JPH11101294A - 流体封入式マウント装置 - Google Patents
流体封入式マウント装置Info
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- JPH11101294A JPH11101294A JP26619497A JP26619497A JPH11101294A JP H11101294 A JPH11101294 A JP H11101294A JP 26619497 A JP26619497 A JP 26619497A JP 26619497 A JP26619497 A JP 26619497A JP H11101294 A JPH11101294 A JP H11101294A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受圧室と平衡室の間に形成された第一及び第
二のオリフィス通路により、互いに異なる周波数域の入
力振動に対して有効な防振効果が発揮される流体封入式
マウント装置を、簡単で且つコンパクトな構造をもって
実現すること。 【解決手段】 本体ゴム弾性体16よりも小さい中空形
状の補助ゴム弾性体52で受圧室46を仕切ることによ
り、補助ゴム弾性体52の外側に第一の受圧室60を、
内側に第二の受圧室62を、互いに独立して画成すると
共に、第一の受圧室60と平衡室48の間に第一のオリ
フィス通路96を、第二の受圧室62と平衡室48の間
に第二のオリフィス通路100を、それぞれ形成した。
そして、本体ゴム弾性体16と補助ゴム弾性体52との
両方に、入力振動荷重がそれぞれ及ぼされることによ
り、第一の受圧室60と第二の受圧室62の両方に圧力
変動がそれぞれ直接的に生ぜしめられるようにした。
二のオリフィス通路により、互いに異なる周波数域の入
力振動に対して有効な防振効果が発揮される流体封入式
マウント装置を、簡単で且つコンパクトな構造をもって
実現すること。 【解決手段】 本体ゴム弾性体16よりも小さい中空形
状の補助ゴム弾性体52で受圧室46を仕切ることによ
り、補助ゴム弾性体52の外側に第一の受圧室60を、
内側に第二の受圧室62を、互いに独立して画成すると
共に、第一の受圧室60と平衡室48の間に第一のオリ
フィス通路96を、第二の受圧室62と平衡室48の間
に第二のオリフィス通路100を、それぞれ形成した。
そして、本体ゴム弾性体16と補助ゴム弾性体52との
両方に、入力振動荷重がそれぞれ及ぼされることによ
り、第一の受圧室60と第二の受圧室62の両方に圧力
変動がそれぞれ直接的に生ぜしめられるようにした。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、内部に封入された流体の流動作
用に基づいて防振効果を得るようにした流体封入式マウ
ント装置に係り、特に、二つのオリフィス通路を備え、
各オリフィス通路がチューニングされた周波数域の入力
振動に対して、流体の流動作用に基づく防振効果が、何
れも有効に発揮される流体封入式マウント装置に関する
ものである。
用に基づいて防振効果を得るようにした流体封入式マウ
ント装置に係り、特に、二つのオリフィス通路を備え、
各オリフィス通路がチューニングされた周波数域の入力
振動に対して、流体の流動作用に基づく防振効果が、何
れも有効に発揮される流体封入式マウント装置に関する
ものである。
【0002】
【背景技術】エンジンマウント等のように振動系を構成
する部材間に介装される防振支持体や防振連結体として
のマウント装置の一種として、従来から、特開昭57−
9340号公報や実開昭58−29517号公報等に記
載されているように、防振連結される一方の部材に取り
付けられる第一の取付部材が、防振連結される他方の部
材に取り付けられる第二の取付部材における筒状部の開
口部側に離間配置されて、該開口部を流体密に閉塞する
本体ゴム弾性体の中央部分に固着されることにより、そ
れら第一の取付部材と第二の取付部材が本体ゴム弾性体
で弾性的に連結されている一方、第二の取付部材によっ
て支持されて筒状部内に配された仕切部材を挟んだ両側
に、振動入力時に本体ゴム弾性体の弾性変形に伴う圧力
変化が生ぜしめられる受圧室と、壁部の一部が可撓性膜
で構成されることにより容積変化が容易に許容される平
衡室が形成されて、それら受圧室と平衡室に非圧縮性流
体が封入されていると共に、それら受圧室と平衡室を相
互に連通するオリフィス通路が形成されてなる構造の流
体封入式マウント装置が、知られている。このようなマ
ウント装置では、オリフィス通路を通じて流動せしめら
れる流体の共振作用等の流動作用に基づいて、優れた防
振効果を得ることが出来るのである。
する部材間に介装される防振支持体や防振連結体として
のマウント装置の一種として、従来から、特開昭57−
9340号公報や実開昭58−29517号公報等に記
載されているように、防振連結される一方の部材に取り
付けられる第一の取付部材が、防振連結される他方の部
材に取り付けられる第二の取付部材における筒状部の開
口部側に離間配置されて、該開口部を流体密に閉塞する
本体ゴム弾性体の中央部分に固着されることにより、そ
れら第一の取付部材と第二の取付部材が本体ゴム弾性体
で弾性的に連結されている一方、第二の取付部材によっ
て支持されて筒状部内に配された仕切部材を挟んだ両側
に、振動入力時に本体ゴム弾性体の弾性変形に伴う圧力
変化が生ぜしめられる受圧室と、壁部の一部が可撓性膜
で構成されることにより容積変化が容易に許容される平
衡室が形成されて、それら受圧室と平衡室に非圧縮性流
体が封入されていると共に、それら受圧室と平衡室を相
互に連通するオリフィス通路が形成されてなる構造の流
体封入式マウント装置が、知られている。このようなマ
ウント装置では、オリフィス通路を通じて流動せしめら
れる流体の共振作用等の流動作用に基づいて、優れた防
振効果を得ることが出来るのである。
【0003】ところで、流体の流動作用に基づく防振効
果は、受圧室や平衡室の壁ばね剛性や封入流体の比重や
粘度等を考慮しつつオリフィス通路の長さや通路断面積
等を調節することによって予めチューニングされた比較
的に狭い周波数域の振動に対してしか有効には発揮され
難い。一方、マウント装置では、一般に、周波数域が異
なる複数種の入力振動に対して、それぞれ防振効果が要
求されることとなる。例えば、自動車用エンジンマウン
トでは、シェイク等に相当する低周波振動に対して高減
衰効果が要求されると共に、アイドル振動等に相当する
高周波振動に対して振動絶縁効果が要求される。
果は、受圧室や平衡室の壁ばね剛性や封入流体の比重や
粘度等を考慮しつつオリフィス通路の長さや通路断面積
等を調節することによって予めチューニングされた比較
的に狭い周波数域の振動に対してしか有効には発揮され
難い。一方、マウント装置では、一般に、周波数域が異
なる複数種の入力振動に対して、それぞれ防振効果が要
求されることとなる。例えば、自動車用エンジンマウン
トでは、シェイク等に相当する低周波振動に対して高減
衰効果が要求されると共に、アイドル振動等に相当する
高周波振動に対して振動絶縁効果が要求される。
【0004】そこで、従来では、このような要求に対処
するために、前記公報等にも示されているように、受圧
室と平衡室の間に形成されたオリフィス通路を低周波域
にチューニングすると共に、小変位が許容される可動部
材を受圧室と平衡室の間に配設し、該可動部材の変位に
基づいて高周波域の入力振動に対する防振効果を得るよ
うにした液圧吸収機構を設けたマウント装置や、或い
は、互いに異なる周波数域にチューニングされた二つの
オリフィス通路を相互に独立して形成すると共に、それ
ら二つのオリフィス通路を択一的に連通せしめる切換弁
を設けることにより、各オリフィス通路による防振効果
が選択的に発揮されるようにしたマウント装置が、提案
されている。
するために、前記公報等にも示されているように、受圧
室と平衡室の間に形成されたオリフィス通路を低周波域
にチューニングすると共に、小変位が許容される可動部
材を受圧室と平衡室の間に配設し、該可動部材の変位に
基づいて高周波域の入力振動に対する防振効果を得るよ
うにした液圧吸収機構を設けたマウント装置や、或い
は、互いに異なる周波数域にチューニングされた二つの
オリフィス通路を相互に独立して形成すると共に、それ
ら二つのオリフィス通路を択一的に連通せしめる切換弁
を設けることにより、各オリフィス通路による防振効果
が選択的に発揮されるようにしたマウント装置が、提案
されている。
【0005】ところが、前者の液圧吸収機構を設けたマ
ウント装置では、オリフィス通路のチューニング周波数
域の振動入力時に、受圧室に生ぜしめられる内圧の一部
が可動部材の変位によって吸収されてしまうことが避け
られず、オリフィス通路による防振効果が低下し易いと
いう問題があった。一方、後者のマウント装置では、マ
ウント内部に切換弁を配設すると共に、該切換弁の駆動
手段も設ける必要があるために構造の複雑化や大型化が
避けられないという問題があった。
ウント装置では、オリフィス通路のチューニング周波数
域の振動入力時に、受圧室に生ぜしめられる内圧の一部
が可動部材の変位によって吸収されてしまうことが避け
られず、オリフィス通路による防振効果が低下し易いと
いう問題があった。一方、後者のマウント装置では、マ
ウント内部に切換弁を配設すると共に、該切換弁の駆動
手段も設ける必要があるために構造の複雑化や大型化が
避けられないという問題があった。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、互いに異なる周波数域の入力振動に対し
て、それぞれ有効な防振効果を発揮し得る流体封入式マ
ウント装置を、簡単な構造をもって実現することにあ
る。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、互いに異なる周波数域の入力振動に対し
て、それぞれ有効な防振効果を発揮し得る流体封入式マ
ウント装置を、簡単な構造をもって実現することにあ
る。
【0007】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、本発明の特徴とするところは、防振連結される一方
の部材に取り付けられる第一の取付部材が、防振連結さ
れる他方の部材に取り付けられる第二の取付部材におけ
る筒状部の開口部側に離間配置されて、該開口部を流体
