JP2000251348A - 静電キャプスタンおよび静電キャプスタン機構およびテープ状記録媒体の走行制御方法並びにテープ状記録媒体の信号処理装置 - Google Patents

静電キャプスタンおよび静電キャプスタン機構およびテープ状記録媒体の走行制御方法並びにテープ状記録媒体の信号処理装置

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JP2000251348A
JP2000251348A JP11051134A JP5113499A JP2000251348A JP 2000251348 A JP2000251348 A JP 2000251348A JP 11051134 A JP11051134 A JP 11051134A JP 5113499 A JP5113499 A JP 5113499A JP 2000251348 A JP2000251348 A JP 2000251348A
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Shinji Kaneko
真二 金子
Masahiro Kanaguchi
政弘 金口
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ状記録媒体に機械的な押圧を加えるこ
となく走行管理する静電キャプスタン機構およびテープ
状記録媒体の走行制御方法並びにテープ状記録媒体の信
号処理装置を提供する。 【解決手段】 映像信号を記録及び再生するテープ状記
録媒体23に接触して回転する絶縁体31cと電極31
aから成る静電キャプスタン31と、高電圧を供給する
高圧発生回路17を備え、電極31aが高圧発生回路1
7からの高電圧の供給を受けて発生させる静電気の吸引
力により、絶縁体31cがテープ状記録媒体23を吸着
し、この吸着力によってテープ状記録媒体23の走行及
び制動を制御する。したがって機械的押圧がテープにな
されず、テープに損傷を与えることなく走行がなされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電キャプスタン
および静電キャプスタン機構およびテープ状記録媒体の
走行制御方法並びにテープ状記録媒体の信号処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】走行するテープ状記録媒体への信号の記
録または再生を行うための、テープ状記録媒体の走行駆
動機構としては、主としてキャプスタン駆動が適用され
ている。とりわけ映像信号を記録及び再生するVTR装
置や、データレコーダを含む現行のテープレコーダはキ
ャプスタン駆動が一般的である。また、他の走行駆動機
構としてリール駆動やフリクション駆動が提案されてい
る。
【0003】さらにキャプスタン駆動は、機械的摩擦の
原理でテープ状記録媒体を走行させる。すなわち回転す
る小径のキャプスタン軸にテープ状記録媒体を当接さ
せ、これよりも大径のピンチローラを圧着させて見掛け
の摩擦を確保し、キャプスタンの加工精度と回転精度で
挟持したテープ状記録媒体を安定に走行させるものであ
り、とりわけ低速走行で安定な作動がなされる。
【0004】このようなキャプスタン駆動の構成が適用
された例として、図13に示されるテープ走行路を有す
るVTR装置を説明する。このVTR装置に装着された
ビデオカセット20内のサプライ(供給)リール21及
びテイクアップ(巻取り)リール22からローディング
されたテープ状記録媒体23は、回転ドラム24に巻き
付けられ、回転ドラム24に設けられたヘッド25によ
って映像信号の記録及び再生を行う。
【0005】ここでテンションレギュレーションアーム
40に取り付けられた回転ピン29は、テープ状記録媒
体23をローディングするとともに、走行中のテープ状
記録媒体23に一定のテンションを与える。テープ状記
録媒体23は、複数のガイドピン26によってそのテー
プパスが規制され、回転ドラム24に巻接したのち複数
のガイドピン26に導かれて回転するキャプスタン27
にいたり、ピンチローラ28による押圧でキャプスタン
27に圧接され、発生する摩擦力によりキャプスタン2
7の接線方向へ押し出されることにより走行する。
【0006】このように、テープ状記録媒体23はキャ
プスタン27と押圧するピンチローラ28に挟持されて
走行及び制動がなされることにより、通常の動画再生を
行うノーマルプレイ(PB)モードや早送り再生である
ジョグ(JOG)モードに対応している。
【0007】つぎに図14は、フリクション駆動を採用
した従来の固定ヘッド式のビデオデータ編集装置におけ
る、テープ走行路の状態を示す図である。この装置に装
着されたビデオカセット20内のサプライリール21及
びテイクアップリール22からローディングされたテー
プ状記録媒体23は、複数のガイドピン26によってテ
ープパスが規制され、2つのフリクションローラ41、
41のそれぞれに巻き付けられる。
【0008】固定ヘッド30は、2つのフリクションロ
ーラ41、41の間に配置されてテープ状記録媒体23
に接触し、編集作業のために映像信号の再生及び記録を
行う。
【0009】この構成においては、2つのフリクション
ローラ41,41とテープ状記録媒体23との間の摩擦
力によって、テープ状記録媒体23の走行及び制動を確
実に行う構成となっている。このためガイドピン26
は、各フリクションローラ41に巻き付くテープ状記録
媒体23の巻き付き角度が大きくなるような位置に配置
される。
【0010】図15は、フリクションローラ41に巻き
付けられたテープ状記録媒体23の部分を示す拡大図で
ある。図16は、巻き付け角度θとフォワードテンショ
ンTtとの関係を示す図である。テープ状記録媒体23
は、巻付け角度θでフリクションローラ41に接触して
いる。この場合においてテープ状記録媒体23は、サプ
ライリール21のバックテンションTsに抗したテーク
アップリール22のフォワードテンションTtによって
走行される。
【0011】図16は、巻付け角度θとフォワードテン
ションTtとの関係を示す図である。Tt、Ts、θと
の関係は、 Tt=Ts・exp(μθ) で表わされ、θが大きくなる程フォワードテンションT
tが指数関数的に大きくなる。すなわち、巻付け角度が
大きい程、フリクションローラ41とテープ状記録媒体
23との間の摩擦力が大きくなる。
【0012】このため、フリクションローラ41にテー
プを圧接するピンチローラを持たない装置においては、
テープ状記録媒体23をフリクションローラ41に巻付
ける際に、できるだけ巻付け角度θを大きくして、その
摩擦力によってテープ23の走行及び制動を確実に行う
ようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなピンチローラ28によってテープ状記録媒体23
をキャプスタン27に圧接した状態で走行させる従来の
キャプスタン駆動構成では、ピンチローラ28の材質が
ゴム等の可撓性材料で形成されるために、変形や変質に
よる弾性劣化が起きやすく、走行にムラが発生するとい
う欠点があり、走行の安定性において問題があった。
【0014】さらにスチルモード再生では、停止したテ
ープ状記録媒体23を回転停止したキャプスタン27と
の間に挟んでピンチローラ28で圧接させた状態を続け
るため、ピンチローラ28が変形するばかりでなく、テ
ープ側にも変形を与えるという不都合が生じていた。
【0015】また、ピンチローラ28が慣性モーメント
を有するため高速走行に対して追随性が劣るという欠点
があった。
【0016】さらに、ピンチローラ28の位置駆動機構
においても、プランジャの寿命が短く、そして何よりも
ピンチローラ28の位置駆動機構自体が装置の軽量化と
小型化の障害になるばかりか、コスト高となり、故障の
原因にもなるという問題があった。
【0017】また従来のフリクション駆動によれば、フ
リクションローラ41に摩擦係数の大きい材料が必要で
あることからゴム等が使用されるが、加工精度に劣る、
変形・変質が進行し易い、摩擦係数が温度や湿度で変化
する、塵等が付着しやすい等の問題があった。
【0018】その上、摩擦力を確保するためにフリクシ
ョンローラへ大きな角度で巻き付ける必要があることか
ら、走行路が制限されるという問題があった。
【0019】本発明は、上記のような従来技術の課題を
解決するため為されたもので、テープ状記録媒体に機械
的な押圧を加えることなく走行管理する、静電キャプス
タンおよび静電キャプスタン機構およびテープ状記録媒
体の走行制御方法並びにテープ状記録媒体の信号処理装
置を提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る静電キャプ
スタン機構は、テープ状の絶縁層の面上に設けられた磁
性記録層に情報信号が記録され、進行誘導枠に接して所
定走行路を走行可能なテープ状記録媒体の当該走行路途
中の位置に配設され、絶縁性の誘電体により構成され、
前記テープ状記録媒体に接触する、一部分が中空の円筒
状回転部材と、前記円筒状回転部材の回転を制御する回
転手段と、前記の回転部材に嵌合して設けられ、且つ当
該回転部材を介して前記テープ状記録媒体に対向する位
置に配設された、対地絶縁された電極と、前記電極と接
地間に電圧を印加する電圧印加手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0021】前記の構成によれば、電極は対地絶縁され
ているから、この電極が嵌合された誘電体である回転部
材と、この回転部材に接触するテープ状記録媒体と、進
行誘導枠とによって接地間に容量が形成される。
【0022】電極は回転部材の回転にともない回転し、
電圧印加手段はこの回転する電極に電圧を印加する。電
圧印加手段により電極に電圧が印加されると、電極に静
電気が発生し、この静電気を帯びた電極に連結された誘
