JP2000257665A - 流体封入式防振装置およびその製造方法 - Google Patents
流体封入式防振装置およびその製造方法Info
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Abstract
する可動壁部材を変位させて防振特性を制御するための
アクチュエータを、容易に且つ簡単な構造で組み付ける
ことの出来る、製造性に優れた流体封入式防振装置を提
供すること。 【解決手段】 マウント本体64において、第一の取付
金具12に弾性連結された本体ゴム弾性体16で軸方向
一方の開口部が閉塞された筒状の第二の取付金具14に
対して、軸方向他方の開口部から可動壁部材32(3
4)を挿入して圧入や絞りで嵌着固定すると共に、該可
動壁部材32を変位させるアクチュエータ66に取付筒
金具74,80を設けて、該取付筒金具80を第二の取
付金具14に対して圧入や絞りで外嵌固定せしめた。こ
れにより、マウント本体64の組み立てと、該マウント
本体64へのアクチュエータ66の組み付けの何れを
も、かしめ加工よりも作業性に優れた圧入や絞りで行う
ことを可能とし、以て、優れた製造性を達成した。
Description
の流動作用に基づいて防振効果を得るようにした流体封
入式防振装置に係り、特に防振特性を変更制御するため
のアクチュエータを備えた流体封入式防振装置とその製
造方法に関するものである。
封入された流体の流動作用や圧力変動等を利用して得ら
れる防振効果を、入力振動等に応じて変更調節すること
が出来るようにした流体封入式防振装置が知られてい
る。このような防振装置は、特開平8−270718号
公報や特開平9−280304号公報,特開平5−14
9370号公報等に記載されているように、一般に、第
一の取付金具を、略円筒形状を有する第二の取付金具の
軸方向一方の開口部側に離間して配設し、それら第一の
取付金具と第二の取付金具を本体ゴム弾性体で連結せし
めて、第二の取付金具の軸方向一方の開口部を流体密に
覆蓋する一方、第二の取付金具の軸方向他方の開口部を
軸方向に変位可能な可動壁部材で流体密に閉塞せしめ
て、第二の取付金具の内部に非圧縮性流体が封入された
流体室を形成すると共に、かかる第二の取付金具の軸方
向他方の開口部側外方にアクチュエータを配設し、該ア
クチュエータにより可動壁部材を軸方向に変位せしめる
ことによって防振特性を制御するようになっている。
振装置では、第一の取付金具と第二の取付金具が本体ゴ
ム弾性体が連結されると共に、非圧縮性流体の封入され
た流体室が形成されたマウント本体に対して、アクチュ
エータを強固に組み付けるために、前記公報にも記載さ
れているように、アクチュエータのハウジングを、マウ
ント本体の第二の取付金具に対して、かしめ固定または
ボルト固定によって取り付けていた。
付構造を採用すると、マウント本体の製造に際しては必
要のない、面倒なかしめ加工が必要となるために、製造
性が悪いという問題があった。また、かしめ加工のため
の特別な製造設備が必要となるために、コスト性も低下
するという問題もあったのである。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、マウント本体に対して、アクチュエータ
を、圧入やしぼり等による簡単な構造で組み付けること
が出来、構造が簡略で製造性に優れた流体封入式防振装
置を実現することにある。
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様は、任意の組み合わせで採用可能である。また、本
発明の態様乃至は技術的特徴は、以下の記載のものに限
定されることなく、明細書全体および図面に記載の発明
思想に基づいて認識されるものであることが理解される
べきである。
を、略円筒形状を有する第二の取付金具の軸方向一方の
開口部側に離間して配設し、それら第一の取付金具と第
二の取付金具を本体ゴム弾性体で連結せしめて、該第二
の取付金具の軸方向一方の開口部を流体密に覆蓋する一
方、該第二の取付金具の軸方向他方の開口部を軸方向に
変位可能な可動壁部材で流体密に閉塞せしめて、該第二
の取付金具の内部に非圧縮性流体が封入された流体室を
形成すると共に、かかる第二の取付金具の軸方向他方の
開口部側外方にアクチュエータを配設し、該アクチュエ
ータにより該可動壁部材を軸方向に変位せしめることに
よって防振特性を制御するようにした流体封入式防振装
置において、前記可動壁部材を前記第二の取付金具の軸
方向他方の開口部に挿入して支持せしめる一方、前記ア
クチュエータに対して、軸方向一方の側に延び出す取付
筒金具を設けて、該取付筒金具を前記第二の取付金具に
外嵌固定することにより、該アクチュエータを該第二の
取付金具に対して固定的に支持せしめたことを、特徴と
する。
振装置においては、第二の取付金具の軸方向他方の開口
部に可動壁部材を組み付けて、流体室を備えたマウント
本体を得るに際しても、また、かかるマウント本体にア
クチュエータを組み付けるに際しても、圧入やしぼり等
による組付構造が採用されて、かしめ加工が不要とな
る。それ故、組付作業性の向上や製造設備の簡略化等に
よって、製造性およびコスト性が有利に向上され得るの
である。
て、アクチュエータの具体的構造は限定されるものでな
く、例えば、密閉された空気室を備え、該空気室の空気
圧変化に伴う壁部の変位を出力として取り出すようにし
た空気圧式アクチュエータや、電磁力や磁力の作用に基
づいて変位せしめられる出力部材を備えた電磁式アクチ
ュエータ等が、何れも採用可能である。また、可動壁部
材を軸方向に変位させることによって防振特性を制御す