密に閉塞する本体ゴム弾性体の中央部分に固着されるこ
とにより、それら第一の取付部材と第二の取付部材が該
本体ゴム弾性体で弾性的に連結されている一方、該第二
の取付部材によって支持されて該筒状部内に配された仕
切部材を挟んだ両側に、振動入力時に前記本体ゴム弾性
体の弾性変形に伴う圧力変化が生ぜしめられる受圧室
と、壁部の一部が可撓性膜で構成されることにより容積
変化が容易に許容される平衡室が形成されて、それら受
圧室と平衡室に非圧縮性流体が封入されていると共に、
それら受圧室と平衡室を相互に連通するオリフィス通路
が形成されている流体封入式マウント装置において、前
記本体ゴム弾性体よりも小さい中空形状の補助ゴム弾性
体が、前記受圧室の内部中央で前記仕切部材に向かって
開口するように配設せしめられ、少なくとも前記防振連
結される両部材間に装着されて支持荷重が及ぼされた状
態下で、該補助ゴム弾性体の中央部分が前記本体ゴム弾
性体の中央部分と一体的に変位せしめられるようにされ
ると共に、該補助ゴム弾性体の開口部分が前記仕切部材
に対して流体密に取り付けられることにより、かかる受
圧室が該補助ゴム弾性体で仕切られて、該補助ゴム弾性
体の外側に位置する第一の受圧室と内側に位置する第二
の受圧室が画成されるようになっている一方、前記オリ
フィス通路として、該第一の受圧室を前記平衡室に連通
する第一のオリフィス通路と、該第二の受圧室を前記平
衡室に連通する第二のオリフィス通路が形成されている
ことにある。
に、本発明の特徴とするところは、防振連結される一方
の部材に取り付けられる第一の取付部材が、防振連結さ
れる他方の部材に取り付けられる第二の取付部材におけ
る筒状部の開口部側に離間配置されて、該開口部を流体
密に閉塞する本体ゴム弾性体の中央部分に固着されるこ
とにより、それら第一の取付部材と第二の取付部材が該
本体ゴム弾性体で弾性的に連結されている一方、該第二
の取付部材によって支持されて該筒状部内に配された仕
切部材を挟んだ両側に、振動入力時に前記本体ゴム弾性
体の弾性変形に伴う圧力変化が生ぜしめられる受圧室
と、壁部の一部が可撓性膜で構成されることにより容積
変化が容易に許容される平衡室が形成されて、それら受
圧室と平衡室に非圧縮性流体が封入されていると共に、
それら受圧室と平衡室を相互に連通するオリフィス通路
が形成されている流体封入式マウント装置において、前
記本体ゴム弾性体よりも小さい中空形状の補助ゴム弾性
体が、前記受圧室の内部中央で前記仕切部材に向かって
開口するように配設せしめられ、少なくとも前記防振連
結される両部材間に装着されて支持荷重が及ぼされた状
態下で、該補助ゴム弾性体の中央部分が前記本体ゴム弾
性体の中央部分と一体的に変位せしめられるようにされ
ると共に、該補助ゴム弾性体の開口部分が前記仕切部材
に対して流体密に取り付けられることにより、かかる受
圧室が該補助ゴム弾性体で仕切られて、該補助ゴム弾性
体の外側に位置する第一の受圧室と内側に位置する第二
の受圧室が画成されるようになっている一方、前記オリ
フィス通路として、該第一の受圧室を前記平衡室に連通
する第一のオリフィス通路と、該第二の受圧室を前記平
衡室に連通する第二のオリフィス通路が形成されている
ことにある。
【0008】このような本発明に従う構造とされた流体
封入式マウント装置においては、その装着状態下で第一
の取付部材と第二の取付部材の間に振動が入力される
と、本体ゴム弾性体と補助ゴム弾性体において、各中央
部分が第一の取付部材と略一体的に変位せしめられると
共に、外周部乃至は開口部が第二の取付部材と略一体に
変位せしめられることにより、それぞれ弾性変形せしめ
られる。その結果、壁部の一部が本体ゴム弾性体で構成
された第一の受圧室と、壁部の一部が補助ゴム弾性体で
構成された第二の受圧室に対して、それぞれ圧力変化が
生ぜしめられるのであり、かかる圧力変化によって、第
一のオリフィス通路および第二のオリフィス通路を通じ
ての流体流動が生ぜしめられることとなる。
封入式マウント装置においては、その装着状態下で第一
の取付部材と第二の取付部材の間に振動が入力される
と、本体ゴム弾性体と補助ゴム弾性体において、各中央
部分が第一の取付部材と略一体的に変位せしめられると
共に、外周部乃至は開口部が第二の取付部材と略一体に
変位せしめられることにより、それぞれ弾性変形せしめ
られる。その結果、壁部の一部が本体ゴム弾性体で構成
された第一の受圧室と、壁部の一部が補助ゴム弾性体で
構成された第二の受圧室に対して、それぞれ圧力変化が
生ぜしめられるのであり、かかる圧力変化によって、第
一のオリフィス通路および第二のオリフィス通路を通じ
ての流体流動が生ぜしめられることとなる。
【0009】要するに、かかる流体封入式マウント装置
では、第一の受圧室と第二の受圧室が独立して形成され
ており、振動入力時に、第一及び第二の受圧室に対し
て、それぞれ、内圧変動が直接的に乃至は独立的に生ぜ
しめられるのであり、その結果、第一のオリフィス通路
と第二のオリフィス通路の何れにおいても、流体流動が
有利に生ぜしめられて、各オリフィス通路がチューニン
グされた周波数域の振動に対して、それぞれ、流体の流
動作用に基づく防振効果が有効に発揮されるのである。
では、第一の受圧室と第二の受圧室が独立して形成され
ており、振動入力時に、第一及び第二の受圧室に対し
て、それぞれ、内圧変動が直接的に乃至は独立的に生ぜ
しめられるのであり、その結果、第一のオリフィス通路
と第二のオリフィス通路の何れにおいても、流体流動が
有利に生ぜしめられて、各オリフィス通路がチューニン
グされた周波数域の振動に対して、それぞれ、流体の流
動作用に基づく防振効果が有効に発揮されるのである。
【0010】また、かかる流体封入式マウント装置で
は、マウント内部にオリフィス通路を切り換えるための
切換弁や弁駆動手段等を配設する必要がないことから、
構造が簡単でコンパクト化が容易に実現可能であるとい
った利点もある。
は、マウント内部にオリフィス通路を切り換えるための
切換弁や弁駆動手段等を配設する必要がないことから、
構造が簡単でコンパクト化が容易に実現可能であるとい
った利点もある。
【0011】なお、本体ゴム弾性体および補助ゴム弾性
体の具体的形状は限定されるものでなく、それぞれ振動
入力時に圧力変化が生ぜしめられる第一の受圧室と第二
の受圧室を有効に形成し得るものであって、例えば、厚
肉円板形状の本体ゴム弾性体や逆カップ形状を有する本
体ゴム弾性体および補助ゴム弾性体等も採用可能である
が、好適には、本体ゴム弾性体として円錐台形状乃至は
中空円錐台形状のものが好適に採用されて、その小径側
端面に第一の取付部材が、大径側端部外周面に第二の取
付部材の筒状部が、それぞれ固着せしめられる一方、補
助ゴム弾性体として本体ゴム弾性体よりも一回り小さな
円錐台形状乃至は中空円錐台形状のものが好適に採用さ
れて、その小径側端部が本体ゴム弾性体の中央部分と一
体的に変位せしめられるようにされると共に、その大径
側開口部が仕切部材に対して流体密に取り付けられる。
このような円錐台形状乃至は中空円錐台形状を有する本
体ゴム弾性体および補助ゴム弾性体を採用すれば、振動
入力時に第一及び第二の受圧室における圧力変動が効率
的に生ぜしめられると共に、支持荷重が入力される装着
状態下において引張応力の発生を軽減乃至は防止するこ
とが出来、優れた荷重支持性能と良好なる耐久性を確保
することが可能である。
体の具体的形状は限定されるものでなく、それぞれ振動
入力時に圧力変化が生ぜしめられる第一の受圧室と第二
の受圧室を有効に形成し得るものであって、例えば、厚
肉円板形状の本体ゴム弾性体や逆カップ形状を有する本
体ゴム弾性体および補助ゴム弾性体等も採用可能である
が、好適には、本体ゴム弾性体として円錐台形状乃至は
中空円錐台形状のものが好適に採用されて、その小径側
端面に第一の取付部材が、大径側端部外周面に第二の取
付部材の筒状部が、それぞれ固着せしめられる一方、補
助ゴム弾性体として本体ゴム弾性体よりも一回り小さな
円錐台形状乃至は中空円錐台形状のものが好適に採用さ
れて、その小径側端部が本体ゴム弾性体の中央部分と一
体的に変位せしめられるようにされると共に、その大径
側開口部が仕切部材に対して流体密に取り付けられる。
このような円錐台形状乃至は中空円錐台形状を有する本
体ゴム弾性体および補助ゴム弾性体を採用すれば、振動
入力時に第一及び第二の受圧室における圧力変動が効率
的に生ぜしめられると共に、支持荷重が入力される装着
状態下において引張応力の発生を軽減乃至は防止するこ
とが出来、優れた荷重支持性能と良好なる耐久性を確保
することが可能である。
【0012】また、本発明に従う構造とされた流体封入
式マウント装置において、補助ゴム弾性体は、その中央
部分が本体ゴム弾性体の中央部分に対して予め固着され
ると共に、その開口部分が仕切部材に対して予め固着さ
れてなる構造とすることも可能であるが、好適には、か
かる補助ゴム弾性体が、その開口部分において仕切部材
に流体密に固着されていると共に、本体ゴム弾性体から
離隔して配設されており、マウント装着状態下に及ぼさ
れる支持荷重にて本体ゴム弾性体が弾性変形せしめられ
ることによって、本体ゴム弾性体の中央部分が補助ゴム
弾性体の中央部分に対する当接状態に維持せしめられる
ようにされる。このような構造を採用すれば、補助ゴム
弾性体への支持荷重の入力が有利に軽減され得るのであ
り、特に有効自由長の小さい補助ゴム弾性体において弾
性変形量を抑えて耐久性を有利に確保することが可能と
なる。
式マウント装置において、補助ゴム弾性体は、その中央
部分が本体ゴム弾性体の中央部分に対して予め固着され
ると共に、その開口部分が仕切部材に対して予め固着さ
れてなる構造とすることも可能であるが、好適には、か
かる補助ゴム弾性体が、その開口部分において仕切部材
に流体密に固着されていると共に、本体ゴム弾性体から
離隔して配設されており、マウント装着状態下に及ぼさ
れる支持荷重にて本体ゴム弾性体が弾性変形せしめられ
ることによって、本体ゴム弾性体の中央部分が補助ゴム
弾性体の中央部分に対する当接状態に維持せしめられる
ようにされる。このような構造を採用すれば、補助ゴム
弾性体への支持荷重の入力が有利に軽減され得るのであ
り、特に有効自由長の小さい補助ゴム弾性体において弾
性変形量を抑えて耐久性を有利に確保することが可能と
なる。
【0013】なお、かかる場合には、本体ゴム弾性体が
当接せしめられる補助ゴム弾性体の中央部分に対して硬