電体である回転部材と、この回転部材に接触するテープ
状記録媒体が分極されて夫々極性が異なる荷電が発生
し、これら極性が異なる荷電間の吸引力により、テープ
状記録媒体が回転部材に吸着される。この吸着力により
テープ状記録媒体は回転部材に保持され、回転部材の回
転にともない力が与えられることで移動する。
【0023】或いは、本発明に係る静電キャプスタン機
構は、テープ状の絶縁層の面上に設けられた磁性記録層
に情報信号が記録され、進行誘導枠に接して所定走行路
を走行可能なテープ状記録媒体の当該走行路途中の位置
に配設され、絶縁性の誘電体により構成され、前記テー
プ状記録媒体に接触する、一部分が中空の円筒状回転部
材と、前記円筒状回転部材の回転を制御する回転手段
と、前記の回転部材から所定の間隔で非接触に設けら
れ、且つ当該回転部材を介して前記テープ状記録媒体に
対向する位置に配設された、対地絶縁された電極と、前
記電極と接地間に電圧を印加する電圧印加手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0024】前記の構成によれば、電極は対地絶縁され
ているから、この電極から回転部材までの間隔と、誘電
体である回転部材と、この回転部材に接触するテープ状
記録媒体と、進行誘導枠とによって接地間に容量が形成
される。
【0025】電圧印加手段により電極に電圧が印加され
ると、電極に静電気が発生し、この静電気を帯びた電極
に容量結合された誘電体である回転部材と、この回転部
材に接触するテープ状記録媒体が分極されて夫々極性が
異なる荷電が発生し、これら極性が異なる荷電間の吸引
力により、テープ状記録媒体が回転部材に吸着される。
【0026】この吸着力によりテープ状記録媒体は回転
部材に保持され、回転部材の回転にともない力が与えら
れることで移動する。なお電極は回転部材に非接触に構
成されることで、回転部材の回転により回転することは
ない。
【0027】或いは、本発明に係る静電キャプスタン機
構は、テープ状の絶縁層の面上に設けられた磁性記録層
に情報信号が記録され、所定走行路を走行可能なテープ
状記録媒体の当該走行路途中の位置に配設され、絶縁性
の誘電体により構成され、前記テープ状記録媒体に接触
する、一部分が中空の円筒状回転部材と、前記円筒状回
転部材の回転を制御する回転手段と、前記の回転部材に
連結して設けられ、且つ当該回転部材を介して前記テー
プ状記録媒体に対向する位置に配設された、対地絶縁さ
れた第一電極と、前記第一電極から所定の間隔で非接触
に対峙し、且つ対地絶縁されて設けられ電圧印加がなさ
れる第二電極と、前記第二電極と接地間に電圧を印加す
る電圧印加手段と、を備えたことを特徴とする。
【0028】前記の構成によれば、第一電極は対地絶縁
されているから、誘電体である回転部材と、この回転部
材に接触するテープ状記録媒体と、進行誘導枠とによっ
て接地間に容量が形成される。また、第一電極とこれに
間隔を隔てて対峙する第二電極間に容量結合が形成され
る。
【0029】電圧印加手段により第二電極に電圧が印加
されると、第二電極に静電気が発生し、この静電気によ
り第一電極に静電気が誘発されて、誘電体である回転部
材と、この回転部材に接触するテープ状記録媒体が分極
されて夫々極性が異なる荷電が発生し、これら極性が異
なる荷電間の吸引力により、テープ状記録媒体が回転部
材に吸着される。
【0030】この吸着力によりテープ状記録媒体は回転
部材に保持され、回転部材の回転にともない力が与えら
れることで移動する。なお第二電極は回転部材に非接触
に構成されていることで、回転部材の回転により回転す
ることはない。
【0031】本発明に係るテープ状記録媒体の走行制御
方法は、情報信号を記録及び再生するテープ状記録媒体
に近接し又は接触する、絶縁性の誘電体からなる一部分
が中空の円筒状回転部材に嵌合して設けられた電極に電
圧を供給して静電気を発生させる第1の制御手順と、前
記発生した静電気により前記テープ状記録媒体を吸着し
た前記回転部材の回転を制御して当該テープ状記録媒体
を所望の速度および方向に走行させる第2の制御手順
と、を有することを特徴とする。
【0032】前記の方法によれば、電圧供給がなされて
電極に発生した静電気により、この電極に連結された回
転部材に分極による電荷が生じてテープ状記録媒体が吸
着される。この吸着力により、回転部材が回転するとテ
ープ状記録媒体が移動する。
【0033】或いは、本発明に係るテープ状記録媒体の
走行制御方法は、情報信号を記録及び再生するテープ状
記録媒体に近接し又は接触する、絶縁性の誘電体からな
る一部分が中空の円筒状回転部材から所定距離だけ離れ
て設けられた電極に電圧を供給して静電気を発生させる
第1の制御手順と、前記発生した静電気により前記テー
プ状記録媒体を吸着した前記回転部材の回転を制御して
当該テープ状記録媒体を所望の速度および方向に走行さ
せる第2の制御手順と、を有することを特徴とする。
【0034】前記の方法によれば、電圧供給がなされて
電極に発生した静電気により、この電極から所定距離だ
け離れて設けられた回転部材に分極による電荷が生じて
テープ状記録媒体が吸着される。この吸着力により、回
転部材が回転するとテープ状記録媒体が移動する。
【0035】或いは、本発明に係るテープ状記録媒体の
走行制御方法は、情報信号を記録及び再生するテープ状
記録媒体に近接し又は接触する絶縁性の誘電体からなる
一部分が中空の円筒状回転部材に嵌合された第一電極か
ら、所定距離だけ離れて設けられた第二電極に、電圧を
供給して静電気を発生させる第1の制御手順と、前記発
生した静電気により前記テープ状記録媒体を吸着した前
記回転部材の回転を制御して当該テープ状記録媒体を所
望の速度および方向に走行させる第2の制御手順と、を
有することを特徴とする。
【0036】前記の方法によれば、電圧供給がなされて
第二電極に発生した静電気により、この第二電極から所
定距離だけ離れて設けられた第一電極に静電気が生じ、
これにより回転部材に分極による電荷が生じてテープ状
記録媒体が吸着される。この吸着力により、回転部材が
回転するとテープ状記録媒体が移動する。
【0037】本発明に係る静電キャプスタンは、絶縁性
の誘電体により構成され、情報信号を記録及び再生する
テープ状記録媒体に接触するとともに、所定の回転手段
によって回転を制御される一部分が中空の円筒状回転部
材と、前記の回転部材に嵌合して設けられ、且つ当該回
転部材を介して前記テープ状記録媒体に対向する位置に
配設され、且つ対地絶縁された電極と、を備えることを
特徴とする。
【0038】前記の構成によれば、電極は対地絶縁され
ているから、この電極に連結された誘電体である回転部
材と、この回転部材に接触するテープ状記録媒体と、進
行誘導枠とによって接地間に容量が形成される。
【0039】電極に電圧が印加されると、電極に静電気
が発生し、この静電気を帯びた電極に連結された誘電体
である回転部材と、この回転部材に接触するテープ状記
録媒体が分極されて夫々極性が異なる荷電が発生し、こ
れら極性が異なる荷電間の吸引力により、テープ状記録
媒体が回転部材に吸着される。この吸着力によりテープ
状記録媒体は回転部材に保持される。
【0040】或いは、本発明に係る静電キャプスタン
は、絶縁性の誘電体により構成され、情報信号を記録及
び再生するテープ状記録媒体に接触するとともに、所定
の回転手段によって回転を制御される一部分が中空の円
筒状回転部材と、前記の回転部材から所定の間隔で非接
触に設けられ、且つ当該回転部材を介して前記テープ状
記録媒体に対向する位置に配設され、且つ対地絶縁され
た電極と、を備えることを特徴とする。
【0041】前記の構成によれば、電極は対地絶縁され
ているから、この電極から回転部材までの間隔と、誘電
体である回転部材と、この回転部材に接触するテープ状
記録媒体と、進行誘導枠とによって接地間に容量が形成
される。
【0042】電極に電圧が印加されると、電極に静電気
が発生し、この静電気を帯びた電極に容量結合された誘
電体である回転部材と、この回転部材に接触するテープ
状記録媒体が分極されて夫々極性が異なる荷電が発生
し、これら極性が異なる荷電間の吸引力により、テープ
状記録媒体が回転部材に吸着される。この吸着力により
テープ状記録媒体は回転部材に保持される。
【0043】或いは、本発明に係る静電キャプスタン
は、絶縁性の誘電体により構成され、情報信号を記録及
び再生するテープ状記録媒体に接触するとともに、所定
の回転手段によって回転を制御される一部分が中空の円
筒状回転部材と、前記の回転部材に嵌合して設けられ、
且つ当該回転部材を介して前記テープ状記録媒体に対向
する位置に配設された、対地絶縁された第一電極と、前
記第一電極から所定の間隔で非接触に対峙し、且つ対地
絶縁されて設けられ電圧印加がなされる第二電極と、を
備えることを特徴とする。
【0044】前記の構成によれば、第一電極は対地絶縁
されているから、誘電体である回転部材と、この回転部
材に接触するテープ状記録媒体と、進行誘導枠とによっ
て接地間に容量が形成される。また、第一電極とこれに
間隔を隔てて対峙する第二電極間に容量結合が形成され
る。
【0045】第二電極に電圧が印加されると、第二電極
に静電気が発生し、この静電気により第一電極に静電気
が誘発されて、誘電体である回転部材と、この回転部材
に接触するテープ状記録媒体が分極されて夫々極性が異
なる荷電が発生し、これら極性が異なる荷電間の吸引力
により、テープ状記録媒体が回転部材に吸着される。こ
の吸着力によりテープ状記録媒体は回転部材に保持され
る。
【0046】或いは、本発明に係る静電キャプスタン
は、絶縁性の誘電体により構成され、情報信号を記録及
び再生するテープ状記録媒体に接触するとともに、所定
の回転手段によって回転を制御される一部分が中空の円
筒状回転部材と、所定の固定部材に設けられ、所定の電
圧の供給を受けて磁界を発生する第一電磁変換手段と、
前記回転部材に設けられ、当該回転部材の回転に応じて