る構造としては、例えば、流体室内に形成された流体流
路の開口部に可動壁部材を圧接/離間させて、流体流路
を開閉することで防振特性を制御する構造の他、可動壁
部材を軸方向に加振変位させて流体室の内圧を制御する
構造等が、採用可能である。更に、アクチュエータに設
けられる取付筒金具は、アクチュエータと一体形成する
他、アクチュエータに対して別体形成して圧入やかしめ
等で固定しても良い。
態様に係る流体封入式防振装置において、前記可動壁部
材を、弾性変形によって変位が許容されるゴム弾性膜で
構成し、該ゴム弾性膜の外周面に金属リングを接着せし
めて、該金属リングを前記第二の取付金具の内周面に嵌
着固定したことを、特徴とする。このような本態様にお
いては、可動壁部材を、第二の取付金具の開口部に対し
て、圧入やしぼり等によって、一層容易に組付けること
が可能となる。なお、かかる第二の態様において、第二
の取付金具に対する可動壁部材の嵌着固定部位には、そ
れらの嵌着面間にシールゴム層を介在せしめて流体室の
流体密性を向上させることが望ましい。
は第二の態様に係る流体封入式防振装置において、前記
第二の取付金具における軸方向他方の開口周縁部を内周
側に曲げて環状の係止爪を形成すると共に、前記可動壁
部材の外周面に固着されて該可動壁部材を該第二の取付
金具によって変位可能に支持せしめる支持金具を、該係
止爪よりも軸方向内方に配設し、該第二の取付金具を縮
径せしめて該支持金具を該第二の取付金具に嵌着固定せ
しめたことを、特徴とする。このような本態様において
は、可動壁部材を、第二の取付金具の開口部に対して、
より強固に安定して組み付けることが可能となる。
至第三の何れかの態様に係る流体封入式防振装置におい
て、前記流体室を、前記第二の取付金具の内周面に嵌着
固定された仕切部材で軸方向両側に仕切ると共に、前記
可動壁部材を変形容易な可撓性膜で構成して、該仕切部
材を挟んだ両側に、前記本体ゴム弾性体で壁部の一部が
構成されて振動が入力される受圧室と、該可撓性膜で壁
部の一部が構成された容積可変の平衡室を形成すると共
に、それら受圧室と平衡室を相互に連通するオリフィス
通路を該仕切部材に形成し、該可撓性膜を前記アクチュ
エータで該仕切部材に押し付けて該オリフィス通路の該
平衡室への開口部を閉塞せしめることによって防振特性
を制御するようにしたことを、特徴とする。
置においては、オリフィス通路を開閉することによっ
て、防振特性を切り換えることが出来るのである。な
お、好適には、受圧室と平衡室の間に、通路断面積:A
と通路長さ:Lの比の値:A/Lが異なる第一のオリフ
ィス通路と第二のオリフィス通路を形成し、A/Lの値
が大なる方のオリフィス通路を開閉せしめる構造が採用
される。このような構造に従えば、A/Lの値が大きい
オリフィス通路だけを開閉することによって、A/Lの
値の小さなオリフィス通路と大きいオリフィス通路を選
択的に機能させて、互いに異なる周波数域の振動に対し
て、何れも有効な防振効果を得ることが可能となる。ま
た、可撓性膜としては、例えば、変形容易な薄肉のゴム
弾性膜等が好適に採用される。
至第四の何れかの態様に係る流体封入式防振装置におい
て、前記アクチュエータとして、剛性の外壁と、中央部
分に硬質の押圧部材が固着されたゴム弾性壁とを対向配
置せしめて、それらの間に密閉された作用空気室を形成
する一方、該押圧部材を該外壁から離間する方向に付勢
する付勢手段を設けると共に、該作用空気室に負圧力を
及ぼして該押圧部材を該付勢手段による付勢力に抗して
該外壁側に変位せしめるための負圧供給孔を設けた構造
の空気圧式アクチュエータを採用し、該ゴム弾性壁の外
周面に接着された環状金具を、前記取付筒金具に内挿し
て嵌着固定することにより、該アクチュエータを該取付
筒金具に固着せしめたことを、特徴とする。
クチュエータが有利に構成され得る。なお、取付筒金具
として、有底円筒形状のものを採用し、該取付筒金具の
底壁部によって、アクチュエータにおける剛性の外壁を
構成することも可能である。また、取付筒金具として、
円筒形状のものを採用すると共に、アクチュエータを構
成する剛性の外壁を別途形成して、該取付筒金具の開口
部に固定しても良い。また一方、アクチュエータを構成
するゴム弾性壁の外周面に接着された環状金具の取付筒
金具への嵌着固定構造としては、例えば、圧入固定構造
の他、かしめ固定構造や、取付筒金具に立設した爪部に
よる係止構造等が、適宜に採用され得る。更に、押圧部
材を付勢する付勢手段は、例えば、押圧部材と外壁の対
向面間にコイルスプリングを配設すること等によって、
有利に構成され得る。
至第五の何れかの態様に係る流体封入式防振装置におい
て、前記第二の取付金具の軸方向一方の開口部に、軸直
角方向外方に広がるフランジ状部を形成し、前記取付筒
金具の軸方向一方の端部を該フランジ状部に当接させて
軸方向に位置決めしたことを、特徴とする。このような
本態様においては、取付筒金具が第二の取付金具に対し
て容易に且つ簡単な構造で、軸方向に強固に位置決めさ
れ得ることとなり、信頼性や耐久性の向上等が図られ得
る。
乃至第六の何れかの態様に係る流体封入式防振装置を製
造するに際して、(a)前記第一の取付金具と前記第二
の取付金具に前記本体ゴム弾性体が加硫接着されて、該
本体ゴム弾性体で第一の取付金具と第二の取付金具が連
結された一体加硫成形品を準備する工程と、(b)前記
非圧縮性流体中において、前記一体加硫成形品の前記第
二の取付金具に前記可動壁部材を挿入した後、該第二の
取付金具を縮径して、該可動壁部材を該第二の取付金具
によって軸方向変位可能に支持せしめると共に、該第二
