有する。ところが、従来のアクティブ型除
振装置では、被除振体を取り付ける定盤をアクチュエー
タを介して基台上に支持し、この基台を例えば建物の床
などから構成される下部構造体に設置する構成となって
いるため次の欠点がある。第1に、被除振体を取り付け
るための定盤が必要であるため、アクティブ型除振装置
の重量が大きなものとなりがちである。第2に、定盤に
取り付ける装置(被除振体)が大きくなると、この装置
とアクティブ型除振装置の定盤とによって広いスペース
が占有されてしまう。第3に、定盤が一定の占有スペー
スを必要とするため、アクティブ型除振装置の設置場所
に定盤の占有スペースと干渉する障害物が存在した場合
には、アクティブ型除振装置の設置が困難となり、設置
場所に制限が必要となっている。本発明は前記事情に鑑
み案出されたものであって、本発明の目的は、重量が軽
く占有スペースが小さくて済み、かつ、設置場所に制限
が少ないアクティブ型除振装置を提供することにある。
本発明は、下部構造体上で被除振体を支持する除振機構
部とその制御装置部を備え、前記除振機構部は、下部構
造体上に設けられたベース部と、被除振体に取付可能に
設けられた取付手段と、前記被除振体を前記下部構造体
に対して所定方向に移動可能に支持する支持手段と、前
記取付手段の前記所定方向の振動の加速度を検出する振
動検出手段と、前記取付手段を前記ベース部に対して前
記所定方向に変位させる変位手段とを備え、前記ベース
部、前記取付手段、前記支持手段、前記振動検出手段、
前記変位手段は一体的に設けられ、前記制御装置部は、
前記振動検出手段により検出した前記所定方向の加速度
に対応して前記変位手段を駆動することにより、前記被
除振体の所定方向の振動を除去するように構成されてい
ることを特徴とする。また、本発明は、前記被除振体に
1または2以上の前記除振機構部が取り付けられて構成
されていることを特徴とする。また、本発明は、1つの
前記除振機構部に対して1つの前記制御装置部が設けら
れていることを特徴とする。また、本発明は、複数の前
記除振機構部に対して1つの前記制御装置部が設けら
れ、前記制御装置部は、前記各除振機構部の前記振動検
出手段により別々に検出された前記所定方向の加速度に
対応して前記各除振機構部の前記変位手段を別々に駆動
するように構成されていることを特徴とする。また、本
発明は、前記変位手段は、前記取付手段に比較的小さな
変位を与えることが可能に構成された小変位アクチュエ
ータを備え、前記小変位アクチュエータは前記所定方向
と同じ変位方向を有するように前記ベース部と前記取付
手段の間に配設されていることを特徴とする。また、本
発明は、前記小変位アクチュエータは固体アクチュエー
タから構成されていることを特徴とする。また、本発明
は、前記固体アクチュエータは、超磁歪アクチュエータ
またはピエゾアクチュエータであることを特徴とする。
また、本発明は、前記小変位アクチュエータは、発生す
る変位量の精度が高いが発生する変位量が小さく、か
つ、発生する変位量の周波数応答性が高いことを特徴と
する。また、本発明は、前記支持手段は、前記ベース部
と前記取付手段の間に配設された第1支持部材を有し、
前記支持手段による前記被除振体の支持は、前記第1支
持部材によって行われていることを特徴とする。また、
本発明は、前記第1支持部材は、空気ばねによって構成
されていることを特徴とする。また、本発明は、前記変
位手段は、前記取付手段に比較的大きな変位を与えるこ
とが可能に構成された大変位アクチュエータをさらに備
え、前記小変位アクチュエータと前記大変位アクチュエ
ータは前記所定方向と同じ変位方向を有するように前記
ベース部と前記取付手段の間に配設されていることを特
徴とする。また、本発明は、前記大変位アクチュエータ
はエアアクチュエータまたはリニアモータを有して構成
されていることを特徴とする。また、本発明は、前記大
変位アクチュエータは、発生する変位量の精度が低いが
発生する変位量が大きく、かつ、発生する変位量の周波
数応答性が低いことをを特徴とする。また、本発明は、
前記ベース部と前記取付手段の間に配設され前記所定方
向に移動可能に設けられた中間フレームを設け、前記小
変位アクチュエータは、前記中間フレームに取り付けら
れ、前記大変位アクチュエータは、前記中間フレームと
前記ベース部の間に配設されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記支持手段は、前記取付手段と前記
中間フレームの間に配設された第2支持部材を有し、前
記取付手段が前記第2支持部材を介して前記中間フレー
ムに支持されていることを特徴とする。また、本発明
は、前記第2支持部材は、空気ばねによって構成されて
いることを特徴とする。また、本発明は、前記ベースと
前記中間フレームの間に位置保持手段を設け、前記位置
保持手段は、振動非発生時に前記ベースに対する前記中
間フレームの前記所定方向における位置を所定位置に保
持するように構成されていることを特徴とする。また、
本発明は、前記位置保持手段は、空気ばねによって構成
されていることを特徴とする。また、本発明は、前記中
間フレームは、前記ベース部によって前記所定方向に摺
動可能に支持され、前記中間フレームと前記ベース部と
の間で発生する前記所定方向の摩擦抵抗力は所定値に設
定され、前記所定値は、前記小変位アクチュエータが前
記所定方向に発生可能な最大の力以上の値であることを
特徴とする。また、本発明は、前記中間フレームは、所
定重量を有するように構成され、前記所定重量は、前記
小変位アクチュエータが前記所定方向に発生可能な最大
の力を発生した際に、前記中間フレームによって前記最
大の力以上の慣性反力が生じる状態となる値に設定され
ていることを特徴とする。また、本発明は、前記中間フ
レームは、該中間フレームと前記ケースの間に設けられ
た中間フレーム支持手段によって前記所定方向に移動可
能に支持されていることを特徴とする。また、本発明
は、前記小変位アクチュエータは、弾性体を介して前記
取付手段に前記所定方向の変位を与えるように構成さ
れ、前記弾性体は前記小変位アクチュエータに作用する
せん断力を吸収するように構成されていることを特徴と
する。また、本発明は、前記非駆動状態の前記小変位ア
クチュエータがその変位方向において受ける予圧縮力を
調整する予圧縮力調整手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、前記所定方向は、上下方向と水平方向
の少なくとも一方または両方であることを特徴とする。
また、本発明は、前記支持手段は、前記被除振体を前記
下部構造体に対して支持する弾性支持部材を有すること
を特徴とする。また、本発明は、前記弾性支持部材は空
気ばねにより構成されていることを特徴とする。
前記ベース部、前記取付手段、前記支持手段、前記振動
検出手段、前記変位手段は一体的に設けられて除振機構
部が構成されている。下部構造体に伝達される振動は、
下部構造体から除振機構部を経て該取付手段が取り付け
られた被除振体に伝達される。この振動は、振動検出手
段によって検出される。制御装置部は、前記振動検出手
段により検出された所定方向の加速度に対応して前記変
位手段を駆動することにより、前記被除振体の所定方向
の振動を除去する。したがって、従来と違って、被除振
体を取り付けるための定盤を設けることなく、被除振体
に除振機構部の取付手段を取り付けることによってアク
ティブ除振装置を構成することができる。このため、重
量が軽く占有スペースが小さくて済み、かつ、設置場所
の制限が少ないアクティブ除振装置を提供することがで
きる。
を参照して説明する。図1は本発明のアクティブ型除振
装置の第1実施の形態における概略構成を示す縦断面
図、図2は図1をA1A1線断面からみた状態を示す説
明図、図3は図1をA2A2線断面からみた状態を示す
説明図、図4は図1をA3A3線断面からみた状態を示
す説明図、図5は第1実施の形態のアクティブ型除振装
置の配置を平面からみた状態を示す図であり、(A)は
除振機構部を1つ使用した場合を示す配置図、(B)は
除振機構部を3つ使用した場合を示す配置図、(C)は
除振機構部を4つ使用した場合を示す配置図である。図
6は制御系の構成例を示すブロック図、図7は制御系の
他の構成例を示すブロック図である。
クティブ型除振装置1000は、上下方向の振動を除振
するように構成されている。初めに、図1乃至図4を参
照してアクティブ型除振装置1000の構成について説
明する。アクティブ型除振装置1000は、ケース10
0(特許請求の範囲のベース部に相当)、中間フレーム
200、取付板300(特許請求の範囲の取付手段に相
当)、小変位アクチュエータ400(特許請求の範囲の
変位手段に相当)、大変位アクチュエータ500(特許
請求の範囲の変位手段に相当)、振動センサ600(特
許請求の範囲の振動検出手段に相当)、空気ばね700
(特許請求の範囲の第2支持部材に相当)などを備えた
除振機構部800と、この除振機構部800の制御を行
う制御装置部900(図6、図7に示す)を備えてい
る。
の周縁部から立設された円筒状の側壁104から構成さ
れている。底壁102は、建物の床などからなる下部構
造体(図略)の上に設けられた基礎構造体10に固定さ
れるようになっている。底壁102の上面102Aと側
壁104の内側面104Aによって、中間フレーム20
0を収容する円柱状の収容空間106が形成されてい
る。
2と、その周縁部から立設された円筒状の側壁204
と、側壁204の上端部から水平方向に延在する円環状
のフランジ壁206とから構成されている。そして、中
間フレーム200の側壁202の外側面202Aは、ケ
ース100の内側面104Aによって上下方向に、すな
わちケース100の円筒状の側壁104の中心軸に沿っ
て摺動可能に支持されている。上記外側面202Aと内
側面104Aは、互いに接触する箇所にすべり材が設け
てあり、これら2つのすべり材は、上記外側面202A
と内側面104Aの間に作用する摩擦抵抗力(特許請求
の範囲の前記中間フレームと前記ベース部との間で発生
する摩擦抵抗力に相当)が後述する所定値となるように
設定されている。
00の底壁102の上面102Aと、中間フレーム20
0の底壁202の下面202Aとの間に配設されてお
り、ケース100に対する中間フレーム200の位置を
上下方向に変位させるように構成されている。小変位ア
クチュエータ400は、応答性に優れるが変位量が小さ
いため高い周波数で振幅の小さな振動を効果的に除振す
ることができる固体アクチュエータ、例えば超磁歪アク
チュエータによって構成されており、与えられる駆動信
号に基づいてケース402の長手方向に伸長する歪み
(磁歪)を生じる不図示の超磁歪素子と、この超磁歪素
子を収容してこの超磁歪素子を外部から保護するケース
402と、この超磁歪素子に結合されてケース402の
端部からケース402の長手方向に進退するロッド40
4とを備えている。この超磁歪素子は、磁界の影響を受
けた場合に発生する磁歪量が大きな値となる合金材料に
より構成されている。また、この超磁歪アクチュエータ
は、それに与えられる駆動信号の大きさに対する磁歪量
である変位特性がほぼ線形であるため、この超磁歪アク