回転するとともに、前記第一電磁変換手段からの磁界に
よって電圧を発生する第二電磁変換手段と、前記回転部
材に設けられ、前記第二電磁変換手段からの電圧によっ
て静電気を発生する静電気発生手段と、を有することを
特徴とする。
【0047】前記の構成によれば、第一電磁変換手段の
発生させる磁界を切って、第二電磁変換手段が回転する
ことで発生する静電気により、誘電体である回転部材
と、この回転部材に接触するテープ状記録媒体が分極さ
れて夫々極性が異なる荷電が発生し、これら極性が異な
る荷電間の吸引力により、テープ状記録媒体が回転部材
に吸着される。この吸着力によりテープ状記録媒体は回
転部材に保持される。
【0048】また、本発明に係る静電キャプスタンとし
て、前記第一電磁変換手段がロータリートランスの一次
側を構成する固定子であり、前記第二電磁変換手段がロ
ータリートランスの二次側を構成する回転子であり、前
記固定子と機械的に分離された前記回転子が前記固定子
と電磁結合して、前記固定子に供給された電圧を変換す
る構成であれば、ロータリートランスによって低電圧を
高電圧に変換し、その高電圧によって発生する静電気の
吸着力によってテープ状記録媒体の走行及び制動が制御
される。
【0049】本発明に係るテープ状記録媒体の信号処理
装置は、テープ状の絶縁層の面上に設けられた磁性記録
層に情報信号が記録されて所定方向に走行可能なテープ
状記録媒体に、記録または再生の少なくとも一方が可能
なヘッドと、キャプスタンの回転により当該テープ状記
録媒体を当該所定方向に送出して走行させるキャプスタ
ン機構を備えるテープ状記録媒体の信号処理装置であっ
て、前記キャプスタン機構は、絶縁性の誘電体により構
成され前記テープ状記録媒体に接触する、一部分が中空
の円筒状回転部材と、 前記円筒状回転部材の回転を制
御する回転手段と、前記の回転部材に嵌合して設けら
れ、且つ当該回転部材を介して前記テープ状記録媒体に
対向する位置に配設された、対地絶縁された電極と、前
記電極に電圧を印加する電圧印加手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0050】前記の構成によれば、キャプスタン機構に
おいて電極は対地絶縁されているから、この電極に連結
された誘電体である回転部材と、この回転部材に接触す
るテープ状記録媒体と、進行誘導枠とによって接地間に
容量が形成される。
【0051】電極は回転部材の回転にともない回転し、
電圧印加手段はこの回転する電極に電圧を印加する。電
圧印加手段により電極に電圧が印加されると、電極に静
電気が発生し、この静電気を帯びた電極に連結された誘
電体である回転部材と、この回転部材に接触するテープ
状記録媒体が分極されて夫々極性が異なる荷電が発生
し、これら極性が異なる荷電間の吸引力により、テープ
状記録媒体が回転部材に吸着される。この吸着力により
テープ状記録媒体は回転部材に保持され、回転部材の回
転にともない力が与えられることで移動する。
【0052】或いは、本発明に係るテープ状記録媒体の
信号処理装置は、テープ状の絶縁層の面上に設けられた
磁性記録層に情報信号が記録されて所定方向に走行可能
なテープ状記録媒体に、記録または再生の少なくとも一
方が可能なヘッドと、キャプスタンの回転により当該テ
ープ状記録媒体を当該所定方向に送出して走行させるキ
ャプスタン機構を備えるテープ状記録媒体の信号処理装
置であって、前記キャプスタン機構は、絶縁性の誘電体
により構成され前記テープ状記録媒体に接触する、一部
分が中空の円筒状回転部材と、 前記円筒状回転部材の
回転を制御する回転手段と、前記の回転部材から所定の
間隔で非接触に設けられ、且つ当該回転部材を介して前
記テープ状記録媒体に対向する位置に配設された、対地
絶縁された電極と、前記電極に電圧を印加する電圧印加
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0053】前記の構成によれば、キャプスタン機構に
おいて電極は対地絶縁されているから、この電極から回
転部材までの間隔と、誘電体である回転部材と、この回
転部材に接触するテープ状記録媒体と、進行誘導枠とに
よって接地間に容量が形成される。
【0054】電圧印加手段により電極に電圧が印加され
ると、電極に静電気が発生し、この静電気を帯びた電極
に容量結合された誘電体である回転部材と、この回転部
材に接触するテープ状記録媒体が分極されて夫々極性が
異なる荷電が発生し、これら極性が異なる荷電間の吸引
力により、テープ状記録媒体が回転部材に吸着される。
【0055】この吸着力によりテープ状記録媒体は回転
部材に保持され、回転部材の回転にともない力が与えら
れることで移動する。なお電極は回転部材に非接触に構
成されることで、回転部材の回転により回転することは
ない。
【0056】或いは、本発明に係るテープ状記録媒体の
信号処理装置は、テープ状の絶縁層の面上に設けられた
磁性記録層に情報信号が記録されて所定方向に走行可能
なテープ状記録媒体に、記録または再生の少なくとも一
方が可能なヘッドと、キャプスタンの回転により当該テ
ープ状記録媒体を当該所定方向に送出して走行させるキ
ャプスタン機構を備えるテープ状記録媒体の信号処理装
置であって、前記キャプスタン機構は、絶縁性の誘電体
により構成され前記テープ状記録媒体に接触する、一部
分が中空の円筒状回転部材と、 前記円筒状回転部材の
回転を制御する回転手段と、前記の回転部材に嵌合して
設けられ、且つ当該回転部材を介して前記テープ状記録
媒体に対向する位置に配設された、対地絶縁された第一
電極と、前記第一電極から所定の間隔で非接触に対峙
し、且つ対地絶縁されて設けられ電圧印加がなされる第
二電極と、前記第二電極と接地間に電圧を印加する電圧
印加手段と、を備えたことを特徴とする。
【0057】前記の構成によれば、キャプスタン機構に
おいて第一電極は対地絶縁されているから、誘電体であ
る回転部材と、この回転部材に接触するテープ状記録媒
体と、進行誘導枠とによって接地間に容量が形成され
る。また、第一電極とこれに間隔を隔てて対峙する第二
電極間に容量結合が形成される。
【0058】電圧印加手段により第二電極に電圧が印加
されると、第二電極に静電気が発生し、この静電気によ
り第一電極に静電気が誘発されて、誘電体である回転部
材と、この回転部材に接触するテープ状記録媒体が分極
されて夫々極性が異なる荷電が発生し、これら極性が異
なる荷電間の吸引力により、テープ状記録媒体が回転部
材に吸着される。
【0059】この吸着力によりテープ状記録媒体は回転
部材に保持され、回転部材の回転にともない力が与えら
れることで移動する。なお第二電極は回転部材に非接触
に構成されていることで、回転部材の回転により回転す
ることはない。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の本質的な構成と作用を示すた
めの好適な例の一部であり、したがって技術構成上好ま
しい種々の限定が付されている場合があるが、この発明
の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものでは
ない。
【0061】実施形態の説明に先立って、本説明で用い
る用語の定義と説明をする。当然ながら、以下の用語に
は本発明に係る技術構成が含まれる。従って各用語は本
発明に限り適用されるものであり、従来技術において使
用される用語とは内容を異にするものもある。
【0062】本発明では、テープ状記録媒体に記録する
機能か、テープ状記録媒体から再生する機能のうち、少
なくとも一方の機能を有する装置を一括して「信号処理
装置」と定義し、記述する。したがって、テープ状記録
媒体の信号処理装置には、「テープ状記録媒体の記録再
生装置」、「テープ状記録媒体の記録装置」、「テープ
状記録媒体の再生装置」が含まれる。
【0063】本発明では、互いに逆極性に帯電した両面
間に作用する電気的吸引力が支配的である吸着力を、静
電吸着力とする。一方、機械的摩擦力は、主として接触
する両面の分子間に作用する分子間引力(ファンデルワ
ールズ力)に起因するものとする。
【0064】以下、本発明の実施形態を、添付の図面を
参照して詳細に説明する。
【0065】図1は、本発明に係る静電制動機構の一実
施形態の構成の説明図である。図2は、図1中に示され
る静電キャプスタンの平面図と側面断面図である。
【0066】同図に示されるように、本発明に係る静電
キャプスタン機構ECは、静電キャプスタン31と、こ
の静電キャプスタン31の回転手段であるキャプスタン
モータ7と、高圧発生制御回路16と、高圧発生回路1
7と、ブラシ50を備えて構成される。
【0067】この静電キャプスタン機構ECは、進行誘
導枠であるガイドポスト51に接してV方向へ走行する
テープ状記録媒体23の走行路途中の位置に配設されて
いる。テープ状記録媒体23はテープ状の絶縁層の面上
に磁性記録層が設けられ、情報信号が記録再生可能であ
る。
【0068】静電キャプスタン31は、図2に示される
ように絶縁性の誘電体により構成された円筒形のローラ
で一部分が中空であり、長軸中心に回転可能な回転部材
31cと、この中空部に嵌合された電極31aから成
る。
【0069】回転部材31cはセラミック等の比誘電率
の高い絶縁体の切削加工で形成され、外周に沿って薄い
環状の壁を形成して上端が開口された円筒状の中空部が
穿設されていて、この中空部を埋めるように銅やアルミ
ニウムなどの導電体が嵌合され、プラス電極31aを構
成している。
【0070】プラス電極31aの深さは、テープ状記録
媒体23の幅よりも若干大きく、この深さに対応する、
絶縁体で構成された前記薄い環状の壁部分の外側面がテ
ープ走行部であり、テープ状記録媒体23がこの部分に
接触する。
【0071】プラス電極31a上端中央部には接触部と
しての端子31bが設けられ、ブラシ50がこの端子3
1bに接触することにより、プラス電極31aに高電圧