質の当接部材を固着配置せしめることが、より望まし
く、それによって、マウント装着状態下において、本体
ゴム弾性体の中央部分が補助ゴム弾性体の中央部分に対
する当接状態に、一層有利に維持せしめられ得る。ま
た、本体ゴム弾性体においても、第一の取付部材を、補
助ゴム弾性体の中央部分が当接せしめられる面に対して
出来るだけ近くにまで臨ませることが有効であり、それ
によって、補助ゴム弾性体の中央部分に対して第一の取
付部材の変位が効率的に伝達され、第二の受圧室の内圧
変動がより有効に生ぜしめられることとなる。特に、本
体ゴム弾性体の中央部分に固着された第一の取付部材
と、補助ゴム弾性体の中央部分に固着された当接部材
が、薄肉の緩衝ゴム層を介して当接せしめられるように
すれば、補助ゴム弾性体に対する入力振動の極めて効率
的な伝達が実現され得る。
当接せしめられる補助ゴム弾性体の中央部分に対して硬
質の当接部材を固着配置せしめることが、より望まし
く、それによって、マウント装着状態下において、本体
ゴム弾性体の中央部分が補助ゴム弾性体の中央部分に対
する当接状態に、一層有利に維持せしめられ得る。ま
た、本体ゴム弾性体においても、第一の取付部材を、補
助ゴム弾性体の中央部分が当接せしめられる面に対して
出来るだけ近くにまで臨ませることが有効であり、それ
によって、補助ゴム弾性体の中央部分に対して第一の取
付部材の変位が効率的に伝達され、第二の受圧室の内圧
変動がより有効に生ぜしめられることとなる。特に、本
体ゴム弾性体の中央部分に固着された第一の取付部材
と、補助ゴム弾性体の中央部分に固着された当接部材
が、薄肉の緩衝ゴム層を介して当接せしめられるように
すれば、補助ゴム弾性体に対する入力振動の極めて効率
的な伝達が実現され得る。
【0014】さらに、第一のオリフィス通路および第二
のオリフィス通路に対するチューニングは、何等限定さ
れるものでないが、好適には、第一のオリフィス通路よ
りも第二のオリフィス通路の方が高周波数域にチューニ
ングされる。それによって、外周部分を周方向に延びる
形態をもって第一のオリフィス通路を形成すると共に、
中央部分において第二のオリフィス通路を形成し、第一
のオリフィス通路の長さと第二のオリフィス通路の断面
積を大きく確保せしめて、それら第一のオリフィス通路
および第二のオリフィス通路を流動せしめられる流体の
共振作用に基づく低周波域および高周波域の各入力振動
に対する防振効果を、一層有利に得ることが可能とな
る。
のオリフィス通路に対するチューニングは、何等限定さ
れるものでないが、好適には、第一のオリフィス通路よ
りも第二のオリフィス通路の方が高周波数域にチューニ
ングされる。それによって、外周部分を周方向に延びる
形態をもって第一のオリフィス通路を形成すると共に、
中央部分において第二のオリフィス通路を形成し、第一
のオリフィス通路の長さと第二のオリフィス通路の断面
積を大きく確保せしめて、それら第一のオリフィス通路
および第二のオリフィス通路を流動せしめられる流体の
共振作用に基づく低周波域および高周波域の各入力振動
に対する防振効果を、一層有利に得ることが可能とな
る。
【0015】また、本発明に従う構造とされた流体封入
式マウント装置においては、例えば、第一の受圧室内に
配設されて振動入力方向に直角な方向に広がり、第一の
受圧室の内周面との間に環状の第一の狭窄流路を形成す
る第一の傘部材が、本体ゴム弾性体または補助ゴム弾性
体における中央部分によって支持されてなる構造が、好
適に採用される。このような第一の傘部材を採用するこ
とにより、第一の狭窄流路を流通せしめられる流体の共
振作用に基づいて、第一のオリフィス通路のチューニン
グ周波数よりも高周波数域の入力振動に対して有効な防
振効果を得ることが可能となる。
式マウント装置においては、例えば、第一の受圧室内に
配設されて振動入力方向に直角な方向に広がり、第一の
受圧室の内周面との間に環状の第一の狭窄流路を形成す
る第一の傘部材が、本体ゴム弾性体または補助ゴム弾性
体における中央部分によって支持されてなる構造が、好
適に採用される。このような第一の傘部材を採用するこ
とにより、第一の狭窄流路を流通せしめられる流体の共
振作用に基づいて、第一のオリフィス通路のチューニン
グ周波数よりも高周波数域の入力振動に対して有効な防
振効果を得ることが可能となる。
【0016】また、本発明に従う構造とされた流体封入
式マウント装置においては、例えば、第二の受圧室内に
配設されて振動入力方向に直角な方向に広がり、第二の
受圧室の内周面との間に環状の第二の狭窄流路を形成す
る第二の傘部材が、補助ゴム弾性体の中央部分によって
支持されてなる構造が、好適に採用される。このような
第二の傘部材を採用することにより、第二の狭窄流路を
流通せしめられる流体の共振作用に基づいて、第二のオ
リフィス通路のチューニング周波数よりも高周波数域の
入力振動に対して有効な防振効果を得ることが可能とな
る。
式マウント装置においては、例えば、第二の受圧室内に
配設されて振動入力方向に直角な方向に広がり、第二の
受圧室の内周面との間に環状の第二の狭窄流路を形成す
る第二の傘部材が、補助ゴム弾性体の中央部分によって
支持されてなる構造が、好適に採用される。このような
第二の傘部材を採用することにより、第二の狭窄流路を
流通せしめられる流体の共振作用に基づいて、第二のオ
リフィス通路のチューニング周波数よりも高周波数域の
入力振動に対して有効な防振効果を得ることが可能とな
る。
【0017】更にまた、本発明に従う構造とされた流体
封入式マウント装置においては、例えば、第一の受圧室
と平衡室の間および第二の受圧室と平衡室の間の少なく
とも一方において、小変位が許容される可動部材が配設
せしめられ、該可動部材の両面に及ぼされる第一又は第
二の受圧室の圧力と平衡室の圧力の差に基づいて該可動
部材が変位せしめられることにより、第一又は第二の受
圧室の圧力変動を吸収する液圧吸収機構が、好適に採用
される。このような液圧吸収機構を採用することによ
り、第一のオリフィス通路または第二のオリフィス通路
のチューニング周波数よりも高周波域の振動入力時にお
ける第一又は第二の受圧室の圧力変動を吸収,軽減せし
めて、高周波振動に対する防振特性を向上せしめること
が出来る。特に、このような液圧吸収機構を、前記第一
の傘部材または前記第二の傘部材と併せて採用すること
により、第一及び第二のオリフィス通路と合わせて、4
つ以上の異なる周波数域の入力振動に対して、それぞ
れ、流体の共振作用に基づく防振効果を発揮せしめるこ
とも可能となるのである。
封入式マウント装置においては、例えば、第一の受圧室
と平衡室の間および第二の受圧室と平衡室の間の少なく
とも一方において、小変位が許容される可動部材が配設
せしめられ、該可動部材の両面に及ぼされる第一又は第
二の受圧室の圧力と平衡室の圧力の差に基づいて該可動
部材が変位せしめられることにより、第一又は第二の受
圧室の圧力変動を吸収する液圧吸収機構が、好適に採用
される。このような液圧吸収機構を採用することによ
り、第一のオリフィス通路または第二のオリフィス通路
のチューニング周波数よりも高周波域の振動入力時にお
ける第一又は第二の受圧室の圧力変動を吸収,軽減せし
めて、高周波振動に対する防振特性を向上せしめること
が出来る。特に、このような液圧吸収機構を、前記第一
の傘部材または前記第二の傘部材と併せて採用すること
により、第一及び第二のオリフィス通路と合わせて、4
つ以上の異なる周波数域の入力振動に対して、それぞ
れ、流体の共振作用に基づく防振効果を発揮せしめるこ
とも可能となるのである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0019】先ず、図1及び図2には、本発明の一実施
形態として自動車用エンジンマウント10が、示されて
いる。このエンジンマウント10は、第一の取付部材と
しての第一の取付金具12と、第二の取付部材としての
第二の取付金具14が、本体ゴム弾性体16によって連
結されてなる構造とされており、第一の取付金具12が
パワーユニットに、第二の取付金具14がボデーに、そ
れぞれ固定的に取り付けられることにより、パワーユニ
ットをボデーに対して防振支持せしめるようになってい
る。なお、そのような装着状態下では、第一の取付金具
12と第二の取付金具14の間において、パワーユニッ
トの分担重量がマウント軸方向(図1中の上下方向)に
及ぼされることにより、図3に示されているように、本
体ゴム弾性体16が圧縮変形せしめられて、第一の取付
金具12と第二の取付金具14が所定量だけ接近して位
置せしめられる。なお、以下の説明中、上下方向とは、
原則として、図1中の上下方向をいうものとする。
形態として自動車用エンジンマウント10が、示されて
いる。このエンジンマウント10は、第一の取付部材と
しての第一の取付金具12と、第二の取付部材としての
第二の取付金具14が、本体ゴム弾性体16によって連
結されてなる構造とされており、第一の取付金具12が
パワーユニットに、第二の取付金具14がボデーに、そ
れぞれ固定的に取り付けられることにより、パワーユニ
ットをボデーに対して防振支持せしめるようになってい
る。なお、そのような装着状態下では、第一の取付金具
12と第二の取付金具14の間において、パワーユニッ
トの分担重量がマウント軸方向(図1中の上下方向)に
及ぼされることにより、図3に示されているように、本
体ゴム弾性体16が圧縮変形せしめられて、第一の取付
金具12と第二の取付金具14が所定量だけ接近して位
置せしめられる。なお、以下の説明中、上下方向とは、
原則として、図1中の上下方向をいうものとする。
【0020】より詳細には、第一の取付金具12は、円
板金具18の下面中央に対して、開口部に向かって拡開
するテーパ状周壁部を備えたカップ形状の保持金具20
が、その開口部において溶着固定されることによって構
成されている。また、円板金具18には、中心軸上を上
方に向かって突出する固定ボルト21が固着されてお
り、この固定ボルト22によって、第一の取付金具12
が、図示しないパワーユニットに取り付けられるように
なっている。
板金具18の下面中央に対して、開口部に向かって拡開
するテーパ状周壁部を備えたカップ形状の保持金具20
が、その開口部において溶着固定されることによって構
成されている。また、円板金具18には、中心軸上を上
方に向かって突出する固定ボルト21が固着されてお
り、この固定ボルト22によって、第一の取付金具12