の取付金具の軸方向他方の開口部を該可動部材で流体密
に閉塞することにより、前記流体室を備えたマウント本
体を得る工程と、(c)前記アクチュエータに対して前
記取付筒金具が設けられたアクチュエータ組付体を準備
する工程と、(d)該アクチュエータ組付体の取付筒金
具を、大気中において、前記マウント本体における第二
の取付筒金具に外嵌固定して組み付ける工程とを、有す
ることを特徴とする流体封入式防振装置の製造方法にあ
る。
ば、一体加硫成形品に可動壁部材を組み付けて流体室を
備えたマウント本体を得るに際しても、また、かかるマ
ウント本体にアクチュエータを組み付けるに際しても、
圧入やしぼり等による嵌着固定構造が採用されて、かし
め加工が不要となるのであり、それ故、目的とする流体
封入式防振装置を、簡略な製造設備のもとで優れた作業
性をもって容易に製造することが可能となるのである。
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
としてのエンジンマウント10が、示されている。この
エンジンマウント10は、互いに所定距離を隔てて配さ
れた第一の取付部材および第二の取付部材としての第一
の取付金具12および第二の取付金具14が、それらの
間に介装された本体ゴム弾性体16によって弾性的に連
結された構造を有しており、第一の取付金具12および
第二の取付金具14が、車体側およびパワーユニット側
の各一方に取り付けられることにより、パワーユニット
を車体に対して防振支持せしめるようになっている。ま
た、自動車への装着時には、パワーユニット重量が及ぼ
されて本体ゴム弾性体16が弾性変形することにより、
第一の取付金具12と第二の取付金具14が互いに接近
する方向に所定量だけ変位せしめられると共に、防振を
目的とする主たる振動が、図中の略上下方向に入力され
るようになっている。なお、以下の説明中、上下方向と
は、原則として、図1における上下方向をいう。
円板形状を有しており、中央部分には、軸方向上方に向
かって突出する取付ボルト18が固設されている。ま
た、第一の取付金具12の下面中央には、下方に向かっ
て突出する中空の略逆円錐台形状を有する支持体20が
固設されており、この支持体20の先端ロッド部に対し
て、軸直角方向外方に広がる傘金具22がかしめ固定さ
れている。そして、この第一の取付金具12は、取付ボ
ルト18によって、図示しないパワーユニット側に固定
的に取り付けられるようになっている。
筒形状を有しており、軸方向一方(図中、上方)の開口
周縁部には、所定幅をもって径方向外方に広がるフラン
ジ状部22が一体形成されている。また、軸方向他方
(図中、下方)の開口周縁部には、周方向全周に亘って
僅かな幅で径方向内方に曲げられた環状の係止爪24が
一体形成されている。なお、この係止爪24は、例え
ば、第二の取付金具14を深絞り加工等でプレス成形し
た後、底壁部中央を打ち抜いて第二の取付金具14を製
造することにより、特別な係止爪24の形成工程を必要
とすることなく、打ち抜きによって残された底壁部の外
周縁部によって有利に形成され得る。
の側(図中、上方)に離間して略同軸上で第一の取付金
具12が配設されており、これら第一の取付金具12と
第二の取付金具14の間に、本体ゴム弾性体16が介装
されている。この本体ゴム弾性体16は、略円錐台形状
を有しており、小径側端面に第一の取付金具12の下面
が加硫接着されていると共に、大径側端部外周面に対し
て第二の取付金具14の上部内周面が加硫接着されてい
る。即ち、本体ゴム弾性体16は、第一及び第二の取付
金具12,14が加硫接着された一体加硫成形品26と
して形成されており、本体ゴム弾性体16によって、第
二の取付金具14の上側開口部が流体密に覆蓋されてい
るのである。また、第一の取付金具12に固設された支
持体20は、ゴム弾性体16を軸方向に貫通して凹所2
8内に突出しており、凹所28内に傘金具21が位置せ
しめられている。
面に開口する大径の凹所28が形成されている。また、
本体ゴム弾性体16には、第一の取付金具12と第二の
取付金具14の連結部位において、第二の取付金具14
の内方(図中の下方)側に向かって開口するポケット部
27が、一つ、或いは周方向に所定間隔を隔てて複数形
成されており、このポケット部27の形成部位におい
て、本体ゴム弾性体16が薄肉化されて、ポケット部2
7の底壁部だけの厚さとされている。
材30と、可撓性膜(可動壁部材)としてのダイヤフラ
ム32が、軸方向中央部分と軸方向下側開口部にそれぞ
れ収容配置されている。仕切部材30は、合成樹脂や金
属等の硬質材で形成されており、全体として略厚肉の円
板形状を有している。また、ダイヤフラム32は、変形
容易な薄肉のゴム膜で形成されており、外周面には支持
金具でもある金属リング34が加硫接着されている。そ
して、第二の取付金具14の下側開口部から、仕切部材
30とダイヤフラム32が順次軸方向に挿入されて、そ
の後第二の取付金具14に縮径加工が施されること等に
より、仕切部材30と金属リング34が第二の取付金具
14に対して嵌着固定されている。
硫接着された金属リング34が第二の取付金具14の下
側開口部に嵌着固定されることにより、第二の取付金具
14の下側開口部がダイヤフラム32で流体密に閉塞さ
れており、以て、第二の取付金具14の内部において、
非圧縮性流体が封入された流体室36が形成されてい
る。なお、封入流体としては、水やアルキレングリコー
ル,ポリアルキレングリコール,シリコーン油等が何れ
も採用可能であるが、特に本実施形態では、後述する流
体の共振作用を有利に得るために、粘度が0.1Pa.