チュエータを駆動するための駆動信号を生成する処理は
比較的簡単でよいという利点がある。小変位アクチュエ
ータ400は、軸心方向を上下方向に向けて配設されて
おり、そのロッド404の上端は、弾性体410と調整
ねじ420を介して取付板300に取付けられている。
この弾性体410は、小変位アクチュエータ410の変
位方向(上下方向)に対しては剛く、小変位アクチュエ
ータ410の変位方向と直交する方向(水平方向)には
柔らかい特性を備えた例えばゴムなどから構成されるも
のであり、小変位アクチュエータ410に対してその変
位方向に作用する力をそのまま取付板300に伝える一
方、変位方向と直交する方向に作用するせん断力とせん
断方向の小振動については吸収する作用を果たしてい
る。また、小変位アクチュエータ400のケース402
の底面は、中間フレーム200の底壁202の上面20
2Bのほぼ中央の箇所に固定されている。
という)は、そのねじ部422が取付板300に上下方
向に延在するように設けられたねじ孔302に螺合さ
れ、ねじ部422に接続された頭部424が弾性体44
0によって回転可能に支持されている。
気アクチュエータから構成されており、ケース100の
底壁102の上面102Aと中間フレーム200の底壁
202の下面202Aとの間に配設されており、ケース
100に対する中間フレーム200の位置を上下方向に
変位させるように構成されている。
304が被除振体20に結合されている。被除振体20
は、例えば、振動を除去する対象である装置であって
も、そのような装置が取り付けられた定盤であってもよ
い。振動センサ600は、取付板300の下面306に
取着されており、取付板300における上下方向の加速
度を検出するように構成されている。中間フレーム20
0のフランジ壁206の上面206Aと取付板300の
下面306の間には、平面視輪状の空気ばね700が配
設されており、この輪状の空気ばね700は、小変位ア
クチュエータ400や振動センサ600を囲むように配
置されている。そして、この空気ばね700によって取
付板300と被除振体20が上下動可能な状態で中間フ
レーム200に対して支持されている。すなわち、取付
板300は、空気ばね700と中間フレーム200を介
して下部構造体10に対して上下動可能に支持されてい
る。
2Aとケース100の内側面104Aの互いに接触する
箇所に設けられた2つのすべり材の摩擦抵抗力が設定さ
れている所定値について説明する。中間フレーム200
に取り付けられた小変位アクチュエータ400が上下方
向に変位すると、この小変位アクチュエータ400で発
生する力は、取付板300を変位させる方向の力として
取付板300に加わるが、これと同時に取付板300に
加わるのと反対方向の力(反力)が小変位アクチュエー
タ400から中間フレーム200に加わる。この際、中
間フレーム200が上記反力によって移動してしまう
と、取付板300を意図した通りに変位させることがで
きなくなってしまう。このため、小変位アクチュエータ
400が上下方向に発生可能な最大の力を発生しても、
中間フレーム200がケース100に対して静止状態を
維持した状態となっていることが必要である。したがっ
て、中間フレーム200の外側面202Aとケース10
0の内側面104Aの互いに接触する箇所に設けられた
2つのすべり材の摩擦抵抗力の所定値は、小変位アクチ
ュエータ400が前記所定方向に発生可能な最大の力以
上の値に設定されている。なお、大変位アクチュエータ
500は、上記中間フレーム200の外側面202Aと
ケース100の内側面104Aの互いに接触する箇所に
設けられた2つのすべり材に設定された上記所定値の摩
擦抵抗力に抗して中間フレーム200を上下方向に変位
させるために必要な力を発生することが可能となるよう
に構成されていることはもちろんである。
振機構部800を被除振体20に取り付ける際の具体例
について説明する。図5(A)は、除振機構部800を
1つ使用した例である。平面視矩形状の被除振体20の
底部の四隅近傍の箇所を図略の基礎構造体に対して空気
ばね30(特許請求の範囲の弾性支持部材、支持手段に
相当)で支持するように構成し、被除振体20の底部の
中心箇所に1つの除振機構部800の取付板300を取
り付けた例を示している。図5(B)は、除振機構部8
00を4つ使用した例である。平面視矩形状の被除振体
20の底部の四隅近傍の箇所にそれぞれ除振機構部80
0の取付板300を取り付けた例を示している。図5
(C)は、除振機構部800を3つ使用した例である。
平面視矩形状の被除振体20の底部の中心箇所を囲む正
三角形の頂点に相当する3箇所にそれぞれ除振機構部8
00の取付板300を取り付けた例を示している。この
ように、除振機構部800は、被除振体20に対して1
個または複数個設けることができ、また、その配置位置
も任意に設定することができる。なお、除振機構部80
0のみで非除振体20を支持する場合、すなわち除振機
構部800以外の支持手段を使用しない場合には、被除
振体20を安定して支持するために、少なくとも3個の
除振機構部800によって被除振体20を支持する必要
がある。
ついて説明する。制御装置部900は、1個の除振機構
部800に対応して1個設けられており、振動センサア
ンプ902、制御装置904、アクチュエータ駆動アン
プ906、エアアクチュエータ圧力制御装置908を備
えている。振動計増幅器902は、振動センサ600か
ら入力される上下方向の加速度を示す検出信号S1を増
幅するものである。制御装置904は、振動センサアン
プ902から入力された上下水平方向の加速度を示す検
出信号S1に基づいて、その振動を被除振体20から除
去するために必要な小変位アクチュエータ400と大変
位アクチュエータ500の駆動量に相当する駆動信号を
演算生成するものである。アクチュエータ駆動アンプ9
06は、駆動信号を増幅した駆動信号D1を小変位アク
チュエータ400に入力して駆動させるように構成され
ている。エアアクチュエータ圧力制御装置908は、駆
動信号に基づいてエアアクチュエータ駆動用の空気圧D
2を制御して供給することによって小変位アクチュエー
タ500を駆動させるものである。
ず、初めに超磁歪アクチュエータとこれに与える予圧縮
力について説明する。一般的に、超磁歪アクチュエータ
においては、その超磁歪アクチュエータに与えられる駆
動信号に対して、この磁歪アクチュエータの変形量(伸
び、縮み)がもっとも大きく、かつ、超磁歪アクチュエ
ータの変形量が線形に変化する状態にすることが超磁歪
アクチュエータの性能を最大限に生かす上で好ましい。
超磁歪アクチュエータでは、これに与える予圧縮力を最
適値に調整することにより、この超磁歪アクチュエータ
を上述した好ましい状態にすることができる。
アクチュエータ400を上述した好ましい状態に調整す
ることで次のような利点が生じる。すなわち、小変位ア
クチュエータ400に与えられる駆動信号に対して、小
変位アクチュエータ400が取付板300に与える変位
量がもっとも大きくなるから、より大きな外部振動に対
してその振動を除去することができる。また、小変位ア
クチュエータ400に与えられる駆動信号に対して、小
変位アクチュエータ400が取付板300に与える変位
量が線形に変化するので、小変位アクチュエータ400
が取付板300に与える変位量が駆動信号に対して忠実
に発生するので、アクチュエータの駆動制御がより忠実
に行われる。つまり、小変位アクチュエータ400の予
圧縮力を最適に調整することで、この除振装置の除振能
力が最も優れた状態にすることができる。
の予圧縮力の調整を行う。この予圧縮力は、アクチュエ
ータを構成する超磁歪アクチュエータが非駆動時に取付
板300から受ける荷重のことを示している。
(磁歪量の最適化)は、所定周波数かつ所定振幅の駆動
信号(例えば正弦波信号)をアクチュエータ420に入
力した状態で、最も取付板300が振動される、すなわ
ち取付板300の変位が大きくなるように小変位アクチ
ュエータ400の予圧縮力を調整することによって行わ
れる。小変位アクチュエータ400の予圧縮力は、調整
ねじ420を回転させることで、小変位アクチュエータ
400にその変位方向と同じ方向で加わる荷重を調整す
ることで容易に調整することができる。
整が終了すれば、制御装置部900の電源を投入するこ
とにより、このアクティブ型除振装置1000が稼動す
る。基礎構造体10を伝わってきた上下方向の振動がケ
ース100、大変位アクチュエータ500、中間フレー
ム200、小変位アクチュエータ400を経由して取付
板300とこれに取付けられた被除振体に伝わりこの被
除振体が振動する。したがって、センサ600が取付板
300の振動を示す加速度を検出し、それら加速度を示
す検出信号を振動センサアンプ902に入力する。振動
センサアンプ902は、制御装置904に増幅した検出
信号S1を入力する。この制御装置904は、振動セン
サアンプ902から入力された加速度を示す検出信号S
1に基づいて、その振動を取付板300に取付けられた
被除振体20から除去するために必要な小変位アクチュ
エータ400の駆動量に相当する駆動信号と大変位アク
チュエータ500の駆動量に相当する駆動信号を演算生
成してアクチュエータ駆動アンプ906とエアアクチュ
エータ圧力制御装置908に入力する。アクチュエータ
駆動アンプ906は、この駆動信号を増幅した駆動信号
D1を小変位アクチュエータ400に入力して駆動させ
る。エアアクチュエータ圧力制御装置908は、入力し
た駆動信号に基づいてエアアクチュエータ駆動用の空気
圧D2を制御して供給することによって大変位アクチュ
エータ500を駆動させる。この結果、除振機構部80
0によって、取付板300に取付けられた被除振体の振
動が除去され、被除振体は高度な静止状態を維持する。
小変位アクチュエータは、発生する変位量の精度が高い
が発生する変位量が小さく、かつ、発生する変位量の周
波数応答性が高いため、周波数帯域の高い振動を除振す
る能力に優れている。一方、エアアクチュエータなどか
らなる大変位アクチュエータは、発生する変位量の精度
が低いが発生する変位量が大きく、かつ、発生する変位
量の周波数応答性が低いいため、周波数帯域の低い振動
を除振する能力に優れている。したがって、制御装置9
04は、入力される振動センサ600の検出信号の周波
数成分に応じて小変位アクチュエータと大変位アクチュ
エータに与える駆動信号をそれぞれ生成することで、低
周波から高周波にわたる振動を被除振体20から除振す
ることができるようになっている。
20から除振することによる利点についてさらに詳細に
説明する。従来のアクティブ型除振装置では、小変位ア
クチュエータを用いていたので、地震による振動に関し
ては、微小地震による小振動は効果的に除振することが
できるものの、例えば震度2以上の大振動が生じると、
その振幅が数ミリから数十ミリに達する。上記微小変位
アクチュエータは、その変位量が微小であるため、大き
な振幅に対応することは難しい。一方、エアアクチュエ
ータやリニアモータなどの変位量が大きな大変位アクチ
ュエータを用いれば、大きな振幅に対応することは可能
であるが応答性が悪いため、振幅が小さくかつ周波数が