が、図示しないパワーユニットに取り付けられるように
なっている。
【0021】一方、第二の取付金具14は、大径円筒形
状の筒金具22と、有底円筒形状の底金具23によって
構成されており、底金具23の開口周縁部に形成された
外向きのフランジ部24に対して、筒金具22の下方開
口部がかしめ固定されることによって、全体として深底
の有底円筒形状をもって形成されている。また、筒金具
22は、軸方向中間部分に段差部26が設けられて、該
段差部26よりも上側が小径部28、下側が大径部30
とされている。更に、小径部28側の開口端部分は、上
方に向かって拡開するテーパ部32とされている。な
お、図面上に明示はされていないが、かかる第二の取付
金具14には、ブラケットが固着され、該ブラケットを
介して、第二の取付金具14が、図示しない車両ボデー
に取り付けられるようになっている。
状の筒金具22と、有底円筒形状の底金具23によって
構成されており、底金具23の開口周縁部に形成された
外向きのフランジ部24に対して、筒金具22の下方開
口部がかしめ固定されることによって、全体として深底
の有底円筒形状をもって形成されている。また、筒金具
22は、軸方向中間部分に段差部26が設けられて、該
段差部26よりも上側が小径部28、下側が大径部30
とされている。更に、小径部28側の開口端部分は、上
方に向かって拡開するテーパ部32とされている。な
お、図面上に明示はされていないが、かかる第二の取付
金具14には、ブラケットが固着され、該ブラケットを
介して、第二の取付金具14が、図示しない車両ボデー
に取り付けられるようになっている。
【0022】そして、この第二の取付金具14の開口部
側において、同一軸上で離隔して、第一の取付金具12
が対向配置せしめられている。そうして、これら第一の
取付金具12と第二の取付金具14の間に本体ゴム弾性
体16が介装されている。本体ゴム弾性体16は、円錐
台形状を有しており、下方に向かって開口する凹所34
が大径側端面に形成されることによって、略中空の円錐
台形状とされている。そして、本体ゴム弾性体16に対
して、その小径側端面に円板金具18が重ね合わされ、
保持金具20が小径側端面から軸方向に埋入された状態
で、第一の取付金具12が加硫接着されている。なお、
保持金具20の底壁部36は、凹所34にまでは僅かに
至らない深さまで埋入されており、保持金具20の底壁
部36上に緩衝ゴム層38が形成されている。また、本
体ゴム弾性体16の大径側外周面には、筒金具22にお
けるテーパ部32の内周面が加硫接着されることによ
り、第二の取付金具14が固着されている。要するに、
本体ゴム弾性体16は、第一の取付金具12と筒金具2
2を有する一体加硫成形品として形成されているのであ
る。なお、第一の取付金具12における保持金具20の
テーパ状周壁部と、第二の取付金具14における筒金具
22のテーパ部32は、互いに対向位置せしめられてお
り、それらの対向面間に本体ゴム弾性体16が介装され
ることにより、パワーユニット支持荷重が入力された際
に本体ゴム弾性体16に対して圧縮変形が有効に生ぜし
められるようになっている。
側において、同一軸上で離隔して、第一の取付金具12
が対向配置せしめられている。そうして、これら第一の
取付金具12と第二の取付金具14の間に本体ゴム弾性
体16が介装されている。本体ゴム弾性体16は、円錐
台形状を有しており、下方に向かって開口する凹所34
が大径側端面に形成されることによって、略中空の円錐
台形状とされている。そして、本体ゴム弾性体16に対
して、その小径側端面に円板金具18が重ね合わされ、
保持金具20が小径側端面から軸方向に埋入された状態
で、第一の取付金具12が加硫接着されている。なお、
保持金具20の底壁部36は、凹所34にまでは僅かに
至らない深さまで埋入されており、保持金具20の底壁
部36上に緩衝ゴム層38が形成されている。また、本
体ゴム弾性体16の大径側外周面には、筒金具22にお
けるテーパ部32の内周面が加硫接着されることによ
り、第二の取付金具14が固着されている。要するに、
本体ゴム弾性体16は、第一の取付金具12と筒金具2
2を有する一体加硫成形品として形成されているのであ
る。なお、第一の取付金具12における保持金具20の
テーパ状周壁部と、第二の取付金具14における筒金具
22のテーパ部32は、互いに対向位置せしめられてお
り、それらの対向面間に本体ゴム弾性体16が介装され
ることにより、パワーユニット支持荷重が入力された際
に本体ゴム弾性体16に対して圧縮変形が有効に生ぜし
められるようになっている。
【0023】さらに、第二の取付金具14の内部には、
全体として厚肉円板形状を有する仕切部材40と、略浅
底の有底円筒形状を有する薄肉ゴム膜からなる可撓性膜
としてのダイヤフラム42が収容配置されている。そし
て、それら仕切部材40とダイヤフラム42が、それぞ
れの外周縁部において、互いに重ね合わされると共に、
筒金具22の段差部26と底金具23のフランジ部24
の間で流体密に挟持されることにより、それぞれ、第二
の取付金具14で固定的に支持されて、軸直角方向に広
がるようにして配設されている。なお、ダイヤフラム4
2の外周縁部には、第二の取付金具14による挟持力が
有効に及ぼされるように、リング金具44が加硫接着さ
れている。
全体として厚肉円板形状を有する仕切部材40と、略浅
底の有底円筒形状を有する薄肉ゴム膜からなる可撓性膜
としてのダイヤフラム42が収容配置されている。そし
て、それら仕切部材40とダイヤフラム42が、それぞ
れの外周縁部において、互いに重ね合わされると共に、
筒金具22の段差部26と底金具23のフランジ部24
の間で流体密に挟持されることにより、それぞれ、第二
の取付金具14で固定的に支持されて、軸直角方向に広
がるようにして配設されている。なお、ダイヤフラム4
2の外周縁部には、第二の取付金具14による挟持力が
有効に及ぼされるように、リング金具44が加硫接着さ
れている。
【0024】これにより、第二の取付金具14の内部
が、仕切部材40によって、筒金具22側と底金具23
側とに仕切られており、以て、筒金具22内には、軸方
向両側の開口が本体ゴム弾性体16と仕切部材40で閉
塞されることによって、内部に非圧縮性流体が封入され
た受圧室46が画成されている。また、底金具23内
は、更に、ダイヤフラム42によって、開口部側と底部
側とに流体密に二分されており、以て、ダイヤフラム4
2と仕切部材40の間に、受圧室46と同じ非圧縮性流
体が封入された平衡室48が画成されている一方、ダイ
ヤフラム42を挟んで平衡室48と反対側には、ダイヤ
フラム42の変形を許容する空気室50が画成されてい
る。なお、封入流体としては、水やアルキレングリコー
ル,ポリアルキレングリコール,シリコーン油等が採用
可能であり、特に、流体共振作用に基づく防振効果を有
効に得るためには、0.1Pa・s以下の粘度のものが
好適に採用される。また、流体の封入は、本体ゴム弾性
体16の一体加硫成形品に対する仕切部材40とダイヤ
フラム42の組み付けを、かかる非圧縮性流体中で行う
こと等によって容易に為され得る。
が、仕切部材40によって、筒金具22側と底金具23
側とに仕切られており、以て、筒金具22内には、軸方
向両側の開口が本体ゴム弾性体16と仕切部材40で閉
塞されることによって、内部に非圧縮性流体が封入され
た受圧室46が画成されている。また、底金具23内
は、更に、ダイヤフラム42によって、開口部側と底部
側とに流体密に二分されており、以て、ダイヤフラム4
2と仕切部材40の間に、受圧室46と同じ非圧縮性流
体が封入された平衡室48が画成されている一方、ダイ
ヤフラム42を挟んで平衡室48と反対側には、ダイヤ
フラム42の変形を許容する空気室50が画成されてい
る。なお、封入流体としては、水やアルキレングリコー
ル,ポリアルキレングリコール,シリコーン油等が採用
可能であり、特に、流体共振作用に基づく防振効果を有
効に得るためには、0.1Pa・s以下の粘度のものが
好適に採用される。また、流体の封入は、本体ゴム弾性
体16の一体加硫成形品に対する仕切部材40とダイヤ
フラム42の組み付けを、かかる非圧縮性流体中で行う
こと等によって容易に為され得る。
【0025】また、受圧室46の内部には、補助ゴム弾
性体52が収容せしめられ、本体ゴム弾性体16と同軸
上に配設されている。この補助ゴム弾性体52は、本体
ゴム弾性体16と略同様、大径側端面に開口する凹所5
4を有する略中空の円錐台形状とされており、本体ゴム
弾性体16よりも一回り小さな外形寸法を有している。
更に、補助ゴム弾性体52の大径側端部外周面には、仕
切部材40の上面に重ね合わされた円環板形状の固定金
具56の中央孔の周縁部から上方に向かって突設され
た、上方に向かって拡径するテーパ状筒部58が加硫接
着されている。そして、この固定金具56の外周縁部
が、仕切部材40の外周縁部と共に、第二の取付金具1
4で固定的に挟持されることにより、かかる固定金具5
6が仕切部材40の上面に密接して重ね合わされてい
る。
性体52が収容せしめられ、本体ゴム弾性体16と同軸
上に配設されている。この補助ゴム弾性体52は、本体
ゴム弾性体16と略同様、大径側端面に開口する凹所5
4を有する略中空の円錐台形状とされており、本体ゴム
弾性体16よりも一回り小さな外形寸法を有している。
更に、補助ゴム弾性体52の大径側端部外周面には、仕
切部材40の上面に重ね合わされた円環板形状の固定金
具56の中央孔の周縁部から上方に向かって突設され
た、上方に向かって拡径するテーパ状筒部58が加硫接
着されている。そして、この固定金具56の外周縁部
が、仕切部材40の外周縁部と共に、第二の取付金具1
4で固定的に挟持されることにより、かかる固定金具5
6が仕切部材40の上面に密接して重ね合わされてい
る。
【0026】要するに、補助ゴム弾性体52は、その凹
所54を含む中空内部が、固定金具56の中央孔を通じ
て下方に開口せしめられており、固定金具56の中央孔
が仕切部材40で流体密に閉塞されることによって、補
助ゴム弾性体52の中空内部の開口が覆蓋されているの
である。また、それによって、受圧室46が、補助ゴム
弾性体52によって流体密に仕切られており、以て、補
助ゴム弾性体52の外側に位置し、壁部の一部が本体ゴ
ム弾性体16で構成された第一の受圧室60と、補助ゴ
ム弾性体52の内側に位置し、壁部の一部が補助ゴム弾
