JP2000256576A - カーボンブラック - Google Patents

カーボンブラック

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JP2000256576A
JP2000256576A JP6286199A JP6286199A JP2000256576A JP 2000256576 A JP2000256576 A JP 2000256576A JP 6286199 A JP6286199 A JP 6286199A JP 6286199 A JP6286199 A JP 6286199A JP 2000256576 A JP2000256576 A JP 2000256576A
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JP
Japan
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carbon black
ctab
blackness
formula
dispersibility
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JP6286199A
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English (en)
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Yasunari Osaki
泰成 大▲崎▼
Masaru Tobinaga
勝 飛永
Shiyuushichi Yoshimura
修七 吉村
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂の着色、印刷インキ、塗料等の黒色顔料
として使用されるカーボンブラックで分散剤を添加した
り、酸化処理等を行うことなく黒度が損なわれず、分散
性を向上したカーボンブラックを提供する。 【解決手段】 窒素吸着比表面積(N2 SA)が160
〜330m2 /g、24M4DBP吸収量(24M4D
BP)が55〜95ml/100gで、(式−1)を満
足することを特徴とするカーボンブラック。 (D1/2 )/24M4DBP≦3.21×(CTAB/N2 SA)−2.31 ・・・(式−1) (式−1中、CTABはCTAB比表面積(m2 /g)
をD1/2 は遠心沈降法による凝集体ストークス相当径分
布における最大頻度ストークス相当径の半値幅(nm)
を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂の着色、印刷
インキ、塗料等の黒色顔料として使用されるファーネス
カーボンブラックに関する。
【0002】
【従来の技術】顔料用として使用されるカーボンブラッ
クは、黒度はもちろんのこと、樹脂との混練り時、及び
製品中のカーボンブラックの分散性が重要とされてい
る。しかしながら、黒度と分散法は二律背反の関係に在
り、黒度と分散性を両立する事は困難であった。黒度及
び分散性は、カーボンブラックの粒子径、或いはストラ
クチャーと相関性が高く、粒子径及びストラクチャーが
小さくなる程、黒度は高く良好となるが、逆に分散性は
練り混み時のシェア低下等により、悪化することが知ら
れている。そのため分散性を向上する目的で、カーボン
ブラックの後処理として、分散剤を添加する方法があ
る。しかしながら、この方法によると添加量によって、
成形品表面にブルーミングが発生することがあり好まし
い方法とはいえなかった。
【0003】また、特公昭46−18368号公報及び
特公昭52−13808号公報には、カーボンブラック
表面を、オゾンまたは過酸化水素等で酸化処理する方法
が提案されている。しかしながら、このような方法は、
設備の複雑化にともないコスト高となり、また該処理カ
ーボンブラックは、全ての樹脂配合系に適合できるとは
限らない等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、樹脂
着色の黒色顔料として使用されるカーボンブラックで、
カーボンブラックに分散剤を添加することなく、また、
カーボンブラックの表面を酸化処理することなく、顔料
としての黒度を損なわず、分散性を向上させたカーボン
ブラックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、黒度を維
持して、分散性を向上できるカーボンブラックについて
鋭意検討した結果、カーボンブラックの1次粒子表面を
平滑にし、更に24M4DBPを高くまたは低比表面積
化することにより、樹脂への練りシェアを高め、カーボ
ンブラックの分散性を向上させることができ、そのため
に低下する黒度レベルを、凝集体ストークス相当径分布
をシャープにすることにより、黒度レベルを損なわず
に、高分散性を付与できることを見出し、本発明に至っ
た。