高い振動を除振することは難しい。すなわち、微小変位
アクチュエータと大変位アクチュエータは、効果的に除
振し得る振動の振幅と周波数が異なっているため、微小
変位アクチュエータと大変位アクチュエータの何れを用
いても、広い範囲の振動、例えば小振幅から大振幅まで
の振動、あるいは低い周波数から高い周波数までの振動
を良好に抑制することは困難であった。これに対して、
第1の実施の形態では、小変位アクチュエータと大変位
アクチュエータの作用によって、低周波で振幅の大きな
振動から高周波で振幅の小さな振動までを被除振体20
から除振することが可能となっている。
に対応して1個の制御装置部900を設けた場合、すな
わち各アクティブ除振装置1000が独立して制御され
るように構成された場合について説明したが、複数個の
除振機構部800に対応して1個の制御装置部900を
設けて構成することも可能である。図7は、図5(B)
に示すように4個の除振機構部800を設けた場合に、
これら4個の除振機構部800の制御を1個の制御装置
部900で行うようにした構成を示している。この場合
には、各除振機構部800の振動センサ600から出力
される検出信号S11乃至S14が制御装置部900の
振動センサアンプ902に入力されるように構成されて
いる。振動センサアンプ902は、各検出信号S11乃
至S14をそれぞれ増幅して制御装置904に入力する
ように構成されている。制御装置904は、入力された
各検出信号S11乃至S14に基いてそれぞれ駆動信号
を演算生成してアクチュエータ駆動アンプ906とエア
アクチュエータ圧力制御装置908に入力する。アクチ
ュエータ駆動アンプ906は、入力された各除振機構部
800に対応する駆動信号に基いて各除振機構部800
の小変位アクチュエータに入力する駆動信号D11乃至
D14を生成して各除振機構部800に入力する。エア
アクチュエータ圧力制御装置908は、入力された各除
振機構部800に対応する駆動信号に基いて各除振機構
部800の大変位アクチュエータ500に入力する駆動
信号D21乃至D24を生成して各除振機構部800に
入力する。この結果、各除振機構部800の小変位アク
チュエータ400と大変位アクチュエータ500が駆動
され、取付板300に取付けられた被除振体の振動が除
去され、被除振体は高度な静止状態を維持する。
振体に対して除振機構部を直接取り付けることが可能と
なり、定盤が不要となる。このため、アクティブ型除振
装置の重量が軽くなるとともに、アクティブ型除振装置
によって占有されるスペースが小さくて済む。また、各
除振機構部を被除振体に対して自由に配置することが可
能となるため、設置場所の制限が少ない。また、制御装
置部は、各除振機構部に対して1つずつ設ける構成とし
てもよいし、1つの制御装置部によって複数の除振機構
部を一括して制御する構成とすることも可能であり、制
御装置部の構成が自由に行える。
る。図8は本発明の第2実施の形態における概略構成を
示す縦断面図、図9は図8をBB線断面からみた状態を
示す説明図、図10は第2の実施の形態のアクティブ型
除振装置の配置を平面から見た状態を示す図であり、
(A)は除振機構部を1つ使用した場合を示す配置図、
(B)は除振機構部を2つ使用した場合を示す配置図、
(C)は除振機構部を4つ使用した場合を示す配置図で
ある。図8、図9に示す第2の実施の形態のアクティブ
型除振装置2000は、水平方向の振動を除振するよう
に構成されている。初めに、図7、図8を参照してアク
ティブ型除振装置2000の構成について説明する。ア
クティブ型除振装置2000は、ケース150(特許請
求の範囲のベース部に相当)、中間フレーム250、取
付板350(特許請求の範囲の取付手段に相当)、小変
位アクチュエータ450(特許請求の範囲の変位手段に
相当)、大変位アクチュエータ550(特許請求の範囲
の変位手段に相当)、振動センサ650(特許請求の範
囲の振動検出手段に相当)、空気ばね750(特許請求
の範囲の位置保持手段に相当)などを備えた除振機構部
850と図略の制御装置部を備えている。
52とその周縁部から立設された側壁154A、154
B、154C、154Dを備えて構成されている。底壁
152は、建物の床などからなる下部構造体(図略)の
上に設けられた基礎構造体10に固定されるようになっ
ている。側壁のうち、底壁152の長手方向の周縁部か
ら立設された2つの側壁154A、154Bと、底壁1
52の長手方向と直交する方向の周縁部の一方から立設
された1つの側壁154Cとは同一の高さ位置に上端部
を有し、底壁152の長手方向と直交する方向の周縁部
の他方から立設された1つの側壁154Dの上端部は、
3つの側壁154A乃至154Cの上端部よりも低い高
さ位置となるように構成されている。底壁152の上面
152Aと各側壁154A乃至154Dの内側面154
A1乃至154D1によって、中間フレーム250、小
変位アクチュエータ450、大変位アクチュエータ55
0、空気ばね750を収容する収容空間158が形成さ
れている。
壁252と、ケース150の側壁154Cに面した底壁
252の側縁から立設された側壁254とを備えて構成
されている。そして、中間フレーム250の底壁252
の下面252A、側壁254の対向する2つの側面25
4A、254Bは、ケース150の底壁152の上面1
52A、側壁154Aの側面154A1、側壁154B
の側面154B1によって水平方向に、すなわち、ケー
ス150の底壁152の長手方向の中心軸に沿って摺動
可能に支持されている。上記下面252Aと上面152
A、側面254Aと側面154A1、側面254Bと側
面154B1は、それぞれ互いに接触する箇所にすべり
材が設けてあり、これらのすべり材は、上記下面252
Aと上面152A、側面254Aと側面154A1、側
面254Bと側面154B1の互いの間に作用する摩擦
抵抗力(特許請求の範囲の前記中間フレームと前記ベー
ス部との間で発生する摩擦抵抗力に相当)が後述する所
定値となるように構成されている。
ーム250の底壁252の上面252Bの箇所に固定さ
れており、中間フレーム250の側壁254に対する取
付板350の位置を水平方向に変位させるように構成さ
れている。すなわち、小変位アクチュエータ450は、
第1の実施の形態の小変位アクチュエータ400と同様
に構成されており、与えられる駆動信号に基づいてケー
ス452の長手方向に伸長する歪み(磁歪)を生じる不
図示の超磁歪素子と、この超磁歪素子を収容してこの超
磁歪素子を外部から保護するケース452と、この超磁
歪素子に結合されてケース452の端部からケース45
2の長手方向に進退するロッド454とを備えている。
小変位アクチュエータ450は、軸心方向を水平方向
に、かつ中間フレーム250の移動方向と平行方向に向
けて配設されており、そのロッド454の先端は、弾性
体460を介して後述する取付板350の縦板354の
小変位アクチュエータ450に対面する内側面354A
に取付けられている。この弾性体460は、小変位アク
チュエータ450の変位方向(図8の紙面で示すと左右
方向)に対しては剛く、小変位アクチュエータ450の
変位方向と直交する方向(図8の紙面で示すと上下方向
や紙面と直交する方向など)には柔らかい特性を備えた
例えばゴムなどから構成されるものであり、小変位アク
チュエータ450に対してその変位方向に作用する力を
そのまま取付板350に伝える一方、変位方向と直交す
る方向に作用するせん断力については吸収する作用を果
たしている。また、小変位アクチュエータ450のケー
ス452の側面は、中間フレーム250の底壁252の
上面252Bの長手方向の中心軸に沿った箇所に固定さ
れている。
板352と、上板352の周縁部のうち、ケース150
の底壁152の長手方向と直交する方向に延在する周縁
部の一方から下方に立設されケース150の側壁154
Dと間隔をおいて対面する縦板354とを備えている。
上板352の上面352Aは、被除振体20に結合され
ている。被除振体20は、例えば、振動を除去する対象
である装置であっても、そのような装置が取り付けられ
た定盤であってもよい。一方、上板352の縦板354
の内側面354Aには前述したように弾性体460が取
着されている。振動センサ650は、取付板350の縦
板354の下端部354Bに取着されており、取付板3
50における水平方向の加速度を検出するように構成さ
れている。中間フレーム250の側壁524の小変位ア
クチュエータ450に対面する側の側面524Aは、小
変位アクチュエータ450の底部が固定されている。
ーム250の側壁254の側面254Aと反対側の側面
254Bと、ケース150の側壁154Cの側面154
C1との間に配設されている。大変位アクチュエータ5
50によって、中間フレーム250のケース150の側
壁154Cに対する水平方向の位置が変位するように構
成されている。空気ばね750は、ケース150の側壁
154Dの内側面154D1と中間フレーム250の底
壁252の上記内側面154D1と対面する端面252
Cとの間に配設されている。この空気ばね750の作用
によって、水平方向の振動がない状態においてケース1
50に対する中間フレーム250の水平方向の位置が所
定位置に保持されるように構成されている。
面254Aと側面154A1、側面254Bと側面15
4B1の互いに接触する箇所に設けられたすべり材の摩
擦抵抗力が設定されている所定値について説明する。中
間フレーム250に取り付けられた小変位アクチュエー
タ450が水平方向に変位すると、この小変位アクチュ
エータ450で発生する力は、取付板350を変位させ
る方向の力として取付板350に加わるが、これと同時
に取付板350に加わるのと反対方向の力(反力)が小
変位アクチュエータ450から中間フレーム250に加
わる。
よって移動してしまうと、取付板350を意図した通り
に変位させることができなくなってしまう。このため、
小変位アクチュエータ450が上下方向に発生可能な最
大の力を発生しても、中間フレーム250がケース15
0に対して静止状態を維持した状態となっていることが
必要である。したがって、下面252Aと上面152
A、側面254Aと側面154A1、側面254Bと側
面154B1の互いに接触する箇所に設けられたすべり
材の摩擦抵抗力は、小変位アクチュエータ450が水平
方向に発生可能な最大の力以上の値に設定されている。
なお、大変位アクチュエータ550は、下面252Aと
上面152A、側面254Aと側面154A1、側面2
54Bと側面154B1の互いに接触する箇所に設けら
れたすべり材に設定された上記所定値の摩擦抵抗力に抗
して中間フレーム250を水平方向に変位させるために
必要な力を発生することが可能となるように構成されて
いることはもちろんである。
おける制御装置部800と同様の構成であり、相違する
のは除振する振動の方向が水平方向であることだけであ
るため、制御装置部の構成と動作の説明は省略する。
除振機構部850を被除振体20に取り付ける際の具体
例について説明する。図10(A)は、除振機構部85
0を1つ使用して水平方向のうち、1方向の振動を除振
するように構成した例である。平面視矩形状の被除振体