性体52で構成された第二の受圧室62が形成されてい
る。
所54を含む中空内部が、固定金具56の中央孔を通じ
て下方に開口せしめられており、固定金具56の中央孔
が仕切部材40で流体密に閉塞されることによって、補
助ゴム弾性体52の中空内部の開口が覆蓋されているの
である。また、それによって、受圧室46が、補助ゴム
弾性体52によって流体密に仕切られており、以て、補
助ゴム弾性体52の外側に位置し、壁部の一部が本体ゴ
ム弾性体16で構成された第一の受圧室60と、補助ゴ
ム弾性体52の内側に位置し、壁部の一部が補助ゴム弾
性体52で構成された第二の受圧室62が形成されてい
る。
【0027】また、補助ゴム弾性体52の中央部分に
は、支持金具64が埋設固着されている。この支持金具
64は、補助ゴム弾性体52の中心軸上を下方に延びて
第二の受圧室62内に突出する支持軸66を有してお
り、該支持軸66の先端部に対して、円板形状を有する
第二の傘部材としての傘金具68がかしめ固定されて支
持されている。傘金具68は、第二の受圧室62の内径
寸法よりも小さな外径寸法を有しており、軸直角方向に
広がって第二の受圧室62を上下両側に分割するように
して配設されていることにより、傘金具68の外周面と
第二の受圧室62の内周面の間において、円環形状の第
二の狭窄流路としての狭窄通路70が形成されている。
は、支持金具64が埋設固着されている。この支持金具
64は、補助ゴム弾性体52の中心軸上を下方に延びて
第二の受圧室62内に突出する支持軸66を有してお
り、該支持軸66の先端部に対して、円板形状を有する
第二の傘部材としての傘金具68がかしめ固定されて支
持されている。傘金具68は、第二の受圧室62の内径
寸法よりも小さな外径寸法を有しており、軸直角方向に
広がって第二の受圧室62を上下両側に分割するように
して配設されていることにより、傘金具68の外周面と
第二の受圧室62の内周面の間において、円環形状の第
二の狭窄流路としての狭窄通路70が形成されている。
【0028】更にまた、補助ゴム弾性体52は、その小
径側端面が本体ゴム弾性体16にまで達しない高さ寸法
で形成されており、本体ゴム弾性体16から離隔して配
設されているが、マウント装着状態下でパワーユニット
支持荷重が入力されて本体ゴム弾性体16が圧縮変形せ
しめられると、図3に示されているように、本体ゴム弾
性体16の中央部分が下方に変位して補助ゴム弾性体5
2の小径側端面に対して圧接せしめられ、補助ゴム弾性
体52の中央部分が下方に押し下げられるようになって
いる。それにより、本体ゴム弾性体16と補助ゴム弾性
体52の各中央部分が、それら両ゴム弾性体16,52
の弾性力に基づいて密着状態に保持されて、一体的に変
位せしめられるようになっている。なお、図3に示され
ているように、マウント装着状態下では、第一の受圧室
60が、環状形態とされて、補助ゴム弾性体52の周囲
を取り囲むようになっている。
径側端面が本体ゴム弾性体16にまで達しない高さ寸法
で形成されており、本体ゴム弾性体16から離隔して配
設されているが、マウント装着状態下でパワーユニット
支持荷重が入力されて本体ゴム弾性体16が圧縮変形せ
しめられると、図3に示されているように、本体ゴム弾
性体16の中央部分が下方に変位して補助ゴム弾性体5
2の小径側端面に対して圧接せしめられ、補助ゴム弾性
体52の中央部分が下方に押し下げられるようになって
いる。それにより、本体ゴム弾性体16と補助ゴム弾性
体52の各中央部分が、それら両ゴム弾性体16,52
の弾性力に基づいて密着状態に保持されて、一体的に変
位せしめられるようになっている。なお、図3に示され
ているように、マウント装着状態下では、第一の受圧室
60が、環状形態とされて、補助ゴム弾性体52の周囲
を取り囲むようになっている。
【0029】また、補助ゴム弾性体52の中央部分に埋
設配置された支持金具64の上面は、平坦面とされてい
ると共に、その面上に薄肉の緩衝ゴム層74が形成され
ている。そして、マウント装着状態下において、この支
持金具64の上面が、本体ゴム弾性体16に固着された
保持金具20の底壁部に対して、緩衝ゴム層38,74
を介して当接されることにより、本体ゴム弾性体16と
補助ゴム弾性体52の各中央部分における当接状態が有
利に且つ安定して維持されるようになっている。更に、
支持金具64の外周面には、補助ゴム弾性体52内に埋
設された部分において、固定金具56のテーパ筒状部5
8に対して対向位置する逆テーパ面72が形成されてい
る。それにより、本体ゴム弾性体16の当接によってパ
ワーユニット支持荷重が補助ゴム弾性体52に及ぼされ
た際、補助ゴム弾性体52に対して圧縮変形が有効に生
ぜしめられるようになっている。
設配置された支持金具64の上面は、平坦面とされてい
ると共に、その面上に薄肉の緩衝ゴム層74が形成され
ている。そして、マウント装着状態下において、この支
持金具64の上面が、本体ゴム弾性体16に固着された
保持金具20の底壁部に対して、緩衝ゴム層38,74
を介して当接されることにより、本体ゴム弾性体16と
補助ゴム弾性体52の各中央部分における当接状態が有
利に且つ安定して維持されるようになっている。更に、
支持金具64の外周面には、補助ゴム弾性体52内に埋
設された部分において、固定金具56のテーパ筒状部5
8に対して対向位置する逆テーパ面72が形成されてい
る。それにより、本体ゴム弾性体16の当接によってパ
ワーユニット支持荷重が補助ゴム弾性体52に及ぼされ
た際、補助ゴム弾性体52に対して圧縮変形が有効に生
ぜしめられるようになっている。
【0030】また一方、仕切部材40は、金属や合成樹
脂等の剛性材で形成された厚肉円板形状の仕切板76に
対して、薄肉円板形状の蓋板78が重ね合わされて固着
されている構造とされている。仕切板76は、図4及び
図5にも示されているように、周方向の略半分に亘る部
分において、上面に開口し、中央部分から外周側に向か
って周方向に蛇行してつづら折り状に延びる凹溝80を
有している。また、凹溝80が形成されていない、他半
分の部分には、上面に開口する略矩形状の収容凹所82
が形成されている。更にまた、仕切板76の中央部分に
は、下面に突出する中央突部84が一体形成されている
と共に、該中央突部84内を径方向に貫通して延びる貫
通孔86が設けられている一方、仕切板76の中心部に
は、上面に開口して下方に延びる中央穴88が形成され
ており、この中央穴88の下端が貫通孔86に接続され
ている。
脂等の剛性材で形成された厚肉円板形状の仕切板76に
対して、薄肉円板形状の蓋板78が重ね合わされて固着
されている構造とされている。仕切板76は、図4及び
図5にも示されているように、周方向の略半分に亘る部
分において、上面に開口し、中央部分から外周側に向か
って周方向に蛇行してつづら折り状に延びる凹溝80を
有している。また、凹溝80が形成されていない、他半
分の部分には、上面に開口する略矩形状の収容凹所82
が形成されている。更にまた、仕切板76の中央部分に
は、下面に突出する中央突部84が一体形成されている
と共に、該中央突部84内を径方向に貫通して延びる貫
通孔86が設けられている一方、仕切板76の中心部に
は、上面に開口して下方に延びる中央穴88が形成され
ており、この中央穴88の下端が貫通孔86に接続され
ている。
【0031】そして、凹溝80が蓋板78で覆蓋される
ことにより、両端部が連通孔92,94を通じて第一の
受圧室60と平衡室48に接続されて、それら第一の受
圧室60と平衡室48を相互に連通する第一のオリフィ
ス通路96が形成されている。また、中央穴88が、そ
の一方の開口部において、蓋板78に設けられた連通孔
98を通じて第二の受圧室62に接続されると共に、そ
の他方の開口部において、貫通孔86を介して平衡室4
8に接続されており、以て、それら第二の受圧室62と
平衡室48を相互に連通する第二のオリフィス通路10
0が形成されている。更にまた、収容凹所82には、平
板形状の弾性ゴム板102が、外周部分において嵌着支
持されて収容配置されていると共に、収容凹所82の開
口が蓋板78で覆蓋されており、かかる弾性ゴム板10
2の中央部分における弾性変形が所定量だけ許容される
ようになっている。また、収容凹所82の底壁部と、蓋
板78における収容凹所82の覆蓋部には、それぞれ連
通孔106,104が形成されており、これらの連通孔
104,106を通じて、弾性ゴム板102の上面およ
び下面に、第一の受圧室60および平衡室48の内圧が
及ぼされるようになっている。なお、蓋板78上に重ね
合わされた固定金具56にも、蓋板78における連通孔
92,104に対応する位置に、それぞれ連通孔が貫設
されている。
ことにより、両端部が連通孔92,94を通じて第一の
受圧室60と平衡室48に接続されて、それら第一の受
圧室60と平衡室48を相互に連通する第一のオリフィ
ス通路96が形成されている。また、中央穴88が、そ
の一方の開口部において、蓋板78に設けられた連通孔
98を通じて第二の受圧室62に接続されると共に、そ
の他方の開口部において、貫通孔86を介して平衡室4
8に接続されており、以て、それら第二の受圧室62と
平衡室48を相互に連通する第二のオリフィス通路10
0が形成されている。更にまた、収容凹所82には、平
板形状の弾性ゴム板102が、外周部分において嵌着支
持されて収容配置されていると共に、収容凹所82の開
口が蓋板78で覆蓋されており、かかる弾性ゴム板10
2の中央部分における弾性変形が所定量だけ許容される
ようになっている。また、収容凹所82の底壁部と、蓋
板78における収容凹所82の覆蓋部には、それぞれ連
通孔106,104が形成されており、これらの連通孔
104,106を通じて、弾性ゴム板102の上面およ
び下面に、第一の受圧室60および平衡室48の内圧が
及ぼされるようになっている。なお、蓋板78上に重ね
合わされた固定金具56にも、蓋板78における連通孔
92,104に対応する位置に、それぞれ連通孔が貫設
されている。
【0032】上述の如き構造とされたエンジンマウント
10においては、図3に示されている如き車両への装着
状態下、第一の取付金具12と第二の取付金具14の間
に軸方向(上下方向)の振動荷重が入力されると、本体
ゴム弾性体16と補助ゴム弾性体52が共に弾性変形せ
しめられることにより、第一の受圧室60と第二の受圧
室62に対して、それぞれ、圧力変動が惹起されて、平
衡室48との間に圧力差が生ぜしめられる。それによ