s以下の低粘性流体が好適に採用される。また、本実施
形態では、第二の取付金具14の内周面の略全面に亘っ
て、薄肉のシールゴム層38が、本体ゴム弾性体16と
一体形成されており、仕切部材30や金属リング34の
第二の取付金具14への嵌着部位に高度な流体密性が付
与されている。
は、例えば、一体加硫成形品26に対する仕切部材30
やダイヤフラム32の組み付けを非圧縮性流体中で行う
こと等によって、容易に為され得る。即ち、図4に示さ
れているように、それぞれ別々に製造された一体加硫成
形品26と仕切部材30,ダイヤフラム32を準備し、
それらを非圧縮性流体中に浸漬せしめて、非圧縮性流体
中で、一体加硫成形品26における第二の取付金具14
に対して仕切部材30とダイヤフラム32(金属リング
34)を挿入し、その後、第二の取付金具14を八方絞
り加工等で縮径することによって、流体室36を備えた
マウント本体64を有利に製造することが出来るのであ
る。なお、金属リング34は、第二の取付金具14の開
口周縁部に形成された係止爪24よりも径方向内方にま
で挿入されており、その後の第二の取付金具14の縮径
によって、金属リング34の軸方向の抜け出しが、該係
止爪24によって防止されるようになっている。
の軸方向中間部分に嵌着固定されて流体室36内に配さ
れることにより、流体室36が、仕切部材30によって
上下に二分されており、以て、仕切部材30の上方に
は、壁部の一部が本体ゴム弾性体16で構成された受圧
室40が形成されている一方、仕切部材30の下方に
は、壁部の一部がダイヤフラム32で構成された平衡室
42が形成されている。即ち、受圧室40は、第一の取
付金具12と第二の取付金具14の間に振動が入力され
た際、本体ゴム弾性体16の弾性変形に基づいて振動が
入力されて圧力変化が生ぜしめられるようになっている
一方、平衡室42は、ダイヤフラム32の変形に基づい
て容積変化が容易に許容されるようになっているのであ
る。なお、ダイヤフラム32は、その変形が容易に許容
されるように、弛みをもたせた波打ち形状とされてい
る。
内の略中央には、傘金具21が位置せしめられることに
より、傘金具21の外周面と受圧室40の内周面の対向
面間に環状の狭窄部43が形成されており、第一の取付
金具12と第二の取付金具14の間への振動入力時、受
圧室40内で傘金具21が軸方向に加振されることによ
り、受圧室40内において、狭窄部43を通じての流体
流動が生ぜしめられるようになっている。
部材30には、外周面に開口して周方向に一周弱の長さ
で延びる外周側凹溝44と、軸方向下面に開口して周方
向に一周弱の長さの延びる内周側凹溝46が形成されて
いる。そして、外周側凹溝44が第二の取付金具14で
覆蓋されることにより、両端部が受圧室40と平衡室4
2に接続されて、それら受圧室40と平衡室42の間で
の流体流動を許容する第一のオリフィス通路48が形成
されている。また、内周側凹溝46は、仕切部材30の
下部に圧入固定されて、仕切部材30の下面に重ね合わ
された略円板形状の蓋体50によって覆蓋されており、
以て、両端部が受圧室40と平衡室42に接続されて、
それら受圧室40と平衡室42の間での流体流動を許容
する第二のオリフィス通路52が形成されている。な
お、この第二のオリフィス通路52における平衡室42
側の開口部は、仕切部材30の略中央に位置して、軸方
向下方に向かって形成されていると共に、該開口部の周
囲は、蓋体50によって形成された平坦面とされてい
る。
が形成されていない部分において、軸方向下面に開口し
て周方向に広がる収容凹所54が形成されており、この
収容凹所54内にゴム弾性板56が収容配置されて、該
収容凹所54の開口部が蓋体50で覆蓋されている。こ
のゴム弾性板56は、収容凹所54の深さ寸法より薄肉
の平板形状を有していると共に、外周縁部には、両面側
に突出する突出縁部58が一体形成されており、該突出
縁部58が収容凹所54の底面と蓋体50の間で挟持さ
れることにより、収容凹所54内の深さ方向中間部分に
位置して展張状態で広がって、該収容凹所54内を仕切
る状態で配設されている。そして、かかる収容凹所54
の底壁部と蓋体50にそれぞれ形成された通孔60を通
じて、ゴム弾性板56の上下両面に対して、受圧室40
の内圧と平衡室42の内圧がそれぞれ及ぼされるように
なっており、それら両室40,42の圧力差に基づいて
ゴム弾性板56が弾性変形することに伴って、該ゴム弾
性板56の弾性変形量に相当する流体量だけ、受圧室4
0と平衡室42の間での実質的な流体流動が生ぜしめら
れるようになっている。
路48が、その内部を流動せしめられる流体の共振作用
に基づいて、シェイク等の低周波振動に対する防振効果
(減衰効果)を発揮し得るように、通路長さや断面積等
が調節されている。また、第二のオリフィス通路50
は、通路長さ:Lと断面積:Aの比の値:A/Lが第一
のオリフィス通路48よりも大きく設定されており、ア
イドリング振動等の中周波数振動の入力時に、第一のオ
リフィス通路48が実質的に閉塞状態となった状態下に
おいて、有効な防振効果(振動絶縁効果)を発揮し得る
ようにチューニングされている。更にまた、収容凹所5