20の底部の四隅近傍の箇所を図略の基礎構造体に対し
て空気ばね30で支持するように構成し、被除振体20
の底部の中心箇所に1つの除振機構部850の取付板3
55を取り付けている。なお、図10(A)乃至(C)
において、矢印はこの除振機構部850によって除振さ
れる水平方向の振動の向きを示している。
用した例である。平面視矩形状の被除振体20の底部の
四隅近傍の箇所を図略の基礎構造体に対して空気ばね3
0で支持するように構成し、平面視矩形状の被除振体2
0の底部の箇所において2つの除振機構部850をそれ
ぞれ互いの除振する方向が直交するように取付板355
を取り付けている。このような構成により、被除振体2
0に発生する水平方向の振動(主として並進振動)を2
つの除振機構部850の組み合わせによって除振するこ
とができる。
用した例である。平面視矩形状の被除振体20の底部の
四隅近傍の箇所を図略の基礎構造体に対して空気ばね3
0で支持するように構成し、平面視矩形状の被除振体2
0の底部の4つの周縁部近傍の4箇所に、各除振機構部
850が除振する方向が被除振体20の周縁部と平行と
なるように各除振機構部850の取付板355を取り付
けている。このように各除振機構部850を配置するこ
とで、被除振体20に発生する水平方向の振動を4つの
除振機構部850の組み合わせによって除振するととも
に、被除振体20が水平面内でねじれ方向の振動を受け
た場合であっても除振を行うことができる。このよう
に、除振機構部850は、被除振体20に対して1個ま
たは複数個設けることができ、また、その配置位置も任
意に設定することができる。なお、図10(A)乃至
(C)に示した例においては、空気ばね30によって特
許請求の範囲の弾性支持部材、支持手段が構成されてい
る。
800と第2の実施の形態の除振機構部850を組み合
わせることで上下方向と水平方向の振動を除振するよう
に構成した例である。除振機構部800は3つ使用され
ており、平面視矩形状の被除振体20の底部の中心箇所
を囲む正三角形の頂点に相当する3箇所にそれぞれ除振
機構部800の取付板300が取り付けられている。除
振機構部850は3つ使用されており、被除振体20の
底部の対向する周縁部近傍に周縁部と除振する方向が平
行となるように2つの除振機構部850の取付板355
が取り付けられ、2つの除振機構部850の間の箇所で
これら2つの除振機構部850が除振する方向と直交す
る方向の振動を除振するように1つの除振機構部850
の取付板355が取り付けられている。このように構成
することで、被除振体20の上下方向の振動が3つの除
振機構部800の組み合わせによって除振され、かつ、
被除振体20の水平方向の振動が3つの除振機構部85
0の組み合わせによって除振される。なお、図11に示
した例においては、除振機構部800に設けられている
空気ばね700によって特許請求の範囲の弾性支持部
材、支持手段が構成されている。
体20に対して1個または複数個設けることができ、ま
た、その配置位置も任意に設定することができる。
1の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することは
もちろんである。また、制御装置部は、各除振機構部に
対して1つずつ設ける構成としてもよいし、1つの制御
装置部によって複数の除振機構を一括して制御する構成
とすることも可能であり、制御装置部の構成が自由に行
えることも第1の実施の形態の場合と同じである。
る。図12は本発明の第3実施の形態における概略構成
を示す平面図、図13は図12をC1C1線断面からみ
た状態を示す説明図、図14は図12をC2C2線断面
からみた状態を示す説明図、図15は図12をC3C3
線断面からみた状態を示す説明図、図16は第3の実施
の形態のアクティブ型除振装置の配置を平面から見た状
態を示す配置図である。図12乃至図15に示す第3の
実施の形態のアクティブ型除振装置3000は、上下方
向と水平方向の振動を除振するように構成されている。
ティブ型除振装置3000の構成について説明する。ア
クティブ型除振装置3000は、ケース1100(特許
請求の範囲のベース部に相当)、中間フレーム120
0、取付板1300(特許請求の範囲の取付手段に相
当)、小変位アクチュエータ1400、1450(特許
請求の範囲の変位手段に相当)、大変位アクチュエータ
1500、1550(特許請求の範囲の変位手段に相
当)、振動センサ1600、1650(特許請求の範囲
の振動検出手段に相当)、空気ばね1700(特許請求
の範囲の第2支持部材に相当)、空気ばね1750(特
許請求の範囲の位置保持手段に相当)などを備えた除振
機構部860と、この除振機構部860の制御を行う図
略の制御装置部を備えている。
1102と、その4つの周縁部から立設された側壁11
04A、1104B、1104C、1104Dを備えて
構成されている。底壁1102は、建物の床などからな
る下部構造体(図略)の上に設けられた基礎構造体10
に固定されるようになっている。底壁1102の上面1
102Aと各側壁1104A乃至1104Dの内側面1
104A1乃至1104D1によって、中間フレーム1
200、小変位アクチュエータ1400、1450、大
変位アクチュエータ1500、1550、空気ばね17
00、1750を収容する収容空間1060が形成され
ている。
の底壁1202と、底壁1202の4つの周縁部から立
設された側壁1204A、1204B、1204C、1
204Dと、底壁1202の中央部に設けられ小変位ア
クチュエータ1450を収容する収容空間を区画する中
間壁部1206とを備えて構成されている。中間フレー
ム1200の側壁1204A、1204Bの外側面12
04A1、1204B1は、ケース1100の側壁11
04A、1104Bの内側面1104A1、1104B
1によってこれら内側面1104A1、1104B1の
延在方向に対して、すなわち上下方向と水平方向に摺動
可能に支持されている。上記外側面1204A1、12
04B1と内側面1104A1、1104B1は、それ
ぞれ互いに接触する箇所にすべり材が設けてあり、上記
互いの間に作用する摩擦抵抗力(特許請求の範囲の前記
中間フレームと前記ベース部との間で発生する摩擦抵抗
力に相当)が後述する所定値となるように設定されてい
る。
02Aと中間フレーム1200の底壁1202の下面1
202Aの間には、上下方向の振動の除振を行う大変位
アクチュエータ1500が配設されている。ケース11
00の側壁1204Cの内側面1204C1と中間フレ
ーム1200の側壁1204Cの外側面1204C1と
の間には、水平方向の振動の除振を行う大変位アクチュ
エータ1550が配設されている。
けられた中間壁部1206は、底壁1202の長手方向
と直交する方向の中心軸を間隔をおいて対面する箇所に
前記中心軸と平行方向に延在する2つの側壁1206
A、1206Bと、これら2つの側壁1206A、12
06Bの上端部を接続する上壁1206Cとを備えてい
る。そして、図12乃至図14に示すように、側壁12
06A、1206B、上壁1206C、底壁1202で
区画された収容空間に水平方向の振動を除振する小変位
アクチュエータ1450が配設されている。小変位アク
チュエータ1450は、第2の実施の形態の場合と同様
に、軸心方向を水平方向に、かつ中間フレーム1200
の移動方向と平行方向に向けて配設されており、そのロ
ッド1454の先端は、弾性体1460を介して取付板
1300の縦板1304の小変位アクチュエータ145
0に対面する内側面1304Aに取付けられている。ま
た、小変位アクチュエータ1450のケース1452の
側面は、中間フレーム1200の底壁1202の上面1
202Bの箇所に固定されている。
4Dには開口1204D2が設けられており、ケース1
100の側壁1104Dには上記開口1204D2と対
応する箇所に開口1104D2が設けられている。そし
て、小変位アクチュエータ1450のロッド1454
は、上記開口1204D2と1104D2を介して弾性
体1460に接続している。この弾性体1460の構成
は、第2の実施の形態における弾性体460と同じであ
るためその説明を省略する。
4A、1204C、1204D、中間壁部1206の側
壁1206Aで区画された収容空間と、中間フレーム1
200の側壁1204B、1204C、1204D、中
間壁部1206の側壁1206Bで区画された収容空間
とには、それぞれ上下方向の振動を除振する小変位アク
チュエータ1400が配設されている。各小変位アクチ
ュエータ1400は、軸心方向を上下方向に向けて配設
されており、そのロッド1404の上端は、弾性体14
10と調整ねじ1420を介して取付板300の上板1
302に取付けられている。また、各小変位アクチュエ
ータ1400のケース1402の底面は、中間フレーム
1200の底壁1202の上面1202Bの箇所に固定
されている。なお、弾性体1410は、第1の実施の形
態の弾性体410と同様の構成であるためその説明を省
略する。調整ねじ1420は、そのねじ部1422が取
付板1300の上板1302に設けられた上下方向に延
在して設けられているねじ孔1303に螺合され、ねじ
部1422に接続された頭部1424は、弾性体144
0によって回転可能に支持されている。
上板1302と、上板1302の周縁部のうち、中間フ
レーム1200の移動方向と直交する方向に延在する周
縁部の一方から下方に立設されケース1100の側壁1
104Dと間隔をおいて対面する縦板1304とを備え
ている。上板1302の上面上板1302Aは、被除振
体20に結合されている。被除振体20は、例えば、振
動を除去する対象である装置であっても、そのような装
置が取り付けられた定盤であってもよい。
上板1302に取着されており、取付板1300におけ
る上下方向の加速度を検出するように構成されている。
振動センサ1650は、取付板1300の縦板1304
の下端部1304Bに取着されており、取付板1300
における水平方向の加速度を検出するように構成されて
いる。
4A乃至1204D、中間壁部1206の上壁1206
Cと、取付板1300の上板1302との間には、平面
視輪状の空気ばね1700が配設されている。輪状を呈
する各空気ばね1700は、小変位アクチュエータ14
00を囲むように配置されている。この空気ばね170
0によって取付板1300と被除振体20が上下動可能
な状態で中間フレーム1200に対して支持されてい
る。すなわち、取付板1300は、空気ばね1700と
中間フレーム1200を介して下部構造体10に対して
上下動および水平動可能に支持されている。また、中間
フレーム1200の側壁1204Dの内側面1204D
3と、ケース1100の側壁1104Dの内側面110
4D1との間には、平面視輪状の空気ばね1750が配
設されている。輪状を呈する空気ばね1750は、小変
位アクチュエータ1450のロッド1454を囲むよう
に配置されている。この空気ばね1750の作用によっ
て、水平方向の振動がない場合においてケース1100
に対する中間フレーム1200の水平方向の位置が所定
位置に保持されるように構成されている。
0は、ケース1100、空気ばね1700、1750に