り、第一の受圧室60と平衡室48の間で、第一のオリ
フィス通路96を通じての流体流動が生ぜしめられると
共に、弾性ゴム板102の弾性変形に基づいて、該弾性
ゴム板102の弾性変形量に対応した量だけ、収容凹所
82を通じての流体流動が生ぜしめられる。また、第二
の受圧室62と平衡室48の間では、第二のオリフィス
通路100を通じての流体流動が生ぜしめられる。更に
また、第二の受圧室62内では、傘金具68が上下方向
に加振変位せしめられることにより、狭窄通路70を通
じての流体流動が生ぜしめられる。
10においては、図3に示されている如き車両への装着
状態下、第一の取付金具12と第二の取付金具14の間
に軸方向(上下方向)の振動荷重が入力されると、本体
ゴム弾性体16と補助ゴム弾性体52が共に弾性変形せ
しめられることにより、第一の受圧室60と第二の受圧
室62に対して、それぞれ、圧力変動が惹起されて、平
衡室48との間に圧力差が生ぜしめられる。それによ
り、第一の受圧室60と平衡室48の間で、第一のオリ
フィス通路96を通じての流体流動が生ぜしめられると
共に、弾性ゴム板102の弾性変形に基づいて、該弾性
ゴム板102の弾性変形量に対応した量だけ、収容凹所
82を通じての流体流動が生ぜしめられる。また、第二
の受圧室62と平衡室48の間では、第二のオリフィス
通路100を通じての流体流動が生ぜしめられる。更に
また、第二の受圧室62内では、傘金具68が上下方向
に加振変位せしめられることにより、狭窄通路70を通
じての流体流動が生ぜしめられる。
【0033】従って、これら流体流動が生ぜしめられる
第一のオリフィス通路96,第二のオリフィス通路10
0,収容凹所82および狭窄通路70において、流路長
さ流路断面積等を、第一及び第二の受圧室60,62の
壁ばね剛性や封入流体の粘度等を考慮して適当に設定す
ることにより、それら各流路96,100,82,70
を通じて流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、
各種の入力振動に対して有効な防振効果を得ることが出
来るのである。
第一のオリフィス通路96,第二のオリフィス通路10
0,収容凹所82および狭窄通路70において、流路長
さ流路断面積等を、第一及び第二の受圧室60,62の
壁ばね剛性や封入流体の粘度等を考慮して適当に設定す
ることにより、それら各流路96,100,82,70
を通じて流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、
各種の入力振動に対して有効な防振効果を得ることが出
来るのである。
【0034】より具体的には、例えば、第一のオリフィ
ス通路96を流通する流体の共振作用に基づいてシェイ
ク等の低周波数域の入力振動に対して高減衰効果が発揮
されるようにチューニングすると共に、第二のオリフィ
ス通路100を流通する流体の共振作用に基づいてアイ
ドル振動等の中周波数域の入力振動に対して低動ばね効
果が発揮されるようにチューニングし、また、収容凹所
82を流通する流体の共振作用に基づいてこもり音等の
高周波数域の入力振動に対して低動ばね効果が発揮され
るように弾性ゴム板102のばね特性等をチューニング
し、更に、狭窄通路70を流通する流体の共振作用に基
づいて加速騒音等のより高周波数域の入力振動に対して
低動ばね効果が発揮されるようにチューニングすること
が可能であり、それによって、低周波数域から高周波数
域に亘る多種類の入力振動に対して、極めて有効な防振
効果を得ることが出来るのである。
ス通路96を流通する流体の共振作用に基づいてシェイ
ク等の低周波数域の入力振動に対して高減衰効果が発揮
されるようにチューニングすると共に、第二のオリフィ
ス通路100を流通する流体の共振作用に基づいてアイ
ドル振動等の中周波数域の入力振動に対して低動ばね効
果が発揮されるようにチューニングし、また、収容凹所
82を流通する流体の共振作用に基づいてこもり音等の
高周波数域の入力振動に対して低動ばね効果が発揮され
るように弾性ゴム板102のばね特性等をチューニング
し、更に、狭窄通路70を流通する流体の共振作用に基
づいて加速騒音等のより高周波数域の入力振動に対して
低動ばね効果が発揮されるようにチューニングすること
が可能であり、それによって、低周波数域から高周波数
域に亘る多種類の入力振動に対して、極めて有効な防振
効果を得ることが出来るのである。
【0035】なお、第一のオリフィス通路96と収容凹
所82は、何れも、常時、連通状態にあるが、収容凹所
82を通じての流体流通量が、弾性ゴム板102によっ
て制限されることから、第一のオリフィス通路96によ
る低周波大振幅振動に対する防振効果と、収容凹所82
による高周波小振幅振動に対する防振効果とが、何れも
有効に発揮され得る。また、このことから明らかなよう
に、本実施形態では、収容凹所82とそこに配設された
弾性ゴム板102によって液圧吸収機構が構成されてい
る。
所82は、何れも、常時、連通状態にあるが、収容凹所
82を通じての流体流通量が、弾性ゴム板102によっ
て制限されることから、第一のオリフィス通路96によ
る低周波大振幅振動に対する防振効果と、収容凹所82
による高周波小振幅振動に対する防振効果とが、何れも
有効に発揮され得る。また、このことから明らかなよう
に、本実施形態では、収容凹所82とそこに配設された
弾性ゴム板102によって液圧吸収機構が構成されてい
る。
【0036】ここにおいて、かかるエンジンマウント1
0においては、第一の受圧室60と第二の受圧室62
が、補助ゴム弾性体52で仕切られて、互いに独立して
形成されており、振動入力時に、第一及び第二の受圧室
60,62に対して、それぞれ、内圧変動が独立的に生
ぜしめられると共に、それら第一及び第二の受圧室6
0,62に生ぜしめられる内圧変動が、他方の受圧室6
2,60に接続されたオリフィス通路100,96や収
容凹所82を通じての流体流動によって吸収されること
が有利に軽減乃至は防止される。それ故、振動入力時
に、第一のオリフィス通路96と第二のオリフィス通路
100の何れにおいても、流体流動量が有利に確保され
得て、各オリフィス通路96,100がチューニングさ
れた周波数域の振動に対して、それぞれ、流体の共振作
用に基づく防振効果が有効に発揮されるのである。
0においては、第一の受圧室60と第二の受圧室62
が、補助ゴム弾性体52で仕切られて、互いに独立して
形成されており、振動入力時に、第一及び第二の受圧室
60,62に対して、それぞれ、内圧変動が独立的に生
ぜしめられると共に、それら第一及び第二の受圧室6
0,62に生ぜしめられる内圧変動が、他方の受圧室6
2,60に接続されたオリフィス通路100,96や収
容凹所82を通じての流体流動によって吸収されること
が有利に軽減乃至は防止される。それ故、振動入力時
に、第一のオリフィス通路96と第二のオリフィス通路
100の何れにおいても、流体流動量が有利に確保され
得て、各オリフィス通路96,100がチューニングさ
れた周波数域の振動に対して、それぞれ、流体の共振作
用に基づく防振効果が有効に発揮されるのである。
【0037】また、かかるエンジンマウント10では、
第一のオリフィス通路96が接続された第一の受圧室6
0と、第二のオリフィス通路100が接続された第二の
受圧室62が、互いに独立して形成されており、それら
各受圧室60,62に対して内圧変動が独立的に生ぜし
められるようになっていることから、オリフィス通路9
6,100を切り換えるための切換弁や弁駆動手段等を
配設することなく、何れのオリフィス通路96,100
においても流体流動が有効に生ぜしめられるのであり、
それ故、二つのオリフィス通路96,100による防振
効果が互いに異なる周波数域の入力振動に対して有効に
発揮されるマウントが、簡単な構造とコンパクトなサイ
ズをもって有利に実現され得るのである。
第一のオリフィス通路96が接続された第一の受圧室6
0と、第二のオリフィス通路100が接続された第二の
受圧室62が、互いに独立して形成されており、それら
各受圧室60,62に対して内圧変動が独立的に生ぜし
められるようになっていることから、オリフィス通路9
6,100を切り換えるための切換弁や弁駆動手段等を
配設することなく、何れのオリフィス通路96,100
においても流体流動が有効に生ぜしめられるのであり、
それ故、二つのオリフィス通路96,100による防振
効果が互いに異なる周波数域の入力振動に対して有効に
発揮されるマウントが、簡単な構造とコンパクトなサイ
ズをもって有利に実現され得るのである。
【0038】さらに、本実施形態のエンジンマウント1
0においては、パワーユニット支持荷重が入力されて本
体ゴム弾性体16が所定量だけ弾性変形せしめられた際
に、初めて、補助ゴム弾性体52に本体ゴム弾性体16
が当接して補助ゴム弾性体52に外力が及ぼされるよう
になっていることから、補助ゴム弾性体52の弾性変形
量が軽減されるのであり、その耐久性が有利に確保され
るといった利点もある。特に、補助ゴム弾性体52は、
本体ゴム弾性体16よりも自由長が小さいことから、パ
ワーユニットの支持荷重による変形に伴う発生応力が大
きくなり易いが、上述の如き構造とすることにより、本
体ゴム弾性体16との荷重分担比率を小さく出来、耐久
性を有利に確保することが可能となるのである。
0においては、パワーユニット支持荷重が入力されて本
体ゴム弾性体16が所定量だけ弾性変形せしめられた際
に、初めて、補助ゴム弾性体52に本体ゴム弾性体16
が当接して補助ゴム弾性体52に外力が及ぼされるよう
になっていることから、補助ゴム弾性体52の弾性変形
量が軽減されるのであり、その耐久性が有利に確保され
るといった利点もある。特に、補助ゴム弾性体52は、
本体ゴム弾性体16よりも自由長が小さいことから、パ
ワーユニットの支持荷重による変形に伴う発生応力が大
きくなり易いが、上述の如き構造とすることにより、本
体ゴム弾性体16との荷重分担比率を小さく出来、耐久
性を有利に確保することが可能となるのである。
【0039】以上、本発明の一実施形態について詳述し
てきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる実施形態のものに限定して解釈されるものではな
い。
てきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる実施形態のものに限定して解釈されるものではな