を印加する。
【0072】回転部材31cの底部には、キャプスタン
モータ7の軸7aに嵌合される軸受孔31hが形成さ
れ、キャプスタンモータ7の回転により回転部材31c
が回転する。
【0073】軸受孔31hとプラス電極31a間には厚
い絶縁部分があり、これによりキャプスタンモータ7の
軸7aは電極31aと絶縁される。この結果、プラス電
極31aは対地絶縁される。
【0074】回転部材31cの回転に伴いプラス電極3
1aと端子31bも回転するが、ブラシ50はこの回転
中も端子31bに摺動して接触を保ち、高圧発生回路1
7が発生させる高電圧がプラス電極31aに印加され
る。
【0075】一方、テープ状記録媒体23は、接地電位
のシャーシ48から峻立するガイドポスト51と接触す
る。このようにテープ走行系では必ず走行誘導手段とし
てガイドピン、ガイドポスト等を使用するので、テープ
状記録媒体23はガイド、ドラム等でシャーシ接地され
ることになり、マイナス電極(GND)となる。
【0076】このように、本発明ではその特徴としてテ
ープ状記録媒体23をGND電位のマイナス電極として
使用する構成としている。
【0077】因みに、蒸着磁気テープの抵抗は磁性面で
数キロオーム/cm、バックフィルム側で数百キロオー
ム/cmであり、またメタルテープの抵抗は磁性面は絶
縁体となり、バックフィルム側で数百キロオーム/cm
であり、電流が流れない静電気にとっては何れも導電体
と見做すことができる。したがって、テープ状記録媒体
23を電極として利用することができる。
【0078】この結果、静電キャプスタン機構EC側に
正負両電極を設ける必要がなく、静電キャプスタン31
の寸法を小形に構成でき、またコスト低減がなされる。
さらに、ブラシ50や配線も1本のみでよく、構成が簡
素化されて低コストとなる。
【0079】高圧発生回路17は、高圧発生制御回路1
6の制御下で直流の高電圧を発生させ、プラス側をブラ
シ50を介して電極31aへ接続し、マイナス側を接地
接続する。これにより電極31aは高電位となるが、電
極31aは対地絶縁されているので電流が流れず、よっ
て電極31aには正の静電気が発生する。この静電気に
よって、誘電率を有する円筒側面に分極による見掛けの
電荷が発生し、円筒側面に接触して走行するテープ状記
録媒体23を吸着する。
【0080】以上をさらに詳説すると、電極31aは対
地絶縁されているから、この電極31aが嵌合された誘
電体である回転部材31cと、この回転部材31cに接
触するテープ状記録媒体23と、ガイドポスト51とに
よって接地間に容量が形成される。
【0081】電極31aに電圧が印加されると、電極3
1aに静電気が発生し、この静電気を帯びた電極31a
に連結された誘電体である回転部材31cと、この回転
部材31cに接触するテープ状記録媒体23が分極され
て夫々極性が異なる荷電が発生し、これら極性が異なる
荷電間の吸引力により、テープ状記録媒体23が回転部
材31cに吸着される。この吸着力によりテープ状記録
媒体23は回転部材31cに保持され、回転部材31c
の回転にともない力が与えられることで移動する。
【0082】ところで、前記のように摩擦力は、接触す
る両面の分子間に作用する分子間引力(ファンデルワー
ルズ力)に起因するものであり、一方、静電吸着力は互
いに逆極性に帯電した接触する両面間に作用する静電吸
引力に起因する。そして少なくとも一方が誘電体の分極
により電荷が生じたものであれば、電荷の相殺がなされ
ることがなく、電流が流れないから、静電吸着力は持続
される。
【0083】したがって、本発明の静電キャプスタン機
構ECは、テープ状記録媒体23と回転部材31cとの
接触において機械的摩擦力の寄与は小さく、よって作用
する力の大部分は静電吸着力となる。この静電吸着力が
テープ状記録媒体23を回転部材31cへ静電吸着させ
て回転部材31cの回転移動にともない移動させ、よっ
てテープ状記録媒体23が走行する。
【0084】そして、静電キャプスタン機構ECから下
流のテープ状記録媒体23には、その進行方向にテーク
アップリール回転手段による張力が付勢されており、静
電キャプスタン機構ECの回転部材31cの回転につれ
て静電吸着力のベクトル角度が変化して、テープ進行方
向の成分よりも張力が大になった位置で張力によりテー
プ状記録媒体23が回転部材31cから離される。この
ようにして静電キャプスタン機構ECによるテープ状記
録媒体23の吸着と移動ならびにテープ状記録媒体23
の脱離がなされる。
【0085】上記の静電吸引力Fは、次式のように示さ
れる。 F=εSV**2/2x**2 ここに、ε:誘電率 S:電極面積 V:印加電圧 x:離間距離
【0086】したがって、本実施形態の構成において静
電吸引力Fを増加させるには、 1.印加電圧Vを増加する 2.離間距離xを短縮する 3.電極面積Sを拡大する 4.誘電率εの大きい材料を用いる の少なくとも何れかを実行すればよい。但し、印加電圧
Vと離間距離xは2乗で効いてくるので影響が大きい。
【0087】実測によれば、幅6.0mm、厚さ150
μmのテープ状記録媒体を用い、印加電圧1.2KVを
印加することにより、30g以上の吸着力が得られた。
【0088】このように、静電キャプスタン機構ECが
静電気によってテープ状記録媒体23を吸着して送出す
ることができ、また機械的押圧を加えないからテープ状
記録媒体23に変形などの損傷を与えることがない。
【0089】さらに、静電キャプスタン機構ECの電極
31aは電圧の印加を止めるだけで吸着力がゼロまで急
減することにより、極めて容易に、且つ変形を与えるこ
となく、テープ状記録媒体23を静電キャプスタン機構
ECから離脱させることができる。
【0090】図3は、静電キャプスタンの他の実施形態
の構造を示す側面断面図である。静電キャプスタン32
は円筒型の形状であり、電極32a、電極32aの接触
部32b、及び回転部材32cを備えている。回転部材
32cは誘電体で構成され、よって電気絶縁性を有す
る。
【0091】回転部材32cの底部には、キャプスタン
モータの軸に嵌合される軸受孔32hが形成され、キャ
プスタンモータの回転により回転部材32cが回転す
る。
【0092】この構成は、回転部材32cに形成された
所定の内径をもつ円筒形状の中空32sに、中空32s
の内径よりも若干小さい直径の円筒電極32aが挿入さ
れた構造をしている。したがって、中空32sと円筒電
極32aとの間にギャップgが形成されている。
【0093】さらに、図には示していないが、電極32
aは、所定の固定部材(ステーター)に固定されてお
り、その固定部材に高圧発生回路17が取付けられてい
る。この場合には、キャプスタンモータ7(ローター)
が回転しても、中空32sと電極32aとの間にギャッ
プgが形成されているので、回転部材32cは回転する
が、電極32aは回転しない。
【0094】この場合には、図2のように接点部にブラ
シを用いて高電圧を電極に供給しないので、接点部が摩
耗したり、発生するスパークによって接点部が腐食する
ことがない。
【0095】この構成の静電tキャプスタンでは電極3
2aは対地絶縁されているから、この電極32aから回
転部材32cまでのギャップgと、誘電体である回転部
材32cと、この回転部材32cに接触するテープ状記
録媒体23とによって容量が形成される。
【0096】電極32aに電圧が印加されると、電極3
2aに静電気が発生し、この静電気を帯びた電極に容量
結合された回転部材32cと、この回転部材32cに接
触するテープ状記録媒体23が分極されて夫々極性が異
なる荷電が発生し、これら極性が異なる荷電間の吸引力
により、テープ状記録媒体23が回転部材32cに吸着
される。この吸着力によりテープ状記録媒体23は回転
部材32cに保持され、回転部材32cの回転にともな
い力が与えられることで移動する。
【0097】図4は、静電キャプスタンのさらに別の実
施形態の構造を示す側面断面図である。この静電キャプ
スタン33は円筒型の形状であり、誘電体で構成され電
気絶縁性を有する円筒型の回転部材31cには、円筒形
状の孔33sが形成され、第一電極33a1がこの孔3
3sに嵌合され上端面を露出している。この第一電極3
3a1は、回転部材31cと一体に回転可能になってい
る。
【0098】さらに、この第一電極33a1の上端面か
らギャップ33gを隔てて上に、第二電極33a2が設
けられる。この第二電極33a2は、固定子ステータ側
の絶縁体33c1に固定される。
【0099】この第二電極33a2に電圧を与え、第二
電極33a2と第一電極33a1間の容量で容量分割し
て、第一電極33a1に電圧を発生させるものである。
なお、容量の構成は平面である必要はない。
【0100】回転部材33cの底部には、キャプスタン
モータの軸に嵌合される軸受孔33hが形成され、キャ
プスタンモータの回転により回転部材33cが回転す
る。
【0101】また図示されないが、この構成の変形とし
て、固定子ステータ33c1側には、トランスの一次側
を構成する所定巻数のコイルを設け、供給される低電圧
によって磁界を発生させる。また回転部材31cには、
一次側よりも巻数の多いコイルが設けられトランスの二
次側を構成する。そして回転部材31cの回転時に、一
次側で発生された磁界を切って電磁誘導により高電圧を
発生させる構成にもできる。
【0102】このように、一次側は固定部材(ステータ
ー)に固定されており、二次側はロータである回転部材
31cに固定されている。すなわち、一次側が固定で二
次側が回転するロータリートランスを構成し、静電キャ
プスタン自体に低電圧を昇圧して高電圧を生成する高圧
回路が組み込まれた構造になっている。
【0103】また、等価的に2つのコンデンサを直列接
続した回路に高電圧が印加された構成になっており、高
電圧を2つのコンデンサの容量で結合するとともに、ロ
ータリートランスを構成した回転容量結合方式になって
いる。したがってロータリートランスによって電磁波を