【0006】すなわち、本発明のカーボンブラックは、
窒素吸着比表面積(N2 SA)が160〜330m2
g、24M4DBP吸収量(24M4DBP)が55〜
95ml/100gで、次の(式−1)を満足すること
を特徴とするカーボンブラックである。 (D1/2 )/24M4DBP≦3.21×(CTAB/N2 SA)−2.31 ・・・(式−1) 〔式−1中、CTABはCTAB比表面積(m2 /g)
を、D1/2 は遠心沈降法による凝集体ストークス相当径
分布における最大頻度ストークス相当径の半値幅(n
m)を示す。〕
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のカーボンブラックは、窒
素吸着比表面積(N2 SA)が160〜330m2 /g
であることが必要である。N2 SAが160m2 /g未
満だと分散性は向上するが黒度が低下し、一方、330
2 /gを超えると黒度は向上するが、分散性が低下す
るので好ましくない。好ましくは、200〜300m2
/gである。なお、N2 SAの値は、ASTM D30
37−88に準拠して測定した値である。また、本発明
のカーボンブラックは、24M4DBP吸油量が55〜
95ml/100gであることが必要である。24M4
DBP吸油量が55ml/100g未満だと分散性が低
下し、一方、95ml/100gを超えると黒度が低下
するので好ましくない。好ましくは、65〜85ml/
100gである。なお、24M4DBPの値は、AST
M D3493−85aに準拠して測定した値である。
【0008】更に本発明のカーボンブラックは、(D
1/2 )/24M4DBPで表わされる凝集体ストークス
相当径分布指数と(CTAB/N2 SA)で表わされる
1次粒子径の表面粗度指数との関係が前記の(式−1)
を満足する必要がある。(D1/2 )/24M4DBPが
3.21×(CTAB/N2 SA)−2.31より大き
い場合は、分散性が悪化したり、または黒度が低下する
ので好ましくない。なお、(式−1)において、CTA
BはCTAB比表面積(m2 /g)を示しており、AS
TM D3756−80に準拠して測定した値である。
また、D1/ 2 は、遠心沈降法による凝集体ストークス相
当径分布における最大頻度ストークス相当径の半値幅
(nm)を示しており、このD1/2 は、遠心沈降式の粒
度分布測定装置を用いて凝集体ストークス相当径分布を
測定し、その分布における最大頻度ストークス相当径の
半分の値を算出した値である。
【0009】凝集体ストークス相当径分布の測定法の具
体的な方法としては、まず例えば、LACONANUF
ACTURINE社製の「BRANSONIC 22
0」等の超音波分散機を用いて試料溶液を調製する。試
料溶液は、カーボンブラック5mgを界面活性剤数滴を
含有した20%エタノール水溶液に入れカーボンブラッ
ク0.01重量%のエタノール水溶液とした後、超音波
分散機で5分間分散させたものを試料とし、例えば、B
ROOK HAVEN INSTRUMENTS社製
「BI−DCP PARTICLSIZER」等の遠心
沈降式の粒度分布測定装置を用いて、回転速度8000
rpmに設定した装置に試料溶液を注入し、凝集体スト
ークス相当径分布を測定することができる。
【0010】本発明のカーボンブラックは(式−1)を
満足するものであれば、CTAB及びD1/2 の値はとわ
ないが、好ましいCTAB値としては、220〜260
2/g、D1/2 の値としては、25〜40nmであ
る。本発明のカーボンブラックは、高温燃焼ガスを発生
させる燃焼帯域、高温燃焼ガス流に原料炭化水素を導入
し、この原料炭化水素を熱分解反応により、カーボンブ
ラックに転化する反応帯域、水冷により反応を停止する
反応停止帯域を有するプロセスにおいて、燃焼条件、高
温燃焼ガス流速、原料油の導入条件、反応停止時間の諸
条件を制御することによって製造することができる。
【0011】具体的には、燃焼帯域、或いは高温燃焼ガ
スを形成させるため、酸素含有ガスとして、空気、酸素
またはそれらの混合物と、ガス状又は液状の燃料炭化水
素を混合燃焼させる。燃料炭化水素としては、水素、一
酸化炭素、天然ガス、石炭ガス、石油ガス並びに重油等
の石油系液体燃料、クレオソート油等の石炭系液体燃料
が使用される。燃焼条件は、1500〜1900℃の範
囲で制御する。反応帯域で得られた高温燃焼ガス流の方
向に対し並流又は垂直に設けたバーナーから原料炭化水
素を噴霧し、熱分解させてカーボンブラックを得る。よ
り具体的には、ガス流速が200〜600m/sの範囲
の高温燃焼ガス流に2本以上のバーナーにより分割導入
させる。好ましくは、ガス流速500〜600m/s、
1700〜1900℃に制御された高速且つ高温燃焼ガ
ス流に対して垂直に、原料炭化水素を6本以上のバーナ
ーにより分割導入させる。反応効率を向上させる為に反
応ゾーンに絞り部を設けるのが一般的であり、その絞り
の程度は絞り部径/絞り部上流域径の比が0.2〜0.