い。
【0040】例えば、図6に示されているように、支持
金具64に対して、補助ゴム弾性体52の中心軸上を上
方に延びて第一の受圧室60内に突出する支持軸110
を一体形成すると共に、この支持軸110の先端部に対
して、円板形状を有する第一の傘部材としての傘金具1
12をかしめ固定して支持せしめて、該傘金具112
を、第一の受圧室60内を上下両側に分割するように軸
直角方向に広がって配設せしめることにより、第一の受
圧室60内において、傘金具112の外周面と第一の受
圧室60の内周面の間において、円環形状の第一の狭窄
流路としての狭窄通路114を形成することも可能であ
る。このような傘金具112は、図中に仮想線で示され
ているように、マウント装着状態下で、本体ゴム弾性体
16が補助ゴム弾性体52に当接せしめられることによ
り、第一の取付金具12からの入力振動が及ぼされて、
第一の受圧室60内で軸方向に振動変位せしめられ、そ
れに伴って、狭窄通路114を通じての流体流動が生ぜ
しめられることとなる。それ故、かかる狭窄通路114
の大きさを適当にチューニングすることにより、該狭窄
通路114を流動せしめられる流体の共振作用に基づい
て、所定の周波数域の入力振動に対して有効な防振効果
を得ることが出来るのでる。なお、このような傘金具1
12は、前記実施形態に示された第二の傘部材としての
傘金具68に代えて採用する他、傘金具68と共に採用
することも可能であり、両狭窄流路70,114に対し
て、互いに異なるチューニングを施すことも、勿論可能
である。
金具64に対して、補助ゴム弾性体52の中心軸上を上
方に延びて第一の受圧室60内に突出する支持軸110
を一体形成すると共に、この支持軸110の先端部に対
して、円板形状を有する第一の傘部材としての傘金具1
12をかしめ固定して支持せしめて、該傘金具112
を、第一の受圧室60内を上下両側に分割するように軸
直角方向に広がって配設せしめることにより、第一の受
圧室60内において、傘金具112の外周面と第一の受
圧室60の内周面の間において、円環形状の第一の狭窄
流路としての狭窄通路114を形成することも可能であ
る。このような傘金具112は、図中に仮想線で示され
ているように、マウント装着状態下で、本体ゴム弾性体
16が補助ゴム弾性体52に当接せしめられることによ
り、第一の取付金具12からの入力振動が及ぼされて、
第一の受圧室60内で軸方向に振動変位せしめられ、そ
れに伴って、狭窄通路114を通じての流体流動が生ぜ
しめられることとなる。それ故、かかる狭窄通路114
の大きさを適当にチューニングすることにより、該狭窄
通路114を流動せしめられる流体の共振作用に基づい
て、所定の周波数域の入力振動に対して有効な防振効果
を得ることが出来るのでる。なお、このような傘金具1
12は、前記実施形態に示された第二の傘部材としての
傘金具68に代えて採用する他、傘金具68と共に採用
することも可能であり、両狭窄流路70,114に対し
て、互いに異なるチューニングを施すことも、勿論可能
である。
【0041】また、第一の受圧室60内に傘金具114
を配設するに際しては、例えば、第一の取付金具12か
ら軸方向に延びて第一の受圧室60に突出する支持軸に
よって、かかる傘金具114を、本体ゴム弾性体16側
で支持せしめることも可能である。
を配設するに際しては、例えば、第一の取付金具12か
ら軸方向に延びて第一の受圧室60に突出する支持軸に
よって、かかる傘金具114を、本体ゴム弾性体16側
で支持せしめることも可能である。
【0042】さらに、弾性ゴム板102を含む液圧吸収
機構も、前記実施形態では、第一の受圧室60と平衡室
48の間に設けられていたが、それに加えて、或いはそ
れに代えて、そのような液圧吸収機構を、第二の受圧室
62と平衡室48の間に設けることも可能である。
機構も、前記実施形態では、第一の受圧室60と平衡室
48の間に設けられていたが、それに加えて、或いはそ
れに代えて、そのような液圧吸収機構を、第二の受圧室
62と平衡室48の間に設けることも可能である。
【0043】尤も、このような傘金具68,112や、
液圧吸収機構102,82は、マウントに要求される防
振特定等に応じて適宜に採用されるものであって、必ず
しも設ける必要はない。なお、傘部材を採用しない場合
でも、図7に示されているように、補助ゴム弾性体52
の中央部分には、支持金具116を埋設配置することが
望ましく、それによって、マウント装着状態下で、補助
ゴム弾性体52と本,対ゴム弾性体16が、当接状態に
一層有利に維持され得る。
液圧吸収機構102,82は、マウントに要求される防
振特定等に応じて適宜に採用されるものであって、必ず
しも設ける必要はない。なお、傘部材を採用しない場合
でも、図7に示されているように、補助ゴム弾性体52
の中央部分には、支持金具116を埋設配置することが
望ましく、それによって、マウント装着状態下で、補助
ゴム弾性体52と本,対ゴム弾性体16が、当接状態に
一層有利に維持され得る。
【0044】また、第一及び第二のオリフィス通路9
6,100の具体的構造や長さ,断面積等は、マウント
構造や要求特性等に応じて適宜に変更されるものであっ
て、何等限定されるものでない。
6,100の具体的構造や長さ,断面積等は、マウント
構造や要求特性等に応じて適宜に変更されるものであっ
て、何等限定されるものでない。
【0045】更にまた、補助ゴム弾性体52の中央部分
を本体ゴム弾性体16の中央部分に対して、予め固定し
て一体的に連結せしめる一方、補助ゴム弾性体52の外
周側の下端面を、仕切部材40に対して軸方向に離隔し
て対向配置せしめて、マウント装着状態下でパワーユニ
ット支持荷重が入力された際、補助ゴム弾性体52の外
周側下端面が仕切部材40に当接されて流体密に密着さ
れた状態に維持されるようにすることも、可能である。
を本体ゴム弾性体16の中央部分に対して、予め固定し
て一体的に連結せしめる一方、補助ゴム弾性体52の外
周側の下端面を、仕切部材40に対して軸方向に離隔し
て対向配置せしめて、マウント装着状態下でパワーユニ
ット支持荷重が入力された際、補助ゴム弾性体52の外
周側下端面が仕切部材40に当接されて流体密に密着さ
れた状態に維持されるようにすることも、可能である。
【0046】さらに、補助ゴム弾性体52の外周側下端
面を、前記実施形態に示されているように、予め仕切部
材40に対して密接固定する一方、補助ゴム弾性体52
の中央部分も、予め本体ゴム弾性体16の中央部分に固
定した構造を採用しても良い。特に、このような構造
は、支持荷重の小さい場合や支持荷重が及ぼされない場
合等において有効である。
面を、前記実施形態に示されているように、予め仕切部
材40に対して密接固定する一方、補助ゴム弾性体52
の中央部分も、予め本体ゴム弾性体16の中央部分に固
定した構造を採用しても良い。特に、このような構造
は、支持荷重の小さい場合や支持荷重が及ぼされない場
合等において有効である。
【0047】また、第一のオリフィス通路96と第二の
オリフィス通路100の少なくとも一方、好適には高周
波側にチューニングされた方のオリフィス通路に対し
て、流体流動量を制限する流量制限手段を設けても良
い。かかる流量制限手段を設けて一方のオリフィス通路
を通じての流体流動量を制限することにより、他方のオ
リフィス通路を通じての流体流動量の更なる増大が図ら
れ得ることから、該他方のオリフィス通路を通じて流動
せしめられる流体の流動作用に基づく防振効果の更なる
向上を図ることが可能となる。なお、流量制限手段とし
ては、例えば、一定量の変位が許容される可動部材をオ
リフィス通路に配設すること等によって、より具体的に
は、例えば前記実施形態における液圧吸収機構と略同様
な構造のオリフィス通路を採用すること等によって、有
利に実現され得る。
オリフィス通路100の少なくとも一方、好適には高周
波側にチューニングされた方のオリフィス通路に対し
て、流体流動量を制限する流量制限手段を設けても良
い。かかる流量制限手段を設けて一方のオリフィス通路
を通じての流体流動量を制限することにより、他方のオ
リフィス通路を通じての流体流動量の更なる増大が図ら
れ得ることから、該他方のオリフィス通路を通じて流動
せしめられる流体の流動作用に基づく防振効果の更なる
向上を図ることが可能となる。なお、流量制限手段とし
ては、例えば、一定量の変位が許容される可動部材をオ
リフィス通路に配設すること等によって、より具体的に
は、例えば前記実施形態における液圧吸収機構と略同様
な構造のオリフィス通路を採用すること等によって、有
利に実現され得る。
【0048】加えて、前記実施形態では、本発明を自動
車用エンジンマウントに適用したものの一具体例につい
て説明したが、本発明は、その他、自動車或いは自動車
以外の装置に採用される各種の防振支持体乃至は防振連
結体としての各種のマウント装置に対しても、同様に適
用可能であることは、勿論である。
車用エンジンマウントに適用したものの一具体例につい
て説明したが、本発明は、その他、自動車或いは自動車
以外の装置に採用される各種の防振支持体乃至は防振連
結体としての各種のマウント装置に対しても、同様に適
用可能であることは、勿論である。
【0049】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【0050】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた流体封入式マウント装置において
は、第一の受圧室と第二の受圧室が、補助ゴム弾性体で
仕切られて、互いに独立して形成されており、本体ゴム
弾性体と補助ゴム弾性体の弾性変形に基づいて、それら
第一の受圧室と第二の受圧室に独立的な圧力変化が生ぜ
しめられることから、第一の受圧室に接続された第一の
オリフィス通路と第二の受圧室に接続された第二のオリ
フィス通路の何れにおいても、有効な流体流動量が確保
され得て、各オリフィス通路のチューニング周波数の振
動に対して、それぞれ、流体の流動作用による有効な防
振効果が発揮され得るのである。
に従う構造とされた流体封入式マウント装置において
は、第一の受圧室と第二の受圧室が、補助ゴム弾性体で
仕切られて、互いに独立して形成されており、本体ゴム
弾性体と補助ゴム弾性体の弾性変形に基づいて、それら
第一の受圧室と第二の受圧室に独立的な圧力変化が生ぜ
しめられることから、第一の受圧室に接続された第一の