キャプスタンに伝送し、ロータ上で逓倍圧することによ
り、吸着力を改善することができる。
【0104】いずれの構造においても、発生する静電気
によって走行するテープ状記録媒体23を吸引して吸着
し、その吸着力を利用してテープ状記録媒体23の確実
な走行及び制動を制御する。
【0105】この結果、機械的な摩擦力によってテープ
に損傷を与えることなく、テープの走行及び制動を確実
に行うことができるとともに、固定側と回転側との間に
機械的な接続がなく、電磁結合によって静電気発生のた
めの電気エネルギーを伝達できる。
【0106】また本発明は、固定ヘッド型による構成に
も、Uローディング方式やMローディング方式の回転ド
ラム搭載ヘッド型による構成にも適用可能である。
【0107】図5は、このような回転ドラム搭載ヘッド
型のVTR装置のテープパスを示す。また図7は、この
VTR装置のシステム構成を示すブロック図の一部であ
り、サーボ系のシステム構成を示している。図8は、こ
の装置の状態遷移図である。図9はこの装置の動作を示
す制御プログラムのメインフローチャートである。図1
0〜図12は、図9のメインフローチャートにおけるサ
ーボ処理のフローチャートである。
【0108】図5では、このVTR装置に装着されたカ
セット20内のサプライ(供給)リール21及びテイク
アップ(巻取り)リール22からローディングされたテ
ープ状記録媒体23が、回転ドラム24に巻きつかれた
状態にある。回転ドラム24には、映像信号を記録及び
再生するヘッド25が設けられている。
【0109】回転ドラム24の周辺のシャーシ面には、
複数のガイドピン26が垂直に設けられている。この複
数のガイドピン26によって、テープ状記録媒体23の
走行路すなわちテープパスが規制される。
【0110】テープ状記録媒体23は、テンションレギ
ュレーションアーム40に取付けられた回転ピン29に
よって、設定されたモードに応じてテープテンションが
調整される。このため、サーボCPU3の出力ポートD
1からテンション制御用の制御信号がドライブ回路15
に出力される。
【0111】テープパスの所定の位置には、本発明の特
徴となる静電キャプスタン機構ECが設けられている。
【0112】図7において、システムコントロールCP
U1は、この装置全体を制御するCPUである。CPU
1は、システムバスを介してプログラムメモリ2及びサ
ーボCPU3と接続され、スイッチ部及びリモコン(い
ずれも図示せず)からの操作に応じたモード信号を受け
て、プログラムメモリ2の制御プログラムを実行して、
サーボCPU3をコントロールする。
【0113】サーボCPU3には、CPU1と接続する
ためのシステムバスの他に、複数の入出力ポートを備え
ている。以下、各出力ポート及び入力ポートに接続され
た構成部の機能について説明する。
【0114】出力ポートSDには、S(サプライ)モー
タドライブ回路4が接続され、サプライモータ5を回転
駆動する。そして、サプライモータ5に設けられたFG
(frequency genarator)からは、
その回転速度に比例したFG信号が入力ポートSFGに
入力される。
【0115】出力ポートCDには、C(キャプスタン)
モータドライブ回路6が接続され、キャプスタンモータ
7を回転駆動する。そして、キャプスタンモータ7に設
けられたFGからは、その回転速度に比例したFG信号
が入力ポートCFGに入力される。
【0116】出力ポートDDには、D(ドラム)モータ
ドライブ回路8が接続され、ドラムモータ9を回転駆動
する。ドラムモータ9には、FG及びPG(phase
genarator)が設けられ、回転速度に応じた
FG信号、並びに記録ヘッド及び再生ヘッドの位置を検
出するPG信号が、入力ポートDFG及び入力ポートD
PGにそれぞれ入力される。
【0117】ドラムモータ9は、直結されたドラム機構
部10を駆動する。ドラム機構部10には、タイムコー
ドヘッドが設けられており、テープに記録された1フレ
ームごとのタイムコードを再生する。PBアンプ回路1
1は、再生されたタイムコードを増幅して出力する。T
C(タイムコード)リーダー回路12は、増幅されたタ
イムコードを復調してCPU1に入力する。
【0118】出力ポートTDには、T(テイクアップ)
モータドライブ回路13が接続され、テークアップモー
タ14を回転駆動する。そして、テークアップモータ1
4に設けられたFGからは、回転速度に比例したFG信
号が入力ポートTFGに入力される。
【0119】出力ポートD1〜D3には、ドライブ回路
15が接続され、装置内に装着されるカセットの移動機
構、カセットからテープをローディングするテープ・ロ
ーディング機構、テープにテンションを与えるテンショ
ンレギュレーションアームを駆動する。
【0120】出力ポートHVには、高圧発生制御回路1
6が接続され、トランス等からなる高圧発生回路17に
電圧を供給して、高電圧を発生させる。発生された高電
圧は静電キャプスタン機構ECに供給される。
【0121】入力ポートV1〜V3には、センサインタ
フェース18が接続され、テープのテンションを検出す
るテンションセンサ、カセットの有無を検出するカセッ
トセンサ、テンションレギュレーションアーム等の移動
部材の位置を検出するポジションセンサからの検出信号
を入力する。
【0122】この装置の電源スイッチがオンになると、
CPU1は図9に示すメインフローを実行する。すなわ
ち、所定のイニシャライズ処理(ステップS1)を行っ
た後、スイッチ処理(ステップS2)、モード設定処理
(ステップS3)、サーボ処理(ステップS4)、映像
信号処理(ステップS5)、その他の処理(ステップS
6)を実行する。
【0123】そして、電源スイッチがオフになったか否
かを判別し(ステップS7)、オフでない場合には、ス
テップS2に移行してステップS6までの各処理を繰り
返す。ステップS7において、電源スイッチがオフされ
た場合には、電源オフ処理、例えば設定したモードをメ
モリに格納する処理等を行う。
【0124】ステップS2におけるスイッチ処理では、
スイッチ部又はリモコンの操作を検出して、検出結果に
応じてステップS3におけるモード設定処理を実行す
る。なお、ステップS1のイニシャライズ処理におい
て、最初は図8の状態遷移図におけるストップモードに
設定されている。
【0125】ストップモードにおいて、REC(記録)
スイッチがオンされると記録モードに移行し、記録モー
ドにおいて、ストップスイッチがオンされるとストップ
モードに戻る。ストップモードにおいて、PB(再生)
スイッチがオンされるとノーマル再生モードに移行し、
ノーマル再生モードにおいて、ストップスイッチがオン
されるとストップモードに戻る。
【0126】ストップモードにおいて、FF(早送り)
スイッチ又はREW(巻戻し)スイッチがオンされると
FF/REWモードにに移行する。FF/REWモード
において、ストップスイッチがオンされるとストップモ
ードに戻り、PBスイッチがオンされると、ノーマル再
生モードに移行する。
【0127】ノーマル再生モードにおいて、FFスイッ
チ又はREWスイッチがオンされるとJOG(ジョグ)
モードに移行する。JOGモードにおいてPBスイッチ
がオンされると、ノーマル再生モードに戻り、JOGモ
ードにおいてストップスイッチがオンされるとストップ
モードに戻る。
【0128】ノーマル再生モードにおいて、STILL
(スチル)スイッチがオンされると、スチル再生モード
に移行する。スチル再生モードにおいてPBスイッチが
オンされると、ノーマル再生モードに戻り、スチル再生
モードにおいてストップスイッチがオンされると、スト
ップモードに戻る。
【0129】次に、この回転ヘッド型のVTR装置にお
けるサーボ処理の動作について説明する。CPU1は、
設定したモードに応じて、システムバスを介してサーボ
CPU1をコントロールする。すなわち、図10に示す
ように、まず、センサー処理(ステップS1)を実行
し、モード判別処理(ステップS2)を実行する。
【0130】なお、ステップS1におけるセンサ処理に
おいて、図7のサーボCPU3の入力ポートV2におい
て、カセットがまだ装着されていないことを、センサイ
ンタフェース18によって検出した場合には、ストップ
モードを維持した状態でカセットの装着を待機してい
る。カセットが装着されたときは、テープを引き出して
ローディング制御を行う。
【0131】サーボCPU3の出力ポートD3からロー
ディング信号が出力され、ドライブ回路15を介してテ
ープのローディングが完了する。
【0132】図10のステップS3において、モード変
更があるか否かを判別し、モード変更がない場合には、
このフローを終了して図9のメインフローに戻る。モー
ド変更があったときは、記録モード又はノーマル再生モ
ードへの変更か否かを判別する(ステップS4)。
【0133】記録モード又はノーマル再生モードへの変
更である場合には、現在の状態がストップモードである
か否かを判別する(ステップS5)。ストップモードで
ある場合には、サーボCPU3の出力ポートD1からド
ライブ回路15への制御信号のレベルを変更して、テー
プテンションを増加する処理を行う(ステップS6)。
【0134】そして、回転ピン29の位置が記録モード
又はノーマル再生モードの位置すなわちテープ走行位置
に達したか否かを判別する(ステップS7)。この位置
に達していない場合には、ステップS6の処理を続行す
る。回転ピン29の位置がテープ走行位置に達したとき
は、サーボCPU3の出力ポートHVからオン制御信号
を高圧発生制御回路16に出力して、高圧発生回路17
から高い電圧をキャプスタン31に与える静電キャプス
タンオン処理を行う(ステップS8)。
【0135】次に、サーボCPU3の出力ポートDDを
オンして、ドラムモータ9のオン処理を行う。また、サ
ーボCPU3の出力ポートSD及び出力ポートTDをオ
ンにして、サプライモータ5及びテイクアップモータ1
4をオン、すなわちリールモータオン処理を行う(ステ