よってケース1100に対して上下方向と水平方向に移
動可能に支持されている。中間フレーム1200が上下
方向に振動する際には、水平方向の大変位アクチュエー
タ1550と水平方向の空気ばね1750が上下方向の
力を受けて変形するが、これら大変位アクチュエータ1
550と空気ばね1750が中間フレーム1200の上
下方向の移動に対して及ぼす影響は無視できる程度とな
っている。これと逆に、中間フレーム1200が水平方
向に振動する際には、上下方向の大変位アクチュエータ
1500と水平方向の空気ばね1700が水平方向の力
を受けて変形するが、これら大変位アクチュエータ15
00と空気ばね1700が中間フレーム1200の水平
方向の移動に対して及ぼす影響は無視できる程度となっ
ている。
204A1、1204B1とケース1100の内側面1
104A1、1104B1との互いに接触する箇所に設
けられたすべり材の摩擦抵抗力が設定されている所定値
について説明する。中間フレーム1200に取り付けら
れた小変位アクチュエータ1400、1450が上下方
向、水平方向に変位すると、この小変位アクチュエータ
14001450で発生する力は、取付板1300を変
位させる方向の力として取付板1300に加わるが、こ
れと同時に取付板1300に加わるのと反対方向の力
(反力)が小変位アクチュエータ1400、1450か
ら中間フレーム1200に加わる。
によって移動してしまうと、取付板1300を意図した
通りに変位させることができなくなってしまう。このた
め、小変位アクチュエータ1400、1450が上下方
向、水平方向に発生可能な最大の力を発生しても、中間
フレーム1200がケース1100に対して静止状態を
維持した状態となっていることが必要である。したがっ
て、中間フレーム1200の外側面1204A1、12
04B1とケース1100の内側面1104A1、11
04B1の互いに接触する箇所に設けられたすべり材の
摩擦抵抗力は、小変位アクチュエータ1400、145
0が上下方向、水平方向に発生可能な最大の力以上の値
に設定されている。なお、大変位アクチュエータ150
0、1550は、中間フレーム1200の外側面120
4A1、1204B1とケース1100の内側面110
4A1、1104B1の互いに接触する箇所に設けられ
たすべり材に設定された上記所定値の摩擦抵抗力に抗し
て中間フレーム1200を上下方向、水平方向に変位さ
せるために必要な力を発生することが可能となるように
構成されていることはもちろんである。
形態における制御装置部と同様の構成であり、相違する
のは除振する振動の方向が上下方向と水平方向の双方で
あることだけである。したがって、振動センサ160
0、1650は、振動の上下方向と水平方向に対応して
それぞれの検出信号を制御装置部に入力する。そして、
制御装置部は、入力された上下方向と水平方向の検出信
号に基いて、上下方向と水平方向の小変位アクチュエー
タを駆動する駆動信号を生成して各小変位アクチュエー
タに入力するように構成され、上下方向と水平方向の大
変位アクチュエータを駆動する空気圧を生成して各大変
位アクチュエータに入力するように構成されている。制
御装置部の構成と動作は、第1の実施の形態と同様であ
るため説明は省略する。また、上下方向の小変位アクチ
ュエータ1400における調整ねじ1420を用いた予
圧縮力の調整手順は第1の実施の形態の場合と同様であ
るため、その説明は省略する。
除振機構部860を被除振体20に取り付ける際の具体
例について説明する。図16(A)は、除振機構部80
0を3つ使用した例である。平面視矩形状の被除振体2
0の底部の中心箇所を囲む正三角形の頂点に相当する3
箇所にそれぞれ除振機構部860の取付板1300が取
り付けられている。除振機構部860は3つ使用されて
おり、被除振体20の底部の対向する周縁部近傍に周縁
部と除振する方向が平行となるように2つの除振機構部
860の取付板1300が取り付けられ、2つの除振機
構部860の間の箇所でこれら2つの除振機構部860
が除振する方向と直交する方向の振動を除振するように
1つの除振機構部860の取付板1300が取り付けら
れている。そして、図中矢印で示したのは各除振機構部
860が除振する水平方向の向きを示している。このよ
うに構成することで、被除振体20の上下方向と水平方
向の振動が3つの除振機構部860の組み合わせによっ
て除振されれる。
使用した例である。平面視矩形状の被除振体20の底部
の四隅近傍の箇所に、各除振機構部860を設けてい
る。各除振機構部860が除振する方向は、隣合う除振
機構部860が除振する方向が互いに直交する方向とな
るように、各除振機構部860の取付板1300を被除
振体20に取り付けている。このように各除振機構部8
60を配置することで、被除振体20に発生する水平方
向の振動を4つの除振機構部860の組み合わせによっ
て除振することができる。
体20に対して1個または複数個設けることができ、ま
た、その配置位置も任意に設定することができる。
の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することはも
ちろんである。また、制御装置部は、各除振機構部に対
して1つずつ設ける構成としてもよいし、1つの制御装
置部によって複数の除振機構を一括して制御する構成と
することも可能であり、制御装置部の構成が自由に行え
ることも第1の実施の形態の場合と同じである。
る。図17は本発明の第4の実施の形態における概略構
成を示す縦断面図、図18は図17を矢印D方向からみ
た状態を示す説明図、図19は第4の実施の形態のアク
ティブ型除振装置の配置を平面から見た状態を示す配置
図である。図17乃至図19に示す第4の実施の形態の
アクティブ型除振装置4000は、上下方向と水平方向
の微振動を除振するように構成されている。
部2100、取付板2300(特許請求の範囲の取付手
段に相当)、小変位アクチュエータ2400、2450
(特許請求の範囲の変位手段に相当)、振動センサ26
00、2650(特許請求の範囲の振動検出手段に相
当)、空気ばね2700(特許請求の範囲の第1支持部
材に相当)などを備えた除振機構部870と、この除振
機構部870の制御を行う図略の制御装置部を備えてい
る。
る上面2102と、この上面2102の周縁部に接続し
た4つの側面2104A、2104B、2104C、2
104Dと、上記上面2102と対向する底面2106
とを有して構成されている。底面2106は、建物の床
などからなる下部構造体(図略)の上に設けられた基礎
構造体10に固定されるようになっている。
上板2302と、上板2302の周縁部の1つから下方
に立設されベース部2100の側面2104Dと間隔を
おいて対面する縦板2304とを備えている。取付板2
300は、上板2302の上面2302Aが被除振体2
0に結合されている。上板2302の上面2302A側
の四隅近傍の箇所には、取り付け用の4つねじ孔230
2Bが設けられており、被除振体20を貫通した図略の
ねじがこれら4つのねじ孔2302Bに螺合されること
で、被除振体20に取付板2300が取り付けられるよ
うになっている。被除振体20は、例えば、振動を除去
する対象である装置であっても、そのような装置が取り
付けられた定盤であってもよい。
上板2302に取着されており、取付板2300におけ
る上下方向の加速度を検出するように構成されている。
また、振動センサ2650は、取付板2300の上板2
302に取着されており、取付板2300における水平
方向の加速度を検出するように構成されている。
央位置に小変位アクチュエータ2400を収容する収容
部2108が上下方向に延在して設けられている。収容
部2108に底部には、底面2106よりも上方の箇所
において水平方向に延在する底壁2108Aが設けられ
ている。この底壁2108Aには、収容部2108の中
心軸と同軸上にねじ孔2108Bが設けられており、こ
のねじ孔2108Bには、調整ねじ2406のねじ部2
406Aが螺合されている。調整ねじ2406のねじ部
2406Aの先端が小変位アクチュエータ2400のケ
ース2402の底部に当接した状態となるように構成さ
れ、調整ねじ2406の頭部2406Bを回転して小変
位アクチュエータ2400の上下方向の位置を変位させ
ることで予圧縮力を調整できるように構成されている。
小変位アクチュエータ2400のロッド2404は、弾
性体2408を介して取付板2300の上板2302に
取付られている。この弾性体2408は、小変位アクチ
ュエータ2400の変位方向(上下方向)に対しては剛
く、小変位アクチュエータ2400の変位方向と直交す
る方向(水平方向)には柔らかい特性を備えた例えばゴ
ムなどから構成されるものであり、小変位アクチュエー
タ2400に対してその変位方向に作用する力をそのま
ま取付板2300に伝える一方、変位方向と直交する方
向に作用するせん断力とせん断方向の小振動については
吸収する作用を果たしている。
には、水平方向の中心で高さ方向が上面2102寄りの
箇所に小変位アクチュエータ2450を収容する収容部
2110が側面2104Dと直交する方向(水平方向)
に延在して設けられている。収容部2110に対面する
取付板2300の縦板2304の箇所には、収容部21
10の中心軸と同軸上にねじ孔2304Aが設けられて
おり、このねじ孔2304Aには、調整ねじ2456の
ねじ部2456Aが螺合されている。調整ねじ2456
は、そのねじ部2456Aの先端が弾性体2458を介
して小変位アクチュエータ2450のロッド2454に
当接した状態となるように構成され、調整ねじ2456
の頭部2456Bを回転して小変位アクチュエータ24
50の予圧縮力を調整できるように構成されている。
のロッド2454は、弾性体2458を介して取付板2
300の縦板2304に取付られている。この弾性体2
458は、小変位アクチュエータ2450の変位方向
(水平方向)に対しては剛く、小変位アクチュエータ2
450の変位方向と直交する方向(上下方向)には柔ら
かい特性を備えた例えばゴムなどから構成されるもので
あり、小変位アクチュエータ2450に対してその変位
方向に作用する力をそのまま取付板2300に伝える一
方、変位方向と直交する方向に作用するせん断力とせん
断方向の小振動については吸収する作用を果たしてい
る。
2300の上板2302の間には、平面視輪状の空気ば
ね2700が配設されている。輪状を呈する空気ばね2
700は、小変位アクチュエータ2400を囲むように
配置されている。この空気ばね2700によって取付板
2300と被除振体20がベース部2100に対して上
下動および水平動可能な状態で支持されている。
形態における制御装置部と同様の構成であり、相違する
のは除振する振動の方向が上下方向と水平方向の双方で
あることと、除振動作を行うのが小変位アクチュエータ
のみであることである。したがって、振動センサ260
0、2650は、振動の上下方向と水平方向に対応して
それぞれの検出信号を制御装置部に入力するように構成
されている。そして、制御装置部は、入力された上下方
向と水平方向の検出信号に基いて、上下方向と水平方向
の小変位アクチュエータを駆動する駆動信号を生成して