オリフィス通路と第二の受圧室に接続された第二のオリ
フィス通路の何れにおいても、有効な流体流動量が確保
され得て、各オリフィス通路のチューニング周波数の振
動に対して、それぞれ、流体の流動作用による有効な防
振効果が発揮され得るのである。
【0051】しかも、かかる流体封入式マウント装置に
おいては、装置内部にオリフィス通路の切換弁や弁体駆
動手段等を組み込む必要がないことから、互いに異なる
チューニングが施された複数のオリフィス通路によって
複数の周波数域の入力振動に対して有効な防振効果が発
揮され得るマウント装置が、簡単な構造とコンパクトな
サイズをもって有利に実現され得るのである。
おいては、装置内部にオリフィス通路の切換弁や弁体駆
動手段等を組み込む必要がないことから、互いに異なる
チューニングが施された複数のオリフィス通路によって
複数の周波数域の入力振動に対して有効な防振効果が発
揮され得るマウント装置が、簡単な構造とコンパクトな
サイズをもって有利に実現され得るのである。
【図1】本発明の一実施形態としてのエンジンマウント
を示す縦断面図であって、図2におけるI−I断面に相
当する図である。
を示す縦断面図であって、図2におけるI−I断面に相
当する図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1に示されたエンジンマウントの車両への装
着状態を示す、図1に対応した縦断面説明図である。
着状態を示す、図1に対応した縦断面説明図である。
【図4】図1に示されたエンジンマウントを構成する仕
切板を示す平面図である。
切板を示す平面図である。
【図5】図4に示された仕切板の底面図である。
【図6】本発明の別の実施形態のとしてのエンジンマウ
ントの要部を示す縦断面説明図である。
ントの要部を示す縦断面説明図である。
【図7】本発明の更に別の実施形態としてのエンジンマ
ウントの要部を示す縦断面説明図である。
ウントの要部を示す縦断面説明図である。
10 エンジンマウント 12 第一の取付金具 14 第二の取付金具 16 本体ゴム弾性体 40 仕切部材 42 ダイヤフラム 46 受圧室 48 平衡室 52 補助ゴム弾性体 60 第一の受圧室 62 第二の受圧室 96 第一のオリフィス通路 100 第二のオリフィス通路
Claims (7)
- 【請求項1】 防振連結される一方の部材に取り付けら
れる第一の取付部材が、防振連結される他方の部材に取
り付けられる第二の取付部材における筒状部の開口部側
に離間配置されて、該開口部を流体密に閉塞する本体ゴ
ム弾性体の中央部分に固着されることにより、それら第
一の取付部材と第二の取付部材が該本体ゴム弾性体で弾
性的に連結されている一方、該第二の取付部材によって
支持されて該筒状部内に配された仕切部材を挟んだ両側
に、振動入力時に前記本体ゴム弾性体の弾性変形に伴う
圧力変化が生ぜしめられる受圧室と、壁部の一部が可撓
性膜で構成されることにより容積変化が容易に許容され
る平衡室が形成されて、それら受圧室と平衡室に非圧縮
性流体が封入されていると共に、それら受圧室と平衡室
を相互に連通するオリフィス通路が形成されている流体
封入式マウント装置において、 前記本体ゴム弾性体よりも小さい中空形状の補助ゴム弾
性体が、前記受圧室の内部中央で前記仕切部材に向かっ
て開口するように配設せしめられ、少なくとも前記防振
連結される両部材間に装着されて支持荷重が及ぼされた
状態下で、該補助ゴム弾性体の中央部分が前記本体ゴム
弾性体の中央部分と一体的に変位せしめられるようにさ
れると共に、該補助ゴム弾性体の開口部分が前記仕切部
材に対して流体密に取り付けられることにより、かかる
受圧室が該補助ゴム弾性体で仕切られて、該補助ゴム弾
性体の外側に位置する第一の受圧室と内側に位置する第
二の受圧室が画成されるようになっている一方、前記オ
リフィス通路として、該第一の受圧室を前記平衡室に連
通する第一のオリフィス通路と、該第二の受圧室を前記
平衡室に連通する第二のオリフィス通路が形成されてい
ることを特徴とする流体封入式マウント装置。 - 【請求項2】 前記補助ゴム弾性体が、その開口部分に
おいて、前記仕切部材に流体密に固着されていると共
に、前記本体ゴム弾性体から離隔して配設されており、
前記支持荷重にて該本体ゴム弾性体が弾性変形せしめら
れることによって、該本体ゴム弾性体の中央部分が該補
助ゴム弾性体の中央部分に対する当接状態に維持せしめ
られるようになっている請求項1に記載の流体封入式マ
ウント装置。 - 【請求項3】 前記本体ゴム弾性体が当接せしめられる
前記補助ゴム弾性体の中央部分に対して硬質の当接部材
が固着配置されている請求項2に記載の流体封入式マウ
ント装置。 - 【請求項4】 前記第一のオリフィス通路よりも前記第
二のオリフィス通路の方が高周波数域にチューニングさ
れている請求項1乃至3の何れかに記載の流体封入式マ
ウント装置。 - 【請求項5】 前記第一の受圧室内に配設されて振動入
力方向に直角な方向に広がり、該第一の受圧室の内周面
との間に環状の第一の狭窄流路を形成する第一の傘部材
が、前記本体ゴム弾性体または前記補助ゴム弾性体にお
ける中央部分によって支持されている請求項1乃至4の
何れかに記載の流体封入式マウント装置。 - 【請求項6】 前記第二の受圧室内に配設されて振動入
力方向に直角な方向に広がり、該第二の受圧室の内周面
との間に環状の第二の狭窄流路を形成する第二の傘部材
が、前記補助ゴム弾性体の中央部分によって支持されて
いる請求項1乃至5の何れかに記載の流体封入式マウン
ト装置。 - 【請求項7】 前記第一の受圧室と前記平衡室の間およ
び前記第二の受圧室と前記平衡室の間の少なくとも一方
において、小変位が許容される可動部材が配設されてお
り、該可動部材の両面に及ぼされる該第一又は第二の受
圧室の圧力と該平衡室の圧力の差に基づいて該可動部材
が変位せしめられることにより、該第一又は第二の受圧
室の圧力変動を吸収する液圧吸収機構が設けられている
請求項1乃至6の何れかに記載の流体封入式マウント装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26619497A JPH11101294A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 流体封入式マウント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26619497A JPH11101294A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 流体封入式マウント装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11101294A true JPH11101294A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17427573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26619497A Pending JPH11101294A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 流体封入式マウント装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11101294A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100457673B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2004-11-18 | 기아자동차주식회사 | 유체봉입식 엔진 마운팅 |
| JP2011074986A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式防振装置 |
| US8047513B2 (en) | 2007-09-21 | 2011-11-01 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid filled type vibration damping device |
| US8172209B2 (en) | 2007-09-21 | 2012-05-08 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid filled type vibration damping device |
| CN109477541A (zh) * | 2016-06-27 | 2019-03-15 | 住友理工株式会社 | 减压盖以及使用该减压盖的悬架机构 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP26619497A patent/JPH11101294A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100457673B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2004-11-18 | 기아자동차주식회사 | 유체봉입식 엔진 마운팅 |
| US8047513B2 (en) | 2007-09-21 | 2011-11-01 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid filled type vibration damping device |
| US8172209B2 (en) | 2007-09-21 | 2012-05-08 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid filled type vibration damping device |
| JP2011074986A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式防振装置 |
| CN109477541A (zh) * | 2016-06-27 | 2019-03-15 | 住友理工株式会社 | 减压盖以及使用该减压盖的悬架机构 |
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