ップS10)。
【0136】次に、サーボCPU3の出力ポートCDを
オンにして、キャプスタンモータ7のオン処理を行う
(ステップS11)。そして、このフローを終了して図
9のメインフローに戻る。この場合には、静電キャプス
タン31に発生する静電気によってテープ状記録媒体2
3を吸引し、その吸引力によって通常のテープ速度であ
テープ状記録媒体23を走行させるように制御する。
【0137】ステップS5において、現在の状態がスト
ップモードでない場合には、現在の状態がスチル再生モ
ードで再生中であるか否かを判別する(ステップS1
2)。スチル再生中である場合には、テープ状記録媒体
23が停止した状態であり、静電キャプスタン31に発
生する静電気によってテープ状記録媒体23が吸引され
て保持されている状態である。
【0138】したがって、記録モード又はノーマル再生
モードに移行させるためには、サーボCPU3の出力ポ
ートSD及び出力ポートTDをオンにして、サプライモ
ータ5及びテイクアップモータ14をオン、すなわちリ
ールモータオン処理を行う(ステップS10)。
【0139】次に、サーボCPU3の出力ポートCDを
オンにして、キャプスタンモータ7のオン処理を行う
(ステップS11)。そして、このフローを終了して図
9のメインフローに戻る。すなわち、静電キャプスタン
31に発生する静電気の吸引力によって通常のテープ速
度でテープ状記録媒体23を走行させるように制御す
る。
【0140】ステップS12において、現在の状態がス
チル再生中でない場合には、ジョグ再生中であるか否か
を判別する(ステップS13)。現在の状態がジョグ再
生中である場合には、ノーマル再生モードにおける通常
のテープ速度より速い速度でテープ23を走行させてい
る。このため、回転ドラム24は、通常よりも遅い速度
て回転している。
【0141】この場合には、サーボCPU3の出力ポー
トSD及び出力ポートTDからの制御信号のレベルを小
さくして、サプライモータ5及びテイクアップモータ1
4の減速処理、すなわちリールモータ減速処理を行う
(ステップS14)。すなわち、通常速度に変更する。
【0142】また、サーボCPU3の出力ポートCDか
らの制御信号のレベルを小さくして、キャプスタンモー
タ7の減速処理を行って通常速度に変更する(ステップ
S15)。さらに、サーボCPU3の出力ポートCDか
らの制御信号のレベルを大きくして、ドラムモータ9の
加速処理を行って通常速度に変更する(ステップS1
6)。そして、このフローを終了して図9のメインフロ
ーに戻る。
【0143】ステップ13において現在の状態がジョグ
再生中でない場合には、FF/REWモードの状態であ
る。この場合には、キャプスタンモータ7及びドラムモ
ータ9が停止した状態で、リールモータ(サプライモー
タ5及びテイクアップモータ14)が高速で回転し、テ
ンションが減少されたテープ状記録媒体23を高速で早
送り又は巻戻しを行っている。
【0144】したがってこの場合には、サーボCPU3
の出力ポートSD及び出力ポートTDをオフにして、リ
ールモータオフ処理を行い(ステップS17)、テープ
走行を一旦停止させる。
【0145】この後に、サーボCPU3の出力ポートD
1からドライブ回路15への制御信号のレベルを変更し
て、テープテンションを増加する処理を行う(ステップ
S6)。
【0146】そして、回転ピン29の位置が記録モード
又はノーマル再生モードの位置すなわちテープ走行位置
に達したか否かを判別する(ステップS7)。この位置
に達していない場合には、ステップS6の処理を続行す
る。回転ピン29の位置がテープ走行位置に達したとき
は、サーボCPU3の出力ポートHVからオン制御信号
を高圧発生制御回路16に出力して、高圧発生回路17
から高い電圧を静電キャプスタン31に与える静電キャ
プスタンオン処理を行う(ステップS8)。
【0147】次に、サーボCPU3の出力ポートDDを
オンして、ドラムモータ9のオン処理を行う。また、サ
ーボCPU3の出力ポートSD及び出力ポートTDをオ
ンにして、サプライモータ5及びテイクアップモータ1
4をオン、すなわちリールモータオン処理を行う(ステ
ップS10)。
【0148】次に、サーボCPU3の出力ポートCDを
オンにして、キャプスタンモータ7のオン処理を行う
(ステップS11)。そして、このフローを終了して図
9のメインフローに戻る。この場合には、キャプスタン
31に発生する静電気によってテープ状記録媒体23を
吸引し、その吸引力によって通常のテープ速度でテープ
状記録媒体23を走行させるように制御する。
【0149】ステップS4において、モード変更が記録
モード及びノーマル再生モードへの変更でない場合に
は、図11のフローにおいて、スチル再生モードへの変
更であるか否かを判別する(ステップS18)。このス
チル再生モードへの変更である場合には、サーボCPU
3の出力ポートCDをオフにしてキャプスタンモータ7
のオフ処理を行う(ステップS19)。
【0150】また、サーボCPU3の出力ポートSD及
び出力ポートTDをオフにして、リールモータのオフ処
理を行う(ステップS20)。そして、サーボCPU3
の出力ポートD1からの制御信号によってテープテンシ
ョンの減少処理を行う(ステップS21)。
【0151】そして、回転ピン29はスチル再生位置に
達したか否かを判別する(ステップS22)。この位置
に達していない場合にはステップS21の処理を続行す
る。回転ピン29がスチル再生位置に達した場合には、
このフローを終了して図9のメインフローに戻る。
【0152】ステップS18において、モード変更がス
チル再生モードへの変更でない場合には、ジョグ再生モ
ードへの変更であるか否かを判別する(ステップS2
3)。ジョグ再生モードへの変更である場合には、サー
ボCPU3の出力ポートSD及び出力ポートTDからの
制御信号のレベルを大きくして、リールモータの加速処
理を行う(ステップS24)。
【0153】また、サーボCPU3の出力ポートCDか
らの制御信号のレベルを大きくしてキャプスタンモータ
7の加速処理を行う(ステップS25)。さらに、サー
ボCPU3の出力ポートDDからの制御信号のレベルを
小さくして、ドラムモータ9の減速処理を行う(ステッ
プS26)。そして、このフローを終了して図9のメイ
ンフローに戻る。
【0154】ステップS23において、モード変更がジ
ョグ再生モードへの変更でない場合には、モード変更が
FF/REWモードへの変更であるか否かを判別する
(ステップS27)。
【0155】FF/REWモードへの変更である場合に
は、ストップモード以外のモードである場合には、一旦
ストップモードに遷移する。そして、ストップモードか
らFF/REWモードに遷移する。すなわち、サーボC
PU3の出力ポートSD及び出力ポートTDからの制御
信号によって、リールモータを高速で回転させる処理を
行う(ステップS28)。そして、このフローを終了し
て図9のメインフローに戻る。
【0156】ステップS27において、モード変更がF
F/REWモードへの変更でない場合には、モード変更
がストップモードへの変更である。この場合には、現在
の状態に応じて処理が異なる。
【0157】現在の状態が記録モード、ノーマル再生モ
ード、又はジョグ再生モードのいずれかのモードである
か否かを判別する(ステップS29)。上記いずれかの
モードである場合、すなわちテープ状記録媒体23が走
行している場合には、サーボCPU3の出力ポートSD
及び出力ポートTDをオフにして、リールモータのオフ
処理を行う(ステップS30)。
【0158】また、サーボCPU3の出力ポートCDを
オフにして、キャプスタンモータ7のオフ処理を行う
(ステップS31)。さらに、サーボCPU3の出力ポ
ートHVをオフにして、キャプスタン31の静電気をオ
フにする静電キャプスタンオフ処理を行う(ステップS
32)。
【0159】次に、サーボCPU3の出力ポートD1か
らの制御信号によってテープテンションの減少処理を行
う(ステップS33)。そして、回転ピン29の位置が
停止位置に移動したか否かを判別する(ステップS3
4)。停止位置に達していない場合には、ステップS3
3の処理を続行する。回転ピン29の位置が停止位置に
達した場合には、このフローを終了して図9のメインフ
ローに戻る。
【0160】ステップS29において、現在の状態が記
録モード、ノーマル再生モード、及びジョグ再生モード
のいずれかモードでもない場合は、現在の状態がスチル
再生中であるか否かを判別する(ステップS35)。
【0161】スチル再生中である場合には、サーボCP
U3の出力ポートHVをオフにして、キャプスタン31
の静電気をオフにする静電キャプスタンオフ処理を行う
(ステップS32)。
【0162】次に、サーボCPU3の出力ポートD1か
らの制御信号によってテープテンションの減少処理を行
う(ステップS33)。そして、回転ピン29の位置が
停止位置に移動したか否かを判別する(ステップS3
4)。停止位置に達していない場合には、ステップS3
3の処理を続行する。回転ピン29の位置が停止位置に
達した場合には、このフローを終了して図9のメインフ
ローに戻る。
【0163】ステップS35において、現在の状態がス
チル再生中でない場合には、FF/REWモードであ
り、テープ状記録媒体23を高速で速送り中又は巻戻し
中の状態である。したがって、サーボCPU3の出力ポ
ートSD及び出力ポートTDをオフにして、リールモー
タのオフ処理を行う(ステップS36)。そして、フロ
ーを終了して図9のメインフローに戻る。
【0164】上記構成によれば、映像信号を記録及び再
生するテープ23に接触して回転する絶縁体cに、高電
圧の供給を受けて静電気を発生する電極aを設けること
により、静電気の吸引力によってテープ23の走行及び
制動を制御する。したがって、機械的な摩擦力によって
テープに損傷を与えることなく、テープの走行及び制動
を確実に行うことができる。