4は、こもり音等の高周波振動の入力時に、第一及び第
二のオリフィス通路が何れも実質的に閉塞状態となった
状態下において、受圧室40と平衡室42の間でゴム弾
性板56の弾性変形に基づく実質的な流体流動を許容す
ることにより、受圧室40の圧力増大を軽減乃至は解消
して著しい高動ばね化を回避し、良好な防振効果(振動
絶縁効果)が維持され得るようにチューニングされてい
る。なお、高周波数域の振動入力時においても通孔60
を通じての流体流動が安定して許容されるように、収容
凹所54の上底壁部には凹部62が形成されて薄肉化さ
れている。更に、通孔60を通じての流体流動抵抗も著
しく増大する程の、より高周波数域の振動入力時には、
受圧室40内において狭窄部43を通じて流動せしめら
れる流体の共振作用に基づいて有効な防振効果(振動絶
縁効果)が発揮されるように、かかる狭窄部43の流路
断面積や長さ等が調節されている。しかも、本実施形態
では、受圧室40の内圧変化に伴う本体ゴム弾性体16
の弾性変形が、ポケット部27によって生ぜしめられ易
くなっていることから、受圧室40内、ひいては狭窄部
43を通じての流体流動量が有利に確保されることによ
り、より優れた防振効果が発揮されるようになってい
る。
本体64には、第二の取付金具14の下方に位置して、
アクチュエータとしての負圧式アクチュエータ66が配
設されて組み付けられている。この負圧式アクチュエー
タ66は、合成樹脂や金属等の剛性材で形成された略円
板形状を有する外壁部材68に対して、略円板形状を有
するゴム弾性壁70が軸方向に重ね合わされて、それら
外壁部材68とゴム弾性壁70の対向面間に、外部空間
に対して密閉された作用空気室72が形成された構造と
されており、ケース筒金具74の軸方向下端部に対して
固定的に取り付けられている。
筒形状を有しており、軸方向下端部が小径化されて嵌着
部76とされていると共に、軸方向下側開口部には、径
方向内方に突出する円環形状の係止突起78が一体形成
されている一方、軸方向上側開口部には、ブラケット金
具80が取り付けられている。このブラケット金具80
は、厚肉の大径円筒形状を有していると共に、軸方向一
方(上方)の開口周縁部には、径方向外方に向かって広
がるフランジ状部81が一体形成されており、ケース筒
金具74の上側開口部に圧入や溶接等で固着されてい
る。そして、図4に示されているように、ケース筒金具
74の上方から、別途それぞれ製造した外壁部材68と
ゴム弾性壁70を、順次挿入し、外壁部材68の外周縁
部をケース筒金具74の係止突起78上に係止させると
共に、ゴム弾性壁70の外周面に加硫接着された環状金
具としての嵌着リング82を、嵌着部76に対して圧入
や絞り加工等で嵌着固定せしめて、係止突起78と嵌着
リング82の間で外壁部材68とゴム弾性壁70の各外
周縁部を重ね合わせて流体密に密着させることにより、
それら外壁部材68とゴム弾性壁70の間に作用空気室
72が形成されている。
逆カップ形状を有する押圧金具84が埋設状態で加硫接
着されていると共に、作用空気室72の中央部分には、
付勢手段としてのコイルスプリング86が収容配置され
て、外壁部材68とゴム弾性壁70の対向面間に配設さ
れている。そして、このコイルスプリング86の付勢力
によって、ゴム弾性壁70に固着された押圧金具84
が、常時、外壁部材68から軸方向上方に離間する方向
に付勢されている。
作用空気室72内に突出する円形凹所88が形成されて
いると共に、この円形凹所88の底壁中央から円形凹所
88内に突出してポート90が一体形成されている。そ
して、このポート90に外部管路(図示せず)が接続さ
れて、該外部管路を通じて、作用空気室72が、図示し
ない負圧源と大気中とに択一的に接続されるようになっ
ている。これにより、作用空気室72に大気圧が及ぼさ
れた状態下では、コイルスプリング86の付勢力で押圧
金具84が上方に突出して位置せしめられる一方、作用
空気室72に負圧が及ぼされた状態下では、コイルスプ
リング86の付勢力に抗して、押圧金具84が下方(外
壁部材68側)に引き下げられて保持されるようになっ
ている。なお、外壁部材68における円形凹所88の上
底部に対向位置せしめられた押圧金具84の上底部に
は、円形凹所88側に向かって突出する緩衝ストッパゴ
ム92が形成されており、押圧金具84の引き下げ時に
おける押圧金具84の変位量が緩衝的に制限されるよう
になっている。
66は、図1に示されているように、ケース筒金具74
に固着されたブラケット金具80が、マウント本体64
における第二の取付金具14に対して、軸方向下側から
圧入固定されることにより、第二の取付金具14の下側
開口部に配設されている。なお、図面上に明示はされて
いないが、ブラケット金具80のフランジ状部81に
は、複数のボルト乃至はボルト挿通孔が設けられてお
り、以て、マウント本体64の第二の取付金具14が、
ブラケット金具80を介して、図示しない自動車のボデ
ー側に固定的に取り付けられるようになっている。ま
た、ブラケット金具80のフランジ状部81は、第二の
取付金具14のフランジ状部22に重ね合わされて、軸
方向に強固に位置決め固定されている。なお、前述の如