8である。原料炭化水素としては、アントラセン等の芳
香族炭化水素油、クレオソート油等の石油系炭化水素
油、EHEオイル(エチレン製造時の副製油)、FCC
オイル(流動接触分解残渣)等の石油系重質油が使用さ
れる。反応停止帯域は、高温反応ガスを800〜100
0℃に低下させる為、水スプレー等で行う。原料を導入
してから反応停止までの時間は、3〜50msの範囲で
制御した。冷却されたカーボンブラックは、ガスと分
離、回収、造粒、乾燥する公知のプロセスをとることが
できる。
【0012】本発明のカーボンブラックは、プラスチッ
ク等の着色剤及び顔料の用途に用いられるものである。
プラスチックとしては、従来公知の、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、AB
S、ポリカーボネート及びポリエステル等が挙げられ、
着色方法としては、ドライカラー、ペーストカラー、リ
キッドカラー、マスターバッチ及び着色ペレットとして
使用できる。この中でも一般にマスターバッチ、ドライ
カラー法が採用される。例えば、マスターバッチにする
場合は、マスターバッチ中のカーボンブラックを30〜
40wt%とし、最終の製品になった時には、製品中の
カーボンブラックが0.5〜2wt%となるように使用
する。
【0013】
【実施例】以下に本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1〜3 空気導入ダクトと燃焼バーナーを備える内径800m
m、長さ1600mmの燃焼帯域、該燃焼帯域から連接
され、周辺から原料ノズルを貫通接続した内径145m
m、長さ1000mmの狭径部からなる原料導入帯域、
クエンチ装置を備えた内径400mm、長さ3000m
mの後部反応帯域を順次接合した図−1に示したカーボ
ンブラック反応炉を用い、燃料にC重油、及び原料炭化
水素にクレオソート油を使用し、表−1に示した各条件
によりカーボンブラックを製造した。得られたカーボン
ブラックの各種特性を表−2に示した。
【0014】得られたカーボンブラックの特性は以下の
方法により測定及び評価した。 (1)CTAB:ASTM D3756−80に準拠し
て測定した。 (2)N2 SA:ASTM D3037−88に準拠し
て測定した。 (3)24M4DBP:ASTM D3493−85a
に準拠して測定した。 (4)D1/2 カーボンブラック試料を5mg精秤し、界面活性剤(S
IGMA CHEMICAL社製、NONIDET P
−40)を3滴加えた20%エタノール水溶液に加え、
カーボンブラック0.01重量%のエタノール水溶液と
した後、超音波分散機(LACOMANUFACTUR
INE 社製、BRANSONIC 220)で5分間
分散させ、試料溶液とした。次に、遠心沈降式の粒度分
布測定装置(BROOK HAVEN INSTRUM
ENTS 社製、BI−DCPPARTICLSIZE
R)の回転速度を8000rpmに設定し、これに、ス
ピン液(純水)10mlを加えた後、1mlのバッファ
ー液(20%エタノール水溶液)を注入する。次いで、
前記で調製した1mlの試料溶液を注射器で粒度分布測
定装置に注入し、一斉に遠心沈降を開始させ凝集体スト
ークス相当径分布を測定し、凝集体ストークス相当径分
布における最大頻度ストークス径の半値幅をD1/2 とし
た。
【0015】(5)PVC黒度 PVC樹脂30gにカーボンブラック0.3gを添加
し、ロール温度120〜125℃でスリット幅0.3m
mに設定した(株)桜井製作所製の2本ロール(型式:
ミキシングロール)にて7分間混練後、シートを作製し
た。このシートを170℃、3〜8kgf/cm2 の条
件でプレスし、評価試料を作製した。評価基準は、三菱
化学(株)製カーボンブラック、「#45」「#99
0」及び「#600」の3種について同じ方法により得
られた評価試料の黒度を順に10点、14点及び20点
と定め、評価する試料の黒度をこれらと見較べ目視によ
り評価した。樹脂着色用中級カーボンブラックとして
は、黒度レベル13点以上であれば良好であり、数値が
大きい程、黒度が優れていることを示している。
【0016】(6)PE分散指数 <評価試料の作製>(株)東洋精機製作所製バンバリー
ミキサー(型式:B−250)を用いて、LDPE樹脂
(日本ポリケム(株)製LF440HB)101.49
g、ステアリン酸カルシウム0.87g、イルガノック