【0165】また上記実施形態において静電キャプスタ
ン31として、情報信号を記録及び再生するテープ状記
録媒体23に接触するとともに、サーボCPU3、キャ
プスタンモータドライブ回路6、キャプスタンモータ7
によって回転を制御される回転部材31cと、所定の固
定部材に設けられ、所定の電圧の供給を受けて磁界を発
生する一次側コイル(第1の電磁変換手段)と、回転部
材31cに設けられ、回転部材31cの回転に応じて回
転するとともに、一次側コイルからの磁界によって高電
圧を発生する二次側コイル(第2の電磁変換手段)と、
回転部材31cに設けられ、二次側コイルからの高電圧
によって静電気を発生する電極31aを有する構成とす
ることもできる。
【0166】上記構成によれば、固定された一次側コイ
ルから磁界を発生させ、回転部材に設けた二次側コイル
から、その磁界によって高電圧を発生させ、その高電圧
により回転部材に設けた電極から静電気を発生させ、静
電気の吸引力によってテープ状記録媒体の走行及び制動
を制御する。したがって、機械的な摩擦力によってテー
プに損傷を与えることなく、テープの走行及び制動を確
実に行うことができるとともに、固定側と回転側との間
に機械的な接続がなく、電磁結合によって静電気発生の
ための電気エネルギーを伝達できる。
【0167】この場合、一次側コイルはロータリートラ
ンスの固定子を構成し、二次側コイルはロータリートラ
ンスの回転子を構成する。そして、機械的に分離された
回転子が固定子と電磁結合して、固定子に供給された低
い電圧を高い電圧に変換する構成にできる。
【0168】上記構成によれば、ロータリートランスに
よって低電圧を高電圧に変換し、その高電圧によって発
生する静電気の吸引力によってテープ状記録媒体の走行
及び制動を制御する。したがって、機械的な摩擦力によ
ってテープに損傷を与えることなく、テープの走行及び
制動を確実に行うことができるとともに、固定側と回転
側との間に機械的な接続がなく、電磁結合によって静電
気発生のための電気エネルギーを伝達できる。
【0169】さらに、この電磁結合によって低い電圧を
高い電圧に変換できるので、回路側で高電圧を発生する
高圧回路が不要になる。高圧回路は、一般に高価なスイ
ッチング・レギュレータで構成されるので、ロータリー
トランスを用いることで、装置のコストダウンを図るこ
とができる。
【0170】上記は回転ドラム型のVTR装置の実施形
態であったが、データレコーダ等の固定ヘッド型の装置
においても、本発明における静電キャプスタン機構を取
り付けることによって、従来のような機械的摩擦力によ
るテープ損傷がなくなり、テープの走行及び制動を確実
に行うことができる。
【0171】図6は、本発明のテープ状記録媒体の信号
処理装置の他の実施形態として、このような固定ヘッド
型のビデオ編集装置における走行経路の説明図であり、
固定ヘッド型のビデオ編集装置に装着されたカセット2
0内のサプライリール21及びテイクアップリール22
からローディングされたテープ23が、固定ヘッド30
に接触している状態を示している。
【0172】ドラム24の周辺のシャーシ面には、複数
のガイドピン26が垂直に設けられている。この複数の
ガイドピン26によって、テープ23の走行路すなわち
テープパスが規制される。
【0173】固定ヘッド30の両側の位置に、図5のV
TR装置と同じ構造の本発明の特徴となる静電キャプス
タン31が設けられている。この場合には、固定ヘッド
型であるので、図5のVTR装置で述べたサーボCPU
3の出力ポートDD、ドラムモータドライブ回路6、ド
ラムモータ9及びドラム10の構成は不要となる。した
がって、PBアンプ11へのタイムコード信号は、固定
ヘッド30から取り出される。
【0174】この構成は静電気の吸着力を利用するの
で、静電キャプスタン31に巻付けるテープ状記録媒体
23の巻付け角度θを小さくできる。図ではθ=90度
の場合が示されている。また、印加電圧を上昇させると
吸着力が増加するので、印加電圧を制御することにより
容易に吸着力を制御できるという利点がある。この固定
ヘッド型の装置におけるテープ走行のサーボ制御は、前
記回転ヘッド型のVTR装置におけるサーボ処理と略同
じである。
【0175】なお、上記実施形態においては、記録媒体
テープとして磁気的に映像信号が記録されたテープ23
について説明したが、光学的に情報信号を記録したテー
プの場合にも本発明を適用することができる。
【0176】また、再生する情報信号としては、テープ
に記録されたデジタル音声信号であってもよい。例えば
現行のDATは、機械的摩擦力によってテープの走行及
び制動を制御しているので、テープに損傷を与えるおそ
れがある。したがって、このようなDAT装置に本発明
における静電キャプスタン機構を取り付けることによっ
て、従来のような機械的摩擦力によるテープ損傷がなく
なり、テープの走行及び制動を確実に行うことができ
る。
【0177】上記で詳述したように、本発明ではテープ
状記録媒体そのものを一方の電極とする構成であるか
ら、有効対向電極面積が大きく、吸着力が大となる。ま
た吸着力は印加電圧によって容易に制御できるという利
点もある。
【0178】したがって、従来技術におけるような機械
的な摩擦力を用いる必要がなく、さらに補助的にも機械
的摩擦を用いる必要がないから、ピンチローラおよびそ
の駆動機構を除去することができる。
【0179】このように従来構成と異なって、ピンチロ
ーラやプランジャを用いないので、テープ状記録媒体を
損傷することがなく、且つ高速走行に対して追随性が良
く、安定な高速走行と速い応答が可能になる。しかもプ
ランジャなど駆動機構自体の削除により装置を軽量化・
小型化でき、故障の原因をなくして故障率を改善でき、
長寿命であり、且つ低コストの装置を実現できる。
【0180】また、キャプスタンへの巻き付け角度を浅
く構成できるので、ローディング機構や走行機構の調整
が容易になる。
【0181】さらに、バックテンションへの依存度が低
くなり、テープに付与されるテンションが極端に低下し
てもテープの滑りが発生せず、安定したテープ走行を可
能にする。
【0182】また、テープ状記録媒体に接触する一部分
が中空の円筒状回転部材に、高加工精度の材料を使用す
ることにより、テープ速度偏差を抑えることができる。
また回転部材に高硬度の材料を用いることにより、変形
や変質が少なく、走行にムラが発生せず均一走行を実現
でき、よって走行の安定性が確保される。さらにクリー
ニングが容易になり、傷がつき難い利点がある。
【0183】さらに、テープ状記録媒体がガイドピンや
ガイドポスト等で接地されるのでテープ状記録媒体が帯
電することがない。これにより、テープ帯電によるクリ
ングや付着物の発生を抑制できる。このように、上述し
た顕著な利点を実現することができる。
【0184】
【発明の効果】本発明によれば、情報信号を記録及び再
生するテープ状記録媒体に接触して回転するキャプスタ
ンに静電気を与え、これによる静電吸着力を利用してテ
ープ状記録媒体の走行及び制動を制御する。したがって
テープ状記録媒体に機械的押圧を加えて挟持することな
く、静電キャプスタンによって吸着支持するから、テー
プ状記録媒体に変形などの損傷を与えることがない上、
テープ状記録媒体の走行及び制動を確実に行うことがで
きる。且つ軽量小型に構成することができるという顕著
な効果がある。
【0185】さらに、静電キャプスタンは電圧の印加を
止めるだけで吸着力がゼロまで急減することにより、例
えば通常走行から早送り走行へ切り替える際などに極め
て迅速かつ簡素に、且つ何らの力を要することなく、テ
ープ状記録媒体を静電キャプスタンから離脱させること
ができ、高速応答性と追随性を著しく改善することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る静電キャプスタン機構の一実施形
態の構成の説明図である。
【図2】本発明に係る静電キャプスタンの一実施形態の
平面図および側面断面図である。
【図3】本発明に係る静電キャプスタンの別の実施形態
の平面図および側面断面図である。
【図4】本発明に係る静電キャプスタンのさらに別の実
施形態の構成の平面図および側面断面図である。
【図5】本発明のテープ状記録媒体の信号処理装置の一
実施形態における走行経路の説明図である。
【図6】本発明のテープ状記録媒体の信号処理装置の他
の実施形態における走行経路の説明図である。
【図7】図5に示されるテープ状記録媒体の信号処理装
置の実施形態におけるシステムのブロック図である。
【図8】図7に示されるテープ状記録媒体の信号処理装
置の状態遷移図である。
【図9】図7に示されるテープ状記録媒体の信号処理装
置の制御プログラムのメインフローチャートである。
【図10】図9のフローチャートにおけるサーボ処理の
フローチャートである。
【図11】図10に続くサーボ処理のフローチャートで
ある。
【図12】図11に続くサーボ処理のフローチャートで
ある。
【図13】従来のキャプスタン駆動が適用されたVTR
装置のテープ走行路の説明図である。
【図14】従来のフリクション駆動を採用した固定ヘッ
ド式のビデオデータ編集装置におけるテープ走行路の説
明図である。
【図15】従来のフリクション駆動におけるキャプスタ
ンに巻付けられたテープ状記録媒体の部分を示す拡大図
である。
【図16】キャプスタンへの巻付角度とフォワードテン
ションとの関係を示す図である。
【符号の説明】 EC……本発明に係る静電キャプスタン機構、7……キ
ャプスタンモータ、7a……回転軸、16……高圧発生
制御回路、17……高圧発生回路、23……テープ状記
録媒体(テープ)、31……静電キャプスタン、31a
……電極、31b……端子、31c……回転部材、31
h……軸受孔、48……シャーシ、50……ブラシ、5
1……ガイドポスト、V……テープ状記録媒体の走行方

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状の絶縁層の面上に設けられた磁