き負圧式アクチュエータ66の組み立て作業や、負圧式
アクチュエータ66のマウント本体64への組み付け作
業は、何れも、大気中で有利に行われ得る。また、上述
の説明から明らかなように、本実施形態では、ケース筒
金具74とブラケット金具80によって、負圧式アクチ
ュエータ66を第二の取付金具に支持せしめる取付筒金
具が構成されているのである。
組み付けられた負圧式アクチュエータ66は、押圧金具
84の上底部が、ダイヤフラム32を挟んで、仕切部材
30の中央部分に形成された第二のオリフィス通路52
の平衡室42側開口部に対して、対向配置されている。
そして、負圧式アクチュエータ66の作用空気室72に
大気圧が及ぼされた状態下では、図1に示されているよ
うに、コイルスプリング86の付勢力に基づいて、押圧
金具84でダイヤフラム32の中央部分が仕切部材30
に押し付けられて、第二のオリフィス通路52の開口部
の周囲に密接されることにより、第二のオリフィス通路
52が遮断状態に維持されるようになっている。一方、
負圧式アクチュエータ66の作用空気室72に負圧が及
ぼされた状態下では、押圧金具84が、コイルスプリン
グ86の付勢力に抗して下方に引き下げられて、押圧金
具84およびダイヤフラム32が仕切部材30から離間
されることにより、第二のオリフィス通路52が平衡室
42に接続されて、該第二のオリフィス通路52が連通
状態に維持されるようになっている。
用空気室72に大気圧を及ぼした状態下では、受圧室4
0と平衡室42の間で第一のオリフィス通路48を通じ
ての流体流動が有効に生ぜしめられて、かかる流体の共
振作用に基づいてシェイク等の低周波大振幅振動に対す
る有効な防振効果が発揮されると共に、高周波小振幅振
動の入力時には、ゴム弾性板56の弾性変形に伴う、受
圧室40と平衡室42の間での通孔60を通じての実質
的な流体流動に基づいて、受圧室40の圧力変動が吸
収,軽減されて、低動ばね化による防振効果が発揮され
ることとなる。なお、本実施形態では、より高周波数域
の入力振動に対しても、受圧室40内での狭窄部43を
通じての流体流動に基づいて、有効な防振効果が発揮さ
れ得る。
用空気室72に負圧を及ぼした状態下では、受圧室40
と平衡室42の間で、第一のオリフィス通路48よりも
流通抵抗が十分に小さい第二のオリフィス通路52を通
じての流体流動が有効に生ぜしめられることから、かか
る流体の共振作用に基づいて、アイドリング振動等の中
周波中振幅振動に対する有効な防振効果が発揮されるこ
ととなる。
アクチュエータ66の作用空気室72に対して大気圧と
負圧を択一的に及ぼすことによって、エンジンマウント
10の防振特性を切換制御することが出来るのであり、
それ故、エンジンマウント10に対して、入力される振
動に対して最適な防振特性を、選択的に付与せしめるこ
とが可能となるのである。なお、負圧式アクチュエータ
66を支持するケース筒金具74には、内外に貫通する
連通孔94が設けられており、この連通孔94を通じ
て、ダイヤフラム32とゴム弾性壁70の間に形成され
た密閉状空間が外部空間に連通されて、ダイヤフラム3
2の変形が容易に且つ安定して許容されるようになって
いる。
マウント10においては、マウント本体64を製造する
に際しての一体加硫成形品26に対する仕切部材30や
ダイヤフラム32の組み付けが、何れも、圧入や絞りの
みによって行われるのであり、それに加えて、マウント
本体64に対する負圧式アクチュエータ66の組み付け
も、圧入や絞りのみによって行われることとなる。特
に、本実施形態では、負圧式アクチュエータ66自体を
製造するに際してのケース筒金具74に対する外壁部材
68やゴム弾性壁70の組み付けも、圧入や絞りのみに
よって行われる。
マウント製造性と作業性が改善されると共に、かしめ加
工のための設備が不要となって製造コストの低減も有利
に図られ得るのである。しかも、圧入や絞りのみによっ
て部品の組み付けを行うことが出来ることから、かしめ
加工で部品を組み付けた場合に比して、かしめ部の寸法
分だけ、径方向寸法を小さく出来、マウントサイズのコ
ンパクト化も実現可能となる。
一のオリフィス通路だけを有し、負圧式アクチュエータ
を備えない(防振特性を切り換えない)従来タイプの流
体封入式防振装置の製造工程と略同一とされることか
ら、従来タイプの流体封入式防振装置の製造装置と製造
用ラインを略そのまま用いて、上述の如き防振特性制御
型のエンジンマウント10を製造することが出来るとい
った大きな利点もある。
64の第二の取付金具14において、プレス成形時に残
る係止爪24を上手く利用して、仕切部材30やダイヤ
フラム32(金属リング34)を第二の取付金具14に
対して強固に固着せしめ得たのであり、それによって、
信頼性と耐久性の更なる向上が図られ得る。なお、負圧
式アクチュエータ66を取り付けるためのケース筒金具
74においても、同様に、プレス成形時に残る部分を利
用して、下側開口部における径市突起78を形成するこ
とが出来る。
てきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、
限定的に解釈されるものでない。
に支持せしめる取付筒金具の具体的構造や、該取付筒金