各小変位アクチュエータに入力するように構成されてい
る。制御装置部は、小変位アクチュエータの制御のみを
行うことが第1の実施の形態と異なるだけで、他の動作
は第1の実施の形態と同様であるため説明は省略する。
また、小変位アクチュエータ2400、2450におけ
る調整ねじ2406、2456を用いた予圧縮力の調整
手順は第1の実施の形態の場合と同様であるため、その
説明は省略する。
除振機構部870を被除振体20に取り付ける際の具体
例について説明する。図19は、除振機構部870を4
つ使用した例である。平面視矩形状の被除振体20の底
部の四隅近傍の箇所に、各除振機構部870の取付板2
300を取り付ける。各除振機構部870が除振する水
平方向の向きは、隣合う除振機構部870が除振する方
向が互いに直交するように、各除振機構部870の取付
板2300を被除振体20に取り付けている。このよう
に各除振機構部870を配置することで、被除振体20
に発生する上下方向と水平方向の振動を4つの除振機構
部870の組み合わせによって除振することができる。
なお、被除振体20に取り付ける除振機構部870の個
数と除振機構部870の配置は、第1乃至第3の実施の
形態の場合と同様に任意に設定することができることは
もちろんである。
位アクチュエータによる振幅の大きな振動の除去を行う
ことができない点を除き、第1の実施の形態の場合と同
様の作用効果を奏することはもちろんである。また、制
御装置部は、各除振機構部に対して1つずつ設ける構成
としてもよいし、1つの制御装置部によって複数の除振
機構を一括して制御する構成とすることも可能であり、
制御装置部の構成が自由に行えることも第1の実施の形
態の場合と同じである。
形態では、ベース部を構成するケースによって中間フレ
ームを摺動可能に設け、中間フレームとケースが互いに
接触する箇所で発生する摩擦抵抗力を所定値に設定する
ことで、小変位アクチュエータから取付板に意図した変
位量を確実に与えることを可能とした。しかしながら、
中間フレームとケースが互いに接触しない構成とすると
共に、中間フレームの重量を所定値に設定することで、
小変位アクチュエータから取付板に意図した変位量を確
実に与えることを可能とすることもできる。以下では、
このような構成を採用した第5乃至第7の実施の形態を
説明する。なお、第5乃至第7の実施の形態は、概ね前
述した第1乃至第3の実施の形態とそれぞれ同様の構成
となっているため、同一の構成要素には同一の符号を付
してその説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
第5の実施の形態における概略構成を示す縦断面図、図
21は図20の水平断面図であり、図21(A)は図2
0をD1D1線断面からみた状態を示す説明図、図21
(B)は図20をD2D2線断面からみた状態を示す説
明図、図21(C)は図20をD3D3線断面からみた
状態を示す説明図、図21(D)は図20をD4D4線
断面からみた状態を示す説明図である。第5の実施の形
態においても第1の実施の形態と同様に、アクティブ型
除振装置4000は、ケース100(特許請求の範囲の
ベース部に相当)、中間フレーム200、取付板300
(特許請求の範囲の取付手段に相当)、小変位アクチュ
エータ400(特許請求の範囲の変位手段に相当)、大
変位アクチュエータ500(特許請求の範囲の変位手段
に相当)、振動センサ600(特許請求の範囲の振動検
出手段に相当)、空気ばね700(特許請求の範囲の第
2支持部材に相当)などを備えた除振機構部880と、
この除振機構部880の制御を行う図略の制御装置部と
を備えている。
202と、その周縁部から立設された円筒状の側壁32
04と、側壁3204の上端部から水平方向に延在する
円環状のフランジ壁3206とから構成されている。図
20と図21(C)に示されているように、中間フレー
ム3200の側壁3202の外側面3202Aと、ケー
ス100の内側面104Aとの間には、4個の積層ゴム
3210(特許請求の範囲の中間フレーム支持手段に相
当)が上下方向には同一の位置で、かつ、中間フレーム
3200とケース100の周方向には等間隔で配設され
ている。積層ゴム3210の、中間フレーム3200の
側壁3202の外側面3202Aと、ケース100の内
側面104Aとに面した箇所はそれぞれ外側面3202
Aと内側面104Aに固定されている。中間フレーム3
200は、これら積層ゴム3210によってケース10
0に対して上下方向に、すなわちケース100の円筒状
の側壁104の中心軸に沿って移動可能に支持されてい
る。また、積層ゴム3210は、中間フレーム3200
がケース100に対して上下方向へ移動する際に生じる
抵抗力がなるべく少なくなるように構成されている。
中間フレーム3200とケース100が互いに接触しな
い構成となっている。ここで、中間フレーム3200
は、小変位アクチュエータ400から取付板300に意
図した変位量を確実に与えるために、小変位アクチュエ
ータ400が上下方向に発生可能な最大の力を発生して
もケース100に対して静止状態を維持する必要があ
る。すなわち、中間フレーム3200は、所定重量に設
定されており、この所定重量は、小変位アクチュエータ
400が所定方向に発生可能な最大の力を発生した際
に、中間フレーム3200によって最大の力以上の慣性
反力が生じる状態となる値に設定されているこれによ
り、小変位アクチュエータ400から取付板300に意
図した変位量を確実に与えることを可能とすることがで
きる。なお、この第5の実施の形態においても、第1の
実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
ばね700(第2支持部材)によって取付板300と被
除振体20が上下動可能な状態で中間フレーム200に
対して支持する代わりに、図22に示すように、空気ば
ね700と同様の作用を奏するゴム部材710(第2支
持部材)によって取付板300と被除振体20が上下動
可能な状態で中間フレーム200に対して支持するよう
に構成してもよい。また、取付板300と被除振体20
の重量が小変位アクチュエータ400に加わることが許
容されるならば、図23に示すように第2支持部材を省
略して構成してもよい。
に対して中間フレーム3200を支持する中間フレーム
支持手段としては、図20、図21に示す積層ゴム32
10の代わりに、両端部が中間フレーム3200の側壁
3202の外側面3202Aと、ケース100の内側面
104Aとにそれぞれ固定されたU字状の板ばね321
2を使用してもよい。
第6の実施の形態における概略構成を示す縦断面図、図
26は図25をE1E1線断面からみた状態を示す説明
図、図27は図25をE2E2線断面からみた状態を示
す説明図である。第6の実施の形態においても第2の実
施の形態と同様に、アクティブ型除振装置5000は、
ケース150(特許請求の範囲のベース部に相当)、中
間フレーム250、取付板350(特許請求の範囲の取
付手段に相当)、小変位アクチュエータ450(特許請
求の範囲の変位手段に相当)、大変位アクチュエータ5
50(特許請求の範囲の変位手段に相当)、振動センサ
650(特許請求の範囲の振動検出手段に相当)、空気
ばね750(特許請求の範囲の位置保持手段に相当)な
どを備えた除振機構部885と図略の制御装置部を備え
ている。
底壁4252と、ケース150の側壁154Cに面した
底壁4252の側縁から立設された厚みを有する側壁4
254とを備えて構成されている。小変位アクチュエー
タ450は、中間フレーム4250の側壁4254の箇
所に固定されており、中間フレーム4250の側壁42
54に対する取付板350の位置を水平方向に変位させ
るように構成されている。そして、中間フレーム425
0の底壁4252の下面4252Aがケース150の底
壁152の上面152Aと所定間隔をおいて対面し、中
間フレーム4250の対向する2つの側面4254A、
4254Bがそれぞれケース150の側壁154Aの側
面154A1、側壁154Bの側面154B1と所定間
隔をおいて対面するように配設されている。
2の下面4252Aとケース150の底壁152の上面
152Aとの間には、4個の積層ゴム4210(特許請
求の範囲の中間フレーム支持手段に相当)が中間フレー
ム4250の底壁4252の下面4252Aの四隅の箇
所にそれぞれ配設されている。積層ゴム4210の、中
間フレーム4250の底壁4252の下面4252A
と、ケース150の底壁152の上面152Aとに面し
た箇所はそれぞれ下面4252Aと上面152Aに固定
されている。一方、中間フレーム4250の側面425
4Aと、ケース150の側壁154Aの側面154A1
との間には、2個の積層ゴム4212(特許請求の範囲
の中間フレーム支持手段に相当)が中間フレーム425
0の長手方向の両端部に配設されている。これら積層ゴ
ム4212の、中間フレーム4250の側面4254A
とケース150の側壁154Aの側面145A1とに面
した箇所はそれぞれ側面4254Aと側面145A1に
固定されている。また、中間フレーム4250の側面4
254Bと、ケース150の側壁154Bの側面154
B1との間には、2個の積層ゴム4212(特許請求の
範囲の中間フレーム支持手段に相当)が中間フレーム4
250の長手方向の両端部に配設されている。これら積
層ゴム4212の、中間フレーム4250の側面425
4Bとケース150の側壁154Bの側面145B1と
に面した箇所はそれぞれ側面4254Bと側面145B
1に固定されている。
4210、4212によって水平方向に、すなわち、ケ
ース150の底壁152の長手方向の中心軸に沿って移
動可能に支持されている。また、積層ゴム4210、4
212は、中間フレーム4250がケース150に対し
て水平方向へ移動する際に生じる抵抗力がなるべく少な
くなるように構成されている。
中間フレーム4250とケース100が互いに接触しな
い構成となっている。ここで、中間フレーム4250
は、小変位アクチュエータ450から取付板350に意
図した変位量を確実に与えるために、小変位アクチュエ
ータ450が水方向に発生可能な最大の力を発生して
も、中間フレーム4250がケース150に対して静止
状態を維持する必要がある。すなわち、中間フレーム4
250は、所定重量に設定されており、この所定重量
は、小変位アクチュエータ450が所定方向に発生可能
な最大の力を発生した際に、中間フレーム4250によ
って最大の力以上の慣性反力が生じる状態となる値に設
定されているこれにより、小変位アクチュエータ450
から取付板350に意図した変位量を確実に与えること
を可能とすることができる。なお、この第6の実施の形
態においても、第2の実施の形態と同様の作用効果を得
ることができる。
気ばね750(特許請求の範囲の位置保持手段に相当)
によって水平方向の振動がない状態においてケース15
0に対する中間フレーム4250の水平方向の位置が所
定位置に保持されるように構成する代わりに、図28に
示すように、空気ばね750と同様の作用を奏するゴム
部材760(特許請求の範囲の位置保持手段に相当)に
よって中間フレーム4250の水平方向の位置が所定位