    性記録層に情報信号が記録され、進行誘導枠に接して所
    定走行路を走行可能なテープ状記録媒体の当該走行路途
    中の位置に配設され、 絶縁性の誘電体により構成され、前記テープ状記録媒体
    に接触する、一部分が中空の円筒状回転部材と、 前記円筒状回転部材の回転を制御する回転手段と、 前記の回転部材に嵌合して設けられ、且つ当該回転部材
    を介して前記テープ状記録媒体に対向する位置に配設さ
    れた、対地絶縁された電極と、 前記電極と接地間に電圧を印加する電圧印加手段と、を
    備えたことを特徴とする静電キャプスタン機構。
  2. 【請求項2】 テープ状の絶縁層の面上に設けられた磁
    性記録層に情報信号が記録され、進行誘導枠に接して所
    定走行路を走行可能なテープ状記録媒体の当該走行路途
    中の位置に配設され、 絶縁性の誘電体により構成され、前記テープ状記録媒体
    に接触する、一部分が中空の円筒状回転部材と、 前記円筒状回転部材の回転を制御する回転手段と、 前記の回転部材から所定の間隔で非接触に設けられ、且
    つ当該回転部材を介して前記テープ状記録媒体に対向す
    る位置に配設された、対地絶縁された電極と、 前記電極と接地間に電圧を印加する電圧印加手段と、を
    備えたことを特徴とする静電キャプスタン機構。
  3. 【請求項3】 テープ状の絶縁層の面上に設けられた磁
    性記録層に情報信号が記録され、所定走行路を走行可能
    なテープ状記録媒体の当該走行路途中の位置に配設さ
    れ、 絶縁性の誘電体により構成され、前記テープ状記録媒体
    に接触する、一部分が中空の円筒状回転部材と、 前記円筒状回転部材の回転を制御する回転手段と、 前記の回転部材に連結して設けられ、且つ当該回転部材
    を介して前記テープ状記録媒体に対向する位置に配設さ
    れた、対地絶縁された第一電極と、 前記第一電極から所定の間隔で非接触に対峙し、且つ対
    地絶縁されて設けられ電圧印加がなされる第二電極と、 前記第二電極と接地間に電圧を印加する電圧印加手段
    と、を備えたことを特徴とする静電キャプスタン機構。
  4. 【請求項4】 情報信号を記録及び再生するテープ状記
    録媒体に近接し又は接触する、絶縁性の誘電体からなる
    一部分が中空の円筒状回転部材に嵌合して設けられた電
    極に電圧を供給して静電気を発生させる第1の制御手順
    と、 前記発生した静電気により前記テープ状記録媒体を吸着
    した前記回転部材の回転を制御して当該テープ状記録媒
    体を所望の速度および方向に走行させる第2の制御手順
    と、 を有することを特徴とするテープ状記録媒体の走行制御
    方法。
  5. 【請求項5】 情報信号を記録及び再生するテープ状記
    録媒体に近接し又は接触する、絶縁性の誘電体からなる
    一部分が中空の円筒状回転部材から所定距離だけ離れて
    設けられた電極に電圧を供給して静電気を発生させる第
    1の制御手順と、 前記発生した静電気により前記テープ状記録媒体を吸着
    した前記回転部材の回転を制御して当該テープ状記録媒
    体を所望の速度および方向に走行させる第2の制御手順
    と、 を有することを特徴とするテープ状記録媒体の走行制御
    方法。
  6. 【請求項6】 情報信号を記録及び再生するテープ状記
    録媒体に近接し又は接触する絶縁性の誘電体からなる一
    部分が中空の円筒状回転部材に嵌合された第一電極か
    ら、所定距離だけ離れて設けられた第二電極に、電圧を
    供給して静電気を発生させる第1の制御手順と、 前記発生した静電気により前記テープ状記録媒体を吸着
    した前記回転部材の回転を制御して当該テープ状記録媒
    体を所望の速度および方向に走行させる第2の制御手順
    と、 を有することを特徴とするテープ状記録媒体の走行制御
    方法。
  7. 【請求項7】 絶縁性の誘電体により構成され、情報信
    号を記録及び再生するテープ状記録媒体に接触するとと
    もに、所定の回転手段によって回転を制御される一部分
    が中空の円筒状回転部材と、 前記の回転部材に嵌合して設けられ、且つ当該回転部材
    を介して前記テープ状記録媒体に対向する位置に配設さ
    れ、且つ対地絶縁された電極と、を備えることを特徴と
    する静電キャプスタン。
  8. 【請求項8】 絶縁性の誘電体により構成され、情報信
    号を記録及び再生するテープ状記録媒体に接触するとと
    もに、所定の回転手段によって回転を制御される一部分
    が中空の円筒状回転部材と、 前記の回転部材から所定の間隔で非接触に設けられ、且
    つ当該回転部材を介して前記テープ状記録媒体に対向す
    る位置に配設され、且つ対地絶縁された電極と、を備え
    ることを特徴とする静電キャプスタン。
  9. 【請求項9】 絶縁性の誘電体により構成され、情報信
    号を記録及び再生するテープ状記録媒体に接触するとと
    もに、所定の回転手段によって回転を制御される一部分
    が中空の円筒状回転部材と、 前記の回転部材に連結して設けられ、且つ当該回転部材
    を介して前記テープ状記録媒体に対向する位置に配設さ
    れた、対地絶縁された第一電極と、前記第一電極から所
    定の間隔で非接触に対峙し、且つ対地絶縁されて設けら
    れ電圧印加がなされる第二電極と、を備えることを特徴
    とする静電キャプスタン。
  10. 【請求項10】 絶縁性の誘電体により構成され、情報
    信号を記録及び再生するテープ状記録媒体に接触すると
    ともに、所定の回転手段によって回転を制御される一部
    分が中空の円筒状回転部材と、 所定の固定部材に設けられ、所定の電圧の供給を受けて
    磁界を発生する第一電磁変換手段と、 前記回転部材に設けられ、当該回転部材の回転に応じて
    回転するとともに、前記第一電磁変換手段からの磁界に
    よって電圧を発生する第二電磁変換手段と、 前記回転部材に設けられ、前記第二電磁変換手段からの
    電圧によって静電気を発生する静電気発生手段と、 を有することを特徴とする静電キャプスタン。
  11. 【請求項11】 前記第一電磁変換手段は、ロータリー
    トランスの一次側を構成する固定子であり、前記第二電
    磁変換手段は、ロータリートランスの二次側を構成する
    回転子であり、前記固定子と機械的に分離された前記回
    転子が前記固定子と電磁結合して、前記固定子に供給さ
    れた電圧を変換することを特徴とする請求項10に記載
    の静電キャプスタン。
  12. 【請求項12】 テープ状の絶縁層の面上に設けられた
    磁性記録層に情報信号が記録されて所定方向に走行可能
    なテープ状記録媒体に、記録または再生の少なくとも一
    方が可能なヘッドと、キャプスタンの回転により当該テ
    ープ状記録媒体を当該所定方向に送出して走行させるキ
    ャプスタン機構を備えるテープ状記録媒体の信号処理装
    置であって、 前記キャプスタン機構は、絶縁性の誘電体により構成さ
    れ前記テープ状記録媒体に接触する、一部分が中空の円
    筒状回転部材と、 前記円筒状回転部材の回転を制御す
    る回転手段と、 前記の回転部材に嵌合して設けられ、且つ当該回転部材
    を介して前記テープ状記録媒体に対向する位置に配設さ
    れた、対地絶縁された電極と、 前記電極に電圧を印加する電圧印加手段と、を備えたこ
    とを特徴とするテープ状記録媒体の信号処理装置。
  13. 【請求項13】 テープ状の絶縁層の面上に設けられた
    磁性記録層に情報信号が記録されて所定方向に走行可能
    なテープ状記録媒体に、記録または再生の少なくとも一
    方が可能なヘッドと、キャプスタンの回転により当該テ
    ープ状記録媒体を当該所定方向に送出して走行させるキ
    ャプスタン機構を備えるテープ状記録媒体の信号処理装
    置であって、 前記キャプスタン機構は、絶縁性の誘電体により構成さ
    れ前記テープ状記録媒体に接触する、一部分が中空の円
    筒状回転部材と、 前記円筒状回転部材の回転を制御す
    る回転手段と、 前記の回転部材から所定の間隔で非接触に設けられ、且
    つ当該回転部材を介して前記テープ状記録媒体に対向す
    る位置に配設された、対地絶縁された電極と、 前記電極に電圧を印加する電圧印加手段と、を備えたこ
    とを特徴とするテープ状記録媒体の信号処理装置。
  14. 【請求項14】 テープ状の絶縁層の面上に設けられた
    磁性記録層に情報信号が記録されて所定方向に走行可能
    なテープ状記録媒体に、記録または再生の少なくとも一
    方が可能なヘッドと、キャプスタンの回転により当該テ
    ープ状記録媒体を当該所定方向に送出して走行させるキ
    ャプスタン機構を備えるテープ状記録媒体の信号処理装
    置であって、 前記キャプスタン機構は、絶縁性の誘電体により構成さ
    れ前記テープ状記録媒体に接触する、一部分が中空の円
    筒状回転部材と、 前記円筒状回転部材の回転を制御す
    る回転手段と、 前記の回転部材に連結して設けられ、且つ当該回転部材
    を介して前記テープ状記録媒体に対向する位置に配設さ
    れた、対地絶縁された第一電極と、 前記第一電極から所定の間隔で非接触に対峙し、且つ対
    地絶縁されて設けられ電圧印加がなされる第二電極と、 前記第二電極と接地間に電圧を印加する電圧印加手段
    と、を備えたことを特徴とするテープ状記録媒体の信号
    処理装置。
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