具へのアクチュエータの組付構造等は、前記第一の実施
形態の他にも、各種の構造が採用可能であり、その具体
例を、図5〜8に示す。なお、これらの具体例では、そ
の理解を容易とするために、それぞれ、図中に、前記第
一の実施形態と同様な構造とされた部材および部位に対
して、それぞれ、前記第一の実施形態と同一の符号を付
しておく。
6においては、ボデー側に取り付けられるブラケット金
具80が軸方向下方に延長されており、その軸方向下端
部が僅かに小径化されて嵌着部76が形成されていると
共に、下側開口周縁部において、径方向内方に突出する
環状の係止突起78が一体形成されている。そして、こ
のブラケット金具80の小径部に対して、外壁部材68
とゴム弾性壁70が組み付けられて、嵌着リング82
が、ブラケット金具80に対して圧入や絞り加工で直接
に固着されることにより、負圧式アクチュエータ66
が、ブラケット金具80に対して直接に組み付けられて
いる。要するに、本実施形態のエンジンマウント96に
おいては、第一の実施形態のものに比して、ケース筒金
具74が不要とされて、部品点数の減少による構造の簡
略化が実現され得る。
8においては、ケース筒金具74の筒壁部に対して、下
端部近くに段差部100が設けられており、この円環板
形状の段差部100と、開口周縁部に形成された係止突
起78との間で、外壁部材68とゴム弾性壁70(嵌着
リング82)の各外周縁部がかしめ固定されている。
ト102においては、ケース筒金具74の筒壁部におけ
る下端部近くに、周方向所定幅で切り欠かれて径方向内
方に折り曲げられた内方折曲突起104が、周方向に離
間して複数設けられており、これらの内方折曲突起10
4と、開口周縁部に形成された係止突起78との間で、
外壁部材68とゴム弾性壁70(嵌着リング82)の各
外周縁部がかしめ固定されている。
すれば、外壁部材68とゴム弾性壁70(嵌着リング8
2)の各外周縁部が、ケース筒金具74に対して、より
強固に固着されるのであり、それによって、組付強度お
よび信頼性の更なる向上が図られ得る。
106は、負圧式アクチュエータの別の実施構造を示す
ものである。即ち、本実施形態における負圧式アクチュ
エータ108は、略カップ形状を有する下ハウジング金
具110と、略逆カップ形状を有する上ハウンジング金
具112が、開口周縁部同志を重ね合わされてかしめ固
定されることによって形成された中空のハウンジング1
14を備えている。そして、このハウンジング114の
かしめ部位が、ケース筒金具74の係止突起78上に重
ね合わされ、ケース筒金具74の嵌着部76に圧入固定
された円環板形状の押え金具115で固定されることに
より、かかるハウジング114が、ケース筒金具74に
対して固定的に組み付けられている。
形容易なゴム膜等で形成された流体密性の可撓性膜11
6が、外周縁部を上下ハウジング金具110,112の
開口部間でかしめ固定されることによって配設されてお
り、該可撓性膜116で覆蓋された下ハウンジング金具
110内に、外部空間に対して密閉された作用空気室1
18が画成されている。また、可撓性膜116の中央部
分には、硬質の作動板120,122が上下両面に重ね
合わされて固着されており、この作動板120,122
の中央部分から上方に突出して、押圧部材としての押圧
ロッド124が固設されている。そして、作動板12
0,122が、作用空気室118内に配設されたコイル
スプリング126で付勢されることにより、押圧ロッド
124が上方に突出せしめられて、マウント本体64の
ダイヤフラム32を押圧するようになっている一方、下
ハウジング金具110に形成されたポート128を通じ
て作用空気室118に負圧が及ぼされることにより、作
動板120,122、ひいては押圧ロッド124が、コ
イルスプリング126の付勢力に抗して引き下げられる
ようになっている。
108を採用した場合でも、前記第一の実施形態と同様
な防振効果が実現されると共に、第一の実施形態と同様
な効果が有効に発揮されるのである。
は、何れも、複数のオリフィス通路を備えていたが、単
一のオリフィス通路を備え、該オリフィス通路をアクチ
ュエータで開閉させることで防振特性を切り換える構造
の防振装置等にも、本発明は適用可能である。
用エンジンマウントに適用したものの具体例について説
明したが、本発明は、自動車用ボデーマウント等、或い
は自動車以外の各種装置における防振装置に対して、同
様に適用可能であることは、勿論である。
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
に従う構造とされた流体封入式防振装置においては、第
二の取付金具の軸方向開口部に可動壁部材を組み付けて
流体室を備えたマウント本体を得るに際しても、また、
かかるマウント本体にアクチュエータを組み付けるに際
しても、圧入やしぼり等による簡単な組付構造が採用さ
れることから、構造の簡略化や製造性の向上等が有利に
達成され得る。
品に可動壁部材を組み付けて流体室を備えたマウント本
体を得るに際しても、また、かかるマウント本体にアク
チュエータを組み付けるに際しても、圧入やしぼり等に
よる簡単な組付構造が採用されることから、目的とする