置に保持されるように構成してもよい。
に対して中間フレーム4250を支持する中間フレーム
支持手段としては、図25乃至図27に示す積層ゴム4
212の代わりに、両端部が中間フレーム4250の側
面4254Aと、ケース150の側壁154Aの側面1
54A1との間にそれぞれ固定された2個のU字状の板
ばね3212と、両端部が中間フレーム4250の側面
4254Bと、ケース150の側壁154Bの側面15
4B1との間にそれぞれ固定された2個のU字状の板ば
ね3212とを使用してもよい。また、図示はしない
が、図25乃至図27に示す積層ゴム4210の代わり
に、両端部が中間フレーム4250の底壁4252の下
面4252Aと、ケース150の底壁152の上面15
2Aとの間にそれぞれ固定されたU字状の板ばねを使用
してもよい。
第7の実施の形態における概略構成を示す縦断面図、図
31は図30を矢印F方向からみた状態を示す説明図、
図32は図30をF1F1線断面からみた状態を示す説
明図、図33は図30のF2F2線断面から見た状態を
示す説明図、図34は図30をF3F3線断面からみた
状態を示す説明図である。図30乃至図34に示す第7
の実施の形態のアクティブ型除振装置6000は、前述
した第3の実施の形態と同様に上下方向と水平方向の振
動を除振するように構成されている。
実施の形態を示す図12乃至図15に相当する構成要素
については同一の符号を付してその説明を省略する。第
7の実施の形態においても第3の実施の形態と同様に、
アクティブ型除振装置6000は、ケース1100(特
許請求の範囲のベース部に相当)、中間フレーム520
0、取付板1300(特許請求の範囲の取付手段に相
当)、小変位アクチュエータ1400、1450(特許
請求の範囲の変位手段に相当)、大変位アクチュエータ
1500、1550(特許請求の範囲の変位手段に相
当)、振動センサ1600、1650(特許請求の範囲
の振動検出手段に相当)、積層ゴム5300(特許請求
の範囲の中間フレーム支持手段に相当)などを備えた除
振機構部890と、この除振機構部890の制御を行う
図略の制御装置部を備えている。第7の実施の形態が第
3の実施の形態と異なる部分は、中間フレーム5200
と取付板1300との間に空気ばねが配設されていな
い、中間フレーム5200の形状が異なること、上下方
向の小変位アクチュエータ1400の数が異なることな
どである。以下では、第3の実施の形態と異なる部分に
ついて主に説明する。
1102と、その4つの周縁部から立設された側壁11
04A、1104B、1104C、1104Dを備えて
構成されている。底壁1102は、建物の床などからな
る下部構造体(図略)の上に設けられた基礎構造体10
に固定されるようになっている。底壁1102の上面1
102Aと各側壁1104A乃至1104Dの内側面1
104A1乃至1104D1によって、次に述べる中間
フレーム1200の下部5220収容する収容空間10
60が形成されている。
する上部5210と、この上部5210の下面に接続さ
れた下部5220とを備えている。上部5210は、平
面視矩形状の上面5212の中心において平面視矩形状
の孔部5214が上下方向に延在して設けられており、
この孔部5214の底面5214Aと、底面5214A
の各周縁部および上面5212を接続する側面5214
Bとによって小変位アクチュエータ1400を収容する
収容空間が構成されている。小変位アクチュエータ14
00は、その変位方向が上下方向となる状態で上記収容
空間に収容され、底面5214Aの箇所で固定されてい
る。なお、調整ねじ1420の頭部1424を回転して
小変位アクチュエータ1400の予圧縮力を調整できる
ように構成されていることは第3の実施の形態と同様で
ある。
水平方向の中心で高さ方向が側面5216の上下方向の
中心の箇所に小変位アクチュエータ1450を収容する
収容部5217が側面5116と直交する方向(水平方
向)に延在して設けられている。収容部5217に対面
する取付板1300の縦板1304の箇所には、収容部
5217の中心軸と同軸上にねじ孔1304Aが設けら
れており、このねじ孔1304Aには、調整ねじ148
0のねじ部1480Aが螺合されている。調整ねじ14
80は、そのねじ部1480Aの先端が弾性体1460
を介して小変位アクチュエータ1450のロッド145
4に当接した状態となるように構成され、調整ねじ14
80の頭部1480Bを回転して小変位アクチュエータ
1450の予圧縮力を調整できるように構成されてい
る。
いて、中間フレーム1200の下部5220は、その底
面5222と各側面5224A乃至5524Dとがケー
ス1100の底壁1102の上面1102Aと各側壁1
104A乃至1104Dの内側面1104A1乃至11
04D1と所定間隔をおいた状態で配設されている。
5224Bと、ケース1100の内側面1104A1、
1104B1との間には積層ゴム5300が配設されて
いる。積層ゴム5300は、中間フレーム5200の側
面5224A、5224Bの両端部の箇所にそれぞれ4
個づつ、合計4個配設されている。積層ゴム5300
の、中間フレーム5200の側面5224A、5224
Bと、ケース1100の内側面1104A1、1104
B1とに面した箇所はそれぞれ側面5224A、522
4Bと内側面1104A1、1104B1に固定されて
いる。これにより、中間フレーム5200は、ケース1
100に対して上下方向(大変位アクチュエータ150
0の変位方向と平行な方向)と水平方向(大変位アクチ
ュエータ1550の変位方向と平行な方向)に移動可能
に支持されており、積層ゴム5300は、中間フレーム
5200が上記上下方向と水平方向へ移動する際に生じ
る抵抗力がなるべく少なくなるように構成されている。
平方向の振動がない場合においてケース1100に対す
る中間フレーム5200の上下方向、水平方向の位置を
所定位置に保持する位置保持手段の作用も果たしてい
る。なお、中間フレーム5200は、ケース1100に
対して大変位アクチュエータ1550の変位方向と直交
する方向(積層ゴム5300の厚み方向)への移動は積
層ゴム5300によって規制された状態で支持されてい
る。
02Aと中間フレーム5200の底面5222の間に
は、上下方向の振動の除振を行う大変位アクチュエータ
1500が配設されている。ケース1100の側壁12
04Cの内側面1204C1と中間フレーム5200の
側面5224Cとの間、および、ケース1100の側壁
5224Dの内側面1204D1と中間フレーム520
0の側面5224Dとの間には、水平方向の振動の除振
を行う大変位アクチュエータ1550がそれぞれ配設さ
れている。
の形態と異なり、中間フレーム5200の上面5212
と、取付板1300の上板1302と間には空気ばねな
どは配設されていない。すなわち、取付板1300は、
調整ねじ1420、弾性体1410、小変位アクチュエ
ータ1400、調整ねじ1480、弾性体1460、小
変位アクチュエータ1450、中間フレーム5200、
積層ゴム5300、大変位アクチュエータ1500、1
550を介してケース1100および下部構造体10に
対して上下動および水平動可能に支持されている。
中間フレーム5200とケース1100が互いに接触し
ない構成となっている。ここで、中間フレーム5200
は、小変位アクチュエータ400、450から取付板1
300に意図した変位量を確実に与えるために、小変位
アクチュエータ400、450が上下方向、水平方向に
発生可能な最大の力を発生しても、中間フレーム520
0がケース1100に対して静止状態を維持する必要が
ある。すなわち、中間フレーム5200は、所定重量に
設定されており、この所定重量は、小変位アクチュエー
タ400、450が上下方向、水平方向にそれぞれ発生
可能な最大の力を発生した際に、中間フレーム5200
によって上記最大の力以上の慣性反力が生じる状態とな
る値に設定されているこれにより、小変位アクチュエー
タ400、450から取付板1300に意図した変位量
を確実に与えることを可能とすることができる。なお、
この第7の実施の形態においても、第3の実施の形態と
同様の作用効果を得ることができる。また、第7の実施
の形態では、中間フレーム5200の上面5212と、
取付板1300の上板1302と間には空気ばねなどか
らなる第2支持部材を配設しない構成としたが、上記第
2支持部材を配設する構成としてもよい。
ータは、超磁歪アクチュエータに限定されるものではな
く、超磁歪アクチュエータ以外の固体アクチュエータを
用いてもよい。超磁歪アクチュエータ以外の固体アクチ
ュエータとしては、温度による熱膨張で動作するもの、
電界による電歪、圧電歪で動作するもの(ピエゾアクチ
ュエータ)、光による光誘起相転移で動作するものなど
がある。これらの固体アクチュエータも、超磁歪アクチ
ュエータと同様に、それに与えられる駆動信号の大きさ
に対する変位特性がほぼ線形であるため、この固体アク
チュエータを駆動するための駆動信号を生成する処理は
比較的簡単でよい。また、固体アクチュエータとそれに
加える予圧縮力の関係も前述した超磁歪アクチュエータ
の場合と同様である。また、本発明において、大変位ア
クチュエータは、空気アクチュエータに限定されるもの
ではなく、例えばリニアモータなどを用いてもよい。
下部構造体上で被除振体を支持する除振機構部とその制
御装置部を備え、前記除振機構部は、下部構造体上に設
けられたベース部と、被除振体に取付可能に設けられた
取付手段と、前記被除振体を前記下部構造体に対して所
定方向に移動可能に支持する支持手段と、前記取付手段
の前記所定方向の振動の加速度を検出する振動検出手段
と、前記取付手段を前記ベース部に対して前記所定方向
に変位させる変位手段とを備え、前記ベース部、前記取
付手段、前記支持手段、前記振動検出手段、前記変位手
段は一体的に設けられ、前記制御装置部は、前記振動検
出手段により検出した前記所定方向の加速度に対応して
前記変位手段を駆動することにより、前記被除振体の所
定方向の振動を除去するように構成されている。そのた
め、前記ベース部、前記取付手段、前記支持手段、前記
振動検出手段、前記変位手段は一体的に設けられて除振
機構部が構成され、下部構造体に伝達される振動は、下
部構造体から除振機構部を経て該取付手段が取り付けら
れた被除振体に伝達される。この振動は、振動検出手段
によって検出される。制御装置部は、前記振動検出手段
により検出された所定方向の加速度に対応して前記変位
手段を駆動することにより、前記被除振体の所定方向の
振動を除去する。したがって、従来と違って、被除振体
を取り付けるための定盤を設けることなく、被除振体に
除振機構部の取付手段を取り付けることによってアクテ
ィブ除振装置を構成することができる。このため、重量
が軽く占有スペースが小さくて済み、かつ、設置場所の
制限が少ないアクティブ除振装置を提供することができ
る。
態における概略構成を示す縦断面図である。
図である。
図である。
図である。
を平面からみた状態を示す図であり、(A)は除振機構
部を1つ使用した場合を示す配置図、(B)は除振機構
部を3つ使用した場合を示す配置図、(C)は除振機構
部を4つ使用した場合を示す配置図である。