ス1.39g及びカーボンブラック69.44gを11
5℃、7分間混練した(40wt%マスターバッチ作
成)。ついで、130℃にセットした二本ロールミル
(6インチ)を用いて、LDPE樹脂(日本ポリケム
(株)製LF240)58.3g、ステアリン酸カルシ
ウム0.2g及び上記で作成した40wt%マスターバ
ッチ1.5gを10分間混練りし、これを0.5mmの
厚みでシート化し、3mm角の小片を切り出した。つい
で150℃に設定したホットプレート上で、3mm角の
小片をガラスプレートに挟み込み、5kgの加重を3分
間かけ、評価試料のフィルムを作成した。
【0017】<分散性の評価>得られた評価試料のフィ
ルムを光学顕微鏡20倍にて観察し、三菱化学(株)製
の画像処理解析装置(MKSIPS−1000)を用い
て、直径7μm以上の粒子の総面積を求め、次いでこの
面積の観察視野面積に対する比を算出した。これを評価
試料フィルムの12個所以上にて観察し算出した平均値
の10万倍を分散指数とした。この値の小さいものほど
練り時間が短縮でき、生産コストの低減化と生産性向上
が図られる。また、樹脂着色成形品の品質についても、
成型品表面における光沢の向上と分散不良塊の発生を防
止でき、更には、淡色系での黒度を発現させることがで
きるので分解性が良好であることを示している。
【0018】比較例1 市販の三菱化学(株)製カーボンブラック「#960」
について、実施例と同様に測定及び評価した結果を表−
2に示した。PVC黒度は良好であるが、分散性が悪い
ことが分かる。 比較例2〜3 実施例1で製造したと同じ反応炉を用い、表−1に示し
た条件によりカーボンブラックを製造した。得られたカ
ーボンブラックの各種特性を実施例と同様に測定及び評
価した結果を表−2に示した。比較例2のカーボンブラ
ックは、分散性は良好であるが黒度が劣っていることが
分かる。また比較例3のカーボンブラックは、黒度は良
好であるが、分散性が悪いことが分かる。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】本発明によるカーボンブラックは、従来
の分散剤を添加したり、酸化処理等を行うことなく黒度
と分散性ともに優れたものであり、樹脂着色、印刷イン
キ及び塗料の用途に好適に使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるカーボンブラック反応炉の概略
図。
【符号の説明】
1 空気 2 C重油 3,4 クレオソート油 5 反応停止水 A 燃焼帯域 B 原料導入帯域 C 反応帯域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 修七 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 Fターム(参考) 4J002 AA001 DA036 FA096 FD096 GJ01 GT00 4J037 AA02 BB05 BB30 BB33 BB36 DD05 DD07 DD17 FF05 FF15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素吸着比表面積(N2 SA)が160
    〜330m2 /g、24M4DBP吸収量(24M4D
    BP)が55〜95ml/100gで、次の(式−1)
    を満足することを特徴とするカーボンブラック。 (D1/2 )/24M4DBP≦3.21×(CTAB/N2 SA)−2.31 ・・・(式−1) 〔式−1中、CTABはCTAB比表面積(m2 /g)
    を、D1/2 は遠心沈降法による凝集体ストークス相当径
    分布における最大頻度ストークス相当径の半値幅(n
    m)を示す。〕
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003049038A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Nippon Shokubai Co Ltd 微粒子分散組成物
JP2014001379A (ja) * 2012-05-23 2014-01-09 Asahi Carbon Co Ltd カーボンブラックの製造方法、カーボンブラック、ゴム組成物、タイヤ

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