流体封入式防振装置を、簡略な製造設備のもとで優れた
作業性をもって容易に製造することが出来るのである。
ントを示す縦断面説明図である。
切部材を示す底面図である。
ウント本体の組立工程を説明するための説明図である。
圧式アクチュエータの組立工程を説明するための説明図
である。
トを示す縦断面説明図である。
ウントを示す縦断面図である。
ウントを示す縦断面図である。
ウントを示す縦断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 第一の取付金具を、略円筒形状を有する
第二の取付金具の軸方向一方の開口部側に離間して配設
し、それら第一の取付金具と第二の取付金具を本体ゴム
弾性体で連結せしめて、該第二の取付金具の軸方向一方
の開口部を流体密に覆蓋する一方、該第二の取付金具の
軸方向他方の開口部を軸方向に変位可能な可動壁部材で
流体密に閉塞せしめて、該第二の取付金具の内部に非圧
縮性流体が封入された流体室を形成すると共に、かかる
第二の取付金具の軸方向他方の開口部側外方にアクチュ
エータを配設し、該アクチュエータにより該可動壁部材
を軸方向に変位せしめることによって防振特性を制御す
るようにした流体封入式防振装置において、 前記可動壁部材を前記第二の取付金具の軸方向他方の開
口部に挿入して支持せしめる一方、前記アクチュエータ
に対して、軸方向一方の側に延び出す取付筒金具を設け
て、該取付筒金具を前記第二の取付金具に外嵌固定する
ことにより、該アクチュエータを該第二の取付金具に対
して固定的に支持せしめたことを特徴とする流体封入式
防振装置。 - 【請求項2】 前記可動壁部材を、弾性変形によって変
位が許容されるゴム弾性膜で構成し、該ゴム弾性膜の外
周面に金属リングを接着せしめて、該金属リングを前記
第二の取付金具の内周面に嵌着固定した請求項1に記載
の流体封入式防振装置。 - 【請求項3】 前記第二の取付金具における軸方向他方
の開口周縁部を内周側に曲げて環状の係止爪を形成する
と共に、前記可動壁部材の外周面に固着されて該可動壁
部材を該第二の取付金具によって変位可能に支持せしめ
る支持金具を、該係止爪よりも軸方向内方に配設し、該
第二の取付金具を縮径せしめて該支持金具を該第二の取
付金具に嵌着固定せしめた請求項1又は2に記載の流体
封入式防振装置。 - 【請求項4】 前記流体室を、前記第二の取付金具の内
周面に嵌着固定された仕切部材で軸方向両側に仕切ると
共に、前記可動壁部材を変形容易な可撓性膜で構成し
て、該仕切部材を挟んだ両側に、前記本体ゴム弾性体で
壁部の一部が構成されて振動が入力される受圧室と、該
可撓性膜で壁部の一部が構成された容積可変の平衡室を
形成すると共に、それら受圧室と平衡室を相互に連通す
るオリフィス通路を該仕切部材に形成し、該可撓性膜を
前記アクチュエータで該仕切部材に押し付けて該オリフ
ィス通路の該平衡室への開口部を閉塞せしめることによ
って防振特性を制御するようにした請求項1乃至3の何
れかに記載の流体封入式防振装置。 - 【請求項5】 前記アクチュエータとして、剛性の外壁
と、中央部分に硬質の押圧部材が固着されたゴム弾性壁
とを対向配置せしめて、それらの間に密閉された作用空
気室を形成する一方、該押圧部材を該外壁から離間する
方向に付勢する付勢手段を設けると共に、該作用空気室
に負圧力を及ぼして該押圧部材を該付勢手段による付勢
力に抗して該外壁側に変位せしめるための負圧供給孔を
設けた構造の空気圧式アクチュエータを採用し、該ゴム
弾性壁の外周面に接着された環状金具を、前記取付筒金
具に内挿して嵌着固定することにより、該アクチュエー
タを該取付筒金具に固着せしめた請求項1乃至4の何れ
かに記載の流体封入式防振装置。 - 【請求項6】 前記第二の取付金具の軸方向一方の開口
部に、軸直角方向外方に広がるフランジ状部を形成し、
前記取付筒金具の軸方向一方の端部を該フランジ状部に
当接させて軸方向に位置決めした請求項1乃至5の何れ
かに記載の流体封入式防振装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の流体封
入式防振装置を製造するに際して、 前記第一の取付金具と前記第二の取付金具に前記本体ゴ
ム弾性体が加硫接着されて、該本体ゴム弾性体で第一の
取付金具と第二の取付金具が連結された一体加硫成形品
を準備する工程と、 前記非圧縮性流体中において、前記一体加硫成形品の前
記第二の取付金具に前記可動壁部材を挿入した後、該第
二の取付金具を縮径して、該可動壁部材を該第二の取付
金具によって軸方向変位可能に支持せしめると共に、該
第二の取付金具の軸方向他方の開口部を該可動壁部材で
流体密に閉塞することにより、前記流体室を備えたマウ
ント本体を得る工程と、 前記アクチュエータに対して前記取付筒金具が設けられ
たアクチュエータ組付体を準備する工程と、 該アクチュエータ組付体の取付筒金具を、大気中におい
て、前記マウント本体における第二の取付筒金具に外嵌
固定して組み付ける工程とを、有することを特徴とする
流体封入式防振装置の製造方法。
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