す縦断面図である。
ある。
配置を平面から見た状態を示す図であり、(A)は除振
機構部を1つ使用した場合を示す配置図、(B)は除振
機構部を2つ使用した場合を示す配置図、(C)は除振
機構部を4つ使用した場合を示す配置図である。
合わせることで上下方向と水平方向の振動を除振するよ
うに構成したアクティブ型除振装置の例を示す配置図で
ある。
示す平面図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
配置を平面から見た状態を示す配置図である。
を示す縦断面図である。
図である。
配置を平面から見た状態を示す配置図である。
の形態における概略構成を示す縦断面図である。
図20をD1D1線断面からみた状態を示す説明図、図
21(B)は図20をD2D2線断面からみた状態を示
す説明図、図21(C)は図20をD3D3線断面から
みた状態を示す説明図、図21(D)は図20をD4D
4線断面からみた状態を示す説明図である。
の例を示す要部説明図である。
略した例を示す要部説明図である。
手段の他の例を示す要部説明図である。
形態における概略構成を示す縦断面図である。
説明図である。
説明図である。
の例を示す要部説明図である。
手段の他の例を示す要部説明図である。
形態における概略構成を示す縦断面図図である。
図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
6000、7000アクティブ型除振装置 800、850、860、870、880、885、8
90 除振機構部900 制御装置部 100、150、1100、2100 ケース(ベース
部) 2100 ベース部 200、250、1200、3200、4250 中間
フレーム 300、350、1300、2300 取付板(取付手
段) 400、450 小変位アクチュエータ(変位手段) 500、550 大変位アクチュエータ(変位手段) 600 振動センサ(振動検出手段) 700、1700 空気ばね(第2支持部材) 2700 空気ばね(第1支持部材) 750、1750 空気ばね(位置保持手段) 410、460、1410、1420、2408、24
58 弾性体 420、1410、1420、2406、2456 調
整ねじ(予圧縮力調整手段) 3210、4210、4212、5300 積層ゴム 10 基礎構造体 30 空気ばね(支持手段)
Claims (24)
- 【請求項1】 下部構造体上で被除振体を支持する除振
機構部とその制御装置部を備え、 前記除振機構部は、下部構造体上に設けられたベース部
と、被除振体に取付可能に設けられた取付手段と、前記
被除振体を前記下部構造体に対して所定方向に移動可能
に支持する支持手段と、前記取付手段の前記所定方向の
振動の加速度を検出する振動検出手段と、前記取付手段
を前記ベース部に対して前記所定方向に変位させる変位
手段とを備え、 前記ベース部、前記取付手段、前記支持手段、前記振動
検出手段、前記変位手段は一体的に設けられ、 前記制御装置部は、前記振動検出手段により検出した前
記所定方向の加速度に対応して前記変位手段を駆動する
ことにより、前記被除振体の所定方向の振動を除去する
ように構成されている、 ことを特徴とするアクティブ型除振装置。 - 【請求項2】 前記被除振体に1または2以上の前記除
振機構部が取り付けられて構成されていることを特徴と
する請求項1記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項3】 1つの前記除振機構部に対して1つの前
記制御装置部が設けられていることを特徴とする請求項
1または2記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項4】 複数の前記除振機構部に対して1つの前
記制御装置部が設けられ、前記制御装置部は、前記各除
振機構部の前記振動検出手段により別々に検出された前
記所定方向の加速度に対応して前記各除振機構部の前記
変位手段を別々に駆動するように構成されていることを
特徴とする請求項1または2記載のアクティブ型除振装
置。 - 【請求項5】 前記変位手段は、前記取付手段に比較的
小さな変位を与えることが可能に構成された小変位アク
チュエータを備え、前記小変位アクチュエータは前記所
定方向と同じ変位方向を有するように前記ベース部と前
記取付手段の間に配設されていることを特徴とする請求
項1乃至4に何れか1項記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項6】 前記小変位アクチュエータは固体アクチ
ュエータから構成されていることを特徴とする請求項5
記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項7】 前記固体アクチュエータは、超磁歪アク
チュエータまたはピエゾアクチュエータであることを特
徴とする請求項6記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項8】 前記小変位アクチュエータは、発生する
変位量の精度が高いが発生する変位量が小さく、かつ、
発生する変位量の周波数応答性が高いことを特徴とする
請求項5、6または7記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項9】 前記支持手段は、前記ベース部と前記取
付手段の間に配設された第1支持部材を有し、前記支持
手段による前記被除振体の支持は、前記第1支持部材に
よって行われていることを特徴とする請求項1乃至8に
何れか1項記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項10】 前記変位手段は、前記取付手段に比較
的大きな変位を与えることが可能に構成された大変位ア
クチュエータをさらに備え、前記小変位アクチュエータ
と前記大変位アクチュエータは前記所定方向と同じ変位
方向を有するように前記ベース部と前記取付手段の間に
配設されていることを特徴とする請求項5乃至9に何れ
か1項記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項11】 前記大変位アクチュエータはエアアク
チュエータまたはリニアモータを有して構成されている
ことを特徴とする請求項10記載のアクティブ型除振装
置。 - 【請求項12】 前記大変位アクチュエータは、発生す
る変位量の精度が低いが発生する変位量が大きく、か
つ、発生する変位量の周波数応答性が低いことを特徴と
する請求項10または11記載のアクティブ型除振装
置。 - 【請求項13】 前記ベース部と前記取付手段の間に配
設され前記所定方向に移動可能に設けられた中間フレー
ムを設け、前記小変位アクチュエータは、前記中間フレ
ームに取り付けられ、前記大変位アクチュエータは、前
記中間フレームと前記ベース部の間に配設されているこ
とを特徴とする請求項10、11または12記載のアク
ティブ型除振装置。 - 【請求項14】 前記支持手段は、前記取付手段と前記
中間フレームの間に配設された第2支持部材を有し、前
記取付手段が前記第2支持部材を介して前記中間フレー
ムに支持されていることを特徴とする請求項13記載の
アクティブ型除振装置。 - 【請求項15】 前記ベースと前記中間フレームの間に
位置保持手段を設け、前記位置保持手段は、振動非発生
時に前記ベースに対する前記中間フレームの前記所定方
向における位置を所定位置に保持するように構成されて
いることを特徴とする請求項13または14記載のアク
ティブ型除振装置。 - 【請求項16】 前記位置保持手段は、空気ばねによっ
て構成されていることを特徴とする請求項15記載のア
クティブ型除振装置。 - 【請求項17】 前記中間フレームは、前記ベース部に
よって前記所定方向に摺動可能に支持され、前記中間フ
レームと前記ベース部との間で発生する前記所定方向の
摩擦抵抗力は所定値に設定され、前記所定値は、前記小
変位アクチュエータが前記所定方向に発生可能な最大の
力以上の値であることを特徴とする請求項13乃至16
に何れか1項記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項18】 前記中間フレームは、所定重量を有す
るように構成され、前記所定重量は、前記小変位アクチ
ュエータが前記所定方向に発生可能な最大の力を発生し
た際に、前記中間フレームによって前記最大の力以上の
慣性反力が生じる状態となる値に設定されていることを
特徴とする請求項13乃至16に何れか1項記載のアク
ティブ型除振装置。 - 【請求項19】 前記中間フレームは、該中間フレーム
と前記ケースの間に設けられた中間フレーム支持手段に
よって前記所定方向に移動可能に支持されていることを
特徴とする請求項18記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項20】 前記小変位アクチュエータは、弾性体
を介して前記取付手段に前記所定方向の変位を与えるよ
うに構成され、前記弾性体は前記小変位アクチュエータ
に作用するせん断力を吸収するように構成されているこ
とを特徴とする請求項5乃至19に何れか1項記載のア
クティブ型除振装置。 - 【請求項21】 前記非駆動状態の前記小変位アクチュ
エータがその変位方向において受ける予圧縮力を調整す
る予圧縮力調整手段を設けたことを特徴とする請求項5
乃至20に何れか1項記載のアクティブ型除振装置。 - 【請求項22】前記所定方向は、上下方向と水平方向の
少なくとも一方または両方であることを特徴とする請求
項1乃至21に何れか1項記載のアクティブ型除振装
置。 - 【請求項23】 前記支持手段は、前記被除振体を前記
下部構造体に対して支持する弾性支持部材を有すること
を特徴とする請求項1乃至22に何れか1項記載のアク
ティブ型除振装置。 - 【請求項24】 前記弾性支持部材は空気ばねにより構
成されていることを特徴とする請求項24記載のアクテ
ィブ型除振装置。
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|---|---|---|---|
| JP11050462A JP2000249185A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | アクティブ型除振装置 |
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|---|---|---|---|
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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|---|---|---|---|
| JP11050462A Pending JP2000249185A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | アクティブ型除振装置 |
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